説明

微細気泡発生機能付き装置

【課題】例えば微細気泡によって快適な白濁浴を可能とする風呂装置等の微細気泡発生機能付き装置を提供する。
【解決手段】水または空気を含む水が加圧導入される加圧容器30の水の導出口側に出側管路を接続して浴槽26に接続し、加圧容器30の水の入側管路には空気導入弁38とポンプ(循環ポンプ)21とを介設する。ポンプ21は空気導入弁38の閉状態では水を加圧容器30側に送り、空気導入弁38の開状態では水と空気導入弁38を通して外部から入側管路に導入される空気とを加圧容器30側に送る。ポンプ21を設定回転数以上の回転数で駆動させて加圧容器30のタンク内に空気層が形成されない程タンク内の水を激しく攪拌させる空気層非形成モードの機能と、ポンプ21を設定回転数よりも小さい回転数で駆動させて加圧容器30のタンク内に空気層を形成する未溶存空気層形成モードの機能とを切り替え制御する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
水または空気を含む水が加圧導入される加圧容器を有して、該加圧容器は該加圧容器に導入される水を攪拌しながら貯留するタンクと、水の導入口と水の導出口とを備え、前記加圧容器への水の導入口側には給水部に接続される入側管路が接続される構成と成し、前記加圧容器の水の導出口側には水槽に接続される出側管路が接続される構成と成しており、前記入側管路には空気導入弁とポンプとが介設され、該ポンプは前記空気導入弁の閉状態では水を前記加圧容器側に送り、前記空気導入弁の開状態では水と該空気導入弁を通して外部から前記入側管路に導入される空気とを前記加圧容器側に送る構成を有し、前記ポンプから前記加圧容器に送られる空気と前記加圧容器内の未溶存空気の少なくとも一方を前記加圧容器内の水に溶存させると共に該加圧容器内の水に溶存しきれなかった未溶存空気を分離して該未溶存空気の空気層を前記タンク内に形成する未溶存空気層形成モードの機能と、前記加圧容器のタンク内に未溶存空気の空気層が形成されない程タンク内の水を激しく攪拌させる空気層非形成モードの機能とを有し、前記ポンプの回転数を制御することにより前記空気層非形成モードと前記未溶存空気層形成モードとを切り替え制御するモード切り替え制御手段と、前記出側管路内または該出側管路と前記水槽との接続部に設けられて前記空気が溶存された水を前記出側管路内の水中または前記水槽内の水中に噴出させることによりその前記水槽内の水に微細気泡を噴出させる微細気泡噴出装置を有することを特徴とする微細気泡発生機能付き装置。
【請求項2】
加圧容器には、タンクに水を注入する注入口の下側に間隔を介し前記タンク内を上下に仕切る仕切り板が設けられ、該仕切り板には該仕切り板の上から下に水が通過する水通過部が形成されて、該水通過部を通った水が水の被添面に添ってタンク下部側に流下する構成を有しており、前記加圧容器の容量と、該加圧容器に導入される水の流量と、該加圧容器内の仕切り板に形成されている前記水通過部の総面積に応じて該水通過部を通る射流水のフルード数である上流側フルード数の値が変化するものとし、モード切り替え制御手段は、前記加圧容器の前記上流側フルード数の値を跳水現象分類の境界となる境界フルード数より小さい値とすることにより未溶存空気層形成モードとし、前記フルード数を境界フルード数以上の値とすることにより空気層非形成モードとすることを特徴とする請求項1記載の微細気泡発生機能付き装置。
【請求項3】
モード切り替え制御手段は、加圧容器に導入する水の流量を変化させることにより上流側フルード数の値を変化させることを特徴とする請求項2記載の微細気泡発生機能付き装置。
【請求項4】
跳水現象分類の境界フルード数がイニシャルフルード数として予め与えられており、前記加圧容器のタンク内に未溶存空気の空気層が形成される水の流量と前記タンク内に前記未溶存空気の空気層が形成されない水の流量との境界の水の流量を求めて該境界流量に対応する暫定フルード数を求め、該暫定フルード数の前記フルード数に対するずれ量を検出し、該ずれ量に基づいて目標フルード数を検出する学習モード制御手段を有し、モード切り替え制御手段は上流側フルード数の値が前記学習モード制御手段によって求めた目標フルード数より小さい値となるように加圧容器に導入する水の流量を制御することによって未溶存空気層形成モードとし、上流側フルード数の値が目標フルード数以上の値となるように前記加圧容器に導入する水の流量を制御することによって空気層非形成モードとすることを特徴とする請求項2または請求項3記載の微細気泡発生機能付き装置。
【請求項5】
モード切り替え制御手段は、未溶存空気層形成モードのときにはポンプの回転数を予め定められる設定回転数よりも小さい回転数で駆動させ、空気層非形成モードのときには前記ポンプの回転数を前記設定回転数以上で駆動させることにより、加圧容器に導入する水の流量を変化させてモード切り替え制御を行うことを特徴とする請求項3または請求項4記載の微細気泡発生機能付き装置。
【請求項6】
加圧容器には該加圧容器に貯留される貯留湯水の水位を検出する水位検出手段が設けられ、該加圧容器に設けられている水位検出手段の検出結果に基づいて該検出水位が設定高基準水位を超えたときには空気導入弁を開いて外部から入側通路に空気を導入し、該空気をポンプによって水と共に前記加圧容器に送ることにより該加圧容器内の貯留水の水面と容器上端部との間の未溶存空気の空気層の容積を大きくして前記貯留水の水位を設定高基準水位以下にし、前記検出水位が設定低基準水位より低くなったときには空気導入弁を閉じて前記ポンプによって水を前記加圧容器に送り、その水に前記未溶存空気の空気層の空気を溶存させることによって前記空気層の容積を小さくして前記貯留水の水位を設定低基準水位以上にするように前記空気導入弁の開閉制御を行う空気導入弁開閉制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の微細気泡発生機能付き装置。
【請求項7】
水槽は浴槽であるとともに、該浴槽には入側管路が接続されて該浴槽が給水部を兼ねており、出側管路には浴槽水の追い焚き用の追い焚き熱交換器が介設されて、該追い焚き熱交換器と前記出側管路と前記入側管路とを有して追い焚き循環路が形成されており、ポンプの駆動によって浴槽水を前記入側管路と前記加圧容器と前記出側管路に順に通して浴槽に戻し、前記追い焚き循環路を循環させる機能を有する風呂装置であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の微細気泡発生機能付き装置。
【請求項8】
微細気泡噴出装置には、追い焚き循環路を通って循環した水をノズルを通して水中に噴出させることにより水中に微細気泡を発生させる微細気泡発生用流路と、前記水を前記ノズルを通さずに水中に導出する追い焚き用流路と、前記微細気泡噴出装置に導入される水の流量に応じ該流量が設定流量以上の時に閉じる流量対応閉弁とが設けられ、微細気泡噴出動作時にはポンプの制御により前記微細気泡噴出装置に導入される水の流量を前記設定流量以上にすることにより前記流量対応閉弁が閉じられるようにして前記水を前記微細気泡発生用流路を通して水中に噴出させ、追い焚き動作時には前記ポンプの制御により前記微細気泡噴出装置に導入される水の流量を前記設定流量未満にして前記流量対応閉弁を開いた状態とし前記水を前記追い焚き用流路を通して水中に導出させるポンプ駆動制御手段を有することを特徴とする請求項7記載の微細気泡発生機能付き装置。
【請求項9】
微細気泡噴出装置から水中に微細気泡を噴出させる微細気泡発生動作の機能と、追い焚き循環路内に浴槽の湯水を循環させて追い焚き熱交換器により前記湯水の追い焚きをする追い焚き動作の機能と、微細気泡発生動作時に浴槽の湯水を追い焚き加熱する微細気泡発生と追い焚きの同時動作の機能とを有する請求項7または請求項8記載の微細気泡発生機能付き装置。
【請求項10】
微細気泡発生機能付き装置にはリモコン装置が信号接続され、該リモコン装置には前記微細気泡発生機能付き装置の微細気泡噴出動作をオンオフする微細気泡発生操作部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一つに記載の微細気泡発生機能付き装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【公開番号】特開2013−111502(P2013−111502A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−258192(P2011−258192)
【出願日】平成23年11月25日(2011.11.25)
【出願人】(000129231)株式会社ガスター (277)
【Fターム(参考)】