帳票作成処理システム、帳票作成処理方法及び帳票作成処理プログラム
【課題】効率的な帳票作成を支援するための帳票作成処理システム、帳票作成処理方法及び帳票作成処理プログラムを提供する。
【解決手段】帳票作成支援サーバ20の制御部21は、選択された帳票に関連付けられたCSVファイルを特定する。そして、CSVファイルデータ記憶部23にCSVファイルが登録されていない場合、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、SQL実行処理を実行する。ここでは、制御部21は、SQL文によりデータベースを検索する。そして、制御部21は、表頭・表側を取得する。次に、制御部21は、2次元配列を生成し、表頭・表側が一致する場合、制御部21は、表頭・表側の配列エリアにデータを格納する。そして、EOFに到達した場合、制御部21はCSVファイルを生成する。次に、制御部21は、レイアウトをシートにコピーし、貼付位置に基づきCSVを貼り付ける。
【解決手段】帳票作成支援サーバ20の制御部21は、選択された帳票に関連付けられたCSVファイルを特定する。そして、CSVファイルデータ記憶部23にCSVファイルが登録されていない場合、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、SQL実行処理を実行する。ここでは、制御部21は、SQL文によりデータベースを検索する。そして、制御部21は、表頭・表側を取得する。次に、制御部21は、2次元配列を生成し、表頭・表側が一致する場合、制御部21は、表頭・表側の配列エリアにデータを格納する。そして、EOFに到達した場合、制御部21はCSVファイルを生成する。次に、制御部21は、レイアウトをシートにコピーし、貼付位置に基づきCSVを貼り付ける。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、帳票作成を支援するための帳票作成処理システム、方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
データベースの検索を行ない、この検索結果により帳票を作成する場合がある。この帳票中に検索結果を表形式で出力する場合、表頭、表側パターンにあわせて検索結果を配列する必要がある。ここで、表の上部の項目名を記入した欄は表頭と呼ばれ、側部の項目名を記入した欄は表側と呼ばれている。このような帳票において、検索結果を表示する帳票のレイアウトが検索条件により変わってしまう場合がある。そこで、データベース検索時において、利用者の設定に応じた結果を出力するためのデータベース検索システムが検討されている(例えば、特許文献1を参照。)。この文献に記載された技術では、利用者が設定する帳票形式設定手段と、表頭の項目定義手段と、表側の項目設定手段と、データベースに存在するキーの値及びフィールドを基に、四則演算を行なう項目を定義するデータ項目定義手段とを備える。そして、検索データを一意に決めるキー条件を設定し、この設定条件に基づいてデータを検索する。検索されたデータについて、データ項目定義手段に定義された項目に応じて四則演算を行ない、利用者が設定した帳票の対応する箇所に割り振ることにより帳票を作成する。
【0003】
出力帳票のフォーム策定の自由度があって、策定されたフォームに沿ってレコード記憶部へのアクセスを少くして、迅速にかつ簡便に出力するための帳票出力装置も検討されている(例えば、特許文献2を参照。)。この文献に記載された技術では、帳票管理部から帳票名および帳票表構成情報を取得する。帳票表名称が入力されると、帳票表名管理テーブルから前記表番号を、帳票表変数管理テーブルから表番号とSQL表示毎に変数項目を取得する。更に、SQL管理テーブルから表番号とSQL表示毎に集計する計算式を取得し、結果データテーブルからの結果データについて表番号とSQL表示毎の変数項目毎に計算式を適用して処理結果を出力する。
【0004】
更に、レイアウト項目やこれに対応した関数処理結果の設定や編集が可能で、読解性のよい帳票の作成支援技術も検討されている(例えば、特許文献3を参照。)。この文献に記載された技術では、統計表生成対象テーブルと、ロジカル統計表生成パラメータを入力インターフェイスより受付けて作業用記憶装置に格納する。次に、一次集計対象の項目に関する統計表生成対象テーブルのデータ検索と一次集計関数による処理とを行なって処理値を各項目に対応付けたロジカル統計表を生成し作業用記憶装置に格納する。そして、ビジュアル統計表生成パラメータを入力インターフェイスより受付けて作業用記憶装置に格納する。そして、各項目を帳票フォーム上でレイアウト配置する処理を行なってビジュアル統計表を生成し、出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−330369号公報(第1頁、図7)
【特許文献2】特開2006−154893号公報(第1頁、図1)
【特許文献3】特開2007−188187号公報(第1頁、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
データベースの検索結果として統計データを取得し、これに基づいて年次報告等の定期
的に発行する帳票を作成する場合がある。このような帳票の場合には、予め表頭、表側パターンを定めた表形式で統計データを記載することがある。特許文献1の場合には、帳票作成の度に表頭や表側の項目を設定する必要があり、帳票の作成作業に手間がかかる。
【0007】
そこで、このような帳票を作成する場合は、帳票ごとに統計データの集計処理を行ない、帳票のフォーマットにあわせた出力を行なうよう帳票毎に個別にプログラムを作成していることが多い。帳票毎にプログラムを作成しているため帳票数に応じて、プログラムの作成工数がかかり、帳票の修正となった場合、関係する帳票全部のプログラムの修正が必要となり改修、保守に対しても帳票数に比例した工数がかかるといった課題があった。
【0008】
また、特許文献2や特許文献3の場合に記載された技術においても効率的な帳票作成が考慮されているが、統計データを帳票に貼り付ける場合、表頭や表側の項目を考慮する必要があり、効率的に統計値を配列できることができない。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、効率的な帳票作成を支援するための帳票作成処理システム、帳票作成処理方法及び帳票作成処理プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、帳票を特定する帳票識別子と、抽出条件識別子と、テンプレート識別子と、表頭、表側及びこれらに対応して取得する実数値の項目数とが関連付けられて記録された制御情報記憶手段と、帳票識別子毎に、帳票の中に含まれる統計テーブルの項目のコード名が記録された項目情報記憶手段と、抽出条件識別子に対して、統計データをデータベースから取得する抽出条件情報が記録された抽出条件情報記憶手段と、テンプレート識別子に対して、表形式レイアウトを含む帳票のテンプレートが記録されたテンプレート記憶手段と、入出力手段に対して統計データを含めた帳票を出力する制御手段とを含む帳票作成処理システムであって、前記制御手段が、入出力手段から出力指示を受けた帳票の帳票識別子を特定する手段と、前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子において用いる抽出条件情報を特定し、この抽出条件情報を用いてデータベースの検索を行なうことにより統計データを取得する手段と、前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子に関連付けられた表頭、表側及び実数値の項目数を取得し、この項目数に基づいて2次元配列エリアを設けた構造体配列を生成する手段と、前記項目情報記憶手段に記録された表頭及び表側のコード名を取得して構造体配列に付与する手段と、前記統計データの表頭及び表側を前記構造体配列の表頭及び表側のコード名と照合し、両者が一致する場合には、前記構造体配列の配列エリアにデータを格納する手段と、この構造体配列に基づいて2次元配列加工データを生成する手段と、前記出力指示の帳票識別子のテンプレートを前記テンプレート記憶手段から取得し、前記2次元配列加工データを前記テンプレートに貼り付けて帳票を作成する手段とを備えたことを要旨とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の帳票作成処理システムにおいて、帳票識別子毎に、帳票のテンプレートにおける2次元配列加工データの貼付位置に関する位置情報が記録されているシート情報記憶手段を更に備えており、前記制御手段は、前記入出力手段において特定された帳票識別子に基づいて位置情報を取得し、この位置情報に基づいて2次元配列加工データをテンプレートに貼り付けることを要旨とする。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の帳票作成処理システムにおいて、抽出条件情報を用いて取得された統計データに対応する2次元配列加工データを記録する実行結果記憶手段を更に備え、前記制御手段は、前記出力指示に応じて特定された抽出条件情報について、この抽出条件情報を用いて取得された統計データに対応する2次元配列加工データが既に前記実行結果記憶手段に記録されている場合には、この統計データを利用
して帳票を作成し、前記抽出条件情報を用いて統計データの抽出処理を実行した場合には、この実行結果に基づいて帳票を作成するとともに、前記統計データに対応する2次元配列加工データを前記実行結果記憶手段に格納することを要旨とする。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の帳票作成処理システムにおいて、前記制御手段は、統計データの抽出処理実行日及びデータベース更新日を特定し、前記抽出処理実行日が前記データベース更新日よりも古い場合には、前記実行結果記憶手段に記録された統計データをリセットすることを要旨とする。
【0014】
請求項5に記載の発明は、帳票を特定する帳票識別子と、抽出条件識別子と、テンプレート識別子と、表頭、表側及びこれらに対応して取得する実数値の項目数とが関連付けられて記録された制御情報記憶手段と、帳票識別子毎に、帳票の中に含まれる統計テーブルの項目のコード名が記録された項目情報記憶手段と、抽出条件識別子に対して、統計データをデータベースから取得する抽出条件情報が記録された抽出条件情報記憶手段と、テンプレート識別子に対して、表形式レイアウトを含む帳票のテンプレートが記録されたテンプレート記憶手段と、入出力手段に対して統計データを含めた帳票を出力する制御手段とを含む帳票作成処理システムを用いて、帳票作成を支援するための方法であって、前記制御手段が、入出力手段から出力指示を受けた帳票の帳票識別子を特定する段階と、前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子において用いる抽出条件情報を特定し、この抽出条件情報を用いてデータベースの検索を行なうことにより統計データを取得する段階と、前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子に関連付けられた表頭、表側及び実数値の項目数を取得し、この項目数に基づいて2次元配列エリアを設けた構造体配列を生成する段階と、前記項目情報記憶手段に記録された表頭及び表側のコード名を取得して構造体配列に付与する段階と、前記統計データの表頭及び表側を前記構造体配列の表頭及び表側のコード名と照合し、両者が一致する場合には、前記構造体配列の配列エリアにデータを格納する段階と、この構造体配列に基づいて2次元配列加工データを生成する段階と、前記出力指示の帳票識別子のテンプレートを前記テンプレート記憶手段から取得し、前記2次元配列加工データを前記テンプレートに貼り付けて帳票を作成する段階とを実行することを要旨とする。
【0015】
請求項6に記載の発明は、帳票を特定する帳票識別子と、抽出条件識別子と、テンプレート識別子と、表頭、表側及びこれらに対応して取得する実数値の項目数とが関連付けられて記録された制御情報記憶手段と、帳票識別子毎に、帳票の中に含まれる統計テーブルの項目のコード名が記録された項目情報記憶手段と、抽出条件識別子に対して、統計データをデータベースから取得する抽出条件情報が記録された抽出条件情報記憶手段と、テンプレート識別子に対して、表形式レイアウトを含む帳票のテンプレートが記録されたテンプレート記憶手段と、入出力手段に対して統計データを含めた帳票を出力する制御手段とを含む帳票作成処理システムを用いて、帳票作成を支援するためのプログラムであって、前記制御手段を、入出力手段から出力指示を受けた帳票の帳票識別子を特定する手段、前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子において用いる抽出条件情報を特定し、この抽出条件情報を用いてデータベースの検索を行なうことにより統計データを取得する手段、前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子に関連付けられた表頭、表側及び実数値の項目数を取得し、この項目数に基づいて2次元配列エリアを設けた構造体配列を生成する手段、前記項目情報記憶手段に記録された表頭及び表側のコード名を取得して構造体配列に付与する手段、前記統計データの表頭及び表側を前記構造体配列の表頭及び表側のコード名と照合し、両者が一致する場合には、前記構造体配列の配列エリアにデータを格納する手段、この構造体配列に基づいて2次元配列加工データを生成する手段、前記出力指示の帳票識別子のテンプレートを前記テンプレート記憶手段から取得し、前記2次元配列加工データを前記テンプレートに貼り付けて帳票を作成する手段として機能させることを要旨とする。
【0016】
(作用)
請求項1、5、6に記載の発明によれば、制御手段が、入出力手段から出力指示を受けた帳票の帳票識別子を特定し、制御情報記憶手段から、帳票識別子において用いる抽出条件情報を特定し、この抽出条件情報を用いてデータベースの検索を行なうことにより統計データを取得する。次に、制御情報記憶手段から、帳票識別子に関連付けられた表頭、表側及び実数値の項目数を取得し、この項目数に基づいて2次元配列エリアを設けた構造体配列を生成する。次に、項目情報記憶手段に記録された表頭及び表側のコード名を取得して構造体配列に付与し、統計データの表頭及び表側を構造体配列の表頭及び表側のコード名と照合し、両者が一致する場合には、構造体配列の配列エリアにデータを格納する。次に、この構造体配列に基づいて2次元配列加工データを生成する。そして、出力指示の帳票識別子のテンプレートをテンプレート記憶手段から取得し、2次元配列加工データをテンプレートに貼り付けて帳票を作成する。これにより、効率的に帳票を作成することができる。従って、帳票を修正することになった場合にも抽出条件情報を修正することなく、効率的に帳票を作成することが可能になる。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、制御手段は、入出力手段において特定された帳票識別子に基づいて位置情報を取得し、この位置情報に基づいて2次元配列加工データをテンプレートに貼り付ける。これにより、所定の位置に統計テーブルを設けた帳票を作成することができる。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、制御手段は、出力指示に応じて特定された抽出条件情報について、この抽出条件情報を用いて取得された統計データに対応する2次元配列加工データが既に実行結果記憶手段に記録されている場合には、この統計データを利用して帳票を作成する。一方、抽出条件情報を用いて統計データの抽出処理を実行した場合には、この実行結果に基づいて帳票を作成するとともに、この統計データに対応する2次元配列加工データを実行結果記憶手段に格納する。これにより、既に抽出条件データを実行し統計データが記録されている場合には、この統計データを有効活用して、効率的に帳票を作成することができる。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、制御手段は、統計データの抽出処理実行日及びデータベース更新日を特定し、抽出処理実行日がデータベース更新日よりも古い場合には、実行結果記憶手段に記録された統計データをリセットする。これにより、実行結果記憶手段に記録された2次元配列加工データを最新状態に維持することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、効率的な帳票作成を支援するための帳票作成処理システム、帳票作成処理方法及び帳票作成処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施形態のシステム概略図。
【図2】各データ記憶部に記憶されたデータの説明図であって、(a)は帳票制御テーブル、(b)は帳票制御SQLテーブル、(c)は帳票制御シートテーブル、(d)は帳票画面制御テーブルに記録されたデータの説明図。
【図3】各データ記憶部に記憶されたデータの説明図であって、(a)はテーブル項目テーブル、(b)はコード情報テーブル、(c)は階級テーブルに記録されたデータの説明図。
【図4】本発明の実施形態の処理手順の説明図。
【図5】本発明の実施形態の処理手順の説明図。
【図6】本発明の実施形態の処理手順の説明図。
【図7】本発明の実施形態の処理手順の説明図。
【図8】本発明の実施形態の処理手順の説明図。
【図9】本発明の実施形態のデータの説明図であって、(a)、(b)は表頭のテーブル、(c)、(d)は表側のテーブル、(e)は構造体配列の説明図。
【図10】本発明の実施形態のデータの説明図であって、(a)はSQL実行結果、(b)はSQL実行結果を格納した配列、(c)はCSVファイルの説明図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図10に従って説明する。本実施形態では、帳票の作成に用いる帳票作成処理システム、帳票作成処理方法及び帳票作成処理プログラムとして説明する。ここでは、タブによって区切られた「行」と改行によって区切られた「列」からなるCSV形式のファイル(2次元配列加工データ)を、表形式レイアウトのテンプレートに貼り付けて帳票を作成する。
【0023】
本実施形態では、図1に示すように、帳票作成処理システムとしての帳票作成支援サーバ20が帳票の作成支援処理を実行する。この帳票作成支援サーバ20には、ネットワークを介して、入出力手段としてのクライアント端末10が接続されている。
【0024】
クライアント端末10は、帳票を作成する利用者が使用するコンピュータ端末である。このクライアント端末10は、各利用者が帳票作成支援サーバ20にアクセスする場合に用いられる。クライアント端末10は、ネットワークを介してデータを送信する機能や、受信したデータを表示する機能等を有する。このため、このクライアント端末10は、図示しないCPU、RAM、ROMの他、キーボード、マウス等の入力手段、ディスプレイ等の出力手段、通信手段等を有する。
【0025】
帳票作成支援サーバ20は、クライアント端末10から受信したデータに基づいて帳票の作成を支援するデータ処理を行なうコンピュータシステムである。帳票作成支援サーバ20は、制御部21、帳票作成管理データ記憶部22、CSVファイルデータ記憶部23、テンプレートデータ記憶部24、SQLファイルデータ記憶部25を備える。
【0026】
そして、帳票作成支援サーバ20はデータベース30に接続されている。このデータベース30には、帳票の統計データを作成するための各種情報が記録されている。このデータベース30には、データが更新された更新日に関するデータを保持している。
【0027】
帳票作成支援サーバ20の制御部21は、帳票の作成を支援するための各種データ処理等を行なう制御手段として機能する。この制御部21は、図示しないCPU、RAM、ROM等を有し、後述する処理(ユーザIF段階、初期化段階、データ取得段階、データ加工処理段階の各処理等)を行なう。そのための帳票作成処理プログラムを実行することにより、制御部21は、図1に示すようにユーザIF手段211、初期化手段212、データ取得手段213、データ加工手段214として機能する。
【0028】
ユーザIF手段211は、クライアント端末10からの要求に対して各種画面データを送信したり、作成した帳票を出力したりする処理を実行する。
初期化手段212は、古くなったCSVファイルが記録されたCSVファイルデータ記憶部23の初期化処理を実行する。
【0029】
データ取得手段213は、クライアント端末10からの要求に応じて、抽出条件情報としてのSQL(Structured English Query Language )文を実行し、統計データをデータベース30から取得する処理を実行する。
データ加工手段214は、利用者が選択した帳票を作成するために取得した統計データ
を加工する処理を実行する。
【0030】
また、帳票作成管理データ記憶部22には、帳票制御テーブル22a、帳票制御SQLテーブル22b、帳票制御シートテーブル22c、帳票画面制御テーブル22d、テーブル項目テーブル22e、コード情報テーブル22f、階級テーブル22gが記録されている。
【0031】
帳票制御テーブル22aは制御情報記憶手段として機能し、図2(a)に示すように、帳票作成を制御するための帳票制御レコードが記録されている。この帳票制御レコードは、作成する帳票の内容が設定された場合に登録される。このレコードには、帳票制御レコード番号、使用対象年月FROM、使用対象年月TO、帳票区分、帳票区分別番号、帳票名称、帳票表示番号に関するデータを含んで構成される。
【0032】
帳票制御レコード番号データ領域には、各帳票を特定するための識別子(通し番号)に関するデータが記録される。この帳票制御レコード番号により、後述する帳票制御SQLレコードを特定し、統計データを生成するために利用するSQL文を特定することができる。
【0033】
使用対象年月FROMデータ領域には、帳票を出力できる開始年月(西暦)に関するデータが記録される。
使用対象年月TOデータ領域には、帳票を出力できる終了年月(西暦)に関するデータが記録される。
【0034】
帳票区分データ領域には、SQL文を実行してデータベース30を検索する場合に、SQL文に用いるパラメータが記録される。ここで、一つの帳票制御レコード番号に対して複数の区分が設定されている場合には、複数回のデータベース検索を行なう。この帳票区分は、帳票画面制御テーブル22dの帳票区分に対応する。
【0035】
帳票区分別番号データ領域には、帳票区分毎の帳票の通し番号に関するデータが記録される。ここで設定された帳票区分別番号の昇順で帳票名が表示される。
帳票名称データ領域には、帳票の名称に関するデータが記録される。
帳票表示番号データ領域には、帳票を特定するために表示する番号に関するデータが記録される。
【0036】
帳票制御SQLテーブル22bは抽出条件情報記憶手段として機能し、図2(b)に示すように、データベース30を検索して統計データを取得するための帳票制御SQLレコードが記録される。この帳票制御SQLレコードは、帳票作成時に用いるSQL文が設定された場合に登録される。この帳票制御SQLレコードには、帳票SQLレコード番号、帳票制御レコード番号、表頭・表側情報、SQLファイル名、CSVファイル名、表頭項目数、表側項目数、実数値項目数に関するデータを含んで構成される。
【0037】
帳票SQLレコード番号データ領域には、帳票毎のCSVファイル番号に関するデータが記録される。
帳票制御レコード番号データ領域には、各帳票を特定するための識別子(通し番号)に関するデータが記録される。
【0038】
表頭・表側情報データ領域には、表頭・表側毎にテーブル名、カラム名、表頭・表側コードに関するデータが記録される。
テーブル名データ領域には、表頭・表側項目を取得するテーブル項目テーブル22eを特定するためのテーブル識別子(テーブル名)に関するデータが記録される。
【0039】
カラム名データ領域には、テーブル項目テーブル22eにおいて、表頭・表側項目を取得するカラムを特定するための識別子(カラム名)に関するデータが記録される。
表頭・表側コードデータ領域には、表頭或いは表側のいずれかを特定するための識別子(表頭コード或いは表側コード)に関するデータが記録される。
【0040】
SQLファイル名データ領域には、実行するSQL文を特定する名称(抽出条件識別子)に関するデータが記録される。
CSVファイル名データ領域には、作成するCSVファイルに付与する名称(ファイル名)に関するデータが記録される。
【0041】
表頭項目数データ領域には、コード、階級によって表わされる表頭項目数に関するデータが記録される。
表側項目数データ領域には、コード、階級によって表わされる表側項目数に関するデータが記録される。
実数値項目数データ領域には、表頭項目や表側項目に対応させて統計テーブルに含める実数値の項目数に関するデータが記録される。
【0042】
帳票制御シートテーブル22cはシート情報記憶手段として機能し、図2(c)に示すように、帳票の形式(利用するテンプレートや統計テーブルの位置)を特定するための帳票制御シートレコードが記録される。この帳票制御シートレコードは、帳票のフォーマットが設定された場合に登録される。この帳票制御シートレコードには、帳票シートレコード番号、帳票制御レコード番号、帳票区分別シート番号、テンプレートファイル名、シート名、貼付開始セル行、貼付開始セル列、CSVファイル名、出力シート名に関するデータを含んで構成される。
【0043】
帳票シートレコード番号データ領域には、各帳票シートを特定するための識別子(帳票シートレコード番号)に関するデータが記録される。
帳票制御レコード番号データ領域には、各帳票を特定するための識別子(通し番号)に関するデータが記録される。
【0044】
帳票区分別シート番号データ領域には、帳票区分の番号に関するデータが記録される。
テンプレートファイル名データ領域には、帳票のフォーマットを定めたテンプレートを特定するための名称(テンプレート識別子)に関するデータが記録される。本実施形態では、テンプレートとして表計算ソフトウェアで用いられる表形式レイアウトのファイルを用いる。
【0045】
シート名データ領域には、出力帳票ファイルを構成するシートを特定するための名称(シート識別子)に関するデータが記録される。
貼付開始セル行データ領域、貼付開始セル列データ領域には、テンプレートシートにおいて統計テーブルの貼付位置(開始行及び開始列)に関するデータが記録される。
【0046】
CSVファイル名データ領域には、このテンプレートに貼り付ける統計テーブルに用いるCSVファイルを特定するための識別子(CSVファイル名)に関するデータが記録される。
出力シート名データ領域には、帳票ファイルを出力したときのシート名に関するデータが記録される。
【0047】
帳票画面制御テーブル22dには、図2(d)に示すように、帳票作成時の画面制御を行なうための帳票画面制御レコードが記録される。この帳票画面制御レコードは、帳票作
成時の制御画面が設定された場合に登録される。この帳票画面制御レコードには、帳票区分総件数、帳票区分情報に関するデータを含んで構成される。
【0048】
帳票区分総件数データ領域には、帳票の区分の件数(タブの数)に関するデータが記録される。
帳票区分情報データ領域には、帳票区分毎に、帳票区分名称、出力帳票ファイル名称に関するデータが記録される。
【0049】
帳票区分データ領域には、タブ番号に関するデータが記録される。
帳票区分名称データ領域には、帳票区分名称(タブの名称)に関するデータが記録される。
出力帳票ファイル名称データ領域には、帳票を出力する際のファイル(出力帳票ファイル)のファイル名に関するデータが記録される。
【0050】
テーブル項目テーブル22eは項目情報記憶手段として機能し、図3(a)に示すように、テーブル項目レコードが記録されている。このテーブル項目レコードは、帳票に用いる項目が設定された場合に登録される。このテーブル項目レコードには、テーブル番号、テーブル名、カラム番号、カラム名、カラム種類、コード情報テーブル番号、コード情報カラム名、使用対象年月FROM、使用対象年月TOに関するデータを含んで構成される。
【0051】
テーブル番号データ領域には、各テーブルを特定する識別子(テーブル番号)に関するデータが記録される。
テーブル名データ領域には、テーブルを特定するための識別子(テーブル名)に関するデータが記録される。
【0052】
カラム番号データ領域には、各テーブルにおけるカラムを特定するための識別子(カラム番号)に関するデータが記録される。
カラム名データ領域には、このカラムを特定するための識別子(名称)に関するデータが記録される。
【0053】
カラム種類データ領域には、カラムの種類に関するデータが記録される。
コード情報テーブル番号データ領域には、コード情報テーブル又は階級テーブルを特定するための識別子(テーブル番号)に関するデータが記録される。
【0054】
コード情報カラム名データ領域には、コード情報テーブルにおけるカラムを特定する識別子(カラム名)に関するデータが記録される。
使用対象年月FROMデータ領域には、このテーブルを利用することができる開始年月(西暦)に関するデータが記録される。
使用対象年月TOデータ領域には、このテーブルを利用することができる終了年月(西暦)に関するデータが記録される。
【0055】
コード情報テーブル22fには、図3(b)に示すように、コード情報レコードが記録される。このコード情報レコードは、帳票に用いるコード内容が設定された場合に登録される。このコード情報レコードには、テーブル番号、カラム名、コードに関するデータを含んで構成される。
【0056】
テーブル番号データ領域には、各コード情報テーブル22fを特定する識別子(テーブル番号)に関するデータが記録される。
カラム名データ領域には、このコード情報テーブル22fにおけるカラムを特定する識
別子(カラム名)に関するデータが記録される。
コードデータ領域には、各コードを特定する識別子に関するデータが記録される。
【0057】
階級テーブル22gには、図3(c)に示すように、階級レコードが記録される。この階級レコードは、帳票に用いる階級内容が設定された場合に登録される。この階級レコードには、テーブル番号、カラム名、階級コード、階級FROM、階級TOに関するデータを含んで構成される。
【0058】
テーブル番号データ領域には、各階級テーブル22gを特定する識別子(テーブル番号)に関するデータが記録される。
カラム名データ領域には、この階級テーブル22gにおけるカラムを特定する識別子(カラム名)に関するデータが記録される。
【0059】
階級コードデータ領域には、この階級を特定する識別子(階級コード)に関するデータが記録される。
階級FROMデータ領域、階級TOデータ領域には、それぞれ各階級が開始される値、終了する値に関するデータが記録される。そして、統計データの実数値が「階級FROM」〜「階級TO」の範囲に含まれる場合、この実数値の階級を特定することができる。
【0060】
また、CSVファイルデータ記憶部23は実行結果記憶手段として機能し、データ取得手段213によって生成されたCSVファイル(2次元配列加工データ)が記録される。各CSVファイルには、帳票制御SQLテーブル22bに記録されたCSVファイル名が付与されている。更に、各CSVファイルには、このファイルを作成するためにSQL文が実行された年月日時刻(抽出処理実行日)に関するデータが記録されている。
【0061】
また、テンプレートデータ記憶部24はテンプレート記憶手段として機能し、帳票のテンプレートファイルが記録される。本実施形態では、テンプレートとして、セル構造を有する表形式ファイルを用いる。この表形式ファイルは、複数のシートから構成されている。そして、各表形式ファイルは、ブック単位で記録される。各テンプレートファイルには、帳票制御シートテーブル22cに記録されたテンプレートファイル名、シート名が付与されている。
【0062】
また、SQLファイルデータ記憶部25は、データ取得のために用いるSQL文が記録されたSQLファイルが記録されている。各SQLファイルには、各SQL文を特定するために、帳票制御SQLテーブル22bに記録されたSQLファイル名が付与されている。
【0063】
次に、本実施形態の帳票作成支援を行なう場合の処理について説明する。ここでは、帳票出力処理、CSV作成処理、帳票作成処理の順番に説明する。
(帳票出力処理)
まず、図4を用いて、帳票出力処理を説明する。
【0064】
ここでは、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、帳票選択処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、利用者は、クライアント端末10を用いて、帳票作成支援サーバ20にアクセスする。この場合、帳票作成支援サーバ20の制御部21のユーザIF手段211は、メニュー画面データをクライアント端末10に送信する。このメニュー画面には、帳票の作成を希望する作成年月の入力欄、帳票作成実行アイコン、終了アイコンが含まれる。
【0065】
作成年月が入力されて、帳票作成実行アイコンが選択された場合、クライアント端末1
0は、帳票作成要求を帳票作成支援サーバ20に送信する。この帳票作成要求には、メニュー画面に入力された作成年月に関するデータを含める。
【0066】
帳票作成要求を受信した帳票作成支援サーバ20の制御部21は、クライアント端末10に帳票作成処理画面を出力する。具体的には、制御部21のユーザIF手段211は、帳票画面制御テーブル22dから各帳票の帳票区分及び帳票区分名称を取得する。そして、ユーザIF手段211は、これらを一覧させた帳票作成処理画面データを作成し、クライアント端末10に送信する。この帳票作成処理画面には、作成可能な帳票を選択できる一覧が出力される。
【0067】
ここで、利用者は、出力したい帳票名を選択し、実行アイコンを選択する。この場合、クライアント端末10は、帳票作成支援サーバ20に帳票選択情報を送信する。この帳票選択情報には、一覧において選択された帳票の帳票区分に関するデータを含める。
【0068】
帳票選択情報を受信した帳票作成支援サーバ20の制御部21は、クライアント端末10に出力帳票確認画面を出力する。具体的には、制御部21のユーザIF手段211は、選択された帳票の名称を一覧表示させた出力帳票確認画面データを生成し、クライアント端末10のディスプレイに出力する。この出力帳票確認画面において、確認アイコンが選択された場合には、クライアント端末10は、確認結果データを帳票作成支援サーバ20に送信する。
【0069】
次に、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、データ更新日の取得処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、制御部21の初期化手段212は、データの更新日をデータベース30から取得する。
【0070】
次に、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、SQL実行日の取得処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21の初期化手段212は、CSVファイルデータ記憶部23に蓄積された各CSVファイルについてのSQL文の実行日を取得する。
【0071】
そして、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、データ更新日がSQL実行日より大きいかどうかについて判定処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、制御部21の初期化手段212は、SQL実行日をデータ更新日とを比較し、SQL実行日以降にデータ更新が行なわれているかどうかについて判定する。
【0072】
データ更新日がSQL実行日より大きい場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、蓄積されたCSVファイルのリセット処理を実行する(ステップS1−5)。具体的には、制御部21の初期化手段212は、CSVファイルデータ記憶部23に蓄積されたCSVファイルを削除することによりリセットする。一方、SQL実行日がデータ更新日以下の場合(ステップS1−4において「NO」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、このリセット処理を省略する。
【0073】
そして、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、後述するように、選択された各帳票についてCSV作成処理を繰り返す(ステップS1−6)。
そして、すべての帳票について帳票作成処理を終了した場合、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、選択された各帳票について帳票作成処理を実行する(ステップS1−7)。具体的には、後述するように、制御部21のデータ加工手段214が、この処理を実行する。
【0074】
そして、すべての帳票について帳票作成処理が終了した場合、帳票作成支援サーバ20
の制御部21は、帳票の出力処理を実行する(ステップS1−8)。具体的には、制御部21のデータ加工手段214は、クライアント端末10のディスプレイに、作成した帳票を出力する。
【0075】
(CSV作成処理)
次に、図5を用いて、CSV作成処理を説明する。
ここでは、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、帳票に関連付けられたCSVファイルの特定処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、帳票制御SQLテーブル22bにおいて、選択された帳票の帳票制御レコード番号が付与された帳票制御SQLレコードを検索する。そして、データ取得手段213は、この帳票制御SQLレコードに記録されたCSVファイル名を特定する。
【0076】
次に、特定したCSVファイル毎に以下の処理を繰り返す。
ここでは、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、CSVファイルの登録があるかどうかについて判定処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、CSVファイルデータ記憶部23に、特定したCSVファイル名のファイルが登録されているかどうかを確認する。
【0077】
CSVファイルデータ記憶部23にCSVファイルが登録されていない場合(ステップS2−2において「NO」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、後述するように、SQL実行処理を実行する(ステップS2−3)。
【0078】
一方、CSVファイルデータ記憶部23にCSVファイルが登録されている場合(ステップS2−2において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、CSVデータ作成処理を省略する。そして、すべてのCSVファイルについて上述の処理を繰り返す。
【0079】
(SQL実行処理)
次に、図6、7を用いて、SQL実行処理を説明する。
ここでは、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、構造体配列の生成処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、帳票制御テーブル22aにおいて、選択された帳票の年月が「使用対象年月FROM」〜「使用対象年月TO」に含まれる帳票制御レコード番号を特定する。そして、データ取得手段213は、特定した帳票制御レコード番号に基づいて帳票制御SQLテーブル22bにおいて、表頭・表側情報(テーブル名、カラム名、表頭・表側コード)、SQLファイル名、CSVファイル名、表頭項目数、表側項目数、実数値項目数を取得する。本実施形態では、表頭として図9(a)に示すテーブル501、図9(b)に示すテーブル502、表側として図9(c)に示すテーブル503、図9(d)に示すテーブル504を取得した場合を想定する。また、実数値項目として件数、日数を取得した場合を想定する。
【0080】
そして、データ取得手段213は、帳票制御SQLテーブル22bに対象レコード存在する件数分だけ、対象となる帳票制御SQLテーブル22bの表頭項目数、表側項目数、実数値項目数に応じた領域(2次元配列エリア)が設けられた構造体配列を生成する。そして、取得したレコードの件数分だけ後述の処理を繰り返す。なお、帳票制御テーブル22aにデータが存在しなかった場合は、この旨のメッセージ表示を行ない、本処理を終了して出力帳票確認画面に戻る。
【0081】
次に、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、SQL文によりデータベースの検索処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、帳票制御SQLテーブル22bから取得したSQLファイル名のSQL文を取得し、帳
票制御テーブル22aから取得した帳票区分をパラメータとして適用してデータベース30を検索する。そして、データ取得手段213は、SQL実行結果を取得する。このSQL実行結果には、表頭や表側の組み合わせに対してデータベース30から取得した数値が記録される。そして、SQL実行結果の終わりには「EOF」フラグが記録されている。
【0082】
次に、表頭の取得について説明する。ここで、帳票制御SQLテーブル22bから取得した表頭数分の処理を繰り返す。
帳票作成支援サーバ20の制御部21は、「表頭テーブル名」、「表頭カラム名」の取得処理を実行する(ステップS3−3)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、帳票制御SQLテーブル22bにおいて表頭コードが付与された帳票制御SQLレコードから、テーブル名、カラム名を取得する。
【0083】
そして、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、「コード情報テーブル番号」、「コード情報カラム名」の取得処理を実行する(ステップS3−4)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、テーブル項目テーブル22eにおいて、帳票制御SQLテーブル22bから取得した「テーブル名」、「カラム名」と一致するテーブル項目レコードを特定する。そして、データ取得手段213は、このテーブル項目レコードからコード情報テーブル番号、コード情報カラム名を取得する。
【0084】
次に、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、表頭の付与処理を実行する(ステップS3−5)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、取得したコード情報テーブル番号、コード情報カラム名を用いて、コード情報テーブル22fからコードを取得し、構造体配列の表頭として仮記憶する。
【0085】
次に、表側の取得について説明する。ここで、帳票制御SQLテーブル22bから取得した表側数分の処理を繰り返す。
帳票作成支援サーバ20の制御部21は、「表側テーブル名」、「表側カラム名」の取得処理を実行する(ステップS3−6)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、帳票制御SQLテーブル22bにおいて表側コードが付与された帳票制御SQLレコードから、テーブル名、カラム名を取得する。
【0086】
そして、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、「コード情報テーブル番号」、「コード情報カラム名」の取得処理を実行する(ステップS3−7)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、テーブル項目テーブル22eにおいて、帳票制御SQLテーブル22bから取得した「テーブル名」、「カラム名」と一致するテーブル項目レコードを特定する。そして、データ取得手段213は、このテーブル項目レコードからコード情報テーブル番号、コード情報カラム名を取得する。
【0087】
次に、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、表側の付与処理を実行する(ステップS3−8)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、取得したコード情報テーブル番号、コード情報カラム名を用いて、コード情報テーブル22fからコードを取得し、構造体配列の表側として仮記憶する。
【0088】
本実施形態では、テーブル(501,502)の項目を組み合わせた表頭、テーブル(503,504)の項目を組み合わせた表側を生成する。更に、表頭には実数値項目に応じた「件」、「日」を設定することにより、図9(e)に示す配列505を生成する。
【0089】
次に、図7に示すように、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、2次元配列の生成処理を実行する(ステップS4−1)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、仮記憶した表頭・表側を、それぞれ2次元配列の横方向、縦方向に設定した2次元配
列を生成する。ここで、複数種類の表頭や表側が設定されている場合には、表頭毎や表側毎に組み合わせた複数表頭・複数表側の2次元配列を生成する。
【0090】
次に、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、SQL実行結果と2次元配列の表頭・表側の照合処理を実行する(ステップS4−2)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、先に取得したSQL実行結果と2次元配列の表頭・表側が一致するかどうかを確認する。
【0091】
ここで、表頭・表側が一致する場合(ステップS4−3において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、表頭・表側の配列エリアにデータの格納処理を実行する(ステップS4−4)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、2次元配列において一致した表頭・表側の配列エリアに、データベースから取得したデータを格納する。表頭・表側が一致しない場合(ステップS4−3において「NO」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、データの格納を行なわない。
【0092】
そして、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、EOFに到達したかどうかについての判定処理を実行する(ステップS4−5)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、SQL実行結果において設定されたEOFに到達したかどうかを判定する。ここで、EOFに到達していない場合(ステップS4−5において「NO」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、SQL実行結果において次にレコードを特定し、ステップS4−2から処理を繰り返す。
【0093】
本実施形態では、図10(a)に示すSQL実行結果506を取得した場合を想定する。ここでは、実数値項目としての件数、日数を、それぞれ「件」、「日」の欄に表示している。そして、表頭・表側が一致する配列エリアにSQL実行結果の各数値を格納することにより、図10(b)に示す配列507を生成する。
【0094】
一方、EOFに到達した場合(ステップS4−5において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、CSVファイルの生成処理を実行する(ステップS4−6)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、2次元配列に対して、データをタブにより区切ったテキストファイル(CSVファイル)を生成する。本実施形態では、配列507は、図10(c)に示すCSVファイル508となる。
【0095】
そして、データ取得手段213は、生成したCSVファイルに、帳票制御SQLテーブル22bに記録されたCSVファイル名を付与して、CSVファイルデータ記憶部23に格納する。
【0096】
(帳票作成処理)
次に、図8を用いて、帳票作成処理を説明する。
ここでは、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、必要項目の取得処理を実行する(ステップS5−1)。具体的には、制御部21のデータ加工手段214は、帳票制御テーブル22a及び帳票制御シートテーブル22cから、帳票区分、帳票制御レコード番号、帳票区分別シート番号、シート名、貼付開始セル行/貼付開始セル列、CSVファイル名の各項目を取得する。
【0097】
そして、以下の処理をブック毎に繰り返す。
ここでは、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、帳票区分に応じてブック作成処理を実行する(ステップS5−2)。具体的には、制御部21のデータ加工手段214は、選択された帳票区分に基づいて、表レイアウトの新規ブックを生成する。そして、データ加工手段214は、このブックにブック名を付与する。ここでは、ブック名として、帳票
画面制御テーブル22dから取得した帳票区分名に帳票作成要求に含まれる作成年月を結合させたものを用いる。
【0098】
次に、以下の処理をシート毎に繰り返す。
ここでは、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、レイアウトをシートにコピー処理を実行する(ステップS5−3)。具体的には、制御部21のデータ加工手段214は、帳票制御シートテーブル22cにおいて、選択された帳票制御レコード番号に関連付けられたテンプレートファイル名を取得する。そして、データ加工手段214は、テンプレートデータ記憶部24から、このテンプレートファイル名に関連付けられたテンプレートを取得する。そして、データ加工手段214は、テンプレートシートのレイアウトを新ブックのシートにコピーする。
【0099】
次に、以下の処理を貼付領域毎に繰り返す。
ここでは、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、貼付位置に基づきCSVの貼り付け処理を実行する(ステップS5−4)。具体的には、制御部21のデータ加工手段214は、帳票制御シートテーブル22cに記録されたCSVファイル名を取得し、CSVファイルデータ記憶部23からCSVファイルを読み出す。次に、データ加工手段214は、帳票制御シートテーブル22cから取得した貼付開始セル行を及び貼付開始セル列に基づいて貼り付け開始セルを特定する。そして、データ加工手段214は、このセルを起点としてデータを貼り付ける。
【0100】
以上の処理をすべての貼付領域についての処理を終了するまで繰り返す。更に、すべてのシートについての処理を終了するまで繰り返す。更に、すべてのブックについての処理を終了するまで繰り返す。
【0101】
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、データ更新日がSQL実行日より大きいかどうかについて判定処理を実行する(ステップS1−4)。データ更新日がSQL実行日より大きい場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、蓄積されたCSVファイルのリセット処理を実行する(ステップS1−5)。そして、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、選択された帳票毎にCSV作成処理を繰り返す(ステップS1−6)。これにより、以前に作成したCSVファイルが、データベースの更新により古くなっている場合には、CSVファイルを作り直し、最新データを提供することができる。
【0102】
・ 上記実施形態では、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、帳票に関連付けられたCSVファイルの特定処理を実行する(ステップS2−1)。帳票作成支援サーバ20の制御部21は、CSVファイルの登録があるかどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−2)。CSVファイルデータ記憶部23にCSVファイルが登録されていない場合(ステップS2−2において「NO」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、SQL実行処理を実行する(ステップS2−3)。これにより、帳票の作成に必要なCSVファイルを取得することができる。一方、CSVファイルデータ記憶部23にCSVファイルが登録されている場合(ステップS2−2において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、CSVデータ作成処理を省略する。これにより、既にCSVファイルが作成されている場合には、このCSVファイルを利用して効率的に帳票を作成することができる。
【0103】
・ 上記実施形態では、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、構造体配列の生成処理を実行する(ステップS3−1)。帳票作成支援サーバ20の制御部21は、SQL文によりデータベースの検索処理を実行する(ステップS3−2)。そして、帳票作成支援
サーバ20の制御部21は、表頭・表側の取得処理を実行する。そして、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、2次元配列の生成処理を実行する(ステップS4−1)。表頭・表側が一致する場合(ステップS4−3において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、表頭・表側の配列エリアにデータの格納処理を実行する(ステップS4−4)。そして、EOFに到達した場合(ステップS4−5において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、CSVファイルの生成処理を実行する(ステップS4−6)。これにより、SQL実行結果を表頭・表側を考慮した2次元配列に対応したCSVファイルを生成することができる。
【0104】
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○ 上記実施形態では、1つのSQL実行結果に対して、複数表頭・表側の場合を説明したが、複数のSQL文を利用して作表することも可能である。この場合には、SQL文毎に帳票SQL制御レコードを準備しておく。そして、表頭において、各SQL実行結果を記録する列を設定する。
【0105】
○ 上記実施形態では、CSVファイルデータ記憶部23にデータ取得手段213によって生成されたCSVファイルが記録される。そして、CSVファイルデータ記憶部23にCSVファイルが登録されている場合(ステップS2−2において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、CSVデータ作成処理を省略する。これに代えて、帳票作成要求毎に、帳票作成支援サーバ20の制御部21が、CSVファイルを作成するようにしてもよい。この場合には、CSVファイルデータ記憶部23を設ける必要がなく、記憶容量を削減することができる。
【0106】
○ 上記実施形態では、この帳票作成支援サーバ20には、ネットワークを介して、入出力手段としてのクライアント端末10が接続されている。帳票を作成するシステムは、サーバ・クライアント方式に限定されるものではない。例えば、クライアント端末10に、帳票作成管理データ記憶部22、CSVファイルデータ記憶部23、テンプレートデータ記憶部24、SQLファイルデータ記憶部25を設け、制御部21の各手段を機能させるようにしてもよい。この場合、クライアント端末10は、帳票作成要求時に、データベース30にアクセスして統計データを取得し、帳票を作成する。また、データベース30もクライアント端末10に設け、スタンドアローンの形態で帳票作成処理を実行するようにしてもよい。
【0107】
○ 上記実施形態では、帳票作成に用いる各種パラメータを帳票制御テーブル22a〜階級テーブル22gに記憶させたが、各種パラメータの相互の関連付けができるものであれば、これに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0108】
10…クライアント端末、20…帳票作成支援サーバ、21…制御部、211…ユーザIF手段、212…初期化手段、213…データ取得手段、214…データ加工手段、22…帳票作成管理データ記憶部、23…CSVファイルデータ記憶部、24…テンプレートデータ記憶部、25…SQLファイルデータ記憶部、30…データベース。
【技術分野】
【0001】
本発明は、帳票作成を支援するための帳票作成処理システム、方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
データベースの検索を行ない、この検索結果により帳票を作成する場合がある。この帳票中に検索結果を表形式で出力する場合、表頭、表側パターンにあわせて検索結果を配列する必要がある。ここで、表の上部の項目名を記入した欄は表頭と呼ばれ、側部の項目名を記入した欄は表側と呼ばれている。このような帳票において、検索結果を表示する帳票のレイアウトが検索条件により変わってしまう場合がある。そこで、データベース検索時において、利用者の設定に応じた結果を出力するためのデータベース検索システムが検討されている(例えば、特許文献1を参照。)。この文献に記載された技術では、利用者が設定する帳票形式設定手段と、表頭の項目定義手段と、表側の項目設定手段と、データベースに存在するキーの値及びフィールドを基に、四則演算を行なう項目を定義するデータ項目定義手段とを備える。そして、検索データを一意に決めるキー条件を設定し、この設定条件に基づいてデータを検索する。検索されたデータについて、データ項目定義手段に定義された項目に応じて四則演算を行ない、利用者が設定した帳票の対応する箇所に割り振ることにより帳票を作成する。
【0003】
出力帳票のフォーム策定の自由度があって、策定されたフォームに沿ってレコード記憶部へのアクセスを少くして、迅速にかつ簡便に出力するための帳票出力装置も検討されている(例えば、特許文献2を参照。)。この文献に記載された技術では、帳票管理部から帳票名および帳票表構成情報を取得する。帳票表名称が入力されると、帳票表名管理テーブルから前記表番号を、帳票表変数管理テーブルから表番号とSQL表示毎に変数項目を取得する。更に、SQL管理テーブルから表番号とSQL表示毎に集計する計算式を取得し、結果データテーブルからの結果データについて表番号とSQL表示毎の変数項目毎に計算式を適用して処理結果を出力する。
【0004】
更に、レイアウト項目やこれに対応した関数処理結果の設定や編集が可能で、読解性のよい帳票の作成支援技術も検討されている(例えば、特許文献3を参照。)。この文献に記載された技術では、統計表生成対象テーブルと、ロジカル統計表生成パラメータを入力インターフェイスより受付けて作業用記憶装置に格納する。次に、一次集計対象の項目に関する統計表生成対象テーブルのデータ検索と一次集計関数による処理とを行なって処理値を各項目に対応付けたロジカル統計表を生成し作業用記憶装置に格納する。そして、ビジュアル統計表生成パラメータを入力インターフェイスより受付けて作業用記憶装置に格納する。そして、各項目を帳票フォーム上でレイアウト配置する処理を行なってビジュアル統計表を生成し、出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−330369号公報(第1頁、図7)
【特許文献2】特開2006−154893号公報(第1頁、図1)
【特許文献3】特開2007−188187号公報(第1頁、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
データベースの検索結果として統計データを取得し、これに基づいて年次報告等の定期
的に発行する帳票を作成する場合がある。このような帳票の場合には、予め表頭、表側パターンを定めた表形式で統計データを記載することがある。特許文献1の場合には、帳票作成の度に表頭や表側の項目を設定する必要があり、帳票の作成作業に手間がかかる。
【0007】
そこで、このような帳票を作成する場合は、帳票ごとに統計データの集計処理を行ない、帳票のフォーマットにあわせた出力を行なうよう帳票毎に個別にプログラムを作成していることが多い。帳票毎にプログラムを作成しているため帳票数に応じて、プログラムの作成工数がかかり、帳票の修正となった場合、関係する帳票全部のプログラムの修正が必要となり改修、保守に対しても帳票数に比例した工数がかかるといった課題があった。
【0008】
また、特許文献2や特許文献3の場合に記載された技術においても効率的な帳票作成が考慮されているが、統計データを帳票に貼り付ける場合、表頭や表側の項目を考慮する必要があり、効率的に統計値を配列できることができない。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、効率的な帳票作成を支援するための帳票作成処理システム、帳票作成処理方法及び帳票作成処理プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、帳票を特定する帳票識別子と、抽出条件識別子と、テンプレート識別子と、表頭、表側及びこれらに対応して取得する実数値の項目数とが関連付けられて記録された制御情報記憶手段と、帳票識別子毎に、帳票の中に含まれる統計テーブルの項目のコード名が記録された項目情報記憶手段と、抽出条件識別子に対して、統計データをデータベースから取得する抽出条件情報が記録された抽出条件情報記憶手段と、テンプレート識別子に対して、表形式レイアウトを含む帳票のテンプレートが記録されたテンプレート記憶手段と、入出力手段に対して統計データを含めた帳票を出力する制御手段とを含む帳票作成処理システムであって、前記制御手段が、入出力手段から出力指示を受けた帳票の帳票識別子を特定する手段と、前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子において用いる抽出条件情報を特定し、この抽出条件情報を用いてデータベースの検索を行なうことにより統計データを取得する手段と、前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子に関連付けられた表頭、表側及び実数値の項目数を取得し、この項目数に基づいて2次元配列エリアを設けた構造体配列を生成する手段と、前記項目情報記憶手段に記録された表頭及び表側のコード名を取得して構造体配列に付与する手段と、前記統計データの表頭及び表側を前記構造体配列の表頭及び表側のコード名と照合し、両者が一致する場合には、前記構造体配列の配列エリアにデータを格納する手段と、この構造体配列に基づいて2次元配列加工データを生成する手段と、前記出力指示の帳票識別子のテンプレートを前記テンプレート記憶手段から取得し、前記2次元配列加工データを前記テンプレートに貼り付けて帳票を作成する手段とを備えたことを要旨とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の帳票作成処理システムにおいて、帳票識別子毎に、帳票のテンプレートにおける2次元配列加工データの貼付位置に関する位置情報が記録されているシート情報記憶手段を更に備えており、前記制御手段は、前記入出力手段において特定された帳票識別子に基づいて位置情報を取得し、この位置情報に基づいて2次元配列加工データをテンプレートに貼り付けることを要旨とする。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の帳票作成処理システムにおいて、抽出条件情報を用いて取得された統計データに対応する2次元配列加工データを記録する実行結果記憶手段を更に備え、前記制御手段は、前記出力指示に応じて特定された抽出条件情報について、この抽出条件情報を用いて取得された統計データに対応する2次元配列加工データが既に前記実行結果記憶手段に記録されている場合には、この統計データを利用
して帳票を作成し、前記抽出条件情報を用いて統計データの抽出処理を実行した場合には、この実行結果に基づいて帳票を作成するとともに、前記統計データに対応する2次元配列加工データを前記実行結果記憶手段に格納することを要旨とする。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の帳票作成処理システムにおいて、前記制御手段は、統計データの抽出処理実行日及びデータベース更新日を特定し、前記抽出処理実行日が前記データベース更新日よりも古い場合には、前記実行結果記憶手段に記録された統計データをリセットすることを要旨とする。
【0014】
請求項5に記載の発明は、帳票を特定する帳票識別子と、抽出条件識別子と、テンプレート識別子と、表頭、表側及びこれらに対応して取得する実数値の項目数とが関連付けられて記録された制御情報記憶手段と、帳票識別子毎に、帳票の中に含まれる統計テーブルの項目のコード名が記録された項目情報記憶手段と、抽出条件識別子に対して、統計データをデータベースから取得する抽出条件情報が記録された抽出条件情報記憶手段と、テンプレート識別子に対して、表形式レイアウトを含む帳票のテンプレートが記録されたテンプレート記憶手段と、入出力手段に対して統計データを含めた帳票を出力する制御手段とを含む帳票作成処理システムを用いて、帳票作成を支援するための方法であって、前記制御手段が、入出力手段から出力指示を受けた帳票の帳票識別子を特定する段階と、前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子において用いる抽出条件情報を特定し、この抽出条件情報を用いてデータベースの検索を行なうことにより統計データを取得する段階と、前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子に関連付けられた表頭、表側及び実数値の項目数を取得し、この項目数に基づいて2次元配列エリアを設けた構造体配列を生成する段階と、前記項目情報記憶手段に記録された表頭及び表側のコード名を取得して構造体配列に付与する段階と、前記統計データの表頭及び表側を前記構造体配列の表頭及び表側のコード名と照合し、両者が一致する場合には、前記構造体配列の配列エリアにデータを格納する段階と、この構造体配列に基づいて2次元配列加工データを生成する段階と、前記出力指示の帳票識別子のテンプレートを前記テンプレート記憶手段から取得し、前記2次元配列加工データを前記テンプレートに貼り付けて帳票を作成する段階とを実行することを要旨とする。
【0015】
請求項6に記載の発明は、帳票を特定する帳票識別子と、抽出条件識別子と、テンプレート識別子と、表頭、表側及びこれらに対応して取得する実数値の項目数とが関連付けられて記録された制御情報記憶手段と、帳票識別子毎に、帳票の中に含まれる統計テーブルの項目のコード名が記録された項目情報記憶手段と、抽出条件識別子に対して、統計データをデータベースから取得する抽出条件情報が記録された抽出条件情報記憶手段と、テンプレート識別子に対して、表形式レイアウトを含む帳票のテンプレートが記録されたテンプレート記憶手段と、入出力手段に対して統計データを含めた帳票を出力する制御手段とを含む帳票作成処理システムを用いて、帳票作成を支援するためのプログラムであって、前記制御手段を、入出力手段から出力指示を受けた帳票の帳票識別子を特定する手段、前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子において用いる抽出条件情報を特定し、この抽出条件情報を用いてデータベースの検索を行なうことにより統計データを取得する手段、前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子に関連付けられた表頭、表側及び実数値の項目数を取得し、この項目数に基づいて2次元配列エリアを設けた構造体配列を生成する手段、前記項目情報記憶手段に記録された表頭及び表側のコード名を取得して構造体配列に付与する手段、前記統計データの表頭及び表側を前記構造体配列の表頭及び表側のコード名と照合し、両者が一致する場合には、前記構造体配列の配列エリアにデータを格納する手段、この構造体配列に基づいて2次元配列加工データを生成する手段、前記出力指示の帳票識別子のテンプレートを前記テンプレート記憶手段から取得し、前記2次元配列加工データを前記テンプレートに貼り付けて帳票を作成する手段として機能させることを要旨とする。
【0016】
(作用)
請求項1、5、6に記載の発明によれば、制御手段が、入出力手段から出力指示を受けた帳票の帳票識別子を特定し、制御情報記憶手段から、帳票識別子において用いる抽出条件情報を特定し、この抽出条件情報を用いてデータベースの検索を行なうことにより統計データを取得する。次に、制御情報記憶手段から、帳票識別子に関連付けられた表頭、表側及び実数値の項目数を取得し、この項目数に基づいて2次元配列エリアを設けた構造体配列を生成する。次に、項目情報記憶手段に記録された表頭及び表側のコード名を取得して構造体配列に付与し、統計データの表頭及び表側を構造体配列の表頭及び表側のコード名と照合し、両者が一致する場合には、構造体配列の配列エリアにデータを格納する。次に、この構造体配列に基づいて2次元配列加工データを生成する。そして、出力指示の帳票識別子のテンプレートをテンプレート記憶手段から取得し、2次元配列加工データをテンプレートに貼り付けて帳票を作成する。これにより、効率的に帳票を作成することができる。従って、帳票を修正することになった場合にも抽出条件情報を修正することなく、効率的に帳票を作成することが可能になる。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、制御手段は、入出力手段において特定された帳票識別子に基づいて位置情報を取得し、この位置情報に基づいて2次元配列加工データをテンプレートに貼り付ける。これにより、所定の位置に統計テーブルを設けた帳票を作成することができる。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、制御手段は、出力指示に応じて特定された抽出条件情報について、この抽出条件情報を用いて取得された統計データに対応する2次元配列加工データが既に実行結果記憶手段に記録されている場合には、この統計データを利用して帳票を作成する。一方、抽出条件情報を用いて統計データの抽出処理を実行した場合には、この実行結果に基づいて帳票を作成するとともに、この統計データに対応する2次元配列加工データを実行結果記憶手段に格納する。これにより、既に抽出条件データを実行し統計データが記録されている場合には、この統計データを有効活用して、効率的に帳票を作成することができる。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、制御手段は、統計データの抽出処理実行日及びデータベース更新日を特定し、抽出処理実行日がデータベース更新日よりも古い場合には、実行結果記憶手段に記録された統計データをリセットする。これにより、実行結果記憶手段に記録された2次元配列加工データを最新状態に維持することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、効率的な帳票作成を支援するための帳票作成処理システム、帳票作成処理方法及び帳票作成処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施形態のシステム概略図。
【図2】各データ記憶部に記憶されたデータの説明図であって、(a)は帳票制御テーブル、(b)は帳票制御SQLテーブル、(c)は帳票制御シートテーブル、(d)は帳票画面制御テーブルに記録されたデータの説明図。
【図3】各データ記憶部に記憶されたデータの説明図であって、(a)はテーブル項目テーブル、(b)はコード情報テーブル、(c)は階級テーブルに記録されたデータの説明図。
【図4】本発明の実施形態の処理手順の説明図。
【図5】本発明の実施形態の処理手順の説明図。
【図6】本発明の実施形態の処理手順の説明図。
【図7】本発明の実施形態の処理手順の説明図。
【図8】本発明の実施形態の処理手順の説明図。
【図9】本発明の実施形態のデータの説明図であって、(a)、(b)は表頭のテーブル、(c)、(d)は表側のテーブル、(e)は構造体配列の説明図。
【図10】本発明の実施形態のデータの説明図であって、(a)はSQL実行結果、(b)はSQL実行結果を格納した配列、(c)はCSVファイルの説明図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図10に従って説明する。本実施形態では、帳票の作成に用いる帳票作成処理システム、帳票作成処理方法及び帳票作成処理プログラムとして説明する。ここでは、タブによって区切られた「行」と改行によって区切られた「列」からなるCSV形式のファイル(2次元配列加工データ)を、表形式レイアウトのテンプレートに貼り付けて帳票を作成する。
【0023】
本実施形態では、図1に示すように、帳票作成処理システムとしての帳票作成支援サーバ20が帳票の作成支援処理を実行する。この帳票作成支援サーバ20には、ネットワークを介して、入出力手段としてのクライアント端末10が接続されている。
【0024】
クライアント端末10は、帳票を作成する利用者が使用するコンピュータ端末である。このクライアント端末10は、各利用者が帳票作成支援サーバ20にアクセスする場合に用いられる。クライアント端末10は、ネットワークを介してデータを送信する機能や、受信したデータを表示する機能等を有する。このため、このクライアント端末10は、図示しないCPU、RAM、ROMの他、キーボード、マウス等の入力手段、ディスプレイ等の出力手段、通信手段等を有する。
【0025】
帳票作成支援サーバ20は、クライアント端末10から受信したデータに基づいて帳票の作成を支援するデータ処理を行なうコンピュータシステムである。帳票作成支援サーバ20は、制御部21、帳票作成管理データ記憶部22、CSVファイルデータ記憶部23、テンプレートデータ記憶部24、SQLファイルデータ記憶部25を備える。
【0026】
そして、帳票作成支援サーバ20はデータベース30に接続されている。このデータベース30には、帳票の統計データを作成するための各種情報が記録されている。このデータベース30には、データが更新された更新日に関するデータを保持している。
【0027】
帳票作成支援サーバ20の制御部21は、帳票の作成を支援するための各種データ処理等を行なう制御手段として機能する。この制御部21は、図示しないCPU、RAM、ROM等を有し、後述する処理(ユーザIF段階、初期化段階、データ取得段階、データ加工処理段階の各処理等)を行なう。そのための帳票作成処理プログラムを実行することにより、制御部21は、図1に示すようにユーザIF手段211、初期化手段212、データ取得手段213、データ加工手段214として機能する。
【0028】
ユーザIF手段211は、クライアント端末10からの要求に対して各種画面データを送信したり、作成した帳票を出力したりする処理を実行する。
初期化手段212は、古くなったCSVファイルが記録されたCSVファイルデータ記憶部23の初期化処理を実行する。
【0029】
データ取得手段213は、クライアント端末10からの要求に応じて、抽出条件情報としてのSQL(Structured English Query Language )文を実行し、統計データをデータベース30から取得する処理を実行する。
データ加工手段214は、利用者が選択した帳票を作成するために取得した統計データ
を加工する処理を実行する。
【0030】
また、帳票作成管理データ記憶部22には、帳票制御テーブル22a、帳票制御SQLテーブル22b、帳票制御シートテーブル22c、帳票画面制御テーブル22d、テーブル項目テーブル22e、コード情報テーブル22f、階級テーブル22gが記録されている。
【0031】
帳票制御テーブル22aは制御情報記憶手段として機能し、図2(a)に示すように、帳票作成を制御するための帳票制御レコードが記録されている。この帳票制御レコードは、作成する帳票の内容が設定された場合に登録される。このレコードには、帳票制御レコード番号、使用対象年月FROM、使用対象年月TO、帳票区分、帳票区分別番号、帳票名称、帳票表示番号に関するデータを含んで構成される。
【0032】
帳票制御レコード番号データ領域には、各帳票を特定するための識別子(通し番号)に関するデータが記録される。この帳票制御レコード番号により、後述する帳票制御SQLレコードを特定し、統計データを生成するために利用するSQL文を特定することができる。
【0033】
使用対象年月FROMデータ領域には、帳票を出力できる開始年月(西暦)に関するデータが記録される。
使用対象年月TOデータ領域には、帳票を出力できる終了年月(西暦)に関するデータが記録される。
【0034】
帳票区分データ領域には、SQL文を実行してデータベース30を検索する場合に、SQL文に用いるパラメータが記録される。ここで、一つの帳票制御レコード番号に対して複数の区分が設定されている場合には、複数回のデータベース検索を行なう。この帳票区分は、帳票画面制御テーブル22dの帳票区分に対応する。
【0035】
帳票区分別番号データ領域には、帳票区分毎の帳票の通し番号に関するデータが記録される。ここで設定された帳票区分別番号の昇順で帳票名が表示される。
帳票名称データ領域には、帳票の名称に関するデータが記録される。
帳票表示番号データ領域には、帳票を特定するために表示する番号に関するデータが記録される。
【0036】
帳票制御SQLテーブル22bは抽出条件情報記憶手段として機能し、図2(b)に示すように、データベース30を検索して統計データを取得するための帳票制御SQLレコードが記録される。この帳票制御SQLレコードは、帳票作成時に用いるSQL文が設定された場合に登録される。この帳票制御SQLレコードには、帳票SQLレコード番号、帳票制御レコード番号、表頭・表側情報、SQLファイル名、CSVファイル名、表頭項目数、表側項目数、実数値項目数に関するデータを含んで構成される。
【0037】
帳票SQLレコード番号データ領域には、帳票毎のCSVファイル番号に関するデータが記録される。
帳票制御レコード番号データ領域には、各帳票を特定するための識別子(通し番号)に関するデータが記録される。
【0038】
表頭・表側情報データ領域には、表頭・表側毎にテーブル名、カラム名、表頭・表側コードに関するデータが記録される。
テーブル名データ領域には、表頭・表側項目を取得するテーブル項目テーブル22eを特定するためのテーブル識別子(テーブル名)に関するデータが記録される。
【0039】
カラム名データ領域には、テーブル項目テーブル22eにおいて、表頭・表側項目を取得するカラムを特定するための識別子(カラム名)に関するデータが記録される。
表頭・表側コードデータ領域には、表頭或いは表側のいずれかを特定するための識別子(表頭コード或いは表側コード)に関するデータが記録される。
【0040】
SQLファイル名データ領域には、実行するSQL文を特定する名称(抽出条件識別子)に関するデータが記録される。
CSVファイル名データ領域には、作成するCSVファイルに付与する名称(ファイル名)に関するデータが記録される。
【0041】
表頭項目数データ領域には、コード、階級によって表わされる表頭項目数に関するデータが記録される。
表側項目数データ領域には、コード、階級によって表わされる表側項目数に関するデータが記録される。
実数値項目数データ領域には、表頭項目や表側項目に対応させて統計テーブルに含める実数値の項目数に関するデータが記録される。
【0042】
帳票制御シートテーブル22cはシート情報記憶手段として機能し、図2(c)に示すように、帳票の形式(利用するテンプレートや統計テーブルの位置)を特定するための帳票制御シートレコードが記録される。この帳票制御シートレコードは、帳票のフォーマットが設定された場合に登録される。この帳票制御シートレコードには、帳票シートレコード番号、帳票制御レコード番号、帳票区分別シート番号、テンプレートファイル名、シート名、貼付開始セル行、貼付開始セル列、CSVファイル名、出力シート名に関するデータを含んで構成される。
【0043】
帳票シートレコード番号データ領域には、各帳票シートを特定するための識別子(帳票シートレコード番号)に関するデータが記録される。
帳票制御レコード番号データ領域には、各帳票を特定するための識別子(通し番号)に関するデータが記録される。
【0044】
帳票区分別シート番号データ領域には、帳票区分の番号に関するデータが記録される。
テンプレートファイル名データ領域には、帳票のフォーマットを定めたテンプレートを特定するための名称(テンプレート識別子)に関するデータが記録される。本実施形態では、テンプレートとして表計算ソフトウェアで用いられる表形式レイアウトのファイルを用いる。
【0045】
シート名データ領域には、出力帳票ファイルを構成するシートを特定するための名称(シート識別子)に関するデータが記録される。
貼付開始セル行データ領域、貼付開始セル列データ領域には、テンプレートシートにおいて統計テーブルの貼付位置(開始行及び開始列)に関するデータが記録される。
【0046】
CSVファイル名データ領域には、このテンプレートに貼り付ける統計テーブルに用いるCSVファイルを特定するための識別子(CSVファイル名)に関するデータが記録される。
出力シート名データ領域には、帳票ファイルを出力したときのシート名に関するデータが記録される。
【0047】
帳票画面制御テーブル22dには、図2(d)に示すように、帳票作成時の画面制御を行なうための帳票画面制御レコードが記録される。この帳票画面制御レコードは、帳票作
成時の制御画面が設定された場合に登録される。この帳票画面制御レコードには、帳票区分総件数、帳票区分情報に関するデータを含んで構成される。
【0048】
帳票区分総件数データ領域には、帳票の区分の件数(タブの数)に関するデータが記録される。
帳票区分情報データ領域には、帳票区分毎に、帳票区分名称、出力帳票ファイル名称に関するデータが記録される。
【0049】
帳票区分データ領域には、タブ番号に関するデータが記録される。
帳票区分名称データ領域には、帳票区分名称(タブの名称)に関するデータが記録される。
出力帳票ファイル名称データ領域には、帳票を出力する際のファイル(出力帳票ファイル)のファイル名に関するデータが記録される。
【0050】
テーブル項目テーブル22eは項目情報記憶手段として機能し、図3(a)に示すように、テーブル項目レコードが記録されている。このテーブル項目レコードは、帳票に用いる項目が設定された場合に登録される。このテーブル項目レコードには、テーブル番号、テーブル名、カラム番号、カラム名、カラム種類、コード情報テーブル番号、コード情報カラム名、使用対象年月FROM、使用対象年月TOに関するデータを含んで構成される。
【0051】
テーブル番号データ領域には、各テーブルを特定する識別子(テーブル番号)に関するデータが記録される。
テーブル名データ領域には、テーブルを特定するための識別子(テーブル名)に関するデータが記録される。
【0052】
カラム番号データ領域には、各テーブルにおけるカラムを特定するための識別子(カラム番号)に関するデータが記録される。
カラム名データ領域には、このカラムを特定するための識別子(名称)に関するデータが記録される。
【0053】
カラム種類データ領域には、カラムの種類に関するデータが記録される。
コード情報テーブル番号データ領域には、コード情報テーブル又は階級テーブルを特定するための識別子(テーブル番号)に関するデータが記録される。
【0054】
コード情報カラム名データ領域には、コード情報テーブルにおけるカラムを特定する識別子(カラム名)に関するデータが記録される。
使用対象年月FROMデータ領域には、このテーブルを利用することができる開始年月(西暦)に関するデータが記録される。
使用対象年月TOデータ領域には、このテーブルを利用することができる終了年月(西暦)に関するデータが記録される。
【0055】
コード情報テーブル22fには、図3(b)に示すように、コード情報レコードが記録される。このコード情報レコードは、帳票に用いるコード内容が設定された場合に登録される。このコード情報レコードには、テーブル番号、カラム名、コードに関するデータを含んで構成される。
【0056】
テーブル番号データ領域には、各コード情報テーブル22fを特定する識別子(テーブル番号)に関するデータが記録される。
カラム名データ領域には、このコード情報テーブル22fにおけるカラムを特定する識
別子(カラム名)に関するデータが記録される。
コードデータ領域には、各コードを特定する識別子に関するデータが記録される。
【0057】
階級テーブル22gには、図3(c)に示すように、階級レコードが記録される。この階級レコードは、帳票に用いる階級内容が設定された場合に登録される。この階級レコードには、テーブル番号、カラム名、階級コード、階級FROM、階級TOに関するデータを含んで構成される。
【0058】
テーブル番号データ領域には、各階級テーブル22gを特定する識別子(テーブル番号)に関するデータが記録される。
カラム名データ領域には、この階級テーブル22gにおけるカラムを特定する識別子(カラム名)に関するデータが記録される。
【0059】
階級コードデータ領域には、この階級を特定する識別子(階級コード)に関するデータが記録される。
階級FROMデータ領域、階級TOデータ領域には、それぞれ各階級が開始される値、終了する値に関するデータが記録される。そして、統計データの実数値が「階級FROM」〜「階級TO」の範囲に含まれる場合、この実数値の階級を特定することができる。
【0060】
また、CSVファイルデータ記憶部23は実行結果記憶手段として機能し、データ取得手段213によって生成されたCSVファイル(2次元配列加工データ)が記録される。各CSVファイルには、帳票制御SQLテーブル22bに記録されたCSVファイル名が付与されている。更に、各CSVファイルには、このファイルを作成するためにSQL文が実行された年月日時刻(抽出処理実行日)に関するデータが記録されている。
【0061】
また、テンプレートデータ記憶部24はテンプレート記憶手段として機能し、帳票のテンプレートファイルが記録される。本実施形態では、テンプレートとして、セル構造を有する表形式ファイルを用いる。この表形式ファイルは、複数のシートから構成されている。そして、各表形式ファイルは、ブック単位で記録される。各テンプレートファイルには、帳票制御シートテーブル22cに記録されたテンプレートファイル名、シート名が付与されている。
【0062】
また、SQLファイルデータ記憶部25は、データ取得のために用いるSQL文が記録されたSQLファイルが記録されている。各SQLファイルには、各SQL文を特定するために、帳票制御SQLテーブル22bに記録されたSQLファイル名が付与されている。
【0063】
次に、本実施形態の帳票作成支援を行なう場合の処理について説明する。ここでは、帳票出力処理、CSV作成処理、帳票作成処理の順番に説明する。
(帳票出力処理)
まず、図4を用いて、帳票出力処理を説明する。
【0064】
ここでは、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、帳票選択処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、利用者は、クライアント端末10を用いて、帳票作成支援サーバ20にアクセスする。この場合、帳票作成支援サーバ20の制御部21のユーザIF手段211は、メニュー画面データをクライアント端末10に送信する。このメニュー画面には、帳票の作成を希望する作成年月の入力欄、帳票作成実行アイコン、終了アイコンが含まれる。
【0065】
作成年月が入力されて、帳票作成実行アイコンが選択された場合、クライアント端末1
0は、帳票作成要求を帳票作成支援サーバ20に送信する。この帳票作成要求には、メニュー画面に入力された作成年月に関するデータを含める。
【0066】
帳票作成要求を受信した帳票作成支援サーバ20の制御部21は、クライアント端末10に帳票作成処理画面を出力する。具体的には、制御部21のユーザIF手段211は、帳票画面制御テーブル22dから各帳票の帳票区分及び帳票区分名称を取得する。そして、ユーザIF手段211は、これらを一覧させた帳票作成処理画面データを作成し、クライアント端末10に送信する。この帳票作成処理画面には、作成可能な帳票を選択できる一覧が出力される。
【0067】
ここで、利用者は、出力したい帳票名を選択し、実行アイコンを選択する。この場合、クライアント端末10は、帳票作成支援サーバ20に帳票選択情報を送信する。この帳票選択情報には、一覧において選択された帳票の帳票区分に関するデータを含める。
【0068】
帳票選択情報を受信した帳票作成支援サーバ20の制御部21は、クライアント端末10に出力帳票確認画面を出力する。具体的には、制御部21のユーザIF手段211は、選択された帳票の名称を一覧表示させた出力帳票確認画面データを生成し、クライアント端末10のディスプレイに出力する。この出力帳票確認画面において、確認アイコンが選択された場合には、クライアント端末10は、確認結果データを帳票作成支援サーバ20に送信する。
【0069】
次に、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、データ更新日の取得処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、制御部21の初期化手段212は、データの更新日をデータベース30から取得する。
【0070】
次に、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、SQL実行日の取得処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21の初期化手段212は、CSVファイルデータ記憶部23に蓄積された各CSVファイルについてのSQL文の実行日を取得する。
【0071】
そして、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、データ更新日がSQL実行日より大きいかどうかについて判定処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、制御部21の初期化手段212は、SQL実行日をデータ更新日とを比較し、SQL実行日以降にデータ更新が行なわれているかどうかについて判定する。
【0072】
データ更新日がSQL実行日より大きい場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、蓄積されたCSVファイルのリセット処理を実行する(ステップS1−5)。具体的には、制御部21の初期化手段212は、CSVファイルデータ記憶部23に蓄積されたCSVファイルを削除することによりリセットする。一方、SQL実行日がデータ更新日以下の場合(ステップS1−4において「NO」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、このリセット処理を省略する。
【0073】
そして、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、後述するように、選択された各帳票についてCSV作成処理を繰り返す(ステップS1−6)。
そして、すべての帳票について帳票作成処理を終了した場合、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、選択された各帳票について帳票作成処理を実行する(ステップS1−7)。具体的には、後述するように、制御部21のデータ加工手段214が、この処理を実行する。
【0074】
そして、すべての帳票について帳票作成処理が終了した場合、帳票作成支援サーバ20
の制御部21は、帳票の出力処理を実行する(ステップS1−8)。具体的には、制御部21のデータ加工手段214は、クライアント端末10のディスプレイに、作成した帳票を出力する。
【0075】
(CSV作成処理)
次に、図5を用いて、CSV作成処理を説明する。
ここでは、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、帳票に関連付けられたCSVファイルの特定処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、帳票制御SQLテーブル22bにおいて、選択された帳票の帳票制御レコード番号が付与された帳票制御SQLレコードを検索する。そして、データ取得手段213は、この帳票制御SQLレコードに記録されたCSVファイル名を特定する。
【0076】
次に、特定したCSVファイル毎に以下の処理を繰り返す。
ここでは、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、CSVファイルの登録があるかどうかについて判定処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、CSVファイルデータ記憶部23に、特定したCSVファイル名のファイルが登録されているかどうかを確認する。
【0077】
CSVファイルデータ記憶部23にCSVファイルが登録されていない場合(ステップS2−2において「NO」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、後述するように、SQL実行処理を実行する(ステップS2−3)。
【0078】
一方、CSVファイルデータ記憶部23にCSVファイルが登録されている場合(ステップS2−2において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、CSVデータ作成処理を省略する。そして、すべてのCSVファイルについて上述の処理を繰り返す。
【0079】
(SQL実行処理)
次に、図6、7を用いて、SQL実行処理を説明する。
ここでは、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、構造体配列の生成処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、帳票制御テーブル22aにおいて、選択された帳票の年月が「使用対象年月FROM」〜「使用対象年月TO」に含まれる帳票制御レコード番号を特定する。そして、データ取得手段213は、特定した帳票制御レコード番号に基づいて帳票制御SQLテーブル22bにおいて、表頭・表側情報(テーブル名、カラム名、表頭・表側コード)、SQLファイル名、CSVファイル名、表頭項目数、表側項目数、実数値項目数を取得する。本実施形態では、表頭として図9(a)に示すテーブル501、図9(b)に示すテーブル502、表側として図9(c)に示すテーブル503、図9(d)に示すテーブル504を取得した場合を想定する。また、実数値項目として件数、日数を取得した場合を想定する。
【0080】
そして、データ取得手段213は、帳票制御SQLテーブル22bに対象レコード存在する件数分だけ、対象となる帳票制御SQLテーブル22bの表頭項目数、表側項目数、実数値項目数に応じた領域(2次元配列エリア)が設けられた構造体配列を生成する。そして、取得したレコードの件数分だけ後述の処理を繰り返す。なお、帳票制御テーブル22aにデータが存在しなかった場合は、この旨のメッセージ表示を行ない、本処理を終了して出力帳票確認画面に戻る。
【0081】
次に、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、SQL文によりデータベースの検索処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、帳票制御SQLテーブル22bから取得したSQLファイル名のSQL文を取得し、帳
票制御テーブル22aから取得した帳票区分をパラメータとして適用してデータベース30を検索する。そして、データ取得手段213は、SQL実行結果を取得する。このSQL実行結果には、表頭や表側の組み合わせに対してデータベース30から取得した数値が記録される。そして、SQL実行結果の終わりには「EOF」フラグが記録されている。
【0082】
次に、表頭の取得について説明する。ここで、帳票制御SQLテーブル22bから取得した表頭数分の処理を繰り返す。
帳票作成支援サーバ20の制御部21は、「表頭テーブル名」、「表頭カラム名」の取得処理を実行する(ステップS3−3)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、帳票制御SQLテーブル22bにおいて表頭コードが付与された帳票制御SQLレコードから、テーブル名、カラム名を取得する。
【0083】
そして、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、「コード情報テーブル番号」、「コード情報カラム名」の取得処理を実行する(ステップS3−4)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、テーブル項目テーブル22eにおいて、帳票制御SQLテーブル22bから取得した「テーブル名」、「カラム名」と一致するテーブル項目レコードを特定する。そして、データ取得手段213は、このテーブル項目レコードからコード情報テーブル番号、コード情報カラム名を取得する。
【0084】
次に、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、表頭の付与処理を実行する(ステップS3−5)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、取得したコード情報テーブル番号、コード情報カラム名を用いて、コード情報テーブル22fからコードを取得し、構造体配列の表頭として仮記憶する。
【0085】
次に、表側の取得について説明する。ここで、帳票制御SQLテーブル22bから取得した表側数分の処理を繰り返す。
帳票作成支援サーバ20の制御部21は、「表側テーブル名」、「表側カラム名」の取得処理を実行する(ステップS3−6)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、帳票制御SQLテーブル22bにおいて表側コードが付与された帳票制御SQLレコードから、テーブル名、カラム名を取得する。
【0086】
そして、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、「コード情報テーブル番号」、「コード情報カラム名」の取得処理を実行する(ステップS3−7)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、テーブル項目テーブル22eにおいて、帳票制御SQLテーブル22bから取得した「テーブル名」、「カラム名」と一致するテーブル項目レコードを特定する。そして、データ取得手段213は、このテーブル項目レコードからコード情報テーブル番号、コード情報カラム名を取得する。
【0087】
次に、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、表側の付与処理を実行する(ステップS3−8)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、取得したコード情報テーブル番号、コード情報カラム名を用いて、コード情報テーブル22fからコードを取得し、構造体配列の表側として仮記憶する。
【0088】
本実施形態では、テーブル(501,502)の項目を組み合わせた表頭、テーブル(503,504)の項目を組み合わせた表側を生成する。更に、表頭には実数値項目に応じた「件」、「日」を設定することにより、図9(e)に示す配列505を生成する。
【0089】
次に、図7に示すように、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、2次元配列の生成処理を実行する(ステップS4−1)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、仮記憶した表頭・表側を、それぞれ2次元配列の横方向、縦方向に設定した2次元配
列を生成する。ここで、複数種類の表頭や表側が設定されている場合には、表頭毎や表側毎に組み合わせた複数表頭・複数表側の2次元配列を生成する。
【0090】
次に、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、SQL実行結果と2次元配列の表頭・表側の照合処理を実行する(ステップS4−2)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、先に取得したSQL実行結果と2次元配列の表頭・表側が一致するかどうかを確認する。
【0091】
ここで、表頭・表側が一致する場合(ステップS4−3において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、表頭・表側の配列エリアにデータの格納処理を実行する(ステップS4−4)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、2次元配列において一致した表頭・表側の配列エリアに、データベースから取得したデータを格納する。表頭・表側が一致しない場合(ステップS4−3において「NO」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、データの格納を行なわない。
【0092】
そして、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、EOFに到達したかどうかについての判定処理を実行する(ステップS4−5)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、SQL実行結果において設定されたEOFに到達したかどうかを判定する。ここで、EOFに到達していない場合(ステップS4−5において「NO」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、SQL実行結果において次にレコードを特定し、ステップS4−2から処理を繰り返す。
【0093】
本実施形態では、図10(a)に示すSQL実行結果506を取得した場合を想定する。ここでは、実数値項目としての件数、日数を、それぞれ「件」、「日」の欄に表示している。そして、表頭・表側が一致する配列エリアにSQL実行結果の各数値を格納することにより、図10(b)に示す配列507を生成する。
【0094】
一方、EOFに到達した場合(ステップS4−5において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、CSVファイルの生成処理を実行する(ステップS4−6)。具体的には、制御部21のデータ取得手段213は、2次元配列に対して、データをタブにより区切ったテキストファイル(CSVファイル)を生成する。本実施形態では、配列507は、図10(c)に示すCSVファイル508となる。
【0095】
そして、データ取得手段213は、生成したCSVファイルに、帳票制御SQLテーブル22bに記録されたCSVファイル名を付与して、CSVファイルデータ記憶部23に格納する。
【0096】
(帳票作成処理)
次に、図8を用いて、帳票作成処理を説明する。
ここでは、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、必要項目の取得処理を実行する(ステップS5−1)。具体的には、制御部21のデータ加工手段214は、帳票制御テーブル22a及び帳票制御シートテーブル22cから、帳票区分、帳票制御レコード番号、帳票区分別シート番号、シート名、貼付開始セル行/貼付開始セル列、CSVファイル名の各項目を取得する。
【0097】
そして、以下の処理をブック毎に繰り返す。
ここでは、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、帳票区分に応じてブック作成処理を実行する(ステップS5−2)。具体的には、制御部21のデータ加工手段214は、選択された帳票区分に基づいて、表レイアウトの新規ブックを生成する。そして、データ加工手段214は、このブックにブック名を付与する。ここでは、ブック名として、帳票
画面制御テーブル22dから取得した帳票区分名に帳票作成要求に含まれる作成年月を結合させたものを用いる。
【0098】
次に、以下の処理をシート毎に繰り返す。
ここでは、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、レイアウトをシートにコピー処理を実行する(ステップS5−3)。具体的には、制御部21のデータ加工手段214は、帳票制御シートテーブル22cにおいて、選択された帳票制御レコード番号に関連付けられたテンプレートファイル名を取得する。そして、データ加工手段214は、テンプレートデータ記憶部24から、このテンプレートファイル名に関連付けられたテンプレートを取得する。そして、データ加工手段214は、テンプレートシートのレイアウトを新ブックのシートにコピーする。
【0099】
次に、以下の処理を貼付領域毎に繰り返す。
ここでは、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、貼付位置に基づきCSVの貼り付け処理を実行する(ステップS5−4)。具体的には、制御部21のデータ加工手段214は、帳票制御シートテーブル22cに記録されたCSVファイル名を取得し、CSVファイルデータ記憶部23からCSVファイルを読み出す。次に、データ加工手段214は、帳票制御シートテーブル22cから取得した貼付開始セル行を及び貼付開始セル列に基づいて貼り付け開始セルを特定する。そして、データ加工手段214は、このセルを起点としてデータを貼り付ける。
【0100】
以上の処理をすべての貼付領域についての処理を終了するまで繰り返す。更に、すべてのシートについての処理を終了するまで繰り返す。更に、すべてのブックについての処理を終了するまで繰り返す。
【0101】
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、データ更新日がSQL実行日より大きいかどうかについて判定処理を実行する(ステップS1−4)。データ更新日がSQL実行日より大きい場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、蓄積されたCSVファイルのリセット処理を実行する(ステップS1−5)。そして、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、選択された帳票毎にCSV作成処理を繰り返す(ステップS1−6)。これにより、以前に作成したCSVファイルが、データベースの更新により古くなっている場合には、CSVファイルを作り直し、最新データを提供することができる。
【0102】
・ 上記実施形態では、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、帳票に関連付けられたCSVファイルの特定処理を実行する(ステップS2−1)。帳票作成支援サーバ20の制御部21は、CSVファイルの登録があるかどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−2)。CSVファイルデータ記憶部23にCSVファイルが登録されていない場合(ステップS2−2において「NO」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、SQL実行処理を実行する(ステップS2−3)。これにより、帳票の作成に必要なCSVファイルを取得することができる。一方、CSVファイルデータ記憶部23にCSVファイルが登録されている場合(ステップS2−2において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、CSVデータ作成処理を省略する。これにより、既にCSVファイルが作成されている場合には、このCSVファイルを利用して効率的に帳票を作成することができる。
【0103】
・ 上記実施形態では、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、構造体配列の生成処理を実行する(ステップS3−1)。帳票作成支援サーバ20の制御部21は、SQL文によりデータベースの検索処理を実行する(ステップS3−2)。そして、帳票作成支援
サーバ20の制御部21は、表頭・表側の取得処理を実行する。そして、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、2次元配列の生成処理を実行する(ステップS4−1)。表頭・表側が一致する場合(ステップS4−3において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、表頭・表側の配列エリアにデータの格納処理を実行する(ステップS4−4)。そして、EOFに到達した場合(ステップS4−5において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、CSVファイルの生成処理を実行する(ステップS4−6)。これにより、SQL実行結果を表頭・表側を考慮した2次元配列に対応したCSVファイルを生成することができる。
【0104】
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○ 上記実施形態では、1つのSQL実行結果に対して、複数表頭・表側の場合を説明したが、複数のSQL文を利用して作表することも可能である。この場合には、SQL文毎に帳票SQL制御レコードを準備しておく。そして、表頭において、各SQL実行結果を記録する列を設定する。
【0105】
○ 上記実施形態では、CSVファイルデータ記憶部23にデータ取得手段213によって生成されたCSVファイルが記録される。そして、CSVファイルデータ記憶部23にCSVファイルが登録されている場合(ステップS2−2において「YES」の場合)、帳票作成支援サーバ20の制御部21は、CSVデータ作成処理を省略する。これに代えて、帳票作成要求毎に、帳票作成支援サーバ20の制御部21が、CSVファイルを作成するようにしてもよい。この場合には、CSVファイルデータ記憶部23を設ける必要がなく、記憶容量を削減することができる。
【0106】
○ 上記実施形態では、この帳票作成支援サーバ20には、ネットワークを介して、入出力手段としてのクライアント端末10が接続されている。帳票を作成するシステムは、サーバ・クライアント方式に限定されるものではない。例えば、クライアント端末10に、帳票作成管理データ記憶部22、CSVファイルデータ記憶部23、テンプレートデータ記憶部24、SQLファイルデータ記憶部25を設け、制御部21の各手段を機能させるようにしてもよい。この場合、クライアント端末10は、帳票作成要求時に、データベース30にアクセスして統計データを取得し、帳票を作成する。また、データベース30もクライアント端末10に設け、スタンドアローンの形態で帳票作成処理を実行するようにしてもよい。
【0107】
○ 上記実施形態では、帳票作成に用いる各種パラメータを帳票制御テーブル22a〜階級テーブル22gに記憶させたが、各種パラメータの相互の関連付けができるものであれば、これに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0108】
10…クライアント端末、20…帳票作成支援サーバ、21…制御部、211…ユーザIF手段、212…初期化手段、213…データ取得手段、214…データ加工手段、22…帳票作成管理データ記憶部、23…CSVファイルデータ記憶部、24…テンプレートデータ記憶部、25…SQLファイルデータ記憶部、30…データベース。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
帳票を特定する帳票識別子と、抽出条件識別子と、テンプレート識別子と、表頭、表側及びこれらに対応して取得する実数値の項目数とが関連付けられて記録された制御情報記憶手段と、
帳票識別子毎に、帳票の中に含まれる統計テーブルの項目のコード名が記録された項目情報記憶手段と、
抽出条件識別子に対して、統計データをデータベースから取得する抽出条件情報が記録された抽出条件情報記憶手段と、
テンプレート識別子に対して、表形式レイアウトを含む帳票のテンプレートが記録されたテンプレート記憶手段と、
入出力手段に対して統計データを含めた帳票を出力する制御手段とを含む帳票作成処理システムであって、
前記制御手段が、
入出力手段から出力指示を受けた帳票の帳票識別子を特定する手段と、
前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子において用いる抽出条件情報を特定し、この抽出条件情報を用いてデータベースの検索を行なうことにより統計データを取得する手段と、
前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子に関連付けられた表頭、表側及び実数値の項目数を取得し、この項目数に基づいて2次元配列エリアを設けた構造体配列を生成する手段と、
前記項目情報記憶手段に記録された表頭及び表側のコード名を取得して構造体配列に付与する手段と、
前記統計データの表頭及び表側を前記構造体配列の表頭及び表側のコード名と照合し、両者が一致する場合には、前記構造体配列の配列エリアにデータを格納する手段と、
この構造体配列に基づいて2次元配列加工データを生成する手段と、
前記出力指示の帳票識別子のテンプレートを前記テンプレート記憶手段から取得し、前記2次元配列加工データを前記テンプレートに貼り付けて帳票を作成する手段と
を備えたことを特徴とする帳票作成処理システム。
【請求項2】
帳票識別子毎に、帳票のテンプレートにおける2次元配列加工データの貼付位置に関する位置情報が記録されているシート情報記憶手段を更に備えており、
前記制御手段は、前記入出力手段において特定された帳票識別子に基づいて位置情報を取得し、この位置情報に基づいて2次元配列加工データをテンプレートに貼り付けることを特徴とする請求項1に記載の帳票作成処理システム。
【請求項3】
抽出条件情報を用いて取得された統計データに対応する2次元配列加工データを記録する実行結果記憶手段を更に備え、
前記制御手段は、
前記出力指示に応じて特定された抽出条件情報について、この抽出条件情報を用いて取得された統計データに対応する2次元配列加工データが既に前記実行結果記憶手段に記録されている場合には、この統計データを利用して帳票を作成し、
前記抽出条件情報を用いて統計データの抽出処理を実行した場合には、この実行結果に基づいて帳票を作成するとともに、前記統計データに対応する2次元配列加工データを前記実行結果記憶手段に格納することを特徴とする請求項1又は2に記載の帳票作成処理システム。
【請求項4】
前記制御手段は、統計データの抽出処理実行日及びデータベース更新日を特定し、
前記抽出処理実行日が前記データベース更新日よりも古い場合には、前記実行結果記憶手段に記録された統計データをリセットすることを特徴とする請求項3に記載の帳票作成
処理システム。
【請求項5】
帳票を特定する帳票識別子と、抽出条件識別子と、テンプレート識別子と、表頭、表側及びこれらに対応して取得する実数値の項目数とが関連付けられて記録された制御情報記憶手段と、
帳票識別子毎に、帳票の中に含まれる統計テーブルの項目のコード名が記録された項目情報記憶手段と、
抽出条件識別子に対して、統計データをデータベースから取得する抽出条件情報が記録された抽出条件情報記憶手段と、
テンプレート識別子に対して、表形式レイアウトを含む帳票のテンプレートが記録されたテンプレート記憶手段と、
入出力手段に対して統計データを含めた帳票を出力する制御手段とを含む帳票作成処理システムを用いて、帳票作成を支援するための方法であって、
前記制御手段が、
入出力手段から出力指示を受けた帳票の帳票識別子を特定する段階と、
前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子において用いる抽出条件情報を特定し、この抽出条件情報を用いてデータベースの検索を行なうことにより統計データを取得する段階と、
前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子に関連付けられた表頭、表側及び実数値の項目数を取得し、この項目数に基づいて2次元配列エリアを設けた構造体配列を生成する段階と、
前記項目情報記憶手段に記録された表頭及び表側のコード名を取得して構造体配列に付与する段階と、
前記統計データの表頭及び表側を前記構造体配列の表頭及び表側のコード名と照合し、両者が一致する場合には、前記構造体配列の配列エリアにデータを格納する段階と、
この構造体配列に基づいて2次元配列加工データを生成する段階と、
前記出力指示の帳票識別子のテンプレートを前記テンプレート記憶手段から取得し、前記2次元配列加工データを前記テンプレートに貼り付けて帳票を作成する段階と
を実行することを特徴とする帳票作成処理方法。
【請求項6】
帳票を特定する帳票識別子と、抽出条件識別子と、テンプレート識別子と、表頭、表側及びこれらに対応して取得する実数値の項目数とが関連付けられて記録された制御情報記憶手段と、
帳票識別子毎に、帳票の中に含まれる統計テーブルの項目のコード名が記録された項目情報記憶手段と、
抽出条件識別子に対して、統計データをデータベースから取得する抽出条件情報が記録された抽出条件情報記憶手段と、
テンプレート識別子に対して、表形式レイアウトを含む帳票のテンプレートが記録されたテンプレート記憶手段と、
入出力手段に対して統計データを含めた帳票を出力する制御手段とを含む帳票作成処理システムを用いて、帳票作成を支援するためのプログラムであって、
前記制御手段を、
入出力手段から出力指示を受けた帳票の帳票識別子を特定する手段、
前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子において用いる抽出条件情報を特定し、この抽出条件情報を用いてデータベースの検索を行なうことにより統計データを取得する手段、
前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子に関連付けられた表頭、表側及び実数値の項目数を取得し、この項目数に基づいて2次元配列エリアを設けた構造体配列を生成する手段、
前記項目情報記憶手段に記録された表頭及び表側のコード名を取得して構造体配列に付
与する手段、
前記統計データの表頭及び表側を前記構造体配列の表頭及び表側のコード名と照合し、両者が一致する場合には、前記構造体配列の配列エリアにデータを格納する手段、
この構造体配列に基づいて2次元配列加工データを生成する手段、
前記出力指示の帳票識別子のテンプレートを前記テンプレート記憶手段から取得し、前記2次元配列加工データを前記テンプレートに貼り付けて帳票を作成する手段
として機能させることを特徴とする帳票作成処理プログラム。
【請求項1】
帳票を特定する帳票識別子と、抽出条件識別子と、テンプレート識別子と、表頭、表側及びこれらに対応して取得する実数値の項目数とが関連付けられて記録された制御情報記憶手段と、
帳票識別子毎に、帳票の中に含まれる統計テーブルの項目のコード名が記録された項目情報記憶手段と、
抽出条件識別子に対して、統計データをデータベースから取得する抽出条件情報が記録された抽出条件情報記憶手段と、
テンプレート識別子に対して、表形式レイアウトを含む帳票のテンプレートが記録されたテンプレート記憶手段と、
入出力手段に対して統計データを含めた帳票を出力する制御手段とを含む帳票作成処理システムであって、
前記制御手段が、
入出力手段から出力指示を受けた帳票の帳票識別子を特定する手段と、
前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子において用いる抽出条件情報を特定し、この抽出条件情報を用いてデータベースの検索を行なうことにより統計データを取得する手段と、
前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子に関連付けられた表頭、表側及び実数値の項目数を取得し、この項目数に基づいて2次元配列エリアを設けた構造体配列を生成する手段と、
前記項目情報記憶手段に記録された表頭及び表側のコード名を取得して構造体配列に付与する手段と、
前記統計データの表頭及び表側を前記構造体配列の表頭及び表側のコード名と照合し、両者が一致する場合には、前記構造体配列の配列エリアにデータを格納する手段と、
この構造体配列に基づいて2次元配列加工データを生成する手段と、
前記出力指示の帳票識別子のテンプレートを前記テンプレート記憶手段から取得し、前記2次元配列加工データを前記テンプレートに貼り付けて帳票を作成する手段と
を備えたことを特徴とする帳票作成処理システム。
【請求項2】
帳票識別子毎に、帳票のテンプレートにおける2次元配列加工データの貼付位置に関する位置情報が記録されているシート情報記憶手段を更に備えており、
前記制御手段は、前記入出力手段において特定された帳票識別子に基づいて位置情報を取得し、この位置情報に基づいて2次元配列加工データをテンプレートに貼り付けることを特徴とする請求項1に記載の帳票作成処理システム。
【請求項3】
抽出条件情報を用いて取得された統計データに対応する2次元配列加工データを記録する実行結果記憶手段を更に備え、
前記制御手段は、
前記出力指示に応じて特定された抽出条件情報について、この抽出条件情報を用いて取得された統計データに対応する2次元配列加工データが既に前記実行結果記憶手段に記録されている場合には、この統計データを利用して帳票を作成し、
前記抽出条件情報を用いて統計データの抽出処理を実行した場合には、この実行結果に基づいて帳票を作成するとともに、前記統計データに対応する2次元配列加工データを前記実行結果記憶手段に格納することを特徴とする請求項1又は2に記載の帳票作成処理システム。
【請求項4】
前記制御手段は、統計データの抽出処理実行日及びデータベース更新日を特定し、
前記抽出処理実行日が前記データベース更新日よりも古い場合には、前記実行結果記憶手段に記録された統計データをリセットすることを特徴とする請求項3に記載の帳票作成
処理システム。
【請求項5】
帳票を特定する帳票識別子と、抽出条件識別子と、テンプレート識別子と、表頭、表側及びこれらに対応して取得する実数値の項目数とが関連付けられて記録された制御情報記憶手段と、
帳票識別子毎に、帳票の中に含まれる統計テーブルの項目のコード名が記録された項目情報記憶手段と、
抽出条件識別子に対して、統計データをデータベースから取得する抽出条件情報が記録された抽出条件情報記憶手段と、
テンプレート識別子に対して、表形式レイアウトを含む帳票のテンプレートが記録されたテンプレート記憶手段と、
入出力手段に対して統計データを含めた帳票を出力する制御手段とを含む帳票作成処理システムを用いて、帳票作成を支援するための方法であって、
前記制御手段が、
入出力手段から出力指示を受けた帳票の帳票識別子を特定する段階と、
前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子において用いる抽出条件情報を特定し、この抽出条件情報を用いてデータベースの検索を行なうことにより統計データを取得する段階と、
前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子に関連付けられた表頭、表側及び実数値の項目数を取得し、この項目数に基づいて2次元配列エリアを設けた構造体配列を生成する段階と、
前記項目情報記憶手段に記録された表頭及び表側のコード名を取得して構造体配列に付与する段階と、
前記統計データの表頭及び表側を前記構造体配列の表頭及び表側のコード名と照合し、両者が一致する場合には、前記構造体配列の配列エリアにデータを格納する段階と、
この構造体配列に基づいて2次元配列加工データを生成する段階と、
前記出力指示の帳票識別子のテンプレートを前記テンプレート記憶手段から取得し、前記2次元配列加工データを前記テンプレートに貼り付けて帳票を作成する段階と
を実行することを特徴とする帳票作成処理方法。
【請求項6】
帳票を特定する帳票識別子と、抽出条件識別子と、テンプレート識別子と、表頭、表側及びこれらに対応して取得する実数値の項目数とが関連付けられて記録された制御情報記憶手段と、
帳票識別子毎に、帳票の中に含まれる統計テーブルの項目のコード名が記録された項目情報記憶手段と、
抽出条件識別子に対して、統計データをデータベースから取得する抽出条件情報が記録された抽出条件情報記憶手段と、
テンプレート識別子に対して、表形式レイアウトを含む帳票のテンプレートが記録されたテンプレート記憶手段と、
入出力手段に対して統計データを含めた帳票を出力する制御手段とを含む帳票作成処理システムを用いて、帳票作成を支援するためのプログラムであって、
前記制御手段を、
入出力手段から出力指示を受けた帳票の帳票識別子を特定する手段、
前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子において用いる抽出条件情報を特定し、この抽出条件情報を用いてデータベースの検索を行なうことにより統計データを取得する手段、
前記制御情報記憶手段から、前記帳票識別子に関連付けられた表頭、表側及び実数値の項目数を取得し、この項目数に基づいて2次元配列エリアを設けた構造体配列を生成する手段、
前記項目情報記憶手段に記録された表頭及び表側のコード名を取得して構造体配列に付
与する手段、
前記統計データの表頭及び表側を前記構造体配列の表頭及び表側のコード名と照合し、両者が一致する場合には、前記構造体配列の配列エリアにデータを格納する手段、
この構造体配列に基づいて2次元配列加工データを生成する手段、
前記出力指示の帳票識別子のテンプレートを前記テンプレート記憶手段から取得し、前記2次元配列加工データを前記テンプレートに貼り付けて帳票を作成する手段
として機能させることを特徴とする帳票作成処理プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【公開番号】特開2010−204951(P2010−204951A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−49707(P2009−49707)
【出願日】平成21年3月3日(2009.3.3)
【出願人】(592131906)みずほ情報総研株式会社 (187)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年3月3日(2009.3.3)
【出願人】(592131906)みずほ情報総研株式会社 (187)
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