説明

履物

【課題】踝が踵収容部に引っ掛かることなく脱ぎ履き可能な履物を提供する。
【解決手段】足Lの爪先L1を包み込む爪先収容部21と、踵L2を包み込む踵収容部23とを備えたアッパー部2と、爪先側で踏み付けられる踏付部31と、踵を支える踵部32とを備えたソール部3と、前記アッパー部とソール部との間に中底部4が配される履物1であって、アッパー部は、爪先収容部と踵収容部が分離して形成され、ソール部は、踏付部と踵部が、所定の隙間を持って分離して形成されている。また、踵収容部は、該踵収容部の爪先側で、足の甲を帯状に包み込むストラップ部22を有している。さらに、踵部の踏付部に対向する面31aと、踏付部の踵部に対向する面32cは、踵部の面と踏付部の面との間隔が靴底面32bに向かって徐々に大きくなる傾斜面に形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱ぎ履きが容易な履物に関し、詳述すれば、踝が踵収容部に引っ掛かることなく脱ぎ履き可能な履物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、アッパー部として、足の爪先を包み込む爪先収容部と、踵を包み込む踵収容部を備えた履物を履く場合には、爪先収容部の踵側で開口した履き口に爪先をいれた後に、踝を捻るようにして踵を踵収容部に納めている。
【0003】
ところが、足の不自由な状態が長期間続いた場合には、爪先下がりの状態のまま、踝の関節が柔軟性を失ってしまうことが多い。また、加齢よっても関節が硬直する傾向があり、さらには、脳梗塞などによる後遺症がある場合には、硬直に加えてむくみが生じることにより、さらに踝の関節が動き難くなってしまうことが多い。
このような状態では、履物の履き口から爪先を入れると、踵が踵収容部に接触することから、踵を踵収容部に納めることが困難であった。このような場合には、介護者の手を借りる必要がある。具体的には、介護者は、履物の踵収容部を押し下げるように変形させるとともに、被介護者の足首を手で動かして踵を履き口内に納めている。
【0004】
そこで、容易に脱ぎ履きが可能で、介護者の負担を軽減した履物として、例えば特許文献1では、アッパー部にジッパーを設けて、ソール部に到るまで展開可能にした履物を開示している。この場合、ジッパーを開けてアッパー部を展開状態にすると、ソール部が露出するので、露出したソール部に被介護者の足を乗せてからジッパーを閉じてアッパー部を組み立てれば、被介護者に履物を履かせることができる。
【0005】
しかし、このような履物は、ジッパーが設けられる事により、明らかに通常の履物とは相違した外観となってしまう。そこで、前述したような通常の履物を履こうとした場合には、介護者は、履物と被介護者の足との両方を連携させて同時に操作しなければならないため、熟練を要していた。
【0006】
【特許文献1】特開2002−159307号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的は、踝が踵収容部に引っ掛かることなく脱ぎ履き可能な履物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的を達成するために、第1の発明は、足の爪先を包み込む爪先収容部と、踵を包み込む踵収容部とを備えたアッパー部と、足裏の爪先側で踏み付けられる踏付部と、踵を支える踵部とを備えたソール部と、前記アッパー部とソール部との間に、中底部が配される履物であって、アッパー部は、爪先収容部と踵収容部が分離して形成され、ソール部は、踏付部と踵部が、所定の隙間を持って分離して形成されていることを特徴とする履物としたことである。また、踵収容部は、該踵収容部の爪先側で、足の甲を帯状に包み込むストラップ部を有している場合もある。さらに、踵部の踏付部に対向する面は、踵収容部の爪先側が中底部と接する位置に合わせて配されている場合もある。さらに、踵部の踏付部に対向する面と、踏付部の踵部に対向する面は、踵部の面と踏付部の面との間隔が靴底面に向かって徐々に大きくなる傾斜面に形成されていても良い。その場合には、傾斜面が形成する内角は30°とする場合もある。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、踝が踵収容部に引っ掛かることなく脱ぎ履き可能な履物を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の一実施の形態に係る履物1について添付図面を参照して説明する。なお、履物1の概略全体形状は、従来の履物と同様の形状となるように形成されているので、以下では、本発明の特徴部分を中心に説明する。
また、履物1は、左右対称に一対組み合わされて使用されるので、ここでは、前記一対のうち、左足用の片側を例に挙げて説明する。なお、左足用と右足用の双方が組となって履物1となるものであるが、説明の都合上、左足用の片側も履物1と称する。
【0011】
履物1は、足(図1中の破線参照)Lの上側LUの部分を包み込むアッパー部2と、足の裏LDで踏み付けられるソール部3と、前記アッパー部2とソール部3との間に配される中底部4とを有している。
アッパー部2は、足Lの上側LUの爪先側L1を包み込む爪先収容部21と、足Lの踵側L2を包み込む踵収容部23とに分離して形成されている。また、踵収容部23は、足Lの甲L3を帯状に包み込むストラップ部22を有している。
ソール部3は、靴底の形状に合わせ所定の厚さで形成されており、足Lの裏LDの爪先側L1で踏み付けられる踏付部31と、足Lの踵側L2を支える踵部32とに分離している。
【0012】
爪先収容部21は、足Lの爪先側L1を後側から差し込み可能に、後方に向けて開口した袋状に形成されている。本実施例では、爪先収容部21の後端21aからは、踵収容部23に向けて、側面部材21b,21bが延出している。これにより、爪先収容部21の後側(踵側)には、上方に向けて開口した前側履き口5aが形成されている。
【0013】
踵収容部23は、足Lの踵側L2を上方から差し込み可能に、上方に向けて開口するとともに、前側(爪先側)方向にも開口して形成されており、これにより、足Lの踵側L2の左右側面及び後側を包み込む。
また、踵収容部23の爪先側が中底部4と連結している部分22eと、爪先収容部21の側面部材21b,21bの踵側が中底部4と連結している部分21cが突き合わされている。
なお、本実施例では、踵の形状に馴染み、包み込み易くするため、踵収容部23には、カウンター(芯材)が使用されていない。
【0014】
ストラップ部22は、踵収容部23から上方かつ前方に延出して、帯状に形成されている。これにより、履物1を履いた場合に、足Lの甲L3にストラップ部22が掛け渡されて、踵収容部23から足Lの踵側L2が抜け出すことを防止する。
なお、本実施例では、脱ぎ履き時の便宜を図るため、ストラップ部22は、履物1の左右からそれぞれ延出した一対の舌状部22a,22b(図2参照)に形成されており、一方の舌状部22aと他方の舌状部22bを重なり合わせている。さらに、該重なり合う部分には、面ファスナ22c,22dを備えて、ストラップ部22を任意の長さで一本の帯状にすることができるようになっている。
【0015】
踵部32は、履物1の後端から、踵収容部23の先端側(爪先側)が中底部4と接する部分22eまで延設され、踏付部31は、履物1の爪先から、踵収容部23の部分22eの僅かに爪先側まで延設されている。このとき、踏付部31の踵部32に対向する面31aが中底部4と接する部分31cと、踵部32の踏付部31に対向する面32a中底部4と接する部分32cは、僅かな隙間Bを有している。また、該隙間Bの位置は、前記爪先収容部21と踵収容部23が突き合わされている部分21c,22eと合わせて配されている。
【0016】
また、踏付部31の踵部32に対向する面31aは、靴底面31bにかけ、爪先方向に傾斜して形成されている。さらに、踵部32の踏付部31に対向する面32aは、靴底面31bにかけ、踵方向に傾斜して形成されている。これにより、面31aと面32aとの間隔は、靴底面32bに向かって徐々に大きくなるように設定されることとなる。
【0017】
本実施例では、踏付部31の面31aが中底部4と接する部分31cと、踵部32の面32aが中底部4と接する部分32cとの間隔Bが約4mmに設定されるととともに、踏付部31の面31aの下端(靴底面31bと連続する部分)31dと、踵部32の面32aの下端(靴底面32bと連続する部分)32dとの間隔Dが約12mmに設定されている。
また、本実施例では、踏付部31の面31aと、踵部32の面32aとは、それぞれ同じ角度の傾斜に形成されることにより、面31aと面32aとが形成する内角θが形成される。該内角θは、上記曲折の稼動範囲となることから、内角θが大きく設定される程、曲折の角度が大きくなるが、その反面、靴底の面積が少なくなってしまう。従って、該内角θは、履物1の使用環境や需要者の要望によって、安全面を考慮しつつ設定されることが好ましい。この場合、内角θは、15度から30度程度に設定されるのが好適であり、本実施例では、一例として30度に設定している。
【0018】
なお、本実施例では、中底部4は、その上面側4aが、アッパー部2(爪先収容部21及び踵収容部23)と連結され、下面4bがソール部3(踏付部31及び踵部32)と連結されて、前記アッパー部2とソール部3とを上下に連結している。これにより、体重を支えるとともに、履物の構造を支持しアッパー部2をソール部3が一体化する。
また、本実施例のソール部3は、踏付部31の爪先側が薄く形成されている。これにより、接地面を小さくして摩擦を少なくし、テコの原理で足がスムーズに前に出るようになる。さらに、踵部32の後端側も薄く形成されており、これにより、前方に振り出した足の踵にかかる衝撃を少なくしている。また、踵部32は、靴底面32b側の硬質スポンヂと中底部4側の軟質スポンヂが貼り合わされて形成されている。これにより、踵にかかる接地ショックの吸収と耐磨耗性とを両立している。なお、足のむくみがある場合には、足のサイズが日々変化する傾向にあるが、そのような場合には、足のサイズの変化に合わせた中敷を履物1に挿入することで、履物1を足にフィットさせると良い。その場合、中敷にも低反発のショック吸収材が使用されることが好ましい。
【0019】
本実施例の中底部4は、踏付部31と踵部32とが間隔(隙間)Bを開けて配されていることによって、中底部4は、その間隔Bの部分で靴底面32b方向に屈曲可能となる。
この場合、本実施例による履物1の構成では、屈曲性を良くするため、中底部4に柔らかい素材が使用されることが好ましく、履物1の製法としては、アッパー部2及び中底部4の縁部を裾テープで縫い合わせて袋状にしてから、ソール部3に貼り付ける、プラット式(カリフォルニア式ともいう)製法が好ましい。
また、本実施例の中底部4は、中底部4の芯材が爪先側から踵側まで連続して形成されるとともに、中底部4の上面側4aに配される布と、下面4b側に配されるクッション材が、それぞれ、上記屈曲部分で爪先側と踵側に2分割されている。これにより、屈曲性が向上する。
【0020】
このとき、中底部4は、踏付部31の面31aと踵部32の面32aとが当接するまで、靴底32b方向に曲折(図4の円弧矢印参照)することができる。これにより、曲折時には、踵収容部23の後ろ側の上端23a(図4の実線参照)が、曲折していない時の上端23a(図4の破線参照)よりも下側(靴底側)に降下する。
なお、曲折の中心は中底部4の上面側となるが、前記間隔Bの中底部4が、その厚み全体が撓んで、面31aの上端31cと面32aの上端32cのみが当接することなく、面31aと面32aの面全体が当接するように調整されている。
【0021】
次に、このように構成された履物1を脱ぎ履きする場合を説明する(図5参照)。
履物1を履く場合には、まず、ストラップ部22の面ファスナ22cと面ファスナ22dの結合を剥がして、舌状部22a,22bを分離させる。
次に、中底部4を曲折(図5中の円弧矢印参照)することにより、踵収容部23の後ろ側の上端23a(図5の破線参照)を実線で示す上端23a(図5の実線参照)のように下側(靴底側)に降下させる。
【0022】
次に、足Lの爪先側L1を前側履き口5aから爪先収容部21内に差し込む(図5の白抜き矢印参照)。このとき、踵収容部23と踵部32が下側(靴底側)に降下しているので、踵収容部23の後ろ側の上端23aも下側(靴底側)に降下しており、足Lの踵側L2が上端23aに引っ掛かることがない。すなわち、踝の関節を捻る必要なく、足Lの爪先側L1を爪先収容部21の奥まで差し込むことができる。
足Lの爪先側L1を爪先収容部21の奥まで充分に差し込んだ後に、降下させていた踵収容部23の後ろ側の上端23a(図5の実線参照)を、破線で示す上端23a(図5の破線参照)の位置に上昇させることにより、足Lの踵側L2が、後側履き口5bから踵収容部23に納められる(図6参照)。
【0023】
最後に、ストラップ部22の分離させていた舌状部22a,22bを足Lの甲部分L3に帯状に掛け渡すとともに、面ファスナ22cと22dを貼り合わせて固定すれば、履物1が足Lと一体となる。
こととき、履物1には、足Lの爪先側L1と踵側L2とに荷重(体重)が掛かる(図6中の2つの白抜き矢印参照)ので、安定して足Lを支えることができる。
なお、履物1を脱ぐ場合には、前述と逆の順序とすれば良い。
【0024】
また、歩行のため、足Lを後方に蹴り出した状態では、足Lの爪先側L1に荷重(体重)が掛かる(図7中の白抜き矢印参照)とともに、踵側L2が上方に引き上げられる。
この場合、荷重の掛けられた踏付部31は、先端部分が地面に押し付けられ、踵部32は、足Lの甲L3に帯状に掛け渡されたストラップ部22によって引き上げられる(図7中の左向き矢印参照)。このとき、爪先収容部21と踏付部31が湾曲して、履物1が足Lの形状変化に追従する。
【0025】
本実施例によれば、履物1の踵収容部23及び踵部32が、爪先収容部21及び踏付部31に対して屈曲するので、履物1の爪先収容部21に足Lの爪先側L1を差し込む際に、足Lの踵側L2が踵収容部23と当接することがなく、健常者のみならず、踝の関節が柔軟性を失ってしまった場合であっても履物1が履き易い。また、介護者が、被介護者に履物1を履かせる場合であっても、踏付部31と踵部32を片手で掴むことにより、履物1の踵収容部23が降下した状態を維持することが容易で、もう一方の手が自由になるので介護が容易となり、介護者の負担が軽減された。
【0026】
なお、本実施例では、踏付部31の面31aと、踵部32の面32aとは、それぞれ同じ角度の傾斜に形成したが、この限りではなく、面31aの傾斜角度と面32aの傾斜角度を合わせて所定の内角θに設定されていれば良い。例えば、踏付部31の面31aが1/3θの傾斜角度に形成されるとともに、踵部32の面32aが2/3θの傾斜角度に形成されていても良い。あるいは、踵部32の面32aが垂直に形成されるとともに、踏付部31の面31aが該所定の内角θに形成されていても良く、または、踏付部31の面31aが垂直に形成されるとともに、踵部32の面32aが該所定の内角θに形成されていても良い。
【0027】
また、本実施例では、踏付部31の面31aが中底部4と接する部分31cと、踵部32の面32aが中底部4と接する部分32cとの間隔Bが約4mmに設定したが、中底部4の曲折が可能であれば、これに限定されず、踏付部31と踵部32が靴底32b方向に曲折可能に隙間を有して配されていれば良い。
【0028】
また、本実施例では、中底部4に柔らかい素材を使用することで屈曲可能にしていたが、中底部4が所望の方向に曲折可能であれば、他の構成であっても良い。例えば、中底部4を爪先側と踵側に分割するとともに、該分割部分に、蝶番や軟質樹脂片を介在させることによって曲折可能な構成としても良い。
【0029】
本実施例では、ストラップ部22は、一対の舌状部22a,22b(図2参照)に形成して面ファスナ22c,22dで固定したが、これに限定されず、足Lの甲L3に帯状に掛け渡されて、踵収容部23から足Lの踵側L2が抜け出すことを防止可能であれば他の形状で出会っても良い。例えば、舌状部22a,22bをバックル状の固定具で固定しても良く、あるいは、ストラップ部22の一部がゴム部材で形成されることにより、足Lの甲L3に帯状に掛け渡されても良い。
【0030】
また、本実施例では、履物1の前側履き口5aが開口した形状としたが、これに限定されず、前側履き口5aは閉口した形状であっても良い。この場合には、履物1の爪先収容部21に足Lの爪先側L1を差し込み易くするために、閉口された履き口5aの一部をゴム部材で形成したり、蛇腹部材で形成したりして、拡開可能となっていることが好ましい。
【0031】
なお、本実施例では、アッパー部2(爪先収容部21及び踵収容部23)とソール部3(踏付部31及び踵部32)が、それぞれ、中底部4で連結される構成としたが、これに限定されず、爪先収容部21と踏付部31ならびに、踵収容部23と踵部32が、それぞれ直接連結しており、中底部4は、それらの中側に挟み込まれて配されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発による履物の一実施例を示し、履物を履いた状態の側面図。
【図2】ストラップ部を分離させた状態の履物の斜視図。
【図3】図2のA−A線による断面図。
【図4】中底部が曲折して踵収容部が降下した状態を説明する履物の側面図。
【図5】爪先収容部に足の爪先側を差し込む状態を示す履物の説明断面図。
【図6】履物を履いた状態を示す説明断面図。
【図7】足を後側に蹴り出した状態を示す説明断面図。
【符号の説明】
【0033】
L 足
L1 足の爪先側
L2 足の踵側
L3 足の甲
1 履物
2 アッパー部
3 ソール部
21 爪先収容部
22 ストラップ部
23 踵収容部
31 踏付部
32 踵部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
足の爪先を包み込む爪先収容部と、踵を包み込む踵収容部とを備えたアッパー部と、
足裏の爪先側で踏み付けられる踏付部と、踵を支える踵部とを備えたソール部と、
前記アッパー部とソール部との間に中底部が配される履物であって、
アッパー部は、爪先収容部と踵収容部が分離して形成され、
ソール部は、踏付部と踵部が、所定の隙間を持って分離して形成されていることを特徴とする履物。
【請求項2】
踵収容部は、該踵収容部の爪先側で、足の甲を帯状に包み込むストラップ部を有していることを特徴とする請求項1に記載の履物。
【請求項3】
踵部の踏付部に対向する面と、踏付部の踵部に対向する面は、踵部の面と踏付部の面との間隔が靴底面に向かって徐々に大きくなる傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の履物。
【請求項4】
傾斜面が形成する内角は30°であることを特徴とする請求項3に記載の履物。



【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2009−136500(P2009−136500A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−316262(P2007−316262)
【出願日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【出願人】(507401535)株式会社楽歩堂 (1)
【Fターム(参考)】