性不全者用補助器具

【課題】勃起不全の態様が不明な場合であっても、それぞれに対処できる製品を購入しなければならないという問題を解消した性不全者用補助器具に関する。
【解決手段】男性器の亀頭部を装着可能な開口部を有する軟質キャップを吸引装置の筒状部先端に取り付け、
主パイプの他端に弾性的に軟質チューブの端部を装着するとともに、軟質チューブの他端を折り返して前記主パイプ内に保持し、
主パイプの先端の該軟質チューブの開口部に男性器の亀頭部を突き当てながら、吸引装置を適宜進退させることにより、その吸引する吸込み圧を利用して男性器を主パイプ内に露出させ、
さらに男性器の亀頭部を軟質キャップの開口部に当接させて、吸引装置に装着したバイブレータの振動を軟質キャップに伝達し、亀頭部を刺激して男性器の勃起状態を得た上、軟質チューブの端部を前記主パイプから外して男性器上にセットするようにしたことを特徴とする性不全者用補助器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は勃起不全等の性機能障害を持った人のために開発され、性行為中における男性器や亀頭部の刺激を増大して100%の勃起状態を得ることにより、相手女性に正常な性生活を与えることのできる性不全者用補助器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、ストレスなどを原因とする神経障害や糖尿病、高血圧等の諸症状により、性不全者が増加の一途をたどっている。複雑化、高度化された近代社会の抱える特徴といえる。すでに北欧やアメリカでは重大な社会問題として多くの専門研究所や企業により集中的に種々の方法が開発されている。
【0003】
しかし、日本では風俗、習慣の違いや、性不全者に対する基本的な対応の不備により、A・V(ビデオ)や大人のオモチャというような、全く誤った方向にしかこの問題が発展しなかった。このように日本はこの問題に関しては全くの後進国であり、近代化された複雑な社会の抱える基本的な問題であるとの認識が不足している。
【0004】
従来、性機能障害者は内科的(薬物)および外科的(手術)により医学的に治療されるものと思われてきた。しかしながら、例えば近視や遠視者は、医学的治療によらずに焦点の合致した眼鏡を使用すれば本来の目的を達成することができる。難聴者が補聴器を使用するのも、義手や義足、生理用ナプキンも同様の医療行為を伴なわない補助器具である。このような人間の体内の医学的治療でなく、なんらかの補助器具を使用して肉体的不全や生理現象を完全に補い、本来の目的を達成することに補助器具の意義がある。
【0005】
ところで神経障害や糖尿病、高血圧などの肉体的不全や老齢を原因とする勃起不全(インポテント)は夫婦間の性生活において深刻な問題である。従来このような性機能障害を持った人のために開発され、相手女性に正常な性生活を与えることのできる性不全者用の補助器具に類するものとして、使用者のペニスに装着して勃起の状態に偽装する器具が種々知られている。例えば勃起した大きさの所定の硬さのサック状のもの、陰茎部を締め付けて勃起の状態を起こさせるものである。
【0006】
しかしながら、従来性行為中での亀頭の刺激を増大して100%の勃起状態を得たり、その持続時間を長くすることにより、勃起不全を解消することができる有効な補助器具はほとんど存在しなかった。
【0007】
また、上記勃起した大きさの所定の硬さのサック状のものにおいては、使用者のペニスとの一体感がないため性行為中における感触が悪く、外れやすいという欠点があった。
【0008】
さらに、陰茎部を締め付けて勃起の状態を起こさせるものにおいては、装着時の操作が面倒なため使用者が着用をあせってより一層勃起不全を来したり、ペニスを傷つけやすいという欠点があった。
【0009】
以上のような問題点を解決するため、本発明者は先に特開平5−103805号公報(特許文献1参照)、特開平5−103806号公報(特許文献2参照)、特開平5−103807号公報(特許文献3参照)に記載された発明を提案した。例えば特開平5−103806号公報に記載の発明は、筒状本体を巻き取って使用者の陰茎にはめ込んだ上、巻き戻して使用者の亀頭を筒状本体の先端から露出させるようにしたものである。
また、特開平5−103807号公報に記載の発明は、先端から亀頭固定室、亀頭固定室の頚部に径を小さく形成した亀頭固定環および複数片に分離した陰茎固定翼とを備えた内筒と、先端から上記内筒の亀頭固定室を被覆する亀頭部と、陰茎固定翼を被覆する陰茎部とを備えた、巻き取り可能な柔軟素材からなる外筒とを有し、上記内筒の陰茎固定翼を拡げて使用者の亀頭を亀頭固定室に収納したのち、陰茎固定翼を閉じて亀頭固定環で陰茎に内筒を固着し、さらに巻き取った外筒を内筒の先端から巻き戻して順次装着するようにしたものである。
【特許文献1】特開平5−103805号公報
【特許文献2】特開平5−103806号公報
【特許文献3】特開平5−103807号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上記特開平5−103806号公報に記載の発明においては、筒状本体を巻き取って使用者の陰茎にはめ込んだ上、巻き戻して使用者の亀頭を筒状本体の先端から露出させているので亀頭に直接的な刺激が与えられ、勃起を促進する効果が認められるものの、使用者の陰茎への充血が不充分な場合、100%の勃起状態を得ることには無理があり、その改善が望まれていたのである。
【0011】
この発明は上記従来例の以上の欠点を解消しようとするもので、亀頭に十分な刺激が与えられるため勃起を促進し、かつ勃起状態の持続時間を長くすることが可能な性不全者用補助器具を提供することができ、なおかつ勃起不全(インポテント)の態様が不明な場合であっても、それぞれに対処できる製品を購入しなければならないという問題を解消して、パーツを併用可能な性不全者用補助器具を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
すなわちこの発明の性不全者用補助器具は、男性器を収納できる長さの主パイプと、該主パイプの一端に筒状部の先端を進退可能に取り付けた吸引装置と、該主パイプ端部において吸引装置の筒状部先端を密閉する密閉手段と、前記吸引装置に装着したバイブレータとを備えており、
男性器の亀頭部を装着可能な開口部を有する軟質キャップを前記吸引装置の筒状部先端に取り付け、
前記主パイプの他端に弾性的に軟質チューブの端部を装着するとともに、軟質チューブの他端を折り返して前記主パイプ内に保持し、
前記主パイプの先端の該軟質チューブの開口部に男性器の亀頭部を突き当てながら、吸引装置を適宜進退させることにより、その吸引する吸込み圧を利用して男性器を主パイプ内に露出させ、
さらに男性器の亀頭部を軟質キャップの開口部に当接させて、吸引装置に装着したバイブレータの振動を軟質キャップに伝達し、男性器の亀頭部を刺激して男性器の勃起状態を得た上、前記軟質チューブの端部を前記主パイプから外して男性器上にセットし、そのまま性行為が行なえるようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
この発明の性不全者用補助器具は、男性器を収納できる長さの主パイプと、該主パイプの一端に筒状部の先端を進退可能に取り付けた吸引装置と、該主パイプ端部において吸引装置の筒状部先端を密閉する密閉手段と、前記吸引装置に装着したバイブレータとを備えており、
男性器を装着可能な開口部を有するとともに長さ方向に伸縮自在の軟質カバーの一端を前記吸引装置の筒状部先端に取り付け、該軟質カバーの他端を前記主パイプの他端に弾性的に装着し、
前記主パイプに保持した該軟質カバーの開口部に男性器の亀頭部を突き当てながら、吸引装置を適宜進退させることにより、その吸引する吸込み圧および伸縮する軟質カバーの復元時の収縮圧を利用して男性器を吸着しながら進退させ、
さらに男性器に該軟質カバーが密着した状態でバイブレータによる刺激を男性器に付与するようにしたことをも特徴とするものである。
【0014】
この発明の性不全者用補助器具は、前記長さ方向に伸縮自在の軟質カバーが、男性器に装着する内周面に長さ方向に沿った複数のリブを形成されていることをも特徴とするものである。
【0015】
この発明の性不全者用補助器具は、前記主パイプ端部において吸引装置の筒状部先端を密閉する密閉手段が、主パイプ端部に装着され、内周側にリング状密閉部を形成した軟質素材からなる筒状部ホルダからなり、前記リング状密閉部を吸引装置の筒状部外周上に当接させて密閉するようにしたことをも特徴とするものである。
【0016】
この発明の性不全者用補助器具は、前記主パイプ端部において吸引装置の筒状部先端を密閉する密閉手段が、吸引装置の筒状部外周に装着したOリングパッキングからなり、該Oリングパッキング外周を主パイプ内周に当接させて密閉するようにしたことをも特徴とするものである。
【0017】
この発明の性不全者用補助器具は、前記主パイプが、その外周上に着脱自在に補助バイブレータを付設されていることをも特徴とするものである。
【発明の効果】
【0018】
この発明の性不全者用補助器具は以上のように構成したので、男性器やその亀頭部に十分な刺激が与えられるため、勃起を促進し、かつ勃起状態の持続時間を長くすることが可能な性不全者用補助器具を提供することができる。
また、勃起不全(インポテント)の態様が不明な場合であっても、それぞれに対処できる製品を購入しなければならないという問題を解消して、パーツを併用可能な性不全者用補助器具を提供することができる。
【0019】
その他、装着時の操作が簡単で性行為を停滞させることがなく、また性行為中での勃起状態の持続時間を長くし、相手女性に正常な性生活を与えることのできる性不全者用補助器具を提供することができる。
また、取り付けに際して固定バンドや固定テープなど、内筒1,2および外筒3以外の如何なる器具も使用していないため構造が単純で、取り付けや取り外しが迅速に行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、この発明の性不全者用補助器具の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1ないし図4はこの発明の性不全者用補助器具の共通部材を示し、図1は共通部材を構成する主パイプの斜視図、図2は吸引装置および吸引装置に装着したバイブレータの概略断面図、図3は主パイプに吸引装置を組み付けた状態の概略断面図、図4は補助バイブレータの斜視図、
図5ないし図7はこの発明の性不全者用補助器具の一実施例を示し、図5は前記共通部材を構成する吸引装置の筒状部先端に軟質キャップを取り付けた状態の要部断面図、図6(a)は前記主パイプの他端に弾性的に装着する軟質チューブの1例を示す斜視図、(b)は軟質チューブの他の例を示す斜視図、図7は全体を組み付けた状態の概略断面図、
図8および図9はこの発明の性不全者用補助器具の他の実施例を示し、
図8(a)は主パイプに取り付ける軟質カバーの断面図、(b)はその概略断面図、図9は全体を組み付けた状態の概略断面図、
図10ないし図13はこの発明の性不全者用補助器具の応用例を示し、図10は小パイプの斜視図、図11はバイブレータの概略図、図12(a)は小パイプに取り付ける軟質カバーの断面図、(b)はその概略断面図、図13は全体を組み付けた状態の概略断面図である。
【0021】
図1ないし図4に示すこの発明の性不全者用補助器具の共通部材は、図1の男性器を収納できる長さの主パイプ11と、図2および図3に示す前記主パイプ11の一端に筒状部13の先端を進退可能に取り付けた吸引装置12と、前記主パイプ11端部において吸引装置12の筒状部13の先端を密閉する密閉手段と、図4に示す補助バイブレータとを備えている。
【0022】
図1に示す前記主パイプ11は、透明な硬質プラスチック等で形成されており、図3に示すようにその一端に吸引装置12の筒状部13の先端が進退可能に取り付けられている。この吸引装置12は主パイプ11とほぼ同じ径の筒状本体15と、その一端に形成した主パイプ11へ内装する筒状部13とで構成され、筒状本体15内にはバイブレータ14と接続された駆動機構16が収納されている。17は駆動機構16に設けたON−OFFスイッチである。
【0023】
図2および図3に示す密閉手段は、前記吸引装置12の筒状部13の先端外周に設けられた周溝18にはめ込んだOリング19である。
また前記密閉手段としては、主パイプ11端部に装着され、内周側にリング状密閉部21を形成した軟質素材からなる筒状部ホルダ20であってもよい。この場合、前記リング状密閉部21を吸引装置12の筒状部13外周上に当接させて密閉するものである。
いずれにしても、Oリング19および/または筒状部ホルダ20のリング状密閉部21によって主パイプ11とそれに内装した筒状部13との間は密閉状態が保たれる。
【0024】
図4に示す補助バイブレータ22は、主パイプ11の外周上に伸縮可能な軟質チューブ23によって装着され、その下辺に一体的に取り付けた筒所保持部24内に保持されている。したがって、補助バイブレータ22を稼動すると、その振動は軟質チューブ23を介して主パイプ11に伝達され、主パイプ11を振動させる。
【0025】
上記図1ないし図4に示す共通部材は、適宜複数のパーツを組み付けて使用される。
図5ないし図7はこの発明に係る性不全者用補助器具の第1の実施例を示すものである。すなわち、前記共通部材を構成する吸引装置12の筒状部13先端には、図5に示すように軟質キャップ31が取り付けられる。この軟質キャップ31は、その一端に吸引装置12の筒状部13先端に設けたフランジ32にはめ込む内向きの周溝33が形成され、他端は男性器の亀頭部を装着可能な開口部34を有している。
【0026】
図6は前記軟質キャップ31とは別に、前記主パイプ11の他端に弾性的に装着する軟質チューブ35の1例を示すものであって、(a)は伸縮性はあるがやや硬めの軟質チューブ35を、(b)は伸縮性があり、かつ柔軟な軟質チューブ36を示すものである。いずれの軟質チューブ35もしくは36も一方の端部を折り返すことによって、折返し部37が形成されている。
【0027】
図7は第1の実施例の全体を組み付けた状態の概略断面図で、吸引装置12の筒状部13先端には軟質キャップ31が取り付けられ、前記主パイプ11の他端には軟質チューブ35もしくは36が弾性的に装着されている。
該軟質チューブ35もしくは36は、その一端を前記主パイプ11の他端に弾性的に装着するとともに、他端の前記折返し部37は折り返して前記主パイプ11内に保持されている。
【0028】
この実施例の性不全者用補助器具の使用に際しては、前記吸引装置12の筒状部13先端に軟質キャップ31を取り付け、また前記主パイプ11の先端には軟質チューブ35もしくは36を取り付けておく。
【0029】
その上で、軟質チューブ35もしくは36、および男性器にゼリーを塗り、該軟質チューブ35もしくは36の開口部分に男性器の亀頭部を突き当てながら、吸引装置12を1回〜2回ピストン運動させることにより、その吸引する吸込み圧を利用して男性器を主パイプ11内に露出させる。男性器は勃起不全でも勃起中でも軟質チューブ35もしくは36を通り抜け、主パイプ11内に充血して大きくなった男性器が現れる。次いで、主パイプ11内に露出した男性器の亀頭部を軟質キャップ31の開口部34に当接させる。
そして、亀頭部を軟質キャップ31の中に入れながらさらに1回〜2回ピストン運動を行い、バイブレータ14および補助バイブレータ22をONにする。その際亀頭部は、ピストン運動による吸込み圧の増大で軟質キャップ31の壁面に吸い付けられ、バイブレータ14の強烈な刺激を受ける。
【0030】
さらにいえば、吸引装置12の小刻みなピストン運動により、男性器はバイブレータ14の刺激、軟質キャップ31の吸込み圧によって起きる収縮による摩擦、補助バイブレータ22による外部刺激を1度に受けることになり、男性器の増大と最高の感度を得ることになる。
そうすることによって男性器を勃起させることができる。その後、前記軟質チューブ35もしくは36の端部を前記主パイプ11から外す。大きく充血して勃起した男性器には自然に軟質チューブ35もしくは36がセットされ、そのままセックスに移行することができる。
【0031】
なお、勃起不全であって、最初は萎縮していても刺激を受けることによって勃起力を得られる男性の場合は、伸縮性はあるがやや硬めの軟質チューブ35を使用する。力の強い軟質チューブ35の圧力で男性器の根元から茎部中程まで圧迫され、充血して大きくなった男性器が現れて100%のセックスが可能となる。
さらに、勃起不全の男性は、この時点で上からNP−2サポータを装着すると、軟質チューブ35と重なってNP−2サポータ内の空気が密閉され、長時間のセックスが行える。
勃起力のある男性であって、最初は勃起力があっても中折れしてしまう場合、伸縮性があり、かつ柔軟な軟質チューブ36を使用する。上記吸込み圧によってより大きくより硬くなった男性器はさらに軟質チューブ36によって締め付けられ、充血の増した男性器となって現れる。
【0032】
図8および図9はこの発明に係る性不全者用補助器具の第2の実施例を示すものである。すなわち、前記共通部材を構成する吸引装置12の筒状部13先端には、図8に示す長さ方向に伸縮自在の軟質カバー41が取り付けられる。この軟質カバー41は、その一端に吸引装置12の筒状部13先端に設けたフランジ32にはめ込む内向きの周溝42が形成され、他端は前記主パイプ11の他端に弾性的に装着される。
また、前記長さ方向に伸縮自在の軟質カバー41には、男性器に装着する内周面に長さ方向に沿った複数のリブ43が形成してある。
【0033】
この実施例の性不全者用補助器具の使用に際しては、前記吸引装置12の筒状部13先端に軟質カバー41を取り付け、また前記主パイプ11の先端には軟質カバー41の他端を取り付けておく。
その上で、吸引装置12を押し出し、第1回のピストン運動を開始する。
軟質カバー41は押し出される力によって主パイプ11の外側に沿って移動を開始する。そうすることによって、主パイプ11に折り曲げ固定された軟質カバー41の先端部分を基点に、内部より押し出された軟質カバー41が2cm〜3cmせり出されてくる。
その上で、完全勃起または50%以上の充血をした男性器と軟質カバー41の内面にゼリーを塗る。
【0034】
その状態で、男性器をせり出した軟質カバー41の開口部分に押し込みながら吸引装置12を元の位置まで引き付ける。こうすることによって、吸引装置12の吸込み圧と軟質カバー41の元に戻るときに発生する収縮圧の2つの圧力が男性器を強烈な力で奥深くまで吸い込む。
次に、吸引装置12に小刻みなピストン運動をさせると、軟質カバー41の内部は激しい収縮を繰り返し、男性器を吸着しながら進退を繰返す。
男性器はバイブレータ14の刺激、軟質カバー41の吸込み圧によって起きる収縮による摩擦、補助バイブレータ22による外部刺激を1度に受けることになり、男性器の増大と最高の感度を得ることになる。
【0035】
その際、バイブレータ14および補助バイブレータ22の刺激はすべてが密着された中で行われる。したがって、男性器のリハビリや感度を最大限に吸収することになり、そうすることによって男性器を100%勃起させることができるので、そのままセックスに移行することができる。
【0036】
図10ないし図13はこの発明に係る性不全者用補助器具の応用例を示すものである。
この応用例は、図10に示す小パイプ51と、図11に示すバイブレータ52と、図12(a)および(b)に示す軟質カバー53とを備えている。
【0037】
この実施例の性不全者用補助器具の使用に際しては、図13に示すように、小パイプ51の中を軟質カバー53の開口部分を挿通し、開口部分の先端を折返すことによって小パイプ51に取り付けておく。
その上で、バイブレータ52を稼動させながら、手で軟質カバー53を小パイプ51の中から外部に向かって押し出すと、軟質カバー53は小パイプ51の中から2cm〜3cmせり出してくる。
そして、完全勃起または50%以上の充血をした男性器と軟質カバー53の内面にゼリーを塗る。
【0038】
次いで、男性器をせり出した軟質カバー53の開口部分に差し込みながら軟質カバー53を元に戻す。その際、軟質カバー53の元に戻るときに発生する収縮圧と軟質カバー53の移動によって、男性器は強烈な力で奥深くまで吸い込まれる。
手で軟質カバー53を小パイプ51の中から外部に向かって押し出すピストン運動を数回繰返すと、軟質カバー53内部の空気が外に押し出され、軟質カバー53内面と男性器は急激に密着し、進退とバイブレータ52の振動によって最高の感度を得ることができる。
すなわち、男性器の感度を高め勃起力の増大させるのが、このバイブレータ52の役目である。
【0039】
使用後は軟質チューブ35もしくは36、および軟質カバー53を使用者の男性器上から抜き取ればよい。
【0040】
この発明の性不全者用補助器具において軟質キャップ31、軟質チューブ35もしくは36、および軟質カバー53として使用されるゴム(生ゴム、シリコンゴム)、エラストマまたはラテックス等は人間に対して無害であり、その上肌触りや弾力性、体感温度等において限りなく人間の男性器に近く製作されている。したがって相手女性は、如何なる違和感も感じず、自然性交と同じ満足感が得られる。同様にこの発明の性不全者用補助器具を装着した使用者は、密着性がよいため違和感を感じたり、重さによる負荷を感じることはない。
【0041】
さらに使用後には洗剤入りの冷温水、煮沸消毒等が可能であり、材質、寸法変化もない。
【産業上の利用可能性】
【0042】
この発明の性不全者用補助器具は、勃起不全の性機能障害を持った人において、性行為中での亀頭の刺激を増大して100%の勃起状態を得たり、勃起状態の持続時間を長くすることにより、相手女性に正常な性生活を与えるために使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】この発明の性不全者用補助器具の共通部材を示ものであり、共通部材を構成する主パイプの斜視図である。
【図2】吸引装置および吸引装置に装着したバイブレータの概略断面図である。
【図3】主パイプに吸引装置を組み付けた状態の概略断面図である。
【図4】補助バイブレータの斜視図である。
【図5】この発明の性不全者用補助器具の一実施例を示すものであり、前記共通部材を構成する吸引装置の筒状部先端に軟質キャップを取り付けた状態の要部断面図である。
【図6】(a)は前記主パイプの他端に弾性的に装着する軟質チューブの1例を示す斜視図、(b)は軟質チューブの他の例を示す斜視図である。
【図7】全体を組み付けた状態の概略断面図である。
【図8】この発明の性不全者用補助器具の一実施例を示すものであり、(a)は主パイプに取り付ける軟質カバーの断面図、(b)はその概略断面図である。
【図9】全体を組み付けた状態の概略断面図である。
【図10】この発明の性不全者用補助器具の応用例を示すものであり、小パイプの斜視図である。
【図11】バイブレータの概略図である。
【図12】(a)は小パイプに取り付ける軟質カバーの断面図、(b)はその概略断面図である。
【図13】全体を組み付けた状態の概略断面図である。
【符号の説明】
【0044】
11 主パイプ
12 吸引装置
13 筒状部
14 バイブレータ
15 筒状本体
16 駆動機構
17 ON−OFFスイッチ
18 周溝
19 Oリング
20 筒状部ホルダ
21 リング状密閉部
22 補助バイブレータ
23 軟質チューブ
24 筒所保持部
31 軟質キャップ
32 フランジ
33 周溝
34 開口部
35,36 軟質チューブ
37 折返し部
41 軟質カバー
42 周溝
43 リブ
51 小パイプ
52 バイブレータ
53 軟質カバー
【特許請求の範囲】
【請求項1】
男性器を収納できる長さの主パイプと、該主パイプの一端に筒状部の先端を進退可能に取り付けた吸引装置と、該主パイプ端部において吸引装置の筒状部先端を密閉する密閉手段と、前記吸引装置に装着したバイブレータとを備えており、
男性器の亀頭部を装着可能な開口部を有する軟質キャップを前記吸引装置の筒状部先端に取り付け、
前記主パイプの他端に弾性的に軟質チューブの端部を装着するとともに、軟質チューブの他端を折り返して前記主パイプ内に保持し、
前記主パイプの先端の該軟質チューブの開口部に男性器の亀頭部を突き当てながら、吸引装置を適宜進退させることにより、その吸引する吸込み圧を利用して男性器を主パイプ内に露出させ、
さらに男性器の亀頭部を軟質キャップの開口部に当接させて、吸引装置に装着したバイブレータの振動を軟質キャップに伝達し、男性器の亀頭部を刺激して男性器の勃起状態を得た上、前記軟質チューブの端部を前記主パイプから外して男性器上にセットし、そのまま性行為が行なえるようにしたことを特徴とする性不全者用補助器具。
【請求項2】
男性器を収納できる長さの主パイプと、該主パイプの一端に筒状部の先端を進退可能に取り付けた吸引装置と、該主パイプ端部において吸引装置の筒状部先端を密閉する密閉手段と、前記吸引装置に装着したバイブレータとを備えており、
男性器を装着可能な開口部を有するとともに長さ方向に伸縮自在の軟質カバーの一端を前記吸引装置の筒状部先端に取り付け、該軟質カバーの他端を前記主パイプの他端に弾性的に装着し、
前記主パイプに保持した該軟質カバーの開口部に男性器の亀頭部を突き当てながら、吸引装置を適宜進退させることにより、その吸引する吸込み圧および伸縮する軟質カバーの復元時の収縮圧を利用して男性器を吸着しながら進退させ、
さらに男性器に該軟質カバーが密着した状態でバイブレータによる刺激を男性器に付与するようにしたことを特徴とする性不全者用補助器具。
【請求項3】
長さ方向に伸縮自在の軟質カバーが、男性器に装着する内周面に長さ方向に沿った複数のリブを形成されていることを特徴とする請求項2に記載の性不全者用補助器具。
【請求項4】
主パイプ端部において吸引装置の筒状部先端を密閉する密閉手段が、主パイプ端部に装着され、内周側にリング状密閉部を形成した軟質素材からなる筒状部ホルダからなり、前記リング状密閉部を吸引装置の筒状部外周上に当接させて密閉するようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の性不全者用補助器具。
【請求項5】
主パイプ端部において吸引装置の筒状部先端を密閉する密閉手段が、吸引装置の筒状部外周に装着したOリングパッキングからなり、該Oリングパッキング外周を主パイプ内周に当接させて密閉するようにしたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の性不全者用補助器具。
【請求項6】
主パイプが、その外周上に着脱自在に補助バイブレータを付設されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の性不全者用補助器具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2008−136776(P2008−136776A)
【公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
生活必需品 | 医学または獣医学;衛生学 | 血管へ埋め込み可能なフィルター;補綴;人体の管状構造を開存させるまたは虚脱を防ぐ装置,例.ステント;整形外科用具,看護用具または避妊用具;温湿布;目または耳の治療または保護;包帯;被覆用品または吸収性パッド;救急箱 | 骨または関節の手術によらない処置のための整形外科的方法または用具 | 陰茎勃起を助長させる用具
【出願番号】特願2006−328215(P2006−328215)
【出願日】平成18年12月5日(2006.12.5)
【出願人】(591251658)
【Fターム(参考)】
整形外科、看護、避妊 | 適用分野 | 生殖
整形外科、看護、避妊 | 生殖又は避妊 | 男性生殖器(避妊除く) | 陰茎(亀頭を含む)に適用
整形外科、看護、避妊 | 生殖又は避妊 | 男性生殖器(避妊除く) | 陰茎(亀頭を含む)に適用 | 陰茎の根元に当てるもの
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