形態可変型電子機器ホルダー
【課題】形態可変型電子機器ホルダーを提供する。
【解決手段】
基体と支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックを組立てることにより構成され、前記基体には、支持ブロックと連結ブロック及び拡充ブロックのレールが嵌入される摺動溝が設けられ、支持ブロックと連結ブロック及び拡充ブロックを左右へ摺動させて適当な距離を調整し、また、支持ブロックと連結ブロック及び拡充ブロックの組立てを変化させることにより、電子機器が、基体と支持ブロック、連結ブロック又は拡充ブロックの中央にセットされる。基体の一側で携帯電話やタブレットパソコン、MP3〜5、iPad、デジタルフォトフレーム、電子スクリーン等の市販の電子機器のすべてを挟持することができ、規格やサイズが異なることにより、セットできない問題が解消される。
【解決手段】
基体と支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックを組立てることにより構成され、前記基体には、支持ブロックと連結ブロック及び拡充ブロックのレールが嵌入される摺動溝が設けられ、支持ブロックと連結ブロック及び拡充ブロックを左右へ摺動させて適当な距離を調整し、また、支持ブロックと連結ブロック及び拡充ブロックの組立てを変化させることにより、電子機器が、基体と支持ブロック、連結ブロック又は拡充ブロックの中央にセットされる。基体の一側で携帯電話やタブレットパソコン、MP3〜5、iPad、デジタルフォトフレーム、電子スクリーン等の市販の電子機器のすべてを挟持することができ、規格やサイズが異なることにより、セットできない問題が解消される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、形態可変型電子機器ホルダー等の電子機器ホルダーに関するものであり、さらに詳しくは、摺動溝とレールの組み合せにより、基体が、支持ブロック及び連結ブロック又は拡充ブロックと変化可能に結合され、基体の角度及び高さを調整でき、各種電子製品等をセットして使用することが可能な電子機器ホルダーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
科学技術の進歩に伴ない、各種の電子製品、例えば、携帯電話やタブレットパソコン、MP3〜5、iPad、デジタルフォトフレーム或いは電子スクリーン等が市販されるに至っている。また、ユーザーが、日常、各種の電子製品を用いて、YOUTUBEやTV、映画或いは電子ブックを閲覧することができるが、それらの電子製品は、それぞれをセットするための特定の支持台がないため、ユーザーが、電子製品をほとんど、手持ちによるか、又は一時的なものを利用してそれを支持しなければならないので、非常に不便であるだけでなく、臨時的なものを利用して支持するから、安定的に支持することができない。そのため、支持された電子製品が、不意に滑り落ちることがあり、電子製品の損傷を来たす恐れがある。
【0003】
また、一部の製品には、支持台の設計があるものもあるが、その設計は、単一の特定電子製品のためのものである。例えば、iPhoneやHTCには、専用支持台が付いているが、それを他の電子製品に適用することができない。そして、現在、電子製品は、新規のものが、素早く登場してくるため、消費者の製品を交換するスピードも、それとともに、速くなり、さらに、製造メーカーによって、登場した製品の外形や厚さが異なるため、一旦、消費者が、他の製品に交換すると、その支持台が、適用できなくなり、廃棄しなければならなく、資源の無駄だけでなく、消費者にとって、コストが高くなるという問題がある。
【0004】
電子機器の支持台として実開平6−82427号公報には、携帯用電子機器、例えば、トランシーバー等の通信機器、テレビ等を車内の所定位置に固定する支持台として、捩子軸が固定された可撓平板、捩子軸を挿通する孔を持つカバー部材、捩子軸と螺合するナット部とボール支持部を持つユニバーサルジョイントベース金具、ボール支持部に対して回転自在に保持するための固定用捩子およびユニバーサルジョイントホルダ金具により支持されるホルダー部により構成された支持台が記載されている。
【0005】
しかし、かかる提案によれば、車内での特定の電子機器の支持台としては有用であるとしても、形状等の異なる多種の電子機器に対しては適用できないという問題がある。
【特許文献1】実開平6−82427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、本発明の課題は、形状、規格、品番等の異なる多種の電子製品(以下、電子製品用部品、電子半製品を含め「電子機器」という。)であっても単一体で、支持可能な電子機器ホルダーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、本発明者は、前記の本発明の課題を解決するため、鋭意検討を重ねた結果、基体に、各種ブロックを組み合せることにより、組立て構造を変化させることにより、多種の電子機器であっても支持できる電子機器ホルダーを提供できることに着目し、かかる知見に基いて本発明に想到した。
【0008】
すなわち、形態可変型電子機器ホルダーであって、基体と支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックから組立てられてなり、前記基体は、L字型で、長手方向の一側において、内側に、支持ブロックと連結ブロック及び拡充ブロックのレールが摺動可能に嵌入されるための摺動溝が設けられ、電子機器が、基体と支持ブロック又は拡充ブロックの中央ギャップにセットされ、基体の短手方向の一側で、電子機器を挟持することができ、市販の電子機器すべてがセットされることが可能で、規格やサイズが異なることにより、セットできない問題が解消され、また、上記支持ブロックと連結ブロックにも、同じように、摺動溝が設置され、拡充ブロックにあわせて、各種の形態に変換でき、そして、支持ブロックの一側に、さらに、もう一つのレールが延び、基体の摺動溝に合わせて、支持ブロックを直立させて適當な高さに調整でき、ユーザーが、各種類の電子機器を直立させて支持することができる。かかる形態可変構造により、閲覧が便利になり、また、収納に有利であり、実用性が向上するという効果を奏する。
【0009】
なお、本発明において、「形態可変型」電子機器ホルダーとは、基体に、支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックを任意に組み合わせて、形状、構造等の形態の変化可能な組立て式電子機器を意味する。
【0010】
かくして、請求項1の発明によれば、基体と、該基体に組み立てられる支持ブロックと、連結ブロックと、拡充ブロックとからなる電子機器ホルダーであって、
前記基体が、L字型可撓性ブロックであると共に、滑り止めの材質からなり、長手方向において、内側に、摺動溝が設けられ、該摺動溝の近傍に、さらに、前記摺動溝に交叉する他の摺動溝が形成され、
前記支持ブロックが、可撓性ブロックであると共に、滑り止めの材質からなり、その一側に、レールが設けられ、隣り合う一側に、摺動溝が形成され、該摺動溝に対応する一側において、底部に、レールが設けられ、
前記連結ブロックが、可撓性ブロックであると共に、滑り止めの材質からなり、一側に、レールが設けられ、その隣り合う一側に、摺動溝が形成され、また、摺動溝に対応して、一側にレールが伸び、
前記拡充ブロックが、可撓性ブロックであると共に、滑り止めの材質からなり、隣り合う両側に、レールが設けられ、
基体支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックを組み立てることにより、支持ブロックと連結ブロック及び拡充ブロックのレールが、基体の摺動溝を任意に摺動することにより、基体と支持ブロック、連結ブロックと拡充ブロックのギャップが調整され、対象物品を挟持する傾斜角度を制御することができ、また、基体の摺動溝と支持ブロック、連結ブロックと拡充ブロックのレールとが結合することにより、多種類の組立てが変化し、各種規格の電子機器に応じて適用することができ、また、支持ブロックを直立させて支持ブロックのレールを、基体の摺動溝に係合することにより、連結ブロックの摺動溝も、同様に、支持ブロックと拡充ブロックのレールに、摺動可能に連結される、
ことを特徴とする形態可変型電子機器ホルダーが提供される。
【0011】
請求項2の発明によれば、前記基体が、それぞれ、支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックに連接されて使用することができることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダーが提供される。
【0012】
請求項3の発明によれば、前記連結ブロックが、一つ以上であることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダーが提供される。
【0013】
請求項4の発明によれば、前記支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックのレールが、基体の摺動溝との間に、間隙が形成されることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダーが提供される。
【0014】
請求項5の発明によれば、前記支持ブロックと連結ブロック及拡充ブロックのレールに、間隙が形成されることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダーが提供される。
【0015】
請求項6の発明によれば、前記基体の摺動溝の隣り合う面に、突出部及びリブが設けられることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダーが提供される。
【0016】
請求項7の発明によれば、前記基体、支持ブロック及び連結ブロックの摺動溝が、奥広外狭又は内狭外広に形成され、支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックが、それに対応して、内狭外広又は奥広外狭に形成されることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダーが提供される。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、前記の通りの構成からなり、一つのホルダーにより、多種の形状および規格、品番の異なる電子機器であっても、簡便な操作により、支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックを任意に組み合わせ、組立てを変化させることにより、支持することができ、形態可変型の電子機器ホルダーを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら、本発明の特徴や技術内容について、詳しく説明するが、それらの図面等は、参考や説明のためのものであり、本発明は、それらによって限定されるものではない。
【0019】
図1に示すように、本発明に係る電子機器ホルダーは、基体20と支持ブロック21、連結ブロック22及び拡充ブロック23から組み立てられるものである。上記基体20や支持ブロック21、連結ブロック22及び拡充ブロック23は、ともに、可撓性のブロックで、滑り止めの効果が得られ、また、上記基体20は、L字型で、長手方向において、内側に、摺動溝201が設けられる。また、摺動溝201の近い一側に、さらに、摺動溝201に交叉(好ましくは、垂直に)する他の摺動溝202が形成される。
【0020】
上記支持ブロック21は、一側に、レール210が設けられ、隣り合う一側に、摺動溝211が形成され、摺動溝211に対応する一側において、底部に、レール212が設けられ、
連結ブロック22は、一側に、レール220が設けられ、その隣り合う一側に、摺動溝222が形成され、摺動溝222に対応する一側に、レール221が伸び、拡充ブロック23においては、隣り合う両側に、レール230、231が設けられる。
【0021】
基体20と支持ブロック21、連結ブロック22及び拡充ブロック23の組立て方式は、図1のように、まず、支持ブロック21の摺動溝211に、連結ブロック22のレール221を嵌入し、支持ブロック21と連結ブロック22が、結合される。また、支持ブロック21のレール210と連結ブロック22のレール220が、平行になり、また、連結ブロック22の摺動溝221に、拡充ブロック23のレール231を含有し、レール210、220、230が、平行になり、それから、拡充ブロック23と連結ブロック22及び支持ブロック21のレール230、220、210を、基体20の摺動溝201に嵌入することにより、基体20と支持ブロック21、連結ブロック22及び拡充ブロック23が、長方形ブロックに結合される。これにより、図2に示すように、ホルダー2が組立てられる。
【0022】
ホルダー2は、支持ブロック21や連結ブロック22或いは拡充ブロック23を、基体20において、摺動することができるから、便利に、携行や収納ができる。そして、上記連結ブロック22の一側に、レール221があって、そして、対応する一側に、摺動溝222が形成される。そのため、ユーザーのニーズに応じて、複数の連結ブロック22を接続することができ、ホルダー2の重心が、より安定的になる。
【0023】
レール210、220、230は、長さが、支持ブロック21と連結ブロック22及び拡充ブロック23より、やや短くなり、レール210、220、230を、基体20に嵌入する時、図3のように間隙が形成される。支持ブロック21と連結ブロック22及び拡充ブロック23は、摺動する時、余裕があって、スムーズに変位できる。また、支持ブロック21と連結ブロック22及び拡充ブロック23が緊密すぎるため隙間がなくなることを防止するため、簡単に変位させることができる。また、連結ブロック22と拡充ブロック23の一側にあるレール221、231に、間隙が形成され、レール221、231が、摺動溝211、222に結合する時、同じように、間隙が形成される。これにより、支持ブロック21と連結ブロック22及び拡充ブロック23の組立てや取り外しが、よりスムーズかつ容易に行われる。
【0024】
図4は、本発明に係る電子機器ホルダーの摺動レールの概念図である。本発明によれば、上記支持ブロック21と連結ブロック22及び拡充ブロック23は、レール210、220、230により(図1も参照しながら)、基体20の摺動溝201内で、任意に摺動できる。また、拡充ブロック23と基体20の短手方向の一側に、ギャップ3が形成され、電子製品4(例えば、携帯電話やタブレットパソコン、MP3〜5、iPad、デジタルフォトフレーム、電子スクリーン等)を、図5に示すように、斜めに、ギャップ3にセットすることができる。さらに、電子製品4は、基体20の係止により、電子製品4が、基体20の短手方向の一側に挟まれ、そして、電子製品4が、所定の角度に傾斜でき、ユーザーが、便利に閲覧でき、それだけでなく、拡充ブロック23と連結ブロック22及び支持ブロック21を摺動させることにより、電子製品4の傾斜角度を調整でき、ユーザーの好みに応じて、摺動的に調整でき、特に、基体20や拡充ブロック23、連結ブロック22及び支持ブロック21は、ともに、滑り止め機能を有するため、電子製品4を、より安定的にセットすることができるので、使用安全性が向上する。
【0025】
図6は、本発明に係る電子機器ホルダーの実施形態を示す概念図である。支持ブロック21は、電子製品4がやや長い場合、より高い支持ブロック21を利用して、電子製品4の傾斜角度を調整増加させる。この場合、支持ブロック21を直立させ、支持ブロック21のレール212と基体20の摺動溝201とが、対応して摺動することにより、同じように、基体20と支持ブロック21との間に、ギャップ3が発生し、電子製品4が、斜めに、ギャップ3にセットされる。また、電子製品4の先端底部が、基体20の短手方向の一側に係止し、この時、電子製品4により、裏側及び下方への力が発生し、底端において、前(上)への力が発生して、ホルダー2に当接して、不安定になる可能性がある。この場合、電子製品4の裏端が、支持ブロック21と連結ブロック22によって支持されるため、また、連結ブロック22が、レール220で、基体20の摺動溝202に嵌設されるため(図に未表示)、基体20の重心が高くなり、使用上、より安定的になる。
【0026】
拡充ブロック23を、支持ブロック21に合わせて使用する時、図7のように、まず、連結ブロック22のレール221を、支持ブロック21の摺動溝211に嵌入させてから、図1に示すように、拡充ブロック23のレール231、連結ブロック22の摺動溝222に嵌入させる。これにより、レール210、220、230が、平行になり、さらに、支持ブロック21の一側にあるレール212を、基体20の摺動溝201に嵌入させ、同じように、レール212を摺動してギャップ3を調整し、電子製品4の傾斜角度が調整される。
【0027】
また、幅広い電子製品4が、斜めに、基体20の短手方向の一側に挟持され、ホルダー2は、電子製品4の外型や規格に応じて、適当なセット姿勢を調整でき、ユーザーは、一つだけのホルダー2で、さまざまの規格や品番の電子製品4をセットすることができ、実用上、便利であることだけでなく、コストの節約も実現し、また、より優れた環境保護にもなる。
【0028】
異なる規格や重量の電子製品に応じて、上記支持ブロック21と連結ブロック22及び拡充ブロック23を可変的に組立てることにより、図8のように、上記支持ブロック21の側辺にあるレール212を、基体20の摺動溝201に嵌入させ、支持ブロック21が直立させ、さらに、連結ブロック22のレール220を、支持ブロック21の摺動溝211に嵌入させ、さらに、拡充ブロック23のレール230を、連結ブロック22の摺動溝221に嵌入させ、基体20の重心が、後方へ偏移する。これにより、より重い電子製品4でも、安定的に、ギャップ3にセットすることができる。
【0029】
図9のように、上記ホルダー2により、まず、電子製品4が挟持され、そして、電子製品4の底部を、斜めに、机の上や平坦面にセットすることができる。ホルダー2の底部にある支持ブロック21と電子製品4の底部が、交差して互いに係止することにより、電子製品4が、安定的に直立できる。また、上記ホルダー2は、電子製品の規格に応じて、様々な支持姿勢に組み立てられるので、消費者にとって、使用による実用性が向上し、より便利になる。
【0030】
電子機器を、より安定的に支持できるようにするため、上記基体20の設計は、図10および図11に示すように、基体20の摺動溝の隣り合う面に、複数の突出部204やリブ205が設けられ、これにより、基体20の内側に、より良い摩擦力が得られる。また、図2に示すように、基体20の短手方向に、槽孔206が形成され、それに、直接に、摩擦力の比較的良い滑り止めブロック207が嵌入され、対象物品が挟まれると、対象物品の摺動や弛みが防止され、さらに、より安定的に対象物品を挟むことができる。また、本発明に係るホルダーは、磁化や磁石を実装することにより、磁力で、金属の表面や机面に緊密に張り付けることができ、そのため、より安定的になり、かつ利便性よく収納することができる。
【0031】
摺動溝(201、202、211、222)とレール(210、212、220、221、230、231)との結合は、図1に示すように、二つの方式がある。例えば、図13のように、摺動溝501の溝口5011を、奥広外狭に形成し、また、レール510に対応する溝口5011を、それに対応する造形である内狭外広に形成する。また、上記溝口5011のサイズが、レール510のサイズよりもやや大きくなり、レール510を、摺動溝501から取り出す時、レール510を、摺動溝501の一側方向へ、わずかな力で印加するだけで、溝口5011の設計によるレール510に形成された隙間を利用して、簡単に、レール510を、摺動溝501から取り出すことができる。
【0032】
もう一つの方式は、図14に示すように、上記摺動溝601の溝口6011も、内狭外広に設計され、また、レール610も、その溝口6011に対応する造型である奥広外狭に設計されているので、レール610を摺動溝601から取り出す時、同じように、レール610に力を印加するだけで、また、レール610が、溝口6011の設計による摺動溝601との間に隙間が形成されるので、簡単に、レール610を、摺動溝601から取り出すことができる。
【0033】
以上のように、本発明に係る電子機器ホルダーは、基体と支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックを、組立てることにより、また、摺動溝やレールを利用して、任意に、基体や拡充ブロック、連結ブロック及び支持ブロックのギャップと高さを調整することができ、電子製品を挟持することができ、また、任意の規格の電子機器でも適用することができる。
【0034】
以上は、本発明のより良い実施例であり、本発明は、それらによって制限されるものではなく、本発明に係わる特許請求の範囲や明細書の内容に基づいて行った等価の変更や修正は、全てが、本発明の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの組立て斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーのレールの間に間隙がある状態を示す概念図である。
【図4】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの摺動レールの概念図である。
【図5】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの使用概念図である。
【図6】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの使用例を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの使用例を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの更に他の使用例を示す説明図である。
【図9】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーを斜めに使用する状態を示す説明図である。
【図10】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの基体の他の実施例を示す説明図である。
【図11】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの基体の更に他の実施例図である。
【図12】本発明の一実施形態による電子機器の基体の更に他の実施例を示す説明図である。
【図13】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーのレールと摺動溝とを結合する状態を示す他の実施例の説明図である。
【図14】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーのレールと摺動溝とを結合する状態を示す他の実施例の説明図
【符号の説明】
【0036】
2 ホルダー
20 基体
201、202、211、222、501、601 摺動溝
204 突出部
205 リブ
206 槽孔
207 滑り止めブロック
21 支持ブロック
210、212、220、221、230、231、510、610 レール
22 連結ブロック
23 拡充ブロック
3 ギャップ
4 電子製品
5011、6011 溝口
【技術分野】
【0001】
本発明は、形態可変型電子機器ホルダー等の電子機器ホルダーに関するものであり、さらに詳しくは、摺動溝とレールの組み合せにより、基体が、支持ブロック及び連結ブロック又は拡充ブロックと変化可能に結合され、基体の角度及び高さを調整でき、各種電子製品等をセットして使用することが可能な電子機器ホルダーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
科学技術の進歩に伴ない、各種の電子製品、例えば、携帯電話やタブレットパソコン、MP3〜5、iPad、デジタルフォトフレーム或いは電子スクリーン等が市販されるに至っている。また、ユーザーが、日常、各種の電子製品を用いて、YOUTUBEやTV、映画或いは電子ブックを閲覧することができるが、それらの電子製品は、それぞれをセットするための特定の支持台がないため、ユーザーが、電子製品をほとんど、手持ちによるか、又は一時的なものを利用してそれを支持しなければならないので、非常に不便であるだけでなく、臨時的なものを利用して支持するから、安定的に支持することができない。そのため、支持された電子製品が、不意に滑り落ちることがあり、電子製品の損傷を来たす恐れがある。
【0003】
また、一部の製品には、支持台の設計があるものもあるが、その設計は、単一の特定電子製品のためのものである。例えば、iPhoneやHTCには、専用支持台が付いているが、それを他の電子製品に適用することができない。そして、現在、電子製品は、新規のものが、素早く登場してくるため、消費者の製品を交換するスピードも、それとともに、速くなり、さらに、製造メーカーによって、登場した製品の外形や厚さが異なるため、一旦、消費者が、他の製品に交換すると、その支持台が、適用できなくなり、廃棄しなければならなく、資源の無駄だけでなく、消費者にとって、コストが高くなるという問題がある。
【0004】
電子機器の支持台として実開平6−82427号公報には、携帯用電子機器、例えば、トランシーバー等の通信機器、テレビ等を車内の所定位置に固定する支持台として、捩子軸が固定された可撓平板、捩子軸を挿通する孔を持つカバー部材、捩子軸と螺合するナット部とボール支持部を持つユニバーサルジョイントベース金具、ボール支持部に対して回転自在に保持するための固定用捩子およびユニバーサルジョイントホルダ金具により支持されるホルダー部により構成された支持台が記載されている。
【0005】
しかし、かかる提案によれば、車内での特定の電子機器の支持台としては有用であるとしても、形状等の異なる多種の電子機器に対しては適用できないという問題がある。
【特許文献1】実開平6−82427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、本発明の課題は、形状、規格、品番等の異なる多種の電子製品(以下、電子製品用部品、電子半製品を含め「電子機器」という。)であっても単一体で、支持可能な電子機器ホルダーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、本発明者は、前記の本発明の課題を解決するため、鋭意検討を重ねた結果、基体に、各種ブロックを組み合せることにより、組立て構造を変化させることにより、多種の電子機器であっても支持できる電子機器ホルダーを提供できることに着目し、かかる知見に基いて本発明に想到した。
【0008】
すなわち、形態可変型電子機器ホルダーであって、基体と支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックから組立てられてなり、前記基体は、L字型で、長手方向の一側において、内側に、支持ブロックと連結ブロック及び拡充ブロックのレールが摺動可能に嵌入されるための摺動溝が設けられ、電子機器が、基体と支持ブロック又は拡充ブロックの中央ギャップにセットされ、基体の短手方向の一側で、電子機器を挟持することができ、市販の電子機器すべてがセットされることが可能で、規格やサイズが異なることにより、セットできない問題が解消され、また、上記支持ブロックと連結ブロックにも、同じように、摺動溝が設置され、拡充ブロックにあわせて、各種の形態に変換でき、そして、支持ブロックの一側に、さらに、もう一つのレールが延び、基体の摺動溝に合わせて、支持ブロックを直立させて適當な高さに調整でき、ユーザーが、各種類の電子機器を直立させて支持することができる。かかる形態可変構造により、閲覧が便利になり、また、収納に有利であり、実用性が向上するという効果を奏する。
【0009】
なお、本発明において、「形態可変型」電子機器ホルダーとは、基体に、支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックを任意に組み合わせて、形状、構造等の形態の変化可能な組立て式電子機器を意味する。
【0010】
かくして、請求項1の発明によれば、基体と、該基体に組み立てられる支持ブロックと、連結ブロックと、拡充ブロックとからなる電子機器ホルダーであって、
前記基体が、L字型可撓性ブロックであると共に、滑り止めの材質からなり、長手方向において、内側に、摺動溝が設けられ、該摺動溝の近傍に、さらに、前記摺動溝に交叉する他の摺動溝が形成され、
前記支持ブロックが、可撓性ブロックであると共に、滑り止めの材質からなり、その一側に、レールが設けられ、隣り合う一側に、摺動溝が形成され、該摺動溝に対応する一側において、底部に、レールが設けられ、
前記連結ブロックが、可撓性ブロックであると共に、滑り止めの材質からなり、一側に、レールが設けられ、その隣り合う一側に、摺動溝が形成され、また、摺動溝に対応して、一側にレールが伸び、
前記拡充ブロックが、可撓性ブロックであると共に、滑り止めの材質からなり、隣り合う両側に、レールが設けられ、
基体支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックを組み立てることにより、支持ブロックと連結ブロック及び拡充ブロックのレールが、基体の摺動溝を任意に摺動することにより、基体と支持ブロック、連結ブロックと拡充ブロックのギャップが調整され、対象物品を挟持する傾斜角度を制御することができ、また、基体の摺動溝と支持ブロック、連結ブロックと拡充ブロックのレールとが結合することにより、多種類の組立てが変化し、各種規格の電子機器に応じて適用することができ、また、支持ブロックを直立させて支持ブロックのレールを、基体の摺動溝に係合することにより、連結ブロックの摺動溝も、同様に、支持ブロックと拡充ブロックのレールに、摺動可能に連結される、
ことを特徴とする形態可変型電子機器ホルダーが提供される。
【0011】
請求項2の発明によれば、前記基体が、それぞれ、支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックに連接されて使用することができることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダーが提供される。
【0012】
請求項3の発明によれば、前記連結ブロックが、一つ以上であることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダーが提供される。
【0013】
請求項4の発明によれば、前記支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックのレールが、基体の摺動溝との間に、間隙が形成されることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダーが提供される。
【0014】
請求項5の発明によれば、前記支持ブロックと連結ブロック及拡充ブロックのレールに、間隙が形成されることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダーが提供される。
【0015】
請求項6の発明によれば、前記基体の摺動溝の隣り合う面に、突出部及びリブが設けられることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダーが提供される。
【0016】
請求項7の発明によれば、前記基体、支持ブロック及び連結ブロックの摺動溝が、奥広外狭又は内狭外広に形成され、支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックが、それに対応して、内狭外広又は奥広外狭に形成されることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダーが提供される。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、前記の通りの構成からなり、一つのホルダーにより、多種の形状および規格、品番の異なる電子機器であっても、簡便な操作により、支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックを任意に組み合わせ、組立てを変化させることにより、支持することができ、形態可変型の電子機器ホルダーを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら、本発明の特徴や技術内容について、詳しく説明するが、それらの図面等は、参考や説明のためのものであり、本発明は、それらによって限定されるものではない。
【0019】
図1に示すように、本発明に係る電子機器ホルダーは、基体20と支持ブロック21、連結ブロック22及び拡充ブロック23から組み立てられるものである。上記基体20や支持ブロック21、連結ブロック22及び拡充ブロック23は、ともに、可撓性のブロックで、滑り止めの効果が得られ、また、上記基体20は、L字型で、長手方向において、内側に、摺動溝201が設けられる。また、摺動溝201の近い一側に、さらに、摺動溝201に交叉(好ましくは、垂直に)する他の摺動溝202が形成される。
【0020】
上記支持ブロック21は、一側に、レール210が設けられ、隣り合う一側に、摺動溝211が形成され、摺動溝211に対応する一側において、底部に、レール212が設けられ、
連結ブロック22は、一側に、レール220が設けられ、その隣り合う一側に、摺動溝222が形成され、摺動溝222に対応する一側に、レール221が伸び、拡充ブロック23においては、隣り合う両側に、レール230、231が設けられる。
【0021】
基体20と支持ブロック21、連結ブロック22及び拡充ブロック23の組立て方式は、図1のように、まず、支持ブロック21の摺動溝211に、連結ブロック22のレール221を嵌入し、支持ブロック21と連結ブロック22が、結合される。また、支持ブロック21のレール210と連結ブロック22のレール220が、平行になり、また、連結ブロック22の摺動溝221に、拡充ブロック23のレール231を含有し、レール210、220、230が、平行になり、それから、拡充ブロック23と連結ブロック22及び支持ブロック21のレール230、220、210を、基体20の摺動溝201に嵌入することにより、基体20と支持ブロック21、連結ブロック22及び拡充ブロック23が、長方形ブロックに結合される。これにより、図2に示すように、ホルダー2が組立てられる。
【0022】
ホルダー2は、支持ブロック21や連結ブロック22或いは拡充ブロック23を、基体20において、摺動することができるから、便利に、携行や収納ができる。そして、上記連結ブロック22の一側に、レール221があって、そして、対応する一側に、摺動溝222が形成される。そのため、ユーザーのニーズに応じて、複数の連結ブロック22を接続することができ、ホルダー2の重心が、より安定的になる。
【0023】
レール210、220、230は、長さが、支持ブロック21と連結ブロック22及び拡充ブロック23より、やや短くなり、レール210、220、230を、基体20に嵌入する時、図3のように間隙が形成される。支持ブロック21と連結ブロック22及び拡充ブロック23は、摺動する時、余裕があって、スムーズに変位できる。また、支持ブロック21と連結ブロック22及び拡充ブロック23が緊密すぎるため隙間がなくなることを防止するため、簡単に変位させることができる。また、連結ブロック22と拡充ブロック23の一側にあるレール221、231に、間隙が形成され、レール221、231が、摺動溝211、222に結合する時、同じように、間隙が形成される。これにより、支持ブロック21と連結ブロック22及び拡充ブロック23の組立てや取り外しが、よりスムーズかつ容易に行われる。
【0024】
図4は、本発明に係る電子機器ホルダーの摺動レールの概念図である。本発明によれば、上記支持ブロック21と連結ブロック22及び拡充ブロック23は、レール210、220、230により(図1も参照しながら)、基体20の摺動溝201内で、任意に摺動できる。また、拡充ブロック23と基体20の短手方向の一側に、ギャップ3が形成され、電子製品4(例えば、携帯電話やタブレットパソコン、MP3〜5、iPad、デジタルフォトフレーム、電子スクリーン等)を、図5に示すように、斜めに、ギャップ3にセットすることができる。さらに、電子製品4は、基体20の係止により、電子製品4が、基体20の短手方向の一側に挟まれ、そして、電子製品4が、所定の角度に傾斜でき、ユーザーが、便利に閲覧でき、それだけでなく、拡充ブロック23と連結ブロック22及び支持ブロック21を摺動させることにより、電子製品4の傾斜角度を調整でき、ユーザーの好みに応じて、摺動的に調整でき、特に、基体20や拡充ブロック23、連結ブロック22及び支持ブロック21は、ともに、滑り止め機能を有するため、電子製品4を、より安定的にセットすることができるので、使用安全性が向上する。
【0025】
図6は、本発明に係る電子機器ホルダーの実施形態を示す概念図である。支持ブロック21は、電子製品4がやや長い場合、より高い支持ブロック21を利用して、電子製品4の傾斜角度を調整増加させる。この場合、支持ブロック21を直立させ、支持ブロック21のレール212と基体20の摺動溝201とが、対応して摺動することにより、同じように、基体20と支持ブロック21との間に、ギャップ3が発生し、電子製品4が、斜めに、ギャップ3にセットされる。また、電子製品4の先端底部が、基体20の短手方向の一側に係止し、この時、電子製品4により、裏側及び下方への力が発生し、底端において、前(上)への力が発生して、ホルダー2に当接して、不安定になる可能性がある。この場合、電子製品4の裏端が、支持ブロック21と連結ブロック22によって支持されるため、また、連結ブロック22が、レール220で、基体20の摺動溝202に嵌設されるため(図に未表示)、基体20の重心が高くなり、使用上、より安定的になる。
【0026】
拡充ブロック23を、支持ブロック21に合わせて使用する時、図7のように、まず、連結ブロック22のレール221を、支持ブロック21の摺動溝211に嵌入させてから、図1に示すように、拡充ブロック23のレール231、連結ブロック22の摺動溝222に嵌入させる。これにより、レール210、220、230が、平行になり、さらに、支持ブロック21の一側にあるレール212を、基体20の摺動溝201に嵌入させ、同じように、レール212を摺動してギャップ3を調整し、電子製品4の傾斜角度が調整される。
【0027】
また、幅広い電子製品4が、斜めに、基体20の短手方向の一側に挟持され、ホルダー2は、電子製品4の外型や規格に応じて、適当なセット姿勢を調整でき、ユーザーは、一つだけのホルダー2で、さまざまの規格や品番の電子製品4をセットすることができ、実用上、便利であることだけでなく、コストの節約も実現し、また、より優れた環境保護にもなる。
【0028】
異なる規格や重量の電子製品に応じて、上記支持ブロック21と連結ブロック22及び拡充ブロック23を可変的に組立てることにより、図8のように、上記支持ブロック21の側辺にあるレール212を、基体20の摺動溝201に嵌入させ、支持ブロック21が直立させ、さらに、連結ブロック22のレール220を、支持ブロック21の摺動溝211に嵌入させ、さらに、拡充ブロック23のレール230を、連結ブロック22の摺動溝221に嵌入させ、基体20の重心が、後方へ偏移する。これにより、より重い電子製品4でも、安定的に、ギャップ3にセットすることができる。
【0029】
図9のように、上記ホルダー2により、まず、電子製品4が挟持され、そして、電子製品4の底部を、斜めに、机の上や平坦面にセットすることができる。ホルダー2の底部にある支持ブロック21と電子製品4の底部が、交差して互いに係止することにより、電子製品4が、安定的に直立できる。また、上記ホルダー2は、電子製品の規格に応じて、様々な支持姿勢に組み立てられるので、消費者にとって、使用による実用性が向上し、より便利になる。
【0030】
電子機器を、より安定的に支持できるようにするため、上記基体20の設計は、図10および図11に示すように、基体20の摺動溝の隣り合う面に、複数の突出部204やリブ205が設けられ、これにより、基体20の内側に、より良い摩擦力が得られる。また、図2に示すように、基体20の短手方向に、槽孔206が形成され、それに、直接に、摩擦力の比較的良い滑り止めブロック207が嵌入され、対象物品が挟まれると、対象物品の摺動や弛みが防止され、さらに、より安定的に対象物品を挟むことができる。また、本発明に係るホルダーは、磁化や磁石を実装することにより、磁力で、金属の表面や机面に緊密に張り付けることができ、そのため、より安定的になり、かつ利便性よく収納することができる。
【0031】
摺動溝(201、202、211、222)とレール(210、212、220、221、230、231)との結合は、図1に示すように、二つの方式がある。例えば、図13のように、摺動溝501の溝口5011を、奥広外狭に形成し、また、レール510に対応する溝口5011を、それに対応する造形である内狭外広に形成する。また、上記溝口5011のサイズが、レール510のサイズよりもやや大きくなり、レール510を、摺動溝501から取り出す時、レール510を、摺動溝501の一側方向へ、わずかな力で印加するだけで、溝口5011の設計によるレール510に形成された隙間を利用して、簡単に、レール510を、摺動溝501から取り出すことができる。
【0032】
もう一つの方式は、図14に示すように、上記摺動溝601の溝口6011も、内狭外広に設計され、また、レール610も、その溝口6011に対応する造型である奥広外狭に設計されているので、レール610を摺動溝601から取り出す時、同じように、レール610に力を印加するだけで、また、レール610が、溝口6011の設計による摺動溝601との間に隙間が形成されるので、簡単に、レール610を、摺動溝601から取り出すことができる。
【0033】
以上のように、本発明に係る電子機器ホルダーは、基体と支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックを、組立てることにより、また、摺動溝やレールを利用して、任意に、基体や拡充ブロック、連結ブロック及び支持ブロックのギャップと高さを調整することができ、電子製品を挟持することができ、また、任意の規格の電子機器でも適用することができる。
【0034】
以上は、本発明のより良い実施例であり、本発明は、それらによって制限されるものではなく、本発明に係わる特許請求の範囲や明細書の内容に基づいて行った等価の変更や修正は、全てが、本発明の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの組立て斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーのレールの間に間隙がある状態を示す概念図である。
【図4】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの摺動レールの概念図である。
【図5】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの使用概念図である。
【図6】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの使用例を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの使用例を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの更に他の使用例を示す説明図である。
【図9】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーを斜めに使用する状態を示す説明図である。
【図10】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの基体の他の実施例を示す説明図である。
【図11】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーの基体の更に他の実施例図である。
【図12】本発明の一実施形態による電子機器の基体の更に他の実施例を示す説明図である。
【図13】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーのレールと摺動溝とを結合する状態を示す他の実施例の説明図である。
【図14】本発明の一実施形態による電子機器ホルダーのレールと摺動溝とを結合する状態を示す他の実施例の説明図
【符号の説明】
【0036】
2 ホルダー
20 基体
201、202、211、222、501、601 摺動溝
204 突出部
205 リブ
206 槽孔
207 滑り止めブロック
21 支持ブロック
210、212、220、221、230、231、510、610 レール
22 連結ブロック
23 拡充ブロック
3 ギャップ
4 電子製品
5011、6011 溝口
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基体と、該基体に組み立てられる支持ブロックと、連結ブロックと、拡充ブロックとからなる電子機器ホルダーであって、
前記基体が、L字型可撓性ブロックであると共に、滑り止めの材質からなり、長手方向において、内側に、摺動溝が設けられ、該摺動溝の近傍に、さらに、前記摺動溝に交叉する他の摺動溝が形成され、
前記支持ブロックが、可撓性ブロックであると共に、滑り止めの材質からなり、その一側に、レールが設けられ、隣り合う一側に、摺動溝が形成され、該摺動溝に対応する一側において、底部に、レールが設けられ、
前記連結ブロックが、可撓性ブロックであると共に、滑り止めの材質からなり、一側に、レールが設けられ、その隣り合う一側に、摺動溝が形成され、また、摺動溝に対応して、一側にレールが伸び、
前記拡充ブロックが、可撓性ブロックであると共に、滑り止めの材質からなり、隣り合う両側に、レールが設けられ、
基体支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックを組み立てることにより、支持ブロックと連結ブロック及び拡充ブロックのレールが、基体の摺動溝を任意に摺動することにより、基体と支持ブロック、連結ブロックと拡充ブロックのギャップが調整され、対象物品を挟持する傾斜角度を制御することができ、また、基体の摺動溝と支持ブロック、連結ブロックと拡充ブロックのレールとが結合することにより、多種類の組立てが変化し、各種規格の電子機器に応じて適用することができ、また、支持ブロックを直立させて支持ブロックのレールを、基体の摺動溝に係合することにより、連結ブロックの摺動溝も、同様に、支持ブロックと拡充ブロックのレールに、摺動可能に連結される、
ことを特徴とする形態可変型電子機器ホルダー。
【請求項2】
前記基体が、それぞれ、支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックに連接されて使用することができることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダー。
【請求項3】
前記連結ブロックが、一つ以上であることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダー。
【請求項4】
前記支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックのレールが、基体の摺動溝との間に、間隙が形成されることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダー。
【請求項5】
前記支持ブロックと連結ブロック及拡充ブロックのレールに、間隙が形成されることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダー。
【請求項6】
前記基体の摺動溝の隣り合う面に、突出部及びリブが設けられることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダー。
【請求項7】
前記基体、支持ブロック及び連結ブロックの摺動溝が、奥広外狭又は内狭外広に形成され、支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックが、それに対応して、内狭外広又は奥広外狭に形成されることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダー。
【請求項1】
基体と、該基体に組み立てられる支持ブロックと、連結ブロックと、拡充ブロックとからなる電子機器ホルダーであって、
前記基体が、L字型可撓性ブロックであると共に、滑り止めの材質からなり、長手方向において、内側に、摺動溝が設けられ、該摺動溝の近傍に、さらに、前記摺動溝に交叉する他の摺動溝が形成され、
前記支持ブロックが、可撓性ブロックであると共に、滑り止めの材質からなり、その一側に、レールが設けられ、隣り合う一側に、摺動溝が形成され、該摺動溝に対応する一側において、底部に、レールが設けられ、
前記連結ブロックが、可撓性ブロックであると共に、滑り止めの材質からなり、一側に、レールが設けられ、その隣り合う一側に、摺動溝が形成され、また、摺動溝に対応して、一側にレールが伸び、
前記拡充ブロックが、可撓性ブロックであると共に、滑り止めの材質からなり、隣り合う両側に、レールが設けられ、
基体支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックを組み立てることにより、支持ブロックと連結ブロック及び拡充ブロックのレールが、基体の摺動溝を任意に摺動することにより、基体と支持ブロック、連結ブロックと拡充ブロックのギャップが調整され、対象物品を挟持する傾斜角度を制御することができ、また、基体の摺動溝と支持ブロック、連結ブロックと拡充ブロックのレールとが結合することにより、多種類の組立てが変化し、各種規格の電子機器に応じて適用することができ、また、支持ブロックを直立させて支持ブロックのレールを、基体の摺動溝に係合することにより、連結ブロックの摺動溝も、同様に、支持ブロックと拡充ブロックのレールに、摺動可能に連結される、
ことを特徴とする形態可変型電子機器ホルダー。
【請求項2】
前記基体が、それぞれ、支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックに連接されて使用することができることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダー。
【請求項3】
前記連結ブロックが、一つ以上であることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダー。
【請求項4】
前記支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックのレールが、基体の摺動溝との間に、間隙が形成されることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダー。
【請求項5】
前記支持ブロックと連結ブロック及拡充ブロックのレールに、間隙が形成されることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダー。
【請求項6】
前記基体の摺動溝の隣り合う面に、突出部及びリブが設けられることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダー。
【請求項7】
前記基体、支持ブロック及び連結ブロックの摺動溝が、奥広外狭又は内狭外広に形成され、支持ブロック、連結ブロック及び拡充ブロックが、それに対応して、内狭外広又は奥広外狭に形成されることを特徴とする請求項1に記載の形態可変型電子機器ホルダー。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2013−46075(P2013−46075A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−185138(P2012−185138)
【出願日】平成24年8月24日(2012.8.24)
【出願人】(511283804)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年8月24日(2012.8.24)
【出願人】(511283804)
【Fターム(参考)】
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