説明

広告提供システム

【課題】顧客を特定してその顧客に特徴的な広告情報を提供する。
【解決手段】
広告端末は、顧客が所持する顧客ID、及び顧客の携帯電話のGPS機能によって検知された位置情報を取得して、これらの情報をデータセンタへ送信する。データセンタは、顧客IDに対応して顧客情報及び商品情報、顧客が所持する携帯電話が検知するGPS情報を取得する位置情報、及び商品の購買履歴を記憶する第1DBと、顧客に提供するコンテンツに関する情報を記憶する第2DBと、顧客IDに対応して、第1DB及び第2DBを検索して、顧客に特有なコンテンツを選択する情報処理部を有する。広告端末は、情報処理部によって選択された顧客IDに特有なコンテンツを取得して表示器に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告提供システムに係り、特に、特定した顧客用に広告を選択して、表示装置に映像広告として表示する広告提供システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
小売企業等におけるデジタルサイネージの利用が進んでいる。このような状況の下、パーソナライズされたデジタルサイネージの提案も見られる。例えば、特許文献1には、電子看板において、広告マテリアルを表示している表示画面を見るユーザの顔検出と、他の位置のカメラによって検出された同じユーザとを関連づける表示システムが開示されている。また、特許文献2には、テーブルを囲む複数の観察者のいずれにも見易い画像を表示する画像表示装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−251170公報
【特許文献2】特開2009−31692公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子看板における顔識別による広告の切り替えなどは既に実用化されているが、顔認証による無作為の個人特定は、プライバシー侵害問題を含んでいる。また個人向けの広告は、その広告内容最適化の精度が高度になる程に個人情報の意味合いを増し、プライバシーの問題が深刻になる。
【0005】
本発明の目的は、顧客を特定してその顧客に特徴的な広告情報を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、顧客に提供する広告情報を表示する広告端末と、顧客情報及び広告情報を管理するデータセンタを有する広告提供システムにおいて、
該広告端末は:顧客が所持する固有のID(顧客ID)を検知するID検知手段と、顧客が所持する携帯電話のGPS機能によって検知された位置情報を取得する位置情報取得手段と、該検知手段及び該位置情報取得手段によって取得された、顧客に顧客ID及び位置情報を、を該データセンタへ送信する送受信部と、該データセンタの情報処理部で選択されたコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、該コンテンツ取得部を介して取得された、顧客に特有なコンテンツを表示する表示器を有し、
該データセンタは:顧客IDに対応して顧客情報及び商品情報、顧客が所持する携帯電話が検知するGPS情報を取得する位置情報、及び商品の購買履歴を記憶する第1DBと、顧客に提供するコンテンツに関する情報を記憶する第2DBと、該顧客IDに対応して、該第1DBと該第2DBを検索して、該顧客に特有なコンテンツを選択する情報処理部を有し、
前記広告端末は、該情報処理部によって選択された顧客IDに特有なコンテンツを、前記送受信部及びコンテンツ取得部を介して取得し、該顧客に特有な該コンテンツを該表示器に表示することを特徴とする広告提供システムとして構成される。
【0007】
好ましい例による広告提供システムにおいて、前記広告端末は、前記位置情報取得手段によって取得される、複数の顧客の位置情報を照合することで、該ID検知手段によって検知された固有のIDを持つ特定顧客と、該広告端末との間に他者が存在するかを判定する指向性処理部を有し、
該指向性処理部による判定の結果、該特定顧客と該広告端末との間に他者が存在すれば、該特定顧客に対するコンテンツの表示器への出力を停止し、他者が存在しなければ、該顧客に対するコンテンツの出力を継続して行う。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、固有のIDが付与された顧客が、店舗に設定された特定のエリア内に入った場合、顧客のID及び位置情報を検知することで、その顧客に関連する特有の広告情報を選択して広告端末に表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】一実施例による広告提供システムの全体構成を示す図。
【図2】一実施例における広告端末の設置例を示す図。
【図3】一実施例における顧客商品DBの構成例を示す図。
【図4】一実施例におけるコンテンツ情報DBの構成例を示す図。
【図5】一実施例における広告端末による位置情報の検知の様子を示す図。
【図6】一実施例における特定の顧客のみに広告情報を提供する処理動作フローを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例における、顧客向け映像広告提供システムの全体構成を示す。
この広告提供システムは、店舗に来店する顧客に特徴的な広告情報を提供するシステムであり、顧客の情報を取得しかつ選択された広告を提供するための、商品の売り場に設置された広告端末20と、顧客情報や商品情報及び広告情報をデータベース(DB)に保持すると共に、コンピュータを用いて情報処理を行うデータセンタ30とが、ネットワークを介してお互いに接続して構成される。複数の各顧客A〜Cは、それぞれ固有のID(顧客IDという)が付与されたFRIDを所持する。FRIDは、例えば顧客が利用する店舗のポイントカードに埋め込まれている。また、各顧客は、GPS機能を持つ携帯電話を所持して来店することを前提としている。
【0011】
図1には、1台の広告端末20しか示されていないが、広告端末20は、店舗ごとに或いは店舗の商品の売り場ごとに多数設置されている。ここで、広告端末20が設置される店舗にはそれぞれ固有の店舗IDが付与され、更に多数の広告端末20には、それぞれ固有の端末IDが付与される。
また、店舗の予め定めたエリア(即ち広告端末の設置エリア)ごとに、情報取込エリア10が設定される。この情報取込エリア10は無線通信が可能な範囲であり、FRIDを持つ顧客がこのエリアに入った場合、広告端末20の無線検知手段は、顧客のFRIDを検知し、取得した顧客の情報をデータセンタ30へ送信する機能を有する。
【0012】
そのために、広告端末20は、主に顧客に関する情報を取得する入力部201と、主に顧客に広告情報を提供する出力部202と、データセンタ30と情報の送受信を行う送受信部203と、データセンタ30から顧客に提供するコンテンツを取得するコンテンツ取得部204と、特定の顧客が居る方向(指向性)に関する表示の可否の制御を行う指向性処理部205とを有する。
【0013】
ここで、入力部201は、顧客が有するFRIDを検知するFRID読み込み手段(即ちFRID無線検知手段)と、RFIDを有する顧客の顔情報を取得する監視カメラのような画像取得手段と、顧客が所持する携帯電話のGPS機能によって検知された位置情報を取得する位置情報取得手段を有する。なお、画像取得手段は、特定の顧客の顔情報だけでなく、その顧客の周辺情報も画像として取得する。
【0014】
出力部202は、広告情報を表示する表示器2021と、広告情報の表示を中断するか否かを判断する判定手段を有する。判定手段は、プロセッサ(CPU)でプログラムを実行することでその機能が発揮される。表示器2021は多眼ディスプレイであり、指向性処理部205からの指示によって特定の顧客が居る(顧客の位置情報)の方向にのみ、広告情報等の映像を表示することが可能である。
【0015】
広告端末20の入力部201が有する位置情報取得手段について、詳しく言えば、図5に示すように、広告端末20の前面の複数個所には、顧客の携帯電話のGPS機能が検知した位置情報を取得する受信機K1〜K5が設置されている。この受信機が取得する位置情報は、顧客の三次元情報(Xi,Yi,Zi)であり、この三次元情報は、顧客ID及び広告端末ID、時刻情報(例えば10秒間隔で取得される)と共に、顧客位置情報テーブル333(図3)に記憶される。
【0016】
このように、顧客が所持するポイントカードに保持されたRFIDと、携帯電話から取得される位置情報をデータセンタ30で処理して、顧客の位置を特定しかつ顧客に特有の広告情報(コンテンツ)を検索することで、当該顧客に特有のコンテンツを当該顧客のみに映像として表示器に表示することが可能となる。
【0017】
データセンタ30は、情報処理部301及び記憶部302を有するサーバである。情報処理部301は、CPUでプログラムを実行することで、広告端末20から情報を取得する機能、顧客情報を照会する機能、コンテンツ情報DB304からコンテンツ情報を選択する機能、及び選択したコンテンツ情報を広告端末20へ送信する機能を有する。また、記憶部302は、顧客及び店舗、商品情報を保持する顧客商品DB303と、コンテンツ情報を保持するコンテンツ情報DB304を有する。この顧客商品DB303と、コンテンツ情報DB304の構成については、図3及び図4を参照して後述する。
【0018】
図2は小売店舗に設置される広告端末の例である。
表示装置2021は、単独で設置することが可能であるが、図示のように、商品の棚2022と一体化して構成することも可能である。一体化することにより、顧客は表示装置に表示される広告と、商品2023の両方を一見することができる。
【0019】
次に、データセンタ30が有するDB303、304の構成について説明する。
図3は、顧客商品DB303の構成を示す。
顧客商品DB303は、顧客の個人情報を記録する顧客情報管理テーブル331と、広告端末20の設置場所と店舗の紐付けを管理する端末設置場所テーブル332と、顧客がどの広告端末の情報取得エリア内を経由したかを記録する顧客位置情報テーブル333と、顧客の購買情報及び購買傾向等を記録する購買履歴テーブル334と、広告端末を設置した店舗の情報を管理する店舗情報テーブル335と、店舗における商品情報を管理する商品管理テーブル336を有する。
【0020】
ここで、顧客情報管理テーブル331は、顧客IDに対応して、顧客の氏名、携帯電話番号、住所等の連絡先などを登録する。端末設置場所テーブル332は、広告端末に固有の端末IDに対応して、当該端末が設置された店舗ID、フロア階数、及び設置場所名などを登録する。1つの店舗に複数の広告端末が設置される場合もある。
顧客位置情報テーブル333は、顧客IDに対応して、顧客を検知した広告端末の端末ID、三次元位置情報、及び時刻を登録する。なお、時刻は年月日を含んでもよい。
購買履歴テーブル334は、顧客IDに対応して、顧客が購入した店舗の店舗ID、購入した商品に付された商品ID、購入日時などを登録する。店舗情報テーブル335は、店舗IDに対応して店舗の名称、住所、代表者などを登録する。商品管理テーブル336は、商品に固有の商品IDに対応して商品名、値段、仕入れ個数、販売個数などを登録する。
【0021】
図4はコンテンツ情報DB304の構成を示す。
コンテンツ情報DB304は、コンテンツ情報テーブル401と、コンテンツ関連情報テーブル402を有する。
ここで、コンテンツ情報テーブル401は、コンテンツに付与された固有のIDに対応付けて、当該コンテンツをインターネット上から取得するためのコンテンツURL、コンテンツの有効期限日及び時刻を保持する。コンテンツとは、広告及びその関連情報であり、商品そのものに関する情報の他に、商品のバーゲン情報、産地やレシピ等が含まれる。
【0022】
コンテンツ関連情報テーブル402は、商品IDに対応して、その商品のカテゴリ、商品に関連する複数のコンテンツを特定するコンテンツIDを登録する。ここで、複数のコンテンツは、それぞれ比重が設定される。この比重は、店舗の管理者が、商品に関連する複数のコンテンツを予め選択してその関係度会いを比重として算出したものである。アンケート等によって顧客の要望の高いコンテンツは比重が高くなる。顧客ごとに特有なコンテンツは、購買履歴テーブル334とコンテンツ関連情報テーブル402の比重を参照して選択される。
【0023】
次に、図6を参照して、特定の顧客のみに広告情報(コンテンツ)を表示する処理動作について説明する。
まず、情報取得エリア10内を矢印方向へ移動する顧客(例えば顧客A〜C)と広告端末20との間に他者が存在するかを判定する(S501)。この判定は、指向性処理部205が、広告端末20の受信機K1〜K5によって10秒毎に取得される、複数の顧客の携帯電話からの三次元位置情報について、例えば、Xi方向の座標が重複しているか否か判断すること(Xi方向の位置情報を比較する)で行う。判定の結果、重複する顧客が存在すれば(例えば、顧客Aと顧客Bが重なった場合)両顧客A,Bに対するコンテンツの提供を停止する(S502)。即ち、表示器に表示していた顧客Aに特有のコンテンツの表示、同じく表示していた顧客Bに特有のコンテンツの表示を停止する。一方、広告端末20と顧客との間に他者が存在しなければ、顧客A及びBに対するそれぞれ特有のコンテンツの表示を継続して行う(S503)。
この処理動作は、顧客A〜Cが情報取得エリア10外に出るまで、即ち顧客A〜Cからの位置情報が検知されなくなるまで、繰り返して行われる(S504)。
【0024】
このように、広告端末20と、広告情報を提供すべき顧客Aとの間に他者が介在する場合には、顧客A又はBにのみへ提供される広告情報の表示は一時停止されるので、当該広告情報は他者に見られることなく、顧客A又はBに特化した広告情報を安全に表示することができる。また、広告情報の提供は、他者のような不特定多数の個人を対象としないため、企業リスク管理の面においても好ましい。
【0025】
次に、この広告提供システムにおける広告情報の選択処理動作について説明する。
商品の購入或いは商品を見るために、FRIDを有する顧客A〜Cが情報取込エリア10内に入ると、広告端末20のFRID読み込み手段は、顧客が有するRFIDを検知して取得する。更に、広告端末20の画像取得手段はRFIDを所有する顧客の顔情報を取得し、更に位置情報取得手段は、顧客の携帯電話から三次元位置情報を取得する。そして、取得されたそれらの情報には、店舗ID,端末ID,顧客IDを検知した日時等の情報が付加され、これらの情報(以下、広告端末情報という)は、送受信部203を介してデータセンタ30へ送信される。
【0026】
なお、ここで、位置情報取得手段によって取得された顧客の位置情報は、広告端末20内のメモリに保持され、コンテンツの出力時の指向性音声出力を顧客の位置に合わせるときに利用されると共に、コンテンツの出力時の顧客位置の特定と表示出力の中止判定に利用される。画像取得手段により取得された顔情報は、コンテンツ出力を顧客の目線に合わせる際に利用する。画像取得手段により取得された、顧客の周辺情報は、コンテンツの出力時の出力中断判定に利用される。
【0027】
データセンタ30は、広告端末20から送信された広告端末情報を受信し、情報処理部301は、受信した広告端末情報から顧客情報を取り出して、顧客IDと、顧客が移動している端末ID、時刻等を顧客位置情報テーブル333に追加的に記録する。なお、顧客が店舗で商品を購入した場合、その代金の支払い時に、POS端末より入力される、店舗ID,購入商品の商品ID、及び顧客のポイントカードから読み取られた顧客ID,購入日時、等が取得されて、購買履歴テーブル334に記録される。
【0028】
コンテンツの選択は、購買履歴テーブル334と、コンテンツ関連情報テーブル402及びコンテンツ比重情報テーブル403を参照することで、顧客に特有なコンテンツを選択する。コンテンツの選択法の一例として、例えば、購買履歴テーブル334によれば、顧客ID「001」の顧客は、過去に、商品ID「100001」、「100002」の商品を購買しており、その顧客が今回、商品ID「100003」の商品の棚(即ち広告端末)の前に居るとすると、商品ID「100001」と「100003」が保持するコンテンツID「1001」が比重15(=5+10)で最も高いので、コンテンツ1001が選択される。なお、商品に対するコンテンツの選択は、これに限らない。例えば、顧客の過去の購買履歴によらず、単純に、商品IDに対する予め設定された比重の最も高いコンテンツを選択するようにしてもよい。
【0029】
このように、顧客ごとに特有なコンテンツを選択して広告端末20へ送信する。広告端末20では、受信したコンテンツを顧客の目線に合わせて表示器に出力する。このとき、上述したように、周囲の顧客の位置情報との関係を判定して、コンテンツの表示を他者に見られる場合や他者の影になる場合はその出力を中止する。
【0030】
広告端末20において、受信したコンテンツ情報を顧客に対し出力する際、指向性処理部205は、顔情報、位置情報、周辺情報から最適なコンテンツ出力の映像方向・音声範囲・位置を割り出すための処理を行なった上で、特定の顧客Aのために最適な方向に最適な音声で顧客Aに対してコンテンツを表示する。コンテンツは、映像情報や画像情報を含み、それぞれ多眼ディスプレイ、及び指向性スピーカーを利用することにより、プライバシーに配慮して表示される。
【0031】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、種々変形して実施し得る。
例えば、顧客商品DB303は、図3に示すように、顧客及び店舗、商品に関する情報を、それぞれテーブルとして記録している。上記実施例では、顧客商品、商品に関する情報を保持するものをテーブルと称したが、これは説明上であり、他の例によれば、顧客商品、商品について個々にDBを持つように構成してもよい。
【符号の説明】
【0032】
10:情報取込エリア 20:広告端末 201:入力部 202:出力部 203:送受信部 204:コンテンツ取得部 205:指向性処理部 30:データセンタ 301:情報処理部 302:記憶部 303:顧客商品DB 304:コンテンツ情報DB。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客に提供する広告情報を表示する広告端末と、顧客情報及び広告情報を管理するデータセンタを有する広告提供システムにおいて、
該広告端末は:
顧客が所持する固有のID(顧客ID)を検知するID検知手段と、顧客が所持する携帯電話のGPS機能によって検知された位置情報を取得する位置情報取得手段と、該検知手段及び該位置情報取得手段によって取得された、顧客に顧客ID及び位置情報を、を該データセンタへ送信する送受信部と、該データセンタの情報処理部で選択されたコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、該コンテンツ取得部を介して取得された、顧客に特有なコンテンツを表示する表示器を有し、
該データセンタは:
顧客IDに対応して顧客情報及び商品情報、顧客が所持する携帯電話が検知するGPS情報を取得する位置情報、及び商品の購買履歴を記憶する第1DBと、顧客に提供するコンテンツに関する情報を記憶する第2DBと、
該顧客IDに対応して、該第1DBと該第2DBを検索して、該顧客に特有なコンテンツを選択する情報処理部を有し、
前記広告端末は、該情報処理部によって選択された顧客IDに特有なコンテンツを、前記送受信部及びコンテンツ取得部を介して取得し、該顧客に特有な該コンテンツを該表示器に表示することを特徴とする広告提供システム。
【請求項2】
前記広告端末は、前記位置情報取得手段によって取得される、複数の顧客の位置情報を照合することで、該ID検知手段によって検知された固有のIDを持つ特定顧客と、該広告端末との間に他者が存在するかを判定する指向性処理部を有し、
該指向性処理部による判定の結果、該特定顧客と該広告端末との間に他者が存在すれば、該特定顧客に対するコンテンツの表示器への出力を停止し、他者が存在しなければ、該顧客に対するコンテンツの出力を継続して行うこと
を特徴とする請求項1の広告提供システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−123176(P2012−123176A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−273583(P2010−273583)
【出願日】平成22年12月8日(2010.12.8)
【出願人】(000233491)株式会社日立システムズ (394)
【Fターム(参考)】