説明

建設機械の駆動装置

【課題】高さ方向及び直径方向ともにコンパクトでありながら、傾斜地での作業時を含めて確実かつ十分なエアブリーザ機能を得る。
【解決手段】油圧または電動のモータ1の下方に潤滑油入りの減速機2を取付けて構成される旋回駆動装置において、モータ1と減速機2との間に乾式のブレーキ16を設ける。このブレーキ16のブレーキ室18を形成するブレーキハウジング17は、減速機室12とブレーキ室18とを仕切る仕切り壁22を有し、この仕切り壁22におけるモータ軸5に貫通される部分に軸封装置23を設け、この軸封装置23の微小な隙間を、潤滑油の流入を制限しつつ空気の出入りを許容する空気通路としてエアブリーザを構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はショベル等の建設機械において、駆動源としての油圧または電動のモータの回転力を減速機で減速して上部旋回体等の被駆動部に伝達する駆動装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ショベルの旋回駆動装置を例にとって背景技術を説明する。
【0003】
ショベルは、クローラ式の下部走行体上に上部旋回体が地面に対し鉛直な軸のまわりに旋回自在に搭載され、この上部旋回体に作業アタッチメントが取付けられて構成される。
【0004】
このショベルにおいて、上部旋回体を旋回させる旋回駆動装置は、駆動源としての油圧または電動のモータと、このモータの回転力を減速して被駆動部である上部旋回体に伝達する減速機とによって構成される。
【0005】
モータと減速機は、互いの中心軸(モータ軸と減速出力軸)が一致する状態で装置軸方向に並んで設けられ、モータが上となる縦置き姿勢でアッパーフレームに取付けられる。
【0006】
減速機は、ケーシングで囲まれた減速機室内にたとえばサン、プラネタリ、リング各ギヤを備えた一〜複数段の遊星歯車機構から成る減速機構が設けられて成り、この減速機の出力が、減速出力軸に設けられたピニオン、及び下部走行体のロワフレームに設けられた旋回ギヤを介して上部旋回体に伝えられる。
【0007】
減速機室には潤滑油が注入され、減速機構の潤滑作用が行われるが、運転中の油温の上昇による潤滑油の体積膨張によって油面が上昇し、この油面の上昇に伴って吹きこぼれが生じるおそれがある。また、減速機室の内圧が上昇してモータ軸のシールを傷めるおそれもある。
【0008】
そこで、特許文献1,2に示されているように、モータと減速機の連結部分に空気室と、この空気室を外部に連通させて大気圧相当に保持するエアブリーザとを設け、これらによって潤滑油の吹きこぼれ、及び内圧上昇によるシールの損傷を防止する(以下、この機能をエアブリーザ機能という)技術が公知である。
【0009】
一方、特許文献3には、風力発電設備のナセル旋回駆動装置において、モータと減速機との間にクラッチ・ブレーキを設け、このクラッチ・ブレーキの外周に空気室とエアブリーザを配置した構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2008−232270号公報
【特許文献2】特開2002−357260号公報
【特許文献3】特開2004−232500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上記特許文献1,2に記載された、エアブリーザ機能専用の空気室を設ける公知技術では、基本的に、モータと減速機との間に空気室を追加することによって装置全長(全高)寸法が大きくなるため、機械への搭載性が悪くなり、とくにショベルのように装置の占有スペースが高さ方向及び水平方向を問わず制限される機械には設置困難となる。
【0012】
従って、実機では空気室の高さ寸法が制限されるため、エアブリーザ機能が十分に果たされないおそれがある。
【0013】
なお、特許文献1に記載された公知技術では、この点をカバーするために、空気室を、減速機外部に設置したブァッファタンクに通路で接続し、このブァッファタンクを第2空気室兼エアブリーザとして兼用する構成がとられている。
【0014】
ところが、ブァッファタンクは、運転中に潤滑油面がすり鉢状になるように、潤滑油が流入することを前提として減速機の外側に設置されているため、傾斜地での作業時に、機械の傾斜によって潤滑油が同タンク内に流入し、直射日光等によって油温が上昇すると、内部エアが膨張し潤滑油が吹き出すおそれがある。
【0015】
つまり、エアブリーザ機能が十分に果たされないという問題はこの公知技術では解決できない。
【0016】
また、ブァッファタンクを外部に設置することで装置直径寸法が大きくなるため、機械への搭載性の点でも不利となる。
【0017】
一方、特許文献3に記載された、クラッチ・ブレーキの外周に空気室を形成する公知技術によると、十分なエアブリーザ機能が得られるエアボリュームを確保しようとすると、装置の高さ及び直径両方向の寸法が大きくなる。
【0018】
つまり、寸法制限の殆どない風力発電設備用としては実用可能であるが、寸法制限の厳しいショベル等の建設機械においては搭載困難となる。
【0019】
そこで本発明は、高さ方向及び直径方向ともにコンパクトでありながら、傾斜地での作業時を含めて確実かつ十分なエアブリーザ機能を得ることができる建設機械の駆動装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0020】
上記課題を解決する手段として、本発明においては、駆動源としての油圧または電動のモータの下方に、このモータの回転力を減速して被駆動部に伝達する減速機を、互いのモータ軸と減速出力軸の中心が一致する状態で装置軸方向に並んで設け、上記減速機は、ケーシングで囲まれた減速機室内に減速機構を収容するとともに潤滑油を注入した建設機械の駆動装置において、上記モータと減速機との間に、ブレーキハウジングで囲まれたブレーキ室内にブレーキ機構を収容して成る乾式のブレーキを設け、上記ブレーキハウジングは、上記減速機室とブレーキ室とを仕切る仕切り壁を有し、この仕切り壁に、上記モータ軸に貫通される部分をシールする軸封装置と、減速機室からブレーキ室への潤滑油の流入を制限しつつ両室間の空気の出入りを許容する空気通路を設け、かつ、上記ブレーキ室に、ブレーキ室内を大気に連通させるエアブリーザを設けたものである。
【0021】
この構成によると、ブレーキ室をエアブリーザの空気室として兼用するため、基本的にエアブリーザ専用の空気室を追加する必要がない。
【0022】
また、
(i) ブレーキ室は、ブレーキ機構を収容するのに十分な空間であって、元々、エアブリーザ機能を果たすのに十分なボリュームを備えていること、
(ii) ブレーキ室を減速機室に対して仕切り壁と軸封装置とによって区画し、潤滑油の流入を制限できるため、ブレーキ室全体を空気室として機能させ得ること
の二点により、ブレーキ室を装置高さ方向にも直径方向にもことさら拡張する必要がない。
【0023】
従って、高さ方向及び直径方向にコンパクトでありながら、十分なエアブリーザ機能を確保することができる。このため、ショベル等のスペース制約の厳しい建設機械に対する搭載性が良くなる。
【0024】
また、
(a) 仕切り壁のモータ軸貫通部分に軸封装置を設けたこと、
(b) 空気通路は潤滑油の流入を制限するものであること、
(c) 前記のように運転中は潤滑油面がすり鉢状、すなわち、装置外周側の油面が高く、内周側の油面が低くなるため、内周側の空気通路からの潤滑油の流入のリスクが低いこと
により、ブレーキ室が潤滑油で浸されるおそれがない。このため、傾斜地での作業時にもエアブリーザ機能を確保し、潤滑油の吹き出しを確実に防止することができる。
【0025】
本発明において、上記ブレーキ室の底面を、上記モータ軸の周囲を含む内周部が外周部よりも低くなる凹状に形成し、上記内周部に上記空気通路を設けるのが望ましい(請求項2)。
【0026】
この構成によれば、もしブレーキ室に潤滑油が入った場合でも、その潤滑油が空気通路を通じて減速機室に戻り易くなる。
【0027】
また、本発明において、上記軸封装置として、上記モータ軸との間に上記空気通路としての微小な隙間が形成される非接触型の密封装置を設けるのが望ましい(請求項3)。
【0028】
この構成によれば、運転中、潤滑油面が最も低くなるとともに傾斜状態でも油没するおそれの低いモータ軸貫通部分に空気通路があるため、ブレーキ室内への潤滑油の流入を制限する点、及び空気通路を確保する点の効果が高くなる。
【0029】
これにより、一層確実なエアブリーザ機能を得ることができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明によると、高さ方向及び直径方向ともにコンパクトで搭載性にすぐれながら、傾斜地での作業時を含めて確実かつ十分なエアブリーザ機能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施形態に係る旋回駆動装置の断面図である。
【図2】図1の一部を拡大した図である。
【図3】図2の一部をさらに拡大した図である。
【図4】機械が傾斜した状態での潤滑油の状況を示す図2相当図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
実施形態は、ショベルの旋回駆動装置を適用対象としている。
【0033】
但し、本発明はショベル以外の建設機械を含めて、旋回駆動装置と同様にモータと潤滑油入りの減速機を、互いのモータ軸と減速出力軸の中心が一致する縦置き状態で装置軸方向に並んで設けられる他の駆動装置にも以下同様に適用することができる。
【0034】
この旋回駆動装置は、基本的には、図1に示すように駆動源としての油圧または電動のモータ1と、このモータ1の回転力を減速して被駆動部である上部旋回体に伝達する減速機2とが装置軸方向に並設されて構成される。
【0035】
モータ1はモータハウジング3、減速機2は筒状のケーシング4をそれぞれ備え、モータ1を上にして、互いのモータ軸5と減速出力軸6の中心が装置軸方向(上下方向)に一致する縦置き状態で、モータハウジング3の下端に設けられたフランジ3aとケーシング4とが複数本の連結ボルト7で連結される。
【0036】
減速機2の下端には、減速出力軸6を回転自在に支持する軸受(符号省略)を内部に備えたシャフト支持部8が設けられ、このシャフト支持部8の下部外周に設けられた取付フランジ9が上部旋回体のアッパーフレーム10に取付ボルト11…によって取付けられる。
【0037】
減速機2は、ケーシング4で囲まれた減速機室12内に、同軸上に並設された一〜複数段の遊星歯車機構(図例では二段、以下、この場合で説明する)13,14が収容されるとともに、ほぼ全長範囲に亘り潤滑油Oが注入されて構成される。
【0038】
この潤滑油Oの油面は、停止時には水平となり(図1,2中のO1)、運転中は遠心力により外周側がせり上がるすり鉢状となる(同、O2)。
【0039】
両遊星歯車機構13,14は、それぞれサンギヤS1,S2と、キャリアC1,C2を介してこのサンギヤS1,S2の周りに設けられた複数のプラネタリギヤP1,P2と、ケーシング4の内周に設けられたリングギヤRとから成り、周知のようにプラネタリギヤP1,P2が自転しながら公転運動を行うことによってモータ回転を減速し、その出力が、減速出力軸6の下端に設けられたピニオン15及びこれと噛み合う旋回歯車(リングギヤ。図示省略)を介して被駆動部であるアッパーフレーム10(上部旋回体)に伝達される。
【0040】
モータ1と減速機2との間には、モータ軸5にブレーキ力を加える乾式のブレーキ16が設けられている。
【0041】
このブレーキ16は、図2に拡大して示すように、ブレーキハウジング17で囲まれたブレーキ室18内にブレーキ機構が収容されて成る。
【0042】
ブレーキ機構は、モータ軸5にスプライン結合されたブレーキディスク19と、バネ20によりブレーキディスク19に押し付けられてブレーキ力を発揮させるブレーキパッド21とを備え、外部からの油圧供給時にブレーキパッド21がブレーキディスク19から離れてブレーキ解放するネガティブブレーキとして構成されている。
【0043】
ブレーキハウジング17は、減速機室12とブレーキ室18とを仕切るリング状の仕切り壁22を有し、この仕切り壁22の中央部にモータ軸5の周囲を密封する軸封装置23が設けられている。
【0044】
この軸封装置23は、図3にさらに拡大して示すようにリング状のシールプレート24の内周に複数の油溝24a…を設けた「油溝シール構造」であって、モータ軸5の外周面との間に微小な隙間25が形成される非接触型の密封装置として構成され、隙間25が、減速機室12からブレーキ室18への潤滑油Oの流入を制限しつつ両室間の空気の出入りを許容する空気通路となる(以下、隙間25を空気通路という)。
【0045】
なお、モータ軸5の外周面にも油溝を設けた油溝シール構造としてもよいし、油溝を設けないでモータ軸5との間に隙間のみを形成した「すきまシール構造」としてもよい。
【0046】
あるいは、ラビリンス通路をラジアル方向に形成した「ラジアルラビリンスシール構造」や、ラビリンス通路を斜めに形成した「調心形ラビリンスシール構造」をとってもよい。
【0047】
こうして、仕切り壁22とシールプレート24とによってブレーキ室18の底壁が形成され、減速機室12とブレーキ室18とが空気通路25のみによって連通した状態となる。
【0048】
ここで、シールプレート24は、仕切り壁22との間に段差が形成される状態で仕切り壁下面側に取付けられている。
【0049】
これにより、ブレーキ室底面が、モータ軸周囲を含む内周部が外周部よりも低くなった凹状に形成されている。
【0050】
一方、ブレーキハウジング17の側壁部分にトンネル状のエアブリーザ通路26が水平に設けられるとともに、同ハウジング外部に、同通路26を外部に連通させるエアブリーザ筒27が上向き煙突状に設けられている。
【0051】
また、ブレーキ機構を構成するブレーキディスク19とブレーキパッド21の相接する面の一方(または双方)に、ブレーキ室18をエアブリーザ通路26に連通させる連通路28(図2のみに符号を付す)が設けられ、これらにより、ブレーキ室18を大気に連通させてエアブリーザ機能を果たすエアブリーザが構成されている。
【0052】
図2,3中、破線矢印はこのエアブリーザによって減速機室12からブレーキ室18を通って外部に抜ける空気の流れを示す。
【0053】
この旋回駆動装置によると、ブレーキ室18をエアブリーザの空気室として兼用するため、基本的にエアブリーザ専用の空気室を追加する必要がない。
【0054】
また、
(i) ブレーキ室18は、ブレーキ機構を収容するのに十分な空間であって、元々、エアブリーザ機能を果たすのに十分なボリュームを備えていること、
(ii) ブレーキ室18を減速機室12に対して仕切り壁22と軸封装置23とによって区画し、潤滑油の流入を制限できるため、ブレーキ室18全体を空気室として機能させ得ること
の二点により、ブレーキ室18を、装置高さ方向にも直径方向にも本来のブレーキ室として必要な寸法以上に拡張する必要がない。
【0055】
従って、高さ方向及び直径方向にコンパクトでありながら、十分なエアブリーザ機能を得ることができる。
【0056】
このため、スペースの制約の厳しいショベルへの搭載性が良くなる。
【0057】
また、前記のように運転中は潤滑油面がすり鉢状となるため、モータ軸貫通部分からの潤滑油Oの流入のリスクが低い上に、このモータ軸貫通部分に軸封装置23を設けてブレーキ室18を減速機室12と区画し、潤滑油Oの流入を制限する空気通路25のみによって両室12,18を連通させているため、運転中、ブレーキ室18が潤滑油Oで浸されるおそれがない。
【0058】
さらに、モータ軸貫通部分に空気通路25を設けたことにより、図4に示すように傾斜地で機械が傾いた状態での作業時にも空気通路25及びブレーキ室18が潤滑油Oで浸されるおそれがない。
【0059】
このため、傾斜地での作業時を含めて常にエアブリーザ機能を確保し、潤滑油の吹き出しを確実に防止することができる。
【0060】
加えて、ブレーキ室18の底面を、内周部が外周部よりも低くなる凹状に形成しているため、もしブレーキ室18に潤滑油Oが入った場合でも、その潤滑油Oが空気通路25を通じて減速機室12に戻り易くなる。
【0061】
ところで、上記実施形態では、最も望ましい実施形態として非接触型の密封装置である軸封装置23に元々形成される隙間を空気通路25として利用する構成をとったが、この空気通路25に加えて、あるいは代えて、ブレーキ室底壁(仕切り壁22及びシールプレート24の一方または双方)に空気通路を設けてもよい。
【0062】
この場合も、空気通路は、たとえばラビリンス状とし、ストレート穴であれば小径とする等、潤滑油の流入を制限しつつ空気の出入りを許容する状態で設ける必要がある。
【0063】
また、減速機2の減速機構を一段のみの遊星歯車機構で構成してもよいし、遊星歯車機構以外の歯車機構で構成してもよい。
【符号の説明】
【0064】
1 モータ
2 減速機
4 減速機のケーシング
5 モータ軸
6 減速出力軸
7 モータと減速機を連結するボルト
10 被駆動部としてのアッパーフレーム
12 減速機室
13,14 減速機を構成する遊星歯車機構
O 潤滑油
16 乾式のブレーキ
17 ブレーキハウジング
18 ブレーキ室
19 ブレーキ機構を構成するブレーキディスク
20 同、バネ
21 同、ブレーキパッド
22 仕切り壁
23 軸封装置
24 軸封装置を構成するシールプレート
24a 同、油溝
25 軸封装置の隙間である空気通路
26 エアブリーザを構成するエアブリーザ通路
27 同、エアブリーザ筒
28 同、連通路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動源としての油圧または電動のモータの下方に、このモータの回転力を減速して被駆動部に伝達する減速機を、互いのモータ軸と減速出力軸の中心が一致する状態で装置軸方向に並んで設け、上記減速機は、ケーシングで囲まれた減速機室内に減速機構を収容するとともに潤滑油を注入した建設機械の駆動装置において、上記モータと減速機との間に、ブレーキハウジングで囲まれたブレーキ室内にブレーキ機構を収容して成る乾式のブレーキを設け、上記ブレーキハウジングは、上記減速機室とブレーキ室とを仕切る仕切り壁を有し、この仕切り壁に、上記モータ軸に貫通される部分をシールする軸封装置と、減速機室からブレーキ室への潤滑油の流入を制限しつつ両室間の空気の出入りを許容する空気通路を設け、かつ、上記ブレーキ室に、ブレーキ室内を大気に連通させるエアブリーザを設けたことを特徴とする建設機械の駆動装置。
【請求項2】
上記ブレーキ室の底面を、上記モータ軸の周囲を含む内周部が外周部よりも低くなる凹状に形成し、上記内周部に上記空気通路を設けたことを特徴とする請求項1記載の建設機械の駆動装置。
【請求項3】
上記軸封装置として、上記モータ軸との間に上記空気通路としての微小な隙間が形成される非接触型の密封装置を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の建設機械の駆動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−122552(P2012−122552A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−274465(P2010−274465)
【出願日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(000246273)コベルコ建機株式会社 (644)
【Fターム(参考)】