説明

建具

【課題】扉体の防火性能を確保しつつ製造工程や製造装置の選択幅が拡大できる建具を提供すること。
【解決手段】支持体13によってパネルユニット12が支持されているので、火災の際に断熱材9が溶融したとしてもパネルユニット12が落下せず、火災時における内外の空間を遮断して延焼を防止するという防火性能が確保できる。さらに、複数のパネルユニット12が支持体13によって枠材7に位置決めされているので、固形板状の断熱材9を設置したり硬化前の断熱材9を注入したりなど、扉6の製造手順や製造装置の選択の幅が拡大でき、各種条件等に応じて製造手順や製造装置を選択することで、製造時間の短縮化や製造コストの低減などが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉自在に設けられる扉体を備えた建具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、玄関ドアなどの扉(扉体)として、枠材および断熱材の内外両側に面材を貼り付けたフラッシュ扉が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の扉には、複数箇所に明かり取りとして利用するための窓が設けられている。この窓は、内外の面材および断熱材に設けた開口部の内部に設置される窓枠体およびパネル体によって構成され、面材の開口部端縁に沿って設けた化粧額縁がパネル体に当接して保持することで、窓が位置決めされるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−297784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された従来の扉では、化粧額縁によって窓(パネル体)が位置決めされており、火災の際に化粧額縁や断熱材が溶融すると、窓が落下してしまう可能性がある。このため、火災時においても内外の空間を連通させずに延焼を防止するという防火性能が確保できないという問題がある。
また、従来の扉は、発泡スチロール等から固形板状に形成された断熱材を一方の面材に設置してから、この断熱材の開口部に窓(窓枠体およびパネル体)を設置し、その後、他方の面材で断熱材および窓を挟持して一体化するという手順で製造されるようになっている。このような従来の扉体では、固形の断熱材を用いて窓を位置決めする必要があるため、断熱材として硬化する前の発泡樹脂等を面材間に注入して充填するような製造手順の採用が困難となり、製造工程や製造装置が限定されてしまうという問題もある。
【0005】
本発明の目的は、扉体の防火性能を確保しつつ製造工程や製造装置の選択幅が拡大できる建具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の建具は、枠材と、この枠材に支持される内外一対の面材と、これら一対の面材間に設けられる断熱材とを有するとともに、開閉自在に支持される扉体を備えた建具であって、前記扉体には、前記一対の面材に設けられる複数の開口部と、これら複数の開口部に対応して前記一対の面材間に設けられる複数のパネルユニットと、これら複数のパネルユニットを支持する支持体と、を有して構成される複数のガラス開口が設けられ、前記複数のパネルユニットは、それぞれ四周枠組みされる金属枠と、この金属枠の内部に支持されるガラスパネルとを有して構成され、前記支持体は、前記枠材に連結されて前記複数のパネルユニットを支持可能に構成されていることを特徴とする。
【0007】
以上の本発明によれば、支持体によって複数のパネルユニットを支持することで、火災の際に断熱材が溶融したとしてもパネルユニットが落下せず、火災時における内外の空間を遮断して延焼を防止するという防火性能が確保できる。なお、支持体は、常時パネルユニットを支持していてもよく、また常時は支持せず火災等によって断熱材が溶融した場合にのみパネルユニットを支持するものでもよい。
また、金属枠とガラスパネルとを組み立ててユニット化したパネルユニットを複数形成し、これらのパネルユニットを支持体に支持させることで、複数のパネルユニットが位置決めされる。従って、断熱材として固形のものを用いて面材間に設置する製造手順も採用できるし、硬化前の断熱材を面材間に注入して充填させる製造手順も採用できるので、各種の製造工程や製造装置によって製造することができる。
なお、本発明の建具としては、枠体に回動開閉自在に扉体が支持されたドア等でもよく、枠体にスライド開閉自在に扉体が支持された引戸等でもよい。
【0008】
この際、本発明の建具では、前記枠材は、少なくとも上材および縦材を有して構成され、前記支持体は、前記上材に連結される第1支持部と、前記縦材に連結される第2支持部とを有し、これら第1および第2の支持部が互いに連結されて形成され、前記複数のパネルユニットのうち、いずれかのパネルユニットが前記第1支持部に位置決め可能に設けられ、他のパネルユニットが前記第2支持部に位置決め可能に設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、支持体の第1支持部を上材に連結することで、パネルユニットを上材から吊り下げ支持するとともに、第2支持部を縦材に連結することで、吊り下げ支持したパネルユニットの振れを防止することができ、パネルユニットを安定して支持することができる。
【0009】
さらに、本発明の建具では、前記複数のパネルユニットが前記金属枠を介して互いに連結されていることが好ましい。
このような構成によれば、複数のパネルユニット同士を連結したことで、各パネルユニットの位置ずれが防止できるとともに、連結したパネルユニット群の剛性を高めることができ、支持体で支持した状態を安定させることができる。
【0010】
また、本発明の建具では、前記パネルユニットは、前記複数の開口部のうち所定数にグループ化された複数の開口部に渡る大きさに形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、複数の開口部をグループ分けした複数に渡る大きさにパネルユニットを形成することで、それらのグループ化された開口部にてパネルユニットを共用化することができ、その金属枠やガラスパネルの加工に要する手間を軽減させることができる。この際、開口部のグループ分けとしては、例えば、縦方向に並んだ開口部をグループ化して縦に長いパネルユニットを形成してもよく、横方向に並んだ開口部をグループ化して横に長いパネルユニットを形成してもよく、また斜め方向に並んだ開口部をグループ化して斜めに長いパネルユニットを形成してもよい。さらには、縦横に並んだ所定数の開口部をグループ化し、これらの開口部を包含するようなサイズの矩形状にパネルユニットを形成してもよい。
【発明の効果】
【0011】
以上のような本発明の建具によれば、支持体によって複数のパネルユニットを支持することで、火災時にパネルユニットの落下を防止して防火性能が確保できるとともに、断熱材の材種や設置手順を任意に選択して扉体の製造工程や製造装置の選択幅を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態に係る建具を示す外観姿図である。
【図2】前記建具を示す縦断面図である。
【図3】前記建具を示す横断面図である。
【図4】前記建具における扉体の内部構造を説明する正面図である。
【図5】前記扉体の要部を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る建具である玄関ドア1を示す外観姿図である。図2および図3は、玄関ドア1を示す縦断面図および横断面図であり、それぞれ図1に矢視II−II線および矢視III−III線で示す断面図である。
図1〜図3において、玄関ドア1は、外壁開口部に固定される枠体であるドア枠2と、このドア枠2に開閉自在に支持される扉体としての扉6とを備えて構成されている。ドア枠2は、上枠3、下枠4および左右の縦枠5を有し、これらを四周枠組みして構成されている。扉6は、一方(図1の右側であり図3の左側)の縦枠5に3箇所の蝶番5Aを介して回動支持され、蝶番5Aの回動軸を中心にして室外側に開閉可能に構成されている。また、扉6の戸先側には、操作ハンドル6Aや施錠装置が設けられている。
【0014】
扉6は、図4にも示すように、上枠材7A、下枠材7Bおよび左右の縦枠材7Cを四周枠組みした枠材7と、この枠材7の室内外にそれぞれ固定される内外一対の面材としての金属製の表面材8(8A,8B)と、室内外の表面材8A,8B間に設けられる樹脂製の断熱材9とを備えて構成されている。断熱材9は、枠材7に隣接して表面材8A,8B間に設けられており、この断熱材9は、板状に成形された固形発泡樹脂等を適宜なサイズに切断したものを設置してもよく、また硬化前の樹脂を表面材8A,8B間に注入して充填してから硬化させたものでもよい。また、表面材8A,8Bは、それぞれ枠材7および断熱材9の室内側および室外側を覆って設けられ、折り曲げられた四周端縁が上枠材7A、下枠材7Bおよび左右の縦枠材7Cに固定されている。また、扉6には、図1に示すように、複数(本実施形態では、6箇所)のガラス開口10が設けられ、このガラス開口10を介して昼間の外光や夜間の照明光が透過できるようになっている。
【0015】
ガラス開口10は、図2〜図4にも示すように、内外一対の表面材8A,8Bに各々設けられた円形の開口部11(11A,11B)と、これらの開口部11A,11B間に設けられる複数のパネルユニット12と、上枠材7Aおよび一方の縦枠材7Cに連結されてパネルユニット12を支持する支持体13とを有して構成されている。複数(本実施形態では、3つ)のパネルユニット12は、それぞれ四周枠組みされたアルミ形材製の金属枠14と、この金属枠14の内部に支持された(複層ガラス)ガラスパネル15と、ガラスパネル15の四周端縁と金属枠14との間に設けられてガラスパネル15を保持するガスケット16(防火ガスケット)とを有して構成されている。金属枠14は、上框14A、下框14Bおよび左右の縦框14Cで構成されている。
【0016】
3つのパネルユニット12(12A,12B,12C)において、上框14Aが共有され、つまり3つのパネルユニット12A,12B,12Cは、共通の上框14Aによって互いに連結されている。このようにパネルユニット12A,12B,12C同士が共通の上框14Aで連結されているので、パネルユニット12A,12B,12Cの位置ずれが防止できるとともに、連結したパネルユニット12A,12B,12C群の剛性を高めることができ、支持体13で支持した状態を安定させることができる。
【0017】
また、複数のパネルユニット12のうち、図3の右側(吊り元側)に設けられるパネルユニット12Aは、上下に並設される3つの開口部11A,11Bに渡って上下に長く形成されている。図3の中央に設けられるパネルユニット12Bは、パネルユニット12Aと上端位置が揃えられるとともに、上下に並設される2つの開口部11A,11Bに渡って上下に長く形成されている。このように開口部11A,11Bに渡ってパネルユニット12A,12Bが設けられているので、その部材を共用化することができ、その金属枠14やガラスパネル15の加工に要する手間を軽減させることができる。一方、図3の左側(戸先側)に設けられるパネルユニット12Cは、パネルユニット12A,12Bと上端位置が揃えられるとともに、1つの開口部11A,11Bに対応した大きさで形成されている。また、各パネルユニット12の金属枠14は、それぞれに対応した複数または1つの開口部11A,11Bよりも大きく形成されており、開口部11の内周端縁とガラスパネル15との間には、隙間部材17およびシール材18が介挿されている。
【0018】
支持体13は、図5にも示すように、長尺薄板状の金属板材を全体略L字形に折り曲げ加工して形成され、上枠材7Aに連結されて上下に延びる第1支持部13Aと、一方(吊り元側)の縦枠材7Cに連結され左右に延びる第2支持部13Bとを有して構成されている。第1支持部13Aは、その上端部に固定用の第1折曲部13Cを有し、この第1折曲部13Cが上枠材7Aにビス止め固定されている。第2支持部13Bは、その側端部に固定用の第2折曲部13Dを有し、この第2折曲部13Dが縦枠材7Cにビス止め固定されている。そして、3つのパネルユニット12A,12B,12Cのうち、パネルユニット12Aは、その下端部(下框14Bや縦框14Cの下端部)が第2支持部13Bに当接して位置決めされ、パネルユニット12Cは、その側端部(縦框14Cや上框14Aの側端部、下框14Bの側端部)が第1支持部13Aに当接して位置決めされている。
【0019】
以上の支持体13によってパネルユニット12A,12B,12Cが支持されているので、火災の際に断熱材9が溶融したとしてもパネルユニット12が落下せず、火災時における内外の空間を遮断して延焼を防止するという扉6の防火性能が確保できる。また、支持体13の第1支持部13Aが上枠材7Aに連結され、第2支持部13Bが縦枠材7Cに連結されているので、互いに連結したパネルユニット12A,12B,12Cを上枠材7Aから吊り下げ支持するとともに、吊り下げ支持したパネルユニット12の左右方向の振れを防止することができ、パネルユニット12を安定して支持することができる。
【0020】
以上のように設置されたパネルユニット12A,12B,12Cおよび支持体13以外の部分において、表面材8A,8B間に断熱材9を充填する手順としては、以下に示す2通りの手順のいずれを選択してもよい。
先ず、枠材7を組み立てるとともにパネルユニット12を組み立ててから、枠材7の上枠材7Aおよび縦枠材7Cに支持体13の第1および第2の折曲部13Cを固定し、枠材7と支持体13とを一体化しておく。
【0021】
そして、第1の手順としては、枠材7の一方側に表面材8A,8Bの一方を固定してから、適宜な大きさに切断した固形板状の断熱材9をパネルユニット12A,12B,12Cおよび支持体13以外の部分に設置し、その後、各パネルユニット12A,12B,12Cを支持体13および断熱材9間に配置してから、表面材8A,8Bの他方を枠材7の他方側に固定することによって扉6の組立が完了する。
一方、第2の手順としては、枠材7の一方側に表面材8A,8Bの一方を固定するとともに、各パネルユニット12A,12B,12Cを所定位置に配置してから、表面材8A,8Bの他方を枠材7の他方側に固定し、各パネルユニット12A,12B,12Cを位置決めする。その後、適宜な注入手段を用いて硬化前の断熱材9を表面材8A,8B間に注入し、この断熱材9をパネルユニット12A,12B,12Cおよび支持体13以外の部分に行き渡らせてから、断熱材9を硬化させることによって扉6の組立が完了する。
【0022】
以上のように複数のパネルユニット12が支持体13および表面材8A,8Bによって位置決めされ、断熱材9によってパネルユニット12を位置決めする必要がないことから、固形板状の断熱材9を設置する製造手順によって扉6を組み立てたり、硬化前の断熱材9を表面材8A,8B間に注入して充填する製造手順によって扉6を組み立てたりすることができる。従って、扉6の製造手順や製造装置としての選択の幅が拡がることから、各種の建具に応じた扉6を効率的に製造することができるとともに、建具の設計条件や製造条件等に応じて製造手順や製造装置を選択することで、製造に係る時間を短縮化したり製造コストを低減したりすることが可能になる。
【0023】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、玄関ドア1を例示して説明したが、本発明の建具としては、玄関ドア1に限らず、扉体が回動開閉可能に設けられた開き戸形式の建具でもよく、また扉体がスライド開閉可能に設けられた引き戸形式の建具でもよい。さらに、本発明の建具は、出入り口用のものに限らず、開き窓や引違い窓等の任意の開閉形式を有した窓として利用されてもよい。
【0024】
また、前記実施形態では、支持体13を第1および第2の支持部13A,13Bから略L字形に形成し、第1支持部13Aを上枠材7Aに連結するとともに第2支持部13Bを縦枠材7Cに連結して構成したが、支持体としては、前記実施形態のものに限定されない。すなわち、支持体は、全体略コ字形に形成されて上枠材7Aに2箇所で連結されるものでもよく、また全体逆T字形に形成されるとともに上枠材7Aに1箇所で連結され縦枠材7Cに2箇所で連結されるものでもよい。さらに、支持体は、上枠材7Aに2箇所で連結されるとともに、縦枠材7Cにも2箇所で連結されていてもよい。ただし、前記実施形態のように、上枠材7Aおよび縦枠材7Cにそれぞれ1箇所ずつで連結される全体略L字形に支持体を形成することで、断熱材9を横切ることが少なくなることから、固形の断熱材9の切断加工が削減でき、また硬化前の断熱材9を隙間なく注入しやすくできるという利点がある。
【0025】
また、前記実施形態では、扉6に合計6箇所のガラス開口10を設けたが、ガラス開口10は、2箇所以上の複数箇所に設けられていればよい。そして、複数のガラス開口10において、開口部11のサイズは同一である必要はなく、異なるサイズのガラス開口10が複数箇所に設けられていてもよい。
また、前記実施形態では、3つの開口部11に渡る大きさでパネルユニット12Aを形成し、2つの開口部11に渡る大きさでパネルユニット12Bを形成したが、パネルユニット12Cのように、1つの開口部11に対応したパネルユニットを開口部11の数だけ設置してもよい。また、パネルユニット12A,12Bのように、上下に並設された開口部11に渡るものに限らず、左右に並設された開口部11に渡ってパネルユニットを設置してもよく、また斜めに並設された開口部11に渡ってパネルユニットを設置してもよい。
【0026】
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0027】
1…玄関ドア(建具)、6…扉(扉体)、7…枠材、7A…上枠材(上材)、7C…縦枠材(縦材)、8,8A,8B…表面材(面材)、9…断熱材、10…ガラス開口、11,11A,11B…開口部、12…パネルユニット、13…支持体、13A…第1支持部、13B…第2支持部、14…金属枠、15…ガラスパネル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠材と、この枠材に支持される内外一対の面材と、これら一対の面材間に設けられる断熱材とを有するとともに、開閉自在に支持される扉体を備えた建具であって、
前記扉体には、前記一対の面材に設けられる複数の開口部と、これら複数の開口部に対応して前記一対の面材間に設けられる複数のパネルユニットと、これら複数のパネルユニットを支持する支持体と、を有して構成される複数のガラス開口が設けられ、
前記複数のパネルユニットは、それぞれ四周枠組みされる金属枠と、この金属枠の内部に支持されるガラスパネルとを有して構成され、
前記支持体は、前記枠材に連結されて前記複数のパネルユニットを支持可能に構成されている建具。
【請求項2】
前記枠材は、少なくとも上材および縦材を有して構成され、前記支持体は、前記上材に連結される第1支持部と、前記縦材に連結される第2支持部とを有し、これら第1および第2の支持部が互いに連結されて形成され、
前記複数のパネルユニットのうち、いずれかのパネルユニットが前記第1支持部に位置決め可能に設けられ、他のパネルユニットが前記第2支持部に位置決め可能に設けられている請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記複数のパネルユニットが前記金属枠を介して互いに連結されている請求項1または請求項2に記載の建具。
【請求項4】
前記パネルユニットは、前記複数の開口部のうち所定数にグループ化された複数の開口部に渡る大きさに形成されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−180586(P2010−180586A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−23669(P2009−23669)
【出願日】平成21年2月4日(2009.2.4)
【出願人】(390005267)YKK AP株式会社 (776)
【Fターム(参考)】