説明

形態変化玩具とその形態変化玩具を収容する収容ケース

【課題】形態変化を意識して操作をしなくても玩具変化玩具を水平状態と垂直状態とを可逆的に変化させるだけで、瞬時に形態を変化させることができ、見る物に驚きと感動を与える新しい発想の形態変化玩具を提供すること。
【解決手段】内部に揺動可能に配置した錘部材10の重心移動を利用して第1の形態と第2の形態とに可逆的に形態を変化させる形態変化玩具Aであって、水平状態では第1の形態をなし、垂直状態では第2の形態をなすようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物や動物等の第1の形態からロボット等の第2の形態に相互に形態を変化する形態変化玩具であって、玩具本体の内部に配置した錘部材の重心移動によって走行玩具等の第1の形態と第2の形態とに可逆的に形態を変化させる形態変化玩具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、形態変化玩具の形態を変化させて遊ぶときには構成部品を一つひとつ手動で操作しなければならず、操作の手順が煩雑であったため簡単な操作で玩具の形態を変化させることができる形態変化玩具が提案されている(例えば、特許文献1)。この形態変化玩具は後部材には前後にスライド自在にスライド部材が設けられ、該スライド部材にはラックが形成されるとともに一部が後部材の上部に露出し操作体が取着されているので、操作体を操作してスライド部材を前方にスライドさせると、該スライド部材に形成されたラックが前方にスライドする。該ラックには連結リンクの端部に形成されたギヤが噛合しているので、連結リンクは回動軸を中心に回動しながら折り畳まれる。この連結リンクには前部材が回動自在に連結されるとともに、該前部材は後部材に折り曲げ可能に連結されているので、前部材は後部材に対して折り曲げられ、例えば他の形態がロボット形態であれば前部材と後部材とで他の形態の一部であるロボット形態における胴体部を構成するようにしたものである。
【特許文献1】特開平9−10442号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする問題点は、上述の形態変化玩具はスライド部材を操作するという簡単な操作で、形態を変化をさせることができる点では年少者にも楽しむことができるが、そこには形態を変化させるという意識の元に操作をすることになり、見るものには驚きや感動を与えることはできなかった。
【0004】
本発明は、上記問題点を解決し、形態変化を意識して操作をしなくても形態変化玩具を水平状態と垂直状態とに状態を可逆的に変化させるだけで、瞬時に形態を変化させることができ、見る物に驚きと感動を与える新しい発想の形態変化玩具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために本発明に係る形態変化玩具は、内部に揺動可能に配置した錘部材の重心移動を利用して第1の形態と第2の形態とに可逆的に形態を変化させる形態変化玩具であって、水平状態では第1の形態をなし、垂直状態では第2の形態をなすことを特徴とする。
【0006】
そして、前記形態変化玩具の第2の形態はロボットの形態であることが好ましい。
【0007】
なお、前記形態変化玩具は以下の要件を備えることが好ましい。
(イ)前記形態変化玩具は、フレームに複数の回動部材が回動可能に設けられ、該回動部材は回動の前後で異なる外観を表現するように構成され、回動前は第1の形態を表現し、回動後は第2の形態を表現するようにしたこと
(ロ)上記フレームの後部には上記錘部材が配置され、該錘部材は前後に揺動可能に配置され、揺動時には重心の移動が発生すること
(ハ)上記フレームには上記回動部材を回動させる回動機構を配置し、該回動機構は上記錘部材の重心の移動を駆動力として作動すること
【0008】
また、前記形態変化玩具は、前記錘部材の揺動を阻止するロック装置を備え、該ロック装置のロック解除部材の一部を前記形態変化玩具が第1の形態と第2の形態との少なくとも何れかの形態において後部から後方に突出させ、該ロック解除部材を押し操作することにより揺動の阻止が解除されるようにすればよい。
【0009】
そして、前記形態変化玩具を収容する収容ケースは前記形態変化玩具が第1の形態において該形態変化玩具の底面を収容ケースの底面に固定する固定手段を備えるとともに、形態変化玩具の後部に当接する当接部を設けるようにすればよい。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によれば、形態変化玩具を水平状態から垂直状態に、垂直状態から水平状態に状態を変えるだけで第1の形態と第2の形態とに可逆的に形態の変化をさせることができるので、従来の形態変化玩具を形態変化させるために必要な特別な操作や構成部品の組替えなどをすることなく形態の変化前と変化後を簡単に確認することができる新しい発想の形態変化玩具を実現することができる。
【0011】
請求項2の発明によれば、第2の形態をロボットの形態にしたので、走行玩具などの第1の形態がロボットの形態に可逆的に変るので、走行玩具などの第1の形態で遊んだりロボットの形態で遊ぶことができる。
【0012】
請求項3の発明によれば、形態変化玩具が水平状態と垂直状態とに可逆的に状態を変えることにより錘部材の重心移動が発生し、この重心移動を駆動力として回動部材を回動させる回動機構を作動させるので、回動機構を外部から操作することなく、瞬時に形態を変化させることができる。
【0013】
請求項4の発明によれば、錘部材の揺動を阻止し、重心の移動が勝手に行なわれないようにロック装置を設けたので、垂直状態又は水平状態に状態を変えただけでは形態の変化を起こさず、後部を接地させることにより形態を変化させることができるので、マジックで形態を変化させるような印象を見る者に与える新しい発想の形態変化玩具を実現することができる。
【0014】
請求項5の発明によれば、形態変化玩具を収容ケースに収容した状態で、収容ケースを寝かすか起こすかをするだけで、収容された形態変化玩具は形態の変化を起こすので、購買者は店頭に陳列されている実売用の形態変化玩具を直接触れることなく形態の変化を確認できるし、販売者はサンプルの形態変化玩具を置く必要がなく、様々な種類の形態変化玩具を店頭に並べることができるので、購買者にとっては簡単に形態の変化を確認することができ、販売者にとってはサンプルを用意することなく実売品だけですむので、両者にとって極めて有効な形態変化玩具を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は、本発明に係る形態変化玩具Aの第1の形態の一例を示し、この第1の形態は本発明では走行体を模して構成するとともに、第2の形態に形態を変化させると、図2に示すように、ロボットの形態に形態を変化させることができるようにしたものである。
【0016】
この走行体はフレーム1に複数の回動部材2が設けられ、この回動部材2を回動させることにより第1の形態と第2の形態とに可逆的に形態を変化させるようにしたもので、この回動部材2は第1の形態が走行体の場合には、ボンネットを模した前カバー部材3と、屋根を模した上カバー部材5と、後述する頭部42とで構成され、前カバー部材3は右ボンネットを模した右前カバー部材3aと左ボンネットを模した左前カバー部材3bとの2つの部材で構成されている。なお、後カバー部材4はフレーム1に固定されて後述する回動機構Bをカバーしている。
【0017】
なお、後カバー部材4の上面にはロボットの脚部を模して擬似脚部4aが山形状に形成され、この擬似脚部4aは上カバー5の後端に上下に回動可能に取り付けられたサブカバー5aで覆われている。
【0018】
図3に示すように、上記回動機構Bは錘部材10の重心移動を動力として右前カバー部材3a、左前カバー部材3b他を回動させるもので、この回動機構Bはフレーム1上に前後方向に配置され、クラウン歯車15、駆動歯車16、笠歯車17を備えた駆動シャフト18と、錘部材10の前後動に連動して上記駆動シャフト18を回転させる扇歯車20とで構成され、扇歯車20の回転は中間歯車21を介してクラウン歯車15に伝達されるようになっている。
【0019】
上記錘部材10は、図示しない軸受けに軸支されて回転するシャフト22の両端に固定され、このシャフト22のほぼ中央には上記扇歯車20が固定され、錘部材10はフレーム1の前後方向に向かって揺動するようになっており、錘部材10が揺動すると同軸上の扇歯車20も前後に回転するので、この扇歯車20に噛み合う中間歯車21が回転し、この中間歯車21には駆動シャフト18の後端に固定されたクラウン歯車15が噛み合っているので、クラウン歯車15が回転させられ駆動シャフト18が回転するようになっている。
【0020】
なお、上記錘部材10は、形態変化玩具Aを水平状態から垂直状態に状態を変えただけでは回動して重心の移動が発生しないように、ロック装置Cでロックされている。このロック装置Cは、図4に示すように、上下面に左右方向に形成された凸縁23aが図示しないガイド溝にガイドされて左右にスライド移動するスライド部材23と、上下面に前後方向に形成された凸縁24aが図示しないガイド溝にガイドされて前後スライド移動するロック解除部材24とで構成され、このスライド部材23の側面には錘部材10に形成された係合凹部10aに係脱する係合爪25が形成され、後面にはロック解除部材24に係合する係合凸部26が形成されている。この係合凸部26の先端26aとロック解除部材24の先端24bとは斜めに傾斜して、互いの傾斜面が擦れ合うようになっており、ロック解除部材24が押されるとスライド部材23は係合爪25が錘部材10の係合凹部10aから抜けるようになっており、形態変化玩具Aが水平状態で車輪が接地しているときにはロック状態にあり、垂直状態で後カバー4の背面を接地させた場合は、ロック解除部材24が接地面で押されて後カバー4内に移動して、スライド部材23の係合爪25が係合凹部10aから外れてロックが解除されるようになっている。したがって、形態変化玩具を垂直状態にしただけでは形態の変化が起きず、接地しなければ形態の変化は起きないようになっている。
【0021】
そして、駆動シャフト18のほぼ中央に固定された駆動歯車16には上下から挟むように2つのクラウン歯車30、31が噛み合っている。このクラウン歯車30、31にはそれぞれ歯車32、33が一体に形成され、この歯車32、33にはそれぞれ、右前カバー部材3a、左前カバー部材3bを回動させるアーム部材34、35が連係している。
【0022】
このアーム部材34、35はそれぞれ外側にくの字状に曲折した2つのアーム部材34a、34bとアーム部材35a、35bとで構成され、それぞれ一端がフレーム1に、他端が右前カバー部材3a、左前カバー部材3bにそれぞれ回動可能に軸支され、アーム部材34、35が外側に回動するときは右前カバー部材3a、左前カバー部材3bはフレーム1に対して並行に外側に回動移動するようになっている。
【0023】
上記アーム部材34aとアーム部材35aの一端には、それぞれ扇状のラックギヤ36、37が形成され、このラックギヤ36、37はそれぞれクラウン歯車30、31と一体の歯車32、33に噛み合っている。
【0024】
そして、駆動シャフト18の前部に固定されている笠歯車17には、笠歯車40が噛み合っている。この笠歯車40の軸41は後カバー部材4を突き抜け、先端には上カバー部材5が固定されている。
【0025】
さらに、駆動シャフト18の先端には回動部材の一つであるロボットの頭部42が取り付けられ、駆動シャフト18が180度回転すると頭部42は後向きから前向きに変わるようになっている。
【0026】
次に、上記構成の形態変化玩具Aの作動態様について説明する。先ず、図5に示すように、形態変化玩具を垂直の状態にする。この状態では、図6(a)に示すように、後カバー4が接地面aから離れているので、ロック解除部材24は後カバー4から突出した状態になっているのでスライド部材23をスライドさせられないので、スライド部材23の係合爪25は錘部材10の係合凹部10aに係合したままのため錘部材10は下方に回動できないので、回動機構Bは作動することはない(図7(a)参照)。そのため、右前カバー部材3a、左前カバー部材3b、頭部42、上カバー5は回動せず、水平状態の時と同じ状態を維持している。
【0027】
次に、図6(b)に示すように、垂直にした状態で接地面aに立てた状態にすると、ロック解除部材24が後カバー4内に押し込まれるので、スライド部材23は左にスライド移動させられて係合爪25が係合凹部10aから抜けるので、係合爪25による錘部材10のロックが解除され、図7(b)に示すように、重心gが横にあった錘部材10は重心gの下降に伴って下方に回動する。錘部材10が下方に回動すると錘部材10のシャフト22に固定された扇歯車20が下方に回転し、扇歯車20に噛み合った中間歯車21が回転してクラウン歯車15が回転するので、駆動シャフト18が回転する。
【0028】
駆動シャフト18が回転すると、この駆動シャフト18に固定されている駆動歯車16、も回転するので、駆動歯車16に噛み合っているクラウン歯車30、31が回転する。このクラウン歯車30と一体の歯車32にはアーム部材34aのラックギヤ36が、クラウン歯車31と一体の歯車33にはアーム部材35aのラックギヤ37がそれぞれ噛み合っているので、アーム部材34、35は外側に回動し、右前カバー3a、左前カバー3bはフレームから離反する方向に移動を始める(図8参照)。
【0029】
一方、駆動シャフト18に固定されている笠歯車17も回転するので、笠歯車17に噛み合っている笠歯車40も回転し、笠歯車40の軸41に固定されている上カバー5も回転を始める。そして、駆動シャフト18の先端に固定されている頭部42も同様に回転を始める。
【0030】
錘部材10の重心がシャフト22の真下に移動したときには、扇歯車20の回転も止まり、回動機構Bも停止する。この状態では、図2に示すように、右前カバー3a、左前カバー3bは外側に移動してロボットの腕を構成するとともに、頭部42が顔面が前方を向いた状態になって露出し、上カバー5も上下が反転し、後カバー4上に形成されていた擬似脚部4aも露出して、ロボットの足を表現することになり、走行体の形態の時には擬似脚部5aを隠していたサブカバー5aは自重で前に倒れて頭部42を隠すことがなくなり、走行体の形態からロボットの形態に一瞬にして形態を変化させることができる。
【0031】
なお、ロボットの形態で水平状態に戻せば錘部材10は重心gが前方に移動するので駆動シャフト18は逆回転することになり、この駆動シャフト18に取り付けられた駆動歯車16、笠歯車17は逆回転し、右前カバー3a、左前カバー3b、上カバー5、頭部42は元の状態に戻り、ロボットの形態から走行体の形態に瞬時に戻すことができる。
【0032】
また、図示しないが、ロボットの形態において後部(背中側)にロック装置Cを配置し、背中側から解除部材24の先端を突出させてもよい。このことにより、水平状態に戻しただけでは第1の形態に戻らず、ロボットの背中を接地させたときに第1の形態である走行体の形態に戻すことができる。
【0033】
次に、上述の形態変化玩具Aを収容する収容ケースPについて説明する。この収容ケースPに形態変化玩具Aを収容する場合は、図9に示すように、形態変化玩具Aが第1の形態である走行体の状態で収容するようにし、収容ケースPの底板50には形態変化玩具Aが底板50に張り付かないように浮かすための台51と、台の中央に固定手段であるネジ52を挿通するための貫通孔53と、形態変化玩具Aが後壁54に張り付かないように支持する支持板55を設け、後壁54には形態変化玩具Aの後部から後方に突出したロック解除部材24に当接し、このロック解除部材24を押し込む当接部56を設けたもので、形態変化玩具Aを収容ケースP内に収容し、ロック解除部材24を当接部56に押し付けた状態で、収容ケースPの裏側からネジ52を形態変化玩具Aの底部に形成されたネジ孔57に捻じ込み、形態変化玩具Aを、図10(a)に示すように、収容ケースP内に固定する。
【0034】
この状態で、収容ケースPを起こすと、ロック解除部材24は既に当接部材によって押し込まれてスライド部材23の係合爪25は錘部材10の係合凹部10aから外れて錘部材10のロックは解除されているので、錘部材10の重心移動が起こり、回動機構Bが作動して、形態変化玩具Aは走行体の形態からロボットの形態に瞬時に形態が変化する(図10(b)参照)。
【0035】
上述したように、形態変化玩具Aを収容した収容ケースPを水平状態から垂直状態にするだけで形態の変化が起こるので、購買者は店頭に陳列されている実売用の形態変化玩具を直接触れることなく形態の変化を確認できるし、販売者はサンプルの形態変化玩具を置く必要がなく、様々な種類の形態変化玩具であっても全て対応することができ、購買者にとっては簡単に形態の変化を確認することができ、販売者にとってはサンプルを用意することなく実売品だけ用意すれば済むので、両者にとって有効な形態変化玩具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明に係る形態変化玩具の第1の形態の一例である走行体の斜視図
【図2】上記形態変化玩具が第2の形態であるロボットに形態を変化した状態を示す斜視図
【図3】形態変化玩具の内部構造を説明する分解斜視図
【図4】ロック装置を説明する斜視図
【図5】第1の形態の走行体を模した形態変化玩具を垂直の状態にした斜視図
【図6】(a)(b)は上記形態変化玩具を垂直にした状態と、接地した状態を正面側から見た動作説明図
【図7】(a)(b)は上記形態変化玩具を垂直にした状態と、接地した状態を側面側から見た動作説明図
【図8】上記形態変化玩具がロボットに形態を変化させる途中の説明図
【図9】上記形態変化玩具を収容する収容ケースを説明する斜視図
【図10】(a)(b)は形態変化玩具を収容した収容ケースの横にした状態と縦にした状態を示す斜視図
【符号の説明】
【0037】
1 フレーム
2 回動部材
3 前カバー部材
4 後カバー部材
5 上カバー部材
10 錘部材
24 ロック解除部材
42 頭部
A 形態変化玩具
B 回動機構
C ロック装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に揺動可能に配置した錘部材の重心移動を利用して第1の形態と第2の形態とに可逆的に形態を変化させる形態変化玩具であって、水平状態では第1の形態をなし、垂直状態では第2の形態をなすことを特徴とする形態変化玩具。
【請求項2】
前記形態変化玩具の第2の形態はロボットの形態である、請求項1記載の形態変化玩具。
【請求項3】
以下の要件を備えることを特徴とする、請求項1又は2記載の形態変化玩具。
(イ)前記形態変化玩具は、フレームに複数の回動部材が回動可能に設けられ、該回動部材は回動の前後で異なる外観を表現するように構成され、回動前は第1の形態を表現し、回動後は第2の形態を表現するようにしたこと
(ロ)上記フレームの後部には上記錘部材が配置され、該錘部材は前後に揺動可能に配置され、揺動時には重心の移動が発生すること
(ハ)上記フレームには上記回動部材を回動させる回動機構を配置し、該回動機構は上記錘部材の重心の移動を駆動力として作動すること
【請求項4】
前記形態変化玩具は、前記錘部材の揺動を阻止するロック装置を備え、該ロック装置のロック解除部材の一部を前記形態変化玩具が第1の形態と第2の形態との少なくとも何れかの形態において後部から後方に突出させ、該ロック解除部材を押し操作することにより揺動の阻止が解除されるようにした、請求項1、2又は3記載の形態変化玩具。
【請求項5】
前記形態変化玩具を収容する収容ケースであって、該収容ケースには前記形態変化玩具が第1の形態において該形態変化玩具の底面を収容ケースの底面に固定する固定手段を備えるとともに、形態変化玩具の後部に当接する当接部を設けたことを特徴とする、形態変化玩具を収容する収容ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−219714(P2009−219714A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−68563(P2008−68563)
【出願日】平成20年3月17日(2008.3.17)
【出願人】(000003584)株式会社タカラトミー (248)
【Fターム(参考)】