説明

待ち合わせ支援システム及びその方法、並びに待ち合わせを支援するためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体

【課題】 本発明は、待ち合わせを支援するシステム及びその方法に関する。
【解決手段】 第1の移動体端末装置が、待ち合わせ情報及び一又は二以上の他の移動体端末装置を指定することにより、サーバ装置が、少なくとも一の前記他の移動体端末装置に待ち合わせ支援情報を配信する機能を備えた待ち合わせ支援方法において、該待ち合わせ情報及び該他の移動体端末装置の識別情報を登録し、該第1の移動体端末装置及び該他の移動体端末装置の数に基づいて待ち合わせ対象人数をカウントし、サービスの広告情報を該サービスの提供情報及び提供対象人数に関連付けて格納し、該第1の移動体端末装置から送信された該待ち合わせ情報及び該待ち合わせ対象人数に基づいて、対応する該提供情報及び該提供対象人数が関連付けられた広告情報を対象広告情報と特定し、特定された該対象広告情報を該第1の移動体端末装置へ配信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、待ち合わせを支援するシステム及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット及び移動体端末装置の普及が相まって、携帯電話やスマートフォンなどの移動体端末向けに配信される広告、所謂モバイル広告の利用が活発化してきている。
このような技術として特許文献1では、配信用サーバが収集した携帯電話端末の位置情報に基づき、当該携帯端末装置が特定のエリアに位置する場合にのみ広告メッセージを配信する広告配信方法が提案されている。
本件発明に関連する従来技術を開示する特許文献2も参照されたい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−359166号公報
【特許文献2】特開2010−238100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、更にユーザに適合した広告を配信することを目的として鋭意検討を重ねてきた。その結果、ユーザの待ち合わせに関する情報を利用して、当該待ち合わせに適合するよう広告情報を配信することに想到した。すなわち、ユーザによる待ち合わせ情報及び待ち合わせ対象人数に関する情報に基づいて、当該情報に適合するサービスの提供情報及び提供対象人数に関する情報が関連付けられた広告情報を特定することにより、よりユーザに適合した広告を配信できることに想到した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その第1の局面は次のように規定される。即ち、
第1の移動体端末装置が、待ち合わせ情報及び一又は二以上の他の移動体端末装置を指定することにより、サーバ装置が、少なくとも一の前記他の移動体端末装置に待ち合わせ支援情報を配信する機能を備えた待ち合わせ支援システムにおいて、
前記第1の移動体端末装置は、
前記待ち合わせ情報及び前記他の移動体端末装置の識別情報を登録する登録部、を備え、
前記サーバ装置は、
前記第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置の数に基づいて待ち合わせ対象人数をカウントするカウンタと、
サービスの広告情報が該サービスの提供情報及び提供対象人数に関連付けられて格納された格納部と、
前記第1の移動体端末装置から送信された前記待ち合わせ情報及び前記待ち合わせ対象人数に基づいて、対応する該提供情報及び該提供対象人数が関連付けられた広告情報を対象広告情報と特定する特定部と、
特定された前記対象広告情報を前記第1の移動体端末装置へ配信する第1の配信部と、
を備える待ち合わせ支援システム。
【0006】
このように規定される第1の局面の待ち合わせ支援システムによれば、第1の移動体端末装置において待ち合わせ情報及び他の移動体端末装置の識別情報を登録し、サーバ装置において第1の移動体端末装置及び他の移動体端末装置の数に基づき待ち合わせ対象人数をカウントし、広告情報が格納された格納部を参照して、当該待ち合わせ情報及び待ち合わせ対象人数に基づき対応する広告情報を対象広告情報と特定して、第1の移動体端末装置へ配信する。このような待ち合わせ支援システムによれば、店舗等の提供情報等及び広告情報と、待ち合わせ情報及び待ち合わせ対象人数がともにサーバ装置で管理される。そのため、サーバ装置は、待ち合わせ情報等に適合した提供情報等が関連付けられた店舗の広告情報を特定することが可能となる。したがって、ユーザは、ユーザ限定の広告情報を予め知ることができる。
ここで、広告情報は、当該サービスのユーザに提供可能な情報であれば特に限定されず、例えば、店舗の商品や、店舗におけるサービス等が挙げられる。また、この他の例として、広告情報は、イベントの開催情報や、渋滞情報等の道路情報等であっても良い。
また、上記待ち合わせ情報は、待ち合わせ時間又は待ち合わせ場所に関する情報のうち少なくとも一の情報であり、前記提供情報は、提供時間又は提供場所に関する情報のうち少なくとも一の情報であることとできる(第3の局面)。
【0007】
この発明の第2の局面は次のように規定される。即ち、
第1の局面に規定の待ち合わせ支援システムにおいて、前記第1の移動体端末装置は該第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置毎に待ち合わせ人数を指定可能な人数指定部、を備え、
前記カウンタは、前記人数指定部で指定された待ち合わせ人数に基づいて前記待ち合わせ対象人数としてカウントする。
【0008】
このように規定される第2の局面の待ち合わせ支援システムによれば、各移動体端末毎に待ち合わせ人数の指定が可能となる。したがって、移動体端末装置を有していない者についても、カウンタでカウントされる待ち合わせ対象人数に含めることが可能となる。また、ユーザあるいは待ち合わせ相手のうちの数人が行動を共にする場合には、その人数を指定すれば、当該数人のグループにつき一の移動体端末装置の登録で足りるため、利便性に優れる。
【0009】
この発明の第4の局面は次のように規定される。即ち、
第3の局面に規定の待ち合わせ支援システムにおいて、予め定められた条件に基づいて、前記待ち合わせ場所を含む領域を形成する領域形成部、を備え、
前記特定部は、前記提供場所が前記領域に含まれる前記広告情報を前記対象広告情報と特定する。
このように規定される第4の局面の待ち合わせ支援システムによれば、特定部は、待ち合わせ場所に関する条件において、待ち合わせ場所を含む領域に提供場所が位置するか否かに基づき、対象広告情報の特定を行うこととなる。したがって、ユーザは、待ち合わせ場所周辺の広告情報について、より幅広く広告情報を取得することができる。
【0010】
この発明の第5の局面は次のように規定される。即ち、
第1〜第4の局面に規定の待ち合わせ支援システムにおいて、前記広告情報は、前記サービスの提供において特典を受けることができる特典情報であり、
前記第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置は、
対応する移動体端末装置の現在位置を夫々特定する現在位置特定部、を備え、
前記サーバ装置は、
前記待ち合わせ時間における前記移動体端末装置の現在位置が所定の条件を満たすか否か検証する検証部と、
前記検証の結果、前記移動体端末装置の現在位置が前記所定の条件を満たすとき、前記特典を実行可能なクーポンを前記第1の移動体端末装置及び/又は前記他の移動体端末装置へ配信する第2の配信部と、を備える。
【0011】
このように規定される第5の局面の待ち合わせ支援システムによれば、広告情報の内容をクーポン等の特典情報とし、登録した待ち合わせ情報に基づく待ち合わせが実行された場合にのみ当該クーポンを享受することができる。したがって、ユーザ及び待ち合わせ相手の、待ち合わせ時間、待ち合わせ場所における待ち合わせの遵守を促進する効果が期待される。
ここで、所定の条件は、例えば、各移動体端末装置の待ち合わせ時間における現在位置が、登録した待ち合わせ場所と合致していること、とすることができる。また、他にも、各移動体端末装置の現在位置が、待ち合わせ場所から所定の範囲内、あるいは、提供場所から所定の範囲内であることとしても良い。さらには、待ち合わせ時間の現在位置が待ち合わせ場所と合致する待ち合わせ対象人数が提供対象人数を満たしていること、を条件とすることもできる。
【0012】
また、この発明の第6の局面は次のように規定される。即ち、
第1の移動体端末装置が、待ち合わせ情報及び一又は二以上の他の移動体端末装置を指定することにより、サーバ装置が、少なくとも一の前記他の移動体端末装置に待ち合わせ支援情報を配信する機能を備えた待ち合わせ支援方法において、
前記待ち合わせ情報及び前記他の移動体端末装置の識別情報を登録する登録ステップと、
前記第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置の数に基づいて待ち合わせ対象人数をカウントするカウントステップと、
サービスの広告情報を該サービスの提供情報及び提供対象人数に関連付けて格納するステップと、
前記第1の移動体端末装置から送信された前記待ち合わせ情報及び前記待ち合わせ対象人数に基づいて、対応する該提供情報及び該提供対象人数が関連付けられた広告情報を対象広告情報と特定する特定ステップと、
特定された前記対象広告情報を前記第1の移動体端末装置へ配信する第1の配信ステップと、
を備える待ち合わせ支援方法。
このように規定される第6の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
【0013】
この発明の第7の局面は次のように規定される。即ち、
第6の局面に規定の待ち合わせ支援方法において、該第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置毎に待ち合わせ人数を指定可能な人数指定ステップ、を備え、
前記カウントステップは、前記人数指定ステップで指定された待ち合わせ人数に基づいて前記待ち合わせ対象人数としてカウントする。
このように規定される第7の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
【0014】
この発明の第8の局面は次のように規定される。即ち、
第6又は第7の局面に規定の待ち合わせ支援方法において、前記待ち合わせ情報は、待ち合わせ時間又は待ち合わせ場所に関する情報のうち少なくとも一の情報であり、前記提供情報は、提供時間又は提供場所に関する情報のうち少なくとも一の情報である。
このように規定される第8の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
【0015】
この発明の第9の局面は次のように規定される。即ち、
第8の局面に規定の待ち合わせ支援方法において、予め定められた条件に基づいて、前記待ち合わせ場所を含む領域を形成する領域形成ステップ、を備え、
前記特定ステップは、前記提供場所が前記領域に含まれる前記広告情報を前記対象広告情報と特定する。
このように規定される第9の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
【0016】
この発明の第10の局面は次のように規定される。即ち、
第6〜第9のいずれかの局面に規定の待ち合わせ支援方法において、前記広告情報は、前記サービスの提供において特典を受けることができる特典情報であり、
前記第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置について、対応する移動体端末装置の現在位置を夫々特定する現在位置特定ステップと、
前記待ち合わせ時間における前記移動体端末装置の現在位置が所定の条件を満たすか否か検証する検証ステップと、
前記検証の結果、前記移動体端末装置の現在位置が前記所定の条件を満たすとき、前記特典を実行可能なクーポンを前記第1の移動体端末装置及び/又は前記他の移動体端末装置へ配信する第2の配信ステップと、を備える。
このように規定される第10の局面の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
【0017】
更に、この発明の第11の局面は次のように規定される。即ち、
第1の移動体端末装置が、待ち合わせ情報及び一又は二以上の他の移動体端末装置を指定することにより、サーバ装置が、少なくとも一の前記他の移動体端末装置に待ち合わせ支援情報を配信する機能を備えた待ち合わせ支援方法を実現するコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
前記待ち合わせ情報及び前記他の移動体端末装置の識別情報を登録する登録手段と、
前記第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置の数に基づいて待ち合わせ対象人数をカウントするカウント手段と、
サービスの広告情報を該サービスの提供情報及び提供対象人数に関連付けて格納する手段と、
前記第1の移動体端末装置から送信された前記待ち合わせ情報及び前記待ち合わせ対象人数に基づいて、対応する該提供情報及び該提供対象人数が関連付けられた広告情報を対象広告情報と特定する特定手段と、
特定された前記対象広告情報を前記第1の移動体端末装置へ配信する第1の配信手段、
として機能させるコンピュータプログラム。
このように規定される第11の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
【0018】
この発明の第12の局面は次のように規定される。即ち、
第11の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
該第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置毎に待ち合わせ人数を指定可能な人数指定手段、として機能させ、
前記カウント手段は、前記人数指定手段で指定された待ち合わせ人数に基づいて前記待ち合わせ対象人数としてカウントする。
このように規定される第12の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
【0019】
この発明の第13の局面は次のように規定される。即ち、
第11又は第12の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記待ち合わせ情報は、待ち合わせ時間又は待ち合わせ場所に関する情報のうち少なくとも一の情報であり、前記提供情報は、提供時間又は提供場所に関する情報のうち少なくとも一の情報である。
このように規定される第13の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
【0020】
この発明の第14の局面は次のように規定される。即ち、
第13の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
予め定められた条件に基づいて、前記待ち合わせ場所を含む領域を形成する領域形成手段、として機能させ、
前記特定手段は、前記提供場所が前記領域に含まれる前記広告情報を前記対象広告情報と特定する。
このように規定される第14の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
【0021】
この発明の第15の局面は次のように規定される。即ち、
第11〜第14のいずれかの局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記広告情報は、前記サービスの提供において特典を受けることができる特典情報であり、
前記コンピュータは、更に、
前記第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置について、対応する移動体端末装置の現在位置を夫々特定する現在位置特定手段と、
前記待ち合わせ時間における前記移動体端末装置の現在位置が所定の条件を満たすか否か検証する検証手段と、
前記検証の結果、前記移動体端末装置の現在位置が前記所定の条件を満たすとき、前記特典を実行可能なクーポンを前記第1の移動体端末装置及び/又は前記他の移動体端末装置へ配信する第2の配信手段、として機能させる。
このように規定される第15の局面の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
【0022】
第11〜第15のいずれかの局面に規定されるコンピュータプログラムを記録する記録媒体が第16の局面として規定される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施の形態の待ち合わせ支援システムの構成を示すブロック図である。
【図2】(A)ユーザ登録情報、(B)店舗情報を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の待ち合わせ支援システムの動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施の形態の待ち合わせ支援システムの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の他の実施の形態の待ち合わせ支援システムの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例の待ち合わせ支援システムの構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例の待ち合わせ支援システムの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0024】
この発明の実施の形態の待ち合わせ支援システムを説明する。
図1に、待ち合わせ支援システム1の概略構成を示す。
図1に示すように、この待ち合わせ支援システム1は、第1の移動体端末装置2、第2〜第nの移動体端末装置(M2〜Mn)及びサーバ装置3を備えており、各移動体端末装置とサーバ装置とはネットワークNを介して夫々無線接続されている。
【0025】
第1の移動体端末装置2は、ユーザが携帯可能な通信端末装置であり、例えば、携帯電話機、PDA(Portable Digital Assistants)、携帯ゲーム機、ノート型PC、PND(Portable Navigation Device)、車載ナビゲーション装置等が挙げられる。
第1の移動体端末装置2は、入力部21、出力部22、登録部23及び端末側通信部24を備える。
【0026】
入力部21は、後述する待ち合わせ情報及び他の移動体端末装置の識別情報等の各種の情報を入力するために用いられる。入力部21として、マウス、ライトペン又はディスプレイの表示内容と協働するタッチパネル等のポインティングデバイスやキーボード又はマイクロホン等の音声入力装置を用いることができる。
出力部22は、ディスプレイを含み、入力画面や、後述する対象広告情報等、その他の情報を表示する。この出力部22は音声発信部を含むこともできる。
登録部23は、入力部21を介して待ち合わせ情報及び他の移動体端末装置の識別情報を登録する。
【0027】
図2(A)を用いて、上記登録部23で登録される各種情報(ユーザ登録情報)の一例について説明する。
図2(A)に示すように、ユーザ登録情報としては、ユーザID、待ち合わせ情報及び待ち合わせ相手のID等が挙げられ、夫々ユーザIDに関連付けて登録される。また、ユーザの情報として、他にも、年齢、性別、店舗等における滞在時間、所有車種等、更には、ユーザと後述の待ち合わせ相手から構成されるグループの属性(家族、サークル等)を登録しても良い。このようなユーザ情報を登録しておけば、当該属性に適合した広告情報の特定が可能となる。したがって、更に当該ユーザ及び待ち合わせ相手に適合した広告情報を配信することができる。
ユーザIDは、ユーザを識別するための識別子であり、サービスの利用開始時にユーザにより入力されるか、予め用意されあるいは適時に生成されてユーザに付与される。当該ユーザIDが登録されているユーザは第1の移動体端末装置2(M1)を使用するユーザであって、かつこの待ち合わせ支援システムに係るサービスを利用するユーザである。
【0028】
待ち合わせ情報としては、ユーザが他の移動体端末装置(M2〜Mn)を有する待ち合わせ相手との待ち合わせ場所、待ち合わせ時間が挙げられる。待ち合わせ場所は、待ち合わせ場所の座標、住所、あるいは、店舗等を直接入力することにより登録することとできる。また、他の例としては、画面に表示された地図上において待ち合わせ場所をタップすることにより登録することしても良い。
待ち合わせ相手のIDは、待ち合わせ相手を識別可能な情報を登録することとできる。このような情報として、他の移動体端末装置のメールアドレスを登録することとできる。また、他の移動体端末装置がユーザ登録している場合には、当該登録IDを入力することとしても良い。この場合、後述する端末側通信部24は、当該登録IDとともに当該登録IDに紐付けられたメールアドレスをサーバ側通信部31へ送信する。
【0029】
図1に戻り、端末側通信部24は、各種情報をサーバ装置3へ送信する送信部と、各種情報をサーバ装置3から受信する受信部とを備える。当該端末側通信部24が送信する情報としては、例えば、上記入力部21で入力された情報や上記登録部23で登録された待ち合わせ情報及び他の移動体端末装置の識別情報、後述する現在位置特定部で特定された位置及び時間の情報等が挙げられる。また、当該端末側通信部24が受信する情報としては、例えば、後述する対象広告情報やクーポンに関する情報等が挙げられる。
なお、第1の移動体端末装置M1の構成について説明してきたが、他の移動体端末装置M2、…、Mnについても、M1と同様の構成を備えることとしても良い。
【0030】
サーバ装置3は、第1の移動体端末装置2から送信された、上記待ち合わせ情報や、待ち合わせ相手のID等のユーザ登録情報を管理し、当該情報を利用して当該ユーザ登録情報に適合した広告情報を特定し、第1の移動体端末装置2に送信する。
サーバ装置3は、サーバ側通信部31、第1保存部32、格納部33、カウンタ34、第2保存部35、特定部36、第3保存部37を備える。
【0031】
サーバ側通信部31は、各種情報を第1の移動体端末装置2から受信する受信部と、各種情報を第1の移動体端末装置2へ送信する送信部とを備え、上記入力部21で入力された情報や上記登録部23で登録された待ち合わせ情報及び他の移動体端末装置の識別情報、後述する現在位置特定部で特定された位置及び時間の情報を受信する。
サーバ側通信部31には、第1の配信部38が備えられ、後述する対象広告情報を送信する。上記第1の移動体端末装置2から受信した各種情報は、該第1の移動体端末装置2のユーザIDに関連付けて第1保存部32に保存される。
格納部33には、サービスの広告情報が当該サービスの提供情報及び提供対象人数に関連付けられ、店舗情報として格納される。
【0032】
図2(B)を用いて、上記店舗情報の一例について説明する。
図2(B)に示すように、店舗情報としては、店舗ID、店舗名、提供情報、提供対象人数及び広告情報等が挙げられ、これらの情報は夫々店舗IDに関連付けられている。
店舗名は、サービスの提供を行う店舗の名称の文字列である。
店舗IDは、店舗名が示す店舗の識別子であり、店舗名毎に付されている。
【0033】
提供情報は、後述する広告情報に記載のサービスを受けるための条件としての提供場所や提供時間等が設定される。当該提供場所は、サービスを提供する店舗の座標、あるいは、「店舗から半径100m以内」のように店舗周辺の範囲を設定することとできる。また、上記提供時間は、時刻であっても良く、また、「19時〜20時」のように範囲を付して設定しても良い。上記提供情報の他の例としては、「月曜日〜木曜日限定」等のように曜日に関する条件や、「入店時に雨が降っている場合限定」等の天候に関する条件が設定されていても良い。
提供対象人数は、後述する広告情報に記載のサービスを受けるための条件としての人数が設定される。
広告情報は、待ち合わせ情報及び待ち合わせ対象人数が、提供情報及び提供対象人数を満たしたとき、ユーザが享受することができるサービスが設定されている。例えば、図2(B)に示すように、飲食に関する割引特典等が挙げられる。この他にも、上記提供情報及び提供対象人数を満たしたとき、記念撮影特典等のサービスが享受される旨設定されていても良い。
【0034】
図1に戻り、カウンタ34は、第1保存部32を参照し、第1の移動体端末装置2及び他の移動体端末装置の数に基づいて、待ち合わせ人数をカウントする。図2(A)におけるユーザUID01の待ち合わせの場合、当該待ち合わせ人数は、ユーザUID01に係る第1の移動体端末装置(M1)と待ち合わせ相手の移動体端末装置(M2〜M4)の数とを足した「4」とカウントされる。カウントされた当該待ち合わせ対象人数は、ユーザIDと関連付けて第2保存部35に保存される。
【0035】
特定部36は、格納部33、第1保存部32及び第2保存部35を参照して、第1の移動体端末装置2から送信された上記待ち合わせ情報及び上記カウントされた待ち合わせ対象人数に基づいて、対応する提供情報及び提供対象人数が関連付けられた広告情報を対象広告情報と特定する。当該特定部36は、一の対象広告情報を特定しても良いし、二以上の対象広告情報を特定することとしても良い。特定された当該対象広告情報は、ユーザIDと関連付けて第3保存部37に保存される。
【0036】
図2(A)に示すようにユーザUID01は、座標M1(x,y)に、2011年8月26日19時にM2〜M4の移動体端末装置を有する待ち合わせ相手と待ち合わせ予定である。すなわち、待ち合わせ対象人数は「4人」である。
この場合、特定部36は、格納部33から、提供場所が「店舗Aから半径100m以内」、提供時間が「19時〜」、提供対象人数が「2人〜」であるA店の「飲食代10%OFF!」の広告情報を、上記待ち合わせ情報及び待ち合わせ対象人数に適合する対象広告情報と特定する。
上記第1の配信部38は、第3保存部37に保存された対象広告情報を、当該対象広告情報に関連付けられたユーザへ配信する。この場合に例えば、「19時に、M1(x,y)において、M1〜M4さんの待ち合わせが実行された場合には、飲食代が10%OFFになります!」等メッセージが配信される。
【0037】
図3を用いて、図1に示す待ち合わせ支援システム1の動作を説明する。
まず、ステップ10では、第1の移動体端末装置2は、図2(A)に示す自己のユーザID、待ち合わせ情報(場所、時間)、他の移動体端末装置を所有する待ち合わせ相手のID(メールアドレス等)を登録し、サーバ装置3へ送信する。サーバ装置3は、当該情報を受信し、第1保存部32に保存する(ステップ20)。
ステップ21では、サーバ装置3は、カウンタ34は、第1保存部32を参照し、ユーザの所有する第1の移動体端末装置及び待ち合わせ相手の移動体端末装置の個数に基づいて、待ち合わせ対象人数をカウントし、第2保存部35に保存する。
【0038】
ステップ22では、サーバ装置3は、格納部33を参照し、ステップ20で受信した待ち合わせ情報及びステップ21でカウントした待ち合わせ対象人数に対応する、提供情報及び提供対象人数が関連付けられた広告情報を対象広告情報として特定し、第3保存部37に保存する。
ステップ22で特定された対象広告情報は、通信部31内第1の配信部38を介して第1の移動体端末装置2へ配信される(ステップ23)。
第1の移動体端末装置2は、当該対象広告情報を受信し(ステップ11)、出力部22により当該対象広告情報を表示等する(ステップ12)。
【0039】
図4に、他の実施の形態の待ち合わせ支援システム41を示す。図4において、図1と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図4に示すのは、各移動体端末毎に待ち合わせ人数の指定が可能な待ち合わせ支援システム41である。すなわち、当該システム41は、図1に示す装置1において、人数指定部43を更に備えている。
【0040】
人数指定部43は、第1の移動体端末装置M1に対応する人数、他の移動体端末装置M2〜Mnに対応する各人数を指定する。指定された各人数は、ユーザIDと関連付けてユーザ登録情報へ保存される。
この場合、カウンタ34は、上記指定された各人数を足した人数を待ち合わせ対象人数としてカウントする。
ここで、第1の移動体端末装置M1のみが人数指定部43を備えるものには限られず、他の移動体端末装置M2〜Mnが夫々人数指定部を備え、夫々の移動体端末装置において人数指定を行えるよう構成されていても良い。
【0041】
図5に、他の実施の形態の待ち合わせ支援システム51を示す。図5において、図1及び図4と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図5に示すのは、待ち合わせ場所に基づいて可能な待ち合わせ支援システム51である。すなわち、当該システム51は、図1に示す装置1において、領域形成部53を更に備えている。
【0042】
領域形成部53は、第1保存部32を参照し、予め定められた条件に基づいて上記待ち合わせ場所を含む領域を形成する。予め定められた条件としては、特に限定されないが、例えば、上記待ち合わせ場所を中心に半径50mの範囲を当該領域とする旨を条件とすることができる。形成された領域は、ユーザIDと関連付けて第1保存部32のユーザ登録情報に保存される。
この場合、特定部36は、ユーザ登録情報に登録された待ち合わせ場所に代えて、上記領域を参照し、当該領域内に提供場所が位置する広告情報を対象広告情報として特定する。
【0043】
図6に、この発明の実施例の待ち合わせ支援システム61を示す。図6において、図1、図4及び図5と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図6に示すのは、待ち合わせ情報及び待ち合わせ対象人数の通り待ち合わせが実行されたとき、広告情報としての特典情報が配信可能な待ち合わせ支援システム61である。すなわち、当該システム61は、図1に示す装置1において、端末側制御部61、端末側メモリ部62、現在位置特定部63、サーバ側制御部65、サーバ側メモリ部66、検証部67、第2の配信部68を更に備えている。
また、この実施例において他の移動体端末装置M2〜Mnは、第1の移動体端末装置M1と同様の構成を備えている。
【0044】
端末側制御部61はCPU、バッファメモリその他の装置を備えたコンピュータ装置であり、第1の移動体端末装置2を構成する他の要素を制御する。
端末側メモリ部62にはコンピュータプログラムが保存され、このコンピュータプログラムはコンピュータ装置である端末側制御部61に読み込まれて、これを機能させる。このコンピュータプログラムは、移動体端末装置の記憶装置としての内蔵ハードディスク又は内蔵メモリ、移動体端末装置に差し替え可能な記憶媒体としてのSD(登録商標)メモリカード、メモリスティック、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の汎用的な媒体へ保存できる。
【0045】
現在位置特定部63は、GPS受信機能等により移動体端末装置の位置と時間を特定する。当該位置及び時間は、ユーザ自身が位置登録することにより、あるいは、自動的に(例えば、10分間隔等)特定される。特定された移動体端末装置の現在位置は、サーバ装置3へ送信されメモリ部66内のユーザ登録情報に追加される。
サーバ側制御部65はCPU、バッファメモリその他の装置を備えたコンピュータ装置であり、サーバ装置3を構成する他の要素を制御する。
サーバ側メモリ部66にはコンピュータプログラムが保存され、このコンピュータプログラムはコンピュータ装置であるサーバ側制御部65に読み込まれて、これを機能させる。このコンピュータプログラムはDVD等の汎用的な媒体へ保存できる。
【0046】
検証部67は、待ち合わせ時間における移動体端末装置の現在位置が所定の条件を満たすか否かを検証する。すなわち、メモリ部66内のユーザ登録情報を参照して、各移動体端末装置の現在時間における現在位置が待ち合わせ情報と合致しているか検証する。他の例として、検証部67は、各移動体端末装置の現在時間における現在位置がサービスの提供情報に適合しているか検証することとしても良い。
第2の配信部68は、検証部67の検証結果に基づいて、移動体端末装置の現在位置が所定の条件を満たすとき、特典を実行可能なクーポンを第1の移動体端末装置へ配信する。ここで、第2の配信部68は、第1の移動体端末装置への配信に代えて、あるいは第1の移動体端末装置への配信とともに、上記クーポンを他の移動体端末装置へ配信することとできる。
【0047】
図7を用いて、図6に示す待ち合わせ支援システム61の動作の一例を説明する。
まず、ステップ30では、第1の移動体端末装置2は、自己のユーザIDを登録し、サーバ装置3へ送信する。サーバ装置3は、当該ユーザIDを受信し、メモリ部66内の所定の領域にユーザ登録情報として保存する(ステップ40)。
【0048】
ステップ31では、第1の移動体端末装置2は、M2〜Mnの移動体端末装置を所有する待ち合わせ相手を待ち合わせメンバとして、そのメールアドレス等を登録し、送信する。サーバ装置3は、当該情報を受信し、保存する(ステップ41)。
ステップ42では、サーバ装置3は、他の移動体端末装置M2〜Mnに対して、ステップ31で登録された待ち合わせメンバ化の許可要求が送信される。
ステップ50では、他の移動体端末装置M2〜M4は、第1の移動体端末装置2の待ち合わせメンバ登録を許可する場合には、サーバ装置3に許可応答する。
ステップ32では、第1の移動体端末装置2は、待ち合わせメンバとの待ち合わせ場所及び待ち合わせ時間を登録し、送信する。サーバ装置3は、当該情報を受信し、保存する(ステップ43)。
【0049】
ステップ44では、サーバ装置3は、移動体端末装置M1〜M4へ各移動体端末毎に待ち合わせ人数の指定要求が送信される。当該要求を受信した各移動体端末装置M1〜M4は、夫々人数を指定して応答する(ステップ33、51)。
ステップ45では、カウンタ34は、ステップ33及びステップ51で指定された人数に基づいて、待ち合わせ対象人数をカウントし、当該待ち合わせ対象人数をユーザ登録情報に追加して保存する。
ステップ46では、特定部36は、格納部33を参照して、上記ユーザ登録情報に登録された待ち合わせ場所、待ち合わせ時間及び待ち合わせ対象人数に対応する対象広告情報(対象クーポン情報)を特定・保存し、当該対象クーポン情報を第1の移動体端末装置2に配信する。第1の移動体端末装置2は、当該情報を受信し、表示等する(ステップ34)。
【0050】
各移動体端末装置は、登録した待ち合わせが実行されたことを示すべく、位置データ及び時間データをユーザIDと関連付けてサーバ装置3へ送信する(ステップ35、ステップ52)。サーバ装置3は、当該情報を受信する(ステップ47)。
ステップ47で受信した情報に基づいて、検証部67は、各移動体端末装置における位置データ及び時間データが、待ち合わせ場所及び待ち合わせ時間に基づく所定の条件を満たすか否か、また、ユーザIDに関連付けられた待ち合わせ人数の合計が提供対象人数を満たすか否かについて検証する(ステップ48)。
当該検証の結果、上記条件を満たすとき(ステップ48:Yes)、ステップ49へ進み、第2の配信部68は本クーポンを配信する(ステップ49)。第1の移動体端末装置2は、当該情報を受信し、表示等する(ステップ36)。
【0051】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、これらのうち、2つ以上の実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。さらには、これらのうち、2つ以上の実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
【0052】
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
【符号の説明】
【0053】
1 41 51 61 待ち合わせ支援システム
2 第1移動体端末装置
3 サーバ装置
23 登録部
33 格納部
34 カウンタ
36 特定部
38 68 配信部
43 人数指定部
53 領域形成部
63 現在位置特定部
67 検証部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の移動体端末装置が、待ち合わせ情報及び一又は二以上の他の移動体端末装置を指定することにより、サーバ装置が、少なくとも一の前記他の移動体端末装置に待ち合わせ支援情報を配信する機能を備えた待ち合わせ支援システムにおいて、
前記第1の移動体端末装置は、
前記待ち合わせ情報及び前記他の移動体端末装置の識別情報を登録する登録部、を備え、
前記サーバ装置は、
前記第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置の数に基づいて待ち合わせ対象人数をカウントするカウンタと、
サービスの広告情報が該サービスの提供情報及び提供対象人数に関連付けられて格納された格納部と、
前記第1の移動体端末装置から送信された前記待ち合わせ情報及び前記待ち合わせ対象人数に基づいて、対応する該提供情報及び該提供対象人数が関連付けられた広告情報を対象広告情報と特定する特定部と、
特定された前記対象広告情報を前記第1の移動体端末装置へ配信する第1の配信部と、
を備える待ち合わせ支援システム。
【請求項2】
前記第1の移動体端末装置は該第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置毎に待ち合わせ人数を指定可能な人数指定部、を備え、
前記カウンタは、前記人数指定部で指定された待ち合わせ人数に基づいて前記待ち合わせ対象人数としてカウントする、
請求項1に記載の待ち合わせ支援システム。
【請求項3】
前記待ち合わせ情報は、待ち合わせ時間又は待ち合わせ場所に関する情報のうち少なくとも一の情報であり、前記提供情報は、提供時間又は提供場所に関する情報のうち少なくとも一の情報である、請求項1又は2に記載の待ち合わせ支援システム。
【請求項4】
予め定められた条件に基づいて、前記待ち合わせ場所を含む領域を形成する領域形成部、を備え、
前記特定部は、前記提供場所が前記領域に含まれる前記広告情報を前記対象広告情報と特定する、
請求項3に記載の待ち合わせ支援システム。
【請求項5】
前記広告情報は、前記サービスの提供において特典を受けることができる特典情報であり、
前記第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置は、
対応する移動体端末装置の現在位置を夫々特定する現在位置特定部、を備え、
前記サーバ装置は、
前記待ち合わせ時間における前記移動体端末装置の現在位置が所定の条件を満たすか否か検証する検証部と、
前記検証の結果、前記移動体端末装置の現在位置が前記所定の条件を満たすとき、前記特典を実行可能なクーポンを前記第1の移動体端末装置及び/又は前記他の移動体端末装置へ配信する第2の配信部と、
を備える請求項1〜4のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援システム。
【請求項6】
第1の移動体端末装置が、待ち合わせ情報及び一又は二以上の他の移動体端末装置を指定することにより、サーバ装置が、少なくとも一の前記他の移動体端末装置に待ち合わせ支援情報を配信する機能を備えた待ち合わせ支援方法において、
前記待ち合わせ情報及び前記他の移動体端末装置の識別情報を登録する登録ステップと、
前記第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置の数に基づいて待ち合わせ対象人数をカウントするカウントステップと、
サービスの広告情報を該サービスの提供情報及び提供対象人数に関連付けて格納するステップと、
前記第1の移動体端末装置から送信された前記待ち合わせ情報及び前記待ち合わせ対象人数に基づいて、対応する該提供情報及び該提供対象人数が関連付けられた広告情報を対象広告情報と特定する特定ステップと、
特定された前記対象広告情報を前記第1の移動体端末装置へ配信する第1の配信ステップと、
を備える待ち合わせ支援方法。
【請求項7】
該第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置毎に待ち合わせ人数を指定可能な人数指定ステップ、を備え、
前記カウントステップは、前記人数指定ステップで指定された待ち合わせ人数に基づいて前記待ち合わせ対象人数としてカウントする、
請求項6に記載の待ち合わせ支援方法。
【請求項8】
前記待ち合わせ情報は、待ち合わせ時間又は待ち合わせ場所に関する情報のうち少なくとも一の情報であり、前記提供情報は、提供時間又は提供場所に関する情報のうち少なくとも一の情報である、請求項6又は7に記載の待ち合わせ支援方法。
【請求項9】
予め定められた条件に基づいて、前記待ち合わせ場所を含む領域を形成する領域形成ステップ、を備え、
前記特定ステップは、前記提供場所が前記領域に含まれる前記広告情報を前記対象広告情報と特定する、
請求項8に記載の待ち合わせ支援ステップ。
【請求項10】
前記広告情報は、前記サービスの提供において特典を受けることができる特典情報であり、
前記第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置について、対応する移動体端末装置の現在位置を夫々特定する現在位置特定ステップと、
前記待ち合わせ時間における前記移動体端末装置の現在位置が所定の条件を満たすか否か検証する検証ステップと、
前記検証の結果、前記移動体端末装置の現在位置が前記所定の条件を満たすとき、前記特典を実行可能なクーポンを前記第1の移動体端末装置及び/又は前記他の移動体端末装置へ配信する第2の配信ステップと、
を備える請求項6〜9のいずれか一項に記載の待ち合わせ支援方法。
【請求項11】
第1の移動体端末装置が、待ち合わせ情報及び一又は二以上の他の移動体端末装置を指定することにより、サーバ装置が、少なくとも一の前記他の移動体端末装置に待ち合わせ支援情報を配信する機能を備えた待ち合わせ支援方法を実現するコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
前記待ち合わせ情報及び前記他の移動体端末装置の識別情報を登録する登録手段と、
前記第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置の数に基づいて待ち合わせ対象人数をカウントするカウント手段と、
サービスの広告情報を該サービスの提供情報及び提供対象人数に関連付けて格納する手段と、
前記第1の移動体端末装置から送信された前記待ち合わせ情報及び前記待ち合わせ対象人数に基づいて、対応する該提供情報及び該提供対象人数が関連付けられた広告情報を対象広告情報と特定する特定手段と、
特定された前記対象広告情報を前記第1の移動体端末装置へ配信する第1の配信手段、
として機能させるコンピュータプログラム。
【請求項12】
前記コンピュータを、更に、
該第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置毎に待ち合わせ人数を指定可能な人数指定手段、として機能させ、
前記カウント手段は、前記人数指定手段で指定された待ち合わせ人数に基づいて前記待ち合わせ対象人数としてカウントする、
請求項11に記載のコンピュータプログラム。
【請求項13】
前記待ち合わせ情報は、待ち合わせ時間又は待ち合わせ場所に関する情報のうち少なくとも一の情報であり、前記提供情報は、提供時間又は提供場所に関する情報のうち少なくとも一の情報である、請求項11又は12に記載のコンピュータプログラム。
【請求項14】
前記コンピュータを、更に、
予め定められた条件に基づいて、前記待ち合わせ場所を含む領域を形成する領域形成手段、として機能させ、
前記特定手段は、前記提供場所が前記領域に含まれる前記広告情報を前記対象広告情報と特定する、
請求項13に記載のコンピュータプログラム。
【請求項15】
前記広告情報は、前記サービスの提供において特典を受けることができる特典情報であり、
前記コンピュータは、更に、
前記第1の移動体端末装置及び前記他の移動体端末装置について、対応する移動体端末装置の現在位置を夫々特定する現在位置特定手段と、
前記待ち合わせ時間における前記移動体端末装置の現在位置が所定の条件を満たすか否か検証する検証手段と、
前記検証の結果、前記移動体端末装置の現在位置が前記所定の条件を満たすとき、前記特典を実行可能なクーポンを前記第1の移動体端末装置及び/又は前記他の移動体端末装置へ配信する第2の配信手段、
として機能させる請求項11〜14のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項16】
請求項11〜15のいずれかに記載のコンピュータプログラムを記録する記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−61708(P2013−61708A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−198150(P2011−198150)
【出願日】平成23年9月12日(2011.9.12)
【出願人】(501271479)株式会社トヨタマップマスター (56)
【Fターム(参考)】