説明

工作機械用密閉型制御盤

【課題】開閉自在の蓋を有する工作機械の制御盤において、制御盤内へオイルミストや塵埃の侵入を防ぐための工作機械用密閉型制御盤を提供する。
【解決手段】工作機械で用いられる発熱性を有する制御機器31を外部から遮蔽するための筺体11と開閉式の扉12を有する制御盤において、制御盤の内部に設置され制御盤の外部と連通する袋体開口部42を有する容積可変の袋体41と、制御盤の内部の空気を制御盤の外部へ放出する方向のみに作用する圧力弁51とを備え、容積可変の袋体41は袋体41の容積変化により制御盤の内部と外部との圧力差を無くすように調整する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉自在の蓋を有する工作機械の制御盤において、制御盤内へオイルミストや塵埃の侵入を防ぐための工作機械用密閉型制御盤に関する。
【背景技術】
【0002】
工作機械周辺の雰囲気空気中には、切削や研削時に生じるオイルやオイルミスト、または、塵埃、薬液、水、水蒸気等が含まれており、工作機械周辺は悪環境である場合が多い。また、チップコンベアやクーラントタンクが工作機械に隣接して設置されることが多く、そこからの蒸発により絶えずオイルミストを含んだ雰囲気となっている。オイルミストや塵埃が長年制御機器に蓄積すると、腐食による短絡や断線につながりトラブルの原因となる。
【0003】
オイルミストや塵埃が制御盤内に侵入する原因の一つに、制御盤内の温度変化による圧力変化がある。工作機械の電源投入、遮断で生じる制御盤内の温度変化により、制御盤内圧力は変動する。
制御盤の密閉性が低い場合、制御盤内の圧力変化で制御盤内の空気と外気とが出入りし、外気と共にオイルミストや塵埃も制御盤内へ一緒に吸い込んでしまう。制御盤の密閉性が高いほど制御盤内への外気の流入および制御盤内から制御盤外部への空気の流出は少ないが、制御盤内の内圧が変化する。この制御盤内の圧力変化に対抗するために、制御盤の剛性が重要になる。このように制御盤内にオイルミストや塵埃の侵入を防ぐには、密閉性と剛性が重要になるが、両立するにはコスト面で対応が難しい。
【0004】
特許文献1には、制御盤に開口部を開けエアフィルタを取り付けることにより、制御盤内の温度変化により外気を吸入してもオイルミストは制御盤内に入れない技術が開示されている。
特許文献2には、制御盤に開口部を開け、袋体で塞ぐことで制御盤外との圧力差を緩和する技術が開示されている。
特許文献3には、袋体にエアフィルタを取り付けた圧力調整部材を制御盤の開口部に取付け、急激な圧力変化には袋体、緩やかな圧力変化にはエアフィルタでミストの侵入を防ぐ技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−165793号公報
【特許文献2】特開2003−229679号公報
【特許文献3】特開2000−208948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、エアフィルタを用いているため、オイルミストを防ぐには非常に目の細かいエアフィルタが必要になる。目の細かいエアフィルタから外気を吸入するためには、大きな圧力差が必要となり、エアフィルタからではなく、制御盤の隙間から吸入する可能性がある。また、エアフィルタを用いてオイルミストの浸入を防ぐとオイルミストが液化する。エアフィルタを交換しないまま使い続けると液化したオイルが制御盤内に侵入する恐れがある。
【0007】
特許文献2に開示された技術では、保守・点検等で制御盤の扉を開閉するとき、開閉の仕方によっては扉を閉じた際に袋体内の空気がほとんど入っていない状態になる可能性がある。制御盤内の圧力が上昇した場合、袋体内の空気だけでは制御盤内の圧力差を緩和できず、制御盤内の圧力が上昇し制御盤にストレスがかかってしまう。
特許文献3に開示された技術では、特許文献1に開示された技術と同様に、エアフィルタを用いるため、オイルミストが液化して制御盤内に浸入する恐れがある。
【0008】
そこで本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、制御盤内の圧力を調整し外気の制御盤内への侵入を抑制し、制御盤内の制御機器へのオイルミストや塵埃の蓄積を防止できる工作機械用密閉型制御盤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願の請求項1に係る発明は、内部に配置した工作機械で用いられる発熱性を有する制御機器を外部から遮蔽するための開閉式の扉を有する制御盤において、前記制御盤の内部に設置され該制御盤の外部と連通する開口部を有する容積可変の袋体と、前記制御盤の内部の空気を該制御盤の外部へ放出する方向のみに作用する圧力弁と、を備え、前記容積可変の袋体は該袋体の容積変化により前記制御盤の内部と外部との圧力差を無くすように調整することを特徴とする制御盤である。
【0010】
請求項2に係る発明は、前記制御盤の扉が開放状態のとき前記容積可変の袋体の内部の空気を外部へ排気する機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の制御盤である。
請求項3に係る発明は、前記容積可変の袋体を覆う保護カバーを有することを特徴とする請求項1または2のいずれか1つに記載の制御盤である。
請求項4に係る発明は、前記容積可変の袋体を該制御盤の内部の別室に設置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の制御盤である。
請求項5に係る発明は、前記容積可変の袋体内への切削による切り粉の侵入を防止するフィルターを前記開口部に備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の制御盤である。
【0011】
請求項6に係る発明は、前記容積可変の袋体は耐油性を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の制御盤である。
請求項7に係る発明は、前記容積可変の袋体は袋形状であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の制御盤である。
請求項8に係る発明は、前記容積可変の袋体は蛇腹形状であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の制御盤である。
請求項9に係る発明は、前記容積可変の袋体を前記制御盤の内部に配置した際に、該制御盤の外部と連通する前記開口部が該容積可変の袋体の最下部に位置することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の制御盤である。
請求項10に係る発明は、前記制御盤の内部であって前記容積可変の袋体外の近傍にオイルミストセンサを設置することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の制御盤である。
【発明の効果】
【0012】
本発明により、制御盤内の圧力を調整し外気の制御盤内への侵入を抑制し、制御盤内の制御機器へのオイルミストや塵埃の蓄積を防止できる工作機械用密閉型制御盤を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態の袋体を備えた制御盤の正面断面図である。
【図2】本発明の実施形態の袋体を備えた制御盤の側面断面図である。
【図3】本発明の実施形態の蛇腹構造の袋体を備えた制御盤の側面断面図である。
【図4】制御盤内から外気方向のみに排気する圧力弁を説明する図である。
【図5】制御盤内の袋体が傷つくことを防止する手段を説明する図である。
【図6】本発明の実施形態の、制御盤の扉を開けたときに袋体内の空気を全て排気する機構を備えた袋体を備えた制御盤の正面断面図である。
【図7】図6に示した制御盤の扉を閉じた状態の上面断面図である。
【図8】図6に示した制御盤の扉を開けた状態の上面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は本発明の実施形態の袋体を備えた制御盤の正面断面図であり、図2は本発明の実施形態の袋体を備えた制御盤の側面断面図である。制御盤1は、筺体11と扉12とを備えている。扉12を閉じることによって、筺体11と扉12とで制御盤1の内部を制御盤1の外部から遮蔽することができる。制御盤1の内部には、保護カバー43が取り付けられている。保護カバー43には制御機器31が固定されており、また、保護カバー43に保護されるように容積可変の袋体41が配置されている。
【0015】
制御盤1の内部の圧力変化を最小限にとどめ剛性面で有利にするため、制御盤1の筺体11の裏側の面に制御盤開口部13を開け、袋体41を制御盤1内に配置し、袋体41の袋体開口部42は、制御盤開口部13を介して袋体41内と制御盤1の外部とを連通させている。
制御盤1の背面にはダクト21が取り付けられている。制御盤1の背面であってダクト21内には、冷却ファン33とヒートシンク32が取り付けられている。ヒートシンク32は、制御盤1内に取付けられた制御機器31からの放熱を促進するための部材である。冷却ファン33は、ヒートシンク32を冷却することによって、制御機器31からの放熱を促進することができる。
【0016】
袋体開口部42は、制御盤1の筺体11内に袋体41を取り付けたときに、その袋体開口部42が袋体の最下部に位置するように設ける。これによって、袋体41内に浸入したオイルミストや塵が袋体開口部42から自ずと流れ出し、袋体41の内部にオイルミストや塵が溜まらないようにできる。圧力弁51は、制御盤1の内部から制御盤1の外部の外気方向のみに排気する圧力弁である。図1〜図3では筺体11の下部に取り付けられているが、下部に限定されるわけではない。
【0017】
袋体41は、容積可変の可撓性の袋であって、NBRゴムやナイロンなどの耐油性に優れた材料を用いて作られ、その形状は、袋状または蛇腹状の構造を有する。図3は、本発明の実施形態の蛇腹構造の袋体を備えた制御盤の側面断面図である。図3に示される袋体41は蛇腹構造の袋体である。
【0018】
制御盤1の内部の圧力が高くなったときには制御盤1の内部の空気が膨張する、袋状(図1,図2参照)や蛇腹状(図3参照)の袋体41は制御盤1内の膨張した空気によって縮み、袋体41の内部の空気を制御盤1の外部の外気に排出する。これによって、制御盤1の内部の圧力上昇を抑えることができる。制御盤1の内部の圧力が低くなったときには袋体41は膨らみ、外気を袋体41の内部へ吸入することになる。これによって、制御盤1の内部であって袋体41の外部の空間の圧力と制御盤1の外部の外気圧との圧力差を緩和することができる。
【0019】
ここで、袋体41内の空気を全て排気してしまった場合を考える。この場合に、更に、制御盤1内部の温度が上昇すると、制御盤1内部の空気が熱膨張し制御盤1内の空気圧が上昇する。そうすると、制御盤1の筺体11と扉12の壁面は外方向に膨らみ(撓み)、制御盤1に負荷がかかる。そこで、図1〜図3に示されるように圧力弁51を制御盤1の任意の壁面に取付ける。圧力弁51は、図1〜図3では筺体11の下部に取り付けられている。
【0020】
図4は、制御盤内から外気方向のみに排気する圧力弁51を説明する図である。吸入孔53側が制御盤1の内部の側に配置され、排気孔57側が制御盤1の外部の側に配置される。密閉板55に吸入孔53側から圧力がある一定以上かかる(つまり、制御盤1内部の空気圧が上昇して圧力がある一定以上かかる)と、密閉板55がバネ56を押し、密閉板55とOリング(パッキン)54の間に隙間が生じる。この生じた隙間を通り、吸入孔53から排気孔57へ制御盤1の内部の空気が制御盤1の外部に排出される。排気孔57側から圧力がかかる場合には、密閉板55がOリング54に押し付けられるため、密閉板55とOリング54との間に隙間が生じず、排気孔57から吸入孔53へ空気が通ることはない。また、制御盤1の内部の温度が下がり圧力が低下した場合には、袋体41が制御盤1の外部の外気を吸入することで、制御盤1の内部と制御盤1の外部との圧力差を緩和する。
【0021】
ところで、袋体41は容積可変の可撓性の袋であって、NBRゴムやナイロンなどの耐油性に優れた材料で作成されていることから、制御盤1の内部で傷をつけられる可能性がある。そして、袋体41は縮んだり膨らんだりすることによって、袋体1の袋の側面の位置が変動することによって傷がつく可能性は高くなる。NBRゴムは、アクリロニトリル−ブタジエンゴムといわれる耐油性ゴムとして広く使われている代表的な特殊ゴムである。
【0022】
図5は、制御盤内の袋体が傷つくことを防止する手段を説明する図である。制御盤1の内部で袋体41に傷を付ける可能性がある場合、気密ではない保護カバー43を取り付けるか、または、制御盤1内の別室に袋体41を配置する。ここで別室とは、袋体41の配置箇所を遮蔽する遮蔽板(通気性のある)で覆われた小室を制御盤1内に設け、この小室の中に袋体41を配置するとよい。図5の実施形態では、袋体開口部42にエアフィルタまたは金網等のフィルター61を取り付ける。フィルター61は、オイルミストの侵入を完全に防ぐまでの性能は必要ない。
【0023】
保守および点検等で制御盤1の扉12を開閉するとき、扉12の開閉の仕方によっては扉12を閉じた際に袋体41の内部に多くの空気が入った状態になる可能性がある。扉12を閉じた後、制御盤1の内部の圧力が上昇する場合には、袋体41または圧力弁51から排気するため問題ない。しかし、制御盤1の内部の圧力が低下した場合、制御盤1の内外の圧力差を緩和するために、袋体41の最大容量を超える空気を吸入しなければならない可能性がある。
【0024】
扉12を閉じたときに袋体41の内部の空気がない状態であれば、制御盤1の内部の圧力が低下しても袋体41の最大容量の空気を吸入できる。そこで、扉12を閉じたときに袋体41の内部の空気を全て排気する機構を設ける。図6〜図8を用いて前記排気する機構を説明する。図6は制御盤1の扉12を開けたときに袋体内の空気を全て排気する機構を備えた袋体を備えた制御盤の正面断面図である。図7は図6に示した制御盤の扉を閉じた状態の上面断面図である。また、図8は図6に示した制御盤の扉を開けた状態の上面断面図である。
【0025】
図7に示される扉12が閉まった状態おいて、ガイド76によってガイドされる第1リンクバー75は扉12の内壁によって押し下げられる。これによって、軸受け77で軸受けされた第2リンクバー74の先端側を跳ね上げる。第2リンクバー74の先端側の跳ね上げによって圧縮板71をバネ73に抗して持ち上げる。この動作によって、袋体41が縮んだり膨らんだりする空間が形成される。
【0026】
一方、図8に示される扉12が開いた状態において、第2リンクバー74はその先端を押し上げようとする第1リンクバー75からの力を受けないので、バネ73によって圧縮板71は押し下げられ袋体41の内部の空気を外気に排出する。
【0027】
このように、扉12を開くとリンク機構(74,75,76,77)はフリーとなり、袋体41はバネ73と圧縮板71により袋体41の内部の空気は外気へ排出される。扉12を閉じるとリンク機構により袋体41が外気を吸入する容量が確保される。袋形状が蛇腹形状であっても、同様な排気する機構を設けることができる。
【0028】
もし、袋体41が破損した場合、早急に通知するため、制御盤1の内部であって袋体41の付近にオイルミストセンサ58(図3参照)を設置する。オイルミスト濃度が上昇した場合にはアラームを通知する。オイルミストセンサ58の設置位置は、袋体41の形状や材質に応じて、破損し易い箇所を事前に調べておき、その箇所付近に配置するとよい。オイルミストセンサ58は光散乱式や水晶振動子の振動数の変化を検知するものなど公知のセンサを用いることができる。
【0029】
多くの工作機械に使用される多数の部品点数からなる組み立て式の制御盤1では、完全な密閉構造の制御盤1を作成することは困難である。本発明の実施形態に基づいて説明したように、本発明は、制御盤1の筺体11および扉12で構成される壁面に形成される小さな隙間より、袋体41の袋体開口部42の方が積極的に外気を吸入するため、小さな圧力差での外気の吸入が可能で、わずかな隙間が制御盤1に生じていても、オイルミストや塵埃の侵入を防ぐことができる。また、制御盤1内への液化したオイルの浸入がなくフィルター61の目詰まりがないため、ランニングコストにおいて有利である。
また、本発明では、容積可変の袋体内の空気の排出だけで制御盤内の圧力差を緩和できない場合、制御盤内から制御盤外への方向のみに排気できる圧力弁を制御盤に設けることで、制御盤内の圧力上昇により制御盤にストレスがかかる問題を解決することができる。
【符号の説明】
【0030】
1 制御盤
11 筺体
12 扉
13 制御盤開口部
21 ダクト
22 吸気口
23 排気口
31 制御機器
32 ヒートシンク
33 冷却ファン
41 袋体
42 袋体開口部
43 保護カバー
51 圧力弁
52 圧力弁筺体
53 吸入孔
54 Oリング(パッキン)
55 密閉板
56 バネ
57 排気孔
58 オイルミストセンサ
61 フィルター
71 圧縮板
72 ガイド軸
73 バネ
74 第2リンクバー
75 第1リンクバー
76 ガイド
77 軸受け

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に配置した工作機械で用いられる発熱性を有する制御機器を外部から遮蔽するための開閉式の扉を有する制御盤において、
前記制御盤の内部に設置され該制御盤の外部と連通する開口部を有する容積可変の袋体と、
前記制御盤の内部の空気を該制御盤の外部へ放出する方向のみに作用する圧力弁と、
を備え、
前記容積可変の袋体は該袋体の容積変化により前記制御盤の内部と外部との圧力差を無くすように調整することを特徴とする制御盤。
【請求項2】
前記制御盤の扉が開放状態のとき前記容積可変の袋体の内部の空気を外部へ排気する機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の制御盤。
【請求項3】
前記容積可変の袋体を覆う保護カバーを有することを特徴とする請求項1または2のいずれか1つに記載の制御盤。
【請求項4】
前記容積可変の袋体を該制御盤の内部の別室に設置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の制御盤。
【請求項5】
前記容積可変の袋体内への切削による切り粉の侵入を防止するフィルターを前記開口部に備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の制御盤。
【請求項6】
前記容積可変の袋体は対油性を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の制御盤。
【請求項7】
前記容積可変の袋体は袋形状であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の制御盤。
【請求項8】
前記容積可変の袋体は蛇腹形状であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の制御盤。
【請求項9】
前記容積可変の袋体を前記制御盤の内部に配置した際に、該制御盤の外部と連通する前記開口部が該容積可変の袋体の最下部に位置することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の制御盤。
【請求項10】
前記制御盤の内部であって前記容積可変の袋体外の近傍にオイルミストセンサを設置することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の制御盤。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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