説明

微小粒子拡散装置

【課題】使用者の不快感を低減して居住空間の微小粒子の濃度を高くできる微小粒子拡散装置を提供する。
【解決手段】筐体2の前面に開口して室内の空気を吸い込む吸込口2aと、吸込口2aから吸い込まれた気流が流通するとともに筐体2に開口した第1吹出口2cを介して前方に送出する第1送風路4cと、吸込口2aから吸い込まれた気流が流通するとともに筐体2に開口した第2吹出口2dを介して第1吹出口2cと異なる方向に送出する第2送風路4dと、微小粒子を発生して第1送風路4cに放出する微小粒子発生装置10とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イオン等の微小粒子を送出して室内に拡散させる微小粒子拡散装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の微小粒子拡散装置は特許文献1に開示されている。この微小粒子拡散装置は空気清浄機を構成し、筐体の背面に吸込口を開口して上面に吹出口を開口する。筐体内には吸込口と吹出口とを連通させる送風ダクトが設けられる。送風ダクト内には送風機が配される。送風機の上流側には塵埃を捕集するフィルタが配され、送風機の下流側には微小粒子であるイオンを発生するイオン発生装置が配される。
【0003】
微小粒子拡散装置は例えば、室内の一側壁に背面を面して床面上に設置される。送風機の駆動によって吸込口から送風ダクト内に室内の空気が取り込まれ、空気に含まれる塵埃がフィルタにより捕集される。塵埃を除去された空気にはイオン発生装置により発生したプラスイオン及びマイナスイオンが含まれ、吹出口から後方上方に送出される。
【0004】
吹出口から送出されたイオンを含む空気は室内の側壁に沿って上昇し、天井壁、筐体前面に対向する側壁及び床面に沿って流通して吸込口に戻る。これにより、室内の全体にイオンが流通するとともに、床面の略中央部に形成された使用者が居住する居住空間にイオンが供給される。従って、居住空間を含む室内全体の滅菌効果や脱臭効果を得ることができる。
【0005】
尚、吹出口から前方上方に向けて空気を送出してもよい。この場合も同様に、吹出口から送出されたイオンを含む空気は室内の天井壁、筐体前面に対向する側壁及び床面に沿って流通して吸込口に戻る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2011−10991号公報(第5頁−第7頁、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
空間中のイオン濃度を高くすると滅菌効果や脱臭効果を向上させることができる。このため、吹出口から吹き出される空気の流量を増加させると、イオン発生装置により発生したイオンが順次送り出されるため室内のイオン濃度を高くすることができる。
【0008】
しかしながら、上記従来の微小粒子拡散装置によると、吹出口の流量を増加させると風速が上昇し、吹出口から吹き出された空気が直ちに側壁や天井壁に導かれる。このため、イオンを含む空気は室内の壁面に沿って流通した後、床面上の居住空間に到達する。この間にイオンが消滅して居住空間のイオン濃度を十分高くすることができない問題があった。また、イオンを含む空気を吹出口から前方に向けて送出した場合には居住空間の使用者に直接当たる風の風速増加によって体感温度が下がり、使用者が不快に感じる問題もあった。
【0009】
また、微小粒子拡散装置によってイオン以外の芳香剤、消臭剤、殺虫剤、殺菌剤等の微小粒子を送出する場合も同様の問題がある。
【0010】
本発明は、使用者の不快感を低減して居住空間の微小粒子の濃度を高くできる微小粒子拡散装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために本発明は、筐体の前面に開口して室内の空気を吸い込む吸込口と、前記吸込口から吸い込まれた気流が流通するとともに前記筐体に開口した第1吹出口を介して前方に送出する第1送風路と、前記吸込口から吸い込まれた気流が流通するとともに前記筐体に開口した第2吹出口を介して第1吹出口と異なる方向に送出する第2送風路と、微小粒子を発生して第1送風路に放出する微小粒子発生装置とを備えたことを特徴としている。
【0012】
この構成によると、筐体の前面から吸込口を介して室内の空気が筐体内に取り込まれ、第1送風路及び第2送風路に分岐する。第1送風路には微小粒子発生装置で発生した微小粒子が放出され、微小粒子を含む空気が第1吹出口から前方に送出される。また、第2送風路を流通する空気は第2吹出口から第1吹出口と異なる方向に送出される。筐体前面に開口する吸込口の吸気によって第1吹出口から送出された空気が吸込口に引き寄せられ、微小粒子が居住空間に拡散する。また、吸込口の吸込気流の流量を多くしても第1、第2送風路に分岐するため第1吹出口から送出される空気の流量が抑制され、居住空間の風速の増加が抑制される。
【0013】
また本発明は、上記構成の微小粒子拡散装置において、第2吹出口から後方に気流を吹き出すことを特徴としている。この構成によると、第2吹出口から送出された気流が後方の側壁、天井壁、前方の側壁及び床面に沿って流通する。
【0014】
また本発明は、上記構成の微小粒子拡散装置において、前記吸込口の上方に第1吹出口を配置したことを特徴としている。この構成によると、第1吹出口から送出された気流が吸込口の吸込気流により下方に引き寄せられる。
【0015】
また本発明は、上記構成の微小粒子拡散装置において、室内の一側壁に沿って配置した際に、第1吹出口から送出される気流の一部が対向する側壁に到達する前にショートカットして前記吸込口に導かれることを特徴としている。この構成によると、第1吹出口から送出された気流が吸込口の吸込気流に引き寄せられ、気流の一部は対向する側壁に到達する前に吸込口に吸い込まれてショートカットする。
【0016】
また本発明は、上記構成の微小粒子拡散装置において、前記微小粒子発生装置で発生する微小粒子が、イオン、芳香剤、消臭剤、殺虫剤、殺菌剤のいずれかを含むことを特徴としている。
【発明の効果】
【0017】
本発明によると、筐体前面に開口する吸込口と、第1吹出口からイオンを含む気流を前方に送出する第1送風路と、第2吹出口を介して第1吹出口と異なる方向に気流を送出する第2送風路とを備えるので、吸込口の吸気によって第1吹出口から送出された空気が吸込口に引き寄せられ、微小粒子を居住空間に拡散させることができる。また、吸込口の吸込気流の流量を多くしても第1、第2送風路に分岐するため第1吹出口から送出される空気の流量が抑制され、居住空間の風速の増加が抑制される。従って、使用者の不快感を低減して居住空間の微小粒子の濃度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施形態の微小粒子拡散装置を示す側面断面図
【図2】本発明の実施形態の微小粒子拡散装置の室内のイオン濃度の分布を示す図
【図3】本発明の実施形態の微小粒子拡散装置の室内のイオン濃度の分布を示す図
【図4】比較例の微小粒子拡散装置の室内のイオン濃度の分布を示す図
【図5】比較例の微小粒子拡散装置の室内のイオン濃度の分布を示す図
【図6】比較例の微小粒子拡散装置を示す正面断面図
【図7】比較例の微小粒子拡散装置を示す側面断面図
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の微小粒子拡散装置1の側面断面図を示している。微小粒子拡散装置1は筐体2の前面に吸込口2aが開口し、吸込口2aの上方には第1吹出口2cが開口する。筐体2の上面には第2吹出口2dが開口する。筐体2内には樹脂成形品により形成された送風ダクト4が配される。送風ダクト4は吸込口2aと第1吹出口2cとの間及び吸込口2aと第2吹出口2dとの間を連通させる。
【0020】
送風ダクト4内にはシロッコファンから成る送風機5が吸気側を吸込口2aに面して配置される。送風ダクト4は送風機5の上流側に吸気路4aが形成され、下流側に排気路4bが形成される。吸気路4aには吸込口2aに面して塵埃を捕集するフィルタ3が配される。
【0021】
排気路4bは第1送風路4c及び第2送風路4dに分岐し、それぞれの端面に第1吹出口2c及び第2吹出口2dが開口する。第1送風路4cの第1吹出口2c近傍には前方上方に気流を案内する風向板6が設けられる。第2送風路4dの第2吹出口2d近傍には後方上方に気流を案内する風向板7が設けられる。
【0022】
第1送風路4cの壁面にはイオン発生装置10(微小粒子発生装置)が配される。イオン発生装置10は交流波形またはインパルス波形から成る電圧が印加された電極(不図示)がコロナ放電してイオンを発生する。電極の印加電圧が正電圧の場合はコロナ放電による水素イオンが空気中の水分と結合して主としてH(HO)mから成るプラスイオンを発生する。電極の印加電圧が負電圧の場合はコロナ放電による酸素イオンが空気中の水分と結合して主としてO(HO)nから成るマイナスイオンを発生する。ここで、m、nは任意の自然数である。H(HO)m及びO(HO)nは空気中の浮遊菌や臭い成分の表面で凝集してこれらを取り囲む。
【0023】
そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌や臭い成分を破壊する。ここで、m’、n’は任意の自然数である。従って、プラスイオン及びマイナスイオンを発生して第1吹出口2cから送出することにより室内の殺菌及び臭い除去を行うことができる。
【0024】
(HO)m+O(HO)n→・OH+1/2O+(m+n)HO ・・・(1)
(HO)m+H(HO)m’+O(HO)n+O(HO)n’
→ 2・OH+O+(m+m'+n+n')HO ・・・(2)
(HO)m+H(HO)m’+O(HO)n+O(HO)n’
→ H+O+(m+m'+n+n')HO ・・・(3)
【0025】
上記構成の微小粒子拡散装置1において、運転開始が指示されると送風機5及びイオン発生装置10が駆動される。送風機5の駆動によって室内の空気が矢印Aに示すように吸込口2aから送風ダクト4に流入する。送風ダクト4に流入した空気はフィルタ3により塵埃が捕集されて排気路4bに導かれ、第1送風路4c及び第2送風路4dに分岐する。
【0026】
第1送風路4cを流通する空気にはイオン発生装置10で発生したイオンが含まれ、第1吹出口2cから矢印B1に示すように前方上方に送出される。第2送風路4dを流通する空気は第2吹出口2dから矢印B2に示すように後方上方に送出される。
【0027】
この時、第1吹出口2cの吹出気流の流量は吸込口2aの吸込気流の1/2以下になるように第1、第2送風路4c、4dの流路面積が設定される。これにより、吸込口2aの吸込気流の流量を多くしても第1吹出口2cの風速を低く維持することができる。吸込口2aの吸込気流の流量は3m/分以上が望ましく、例えば8m/分に設定される。
【0028】
第2吹出口2dから送出された気流は筐体2の背面に対向する室内の側壁に沿って上昇し、天井壁、筐体2の前面に対向する側壁及び床面に沿って流通する。
【0029】
第1吹出口2cから送出された気流は微小粒子拡散装置1の前面に対向する側壁に向かって流通する。この時、前面に配した吸込口2aの吸込気流の流量を多くしているため、第1吹出口2cから送出された気流が吸込気流に引き寄せられて下方に屈曲する。これにより、室内の居住空間の風速を抑制し、居住空間にイオンが拡散して行き渡る。従って、居住空間のイオン濃度を高くすることができ、滅菌効果や脱臭効果を向上させることができる。尚、居住空間は室内中央部における床面上から人の身長程度までの範囲である。
【0030】
この時、一部の気流が微小粒子拡散装置1の前面に対向する側壁に到達前にショートカットして吸込口2aに流入するように吸込気流の流量を設定してもよい。これにより、送風効率が若干低下するが、確実に居住空間にイオンを拡散させることができる。
【0031】
図2、図3は本実施形態の微小粒子拡散装置1による室内のイオン濃度の分布を示している。また、図4、図5は比較例の微小粒子拡散装置1’による室内のイオン濃度の分布を示している。部屋Rは約6畳の広さであり、幅W、奥行D、高さHがそれぞれ3500mm、3000mm、2500mmである。図2、図4は奥行D方向の中心を通る鉛直面上の分布を示し、図3、図5は高さが1250mmの水平面上の分布を示している。
【0032】
本実施形態の微小粒子拡散装置1は、第1吹出口2cでのイオン濃度を500万個/cm、吸込口2aの吸込流量を8m/分、第1吹出口2c及び第2吹出口2dの吹出気流の流量をそれぞれ4m/分、第1吹出口2cの風速を2.5m/秒、第2吹出口2dの風速を2m/秒としている。
【0033】
図6、図7は比較例の微小粒子拡散装置1’の正面断面図及び側面断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1に示す本実施形態の微小粒子拡散装置1と同様の部分には同一の符号を付している。
【0034】
微小粒子拡散装置1’は筐体2内に左右方向に2つの同様の気流路を並設して構成される。筐体2の両側面にはそれぞれフィルタ(不図示)を配した吸込口2aが開口する。筐体2の上面には2つの第1吹出口2cが開口し、第2吹出口2d(図1参照)が省かれている。第1吹出口2cには前方上方に気流を案内する風向板6が設けられる。
【0035】
両方の吸込口2aと両方の第1吹出口2cとの間はそれぞれ同様の形状の送風ダクト4により連通する。送風ダクト4内には各吸込口2aに吸気側を面したシロッコファンから成る送風機5が配置される。また、送風機5の下流側にはイオン発生装置10(微小粒子発生装置)が配される。
【0036】
送風機5及びイオン発生装置10が駆動されると室内の空気が吸込口2aから送風ダクト4に流入する。送風ダクト4に流入した空気はフィルタにより塵埃が捕集され、イオン発生装置10で発生したイオンが含まれる。そして、第1吹出口2cからイオンを含む気流が前方上方に送出される。
【0037】
図4、図5において、比較例の微小粒子拡散装置1’は一側壁に沿って4台並べられている。第1吹出口2cでのイオン濃度を500万個/cm、吸込口2aの吸込流量及び第1吹出口2cの吹出流量を1.5m/分(1台当たり)、第1吹出口2cの風速を4.2m/秒としている。
【0038】
図4、図5の比較例によると、第1吹出口2cから前方上方に送出された気流が天井壁、対向する側壁及び床面に沿って流通する。これにより、部屋Rの居住空間の上部においてイオン濃度が10万個/cm以下になっており、滅菌効果や脱臭効果を十分得ることができない。
【0039】
これに対し、図2、図3の本実施形態では居住空間のイオン濃度が10万個/cm以上になっており、滅菌効果や脱臭効果を十分得ることができる。
【0040】
本実施形態によると、筐体2前面に開口する吸込口2aと、第1吹出口2cからイオンを含む気流を前方に送出する第1送風路4cと、第2吹出口2dを介して後方に気流を送出する第2送風路4dとを備えるので、吸込口2aの吸気によって第1吹出口2cから送出された空気が吸込口2aに引き寄せられ、イオンを居住空間に拡散させることができる。また、吸込口2aの吸込気流の流量を多くしても第1、第2送風路4c、4dに分岐するため第1吹出口2cから送出される空気の流量が抑制され、居住空間の風速の増加が抑制される。従って、使用者の不快感を低減して居住空間のイオン濃度を高くすることができる。
【0041】
尚、第2吹出口2dから送出される気流は第1吹出口2cと異なる方向(側方、後方、上方)であればよいが、第2吹出口2dから後方に気流を送出するとより望ましい。これにより、筐体2の背面に近接して対向する室内の側壁に沿って気流が上昇し、天井壁、筐体2の前面に対向する側壁に沿って気流が流通する。このため、居住空間に向かう気流を確実に抑制し、使用者の不快感をより低減することができる。
【0042】
また、吸込口2aの上方に第1吹出口2cを配置したので、第1吹出口2cから前方上方に送出した気流が下方に屈曲する。これにより、室内の中央部の広い範囲にイオンを拡散させることができる。
【0043】
また、第1吹出口2cから送出される気流の一部が対向する側壁に到達する前にショートカットして吸込口2aに導かれるようにすると、より確実にイオンを拡散させることができる。
【0044】
本実施形態において、微小粒子拡散装置1はイオン発生装置10によりプラスイオンとマイナスイオンとを発生して室内の滅菌等を行っているが、これに限らない。イオン発生装置10によりマイナスイオンのみを発生して室内のリラクゼーション効果を得る微小粒子拡散装置1であってもよい。また、イオンに替えて、第1送風路4cに芳香剤、消臭剤、殺虫剤、殺菌剤等を放出して室内の消臭、殺虫、殺菌等を行う微小粒子拡散装置1であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明によると、イオン等の微小粒子を送出して室内に拡散させる微小粒子拡散装置に利用することができる。
【符号の説明】
【0046】
1 微小粒子拡散装置
2 筐体
2a 吸込口
2c 第1吹出口
2d 第2吹出口
3 フィルタ
4 送風ダクト
4c 第1送風路
4d 第2送風路
5 送風機
6、7 風向板
10 イオン発生装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体の前面に開口して室内の空気を吸い込む吸込口と、前記吸込口から吸い込まれた気流が流通するとともに前記筐体に開口した第1吹出口を介して前方に送出する第1送風路と、前記吸込口から吸い込まれた気流が流通するとともに前記筐体に開口した第2吹出口を介して第1吹出口と異なる方向に送出する第2送風路と、微小粒子を発生して第1送風路に放出する微小粒子発生装置とを備えたことを特徴とする微小粒子拡散装置。
【請求項2】
第2吹出口から後方に気流を送出することを特徴とする請求項1に記載の微小粒子拡散装置。
【請求項3】
前記吸込口の上方に第1吹出口を配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の微小粒子拡散装置。
【請求項4】
室内の一側壁に沿って配置した際に、第1吹出口から送出される気流の一部が対向する側壁に到達する前にショートカットして前記吸込口に導かれることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の微小粒子拡散装置。
【請求項5】
前記微小粒子発生装置で発生する微小粒子が、イオン、芳香剤、消臭剤、殺虫剤、殺菌剤のいずれかを含むことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の微小粒子拡散装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−61095(P2013−61095A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−198011(P2011−198011)
【出願日】平成23年9月12日(2011.9.12)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】