説明

情報処理システム

【課題】精度が高く、ユーザに負担を強いることもなく、より詳細な属性タグをファイルに付加することのできる情報処理システムを提供すること。
【解決手段】本発明によれば、ファイルの処理に用いた関連情報とファイルとの関連度に基づいて、関連情報の有する要素を元にしてファイルに付加する属性タグの候補を作成するので、精度が高く、ユーザに負担を強いることもなく、より詳細な属性タグをファイルに付加することのできる情報処理システムを提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システムに関し、特に、ファイルに、そのファイルの持つ属性を示す属性タグを付加する属性付加機能を備えた情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、複数の情報を整理して保存しておくために、それぞれの情報に意味合いの違う複数の属性タグをつけておく技術がある。意味合いが違うとは、例えば、顧客先やセキュリティ(公開範囲等)、所有組織といった属性が持つ種類の違いという意味である。
【0003】
一般的に、情報の属性タグは、情報の作成者または所有者がつけることが多い。ここでつける属性タグは、フリーワードである場合と、システムが用意した属性タグから選択する方式とがあるが、例えば社内の複数ユーザが利用するシステムのような場合、システムが用意した属性タグを選択させる方式の方が、同じような情報に対して違った属性タグがついてユーザを混乱させることを防げるので、有効である場合が多い。
【0004】
例えば、顧客先の属性に対しては「A社」「B社」「C社」等の属性タグを、セキュリティの属性に対しては「極秘」「社外秘」「扱い注意」等の属性タグを複数提示する。
【0005】
また、このようなシステムでは、検索のしやすさ等の情報の利便性を考えると、情報には詳細な属性タグが数多く付加されている方が、様々な担当分野のユーザが利用する社内システムには有用であることは明らかである。
【0006】
しかし、このシステムに新しい情報を保存する場合に、多数の属性タグの中から新しい情報に付加する属性タグをユーザが選択することは、付加する属性タグの種類が増えるほど面倒であり、また、選択肢を提示されてもユーザには判断のできない場合もある。そのため、実際には詳細な属性タグはつけられないことが多く、ユーザにとって本当に使いやすいシステムにはなっていない。
【0007】
そこで、ファイル管理手段が、システムに保存する情報から自動的に付加情報を抽出し、付加情報データベースに自動的に登録することで、属性タグを自動的に付加する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
また、新規に作成された文書に固有のインデックス番号を付与するとともに、新規文書に関連する他の文書(例えば新規文書の作成のベースとなった文書=親文書)に付与されているインデックス番号を取得し、新規文書に固有のインデックス番号と親文書のインデックス番号とを関連づけて、新規文書の情報として登録する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2005−216130号公報
【特許文献2】特開2005−352979号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、特許文献1の方法では、ユーザが本当につけたい属性タグが入力する情報内にあるとは限らず、結果としてユーザが意図しない属性タグが付加されてしまうことがあり、入力する情報に関わった幅広い情報から属性タグを抽出する必要がある。
【0010】
また、特許文献2の方法でも、文書同士の関連についての情報は得られるが、その情報だけでは文書の属性を特定することはできず、属性に基づく情報の整理と保存の役には立たない。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、精度が高く、ユーザに負担を強いることもなく、より詳細な属性タグをファイルに付加することのできる情報処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
【0013】
1.ファイルに、該ファイルの属性を示す属性タグを付加する属性タグ付加手段と、前記属性タグ付加手段によって属性タグが付加された前記ファイルを保存するファイル保存部とを有するファイル保存装置と、
前記ファイルを処理するファイル処理手段を有するファイル処理装置とを備えた情報処理システムにおいて、
前記ファイル処理装置は、前記ファイルの処理に用いられた関連情報と前記ファイルとの関連度を算出する関連度算出手段を有し、
前記ファイル保存装置は、前記関連度算出手段の算出結果に基づいて、前記関連情報の有する要素を元にして、前記ファイルに付加する属性タグの候補を作成する属性タグ候補作成手段を有することを特徴とする情報処理システム。
【0014】
2.前記関連度算出手段は、前記ファイルの処理中に前記関連情報が参照された回数に基づいて、関連度の算出を行うことを特徴とする1に記載の情報処理システム。
【0015】
3.前記関連度算出手段は、前記ファイルの処理中に前記関連情報が参照された時間に基づいて、関連度の算出を行うことを特徴とする1に記載の情報処理システム。
【0016】
4.前記関連度算出手段は、前記ファイルに付加されている属性タグと、前記関連情報に付加されている属性タグとの共通度に基づいて、関連度の算出を行うことを特徴とする1に記載の情報処理システム。
【0017】
5.前記関連情報の有する要素は、前記関連情報に付加された属性タグであることを特徴とする1に記載の情報処理システム。
【0018】
6.前記関連情報の有する要素は、前記関連情報中のデータであることを特徴とする1に記載の情報処理システム。
【0019】
7.前記関連情報の有する要素は、前記ファイルに含まれるデータと一致する前記関連情報中のデータであることを特徴とする1に記載の情報処理システム。
【0020】
8.前記関連情報の有する要素は、前記ファイルの処理のために選択された前記関連情報中のデータであることを特徴とする1に記載の情報処理システム。
【0021】
9.前記データは、テキストデータであることを特徴とする6乃至8の何れか1項に記載の情報処理システム。
【0022】
10.前記データは、イメージデータであることを特徴とする6乃至8の何れか1項に記載の情報処理システム。
【0023】
11.前記属性タグ候補作成手段によって作成された属性タグの候補から、前記ファイルに付加する属性タグを選択する選択装置を備えたことを特徴とする1に記載の情報処理システム。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、ファイルの処理に用いた関連情報とファイルとの関連度に基づいて、関連情報の有する要素を元にしてファイルに付加する属性タグの候補を作成するので、精度が高く、ユーザに負担を強いることもなく、より詳細な属性タグをファイルに付加することのできる情報処理システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。なお、図中、同一あるいは同等の部分には同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
【0026】
最初に、本発明における情報処理システムについて、図1を用いて説明する、図1は、本発明における情報処理システム1の構成を示す模式図である。
【0027】
図1において、情報処理システム1は、データベースサーバ(以下、DBSと言う)100、パーソナルコンピュータ(以下、PCと言う)200、PC300およびネットワークサーバ(以下、NWSと言う)400等で構成される。ここに、DBS100は本発明におけるファイル保存装置として機能し、PC200は本発明におけるファイル処理装置として機能する。
【0028】
上述した情報処理システム1の各構成要素はネットワークNWに接続されており、相互にアクセス可能である。さらに、NWS400はインターネットINに接続されており、上述した情報処理システム1の各構成要素は、NWS400を介してインターネットINに接続可能である。
【0029】
情報処理システム1のユーザは、例えばPC200を用いて、DBS100から目的のファイル(ここではファイルAとする)を取得し、ファイルAに編集、修正等の処理を施し、処理後のファイルAを再びDBS100に保存する。この処理にあたり、ユーザは、同様にDBS100から取得した別のファイル、PC200内にある情報、他のPC300内にある情報およびインターネットIN上の情報等を参照しながら、作業を行うことができる。これらの参照情報を、関連情報RIと呼ぶ。
【0030】
次に、情報処理システム1を構成するDBS100およびPC200について、図2を用いて説明する。図2は、情報処理システム1を構成するDBS100およびPC200の内部構成を示す模式図で、図2(a)はDBS100の内部構成を、図2(b)はPC200の内部構成を示す模式図である。
【0031】
図2(a)において、DBS100は、CPU110、記憶装置120および入出力インタフェース130等で構成される。CPU110は、DBS100にインストールされているソフトウェアにより、ファイル保存手段111、ファイル検索手段113、属性タグ候補作成手段115および属性タグ付加手段117として動作する。記憶装置120は、ハードディスク等の記憶媒体で構成され、ファイル保存部121および属性タグ記憶部123を備える。入出力インタフェース130は、ネットワークNWを介して外部と情報の入出力を行う。
【0032】
ファイル保存部121に保存されるファイルには、属性タグTGを付加することができる。図3(a)に属性タグTGの例を示す。図3(a)において、属性タグTGは、属性名と属性値とで構成される。属性名には、例えばファイルの「所有部署」、ファイルの対象となる「顧客」、ファイルの「セキュリティ」等が記載される。属性値には、各々の属性名に従って、「第1部」、「A社」、「社外秘」等が記載される。
【0033】
属性タグTGは、ファイルのプロパティ画面でも確認することができる。図3(b)にファイルのプロパティ画面の一例を示す。この例では、「提案計画書.doc」というファイルのプロパティに、図3(a)に示した属性タグTGの内容が記載されている。
【0034】
属性タグTGは、ファイルの種類によっては、ファイルに直接付加しておくことも可能である。この場合には、DBS100のファイル保存手段111はオペレーティングシステム(以下、OSと言う)のファイルシステムのようなものでよい。
【0035】
あるいは、属性タグTGを、例えばXML形式で属性タグ記憶部123に保存しておいて、ファイルと1対1の対応付けをしておくことも可能である。図4(a)にXML形式の属性タグTGの例を示す。図4(a)において、図3(a)に示した属性タグTGが、ID番号「0001」のXML形式の属性タグTGとして記述されている。また、図4(b)に、ファイルとXML形式の属性タグTGとの対応表の例を示す。この例では、ID番号によってファイル名とXML形式の属性タグTGとが対応付けされている。
【0036】
図2(a)に戻って、DBS100は、ファイル保存部121に保存されているファイルを、ファイル検索手段113によって、属性タグTGを基に検索することができる。例えば、「A社」という顧客に関するファイルの検索が要求された場合、ファイル保存部121に保存されているファイルから、「属性名=顧客」で「属性値=A社」の属性タグTGが付加されたファイルを抽出するものである。
【0037】
属性タグ候補作成手段115は、図7で後述する方法により、ファイルAに付加する属性タグTGの候補を作成する。また、属性タグTGの候補に優先順位をつけることもできる。属性タグ付加手段117は、ユーザによって指定あるいは選択された属性タグTGをファイルに付加する。
【0038】
図2(b)において、PC200は、CPU210、記憶装置220、入出力インタフェース230、操作部240および表示装置250等で構成される。CPU210は、PC200にインストールされているソフトウェアにより、ファイル入出力手段211、ファイル処理手段213、関連情報収集手段215および関連度算出手段217として動作する。
【0039】
ファイル入出力手段211は、入出力インタフェース230を介してDBS100内のファイルを入力(取得)し、出力(保存)することができる。ファイル処理手段213は、ワードプロセッサや表計算、製図等のソフトウェアによって、DBS100から取得されたファイルに編集、修正等の処理を施すことができる。
【0040】
関連情報収集手段215は、DBS100から取得されたファイルAが、ファイル処理手段213によって処理されている間に、処理のために参照された情報、即ち関連情報RIを関連情報リストRILに記録する。図5に関連情報リストRILの例を示す。
【0041】
図5において、関連情報リストRILは、例えば、関連情報RIの名称やURI(Uniform Resource Identifier)といった関連情報RIの基本的な情報や、ファイルAの処理のために関連情報IRが参照された回数や時間といった後述する属性タグTGの候補を作成する際に用いられる情報が記載される。関連情報IRが参照された回数や時間は、例えば各関連情報IRのアプリケーションウィンドがアクティブにされた回数や時間で判断される。
【0042】
図2(b)に戻って、記憶装置220は、ハードディスク等の記憶媒体で構成される。入出力インタフェース230は、ネットワークNWを介して外部と情報の入出力を行う。操作部240は、キーボードやマウス等で構成され、ユーザがファイルを処理したり、属性タグTGを選択したりする際に用いられる。表示装置250は、CRTや液晶ディスプレイ等で構成され、ユーザがファイルを処理したり、属性タグTGを選択したりする際に用いられる。操作部240と表示装置250とは、本発明における選択装置として機能する。
【0043】
続いて、本発明の第1の実施の形態について、図6乃至図10を用いて説明する。図6は、本発明の第1の実施の形態における動作の流れを示すフローチャートのメインルーチンである。
【0044】
図6において、PC200のステップS201で、PC200のファイル入出力手段211により、編集や修正等の処理が施されるファイルAが、DBS100のファイル保存部121から取得される。ステップS210「ファイルA処理サブルーチン」で、ファイルAの処理と関連情報リストRILの作成とが行われる。ステップS210「ファイルA処理サブルーチン」については、図7で詳述する。ステップS221で、ユーザによってファイルAの保存操作が行われると、ファイルAがDBS100に送付される。
【0045】
DBS100のステップS100「属性タグ候補作成サブルーチン」で、属性タグ候補作成手段115により、属性タグTGの候補が作成され、PC200に送付される。ステップS100「属性タグ候補作成サブルーチン」については、図8で詳述する。
【0046】
PC200のステップS231で、DBS100から送付された属性タグTGの候補から、ファイルAに付加する属性タグTGを選択するための属性タグ選択画面251が、表示装置250に表示される。属性タグ選択画面251については図10で詳述する。ステップS233で、ファイルAに付加する属性タグTGが、操作部240と表示装置250とを用いて、ユーザによって選択され、DBS100に送付される。
【0047】
DBS100では、ステップS111で、属性タグ付加手段117により、PC200から送付された属性タグTGがファイルAに付加され、ステップS113で、ファイルAがファイル保存部121に保存されるとともに、ファイルAに付加された属性タグTGが属性タグ記憶部123に記憶される。以上で、一連の動作が終了される。
【0048】
図7は、図6のステップS210「ファイルA処理サブルーチン」における動作の流れを示すフローチャートである。
【0049】
図7において、ステップS211で、DBS100から取得された別のファイル、PC200内にある情報、他のPC300内にある情報およびインターネットIN上の情報等が参照されながら、ユーザによって、ファイルAに編集や修正等の処理が施される。ステップS211が開始されてから一定時間が経過すると、ステップS213に進み、ステップS211のファイルAの処理で関連情報RIが参照されたか否かが確認される。参照されなければ(ステップS213;No)、ステップS219に進む。
【0050】
関連情報RIが参照された場合(ステップS213;Yes)、ステップS215で、関連情報収集手段215により、図5で説明したような、参照された関連情報RIに関する情報が収集される。ステップS217で、ステップS215で収集された参照された関連情報RIに関する情報が、関連情報リストRILに記載される。ステップS219で、ファイルAの処理を終了するか否かが確認される。終了しない場合(ステップS219;No)は、ステップS211に戻ってファイルAの処理が継続される。終了する場合(ステップS219;Yes)は、図6のステップS210に戻る。
【0051】
図8は、図6のステップS100「属性タグ候補作成サブルーチン」における動作の流れを示すフローチャートである。
【0052】
図8において、ステップS101で、DBS100の属性タグ候補作成手段115により、PC200の関連情報収集手段215から、関連情報リストRILが取得される。ステップS103で、取得された関連情報リストRILに記載されている関連情報RIに付加されている属性タグTGが収集される。
【0053】
ステップS105で、収集された関連情報RIに付加されている属性タグTGから、ファイルAに従来は付加されていない新規な属性タグTGが抽出される。ステップS107で、関連情報リストRILに記載されている関連情報RIの参照回数が比較される。ステップS109で、ステップS105で抽出された新規な属性タグTGの内で、ステップS107で参照回数が多いと判断された関連情報RIに付加されていた属性タグTGを優先順位の上位に位置づけ、図6のステップS100「属性タグ候補作成サブルーチン」に戻る。
【0054】
図9は、図8で説明した属性タグ候補の作成方法の具体例を示す図である。図9において、ファイルAには、処理前から「所有部署=第1部」という属性タグTGが付加されていたとする。また、図5に示した関連情報リストRILの記載から、処理中に関連情報RIが参照された回数は、関連情報1が2回で、関連情報2が5回であったとする。
【0055】
一方、関連情報1には「所有部署=第2部」および「顧客=B社」の2つの属性タグTGが付加されており、関連情報2には「所有部署=第1部」、「顧客=A社」および「セキュリティ=社外秘」の3つの属性タグTGが付加されているとする。図8のステップS103ではこれらの属性タグTGが収集される。収集された属性タグTGをまとめたものが、図9の表(9A)である。
【0056】
ファイルAには、処理前から「所有部署」の属性タグTGが付加されていたので、図8のステップS105で述べたように、図9の表(9A)から「所有部署」の属性タグTGを削除して、ファイルAにとって新規な属性タグTGのみを抽出する。この結果が図9の表(9B)である。
【0057】
続いて、図8のステップS109で述べたように、ファイルAの処理中に参照回数の多かった関連情報2に付加されている属性タグTGを優先順位の上位に位置づける。その結果が図9の表(9C)である。以上で属性タグ候補が作成されたことになる。
【0058】
図10は、図6のステップS231でPC200の表示装置250に表示される属性タグ選択画面251の1例を示す模式図である。ここでは、図9の例で作成された属性タグ候補を表示してある。
【0059】
図10において、属性タグ選択画面251には、ユーザに属性タグTGの選択を促すメッセージとともに、属性タグTGの属性名毎に選択ボックス253が設けられる。本例では「顧客」ボックスと「セキュリティ」ボックスである。「顧客」ボックスには「A社」「B社」および「顧客」の属性タグを「つけない」の3つの選択肢が表示される。優先順位の高い「A社」のラジオボタンには、事前にチェックがつけられている。「セキュリティ」ボックスについても同様である。
【0060】
もし多数の選択肢があって一度に表示しきれない場合には、「顧客」ボックスに例示したように「次ページへ」ボタンを置いて、次の候補を表示することもできる。その他に、属性タグ選択画面251には「保存」と「キャンセル」のボタンが表示され、属性タグTGの選択結果を保存したり、選択をキャンセルしたりできる。ユーザは、PC200の操作部240であるキーボードやマウスを用いて、属性タグTGを選択することができる。
【0061】
上述したように、本発明の第1の実施の形態によれば、ファイルの処理時に参照した関連情報の参照回数に基づいて関連情報に付加された属性タグに優先順位をつけ、ファイルに付加する属性タグの候補を作成するので、精度が高く、ユーザに負担を強いることもなく、より詳細な属性タグをファイルに付加することのできる情報処理システムを提供することができる。
【0062】
続いて、本発明の第2の実施の形態について、図11を用いて説明する。本第2の実施の形態は、基本的には上述した第1の実施の形態と同じであるが、属性タグTGの候補を作成する際に、第1の実施の形態のように関連情報RIの参照回数によって優先順位を決定するではなく、関連情報RIの参照時間によって属性タグTGの候補の優先順位を決定する。図11は、図6のステップS100「属性タグ候補作成サブルーチン」における、本発明の第2の実施の形態の動作の流れを示すフローチャートである。
【0063】
図11において、ステップS101からS105は図8と同じであるので、説明は省略する。ステップS127で、関連情報リストRILに記載されている関連情報RIの参照時間が比較される。ステップS129で、ステップS105で抽出された新規な属性タグTGの内で、ステップS127で参照時間が長いと判断された関連情報RIに付加されていた属性タグTGを優先順位の上位に位置づけ、図6のステップS100「属性タグ候補作成サブルーチン」に戻る。
【0064】
図5に例示した関連情報リストRILであれば、関連情報1の参照回数=2回で参照時間=600秒、関連情報12の参照回数=5回で参照時間=300秒である。従って、第1の実施の形態では参照回数の多い関連情報2に付加された属性タグTGが優先順位の上位に位置づけられたが、本第2の実施の形態では、参照時間の長い関連情報1に付加された属性タグTGが優先順位の上位に位置づけられる。よって、本第2の実施の形態では、図9の表(9C)の優先順位1と優先順位2とが入れ替わることになる。
【0065】
上述したように、本発明の第2の実施の形態によれば、ファイルの処理時に参照した関連情報の参照時間に基づいて関連情報に付加された属性タグに優先順位をつけ、ファイルに付加する属性タグの候補を作成するので、精度が高く、ユーザに負担を強いることもなく、より詳細な属性タグをファイルに付加することのできる情報処理システムを提供することができる。
【0066】
次に、本発明の第3の実施の形態について、図12を用いて説明する。本第3の実施の形態も、基本的には上述した第1および第2の実施の形態と同じであるが、属性タグTGの候補を作成する際に、第1および第2の実施の形態のように関連情報RIの参照回数あるいは参照時間によって優先順位を決定するではなく、ファイルAに元々付加されていた属性タグTGと関連情報RIに付加された属性タグとの一致度によって属性タグTGの候補の優先順位を決定する。図12は、図6のステップS100「属性タグ候補作成サブルーチン」における、本発明の第3の実施の形態の動作の流れを示すフローチャートである。
【0067】
図12において、ステップS101からS105は図8および図11と同じであるので、説明は省略する。ステップS137で、関連情報リストRILに記載されている関連情報RI毎に、ファイルAに元々付加されていた属性タグTGの属性名と関連情報RIに付加されている属性タグTGの属性名とで共通な属性名の数が計数される。ステップS138で、関連情報RI毎に、ファイルAに元々付加されていた属性タグTGの属性値と関連情報RIに付加されている属性タグTGの属性値とで共通な属性値の数が計数される。
【0068】
ステップS139で、ステップS105で抽出された新規な属性タグTGの内で、ステップS137およびステップS138でファイルAの属性タグTGと共通の属性名および属性値の数が多いと判断された関連情報RIに付加されていた属性タグTGを優先順位の上位に位置づけ、図6のステップS100「属性タグ候補作成サブルーチン」に戻る。
【0069】
図13は、図12で説明した属性タグ候補の作成方法の具体例を示す図である。図13において、ファイルAには、処理前から「所有部署=第1部」および「顧客=A社」という2つの属性タグTGが付加されていたとする。
【0070】
一方、関連情報1には「所有部署=第2部」「セキュリティ=秘密」および「文書種類=提案書」の3つの属性タグTGが付加されており、関連情報2には「所有部署=第1部」、「顧客=A社」および「セキュリティ=社外秘」の3つの属性タグTGが付加されているとする。図8(図12)のステップS103ではこれらの属性タグTGが収集される。収集された属性タグTGをまとめたものが、図13の表(13A)である。
【0071】
ファイルAには、処理前から「所有部署」と「顧客」との2つの属性タグTGが付加されていたので、図8(図12)のステップS105で述べたように、図13の表(13A)から「所有部署」と「顧客」との2つの属性タグTGを削除して、ファイルAにとって新規な属性タグTG、つまり「セキュリティ」と「文書種類」の2つのみを抽出する。この結果が図13の表(13B)である。
【0072】
続いて、図12のステップS137とS138で述べたように、ファイルAに元々付加されていた属性タグTGと、関連情報1および2に付加されている属性タグTGとの共通属性名および共通属性値の数が計数される。図13の例では、共通属性名の数は、関連情報1=1、関連情報2=2で、共通属性値の数は、関連情報1=0、関連情報2=2である。これをまとめたのが図13の表(13C)である。従って、図12のステップS139で述べたように、共通属性名および共通属性値の数が多い関連情報2に付加されている属性タグTGを、優先順位の上位に位置づける。その結果が図13の表(13D)である。以上で属性タグ候補が作成されたことになる。
【0073】
上述したように、本発明の第3の実施の形態によれば、ファイルに元々付加されていた属性タグTGと、ファイルの処理時に参照した関連情報RIに付加されている属性タグTGとで、共通な属性名および属性値の数の多い関連情報RIに付加された属性タグTGの優先順位を上位にして、ファイルに付加する属性タグTGの候補を作成するので、精度が高く、ユーザに負担を強いることもなく、より詳細な属性タグTGをファイルに付加することのできる情報処理システムを提供することができる。
【0074】
次に、本発明の第4の実施の形態について、図14乃至図20を用いて説明する。本第4の実施の形態も、基本的には上述した第1乃至第3の実施の形態と同じであるが、属性タグTGの候補を作成する際に、関連情報RIに付加されていた属性タグTGから選択するのではなく、予めDBS100の属性タグ記憶部123に記憶されている属性タグ一覧から候補を作成する。図14は、図6のステップS210「ファイルA処理サブルーチン」における、本発明の第4の実施の形態の動作の流れを示すフローチャートである。
【0075】
図14において、ステップS211からステップS215までは図7と同じであるから、説明は省略する。ステップS246で、ファイルAの処理のために参照された関連情報RIにおいて、ユーザによって選択されたテキストデータやイメージデータ等のデータを収集し、ステップS247で、ステップS246で選択されたデータが関連情報リストRILに記録される。図15に関連情報リストRILの例を示す。図15では、図5とは異なり、関連情報リストRILに参照回数や参照時間ではなく、選択されたデータが記載されている。例えば、関連情報1内の「調査書」というテキストデータが選択されたことが分かる。
【0076】
図16は、図6のステップS100「属性タグ候補作成サブルーチン」における、本発明の第4の実施の形態の動作の流れを示すフローチャートである。
【0077】
図16において、ステップS101で、DBS100の属性タグ候補作成手段115により、PC200の関連情報収集手段215から、図15に示した関連情報リストRILが取得される。ステップS143で、予めDBS100の属性タグ記憶部123に記憶されている属性タグ一覧TGLが取得される。
【0078】
図17に属性タグ一覧TGLの例を示す。属性タグ一覧TGLは、例えばDBS100のファイル保存部121に保存されている全てのファイルに付加されている属性タグTGの属性名と属性値との一覧表である。属性名には「所有部署」、「顧客」、「セキュリティ」、「文書種類」等があり、各属性名毎に属性値が記載されている。
【0079】
図16に戻って、ステップS145で、属性タグ一覧TGLからファイルAに従来は付加されていない新規な属性タグTGが抽出される。ステップS146で、ステップS101で取得された関連情報リストRILに記載されている関連情報RIに付加されている属性タグTGが収集される。
【0080】
ステップS147で、ステップS145で抽出された新規な属性タグTGの属性値の内で、ステップS146で収集された関連情報RIに付加されている属性タグTGの属性値と一致する属性値が優先順位の上位に位置づけられる。
【0081】
ステップS148で、ステップS147で優先順位づけされた新規な属性タグTGの属性値の内で、関連情報RI内のテキストデータやイメージデータ等のデータと一致する属性値が優先順位の上位に位置づけられる。
【0082】
ステップS149で、ステップS148で優先順位づけされた新規な属性タグTGの属性値の内で、図14のステップS246で収集されステップS247で関連情報リストRILに記載された、関連情報RI内のユーザによって選択されたデータと一致する属性値が優先順位の最上位に位置づけられ、図6のステップS100「属性タグ候補作成サブルーチン」に戻る。
【0083】
図18および図19は、図16で説明した属性タグ候補の作成方法の具体例を示す図である。図18において、予めDBS100の属性タグ記憶部123に記憶されている図17の属性タグ一覧TGLが取得される。これが図18の表(18A)である。一方、ファイルAには、処理前から「所有部署=第1部」属性タグTGが付加されていたとする。
【0084】
そこで、図16のステップS145で述べたように、図18の表(18A)から「所有部署」の属性タグTGが削除されて、ファイルAにとって新規な属性タグTGのみが抽出される。これが図18の表(18B)である。
【0085】
次に、関連情報1には「所有部署=第2部」「顧客=A社」および「セキュリティ=社外秘」の3つの属性タグTGが付加されており、関連情報2には「所有部署=第1部」、「顧客=D社」および「セキュリティ=秘密」の3つの属性タグTGが付加されているとする。図16(図12)のステップS146ではこれらの属性タグTGが収集される。そこで、図16のステップS147で述べたように、関連情報1および2に付加されている属性タグTGの属性値と一致する属性値が優先順位の上位に位置づけられる。この結果が図18の表(18C)である。
【0086】
図19において、関連情報1の内部に「提案書」という記載があるとする。この場合、図18の表(18C)に示した「属性名=文書種類」属性タグTGの属性値の中にも「提案書」が存在するので、図16のステップS148に示したように、「属性値=提案書」の優先順位が上位に位置づけられる。この結果が図19の表(19A)である。
【0087】
続いて、図16のステップS149に示したように、図15に示した関連情報リストRILに記載されているユーザによって選択されたデータである「調査書」と一致する「属性値=調査書」が優先順位の最上位に位置づけられる。この結果が図19の表(19B)である。以上で属性タグ候補が作成されたことになる。
【0088】
図20は、図10と同様の、図6のステップS231でPC200の表示装置250に表示される属性タグ選択画面251の1例を示す模式図である。ここでは、図19の例で作成された属性タグ候補を表示してある。
【0089】
図20において、属性タグ選択画面251には、ユーザに属性タグTGの選択を促すメッセージとともに、属性タグTGの属性名毎に選択ボックス253が設けられる。本例では「顧客」ボックス、「セキュリティ」ボックスおよび「文書種類」ボックスである。「顧客」ボックスでは、関連情報RIの属性値が優先されて、「A社」「D社」が上位に位置づけされ、続いて「B社」「C社」および「顧客」の属性タグを「つけない」の5つの選択肢が表示される。優先順位の最も高い「A社」のラジオボタンには、事前にチェックがつけられている。「セキュリティ」ボックスについても同様である。
【0090】
「文書種類」ボックスでは、関連情報RI内のユーザによって選択されたデータである「調査書」が最優先とされ、関連情報RI内のデータである「提案書」が2番目の優先順位に位置づけられる。
【0091】
もし多数の選択肢があって一度に表示しきれない場合には、「顧客」ボックスに例示したように「次ページへ」ボタンを置いて、次の候補を表示することもできる。また属性名が多数ある場合にも、属性タグ選択画面251に「次ページへ」ボタンを置いて、次の候補を表示してもよい。その他に、属性タグ選択画面251には「保存」と「キャンセル」のボタンが表示され、属性タグTGの選択結果を保存したり、選択をキャンセルしたりできる。ユーザは、PC200の操作部240であるキーボードやマウスを用いて、属性タグTGを選択することができる。
【0092】
上述したように、本発明の第4の実施の形態によれば、予めDBS100の属性タグ記憶部123に記憶されている属性タグ一覧TGLから、ファイルAにとって新規な属性タグTGを抽出し、関連情報RI内のユーザによって選択されたデータと共通の属性値、関連情報RI内のデータと共通の属性値、ファイルの処理時に参照した関連情報RIに付加されている属性タグTGの属性値の順に優先順位を上位にして、ファイルに付加する属性タグTGの候補を作成するので、精度が高く、ユーザに負担を強いることもなく、より詳細な属性タグTGをファイルに付加することのできる情報処理システムを提供することができる。
【0093】
最後に、本発明の第5の実施の形態について、図21を用いて説明する。図21は、本発明の第5の実施の形態における動作の流れを示すフローチャートのメインルーチンである。
【0094】
図21において、PC200のステップS201からS221までは、図6と同じであるので、説明は省略する。DBS100のステップS100「属性タグ候補作成サブルーチン」で、属性タグ候補作成手段115により、属性タグTGの候補が作成され、PC200に送付される。ステップS100「属性タグ候補作成サブルーチン」は、上述した第1乃至第4の実施の形態のいずれであってもよい。
【0095】
ステップS151で、ステップS100「属性タグ候補作成サブルーチン」で作成された属性タグTGの候補が複数個あるか否かが確認される。複数ある場合(ステップS151;Yes)は、PC200のステップS231で、DBS100から送付された属性タグTGの候補からファイルAに付加する属性タグTGを選択するための属性タグ選択画面251が表示装置250に表示され、ステップS233でユーザによって選択される。以後は図6と同じであるので、説明は省略する。
【0096】
属性タグTGの候補が1個しかない場合(ステップS151;No)は、ユーザに選択させることなく、ステップS111で属性タグ付加手段117により、PC200から送付された属性タグTGがファイルAに自動的に付加される。以後は図6と同じであるので、説明は省略する。
【0097】
上述したように、本発明の第5の実施の形態によれば、属性タグTGの候補が複数ある場合にはユーザに選択させ、属性タグTGの候補が1つしかない場合にはユーザに選択させることなく、自動的に属性タグを付加するので、精度が高く、ユーザに負担を強いることもなく、より詳細な属性タグTGをファイルに付加することのできる情報処理システムを提供することができる。
【0098】
なお、上述した全ての実施の形態は、単独で行わなくてもよく、各実施の形態に示した手法を組み合わせて使ってもよい。ファイルに付加する属性タグの候補を絞り込む程度を鑑みて手法を使い分ければよい。あるいは、候補の絞り込み具合をユーザが設定できるようにしておくこともできるし、ユーザグループで候補作成ポリシーのようなものを設定できるようにしておいてもよい。
【0099】
以上に述べたように、本発明によれば、ファイルの処理に用いた関連情報とファイルとの関連度に基づいて、関連情報の有する要素を元にしてファイルに付加する属性タグの候補を作成するので、精度が高く、ユーザに負担を強いることもなく、より詳細な属性タグをファイルに付加することのできる情報処理システムを提供することができる。
【0100】
尚、本発明に係る情報処理システムを構成する各構成の細部構成および細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0101】
【図1】本発明における情報処理システムの構成を示す模式図である。
【図2】情報処理システムを構成するデータベースサーバおよびパーソナルコンピュータの内部構成を示す模式図である。
【図3】属性タグの例を示す図である。
【図4】XML形式の属性タグの例を示す図である。
【図5】関連情報リストの例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における動作の流れを示すフローチャートのメインルーチンである。
【図7】図6の「ファイルA処理サブルーチン」における動作の流れを示すフローチャートである。
【図8】図6の「属性タグ候補作成サブルーチン」における動作の流れを示すフローチャートである。
【図9】図8で説明した属性タグ候補の作成方法の具体例を示す図である。
【図10】属性タグ選択画面の1例を示す模式図である。
【図11】図6の「属性タグ候補作成サブルーチン」における、本発明の第2の実施の形態の動作の流れを示すフローチャートである。
【図12】図6の「属性タグ候補作成サブルーチン」における、本発明の第3の実施の形態の動作の流れを示すフローチャートである。
【図13】図12で説明した属性タグ候補の作成方法の具体例を示す図である。
【図14】図6の「ファイルA処理サブルーチン」における、本発明の第4の実施の形態の動作の流れを示すフローチャートである。
【図15】関連情報リストの例を示す図である。
【図16】図6の「属性タグ候補作成サブルーチン」における、本発明の第4の実施の形態の動作の流れを示すフローチャートである。
【図17】属性タグ一覧の例を示す図である。
【図18】図16で説明した属性タグ候補の作成方法の具体例を示す図(1/2)である。
【図19】図16で説明した属性タグ候補の作成方法の具体例を示す図(2/2)である。
【図20】属性タグ選択画面の1例を示す模式図である。
【図21】本発明の第5の実施の形態における動作の流れを示すフローチャートのメインルーチンである。
【符号の説明】
【0102】
1 情報処理システム
100 データベースサーバ(DBS)
110 CPU
111 ファイル保存手段
113 ファイル検索手段
115 属性タグ候補作成手段
117 属性タグ付加手段
120 記憶装置
121 ファイル保存部
123 属性タグ記憶部
130 入出力インタフェース
200 パーソナルコンピュータ(PC)
210 CPU
211 ファイル入出力手段
220 記憶装置
230 入出力インタフェース
240 操作部
250 表示装置
251 属性タグ選択画面
300 パーソナルコンピュータ(PC)
400 ネットワークサーバ(NWS)
NW ネットワーク
IN インターネット
TG 属性タグ
TGL 属性タグ一覧
RI 関連情報
RIL 関連情報リスト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファイルに、該ファイルの属性を示す属性タグを付加する属性タグ付加手段と、前記属性タグ付加手段によって属性タグが付加された前記ファイルを保存するファイル保存部とを有するファイル保存装置と、
前記ファイルを処理するファイル処理手段を有するファイル処理装置とを備えた情報処理システムにおいて、
前記ファイル処理装置は、前記ファイルの処理に用いられた関連情報と前記ファイルとの関連度を算出する関連度算出手段を有し、
前記ファイル保存装置は、前記関連度算出手段の算出結果に基づいて、前記関連情報の有する要素を元にして、前記ファイルに付加する属性タグの候補を作成する属性タグ候補作成手段を有することを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記関連度算出手段は、前記ファイルの処理中に前記関連情報が参照された回数に基づいて、関連度の算出を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記関連度算出手段は、前記ファイルの処理中に前記関連情報が参照された時間に基づいて、関連度の算出を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記関連度算出手段は、前記ファイルに付加されている属性タグと、前記関連情報に付加されている属性タグとの共通度に基づいて、関連度の算出を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記関連情報の有する要素は、前記関連情報に付加された属性タグであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記関連情報の有する要素は、前記関連情報中のデータであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記関連情報の有する要素は、前記ファイルに含まれるデータと一致する前記関連情報中のデータであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記関連情報の有する要素は、前記ファイルの処理のために選択された前記関連情報中のデータであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記データは、テキストデータであることを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記データは、イメージデータであることを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記属性タグ候補作成手段によって作成された属性タグの候補から、前記ファイルに付加する属性タグを選択する選択装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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