説明

広告システム

【課題】印刷媒体の広告からウェブサイトに訪問するとき、その実績を把握する仕組みを作り、利益分配を行うことができる広告システムを提供する。
【解決手段】印刷媒体4上に形成されたアフリェイトコード5を読取装置6で読み取りアフリェイトシステム2に送信する。アフリェイトシステム2では、アフリェイトコード5を電子商取引サイト3のアドレスに変換する。これにより、アフリェイトシステム2は、広告の実績を把握し、広告の効果を計算する。アフリェイトシステム2は、計算された広告報酬を電子商取引サイト3、印刷媒体4の出版社、印刷媒体4の販売店に送信する。よって、出版社、販売店、アフリェイトシステム2は広告報酬を電子商取引サイト3に請求することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告管理システムに関する。特に、印刷物に掲載された広告をインターネット上のURLに関連付けるアフリェイト広告システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットのユーザが電子商取引サイトを利用する傾向が多くなっている。特許文献1には、ユーザーの購買履歴に応じた広告情報をWWWページ上に表示するようにした個人別インターネット広告方法に関するものを開示している。このシステムは、ユーザの顧客履歴に基づき、広告製品データベースから顧客に対応した広告対象製品を抜き出してWWWサーバー上に保存する。そして、顧客毎にID、パスワードを発行してダイレクトメールによってユーザに配付する。ユーザは、IDとパスワードによる認証を利用してWWWサーバー上に保存された顧客別の個別広告にアクセスする。
【0003】
特許文献2には、WWWページのバナー広告を利用した電子商取引を行うシステム用のネットワーク広告配信管理システムを開示している。このネットワーク広告配信管理システムは、新規アフィリエイトサイトの募集を既存アフィリエイトサイト自身の工夫と努力で促進できるシステムである。ネットワーク広告配信管理システムは、広告主の商用ページを掲載する商用サイト装置と、商用サイト装置にリンクされた広告を広告掲載用ページに掲載する広告掲載サイト装置と、広告掲載用ページへの広告の配信と広告掲載料の支払い管理を行う管理装置とからなる。
【0004】
管理装置は、ある広告掲載サイトを通じて商用サイトの広告掲載サイト募集に応じ商用サイトの広告掲載サイトとなったサイトがあったら、広告掲載サイトを子サイト、経由広告掲載サイトを親サイトとする親子関係を作る。その後、子サイトを経由して商用サイトで商品購入等の行為を行ったら、子サイトと親子関係にある親アフリェイトサイトにも勧誘報奨金の形で料金を支払う。
【0005】
このような広告アフリエイトシステム等に伴い、電子商店街等の運営が好調になっている。これらのウェブ上に掲載された広告は、ユーザがそれをクリックするときにどのURL経由で行われたか把握することができ、広告の実績把握が可能である。また、書籍、雑誌、新聞等の印刷媒体には広告を掲載し、ユーザはこの広告に掲載されたURL等にアクセスすることができる。印刷媒体には、URL情報を掲載するとき、直接URLを書き込み印刷している。更に、URLをバーコードやQR(株式会社デンソーウェーブの登録商標)に変換して印刷している。
【特許文献1】特開平11−282393号公報。
【特許文献2】特開2002−24686号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、印刷物による広告は実績把握が困難である。そのために、広告料金は事前の契約に基づく固定料金制度がほとんどの場合執行されている。印刷媒体の広告からウェブサイトに訪問するとき、その実績を把握する仕組みを作ることが求められている。印刷媒体にURL等を記載して、このURLから広告ウェブページに誘導しても、アクセスルートを明確に把握することが出来ず、印刷媒体による成功報酬型広告システム(アフリエイトシステム)の実現が望まれている。
【0007】
本発明は上述のような技術背景のもとになされたものであり、下記の目的を達成する。
本発明の目的は、印刷媒体の広告からウェブサイトに訪問するとき、その実績を把握する仕組みを作った広告システムを提供する。
【0008】
本発明の他の目的は、インターネット上に採用されているアフリェイト広告のシステムを印刷物でもできるようにする広告システムを提供する。
本発明の更に他の目的は、ウェブ接続で、ユーザがどの印刷媒体からアクセスしたかを明確に把握し、利益分配を行うことができる広告システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、前記目的を達成するため、次の手段を採る。
本発明1の広告システムは、印刷媒体(4)上に形成されたコード(5)を読み取るための読取装置(6)が接続又は内蔵され、かつ、ネットワーク(10)に接続された情報端末(7)と、前記ネットワーク(10)に接続され、前記コード(5)を前記ネットワーク(10)上のネットワークアドレスに変換する管理端末(2)とからなるシステムであって、前記読取装置(6)は、読み取った前記コード(5)を前記情報端末(7)に送信し、前記情報端末(7)は、前記コード(5)を前記管理端末(2)に送信し、前記管理端末(2)は前記コード(5)を前記ネットワークアドレスに変換し、前記情報端末(7)の要求を前記ネットワーク(10)上の前記ネットワークアドレスに送信し、前記情報端末(7)が前記ネットワークアドレスから送信されてきたデータを受信することを特徴とする。
【0010】
本発明2の広告システムは、発明1において、前記管理端末(2)は、(1)(a)前記コード(5)と前記コード(5)に対応する前記ネットワークアドレスを記録したテーブルである変換テーベル(32)と、(b)前記コード(5)を前記コード(5)に対応する前記ネットワークアドレスに変換したアクセスをカウントした情報を記録したテーブルであるアクセスカウントテーブル(34)と、(c)前記コード(5)、前記コード(5)に対応する前記ネットワークアドレスを有する電子商取引サイト(3)、前記ネットワークアドレスにアクセスしたときの広告報酬からなるテーブルである広告オファーテーブル(36)と、及び(d)前記アクセスカウントテーブル(34)の記録に応じて、前記電子商取引サイト(3)に請求する金額が計算され、この計算結果が記録されたテーブルである請求データテーブル(40)とからなるアフリェイトシステムデータベース(30)を有することを特徴とする。
【0011】
本発明2の広告システムは、発明1において、前記管理端末(2)は、更に、(2)前記情報端末(7)からの送信情報を受信する受信手段と、(3)前記変換テーブル(32)から前記コード(5)に対応する前記ネットワークアドレスを検索する検索手段と、(4)前記検索手段の検索結果の前記ネットワークアドレスを含む情報を前記ネットワーク(10)に送信する送信手段と、(5)前記送信が終了した後、前記アクセスをカウントし、前記アクセスカウントテーブル(34)を更新するカウント手段と、(6)前記コード(5)に対応する前記広告報酬を用いて前記電子商取引サイト(3)に請求する金額を計算し、前記請求データテーブル(40)を更新する計算手段とを有することを特徴とする。
【0012】
本発明3の広告システムは、発明2において、前記コード(5)は、前記読取装置(6)を識別するためのデータ、及び前記印刷媒体(4)の発行ルート又は販売ルートを示すデータからなり、前記計算手段は、前記発行ルート又は前記販売ルートに関するデータから、前記発行ルート又は前記販売ルートに対する広告料金を計算することを特徴とする。
【0013】
本発明4の広告システムは、発明1〜3の中から選択される1発明において、前記コード(5)は、2次元(xy方向)に所定間隔毎に2次元配列をなすように設けられた格子点(21)と、隣接する4つの格子点の中心点から所定方向(x方向又はy方向に)に所定間隔だけずらして配置した1以上の情報ドット(23)と、前記格子点(21)の内の特定の格子点(21)をその位置から所定方向に所定間隔だけずらして前記格子点(21)の向きを識別するための識別ドット(22)とからなるドットパターン(20)であり、読取装置(6)は、前記ドットパターン(20)を光学的に読み取る読取手段と、読み取った値をメモリ上に展開し、等間隔に配置された前記格子点(21)と、前記識別ドット(22)を用いて前記ドットパターン(20)の配置を認識する格子ドット認識手段と、前記情報ドット(23)とそれを囲むように配置された前記格子点(21)又は識別ドット(22)との相互位置関係から前記情報ドット(23)が意味する値を認識する情報ドット認識手段と、及び前記情報ドット認識手段の結果から前記コード(5)の値を計算するコード取得手段とからなることを特徴とする。
【0014】
本発明5の広告システムは、発明1〜3の中から選択される1発明において、前記コード(5)は、QRコードであり、読取装置(6、9)は、前記QRコードを光学的に読み取る読取手段と、前記読取手段の値から前記QRコードを認識する認識手段とからなることを特徴とする。
【0015】
本発明6の広告システムは、発明4において、前記コード(5)は、赤外線のスペクトルを有する色で前記印刷媒体(4)上に形成され、前記読取手段(6)は、前記赤外線を感知することを特徴とする。
【0016】
本発明7の広告システムは、発明1〜3の中から選択される1発明において、前記読取手段(6)は、個人認証用のデータを格納したICチップを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によると、次の効果が奏される。
本発明は、ユーザが印刷媒体に印刷された広告から電子商取引サイトにアクセスするとき、アフリェイトコードを広告に印刷してこれをインターネット上のアフリェイトシステムにおいて電子商取引サイトのアドレスに変換することで、印刷媒体の販売ルートを把握することが可能になり、成功型報酬の広告システムを提供することができるようになった。
【0018】
本発明は、印刷媒体に掲載された広告の効果を全て把握できるので、広告主は、広告料金を固定費ではなく、変動費として執行できるようになり、商品販売・役務の成功に応じて広告料金を支払うために広告費用の節約ができる。
本発明は、読取装置に識別番号を付与されているので、読取装置を持参している人の個人認証を行うことができるようになった。
本発明は、広告ごとにその効果を把握することができるようになり、商品販売を行っている電子商取引サイトから出版社、販売店、アフリェイトシステムに支払う手数料を計算することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明は、広告システムを提供する。ユーザは、印刷媒体に掲載された広告等を見て、広告等の商品又は役務を電子商取引サイトにアクセスして購入する。このとき、ユーザは読取装置によって印刷媒体に掲載されたアフリェイトコードを読み取り、商品又は役務の販売又は提供を行っている電子商取引サイトのウェブページにアクセスする。このアフリェイトコードは、読取装置に読み取られてユーザの情報端末からアフリェイトシステムに送信される。
【0020】
アフリェイトシステムはこのアフリェイトコードを電子商取引サイトのアドレスに変換して、電子商取引サイトに送信する。電子商取引サイトからユーザの情報端末に要求された情報が送信される。このように、本発明の広告システムは、アフリェイトシステムでだれが電子商取引サイトにアクセスしたかを把握し、電子商取引サイト、印刷媒体の出版社、印刷媒体の販売店との間の広告効果を把握できる。よって、本発明の広告システムは、これらの間の利益分配を可能にする。
【0021】
以後、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態の広告システムの概要を図示した図である。図1に図示するように、広告システムは、ユーザ側1、アフリェイトシステム2、及び電子商取引サイト3から構成される。ユーザ側1は、読取装置6と情報端末7からなる。読取装置6は、印刷媒体4に掲載されたアフリェイトコード5を読み取るための装置である。情報端末7は、この読取装置6で読み取ったアフリェイトコード5をアフリェイトシステム2に送信するための電子計算機である。
【0022】
本実施の形態においては、情報端末7は、パーソナルコンピュータ8と携帯電話器9である。読取装置6は、パーソナルコンピュータ8に接続可能な光学読取装置である。携帯電話器9が、内蔵カメラ(図示せず)でアフリェイトコード5を撮影し、内部で信号処理することで、アフリェイトコード5を認識する。よって、携帯電話器9は、読取装置6を内蔵した情報端末と理解することができる。
【0023】
アフリェイトシステム2と電子商取引サイト3は、インターネット10に接続されたサイトである。インターネットに接続可能な情報端末であれば、どこからでもこれらのアフリェイトシステム2と電子商取引サイト3にアクセス可能である。パーソナルコンピュータ8は、インターネット10に接続可能な環境に設置されている。パーソナルコンピュータ8は、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続されていても最終的にインターネット10に接続可能である。
【0024】
携帯電話器9が無線情報通信網を経由して最終的にインターネット10に接続可能な環境にあるものである。よって、情報端末7がインターネット10に接続可能であり、そのアクセスの方法が本発明の趣旨ではないので、その説明は省略する。アフリェイトシステム2は、アフリェイトシステム2用のアフリェイトシステムデータベース30(図5を参照)にアクセス可能なウェブサーバ(図示せず)で構築される。図5は、このアフリェイトシステムデータベース30の概要を図示したブロック図であり、その詳細な説明は、後述する。
【0025】
電子商取引サイト3は、商品データ、顧客データ、商品の販売データ等の電子商取引に必要なデータを格納した電子商取引データベースを有するウェブサーバ(図示せず)で構築される。本発明は、電子商取引サイト3を提供するものではないので、その説明は省略する。電子商取引サイト3は、独自のURLを持つ、インターネット10上のサイトとして、説明を行う。電子商取引サイト3は、商品又は役務等の販売又は提供を行っている。
【0026】
印刷媒体4は、雑誌、新聞、書籍、街頭に配布される宣伝チラシ等の印刷可能なものである。印刷媒体4は、出版社から出版されて、販売店で販売されるものとする。電子商取引サイト3が販売又は提供している商品又は役務等の広告は、印刷媒体4に掲載される。この広告には、電子商取引サイト3のURL、ドメインネームやIPアドレス等のサイトアドレスに対応したアフリェイトコード5が付いている。
【0027】
印刷媒体4に掲載されるアフリェイトコード5は、ドットパターン20(図3参照)又はQRコード(登録商標、http://www.qrcode.com/を参照)を用いる。図2には、アフリェイトコード5の例を図示している。図2の例1に示すように、アフリェイトコード5は、一次コード、二次コード、及びユーザコードの3つのコードから構成される。一次コード及び二次コードは、階層組織の親組織、子組織に割り当てることができる。ユーザコードは、ユーザを識別するためのもので、例えば、光学読取装置を識別するものである。
【0028】
図2の例2には、もっと具体的な例を示している。アフリェイトコード5は3つの識別番号から構成されている。光学読取装置識別コード、販売店コード、出版社コードである。ユーザが、あるアフリェイトコード5をスキャンして対応するウェブページにアクセスしたとき、誰がどのようにアクセスしたかを把握することができる。例えば、光学読取装置識別コードでユーザを、販売店コードで印刷媒体4の販売店を、出版社コードで印刷媒体4の出版社を把握することができる。
【0029】
(ドットパターンの説明)
アフリェイトコード5を表しているドットパターン20を説明する。図3は、アフリェイトコード5に用いるドットパターン20の一例を図示している図である。ドットパターン20は、格子ドット21、キードット22、及び情報ドット23からなり、これらのドットを所定の規則に沿って配列したものである。このドットパターン20、及びドットパターン20を用いた情報入出力については、WO2004/84125、WO2004/29871、WO2005/64523、WO2005/64530、WO2005/114546等の公報に詳しく説明されている。ここで、その概要にについて簡単に説明する。
【0030】
図3に図示するようにドットパターン20は、格子ドット21を5×5に等間隔で配列して1つのブロックにし、真ん中の格子ドット21を少しずらしてキードット22にしている。このブロックは太線枠で現されている。4つの格子ドット21に囲まれた領域に情報ドット23が配置される。情報ドット23は、数値情報を表す。情報ドット23と、その周囲の格子ドット21との相対位置によって数値情報が定義されている。
【0031】
例えば、図4に示すように、情報ドット23の配置によって0〜8の数値情報を2進数で定義することができる。ここには、2本の線の交差点は、情報ドット23を囲んでいる4つの格子ドット21の中心点である。情報ドット23は、この中心点から所定の距離離れて配置されている。更に、この中心点から45℃回転させた方向に8個の情報ドットを配置することができる。このように1つの情報ドットで3ビットの情報を表現することができる。5x5の格子ドット21の配列からなるブロックの場合は、3ビット×16固=48ビットの情報を表現することができる。
【0032】
また、情報ドット23と、格子ドット21との相対位置の定義よって、8ビット以上の情報を定義することもできる。上述のように、4つの格子ドット21の中心点から8方向に情報ドット23を配置すると8ビットの情報を表現できる。16方向の場合は、4ビットの情報を表現することが可能である。更に、4つの格子ドット21の中心点の回りに2以上の情報ドットを配置して情報を表現することができる。4つの格子ドット21の中心点から情報ドット23までの距離に2つ以上の値を用いることで、表現情報のビット数を多くすることができる。これらについては、上記の特許文献に開示している。
【0033】
ドットパターン20は、印刷媒体4には人間の目に見えない色で印刷する。例えば、ドットパターン20は、赤外線の色のインクで印刷される。読取装置6が赤外線を感知する装置である。このように、ドットパターン20が赤外線等の人間の目に見えない色で印刷されると、ドットパターン20は印刷媒体4に印刷された図や文字の上に直接印刷することが可能であり、その使い勝手が向上する。
【0034】
(QRコードについて)
アフリェイトコード5としては、QRコードを利用することができる。QRコードは、利用する字数の長さによって、その大きさはことなる。QRコードは、人間の目に見えるように印刷する。読取装置6又は、携帯電話機9のカメラ(図示せず)で読み取ることができる。携帯電話機9の場合は、市販のほとんどの機種がQRコードの読取機能が搭載されており、この機能を利用することができる。この場合は、アフリェイトシステム2のアドレスと、アフリェイトコード5がQRコードに含まれることになる。携帯電話機9は、QRコードを読み取り、アフリェイトシステム2のアドレスを取得し、このアドレスに、アフリェイトコード5を渡す。
【0035】
(データベース30の概要)
図5には、アフリェイトシステム2用のアフリェイトシステムデータベース30の概要を示すブロック図である。アフリェイトシステムデータベース30は、変換テーベル32、アクセスカウントテーブル34、広告オファーテーブル36、売り上げテーブル38、請求テーブル40、第1クライアントテーブル42、第2クライアントテーブル44、第3クライアントテーブル46、ユーザテーブル48等を有する。
【0036】
変換テーベル32は、アフリェイトコード5を電子商取引サイト3のアドレスに変換するためのデータを格納したテーブルである。アクセスカウントテーブル34は、アフリェイトコード5を電子商取引サイトのアドレスに変換した実績を記録したテーブルである。広告オファーテーブル36は、電子商取引サイト3の名前を示す電子商取引サイト名、広告する商品の説明、広告の報酬等の情報を格納したテーブルである。広告の報酬としては、例えば、電子商取引サイト3上の商品をクリックしたときの広告報酬を示すクリック単価、広告を掲載するときに支払われる定額報酬、商品が販売された売り上げの一定の割合を支払う定率報酬等がある。
【0037】
売り上げテーブル38は、販売店での売り上げ等が格納されたテーブルである。請求テーブル40は、出版会社、販売店に支払われる報酬についての情報を格納したデーブルである。例えば、電子商取引サイト名、電子商取引サイト3上の商品をクリックしたときの広告報酬を示すクリック報酬金額、定額報酬の金額を示す定額報酬金額、定率報酬の金額を示す定率報酬金額等を格納する。
【0038】
第1クライアントテーブル42は、電子商取引サイト3についての情報を格納したテーブルである。第1クライアントテーブル42には、電子商取引サイト名、そのURL、担当者、住所、電子メールアドレス、請求先、販売商品の情報等が格納される。第2クライアントテーブル44は、出版社についての情報を格納したテーブルである。第2クライアントテーブル44には、出版社名、担当者、住所、電話番号、電子メールアドレス、銀行口座の情報、販売店の情報等が格納される。
【0039】
第3クライアントテーブル46は、販売店についての情報を格納したテーブルである。第3クライアントテーブル46には、販売店名、担当者、住所、電話番号、電子メールアドレス、銀行口座の情報、販売店の情報等が格納される。ユーザテーブル48は、ユーザに関する情報を格納したテーブルである。ユーザテーブル48には、ユーザが利用する読取装置6のID、読取装置6の販売情報、商品購入情報等が格納される。また、ユーザテーブル48には、携帯電話器9の携帯電話番号、商品購入情報等が格納される。
【0040】
(広告システム全体の動作)
広告システム全体の動作を図6のフローチャートを参照しながら説明する。印刷媒体4は、販売店からユーザに提供される(ステップ10)。ユーザは、印刷媒体4に掲載された広告を見て、アフリェイトコード5を読取装置6で読み取る(ステップ12、14)。読み取られたアフリェイトコード5は、読取装置6から情報端末7に送信され、更に、情報端末7からアフリェイトシステム2向けに送信される(ステップ16、18)。
【0041】
アフリェイトシステム2は、アフリェイトコード5を受け取り、それに対応する電子商取引サイト3のアドレスを検索して、アフリェイトコード5を電子商取引サイト3のURLに変換する(ステップ20)。そして、アフリェイトシステム2は、電子商取引サイト3にユーザの要求を含む送信データを送信する(ステップ22)。ユーザの要求は、例えば、ユーザに電子商取引サイト3の閲覧要求、商品の購入要求、役務の提供要求等である。電子商取引サイト3は、アフリェイトシステム2から送信されてきた送信データを受信して、それに対応してユーザ側1に必要なデータを送信する(ステップ24、26)。よって、ユーザ側1と電子商取引サイト3との間で電子商取引が行われる(ステップ28)。
【0042】
アフリェイトシステム2は、この電子商取引の結果を受けて、印刷媒体4に掲載された広告の効果を計算する(ステップ30)。この広告の効果によって、電子商取引サイト3から印刷媒体4を発行した出版社、印刷媒体4を販売した販売店に支払う広告料金を計算することが可能である。アフリェイトシステム2は、計算された結果を、電子商取引サイト3、出版社、販売店等の関係者に送信する(ステップ32)。
【0043】
このように、アフリェイトコード5を印刷媒体4の広告に印刷し、アフリェイトシステム2においてアフリェイトコード5を電子商取引サイト3のアドレスに変換することで、広告の効果を把握し、広告料金の公正な分配を実現できる。
【0044】
(業務提携について)
ここで、出版社、アフリェイトシステム2、電子商取引サイト3との間にできる協力関係の構築について説明する。図7は、出版社、アフリェイトシステム2、電子商取引サイト3が業務提携を行うときの流れを示すフローチャートである。まず、電子商取引サイト3は、販売する商品のウェブアドレスを示すURLを発行する(ステップ50)。このURLは、アフリェイトシステム2を利用してこの商品を購入するために使われるものである。このURLは、できればアフリェイトシステム2のみに利用される独自のものであることが好ましい。
【0045】
電子商取引サイト3は、アフリェイトシステム2にこのURLを知らせる。電子商取引サイト3の管理者が、アフリェイトシステム2に電子商取引サイト3を登録し、発行したURLを登録する。この登録のとき、第1クライアントテーブル42(図5を参照)、広告オファーテーブル36(図5を参照)に格納される情報が登録されると良い。商品情報、広告の報酬情報が、広告オファーリスト50(図9を参照)という形で出版社に提示される。
【0046】
アフリェイトシステム2は、電子商取引サイト3のアドレスに対してアフリェイトコード5を発行する(ステップ52)。発行されたアフリェイトコード5は、変換テーブル32(図5を参照)等に登録される。出版社は、広告を、そのアフリェイトコード5と一緒に印刷媒体4に掲載して出版する(ステップ54)。出版社は、印刷媒体4に掲載した広告についての情報をアフリェイトシステム4に登録する。この登録をしないと広告報酬を受け取ることができない。出版社から出版された印刷媒体4は、出版社と提供して販売店で販売される(ステップ56)。
【0047】
ユーザは、この販売店から印刷媒体4を購入する(ステップ58)。ユーザは、印刷媒体4に掲載された広告を見て、アフリェイトコード5を読取装置6で読み取り、アフリェイトシステム2に送信する。アフリェイトシステム2は、アフリェイトコード5をアフリェイトコード5を電子商取引サイト3のURLに変換する(ステップ62)。ユーザ側1がこのURLにアクセスし、商品の購入等を行う(ステップ64)。アフリェイトシステム2は、この電子商取引の結果を受けて、どのユーザが商品にアクセスしたか、どの販売店から販売された印刷媒体4の広告か等の広告実績の確認を行う(ステップ66)。
【0048】
アフリェイトシステム2は、広告実績の確認を元にアクセスカウントテーブル34(図5を参照)、売り上げテーブル38(図5を参照)のデータを更新する。これによって広告報酬を計算する。アフリェイトシステム2は、計算された結果を、電子商取引サイト3、出版社、販売店等の関係者に送信する(ステップ68、70、72)。出版社、販売店は、アフリェイトシステム2で計算された広告報酬を受け取って、電子商取引サイト3に請求することができる。アフリェイトシステム2も、電子商取引サイト3に請求することができる。
【0049】
(出版社での流れ)
図8は、出版社での広告とアフリェイトコード5を印刷媒体4に掲載するときの流れを示すフローチャートである。出版社は、出版する印刷媒体4の企画を立案し、これに掲載する広告の検討を行う(ステップ100、102)。出版社は、アフリェイトシステム2を訪問し、広告オファーリスト50(図9を参照)を参照して、広告の情報を入手する。この情報を元に広告を選ぶ(ステップ104)。この選んだ広告を、アフリェイトシステム2から広告の画像情報と、広告用のアフリェイトコード5と一緒に入手する(ステップ106)。
【0050】
印刷媒体4に広告を掲載して、アフリェイトコード5を印刷して、印刷媒体4を出版する(ステップ108)。出版された印刷媒体4を提携先の販売店等に送り、ユーザに提供する(ステップ110)。後は、アフリェイトシステム2に計算されて、送信されてくる広告報酬を受け取り、電子商取引サイト3にその広告報酬金額を請求することができる。
【0051】
(オファーリスト50の例)
図9は、アフリェイトシステム2が出版社に提供するオファーリスト50の一例を示す図である。オファーリスト50は、電子商取引サイト3の名称を示す欄である電子商取引サイト名51、この電子商取引サイト3が販売している商品の説明を示す欄である商品の説明52、広告の報酬を示す欄である報酬53、申し込みを行う欄である申し込み57からなる。
【0052】
報酬53には、電子商取引サイト3上の商品をクリックしたときの広告報酬を示す1クリック単価54、広告を掲載するときに支払われる定額報酬55、商品が販売された売り上げの一定の割合に支払う定率報酬56等がある。出版社の担当者は、オファーリスト50を参照して、企画に適した広告を見つけたら申し込み57の欄に表示されるボタンを押して、申し込みの手続きを行う。このとき、出版社は、第2クライアントテーブル44(図5を参照)に示す情報を入力してアフリェイトシステム2に登録を行う必要がある。販売者も同様に、第3クライアントテーブル46(図5を参照)に示す情報を入力してアフリェイトシステム2に登録を行う必要がある。
【0053】
(支払いリスト70)
図10は、アフリェイトシステム2が広告の結果を集計し、広告報酬を計算した支払いリスト70の例を示す図である。支払いリスト70は、アクセスカウントテーブル34(図5を参照)、売り上げテーブル38(図5を参照)等を参照して行われる。支払いリスト70は、電子商取引サイト3の名称を示す欄である電子商取引サイト名71を有する。支払いリスト70は、オファーリスト50に示す1クリック単価54による報酬を計算したクリック単価72、クリック数73、クリック報酬金額74を有する。また、支払いリスト70は、オファーリスト50に示す定額報酬55による報酬を計算した定額報酬単価75、定額報酬件数76、定額法集金額77を有する。
【0054】
更に、支払いリスト70は、オファーリスト50に示す定率報酬56による報酬を計算した定率報酬78、定率報酬売り上げ79、定率報酬金額80を有する。最後は、合計の報酬金額を示す欄である合計報酬金額81を有する。更に、出版社、販売店ごとにこの報酬金額の計算をする(図示せず)。これらの報酬金額の計算は、請求データテーブル40(図5を参照)に格納される。
【0055】
(読取装置6について)
本発明の広告システムは、ユーザに読取装置6を提供する。ユーザは、読取装置6を販売店等から購入することができる。広告システムは、読取装置6をユーザに無料配布することもできる。読取装置6は、パーソナルコンピュータ8に接続されて利用される。読取装置6は、パーソナルコンピュータ8には例えばUSBコネクタによって接続されることができる。読取装置6は、それぞれ重ならない特定の識別番号が付与されてユーザに提供される。この識別情報は、ユーザテーブル48(図5を参照)に格納されて、アフリェイトシステム2において管理される。
【0056】
読取装置6に識別情報を付与することで、個人認証機能と配布ルート認証機能を持たせることができる。また、個人認証情報及び配布ルート認証情報を格納したICチップを読取装置6に接続して利用することができる。このようにICチップを利用すれば、一つの読取装置6を複数のユーザが使用することができ、各ユーザごとに個人認証を行ってアフリェイトシステム2が管理する。このように、ICチップを接続した読取装置6をパーソナルコンピュータ8が認証し、ICチップが格納している情報を用いて個人認証を行い、読取装置6を使用可能にする。
【0057】
また、読取装置6は、別の個人認証装置と組み合わせて利用することができる。このアフリェイトシステムデータベース30は、アフリェイトシステム2のウェブサーバに格納されることができる。又は、このアフリェイトシステムデータベース30は、このウェブサーバと直接又はインターネット10等のネットワークによって接続されたに電子計算機に格納されることができる。
【0058】
本発明は、上述のように成功報酬型広告料金システム、販売マージン分配システム、印刷媒体に掲載する広告のアフリェイトシステムで利用することが可能である。インターネット上に商品販売・役務を行っている電子商取引システムに利用され、雑誌、新聞、書籍、街頭に配布される宣伝チラシ等の印刷媒体にこの商品販売・役務の広告を掲載し、その効果を把握し、利益分配を行うシステムに利用することが望ましい。広告主は、広告料金を固定費ではなく、変動費として執行できるので、商品販売・役務の成功に応じて広告料金を支払うために広告費用の節約ができる。印刷媒体でもアフリェイトシステムを利用することができる。
【0059】
読取装置6に識別番号を付与されているので、読取装置を持参している人の個人認証を行うためのシステムに適応することができる。例えば、特定システムへアクセスするためのパスワードの変わりにアフリェイトコードを用い、これを読取装置6の識別情報と組み合わせて個人認証を行うことができる。このとき、アフリェイトシステムがアフリェイトコード5と、読取装置6の識別情報との組み合わせにより、ユーザを個人認証し、システムへのアクセスを許可するか否かの返事をする。
【0060】
読取装置6に識別番号を付与されているので、読取装置6を持参しているユーザの利用により人の個人認証を行うためウェブページ又はウェブページ上の商品にアクセスしたユーザの統計を把握するアクセスログ解析システムに利用することができる。アフリェイトシステム2は、ユーザを識別し、どの広告から電子商取引サイト3にアクセスしたかを把握する。よって、広告ごとにその効果を把握することができる。そして、アフリェイトシステム2は、商品販売を行っている電子商取引サイト3から出版社、販売店、アフリェイトシステム2に支払う手数料を計算することができる。
【産業上の利用可能性】
【0061】
本発明は、個人認証システム、成功報酬型アフリェイトシステム、アクセスログ解析システム、成功報酬型広告料金システム、販売マージン分配システム、印刷媒体に掲載する広告のアフリェイトシステムで利用すると良い。特に、インターネット上に商品販売・役務を行っている電子商取引システムの成功報酬型広告料金システムに利用されても良い。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】図1は、実施の形態の広告システムの概要を図示した図である。
【図2】図2は、アフリェイトコード5の例を図示している図である。
【図3】図3は、ドットパターン20の一例を図示している図である。
【図4】図4は、ドットパターン20の情報ドット23の定義の一例を示す図である。
【図5】図5は、アフリェイトシステムデータベース30の概要を図示しているブロック図である。
【図6】図6は、アフリェイトコード5を利用するときの全体動作を示すフローチャートである。
【図7】図7は、出版社、アフリェイトシステム2、電子商取引サイト3が業務提携を行うときの流れを示すフローチャートである。
【図8】図8は、出版社での広告とアフリェイトコード5を印刷媒体4に掲載するときの流れを示すフローチャートである。
【図9】図9は、アフリェイトシステム2が出版社に提供するオファーリスト50の一例を示す図である。
【図10】図10は、アフリェイトシステム2が広告報酬を計算した支払いリスト70の例を示す図である。
【符号の説明】
【0063】
1…ユーザ側
2…アフリェイトシステム
3電子商取引サイト
4…印刷媒体
5…アフリェイトコード
6…読取装置
7…情報端末
8…パーソナルコンピュータ
9…携帯電話器
10…インターネット
20…ドットパターン
30…アフリェイトシステムデータベース
50…オファーリスト
70…支払いリスト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷媒体(4)上に形成されたコード(5)を読み取るための読取装置(6)が接続又は内蔵され、かつ、ネットワーク(10)に接続された情報端末(7)と、
前記ネットワーク(10)に接続され、前記コード(5)を前記ネットワーク(10)上のネットワークアドレスに変換する管理端末(2)とからなるシステムであって、
前記読取装置(6)は、読み取った前記コード(5)を前記情報端末(7)に送信し、
前記情報端末(7)は、前記コード(5)を前記管理端末(2)に送信し、
前記管理端末(2)は前記コード(5)を前記ネットワークアドレスに変換し、前記情報端末(7)の要求を前記ネットワーク(10)上の前記ネットワークアドレスに送信し、
前記情報端末(7)が前記ネットワークアドレスから送信されてきたデータを受信する
ことを特徴とする広告システム。
【請求項2】
請求項1において、
前記管理端末(2)は、
(i)(a)前記コード(5)と前記コード(5)に対応する前記ネットワークアドレスを記録したテーブルである変換テーベル(32)と、(b)前記コード(5)を前記コード(5)に対応する前記ネットワークアドレスに変換したアクセスをカウントした情報を記録したテーブルであるアクセスカウントテーブル(34)と、(c)前記コード(5)、前記コード(5)に対応する前記ネットワークアドレスを有する電子商取引サイト(3)、前記ネットワークアドレスにアクセスしたときの広告報酬からなるテーブルである広告オファーテーブル(36)、及び(d)前記アクセスカウントテーブル(34)の記録に応じて、前記電子商取引サイト(3)に請求する金額が計算され、この計算結果が記録されたテーブルである請求データテーブル(40)とからなるアフリェイトシステムデータベース(30)と、
(ii)前記情報端末(7)からの送信情報を受信する受信手段と、
(iii)前記変換テーブル(32)から前記コード(5)に対応する前記ネットワークアドレスを検索する検索手段と、
(iv)前記検索手段の検索結果の前記ネットワークアドレスを含む情報を前記ネットワーク(10)に送信する送信手段と、
(v)前記送信が終了した後、前記アクセスをカウントし、前記アクセスカウントテーブル(34)を更新するカウント手段と、
(vi)前記コード(5)に対応する前記広告報酬を用いて前記電子商取引サイト(3)に請求する金額を計算し、前記請求データテーブル(40)を更新する計算手段と
からなる
ことを特徴とする広告システム。
【請求項3】
請求項2において、
前記コード(5)は、前記読取装置(6)を識別するためのデータ、及び前記印刷媒体(4)の発行ルート又は販売ルートを示すデータからなり、
前記計算手段は、前記発行ルート又は前記販売ルートに関するデータから、前記発行ルート又は前記販売ルートに対する広告料金を計算する
ことを特徴とする広告システム。
ことを特徴とする広告システム。
【請求項4】
請求項1〜3の中から選択される1項において、
前記コード(5)は、2次元(xy方向)に所定間隔毎に2次元配列をなすように設けられた格子点(21)と、隣接する4つの格子点の中心点から所定方向(x方向又はy方向に)に所定間隔だけずらして配置した1以上の情報ドット(23)と、前記格子点(21)の内の特定の格子点(21)をその位置から所定方向に所定間隔だけずらして前記格子点(21)の向きを識別するための識別ドット(22)とからなるドットパターン(20)であり、
読取装置(6)は、前記ドットパターン(20)を光学的に読み取る読取手段と、読み取った値をメモリ上に展開し、等間隔に配置された前記格子点(21)と、前記識別ドット(22)を用いて前記ドットパターン(20)の配置を認識する格子ドット認識手段と、前記情報ドット(23)とそれを囲むように配置された前記格子点(21)又は識別ドット(22)との相互位置関係から前記情報ドット(23)が意味する値を認識する情報ドット認識手段と、及び前記情報ドット認識手段の結果から前記コード(5)の値を計算するコード取得手段とからなる
ことを特徴とする広告システム。
【請求項5】
請求項1〜3の中から選択される1項において、
前記コード(5)は、二次元コードであるQR(Quick Response)コードであり、
読取装置(6、9)は、前記QRコードを光学的に読み取る読取手段と、前記読取手段の値から前記QRコードを認識する認識手段とからなる
ことを特徴とする広告システム。
【請求項6】
請求項4において、
前記コード(5)は、赤外線のスペクトルを有する色で前記印刷媒体(4)上に形成され、
前記読取手段(6)は、前記赤外線を感知する
ことを特徴とする広告システム。
【請求項7】
請求項1〜3の中から選択される1項において、
前記読取手段(6)は、個人認証用のデータを格納したICチップを有する
ことを特徴とする広告システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−41014(P2008−41014A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−217839(P2006−217839)
【出願日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【出願人】(500114841)株式会社ビジネスリンク (1)
【Fターム(参考)】