微小繊維不織布のバスローブ

【課題】従来のバスロ−ブは比較的大きな容積を占めかつ重量も重く持ち運びが不便であった。このような問題を解決すると共に吸水能力の高いバスロ−ブを提供する。
【解決手段】ポリエステル微小繊維５０％およびポリアミド微小繊維５０％含まれる微小繊維が１平方センチメ−トル当たり６，０００から１５，０００含まれる不織布からなるバスローブを作成する。これにより重量が軽いばかりでなくある種のマッサ−ジ効果もあるバスロ−ブが得られた。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【０００１】
本発明は微小繊維不織布からなるバスローブに関する。従来の布からなるこれまでのバスローブの欠点は、比較的大きな容積を占めるとともに比較的重量も重いことにある。
【０００２】
バスローブの吸収能力が大きくなるほど、重量や容積も重く、大きくなる。
【０００３】
この欠点は例えば、水泳プールや海での使用等用にバスローブを鞄に入れて運ばなくてはならないので特に困る。
【発明の概要】
【０００４】
本発明の主目的は上述の欠点を無くす構造のバスローブを提供することにある。
【０００５】
本発明のもうひとつの目的は容積も重量も極めて軽いバスローブの構造を提供することにある。
【０００６】
本発明のもうひとつの目的は、容積が小さい一方で吸収能力が高いバスローブ構造を提供することにある。
【０００７】
米国特許公開第A-5,899,785号は、連続したフィラメントを用いる不織布からなるバスローブを公開している。
【０００８】
本発明の一様相より、上記の目的類は、しかも別の目的も併せて、請求項１によるバスローブによって達せられる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明のさらなる特徴と利点は、以降で明示的だが限定的ではない添付図面類における例を通じて図示される本発明によるバスローブに関する次の詳細開示から明らかにとなろう。すなわち
【図１】：本発明によるバスローブの概要透視図である。
【図２】：バスローブの構造の部分概要図である。
【図３】：部分的に断面が切られたバスローブの構造に関するもうひとつの部分概要図である。
【好ましい実施例の説明】
【００１０】
添付図面の図に関する参照番号を参照して、参照番号５によって全般的に示される本発明によるバスローブ構造には、参照番号３によって示される微小繊維を含む不織布１が含まれる。
【００１１】
前記微小繊維にはポリエステル微小繊維５０％とポリアミド微小繊維５０％が含まれる。
【００１２】
このようにして形成される不織布は、該布重量の４００％までの液体重量の吸収が可能である。
【００１３】
従って、本発明によるバスローブ構造は、はるかに少ない水分を吸収するだけの従来のバスローブに比べて極めて重量が軽いことが明らかなである。
【００１４】
ある例によると、本不織布材料によって作られるバスローブ５は、標準サイズのバスローブについて２００グラムから４００グラムのそれらしき重量を有する。
【００１５】
本バスローブを形成する不織布には６，０００／平方センチメートルから１５，０００／平方センチメートルまで変動する多くの微小繊維が含まれる点を指摘しておかなくてはならない。
【００１６】
さらに、本発明によるバスローブは、従来のバスローブのサイズより小さいことにより該発明のバスローブの持ち運びが容易となる。
【００１７】
本発明によるバスローブを形成する不織布は、これが古い角質の除去作用とともに、ある種の「マッサージ」効果をもたらすので、そのユーザーの皮膚への作用について、メリットがあることが判明した。
【００１８】
故に、当該発明は上述の目的を存分に果たしていることが明白である。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
吸水能力が高く、容積が小さく、かつ標準ユーザーサイズのバスローブ１着につきバスローブ重量が２００グラムから４００グラムである不織微小繊維布（１）、バスローブ重量の４００％までの水分重量を吸収する不織構造をもたらすようポリエステル微小繊維（３）５０％およびポリアミド微小繊維（３）５０％が混合されて含まれる不織微小繊維（３）が、バスローブ（５）に含まれ、前記不織布（１）に１平方センチメートル当たり６，０００から１５，０００までのポリエステルおよびポリアミド微小繊維が含まれるバスローブ（５）。

【図１】