説明

情報入力装置

【課題】読み取りにより消費する電力の省電力化を図ることができる情報入力装置を提供する。
【解決手段】把握部102に設けられた電極103に接触または近接した人体を媒体としてPOS端末300と通信する通信部205と、通信部205を介してPOS端末300に送信するバーコード情報を読み取るバーコード読取部204と、通信部205によりPOS端末300と通信が行われている間のみ、バーコード読取部204をバーコード情報の読み取りが可能な稼動状態にする制御部801と、稼働状態にあるバーコード読取部204により読み取られたバーコード情報を、通信部205を介してPOS端末300に送信する送信部802と、を備えたことにより、オペレータの手で持たれている間のみ読み取りが行われるので、業務の遂行状態に応じて読取手段の稼動状態を制御することができ、かつ読み取りにより消費する電力の省電力化を図ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンビニエンスストア等で使用される情報入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンビニエンスストア等で使用されるハンディー型のバーコード読取装置は、POS(Point Of Sale)端末と通信ケーブルを介して接続されている。また、バーコード読取装置の中には、RF(Radio Frequency)方式や赤外線方式などの無線手段によりPOS端末と接続されているものもある。
【0003】
しかしながら、通信ケーブルを介してPOS端末と接続されているバーコード読取装置は、オペレータがバーコードの読取作業を行う際に、通信ケーブルが邪魔になり読取作業の作業効率が落ちる。また、無線手段によりPOS端末と接続されているバーコード読取装置は、無線手段により通信を行う他の装置が隣接して複数存在する場合、装置間での混信の発生を防止するためにチャンネル設定が不可欠であり、導入に手間がかかる。さらに、無線手段によるPOS端末との無線通信は、通信経路を限定することが難しく、情報漏洩の危険がある。
【0004】
近年、通信ケーブルを使わずに人体を通信媒体として利用する所謂人体通信方式が実用化されている(特許文献1および特許文献2参照)。このような人体通信方式をPOS端末に用いることにより、通信ケーブルが必要なくなるので、バーコード読取装置の取り扱いの自由度が向上し、かつ人体を媒体とすることにより通信経路を限定することができるので、情報漏洩のリスクを低減させることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上記特許文献1および特許文献2に記載の技術をPOS端末に用いる場合、人体を媒体としたPOS端末との通信が行われている否かに関わらず、バーコードの読み取りが行われるので、読み取りにより消費する電力が大きいという課題がある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、読み取りにより消費する電力の省電力化を図ることができる情報入力装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、本体に設けた電極と、前記電極に接触または近接した人体を媒体として上位機器と通信する通信手段と、前記通信手段を介して前記上位機器に送信する情報を読み取る読取手段と、前記通信手段により前記上位機器と通信している間のみ、前記読取手段を情報の読み取りが可能な稼動状態にする制御手段と、前記稼動状態の前記読取手段により読み取られた情報を、前記通信手段を介して前記上位機器に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明にかかる情報入力装置は、オペレータの手で持たれている間のみ読み取りが行われるので、読み取りにより消費する電力の省電力化を図ることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本発明の実施の形態にかかるハンディー読取装置の概観形態を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態にかかるハンディー読取装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、POS端末と通信する方法の説明図である。
【図4】図4は、POS端末と通信する方法の説明図である。
【図5】図5は、BANの基本原理を示す説明図である。
【図6】図6は、電流方式人体通信の基本原理を示す説明図である。
【図7】図7は、電圧(電界)方式人体通信の基本原理を示す説明図である。
【図8】図8は、ハンディー読取装置の機能構成を示すブロック図である。
【図9】図9は、ハンディー読取装置の読取処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報入力装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、本発明にかかる情報入力装置を、オペレータが片手で把握することができるハンディー読取装置に適用した例について説明するが、人体を媒体として上位機器と通信を行うものであれば、これに限定するものではない。
【0011】
図1は、本発明の実施の形態にかかるハンディー読取装置の外観形態を示す斜視図である。本実施の形態にかかるハンディー読取装置100は、筐体101、筐体101に設けられ、オペレータがハンディー読取装置100を片手で把握する把握部102、および把握部(本体)102に設けられ、外部と情報の送受信を行うための電極103を備えて構成される。
【0012】
図2は、本発明の実施の形態にかかるハンディー読取装置のハードウェア構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかるハンディー読取装置100は、CPU201、ROM202、RAM203、バーコード読取部204、通信部205、電池206、およびアンテナ207を備えて構成される。なお、ハンディー読取装置100が備える各構成部は、バス208を介して相互に通信可能な状態に接続されている。
【0013】
電池206は、バス208を介して、ハンディー読取装置100が備える各構成部に電力を供給して本装置の動力源となるものである。
【0014】
通信部205は、人体通信方式により、把握部102に設けられた電極103に接触または近接した人体を媒体としてPOS(Point Of Sale)端末(上位機器)などの外部と通信する。
【0015】
ここで、図3および図4を用いて、通信部205がPOS端末300と通信する方法について説明する。図3および図4は、POS端末300と通信する方法の説明図である。本実施の形態にかかるハンディー読取装置100の通信部205は、上述したように、所謂人体通信方式を採用している。ハンディー読取装置100からPOS端末300までは、図3に示すように、オペレータの人体303、POS端末300に有線接続された電極301、電極301とPOS端末300とを接続する接続ケーブル302の順に接続されている。
【0016】
したがって、通信部205は、オペレータが電極301の上に立ち、かつ図4に示すように把握部102を把握することにより、ハンディー読取装置100からPOS端末300までの通信経路が確保され、POS端末300と通信を行える状態となる。すなわち、オペレータがハンディー読取装置100を把握していない場合や、把握していても作業エリアに敷かれている電極301の上から外れた位置に立っている場合には、通信経路が確保されず、通信部205は、POS端末300と通信することができない。
【0017】
ここで、図5〜7を用いて、人体通信方式の基本原理について簡単に説明する。図5は、BANの基本原理を示す説明図である。図6は、電流方式人体通信の基本原理を示す説明図である。図7は、電圧(電界)方式人体通信の基本原理を示す説明図である。
【0018】
BAN(Body Area Network)は、医療やヘルスケアなどに向けた非常に近距離の無線通信ネットワークである。近距離の無線通信技術には、PAN(Personal Area Network)という概念があるが、BANは、図5に示すように、人体により近い部分で利用する機器および人体内で利用する機器で使用される無線通信技術である。より具体的には、BANは、発汗センサ、WAN(World Area Network)へのゲートウェイ装置(例えば、携帯電話機など)、脈拍・体温などのセンサなどの人が身に着ける機器(ウェアラブル機器)を中心として外部と無線通信を行う場合と、心臓ペースメーカー、カプセル内視鏡、血流センサなどの人の体内に埋め込まれた機器(インプラント機器)までも外部との通信を行う接続対象にする場合と、がある。
【0019】
また、人体通信方式は、電流方式の人体通信(図6に示す)と電圧(電界)方式の人体通信(図7に示す)の2種類に大別される。電流方式の人体通信は、図6に示すように、人体601に信号電流606を流すことにより、オペレータが身に着けた送受信機602と外部装置605との間で情報をやりとりする無線通信である。より具体的には、電流方式の人体通信は、人体601を媒体として大地グランド609に接続されたグランド線607に接続されたマイナス電極603および信号電流606を受信するプラス電極604を備えた送受信機602を身に着けたオペレータが、外部装置605が備える電極606に触れた際に、人体601に信号電流を流して送受信機602と外部装置605との間で情報をやりとりするものである。なお、外部装置605は、グランド線608を介して大地グランド609に接続されているものとする。
【0020】
電圧(電界)方式の人体通信は、図7に示すように、オペレータが身に着けた送受信機702および送受信機705それぞれが備えるプラス電極704間で人体701に信号電界711を発生させることにより、送受信機702と送受信機705間で情報をやりとりする無線通信である。より具体的には、電圧(電界)方式の人体通信は、空気を媒体として大地グランド710に接続されたグランド線708に接続されたマイナス電極703および信号電界711を発生させるプラス電極704を備えた送受信機702を身に着けたオペレータが、他方の送受信機705が備えるプラス電極707に触れた際に、人体701に信号電界711を発生させて送受信機702と送受信機705との間で情報をやりとりするものである。なお、送受信機705は、送受信機702と同様に、空気を媒体として大地グランド710に接続されたグランド線709に接続されたマイナス電極706を備えている。
【0021】
バーコード読取部204は、電池206からの電力の供給を受けて、コンビニエンスストア等の商品に付されたバーコード等(光学記号)を復号化したバーコード情報(符号情報)など、通信部205を介してPOS端末300に送信する情報を読み取るものであって、バーコードを読み取るための光を発光するLED(Light Emitting Diode)照明、CCD(Charge Coupled Device)、およびデコーダを備えるものである。
【0022】
なお、本実施の形態では、光学記号に光を照射し、その反射光から当該光学記号を復号化した符号情報を読み取る光学式の読取処理を行う例について説明するが、これに限定するものではない。例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグなどの無線タグに記憶されたデータを読み取る読取処理を行うハンディー読取装置にも本発明を適用することができる。
【0023】
CPU(Central Processing Unit)201は、ハンディー読取装置100の動作を制御するものである。
【0024】
ROM(Read Only Memory)202は、ハンディー読取装置100の動作プログラム等を記憶する読出し専用メモリである。
【0025】
RAM(Random Access Memory)203は、バーコード情報等の各種情報を書換え可能に記憶するものである。
【0026】
次に、図8および図9を用いて、ROM202に記憶されている動作プログラムがCPU201に実行させる機能のうち、本実施の形態にかかるハンディー読取装置100が備える特長的な機能について説明する。図8は、ハンディー読取装置の機能構成を示すブロック図である。図9は、ハンディー読取装置による読取処理の流れを示すフローチャートである。
【0027】
図8に示すように、ハンディー読取装置100は、ROM202に記憶されている動作プログラムに従うことにより、制御部801、および送信部802を実現する。制御部801は、ハンディー読取装置100の電源投入後、まずハンディー読取装置100の初期化を行うとともに(ステップS901)、電池206からバーコード読取部204への電力の供給を停止して、バーコード読取部204を情報の読み取りができない休止状態(OFF)にする(ステップS902)。
【0028】
制御部801は、バーコード読取部204が休止状態の間、POS端末300から間欠的に送信される起動信号を、通信部205を介してPOS端末300から受信したか否かをチェックし(ステップS903)、受信が確認されない場合は受信するまでチェックを繰り返す(ステップS903:No)。ここで、起動信号は、バーコード読取部204をバーコード情報の読み取りが可能な稼動状態にするための信号(制御情報)である。
【0029】
一方、起動信号を受信した場合(ステップS903:Yes)、制御部801は、通信部205によりPOS端末300と通信していると判断して、電池206からバーコード読取部204への電力の供給を開始して当該バーコード読取部204をバーコード情報の読み取りが可能な稼動状態(ON)にする(ステップS904)。なお、本実施の形態では、制御部801は、通信部205を介して、起動信号を受信した場合に、バーコード読取部204を稼動状態にしているが、通信部205によりPOS端末300と通信している間のみ、バーコード読取部204を稼動状態にするものであれば、これに限定するものではない。例えば、電極103へのオペレータの手の接触を検知することにより、通信部205によりPOS端末300と通信しているか否かを判断しても良い。
【0030】
次いで、制御部801は、予め設定された所定時間を計測するタイマーによるカウントを開始する(ステップS905)。
【0031】
送信部802は、タイマーによるカウントが行われている間、稼働状態にあるバーコード読取部204によりバーコード情報が読み取られたか否かをチェックする(ステップS906)。そして、送信部802は、バーコード読取部204によりバーコード情報が読み取られた場合(ステップS906:Yes)、バーコード読取部204により読み取られたバーコード情報を、通信部205を介してPOS端末300に送信する(ステップS907)。
【0032】
制御部801は、バーコード読取部204によりバーコード情報が読み取られていない場合(ステップS906:No)またはバーコード情報が送信された後(ステップS907)、通信部205を介してPOS端末300から起動信号を受信したか否かをチェックし(ステップS908)、起動信号を受信した場合(ステップS908:Yes)、タイマーをリセットし(ステップS905)、かつ再び送信部802がバーコード読取部204によりバーコード情報が読み取られたか否かをチェックする(ステップS906)。
【0033】
一方、制御部801は、起動信号を受信しなかった場合(ステップS908:No)、タイマーによりカウントした経過時間をチェックし、所定時間経過したか否かを判断する(ステップS909)。そして、送信部802は、所定時間経過していないと判断した場合(ステップS909:No)、再びバーコード読取部204によりバーコード情報が読み取られたか否かをチェックする(ステップS906)。
【0034】
一方、制御部801は、所定時間経過していると判断した場合(ステップS909:Yes)、電池206からバーコード読取部204への電力の供給を停止してバーコード読取部204を休止状態(OFF)にする(ステップS902)。
【0035】
ここで、本実施の形態にかかるハンディー読取装置100の使用状況について説明する。ハンディー読取装置100は、主にPOS端末300とともに、コンビニエンスストア等における商品登録・精算業務に使用される。コンビニエンスストア等における商品登録・精算業務は、主に商品登録業務ステップと精算業務ステップの2ステップからなる。ハンディー読取装置100は、商品登録業務ステップに使用され、精算業務ステップには使用されない。
【0036】
POS端末300は、業務ステップに応じて起動信号をハンディー読取装置100に送信することによりハンディー読取装置100の稼動状態を制御する。すなわち、POS端末300は、商品登録業務が遂行されている状況においてのみ、バーコード読取装置100に向けて起動信号を送信する。なお、本実施の形態では、POS端末300は、商品登録業務が遂行されている間、起動信号を間欠的に送信するものとする。
【0037】
商品登録業務が遂行されている間に電極301の上に立ったオペレータがハンディー読取装置100を手に持つと通信経路が確保され、ハンディー読取装置100の通信部205は、POS端末300と通信を行える状態となる。そして、制御部801は、通信部205を介してPOS端末300から送信された起動信号を受信すると、電池206からバーコード読取部204への電力の供給を開始して当該バーコード読取部204を稼動状態にしてバーコード情報を読み取れる状態にする。稼動状態においてはハンディー読取装置100とPOS端末300との通信経路が確保されているため、送信部802は、通信部205を介して、稼働状態にあるバーコード読取部204により読み取られたバーコード情報をPOS端末300に向けて送信する。
【0038】
なお、商品登録業務が遂行されている間であっても、袋詰め作業や値段確認作業などの割り込み作業によりハンディー読取装置100がオペレータの手から離れ、チェックアウトカウンターなどに載置された場合やオペレータが電極301の上から外れた場合には、通信経路が遮断されるため、通信部205は、POS端末300と通信できない状態となる。そのため、制御部801は、電池206からバーコード読取部204への電力の供給を停止して当該バーコード読取部204を休止状態にする。さらに、オペレータが電極301の上に立ちかつハンディー読取装置100を手に持っていても、商品登録業務が終了し、POS端末300から起動信号が送信されなくなると、制御部801は、バーコード読取部204を休止状態にする。
【0039】
このように本実施の形態にかかるハンディー読取装置100は、遂行中の業務ステップに応じて、必要なときのみバーコード読取部204を稼動状態とすることができるので、ハンディー読取装置100において消費される電力を低減することができる。
【0040】
次に、本実施の形態にかかるハンディー読取装置100の使用状況について別の視点から説明する。ハンディー読取装置100は、上述したように、主にPOS端末300とともに、コンビニエンスストア等における商品登録・精算業務に使用される。通常、コンビニエンスストア等の店頭では、POS端末300一台に対してハンディー読取装置(100)1台が割り当てられ、コンビニエンスストア等の店舗の規模に応じてPOS端末300とハンディー読取装置100のセットが2〜5セット用意されているのが一般的である。
【0041】
このように複数用意されたPOS端末300とハンディー読取装置100のセットは、昼間などの繁忙時を除き、全てのセットが稼動していることはなく、通常は来店客数に応じて1〜2セットが稼動し、残りのセットは休止していることが多い。このような状況下において、本実施の形態にかかるハンディー読取装置100によれば、稼動しているセットのハンディー読取装置100に不具合が生じ(例えば、電池206切れなど)、休止している別のセットのハンディー読取装置100を一時的に使用する場合に、チャンネル設定やコード接続などの手間をかけずにスムーズに使用することができる。
【0042】
このように本実施の形態にかかるハンディー読取装置100によれば、オペレータの手で持たれている間のみ読み取りが行われるので、業務の遂行状態に応じてバーコード読取部204の稼動状態を制御することができ、かつ読み取りにより消費する電力の省電力化を図ることができる。また、人体通信方式によりバーコード情報をPOS端末300に送信することにより、通信経路を限定することができるので、情報漏洩のリスクを低減することができる。さらに、POS端末300とハンディー読取装置100のセットが複数用意された店舗において、稼働しているセットのハンディー読取装置100に不具合が生じ、休止している別のセットのハンディー読取装置100を一時的に使用する場合に、チャンネル設定やコード接続などが不要になる。
【0043】
なお、本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
【符号の説明】
【0044】
100 ハンディー読取装置
102 把握部
103 電極
204 バーコード読取部
205 通信部
300 POS端末
801 制御部
802 送信部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0045】
【特許文献1】特許第4088896号公報
【特許文献2】特開平3−152680号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体に設けた電極と、
前記電極に接触または近接した人体を媒体として上位機器と通信する通信手段と、
前記通信手段を介して前記上位機器に送信する情報を読み取る読取手段と、
前記通信手段により前記上位機器と通信している間のみ、前記読取手段を情報の読み取りが可能な稼動状態にする制御手段と、
前記稼動状態の前記読取手段により読み取られた情報を、前記通信手段を介して前記上位機器に送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする情報入力装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記読取手段を前記稼動状態にするための制御情報を、前記通信手段を介して前記上位機器から受信した場合に、前記通信手段により前記上位機器と通信していると判断して、前記読取手段を前記稼動状態にすることを特徴とする請求項1に記載の情報入力装置。
【請求項3】
前記読取手段は、光学記号を復号化した符号情報を読み取ることを特徴とする請求項1または2に記載の情報入力装置。
【請求項4】
前記読取手段は、前記光学記号であるバーコードを復号化した前記符号情報を読み取ることを特徴する請求項3に記載の情報入力装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−218163(P2010−218163A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−63456(P2009−63456)
【出願日】平成21年3月16日(2009.3.16)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】