店舗情報提供システム
【課題】ユーザーの評価が高い商品情報を容易に検索可能な店舗情報提供システムを提供する。
【解決手段】店舗情報と商品情報を関連づけて格納する店舗情報DB12と、第1入出力端末100から店舗情報を取得し、店舗情報DB12に登録する店舗情報取得手段14と、第1入出力端末100から商品情報を取得し、商品情報を店舗情報に関連づけて店舗情報DB12に登録する商品情報取得手段15と、第2入出力端末200から個人評価情報を取得し、個人評価情報を所定の商品情報に関連づけて店舗情報DB12に登録する評価情報取得手段16と、標準評価情報を新たに算出し更新する評価情報算出手段17と、第2入出力端末300から検索条件を取得する検索手段70と、評価情報算出手段17により新たに算出し更新された標準評価情報に基づき、検索条件と合致した商品情報等を表示する店舗情報表示手段18とを有する。
【解決手段】店舗情報と商品情報を関連づけて格納する店舗情報DB12と、第1入出力端末100から店舗情報を取得し、店舗情報DB12に登録する店舗情報取得手段14と、第1入出力端末100から商品情報を取得し、商品情報を店舗情報に関連づけて店舗情報DB12に登録する商品情報取得手段15と、第2入出力端末200から個人評価情報を取得し、個人評価情報を所定の商品情報に関連づけて店舗情報DB12に登録する評価情報取得手段16と、標準評価情報を新たに算出し更新する評価情報算出手段17と、第2入出力端末300から検索条件を取得する検索手段70と、評価情報算出手段17により新たに算出し更新された標準評価情報に基づき、検索条件と合致した商品情報等を表示する店舗情報表示手段18とを有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店舗情報提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット上には、様々なサイトに多数の店舗情報が登録されている。その多数の店舗情報の中から、ユーザーのニーズと合致する店舗を検索する際、ユーザーは、メニューの内容、店舗の立地、店舗の雰囲気、価格、口コミの内容、値引きなどの特典の有無等により、該当する店舗を検索する。
【0003】
店舗の検索サービスの一例として、ユーザーが店舗に対する評価点を投稿することができ、評価点が高い順番に店舗をソートして一覧表示されることにより、ユーザーがこの一覧表示を参考として、検索条件に合致した複数の店舗の中から利用する店舗を容易に検索できるサービスが、特許文献1に開示されている。また、ユーザーが動画や、音楽等の各種アイテムを選択する際には、他のユーザーが入力したそのアイテムに対する評価値を参考とし、各種アイテムを選択できることも、特許文献2に開示されている。
【0004】
ここで、ユーザーが利用する店舗を検索する際、如何なるユーザーのニーズにより検索するかは、店舗のジャンルによって左右されるものである。例えば、ユーザーが飲食店を検索する場合、その飲食店が提供するメニューの評価は特に重視されるユーザーのニーズである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−140333
【特許文献2】特開2009−64365
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ユーザーのニーズの一例として、ユーザーが評価の高いメニュー、例えば「カルボナーラ」を提供する飲食店を検索しようとする場合、特許文献1に記載された店舗情報提供方法では、ユーザーは、店舗自体に対する評価が高い店舗を検索することはできるが、その店舗が評価の高い「カルボナーラ」を提供する店舗であるか否か、またユーザーの好みと一致した「カルボナーラ」を提供する店舗であるかを検索することはできない。また、特許文献2に記載されたアイテム配信システムは、アイテム自身の評価を参考できるが、飲食店が提供するメニューとは異なり、データとして同一であれば、その動画としては同等の評価がされるものである。
【0007】
一方、飲食店が提供するメニュー、例えば「カルボナーラ」は、メニューとしては同一であっても、提供する飲食店毎にメニューの評価は当然異なるものであり、例えメニューが同一であっても、「味」が異なることはもちろん、「見た目」や「ボリューム」等も異なるものであるから、メニューの内容はメニュー以外の要素と比べてより重要視されるものである。また、ユーザーのニーズと合致したメニューを提供する店舗の位置や、営業時間等の店舗情報を容易に知ることができることも必要である。その結果、特許文献1、2に記載の発明では、ユーザーのニーズと合致したメニューを検索することが困難であり、またユーザーのニーズと合致したメニューを提供する飲食店を容易に検索することができない。
【0008】
そこで、本発明者は上記課題に鑑み、本発明の店舗情報提供システムを発明した。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の店舗情報提供システムは、店舗情報と前記店舗情報が格納された店舗が提供する商品情報とを関連づけて格納する店舗情報記憶手段と、第1入出力端末から店舗情報を取得し、前記店舗情報記憶手段に登録する店舗情報取得手段と、前記第1入出力端末から前記店舗情報記憶手段に前記店舗情報が格納された店舗が提供する商品情報を取得し、前記商品情報を前記店舗情報に関連づけて前記店舗情報記憶手段に登録する商品情報取得手段と、第2入出力端末から前記店舗情報記憶手段に格納された所定の商品情報に対する個人評価情報を取得し、前記個人評価情報を前記所定の商品情報に関連づけて前記店舗情報記憶手段に登録する評価情報取得手段と、前記店舗情報記憶手段から前記個人評価情報と前記所定の商品情報に対する標準評価情報を取得し、前記標準評価情報を新たに算出し更新する評価情報算出手段と、前記第2入出力端末から検索条件を取得する検索手段と、前記評価情報算出手段により新たに算出し更新された標準評価情報に基づき、前記検索条件と合致した、前記店舗情報と関連づけた前記所定の商品情報及び前記更新された標準評価情報を表示する店舗情報表示手段とを有することを特徴とする。
この構成により、検索ユーザーのニーズと合致した商品を検索する場合、一般ユーザーによる評価が高い商品の中から、検索ユーザーのニーズと合致した商品を容易に検索することできると共に、その商品を提供する店舗の店舗名や店舗の場所を容易に知ることができる。また、検索した店舗が提供する商品の中から、一般ユーザーの評価が高い商品を容易に検索することが可能である。ここで、商品を検索するユーザーを検索ユーザーとし、検索ユーザー以外のユーザーを一般ユーザーとする。
【0010】
本発明の店舗情報提供システムは、ユーザーの個人情報を格納するユーザー情報記憶手段と、入出力端末から前記個人評価情報を投稿したユーザーの個人情報を取得し、前記ユーザー情報記憶手段に登録する個人情報取得手段を有し、前記評価情報取得手段が、前記ユーザー情報記憶手段から前記個人情報を取得し、前記個人情報に基づいて、前記個人評価情報を変更し、前記店舗情報記憶手段に登録することを特徴とする。
この構成により、一般ユーザーが投稿した所定の商品に対する個人評価情報の精度を向上させることができ、検索ユーザーのニーズと合致した商品を容易に検索することが可能となる。
【0011】
本発明の店舗情報提供システムは、前記個人情報は、前記個人評価情報を投稿したユーザーの評価値であることを特徴とする。
この構成により、一般ユーザーが投稿した所定の商品に対する個人評価情報の精度をより向上させることができ、検索ユーザーのニーズと合致した商品に対し、より一層合致した商品を容易に検索することができる。
【0012】
本発明の店舗情報提供システムは、前記店舗情報表示手段が、所定の商品を提供する店舗情報の一覧を表示することを特徴とする。
この構成により、所定の商品毎に、その所定の商品を提供する複数の店舗情報から容易に検索条件に合致した店舗を検索することが可能となる。
【0013】
本発明の店舗情報提供システムは、前記店舗情報は飲食店であり、前記商品情報は前記飲食店が提供するメニューであることを特徴とする。
この構成により、同一のメニューの内、一般ユーザーによる評価が高いメニューを提供する飲食店を容易に検索することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の店舗情報提供システムを用いることによって、一般ユーザーの評価が高い商品の中から、検索ユーザーのニーズに合致した商品を提供する店舗を検索することが容易となる。また、検索した店舗が提供する商品の中から、一般ユーザーの評価が高い商品を容易に検索することが可能となる。その結果、店舗単位ではなく商品、例えばメニュー単位の口コミサービスを提供することにより、検索ユーザーのニーズに合致した情報提供を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態の店舗情報提供システム全体の構成の一例を示す概念図。
【図2】本実施形態の店舗情報のレコードの項目の一例を示す図
【図3】本実施形態の商品情報のレコードの項目の一例を示す図。
【図4】本実施形態のユーザーの個人情報のレコードの項目の一例を示す図。
【図5】本実施形態のメニューの評価画面を示す説明図。
【図6】本実施形態の店舗毎の人気メニューランキング画面を示す説明図
【図7】本実施形態の商品毎の人気商品ランキング画面を示す説明図。
【図8】本実施形態のメニューの評価入力画面を示す説明図。
【図9】本実施形態のメニューの評価が入力されたことを表示する画面を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明に係る実施形態の店舗情報提供システムについて図面を参照して説明する。図1は本実施形態の店舗情報提供システム10の全体の構成を示す概念図である。本実施形態では、店舗や商品を検索するユーザーを検索ユーザーとし、検索ユーザー以外のユーザーを一般ユーザーとする。なお、本実施形態では、店舗とは「飲食店」とし、商品とは「カルボナーラ」、「ライスコロッケ」、「サラダ」等と言った「メニュー」として以下説明する。
【0017】
〈本実施形態の店舗情報提供システムの構成〉
本実施形態の店舗情報提供システム10は、ネットワークNを介して第1入出力端末100及び第2入出力端末200とデータの送受信が可能である。
【0018】
ネットワークNは、インターネット等のオープンネットワーク、LAN等のクローズド
ネットワーク、それらの組合せのイントラネット、公衆電話回線等のいずれであっても良く、有線・無線の別も問わない。
【0019】
第1入出力端末100は、図1では一個のみ図示されているが、実際は様々な店舗側が利用する情報端末等から構成される複数の情報端末であり、通常のコンピュータ端末の他、ネットワークN機能を有する携帯電話、PHS、スマートフォン等のいずれであっても良い。また、第2入出力端末200も、図1では一個のみ図示されているが、実際は複数のユーザーが利用する情報端末等から構成される複数の情報端末である。
【0020】
店舗情報提供システム10は、制御部11と、図2に示す店舗情報20と店舗情報20が格納された店舗が提供する商品情報30(図3参照)とを関連づけて格納する店舗情報記憶手段、例えば店舗情報データベース(店舗情報DB)12と、図4に示すユーザーの個人情報40を格納する個人情報記憶手段、例えば個人情報データベース(個人情報DB)13とを有し、また図示しないが主メモリと、各種処理プログラム及び必要なデータ等を記憶する記憶部とを有する。
【0021】
制御部11は、記憶部に記憶された各種処理プログラムを主メモリにロードして、店舗情報取得手段14と、商品情報取得手段15と、評価情報取得手段16と、評価情報算出手段17と、店舗情報表示手段18と、個人情報取得手段19と、検索手段70とからなる各種手段を実現する。
【0022】
店舗情報取得手段14は、第1入出力端末100から店舗情報20を取得し、店舗情報DB12に登録する手段である。店舗情報20は、図2に示す店舗情報レコードから構成される。店舗情報レコードは、「店舗名」を示すフィールド21と、「店舗の場所」を示すフィールド22と、「店舗の種別」を示すフィールド23と、「店舗の評価」を示すフィールド24と、「店舗の写真」を示すフィールド25と、「店舗の感想」を示すフィールド26とを有する。なお、「店舗からのお知らせ」を示すフィールド等を追加した構成としてもよい。
【0023】
ここで、「店舗の種別」とは、例えば、イタリアン、日本料理、中華料理、タイ料理等の料理の種類を示す。また、「店舗の評価」とは、店舗が提供する全商品、例えば全メニューに対する評価点(後述の標準評価情報)の平均値とする。「店舗の評価」は、1点〜5点の範囲で評価され、3点を評価の基準とし、5点が最も評価が高い点とする。さらに、「店舗の写真」は、様々な画像データ(jpgファイル、gifファイル等)を登録されることにより、ウィンドウ上に表示させることができる。また、「店舗の感想」は、一般ユーザーからの店舗に対する口コミ情報等である。
【0024】
本実施形態では、図2に示すようにフィールド21に「レストラン ○△×」と、フィールド22に「東京都港区……」と、フィールド23に「イタリアン」と、フィールド24に「5」と、フィールド25に「123.jpg」と、フィールド26に「……がお勧め。」とが登録されている。
【0025】
なお、店舗情報取得手段14が取得する店舗情報20は、店舗側が利用する第1入出力端末100から投稿された店舗情報20に限られず、ユーザーが利用する第2入出力端末200から投稿された店舗情報20であってもよい。
【0026】
商品情報取得手段15は、第1入出力端末100から店舗情報DB12に店舗情報20が格納された店舗が提供する商品情報30を取得し、商品情報30を店舗情報20に関連づけて店舗情報DB12に登録する手段である。商品情報30は、図3に示す商品情報レコードから構成される。商品情報レコードは、「店舗名」を示すフィールド31と、「メニュー名」を示すフィールド32と、「メニューの評価」を示すフィールド33と、「メニューの写真」を示すフィールド34と、「食べた感想」を示すフィールド35と、「関連キーワード」を示すフィールド36と、「食べた時間」を示すフィールド37と、「最終来店月」を示すフィールド38との各フィールドを有する。なお、「季節限定」や「終了メニュー」の有無を示すフィールドや、「店舗側からのオススメポイント」等を示すフィールド等を追加した構成とすることも可能である。
【0027】
ここで、商品情報30は商品情報レコード中のフィールド32にメニューを提供する飲食店の店舗名が登録されているため、商品情報30は店舗情報20に関連づけられている。なお、店舗情報20毎に固有の識別番号を付与し、当該識別番号を商品情報30に関連づける構成としてもよい。
【0028】
また、「メニューの評価」とは、後述する評価情報算出手段17により算出された、メニューに対するユーザーの個人評価情報から算出した後述の標準評価情報をいい、例えば9段階(1.0〜5.0)で0.5刻みで評価するメニュー評価点であり、3点を評価の基準とし、5点が最も評価が高い点とする。「メニューの評価」は、図5に示すメニューに対する「総合評価」によって評価される。また、「総合評価」以外に、「見た目」、「味」、「ボリューム」及び「コストパフォーマンス」等の項目により、各項目毎にメニューを評価してもよい。なお、「総合評価」と、「見た目」、「味」、「ボリューム」及び「コストパフォーマンス」等の項目とは、項目毎に独立して評価する構成としても、「見た目」、「味」、「ボリューム」及び「コストパフォーマンス」等に入力された評価点によって、「総合評価」が算出される構成としてもよい。
【0029】
また、「関連キーワード」とは、フリーキーワードであり、ユーザーが任意のキーワードを入力することができる。「食べた時間」とは、メニューを注文した時間帯を、例えば、「昼」、「夜」、「両方」を選択可能なラジオボタンの内、ユーザーが任意に選択する構成としてもよい。「最終来店月」とは、ユーザーが最後にメニューを食べた月である。
【0030】
本実施形態では、図3に示すようにフィールド31に「レストラン ○△×」と、フィールド32に「3種チーズのカルボナーラ」と、フィールド33に「5」と、フィールド34に「abc.jpg」と、フィールド35に「3種のチーズのコクが濃厚…。……。これを食べに行くだけでも価値があります。」と、フィールド36に「濃厚、クセになる」と、フィールド37に「昼」と、フィールド38に「2011年7月」とが登録されている。
【0031】
なお、商品情報30を投稿する第1入出力端末100は、店舗情報20を投稿する第1入出力端末100と同一の第1入出力端末100に限らず、別の第1入出力端末100であってもよい。また、ユーザーが利用する第2入出力端末200から商品情報30を投稿できる構成としてもよい。
【0032】
評価情報取得手段16は、第2入出力端末200から店舗情報DB12に格納された所定の商品情報30に対する個人評価情報を取得し、その個人評価情報を所定の商品情報30に関連づけて店舗情報DB12に登録する手段である。
【0033】
個人評価情報とは、あるユーザーにより投稿された、飲食店が提供するメニューに対する評価点である。個人評価情報は、例えば9段階(1.0〜5.0)で0.5刻みで評価される評価点とし、3点を評価の基準とし、5点が最も評価が高い点とする。本実施形態における各段階の基準は、具体的に1点の基準は「おいしい、ありだと思う。」、2点の基準は「個人的にお気に入り」、3点の基準は「まわりにオススメしたい」、4点の基準は「まわりに『イチオシ』と胸を張って言える」、5点の基準は「絶対に食べにいくべき、交通費をかけてでも。」とし、1点〜5点の点数はおすすめの度合いを表すので、1点であってもおすすめのメニューである。
【0034】
また、評価情報取得手段16は、例えば所定のメニューに投稿した全ユーザーの個人評価情報を所定の条件下に換算してもよい。ここで、所定の条件とは、ユーザーから投稿された評価点を評価の基準である3点に寄るように換算する条件をいう。あるメニューに対し、多数のユーザーがいたずらに5点を連続して投稿したり、逆に1点ばかり投稿するおそれがあるため、そのような場合であっても「メニューの評価」の正確性を担保できるからである。
【0035】
さらに、評価情報取得手段16は、ユーザー情報DB13から個人情報40を取得し、個人情報40に基づいて、個人評価情報を変更し、前記店舗情報DB12に登録することも可能である。
【0036】
個人情報40は、図4に示す個人情報レコードから構成される。個人情報レコードは、「氏名」を示すフィールド41と、「PCメールアドレス」を示すフィールド42と、「郵便番号」を示すフィールド43と、「性別」を示すフィールド44と、「生年月日」を示すフィールド45と、「出身地」を示すフィールド46と、「会員ID」を示すフィールド47と、「パスワード」を示すフィールド48と、「ユーザーレベル」を示すフィールド49とを有する。なお、ユーザの現在の居住地を示す「住所」等を示すフィールドを追加してもよい。
【0037】
ここで、「氏名」、「性別」、「生年月日」及び「出身地」は、メニューに対する個人評価情報を投稿したユーザーの氏名、性別、生年月日及び出身地である。また、「PCメールアドレス」とは、パソコン用のメールアドレスをいい、携帯電話用メールアドレスであってもよい。「会員ID」とは、個人評価情報を投稿したユーザー毎に付与される固有の識別番号である。「会員ID」は、ユーザーが投稿した個人評価情報の投稿数等をユーザー毎に管理することに用いられる。
【0038】
また、「ユーザーレベル」とは、個人評価情報の投稿数と、個人評価情報を投稿したユーザーに対する他ユーザーの参考票と、ユーザーの専門ジャンルとから決定されるユーザーの評価値をいう。具体的には、「ユーザーレベル」は、商品に対する個人評価情報の投稿数の増加により、レベルアップする設定とする。また、あるユーザーが投稿した個人評価情報が信頼度が高いもの、また他ユーザーにとって役に立つものであれば、他のユーザーは参考と成った個人評価情報を投稿したユーザーに対し、参考票を投票することができ、参考票数が増加することにより、「ユーザーレベル」はレベルアップする設定とする。
【0039】
さらに、ユーザーが投稿した個人評価情報のジャンルがそのユーザーの専門ジャンルに該当する場合、「ユーザーレベル」はレベルアップする設定である。ここで、専門ジャンルとは、ユーザーがある料理のジャンル(イタリアン、中華、日本料理等)に対する個人評価情報の投稿数が規定値以上であって、そのユーザーに対するその料理のジャンルにおける参考票が規定値以上であることを満たす料理のジャンルをいう。例えば、ユーザーAの「イタリアン」のメニューに対する個人評価情報の投稿数が規定値以上であって、ユーザーAが投稿した個人評価情報の内「イタリアン」に対する参考票が規定値以上である場合、ユーザーAの専門ジャンルは「イタリアン」と決定される。
【0040】
なお、「ユーザーレベル」のレベルアップの基準は、適宜自由に設定できる。例えば、参考票数の増加によるレベルアップは、個人評価情報の投稿数の増加によるレベルアップよりも、レベルアップし易く設定することは可能である。
【0041】
本実施形態では、評価情報取得手段16は、個人情報40の内、「ユーザーレベル」により、個人評価情報である評価点を変更する。即ち、「ユーザーレベル」が高いユーザーが投稿した評価点に反映される点数の幅は大きくし、一方「ユーザーレベル」が低いユーザーが投稿した評価点に反映される点数の幅は小さくする。
【0042】
なお、個人評価情報を投稿するユーザーが店舗情報20、又は商品情報30を投稿したユーザーと同一ユーザーであっても、別のユーザーでもよい。
【0043】
評価情報算出手段17は、店舗情報DB12から所定の商品情報30に対する個人評価情報とそれまでの所定の商品情報30に対する標準評価情報とを取得し、新たに標準評価情報を算出し更新する手段である。
【0044】
標準評価情報とは、例えば所定のメニューに投稿した全ユーザーの個人評価情報から算出された標準評価点とする。ここで、標準評価情報は、個人評価情報と同様に、9段階(1.0〜5.0)で0.5刻みで評価される評価点とし、3点を評価の基準とし、5点が最も評価が高い点とする。標準評価情報の各段階の基準も、個人評価情報と同様の基準とする。
【0045】
また、評価情報算出手段17は、店舗毎に一の店舗が提供する全メニューに対する標準評価情報を平均し、その平均値を「店舗の評価」として店舗情報レコードのフィールド24に登録する手段である。「店舗の評価」は、1点〜5点の範囲で評価され、3点を評価の基準とし、5点が最も評価が高い点とする。
【0046】
店舗情報表示手段18は、評価情報算出手段17により新たに算出し更新された標準評価情報に基づいて、後述する検索条件と合致した、店舗情報20と関連づけた所定の商品情報30及び更新された標準評価情報を表示する手段である。即ち、店舗情報表示手段18は、店舗情報20と関連づけた所定の商品情報30及び更新された標準評価情報を第1入出力端末100及び第2入出力端末200である通常のコンピュータ端末の他、ネットワークN機能を有する携帯電話、PHS、スマートフォン等の表示画面に表示させることができる。
【0047】
本実施形態では、図6に示すように、店舗情報表示手段18が9段階で示す評価点が高い商品から順にランク付けして表示する。また、9段階で示す評価点が同点の商品がある場合は、その商品に対する個人評価情報を投稿したユーザー数が多い書品から順にランク付けして表示してもよい。さらに、上記投稿したユーザー数も同数の商品がある場合は、商品が登録された日時が新しい商品から順にランク付けして表示してもよい。
【0048】
また、店舗情報表示手段18は、同一のメニュー、例えば「カルボナーラ」について、図7に示すように評価の高いメニューから順にランク付けして表示することもできる。
【0049】
さらに、店舗情報表示手段18は、個人情報40に基づいて、例えば「20代の女性」に評価が高い商品から順にランク付けして表示してもよく、「東京に住む男性」に評価の高い商品から順にランク付けして表示してもよい。
【0050】
個人情報取得手段19は、入出力端末100から個人評価情報を投稿したユーザーの個人情報40を取得し、ユーザー情報DB13に登録する手段である。個人情報40は、上述した通り、図4に示す個人情報レコードから構成される。本実施形態では、図4に示すようにフィールド41に「○× 太朗」と、フィールド42に「gurunavi-taro@gnavi.co.jp」と、フィールド43に「郵便番号」と、フィールド44に「男」と、フィールド45に「1999/6/1」と、フィールド46に「東京」と、フィールド47に「A0001」と、フィールド48に「所定の文字列で構成されるパスワード」と、フィールド49に「10」とが登録される。
【0051】
検索手段70は、第2入出力端末200から検索条件である検索キーを取得し、前記検索キーに整合した店舗情報20や、商品情報30を検索する手段である。検索キーは、入出力端末100からフリーキーワードで入力可能であり、例えば、検索キー「カルボナーラ」と入力すると、「カルボナーラ」が一般ユーザーからの評価が高い順にランク付けされて第2入出力端末200の表示画面に表示される(図7を参照)。また、検索手段70は、商品情報30を検索する検索ユーザーの年齢・性別・出身地・居所等とが近い一般ユーザーからの評価が高い商品情報30を検索することが出来るようにしてもよい。
【0052】
なお、検索キーを投稿する第2入出力端末200は、個人評価情報を投稿した第2入出力端末200と同一の入出力端末に限らず、別の入出力端末であってもよい。また、検索するユーザーは、個人評価情報を投稿したユーザーと同一ユーザーであっても、別のユーザーでもよい。
【0053】
店舗情報提供システム10に於ける各手段、データベースは、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。又データベースの代わりにデータファイルであっても良いことは言うまでもなく、データベースとの記載にはデータファイルをも含んでいる。
【0054】
〈本実施形態の店舗情報提供システムの各処理手順〉
次に、店舗情報提供システム10の各処理手順を説明する。本実施形態では、商品情報の検索処理の手順、店舗情報の投稿処理の手順、商品情報の投稿処理の手順及び個人評価情報の処理の手順について、以下説明する。なお、本実施形態では、店舗は飲食店とし、商品は飲食店が提供するメニューとする。
【0055】
第1に、商品情報の検索処理の手順を説明する。なお、メニューを検索するユーザーを検索ユーザーとし、その他のユーザーを一般ユーザーとする。
【0056】
検索ユーザーが、第2入出力端末200から検索するメニューとして、「カルボナーラ」を検索すると、検索手段70は「カルボナーラ」を検索キーとして取得し、店舗情報DB12に格納された商品情報30の中から検索キー「カルボナーラ」と合致したメニューの商品情報30を検索する。
【0057】
検索終了後、店舗情報表示手段18は一般ユーザーからの評価が高い「カルボナーラ」を、図7に示すようにランク付けして表示する。また、図6に示すように、店舗情報表示手段18は一般ユーザーからの評価が高い「カルボナーラ」を提供する店舗について、その店舗が提供するメニューを一般ユーザーからの評価が高いメニューをランク付けして表示することもできる。
【0058】
本実施形態では、店舗情報表示手段18が9段階で示す評価点が高いメニューから順にランク付けして表示することにより、検索ユーザーは、ニーズと合致した「カルボナーラ」を容易に検索できる。また、ランク付けされて表示されたメニューは、そのメニューを提供する店舗情報と関連づけられているため、検索ユーザーはニーズと合致した「カルボナーラ」を提供する飲食店の店舗名、店舗の場所等について容易に知ることもできる。
【0059】
ここで、9段階で示す評価点が同点のメニューがある場合は、店舗情報表示手段18はそのメニューに対する個人評価情報を投稿したユーザー数が多いメニューから順にランク付けして表示する。さらに、上記投稿したユーザー数も同数のメニューがある場合は、店舗情報表示手段18はメニューが登録された日時が新しいメニューから順にランク付けして表示する。
【0060】
また、店舗情報表示手段18が、ランク付けされて表示されたメニューに対して、店舗側から投稿された「季節限定」等の情報を表示したり、店舗側の追記コメントを表示することにより、メニューに対するより正確な情報提供を可能とする。
【0061】
本実施形態による商品情報の検索処理の別の一例として、検索ユーザーが、第2入出力端末200から検索するメニューとして、「カルボナーラ」を検索する際、検索ユーザーの属性、例えば年齢・性別・出身地・居住地等も併せて検索することにより、検索手段70は、店舗情報DB12に格納された商品情報30の中から検索キー「カルボナーラ」に合致したメニューを検索する際、検索ユーザーの属性に近い一般ユーザーから評価が高い「カルボナーラ」を検索することができる。
【0062】
検索終了後、店舗情報表示手段18は、個人情報40に基づき、例えば「20代の女性」に評価が高いメニューから順にランク付けして表示することができ、検索ユーザーの年齢・性別等が近い一般ユーザーからの評価が高いメニューが表示されるため、より検索ユーザーのニーズに合致したメニューの情報提供が可能となる。
【0063】
第2に、店舗情報の投稿処理の手順を説明する。店舗情報が投稿されていない店舗について、新規に店舗情報を投稿する場合、以下の手順となる。
【0064】
店舗側が利用する第1入出力端末100の表示画面に、図示しない店舗情報入力画面が表示される。店舗側が第1入出力端末100から店舗名や、店舗の場所等の店舗情報20を投稿すると、店舗情報取得手段14は、店舗側が投稿した店舗名や、店舗の場所等の店舗情報20を取得し、店舗情報DB12に登録する。
【0065】
本実施形態では、店舗情報20は、図2に示す店舗情報レコードから構成され、店舗情報レコードは、フィールド21〜フィールド26を有する。店舗情報取得手段14は、例えばフィールド21に「レストラン ○△×」と、フィールド22に「東京都港区……」と、フィールド23に「イタリアン」と、フィールド24に「5」と、フィールド25に「123.jpg」と、フィールド26に「……がお勧め。」とを登録する。
【0066】
フィールド24に示された「店舗の評価」は、店舗が提供する全商品、例えば全メニューに対する標準評価情報の平均値である。その平均値は、評価情報算出手段17が、店舗毎に一の店舗が提供する全メニューに対する標準評価情報を平均し算出された値である。また、「店舗の評価」は、1点〜5点の範囲で評価され、3点を評価の基準とし、5点が最も評価が高い点とする。
【0067】
なお、店舗側が店舗情報20を投稿するものではなく、ユーザーからも店舗情報20を投稿できるとしてもよい。
【0068】
第3に、商品情報の投稿処理の手順を説明する。商品情報が投稿されていないメニューについて、新規に商品情報30を投稿する場合、以下の手順となる。
【0069】
店舗側が利用する第1入出力端末100に表示される画面、図6、7中の「ランキングにないメニューを投稿する」ボタン51をクリックすると、図示しない商品情報入力用画面が表示される。そして、店舗側が利用する第1入出力端末100からメニュー名や、メニューの評価等の商品情報を投稿すると、商品情報取得手段14は、店舗側が投稿したメニュー名や、メニューの評価等の商品情報30を取得し、商品情報30を店舗情報20に関連づけて店舗情報DB12に登録する。
【0070】
本実施形態では、商品情報30は、図3に示す商品情報レコードから構成される。商品情報レコードは、フィールド31〜38を有する。商品情報取得手段14は、例えばフィールド31に「レストラン ○△×」と、フィールド32に「3種チーズのカルボナーラ」と、フィールド33に「5」と、フィールド34に「abc.jpg」と、フィールド35に「3種のチーズのコクが濃厚…。……。これを食べに行くだけでも価値があります。」と、フィールド36に「濃厚、クセになる」と、フィールド37に「昼」と、フィールド38に「2011年7月」とを登録する。
【0071】
なお、店舗側が商品情報30を投稿するものではなく、ユーザーからも商品情報30を投稿できるとしてもよい。
【0072】
第4に、個人評価情報の処理の手順を説明する。所定のメニューにつき、既に複数のユーザーによって、複数の個人評価情報が投稿されているものとする。
【0073】
ユーザーが図6、7に示す投票ボタン52をクリックすると、図8に示すメニューの評価入力画面60が、ユーザーの第2入出力端末200の表示画面に表示される。
【0074】
ユーザーが、図8に示すメニューの評価入力画面60中の5個の星型評価ボタン61をクリックすることにより、所定のメニューに対する個人評価情報である評価点が投稿される。本実施形態では、個人評価情報は、9段階(1.0〜5.0)で0.5刻みで評価する評価点であり、3点を評価の基準とし、5点が最も評価が高い点とする。また、各段階の基準は、具体的に1点の基準は「おいしい、ありだと思う。」、2点の基準は「個人的にお気に入り」、3点の基準は「まわりにオススメしたい」、4点の基準は「まわりに『イチオシ』と胸を張って言える」、5点の基準は「絶対に食べにいくべき、交通費をかけてでも。」とである。
【0075】
本実施形態では、ユーザーがマウス等によりカーソルを星型評価ボタン61に合わせ2回クリックすることにより、1個の星型評価ボタン61がクリックされたことになり、「投票する」ボタン62をクリックすると、個人評価情報である評価点は、1点が投稿される。また、ユーザーが5個の星型評価ボタン61を全てクリックし、「投票する」ボタン62をクリックすると、個人評価情報である評価点は、5点が投稿されたことになる。
【0076】
その後、評価情報取得手段16が、ユーザーから投稿された所定のメニューに対する個人評価情報を取得し、個人評価情報を所定のメニュー情報に関連づけて店舗情報DB12に登録する。個人評価情報の登録が終了すると、図9に示すメニューの評価が入力されたことを表示する画面が表示される。
【0077】
また、評価情報取得手段16は、個人評価情報を店舗情報DB12に登録する際、例えば所定のメニューに対し投稿した全ユーザーの個人評価情報を所定の条件下に換算してもよい。所定の条件とは、ユーザーから投稿された評価点を評価の基準である3点に寄るように換算する条件をいい、あるメニューに対し、多数のユーザーがいたずらに5点ばかり投稿した場合、逆に1点ばかり投稿した場合であっても、その評価点に対する正確性を担保されることになる。
【0078】
さらに、評価情報取得手段16は、ユーザー情報DB13から個人情報40を取得し、個人情報40に基づいて、個人評価情報を変更し、店舗情報DB12に登録する。
【0079】
本実施形態では、評価情報取得手段16は、個人情報40の内、「ユーザーレベル」に基づいて、個人評価情報である評価点を変更する。ここで、「ユーザーレベル」とは、個人評価情報の投稿数と、個人評価情報を投稿したユーザーに対する他ユーザーの参考票と、ユーザーの専門ジャンルとから決定されるユーザーの評価値である。
【0080】
このように決定される「ユーザーレベル」であるため、複数のユーザーによる評価点が同じ点数であっても、「ユーザーレベル」が高いユーザーと、「ユーザーレベル」が低いユーザーとでは、「メニューの評価」に対する評価点の正確性や、他ユーザーの信頼性が異なる。そのため、評価情報取得手段16は、「ユーザーレベル」が高いユーザーが投稿した評価点に反映される点数の幅を大きくし、一方「ユーザーレベル」が低いユーザーが投稿した評価点に反映される点数の幅を小さくすることにより、「メニューの評価」に対する評価点の正確性を向上させる。
【0081】
そして、評価情報算出手段17が、店舗情報DB12から個人評価情報と所定の商品情報30に対する標準評価情報を取得し、標準評価情報を新たに算出し更新する。ここで、標準評価情報とは、所定のメニューに対し投稿した全ユーザーの評価点から算出される標準評価点である。
【0082】
また、評価情報算出手段17は、店舗毎に一の店舗が提供する全メニューに対する標準評価情報の平均値を算出する。評価情報算出手段17は、算出した平均値を「店舗の評価」として、店舗情報レコードのフィールド24に登録する。
【0083】
〈本実施形態の店舗情報提供システムの効果〉
店舗情報提供システム10は、商品情報30を店舗情報20に関連づけて店舗情報DB12に登録し、所定の商品情報30に対する個人評価情報を取得し、個人評価情報を所定の商品情報30に関連づけて店舗情報DB12に登録するため、検索ユーザーが一般ユーザーによる評価が高い商品を容易に検索することができる。また、店舗情報提供システム10は、商品情報30を店舗情報20に関連づけて店舗情報DB12に登録し、店舗情報20と関連づけた所定の商品情報30を表示するため、検索ユーザーが所定の商品を提供する店舗の店舗情報20を容易に知ることができる。その結果、検索ユーザーが店舗を選ぶポイントの一つとして、店舗単位ではなく、その店舗が提供する商品単位、例えばメニュー単位の口コミサービスを提供することにより、検索ユーザーのニーズに合致した情報提供を可能にすることができる。
【0084】
店舗情報提供システム10は、個人情報40に基づいて、個人評価情報を変更することにより、検索ユーザーは、一般ユーザーが投稿した個人評価情報に対する信頼性を高めることができ、個人評価情報から算出される標準評価情報の精度も向上させることができるため、検索ユーザーのニーズと合致したメニューに対し、より合致した検索結果を得ることが可能となる。具体的には、店舗情報提供システム10は、個人評価情報を投稿するユーザーレベルにより個人評価情報を変更するため、一般ユーザーが投稿した個人評価情報に対する信頼性をより高めることができる。即ち、評価情報取得手段16は、個人情報40の「ユーザーレベル」が高い一般ユーザーが投稿した評価点に反映される点数の幅は大きくし、一方「ユーザーレベル」が低い一般ユーザーが投稿した評価点に反映される点数の幅は小さくすることにより、「ユーザーレベル」が高い一般ユーザーが投稿した評価点が「メニューの評価」により反映されるからである。
【0085】
店舗情報提供システム10は、メニューを検索する検索ユーザーの年齢・性別・出身地・居住地等とが近い一般ユーザーからの評価が高いメニューを検索することができ、より検索ユーザーのニーズに合致したメニューの情報提供が可能となる。
【0086】
〔本実施形態の変形例等〕
本明細書開示の発明は、各発明や実施形態の構成の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものを含み、下記の変形例等も包含する。
【0087】
本実施形態の店舗情報提供システム10は、ユーザーが投稿したメニューに対し、個人評価情報を投稿する構成であるが、店舗側のオススメメニューに対しても、ユーザーが個人評価情報を投稿できる構成とし、店舗側が公開したオフィシャルなメニューとユーザー側が投稿したメニューとを、一つに纏めてユーザーの評価が高い順にランク付けして表示させる構成としてもよいし、又はそれぞれの順位毎に対決方式のように表示させる構成としてもよい。店舗側が公開したオフィシャルなメニュー情報とユーザー側が投稿したメニュー情報をマッチングさせた情報提供を行うことが可能であるため、情報の信頼性を向上させることができる。
【0088】
本実施形態の店舗情報提供システム10は、ユーザーのソーシャルグラフ上の知人や友人がオススメするメニューを閲覧可能できる構成としてもよい。
【0089】
本実施形態の店舗情報提供システム10は、個人評価情報を9段階(1.0〜5.0)で0.5刻みで評価する評価点としたが、3段階や5段階で評価する構成としても、又は0.1刻みで評価する構成としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0090】
本発明は、飲食店等の様々な店舗情報を提供する店舗情報提供システムに利用することができる。
【符号の説明】
【0091】
10…店舗情報提供システム 11…制御部
12…店舗情報DB 13…ユーザー情報DB
14…店舗情報取得手段 15…商品情報取得手段
16…評価情報取得手段 17…評価情報算出手段
18…店舗情報表示手段 19…個人情報取得手段
20…店舗情報 30…商品情報
40…個人情報 51…ボタン
51…「投票」ボタン 60…個人評価情報入力画面
61…星型評価ボタン 62…「投票する」ボタン
70…検索手段 100…第1入出力端末
200…第2入出力端末 N…ネットワーク
【技術分野】
【0001】
本発明は、店舗情報提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット上には、様々なサイトに多数の店舗情報が登録されている。その多数の店舗情報の中から、ユーザーのニーズと合致する店舗を検索する際、ユーザーは、メニューの内容、店舗の立地、店舗の雰囲気、価格、口コミの内容、値引きなどの特典の有無等により、該当する店舗を検索する。
【0003】
店舗の検索サービスの一例として、ユーザーが店舗に対する評価点を投稿することができ、評価点が高い順番に店舗をソートして一覧表示されることにより、ユーザーがこの一覧表示を参考として、検索条件に合致した複数の店舗の中から利用する店舗を容易に検索できるサービスが、特許文献1に開示されている。また、ユーザーが動画や、音楽等の各種アイテムを選択する際には、他のユーザーが入力したそのアイテムに対する評価値を参考とし、各種アイテムを選択できることも、特許文献2に開示されている。
【0004】
ここで、ユーザーが利用する店舗を検索する際、如何なるユーザーのニーズにより検索するかは、店舗のジャンルによって左右されるものである。例えば、ユーザーが飲食店を検索する場合、その飲食店が提供するメニューの評価は特に重視されるユーザーのニーズである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−140333
【特許文献2】特開2009−64365
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ユーザーのニーズの一例として、ユーザーが評価の高いメニュー、例えば「カルボナーラ」を提供する飲食店を検索しようとする場合、特許文献1に記載された店舗情報提供方法では、ユーザーは、店舗自体に対する評価が高い店舗を検索することはできるが、その店舗が評価の高い「カルボナーラ」を提供する店舗であるか否か、またユーザーの好みと一致した「カルボナーラ」を提供する店舗であるかを検索することはできない。また、特許文献2に記載されたアイテム配信システムは、アイテム自身の評価を参考できるが、飲食店が提供するメニューとは異なり、データとして同一であれば、その動画としては同等の評価がされるものである。
【0007】
一方、飲食店が提供するメニュー、例えば「カルボナーラ」は、メニューとしては同一であっても、提供する飲食店毎にメニューの評価は当然異なるものであり、例えメニューが同一であっても、「味」が異なることはもちろん、「見た目」や「ボリューム」等も異なるものであるから、メニューの内容はメニュー以外の要素と比べてより重要視されるものである。また、ユーザーのニーズと合致したメニューを提供する店舗の位置や、営業時間等の店舗情報を容易に知ることができることも必要である。その結果、特許文献1、2に記載の発明では、ユーザーのニーズと合致したメニューを検索することが困難であり、またユーザーのニーズと合致したメニューを提供する飲食店を容易に検索することができない。
【0008】
そこで、本発明者は上記課題に鑑み、本発明の店舗情報提供システムを発明した。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の店舗情報提供システムは、店舗情報と前記店舗情報が格納された店舗が提供する商品情報とを関連づけて格納する店舗情報記憶手段と、第1入出力端末から店舗情報を取得し、前記店舗情報記憶手段に登録する店舗情報取得手段と、前記第1入出力端末から前記店舗情報記憶手段に前記店舗情報が格納された店舗が提供する商品情報を取得し、前記商品情報を前記店舗情報に関連づけて前記店舗情報記憶手段に登録する商品情報取得手段と、第2入出力端末から前記店舗情報記憶手段に格納された所定の商品情報に対する個人評価情報を取得し、前記個人評価情報を前記所定の商品情報に関連づけて前記店舗情報記憶手段に登録する評価情報取得手段と、前記店舗情報記憶手段から前記個人評価情報と前記所定の商品情報に対する標準評価情報を取得し、前記標準評価情報を新たに算出し更新する評価情報算出手段と、前記第2入出力端末から検索条件を取得する検索手段と、前記評価情報算出手段により新たに算出し更新された標準評価情報に基づき、前記検索条件と合致した、前記店舗情報と関連づけた前記所定の商品情報及び前記更新された標準評価情報を表示する店舗情報表示手段とを有することを特徴とする。
この構成により、検索ユーザーのニーズと合致した商品を検索する場合、一般ユーザーによる評価が高い商品の中から、検索ユーザーのニーズと合致した商品を容易に検索することできると共に、その商品を提供する店舗の店舗名や店舗の場所を容易に知ることができる。また、検索した店舗が提供する商品の中から、一般ユーザーの評価が高い商品を容易に検索することが可能である。ここで、商品を検索するユーザーを検索ユーザーとし、検索ユーザー以外のユーザーを一般ユーザーとする。
【0010】
本発明の店舗情報提供システムは、ユーザーの個人情報を格納するユーザー情報記憶手段と、入出力端末から前記個人評価情報を投稿したユーザーの個人情報を取得し、前記ユーザー情報記憶手段に登録する個人情報取得手段を有し、前記評価情報取得手段が、前記ユーザー情報記憶手段から前記個人情報を取得し、前記個人情報に基づいて、前記個人評価情報を変更し、前記店舗情報記憶手段に登録することを特徴とする。
この構成により、一般ユーザーが投稿した所定の商品に対する個人評価情報の精度を向上させることができ、検索ユーザーのニーズと合致した商品を容易に検索することが可能となる。
【0011】
本発明の店舗情報提供システムは、前記個人情報は、前記個人評価情報を投稿したユーザーの評価値であることを特徴とする。
この構成により、一般ユーザーが投稿した所定の商品に対する個人評価情報の精度をより向上させることができ、検索ユーザーのニーズと合致した商品に対し、より一層合致した商品を容易に検索することができる。
【0012】
本発明の店舗情報提供システムは、前記店舗情報表示手段が、所定の商品を提供する店舗情報の一覧を表示することを特徴とする。
この構成により、所定の商品毎に、その所定の商品を提供する複数の店舗情報から容易に検索条件に合致した店舗を検索することが可能となる。
【0013】
本発明の店舗情報提供システムは、前記店舗情報は飲食店であり、前記商品情報は前記飲食店が提供するメニューであることを特徴とする。
この構成により、同一のメニューの内、一般ユーザーによる評価が高いメニューを提供する飲食店を容易に検索することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の店舗情報提供システムを用いることによって、一般ユーザーの評価が高い商品の中から、検索ユーザーのニーズに合致した商品を提供する店舗を検索することが容易となる。また、検索した店舗が提供する商品の中から、一般ユーザーの評価が高い商品を容易に検索することが可能となる。その結果、店舗単位ではなく商品、例えばメニュー単位の口コミサービスを提供することにより、検索ユーザーのニーズに合致した情報提供を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態の店舗情報提供システム全体の構成の一例を示す概念図。
【図2】本実施形態の店舗情報のレコードの項目の一例を示す図
【図3】本実施形態の商品情報のレコードの項目の一例を示す図。
【図4】本実施形態のユーザーの個人情報のレコードの項目の一例を示す図。
【図5】本実施形態のメニューの評価画面を示す説明図。
【図6】本実施形態の店舗毎の人気メニューランキング画面を示す説明図
【図7】本実施形態の商品毎の人気商品ランキング画面を示す説明図。
【図8】本実施形態のメニューの評価入力画面を示す説明図。
【図9】本実施形態のメニューの評価が入力されたことを表示する画面を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明に係る実施形態の店舗情報提供システムについて図面を参照して説明する。図1は本実施形態の店舗情報提供システム10の全体の構成を示す概念図である。本実施形態では、店舗や商品を検索するユーザーを検索ユーザーとし、検索ユーザー以外のユーザーを一般ユーザーとする。なお、本実施形態では、店舗とは「飲食店」とし、商品とは「カルボナーラ」、「ライスコロッケ」、「サラダ」等と言った「メニュー」として以下説明する。
【0017】
〈本実施形態の店舗情報提供システムの構成〉
本実施形態の店舗情報提供システム10は、ネットワークNを介して第1入出力端末100及び第2入出力端末200とデータの送受信が可能である。
【0018】
ネットワークNは、インターネット等のオープンネットワーク、LAN等のクローズド
ネットワーク、それらの組合せのイントラネット、公衆電話回線等のいずれであっても良く、有線・無線の別も問わない。
【0019】
第1入出力端末100は、図1では一個のみ図示されているが、実際は様々な店舗側が利用する情報端末等から構成される複数の情報端末であり、通常のコンピュータ端末の他、ネットワークN機能を有する携帯電話、PHS、スマートフォン等のいずれであっても良い。また、第2入出力端末200も、図1では一個のみ図示されているが、実際は複数のユーザーが利用する情報端末等から構成される複数の情報端末である。
【0020】
店舗情報提供システム10は、制御部11と、図2に示す店舗情報20と店舗情報20が格納された店舗が提供する商品情報30(図3参照)とを関連づけて格納する店舗情報記憶手段、例えば店舗情報データベース(店舗情報DB)12と、図4に示すユーザーの個人情報40を格納する個人情報記憶手段、例えば個人情報データベース(個人情報DB)13とを有し、また図示しないが主メモリと、各種処理プログラム及び必要なデータ等を記憶する記憶部とを有する。
【0021】
制御部11は、記憶部に記憶された各種処理プログラムを主メモリにロードして、店舗情報取得手段14と、商品情報取得手段15と、評価情報取得手段16と、評価情報算出手段17と、店舗情報表示手段18と、個人情報取得手段19と、検索手段70とからなる各種手段を実現する。
【0022】
店舗情報取得手段14は、第1入出力端末100から店舗情報20を取得し、店舗情報DB12に登録する手段である。店舗情報20は、図2に示す店舗情報レコードから構成される。店舗情報レコードは、「店舗名」を示すフィールド21と、「店舗の場所」を示すフィールド22と、「店舗の種別」を示すフィールド23と、「店舗の評価」を示すフィールド24と、「店舗の写真」を示すフィールド25と、「店舗の感想」を示すフィールド26とを有する。なお、「店舗からのお知らせ」を示すフィールド等を追加した構成としてもよい。
【0023】
ここで、「店舗の種別」とは、例えば、イタリアン、日本料理、中華料理、タイ料理等の料理の種類を示す。また、「店舗の評価」とは、店舗が提供する全商品、例えば全メニューに対する評価点(後述の標準評価情報)の平均値とする。「店舗の評価」は、1点〜5点の範囲で評価され、3点を評価の基準とし、5点が最も評価が高い点とする。さらに、「店舗の写真」は、様々な画像データ(jpgファイル、gifファイル等)を登録されることにより、ウィンドウ上に表示させることができる。また、「店舗の感想」は、一般ユーザーからの店舗に対する口コミ情報等である。
【0024】
本実施形態では、図2に示すようにフィールド21に「レストラン ○△×」と、フィールド22に「東京都港区……」と、フィールド23に「イタリアン」と、フィールド24に「5」と、フィールド25に「123.jpg」と、フィールド26に「……がお勧め。」とが登録されている。
【0025】
なお、店舗情報取得手段14が取得する店舗情報20は、店舗側が利用する第1入出力端末100から投稿された店舗情報20に限られず、ユーザーが利用する第2入出力端末200から投稿された店舗情報20であってもよい。
【0026】
商品情報取得手段15は、第1入出力端末100から店舗情報DB12に店舗情報20が格納された店舗が提供する商品情報30を取得し、商品情報30を店舗情報20に関連づけて店舗情報DB12に登録する手段である。商品情報30は、図3に示す商品情報レコードから構成される。商品情報レコードは、「店舗名」を示すフィールド31と、「メニュー名」を示すフィールド32と、「メニューの評価」を示すフィールド33と、「メニューの写真」を示すフィールド34と、「食べた感想」を示すフィールド35と、「関連キーワード」を示すフィールド36と、「食べた時間」を示すフィールド37と、「最終来店月」を示すフィールド38との各フィールドを有する。なお、「季節限定」や「終了メニュー」の有無を示すフィールドや、「店舗側からのオススメポイント」等を示すフィールド等を追加した構成とすることも可能である。
【0027】
ここで、商品情報30は商品情報レコード中のフィールド32にメニューを提供する飲食店の店舗名が登録されているため、商品情報30は店舗情報20に関連づけられている。なお、店舗情報20毎に固有の識別番号を付与し、当該識別番号を商品情報30に関連づける構成としてもよい。
【0028】
また、「メニューの評価」とは、後述する評価情報算出手段17により算出された、メニューに対するユーザーの個人評価情報から算出した後述の標準評価情報をいい、例えば9段階(1.0〜5.0)で0.5刻みで評価するメニュー評価点であり、3点を評価の基準とし、5点が最も評価が高い点とする。「メニューの評価」は、図5に示すメニューに対する「総合評価」によって評価される。また、「総合評価」以外に、「見た目」、「味」、「ボリューム」及び「コストパフォーマンス」等の項目により、各項目毎にメニューを評価してもよい。なお、「総合評価」と、「見た目」、「味」、「ボリューム」及び「コストパフォーマンス」等の項目とは、項目毎に独立して評価する構成としても、「見た目」、「味」、「ボリューム」及び「コストパフォーマンス」等に入力された評価点によって、「総合評価」が算出される構成としてもよい。
【0029】
また、「関連キーワード」とは、フリーキーワードであり、ユーザーが任意のキーワードを入力することができる。「食べた時間」とは、メニューを注文した時間帯を、例えば、「昼」、「夜」、「両方」を選択可能なラジオボタンの内、ユーザーが任意に選択する構成としてもよい。「最終来店月」とは、ユーザーが最後にメニューを食べた月である。
【0030】
本実施形態では、図3に示すようにフィールド31に「レストラン ○△×」と、フィールド32に「3種チーズのカルボナーラ」と、フィールド33に「5」と、フィールド34に「abc.jpg」と、フィールド35に「3種のチーズのコクが濃厚…。……。これを食べに行くだけでも価値があります。」と、フィールド36に「濃厚、クセになる」と、フィールド37に「昼」と、フィールド38に「2011年7月」とが登録されている。
【0031】
なお、商品情報30を投稿する第1入出力端末100は、店舗情報20を投稿する第1入出力端末100と同一の第1入出力端末100に限らず、別の第1入出力端末100であってもよい。また、ユーザーが利用する第2入出力端末200から商品情報30を投稿できる構成としてもよい。
【0032】
評価情報取得手段16は、第2入出力端末200から店舗情報DB12に格納された所定の商品情報30に対する個人評価情報を取得し、その個人評価情報を所定の商品情報30に関連づけて店舗情報DB12に登録する手段である。
【0033】
個人評価情報とは、あるユーザーにより投稿された、飲食店が提供するメニューに対する評価点である。個人評価情報は、例えば9段階(1.0〜5.0)で0.5刻みで評価される評価点とし、3点を評価の基準とし、5点が最も評価が高い点とする。本実施形態における各段階の基準は、具体的に1点の基準は「おいしい、ありだと思う。」、2点の基準は「個人的にお気に入り」、3点の基準は「まわりにオススメしたい」、4点の基準は「まわりに『イチオシ』と胸を張って言える」、5点の基準は「絶対に食べにいくべき、交通費をかけてでも。」とし、1点〜5点の点数はおすすめの度合いを表すので、1点であってもおすすめのメニューである。
【0034】
また、評価情報取得手段16は、例えば所定のメニューに投稿した全ユーザーの個人評価情報を所定の条件下に換算してもよい。ここで、所定の条件とは、ユーザーから投稿された評価点を評価の基準である3点に寄るように換算する条件をいう。あるメニューに対し、多数のユーザーがいたずらに5点を連続して投稿したり、逆に1点ばかり投稿するおそれがあるため、そのような場合であっても「メニューの評価」の正確性を担保できるからである。
【0035】
さらに、評価情報取得手段16は、ユーザー情報DB13から個人情報40を取得し、個人情報40に基づいて、個人評価情報を変更し、前記店舗情報DB12に登録することも可能である。
【0036】
個人情報40は、図4に示す個人情報レコードから構成される。個人情報レコードは、「氏名」を示すフィールド41と、「PCメールアドレス」を示すフィールド42と、「郵便番号」を示すフィールド43と、「性別」を示すフィールド44と、「生年月日」を示すフィールド45と、「出身地」を示すフィールド46と、「会員ID」を示すフィールド47と、「パスワード」を示すフィールド48と、「ユーザーレベル」を示すフィールド49とを有する。なお、ユーザの現在の居住地を示す「住所」等を示すフィールドを追加してもよい。
【0037】
ここで、「氏名」、「性別」、「生年月日」及び「出身地」は、メニューに対する個人評価情報を投稿したユーザーの氏名、性別、生年月日及び出身地である。また、「PCメールアドレス」とは、パソコン用のメールアドレスをいい、携帯電話用メールアドレスであってもよい。「会員ID」とは、個人評価情報を投稿したユーザー毎に付与される固有の識別番号である。「会員ID」は、ユーザーが投稿した個人評価情報の投稿数等をユーザー毎に管理することに用いられる。
【0038】
また、「ユーザーレベル」とは、個人評価情報の投稿数と、個人評価情報を投稿したユーザーに対する他ユーザーの参考票と、ユーザーの専門ジャンルとから決定されるユーザーの評価値をいう。具体的には、「ユーザーレベル」は、商品に対する個人評価情報の投稿数の増加により、レベルアップする設定とする。また、あるユーザーが投稿した個人評価情報が信頼度が高いもの、また他ユーザーにとって役に立つものであれば、他のユーザーは参考と成った個人評価情報を投稿したユーザーに対し、参考票を投票することができ、参考票数が増加することにより、「ユーザーレベル」はレベルアップする設定とする。
【0039】
さらに、ユーザーが投稿した個人評価情報のジャンルがそのユーザーの専門ジャンルに該当する場合、「ユーザーレベル」はレベルアップする設定である。ここで、専門ジャンルとは、ユーザーがある料理のジャンル(イタリアン、中華、日本料理等)に対する個人評価情報の投稿数が規定値以上であって、そのユーザーに対するその料理のジャンルにおける参考票が規定値以上であることを満たす料理のジャンルをいう。例えば、ユーザーAの「イタリアン」のメニューに対する個人評価情報の投稿数が規定値以上であって、ユーザーAが投稿した個人評価情報の内「イタリアン」に対する参考票が規定値以上である場合、ユーザーAの専門ジャンルは「イタリアン」と決定される。
【0040】
なお、「ユーザーレベル」のレベルアップの基準は、適宜自由に設定できる。例えば、参考票数の増加によるレベルアップは、個人評価情報の投稿数の増加によるレベルアップよりも、レベルアップし易く設定することは可能である。
【0041】
本実施形態では、評価情報取得手段16は、個人情報40の内、「ユーザーレベル」により、個人評価情報である評価点を変更する。即ち、「ユーザーレベル」が高いユーザーが投稿した評価点に反映される点数の幅は大きくし、一方「ユーザーレベル」が低いユーザーが投稿した評価点に反映される点数の幅は小さくする。
【0042】
なお、個人評価情報を投稿するユーザーが店舗情報20、又は商品情報30を投稿したユーザーと同一ユーザーであっても、別のユーザーでもよい。
【0043】
評価情報算出手段17は、店舗情報DB12から所定の商品情報30に対する個人評価情報とそれまでの所定の商品情報30に対する標準評価情報とを取得し、新たに標準評価情報を算出し更新する手段である。
【0044】
標準評価情報とは、例えば所定のメニューに投稿した全ユーザーの個人評価情報から算出された標準評価点とする。ここで、標準評価情報は、個人評価情報と同様に、9段階(1.0〜5.0)で0.5刻みで評価される評価点とし、3点を評価の基準とし、5点が最も評価が高い点とする。標準評価情報の各段階の基準も、個人評価情報と同様の基準とする。
【0045】
また、評価情報算出手段17は、店舗毎に一の店舗が提供する全メニューに対する標準評価情報を平均し、その平均値を「店舗の評価」として店舗情報レコードのフィールド24に登録する手段である。「店舗の評価」は、1点〜5点の範囲で評価され、3点を評価の基準とし、5点が最も評価が高い点とする。
【0046】
店舗情報表示手段18は、評価情報算出手段17により新たに算出し更新された標準評価情報に基づいて、後述する検索条件と合致した、店舗情報20と関連づけた所定の商品情報30及び更新された標準評価情報を表示する手段である。即ち、店舗情報表示手段18は、店舗情報20と関連づけた所定の商品情報30及び更新された標準評価情報を第1入出力端末100及び第2入出力端末200である通常のコンピュータ端末の他、ネットワークN機能を有する携帯電話、PHS、スマートフォン等の表示画面に表示させることができる。
【0047】
本実施形態では、図6に示すように、店舗情報表示手段18が9段階で示す評価点が高い商品から順にランク付けして表示する。また、9段階で示す評価点が同点の商品がある場合は、その商品に対する個人評価情報を投稿したユーザー数が多い書品から順にランク付けして表示してもよい。さらに、上記投稿したユーザー数も同数の商品がある場合は、商品が登録された日時が新しい商品から順にランク付けして表示してもよい。
【0048】
また、店舗情報表示手段18は、同一のメニュー、例えば「カルボナーラ」について、図7に示すように評価の高いメニューから順にランク付けして表示することもできる。
【0049】
さらに、店舗情報表示手段18は、個人情報40に基づいて、例えば「20代の女性」に評価が高い商品から順にランク付けして表示してもよく、「東京に住む男性」に評価の高い商品から順にランク付けして表示してもよい。
【0050】
個人情報取得手段19は、入出力端末100から個人評価情報を投稿したユーザーの個人情報40を取得し、ユーザー情報DB13に登録する手段である。個人情報40は、上述した通り、図4に示す個人情報レコードから構成される。本実施形態では、図4に示すようにフィールド41に「○× 太朗」と、フィールド42に「gurunavi-taro@gnavi.co.jp」と、フィールド43に「郵便番号」と、フィールド44に「男」と、フィールド45に「1999/6/1」と、フィールド46に「東京」と、フィールド47に「A0001」と、フィールド48に「所定の文字列で構成されるパスワード」と、フィールド49に「10」とが登録される。
【0051】
検索手段70は、第2入出力端末200から検索条件である検索キーを取得し、前記検索キーに整合した店舗情報20や、商品情報30を検索する手段である。検索キーは、入出力端末100からフリーキーワードで入力可能であり、例えば、検索キー「カルボナーラ」と入力すると、「カルボナーラ」が一般ユーザーからの評価が高い順にランク付けされて第2入出力端末200の表示画面に表示される(図7を参照)。また、検索手段70は、商品情報30を検索する検索ユーザーの年齢・性別・出身地・居所等とが近い一般ユーザーからの評価が高い商品情報30を検索することが出来るようにしてもよい。
【0052】
なお、検索キーを投稿する第2入出力端末200は、個人評価情報を投稿した第2入出力端末200と同一の入出力端末に限らず、別の入出力端末であってもよい。また、検索するユーザーは、個人評価情報を投稿したユーザーと同一ユーザーであっても、別のユーザーでもよい。
【0053】
店舗情報提供システム10に於ける各手段、データベースは、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。又データベースの代わりにデータファイルであっても良いことは言うまでもなく、データベースとの記載にはデータファイルをも含んでいる。
【0054】
〈本実施形態の店舗情報提供システムの各処理手順〉
次に、店舗情報提供システム10の各処理手順を説明する。本実施形態では、商品情報の検索処理の手順、店舗情報の投稿処理の手順、商品情報の投稿処理の手順及び個人評価情報の処理の手順について、以下説明する。なお、本実施形態では、店舗は飲食店とし、商品は飲食店が提供するメニューとする。
【0055】
第1に、商品情報の検索処理の手順を説明する。なお、メニューを検索するユーザーを検索ユーザーとし、その他のユーザーを一般ユーザーとする。
【0056】
検索ユーザーが、第2入出力端末200から検索するメニューとして、「カルボナーラ」を検索すると、検索手段70は「カルボナーラ」を検索キーとして取得し、店舗情報DB12に格納された商品情報30の中から検索キー「カルボナーラ」と合致したメニューの商品情報30を検索する。
【0057】
検索終了後、店舗情報表示手段18は一般ユーザーからの評価が高い「カルボナーラ」を、図7に示すようにランク付けして表示する。また、図6に示すように、店舗情報表示手段18は一般ユーザーからの評価が高い「カルボナーラ」を提供する店舗について、その店舗が提供するメニューを一般ユーザーからの評価が高いメニューをランク付けして表示することもできる。
【0058】
本実施形態では、店舗情報表示手段18が9段階で示す評価点が高いメニューから順にランク付けして表示することにより、検索ユーザーは、ニーズと合致した「カルボナーラ」を容易に検索できる。また、ランク付けされて表示されたメニューは、そのメニューを提供する店舗情報と関連づけられているため、検索ユーザーはニーズと合致した「カルボナーラ」を提供する飲食店の店舗名、店舗の場所等について容易に知ることもできる。
【0059】
ここで、9段階で示す評価点が同点のメニューがある場合は、店舗情報表示手段18はそのメニューに対する個人評価情報を投稿したユーザー数が多いメニューから順にランク付けして表示する。さらに、上記投稿したユーザー数も同数のメニューがある場合は、店舗情報表示手段18はメニューが登録された日時が新しいメニューから順にランク付けして表示する。
【0060】
また、店舗情報表示手段18が、ランク付けされて表示されたメニューに対して、店舗側から投稿された「季節限定」等の情報を表示したり、店舗側の追記コメントを表示することにより、メニューに対するより正確な情報提供を可能とする。
【0061】
本実施形態による商品情報の検索処理の別の一例として、検索ユーザーが、第2入出力端末200から検索するメニューとして、「カルボナーラ」を検索する際、検索ユーザーの属性、例えば年齢・性別・出身地・居住地等も併せて検索することにより、検索手段70は、店舗情報DB12に格納された商品情報30の中から検索キー「カルボナーラ」に合致したメニューを検索する際、検索ユーザーの属性に近い一般ユーザーから評価が高い「カルボナーラ」を検索することができる。
【0062】
検索終了後、店舗情報表示手段18は、個人情報40に基づき、例えば「20代の女性」に評価が高いメニューから順にランク付けして表示することができ、検索ユーザーの年齢・性別等が近い一般ユーザーからの評価が高いメニューが表示されるため、より検索ユーザーのニーズに合致したメニューの情報提供が可能となる。
【0063】
第2に、店舗情報の投稿処理の手順を説明する。店舗情報が投稿されていない店舗について、新規に店舗情報を投稿する場合、以下の手順となる。
【0064】
店舗側が利用する第1入出力端末100の表示画面に、図示しない店舗情報入力画面が表示される。店舗側が第1入出力端末100から店舗名や、店舗の場所等の店舗情報20を投稿すると、店舗情報取得手段14は、店舗側が投稿した店舗名や、店舗の場所等の店舗情報20を取得し、店舗情報DB12に登録する。
【0065】
本実施形態では、店舗情報20は、図2に示す店舗情報レコードから構成され、店舗情報レコードは、フィールド21〜フィールド26を有する。店舗情報取得手段14は、例えばフィールド21に「レストラン ○△×」と、フィールド22に「東京都港区……」と、フィールド23に「イタリアン」と、フィールド24に「5」と、フィールド25に「123.jpg」と、フィールド26に「……がお勧め。」とを登録する。
【0066】
フィールド24に示された「店舗の評価」は、店舗が提供する全商品、例えば全メニューに対する標準評価情報の平均値である。その平均値は、評価情報算出手段17が、店舗毎に一の店舗が提供する全メニューに対する標準評価情報を平均し算出された値である。また、「店舗の評価」は、1点〜5点の範囲で評価され、3点を評価の基準とし、5点が最も評価が高い点とする。
【0067】
なお、店舗側が店舗情報20を投稿するものではなく、ユーザーからも店舗情報20を投稿できるとしてもよい。
【0068】
第3に、商品情報の投稿処理の手順を説明する。商品情報が投稿されていないメニューについて、新規に商品情報30を投稿する場合、以下の手順となる。
【0069】
店舗側が利用する第1入出力端末100に表示される画面、図6、7中の「ランキングにないメニューを投稿する」ボタン51をクリックすると、図示しない商品情報入力用画面が表示される。そして、店舗側が利用する第1入出力端末100からメニュー名や、メニューの評価等の商品情報を投稿すると、商品情報取得手段14は、店舗側が投稿したメニュー名や、メニューの評価等の商品情報30を取得し、商品情報30を店舗情報20に関連づけて店舗情報DB12に登録する。
【0070】
本実施形態では、商品情報30は、図3に示す商品情報レコードから構成される。商品情報レコードは、フィールド31〜38を有する。商品情報取得手段14は、例えばフィールド31に「レストラン ○△×」と、フィールド32に「3種チーズのカルボナーラ」と、フィールド33に「5」と、フィールド34に「abc.jpg」と、フィールド35に「3種のチーズのコクが濃厚…。……。これを食べに行くだけでも価値があります。」と、フィールド36に「濃厚、クセになる」と、フィールド37に「昼」と、フィールド38に「2011年7月」とを登録する。
【0071】
なお、店舗側が商品情報30を投稿するものではなく、ユーザーからも商品情報30を投稿できるとしてもよい。
【0072】
第4に、個人評価情報の処理の手順を説明する。所定のメニューにつき、既に複数のユーザーによって、複数の個人評価情報が投稿されているものとする。
【0073】
ユーザーが図6、7に示す投票ボタン52をクリックすると、図8に示すメニューの評価入力画面60が、ユーザーの第2入出力端末200の表示画面に表示される。
【0074】
ユーザーが、図8に示すメニューの評価入力画面60中の5個の星型評価ボタン61をクリックすることにより、所定のメニューに対する個人評価情報である評価点が投稿される。本実施形態では、個人評価情報は、9段階(1.0〜5.0)で0.5刻みで評価する評価点であり、3点を評価の基準とし、5点が最も評価が高い点とする。また、各段階の基準は、具体的に1点の基準は「おいしい、ありだと思う。」、2点の基準は「個人的にお気に入り」、3点の基準は「まわりにオススメしたい」、4点の基準は「まわりに『イチオシ』と胸を張って言える」、5点の基準は「絶対に食べにいくべき、交通費をかけてでも。」とである。
【0075】
本実施形態では、ユーザーがマウス等によりカーソルを星型評価ボタン61に合わせ2回クリックすることにより、1個の星型評価ボタン61がクリックされたことになり、「投票する」ボタン62をクリックすると、個人評価情報である評価点は、1点が投稿される。また、ユーザーが5個の星型評価ボタン61を全てクリックし、「投票する」ボタン62をクリックすると、個人評価情報である評価点は、5点が投稿されたことになる。
【0076】
その後、評価情報取得手段16が、ユーザーから投稿された所定のメニューに対する個人評価情報を取得し、個人評価情報を所定のメニュー情報に関連づけて店舗情報DB12に登録する。個人評価情報の登録が終了すると、図9に示すメニューの評価が入力されたことを表示する画面が表示される。
【0077】
また、評価情報取得手段16は、個人評価情報を店舗情報DB12に登録する際、例えば所定のメニューに対し投稿した全ユーザーの個人評価情報を所定の条件下に換算してもよい。所定の条件とは、ユーザーから投稿された評価点を評価の基準である3点に寄るように換算する条件をいい、あるメニューに対し、多数のユーザーがいたずらに5点ばかり投稿した場合、逆に1点ばかり投稿した場合であっても、その評価点に対する正確性を担保されることになる。
【0078】
さらに、評価情報取得手段16は、ユーザー情報DB13から個人情報40を取得し、個人情報40に基づいて、個人評価情報を変更し、店舗情報DB12に登録する。
【0079】
本実施形態では、評価情報取得手段16は、個人情報40の内、「ユーザーレベル」に基づいて、個人評価情報である評価点を変更する。ここで、「ユーザーレベル」とは、個人評価情報の投稿数と、個人評価情報を投稿したユーザーに対する他ユーザーの参考票と、ユーザーの専門ジャンルとから決定されるユーザーの評価値である。
【0080】
このように決定される「ユーザーレベル」であるため、複数のユーザーによる評価点が同じ点数であっても、「ユーザーレベル」が高いユーザーと、「ユーザーレベル」が低いユーザーとでは、「メニューの評価」に対する評価点の正確性や、他ユーザーの信頼性が異なる。そのため、評価情報取得手段16は、「ユーザーレベル」が高いユーザーが投稿した評価点に反映される点数の幅を大きくし、一方「ユーザーレベル」が低いユーザーが投稿した評価点に反映される点数の幅を小さくすることにより、「メニューの評価」に対する評価点の正確性を向上させる。
【0081】
そして、評価情報算出手段17が、店舗情報DB12から個人評価情報と所定の商品情報30に対する標準評価情報を取得し、標準評価情報を新たに算出し更新する。ここで、標準評価情報とは、所定のメニューに対し投稿した全ユーザーの評価点から算出される標準評価点である。
【0082】
また、評価情報算出手段17は、店舗毎に一の店舗が提供する全メニューに対する標準評価情報の平均値を算出する。評価情報算出手段17は、算出した平均値を「店舗の評価」として、店舗情報レコードのフィールド24に登録する。
【0083】
〈本実施形態の店舗情報提供システムの効果〉
店舗情報提供システム10は、商品情報30を店舗情報20に関連づけて店舗情報DB12に登録し、所定の商品情報30に対する個人評価情報を取得し、個人評価情報を所定の商品情報30に関連づけて店舗情報DB12に登録するため、検索ユーザーが一般ユーザーによる評価が高い商品を容易に検索することができる。また、店舗情報提供システム10は、商品情報30を店舗情報20に関連づけて店舗情報DB12に登録し、店舗情報20と関連づけた所定の商品情報30を表示するため、検索ユーザーが所定の商品を提供する店舗の店舗情報20を容易に知ることができる。その結果、検索ユーザーが店舗を選ぶポイントの一つとして、店舗単位ではなく、その店舗が提供する商品単位、例えばメニュー単位の口コミサービスを提供することにより、検索ユーザーのニーズに合致した情報提供を可能にすることができる。
【0084】
店舗情報提供システム10は、個人情報40に基づいて、個人評価情報を変更することにより、検索ユーザーは、一般ユーザーが投稿した個人評価情報に対する信頼性を高めることができ、個人評価情報から算出される標準評価情報の精度も向上させることができるため、検索ユーザーのニーズと合致したメニューに対し、より合致した検索結果を得ることが可能となる。具体的には、店舗情報提供システム10は、個人評価情報を投稿するユーザーレベルにより個人評価情報を変更するため、一般ユーザーが投稿した個人評価情報に対する信頼性をより高めることができる。即ち、評価情報取得手段16は、個人情報40の「ユーザーレベル」が高い一般ユーザーが投稿した評価点に反映される点数の幅は大きくし、一方「ユーザーレベル」が低い一般ユーザーが投稿した評価点に反映される点数の幅は小さくすることにより、「ユーザーレベル」が高い一般ユーザーが投稿した評価点が「メニューの評価」により反映されるからである。
【0085】
店舗情報提供システム10は、メニューを検索する検索ユーザーの年齢・性別・出身地・居住地等とが近い一般ユーザーからの評価が高いメニューを検索することができ、より検索ユーザーのニーズに合致したメニューの情報提供が可能となる。
【0086】
〔本実施形態の変形例等〕
本明細書開示の発明は、各発明や実施形態の構成の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものを含み、下記の変形例等も包含する。
【0087】
本実施形態の店舗情報提供システム10は、ユーザーが投稿したメニューに対し、個人評価情報を投稿する構成であるが、店舗側のオススメメニューに対しても、ユーザーが個人評価情報を投稿できる構成とし、店舗側が公開したオフィシャルなメニューとユーザー側が投稿したメニューとを、一つに纏めてユーザーの評価が高い順にランク付けして表示させる構成としてもよいし、又はそれぞれの順位毎に対決方式のように表示させる構成としてもよい。店舗側が公開したオフィシャルなメニュー情報とユーザー側が投稿したメニュー情報をマッチングさせた情報提供を行うことが可能であるため、情報の信頼性を向上させることができる。
【0088】
本実施形態の店舗情報提供システム10は、ユーザーのソーシャルグラフ上の知人や友人がオススメするメニューを閲覧可能できる構成としてもよい。
【0089】
本実施形態の店舗情報提供システム10は、個人評価情報を9段階(1.0〜5.0)で0.5刻みで評価する評価点としたが、3段階や5段階で評価する構成としても、又は0.1刻みで評価する構成としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0090】
本発明は、飲食店等の様々な店舗情報を提供する店舗情報提供システムに利用することができる。
【符号の説明】
【0091】
10…店舗情報提供システム 11…制御部
12…店舗情報DB 13…ユーザー情報DB
14…店舗情報取得手段 15…商品情報取得手段
16…評価情報取得手段 17…評価情報算出手段
18…店舗情報表示手段 19…個人情報取得手段
20…店舗情報 30…商品情報
40…個人情報 51…ボタン
51…「投票」ボタン 60…個人評価情報入力画面
61…星型評価ボタン 62…「投票する」ボタン
70…検索手段 100…第1入出力端末
200…第2入出力端末 N…ネットワーク
【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗情報と前記店舗情報が格納された店舗が提供する商品情報とを関連づけて格納する店舗情報記憶手段と、
第1入出力端末から店舗情報を取得し、前記店舗情報記憶手段に登録する店舗情報取得手段と、
前記第1入出力端末から前記店舗情報記憶手段に前記店舗情報が格納された店舗が提供する商品情報を取得し、前記商品情報を前記店舗情報に関連づけて前記店舗情報記憶手段に登録する商品情報取得手段と、
第2入出力端末から前記店舗情報記憶手段に格納された所定の商品情報に対する個人評価情報を取得し、前記個人評価情報を前記所定の商品情報に関連づけて前記店舗情報記憶手段に登録する評価情報取得手段と、
前記店舗情報記憶手段から前記個人評価情報と前記所定の商品情報に対する標準評価情報を取得し、前記標準評価情報を新たに算出し更新する評価情報算出手段と、
前記第2入出力端末から検索条件を取得する検索手段と、
前記評価情報算出手段により新たに算出し更新された標準評価情報に基づき、前記検索条件と合致した、前記店舗情報と関連づけた前記所定の商品情報及び前記更新された標準評価情報を表示する店舗情報表示手段と、
を有する
ことを特徴とする店舗情報提供システム
【請求項2】
ユーザーの個人情報を格納するユーザー情報記憶手段と、
入出力端末から前記個人評価情報を投稿したユーザーの個人情報を取得し、前記ユーザー情報記憶手段に登録する個人情報取得手段とを有し、
前記評価情報取得手段が、前記ユーザー情報記憶手段から前記個人情報を取得し、前記個人情報に基づいて、前記個人評価情報を変更し、前記店舗情報記憶手段に登録する
ことを特徴とする請求項1記載の店舗情報提供システム。
【請求項3】
前記個人情報は、前記個人評価情報を投稿したユーザーの評価値である
ことを特徴とする請求項2記載の店舗情報提供システム。
【請求項4】
前記店舗情報表示手段が、所定の商品を提供する店舗情報の一覧を表示する
ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の店舗情報提供システム。
【請求項5】
前記店舗情報は飲食店であり、
前記商品情報は前記飲食店が提供するメニューである
ことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の店舗情報提供システム。
【請求項1】
店舗情報と前記店舗情報が格納された店舗が提供する商品情報とを関連づけて格納する店舗情報記憶手段と、
第1入出力端末から店舗情報を取得し、前記店舗情報記憶手段に登録する店舗情報取得手段と、
前記第1入出力端末から前記店舗情報記憶手段に前記店舗情報が格納された店舗が提供する商品情報を取得し、前記商品情報を前記店舗情報に関連づけて前記店舗情報記憶手段に登録する商品情報取得手段と、
第2入出力端末から前記店舗情報記憶手段に格納された所定の商品情報に対する個人評価情報を取得し、前記個人評価情報を前記所定の商品情報に関連づけて前記店舗情報記憶手段に登録する評価情報取得手段と、
前記店舗情報記憶手段から前記個人評価情報と前記所定の商品情報に対する標準評価情報を取得し、前記標準評価情報を新たに算出し更新する評価情報算出手段と、
前記第2入出力端末から検索条件を取得する検索手段と、
前記評価情報算出手段により新たに算出し更新された標準評価情報に基づき、前記検索条件と合致した、前記店舗情報と関連づけた前記所定の商品情報及び前記更新された標準評価情報を表示する店舗情報表示手段と、
を有する
ことを特徴とする店舗情報提供システム
【請求項2】
ユーザーの個人情報を格納するユーザー情報記憶手段と、
入出力端末から前記個人評価情報を投稿したユーザーの個人情報を取得し、前記ユーザー情報記憶手段に登録する個人情報取得手段とを有し、
前記評価情報取得手段が、前記ユーザー情報記憶手段から前記個人情報を取得し、前記個人情報に基づいて、前記個人評価情報を変更し、前記店舗情報記憶手段に登録する
ことを特徴とする請求項1記載の店舗情報提供システム。
【請求項3】
前記個人情報は、前記個人評価情報を投稿したユーザーの評価値である
ことを特徴とする請求項2記載の店舗情報提供システム。
【請求項4】
前記店舗情報表示手段が、所定の商品を提供する店舗情報の一覧を表示する
ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の店舗情報提供システム。
【請求項5】
前記店舗情報は飲食店であり、
前記商品情報は前記飲食店が提供するメニューである
ことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の店舗情報提供システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【公開番号】特開2013−73577(P2013−73577A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−214352(P2011−214352)
【出願日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【特許番号】特許第4960526号(P4960526)
【特許公報発行日】平成24年6月27日(2012.6.27)
【出願人】(500175565)株式会社ぐるなび (43)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【特許番号】特許第4960526号(P4960526)
【特許公報発行日】平成24年6月27日(2012.6.27)
【出願人】(500175565)株式会社ぐるなび (43)
【Fターム(参考)】
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