説明

弁のシール構造

【課題】長期に亘って高い密閉性を維持でき、閉弁させる際にも異音の発生し難い弁のシール構造を提供すること。
【解決手段】ケーシング内の流路の軸線L上に弁座24と弁体31とが対向して設けられ、弁座24の内周縁24Aは、断面円弧状の凸面に形成され、弁座24の座面24Bは、軸線Lと交差する方向へ広がる平面状に形成され、弁体31には、弁座24内側の弁孔25を密閉可能なシール部材32が設けられ、シール部材32の外周側には、弁孔25の中心側へ向かって縮径するテーパ状の斜面部32Aと、弁座24の座面24Bに対向し、斜面部32Aの径大側外周から軸線Lと交差する方向へ広がる平面部32Bとが設けられ、弁体31を弁座24側へ移動させた際、斜面部32Aが弁座24の内周縁24Aに接触した後、平面部32Bが弁座24の座面24Bに接触するように構成された。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、弁体を弁座に当接させて流路を閉塞する弁のシール構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の弁において、ケーシングの流路内に収容された弁体を弁座に当接させることで流路を閉塞するように構成され、弁体には、弁座の座面に密接可能なシール部材が環設され、そのシール部材の外周面が、弁座内側の弁孔中心側へ向かって縮径するテーパ状に形成されており、弁体を弁座側へ移動させた際に、テーパ状に形成された弁座の座面に対してシール部材の外周面が面接触することで、弁孔の密閉性を保持するものが知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−38336号公報
【特許文献2】特開2005−282636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記従来のシール構造では、弁体が弁座へ近接した状態において、シール部材の外周面と弁座の座面との間の比較的広い範囲で狭幅部が形成される。そのため、弁体と弁座との間の流路が狭まっていくと、それに従ってそこを流れる流体の流速が上昇して狭幅部全体が負圧となり、弁体が弁座側へ過剰に引き込まれる。その結果、弁体の閉弁時に異音の原因となる異常な振動を引き起こし易くなる。
【0005】
そこで、図6に示すように、弁座91の内周縁92を断面円弧状の凸面とし、弁体93が弁座91へ近接した状態において、その内周縁92とシール部材94のテーパ面95との間の比較的狭い範囲に狭幅部が形成されるよう構成したものが考えられる。
【0006】
しかしながら、このような構成とした場合、閉弁後に一次側の流路96から弁体93を弁座91側へ押し付ける圧力によって、弁座91の内周縁92とシール部材94のテーパ面95との接触部に対して斜め方向から一点集中的に荷重がかかるから、その接触部が経年的に変形し、弁孔97の密閉性の低下を招く虞がある。
【0007】
また、このものでは、弁体93と弁座91との間隙が、一次側の流路96から弁孔97へ向かうにつれてテーパ状に縮幅する構成であるため、ベンチュリ効果によってその間隙の狭幅部S9で流速が急上昇し、図7中の等圧線(点線)で示したように、狭幅部S9の周辺の圧力が急激に低下する。その結果、狭幅部S9の周辺で異音の原因となるキャビテーションを引き起こす虞もある。
【0008】
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、長期に亘って高い密閉性を維持でき、閉弁させる際にも異音の発生し難い弁のシール構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、ケーシング内の流路の軸線上に弁座と弁体とが対向して設けられ、
弁座の内周縁は、断面円弧状の凸面に形成され、弁座の座面は、前記軸線と交差する方向へ広がる平面状に形成され、
弁体には、弁座内側の弁孔を密閉可能なシール部材が設けられ、シール部材の外周側には、弁孔の中心側へ向かって縮径するテーパ状の斜面部と、弁座の座面に対向し、前記斜面部の径大側外周から前記軸線と交差する方向へ広がる平面部とが設けられ、
弁体を弁座側へ移動させた際、前記斜面部が弁座の内周縁に接触した後、前記平面部が弁座の座面に接触するように構成されたものである。
【0010】
このものでは、まずシール部材の斜面部が弁座の内周縁に点接触し、その後さらにシール部材の平面部が弁座の座面に面接触するように構成されているから、閉弁後に弁体へ加わる圧力が、上記面接触部に対して垂直方向から分散して荷重がかかる。これにより、シール部材の経年的な変形が抑制される。
【0011】
また、弁体が弁座へ近接した状態において、弁体と弁座との間には、弁座の座面とシール部材の平面部とで挟まれ、弁体外側から軸線中央へ向かう等幅部と、弁座の内周縁とシール部材の斜面部とで挟まれ、等幅部から弁孔へ向かう縮幅部とが形成されるから、弁体と弁座との間隙における流速は、上記縮幅部で急上昇しないで、等幅部から縮幅部へ移るにつれて徐々に上昇する。よって、その間隙における圧力も、等幅部から縮幅部へ移るにつれて徐々に低下する。これにより、異音の原因となる縮幅部周辺でのキャビテーションの発生も抑制される。
【0012】
さらに、シール部材の斜面部が弁座の内周縁に点接触した後で、シール部材の平面部が弁座の座面に面接触するように構成したことで、上記間隙における負圧度合が高まる前に、シール部材と弁座との点接触によって弁孔が密閉されるから、弁体が弁孔側へ過剰に引き込まれ難い。これにより、異音の原因となる弁体の振動も抑制される。
【0013】
上記弁のシール構造において、弁体は、バネの弾性力によって弁座側へ付勢されたものであるのが望ましい。
【0014】
このものでは、一定の押圧力によってシール部材が弁座へ押し付けられるから、点接触部や面接触部の経年的な変形が一層抑制される。
【0015】
上記弁のシール構造において、前記斜面部と平面部とを繋ぐコーナ部は、前記内周縁より大径の断面円弧状の凹面に形成されたものであるのが望ましい。
【0016】
このものでは、弁体と弁座との間隙が上記等幅部から縮幅部へ向かって連続的に縮幅することになり、弁孔へ移るにつれて上記間隙における圧力が徐々に低下するから、縮幅部周辺でのキャビテーションの発生が一層抑制される。また、弁体が弁孔側へ過剰に引き込まれることを起因とする弁体の振動も一層抑制される。
【発明の効果】
【0017】
以上のように、本発明のシール構造によれば、閉弁させる際に異音が発生し難く、閉弁後も高い密閉性を長期に亘って維持できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施の形態に係る弁のシール構造を備えた三方弁の概略断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る弁のシール構造を備えた三方弁のシール部材周辺の概略断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る弁のシール構造において、シール部材と弁座とが点接触した状態を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る弁のシール構造において、シール部材と弁座とが面接触した状態を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る弁のシール構造において、シール部材周辺の圧力分布を示す図である。
【図6】本発明の前提技術となる弁のシール構造を示すシール部材周辺の断面図である。
【図7】本発明の前提技術となる弁のシール構造において、シール部材周辺の圧力分布を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
【0020】
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る弁のシール構造を備えた三方弁1は、その外郭を構成するケーシング10の外周に、配管を接続するための三つのポート11,12,13を有している。
【0021】
二次側の配管が接続される第1のポート11および第2のポート12は、一次側の配管が接続される第3のポート13の配設面と反対側の面に並設されている。また、ケーシング10の内部には、第1のポート11からケーシング10の中心線(以下、「軸線」という)Lへ向かって延びる第1の流路21と、第2のポート12から上記軸線Lへ向かって延びる第2の流路22と、第3のポート13から軸線Lへ向かって延びる第3の流路23とが形成されている。
【0022】
第3の流路23の第1の流路21側および第2の流路22側の壁面には、それぞれに円形の弁座24が形成されており、第3の流路23は、この弁座24内側の弁孔25を通じて第1の流路21および第2の流路22に繋がっている。
【0023】
上記各弁孔25は、相互に対向する位置に設けられており、それら弁孔25の中心には、ケーシング10の一端側から上記軸線Lに沿ってシャフト30が挿通されている。このシャフト30の一端は、ケーシング10の一端側に突出しており、さらにその端部には、図示しないモータが連結される。一方、シャフト30の他端で且つ第3の流路23内の弁孔25と対向する位置には、二つの略円錐台状の弁体31がそれら底面相互を突き合わせた状態で取り付けられている。
【0024】
従って、図示しないモータの駆動力によってシャフト30を軸線L方向へ移動させると、二つの弁体31は、同時に第3の流路23内を上記軸線Lに沿って移動して一方の弁座24へ当接、他方の弁座24から離間する。そして、このように弁体31の位置を制御することで、二つの弁孔25相互の開度比率が調整され、第1の流路21および第2の流路22への分流割合が調整される。
【0025】
弁体31の外周面310は、第3の流路23側から弁孔25の中心へ向かって縮径するテーパ状に形成されており、この外周面310における弁座24との対向部には、弾性素材で形成され且つ弁座24に密接可能なシール部材32が環設されている。
【0026】
図1において、両弁体31の各上面側には、弁体31を位置決め状態で支持するEリング33がシャフト30に形成した溝に嵌入されている。また、両弁体31の各底面側には、シャフト30の外周に沿って凹部34が形成されており、これら二つの弁体31の凹部34相互間には、コイル状の圧縮バネ35が挟装されている。即ち、二つの弁体31は、この圧縮バネ35の弾性力によりそれぞれ離反する方向へ付勢された状態でEリング33相互間に配設されている。さらに、弁体31の底面相互間には、所定の遊間Cが設けられている。
【0027】
従って、シャフト30をその一端側へ移動させると、弁体31のシール部材32が弁座24に当接する。そして、その位置からさらに弁体31が弁座24側へ押し付けられると、遊間Cの形成範囲内でシール部材32へ加わる反力が圧縮バネ35の弾性によって吸収される。一方、弁体31の弁座24に対する押圧力は一定に制限される。
【0028】
図2に示すように、弁座24の内周縁24Aは、断面円弧状の凸面に形成されている。また、弁座24の座面24Bは、弁孔25の周方向へ広がる平面状に形成されている。
【0029】
一方、シール部材32の弁座24側の面には、弁孔25の中心側へ向かって縮径するテーパ状の斜面部32Aが設けられている。斜面部32Aは、弁体31の中心軸となる軸線Lに対して45度傾斜しており、この斜面部32Aの略中央に弁座24の内周縁24Aが対向している。
【0030】
また、斜面部32Aの径大側の外周には、弁座24の座面24Bと略平行、即ち、弁体31の周方向へ広がる平面部32Bが形成されており、この平面部32Bに弁座24の座面24Bが対向している。
【0031】
従って、弁体31が弁座24側へ移動すれば、シール部材32の斜面部32Aと弁座24の内周縁24Aとの距離、および、シール部材32の平面部32Bと弁座24の座面24Bとの距離が共に徐々に縮まっていき、図3に示すように、シール部材32の斜面部32Aが弁座24の内周縁24Aへ点接触し、弁孔25を密閉する。尚、この点接触状態において、シール部材32の平面部32Bと弁座24の座面24Bとは接触しておらず、所定幅の隙間が確保されている。そして、この状態からさらに弁体31がバネ35の弾性力に抗して弁座24側へ押し込まれると、図4に示すように、シール部材32の平面部32Bが弁座24の座面24Bへ面接触し、より広範囲で弁孔25を密閉する。
【0032】
図5に示すように、シール部材32の斜面部32Aは、平面状に形成されており、その斜面部32Aから平面部32Bへ至るコーナ部32Cは、弁座24の内周縁24Aより大径の断面円弧状の凹面に形成されている。また、平面部32Bの外周縁32Dは、弁座24の内周縁24Aと略同径の断面円弧状の凸面に形成されている。
【0033】
即ち、弁体31が弁座24に近接した状態において、その弁体31と弁座24との間には、シール部材32の平面部32Bと弁座24の座面24Bとで挟まれた等幅部S1と、シール部材32の斜面部32Aと弁座24の内周縁24Aとで挟まれた縮幅部S2とが形成される。この等幅部S1は、第3の流路23から弁体31の中心側へ向かって延設され、縮幅部S2は、上記等幅部S1から弁孔25へ向かって連続的に且つ緩やかに縮幅している。
【0034】
従って、弁体31と弁座24との間隙における流速は、縮幅部S2で急上昇しないで、等幅部S1から縮幅部S2へ移るにつれて徐々に上昇する。そして、圧力解析によれば、図5中の等圧線(点線)で示したように、弁体31と弁座24との間隙における圧力も、弁孔25へ移るにつれて徐々に低下する。これにより、図7に示した形状のものに比べて、弁体31と弁座24との間隙における圧力変化が緩やかになっていることが確認された。
【0035】
さらに、シール部材32の斜面部32Aは、弁体31の外周面310より一段内側へ奥まって配置されており、この等幅部S1と縮幅部S2との間に形成された段差部S3によって、等幅部S1から縮幅部S2への流体の流れを失速させ、縮幅部S2の周囲における圧力の急激な低下を抑制している。
【0036】
このように、上記実施の形態によれば、弁体31を弁座24側へ移動させた際、シール部材32の斜面部32Aが弁座24の内周縁24Aへ点接触した後、さらにシール部材32の平面部32Bが弁座24の座面24Bへ面接触するように構成されているから、閉弁後に弁体31へ加わる圧力が、上記面接触部に垂直方向から分散して荷重がかかる。これにより、シール部材32の経年的な変形が抑制され、長期に亘って高い密閉性を維持できる。
【0037】
また、上記構成を採用したことによって、等幅部S1での負圧度合が高まる前に、シール部材32と弁座24との点接触によって弁孔25が密閉されるから、弁体31が弁孔25側へ過剰に引き込まれることを起因とする弁体31の振動も抑制される。従って、閉弁させる際に異音が発生し難い。
【0038】
さらに、弁体31と弁座24との間隙における圧力が、等幅部S1から縮幅部S2へ移るにつれて徐々に低下するから、縮幅部S2周辺でのキャビテーションの発生も抑制される。従って、閉弁させる際に異音がより発生し難い。
【0039】
また、弁体31を圧縮バネ35の弾性力によって弁座24側へ付勢する構成としたことによって、一定の押圧力によってシール部材32が弁座24へ押し付けられるから、点接触部や面接触部の経年的な変形が一層抑制され、より長く高い密閉性を維持できる。
【0040】
また、等幅部S1と縮幅部S2との間に段差部S3を設けたことによって、流体の流れを失速させ、縮幅部S2の周囲における圧力の急激な低下が抑制されるから、縮幅部S2周辺でのキャビテーションの発生が一層抑制される。従って、閉弁させる際に異音がより発生し難い。
【0041】
また、弁座24の内周縁24Aを断面円弧状の凸面に形成し、シール部材32の斜面部32Aおよびその斜面部32Aと平面部32Bとを繋ぐコーナ部32Cを内周縁24Aより大径の断面円弧状の凹面に形成したことによって、弁体31と弁座24との間隙における圧力が、等幅部S1から縮幅部S2へ移るにつれて徐々に低下するから、縮幅部S2周辺でのキャビテーションの発生が一層抑制されるし、弁体31が弁孔25側へ過剰に引き込まれることを起因とする弁体31の振動も一層抑制される。従って、閉弁させる際に異音がより発生し難い。
【0042】
[その他]
尚、シール部材32の斜面部32Aの傾斜角は、弁体31の中心軸(軸線L)に対して45度から60度の範囲内で設定するのが望ましいが、斜面部32Aから平面部32Bへ至るコーナ部32Cより大径の断面円弧状の凹面に形成したものであっても良い。
【0043】
このものでは、斜面部32Aが弁座24に接触した際、その接触面に対して過剰な負荷がかかり難いから、その接触面の経年的な変形が一層抑制される。従って、弁孔25の密閉性をより長く維持できる。
【0044】
上記実施の形態では、本発明の弁のシール構造を有する三方弁1を分流弁として利用する場合を説明したが、第1の流路21および第2の流路22へ各別に供給された流体を第3の流路23へ混合して送り出す混合弁としても利用可能である。
【0045】
また、本発明の弁のシール構造は、上記実施の形態で説明した三方弁に限らず、一経路の流量を調整するための流量調整弁や、流量調整機能を有しない単なる開閉弁にも適用できる。
【符号の説明】
【0046】
10・・・ケーシング
24・・・弁座
24A・・・弁座の内周縁
24B・・・弁座の座面
25・・・弁孔
31・・・弁体
32・・・シール部材
32A・・・シール部材の斜面部
32B・・・シール部材の平面部
L・・・軸線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーシング内の流路の軸線上に弁座と弁体とが対向して設けられ、
弁座の内周縁は、断面円弧状の凸面に形成され、弁座の座面は、前記軸線と交差する方向へ広がる平面状に形成され、
弁体には、弁座内側の弁孔を密閉可能なシール部材が設けられ、シール部材の外周側には、弁孔の中心側へ向かって縮径するテーパ状の斜面部と、弁座の座面に対向し、前記斜面部の径大側外周から前記軸線と交差する方向へ広がる平面部とが設けられ、
弁体を弁座側へ移動させた際、前記斜面部が弁座の内周縁に接触した後、前記平面部が弁座の座面に接触するように構成された、弁のシール構造。
【請求項2】
請求項1に記載の弁のシール構造において、
弁体は、バネの弾性力によって弁座側へ付勢された、弁のシール構造。
【請求項3】
請求項1または2に記載の弁のシール構造において、
前記斜面部と平面部とを繋ぐコーナ部は、前記内周縁より大径の断面円弧状の凹面に形成された、弁のシール構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−225353(P2012−225353A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−90705(P2011−90705)
【出願日】平成23年4月15日(2011.4.15)
【出願人】(000115854)リンナイ株式会社 (1,534)
【Fターム(参考)】