説明

待ち時間表示カード

【課題】ICチップを搭載し、何度でも書き換え可能な電気泳動表示装置を用いることで随時変化する待ち時間情報を何度でも書き換え表示でき、さらに小型で薄くかつ軽量で持ち運びにも場所を取らない待ち時間表示カードを提供する。
【解決手段】少なくとも情報の表示及び消去が可能な電気泳動表示装置、外部とのデータ通信可能なICチップ、メモリ、これらを備えたカードであって、外部から受信した待ち時間情報を、電気泳動表示装置に表示可能なことを特徴とする待ち時間表示カードを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非接触による書き換えが可能で、電圧の印加によりマイクロカプセル中の荷電粒子が移動することを利用した、待ち時間情報が電気泳動表示装置で表示可能な待ち時間表示カードに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から広い敷地を有する遊園地やテーマパークといった娯楽施設では、多くのアトラクションやレストランが設けられている。これらのアトラクションやレストランの中で、特に人気があるものは入場等のために待ち時間だけ待たされるために常に行列ができており、非常に混み合っていることが多くある。
【0003】
入場者は帰宅時間や閉園時間により滞在時間が限られている中で、待ち時間を少なくし、効率的にアトラクションやレストラン等を回りたいと考えている。特に人気のあるアトラクション等を利用する場合、入場者はできるだけ長時間待ち時間として並ばずに利用したいと強く望んでいる。人気のアトラクション等が広い敷地内に点在する場合、せっかくその場所に到着したのに待ち時間が発生して非常に混み合っており、場合によってはそれらアトラクションやレストランの利用を断念するという場合さえある。
【0004】
入場者は限られた滞在時間で、効率的にアトラクション等を利用するためにも、常に混雑状況に相当する待ち時間を把握しておきたいという気持ちが強い。
【0005】
現在、混雑状況、すなわち待ち時間といった情報はアトラクションの入り口付近や入場者が多く集まるある特定の場所に設置された看板表示に表示し、入場者は、この表示を見て得ることが多い。しかし、この場合、入場者はその待ち時間を看板表示されている場所に行かないとこれらの待ち時間を認識することができないという大変不便な状況を強いられている。
【0006】
混雑状況、すなわち待ち時間といった情報を容易に表示できる、携帯可能な無線式情報媒体とシステムが提案されている。例えば、特許文献1のようなアトラクションやレストラン等の混雑状況、すなわち待ち時間の確認システムが提案されているが、この場合ホストコンピュータからのデータを公衆回線を介して、携帯電話を用いて待ち時間に関する情報の送受信を行っているが、携帯電話を持っていない入場者はこのシステムを利用できない、また、メモリー性がないため表示には常に電力供給しておかなければならないという問題がある。
【0007】
さらに、特許文献2のような表示媒体が提案されているが、この場合もメモリー性がないため、表示には常に電源供給しておかなければならず、また、背面板にガラス基板からなる薄膜トランジスタを、絶縁基板においてもガラス基板や石英基板用いており、重量や安全面、コスト面において現実的ではなかった。
【0008】
特許文献は以下の通り。
【特許文献1】特開2002−230215
【特許文献2】特開2006−243825
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであって、娯楽施設内のアトラクション等の待ち時間情報を取得可能なICチップを用いて電気泳動表示装置に表示することが可能であり、また、メモリー性が良く消費電力が小さく、構造材としてガラス等からなる基板を用いることがないので薄くてかつ軽量であり、さらに7セグメントパターン等の構成が簡単な表示装置を用いることでドライバ数を抑えた表示が可能な電気泳動表示装置を搭載した待ち時間表示カードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明において上述の目的を達成するために、請求項1においては、少なくとも情報の表示及び消去が可能な電気泳動表示装置、外部とのデータ通信可能なICチップ、メモリ、これらを備えたカードであって、外部から受信した待ち時間情報を、電気泳動表示装置に表示可能なことを特徴とする待ち時間表示カードを提供するものである。
【0011】
また、請求項2においては、さらに、アンテナを備え、該アンテナを介して外部と非接触式によるデータ通信が可能であることを特徴とする請求項1の待ち時間表示カードを提供するものである。
【0012】
また、請求項3においては、電気泳動表示装置が、少なくとも一方が透明な一組の対向に配置された基板間にマイクロカプセルを含有したマイクロカプセル表示層を有し、さらにマイクロカプセル表示層を駆動させるための電源供給機能、プログラムを実行する機能を持つことを特徴とする請求項1または2記載の待ち時間表示カードを提供するものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によると、ICチップを搭載し、何度でも書き換え可能な電気泳動表示装置を用いることで随時変化する待ち時間情報を何度でも書き換え表示でき、さらに小型で薄くかつ軽量で持ち運びにも場所を取らないなどといった特有の効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0015】
電気泳動を利用した表示装置のひとつにマイクロカプセルを用いた電気泳動表示装置がある。分散媒が満たされたマイクロカプセル中に正、負に帯電した白色粒子と黒色粒子を入れ、外部電圧の印加によってそれぞれの粒子を表示面に引き上げて画像を形成するものである。マイクロカプセルのサイズは数十μm〜数百μmと小さいので、このマイクロカプセルを透明なバインダー材に分散させると、インクのようにコーティングすることができる。
【0016】
透明電極を形成した透明樹脂膜である透明な基板にこのインクをコーティングしてマイクロカプセル表示層を形成し、TFTに代表されるアクティブマトリクス駆動用の電極回路を形成した基板に貼り合わせると、アクティブマトリクスディスプレイである電気泳動表示装置を得ることができる。
【0017】
通常、透明電極を形成した透明樹脂フィルムに電子インクをコーティングした部品を「前面板」と呼び、アクティブマトリクス駆動用の電極回路である電源供給機能を形成した基板を「背面板」と呼んでいる。背面板にはアクティブマトリクスの他、導電性を有する様々なフィルム等の基板を使用することができる。
【0018】
図1は本発明の電気泳動表示装置を用いた場合の待ち時間表示カード1の模式図である

【0019】
図1に示すように、本発明の待ち時間表示カード1にはアトラクション名を表示する欄とその隣にそれぞれ電気泳動表示装置2を用いて待ち時間を表示する欄として数字表示部3が配列されており、さらにICチップ4が内蔵されている。
【0020】
図2は本発明の待ち時間表示カード1の電気泳動表示装置2についてのA−A’を示す拡大断面図である。
【0021】
図3は本発明の待ち時間表示カード1の透明樹脂フィルム13上の模式図である。
【0022】
図4は本発明の待ち時間表示カード1のB−B’を示す断面図である。
【0023】
図2に示すように、透明な基板であるポリエチレンテレフタレートからなる透明樹脂フィルム6の透明電極層7を有した面に、マイクロカプセル9、バインダー材8を含んだ電子インクを塗布することでマイクロカプセル表示層11を形成し、次いで、マイクロカプセル表示層11に導電性接着層10を形成して、前面板12を得る。
【0024】
また、透明樹脂フィルム13の一層目には数字表示部3となる7セグメントの数字パターンと電源供給部23とをつなぐ導通線14を、例えばスクリーン印刷によりカーボンや銀ペーストを用いてパターンを印刷し、導電性層A15を形成する。さらに、金属箔をエッチング処理することによって、非接触通信用アンテナ22を、数字表示部3と重ならないような構造で形成する。2層目は同様の方法により非導電性層18を、非導通性材料として例えば高分子樹脂でパターンを印刷し形成する。さらに3層目も同様の方法により、数字表示部3となる7セグメントの数字パターンを導電性材料を用いて導電性層C17のパターンを形成し、また数字ライン部分20になる非導通部分を形成する。その際、2層目の導電性層B16は2層目で形成した隙間を埋めるような形になり、3層目でパターン印刷した数字部分19と周辺部分21は1層目の導通線14と接触するように形成する。この様にして電源供給機能を待ち時間表示カードに持たせる。
【0025】
前記前面板12の導電性接着層10とスクリーン印刷法で形成した3層目のパターン面を貼り合わせる。さらにアトラクション名や時間単位などがすでに印刷され、数字表示部3であるマイクロカプセル表示層11が視認可能なように工夫された透明基板である樹脂フィルム5と前面板12の透明基板である透明樹脂フィルム6とを貼り合わせることで電気泳動表示装置を有した本発明の待ち時間表示カード1を得る。
【0026】
表示する数字である7セグメントパターンと電力供給部23から電力を受けるための導通線14がある一箇所の接点で導通されることで、数字部分19の電圧印加が可能となる。
【0027】
図3に示すように、非接触通信用アンテナ22及び電源供給部23は数字表示部3とは重ならないような構造で形成されている。
【0028】
図4に示すように、本発明の電気泳動表示装置搭載型の待ち時間表示カード1には、透明樹脂フィルム6と13の間に非接触用のICチップ4が挟み込まれた構造を有している。
【0029】
図5は本発明の実施形態に係るマイクロカプセル型の電気泳動表示装置のマイクロカプセル表示層に含まれるマイクロカプセルの模式図である。
【0030】
マイクロカプセル表示層11に含まれるマイクロカプセル9は、図5に示すように、メタクリル酸樹脂、ユリア樹脂、アラビアゴム等をカプセル殻24とし、その内部に酸化チタンからなる白色粒子26とカーボンブラックからなる黒色粒子27が、シリコーンオイル等の粘性の高い分散媒25に分散された状態で封入されたものである。白色粒子26である酸化チタンは正電荷を帯びており、一方、黒色粒子27であるカーボンブラックは負電荷を帯びている。
【0031】
図5のように形成した層のマイクロカプセル型電気泳動方式を用いた電気泳動表示装置は、次のようにして動作する。
【0032】
マイクロカプセル表示層11は、図3の断面図に示すように、マイクロカプセル9を多数含んでおり、電極層の電界の向きを制御することで、上述の原理に基づきマイクロカプセル9内の粒子を移動させることで、白色及び黒色として表示させることができる。
【0033】
各数字表示部3において、電極パターンを各々の数字パターンを構成する7つのセグメント電極と、それ以外の背景部分の周辺電極とに分けて形成する。数字パターンのセグメント電極は、表示する数字を構成するのに必要なセグメント電極にのみ正電圧を印加してその部分のマイクロカプセル表示層を黒色表示にし、その他のセグメント電極と周辺電極には負電圧を印加してそれらの領域のマイクロカプセル表示層は白色表示にする。また、表示する数字を構成するのに必要なセグメント電極にのみ負電圧を印加してその部分のマイクロカプセル表示層を白色表示にし、その他のセグメント電極と周辺電極には正電圧を印加してそれらの領域のマイクロカプセル表示層は黒色表示にすることも可能である。
【0034】
図6は本発明の一実施形態に係る待ち時間表示カードのシステム構成例を示すブロック図である。
【0035】
図6に示すシステムは、管理装置システム28と本発明の電気泳動表示装置搭載型カード1とで構成されている。管理装置システム28には本発明のカード1にデータを送信するデータ送信機30と情報プログラムが組み込まれたパーソナルコンピューター(PC)29とを備えている。
【0036】
データ送信機30には、一例としてプログラムを実行する機能を実現するCPU、記憶部(ROM/RAM)、アンテナ、アンテナ駆動回路等を備えている。
【0037】
図7は本発明の電気泳動表示装置搭載型の待ち時間表示カード1の一実施形態に係るシステム構成を説明するブロック図である。
【0038】
本発明の電気泳動表示装置搭載型の待ち時間表示カード1には、ICチップ4、電気泳動表示装置2及びドライバIC31はそれぞれ別々の構造になっている。ICチップ4には、一例としてCPU、記憶部(ROM/RAM)、メモリ、RF回路等が内蔵され、また、本発明のカード1は非接触式で通信を行うため、カード内に非接触通信用アンテナ22を内蔵させ、情報を表示する数字表示部3、駆動させるドライバIC31を備えた構造となっている。
【0039】
データ送信機30内のCPUは記憶部に格納したプログラムに従い動作を制御する。CPUはアンテナ駆動回路を駆動して、アンテナから信号を送信し、電気泳動表示装置搭載型待ち時間表示カード1に搭載の非接触通信用アンテナ22に送信させる。
【0040】
ICチップ4に対して、データ送信機30からの信号を選択的に受信できるように組み込まれた非接触通信用アンテナ22から信号の授受が行われ、ICチップ4内のメモリに
情報が格納され、メモリに格納された情報は、ドライバIC31の制御に基づき数字表示部3に表示される。
【0041】
この前記システムにより、アトラクション係員が並んでいる人数に対して予測する待ち時間を管理装置システム28のパーソナルコンピュータ29において入力する。更新された各種情報はデータ送信機30のアンテナを介し、信号の授受が行われ、本発明の電気泳動表示措置搭載型の待ち時間表示カード1の数字表示部3に表示される。
【0042】
電源供給機能を実現する書き換えの際に必要な電力供給部23は、例えば薄膜電池、薄型電池、ボタン電池等を用いることができる。
【0043】
また、本発明の電気泳動表示装置搭載型の待ち時間表示カード1に、いつ情報が更新されたかが確認できるように、情報更新時刻を表示する部分を、7セグメントの数字パターンを形成し表示することも可能である。
【0044】
上述のように透明基板である透明樹脂フィルム6側及び透明樹脂フィルム13側から電圧が印加されマイクロカプセル表示層に白色及び黒色が表示されることになり、電極に正または負電圧を選択的に印加することが可能となり、選択的に白黒色を表現することができる。
【0045】
本発明の電気泳動表示装置におけるマイクロカプセル表示層において、各粒子は粘性の高い分散媒に分散されているため、一度電界を印加した後は、電源が切断されても粒子の位置は変化しない。このように、表示画像が消えないメモリー性を有するので、書き換え時のみに電界を印加すればよく、通常の表示装置と比較して消費電力の低減が可能となる。
【0046】
本発明の電気泳動表示装置2において、上述のように表示の切替時にのみ電力を消費する低消費電力型表示であるため、電力供給部23には小型の電池を用いることが可能であり、また透明な基板などの基板を構造材としてガラス基板ではなく樹脂フィルムを用いることで、軽さ及び薄さを持たせることができ、省スペース化、フレキシブル性を実現することができる。
【0047】
本発明の電気泳動表示装置のマイクロカプセル表示層は、見易さの面でも、白表示が高反射率で紙の白色に近く、2色表示する場合のコントラストが高い、さらに、視野角も極めて大きく、暗い観察照明はもちろん、屋外の直射日光の下で問題なく使用可能である。
【0048】
本発明の電気泳動表示装置2を搭載した本発明のカード1は、情報の表示と消去が繰り返し可能なマイクロカプセル表示層を有しているので、例えば入場者が帰宅する際にカードを回収することで、カードの発券コストの低減や資源の無駄の排除が可能になるとともに、環境への不可を低減することができる。
【実施例】
【0049】
塗工液を例えば透明電極層としてITOコーティングされたポリエチレンテレフタレートやポリイミド樹脂、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン等を用いて、所定のコーティング法により塗工を行った。
【0050】
上記の塗工シートに導電性接着層が設けられる。導電性接着層の具体的な材質としては、シリコンゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム等があり、その膜厚は25μm程度とし、前面板を得た。
【0051】
ポリエチレンテレフタレートやポリイミド樹脂、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン等を用いて、スクリーン印刷により1層目に電力供給のための導通線を、2層目には数字のライン部分として非導通層を、また3層目には数字を表示する7セグメントパターンをいずれもカーボンコーティングにより形成した。さらに、例えばアトラクション名及び時間単位を印刷したポリエチレンテレフタレートを形成する。
【0052】
上述のポリエチレンテレフタレートと前面板の接着層部分とを貼り合わせた。
【0053】
ホストコンピューターで更新した待ち時間情報が、データ送信機のアンテナを介して、信号の授受が行われ、表示させたい数字及び周辺部分につながれた導通線のみに電圧を選択的に印加することで、電気泳動表示装置搭載型の待ち時間表示カードの電気泳動表示装置のマイクロカプセル表示層に待ち時間として時間表示されたことを確認した。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の電気泳動表示装置搭載型の待ち時間表示カード1の模式図である。
【図2】本発明の電気泳動表示装置搭載型の待ち時間表示カード1の数字表示部3についての拡大断面図である。
【図3】本発明の電気泳動表示装置搭載型の待ち時間表示カード1の透明樹脂フィルム13上の模式図である。
【図4】本発明の電気泳動表示装置搭載型の待ち時間表示カード1の断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る電気泳動表示装置搭載型の電気泳動表示装置2のマイクロカプセル表示層11に含まれるマイクロカプセル9の模式図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る電気泳動表示装置のシステム構成例を示すブロック図である。
【図7】本発明の電気泳動表示装置搭載型の待ち時間表示カード1の一実施形態に係るシステム構成を説明するブロック図である。
【符号の説明】
【0055】
1・・・待ち時間表示カード
2・・・電気泳動表示装置
3・・・数字表示部
4・・・ICチップ
5・・・樹脂フィルム
6・・・透明樹脂フィルム
7・・・透明電極層
8・・・バインダー材
9・・・マイクロカプセル
10・・・導電性接着層
11・・・マイクロカプセル表示層
12・・・前面板
13・・・透明樹脂フィルム
14・・・導通線
15・・・導電性層A
16・・・導電性層B
17・・・導電性層C
18・・・非導電性層
19・・・数字部分
20・・・数字ライン部分
21・・・周辺部分
22・・・非接触通信用アンテナ
23・・・電源供給部
24・・・カプセル殻
25・・・分散媒
26・・・白色粒子
27・・・黒色粒子
28・・・管理装置システム
29・・・パーソナルコンピュータ(PC)
30・・・データ送信機
31・・・ドライバIC


【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも情報の表示及び消去が可能な電気泳動表示装置、外部とのデータ通信可能なICチップ、メモリ、これらを備えたカードであって、外部から受信した待ち時間情報を、電気泳動表示装置に表示可能なことを特徴とする待ち時間表示カード。
【請求項2】
さらに、アンテナを備え、該アンテナを介して外部と非接触式によるデータ通信が可能であることを特徴とする請求項1の待ち時間表示カード。
【請求項3】
電気泳動表示装置が、少なくとも一方が透明な一組の対向に配置された基板間にマイクロカプセルを含有したマイクロカプセル表示層を有し、さらにマイクロカプセル表示層を駆動させるための電源供給機能、プログラムを実行する機能を持つことを特徴とする請求項1または2記載の待ち時間表示カード。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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