説明

建具制御装置、建具システム

【課題】センサが具備されていない建具を含んでいるときでも、より簡易的な構成で適切に建具の制御をすることが可能な建具制御装置を提供する。
【解決手段】所定の情報を検知するセンサ(5)を具備する建具(3)のセンサの検知信号を受信する受信手段(21)と、受信手段で受信した検知信号に基づいて、センサを具備していない他の建具(6、7)についてセンサが具備されていたら必要であったであろう動作を演算する建具動作決定演算手段(22)と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅やビル等の建物に配置され、センサ情報に基づいて窓やシャッター等の建具を自動的に制御することが可能な建具制御装置、及び建具システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年ではセンサ技術が進歩し、機器にセンサが取り付けられ、又は機器とは独立してセンサが設置され、当該センサからの検知信号に基づいて機器の制御が行われることが多い。住宅に用いられる窓やシャッター等の建具にもセンサが具備されているものがある。
【0003】
特許文献1には、複数の照明器具間の制御に関し、センサを用いて隣接する照明コントローラ間で制御情報を交換することが可能なシステムが開示されている。特許文献2には、センサ同士でネットワークを構成してその情報を外部に伝送するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−250695号公報
【特許文献2】特開2003−110749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特に建具の場合には、単にその機能を向上させるのみでなく、外観を考慮する必要がある等の性質上、必ずしも全ての建具に目的のセンサを具備できるとは限らなかった。また、機器とは別の位置に個別にセンサを設置してその情報を用いることも可能であるが、センサを設置するための工事、場所、及びそのための費用がかかり、これを軽減させることができれば非常に有益であった。
【0006】
そこで本発明は上記の点に鑑み、センサが具備されていない建具を含んでいるときでも、より簡易的な構成で適切に建具の制御をすることが可能な建具制御装置を提供することを課題とする。また、当該建具制御装置を具備する建具システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、本発明について説明する。ここでは分かり易さのため、図面に付した参照符号を括弧書きで併せて記載するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0008】
請求項1に記載の発明は、所定の情報を検知するセンサ(5)を具備する建具(3)のセンサの検知信号を受信可能な受信手段(21)と、受信手段で受信した検知信号に基づいて、センサを具備していない他の建具(6、7)についてセンサが具備されていたら必要であったであろう動作を演算する建具動作決定演算手段(22)と、を有する建具制御装置(10)である。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の建具制御装置(10)において、さらに建具動作決定演算手段による演算の結果を他の建具(6、7)に送信可能な送信手段(25)を有する。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の建具制御装置(10)において、受信手段(21)は、建具に備えられたセンサ以外の他のセンサ(8)による検知信号も受信可能とされ、建具動作決定演算手段(22)は、他のセンサによる検知信号も含めて演算をおこなうことを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、所定の情報を検知するセンサ(5)を具備する建具(3)と、センサを具備していない他の建具(6、7)と、センサからの検知信号を受信して他の建具に動作信号を送信する建具制御装置(10)と、を備え、建具制御装置は、センサからの検知信号を受信する受信手段(21)と、受信手段で受信した検知信号に基づいて他の建具についてセンサが具備されていたら必要であったであろう動作を演算する建具動作決定演算手段(22)と、を備える建具システム(2)である。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の建具システム(2)において、建具制御装置(10)は、演算結果による動作信号を他の建具(6、7)に送信する送信手段を備える。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の建具システム(2)において、さらに前記センサとは異なる情報を検知する他のセンサ(8)を備え、受信手段(21)は、他のセンサによる検知信号も受信し、建具動作決定演算手段(22)は、他のセンサによる検知信号も含めて演算をおこなうことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、センサが具備されていない建具を含んでいるときでも、より簡易的な構成で適切に当該センサが具備されていない建具の制御をすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】1つの実施形態を説明するための住宅を模式的に示した図である。
【図2】建具システムのブロック図である。
【図3】建具システムの動作例の流れを示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の上記した作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下、本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。ただし本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。
【0017】
図1は、1つの実施形態を説明する住宅1を模式的に示した図である。また、図2は建具システム2を説明するためのブロック図である。
住宅1は、建具システム2を有し、該建具システム2には、天窓3、窓6、シャッター7、温度センサ8、及び建具制御装置10が備えられている。住宅1におけるその他の構成は一般的な住宅と同様である。以下に各構成について説明する。
【0018】
天窓3はセンサを具備する建具として備えられ、屋根部分において室内外を連通可能に開閉できる天窓である。天窓3は、建具本体4、及び降雨センサ5を有し、建具本体4は駆動部4aと開閉部4bとを含んでいる。
駆動部4aは開閉部4bを電動で開閉させる部位であり、例えばモータや力伝達手段等が配置されている。
開閉部4bは、住宅1の躯体に取り付けられる枠、及び該枠内に配置されて駆動部4aからの駆動力を受けて開閉する開閉部材を有している。
すなわち、開閉部4bが駆動部4aからの駆動力により開放されることにより住宅1の室内外が連通し、開閉部4bが駆動部4aからの駆動力により閉鎖されることにより住宅1の室内外が遮断される。
【0019】
降雨センサ5は、降雨を検知するセンサであり、建具に備えられるセンサとして機能する。降雨センサ5は、図2からわかるように、その検知信号を駆動部4aに送信することができるように接続されている。さらに降雨センサ5は建具制御装置10にもその検知信号を送信することができるように接続されている。
【0020】
なお、本実施形態ではセンサを具備する建具として天窓を挙げ、ここに備えられるセンサとして降雨センサを一例として挙げたが、これに限定されることはない。すなわち、建具として他の種類の建具が適用されてもよく、ここに備えられるセンサも1又は複数の各種センサであってもよい。センサの種類としては例えば室内外の温度、湿度、気圧、風向き、日照照度、照明照度、気流を検知するセンサ等がある。
【0021】
窓6は、センサを具備していない他の建具として備えられ、壁部分において室内外を連通可能に開閉する窓である。窓6は、受信部6a、駆動部6b、開閉部6cを有している。
受信部6aは、建具制御装置10からの信号を受信する部位である。当該受信は有線、無線を問わない。
駆動部6bは、受信部6aからの信号に基づき開閉部6cを電動で開閉させる部位であり、例えばモータや力伝達手段等が配置されている。
開閉部6cは、住宅1の躯体に取り付けられる枠、及び該枠内に配置されて駆動部6bからの駆動力を受けて開閉する開閉部材を有している。
【0022】
シャッター7は、センサを具備していない他の建具として備えられ、壁部分において室内外を連通可能に開閉できるシャッター装置である。シャッター7は、受信部7a、駆動部7b、開閉部7cを有している。
受信部7aは、建具制御装置10からの信号を受信する部位である。当該受信は有線、無線を問わない。
駆動部7bは、受信部7aからの信号に基づき開閉部7cを電動で開閉させる部位であり、例えばモータや力伝達手段等が配置されている。
開閉部7cは、住宅1の躯体に取り付けられる枠、及び該枠内に配置されて駆動部7bからの駆動力を受けて開閉する開閉部材を有している。
【0023】
温度センサ8は、温度を検知するセンサであり、建具とは無関係に個別に住宅1に配置される他のセンサとして機能する。温度センサ8は、その検知信号を建具制御装置10に送信することができるように構成されている。ここでは温度センサを例示したが、上記した降雨センサ5と同様、その種類は特に限定されることはない。また、このように建具と無関係に個別に配置されるセンサは必ずしも備えられている必要はない。
【0024】
建具制御装置10は、天窓3に備えられる降雨センサ5及び温度センサ8からの検知信号に基づき、センサを備えていない他の建具について、上記したセンサが具備されていたら必要であったであろう動作を決定する演算をし、その結果としての指令信号を窓6、シャッター7に出力する機器である。
建具制御装置10は、操作手段17及び情報処理手段20を備えている。
【0025】
操作手段17は、住宅1の室内側に配置され、利用者の操作に供される機器である。利用者は操作手段17に備えられる各種選択キー等を選択することにより、利用者の意思を建具制御装置10に反映させることができる。例えば操作手段17には、天窓3、窓6、シャッター7の開閉動作を指令する基本的な選択手段が具備されていることが好ましい。
このような操作手段17は、リモコン式や据え付け式等の種類が可能であるが、特に限定されるものでなく、公知のものを適用することができ、その形式は特に限定されるものではない。
【0026】
情報処理手段20は、受信手段21、中央演算子22、記憶手段23、RAM24、及び送信手段25を有して構成されている。
【0027】
受信手段21は、上記した天窓3に具備された降雨センサ5、住宅1に個別に設けられた温度センサ8、及び操作手段17からの信号を適切に取り入れる機能を有する部材であり、これらの手段が接続される。いわゆる入力ポート、入力コネクタ等もこれに含まれる。接続の態様は有線、無線を問わない。
【0028】
中央演算子22はいわゆるCPUであり、建具動作決定演算手段として機能する。従って後述する各種演算、及びこれにともなう判断はこの中央演算子22でおこなわれる。また、中央演算子22は、その他にも情報処理手段20に含まれる各部材に接続されて、これらを制御することができるように構成されている。すなわち、中央演算子22は、記憶媒体として機能する記憶手段23に記憶された各種プログラムを実行し、これに基づいてセンサが具備されていない他の建具の動作を決定するために演算をおこなう。
【0029】
記憶手段23は、中央演算子22でおこなわれる演算の根拠となる各種プログラムやデータが保存される記憶媒体として機能する部材である。また記憶手段23には、プログラムの実行により得られた中間、最終の各種結果を保存することができてもよい。
【0030】
RAM24は、中央演算子22による演算の作業領域や一時的なデータの記憶手段として機能する部材である。RAM24は、SRAM、DRAM、フラッシュメモリ等で構成することができ、公知のRAMと同様である。
【0031】
送信手段25は、得られた結果のうちセンサの備えられていない他の建具、すなわち窓6、シャッター7に対して動作をおこなうための指令信号を送信する機能を有する部材である。いわゆる出力ポート、出力コネクタ等もこれに含まれる。送信の態様は有線、無線を問わない。
【0032】
このような情報処理手段20を形成する具体的な態様の例としては、制御基板を挙げることができる。制御基板に備えられる受信手段及び送信手段を情報処理手段20の受信手段21及び送信手段25として用い、制御基板に備えられる記憶装置を記憶手段23として建具動作決定演算のためのプログラム、及びその他必要なプログラム等を記憶させておくことができる。そして各種演算や制御、指令は制御基板に備えられる中央演算子(CPU)が中央演算子22として機能し、記憶手段23に記憶された各種プログラムを実行することによりおこなわれる。
情報処理手段20の形態はこのような制御基板によるものに限定されることはないが、これによればホームサーバー等の高価なネットワーク環境を構築する必要がないので簡易な構成とすることができる。
【0033】
以上のように構成される建具制御装置10、建具システム2によれば、いずれかの建具に当初から備えられたセンサをネットワーク接続することによって共有することができる。従って、これによりその種のセンサを備えていない建具に対しても当該センサを備えていると同様に制御することが可能となる。そして、全ての建具に対して重複して別途センサを取り付ける必要がなくなり、工事、場所、及びそのための費用等を削減することができる。
【0034】
次に、建具制御装置10を具備する建具システム2の動作の一例について説明する。図3には、動作過程S10の流れを示した。図3からわかるように、動作過程S10は過程S11〜過程S24を含んでいる。動作過程S10では、過程S11で電源が入れられるとその動作を開始し、過程S12〜過程S24を繰り返しおこなうことにより、自動に情報を取得し、必要に応じて各動作をおこなう。以下各過程について詳しく説明する。
【0035】
動作過程S10で行われる各判断は、上記した建具制御装置10に備えられた記憶手段23に記憶されたプログラムに基づいて建具動作決定演算手段として機能する中央演算子22により演算される。また、少なくとも窓6、シャッター7への当該決定の結果に基づく開閉の指令信号は、建具制御装置10の送信手段25から窓6の受信部6a、シャッター7の受信部7aに送信されることにより行われる。そして窓6、シャッター7では当該指令信号に沿って動作する。
【0036】
過程S12は、天窓3に備えられた降雨センサ5から情報を取得し、降雨状態にあるか否かを判断する過程である。降雨状態にあるときには「Y」が選択され、過程S19に進む。一方、降雨状態にないときには「N」が選択され過程S13に進む。
【0037】
過程S13は、主に操作手段17からの指令信号に対して、開閉動作の途中の状態にある窓6、シャッター7の開閉部6c、7cの当該動作を停止する必要があるか否かを判断する過程である。ここで動作を停止する必要がなければ「N」が選択されて過程S15に進む。一方、過程S13で動作を停止する必要があると判断されれば「Y」が選択されて過程S14にて現在行われている動作が停止し、その後過程S15に進む。
【0038】
過程S15は、窓6、シャッター7に対する操作手段17からの指令信号に対して、又は過程S14で窓6、シャッター7の動作が停止した状態から開閉部6c、7cの開放動作が必要かについて判断する過程である。ここで開閉部6c、7cを開放させる必要がないと判断された場合は「N」が選択されて過程S17に進む。一方、過程S15で開閉部6c、7cを開放させる必要があると判断された場合は「Y」が選択されて過程S16にて開閉部6c、7cを開放させる動作が行われてその後に過程S17に進む。
【0039】
過程S17は、窓6、シャッター7に対する操作手段17からの指令信号に対して、又は過程S14で窓6、シャッター7の動作が停止した状態から開閉部6c、7cの閉鎖動作が必要かについて判断する過程である。ここで開閉部6c、7cを閉鎖させる必要がないと判断された場合は「N」が選択されて過程S12に戻る。一方、過程S17で開閉部6c、7cを閉鎖させる必要があると判断された場合は「Y」が選択されて過程S18にて開閉部6c、7cを閉鎖させる動作が行われてその後に過程S12に戻る。
【0040】
次に、上記した過程S12で降雨状態にあると判断されて「Y」が選択された場合について説明する。このときには過程S12から過程S19に進む。過程S19では、天窓3の閉鎖が必要であるかを判断する。過程S19にて天窓3の閉鎖が不要であると判断されれば「N」が選択されて過程S21に進む。一方、過程S19にて天窓3の閉鎖が必要であると判断されれば「Y」が選択され、過程S20にて天窓3の閉鎖が行われ、その後過程S21に進む。
天窓3はセンサを具備する建具であるから、当該過程S19における判断は天窓3に備えられる構成自身により行われる。
【0041】
過程S21では、窓6の閉鎖が必要であるかを判断する。過程S21にて窓6の閉鎖が不要であると判断されれば「N」が選択されて過程S23に進む。一方、過程S21にて窓6の閉鎖が必要であると判断されれば「Y」が選択され、過程S20にて窓6の閉鎖が行われ、その後過程S23に進む。
【0042】
過程S23では、シャッター7の閉鎖が必要であるかを判断する。過程S23にてシャッター7の閉鎖が不要であると判断されれば「N」が選択されて過程S12に戻る。一方、過程S23にてシャッター7の閉鎖が必要であると判断されれば「Y」が選択され、過程S24にてシャッター7の閉鎖が行われ、その後過程S12に戻る。
【0043】
以上のような動作過程S10からも、建具制御装置10、及び建具システム2が、上記した効果を奏するものであることがわかる。
【0044】
本発明は上記説明した実施形態に限られることなく、本発明の趣旨に反しない限り、変形することは可能である。変形の例としては次のような態様を挙げることができる。
【0045】
センサを備えていない他の建具の開閉部の開閉状態の情報を建具制御装置に送信することができるように構成してもよい。これにより、建具の開閉状態を把握した上で建具に対してより適切な動作をさせることができる。そのためには、センサを備えていない他の建具には、その開閉状態の情報を含んだ信号を送信する送信手段を備え、これを建具制御装置の受信手段で受信させることによりおこなえばよい。
【0046】
また、上記実施形態ではセンサを具備する建具は、ここに備えられるセンサからの検知信号に基づいて自身の判断により開閉することとしたが、これに限らずセンサを備える建具であっても建具制御装置からの指令に基づいて動作するように構成してもよい。これによればセンサを具備するか否かにかかわらず一括して建具を制御することができる。そのためには、センサを具備する建具にも受信手段を備え、建具制御装置から送信される信号を受信することが可能なように構成すればよい。
【0047】
また、上記した実施形態では、建具には備えられていない個別のセンサ(温度センサ8)を設けた。このような個別のセンサは必ずしも設ける必要はないが、より多くの種類のセンサ、及びこれに対応するプログラムを設けることで機能を新たに追加することが可能となる。例えば、トイレ等に設置して健康状態を検知することでヒートショックを和らげる制御等が考えられる。
【0048】
さらに、建具制御装置をクラウドシステムにつなげてネットワークを構成することにより、地域情報としても活用可能である。これによれば例えば地域における1軒ごとの降雨情報を収集して詳細な地域の降雨分布を作成することができる。
【符号の説明】
【0049】
1 住宅
2 建具システム
3 天窓(センサを具備する建具)
4 建具本体
5 降雨センサ(建具に備えられるセンサ)
6 窓(センサを具備しない他の建具)
7 シャッター(センサを具備しない他の建具)
8 温度センサ(他のセンサ)
10 建具制御装置
17 操作手段
20 情報処理手段
21 受信手段
22 中央演算子(建具動作決定演算手段)
23 記憶手段
24 RAM
25 送信手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の情報を検知するセンサを具備する建具の前記センサの検知信号を受信可能な受信手段と、
前記受信手段で受信した前記検知信号に基づいて、前記センサを具備していない他の建具について前記センサが具備されていたら必要であったであろう動作を演算する建具動作決定演算手段と、
を有する建具制御装置。
【請求項2】
さらに前記建具動作決定演算手段による前記演算の結果を前記他の建具に送信可能な送信手段を有する請求項1に記載の建具制御装置。
【請求項3】
前記受信手段は、前記建具に備えられた前記センサ以外の他のセンサによる検知信号も受信可能とされ、
前記建具動作決定演算手段は、前記他のセンサによる検知信号も含めて前記演算をおこなうことを特徴とする請求項1又は2に記載の建具制御装置。
【請求項4】
所定の情報を検知するセンサを具備する建具と、
前記センサを具備していない他の建具と、
前記センサからの検知信号を受信して前記他の建具に動作信号を送信する建具制御装置と、を備え、
前記建具制御装置は、
前記センサからの検知信号を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した前記検知信号に基づいて前記他の建具について前記センサが具備されていたら必要であったであろう動作を演算する建具動作決定演算手段と、を備える
建具システム。
【請求項5】
前記建具制御装置は、前記演算結果による前記動作信号を前記他の建具に送信する送信手段を備える請求項4に記載の建具システム。
【請求項6】
さらに前記センサとは異なる情報を検知する他のセンサを備え、
前記受信手段は、前記他のセンサによる検知信号も受信し、
前記建具動作決定演算手段は、前記他のセンサによる検知信号も含めて前記演算をおこなうことを特徴とする請求項4又は5に記載の建具システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2013−76248(P2013−76248A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−216249(P2011−216249)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【出願人】(302045705)株式会社LIXIL (949)
【Fターム(参考)】