説明

幼児用おまる

【課題】外観がスマートで収納もしやすくおまる内側のでこぼこを無くし、そして排出物
によって汚れる所がなく掃除をする事が少なく楽になり、排出物処理も速やかに出来るお
まるを提供する。
【解決手段】補助便座全体カバーやおまる本体側面に平面部を設けて収納をしやすくする。
裏面に突起物の無い補助便座を使う事でおまる本体にでこぼこが無くなり見た目もスマー
トで掃除もしやすくなる。おまる本体に排出物受けシートをセットした排出物受け皿の出
し入れがスムーズに出来るためのスペースとおまる本体底に傾斜を設ける。
使い捨て排出物受け皿や受けシートにより排出物処理の負担が軽減する

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
幼児の排出物処理において使用する幼児用おまる本体とおまる本体で使用する排出物受け皿、補助便座つかまりハンドルと排出物受け皿に装着して使用する使い捨て排出物受けシート又は排出物受け皿に重ねて使用する使い捨て排出物受け皿、排出物受け皿に替わって使用する使い捨て排出物受け皿に関する。
【背景技術】
【0002】
従来補助便座の裏側には補助便座を水洗トイレで使用するために水洗トイレと補助便座との調整をするための足のような調整機能がむき出しに付いていた。
従来補助便座はおまる本体に上からおおいかぶせるような形で乗り補助便座の蓋がその中央に乗っていた。
【0003】
従来おまる本体の側面は曲面であり又幼児つかまりハンドルは補助便座に付いていた。従来排出物受け皿は補助便座を取り外して出すか又はおまる本体横から引き出していたが両方とも使い捨て排出物受けシート又は使い捨て排出物受けビニール袋を装着する機能はなく、そして排出物受け皿に使い捨て排出物受けシートや使い捨て排出物受けビニール袋を装着した排出物受け皿をおまる本体に出し入れ出来るスペースもなかった。
【0004】
従来補助便座が冷たい時はタオル地で出来た補助便座カバーや補助便座に貼るシートを使用していた。
従来幼児用おまるに関して排出物の消臭対策はなされていなかった。
従来おまる本体側面の排出物受け皿取り出し口より出し入れする排出物受け皿には排出物受け皿の上部左右につばが付いていてこのつばがおまる本体内側の左右横に付いた溝にひっかかり出し入れする事が出来た。
従来幼児用おまるでの排出物を捨てる、使い捨てに関する物はビニール袋であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−194154号公報
【発明の概要】
【0006】
おまるを収納目的でおまる本体の側面に平面部を持たせて横や縦に出来るようにして、おまる本体を横や縦にした時に補助便座やその蓋がおまる本体から外れないようにしたおまる本体と補助便座やその蓋。
【0007】
排出物受け皿にかぶせて使う使い捨て排出物受けシートや使い捨て排出物受けビニール袋が装着しやすく又外れにくくするためのフックを排出物受け皿に設ける、そして使い捨て排出物受けシートを装着した排出物受け皿がおまる本体横の排出物受け皿取り出し口からスムーズに出し入れが出来るスペースを設けたおまる本体。
【0008】
おまる本体で使用する排出物受け皿と同様形状に厚紙や薄い合成樹脂を使い捨て排出物受け皿として成型し排出物受け皿上で又は排出物受け皿なしでそのまま使用する。
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
これには次のような欠点があった
補助便座裏面に調整機能が付いている補助便座を使用しているためおまる本体に調整機能の出っ張りが影響してでこぼこになっていてそこに汚れが溜まるし掃除がしづらい見た目も良くない。
【0010】
補助便座がおまる本体の上からおまる本体におおいかぶせるように乗せてあるとおまる全体を移動のために幼児つかまりハンドルを持ち上げて移動しようとするとおまる本体や補助便座の蓋がばらばらになる、収納目的でおまる本体を横や縦にすると補助便座や蓋はおまる本体より外れてしまう。
【0011】
おまる本体側面が曲面のみであるとおまる本体を収納目的でちょっと横にかたづけるために横や縦に出来ずに不便、そして補助便座に付いている幼児つかまりハンドルは収納スペースが多く必要。
【0012】
排出物受け皿にかぶせて使う使い捨て排出物受けシートや使い捨て排出物受けビニール袋の装着機能がなく装着しづらいし、装着したとしてもこれをおまる本体に入れるスペースが取ってなく入れる事が困難。
【0013】
補助便座カバーや補助便座シートは汚れやすく又取り替える手間がかかる。
離乳食の始まった幼児の排出物は臭いが多い。
排出物受け皿上部左右のつばをひっかけるためのおまる本体内側横面に付けた溝に排出物がかかりやすくこの溝を清掃するとともにおまる本体を頻繁に洗わなければならなかった。
【0014】
排出物を水洗トイレに流す事なくビニール袋と排出物を生ゴミなどと一緒に捨てるには抵抗がある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本願発明の請求項1は、成人用便座表面と内周の形状が同一の形状を持つ成人用便座のみに重ねて使用する機種専用補助便座裏面とおまる本体上部の接触部分を密着形状にして、機種専用補助便座外周をおまる本体上部に設けた枠に密着して収まる形状にしてある幼児用おまるである。
【0016】
本願発明の請求項2は、複数機種専用補助便座裏面形状の違いや複数成人用便座内周形状の違いを調整する、機能内蔵足付補助便座裏面の形状の違いを調整出来る調整装置をおまる本体上部に設け、複数補助便座と調整機能内蔵足付補助便座の外周はおまる本体上部に設けた枠に密着して収まる形状にしてある幼児用おまるである。
【0017】
本願発明の請求項3は、平面部分がある補助便座全体カバーを設けおまる本体側面に平面部分を設けてある幼児用おまるである。
【0018】
本願発明の請求項4は、排出物受け皿に爪とフックアンドグリップを設け、おまる本体に排出物受けシート折り返し用スペースを設け、排出物受け皿の位置を上げる装置をおまる本体内側に設けてある幼児用おまるである。
【0019】
本願発明の請求項5は、使い捨て排出物受けシートの外側シートに止めテープを設け、内側シートに脱臭剤を付ける、外側シートと内側シートの間中央に吸水性のパットを設け外周に細かいゴムを回し圧着してある幼児用おまるである。
【0020】
本願発明の請求項6は、おまる本体に脱臭装置を設け補助便座に電気ヒーターを設けてある幼児用おまるである。
【0021】
本願発明の請求項7は、厚紙、薄いプラスチック板、薄い合成樹脂板、発砲スチロール、アルミ箔、厚紙の上に薄いフィルムと薄紙を交互に複数枚重ねた物を使い捨て排出物受け皿の形状に成型してある幼児用おまるである。
【0022】
本願発明の請求項8は、すべての辺が重ならない上紙と下紙の間に吸水性パットを設け、パットの周囲の上紙と下紙を水溶性接着剤で接着する又は接着剤なしで圧着した使い捨て排出物受け皿用シートである事を特徴とする幼児用おまるである。
【0023】
図面に基づいて説明する
成人用便座表面と内周の形状が同一の形状を持つ成人用便座のみに重ねて使用する機種専用補助便座(1)を使う場合は、おまる本体(2)と機種専用補助便座裏(3)との接触部分(4)は同じ形状にして、おまる本体上部(5)は機種専用補助便座(1)の外周と同じ形状で取り巻く枠(6)形状にする。
【0024】
機種専用補助便座(1)又は複数成人用便座内周形状の違いを調整する機能を持つ調整機能内蔵足(7)付補助便座を使用出来るおまる本体は、これらの補助便座裏の形状の違いに対応するためにおまる本体(2)にこれらの上下を調整する上下調整ボルト(8)を設ける以下前記載と同様におまる本体上部(5)は機種専用補助便座(1)の外周と同じ形状で取り巻く枠(6)形状にする。
【0025】
機種専用補助便座(1)と調整機能内蔵の足付補助便座(23)の両者の内周に取り付け可能なオシッコガード(34)に幼児つかまりハンドルストッパー用溝とストッパー(35)を設けた折りたたみ式幼児つかまりハンドル補助便座取付形(28)を取り付ける。
おまる本体(2)に脱着出来る幼児用つかまりハンドルおまる本体側面取付形(9)又は幼児つかまりハンドルおまる本体上部取付形(10)を取り付ける。
【0026】
上部に平面部が大部分をしめる補助便座全体カバー(11)を設ける。
おまる本体を横や縦にした程度で補助便座全体カバーター(11)や機種専用補助便座(1)はおまる本体上部(5)に設けた機種専用補助便座(1)を取り巻く枠(6)から簡単に外れない物にする。
おまる本体(2)の左右側面と前面に平面部(12)を設ける。
【0027】
排出物受け皿(13)に使い捨て排出物受けシート(14)脱落止めの爪(15)とフックアンドクリップ(16)を設けて、使い捨て排出物受けシート(14)を排出物受け皿(13)にセットし、これをおまる本体(2)にスムーズに出し入れが出来る排出物受けシート(14)折り返し用スペース(17)を設ける。尚、排出物受けシート(14)折り返し用スペース(17)は補助便座を取り外して上から取り出す形式でも同様に必要になる。
【0028】
浸水性の低い外側シート(18)と吸水性の高い内側シート(19)を設けこれに消臭剤を付ける、外側シート(18)と内側シート(19)の間の周囲は細いゴム(20)を囲らし中央部に吸水性の高いパット(21)を設けパット(21)の周りの外側シート(18)と内側シート(19)を圧着して、外側シート(18)に止めテープ(22)を設ける、これ全体を使い捨て排出物受けシート(14)とする。
【0029】
おまる本体内側底面奥の傾斜(29)と排出物受け皿取り出し口すぐ内側の左右に傾斜(30)部分を設け、排出物受け皿の取っ手(31)の左右にプレート(32)を設ける事により排出物受け皿取り出し口(27)より排出物受け皿(13)を出し入れする際に排出物受け皿(13)の取っ手(31)とは反対の底の部分がおまる本体奥の傾斜(29)の部分にあたりそして排出物受け皿側(13)の取っ手(31)に付けたプレート(32)と排出物受け皿取り出し口(27)のすぐ内側に付けた左右の傾斜(30)部分によって排出物受け皿は上にすべり上がる。
【0030】
補助便座の上に重ねて使用するカバーハンガー(36)を設け、カバーハンガー(36)を止めるカバーハンガーフック(37)を補助便座に設ける。
機種専用補助便座(1)又は調整機能内蔵足付補助便座(23)に電気ヒーターを内蔵させる。
電気コードとプラグ(24)又はバッテリーを設け脱臭装置(25)を設ける。
【0031】
厚紙の表面に合成樹脂をコーティングする、又はごく薄いビニールを張り付け、使い捨て排出物受け皿(39)の形状に圧空成型、玉淵成形などにより成型し、折りたたみ式取っ手(42)を設ける、又重ね使用排出物受け皿(40)の場合はつば(41)を設ける。
【0032】
薄いプラスチック板や合成樹脂板を使い捨て排出物受け皿(39)の形状に真空成型などにより形成し折りたたみ式取っ手(42)を設ける、又重ね使用排出物受け皿(40)の場合はつば(41)を設ける。
【0033】
発砲スチロールを使い捨て排出物受け皿(39)の形状に真空成型などにより形成し、厚紙や薄いプラスチック板の折りたたみ式取っ手(42)を設ける、又重ね使用排出物受け皿(40)の場合はつば(41)を設ける。
【0034】
アルミ箔を使い捨て排出物受け皿(39)の形状に成型する場合アルミ箔の中央つまり底になる部分から立ち上げ部分は波形にし、上部周囲を補強と手触のために丸める。
【0035】
使い捨て排出物受け皿(39)の上部の周囲に細い両面テープ(45)又は細いゴムを設けた折り返しビニール(43)を囲らす。
【0036】
厚紙の上に薄いフィルム又は合成樹脂シートと薄い紙を交互に複数枚重ね、これを排出物受け皿の形状にするこの時薄紙の一部をフィルムの外に出す。
【0037】
厚紙の上に耐水性の紙を複数枚重ね、排出物受け皿に成型する、耐水性の紙のそれぞれにはがし用耳を設ける。
【0038】
排出物受け皿(38)を取り除き代わって使用する使い捨て排出物受け皿(39)はもとの排出物受け皿(38)と同じ大きさに成型し、排出物受け皿(38)に重ねて使用する重ね使用使い捨て排出物受け皿(40)は排出物受け皿(38)に収まりのよい形状に成型する。
【0039】
繊維を細かくした吸水性の高い紙パット(47)を繊維の長い二枚の紙シート(46)のすべての辺が重ならないように互い違いにして挟みパット(47)の周囲を水溶性の接着剤で接着又は接着剤なしで圧着しこれを中敷シートにする。
【発明の効果】
【0040】
図面に基づき説明する。
機種専用補助便座(1)を使用に際して機種専用補助便座裏(3)は調整機能が付いていないので機種専用補助便座裏(3)とおまる本体(2)との接触部分(4)を同一形状にする事でおまる本体(2)の機種専用補助便座裏(3)との接触部分(4)はでこぼこが一切なくなりプレーンになり汚れが溜らないので掃除も楽で見た目もスマートになる。
【0041】
機種専用補助便座(1)と調整機能内蔵足付補助便座(23)の両者の外周を同一形状に統一する事によりおまる本体上部(5)の前記両者機種専用補助便座(1)又は調整機能内蔵足付補助便座(23)の外周を取り巻く枠(6)の形状は一つの形状で済む。
【0042】
複数の形の機種専用補助便座裏(3)の水洗トイレ成人用便座との接触部分の形の違いは複数機種の機種専用補助便座裏上下調整ボトル(8)によって解消されて、でこぼこも最小限で済むそして調整機能内蔵足(7)付補助便座の足は取り外すか又は付けた場合でも使い捨て排出物受け皿シート(14)折り返し用スペース(17)により外の物に支障はあたえない。
【0043】
おまる本体(2)の側面に付ける幼児つかまりハンドルおまる本体側面取付形(9)は上から前へ倒す事が出来る、幼児つかまりハンドルおまる本体上部取付形(10)は上下出来るので収納の邪魔にならない、又移動の際に取っ手になる。脱着又は折りたたみの出来る幼児つかまりハンドル補助便座取付形(28)はハンドルを折りたたんだ状態(33)で補助便座全体カバー(11)を付けられて、おまる本体上部(5)に取付ける幼児つかまりハンドルおまる本体上部取付形(10)は移動の際の取っ手として使用出来る、そして補助便座全体カバー(11)を付けたおまる本体(2)を椅子として使用した場合背もたれにもなる。
【0044】
おまる本体(2)の左右と前の側面に平面部(12)を設ける事において立てる事も横にする事も出来るので狭いスペースに収納出来て、補助便座もおまる本体上部(5)の取り巻く枠(6)にはめ込んであるので簡単には落ちないし、補助便座全体カバー(11)も簡単には落ちないのでトイレ用踏み台に使用出来る。
【0045】
排出物受け皿(13)に付けたフックアンドグリップ(16)に使い捨て排出物受けシート(14)を止める事において外れにくい、又使い捨て排出物受けシート(14)を排出物受け皿(13)にセットしこれを排出物受け皿取り出し口(27)より出し入れしても使い捨て排出物受けシート折り返しスペース(17)によりほかの物にあたる事なく出し入れ出来る。
【0046】
周囲の細いゴム(20)により上部がギャザー状態になった使い捨て排出物受けシート(14)は排出物受け皿(13)にフィットして外れにくい、外して捨てる時は止めテープ(22)により丸める事が出来て便利、消臭剤により臭いも軽減される、四角形で作ると材料に無駄が出ず使い捨てには良いし作り易さもある。フックアンドグリップ(16)はビニール袋を使った場合に引っ掛けても挟んでも使用出来る。尚、単独のフックアンドグリップ(16)としても使用出来る。そして脱落止めの爪(15)によりビニール袋や使い捨て排出物受けシート(14)は外れにくい。
【0047】
電気ヒーターを機種専用補助便座(1)や調整機能内蔵足付補助便座(23)に内蔵させる事により補助便座カバーや補助便座シートは不用になる。
脱臭装置(25)により臭いは解消される。
【0048】
排出物受け皿(13)が上にすべり上がる事において機種専用補助便座(1)又は調整機能内蔵足付補助便座(23)の下部より排出物受け皿(13)の上部が高い位置になり排出物がおまる本体(2)を汚す事はない。
【0049】
重ね使用使い捨て排出物受け皿(40)を排出物受け皿(38)に重ねるだけで良いので手間がかからず排出物を捨てる時もつば(41)により排出物受け皿を汚さなくて済みおまる本体に入る時もスムーズに入る事が出来る、排出物受け皿を取り除きじかに使用する使い捨て排出物受け皿(39)をパッケージする時に折りたたみ取っ手(42)をたたんでおく事で重ねる事が出来る。
【0050】
折り返しビニール(43)付使い捨て排出物受け皿は成型部分(44)を排出物受け皿(38)の中に入ると折り返しビニール(43)が動かなくなり排出物受け皿(38)に取り付け易くなり両面テープ(45)ですみやかに止められる。
複数枚重ね形使い捨て排出物受け皿は使用後一枚又は一組はがす事で排出物処理が出来るので便利。
【0051】
中敷シートを水洗トイレに流した場合、互い違いに重ねた二枚の細長い紙シート(46)は吸水性の高い紙パット(47)が水を吸い大きく膨らんでばらばらになり水洗トイレにつまらないし、二枚の紙シート(46)は細長いので排出物を捨てる時に指でつまんで捨て易い。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】補助便座全体カバー(11)を外したおまる全体の平面を示す図
【図2】幼児つかまりハンドルおまる本体上部取付形(10)を付けたおまる全体左側面を示す図
【図3】機種専用補助便座(1)を使用した場合の図1のA−A´の断面を示す図
【図4】図1のB−B´の断面を示す図
【図5】幼児つかまりハンドルおまる本体側面取付形(9)を付けたおまる本体(2)左側面を示す図
【図6】機種専用補助便座裏(3)とおまる本体(2)との接触部分(4)を説明する図1のA−A´の断面を示す図
【図7】使い捨て排出物受けシート(14)を広げ そして内側シート(19)の右下をめくった使い捨て排出物受けシート(14)の平面を示す図
【図8】使い捨て排出物受けシート(14)の左側面を示す図
【図9】排出物受け皿(13)に使い捨て排出物受けシート(14)をセットした左側面を示す図
【図10】幼児つかまりハンドル補助便座取付形(28)をおまる本体(2)に付けた左側面を示す図
【図11】排出物受け皿(13)の左側面を示す図
【図12】取っ手がある使い捨てビニール袋をフックアンドクリップ(16)に引っかけて使用した場合の図11のC−C´の断面を示す図
【図13】使い捨てビニール袋をフックアンドグリップ(16)で挟んだ場合の図1のC−C´の断面を示す図
【図14】調整機能内蔵足(7)付補助便座を使用した場合の図1のA−A´の断面を示す図
【図15】折りたたみ式幼児つかまりハンドル補助便座取付形(28)を付け補助便座全体カバー(11)を外した平面を示す図
【図16】図15A−A´の断面を示す図
【図17】おまる本体(2)より排出物受け皿(13)を取り出したおまる本体(2)の正面を示す図
【図18】取っ手(31)の左右にプレート(32)を付けた排出物受け皿(13)の平面を示す図
【図19】折りたたみ式幼児つかまりハンドル補助便座取付形(28)の幼児つかまりハンドルを折りたたんだ平面を示す図
【図20】図15B−B´の断面を示す図
【図21】補助便座カバーハンガー(36)の平面を示す図
【図22】排出物受け皿(38)に重ね使用使い捨て排出物受け皿(40)をセットした左側面を示す図
【図23】図1のA−A´の断面を示す図
【図24】排出物受け皿(38)に重ね使用使い捨て排出物受け皿(40)をセットした平面を示す図
【図25】中敷シート(46)の平面を示す図
【図26】使い捨て排出物受け皿(39)の正面を示す図
【図27】使い捨て排出物受け皿(39)の斜視を示す図
【図28】折り返しビニール(43)付重ね使用使い捨て排出物受け皿(40)の左側面を示す図
【図29】折り返しビニール(43)付重ね使用使い捨て排出物受け皿(40)を排出物受け皿(38)にセットした断面を示す図
【発明を実施するための形態】
【0053】
機種専用補助便座(1)をおまる本体(2)で使用において、機種専用補助便座(1)をおまる本体上部(5)の補助便座を取り巻く枠(6)の中に押し込む事により、機種専用補助便座(1)はおまる本体(2)に対して前後左右の動きは固定され、機種専用補助便座(1)外周に続く機種専用補助便座裏(3)とおまる本体上部(5)の補助便座を取り巻く枠(6)より続く部分が、機種専用補助便座裏(3)の接触部分(4)と密着形状である事により下に動く事はない。
【0054】
複数形状の大人用便座に対応出来る調整機能内蔵足付補助便座(23)をおまる本体(2)で使用する場合において、おまる本体上部(5)の枠に調整機能内蔵足付補助便座(23)外周を押し込む事により、おまる本体(2)と調整機能内蔵足付補助便座(23)との前後左右の動きは固定され、調整機能内蔵足付補助便座(23)裏面とおまる本体上部(5)の補助便座を取り巻く枠(6)に続く部分に設けた上下調整ボルト(8)の調整により下への動きはなくなる。
【0055】
電気コードとプラグ(24)を電源ソケットに刺し込む、次に排出物受け皿取り出し口(27)を開いて排出物受け皿(13)を取り出す。外側シート(18)と内側シート(19)の間に設けた細いゴム(20)により壺状になった使い捨て排出物受けシート(14)の上部を折り返し排出物受け皿(13)に設けた脱落止の爪(15)やフックアンドグリップに引っかけて止める。
【0056】
横や上に膨らんだ使い捨て排出物受けシート(14)がセットされた排出物受け皿(13)を排出物受け皿取り出し口(27)よりおまる本体(2)に挿入時、排出物受けシート折り返し用スペース(17)によりおまる本体(2)内部や調整機能内蔵足付補助便座(23)の調整機能内蔵足(7)に触れる事なしに挿入出来る。
【0057】
排出物受け皿(13)は挿入完了時直前に、おまる本体内側床面奥の傾斜(29)と排出物受け皿取り出し口(27)すぐ内側の左右の傾斜(30)と排出物受け皿(13)の取っ手(31)のプレート(32)により数センチ上に上がり固定させる。
【0058】
幼児つかまりハンドルおまる本体上部取付形(10)の場合は引き上げる、幼児つかまりハンドルおまる本体側面取付形(9)の場合は立て、補助便座全体カバー(11)を取り外し次に幼児つかまりハンドル補助便座取付形の場合はハンドルを折りたたんだ状態(33)より立てとオシッコガード(34)に設けた溝にストッパー(35)が引っかかり幼児つかまりハンドルは倒れる事はない。
【0059】
使用後排出物受け皿取り出し口(27)より排出物受け皿(13)を取り出し時に、幼児が排出する小便は使い捨て排出物受けシート(14)に設けた吸水性の高いパット(21)に吸水され大便は水洗トイレに流す。次に使い捨て排出物受けシート(14)を排出物受け皿より外し丸めて止テープ(22)で止めてから捨てる。
【0060】
使用中に発生する排出物の臭いはおまる本体に設けた脱臭装置(25)により半減される。
【0061】
成型した使い捨て排出物受け皿について下記により説明する。
重ね使用使い捨て排出物受け皿(40)の中に中敷シートを敷き、それを排出物受け皿(38)の中に入れ、おまるの中に入る。
【0062】
使い捨て排出物受け皿(39)の中に中敷シートを敷き折りたたんである取っ手(42)を起して、おまるの中に入る。
【0063】
折り返しビニール(43)を設けた重ね使用使い捨て排出物受け皿は、排出物受け皿(38)の中に成型部分(44)を重ね、折り返しビニール(43)で排出物受け皿(38)の上部を覆うようにして、折り返しビニール(43)に設けた両面テープ(45)で止め中敷シートを敷き、おまるの中に入る。
【0064】
使用後は排出物と中敷シートの乗った重ね使用使い捨て排出物受け皿(40)又は使い捨て排出物受け皿(39)をおまるより取り出し中敷シートと排出物は水洗トイレに流し使い捨て排出物受け皿(39)は地域のルールに従って処理をする。
【0065】
厚紙の上に薄いフィルムと薄紙を交互に複数枚重ねた排出物受け皿は、使用後薄いフィルムと薄紙を一組としてフィルムよりはみ出した薄紙を指でつまんではがし排出物を捨てる。
【産業上の利用可能性】
【0066】
おまる本体、補助便座、つかまりハンドルに余分なでこぼこがなく金型は経済的に出来、かつ清潔を保って使用出来、玩具も簡単に付け替え出来るので兄弟姉妹は無論、次世代に使用出来る、使い捨て排出物受け皿は安価であり簡単に排出物を水洗トイレに流した後に捨てられ排出物受け皿を風呂などで洗わなくても済むので便利。つまりハンドルが倒れコンパクトになりパッケージ費用、輸送コストは安くなる。
【符号の説明】
【0067】
1、機種専用補助便座
2、おまる本体
3、機種専用補助便座裏
4、接触部分
5、おまる本体上部
6、取り巻く枠
7、調整機能内蔵足
8、上下調整ボルト
9、幼児つかまりハンドルおまる本体側面取付形
10、幼児つかまりハンドルおまる本体上部取付形
11、補助便座全体カバー
12、平面部
13、排出物受け皿
14、使い捨て排出物受けシート
15、脱落止めの爪
16、フックアンドグリップ
17、排出物受けシート折り返し用スペース
18、外側シート
19、内側シート
20、細いゴム
21、吸水性の高いパット
22、止めテープ
23、調整機能内蔵足付補助便座
24、電気コードとプラグ
25、脱臭装置
26、補助便座取付形
27、排出物受け皿取り出し口
28、幼児つかまりハンドル補助便座取付形
29、奥の傾斜
30、左右の傾斜
31、取っ手
32、プレート
33、ハンドルを折りたたんだ状態
34、オシッコガード
35、ストッパー
36、カバーハンガー
37、カバーハンガーフック
38、排出物受け皿
39、使い捨て排出物受け皿
40、重ね使用使い捨て排出物受け皿
41、つば
42、折りたたみ式取っ手
43、折り返しビニール
44、成型部分
45、両面テープ
46、紙シート
47、パット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
成人用便座表面と内周の形状が同一の形状を持つ成人用便座のみに重ねて使用する機種専用補助便座裏面とおまる本体上部の接触部分を密着形状にして、機種専用補助便座外周をおまる本体上部に設けた枠に密着して収まる形状にしてあることを特徴とする幼児用おまる。
【請求項2】
複数機種専用補助便座裏面形状の違いや複数成人用便座内周形状の違いを調整する、機能内蔵足付補助便座裏面の形状の違いを調整出来る調整装置をおまる本体上部に設け、複数補助便座と調整機能内蔵足付補助便座の外周はおまる本体上部に設けた枠に密着して収まる形状にしてある事を特徴としてある請求項1に記載の幼児用おまる。
【請求項3】
平面部分がある補助便座全体カバーを設け、おまる本体側面に平面部分を設けてある事を特徴とする請求項1又は2に記載の幼児用おまる。
【請求項4】
排出物受け皿に爪とフックアンドグリップを設け、おまる本体に排出物受けシート折り返し用スペースを設け、排出物受け皿の位置を上げる装置をおまる本体内側に設置する事を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の幼児用おまる。
【請求項5】
使い捨て排出物受けシートの外側シートに止めテープを設け、内側シートに脱臭剤を付けると共に、外側シートと内側シートの間中央に吸水性のパットを設け外周に細かいゴムを回し圧着する事を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の幼児用おまる。
【請求項6】
おまる本体に脱臭装置を設け補助便座に電気ヒーターを設置してある事を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の幼児用おまる。
【請求項7】
厚紙、薄いプラスチック板、薄い合成樹脂板、発砲スチロール、アルミ箔、厚紙の上に薄いフィルムと薄紙を交互に複数枚重ねた物を使い捨て排出物受け皿の形状に成型してある事を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の幼児用おまる。
【請求項8】
すべての辺が重ならない上紙と下紙の間に吸水性パットを設け、パットの周囲の上紙と下紙を水溶性接着剤で接着する又は接着剤なしで圧着した使い捨て排出物受け皿用シートである事を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の幼児用おまる。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【公開番号】特開2012−200305(P2012−200305A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−65334(P2011−65334)
【出願日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【出願人】(509327736)
【Fターム(参考)】