説明

性的刺激装置

その基部に配置されるハンドルを有するペニス形状部材を含む性的刺激装置。ハンドルはペニス形状部材から実質的に離れる方向に面する凸状表面を有する。凸状表面は、そこから延在する少なくとも1つの突起部材を有する。使用中、凸状表面は使用者の手の掌及び指にぴったり合い、突起部材は使用者の指と指間的に係合する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は性的刺激装置に関し、より具体的には、自慰中に性的刺激装置を使用する時の彼女たちの個人的癒しを増大するよう女性による使用のために設計される性的刺激装置に関する。
【背景技術】
【0002】
性的刺激装置は周知であり、数十年に亘って商業的に入手可能である。従来的な性的刺激装置は、人工ペニス、バイブレータ、及び、類似物を含み、典型的には、プラスチック、金属、シリコン、ゴム、又は、他の類似材料で作成される。従来的な性的刺激装置は、典型的にはペニスと類似するよう成形された直線的又は曲線的なシャフトを有する。シャフトは、典型的にはハンドルを含まず、シャフトは、せいぜい、使用者が使用中に性的刺激装置を把持するのを助ける球根状端部を含み得る。
【0003】
しかしながら、従来的な性的刺激装置のシャフトは、ハンドルを含まないので、使用者が使用中に快適に従来的な性的刺激装置を把持することは困難である。彼女たちの腕及び両手に対する女性の膣の解剖学的位置の故に、これは従来的な性的刺激装置を使用するときに女性にとって問題であり得る。よって、使用者、具体的には、女性の使用者は、自慰中に従来的な性的刺激装置を使用するときに、彼女たちの手首、上腕、肩、及び/又は、背中に張り、疲れ、不快さ、又は、痛みを受け得る。
【0004】
ハンドルがないならば、従来的な性的刺激装置は、彼女たちの手首が自然で快適な向きにある状態で、使用者、具体的には、女性の使用者によって快適に保持することは困難である。自慰中に従来的な性的刺激装置を彼女たち自身の膣に快適に挿入し、彼女たちの手首を自然で快適な向きに維持することは、従来的な性的刺激装置の女性使用者にとって困難である。
【0005】
US2002/0188233号(Denyes)は、個人的な使用者が自慰中に容易に快適に使用し得ない振動刺激装置を開示している。Denyes振動刺激装置の形状及び構造は、第二操作者が装置を彼女たちの仲間に対して使用することを要求する。Denyes装置の「銃形状」ハンドルは、個人の使用者に如何なる人間工学的な利益ももたらさず、個人的な使用者が、1人の使用者が彼女の膣にアクセスしながら彼女が快適で人間工学的に有益な向きにあることを可能にする「パームダウン」技法を使用中に利用することを可能としない。
【0006】
US5,853,362号(Jacobs)は、個人の使用者が自慰中に「パームダウン」技法と共に容易に使用し得ない膣内腺刺激装置を開示している。Jacobsの膣内腺刺激装置はハンドルを含むが、ハンドルは装置を「把持」するために使用されるに過ぎず、ハンドルは個人の使用者の手と人間工学的に輪郭が合わされておらず、ハンドルは使用者の手の掌及び指にぴったり合う。
【0007】
Jacobsの膣内腺刺激装置は、Gスポット誘発オルガスムのために特に設計されており、よって、クリトリス刺激はJacobs装置の最優先ではない。多くの女性たちは膣及びクリトリスの両方が刺激されるときにオルガスムを達成することが容易であることを知ったと報告している。Jacobs装置は、決定的な端部も有さず、従って、個人の使用者の膣又は肛門内に完全に挿入されることは意図されていない。このようにして、Jacobs装置は、2つの人々によって同時に使用されるときに最も効果的である。Jacobs装置は、2人の使用者を一度に同時に刺激するよう構成され、従って、2つの挿入可能な端部を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、上記に概略された従来技術の問題又は限界を克服し、最小限化し、或いは、少なくともそれらの代替を提供することの幾らかの助けとなる、改良された性的刺激装置を提供することが本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第一の特徴によれば、その基部に配置されるハンドルを有するペニス形状部材を含む性的刺激装置であって、ハンドルはペニス形状部材から実質的に離れる方向に延びる凸状表面を有し、凸状表面はそこから延びる少なくとも1つの突起部材を有し、使用中、突起表面は使用者の手の掌及び指にぴったり合い、突起は使用者の手と指間的に係合することを特徴とする性的刺激装置が提供される。
【0010】
好ましくは、ハンドル及びペニス形状部材は、一体成形材料から一体的に形成される。
【0011】
好ましくは、一体成形材料は、射出成形シリコンである。
【0012】
好ましくは、性的刺激装置は、自慰の間に使用されるとき、個々の使用者によって「パームダウン」技法を用いて使用されるよう構成される。
【0013】
好ましくは、ハンドル及びペニス形状部材は、互いに係合可能な2つの別個の部片の材料から形成される。
【0014】
好ましくは、ハンドル及びペニス形状部材は、同じ材料から製造される。
【0015】
好ましくは、ハンドル及びペニス形状部材は、異なる材料から製造される、
【0016】
好ましくは、ハンドルは、剛的材料から製造され、ペニス形状部材は、射出成形シリコンから製造される。
【0017】
好ましくは、ペニス形状部材は、その内部の空洞内に挿入される電池を有するよう構成され、ハンドルは、使用中に、性的刺激装置が使用者の性的刺激を増大するように振動する振動機構を含む。
【0018】
好ましくは、ハンドルは、ある範囲の異なるペニス形状部材と係合するよう構成され、異なるペニス形状部材の範囲の各1つは、それがハンドルと係合することを可能にするよう同じ係合手段を有する。
【0019】
好ましくは、突起部材は、使用者の手との係合を容易化するために、端部断面で見られるときに、実質的に「T形状」である。
【0020】
好ましくは、突起部材は、使用者の手との係合を容易化するために、側面で見られるときに、湾曲している。
【0021】
好ましくは、突起部材は、使用者の指との係合を容易化するために、その中に溝又は通路を含む。より一層好ましくは、溝又は通路は湾曲し、使用者の指の自然な輪郭に従う。
【0022】
本発明の第二の特徴によれば、ペニス形状部材とクリトリス刺激体とを組み合わせで含む手持ち式性的刺激装置であって、クリトリス刺激体の下面は、凸状表面と、そこからの少なくとも1つの突起とを含み、使用中、凸状表面は使用者の手の掌及び指にぴったり合い、突起部材は使用者の手と指間的に係合する手持ち式性的刺激装置が提供される。
【0023】
好ましくは、クリトリス刺激体は、複数の離間した小塊を含む。
【0024】
好ましくは、複数の離間した小塊は、異なる大きさ及び/又は形状である。
【0025】
好ましくは、クリトリス刺激体は、その縁部に或いはその縁部付近に少なくとも1つの小塊の房をさらに含み、房は、使用者の性的刺激を促進するよう、使用者のクリトリスと接触するよう構成される。
【0026】
好ましくは、性的刺激装置は、肛門突起部材をさらに含む。
【0027】
好ましくは、性的刺激装置は、睾丸形状突起をさらに含む。
【0028】
本発明の第三の特徴によれば、その基部に配置されるハンドルを有する手持ち式個人用性的刺激人工ペニスであって、ハンドルは、凸状表面と、そこから延びる少なくとも1つの突起部材とを有し、使用中、凸状表面は使用者の手の掌及び指にぴったり合い、突起は使用者の手と指間的に係合する手持ち式個人用性的刺激人工ペニスが提供される。
【0029】
本発明の第四の特徴によれば、ペニス形状部材と係合されるよう構成されるハンドルが提供され、ハンドルは凸状表面を有し、凸状表面は、ペニス形状部材と係合されるときに、実質的に前記ペニス形状部材から離れる方向に面し、凸状表面は、そこから延びる少なくとも1つの突起部材を有し、使用中、凸状表面は使用者の手の掌及び指にぴったり合い、突起部材は使用者の手と指間的に係合する。
【0030】
本発明の本質のより良好な理解を容易化するために、付属の図面を参照して、一例によってのみ、性的刺激装置の好適実施態様が今や記載される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の第一実施態様に従った性的刺激装置を側方から示す斜視図である。
【図2】図1に示される本発明の実施態様を後方から示す斜視図である。
【図3】使用者の手の中に保持された図1に示される本発明の実施態様を側方から示す斜視図である。
【図4】本発明の第二実施態様に従った性的刺激装置を底部から示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
図1乃至4に示されるように、本発明の性的刺激装置1は、一般的には、ペニス形状部材2を含む、ペニス形状部材2は、その基部に配置されたハンドル3を有する。ハンドル3は、一般的には、突出部材5と、クリトリス刺激体6とを含む。
【0033】
図1乃至3に最良に示されるように、ハンドル3及びペニス形状部材2は、シリコンから一体的に形成されている。ハンドル3は、凸状表面9を含み、クリトリス刺激体6は、反対表面に配置されている。クリトリス刺激体6は、複数の離間した小塊10を含む。使用中、離間した小塊10は、使用者11のクリトリスに接触し、それによって、自慰時に本発明の性的刺激装置1を使用することから導出される刺激及び快楽を増大する。ハンドル3は、性的刺激装置1の限定的端部としても作用し、それによって、クリトリス刺激体6が使用者のクリトリス及び膣口に当接するまで、個人の使用者11が性的刺激装置1を彼女の膣内に完全に挿入することを可能にする。
【0034】
図1及び2に最良に示されるように、クリトリス刺激体6は、ペニス形状部材2がハンドル3と接合する場所から遠位に配置される一房の小塊7を有する。この一房の小塊7は、自慰中にクリトリスと接触することによって、使用者11をより十分に刺激する働きをする。小塊10は、使用者11のクリトリスとのより多くの接触をもたらすよう、異なる大きさ及び形状であり得る。好ましくは、一房の小塊7中の各小塊10は異なる大きさである。
【0035】
図3に最良に示されるように、凸状表面9は、使用者11の手の掌にぴったり合うよう構成される。これは使用者11が自慰時に性的刺激装置1の速度及び方向のより大きな制御を有することを可能にする。凸状表面9は、自慰時に性的刺激装置1で膣にアクセスするときに、使用者11が彼女の腕、具体的には、彼女の手首をより自然で快適な位置に向けることを可能にする。これは、自慰中に使用者11の手首、肘、肩、及び/又は、背中に起こり得る疲れ、不快さ、及び、潜在的な痛みを低減するのに役立つ。また、性的刺激装置1の形状並びに使用中の使用者の手の中の性的刺激装置1の性的刺激装置1の向きの故に、使用者は自慰中に彼女の背中で実質的に平らに位置し得る。他方、従来的な人工ペニスは、自慰時に従来的な人工ペニス又は類似物を彼女の膣内に挿入するよう、使用者が前方に曲がる或いは屈むことを要求する。本発明の性的刺激装置1の使用者が彼女の背中で実質的に平らに位置し得るので、彼女の背中の痛み及び不快さの可能性は低減される。
【0036】
性的刺激装置1の形状は、個々の使用者が自慰時に「パームダウン」技法を使用することを可能にする。この明細書において、「パームダウン」技法は、彼女の膣に向かって面して性的刺激装置1を支持する彼女の掌で自慰する個々の使用者として定められる。「パームダウン」技法は、個々の使用者11の手首、肘、肩、及び/又は、背中に起こり得る疲れ、不快さ、及び、潜在的な痛みを低減する。
【0037】
使用者11によるハンドル3の把持を容易化するために、ハンドル3の凸状表面9は、ハンドル3の凸状表面9から離れる方向に延びる突起5を含む。図4に最良に示されるように、突起5は、使用者の手と指間的に係合する。指間係合は、この明細書においては、突起5が使用者11の少なくとも2つの隣接する指の間に延在することを意味するよう定められる。その場合には、突起5は、少なくとも2つの隣接する指による摩擦係合を手段として保持され得る。人間工学的に正しく快適な向きでのハンドル3の把持を促進するために、突起5は、実質的に湾曲し、使用者の手の自然な輪郭に倣う。突起5の曲率は、性的刺激装置1が自慰において使用されるときに、凸状表面9が使用者の掌及び指にぴったり合うのを可能にする。
【0038】
図2に最良に示されるように、この指間係合を引き立てるために、突起5は、使用者11の湾曲した指の輪郭に倣う溝付き区画12を含み、性的刺激装置1は自慰時に使用される。端部断面図で見られるとき、突起5は「T形状」である。具体的には、「T形状」の上方部分が使用者11の指の頂部と係合するので、これは突起5と使用者11の指との間の係合を容易化する。これは使用中に突起5が使用者11の指の間から滑り出る可能性を低減する。
【0039】
性的刺激装置1の第二実施態様が図4に示されている。この実施態様中の機能の多くは第一実施態様の機能と同じであるので、同等機能を示すために同じ参照番号が使用される。この第二実施態様において、クリトリス刺激体6は、二房の小塊7a及び7bを含む。自慰の間に性的刺激装置1を使用するときにより大きなレベルのクリトリス刺激をもたらし得るので、これは一部の使用者によって好まれ得る。もちろん、クリトリス刺激体6に含まれる如何なる数の小塊房もあり得ることが理解されるべきである。クリトリス刺激体6は、如何なる小塊房を有さなくてもよい。
【0040】
図面中に示される実施態様は、小塊10を含むクリトリス刺激体6を描写しているが、図面中に示されない他の実施態様では、クリトリス刺激体は、隆起又は類似物のような、小塊以外の他の形態の刺激を含み得る。
【0041】
図1乃至4に描写される実施態様は、ペニス形状部材2を示し、ハンドル3は、シリコンから一体的に形成される。しかしながら、ペニス形状部材2及びハンドル3を製造するために、金属、プラスチック、ガラス、ゴム、又は、他の適切な材料のような、あらゆる適切な材料が使用され得ることが理解されるべきである。
【0042】
図面中に示されない他の実施態様において、ペニス形状部材2及びハンドル3は、2つの別個の部片であり得る。この場合には、ペニス形状部材2及びハンドル3は、同一材料から或いは異なる材料から製造され得る。例えば、ハンドル3は、比較的剛的なプラスチック又は類似物から製造され得るのに対し、ペニス形状部材2は、シリコンのようなより可撓性の材料から製造され得る。
【0043】
図面中に示されない他の実施態様において、性的刺激装置1は、バイブレータであり得る。よって、性的刺激装置1中に振動機構と電池のような動力源とを含むことが必要である。この実施態様では、ペニス形状部材2及びハンドル3は、好ましくは、互いに係合可能な2つの別個の部片である。電池は、人工ペニス部材2内の中空の空洞内に挿入され、次に、ペニス形状部材2は、ハンドル3と電気的に係合される。ハンドル3は、性的刺激装置1を振動させ、それによって、自慰時の使用者11への性的刺激を増大する振動機構を含む。
【0044】
ペニス形状部材2及びハンドル3が2つの別個の部片である実施態様では、ペニス形状部材がハンドル3と係合するよう構成される共通の基部を有するならば、ハンドル3はある範囲の異なるペニス形状部材2と係合し得ることが理解されるべきである。使用者11は、ハンドル3と、ハンドル3と係合するよう構成されるある範囲の異なるペニス形状部材2とを含む、「組」を購入し得る。異なるペニス形状部材の範囲は、異なる形状、長さ、材料、色であり得るし、それらは振動してもしなくてもよい。「組」は、各1つが異なって構成されたクリトリス刺激体及び/又は突起5を有する、多数の異なるハンドル3を含み得る。
【0045】
図面に示される性的刺激装置の実施態様は単一の突起5のみを含むが、性的刺激装置1が多数の突起を含み得ることは本発明の範囲内である。多数の突起の各1つは、使用者11の手の隣接する指の間に指間的に係合する。
【0046】
図面に示される実施態様の突起5は、端部断面で見られるときに「T形状」であるが、図面に示されない他の実施態様では、突起5は、使用者11の1つ又はそれよりも多くの指を取り囲む1つ又はそれよりも多くのリング状部材であり得る。突起は、単に、凸状表面9から離れる方向に延びる突起であり得るし、或いは、それは使用者11による把持を容易化する球根状端部を有する直線状突起であり得る。突起5は、凸状表面9に対する遠位端部が、凸状表面9に対する近位端部よりも大きい厚さを有するよう、漸進的に増大する厚さも有し得る。
【0047】
図面に示されない他の実施態様において、性的刺激装置1は、肛門突起部材又は睾丸形状突起を含み得る。
【0048】
本発明は、非限定的な実施例によって記載されているに過ぎず、記載される発明の精神及び範囲から逸脱せずに、多くの変形及び変更がそれらになされ得る。本発明の本質は、ペニス形状部材の基部に配置されるハンドルである。
【0049】
明細書において、脈絡が明らかに別を示していない限り、「含む」という語は、(「から成る」のような)排他的な意味の語を有することは意図されておらず、むしろ「少なくとも含む」の意味における、非排他的な意味を有する。同じことが、対応する文法的変化を伴って、「含み」等のような他の形態の語にも当て嵌まる。
【0050】
明らかな変形及び変更が本発明の一部であることが意図される本発明の精神に従って行われ得ることは明らかであり、従って、如何なるそのような明らかな変形及び変更も本発明の範囲内にある。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
その基部に配置されるハンドルを有するペニス形状部材を含む性的刺激装置であって、前記ハンドルは、前記ペニス形状部材から実質的に離れる方向に延びる凸状表面を有し、該凸状表面は、そこから延びる少なくとも1つの突起部材を有し、使用中、前記突起表面は、使用者の手の掌及び指にぴったり合い、前記突起は、使用者の手と指間的に係合することを特徴とする、性的刺激装置。
【請求項2】
前記ハンドル及び前記ペニス形状部材は、一体成形材料から一体的に形成される、請求項1に記載の性的刺激装置。
【請求項3】
前記一体成形材料は、射出成形シリコンである、請求項2に記載の性的刺激装置。
【請求項4】
自慰の間に使用されるとき、個々の使用者によって「パームダウン」技法を用いて使用されるよう構成される、請求項1に記載の性的刺激装置。
【請求項5】
前記ハンドル及び前記ペニス形状部材は、互いに係合可能な2つの別個の部片の材料から形成される、請求項1に記載の性的刺激装置。
【請求項6】
前記ハンドル及び前記ペニス形状部材は、同じ材料から製造される、請求項4に記載の性的刺激装置。
【請求項7】
前記ハンドル及び前記ペニス形状部材は、異なる材料から製造される、請求項4に記載の性的刺激装置。
【請求項8】
前記ハンドルは、剛的材料から製造され、前記ペニス形状部材は、射出成形シリコンから製造される、請求項4に記載の性的刺激装置。
【請求項9】
前記ペニス形状部材は、その内部の空洞内に挿入される電池を有するよう構成され、前記ハンドルは、使用中に、当該性的刺激装置が使用者の性的刺激を増大するように振動する振動機構を含む、請求項4に記載の性的刺激装置。
【請求項10】
前記ハンドルは、ある範囲の異なるペニス形状部材と係合するよう構成され、異なるペニス形状部材の前記範囲の各1つは、それが前記ハンドルと係合することを可能にするよう同じ係合手段を有する、請求項4に記載の性的刺激装置。
【請求項11】
前記突起部材は、前記使用者の手との係合を容易化するために、端部断面で見られるときに、実質的に「T形状」である、請求項1に記載の性的刺激装置。
【請求項12】
前記突起部材は、前記使用者の手との係合を容易化するために、側面で見られるときに、湾曲している、請求項1に記載の性的刺激装置。
【請求項13】
前記突起部材は、前記使用者の指との係合を容易化するために、その中に溝又は通路を含む、請求項1に記載の性的刺激装置。
【請求項14】
前記溝又は通路は湾曲し、使用者の指の自然な輪郭に従う、請求項12に記載の性的刺激装置。
【請求項15】
ペニス形状部材とクリトリス刺激体とを組み合わせで含む手持ち式性的刺激装置であって、
前記クリトリス刺激体の下面は、凸状表面と、そこからの少なくとも1つの突起とを含み、使用中、前記凸状表面は、使用者の手の掌及び指にぴったり合い、前記突起部材は、使用者の手と指間的に係合する、手持ち式性的刺激装置。
【請求項16】
前記クリトリス刺激体は、複数の離間した小塊を含む、請求項15に記載の手持ち式性的刺激装置。
【請求項17】
前記複数の離間した小塊は、異なる大きさ及び/又は形状である、請求項16に記載の手持ち式性的刺激装置。
【請求項18】
前記クリトリス刺激体は、その縁部に或いはその縁部付近に少なくとも1つの小塊の房をさらに含み、該房は、使用者の性的刺激を促進するよう、使用者のクリトリスと接触するよう構成される、請求項17に記載の手持ち式性的刺激装置。
【請求項19】
肛門突起部材をさらに含む、請求項1に記載の手持ち式性的刺激装置。
【請求項20】
睾丸形状突起をさらに含む、請求項1に記載の手持ち式性的刺激装置。
【請求項21】
その基部に配置されるハンドルを有する手持ち式個人用性的刺激人工ペニスであって、前記ハンドルは、凸状表面と、そこから延びる少なくとも1つの突起部材とを有し、使用中、前記凸状表面は、使用者の手の掌及び指にぴったり合い、前記突起は、使用者の手と指間的に係合する、手持ち式個人用性的刺激人工ペニス。
【請求項22】
ペニス形状部材と係合されるよう構成されるハンドルであって、当該ハンドルは、凸状表面を有し、該凸状表面は、前記ペニス形状部材と係合されるときに、実質的に前記ペニス形状部材から離れる方向に面し、前記凸状表面は、そこから延びる少なくとも1つの突起部材を有し、使用中、前記凸状表面は、使用者の手の掌及び指にぴったり合い、前記突起部材は、使用者の手と指間的に係合する、ハンドル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2010−502407(P2010−502407A)
【公表日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−527654(P2009−527654)
【出願日】平成19年9月12日(2007.9.12)
【国際出願番号】PCT/AU2007/001357
【国際公開番号】WO2008/031160
【国際公開日】平成20年3月20日(2008.3.20)
【出願人】(509070739)
【Fターム(参考)】