心イベント監視システム
心イベント監視システムは、ベースコネクタを有するベースユニットと、装着型電極システムと、挿入アダプタとを備えている。前記装着型電極システムは、ケーブルと、前記ケーブルの一端に電極と、前記ケーブルのもう一端にケーブルコネクタとを備えている。前記ケーブルコネクタは、ベースコネクタへ挿入するように構成されている。前記挿入アダプタは、電極と、前記ベースコネクタへ挿入するように構成されたアダプタコネクタとを備えている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、心イベント監視システムに関する。
【背景技術】
【0002】
心イベントの監視は、心臓由来で、かつ、たとえば1週間に3回以下といった不定期に発生する症状を訴える患者について行われる手続きである。用語「心イベント」は、伝統的に、その検査が症状または「イベント」の発生に依存することから使用される。症状が発生した場合、患者は、自分の心電図(ECG)を記録するため、イベントモニタを作動させる。検査期間中(数日から、場合によっては、たとえば30日間続く場合もある)、患者はイベントモニタを持ち運ぶ。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
一般的な一態様において、心イベント監視システムは、ベースコネクタを有するベースユニットと、装着型電極システムと、挿入アダプタとを備えている。装着型電極システムは、ケーブルと、ケーブルの一端に電極と、ケーブルのもう一端にケーブルコネクタとを備えている。ケーブルコネクタは、ベースコネクタへ挿入するように構成されている。挿入アダプタは、電極と、ベースコネクタへ挿入するように構成されたアダプタとを備えている。
【0004】
本発明の実施は、以下の1つまたは複数の特徴を備えることができる。たとえば、挿入アダプタは、2つの電極を備えることができる。挿入アダプタの電極は、それぞれ指を受けるサイズであることが可能である。装着型電極システムの電極は、患者の皮膚に付着するように構成することができる。挿入アダプタおよび装着型電極システムの電極は、患者の皮膚に接した場合、患者の心臓からの電気信号を検出することができる。
【0005】
ベースユニットは、コントローラを備えることができる。コントローラは、自動取得モード、手動モード、または指電極モードで動作するように構成することができる。ベースユニットは、挿入アダプタまたは装着型電極システムから記録されたデータを送信するスピーカを備えることができる。ベースユニットは、挿入アダプタまたは装着型電極システムから記録されたデータを保存するメモリを備えることができる。ベースユニットは、ディスプレイ、および/あるいは1つまたは複数の入力装置を備えることができる。
【0006】
別の一般的な態様において、心イベント監視システムは、ベースユニットおよび挿入アダプタを備えている。ベースユニットは、装着型電極システムのケーブルコネクタを受けるように構成されたベースコネクタを備えている。挿入アダプタは、電極と、ベースユニットのベースコネクタへ挿入するように構成されたアダプタコネクタとを備えている。
【0007】
本発明の実施は、以下の1つまたは複数の特徴を備えることができる。たとえば、ベースユニットは、自動取得モードで動作するように構成されたコントローラを備えることができる。
【0008】
各電極は、指を受けるサイズであることができる。挿入アダプタの電極は、患者の皮膚に接した場合、患者の心臓からの電気信号を検出することができる。
【0009】
ベースユニットは、挿入アダプタまたは装着型電極システムから記録されたデータを送信するスピーカを備えることができる。ベースユニットは、挿入アダプタまたは装着型電極システムから記録されたデータを保存するメモリを備えることができる。
【0010】
別の一般的な態様において、心イベントを監視する方法は、装着型電極システムが監視システムのベースユニットに接続されているかどうかを判定するステップと、装着型電極システムがベースユニットに接続されている場合、装着型電極システムの電極からの電気信号を受信するようにベースユニットを動作させるステップとを備えている。前記方法は、装着型電極システムがベースユニットに接続されてない場合、挿入アダプタがベースユニットに接続されているかどうかを判定するステップと、挿入アダプタがベースユニットに接続されている場合、挿入アダプタの電極から電気信号を受信するようにベースユニットを動作させるステップとをさらに備えている。
【0011】
本発明の実施は、以下の1つまたは複数の特徴を備えることができる。たとえば、前記方法は、患者が電気信号を送信することを要求したと判定された場合、監視センタに電気信号を送信するステップをさらに備えることができる。
【0012】
装着型電極システムの電極から電気信号を受信するように、ベースユニットを動作させるステップは、患者の電気信号を監視するステップと、電気信号が異常であると判定された場合、電気信号を記録するステップとを備えることができる。挿入アダプタの電極から電気信号を受信するように、ベースユニットを動作させるステップは、患者が少なくとも1つの電極の上に指を置いた場合、挿入アダプタの電極から電気信号を受信するステップを備えることができる。
【0013】
前記方法は、所定の期間、または患者が電気信号を送信するまで、挿入アダプタ、または装着型電極システムから受信した電気信号をメモリに保存するステップを備えることができる。前記方法は、ベースユニットに関する患者への指示を表示するステップを備えることができる。前記方法は、ベースユニットに関する患者からの指示を、1つまたは複数の入力装置から受信するステップを備えることができる。
【0014】
さらなる一般的な態様において、心イベントを監視する方法は、電極と、ベースユニットのベースコネクタに挿入するように構成されたアダプタコネクタとを有する挿入アダプタを与えるステップを備えている。ベースコネクタは、ケーブルと、ケーブルの一端に電極と、ケーブルのもう一端にケーブルコネクタとを有する装着型電極システムのケーブルコネクタを受けるように構成されている。
【0015】
別の一般的な態様において、挿入アダプタは、ハウジングと、ハウジングの片側に2つの指電極と、ハウジングのもう片側にアダプタコネクタとを備えている。アダプタコネクタは、心イベントモニタのベースユニットのコネクタへ挿入するように構成されている。
【0016】
心イベント監視システムは、装着型電極を用いる標準のイベントモニタを患者が使用することを可能にするだけでなく、装着型電極に対して患者が戸惑うまたは使用を望まない場合、患者に指電極を使用する選択肢を与えるシステムを提供する。挿入アダプタは、すでに装着型電極システムと接続するように構成されているベースユニットと互換性があるように構成されている。したがって、指電極とともに使用するために、標準のベースユニットを再構成する必要がない。装着型電極または指電極のいずれかを使用することができるとともに、一式でさらなる選択肢を患者に提供することができる。
【0017】
本願発明の他の特徴は、本願明細書、添付の図面、および添付の特許請求の範囲から明らかとなる。
【0018】
様々な図面において同一の参照符号は、同一の構成要素を示している。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】心イベント監視システムのブロック図である。
【図2A】図1の心イベント監視システムのベースユニットの透視図である。
【図2B】図1の心イベント監視システムのベースユニットの透視図である。
【図3A】図1の心イベント監視システムの挿入アダプタの透視図である。
【図3B】図3Aの挿入アダプタの上面、前面、および側面図である。
【図3C】図3Aの挿入アダプタの上面、前面、および側面図である。
【図3D】図3Aの挿入アダプタの上面、前面、および側面図である。
【図3E】図3Aの挿入アダプタの電気回路図である。
【図4】図1の心イベント監視システムの動作を示す手続きのフローチャートである。
【図5】図2Aおよび2Bのベースユニットに接続され、図3Aの挿入アダプタを用いた図1の心イベント監視システムを示す透視図である。
【図6】図2Aおよび2Bのベースユニットに接続された図3Aの挿入アダプタとともに図1の心イベント監視システムを使用する患者を示す透視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
心イベントの監視は、心臓疾患の様々なタイプの一過性で不定期な症状を経験した患者を診断するために使用される。息切れ、目眩、および動悸などの症状は、患者共通の病状の一部である。それらの症状は、心筋の収縮を制御する電気信号の乱れによって生じうる。その乱れは、ランダム、自発的、あるいは感情またはストレスによって誘発される。
【0021】
図1を参照すると、心イベント監視システム100は、ベースユニット105と、装着型電極システム110と、挿入アダプタ115とを備えている。以下に詳細が記載されるように、ベースユニット105は、ベースコネクタ120と、電子部品を収容するとともにユーザインタフェースを有する本体107とを備えている。
【0022】
前記装着型電極システム110は、ケーブル125と、ケーブル125の一端に少なくとも2つの電極130と、ケーブル125のもう一端にケーブルコネクタ135とを備えている。ケーブルコネクタ135は、ベースコネクタ120へ挿入するように構成されている。各電極130は、患者の皮膚と接する平面パッチ上の導電部材によって構成されている。いくつかの場合、各電極130の平面パッチは、患者の皮膚と電極表面との間の電気伝導を向上させるゲルでコーティングされている。パッチは、患者の皮膚に張り付く粘着剤を備えることができる。電極130は、通常、患者の胸部に沿って、最良のECG信号を取り出すのに適した場所に配置される。
【0023】
図2Aおよび2Bを参照すると、前記ベースユニット105は、ポケットベルサイズであるとともに、手持ち、または患者装着型であることができる。ベースユニット105は、システム100の動作を制御するコンポーネントを収容する本体107を備えている。したがって、ベースユニット105は、本体107内のコントローラ150と、本体107を通してコントローラ150に接続された様々な入力および出力装置とを備えている。コントローラ150は、本体107内の片側のコンパートメント200内に配置された電池によって供給が可能な、電源155からの電力を受ける。本体107およびバッテリコンパートメント200は、硬質プラスチックのような、適切な非電導性軽量材料で作ることができる。
【0024】
前記コントローラ150は、プロセッサ151、メモリ152、クロック153、およびカウンタ154を備え、装着型電極システム110、および/または挿入アダプタ115からの信号を処理し、前記システム100を使用する患者またはサービス技師からの入力を受信するとともに、医療従事者、クリニック、または病院によって提供されるように、監視センタへ記録したデータを送信する。ベースユニット105上の入力装置は、症状記録ボタン160と、「はい」/送信ボタン165と、「いいえ」ボタン170とを備えている。「はい」/送信ボタン165は、2つの方法のうちいずれかで使用することができる。すなわち、コントローラ150によって質問された場合に、「はい」と答えるための、応答ボタンとしてとして使用することができる、またはECGを送信するように、コントローラ150に指示するために使用することができる。「いいえ」ボタン170は、2つの方法のうちいずれかで使用することができる。すなわち、コントローラ150によって質問された場合、「いいえ」と答えるための応答ボタンとして使用することができる、またはECGの送信を取り消すように、コントローラ150に指示するために使用することができる。
【0025】
前記ベースユニット105上の出力装置は、患者、および/または技師とのインタフェースを提供する、液晶ディスプレイ(LCD)などのディスプレイ175と、記録に関するデータを送信するスピーカ180と備えている。
【0026】
前記システム100は、装着型電極システム100または挿入アダプタ110から受信した異常なECG信号を記録し、保存するとともに、送信するように構成されている。システム100は、実際、一過性でかつ不定期な症状を経験している患者によって使用されることを意図し、数日または数週間の間、装着することができる。水分(たとえば、汗)が、前記ベースユニット105と接触する可能性がある場合、ベースユニット105は、患者の衣服の外側に装着することができる。湿潤または低温状態の間、保護のため、ベースユニット105は、レインコートまたはジャケットなどの上着の下に装着することができる。
【0027】
患者は、通常、ECGデータを取得する単一ユニットとして前記ベースユニット105および装着型電極システム110を動作させる。しかし、ベースユニット105および装着型電極システム110の特徴を所望する患者の一部は、さらに、指電極による取得を選択肢として所望する可能性がある。それは、データを得るため患者の皮膚の上に配置しなければならない装着型電極130を使用するよりも、患者に与える負担が小さい。したがって、挿入アダプタ115は、装着型電極システム110が、ベースユニット105に接続されていない、または外れている場合に、ベースユニット105と接続するように構成されている。
【0028】
図3A〜3Dを参照すると、前記挿入アダプタ115は、ハウジング300の片側に指電極305,310を有するハウジング300と、ハウジング300のもう片側から突出しているアダプタコネクタ315とを備えている。アダプタ115が、ベースユニット105に取り付けられている場合、患者は、ベースユニット105を持ちながら各電極305,310上に指の表面を容易に置くことができるように、電極305,310は、配置されている。患者が使用する指は、患者の手の5本の指(five terminating members)のうちいずれでもよい。アダプタ315は、ベースコネクタ120へ挿入するように構成されているとともに、コネクタ315内の接続は、アダプタ115および装着型電極システム110の両方をベースユニット105とともに使用可能にする装着型電極システム110のコネクタ135の接続と同じである。ハウジング300は、硬貨プラスチックなどの軽量非導電性材料で作られている。アダプタ115は、一般的に、ベースユニット105よりも小さいが、電極305,310で指を受けるには十分大きいサイズである。図示されているように、アダプタ115は、長方形形状であることができる。
【0029】
図3Eを参照すると、前記アダプタ115は、電極305,310からアダプタコネクタ315への電気接続355,360を備えている。電気接続355,360は、装着型電極システム110内の電気接続と同じ様式で、ベースユニット105のコントローラ150に接続されている。さらに、アダプタ115は、ベースユニットに接続されている場合、ベースユニット105がアダプタ115を識別するのを可能にする特有の識別子を備えている。たとえば、特有の識別子は、アダプタ115に対して特有の値を有する抵抗器365,370によって形成される内部抵抗から形成することができる。
【0030】
さらに図4を参照すると、手続き400は、患者の心イベントを監視する前記心イベント監視システム100によって、実行される。一般に、ベースユニット105は、電源155のエネルギーを節約するため、不活性期間の後にターンオフする。ベースユニット105は、患者が、ベースユニット105のボタンを押すことによって、ベースユニット105をターンオンすることができるように、セットアップすることができる。最初に、コントローラ150は、装着型電極システム110がベースユニット105に接続されているかどうかを判定する(ステップ405)。たとえば、装着型電極システム110は、装着型電極システム110に対する特有の内部抵抗を備えることができるとともに、ベースユニット105は、装着型電極システム110がベースユニット105に接続されている場合、前記抵抗を検出することができる。装着型電極システム110が、ベースユニット105に接続されている場合、コントローラ150は、患者が、たとえばセットアップ動作中に自動取得モードを選択することによって、ベースユニット105を自動取得モードで動作するようにセットアップしているかどうかを判定する(ステップ410)。患者が、自動取得モードを予め選択している場合(ステップ410)、コントローラ150は、自動取得モード(コントローラ150が、患者からの入力なしに、ECGを記録するタイミングを判定するモード)で動作する(ステップ415)。
【0031】
前記自動取得モード中(ステップ415)、患者は、検査期間中、患者に装着された小型バッテリ電源式システムを持ち運ぶ。電極130は、結合された(associated)粘着パッチを用いて、患者の身体、たとえば患者の胸部などに付着されるとともに、電極130は、患者の心臓からの電気信号を検出する。コントローラ150は、心臓の電気信号における異常を検出するため、電極130からの電気信号を持続的に解析する。コントローラ150が異常を検出した場合、コントローラ150は、所定のプロトコルに従って、イベントデータを記録および保存する。さらに、自動取得モードに充てられているメモリ152を、動的に管理するとともに、必要に応じて、新たな活動に関して上書きすることができる。さらに、コントローラ150は、データが記録されていることと、患者は監視センタにデータを送信するべきであることとを患者に知らせる信号をスピーカ180に送信することができる。装着型電極システム110がベースユニット105から外れているとの通知を受信するまで(ステップ405)、または患者が手動モードで動作するようにベースユニット105をセットアップしてない場合(ステップ410)に、コントローラ150は、自動取得モードで動作する(ステップ415)。
【0032】
前記装着型電極システム110がベースユニット105に接続されていると、コントローラ150が判定し(ステップ405)、かつ患者がベースユニット105を手動モードで動作するようにセットアップした場合(ステップ410)、コントローラ150は、手動モードで動作する(ステップ420)。自動取得モードと同様に、手動モードにおける検査期間中、患者は、患者に装着されたバッテリ電源式システム100を持ち運ぶ。電極130は、患者の身体に付着されるとともに、電極130は、患者の心臓からの電気信号を検出する。症状が発生した場合、患者は、症状記録ボタン160を押すことによってECGを記録するように、ベースユニット105内のコントローラ150をトリガする。ディスプレイ175は、記録が行われている間、カウントダウンメッセージを示す。コントローラ150は、装着型電極システム110がベースユニット105から外れているとの通知を受信するまで(ステップ405)、または患者がベースユニット105を自動取得モードで動作するようにセットアップしていない場合(ステップ410)、手動モードで動作する。
【0033】
前記装着型電極システム110がベースユニット105に接続されていないと、コントローラ150が判定した場合(ステップ405)、コントローラ150は、挿入アダプタ115がベースユニット105に接続されているかどうかを判定する(ステップ425)。たとえば、挿入アダプタ115は、挿入アダプタに対する特有の抵抗を有する抵抗器365,370を備えるとともに、ベースユニット105は、挿入アダプタ115がベースユニット105に接続されている場合、前記抵抗を検出することができる。図5に示されているように、挿入アダプタ115がベースユニット105に接続されている場合、コントローラ150は指電極モードで動作する(ステップ430)。指電極モード中(ステップ430)、ベースユニット105は、遮断する、または待機モードで動作するとともに、コントローラ150は、患者がデータの記録を開始する行動をとるまで、電源155における電力を節約するように、ディスプレイ175を待機状態に維持することができる。
【0034】
図6に示されているように、前記患者が症状を経験した場合、患者は、症状記録ボタン160を押すとともに、ディスプレイ175を見る。コントローラ150は、ボタン160が押されていることを判定するとともに、カウントダウンモードに入り、電極305,310が指と接するように、指を電極305,310の上に置くよう患者に指示する、「countdown to record(記録までのカウントダウン)」メッセージを表示するように、ディスプレイ175に信号を送信する。コントローラ150がカウントダウンを完了した後、カウントダウンモードは終了するとともに、コントローラ150はベースユニットがデータを記録しているとの通知をディスプレイ175に表示させる。たとえば、ディスプレイ175は、「Finger Electrode Recording XX(指電極記録XX)」メッセージを表示することができる。ただし、XXは、ベースユニット105のセットアップ中の測定期間として指定される秒数である。たとえば、図6に示されているように、表示メッセージは、「Finger Electrode recording 10(指電極記録10)」である。コントローラ150は、XXの値から0までカウントダウンするとともに、0に達すると、コントローラ150は、送信プロンプトモードに入る。以下に記載するように、コントローラ150は、患者に記録信号を送信するよう要求するメッセージを表示するように、ディスプレイ175に信号を送信することができる。コントローラ150は、挿入アダプタ115がベースユニット105から外れているとの通知を受信するまで(ステップ425)、指電極モードで動作する(ステップ430)。
【0035】
前記記録が完了した後、患者は、装着型電極システム100、または挿入アダプタ115のいずれかをベースユニット105から外す。したがって、コントローラ150は、装着型電極システム100が、ベースユニット105に接続されていないこと(ステップ405)と、挿入アダプタ115が、ベースユニット105に接続されていないこと(ステップ425)とを判定する。次に、コントローラ150は、「はい」/送信ボタン165が押されているかどうかを判定する(ステップ435)。この実施では、ベースユニット105は、装着型電極システム110および挿入アダプタ115の両方がベースユニット105から外れている場合、単に送信するように構成されている。「はい」/送信ボタン165が押されていない場合(ステップ435)、エネルギーを節約するため、コントローラ150は、ベースユニット105を待機モードに入れる(ステップ440)。
【0036】
前記「はい」/送信ボタン165が押されていると、コントローラ150が判定した場合(ステップ435)、コントローラ150は、送信モードで動作する(ステップ445)。送信モード中、患者は、電話または他の適した装置を使用して、監視センタにECGデータを送信する。ECGデータを送信するため、患者は、監視センタに発呼するとともに、監視センタによって与えられる指示に従う。次に、患者は、ベースユニット105を電話近くの平らな面の上に配置するとともに、ベースユニット105の後ろに電話の送話口を配置する。患者は、ECGデータの送信を開始するため、スピーカ180に信号を送信するようコントローラ150に指示する、「はい」/送信ボタン165を押す。送信中、スピーカ180は、ECGデータを表す連続トーンを発する。必要があれば、いくつかの環境では、患者はECGデータを再送信することができる。
【0037】
前記監視センタのスタッフは、記録を検査するとともに、必要な場合、即座に患者の医師へ報告する。レポートが、生成されるともに、医師へ送られる。図4に示されている実施では、患者は、送信の前に、装着型電極システム110のケーブルコネクタ135と、挿入アダプタとをベースユニット105から外している。
【0038】
他の実施は、添付の特許請求の範囲内である。たとえば、他の実施では、ベースユニット105は、装着型電極システム110、または挿入アダプタ115のいずれかがベースユニット105に接続された場合、送信することができるように構成可能である。したがって、この実施では、患者は、送信の前に、ベースユニット105から装着型電極システム110または挿入アダプタ115を外すことが要求されない。患者は、送信モードを開始するため、送信ボタン165を押すことのみ要求される。
【0039】
前記ベースユニット105は、患者が過度の苦労をせずに、患者の身体に装着されたベースユニット105を持ち運ぶことができるのに適した任意のサイズであることができる。
【0040】
代替として、前記患者は、データが記録された後のある期間中、コントローラ150のメモリ152に保存されるECGデータが送信するのを待つことができる。
【0041】
前記挿入アダプタ115は、他の好ましい形状で形成することができる、または、人間工学的に構成することができる。たとえば、アダプタ115は、ベースユニット105へ挿入された場合、ベースユニット105に面するフラットベースを有するとともに、角度のある2つの表面によって三角形形状の外面を有することができることによって、電極305,310は角度のある表面に沿って形成される。別の例として、アダプタ115は、ベースユニット105に挿入されたとき、ベースユニット105に面するフラットベースを有するとともに、電極305,310が形成される凹または凸外面を有することができる。外面は、電極を備えた各側面を有する多角形であることができる。挿入アダプタ115は、患者の指と電極305,310との接触を形成するのに適しているが、挿入アダプタ115と、特に電極305,310とは、患者の任意の身体部分に接することができる。たとえば、電極305,310は、患者の胸部、脚、または腕に接することができる。さらに、電極305,310は、様々な形状またはサイズで構成することができる。
【0042】
前記電源155は、コンパートメント200上で利用可能で、かつ電源155およびコントローラ150に接続されたスイッチ205(図1および2B)によって、ターンオフおよびオンすることができる。
【符号の説明】
【0043】
100 心イベント監視システム
105 ベースユニット
110 装着型電極システム
115 挿入アダプタ
120 ベースコネクタ
125 ケーブル
130 電極
135 ケーブルコネクタ
152 メモリ
175 ディスプレイ
180 スピーカ
300 ハウジング
【技術分野】
【0001】
本発明は、心イベント監視システムに関する。
【背景技術】
【0002】
心イベントの監視は、心臓由来で、かつ、たとえば1週間に3回以下といった不定期に発生する症状を訴える患者について行われる手続きである。用語「心イベント」は、伝統的に、その検査が症状または「イベント」の発生に依存することから使用される。症状が発生した場合、患者は、自分の心電図(ECG)を記録するため、イベントモニタを作動させる。検査期間中(数日から、場合によっては、たとえば30日間続く場合もある)、患者はイベントモニタを持ち運ぶ。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
一般的な一態様において、心イベント監視システムは、ベースコネクタを有するベースユニットと、装着型電極システムと、挿入アダプタとを備えている。装着型電極システムは、ケーブルと、ケーブルの一端に電極と、ケーブルのもう一端にケーブルコネクタとを備えている。ケーブルコネクタは、ベースコネクタへ挿入するように構成されている。挿入アダプタは、電極と、ベースコネクタへ挿入するように構成されたアダプタとを備えている。
【0004】
本発明の実施は、以下の1つまたは複数の特徴を備えることができる。たとえば、挿入アダプタは、2つの電極を備えることができる。挿入アダプタの電極は、それぞれ指を受けるサイズであることが可能である。装着型電極システムの電極は、患者の皮膚に付着するように構成することができる。挿入アダプタおよび装着型電極システムの電極は、患者の皮膚に接した場合、患者の心臓からの電気信号を検出することができる。
【0005】
ベースユニットは、コントローラを備えることができる。コントローラは、自動取得モード、手動モード、または指電極モードで動作するように構成することができる。ベースユニットは、挿入アダプタまたは装着型電極システムから記録されたデータを送信するスピーカを備えることができる。ベースユニットは、挿入アダプタまたは装着型電極システムから記録されたデータを保存するメモリを備えることができる。ベースユニットは、ディスプレイ、および/あるいは1つまたは複数の入力装置を備えることができる。
【0006】
別の一般的な態様において、心イベント監視システムは、ベースユニットおよび挿入アダプタを備えている。ベースユニットは、装着型電極システムのケーブルコネクタを受けるように構成されたベースコネクタを備えている。挿入アダプタは、電極と、ベースユニットのベースコネクタへ挿入するように構成されたアダプタコネクタとを備えている。
【0007】
本発明の実施は、以下の1つまたは複数の特徴を備えることができる。たとえば、ベースユニットは、自動取得モードで動作するように構成されたコントローラを備えることができる。
【0008】
各電極は、指を受けるサイズであることができる。挿入アダプタの電極は、患者の皮膚に接した場合、患者の心臓からの電気信号を検出することができる。
【0009】
ベースユニットは、挿入アダプタまたは装着型電極システムから記録されたデータを送信するスピーカを備えることができる。ベースユニットは、挿入アダプタまたは装着型電極システムから記録されたデータを保存するメモリを備えることができる。
【0010】
別の一般的な態様において、心イベントを監視する方法は、装着型電極システムが監視システムのベースユニットに接続されているかどうかを判定するステップと、装着型電極システムがベースユニットに接続されている場合、装着型電極システムの電極からの電気信号を受信するようにベースユニットを動作させるステップとを備えている。前記方法は、装着型電極システムがベースユニットに接続されてない場合、挿入アダプタがベースユニットに接続されているかどうかを判定するステップと、挿入アダプタがベースユニットに接続されている場合、挿入アダプタの電極から電気信号を受信するようにベースユニットを動作させるステップとをさらに備えている。
【0011】
本発明の実施は、以下の1つまたは複数の特徴を備えることができる。たとえば、前記方法は、患者が電気信号を送信することを要求したと判定された場合、監視センタに電気信号を送信するステップをさらに備えることができる。
【0012】
装着型電極システムの電極から電気信号を受信するように、ベースユニットを動作させるステップは、患者の電気信号を監視するステップと、電気信号が異常であると判定された場合、電気信号を記録するステップとを備えることができる。挿入アダプタの電極から電気信号を受信するように、ベースユニットを動作させるステップは、患者が少なくとも1つの電極の上に指を置いた場合、挿入アダプタの電極から電気信号を受信するステップを備えることができる。
【0013】
前記方法は、所定の期間、または患者が電気信号を送信するまで、挿入アダプタ、または装着型電極システムから受信した電気信号をメモリに保存するステップを備えることができる。前記方法は、ベースユニットに関する患者への指示を表示するステップを備えることができる。前記方法は、ベースユニットに関する患者からの指示を、1つまたは複数の入力装置から受信するステップを備えることができる。
【0014】
さらなる一般的な態様において、心イベントを監視する方法は、電極と、ベースユニットのベースコネクタに挿入するように構成されたアダプタコネクタとを有する挿入アダプタを与えるステップを備えている。ベースコネクタは、ケーブルと、ケーブルの一端に電極と、ケーブルのもう一端にケーブルコネクタとを有する装着型電極システムのケーブルコネクタを受けるように構成されている。
【0015】
別の一般的な態様において、挿入アダプタは、ハウジングと、ハウジングの片側に2つの指電極と、ハウジングのもう片側にアダプタコネクタとを備えている。アダプタコネクタは、心イベントモニタのベースユニットのコネクタへ挿入するように構成されている。
【0016】
心イベント監視システムは、装着型電極を用いる標準のイベントモニタを患者が使用することを可能にするだけでなく、装着型電極に対して患者が戸惑うまたは使用を望まない場合、患者に指電極を使用する選択肢を与えるシステムを提供する。挿入アダプタは、すでに装着型電極システムと接続するように構成されているベースユニットと互換性があるように構成されている。したがって、指電極とともに使用するために、標準のベースユニットを再構成する必要がない。装着型電極または指電極のいずれかを使用することができるとともに、一式でさらなる選択肢を患者に提供することができる。
【0017】
本願発明の他の特徴は、本願明細書、添付の図面、および添付の特許請求の範囲から明らかとなる。
【0018】
様々な図面において同一の参照符号は、同一の構成要素を示している。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】心イベント監視システムのブロック図である。
【図2A】図1の心イベント監視システムのベースユニットの透視図である。
【図2B】図1の心イベント監視システムのベースユニットの透視図である。
【図3A】図1の心イベント監視システムの挿入アダプタの透視図である。
【図3B】図3Aの挿入アダプタの上面、前面、および側面図である。
【図3C】図3Aの挿入アダプタの上面、前面、および側面図である。
【図3D】図3Aの挿入アダプタの上面、前面、および側面図である。
【図3E】図3Aの挿入アダプタの電気回路図である。
【図4】図1の心イベント監視システムの動作を示す手続きのフローチャートである。
【図5】図2Aおよび2Bのベースユニットに接続され、図3Aの挿入アダプタを用いた図1の心イベント監視システムを示す透視図である。
【図6】図2Aおよび2Bのベースユニットに接続された図3Aの挿入アダプタとともに図1の心イベント監視システムを使用する患者を示す透視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
心イベントの監視は、心臓疾患の様々なタイプの一過性で不定期な症状を経験した患者を診断するために使用される。息切れ、目眩、および動悸などの症状は、患者共通の病状の一部である。それらの症状は、心筋の収縮を制御する電気信号の乱れによって生じうる。その乱れは、ランダム、自発的、あるいは感情またはストレスによって誘発される。
【0021】
図1を参照すると、心イベント監視システム100は、ベースユニット105と、装着型電極システム110と、挿入アダプタ115とを備えている。以下に詳細が記載されるように、ベースユニット105は、ベースコネクタ120と、電子部品を収容するとともにユーザインタフェースを有する本体107とを備えている。
【0022】
前記装着型電極システム110は、ケーブル125と、ケーブル125の一端に少なくとも2つの電極130と、ケーブル125のもう一端にケーブルコネクタ135とを備えている。ケーブルコネクタ135は、ベースコネクタ120へ挿入するように構成されている。各電極130は、患者の皮膚と接する平面パッチ上の導電部材によって構成されている。いくつかの場合、各電極130の平面パッチは、患者の皮膚と電極表面との間の電気伝導を向上させるゲルでコーティングされている。パッチは、患者の皮膚に張り付く粘着剤を備えることができる。電極130は、通常、患者の胸部に沿って、最良のECG信号を取り出すのに適した場所に配置される。
【0023】
図2Aおよび2Bを参照すると、前記ベースユニット105は、ポケットベルサイズであるとともに、手持ち、または患者装着型であることができる。ベースユニット105は、システム100の動作を制御するコンポーネントを収容する本体107を備えている。したがって、ベースユニット105は、本体107内のコントローラ150と、本体107を通してコントローラ150に接続された様々な入力および出力装置とを備えている。コントローラ150は、本体107内の片側のコンパートメント200内に配置された電池によって供給が可能な、電源155からの電力を受ける。本体107およびバッテリコンパートメント200は、硬質プラスチックのような、適切な非電導性軽量材料で作ることができる。
【0024】
前記コントローラ150は、プロセッサ151、メモリ152、クロック153、およびカウンタ154を備え、装着型電極システム110、および/または挿入アダプタ115からの信号を処理し、前記システム100を使用する患者またはサービス技師からの入力を受信するとともに、医療従事者、クリニック、または病院によって提供されるように、監視センタへ記録したデータを送信する。ベースユニット105上の入力装置は、症状記録ボタン160と、「はい」/送信ボタン165と、「いいえ」ボタン170とを備えている。「はい」/送信ボタン165は、2つの方法のうちいずれかで使用することができる。すなわち、コントローラ150によって質問された場合に、「はい」と答えるための、応答ボタンとしてとして使用することができる、またはECGを送信するように、コントローラ150に指示するために使用することができる。「いいえ」ボタン170は、2つの方法のうちいずれかで使用することができる。すなわち、コントローラ150によって質問された場合、「いいえ」と答えるための応答ボタンとして使用することができる、またはECGの送信を取り消すように、コントローラ150に指示するために使用することができる。
【0025】
前記ベースユニット105上の出力装置は、患者、および/または技師とのインタフェースを提供する、液晶ディスプレイ(LCD)などのディスプレイ175と、記録に関するデータを送信するスピーカ180と備えている。
【0026】
前記システム100は、装着型電極システム100または挿入アダプタ110から受信した異常なECG信号を記録し、保存するとともに、送信するように構成されている。システム100は、実際、一過性でかつ不定期な症状を経験している患者によって使用されることを意図し、数日または数週間の間、装着することができる。水分(たとえば、汗)が、前記ベースユニット105と接触する可能性がある場合、ベースユニット105は、患者の衣服の外側に装着することができる。湿潤または低温状態の間、保護のため、ベースユニット105は、レインコートまたはジャケットなどの上着の下に装着することができる。
【0027】
患者は、通常、ECGデータを取得する単一ユニットとして前記ベースユニット105および装着型電極システム110を動作させる。しかし、ベースユニット105および装着型電極システム110の特徴を所望する患者の一部は、さらに、指電極による取得を選択肢として所望する可能性がある。それは、データを得るため患者の皮膚の上に配置しなければならない装着型電極130を使用するよりも、患者に与える負担が小さい。したがって、挿入アダプタ115は、装着型電極システム110が、ベースユニット105に接続されていない、または外れている場合に、ベースユニット105と接続するように構成されている。
【0028】
図3A〜3Dを参照すると、前記挿入アダプタ115は、ハウジング300の片側に指電極305,310を有するハウジング300と、ハウジング300のもう片側から突出しているアダプタコネクタ315とを備えている。アダプタ115が、ベースユニット105に取り付けられている場合、患者は、ベースユニット105を持ちながら各電極305,310上に指の表面を容易に置くことができるように、電極305,310は、配置されている。患者が使用する指は、患者の手の5本の指(five terminating members)のうちいずれでもよい。アダプタ315は、ベースコネクタ120へ挿入するように構成されているとともに、コネクタ315内の接続は、アダプタ115および装着型電極システム110の両方をベースユニット105とともに使用可能にする装着型電極システム110のコネクタ135の接続と同じである。ハウジング300は、硬貨プラスチックなどの軽量非導電性材料で作られている。アダプタ115は、一般的に、ベースユニット105よりも小さいが、電極305,310で指を受けるには十分大きいサイズである。図示されているように、アダプタ115は、長方形形状であることができる。
【0029】
図3Eを参照すると、前記アダプタ115は、電極305,310からアダプタコネクタ315への電気接続355,360を備えている。電気接続355,360は、装着型電極システム110内の電気接続と同じ様式で、ベースユニット105のコントローラ150に接続されている。さらに、アダプタ115は、ベースユニットに接続されている場合、ベースユニット105がアダプタ115を識別するのを可能にする特有の識別子を備えている。たとえば、特有の識別子は、アダプタ115に対して特有の値を有する抵抗器365,370によって形成される内部抵抗から形成することができる。
【0030】
さらに図4を参照すると、手続き400は、患者の心イベントを監視する前記心イベント監視システム100によって、実行される。一般に、ベースユニット105は、電源155のエネルギーを節約するため、不活性期間の後にターンオフする。ベースユニット105は、患者が、ベースユニット105のボタンを押すことによって、ベースユニット105をターンオンすることができるように、セットアップすることができる。最初に、コントローラ150は、装着型電極システム110がベースユニット105に接続されているかどうかを判定する(ステップ405)。たとえば、装着型電極システム110は、装着型電極システム110に対する特有の内部抵抗を備えることができるとともに、ベースユニット105は、装着型電極システム110がベースユニット105に接続されている場合、前記抵抗を検出することができる。装着型電極システム110が、ベースユニット105に接続されている場合、コントローラ150は、患者が、たとえばセットアップ動作中に自動取得モードを選択することによって、ベースユニット105を自動取得モードで動作するようにセットアップしているかどうかを判定する(ステップ410)。患者が、自動取得モードを予め選択している場合(ステップ410)、コントローラ150は、自動取得モード(コントローラ150が、患者からの入力なしに、ECGを記録するタイミングを判定するモード)で動作する(ステップ415)。
【0031】
前記自動取得モード中(ステップ415)、患者は、検査期間中、患者に装着された小型バッテリ電源式システムを持ち運ぶ。電極130は、結合された(associated)粘着パッチを用いて、患者の身体、たとえば患者の胸部などに付着されるとともに、電極130は、患者の心臓からの電気信号を検出する。コントローラ150は、心臓の電気信号における異常を検出するため、電極130からの電気信号を持続的に解析する。コントローラ150が異常を検出した場合、コントローラ150は、所定のプロトコルに従って、イベントデータを記録および保存する。さらに、自動取得モードに充てられているメモリ152を、動的に管理するとともに、必要に応じて、新たな活動に関して上書きすることができる。さらに、コントローラ150は、データが記録されていることと、患者は監視センタにデータを送信するべきであることとを患者に知らせる信号をスピーカ180に送信することができる。装着型電極システム110がベースユニット105から外れているとの通知を受信するまで(ステップ405)、または患者が手動モードで動作するようにベースユニット105をセットアップしてない場合(ステップ410)に、コントローラ150は、自動取得モードで動作する(ステップ415)。
【0032】
前記装着型電極システム110がベースユニット105に接続されていると、コントローラ150が判定し(ステップ405)、かつ患者がベースユニット105を手動モードで動作するようにセットアップした場合(ステップ410)、コントローラ150は、手動モードで動作する(ステップ420)。自動取得モードと同様に、手動モードにおける検査期間中、患者は、患者に装着されたバッテリ電源式システム100を持ち運ぶ。電極130は、患者の身体に付着されるとともに、電極130は、患者の心臓からの電気信号を検出する。症状が発生した場合、患者は、症状記録ボタン160を押すことによってECGを記録するように、ベースユニット105内のコントローラ150をトリガする。ディスプレイ175は、記録が行われている間、カウントダウンメッセージを示す。コントローラ150は、装着型電極システム110がベースユニット105から外れているとの通知を受信するまで(ステップ405)、または患者がベースユニット105を自動取得モードで動作するようにセットアップしていない場合(ステップ410)、手動モードで動作する。
【0033】
前記装着型電極システム110がベースユニット105に接続されていないと、コントローラ150が判定した場合(ステップ405)、コントローラ150は、挿入アダプタ115がベースユニット105に接続されているかどうかを判定する(ステップ425)。たとえば、挿入アダプタ115は、挿入アダプタに対する特有の抵抗を有する抵抗器365,370を備えるとともに、ベースユニット105は、挿入アダプタ115がベースユニット105に接続されている場合、前記抵抗を検出することができる。図5に示されているように、挿入アダプタ115がベースユニット105に接続されている場合、コントローラ150は指電極モードで動作する(ステップ430)。指電極モード中(ステップ430)、ベースユニット105は、遮断する、または待機モードで動作するとともに、コントローラ150は、患者がデータの記録を開始する行動をとるまで、電源155における電力を節約するように、ディスプレイ175を待機状態に維持することができる。
【0034】
図6に示されているように、前記患者が症状を経験した場合、患者は、症状記録ボタン160を押すとともに、ディスプレイ175を見る。コントローラ150は、ボタン160が押されていることを判定するとともに、カウントダウンモードに入り、電極305,310が指と接するように、指を電極305,310の上に置くよう患者に指示する、「countdown to record(記録までのカウントダウン)」メッセージを表示するように、ディスプレイ175に信号を送信する。コントローラ150がカウントダウンを完了した後、カウントダウンモードは終了するとともに、コントローラ150はベースユニットがデータを記録しているとの通知をディスプレイ175に表示させる。たとえば、ディスプレイ175は、「Finger Electrode Recording XX(指電極記録XX)」メッセージを表示することができる。ただし、XXは、ベースユニット105のセットアップ中の測定期間として指定される秒数である。たとえば、図6に示されているように、表示メッセージは、「Finger Electrode recording 10(指電極記録10)」である。コントローラ150は、XXの値から0までカウントダウンするとともに、0に達すると、コントローラ150は、送信プロンプトモードに入る。以下に記載するように、コントローラ150は、患者に記録信号を送信するよう要求するメッセージを表示するように、ディスプレイ175に信号を送信することができる。コントローラ150は、挿入アダプタ115がベースユニット105から外れているとの通知を受信するまで(ステップ425)、指電極モードで動作する(ステップ430)。
【0035】
前記記録が完了した後、患者は、装着型電極システム100、または挿入アダプタ115のいずれかをベースユニット105から外す。したがって、コントローラ150は、装着型電極システム100が、ベースユニット105に接続されていないこと(ステップ405)と、挿入アダプタ115が、ベースユニット105に接続されていないこと(ステップ425)とを判定する。次に、コントローラ150は、「はい」/送信ボタン165が押されているかどうかを判定する(ステップ435)。この実施では、ベースユニット105は、装着型電極システム110および挿入アダプタ115の両方がベースユニット105から外れている場合、単に送信するように構成されている。「はい」/送信ボタン165が押されていない場合(ステップ435)、エネルギーを節約するため、コントローラ150は、ベースユニット105を待機モードに入れる(ステップ440)。
【0036】
前記「はい」/送信ボタン165が押されていると、コントローラ150が判定した場合(ステップ435)、コントローラ150は、送信モードで動作する(ステップ445)。送信モード中、患者は、電話または他の適した装置を使用して、監視センタにECGデータを送信する。ECGデータを送信するため、患者は、監視センタに発呼するとともに、監視センタによって与えられる指示に従う。次に、患者は、ベースユニット105を電話近くの平らな面の上に配置するとともに、ベースユニット105の後ろに電話の送話口を配置する。患者は、ECGデータの送信を開始するため、スピーカ180に信号を送信するようコントローラ150に指示する、「はい」/送信ボタン165を押す。送信中、スピーカ180は、ECGデータを表す連続トーンを発する。必要があれば、いくつかの環境では、患者はECGデータを再送信することができる。
【0037】
前記監視センタのスタッフは、記録を検査するとともに、必要な場合、即座に患者の医師へ報告する。レポートが、生成されるともに、医師へ送られる。図4に示されている実施では、患者は、送信の前に、装着型電極システム110のケーブルコネクタ135と、挿入アダプタとをベースユニット105から外している。
【0038】
他の実施は、添付の特許請求の範囲内である。たとえば、他の実施では、ベースユニット105は、装着型電極システム110、または挿入アダプタ115のいずれかがベースユニット105に接続された場合、送信することができるように構成可能である。したがって、この実施では、患者は、送信の前に、ベースユニット105から装着型電極システム110または挿入アダプタ115を外すことが要求されない。患者は、送信モードを開始するため、送信ボタン165を押すことのみ要求される。
【0039】
前記ベースユニット105は、患者が過度の苦労をせずに、患者の身体に装着されたベースユニット105を持ち運ぶことができるのに適した任意のサイズであることができる。
【0040】
代替として、前記患者は、データが記録された後のある期間中、コントローラ150のメモリ152に保存されるECGデータが送信するのを待つことができる。
【0041】
前記挿入アダプタ115は、他の好ましい形状で形成することができる、または、人間工学的に構成することができる。たとえば、アダプタ115は、ベースユニット105へ挿入された場合、ベースユニット105に面するフラットベースを有するとともに、角度のある2つの表面によって三角形形状の外面を有することができることによって、電極305,310は角度のある表面に沿って形成される。別の例として、アダプタ115は、ベースユニット105に挿入されたとき、ベースユニット105に面するフラットベースを有するとともに、電極305,310が形成される凹または凸外面を有することができる。外面は、電極を備えた各側面を有する多角形であることができる。挿入アダプタ115は、患者の指と電極305,310との接触を形成するのに適しているが、挿入アダプタ115と、特に電極305,310とは、患者の任意の身体部分に接することができる。たとえば、電極305,310は、患者の胸部、脚、または腕に接することができる。さらに、電極305,310は、様々な形状またはサイズで構成することができる。
【0042】
前記電源155は、コンパートメント200上で利用可能で、かつ電源155およびコントローラ150に接続されたスイッチ205(図1および2B)によって、ターンオフおよびオンすることができる。
【符号の説明】
【0043】
100 心イベント監視システム
105 ベースユニット
110 装着型電極システム
115 挿入アダプタ
120 ベースコネクタ
125 ケーブル
130 電極
135 ケーブルコネクタ
152 メモリ
175 ディスプレイ
180 スピーカ
300 ハウジング
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースコネクタを有するベースユニットと、
ケーブル、前記ケーブルの一端に電極、および前記ケーブルのもう一端にケーブルコネクタを有する装着型電極システムと
を具備する心イベント監視システムであって、
前記ケーブルコネクタは、前記ベースコネクタへ挿入するように構成され、
前記心イベント監視システムは、
電極、および前記ベースコネクタへ挿入するように構成されたアダプタコネクタを有する挿入アダプタを具備することを特徴とする心イベント監視システム。
【請求項2】
前記挿入アダプタは、2つの電極を具備することを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項3】
前記挿入アダプタの電極は、それぞれ指を受けるサイズであることを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項4】
前記装着型電極システムの電極は、患者の皮膚に付着するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項5】
前記ベースユニットは、自動取得モードで動作するように構成されたコントローラを具備することを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項6】
前記挿入アダプタおよび前記装着型電極システムの電極は、患者の皮膚に接した場合、患者の心臓からの電気信号を検出することを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項7】
前記ベースユニットは、前記挿入アダプタまたは前記装着型電極システムから記録されたデータを送信するスピーカを具備することを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項8】
前記ベースユニットは、前記挿入アダプタまたは前記装着型電極システムから記録されたデータを保存するメモリを具備することを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項9】
前記ベースユニットは、ディスプレイを具備することを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項10】
前記ベースユニットは、1つまたは複数の入力装置を具備することを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項11】
前記ベースユニットは、手動モードで動作するように構成されたコントローラを具備することを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項12】
装着型電極システムのケーブルコネクタを受けるように構成されたベースコネクタを有するベースユニットと、
電極、および前記ベースユニットのベースコネクタへ挿入するように構成されたアダプタコネクタを有する挿入アダプタと
を具備することを特徴とする心イベント監視システム。
【請求項13】
前記ベースユニットは、自動取得モードで動作するように構成されたコントローラを具備することを特徴とする請求項12に記載の心イベント監視システム。
【請求項14】
前記各電極は、指を受けるサイズであることを特徴とする請求項12に記載の心イベント監視システム。
【請求項15】
前記挿入アダプタの電極は、患者の皮膚に接した場合、患者の心臓からの電気信号を検出することを特徴とする請求項12に記載の心イベント監視システム。
【請求項16】
前記ベースユニットは、前記挿入アダプタまたは前記装着型電極システムから記録されたデータを送信するスピーカを具備することを特徴とする請求項12に記載の心イベント監視システム。
【請求項17】
前記ベースユニットは、前記挿入アダプタまたは前記装着型電極システムから記録されたデータを保存するメモリを具備することを特徴とする請求項12に記載の心イベント監視システム。
【請求項18】
心イベントを監視する方法であって、
装着型電極システムが監視システムのベースユニットに接続されているかどうかを判定するとともに、前記装着型電極システムが前記ベースユニットに接続されている場合、前記装着型電極システムの電極から電気信号を受信するように前記ベースユニットを動作させるステップと、
前記装着型電極システムが前記ベースユニットに接続されていない場合、挿入アダプタが前記ベースユニットに接続されているかどうかを判定するステップと、
前記挿入アダプタが前記ベースユニットに接続されている場合、前記挿入アダプタの電極から電気信号を受信するように前記ベースユニットを動作させるステップと
を具備することを特徴とする方法。
【請求項19】
前記患者が前記電気信号を送信するように要求したと判定された場合、監視センタに前記電気信号を送信するステップをさらに具備することを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記装着型電極システムの電極から電気信号を受信するように前記ベースユニットを動作させるステップは、
前記患者の電気信号を監視するステップと、
前記電気信号が異常であると判定された場合、前記電気信号を記録するステップと
を具備することを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記挿入アダプタの電極から電気信号を受信するように前記ベースユニットを動作させるステップは、前記患者の身体が前記電極と接続している場合、前記挿入アダプタの電極から電気信号を受信するステップを具備することを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記挿入アダプタまたは前記装着型電極システムから受信された電気信号を、所定の期間、または患者が電気信号を送信するまでメモリに保存するステップをさらに具備することを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項23】
前記ベースユニットに関する患者への指示を表示するステップをさらに具備することを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項24】
前記ベースユニットに関する前記患者からの指示を、1つまたは複数の入力装置から受信することを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項25】
心イベントを監視する方法であって、
電極、およびベースユニットのベースコネクタへ挿入するように構成されたアダプタコネクタを有する挿入アダプタを与えるステップを具備し、
前記ベースコネクタは、ケーブル、前記ケーブルの一端に電極、および前記ケーブルのもう一端にケーブルコネクタを有する装着型電極システムの前記ケーブルコネクタを受けるように構成されることを特徴とする方法。
【請求項26】
ハウジングと、
前記ハウジングの片側に2つの指電極と、
前記ハウジングのもう片側にアダプタコネクタと
を具備し、
前記アダプタコネクタは、心イベントモニタのベースユニットのコネクタへ挿入されるように構成されることを特徴とする挿入アダプタ。
【請求項1】
ベースコネクタを有するベースユニットと、
ケーブル、前記ケーブルの一端に電極、および前記ケーブルのもう一端にケーブルコネクタを有する装着型電極システムと
を具備する心イベント監視システムであって、
前記ケーブルコネクタは、前記ベースコネクタへ挿入するように構成され、
前記心イベント監視システムは、
電極、および前記ベースコネクタへ挿入するように構成されたアダプタコネクタを有する挿入アダプタを具備することを特徴とする心イベント監視システム。
【請求項2】
前記挿入アダプタは、2つの電極を具備することを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項3】
前記挿入アダプタの電極は、それぞれ指を受けるサイズであることを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項4】
前記装着型電極システムの電極は、患者の皮膚に付着するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項5】
前記ベースユニットは、自動取得モードで動作するように構成されたコントローラを具備することを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項6】
前記挿入アダプタおよび前記装着型電極システムの電極は、患者の皮膚に接した場合、患者の心臓からの電気信号を検出することを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項7】
前記ベースユニットは、前記挿入アダプタまたは前記装着型電極システムから記録されたデータを送信するスピーカを具備することを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項8】
前記ベースユニットは、前記挿入アダプタまたは前記装着型電極システムから記録されたデータを保存するメモリを具備することを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項9】
前記ベースユニットは、ディスプレイを具備することを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項10】
前記ベースユニットは、1つまたは複数の入力装置を具備することを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項11】
前記ベースユニットは、手動モードで動作するように構成されたコントローラを具備することを特徴とする請求項1に記載の心イベント監視システム。
【請求項12】
装着型電極システムのケーブルコネクタを受けるように構成されたベースコネクタを有するベースユニットと、
電極、および前記ベースユニットのベースコネクタへ挿入するように構成されたアダプタコネクタを有する挿入アダプタと
を具備することを特徴とする心イベント監視システム。
【請求項13】
前記ベースユニットは、自動取得モードで動作するように構成されたコントローラを具備することを特徴とする請求項12に記載の心イベント監視システム。
【請求項14】
前記各電極は、指を受けるサイズであることを特徴とする請求項12に記載の心イベント監視システム。
【請求項15】
前記挿入アダプタの電極は、患者の皮膚に接した場合、患者の心臓からの電気信号を検出することを特徴とする請求項12に記載の心イベント監視システム。
【請求項16】
前記ベースユニットは、前記挿入アダプタまたは前記装着型電極システムから記録されたデータを送信するスピーカを具備することを特徴とする請求項12に記載の心イベント監視システム。
【請求項17】
前記ベースユニットは、前記挿入アダプタまたは前記装着型電極システムから記録されたデータを保存するメモリを具備することを特徴とする請求項12に記載の心イベント監視システム。
【請求項18】
心イベントを監視する方法であって、
装着型電極システムが監視システムのベースユニットに接続されているかどうかを判定するとともに、前記装着型電極システムが前記ベースユニットに接続されている場合、前記装着型電極システムの電極から電気信号を受信するように前記ベースユニットを動作させるステップと、
前記装着型電極システムが前記ベースユニットに接続されていない場合、挿入アダプタが前記ベースユニットに接続されているかどうかを判定するステップと、
前記挿入アダプタが前記ベースユニットに接続されている場合、前記挿入アダプタの電極から電気信号を受信するように前記ベースユニットを動作させるステップと
を具備することを特徴とする方法。
【請求項19】
前記患者が前記電気信号を送信するように要求したと判定された場合、監視センタに前記電気信号を送信するステップをさらに具備することを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記装着型電極システムの電極から電気信号を受信するように前記ベースユニットを動作させるステップは、
前記患者の電気信号を監視するステップと、
前記電気信号が異常であると判定された場合、前記電気信号を記録するステップと
を具備することを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記挿入アダプタの電極から電気信号を受信するように前記ベースユニットを動作させるステップは、前記患者の身体が前記電極と接続している場合、前記挿入アダプタの電極から電気信号を受信するステップを具備することを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記挿入アダプタまたは前記装着型電極システムから受信された電気信号を、所定の期間、または患者が電気信号を送信するまでメモリに保存するステップをさらに具備することを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項23】
前記ベースユニットに関する患者への指示を表示するステップをさらに具備することを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項24】
前記ベースユニットに関する前記患者からの指示を、1つまたは複数の入力装置から受信することを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項25】
心イベントを監視する方法であって、
電極、およびベースユニットのベースコネクタへ挿入するように構成されたアダプタコネクタを有する挿入アダプタを与えるステップを具備し、
前記ベースコネクタは、ケーブル、前記ケーブルの一端に電極、および前記ケーブルのもう一端にケーブルコネクタを有する装着型電極システムの前記ケーブルコネクタを受けるように構成されることを特徴とする方法。
【請求項26】
ハウジングと、
前記ハウジングの片側に2つの指電極と、
前記ハウジングのもう片側にアダプタコネクタと
を具備し、
前記アダプタコネクタは、心イベントモニタのベースユニットのコネクタへ挿入されるように構成されることを特徴とする挿入アダプタ。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図4】
【図5】
【図6】
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図4】
【図5】
【図6】
【公表番号】特表2010−506690(P2010−506690A)
【公表日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−533507(P2009−533507)
【出願日】平成19年10月17日(2007.10.17)
【国際出願番号】PCT/US2007/081668
【国際公開番号】WO2008/049016
【国際公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【出願人】(509111054)メディコンプ・インコーポレーテッド (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年10月17日(2007.10.17)
【国際出願番号】PCT/US2007/081668
【国際公開番号】WO2008/049016
【国際公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【出願人】(509111054)メディコンプ・インコーポレーテッド (1)
【Fターム(参考)】
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