説明

情報処理システム及び情報処理方法

【課題】オンラインで家族カードの追加申込をより迅速かつ簡便に完結させるための情報処理システム及び方法を提供する。
【解決手段】第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置との間でデータ送受信を行う情報処理システムは、本会員から家族カードの追加申込依頼を受信すると、第1の専用URLを生成する。本会員が第1のユーザ装置において第1の専用URL経由で仮パスワードを設定すると、情報処理システムが第2の専用URLを生成する。本会員の家族は第2のユーザ装置において第2の専用URL経由で情報処理システムにアクセスし、仮パスワードで認証を受けた後、必要事項を送信する。仮パスワードは本会員と家族の間で有線または無線媒体のいずれかにより伝達される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クレジットカード申し込みのための情報処理システム及び情報処理方法に関する。さらに具体的に説明すると、既存のクレジット会員からの情報提供を受けることにより、当該会員が紹介した人のクレジットカードの新規申し込みをより迅速かつ容易に受け付けるための情報処理システム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、クレジットカードの会員になろうとする場合、クレジットカード会社に申込書を提出し、審査を経る必要がある。この審査は、申込者の職業、年収及び信用情報機関からもたらされる申込者の信用情報をもとに、申込者ごとに行われる。
【0003】
一方、クレジットカードには「家族カード」という種類のカードがある。家族カードは、本会員の家族など近親者のためのカードであるが、この場合の審査は、通常の審査と比較すると、本会員のクレジットカードの関連カードという位置付けのため、審査は相対的に簡便に行われている。
【0004】
従来は、家族カードの申し込みであっても本会員の家族が自ら申込書を提出しなければならず、クレジットカードを申し込む側にとっての手間は、通常のクレジットカードを申し込む際と変わらなかった。このため、オンラインで家族カードの追加申し込みを完結させるためのシステム及び方法が求められている。
【0005】
【特許文献1】特開2003−186837号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、本会員自身のIDを使ってログインしているウェブサービスを介して家族が内容を確認したり、入力したりすることは適切ではない。
【0007】
また、逆に、本会員が家族に代わり申込を代行すると、暗証番号が漏洩したり、家族が申し込み前にカード規約等を確認する機会を失ったりするなどの不都合が生じる。
【0008】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところはオンラインで家族カードの追加申込をより迅速かつ簡便に完結させるための情報処理システム及び方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置との間でデータ送受信を行う情報処理システムであって、第1のユーザ装置は、第2のユーザの氏名、生年月日、続柄、第1のユーザのメールアドレス及び第2のユーザのメールアドレスを含む第1のデータを前記情報処理システムに送信し、仮パスワードを前記情報処理システム及び前記第2のユーザ装置に送信し、かつ前記第1のユーザのメールアドレス宛てに送信された電子メールを受信し、第2のユーザ装置は、前記仮パスワードを前記情報処理システムに送信して、認証肯定を示す返信データを受けた後、第2のユーザの氏名及び正式パスワードを含む第2のデータを前記情報処理システムに送信し、かつ前記第2のユーザのメールアドレス宛てに送信された電子メールを受信し、前記情報処理システムは、制御部と、第1のユーザの登録済みメールアドレス、前記第1のデータ及び前記第2のデータを格納する会員情報テーブルと、前記制御部が読み出した前記第1のユーザの登録済みメールアドレスと、受信した前記第1のユーザのメールアドレスとが一致するか否かを判定する第1の判定部と、前記第1のユーザのメールアドレス及び前記第2のユーザのメールアドレスが一致するか否かを判定する第2の判定部と、前記第1の判定部により一致すると判定され、かつ前記第2の判定部により不一致と判定される場合に、第1の専用URLを生成して第1のユーザのメールアドレス宛てに前記第1の専用URLを含む電子メールを送信し、前記第1の専用URL経由で仮パスワードを受信した後に第2の専用URLを生成して第2のユーザのメールアドレス宛てに前記第2の専用URLを含む電子メールを送信する専用URL生成部と、前記第2の専用URL経由で前記仮パスワードを受信したか否かを判定し、前記第2のユーザ装置に認証の可否を示すデータを送信する認証部と、を含むことを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、オンラインで家族カードの追加申込をより迅速かつ簡便に完結させるための情報処理システムを提供することが可能となる。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置との間でデータ送受信を行う情報処理システムにおける情報処理方法であって、前記方法は、第2のユーザの氏名、生年月日、続柄、第1のユーザのメールアドレス及び第2のユーザのメールアドレスを含む第1のデータを前記第1のユーザ装置が前記情報処理システムに送信するステップと、前記情報処理システム内に保存されている第1のユーザの登録済みメールアドレスを前記情報処理システムの制御装置が読み出して、受信した前記第1のユーザのメールアドレスと一致するか否かを前記情報処理システムが判定する第1のステップと、
前記第1のユーザのメールアドレス及び前記第2のユーザのメールアドレスが一致するか否かを前記情報処理システムが判定する第2のステップと、前記第1の判定するステップにより一致すると判定され、かつ前記第2の判定するステップにより不一致と判定される場合に、第1の専用URLを生成して第1のユーザのメールアドレス宛てに前記第1の専用URLを含む電子メールを前記情報処理システムが送信するステップと、前記第1の専用URL経由で仮パスワードを受信した後に第2の専用URLを生成して第2のユーザのメールアドレス宛てに前記第2の専用URLを含む電子メールを前記情報処理システムが送信するステップと、前記第1のユーザ装置が前記仮パスワードを前記第2のユーザ装置に送信するステップと、前記第2のユーザ装置が前記仮パスワードを前記情報処理システムに送信して、認証肯定を示す返信データを受けた後、第2のユーザの氏名及び正式パスワードを含む第2のデータを前記第2のユーザ装置が前記情報処理システムに送信するステップと、を含むことを特徴とする。
【0012】
この方法によれば、オンラインで家族カードの追加申込をより迅速かつ簡便に完結させるための情報処理方法を提供することが可能となる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、コンピュータに、請求項2に記載の方法を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように、本発明の情報処理システム及び情報処理方法によれば、本会員の家族がより迅速かつ容易にオンラインで家族カードの追加申込を完結させることができ、かつ、本会員と家族会員間でも暗証番号の漏洩を防止できる等の一定のセキュリティレベルを確保することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明に係るシステム100の概略構成と各構成要素間で実行される処理の概要を説明する図である。システム100は、ユーザ装置A(101)と、ユーザ装置B(102)と、情報処理システム103とを含む。ユーザ装置A(101)、ユーザ装置B(102)及び情報処理システム103は、有線及び/または無線経由で相互にネットワーク接続されており、電子メールやウェブアプリケーションなどを利用したデータ伝送が可能である。
【0018】
ユーザ装置A(101)及びユーザ装置B(102)は、別個独立の装置であって、電子メールの送受信機能を有しさえすれば、一般的なパーソナルコンピュータや携帯電話とすることができる。本明細書では、説明の便宜上、携帯電話を例に説明するが、これは本発明の権利の及ぶ範囲が携帯電話に限られることを意図するものではない。
【0019】
以下、図1を参照しながら、本発明に係る情報処理システムの処理の大まかな流れを説明する。
【0020】
まず、クレジットカードの既存会員である本会員は、ユーザ装置A(101)を利用して会員となっているクレジットカード会社が提供するウェブベースのサービス(例えば、会員向けのホームページ)にログインし、家族カードの加入申込を行う。その際、本会員は、家族の氏名、生年月日、続柄、本会員の携帯メールアドレス及び家族の携帯メールアドレスなどの必要項目をユーザ装置A(101)から送信する。
【0021】
次に、情報処理システム103は、受信した本会員の携帯メールアドレスやログインした際の本会員の情報をもとに、第1の専用URLを生成して、本会員の携帯メールアドレス宛てに第1の専用URLを含む電子メールを送信する。第1の専用URLは、本会員を特定する引数がセットされるため、第三者が第1の専用URLを使用して情報処理システム103にアクセスしても、なりすましを行うことが困難である。
【0022】
第1の専用URLを含む電子メールを受信した本会員は、第1の専用URLに示されたウェブサービスにアクセスして、再度ログインし、仮パスワードを設定する。
【0023】
次に、設定した仮パスワードをユーザ装置A(101)からユーザ装置B(102)に伝達する。かかる伝達は、有線または無線で行うことが可能であり、特に伝達方式に限定はない。
【0024】
仮パスワードが設定された後、情報処理システム103は、家族会員を特定する引数をセットした第2の専用URLを生成し、第2の専用URLを含む電子メールを家族の携帯メールアドレス宛てに送信する。
【0025】
第2の専用URLを含む電子メールを受信した家族は、第2の専用URLにアクセスし、ユーザ装置A(101)から伝達された仮パスワードを入力して認証を経た後、ローマ字形式での氏名や暗証番号などの識別番号を入力して、家族カードの申込を完了させる。
【0026】
家族カードの申込完了後は、通常の家族会員向けのクレジットカード発行手続にのっとってデータを処理していくため、本明細書では詳細には説明しない。
【0027】
図2は、本発明に係る情報処理システム103の構成を示すブロック図である。情報処理システム103は、制御部201、主記憶部202、補助記憶部203、入出力インターフェース(I/F)204、専用URL生成部205、第1の判定部206、第2の判定部207、認証部208及び会員情報テーブル209を含み、これらの構成要素202〜209は相互に接続されており、制御部201によって統括して制御される。
【0028】
制御部201は、各構成要素202〜209の制御やデータの計算処理及び加工処理を行い、また、補助記憶部203に格納されている各種プログラムを読み出して実行する。主記憶部202は、メインメモリとも呼ばれ、情報処理システム103内でデータやプログラムが処理及び実行される際に使用される。補助記憶部203は、ハードディスクなどに代表される記憶装置であり、データやプログラムを長期的に保存する際に使用される。制御部201がプログラムを実行してデータの計算処理及び加工処理を行う場合には必要なデータだけ主記憶部202に読み出して使い、長期的な保存には補助記憶部203が使用される。
【0029】
入出力インターフェース(I/F)204は、ユーザ装置A(101)及びユーザ装置B(102)との間でデータを送受信する際に使用する入出力インターフェースであり、ユーザ装置A(101)及びユーザ装置B(102)とネットワークで接続されている。
【0030】
専用URL生成部205は、会員情報テーブル209に格納されているデータ(例えば、会員の識別ID)及び入出力インターフェース(I/F)204を介して受信したデータを使用して、会員固有の専用URLを生成する。専用URLは、ユーザ装置A(101)及びユーザ装置B(102)を利用する各ユーザが利用可能なウェブサービスを提供するためのURLであり、ユーザごとに生成される。
【0031】
会員情報テーブル209は、会員ごとの情報、例えば、会員の識別ID、氏名(カナ氏名やローマ字氏名、等)、住所、過去の取引履歴情報、連絡用のメールアドレス、ユーザ装置A(101)から受信した仮パスワードなどを格納するテーブルである。当該格納されている情報は、制御部201によって読み書きされる。
【0032】
第1の判定部206は、会員情報テーブル209から読み出された連絡用のメールアドレスと、ユーザ装置A(101)から受信した本会員の携帯メールアドレスを比較し、一致するか否かを判定する。不一致の場合には、本会員以外の第三者が本会員になりすまして手続を行ったものと判断し、エラーメッセージを生成し、ユーザ装置A(101)に送信する。
【0033】
第2の判定部207は、本会員の携帯メールアドレスと、家族の携帯メールアドレスとを比較し、一致するか否かを判定する。一致する場合には、エラーメッセージを生成し、ユーザ装置A(101)に送信する。
【0034】
認証部208は、専用URL経由で仮パスワードを受信した場合に、受信した仮パスワードと会員情報テーブル209に格納されている仮パスワードが一致するか否かを判定し、その認証結果(一致または不一致)をユーザ装置B(102)に送信する。
【0035】
なお、本明細書では、ユーザ装置A(101)は本会員の携帯メールアドレス宛ての電子メールを受信し、ユーザ装置B(102)は家族の携帯メールアドレス宛ての電子メールを受信する前提で説明を行う。
【0036】
図3は、本発明に係る情報処理方法の例示的なフロー図である。
【0037】
ステップS301では、情報処理システム103は、第1のユーザ装置であるユーザ装置A(101)から入出力I/F204を介して少なくとも家族の氏名(漢字、カナ、ローマ字)、生年月日、続柄、本会員の携帯メールアドレス及び家族の携帯メールアドレスなどの必要事項を受信する。本会員の携帯メールアドレス及び家族の携帯メールアドレスは、第1のユーザ装置において入力されたデータである。受信したデータは、会員情報テーブル209に格納される。
【0038】
ステップS302では、第1の判定部206が、会員情報テーブル209から読み出された既登録の本会員のメールアドレスと、ステップS301で受信した本会員の携帯メールアドレスとが一致するか否かを判定する。不一致の場合は、本会員以外の第三者が本会員になりすまして申し込み処理を行ったものとみなしてステップS320に進み、エラーメッセージを生成し、第1のユーザ装置に送信して処理を終了する。一方、一致すると判定された場合は、本会員からの申し込みであると判定されるため、次のステップS303の処理に進む。
【0039】
ステップS303では、第2の判定部207が、ステップS301で受信した本会員の携帯メールアドレスと家族の携帯メールアドレスとが一致するか否かを判定する。一致する場合は、本会員が家族に成り代わって申し込み処理を行った場合に該当し、暗証番号漏洩が危惧されるケースに該当するため、ステップS320に進み、エラーメッセージを生成し、第1のユーザ装置に送信して処理を終了する。一方、不一致の場合は、本会員が家族カードの対象者となる家族のメールアドレスを送信してきたものと考えられるので、次のステップS304の処理に進む。
【0040】
ステップS304では、専用URL生成部205は、本会員のみアクセス可能な第1の専用URLを生成して、第1のユーザ装置に送信する。かかる専用URLを生成する処理は周知の技術であるので、本明細書では詳細に説明しない。
【0041】
ステップS305では、制御部201が、第1のユーザ装置によってアクセスされた第1の専用URLにて入力された仮パスワードを入出力I/F204を介して受信したか否かを判定する。この判定処理は、上記第1の専用URLを第1のユーザ装置に送信した後、第1の専用URLからデータを受信したタイミングで行っても良いし、または所定の時間間隔ごとに行っても良い。入出力I/F204を介して受信した仮パスワードは、制御部201によって会員情報テーブル209に本会員のデータと関連付けられて格納される。
【0042】
ステップS306では、本会員の家族のみアクセス可能な第2の専用URLを生成して、ユーザ装置B(102)などの第2のユーザ装置に送信する。かかる専用URLを生成する処理は周知の技術であるので、本明細書では詳細に説明しない。
【0043】
ステップS307では、第2のユーザ装置から第2の専用URL経由で入力された家族会員となる人の氏名(例えば、ローマ字)及び正規の暗証番号を受信する。
【0044】
最後に、ステップS308では、制御部201は、受信した氏名(例えば、ローマ字)を本会員から受信した氏名(例えば、ローマ字)と比較し、一致していれば、会員情報テーブル209に本会員の家族会員データとして格納する。不一致であれば、エラーメッセージを生成して、第2のユーザ装置に対して送信する。
【0045】
また、本発明は、上記実施形態の機能を実現するソフトウェアプログラムとして供給されることも可能である。かかる場合には、ソフトウェアプログラム自体は、コンピュータ上で実行されることにより、上述した実施形態の機能を実現する。
【0046】
さらに、そのプログラム自体、及びそのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明を構成する。かかるプログラムを記憶する記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の一実施形態に係るシステムの概略構成と各構成要素間で実行される処理の概要を説明する図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る情報処理方法の例示的なフローチャートである。
【符号の説明】
【0048】
101 ユーザ装置A
102 ユーザ装置B
103 情報処理システム
201 制御部
202 主記憶部
203 補助記憶部
204 入出力インターフェース
205 専用URL生成部
206 第1の判定部
207 第2の判定部
208 認証部
209 会員情報テーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置との間でデータ送受信を行う情報処理システムであって、
第1のユーザ装置は、第2のユーザの氏名、生年月日、続柄、第1のユーザのメールアドレス及び第2のユーザのメールアドレスを含む第1のデータを前記情報処理システムに送信し、仮パスワードを前記情報処理システム及び前記第2のユーザ装置に送信し、かつ前記第1のユーザのメールアドレス宛てに送信された電子メールを受信し、
第2のユーザ装置は、前記仮パスワードを前記情報処理システムに送信して、認証肯定を示す返信データを受けた後、第2のユーザの氏名及び正式パスワードを含む第2のデータを前記情報処理システムに送信し、かつ前記第2のユーザのメールアドレス宛てに送信された電子メールを受信し、
前記情報処理システムは、
制御部と、
第1のユーザの登録済みメールアドレス、前記第1のデータ及び前記第2のデータを格納する会員情報テーブルと、
前記制御部が読み出した前記第1のユーザの登録済みメールアドレスと、受信した前記第1のユーザのメールアドレスとが一致するか否かを判定する第1の判定部と、
前記第1のユーザのメールアドレス及び前記第2のユーザのメールアドレスが一致するか否かを判定する第2の判定部と、
前記第1の判定部により一致すると判定され、かつ前記第2の判定部により不一致と判定される場合に、第1の専用URLを生成して第1のユーザのメールアドレス宛てに前記第1の専用URLを含む電子メールを送信し、前記第1の専用URL経由で仮パスワードを受信した後に第2の専用URLを生成して第2のユーザのメールアドレス宛てに前記第2の専用URLを含む電子メールを送信する専用URL生成部と、
前記第2の専用URL経由で前記仮パスワードを受信したか否かを判定し、前記第2のユーザ装置に認証の可否を示すデータを送信する認証部と
を含むことを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
第1のユーザ装置及び第2のユーザ装置との間でデータ送受信を行う情報処理システムにおける情報処理方法であって、
前記方法は、
第2のユーザの氏名、生年月日、続柄、第1のユーザのメールアドレス及び第2のユーザのメールアドレスを含む第1のデータを前記第1のユーザ装置が前記情報処理システムに送信するステップと、
前記情報処理システム内に保存されている第1のユーザの登録済みメールアドレスを前記情報処理システムの制御装置が読み出して、受信した前記第1のユーザのメールアドレスと一致するか否かを前記情報処理システムが判定する第1のステップと、
前記第1のユーザのメールアドレス及び前記第2のユーザのメールアドレスが一致するか否かを前記情報処理システムが判定する第2のステップと、
前記第1の判定するステップにより一致すると判定され、かつ前記第2の判定するステップにより不一致と判定される場合に、第1の専用URLを生成して第1のユーザのメールアドレス宛てに前記第1の専用URLを含む電子メールを前記情報処理システムが送信するステップと、
前記第1の専用URL経由で仮パスワードを受信した後に第2の専用URLを生成して第2のユーザのメールアドレス宛てに前記第2の専用URLを含む電子メールを前記情報処理システムが送信するステップと、
前記第1のユーザ装置が前記仮パスワードを前記第2のユーザ装置に送信するステップと、
前記第2のユーザ装置が前記仮パスワードを前記情報処理システムに送信して、認証肯定を示す返信データを受けた後、第2のユーザの氏名及び正式パスワードを含む第2のデータを前記第2のユーザ装置が前記情報処理システムに送信するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項3】
コンピュータに、請求項2に記載の方法を実行させるためのプログラム。
【請求項4】
コンピュータに、請求項2に記載の方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−55196(P2010−55196A)
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−216996(P2008−216996)
【出願日】平成20年8月26日(2008.8.26)
【出願人】(594103301)三井住友カード株式会社 (39)
【Fターム(参考)】