説明

布団固定具

【課題】就寝中に起る布団のずれを防止する安価で耐久性に優れた固定具を提供する。
【解決手段】布団端部を固定具の内側にくわえ込む事で外れにくく端部にのみ力がかかりその負荷は固定具全体で受ける事で耐久性があるという特性を持たせたアラビア数字の3のような形状をした布団固定具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、就寝中の敷布団と掛け布団等のずれを防止する安価な固定具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
就寝中の布団のずれは、寝返り等で誰でも起りうる事象であり大多数の人が、夜中にずれを直すとい うわずらわしい作業を経験している。
【0003】
このような問題の解決のために布団を固定する道具が発明されている。(例えば特許文献1参照)又、安価な点に配慮したものも発明されている。(例えば特許文献2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】 特開平12−342416号 公報
【特許文献2】 特開平20−272282号 公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら構造が複雑な物はコストの面での問題が懸念されコストの面を配慮した構造体は単純な構造にせざる得ないため負荷のかかり方等、挟み込む布団の厚さにより破損、変形等耐久性が懸念される。
【0006】
本発明は以上に述べた従来の懸念される点を解決しようとするものであり、安価で耐久性に優れた構造体のものを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために請求項1に記載の形状により三箇所の端部によって挟み込む事で荷重を一点にすることで素材の弾性力のみで十分な力が確保できることを特徴とする固定具である。
【0008】
請求項2による形状の内側のふくらみ部に布団の端部を折り曲げてくわえ込まれる事で布団を引っ張る力が加わっても布団自身が引っかかってはずれにくい事を特徴とする。
【0009】
これらの力は、構造体全体で受けるため、破損、変形等の可能性を低減できることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の布団固定具は以上述べたような構成からなり次に示す効果が期待できる。
【0011】
単純な一体成型の構造体のため安価で取り外しの行為時も掛け布団と敷布団を損傷させる事もなくつなげられ、布団のずれ防止が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】 本願発明の斜視図
【図2】 取付状態のイメージ図1
【図3】 取付状態のイメージ図2
【図4】 取付作業時のイメージ図
【発明を実施するための形態】
【0013】
図2、図3は具体的な掛け布団と敷布団の連結図である。一箇所に集中して力がかかり内側のふくらみ部に布団端部が入り込んでいて力が加わっている箇所よりも内容物(綿等)が大きく膨らんでいるため少々の力では外れない状態となる。
【0014】
図4は取付時の固定具の状態図である。固定具に負荷がかけられても全体で力を受けるため破損、変形のような状況にはならない。
【符号の説明】
【0015】
1 固定具本体
2 上部押さえ用端部
3 中間部押さえ用端部
4 下部押さえ用端部
5 掛け布団用内側ふくらみ部
6 敷布団用内側ふくらみ部
7 掛け布団
8 敷布団

【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性素材で成型された三箇所の端部でのみ挟み込み全体でその負荷を受ける事で破損、変形の可能性を低減したアラビア数字の3のような形状をしている固定具。
【請求項2】
固定具の内側にふくらみを持たせた事で布団の端部が入り込み押さえられた箇所より膨らんだ状態になる事で固定具から引っ張り出そうとする力に対して容易には外れない固定具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−161175(P2011−161175A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−39356(P2010−39356)
【出願日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(502193897)有限会社創研エンジニヤリング (2)
【Fターム(参考)】