説明

崩壊性粒状苦土肥料及びその製造方法

【課題】水を用いずに、崩壊性粒状苦土肥料を製造する。
【解決手段】ロール型圧縮成形機を使用する。二つのローラに圧力を加えつつ回転させ、その二つのローラの間に苦土肥料の原料を供給し、圧縮成形し造粒する。一次加工として造粒機を使用して粒度調整を行った後に上記工程を行う。粉状軽焼マグネシウムを原料とし、それに崩壊剤としてベントナイトまたはカルボキシメチルセルロースを10wt%以下混合する。さらに造粒剤としてリグニンスルホン酸塩を20wt%以下混合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、崩壊性粒状苦土肥料及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
BB肥料(バルクブレンド肥料)の粒子径は1〜4mm程度であり、粉状軽焼マグネシウムをBB肥料の原料として使用する場合1〜4mm程度に粒状化する必要がある。
また、粉状軽焼マグネシウムを粒状化した場合には水中崩壊性を有する必要がある。
【0003】
軽焼マグネシウムを原料とした粒状苦土肥料は転動造粒または押し出し成形により造粒されている。
転動造粒や押し出し成形は湿式の造粒方法であって、水を添加するため造粒後、乾燥を行っている。
また、粒状化された苦土肥料は水中崩壊性が必要であり、水中崩壊性を得るため、分散剤として軽焼マグネシウムにライムケーキ、ブルーサイト粉、石灰石粉等が添加されている。(特許文献1)
【0004】
特許文献1には、粒状の軽焼マグネシウムに造粒剤を加え、さらに分散剤を加えて混練した後、造粒成形し、しかる後これを乾燥することを特徴とする崩壊性粒状軽焼マグネシウムの製造方法が開示されている。造粒剤は、マグネシウムベース置換またはナトリウムベース置換した、リグニンスルホン酸塩溶液であり、分散剤はライムケーキ、ブルーサイト粉、石灰石粉のうちの少なくとも一つである。混練は高圧のもとで行われる捏和である。造粒成形は、押出し成形、転動造粒又は押出し成形の後転動造粒によりなされる。これにより崩壊性をもち、かつ粒状の苦土肥料が製造される。
【0005】
特許文献2には、崩壊性に優れ、かつバルクブレンド肥料の一成分として混合した場合に偏析することのない粒状苦土肥料およびその製造方法が開示されている。軽焼マグネシア等のマグネシウム原料と、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム等の1価の酸の1価の金属塩とを混合して、この混合物を造粒剤として水を使用して造粒してなる粒状苦土肥料である。
【0006】
特許文献3には、輸送中や施肥に際して粉化することがなく高い硬度を有し、強い強度を保ち、かつ水中又は土壌中の崩壊性に優れた粒状水酸化苦土肥料が開示されている。微粉状水酸化マグネシウム100重量部に対して2〜10重量部の硫酸マグネシウムを含む水溶液を混合し、造粒機を用いて造粒し、乾燥して粒状水酸化苦土肥料を製造するものである。
【0007】
特許文献4には、優れた強度(硬度)と固結防止能を有する粒状硫酸苦土肥料とその製造方法が開示されている。水溶性苦土を苦土成分の主体とした粒状苦土肥料であって、該水溶性苦土が硫酸苦土一水塩(MgSO・HO)を主成分とし、該苦土成分と共にゲル状シリカを含有することにより高硬度と固結防止能を有するものである。そして、その製造方法は、苦土原料(MgO)に同一反応系内で硫酸と水とを添加して反応させることにより硫酸苦土一水塩と共にゲル状シリカを生成させることにより、苦土成分のうち全硫酸苦土の85wt%以上が水溶性の硫酸苦土一水塩(MgSO・HO)であり、硫酸苦土多水塩(MgSO・nHO)が残り15wt%未満であり、該苦土成分と共にゲル状シリカを含有する粒状硫酸苦土肥料を製造するものである。
【0008】
特許文献5には、ク溶性苦土成分と水溶性苦土成分の含有量が多く、かつ高硬度であって粉化し難い一方、土壌中や水中での崩壊性に優れる粒状苦土肥料が開示されている。水酸化マグネシウムと軽焼マグネシアの混合物に硫酸を加え、軽焼マグネシアと硫酸の反応によって生じた硫酸マグネシウムをバインダーとして造粒することにより、ク溶性苦土成分55wt%以上、及び水溶性苦土成分3wt%以上を含む粒状苦土肥料を得るものである。
【0009】
特許文献6には、水溶性苦土分が多く、粉立ちの少ない、粒状の苦土肥料及びその製造方法が開示されている。腐食酸又はその含有物と、水溶性マグネシウム塩とを含む粒状物からなる苦土肥料。腐食酸又はその含有物の塩基性マグネシウム含有物質による中和物と、水溶性マグネシウム塩とを含む粒状物からなる苦土肥料。天然物の腐食酸又はその含有物、ないしは天然の腐食酸又はその含有物に塩基性マグネシウム含有物質を加えて中和した後に、水溶性マグネシウム塩を添加し、含水させた状態で造粒する苦土肥料の製造方法。が開示されている。
【0010】
特許文献7には、作物の生育状態に最適な溶出特性を有する粒状硫酸苦土肥料が開示されている。橄欖岩および/または蛇紋岩を原料鉱物とする粒状硫酸苦土肥料であって、肥料成分中の水溶性苦土成分の初期溶出率が1.6%以上である粒状硫酸苦土肥料を開示しており、水溶性苦土成分の初期溶出率の判定方法を開示している。
【特許文献1】特開昭61−117137号公報
【特許文献2】特開平09−188587号公報
【特許文献3】特開平11−343187号公報
【特許文献4】特開2000−95587号公報
【特許文献5】特開2003−95780号公報
【特許文献6】特開2006−96628号公報
【特許文献7】特開2007−169127号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
(1) 造粒方法
軽焼マグネシウムは、転動造粒または押し出し成形により造粒が行われている。これらは湿式の造粒方法で造粒時に水を添加するため、造粒後に乾燥工程が必要となる。
(2) 水中崩壊性
湿式による造粒の粒状苦土肥料は安定した水中崩壊性が得られていない。また、吸湿により水中崩壊性が低下する場合がある。
【0012】
特許文献1に開示される製造方法は、乾燥工程を必須要件としている。

特許文献2に開示する製造方法もまた、水を使用する。
特許文献3に開示される製造方法も、水溶液を混合するものであり、乾燥工程を必要としている。
特許文献4に開示する製造方法は、苦土原料に同一反応系内で硫酸と水とを添加して反応させるものである。
特許文献5に開示される製造方法は、硫酸を加えるものである。
特許文献6に開示する製造方法は、含水させた状態で造粒するものである。水を添加しながら造粒し、その後に乾燥工程を要する。
特許文献7に開示される製造方法は、原料鉱物に硫酸を反応させて得られた硫酸マグネシウム含有物に、水を添加し、造粒するものである。
【0013】
本発明の発明者は、湿式の造粒方法が有する上記課題を解決すべく、水を用いない造粒方法で適切なものがないかと思惟をめぐらした。従来にない新しい造粒方法を求め、日夜努力した結果、ついに天啓を得て、本発明を得たものである。本発明は、水を用いない乾式の造粒方法で、崩壊性粒状苦土肥料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明に係る崩壊性粒状苦土肥料は、ロール型圧縮成形機を使用した苦土肥料の造粒を行うものである(後述する第三工程に対応する)。その前提としての原料の一次加工として造粒機を使用して粒度調整を行う。そして、崩壊剤としてベントナイトまたはカルボキシメチルセルロースを10wt%以下混合して、造粒を行う。さらに造粒剤としてリグニンスルホン酸塩を20wt%以下混合する。これにより水を用いずにロール型圧縮成形機を使用して崩壊性粒状苦土肥料の製造ができる。
【0015】
請求項1に記載した崩壊性粒状苦土肥料は、二つのローラに圧力を加えつつ、回転させ、その間に苦土肥料の原料を供給することにより、圧縮成形してなるものである。
【0016】
請求項2に記載した崩壊性粒状苦土肥料は、苦土肥料の原料に対して造粒機を使用して粒度調整を行った後、二つのローラに圧力を加えつつ、回転させ、その間に前記粒度調整を行った苦土肥料の原料を供給することにより、圧縮成形してなるものである。
【0017】
請求項3に記載した崩壊性粒状苦土肥料は、請求項1又は2のいずれか一に記載した崩壊性粒状苦土肥料であって、前記苦土肥料の原料に対して、崩壊剤としてベントナイトまたはカルボキシメチルセルロースを10wt%以下混合したことを特徴とするものである。
【0018】
請求項4に記載した崩壊性粒状苦土肥料は、請求項3に記載した崩壊性粒状苦土肥料であって、前記苦土肥料の原料に対して、造粒剤としてリグニンスルホン酸塩を20wt%以下混合したものである。
【0019】
請求項5に記載した崩壊性粒状苦土肥料の製造方法は、ロール型圧縮成形機を使用した崩壊性粒状苦土肥料の製造方法であって、二つのローラに圧力を加えつつ、回転させるローラ加圧回転ステップと、前記二つのローラの間に苦土肥料の原料を供給する原料供給ステップと、前記二つのローラにより圧縮成形され、造粒された結果物を回収する回収ステップとからなるものである。
【0020】
請求項6に記載した崩壊性粒状苦土肥料の製造方法は、請求項5に記載した崩壊性粒状苦土肥料の製造方法であって、前記原料供給ステップにて供給される原料は、一次加工として造粒機を使用して粒度調整を行った後のものであることを特徴とするものである。
【0021】
請求項7に記載した崩壊性粒状苦土肥料の製造方法は、請求項5または6のいずれか一に記載した崩壊性粒状苦土肥料の製造方法であって、前記原料供給ステップにて供給される原料は、崩壊剤としてベントナイトまたはカルボキシメチルセルロースを10wt%以下混合したものであることを特徴とするものである。
【0022】
請求項8に記載した崩壊性粒状苦土肥料の製造方法は、請求項7に記載した崩壊性粒状苦土肥料の製造方法であって、前記原料供給ステップにて供給される原料は、さらに造粒剤としてリグニンスルホン酸塩を20wt%以下混合したものであることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0023】
本発明は、以上により構成されているから、次の効果を有する。
【0024】
(1)製造コストの低減
ロール型圧縮成形機は乾式の造粒方法であり、水を添加せずに造粒するため造粒後の乾燥が不要となる。
その事から乾燥設備が不要となり、製造設備の簡素化及び乾燥に使用する燃料が不要となり、ランニングコストが削減され、製造コストの低減が図れる。
【0025】
(2)一次加工による造粒
ロール型圧縮成形機で造粒を行う場合、軽焼マグネシウムのような粒子径が小さく、かつ空隙を多く含む原料は造粒性が悪い。
このような原料に対して、一次加工として原料の粒度調整を行ってからロール型圧縮成形機で造粒することで造粒性が大幅に上がる。
【0026】
(3)水中崩壊性
水中で膨潤するベントナイトやカルボキシメチルセルロースを崩壊剤として混合することで安定した水中崩壊性が得られる。
更に長期間放置しても水中崩壊性が低下しない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態を説明する。本発明の最大の特徴は、水を使わないことである。
【0028】
図1は、実施例1の生産工程を示すフロー図である。図2は、実施例2の生産工程を示すフロー図である。実施例1では、原料の粉状軽焼マグネシウムに対して5重量パーセント程度の崩壊剤を加える。実施例2では、造粒剤をも加えた上で、崩壊剤を加えている実施例1と実施例2との違いは、原料に対して造粒剤を加えるか加えないかの違いである。その後の工程は後述するように同様である。
【0029】
図3は、圧縮成形の仕組みを示す概念図である。図3(a)は、ロール成形前の原料を模式的に表した概念図である。図3(b)は、二つのロールを有するロール型圧縮成形機により圧縮成形するようすを模式的に表した概念図である。二つのローラ10、11は、例えば直径が30センチメートル程度の円筒状のものであり、これらのローラ10、11の間には、大きな圧力(例えば1センチメートルあたり、2〜6トン程度の圧力)が加えられる。そして、図3(b)の曲線矢印の向きに一分あたり2〜15回転程度の回転をする。そこに原料(軽焼マグネシウムに崩壊剤、必要なら造粒剤)を通すと、成形がなされる。図3(c)は、ロール成形後、塑性変形による圧密化がなされた様子を示す概念図である。
【0030】
図4は、崩壊剤、造粒剤の働きを示す概念図である。図4で大きな白いまるで表しているのが、軽焼マグネシウムである。それらの隙間に角張って、または、まるく存在する黒く塗った図形が、崩壊剤、または造粒剤を表している。
【実施例1】
【0031】
以下、図1を参照しつつ、実施例1について説明する。
【0032】
第1工程 粉状軽焼マグネシウムに崩壊剤としてベントナイトを10wt%以下混合する。好ましくは5wt%前後混合する。
また、崩壊剤としてベントナイトの代わりにカルボキシメチルセルロースを10wt%以下混合することとする他の実施例も可能である。好ましくは5wt%前後混合する。
【0033】
第2工程 一次加工として造粒機で原料の粒度調整を行う。
ここで、ロール型圧縮成形機を粒度調整のための造粒機として流用することができる。原料の粉状軽焼マグネシウムの造粒性が良好な時はこの第二工程を省略することができる。
【0034】
第3工程 原料をロール型圧縮成形機で成形する。
二つのローラ間の圧力、回転数は、原料の状態によって微調整の必要がある。1センチメートルあたり5t程度の圧力を加えつつ、一分間に3回転の回転数のときに、断続的に板状の成形結果が得られた。
【0035】
第4工程 成形品を所定の大きさに解砕機で解砕する。
第3工程において、成形された結果物は、断続的な板状のものであるので、それを砕いてBB肥料に適切な大きさにする。
【0036】
第5工程 整粒機により整粒する。
必要がなければこの工程を省略する。
【0037】
第6工程 篩により所定の大きさに篩分けする。
【0038】
表1は、崩壊剤としてベントナイトを5wt%混合した時のデータである。
【0039】
【表1】

【実施例2】
【0040】
次に、図2を参照しつつ、実施例2について述べる。
【0041】
第1工程
軽焼マグネシウムに造粒剤としてリグニンスルホン酸塩を20wt%以下混合する。好ましくは15wt%前後混合する。
崩壊剤としては、カルボキシメチルセルロースを10wt%以下混合する。好ましくは5wt%前後混合する。
また、崩壊剤としてカルボキシメチルセルロースの代わりにベントナイトを10wt%以下混合する場合もある。好ましくは5wt%前後混合する。
【0042】
第2工程
一次加工として造粒機で原料の粒度調整を行う。
試験は、ロール型圧縮成形機を使用した。
但し、造粒性が良好な時は行わない場合もある。
【0043】
第3工程
原料をロール型圧縮成形機で成形する。
【0044】
第4工程
成形品を所定の大きさに解砕機で解砕する。
【0045】
第5工程
整粒機により整粒する。
但し、使用しない場合もある
【0046】
第6工程
篩により所定の大きさに篩分けする。
【0047】
表2は、造粒剤としてリグニンスルホン酸塩15wt%、崩壊剤としてカルボキシメチルセルロース2wt%混合した時のデータである。
【0048】
【表2】

【0049】
水中崩壊性は、肥料の水中での崩壊性のし易さで、測定方法は2.36〜2.80mmの粒を2.00mmの網の上に100粒置き、水の中に静かに入れ24時間後までに自然落下した粒数と24時間後に網を振動させて落下した粒数を合計した割合を水中崩壊率としている。
【0050】
一次加工として粒度調整を行った。粒度調整は、平均粒子径を大きくすること、粒度分布を広くすることを目的に行った。表3がその結果である。
本試験では粒度の調整方法としてロール型圧縮成形機を使用して行ったが、粒度調整が可能であれば他の方法でも良い。
【0051】
【表3】

【0052】
なお、身近に入手可能な従来品の崩壊性粒状苦土肥料(流通品)について物性値データを取ったところ、表4の結果を得た。対比実験データとして提供する。
【0053】
【表4】

【産業上の利用可能性】
【0054】
軽焼マグネシウム以外の苦土肥料原料から、崩壊性粒状苦土肥料を製造することに対しても応用可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】実施例1の生産工程を示すフロー図である。
【図2】実施例2の生産工程を示すフロー図である。
【図3】圧縮成形の仕組みを示す概念図である。(a)ロール成形前の原料を模式的に表した概念図である。(b)二つのロールを有するロール型圧縮成形機により圧縮成形するようすを模式的に表した概念図である。(c)ロール成形後、塑性変形による圧密化がなされた様子を示す概念図である。
【図4】崩壊剤、造粒剤の働きを示す概念図である。
【符号の説明】
【0056】
10,11 ローラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
二つのローラに圧力を加えつつ、回転させ、その間に苦土肥料の原料を供給することにより、圧縮成形してなる崩壊性粒状苦土肥料。
【請求項2】
苦土肥料の原料に対して造粒機を使用して粒度調整を行った後、
二つのローラに圧力を加えつつ、回転させ、その間に前記粒度調整を行った苦土肥料の原料を供給することにより、圧縮成形してなる崩壊性粒状苦土肥料。
【請求項3】
請求項1又は2のいずれか一に記載した崩壊性粒状苦土肥料であって、
前記苦土肥料の原料に対して、崩壊剤としてベントナイトまたはカルボキシメチルセルロースを10wt%以下混合したことを特徴とする崩壊性粒状苦土肥料。
【請求項4】
請求項3に記載した崩壊性粒状苦土肥料であって、
前記苦土肥料の原料に対して、造粒剤としてリグニンスルホン酸塩を20wt%以下混合した崩壊性粒状苦土肥料。
【請求項5】
ロール型圧縮成形機を使用した崩壊性粒状苦土肥料の製造方法であって、
二つのローラに圧力を加えつつ、回転させるローラ加圧回転ステップと、
前記二つのローラの間に苦土肥料の原料を供給する原料供給ステップと、
前記二つのローラにより圧縮成形され、造粒された結果物を回収する回収ステップと
からなる崩壊性粒状苦土肥料の製造方法。
【請求項6】
請求項5に記載した崩壊性粒状苦土肥料の製造方法であって、
前記原料供給ステップにて供給される原料は、一次加工として造粒機を使用して粒度調整を行った後のものであることを特徴とする崩壊性粒状苦土肥料の製造方法。
【請求項7】
請求項5または6のいずれか一に記載した崩壊性粒状苦土肥料の製造方法であって、
前記原料供給ステップにて供給される原料は、崩壊剤としてベントナイトまたはカルボキシメチルセルロースを10wt%以下混合したものであることを特徴とする崩壊性粒状苦土肥料の製造方法。
【請求項8】
請求項7に記載した崩壊性粒状苦土肥料の製造方法であって、
前記原料供給ステップにて供給される原料は、さらに造粒剤としてリグニンスルホン酸塩を20wt%以下混合したものであることを特徴とする崩壊性粒状苦土肥料の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−286654(P2009−286654A)
【公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−140236(P2008−140236)
【出願日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【出願人】(508160602)ホクレン肥料株式会社 (1)
【Fターム(参考)】