説明

微生物量抑制装置およびシステム

【課題】加圧減圧して微生物量を制御するものにおいて、微生物を含む液体を連続して大量に処理でき、しかも比較的簡単な機構で安価に提供することができる微生物量抑制装置およびシステムを提供する。
【解決手段】微生物量抑制装置は、微生物を含む液体を取り込む流入口4を有し液体を送出する流出口5を有する加圧ポンプ1と、加圧ポンプ1の流出口5に一端6が接続されて加圧ポンプ1により圧送される液体を一端6から他端7へ導く導管2と、導管2の他端7に設けられ導管2よりも断面積が小さい絞り部8aを有し液体を導管2の外部へ噴出させる排出口8とを備え、導管2内を液体が移動する間、加圧ポンプ1によって加圧される液体の圧力により液体中の微生物を所定の高圧に加圧し、液体が排出口8で噴出して液体の圧力が低下することで微生物を所定の高圧から急激に開放させ不活化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として生活環境に存在する液体中の微生物量、とくに水環境中の微生物量を抑制する微生物量抑制装置およびシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
水環境、例えば地下水、温泉、プール水、生活排水、工場排水、食品の処理水などには、人体に悪影響を及ぼす細菌である、レジオネラ菌やサルモネラ菌などが存在することは知られている。これらの細菌を含む微生物を検出する最近の検出技術の進歩に伴い、これまでの培養法で検出された以上の微生物量が検出できるようになった。たとえば蛍光顕微鏡で直接観察・計数する蛍光染色法などにより(非特許文献1参照)、これまで知られていたよりも10〜1000倍以上多くの微生物が存在することが明らかになった。 一方、微生物量を抑制するため、これまで様々な対策が採用されてきた。例えば、加熱殺菌、紫外線殺菌およびフィルタによる除菌などが知られており、また水道水、プール水、温泉等は塩素殺菌されている。そこで、生活環境の安全かつ安心の確保のためには、高精度なモニタリングとともに、生活環境中に生息する微生物量をこれまで以上に抑制することが要望される。
【0003】
しかしながら、塩素殺菌は簡単であるが臭いなどの問題もあり、温泉やプールなどに大量に投入することができない。加熱殺菌は液体が加熱に適さない場合に役立たない。紫外線による方法では高価になる。フィルタによる除菌ではフィルタが必要であり、使用期間を過ぎると交換する必要があり、また使用後の管理面での問題がある。
【0004】
さらに微生物量を抑制できる手段として、高圧加圧後急激な減圧を施すことにより微生物の活性を失わせること、すなわち増殖不能な損傷を与たり破壊死滅させること、も古くから知られている(非特許文献2参照)。この種の従来例として、油圧シリンダによりピストンを駆動して、タンク内の液体を高圧に加圧した後減圧し、微生物を不活化する加圧減圧殺菌装置がある(特許文献1参照)。
【0005】
しかしこのような装置は、タンク内で微生物を含む液体を高圧加圧後減圧した後、タンクから取り出し、別の液体をタンク内で高圧加圧後に減圧するというバッチ処理であり、しかも弁装置による切り換え機構が必要であるとともに、大量に処理する処理効率が悪い。さらに、30MPa(メガパスカル)〜50MPa(約300kgf/cm〜約500kgf/cm)という高圧に耐えるタンクは、小形ならともかく、大形では製造容易でないうえ途方もなく高額となり実現困難である。そのため、この装置は、水環境に対する上記要望に適切に対応することができない。
【非特許文献1】生産と技術Vol.55 No.3(2003)P61−P65
【非特許文献2】蛋白質・酵素の基礎実験法 第I章 I.1.2.4加圧型細胞破壊装置P5-P6(株式会社南江堂1984.5.25第4刷 堀尾・山下編集)
【特許文献1】特公平3−46102号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明の目的は、加圧減圧して微生物量を制御するものにおいて、微生物を含む液体を連続して大量に処理でき、しかも比較的簡単な機構で安価に提供することができる微生物量抑制装置およびシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の微生物量抑制装置は、微生物を含む液体を取り込む流入口を有し前記液体を送出する流出口を有して前記流入口から取り込んだ前記液体を前記流出口へ圧送する加圧ポンプと、前記加圧ポンプの前記流出口に一端が接続されて前記加圧ポンプにより圧送される前記液体を前記一端から他端へ導く導管と、前記導管の前記他端に設けられ前記導管よりも断面積が小さい絞り部を有し前記液体を前記導管の外部へ噴出させる排出口とを備え、前記導管内を前記液体が移動する間、前記加圧ポンプによって加圧される前記液体の圧力により前記液体中の前記微生物を所定の高圧に加圧し、前記液体が前記排出口で噴出して前記液体の前記圧力が低下することで前記微生物を前記所定の高圧から急激に開放させて不活化するものである。
【0008】
上記構成において、前記排出部は、前記排出口から排出される前記液体を受けるタンクと、前記タンク内の液体を前記流入口に戻す帰還路を有する。
【0009】
本発明の微生物量抑制システムは、上記構成の装置の複数を直列に接続し、前記液体を複数の微生物量抑制装置に順次通して複数回の微生物量の抑制を行うものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の微生物量抑制装置およびシステムによれば、液体が加圧ポンプにより導管内に導入されるとともに、液体内の微生物が導管内を流れる時間中、液体により微生物に高圧が印加され、排出口で液体が排出されると同時に微生物が高圧から急激に開放され減圧されるため微生物が不活化し、これにより微生物量を抑制することができる。しかも、加圧ポンプを運転している間中、連続して液体を加圧しながら移動させ排出口より排出するため大量処理が可能であり、構造も比較的簡単になる。さらに、導管は加圧するだけのため故障が起こりにくく長期利用が可能である。また高圧に印加されるものが導管であり、排出口は断面積が導管よりも小さいだけでよいため、大型のタンクと異なり高圧に耐える導管を安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の第1の実施の形態の微生物量抑制装置の説明図である。
【図2】第2の実施の形態の微生物量抑制システムの説明図である。
【図3】第3の実施の形態の微生物量抑制装置の説明図である。
【図4】液体を微生物量抑制装置に通す回数(Pass数)が、0回、2回、5回、10回、20回の場合のコロニーの写真である。
【図5】処理前の細菌の走査形電子顕微鏡像である。
【図6】微生物量抑制装置に液体を10回通したときの液体中の細菌の走査形電子顕微鏡像である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の第1の実施の形態を図1により説明する。すなわち、微生物量抑制装置は、加圧ポンプ1と、導管2と、排出部3とを備える。加圧ポンプ1は微生物を含む液体を取り込む流入口4を有し、液体を送出する流出口5を有して、流入口4から取り込んだ液体を流出口5へ圧送する。たとえばスイミング用プールの水中の微生物を減少させる場合、流入口4をプールに接続して水を取り込む。加圧ポンプ1は、圧送力のあるレシプロピストンポンプやアキシアルピストンポンプなど公知の容積型のポンプが好ましい。導管2は加圧ポンプ1の流出口5に一端6が接続されて加圧ポンプ1の圧送力により液体を一端6から他端7へ導く。排出部3は導管2の他端7に設けられて導管2の液体を外部に排出するもので、導管2よりも断面積が小さい絞り部8aのある排出口8を有する。この排出口8の絞り部8aは、導管2内の液体を加圧ポンプ1の圧送力により所定の高圧に保持するとともに、その液体を高圧から開放し噴水のように噴出させる働きをする。この場合の所定の高圧は、微生物が導管2内を移動する時間中微生物を液体により十分に加圧するのに適する圧力であり、また液体が絞り部8aから噴出する際の急激な減圧により微生物の体内のガスが膨張して微生物の体を増殖不能に損傷させまたは破壊させる、すなわち微生物を不活化する、のに適する圧力である。この所定の高圧はたとえば34MPa(約340kgf/cm)に設定される。なお、導管2は所定の高圧に耐える材質たとえばステンレスで造られ、排出口8も所定の高圧に耐えるように構成されている。また絞り部8aは断面積の大きさを調整できる絞り弁を設けてもよく、あるいは予め設定した断面積に固定してもよい。
【0013】
排出部3はさらに、排出口8から噴出液を受けるタンク9を設け、タンク9に放出口10を設け、放出口10がプールに接続されており、流入口4から取り込んだ水が最終的に活性な微生物が減少した状態でプールに戻される。
【0014】
この微生物量抑制装置によれば、上記のように、プールから流入口4に吸い込まれ加圧ポンプ1に入った水は、流出口5より導管2の一端6に送り込まれ、導管2内を他端7まで移動し、断面積の小さい排出口8より噴水し、タンク9を経て放出口10よりプールに返される。このとき、導管2内の水中の微生物は、加圧ポンプ1の圧送力により水が一端6から他端7まで移動する時間中加圧され、排出口8で導管2から開放されることにより急激に減圧されて微生物が不活化する。その結果、流入口4から入る活性な微生物の多くは放出口10において不活化されているので、プールの水の活性な微生物量が抑制されることとなる。
【0015】
第1の実施の形態において、微生物の不活化に必要な最小の加圧時間は微生物によって異なるが、いずれも加圧時間が長いほど、微生物の体を十分に圧迫した後急激な減圧により、増殖不能な程度に損傷または破壊させることができるので、微生物の不活化に必要な加圧時間を設定することが可能である。また、導管2内の圧力の大きさおよび導管2内の液体の移動速度は、加圧ポンプ1の吐出量/分、導管2の断面積および長さ、ならびに絞り部8aの断面積などに依存し、加圧時間は導管2の長さおよび液体の移動速度によって決まるので、あらかじめ決めた所定の高圧の大きさおよび加圧時間に基づいて、導管2の断面積(径)、長さ、絞り部8aの断面積および加圧ポンプ1の吐出量/分を設定ないし調整する。
【0016】
この場合において、導管2内の圧力は導管2に設けられた圧力計11により測定される。また導管2内の液体に印加される圧力の範囲は14MPから50MPが好ましい。圧力が14MPよりも小さいと加圧時間内の微生物の圧迫が不十分となり減圧時に微生物を損傷・破壊できない割合が大きくなるからである。一方、圧力が50MPを超えると加圧ポンプ1が大型化するとともに導管2の剛性をより強くする必要が生じる。
【0017】
加圧時間の範囲は5秒から60秒の範囲が好ましい。加圧時間が5秒未満では、微生物が圧力によって十分に圧迫されないため減圧時に微生物を損傷・破壊できない割合が大きくなるためである。一方、加圧時間が60秒を超えると微生物に対する押しつけ時間が必要以上となり無駄であり、また導管2が長く必要となるか、あるいは導管2内の液体の流速が遅くなり微生物抑制の効率が悪くなる。
【0018】
導管2の管径の範囲は所定の高圧すなわち上記の圧力に耐えるものとして、外径の範囲がφ16〜φ20であり、内径の範囲がφ12〜φ15であることが好ましく、厚さは2.0mm〜2.5mm程度が好ましい。外径がφ20を超えると導管2の製造コストが大きくなる。内径がφ12未満では流量が少なくなり大量処理の効率が悪くなる。
【0019】
絞り部8aの絞り範囲は90%〜97%が好ましい。90%未満では所定の高圧が得にくくなる。97%を超えると流量の減少が著しくなり大量処理の効率が悪くなる。
【0020】
この微生物量抑制装置は、上記のように微生物を不活化して増殖を妨げる。また加圧ポンプを作動している限り連続して液体を処理することができ、大量処理ができるため、生活環境に存在する液体、とくに水環境の地下水、温泉、プール水、生活排水、工場排水、食品の水処理などの微生物量の抑制に有益であるほか、微生物抑制装置の付いた暑さ対策用のミスト発生装置などにも利用可能である。また第1の実施の形態の変形例としてタンク9を設けずに、排出口8からの噴水を利用して微生物量を抑制した噴水装置としても使用することができる。
【0021】
さらに、液体の加圧減圧に際して弁の開閉がないため構造が簡単になり、導管および排出口は比較的小径でよいため高圧に耐えるものとして安価に製造でき、かつ高圧が印加されるだけのため故障も起こりにくく長期利用が可能である。
【0022】
本発明の第2の実施の形態を図2により説明する。すなわち、微生物量抑制システムは、第1の実施の形態の複数の微生物量抑制装置P1、P2、P3を直列に接続するもので、微生物量抑制装置P1の放出口10を微生物量抑制装置P2の流入口4に連結管14により接続し、微生物量抑制装置P2の放出口10を微生物量抑制装置P3の流入口4に連結管15により接続している。液体を複数の微生物量抑制装置P1、P2、P3に順次通して複数回加圧減圧することにより微生物量の抑制を行うことができる。
【0023】
この結果、プールから取り込まれた水は加圧減圧する工程を3回繰り返した後プールに返されるので、効率よく微生物量を減少することができる。
【0024】
なお、微生物量抑制装置数は上記のように3台に限らず、これよりも多くてもあるいは少なくてもよい。
【0025】
本発明の第3の実施の形態を図3により説明する。すなわち、この微生物量抑制装置は、第1の実施の形態において、排出部3が、タンク9内の液体を流入口4に戻す帰還路17と、帰還路17と選択的に切り換えられてタンク9内の液体を外部に放出する放出部12とを有する。帰還路17はその一端が切り換え弁13を介して放出口10に接続され、他端が切り換え弁16を介して流入口4に接続されている。切り換え弁13により帰還路17と放出部12とを選択的に切り換える。また切り換え弁16により流入口4に対して取り入れ口4aと帰還路17とを選択的に切り換えている。切り換え弁13、16は連動して帰還路17が開くように設定されている。
【0026】
この微生物量抑制装置によれば、切り換え弁13、16により帰還路17が連通しているときは同じ液体が導管2を何回か通ることができ、その度に加圧減圧されて微生物の不活化が行われるので、活性な微生物の減少率がきわめて高い液体となる。一方、切り換え弁13、16を切り換えると帰還路17が閉じ、放出部12が開いて放出部12から微生物の減少した水をプールに返し、また流入口4の取り入れ口4aが開いてプールの水を新たに取り込むことができる。
【0027】
以下、微生物の不活化の実験結果を示す。
【0028】
(微生物量抑制装置)図1の第1の実施の形態を利用する場合、放出口10に微生物量抑制装置で少なくとも1回分放出される液体を入れることができる容器を用意し、容器から試料採取する。微生物量抑制装置に通す回数(Pass数)が2以上の場合、微生物量抑制装置を通過して容器に入った液体を、再度微生物量抑制装置に通し、これを必要な回数繰り返す。試料採取に必要な回数に応じて容器から試料採取する。図3の第3の実施の形態を利用する場合、微生物量抑制装置に通す回数が1回の場合に要する時間を計測しておき、帰還路17を利用して液体を巡回させ、試料採取に必要な回数に対応する時間の経過に応じてタンク9から試料採取する。
【0029】
(微生物量抑制装置の詳細)加圧ポンプ1はレシプロピストンポンプを用い、吐出圧力35MP、吐出量2.1 L/minであった。加圧ポンプ1の駆動モータMは定格出力5.5kwを用い、回転数1500rpmであった。導管2はステンレス(SUS303)の圧力管を用い、外径φ16、内径φ12、長さ3000mmであり、圧力計11による導管2内の圧力は34MPaであった。したがって、導管2内を流れる微生物の加圧時間は、約10秒である。絞り部8aはねじ込みタイプの絞り弁を用いた。タンク9はステンレス製であり、容量は20Lである。
【0030】
(試料採取)微生物量抑制の対象となる地下水を、微生物量抑制装置に通す回数(Pass数)が1、2、5、10、20のときに、上記のやり方で試料採取した。
【0031】
(試料採取の計測)試料採取した水中の細菌のコロニー形成細菌数(Colony forming units;CFU/ml)の計測を行った。コロニー形成細菌数は、R2A培地において25℃で7日間培養し、その結果形成されたコロニー(培地上に肉眼でみえる程度に増殖した細菌の集まり)を計測した数値である。R2A培地は水環境中の細菌の係数に用いられている寒天平板培地である。コロニー形成細菌数の計測では活性な細菌が培養されて増殖したものを計数するので、培養前に活性であった微生物量をほぼ示すこととなる。計測結果は表1のとおりである。
【0032】
【表1】

表1において、Pass数が0は微生物量抑制装置に通す前の地下水(水温10℃)の試料である。表1によれば、コロニー形成細菌数は、Pass数0が約77,000であるのに対して、Pass数1で約1,300に減少し、Pass数2でPass数1と比べて約1/2.6に減少していることがわかる。NDは検出限界以下であることを示す。図4は、Pass数0、2、5、10、20のときのコロニーの写真である。Pass数の増加にしたがってコロニー数が減少していることがわかる。なお、図5はPass数0のときの細菌の走査形電子顕微鏡像であり、活性な細菌を示す。図6はPass数10のときのものであり、細菌が微生物量抑制装置により損傷ないし破壊されている状態を示す。上記の結果、地下水を微生物量抑制装置に1回通すだけで、地下水の活性な細菌の量が相当抑制され、Pass数の増加とともに活性な微生物量が激減していることが確認できた。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明は、大量処理が可能で、高圧に耐える導管を作りやすく、簡単かつ安価に製造することができ、微生物量抑制装置およびシステムとして、生活環境に存在する液体中の微生物量の抑制に有用である。
【符号の説明】
【0034】
1 加圧ポンプ
2 導管
3 排出部
4 流入口
5 流出口
6 一端
7 他端
8 排出口
8a 絞り部
9 タンク
11 圧力計
17 帰還路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
微生物を含む液体を取り込む流入口を有し前記液体を送出する流出口を有して前記流入口から取り込んだ前記液体を前記流出口へ圧送する加圧ポンプと、前記加圧ポンプの前記流出口に一端が接続されて前記加圧ポンプにより圧送される前記液体を前記一端から他端へ導く導管と、前記導管の前記他端に設けられ前記導管よりも断面積が小さい絞り部を有し前記液体を前記導管の外部へ噴出させる排出口とを備え、前記導管内を前記液体が移動する間、前記加圧ポンプによって加圧される前記液体の圧力により前記液体中の前記微生物を所定の高圧に加圧し、前記液体が前記排出口で噴出して前記液体の前記圧力が低下することで前記微生物を前記所定の高圧から急激に開放させて不活化する微生物量抑制装置。
【請求項2】
前記排出口は排出部の一部として構成され、前記排出部は前記排出口から排出される前記液体を受けるタンクと、前記タンク内の液体を前記流入口に戻す帰還路を有する請求項1記載の微生物量抑制装置。
【請求項3】
請求項1記載の微生物量抑制装置の複数を直列に接続し、前記液体を複数の微生物量抑制装置に順次通して複数回の微生物量の抑制を行う微生物量抑制システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2011−110522(P2011−110522A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−271177(P2009−271177)
【出願日】平成21年11月30日(2009.11.30)
【出願人】(593056543)株式会社タカコ (7)
【出願人】(509329235)株式会社TMC (1)
【Fターム(参考)】