説明

弱毒ウシウイルス性下痢ウイルスを含む混合ワクチン

本発明はウシで微生物学的感染を予防及び治療する混合ワクチンに関し、前記ワクチンは、ウシウイルス性下痢ウイルス(BVDV)感染の予防及び治療を目的とする弱毒BVDV、並びにBVDV以外の微生物学的感染の予防及び治療を目的とするさらに別の免疫学的に活性な成分を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下のa)及びb)を含む、微生物学的感染に対してウシを治療及び/又は予防するための混合ワクチン:
a)糖タンパク質Ernsのためのコード配列中に少なくとも1つの変異及び/又はNproのためのコード配列中に少なくとももう1つの変異を有する1つ以上の弱毒BVDVであって、糖タンパク質Ernsのためのコード配列中の前記変異がErnsに存在するRNase活性の不活化をもたらし、及び/又は、Nproのためのコード配列中の前記変異が前記Nproの不活化をもたらす、前記弱毒BVDV;及び
b)BVDV以外のウシの病原体によって引き起こされるウシの微生物学的感染の治療及び/又は予防に有効な1つ以上の免疫学的に活性な成分。
【請求項2】
前記混合ワクチンが以下のa)及びb)を含む、請求項1に記載のワクチン:
a)糖タンパク質Ernsのためのコード配列中に少なくとも1つの変異を有する1つ以上の弱毒BVDVであって、糖タンパク質Ernsのためのコード配列中の前記変異がErnsに存在するRNase活性の不活化をもたらす、前記弱毒BVDV;及び
b)BVDV以外のウシの病原体によって引き起こされるウシの微生物学的感染の治療及び/又は予防に有効な1つ以上の免疫学的に活性な成分。
【請求項3】
前記混合ワクチンが以下のa)及びb)を含む、請求項1に記載のワクチン:
a)Nproのためのコード配列中に少なくとも1つの変異を有する1つ以上の弱毒BVDVであって、Nproのためのコード配列中の前記変異が前記Nproの不活化をもたらす、前記弱毒BVDV;及び
b)BVDV以外のウシの病原体によって引き起こされるウシの微生物学的感染の治療及び/又は予防に有効な1つ以上の免疫学的に活性な成分。
【請求項4】
前記混合ワクチンが以下のa)及びb)を含む、請求項1に記載のワクチン:
a)糖タンパク質Ernsのためのコード配列中に少なくとも1つの変異、及びNproのためのコード配列中に少なくとももう1つの変異を有する1つ以上の弱毒BVDVであって、糖タンパク質Ernsのためのコード配列中の前記変異がErnsに存在するRNase活性の不活化をもたらし、及び/又は、Nproのためのコード配列中の前記変異が前記Nproの不活化をもたらす、前記弱毒BVDV;及び
b)BVDV以外のウシの病原体によって引き起こされるウシの微生物学的感染の治療及び/又は予防に有効な1つ以上の免疫学的に活性な成分。
【請求項5】
前記混合ワクチンが、弱毒BVDV 1型及び弱毒BVDV 2型を含み、1型及び2型の両方が、糖タンパク質Ernsのためのコード配列中に少なくとも1つの変異及びNproのためのコード配列中に少なくとももう1つの変異を有し、ここで、糖タンパク質Ernsのためのコード配列中の前記変異がErnsに存在するRNase活性の不活化をもたらし、及び/又は、Nproのためのコード配列中の前記変異が前記Nproの不活化をもたらす、請求項1から4のいずれかの項に記載のワクチン。
【請求項6】
ウシのBVDV以外の前記感染が、以下から成る群から選択される少なくとも1つの病原体によって引き起こされる、請求項1から5のいずれかの項に記載の混合ワクチン:
パラインフルエンザ-3ウイルス(PI-3)、伝染性ウシ鼻気管炎ウイルス(IBR)、ウシ呼吸器系合胞体形成ウイルス(BRSV)、ウシヘルペスウイルス(BHV)、ウシロタウイルス(BRV)、ウシエンテロウイルス(BEV)、ウシコロナウイルス(BCV)、ウシ狂犬病(BR)、ウシパルボウイルス(PPV)、アデノウイルス、アストロウイルス、マンヘイミア・ヘモリチカ(以前にはパスツレラ・ヘモリチカ)、パスツレラ・マルトシダ、ヘモフィルス・ソムヌス(ヒストフィルス・オヴィス及びヘモフィルス・アグニ)、アクチノミセス(コリネバクテリウム)、アクチノミセス・ピオゲネス、クラミジア・プシッタキ、カンピロバクター・フェーツス・ヴェネレアリス及びカンピロバクター・フェーツス・フェーツス(以前にはC.フェーツス・インテスティナリス)、レプトスピラ・インテルロガンス、レプトスピラ・ハルジョ、レプトスピラ・ポモナ及びレプトスピラ・グリッポチフォサ、レプトスピラ・カニコラ、レプトスピラ・グリッポチフォサ、レプトスピラ・ハルジョ(レプトスピラ・ハルジョプラジトノ及びレプトスピラ・ハルジョ-ボヴィス)、ブルセラ・アボルツス、ブルセラ・スイス及びブルセラ・メリテンシス、リステリア・モノサイトゲネス、クラミジア・プシッタキ、クロストリジウム・ショーベイ、クロストリジウム・セプチクム、クロストリジウム・ヘモリチクム、クロストリジウム・ノヴィー、クロストリジウム・ソルデリー、クロストリジウム・パーフリンゲンス、クロストリジウム・テタニ、モラキセラ・ボヴィス、クレブシーラspp、クレブシーラ・プニューモニエ、サルモネラ・チフィムリウム、サルモネラ・ニューポルト、マイコバクテリウム・アビウム・パラツベルクローシス、クリプトスポリジウム・パルブム、クリプトスポリジウム・ホミニス、スタフィロコッカス・アウレウス、ストレプトコッカス・ディスガラクチエ、ストレプトコッカス・ウベルス、マイコプラズマspp、マイコプラズマ・ディスパル、マイコプラズマ・ボヴィス、及びウレアプラズマspp、トリコモナス・フェーツス、トリコフィトン・ベルルコスム、トリコフィトン・メンタグロフィテス、トリコフィトン・サルキソヴィー、ネオスポラ・カニヌム(以前にはトキソプラズマ・ゴンディー)、バベシア・ビゲミナ及びバベシア・ボヴィス、並びにディクチオカウルス・ヴィヴィパロウス(肺虫症)。
【請求項7】
前記免疫学的に活性な成分が、以下から成る群から選択される少なくとも1つの病原体の抗原である、請求項1から6のいずれかの項に記載の混合ワクチン:
パラインフルエンザ-3ウイルス(PI-3)、伝染性ウシ鼻気管炎ウイルス(IBR)、ウシ呼吸器系合胞体形成ウイルス(BRSV)、ウシヘルペスウイルス(BHV)、ウシロタウイルス(BRV)、ウシエンテロウイルス(BEV)、ウシコロナウイルス(BCV)、ウシ狂犬病(BR)、ウシパルボウイルス(PPV)、アデノウイルス、アストロウイルス、マンヘイミア・ヘモリチカ(以前にはパスツレラ・ヘモリチカ)、パスツレラ・ムルトシダ、ヘモフィルス・ソムヌス(ヒストフィルス・オヴィス及びヘモフィルス・アグニ)、アクチノミセス(コリネバクテリウム)、アクチノミセス・ピオゲネス、クラミジア・プシッタキ、カンピロバクター・フェーツス・ヴェネレアリス及びカンピロバクター・フェーツス・フェーツス(以前にはC.フェーツス・インテスティナリス)、レプトスピラ・インテルロガンス、レプトスピラ・ハルジョ、レプトスピラ・ポモナ及びレプトスピラ・グリッポチフォサ、レプトスピラ・カニコラ、レプトスピラ・グリッポチフォサ、レプトスピラ・ハルジョ(レプトスピラ・ハルジョプラジトノ及びレプトスピラ・ハルジョ-ボヴィス)、ブルセラ・アボルツス、ブルセラ・スイス及びブルセラ・メリテンシス、リステリア・モノサイトゲネス、クラミジア・プシッタキ、クロストリジウム・ショーベイ、クロストリジウム・セプチクム、クロストリジウム・ヘモリチクム、クロストリジウム・ノヴィー、クロストリジウム・ソルデリー、クロストリジウム・パーフリンゲンス、クロストリジウム・テタニ、モラキセラ・ボヴィス、クレブシーラspp、クレブシーラ・プニューモニエ、サルモネラ・チフィムリウム、サルモネラ・ニューポルト、マイコバクテリウム・アビウム・パラツベルクローシス、クリプトスポリジウム・パルブム、クリプトスポリジウム・ホミニス、スタフィロコッカス・アウレウス、ストレプトコッカス・ディスガラクチエ、ストレプトコッカス・ウベルス、マイコプラズマspp、マイコプラズマ・ディスパル、マイコプラズマ・ボヴィス、及びウレアプラズマspp、トリコモナス・フェーツス、トリコフィトン・ベルルコスム、トリコフィトン・メンタグロフィテス、トリコフィトン・サルキソヴィー、ネオスポラ・カニヌム(以前にはトキソプラズマ・ゴンディー)、バベシア・ビゲミナ及びバベシア・ボヴィス、並びにディクチオカウルス・ヴィヴィパロウス(肺虫症)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2009−516002(P2009−516002A)
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−541465(P2008−541465)
【出願日】平成18年11月15日(2006.11.15)
【国際出願番号】PCT/US2006/060918
【国際公開番号】WO2007/117303
【国際公開日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【出願人】(504225895)ベーリンガー インゲルハイム フェトメディカ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (34)
【Fターム(参考)】