説明

情報信号送信装置、情報信号送信方法、情報信号受信装置、情報信号受信装置、プログラムおよび情報送受信システム

【課題】あるユーザの操作による影響が他のユーザに及ぶことを防止する。
【解決手段】信号処理部で情報信号を処理する。情報信号送信部で、信号処理部で処理された情報信号を外部機器に送信する。制御信号受信部で、外部機器から制御信号を受信する。制御無効化部で、制御信号受信部で受信される制御信号による制御を無効化する。接続される外部機器が複数となる場合、あるユーザの操作による影響が他のユーザに及ぶことを防止できる。例えば、商品説明会などの多人数に向けて一度に同じ音声信号を提供する際などに有効となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、情報信号送信装置、情報信号送信方法、情報信号受信装置、情報信号受信装置、プログラムおよび情報送受信システムに関し、特に、音声信号や映像信号等の情報信号を出力装置に送信する情報信号送信装置等に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、特許文献1等に記載されているように、トランスミッタからヘッドホン装置に音声信号を無線で送信するワイヤレスヘッドホンが知られている。また、ヘッドホン装置側に備えられた操作スイッチにより、トランスミッタ(本体)に触れることなく、モード切り替えや、特定チャンネルの音量変更などが可能となっているサラウンドヘッドホンシステムがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2008−532363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ワイヤレスサラウンドヘッドホンの特長として、1台のトランスミッタに対し、複数のヘッドホン装置を対応させて、多人数で同時にサラウンドを楽しめるという機能がある。この場合、トランスミッタからペアリングされた複数ヘッドホン装置へは全て同じ音声信号が送信される。そのため、例えば、商品説明会のような一度に多人数で同じ再生音を聴くような場面において、不意にヘッドホン装置の操作スイッチに触ってモード切り替え操作が行われた場合には、その影響が全てのヘッドホン装置に行きわたってしまうという不都合がある。
【0005】
本技術の目的は、あるユーザの操作による影響が他のユーザに及ぶことを防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の概念は、
情報信号を処理する信号処理部と、
上記信号処理部で処理された情報信号を外部機器に送信する情報信号送信部と、
上記外部機器から制御信号を受信する制御信号受信部と、
上記制御信号受信部で受信される制御信号による制御を無効化する制御無効化部とを備える
情報信号送信装置にある。
【0007】
本技術において、信号処理部により、音声信号、映像信号などの情報信号が処理される。情報信号送信部により、信号処理部で処理された情報信号が外部機器(情報信号受信装置)に送信される。制御信号受信部により、外部機器から制御信号が受信される。そして、制御無効化部により、制御信号による制御が無効化される。
【0008】
例えば、制御信号による制御は信号処理部の制御とされる。例えば、信号処理部がマルチチャネル音声信号からヘッドホン駆動用の2チャネル音声信号を生成する処理を行う場合、制御信号による制御はセンターレベルおよび/またはサブウーファーレベルの調整する制御とされる。また、例えば、制御信号による制御は、電源のオンオフ制御とされる。
【0009】
例えば、制御無効化部は、ユーザ設定に基づいて、制御信号による制御を無効化する、ようにされる。ここで、ユーザ設定は、例えば、筐体の外面に存在する操作スイッチを操作すること等で行われる。また、例えば、制御無効化部は、情報送信部が複数の外部機器に情報信号を送信する状態にあるとき、この制御信号による制御を無効化する、ようにされる。また、例えば、制御無効化部は、スレーブ設定された外部機器から受信された制御信号による制御を無効化する、ようにされる。
【0010】
このように本技術においては、制御信号による制御を無効化する制御無効化部が備えられるものである。この制御無効化部の存在により、あるユーザの操作による影響が他のユーザに及ぶことを防止することが可能となる。
【0011】
また、本技術の他の概念は、
外部機器から情報信号を受信する情報信号受信部と、
上記外部機器に制御信号を送信する制御信号送信部と、
上記制御信号の送信を無効化する送信無効化部とを備える
情報信号受信装置にある。
【0012】
本技術において、情報信号受信部により、外部機器から情報信号が受信される。また、制御信号送信部により、外部機器に制御信号が送信される。そして、送信無効化部により、制御信号の送信が無効化される。
【0013】
例えば、送信無効化部は、ユーザ設定に基づいて、制御信号の送信を無効化する、ようにされる。また、例えば、送信無効化部は、スレーブ設定がされているとき、制御信号の送信を無効化する、ようにされる。また、例えば、送信無効化部は、外部機器からの無効化制御信号に基づいて、制御信号の送信を無効化する、ようにされる。
【0014】
このように本技術においては、制御信号の送信を無効化する送信無効化部が備えられるものである。この送信無効化部の存在により、あるユーザの操作による影響が他のユーザに及ぶことを防止することが可能となる。
【発明の効果】
【0015】
本技術によれば、あるユーザの操作による影響が他のユーザに及ぶことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】実施の形態としてのワイヤレスサラウンド・ヘッドホンシステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】トランスミッタの制御部における制御動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】ペアリングされているヘッドホン装置の個数の変更があった場合における制御部の制御動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】ヘッドホン装置の制御部における制御動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」とする)について説明する。なお、説明を以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.変形例
【0018】
<1.実施の形態>
[ワイヤレスサラウンド・ヘッドホンシステムの構成例]
図1は、ワイヤレスサラウンド・ヘッドホンシステム(以下、単に、「ヘッドホンシステム」と呼ぶ)10の構成例を示している。このヘッドホンシステム10は、情報信号送信装置としてのトランスミッタ100と、情報受信装置としてのヘッドホン装置200とが、無線接続されて構成されている。
【0019】
トランスミッタ100について説明する。トランスミッタ100は、制御部101と、信号処理部102と、RFモジュール103と、操作スイッチ104を有している。制御部101は、マイクロコンピュータ(μC)を備え、トランスミッタ100の各部の動作を制御する。信号処理部102は、例えば、5.1チャネル、あるいは7.1チャネルなどのマルチチャネル音声信号からヘッドホン駆動用の2チャネル音声信号を生成する。
【0020】
RFモジュール103は、信号処理部102で得られた2チャネル音声信号を、ヘッドホン装置200に送信する。また、この信号処理部103は、ヘッドホン装置103から送られてくる制御信号を受信し、制御部101に送る。この制御信号は、例えば、信号処理部102を制御するための制御信号であって、例えば、センターレベルやサブウーファーレベルの調整、さらには音場を操作するための制御信号である。また、この制御信号は、例えば、電源のオンオフを制御するための制御信号である。
【0021】
操作スイッチ104は、ユーザが種々の操作あるいは設定を行うユーザインタフェースを構成している。ユーザは、操作スイッチ104の操作により、ヘッドホン装置103から送られてくる制御信号による制御を無効化するように設定できる。制御部101は、このユーザ設定に基づいて、ヘッドホン装置103から送られてくる制御信号による制御を無効化する。
【0022】
また、このヘッドホン装置103から送られてくる制御信号による制御の無効化を、制御部101は、ペアリングされているヘッドホン装置200の個数が所定数以上、この実施の形態では複数であるとき、ヘッドホン装置103から送られてくる制御信号による制御を無効化する。ペアリングされているヘッドホン装置200には、RFモジュール103から2チャネル音声信号が送信される。
【0023】
ユーザは、操作スイッチ104の操作により、ペアリングされるヘッドホン装置200を設定できる。制御部101は、このように操作スイッチ104の操作でペアリング設定されるヘッドホン装置200をモニタリングすることで、ペアリングされているヘッドホン装置200の個数が複数か否かを確認でき、さらには、その個数の変化を認識できる。このように、ペアリングされているヘッドホン装置200の個数が複数となるとき、ヘッドホン装置103から送られてくる制御信号による制御を無効化するか否かを、ユーザは、操作スイッチ104の操作により設定できる。
【0024】
制御部101は、ヘッドホン装置103から送られてくる制御信号による制御を無効化する場合、その旨を、RFモジュール103を通じて、ペアリングされている各ヘッドホン装置200に通知する。この通知により、ヘッドホン装置103では、例えば、表示部にその旨を表示でき、ユーザの便宜を図ることができる。
【0025】
ヘッドホン装置200について説明する。ヘッドホン装置200は、制御部201と、RFモジュール202と、操作スイッチ203を有している。制御部201は、マイクロコンピュータ(μC)を備え、ヘッドホン装置200の各部の動作を制御する。
【0026】
RFモジュール202は、トランスミッタ100から送られてくる2チャネル音声信号を受信する。また、RFモジュール202は、制御部201から発生されるトランスミッタ100に送信すべき制御信号を、トランスミッタ100に送信する。この制御信号は、上述したように、例えば、トランスミッタ100の信号処理部102を制御するための制御信号、電源のオンオフを制御するための制御信号などである。
【0027】
操作スイッチ203は、ユーザが種々の操作あるいは設定を行うユーザインタフェースを構成している。ユーザは、操作スイッチ203の操作により、制御部201から、上述のトランスミッタ100に送信すべき制御信号を発生させることができる。
【0028】
また、ユーザは、操作スイッチ203の操作により、制御信号の送信を無効化するように設定できる。制御部201は、このユーザ設定に基づいて、制御信号の送信を無効化する。この制御信号の送信の無効化は、制御部201からの制御信号の発生を中止するか、あるいはRFモジュール202からの制御信号の送信を中止すること等で達成される。
【0029】
図1に示すワイヤレスサラウンド・ヘッドホンシステム10における2チャネル音声信号の送受信動作を簡単に説明する。トランスミッタ102の信号処理部102では、例えば、5.1チャネル、あるいは7.1チャネルなどのマルチチャネル音声信号からヘッドホン駆動用の2チャネル音声信号が生成される。この場合、信号処理部102では、マルチチャネルにおける各チャネルの音像定位が良好に行われる2チャネル音声信号が生成される。この2チャネル音声信号は、信号処理部102からRFモジュール103に送られ、トランスミッタ100とペアリングされている1つあるいは複数のヘッドホン装置200に送信される。
【0030】
また、ヘッドホン装置200のRFモジュール202では、トランスミッタ100から送られてくる2チャネル音声信号が受信される。この2チャネル音声信号には、左チャネル音声信号および右チャネル音声信号が含まれており、それぞれ図示しないスピーカユニットに供給され、音声再生が行われる。
【0031】
また、ヘッドホン装置200の制御部201からは、ユーザの操作スイッチ203の操作に基づいて、トランスミッタ100に送信すべき制御信号が発生される。この制御信号は、RFモジュール202に送られ、トランスミッタ100に送信される。なお、ヘッドホン装置200において、制御信号の送信が無効化されている場合には、このような制御信号のトランスミッタ100への送信は行われない。
【0032】
また、トランスミッタ100のRFモジュール103では、ヘッドホン装置200から送られてくる制御信号が受信され、制御部101に送られる。制御部101は、この制御信号に基づいて、信号処理部102を制御し、あるいは、電源のオンオフを制御する。信号処理部102の制御により、例えば、センターレベルやサブウーファーレベルの調整、さらには音場の操作などが行われる。なお、トランスミッタ100において、ヘッドホン装置200からの制御信号による制御が無効化されている場合には、このような制御は行われない。
【0033】
図2のフローチャートは、トランスミッタ100の制御部101における制御動作の一例を示している。制御部101は、ステップST1において、パワーオンに合わせて制御動作を開始する。そして、制御部101は、ステップST2において、ヘッドホン装置200からの制御信号による制御を無効とすべきか否かを判断する。制御部101は、操作スイッチ104によるユーザ設定、あるいはペアリングされているヘッドホン装置200の個数等により判断する。
【0034】
無効とすべきと判断するとき、制御部101は、ステップST3において、ヘッドホン装置200からの制御信号による制御を無効にする。例えば、RFモジュール103で受信されるヘッドホン装置200からの制御信号を制御部101に送らない状態とする。一方、無効としないと判断するとき、制御部101は、ステップST4において、ヘッドホン装置200からの制御信号による制御を有効にする。例えば、RFモジュール103で受信されるヘッドホン装置200からの制御信号を制御部101に送る状態とする。
【0035】
制御部101は、ステップST3およびステップST4の処理の後、ステップST5の処理に移る。このステップST5において、制御部101は、ブート処理を行う。そして、制御部101は、ステップST6において、再生を開始する。これにより、トランスミッタ100からヘッドホン装置200への2チャネル音声信号の送信が開始される。
【0036】
また、図3のフローチャートは、ペアリングされているヘッドホン装置200の個数に変更があった場合における制御部101の制御動作の一例を示している。この例は、ペアリングされているヘッドホン装置200の個数が複数となるとき、ヘッドホン装置103から送られてくる制御信号による制御を無効化する、という設定が有効になっている場合の例である。
【0037】
制御部101は、ステップST11において、ヘッドホン装置200の個数変化に合わせて制御動作を開始する。そして、制御部101は、ステップST12において、ヘッドホン装置200の個数が複数か否かを判断する。
【0038】
個数が複数であると判断するとき、制御部101は、ステップST13において、ヘッドホン装置200からの制御信号による制御を無効にする。例えば、RFモジュール103で受信されるヘッドホン装置200からの制御信号を制御部101に送らない状態とする。一方、個数が複数でないと判断するとき、制御部101は、ステップST14において、ヘッドホン装置200からの制御信号による制御を有効にする。例えば、RFモジュール103で受信されるヘッドホン装置200からの制御信号を制御部101に送る状態とする。
【0039】
制御部101は、ステップST13およびステップST14の処理の後、ステップST15の処理に移る。このステップST15において、制御部101は、ミュートを解除する。上述していないが、ヘッドホン装置200の個数変化に伴って、トランスミッタ100はミュート状態におかれている。そして、制御部101は、ステップST16において、再生を開始する。これにより、トランスミッタ100からヘッドホン装置200への2チャネル音声信号の送信が再開される。
【0040】
図4のフローチャートは、ヘッドホン装置200の制御部201の制御動作の一例を示している。制御部201は、ステップST21において、パワーオンに合わせて制御動作を開始する。そして、制御部201は、ステップST22において、トランスミッタ100への制御信号の送信を無効とすべきか否かを判断する。制御部201は、操作スイッチ203によるユーザ設定等により判断する。
【0041】
無効とすべきと判断するとき、制御部201は、ステップST23において、トランスミッタ100への制御信号の送信を無効にする。例えば、制御部201からRFモジュール202に制御信号を送らない状態とする。一方、無効としないと判断するとき、ステップST24において、トランスミッタ100への制御信号の送信を有効にする。例えば、制御部201からRFモジュール202に制御信号を送る状態とする。
【0042】
制御部201は、ステップST23およびステップST24の処理の後、ステップST25の処理に移る。このステップST25において、制御部201は、ブート処理を行う。そして、制御部201は、ステップST26において、再生を開始する。これにより、トランスミッタ100から送られてくる2チャネル音声信号を受信して再生が開始される。
【0043】
上述したように、図1に示すワイヤレスサラウンド・ヘッドホンシステム10においては、トランスミッタ100でヘッドホン装置200からの制御信号による制御を無効化することができ、また、ヘッドホン装置200でトランスミッタ100への制御信号の送信を無効化することができる。そのため、例えば、トランスミッタ100にペアリングされるヘッドホン装置200の個数が複数となる場合、あるユーザの操作による影響が他のユーザに及ぶことを防止することが可能となる。例えば、商品説明会などの多人数に向けて一度に同じ音声信号を提供する際などに、有効となる。
【0044】
<2.変形例>
なお、上述実施の形態においては、トランスミッタ100にペアリングされているヘッドホン装置200の個数が複数である場合、トランスミッタ100においては、全てのヘッドホン装置200からの制御信号が無効化される。しかし、ヘッドホン装置200においてマスター/スレーブの設定を可能とし、スレーブ設定されているヘッドホン装置200からの制御信号のみを無効化することも考えられる。
【0045】
この場合、トランスミッタ100にペアリングされているヘッドホン装置200の個数が複数である場合、マスター設定されているヘッドホン装置200からの制御信号による制御は有効とされる。なお、この場合、スレーブ設定されているヘッドホン装置200において、トランスミッタ100への制御信号の送信が無効化されるようにしてもよい。
【0046】
また、上述実施の形態においては、トランスミッタ100がヘッドホン装置200からの制御信号による制御を無効とすべきと判断するとき、自身において当該制御信号を無効化する処理を行っている。しかし、この場合、トランスミッタ100がヘッドホン装置200にRFモジュール103を通じて無効化制御信号を送信し、ヘッドホン装置200においてトランスミッタ100への制御信号の送信を無効化することも考えられる。
【0047】
また、上述実施の形態においては、本技術を、ワイヤレスサラウンド・ヘッドホンシステムに適用した例を示した。しかし、本技術は、その他の同様のシステムにも適用できることは勿論である。その場合の情報信号は、音声信号に限定されるものではなく、映像信号も含まれる。また、その場合の通信手段は、無線に限定されるものではなく、有線であってもよい。
【0048】
また、本技術は、以下のような構成を取ることもできる。
(1)情報信号を処理する信号処理部と、
上記信号処理部で処理された情報信号を外部機器に送信する情報信号送信部と、
上記外部機器から制御信号を受信する制御信号受信部と、
上記制御信号受信部で受信される制御信号による制御を無効化する制御無効化部とを備える
情報信号送信装置。
(2)上記制御無効化部は、
ユーザ設定に基づいて、上記制御信号による制御を無効化する
前記(1)に記載の情報信号送信装置。
(3)上記制御無効化部は、
上記情報送信部が複数の上記外部機器に上記情報信号を送信する状態にあるとき上記制御信号による制御を無効化する
前記(1)に記載の情報信号送信装置。
(4)上記制御無効化部は、
スレーブ設定された上記外部機器から受信された上記制御信号による制御を無効化する
前記(1)に記載の情報信号送信装置。
(5)上記制御信号による制御は、上記信号処理部の制御である
前記(1)から(4)のいずれかに記載の情報信号送信装置。
(6)上記信号処理部は、マルチチャネル音声信号からヘッドホン駆動用の2チャネル音声信号を生成する処理を行い、
上記制御信号は、センターレベルやサブウーファーレベルの調整、あるいは音場を操作するための制御信号である
前記(5)に記載の情報信号送信装置。
(7)上記制御信号による制御は、電源のオンオフ制御である
前記(1)から(6)のいずれかに記載の情報信号送信装置。
(8)上記制御無効化部により上記制御信号による制御が無効化されていることを上記外部機器に通知する制御無効化通知部をさらに備える
前記(1)から(7)のいずれかに記載の情報信号送信装置。
(9)情報信号を処理する信号処理ステップと、
上記信号処理ステップで処理された情報信号を外部機器に送信する情報信号送信ステップと、
上記外部機器から制御信号を受信する制御信号受信ステップと、
上記制御信号受信ステップで受信される制御信号による制御を無効化する制御無効化ステップとを備える
情報信号送信方法。
(10)コンピュータを、
情報信号を処理する信号処理手段と、
上記信号処理手段で処理された情報信号を外部機器に送信する情報信号送信手段と、
上記外部機器から制御信号を受信する制御信号受信手段と、
上記制御信号受信手段で受信される制御信号による制御を無効化する制御無効化手段と
して機能させるプログラム。
(11)外部機器から情報信号を受信する情報信号受信部と、
上記外部機器に制御信号を送信する制御信号送信部と、
上記制御信号の送信を無効化する送信無効化部とを備える
情報信号受信装置。
(12)上記送信無効化部は、
ユーザ設定に基づいて、上記制御信号の送信を無効化する
前記(11)に記載の情報信号受信装置。
(13)上記送信無効化部は、
スレーブ設定がされているとき、上記制御信号の送信を無効化する
前記(11)に記載の情報信号受信装置。
(14)上記送信無効化部は、
上記外部機器からの無効化制御信号に基づいて、上記制御信号の送信を無効化する
前記(11)に記載の情報信号受信装置。
(15)外部機器から情報信号を受信する情報信号受信ステップと、
上記外部機器に制御信号を送信する制御信号送信ステップと、
上記制御信号の送信を無効化する送信無効化ステップとを備える
情報信号受信方法。
(16)コンピュータを、
外部機器から情報信号を受信する情報信号受信手段と、
上記外部機器に制御信号を送信する制御信号送信手段と、
上記制御信号の送信を無効化する送信無効化手段と
として機能させるプログラム。
(17)情報信号送信装置および情報信号受信装置とが無線あるいは有線で接続されてなる情報送受信システムであって、
上記情報信号送信装置は、
情報信号を処理する信号処理部と、
上記信号処理部で処理された情報信号を上記情報信号受信装置に送信する情報信号送信部と、
上記情報信号受信装置から制御信号を受信する制御信号受信部と、
上記制御信号受信部で受信される制御信号による制御を無効化する制御無効化部とを備え、
上記情報信号受信装置は、
上記情報送信装置から情報信号を受信する情報信号受信部と、
上記情報信号送信装置に制御信号を送信する制御信号送信部とを備える
情報送受信システム
(18)情報信号送信装置および情報信号受信装置とが無線あるいは有線で接続されてなる情報送受信システムであって、
上記情報信号送信装置は、
情報信号を処理する信号処理部と、
上記信号処理部で処理された情報信号を上記情報信号受信装置に送信する情報信号送信部と、
上記情報信号受信装置から制御信号を受信する制御信号受信部とを備え、
上記情報信号受信装置は、
上記情報送信装置から情報信号を受信する情報信号受信部と、
上記情報信号送信装置に制御信号を送信する制御信号送信部と、
上記制御信号の送信を無効化する送信無効化部とを備える
情報送受信システム。
【符号の説明】
【0049】
10・・・ワイヤレスサラウンド・ヘッドホンシステム
100・・・トランスミッタ
101・・・制御部
102・・・信号処理部
103・・・RFモジュール
104・・・操作スイッチ
200・・・ヘッドホン装置
201・・・制御部
202・・・RFモジュール
203・・・操作スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報信号を処理する信号処理部と、
上記信号処理部で処理された情報信号を外部機器に送信する情報信号送信部と、
上記外部機器から制御信号を受信する制御信号受信部と、
上記制御信号受信部で受信される制御信号による制御を無効化する制御無効化部とを備える
情報信号送信装置。
【請求項2】
上記制御無効化部は、
ユーザ設定に基づいて、上記制御信号による制御を無効化する
請求項1に記載の情報信号送信装置。
【請求項3】
上記制御無効化部は、
上記情報送信部が複数の上記外部機器に上記情報信号を送信する状態にあるとき上記制御信号による制御を無効化する
請求項1に記載の情報信号送信装置。
【請求項4】
上記制御無効化部は、
スレーブ設定された上記外部機器から受信された上記制御信号による制御を無効化する
請求項1に記載の情報信号送信装置。
【請求項5】
上記制御信号による制御は、上記信号処理部の制御である
請求項1に記載の情報信号送信装置。
【請求項6】
上記信号処理部は、マルチチャネル音声信号からヘッドホン駆動用の2チャネル音声信号を生成する処理を行い、
上記制御信号は、センターレベルやサブウーファーレベルの調整、あるいは音場を操作するための制御信号である
請求項5に記載の情報信号送信装置。
【請求項7】
上記制御信号による制御は、電源のオンオフ制御である
請求項1に記載の情報信号送信装置。
【請求項8】
上記制御無効化部により上記制御信号による制御が無効化されていることを上記外部機器に通知する制御無効化通知部をさらに備える
請求項1に記載の情報信号送信装置。
【請求項9】
情報信号を処理する信号処理ステップと、
上記信号処理ステップで処理された情報信号を外部機器に送信する情報信号送信ステップと、
上記外部機器から制御信号を受信する制御信号受信ステップと、
上記制御信号受信ステップで受信される制御信号による制御を無効化する制御無効化ステップとを備える
情報信号送信方法。
【請求項10】
コンピュータを、
情報信号を処理する信号処理手段と、
上記信号処理手段で処理された情報信号を外部機器に送信する情報信号送信手段と、
上記外部機器から制御信号を受信する制御信号受信手段と、
上記制御信号受信手段で受信される制御信号による制御を無効化する制御無効化手段と
して機能させるプログラム。
【請求項11】
外部機器から情報信号を受信する情報信号受信部と、
上記外部機器に制御信号を送信する制御信号送信部と、
上記制御信号の送信を無効化する送信無効化部とを備える
情報信号受信装置。
【請求項12】
上記送信無効化部は、
ユーザ設定に基づいて、上記制御信号の送信を無効化する
請求項11に記載の情報信号受信装置。
【請求項13】
上記送信無効化部は、
スレーブ設定がされているとき、上記制御信号の送信を無効化する
請求項11に記載の情報信号受信装置。
【請求項14】
上記送信無効化部は、
上記外部機器からの無効化制御信号に基づいて、上記制御信号の送信を無効化する
請求項11に記載の情報信号受信装置。
【請求項15】
外部機器から情報信号を受信する情報信号受信ステップと、
上記外部機器に制御信号を送信する制御信号送信ステップと、
上記制御信号の送信を無効化する送信無効化ステップとを備える
情報信号受信方法。
【請求項16】
コンピュータを、
外部機器から情報信号を受信する情報信号受信手段と、
上記外部機器に制御信号を送信する制御信号送信手段と、
上記制御信号の送信を無効化する送信無効化手段と
として機能させるプログラム。
【請求項17】
情報信号送信装置および情報信号受信装置とが無線あるいは有線で接続されてなる情報送受信システムであって、
上記情報信号送信装置は、
情報信号を処理する信号処理部と、
上記信号処理部で処理された情報信号を上記情報信号受信装置に送信する情報信号送信部と、
上記情報信号受信装置から制御信号を受信する制御信号受信部と、
上記制御信号受信部で受信される制御信号による制御を無効化する制御無効化部とを備え、
上記情報信号受信装置は、
上記情報送信装置から情報信号を受信する情報信号受信部と、
上記情報信号送信装置に制御信号を送信する制御信号送信部とを備える
情報送受信システム
【請求項18】
情報信号送信装置および情報信号受信装置とが無線あるいは有線で接続されてなる情報送受信システムであって、
上記情報信号送信装置は、
情報信号を処理する信号処理部と、
上記信号処理部で処理された情報信号を上記情報信号受信装置に送信する情報信号送信部と、
上記情報信号受信装置から制御信号を受信する制御信号受信部とを備え、
上記情報信号受信装置は、
上記情報送信装置から情報信号を受信する情報信号受信部と、
上記情報信号送信装置に制御信号を送信する制御信号送信部と、
上記制御信号の送信を無効化する送信無効化部とを備える
情報送受信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−85120(P2013−85120A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−223490(P2011−223490)
【出願日】平成23年10月7日(2011.10.7)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】