説明

廃棄物を収集及び押圧する装置

本発明の装置は、家、店舗等から生じる多量の廃棄物の集中及び格納のステーションとして環境上の問題を有することなく使用されるよう適切である。本発明の装置は、廃棄物圧縮、エコロジカルな管理、及び廃棄物の消毒を達成する。本発明の装置は、広告表示用の大きな表面(23)を与える。本発明の装置は、大容量の廃棄物格納を与える(5乃至10m3)。本発明の装置は、その内部において少なくとも1つの廃棄物圧縮チャンバ(18)を有する主要ピボット部材(13)を有する。ピボット部材(13)は、固定部材(14)及び可動部材(15)によって構成される。本発明の装置は、ピボット部材(13)の中央支持基部(11)、廃棄物処理のチャンバ(17)、及び少なくとも1つの廃棄物持上げ及び制御圧縮のシステム(20)によって構成される。収集は、既に使用可能である廃棄物収集車両を使用して自動的に実現される。本発明の装置は、材料の再利用に対して廃棄物処理の2つ、3つ、又は4つの位置を備えられ得る。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、廃棄物を管理する現代的ステーション装置(modern station of waste management)に係る。当該ステーション装置は、公園、人間が集まる駅、海辺、観光地、家、店舗、仕事場、娯楽場所、及びモール等である、人間の活動が行なわれる多種の地点において配置され得る。本発明は、自動収集が実行されるまで長期間、ステーション装置における多量の廃棄物をエコロジカル且つ衛生的に管理及び格納する、限られた空間内における多量の廃棄物の処理のステーション装置として使用されるよう適切である。
【背景技術】
【0002】
街の清潔さ及び環境の保護は、全住民に対して与えられるべき社会財であるため、自治体当局の義務であり、またこのため、各自治体の清掃事業は、適切な設備の技術的インフラストラクチャを備えられるべきである。
【0003】
観察される1つの基本的な問題は、公園、舗道、海辺、観光地等である公共の場における多量の廃棄物の集中である。現在用いられている廃棄物容器(ゴミ入れ)は、第一に非衛生的であり、限られた空間のため該容器の外にもしばしばゴミがあり、該容器の外観は醜悪であり且つ景観において美しくなく、同時に、放出される臭気は、通行人にとって耐え難いものである。
【0004】
廃棄物容器の頻繁な消毒の欠如、及びそこに格納される廃棄物の消毒の欠如は、公衆衛生危険及び感染場所となる廃棄物容器をもたらす。
【0005】
更には、頻繁に観察される現象は、歩行者通路、共同空間、舗道等である場所における多くの廃棄物容器の集中である。街の中においてゴミ捨て場の不快な印象はもたらされ、住民の快適な移動は妨げられる。更に、住民によって廃棄物容器が所定の場所から任意に移動されることは、廃棄物収集車両による廃棄物収集にとっての問題をもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述された不利点は、廃棄物が毎日収集されないこと及び週末には収集されないことから発生する問題と組み合わせて、前述された全ての問題に対して解決策を与える廃棄物を管理する現代的ステーション装置を作ることを必要とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、廃棄物を管理する現代的ステーション装置に係る。当該装置は以下のものを有する:
・ 主要ピボット部材(13)が上方へと取り付けられる少なくとも1つの中央支持基部(11)。
・ 固定部材(14)及び可動部材(15)を望ましくは有する、可変の形状及び寸法を有する少なくとも1つの主要ピボット部材(13)。該部材は、例えば、三角形、矩形、多角形、斜方形等である多種の形状、物体、製品、人、動物等の形状を取り得る。
・ 支持基部(11)上へと配置される、廃棄物の処理に対する少なくとも1つのゲート(12)。
・ 可変の形状及び寸法を有する少なくとも1つの廃棄物圧縮チャンバ(18)。
・ 廃棄物圧縮を上方向に持ち上げ且つ制御する少なくとも1つのシステム(20)。
・ 圧縮チャンバ(18)の内側において廃棄物を保留する(withholding)少なくとも1つのシステム(24)。
・ 少なくとも1つの廃棄物圧縮チャンバ(18)の移動に対する少なくとも1つの手段(19)。
・ チャンバ(18)の内部からの廃棄物放出の少なくとも1つのスクープ手段(29)。
・ 廃棄物圧縮チャンバ(18)及び廃棄物処理のチャンバ(17)の消毒の少なくとも1つのシステム。
・ ゲート(12)の自動開放に対する少なくとも1つの接近検出手段(28)。
・ 水供給ネットワーク及び/又は水の内蔵リザーバに対する接続の手段を備える少なくとも1つのチャンバ(17,18)の洗浄システム。
・ 洗浄後の残余液体の除去に対する下水設備(排水路)との接続の手段。
・ 火災報知センサ手段及び水のノズルを有する、当該ステーション装置の内部における自動消火システム。
・ 全ての適切なボタン及びスイッチ始動手段、容積及び重量のデジタルインジケータ、チャンバ(18)の充満のデジタルインジケータ、及び他の必要な設備を有する、当該ステーション装置上の適切なポイントにおいて位置決めされる制御及び操作ユニット。
・ 少なくとも1つの換気ユニット(27)。
・ 自治体当局又は他の管轄権を有する当局等の管理の中央ユニットにおいて遠隔測定システムを備える、データ転送の手段を有するデータ(圧縮された廃棄物の容積及び重量、日付等)監視センサ。
【0008】
本発明に従ったステーション装置の設計は、公衆衛生を保護すること、取り囲む空間の調和的に共存する美観、及び自治体当局による最適な商業的開発及び機能性を与えることを範囲内に行なわれている。
【0009】
本発明の目的は、上述されたものに従った廃棄物管理の現代的ステーション装置を作ることであり、本発明の装置は、廃棄物圧縮の性能により、エコロジカル及び衛生的な集中管理のステーション装置として、また家、店舗、仕事場、及び一般的な人間の活動の全ての空間から出てくる多量の廃棄物の格納のステーション装置として、使用される。
【0010】
本発明において、目的に対して特別に適合されるステーション装置における範囲内において、廃棄物の廃棄に対するゲート(12)の開放、廃棄物の圧縮、及びその後のエコロジカルな管理、及びその消毒は、自動モードで達成される。更には、本発明は、環境上の問題及び環境における不快な臭気の放射を作り出すことなく、ステーション装置内において長期間、廃棄物を格納することが可能である。
【0011】
また、既に使用可能である廃棄物収集車両を使用して迅速且つ静かにステーション装置を自動的に空にする(evacuate)ことは、可能である。
【0012】
本発明によれば、現代的ステーション装置の内側の廃棄物の圧縮は、収集に先立って容積の低減をもたらし、圧縮機器手段を有さない廃棄物収集車両を用いて収集する、ことは可能であり得る。
【0013】
更には、本発明の廃棄物容器は、所望される如何なる場所においても容易且つ直接的に設置され、占める設置面積が小さく、既存の廃棄物容器と比較して更なる廃棄物格納の容量を与え、また、製造及びメンテナンスのコストが低い。本発明の廃棄物容器は、可変の寸法及び形状において製造され得、環境において調和して適合し得、いかなる所望に対しても適合され得る。
【0014】
本発明の大きな利点は、本発明が同時に、宣伝用ディスプレイに対して空間を与えることを介して、廃棄物管理の上述されたステーション装置の大きな表面(23)の商業的開発の可能性を与える、ということである。更に、主要ピボット部材(13)は、多種の形状を示し得る。該形状は、例えば既知の清涼飲料、ビール、化粧品、人間、及び動物の形状のボトル等である、多種の商業用製品である。
【0015】
更には、本発明の目的は、廃棄物圧縮チャンバ(18)が圧縮された廃棄物を保留するシステム(24)及び廃棄物が摺動するスクープ手段(29)を有する、という事実により達成される。
【0016】
更には、本発明の対象は、中央支持基部(11)がその内部において少なくとも1つの廃棄物処理のチャンバ(17)、及び蓄積された廃棄物の持上げ及び制御された圧縮の少なくとも1つのシステム(20)を有する、という事実により達成される。
【0017】
本発明によれば、廃棄物管理の現代的ステーション装置は、多くの利点を有する。
【0018】
本発明は、既知の清涼飲料水、既知のビール、化粧用製品等のボトルの寸法及び形状等である、可変の寸法及び形状において実施され得る、という利点を有する。本発明は、その外側の外観(寸法、構成、色等)が環境において適合されるよう、特別に設計される。
【0019】
一例として、本発明の主要部材(13)は、図1に示される通り、遺跡発掘現場に設置される際に、柱状の形状を取り得る。これは、美観に優れない一般的な廃棄物容器を環境に配慮する快適且つ現代的な清掃機器と置き換えることをもたらす。
【0020】
他の可能性は、本発明が既知のビール又は清涼飲料水等であるボトルの形状を取り得、それによって特定の会社の大きな広告プロモーションを構成する、ことである。広告された会社はこのようにして、製品が三次元形状において、またよくある路上における実際の製品の広告と比較して多次元において示されるため、公衆に働きかけられると同時に、清潔な街及び公衆衛生の保護のための自治体当局の大きな奮闘における寄与を与える。
【0021】
かかる新しい廃棄物管理の新しいステーション装置の購入に対する自治体の費用は、購入が資金提供される(purchase is financed)際、あるいは該ステーション装置が広告会社にすぐにリースされる際に、低減される。後者の際は、顧客の製品のプロモーションに対してこの方途が選択される。
【0022】
廃棄物収集が住民にとっても地方自治体及び自治体の当局にとっても悩みの種であることは、既知である。本発明を使用すると、収集は、自治体の既存の収集車両によって、自動的に実施される(迅速且つ無騒音にステーション装置を空にする)。収集車両は、道路を移動する際、近くに駐車している車両がある際でも、かかる現代的ステーション装置を空にすることができる。
【0023】
更には、収集は、廃棄物収集従事者にとって安全且つ健全に実施される。それは、該従事者が、収集工程中に本発明のステーション装置又は廃棄物のいずれにも接触することを要求されない、ためである。
【0024】
今日まで既知である廃棄物容器が美観に優れず、環境に配慮しないものであると考えると、本発明は、環境に負担を掛けない廃棄物管理の現代的ステーション装置を提供する。それは、本発明が大気に対する臭気及び液体要素の放出を許さないと同時に、その自動消毒の実現性を与える、ためである。
【0025】
本発明の廃棄物容器は、堅固な構造であり、その設置に占める表面積が最小限であるという利点を示すため、設置は、限られた空間内においても容易に行なわれ得る。
【0026】
上述されたものと組み合わせて、本発明は更に、他の寸法を除外しないが5−10mの範囲である廃棄物格納の大きな容量を与えるという利点を示す。それと比較して、一般的な廃棄物容器の容量は約1mである。
【0027】
その結果、本発明の適用は、舗道、公園、広場、公共空間等における容器外に残される廃棄物の山の低減、及び、一般的な廃棄物容器の所望される数の低減につながり、結果として街の快適なイメージを作る。廃棄物及び容器は、汚染の原因とならない。
【0028】
更に、本発明に従った廃棄物管理の現代的ステーション装置は、その設置及び他の所望される地点までの輸送において容易である、ことが留意されるべきである。
【0029】
一般的な廃棄物容器とは異なる本発明の重要な利点は、廃棄物の袋が廃棄物処理に対するゲート(12)の開放を開始する接近検出手段の前方にもたらされる限り、廃棄物の処理が自動的に行なわれる、ことである。
【0030】
更に、蓄積された廃棄物がエコロジカルな管理及び集められる空間内における消毒を受けるという事実は、一般的な廃棄物容器に対して大きな利点を構成し、それによって、廃棄物容器が市民にとって汚染の原因とならないようにする。
【0031】
更に、本発明は、上述されたステーション装置内において汚染(臭気、液体、及び固形物質の放出)の原因を作る可能性を有さずに廃棄物の長期間の保持を可能にする。
【0032】
大きな利点及び重要な革新性はまた、自治体が本発明を商業的に活用することができる方途を構成する。本発明は、販売促進に対するディスプレイ(23)用の大きな表面を提供し、自治体当局は、該ディスプレイを広告会社にリースし得る。広告販売促進の重要性及び価値を前提として、開示される廃棄物管理のステーション装置は、自治体又は装置の所有者に大きな収入を与え得る。ステーション装置の広告される形状及び構造の交換は、便利に実現される。広告を目的として使用可能である表面(23)は、ステーション装置の寸法に依存して、他の寸法を除外することなく10乃至20mの範囲である。
【0033】
本発明は、廃棄物収集機能と共に、照明柱としても使用され得る。このようにして、各自治体の多種のシステムの設置費用見積もりを低減することは可能であると同時に、例えば柱(pillar)の低減のように、景観への配慮の負担が低減される。
【0034】
廃棄物管理の現代的ステーション装置の購入に対する重要な動機は、本発明によれば、製造の低費用及び保守の低費用である。
【0035】
本発明は、他のシステムによっては与えられない公衆衛生の部門を向上させる重要な可能性を提供する。かかる可能性とは、以下に関連する。
【0036】
・ 自動圧縮及び長期にわたる廃棄物の格納。
【0037】
・ 廃棄物圧縮チャンバ(18)、廃棄物処理のチャンバ(17)、及びその内部にある廃棄物の自動消毒。
【0038】
・ 空になった後のステーション装置の自動内部洗浄。
【0039】
・ 自治体に対する、ステーション装置が満杯であることの自動警告。
【0040】
・ ステーション装置内部における収集された廃棄物の容積、重量、及び/又は充満又は排出の日付等であるデータの自動監視。該監視は、ユーザの対応するデビットの可能性(possibility of correspondingly debiting of the users)を与えるよう、自治体との直接的な「オンライン」通信を有する。
【0041】
・ 住民のステーション装置との接触を排除するよう、廃棄物処理に対するゲート(12)の自動操作。手動操作の可能性を回避する。
【0042】
本発明は、セキュリティシステムも有する点において、一般的な廃棄物容器に対して有利である。特には、本発明は、発火(放火)の場合における自動消火システムを有し、小さな子供にとっても安全な操作を与える。
【0043】
廃棄物管理の現代的ステーション装置はまた、本発明によれば、材料の再利用のステーション装置としても適切である。それは、紙、ガラス、アルミニウム、バッテリ、プラスチック等の有用な材料の分別に対して2つ、3つ、4つの場所(double, triple, quadruple places)の可能性を与える。
【0044】
本発明は、その使用が夜間においても実現可能であり、市民による廃棄物処理を容易にするよう照明が使用可能である、という点において有利である。
【0045】
本発明は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明の支援を有して完全に理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明に従った廃棄物管理の現代的ステーション装置の前面図である。
【図2】本発明に従った廃棄物管理の現代的ステーション装置の側面図である。
【図3】本発明に従った廃棄物管理の現代的ステーション装置の斜視図であり、廃棄物の処理に対するゲート(12)が開放位置において図示される。
【図4】本発明に従った廃棄物管理の現代的ステーション装置の斜視図であり、可動部材(15)は、満杯にされたチャンバ(18)の排出に対する開放位置において図示される。
【図5】本発明に従った廃棄物管理の現代的ステーション装置の側面図であり、該ステーション装置の内部構造が図示される。
【図6】本発明に従った廃棄物管理の現代的ステーション装置の前面図であり、主要部材(13)は、既知の清涼飲料水のボトルの形状を有する。
【図7】本発明に従った廃棄物管理の現代的ステーション装置の側面図であり、主要部材(13)は、既知のビールのボトルの形状を有する。
【発明を実施するための形態】
【0047】
図1は、通常の設置及び操作の配置における本発明に従った廃棄物管理の現代的ステーション装置の前面図を示す。この図において、主要部材(13)は、一例として古代の柱の形状を有する。
【0048】
本発明によれば、廃棄物管理の現代的ステーション装置において、主要ピボット部材(13)は、その内部において、多種の形状及び寸法を有する少なくとも1つの廃棄物圧縮チャンバ(18)を有する。
【0049】
主要ピボット部材(13)は、望ましくは、中央支持基部(11)上へと取り付けられる固定部材(14)、及び少なくとも1つのポイントにおいて固定部材(14)に接続される可動部材(15)によって構成される。可動部材(15)は、望ましくは、ベアリング(16)の配置を用いて固定部材(14)に接続される。
【0050】
更に、本発明の廃棄物容器は、可動部材(15)を回転させる少なくとも1つの装置を備えられ、可動部材(15)に接続される少なくとも1つのカム機構を有する。図4に示される通り、この種類の接続は、固定部材(14)と同軸である、可変の傾斜における可動部材(15)の部分的外方向回転及びその垂直配向における戻りを可能にする。
【0051】
主要部材(13)は、多種の寸法において製造される。一例として、その高さは、1m乃至10mの範囲であり得、その直径は0.50m乃至2mの範囲であり得る。
【0052】
可動部材(15)及び固定部材(14)は、部材(15)が固定部材(14)に接触する際に単一の一体構造、即ち主要部材(13)を構成し得るよう、適切に選択される多種の形状及び寸法を有し得る。固定部材(14)は、望ましくは支持基部(11)上へと垂直方向に取り付けられ、可動部材は、回転され且つ垂直配向にされる際、固定部材(14)に適切に接触する。
【0053】
支持基部(11)は、可変の寸法及び形状を有し得る。該基部は、廃棄物処理に対する少なくとも1つのゲート(12)、望ましくはゲート(12)の上方に取り付けられる接近検出器(28)、及び望ましくは少なくとも1つの電気制御及びそうさユニットを備えられる。中央支持基部(11)は、その上部及び下部表面において開口を備えられる。該開口は、廃棄物処理のチャンバ(17)の開口と同一の寸法及び同一の形状を有する。
【0054】
図3及び5に示される通り、少なくとも1つの廃棄物処理のチャンバ(17)、及び蓄積された廃棄物の上方向持上げ及び制御圧縮の少なくとも1つのシステム(20)は、中央支持基部(11)の内部において与えられる。
【0055】
廃棄物処理のチャンバ(17)は、望ましくは、その上方及び下方端部において開口を有する直線的ダクトである。
【0056】
チャンバ(17)の開口は、中央支持基部(11)の開口と同一の寸法及び形状を有する。
【0057】
チャンバ(17)は、支持基部(11)の内部において取り付けられ、その開口と同心円状に(co−centrically)配置される。
【0058】
処理のチャンバ(17)の壁の一部は、取外し可能である。このように、図3に示される通り、チャンバ(17)のこの部分は、開放する際にゲート(12)と共に動き、それによってチャンバ(17)内部における誘導を容易にするよう入来する廃棄物の受入れを行なう。一定の期間の終了後、ゲート(12)は自動的に閉じる。
【0059】
チャンバ(17)は、材料の再利用に対して廃棄物処理の2つ、3つ、又は4つの場所を割り当てる性能を有する。主要部材(13)は特に、1つより多くの異なる圧縮のチャンバを有する可能性を有する。
【0060】
廃棄物の上方向持上げ及び圧縮のシステム(20)は、図5に示される通り、廃棄物を上方向に持上げる少なくとも1つのディスク(22)、及び廃棄物持ち上げのディスクの上下方向運動に対する少なくとも1つの装置(21)を有する。
【0061】
廃棄物持上げのディスクは、望ましくは少なくとも1つの表面を有する。該表面は、この表面の中心軸がチャンバ(17,18)の中心軸に一致するよう、廃棄物処理のチャンバ(17)及び廃棄物圧縮チャンバ(18)内において上方向又は下方向に動き得るような形状及び寸法を有する。
【0062】
廃棄物持上げディスク(22)は、チャンバ(17)の断面と同一の形状及び寸法を有し、チャンバ(17)の下部開放端において共通中心的に配置され、後者の下部、及び廃棄物を処理のゲート(12)を介する導入に続いて重力で落とす空間を構成する。
【0063】
廃棄物持上げディスク(22)の運動に対する装置(21)は、廃棄物持上げディスクの下部中心点において接続される、水圧、空気圧、又は電気伸縮性ピストンであり、ピストンは、伸張される際に廃棄物持上げディスク(22)の垂直方向運動を達成する。
【0064】
図5に示される通り、伸縮性ピストンは、望ましくは、地面の下方に位置決めされ、廃棄物持上げディスクは、ピストンロッドが伸張される際に上昇され得、ピストンロッドが待避する際に下げられ得る。ピストンロッドは、比例長さを有する少なくとも3つの部材を有して伸縮自在である。
【0065】
廃棄物圧縮チャンバ(18)は、可動部材(15)の寸法に依存する可変の寸法及び形状を有するチャンバである。廃棄物は、このチャンバ内において蓄積、圧縮、及び格納される。
【0066】
廃棄物圧縮チャンバ(18)は、望ましくは、部材(15)がその外部カバーリングを構成するよう可動部材(15)の内部において設置される。
【0067】
廃棄物圧縮チャンバ(18)は、望ましくは、単一の直径を有する直線的ダクトであり、主要部材(13)の全体的寸法に依存して変わり得る廃棄物の容量を備える。
【0068】
廃棄物圧縮チャンバ(18)は、望ましくは、閉じられた上方端又は上方部を備えられると同時に、開放された下方端又は下方部を備えられる。
【0069】
保留システム(24)は、圧縮のチャンバ(18)の下方開放端又は一部開放端において設置される。かかるシステムは、圧縮された廃棄物がステーション装置の充満中に上述されたチャンバ(18)から出ることを防ぐと同時に、チャンバ(18)の排出及び廃棄物の収集が所望される際に廃棄物を出す。
【0070】
圧縮された廃棄物の排出を制御するよう適合される保留システム(24)は、少なくとも一連の複数のピボット部材(25)を有する。該部材は望ましくは、矩形の形状を有し、多種の寸法において、摩擦及び圧力において高い耐性を示す耐久性のある材料から製造される。部材(25)は、圧縮のチャンバ(18)の内側において廃棄物を留保する。
【0071】
部材(25)は、端部の1つがチャンバ(18)によって支持されると同時に、他端は自由にされるよう、チャンバ(18)の下方端の周囲において円周において周方向に配置され、その厚さの寸法に沿ってチャンバ(18)上へと取り付けられる。
【0072】
部材(25)は、チャンバ(18)内において廃棄物を保留する位置にあると同時に、チャンバ(18)に対して垂直方向に向けられる。この位置から、該部材は、90度の上方向回転を行なうよう自由にされるが、重力を介して初期位置(チャンバに対して垂直方向に向けられる)に戻る。部材(25)はまた、チャンバ(18)を空にすることが所望される場合に90度下方向回転を実行し得る。部材(25)の回転は常に、チャンバ(18)上へのピボット接続のポイントの周囲においてなされる。
【0073】
部材(25)は、持上げディスク(22)の表面上へと与えられる開口の寸法より小さい厚さを有し、ディスク(22)は、上方向運動及び下方向運動中、チャンバ(18)の壁に対して垂直方向の位置にある際のピボット部材(25)間において自由に通過し得る。
【0074】
部材(25)の数は、持上げディスク(22)において存在する開口の数と同等であり、また、部材(25)の長さは、持上げディスク(22)の開口の長さと同等であるかそれより小さい。
【0075】
チャンバ(18)の排出に対して、圧縮された廃棄物の保留及び制御された放出のシステム(24)は、ピボット部材(25)の支持のポイントの上方における適切な高さにおいて、チャンバ(18)の周囲に対外的及び周方向に配置される少なくとも1つのリム、及び、リムの運動の少なくとも1つのピストン搬送システムを備えられる。上述されたリム(26)は、ピボット部材(25)に接続され、リムがその下方位置において位置決めされる際に部材を押圧して、該部材がチャンバ(18)の壁に対して垂直方向に配向され続けられるようにし、下方向に動くことを防ぐようにする。この場合、行なわれる単一の運動は、上方向のみである。リム(26)が上方向に動かされる際、部材は、解放され、その重量によって下方向に動き、それによってチャンバ(18)の排出が達成されるようにする。
【0076】
持上げディスク(22)の表面は、適切に寸法取りされた開口を備えられ、その数は、ピボット部材(25)の数と少なくとも同等である。更には、かかる開口は、圧縮チャンバ(18)内におけるディスクの運動中、部材がチャンバ(18)の壁に対して垂直方向に向けられる際に、ディスクが妨げられることなくピボット部材(25)を介して自由に通過し得るような寸法及び形状を有する。
【0077】
廃棄物処理に対するゲート(12)の操作は、自動又は手動のいずれかで行なわれる。自動操作モードにおいて、市民がゲートの上方部分において廃棄物の袋を近付ける際、適切な接近検出器(28)を備えられていればゲートは自動的に開放する。市民は、処理のチャンバ(17)内において重力を受けて袋を自由落下させ、続いて調節され得る一定の時間の後、ゲートは、完全な安全及び事故からの保護を有して自動的に閉じる。
【0078】
ゲート(12)は、強化された水密性を確実なものとするよう廃棄物管理の現代的ステーション装置を密閉する。
【0079】
廃棄物の処理に対するゲート(12)の自動操作は、ゲート(12)の開放に対してステーション装置に接触することを市民に要求しないため、市民の廃棄物の衛生的な収集の状況を向上させる。
【0080】
市民による廃棄物の処理及びゲート(12)の閉鎖に続き、廃棄物は、チャンバ(17)へと重力を受けて入り、持上げディスク(22)上へと落ちる。
【0081】
処理のチャンバ(17)から圧縮のチャンバ(18)への廃棄物の移動に対して、持上げディスク(22)の上方向運動が求められる。
【0082】
持上げディスク(22)による廃棄物の持上げ中、廃棄物の保留のシステム(24)のレベルに到達する際、廃棄物は、部材(25)の上方向移動を生じさせる。このようにして、廃棄物は、保留のシステム(24)のレベルを自由に通過する。
【0083】
部材(25)の長さより大きな距離において、持上げディスク(22)が廃棄物の保留のシステム(24)のレベルを通過し次第、部材(25)は、その初期水平方向位置において重力を受けて戻る。
【0084】
持上げディスク(22)は、廃棄物の保留のシステム(24)のレベルの上方における比例距離(proportional distance)で終了する。持上げディスク(22)は、このレベルに到達する際、廃棄物を格納の空間へと導くだけではなく、既に格納された廃棄物を圧縮する。持上げディスク(22)が停止するレベルは、保留するシステム(24)の全ての部材(25)が、廃棄物の持上げ中に動かされている上方向垂直配向から初期水平配向まで戻り得るよう選択される。
【0085】
したがって廃棄物持上げディスク(22)が下方向に動き始める際、部材(25)は全て、水平方向位置にある。ディスクがピボット部材を通過し次第、これは、部材のレベルの上方、即ちチャンバ(18)内において、廃棄物を保留するシステム(24)の開口より大きな直径を有する廃棄物の保留をもたらす。故に、持上げディスク(22)が部材(25)間において通過すると同時に、持上げディスク(22)によって搬送される廃棄物は、ブロックされる。
【0086】
その結果として、持上げディスク(22)は、廃棄物を有さず、あるいは大変小さな寸法の廃棄物を有して、チャンバ(17)の下部における初期位置に戻る。
【0087】
この回転は、主要部材(13)の移動に対する少なくとも1つの装置(19)を介して達成される。該装置(19)は望ましくは、垂直方向位置から傾斜位置までの可動部材(15)の回転を達成するよう、可動部材(15)に対して接続される少なくとも1つのカム機構を有し、水平方向レベルに対して一定の傾斜を形成し得る。この位置において、内部において廃棄物圧縮チャンバ(18)を備えられる可動部材(15)は、廃棄物収集車両が停車する街路の側方に向かって移動される。
【0088】
廃棄物の収集に続いて、装置(19)は、可動部材(15)を固定部材(14)と同軸である、その初期垂直方向位置に戻す。
【0089】
廃棄物収集車両の操作者は、無線遠隔制御装置を備えられ、該装置を介して操作者は、中央ステーション装置制御及び操作ユニットに対してコマンドを与え、ステーション装置の排出の工程が始められ得る。この工程は、無騒音であり、迅速で、無公害であり、人間が介在せずに行なわれる。
【0090】
図4に示される通り、廃棄物圧縮チャンバ(18)は、廃棄物収集車両に対する廃棄物の便利な摺動及び誘導に対してスクープ手段(29)を追加的に備えられる。
【0091】
摺動スクープ手段(29)は、チャンバ(18)の外側において配置される。摺動スクープ手段(29)は、チャンバ(18)上へと固定的に取り付けられるガイド上へと動く。適切な長さのロッドを備えられる少なくとも1つのピストン搬送機構は、スクープ手段(29)に接続され、ピストンロッドが延在する際、スクープ手段(29)は、移動され、チャンバ(18)の伸張をもたらす。このようにして、廃棄物収集車両へと放出される廃棄物の誘導は、容易にされる。
【0092】
本発明によれば、ステーション装置の内部において、適切なセンサが備えられる。該センサは、日付、収集される廃棄物の容積、重量等を監視すると同時に、チャンバ(18)の充満を確認する。廃棄物管理の現代的ステーション装置は、充満される際、自治体のオフィスにある管理の中央ユニットに対してデジタルメッセージを伝達する。このようにして、自治体は、特定の廃棄物管理のステーション装置の充満の指摘を受け、廃棄物収集車両を送るよう手配し得る。
【0093】
管理の中央ユニットは、接続される廃棄物管理のステーション装置からのキロメートルの距離とは無関係に、各ステーション装置の廃棄物の日付、重量、容積、及び他の任意で選択されたデータを監視し、各自治体は、各特定のステーション装置のユーザを比例的に課す性能(capacity of proportionally charging the users of each specific station)を有し得る。
【0094】
本発明によれば、各ステーション装置の排出は、専用の車両が求められることなく、自治体の処理において既存の廃棄物収集車両を使用して達成される。
【0095】
報告されたステーション装置の排出が完了され次第、廃棄物を保留するシステム(24)のリム(26)は、下方向に動かされ、再度部材(25)を水平方向位置に対して押圧し且つそれを取り込み(entrap)、垂直配向に対して下方向に動き得ないようにする。ピボット部材(25)は初期水平位置に戻り、摺動スクープ手段は待避し、可動部材(15)は垂直位置に戻る。
【0096】
続いて、チャンバ(18)及び廃棄物処理のチャンバ(17)の自動洗浄は、少なくとも1つの洗浄システムを介して行なわれる。この目的に対して、本発明は、水供給ネットワーク及び/又は水の内部リザーバに対する接続の追加的な提供を与えられ、チャンバ(18)及び(17)の洗浄は、可能となり得る。
【0097】
本発明の水容器内側に設置される消毒のシステムを用いて、かかるチャンバの消毒は、責任を有する操作者の選択において達成される。
【0098】
更に、下水設備(排水路)との接続の手段が与えられ、チャンバ(17,18)の洗浄後に残る液体は、取り除かれ得る。
【0099】
本発明に従った廃棄物管理の現代的ステーション装置はまた、その内部において火災検出センサ及び水のノズルから構成される自動消火のシステムを備えられる、ことに言及することは大変重要である。
【0100】
廃棄物管理の現代的ステーション装置の所望されるポイントにおいて電気エネルギを作るソーラーパネルの追加は、構成上の設備としてなされる。該ソーラーパネルは、充電可能なバッテリを充電するよう、あるいは多種の用途に対して電流を直接供給するよう、あるいはこれら2つの機能を同時に実行するよう、適合される。暗示的に(indicatively)供給され得る用途は、以下の通りである:
・ 公益事業によって使用される低電力のワイヤレスラジオネットワーク、
・ セキュリティ又は交通管理用のカメラ、
・ 祭りの装飾(festive decoration)に対する電力供給、
・ 火災検知カメラ等である対応するカメラ。
【0101】
あるいは、充電可能なバッテリは、ネットワークからの電力供給の遮断の場合において、廃棄物管理の現代的ステーション装置の作動(及び主に該装置の排出)に対して使用され得る。
【0102】
更には、本発明は、自治体の道路照明柱として使用され得る一方、充電可能なバッテリの使用により、非常灯としても機能し得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
廃棄物管理の現代的ステーション装置であって:
・ 主要ピボット部材(13)が上方へと取り付けられる少なくとも1つの中央支持基部(11)と、
・ 三角形、矩形、多角形、斜方形等である多種の形状、物体、製品、人、動物等の形状を取り得る、可変の形状及び寸法を有する少なくとも1つの主要ピボット部材(13)と、
・ 前記支持基部(11)上へと配置される、廃棄物の処理に対する少なくとも1つのゲート(12)と、
・ 可変の形状及び寸法を有する少なくとも1つの廃棄物圧縮チャンバ(18)と、
・ 廃棄物圧縮を上方向に持ち上げ且つ制御する少なくとも1つのシステム(20)と、
・ 前記圧縮チャンバ(18)の内側において廃棄物を保留する少なくとも1つのシステム(24)と、
・ 少なくとも1つの廃棄物圧縮チャンバ(18)の移動に対する少なくとも1つの装置(19)と、
・ 前記チャンバ(18)の内部から外方向に摺動する少なくとも1つの廃棄物のスクープ手段(29)と、
・ 前記廃棄物圧縮チャンバ(18)及び廃棄物処理のチャンバ(17)を消毒する少なくとも1つのシステムと、
・ 前記ゲート(12)の自動開放に対する少なくとも1つの接近検出手段(28)と、
・ 水供給ネットワーク及び/又は水の内蔵リザーバに対する接続の手段を備える少なくとも1つのチャンバ(17,18)の洗浄システムと、
・ 洗浄後の残余液体の除去に対する下水設備(排水路)との接続の手段と、
・ 火災報知センサ手段及び水のノズルを有する、当該ステーション装置の内部における自動消火システムと、
・ 全ての適切なボタン及びスイッチ始動手段、容積及び重量のデジタルインジケータ、前記チャンバ(18)の充満のデジタルインジケータ、及び他の必要な機器を有する、当該ステーション装置上の適切なポイントにおいて位置決めされる制御及び操作ユニットと、
・ 少なくとも1つの換気ユニット(27)と、
・ 自治体当局又は他の管轄権を有する当局等の管理の中央ユニットにおいて遠隔測定システムを備える、データ転送の手段を有するデータ(圧縮された廃棄物の容積及び重量、日付等)監視センサと、
を有し、
前記主要ピボット部材(13)は、その内部において、可変の形状及び寸法を有する少なくとも1つの廃棄物圧縮チャンバ(18)を有する、という事実と、
前記中央支持基部(11)は、その内部において少なくとも1つの廃棄物処理のチャンバ(17)と、該チャンバ(17)内において蓄積された前記廃棄物の持ち上げ及び制御された圧縮の少なくとも1つのシステム(20)とを有する、という事実と、
前記廃棄物圧縮チャンバ(18)は、圧縮された廃棄物の保留のシステム(24)と、スクープ廃棄物摺動手段(29)とを有する、という事実と、
によって特徴付けられる廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項2】
前記主要ピボット部材(13)は、多種の形状及び寸法、並びに多種の物体、広く消費される製品、人、動物等の形状を取り得る、
という事実によって特徴付けられる請求項1記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項3】
前記主要部材(13)は、取外し可能であり、固定部材(14)及び可動部材(15)によって構成される、という事実と、
前記固定部材(14)は、前記支持基部(11)上へと固定的に取り付けられる一方、前記可動部材(15)は、少なくとも1つのポイントにおいて前記固定部材に対して接続される、という事実と、
前記可動部材(15)は、その内部において、少なくとも1つの廃棄物圧縮チャンバ(18)を有する、という事実と、
によって特徴付けられる請求項1及び2記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項4】
前記固定部材(14)及び前記可動部材(15)は、前記可動部材(15)が前記固定部材(14)に接触する際にそれらが単一の一体構造を構成するよう、多種の形状及び寸法を取り得る、
という事実によって特徴付けられる請求項3記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項5】
前記主要部材(13)は、その内部において、1つより多い廃棄物圧縮チャンバ(18)を有し得る、
という事実によって特徴付けられる請求項1記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項6】
前記固定部材(14)は、ベアリング(16)の適切な配置を用いて前記可動部材(15)に接続され、回転の軸を構成する前記ベアリング(16)の配置を有して可動部材(15)の回転を可能にし、前記固定部材(14)に対して相対的に傾斜をもたらすようにする、
という事実によって特徴付けられる請求項3及び4記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項7】
前記移動装置(19)は、少なくとも1つのピストン搬送機構によって構成され、多種の傾斜位置における可動部材(15)の回転、及びその後の初期位置における戻りを可能にするよう、主要部材(13)及び可動部材(15)に接続される、
という事実によって特徴付けられる請求項1及び3記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項8】
前記廃棄物圧縮チャンバ(15)は、可変の寸法及び形状を有するチャンバであり、その上方端又はその一部は閉鎖される一方、その下方端又はその一部は夫々開放される、
という事実によって特徴付けられる請求項1及び3記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項9】
前記チャンバ(18)は、可動部材(15)内に設置され、可動部材(15)は、その外側カバーを構成する、
という事実によって特徴付けられる請求項1及び3記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項10】
前記圧縮された廃棄物を保留するシステム(24)は、前記圧縮チャンバ(18)の前記下方開放端又は部分的開放端において設置される、
という事実によって特徴付けられる請求項1記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項11】
前記圧縮された廃棄物を保留するシステム(24)は、多種の形状及び寸法を取り得る少なくとも一連の複数のピボット部材(25)と、部材(25)を取り込み且つ解放するリム(26)と、該リム(26)の運動の機構とによって構成される、
という事実によって特徴付けられる請求項10記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項12】
前記ピボット部材は、各ピボット部材(25)の一端がチャンバ(18)上へと支持される一方で他端は自由であるよう、前記廃棄物圧縮チャンバ(18)の下方端の周囲に周方向に置かれる、という事実と、
ピボット部材(25)の回転の軸は、前記チャンバ(18)における支持点である、という事実と、
ピボット部材(25)は、チャンバ(18)の壁に対して垂直配向の位置から少なくとも90度上方向に自由に回転され、重力を受けて再度初期位置に戻り、また、チャンバ(18)の内部を空にするよう所望される際に90度下方向に回転される、という事実と、
によって特徴付けられる請求項11記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項13】
前記廃棄物を保留するシステム(24)の前記リム(26)は、ピボット部材(25)の支持点の上方における適切な高さにおいてチャンバ(18)の周囲において周方向に配置され、
前記リムは、前記ピボット部材(25)に接続され、該リムは、下方向に動く際、前記チャンバ(18)の壁に対して垂直方向に向けられる位置を取るよう部材(25)を押圧するようにされる一方、前記リムが上方向に動く際、前記部材は、解放され、その重量によって下方向に動くようにされる、
という事実によって特徴付けられる請求項11記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項14】
前記ピボット部材(25)は、矩形形状を望ましくは有し、可変の寸法において摩擦及び圧力に高い耐性を有する多種の強固な材料から製造される、
という事実によって特徴付けられる請求項11、12、及び13に記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項15】
前記廃棄物の持上げ及び制御された圧縮のシステム(20)は、少なくとも1つの廃棄物上方向持上げディスクと、該廃棄物持上げディスクの運動に対する装置(21)とを有する、
という事実によって特徴付けられる請求項1記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項16】
前記廃棄物持上げディスクは、少なくとも1つの平坦な表面から構成され、前記廃棄物圧縮チャンバ(18)の断面と同一の形状及び寸法を有する、
という事実によって特徴付けられる請求項15記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項17】
前記廃棄物持上げディスクの表面は、開口を備えられ、その数はピボット部材(25)の数と同等であり、該開口は、前記持上げディスクがピボット部材(25)のレベルの上方にある際、その下方向運動中に、妨害されることなく前記圧縮チャンバ(18)の壁に対して垂直方向に向けられる前記ピボット部材(25)を通過することを可能とするよう、寸法及び構造を有する、
という事実によって特徴付けられる請求項11及び16記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項18】
前記ピボット部材(25)は、前記持上げディスク(20)の開口の長さと同等又はそれより短い長さと、前記開口の幅より小さい厚さとを有する、
という事実によって特徴付けられる請求項14及び17記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項19】
前記持上げディスクの運動に対する装置(21)は、少なくとも1つのピストン搬送機構であり、該機構は、前記持上げディスクの下部中心点に接続され、前記ピストン搬送機構は、伸張及び待避される際に前記持上げディスクの上方向及び下方向の運動を達成する、
という事実によって特徴付けられる請求項15記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項20】
前記持上げディスクの前記ピストン搬送機構は、伸縮式機構であり、前記持上げディスクをその初期位置から、前記ピボット部材(25)の長さより大きい距離において、前記保留するシステム(24)のレベルの少なくとも上方まで伸張させる性能を備える、
請求項19記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項21】
前記廃棄物処理チャンバ(17)は、前記廃棄物圧縮チャンバ(18)の断面と同一の断面を有する直線的ダクトである、という事実と、
前記ダクトは、その上方端及び下方端において開放する、という事実と、
によって特徴付けられる請求項1記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項22】
前記中央支持基部(11)は、多種の寸法及び形状を取り得る、
という事実によって特徴付けられる請求項1記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項23】
前記廃棄物処理のチャンバ(17)は、初期には前記支持基部11内において配置され、その開口は、同心円状に接触し得る、
という事実によって特徴付けられる請求項21及び22記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項24】
前記持上げディスクは、前記廃棄物処理のチャンバ(17)内における前記下方開放端において同心円状に配置され、それによってその下部を構成する、
という事実によって特徴付けられる請求項15、16及び21記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。
【請求項25】
前記主要ピボット部材(13)及び前記支持基部(11)は、その外部において広告表示アートワークの懸架に適切である表面(23)を与えられる、
という事実によって特徴付けられる請求項1記載の廃棄物管理の現代的ステーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2010−509062(P2010−509062A)
【公表日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−536805(P2009−536805)
【出願日】平成19年11月7日(2007.11.7)
【国際出願番号】PCT/GR2007/000055
【国際公開番号】WO2008/059295
【国際公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【出願人】(509133344)ソウコス エンヴァイロメンタル エス エー (1)
【Fターム(参考)】