説明

情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム

【課題】メディア格納コンテンツに対応する後発データの効率的かつ正確な管理構成を実現する。
【解決手段】メディア格納コンテンツに対応するデータとして後発的に取得または生成した後発データをハードディスクなどのローカル記憶部に格納する場合に、記憶部に格納された後発データが、どのメディアやどのコンテンツに対応する後発データであるかを認識可能とした説明情報を設定して記録する。説明情報には、後発データ関連の再生または削除対象ファイルのファイルパスをメタデータとして設定し、説明情報に基づく表示データに対するユーザ指定に応じて再生または削除ファイルを選択して処理を行う。本構成により、ユーザの理解し易い後発データの説明表示処理や、表示データに対するユーザ指定に基づく再生または削除ファイルの確実なアクセスが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに、詳細には、情報記録媒体に格納されたコンテンツに対応して後発的にサーバからダウンロードしたデータやユーザが生成したデータをハードディスクなどのローカル記憶部に格納して管理する情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
音楽等のオーディオデータ、映画等の画像データ、ゲームプログラム、各種アプリケーションプログラム等、様々なソフトウエアデータ(以下、これらをコンテンツ(Content)と呼ぶ)は、記録メディア、例えば、Blu−ray Disc(登録商標)、あるいはDVD(Digital Versatile Disc)などの情報記録媒体(記録メディア)にデジタルデータとして格納することができる。青色レーザを利用したBlu−ray Disc(登録商標)は、高密度記録可能なディスクであり大容量の映像コンテンツなどを高画質データとして記録することができる。
【0003】
デジタルコンテンツが格納されたメディアはユーザに提供され、ユーザは所有するPC(Personal Computer)、ディスクプレーヤ等の再生装置においてコンテンツの再生、利用を行うことができる。
【0004】
音楽データ、画像データ等、多くのコンテンツは、一般的にその作成者あるいは販売者に頒布権等が保有されている。従って、これらのコンテンツの配布に際しては、一定の利用制限、すなわち、正規なユーザに対してのみ、コンテンツの利用を許諾し、許可のない複製等が行われないような制御、例えば暗号化処理等が行なわれる。
【0005】
さらに、DVDなどのディスクに記録されたコンテンツに対応する付属データ、例えば映画コンテンツに対応する字幕データや吹き替えデータ、その他のコンテンツ対応のサービスデータ、動画、静止画等のコンテンツを、後発データとしてサーバからダウンロードしてPCなど再生機器のハードディスクなどの記憶手段に格納し、DVDなどのメディアに記録されたコンテンツに併せて再生するというコンテンツ利用システムについても提案されている。このようなコンテンツ利用システムについては、例えば特許文献1(特開2003−140662号公報)に開示されている。
【0006】
DVD等の格納コンテンツに対応するデータとしてサーバからダウンロードした後発データをPC等、再生装置の記憶手段、例えばハードディスクなどのローカル記憶手段に格納する構成とした場合、時間の経過に従って再生装置が利用した多くのDVDやBlu−ray Disc(登録商標)の格納コンテンツに対応する多数の後発データがローカル記憶手段に蓄積されることになる。この結果、ユーザはローカル記憶手段に格納されたデータが、どのメディアのどのコンテンツに対応する後発データであるのかが分からなくなってしまうという問題がある。
【0007】
ローカル記憶手段に格納されるデータの検索に利用するため、格納データに対応するメタデータ(属性情報)を記録するといった構成がある。例えばこのような構成については特許文献2(WO2006/073275)に記載されている。
【0008】
しかし、上述したように、DVDなどのディスクに記録されたコンテンツに対応してサーバから後発的に取得するデータやユーザが生成する後発データは、ディスクに格納された例えば映画コンテンツに対応する字幕データや吹き替えデータ、その他のコンテンツ対応のサービスデータ、動画、静止画等の付属コンテンツ、ゲーム情報など様々であり、1つのディスク格納コンテンツに対応して複数の異なる後発データがハードディスクやフラッシュメモリなどの様々なローカル記憶手段に格納されることもある。このような場合、ユーザが目的とする後発データをローカル記憶手段から探すことは時間を要する処理となる。また、不要な後発データの削除を行う場合にも、後発データの内容を即座に把握することが困難であるという問題がある。
【特許文献1】特開2003−140662号公報
【特許文献2】WO2006/073275
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、DVDやBlu−ray Disc(登録商標)などのメディア格納コンテンツに対応する後発データ、例えば、サーバからのダウンロードデータや、ユーザ生成データなどをハードディスクなどのローカル記憶手段に格納する構成において、後発データの対応するメディアやメディアコンテンツを容易に判別可能として、後発データの効率的な利用管理を実現する情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の側面は、
情報処理装置であり、
メディア格納コンテンツに対応するデータとして後発的に取得または生成した後発データを格納する記憶部と、
前記記憶部に対する後発データの管理処理を実行する制御部を有し、
前記制御部は、
前記後発データの管理処理として、
前記記憶部に対する後発データ記録処理に際して、後発データに対応するメディア識別情報、およびタイトル識別情報を含む後発データ説明情報を生成して記録する処理と、
前記後発データ説明情報に基づく表示データの生成処理と、
前記後発データ説明情報に基づく表示データに対するユーザ指定情報に基づく、後発データの再生または削除処理を実行する構成であることを特徴とする情報処理装置にある。
【0011】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記制御部は、前記記憶部に対する後発データの記録に際して、
(a)少なくとも後発データの再生処理に適用する情報を含む後発データ管理情報と、
(b)後発データ実態データと、
(c)前記後発データ説明情報
上記(a)〜(c)各情報の記録処理を行う構成であることを特徴とする。
【0012】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記制御部は、後発データの取得または生成日に対応するディレクトリを設定して、設定したディレクトリに後発データおよび後発データ関連情報を設定する構成であることを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記制御部は、前記後発データ説明情報に対応する後発データ関連の再生または削除対象ファイルのファイルパスをメタデータとして設定した後発データ説明情報を生成して前記記憶部に記録する処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0014】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記制御部は、前記後発データ説明情報に対応して設定されたファイルパスのメタデータに基づいて、再生または削除対象となるファイルのアクセスを行う構成であることを特徴とする。
【0015】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記制御部は、前記後発データ説明情報として、後発データの取得または生成日を含む日付情報を生成して前記記憶部に記録する処理を実行し、後発データ説明情報の表示処理として、前記日付情報を含む表示データを生成して表示部に表示する処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0016】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記制御部は、前記後発データ説明情報として、後発データの取得または生成ユーザのユーザ識別子を含むデータを生成して前記記憶部に記録する処理を実行し、後発データ説明情報の表示処理として、前記ユーザ識別子を含む表示データを生成して表示部に表示する処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0017】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記制御部は、前記後発データ説明情報として、後発データのサイズ情報を含むデータを生成して前記記憶部に記録する処理を実行し、後発データ説明情報の表示処理として、前記サイズ情報を含む表示データを生成して表示部に表示する処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0018】
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記制御部は、前記後発データ説明情報として、後発データの種類情報を生成して前記記憶部に記録する処理を実行し、後発データ説明情報の表示処理として、前記種類情報を含む表示データを生成して表示部に表示する処理を実行する構成であることを特徴とする。
【0019】
さらに、本発明の第2の側面は、
情報処理装置において、メディア格納コンテンツに対応するデータとして後発的に取得または生成する後発データの管理処理を実行する情報処理方法であり、
制御部が、後発データの管理処理として、
記憶部に対する後発データ記録処理に際して、後発データに対応するメディア識別情報、およびタイトル識別情報を含む後発データ説明情報を生成して記録する処理と、
前記後発データ説明情報に基づく表示データの生成処理と、
前記後発データ説明情報に基づく表示データに対するユーザ指定情報の入力に基づく、指定後発データの再生または削除処理を実行することを特徴とする情報処理方法にある。
【0020】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記制御部は、前記記憶部に対する後発データの記録に際して、
(a)少なくとも後発データの再生処理に適用する情報を含む後発データ管理情報と、
(b)後発データ実態データと、
(c)前記後発データ説明情報
上記(a)〜(c)各情報の記録処理を行うことを特徴とする。
【0021】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記制御部は、後発データの取得または生成日に対応するディレクトリを設定して、設定したディレクトリに後発データおよび後発データ関連情報を設定することを特徴とする。
【0022】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記制御部は、前記後発データ説明情報に対応する後発データ関連の再生または削除対象ファイルのファイルパスをメタデータとして設定した後発データ説明情報を生成して前記記憶部に記録する処理を実行することを特徴とする。
【0023】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記制御部は、前記後発データ説明情報に対応して設定されたファイルパスのメタデータに基づいて、再生または削除対象となるファイルのアクセスを行うことを特徴とする。
【0024】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記制御部は、前記後発データ説明情報として、後発データの取得または生成日を含む日付情報を生成して前記記憶部に記録する処理を実行し、後発データ説明情報の表示処理として、前記日付情報を含む表示データを生成して表示部に表示する処理を実行することを特徴とする。
【0025】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記制御部は、前記後発データ説明情報として、後発データの取得または生成ユーザのユーザ識別子を含むデータを生成して前記記憶部に記録する処理を実行し、後発データ説明情報の表示処理として、前記ユーザ識別子を含む表示データを生成して表示部に表示する処理を実行することを特徴とする。
【0026】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記制御部は、前記後発データ説明情報として、後発データのサイズ情報を含むデータを生成して前記記憶部に記録する処理を実行し、後発データ説明情報の表示処理として、前記サイズ情報を含む表示データを生成して表示部に表示する処理を実行することを特徴とする。
【0027】
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記制御部は、前記後発データ説明情報として、後発データの種類情報を生成して前記記憶部に記録する処理を実行し、後発データ説明情報の表示処理として、前記種類情報を含む表示データを生成して表示部に表示する処理を実行することを特徴とする。
【0028】
さらに、本発明の第3の側面は、
情報処理装置において、メディア格納コンテンツに対応するデータとして後発的に取得または生成する後発データの管理処理を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
制御部に、後発データの管理処理として、
記憶部に対する後発データ記録処理に際して、後発データに対応するメディア識別情報、およびタイトル識別情報を含む後発データ説明情報を生成して記録する処理と、
前記後発データ説明情報に基づく表示データの生成処理と、
前記後発データ説明情報に基づく表示データに対するユーザ指定情報の入力に基づく、指定後発データの再生または削除処理を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
【0029】
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
【0030】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
【発明の効果】
【0031】
本発明の一実施例の構成によれば、DVDなどのメディアに格納されたコンテンツに対応するデータとして後発的に取得または生成した後発データをハードディスクなどのローカル記憶部に格納する場合に、記憶部に格納された後発データが、どのメディア(情報記録媒体)やどのコンテンツに対応する後発データであるかを認識可能とした説明情報を設定して記録する構成とした。説明情報には、後発データ関連の再生または削除対象ファイルのファイルパスをメタデータとして設定し、説明情報に基づく表示データに対するユーザ指定に応じて、メタデータを利用して再生または削除ファイルを選択して処理を行う。本構成により、ユーザの理解し易い後発データの説明表示処理や、表示データに対するユーザ指定に基づく再生または削除ファイルの確実なアクセスが可能となり、後発データの再生、削除などの処理を正確に効率的に行なうことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下、図面を参照しながら本発明の情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。説明は、以下の項目に従って行う。
1.情報処理装置の構成と処理の概要
2.本発明における後発データの管理処理例
2.1.後発データの管理処理例1
2.2.後発データの管理処理例2
3.後発データ説明情報の利用例
【0033】
[1.情報処理装置の構成と処理の概要]
まず、本発明の一実施例に係る情報処理装置の構成と処理の概要について説明する。図1は、例えばDVDやBlu−ray Disc(登録商標)などの情報記録媒体(メディア)200の再生処理を実行する例えばPCやメディア再生装置等の情報処理装置100を示す図である。
【0034】
情報処理装置100は、以下の構成を有する。
コンテンツ再生処理、後発データ管理処理などを実行するCPUなどのプログラム実行機能を持つ制御部101、
情報記録媒体(メディア)200格納コンテンツに対応するデータとして、サーバ131,132からダウンロードしたデータやユーザの生成したデータなどの後発データを格納するローカル記憶部102、
情報記録媒体200に対するデータ入出力を行なう記録媒体インタフェース103、
プログラムの実行領域、パラメータ格納領域などに利用されるROM,RAMによって構成されるメモリ104、
ネットワークを介した通信を実行する通信インタフェース105、
コンテンツやコンテンツ情報表示を行なう表示部106、
これらの構成を有する。ローカル記憶部102は、例えばハードディスクやフラッシュメモリ等によって構成される。
【0035】
情報処理装置100は、情報記録媒体200から記録媒体インタフェース103を介して情報記録媒体100に格納されたコンテンツを読み取り、コンテンツの再生処理を行なう。この処理は制御部101の制御の下に行なわれる。情報記録媒体200は、例えば、コンテンツが予め記録されたROMメディア、あるいはユーザがサーバからダウンロードするなどの処理によって取得したコンテンツを記録したデータ書き込み可能なR型や、RE型などのメディアなど様々である。
【0036】
情報処理装置100は、情報記録媒体200に格納されたコンテンツ再生に併せて利用可能なサブコンテンツ、例えば、情報記録媒体200に格納されたコンテンツが映画コンテンツである場合の字幕データや吹き替えデータ、その他、情報記録媒体200に格納されたコンテンツに対応するサービスデータなどを、サーバ131,132を介して取得し、取得データを例えばハードディスクやフラッシュメモリ等によって構成されるローカル記憶部102に記憶する。また、情報記録媒体200に格納されたコンテンツがゲームプログラムなどである場合には、ゲームの実行によって得られた得点情報、経過情報などの後発データをローカル記憶部102に記憶する。
【0037】
ローカル記憶部102に記憶される後発データは、情報記録媒体200の格納コンテンツのいずれかに対応して取得または生成されたデータであり、情報記録媒体200の格納コンテンツの再生処理に際して、ローカル記憶部102に格納され、ユーザによって選択された後発データの再生を併せて実行することができる。この再生処理においては、例えばディスク格納コンテンツと、ハードディスクなどのローカル記憶部格納コンテンツを統合したVFS(バーチャル・ファイルシステム)を構築して再生処理が行われる。このVFSに基づく再生処理により、あたかも1つのメディアからの再生処理と同様の再生が可能となる。
【0038】
制御部101は、後発データの記録に際しては、必要に応じて後発データに関する管理情報や説明情報を生成または更新してローカル記憶部102に記録する。制御部101は、ローカル記憶部102に設定される後発データ用ディレクトリに、後発データおよび管理情報、説明情報の記録を行う。
【0039】
制御部101の実行する後発データ管理処理の詳細な説明の前に、以下の説明において用いる語句の定義を示す。
(a)管理ユニット
管理ユニットは、バインディングユニット(BU:Binding Unit)ともよばれ、後発データの管理単位として設定されるユニットである。
管理ユニット(BU)は、情報記録媒体200に格納されたコンテンツに対応して後発的に生成または取得された後発データ、例えばサーバからのダウンロードコンテンツやユーザ生成データを含むユニットとして設定される。後発データの多くは、情報記録媒体200に格納されたコンテンツの再生に併せて再生利用可能なデータである。
【0040】
(b)マニフェストファイル(BUMF)
マニフェストファイルは、後発データの管理情報を格納したファイルである。
マニフェストファイルは、管理ユニット(バインディングユニット(BU))単位で、後発データ管理情報を記録しており、バインディングユニットマニフェストファイル(BUMF)とも呼ばれる。
【0041】
基本的には、1つの管理ユニット(BU)に対して1つのマニフェストファイル(BUMF)が設定されるが、1つのマニフェストファイル(BUMF)中に複数の管理ユニットの管理情報を記録することも許容される。
【0042】
本発明の情報処理装置100の実行する後発データ管理構成の概要について図2を参照して説明する。図2は、ハードディスクなどのローカル記憶部102における後発データの管理構成を説明する図である。
【0043】
情報処理装置は、様々なメディア(情報記録媒体)301,302に格納されたメディア格納コンテンツの再生を行なう。この再生に際してサーバから取得、あるいは情報処理装置において生成した後発データをローカル記憶部102に記録する。図に示すディレクトリ320は、後発データ記録ディレクトリである。後発データは、対応するメディアごとにディレクトリが分けられて記録される。図に示す例では、
メディア(情報記録媒体)301は、組織ID(Org_id)=002,ディスクID(Disc_id)=123のメディアであり、このメディアに対応する後発データは、ローカル記憶部102のDirectory−A321以下に設定されたディスクID(Disc_id)=123対応のディレクトリに記録される。
メディア(情報記録媒体)302は、組織ID(Org_id)=XXX,ディスクID(Disc_id)=YYYであり、このメディアに対応する後発データは、ローカル記憶部102のDirectory−B323以下に設定されたディスクID(Disc_id)=YYY対応のディレクトリに記録される。
【0044】
なお、組織ID(Org_id)はコンテンツ格納メディアに格納されたコンテンツの提供者やディスクの製造者を識別する情報であり、ディスクID(Disc_id)は、特定のコンテンツを格納したメディア(ディスク)を識別する識別子である。
【0045】
なお、図に示す後発データ322,324は、それぞれメディア(情報記録媒体)301に対応する後発データ、メディア(情報記録媒体)302に対応する後発データを模式的に示しているものである。これらの後発データの各々、すなわち、
後発データ322は、ローカル記憶部102のDirectory−A321以下に記録され、
後発データ324は、ローカル記憶部102のDirectory−B323以下に記録される。
【0046】
ローカル記憶部102には、後発データ関連情報として、図に示すように、
後発データ管理情報351、
後発データ352、(字幕などの後発データの実態)
後発データ説明情報353、
これらの情報が各後発データに対応して記録される。
【0047】
[2.本発明における後発データの管理処理例]
以下、本発明の情報処理装置で実行する後発データ管理処理の複数の処理例について詳細に説明する。
【0048】
(2.1.後発データ管理処理例1)
図3、図4を参照して第1の後発データ管理処理例について説明する。後発データ管理処理例1は、管理ユニット(BU:バインディングユニット)とマニフェストファイルが1対1の対応で管理される処理例である。すなわち1つのマニフェストファイル(BUMF)には1つの管理ユニット(BU:バインディングユニット)の管理情報のみが格納される。従って、例えば、新たな管理ユニットが記録される場合には、追加記録される管理ユニットに対応する新たなマニフェストファイル(BUMF)が追加され、管理ユニットが削除される場合には、削除される管理ユニットに対応するマニフェストファイル(BUMF)も削除する構成を持つ。
【0049】
図3は、図1に示す情報処理装置100のローカル記憶部102に記録される後発データ格納ディレクトリ構成の一部を示している。本例は、後発データの取得(ダウンロードなど)または生成日に対応する管理ユニット(BU)を設定して各管理ユニット単位のデータ区分を行った例である。すなわち後発データの取得日に応じた日付ディレクトリを設定し、各後発データに対応する管理ユニットを日付ディレクトリに設定する例である。
【0050】
後発データ格納ディレクトリは、図2を参照して説明したように、組織ID(Org_id),ディスクID(Disc_id)によって区分されている。図3では、1つのディスクID(Disc_id)以下のディレクトリ構成の詳細を示している。
【0051】
図3に示す例は、1つの同一ディスクの格納コンテンツに対応して、2つの異なる後発データ対応の2つの管理ユニット(BU#01,BU#02)411,412が設定された例である。前述したように、1つのディスクに対応して複数の異なる後発データが取得される場合もあり、図3に示す例はこのような場合のディレクトリ構成例である。
【0052】
図3に示す管理ユニット#01,411、管理ユニット#02,412の各々は、後発データのダウンロードなどによる取得または生成処理日に対応する日付ディレクトリに設定される。図に示す管理ユニット#01,411に対応する後発データは、2007/02/01に取得または生成した後発データに対応して設定されたデータであり、管理ユニット#02,412に対応する後発データは、2007/03/01に取得または生成した後発データに対応して設定されたデータである。
【0053】
管理ユニット#01,411には、先に、図2を参照して説明したと同様、
後発データ管理情報421、
後発データ422、(字幕などの実態データ)
後発データ説明情報423、
これらの情報が管理ユニット#01,411に対応するデータとして記録される。管理ユニット#02,412にも同様の情報が記録される。
【0054】
本発明に係る情報処理装置の制御部は、後発データの管理処理として、記憶部に対する後発データを記録する際、このように、後発データ管理情報421、後発データ422、(字幕などの実態データ)、後発データ説明情報423を記録する。なお、後発データ説明情報423には、後発データに対応するメディア識別情報、およびタイトル識別情報を含む。情報処理装置の制御部は、さらに、後発データ説明情報に基づく表示データの生成処理や、後発データ説明情報に基づく表示データに対するユーザ指定情報を入力し、入力情報に基づく後発データの再生または削除処理を実行する。
【0055】
情報処理装置の制御部は、後発データ説明情報に対応して設定される再生または削除対象となるファイルのファイルパスをメタデータとして設定した後発データ説明情報を生成して記憶部に記録する処理を実行し、このメタデータに基づいて再生または削除対象となるファイルのアクセスを行う。
【0056】
後発データ管理情報421は、先に説明したバインディングユニットマニフェストファイル(BUMF)、すなわち、後発データ422の管理情報を格納したファイルと。後発データ422の生成元などによる署名情報であるバインディングユニット署名ファイル(BUSF)を含むデータである。本構成例では、後発データ管理情報421に含まれる1つのマニフェストファイル(BUMF)に1個の管理ユニットの管理情報が設定されることになる。
【0057】
後発データ422は、図1に示す構成における情報記録媒体(ディスク)200、すなわちDVDやBDなどに格納されたコンテンツに対応するデータとしてサーバなどから取得したデータや生成した後発データであり、宣伝情報などを含むトレーラ情報などのサービスデータ、あるいは字幕などの後発データの実態データである。
【0058】
後発データ説明情報423は、後発データ422に対応する説明情報であり、
ディスク情報(DiscInfo)
タイトル情報(TitleInfo)
を含む。この説明情報は、例えばXMLデータによって記述され、ユーザによって読み出され、表示部に表示することができる。この後発データ説明情報423は、ユーザがローカル記憶部に格納された後発データの確認や検索、削除などを行う際に利用される。
【0059】
ディスク情報(DiscInfo)は、後発データ422の対応するディスクに関する情報であり、ディスクのタイトルやディスク格納コンテンツに対応するサムネイル情報などによって構成される。
タイトル情報は、後発データ422の対応するタイトル識別情報(タイトル名や後発データパス情報)、後発データ422の種類など、例えば、字幕なのかサービスデータなどかの後発データ定義情報などによって構成される。
【0060】
本構成例は、例えばダウンロード日付に基づいて後発データを検索する処理や削除する処理などに有効な構成である。
【0061】
図4は、1つの後発データ説明情報の詳細構成例を示す図である。図3を参照して説明したように、後発データ説明情報は、後発データに関する説明情報であり、
ディスク情報(DiscInfo)451、
タイトル情報(TitleInfo)452、
を含む。
【0062】
ディスク情報(DiscInfo)451は、後発データの対応するディスクに関する情報であり、図4に示すように、ディスクのタイトルやディスク格納コンテンツに対応するサムネイル情報などによって構成される。
【0063】
タイトル情報は、
後発データの対応するメディア(ディスク)格納コンテンツのタイトル識別情報(タイトル名など)461、
後発データの種類など、例えば、字幕なのかサービスデータなどかの後発データに関する作者定義情報462、
後発データの取得(ダウンロードなど)または生成日に対応する日付(date)に対応する生成または取得日時情報463、
によって構成される。これらの情報は例えばXMLデータによって記述され、ユーザによって読み出され、表示部に表示することができる。
【0064】
なお、タイトル識別情報461には、例えば後発データ対応コンテンツのタイトル名、ダウンロードの実行あるいは作成を行ったユーザ名(ユーザID)、後発データのデータサイズ、後発データに対するアクセス情報(パス情報)が含まれる。さらに、後発データ説明情報に対応する後発データ関連の再生または削除対象ファイルのファイルパスなどのメタデータが併せて記録される。
【0065】
例えばタイトル情報(Title Info)に記録される説明情報には、ローカル記憶部上の関連ファイル名がメタデータとして記録されている。この構成により、例えばXMLデータで作成された説明情報を表示部に表示してユーザが指定した場合に、情報処理装置の制御部は、メタデータに基づいて関連ファイルのアクセスを行うことが可能となる。
【0066】
すなわち、タイトル情報(Title Info)に含まれるタイトル名や、作者定義情報(Authordef)が表示部に表示され、これらをユーザが指定した場合、これらの情報から、関連する後発データファイル、後発データ説明情報ファイル名[xxxx.mpls]などの後発データ関連ファイルに対するパス情報であるメタデータが取得され、このパス名に基づくファイル選択による再生や削除処理が実行される。すなわち情報処理装置は、メタデータとして記録されたファイル名を認識して再生または削除処理を実行することができる。
【0067】
(2.2.後発データ管理処理例2)
次に、図5、図6、図7を参照して第2の後発データ管理処理例について説明する。この後発データ管理処理例は、管理ユニット(BU:バインディングユニット)とマニフェストファイルが1対1に限らず、1つのマニフェストファイル(BUMF)に複数個の管理ユニットの管理情報を設定可能とした例である。すなわち1つのマニフェストファイル(BUMF)にN個の管理ユニットの管理情報を設定可能とした例である。Nは1以上の整数である。
【0068】
図5に第2の後発データ管理処理に適用する後発データ用のディレクトリ構成例を示す。後発データ格納ディレクトリは、図2を参照して説明したように、組織ID(Org_id),ディスクID(Disc_id)によって区分されている。図5では、1つのディスクID(Disc_id)以下のディレクトリの詳細を示している。
【0069】
図5には、1つの同一ディスクの格納コンテンツ対応の2つの異なる後発データに対応する2つの管理ユニット(BU#01,BU#02)を設定した例を示している。前述したように、1つのディスクに対応して複数の異なる後発データが取得される場合もあり、図5に示す例はこのような場合のディレクトリ構成例である。
【0070】
図5に示す構成では、
後発データ管理情報511、
後発データ説明情報512、
これらの情報は、ディスクIDに対応して1つ設定されるのみの構成となっている。すなわち、先に説明した図3のディレクトリでは、後発データの数に応じた後発データ管理情報、後発データ説明情報が各々設定された構成としたが、本例では、後発データ管理情報511、後発データ説明情報512は、ディスクIDに対応して1つ設定されるのみの構成であり、後発データの実態データのみを含む管理ユニット521,522を、複数設定する構成としている。すなわち、この構成は、後発データ管理情報511に含まれる1つのマニフェストファイル(BUMF)に1以上の任意数のN個の管理ユニットの管理情報を設定可能としている。
【0071】
後発データの実態データのみを含む管理ユニット521,522の各々は、先に説明した図3の構成と同様、ダウンロードなどによる取得または生成処理日に対応して設定される日付ディレクトリに設定される。図に示す管理ユニット#01,521に対応する後発データは、2007/02/01に取得または生成した後発データに対応し、管理ユニット#02,522に対応する後発データは、2007/03/01に取得または生成した後発データに対応する。
【0072】
管理ユニット#01,521には、2007/02/01に取得または生成した後発データ(字幕などの実態データ)のみが含まれる。この後発データに対応する後発データ管理情報、後発データ説明情報は、後発データ管理情報511、後発データ説明情報512に記録される。
同様に、管理ユニット#02,522には、2007/03/01に取得または生成した後発データ(字幕などの実態データ)のみが含まれる。この後発データに対応する後発データ管理情報、後発データ説明情報は、後発データ管理情報511、後発データ説明情報512となる。
【0073】
本構成例では、後発データ管理情報511に含まれる1つのマニフェストファイル(BUMF)にN個の管理ユニットの管理情報が設定されることになる。
【0074】
図6、図7を参照して、図5のディレクトリ構成における後発データ説明情報の2つのディレクトリ構成例について説明する。
まず、図6を参照して第1の後発データ説明情報ディレクトリ構成例について説明する。後発データ説明情報は、後発データに関する説明情報であり前述した例と同様、
ディスク情報(DiscInfo)
タイトル情報(TitleInfo)
を含む。ディスク情報(DiscInfo)は、後発データの対応するディスクに関する情報であり、図6に示すように、ディスクのタイトルやディスク格納コンテンツに対応するサムネイル情報などによって構成される。
【0075】
タイトル情報は、図6に示す例では、各管理ユニット毎に区分されたディレクトリ設定となっている。
管理ユニット#01,550は、図5に示す管理ユニット#01,521の後発データに対応するタイトル情報であり、管理ユニット#02,560は、図5に示す管理ユニット#02,522の後発データに対応するタイトル情報である。
【0076】
タイトル情報(TitleInfo)の構成は、先に図4を参照して説明した例と同様の構成であり、
管理ユニット#01,550は、図5に示す管理ユニット#01,521の後発データに対応するタイトル情報として、
後発データの対応するタイトル識別情報(タイトル名や後発データパス情報)551、
後発データの種類など、例えば、字幕なのかサービスデータなどかの後発データに関する作者定義情報552、
後発データの取得(ダウンロードなど)または生成日に対応する日付(date)に対応する生成または取得日時情報553、
これらの情報を記録している。
【0077】
管理ユニット#02,560は、図5に示す管理ユニット#02,522の後発データに対応するタイトル情報として、
後発データの対応するメディア格納コンテンツのタイトル識別情報(タイトル名など)561、
後発データの種類など、例えば、字幕なのかサービスデータなのかゲーム得点情報なのか、などの後発データに関する作者定義情報562、
後発データの取得(ダウンロードなど)または生成日に対応する日付(date)に対応する生成または取得日時情報563、
これらの情報が含まれる。
【0078】
次に、図7を参照して、図5に示すディレクトリ構成における後発データ説明情報ディレクトリ構成の第2の例について説明する。後発データ説明情報は、後発データの説明情報であり、
ディスク情報(DiscInfo)
タイトル情報(TitleInfo)
を含む。ディスク情報(DiscInfo)は、後発データの対応するディスクに関する情報であり、図6に示すように、ディスクのタイトルやディスク格納コンテンツに対応するサムネイル情報などによって構成される。
【0079】
タイトル情報は、本例では、各管理ユニット毎に区分されたディレクトリ設定とすることなく、データの種類別に配列した設定としている。図7に示すタイトル情報(TitleInfo)ディレクトリ570には、
Title#0〜#1:各後発データの対応するタイトル識別情報(タイトル名や後発データパス情報)、
authordef#0〜#1:各後発データの種類など、例えば、字幕なのかサービスデータなどかの後発データに関する作者定義情報、
date:最新の後発データの取得(ダウンロードなど)または生成日に対応する日付(date)に対応する生成または取得日時情報、
【0080】
上記のように、本構成例では、タイトル識別情報と、作者定義情報は、各コンテンツ対応のデータとして設定されるが、日付データのみは、最新の後発データの取得または生成日として記録される。
【0081】
[3.後発データ説明情報の利用例]
次に、上述した後発データの管理構成を持つ情報処理装置において実行する後発データ説明情報の利用例について説明する。後発データは、DVDなどのディスク格納データの再生に併せて再生可能な字幕やトレーラなどのサービスデータなどによって構成されており、後発データがローカル記憶部に記録される場合には、上述したように、
マニフェストファイルを含む後発データ管理情報
後発データの実態データとしての後発データ、
後発データに関する様々な説明情報を含む後発データ説明情報(DiscLibrary)、
これらの情報が記録されることになり、記録態様に応じた各データの生成や更新などが行われる。
【0082】
これらのデータ中、後発データ説明情報(DiscLibrary)は、ユーザに後発データの中身を知らせるための情報として利用され、XMLデータとして記述されており、アプリケーションの表示処理によって表示部に表示される。ユーザは表示データに基づいて再生コンテンツ(後発データ)の選択あるいは削除コンテンツの選択を行うことができる。
【0083】
後発データ説明情報を表示部に表示して、表示情報からの選択に基づくコンテンツ再生または削除処理を行う場合のシーケンスについて、図8に示すフローチャートを参照して説明する。
【0084】
まず、ステップS101において、表示部(UI)にコンテンツ説明情報の表示を行う。この処理の一例について図9を参照して説明する。表示部には、制御部の実行するアプリケーションによりプレイヤメニュー581が表示され、ユーザは、コンテンツ情報(Content Information)の表示を選択する。制御部の実行するアプリケーションは、ユーザ入力に応じて図9に示すコンテンツ情報582を表示する。
【0085】
このコンテンツ情報は、情報処理装置にセットされたディスクに記録されているディスク格納コンテンツ情報591と、後発データの格納されているローカル記憶部の選択情報であるローカル記憶部選択情報592によって構成される。ユーザは、ローカル記憶部選択情報592から、情報表示を行うローカル記憶部を選択する。図の例ではHDDが選択された例を示している。
【0086】
この選択処理によって、制御部の実行するアプリケーションは、ハードディスクに格納された後発データの説明情報を読み出して表示部に表示する。表示例を図10に示す。図10に示す例は、ローカル記憶部[HDD]に記録された後発データの後発データ説明情報に基づく表示データの一例である。前述したように、後発データ説明情報はXMLデータで記述され、制御部の実行するアプリケーションはXMLデータを展開して例えば図10に示すような説明情報の表示処理を実行する。
【0087】
図10に示す後発データ説明情報の表示は、大きく区分して、
コンテンツ説明情報中のタイトル情報(Title Info)に格納されている日付情報(ダウンロード日など)601、
コンテンツ説明情報に記録されている後発データを説明する詳細情報602、
サムネイル情報603、さらに、
処理選択ボタン604、
これらの情報によって構成される。
【0088】
日付情報(ダウンロード日など)601は、各ディスクに対応する後発データ日付情報が区分されて表示される。なお、マーク612は削除が許容されていないマークである。マーク611のチェックはユーザによる選択マークを示している。
【0089】
詳細情報602は、後発データのタイトル名、ダウンロードの実行あるいは作成を行ったユーザ名(ユーザID)、後発データのデータサイズなどによって構成される。これらの情報は、後発データ説明情報中のタイトル情報(TitleInfo)のタイトル識別情報に含まれるデータである。詳細情報602中の詳細情報621は、日付情報(ダウンロード日など)601として表示された2007/02/07のダウンロード後発データに対応する詳細情報であり、詳細情報602中の詳細情報622は、日付情報(ダウンロード日など)601として表示された2007/03/01のダウンロード後発データに対応する詳細情報である。
【0090】
サムネイル情報603は、後発データ説明情報中のディスク情報(DiscInfo)に含まれる情報である。このように、後発データ説明情報中に含まれる情報に基づく表示データが表示部に表示される。
【0091】
また、処理選択ボタン604には、再生処理実行のためのバインド(Bind)指示ボタン631、後発データ削除指示のための削除(Delete)ボタン632、キヤンセル処理のためのキャンセル(Cancel)ボタン633が含まれる。なお、図10に示す表示例は一例であり、この表示態様に限らず、コンテンツ説明情報に含まれる様々なデータを利用した情報表示が可能である。
【0092】
図8のフローチャートに戻り、コンテンツ説明情報の表示、選択に基づくコンテンツ再生または削除処理を行う場合のシーケンスについての説明を続ける。ステップS101において、例えば図10に示す情報表示を実行後、ステップS102において、処理(再生や削除)対象とする後発データを選択して、ステップS103において処理情報(再生や削除)決定ボタン(図10の処理選択ボタン604)を操作して処理指示入力を実行する。
【0093】
情報処理装置の制御部は、処理指示に応じた処理、具体的には、選択された後発データを利用したコンテンツ再生、あるいは選択された後発データの削除処理を実行する。ここではコンテンツ再生が指定されたと仮定して処理シーケンスを説明する。
【0094】
コンテンツ再生が指定されると、ステップS104において、マニフェストファイルから選択タイトル後発データに対応するVFS(仮想ファイルシステム)構築情報を取得する。これは選択された後発データに対応付けられているマニフェストファイルを読み出して実行する。
【0095】
次に、ステップS105において、ディスク格納コンテンツと後発データとのバインド処理によりVFS(仮想ファィルシステム)を構築し、ステップS106において、構築したVFSを利用したコンテンツ再生処理を実行する。このようにして後発データの選択に基づくコンテンツ再生が実行される。
【0096】
本発明に従った後発データの説明情報の表示処理においては、たとえ同一ディスクに格納された同一コンテンツに対応する後発データが複数ある場合でも、図10に示すように、各後発データが対応するディスク情報やタイトル情報を整理して表示することが可能となり、ユーザは容易に各後発データの内容や対応するディスク、コンテンツを判別することが可能となり、再生または削除する後発データの選択を効率的にかつ確実に実行することが可能となる。
【0097】
図10を参照して後発データの説明情報の表示例の一例を説明したが、図10とは異なる表示例を図11に示す。図10では、日付データをインデックスとした利用した例を示したが、図11では、作者定義情報(author Defined)をインデックス651として利用した例である。すなわち後発データの種類等を示す定義情報として、[トレーラ(Trailor)]、[ゲーム(Game)]などの定義情報を後発データのインデックスとして表示している。この定義情報は、先に説明したタイトル情報(TitleInfo)中の定義情報(author Defined)に含まれる情報である。
【0098】
詳細情報661は、インデックス651として表示された[トレーラ(Trailor)]対応の後発データに対応する詳細情報であり、詳細情報662は、インデックス651として表示された[ゲーム(Game)]対応の後発データに対応する詳細情報である。このように、後発データ説明情報を利用した情報表示は様々な態様で実行することができる。
【0099】
次に、図12に示すフローチャートを参照して、後発データ説明情報を表示部に表示して、表示情報からの選択に基づくコンテンツ削除処理を行う場合のシーケンスについて説明する。
【0100】
まず、ステップS201において、表示部(UI)にコンテンツ説明情報の表示を行う。この処理および表示データの例は、先に、図9〜図11を参照して説明した通りである。ステップS201において、例えば図10に示す情報表示を実行後、ステップS202において、削除対象とする後発データを選択して、ステップS203において処理情報(削除)決定ボタン(図10の削除(Delete)ボタン632)を操作して処理指示入力を実行する。
【0101】
後発データ削除が指定されると、ステップS204において、情報処理装置の制御部は指定された後発データの削除処理を実行する。なお、ユーザの削除指示は、例えば、コンテンツ説明情報中のタイトル情報(Title Info)に含まれる様々な説明情報に対する指定に基づいて実行されるが、前述したように、これらの説明情報には、ローカル記憶部上の関連するファイル名がメタデータとして記録されており、ユーザが表示部に表示されたタイトル情報(Title Info)に含まれる様々な情報、タイトル名や、作者定義情報(Authordef)を指定した場合、制御部は、指定情報に対応する関連後発データファイル、後発データ説明情報ファイル名[xxxx.mpls]などの後発データ関連ファイルに対するパス情報であるメタデータを取得して、取得したパス情報に基づいて削除処理を実行する。すなわち情報処理装置は、ユーザの指定情報に対応するメタデータから、関連ファイル名を認識して削除処理を実行することができる。
【0102】
次に、ステップS205以下において、削除された後発データに対応するマニフェストファイルの削除または更新を実行する。ステップS205では削除した後発データに対応するマニフェストファイルを取得して、マニフェストファイルに記録された後発データ管理情報が、削除された後発データに対応する後発データのみであり、管理対象の後発データが消滅したか否か、すなわちマニフェストファイルの管理するタイトル数が0になったか否かを判定する。0になった場合は、そのマニフェストファイルは不要となり、ステップS206に進み、削除後発データ対応のマニフェストファイルを削除して処理を終了する。
【0103】
なお、この処理は例えば、先に図3、図4を参照して説明した[2.1.後発データの管理処理例1]、すなわち管理ユニットとマニフェストファイル(BUMF)が1対1に対応している場合に実行される処理である。
【0104】
一方、ステップS205において、マニフェストファイルに記録された後発データ管理情報が、削除された後発データに対応する後発データのみでなく、管理対象の後発データが消滅していない場合、すなわちマニフェストファイルの管理するタイトル数が0になっていない場合は、ステップS207に進み、マニフェストファイルを更新する。この更新処理に際しては、サーバとの情報通信により、サーバの認証した更新マニフェストファイルを受信する。
【0105】
その後、ステップS208において、更新されたマニフェストファイルをローカル記憶部に格納して処理を終了する。なお、この処理は例えば、先に図5〜図7を参照して説明した[2.2.後発データの管理処理例2]、すなわち管理ユニットとマニフェストファイル(BUMF)が1対1ではなく、1つのマニフェストファイル(BUMF)に複数の管理ユニットの情報が記録されている場合に実行される処理である。
【0106】
このように後発データの削除に際しても、効率的な後発テータの識別による確実な削除が可能となる。すなわち、本発明に従った後発データの情報表示は、たとえ同一ディスクに格納された同一コンテンツに対応する後発データが複数ある場合でも、図10に示すように、各後発データが対応するディスク情報やタイトル情報を整理して表示することが可能となり、ユーザは容易に各後発データの内容や対応するディスク、コンテンツを判別することが可能となり、再生または削除する後発データの選択を効率的に実行することが可能となる。
【0107】
図13に、図10、図11とは異なるコンテンツ説明情報の表示例を示す。この表示例は、各ディスク対応の後発データに対応するタイトルをインデックスとして、さらに、その詳細情報をリストとして表示した例である。すなわち、
(1)タイトル(Title)
(a)コンテンツ情報(Content Description)
(b)ダウンロード日付(Downloaded Data)
(c)ダウンロードユーザ(Downloaded by)
(d)後発データサイズ(Size)
これらの詳細情報を後発データ各々に対応させて表示した例である。さらに、ローカル記憶部がリムーバブルな記憶部であるか否かの情報を含める構成としてもよい。
【0108】
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0109】
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
【0110】
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
【産業上の利用可能性】
【0111】
以上、説明したように、本発明の一実施例においては、DVDなどのメディアに格納されたコンテンツに対応するデータとして後発的に取得または生成した後発データをハードディスクなどのローカル記憶部に格納する場合に、記憶部に格納された後発データが、どのメディア(情報記録媒体)やどのコンテンツに対応する後発データであるかを認識可能とした説明情報を設定して記録する構成とした。説明情報には、後発データ関連の再生または削除対象ファイルのファイルパスをメタデータとして設定し、説明情報に基づく表示データに対するユーザ指定に応じて、メタデータを利用して再生または削除ファイルを選択して処理を行う。本構成により、ユーザの理解し易い後発データの説明表示処理や、表示データに対するユーザ指定に基づく再生または削除ファイルの確実なアクセスが可能となり、後発データの再生、削除などの処理を正確に効率的に行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0112】
【図1】本発明の一実施例に係る情報処理装置の構成について説明する図である。
【図2】ローカル記憶部に記録される後発データについて説明する図である。
【図3】ローカル記憶部に記録される後発データのディレクトリ構成例について説明する図である。
【図4】ローカル記憶部に記録される後発データ説明情報のディレクトリ構成例について説明する図である。
【図5】ローカル記憶部に記録される後発データのディレクトリ構成例について説明する図である。
【図6】ローカル記憶部に記録される後発データ説明情報のディレクトリ構成例について説明する図である。
【図7】ローカル記憶部に記録される後発データ説明情報のディレクトリ構成例について説明する図である。
【図8】本発明の情報処理装置における後発データ説明情報の表示、表示情報に基づく処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。
【図9】本発明の情報処理装置における後発データ説明情報の表示処理について説明する図である。
【図10】本発明の情報処理装置における後発データ説明情報の表示処理例について説明する図である。
【図11】本発明の情報処理装置における後発データ説明情報の表示処理例について説明する図である。
【図12】本発明の情報処理装置における後発データ説明情報の表示、表示情報に基づく削除処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。
【図13】本発明の情報処理装置における後発データ説明情報の表示処理例について説明する図である。
【符号の説明】
【0113】
100 情報処理装置
101 制御部
102 ローカル記憶部
103 記録媒体IF
104 メモリ
105 通信IF
106 表示部
131,132 サーバ
200 情報記録媒体
301,302 情報記録媒体
308 ローカル記憶部tylテーブル
320 ディレクトリ
321 Directory−A
322 後発データ
323 Directory−B
324 後発データ
351 後発データ管理情報
352 後発データ
353 後発データ説明情報
411〜412 管理ユニット(Binding Unit)
421 後発データ管理情報
422 後発データ
423 後発データ説明情報
451 ディスク情報
452 管理ユニット
461 タイトル識別情報
462 作者定義情報
463 生成または取得日時情報
511 後発データ管理情報
512 後発データ説明情報
521〜522 管理ユニット
550 管理ユニット
551 タイトル識別情報
552 作者定義情報
553 生成または取得日時情報
560 管理ユニット
561 タイトル識別情報
562 作者定義情報
563 生成または取得日時情報
570 タイトル情報
581 メニュー
582 コンテンツ情報
591 ディスク格納コンテンツ情報
592 ローカル記憶部選択情報
601 日付情報
602 詳細情報
603 サムネイル情報
604 処理選択ボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であり、
メディア格納コンテンツに対応するデータとして後発的に取得または生成した後発データを格納する記憶部と、
前記記憶部に対する後発データの管理処理を実行する制御部を有し、
前記制御部は、
前記後発データの管理処理として、
前記記憶部に対する後発データ記録処理に際して、後発データに対応するメディア識別情報、およびタイトル識別情報を含む後発データ説明情報を生成して記録する処理と、
前記後発データ説明情報に基づく表示データの生成処理と、
前記後発データ説明情報に基づく表示データに対するユーザ指定情報に基づく、後発データの再生または削除処理を実行する構成であることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記記憶部に対する後発データの記録に際して、
(a)少なくとも後発データの再生処理に適用する情報を含む後発データ管理情報と、
(b)後発データ実態データと、
(c)前記後発データ説明情報
上記(a)〜(c)各情報の記録処理を行う構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
後発データの取得または生成日に対応するディレクトリを設定して、設定したディレクトリに後発データおよび後発データ関連情報を設定する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記後発データ説明情報に対応する後発データ関連の再生または削除対象ファイルのファイルパスをメタデータとして設定した後発データ説明情報を生成して前記記憶部に記録する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記後発データ説明情報に対応して設定されたファイルパスのメタデータに基づいて、再生または削除対象となるファイルのアクセスを行う構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記後発データ説明情報として、後発データの取得または生成日を含む日付情報を生成して前記記憶部に記録する処理を実行し、
後発データ説明情報の表示処理として、前記日付情報を含む表示データを生成して表示部に表示する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記後発データ説明情報として、後発データの取得または生成ユーザのユーザ識別子を含むデータを生成して前記記憶部に記録する処理を実行し、
後発データ説明情報の表示処理として、前記ユーザ識別子を含む表示データを生成して表示部に表示する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記後発データ説明情報として、後発データのサイズ情報を含むデータを生成して前記記憶部に記録する処理を実行し、
後発データ説明情報の表示処理として、前記サイズ情報を含む表示データを生成して表示部に表示する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記後発データ説明情報として、後発データの種類情報を生成して前記記憶部に記録する処理を実行し、
後発データ説明情報の表示処理として、前記種類情報を含む表示データを生成して表示部に表示する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
情報処理装置において、メディア格納コンテンツに対応するデータとして後発的に取得または生成する後発データの管理処理を実行する情報処理方法であり、
制御部が、後発データの管理処理として、
記憶部に対する後発データ記録処理に際して、後発データに対応するメディア識別情報、およびタイトル識別情報を含む後発データ説明情報を生成して記録する処理と、
前記後発データ説明情報に基づく表示データの生成処理と、
前記後発データ説明情報に基づく表示データに対するユーザ指定情報の入力に基づく、指定後発データの再生または削除処理を実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項11】
前記制御部は、
前記記憶部に対する後発データの記録に際して、
(a)少なくとも後発データの再生処理に適用する情報を含む後発データ管理情報と、
(b)後発データ実態データと、
(c)前記後発データ説明情報
上記(a)〜(c)各情報の記録処理を行うことを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
【請求項12】
前記制御部は、
後発データの取得または生成日に対応するディレクトリを設定して、設定したディレクトリに後発データおよび後発データ関連情報を設定することを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
【請求項13】
前記制御部は、
前記後発データ説明情報に対応する後発データ関連の再生または削除対象ファイルのファイルパスをメタデータとして設定した後発データ説明情報を生成して前記記憶部に記録する処理を実行することを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
【請求項14】
前記制御部は、
前記後発データ説明情報に対応して設定されたファイルパスのメタデータに基づいて、再生または削除対象となるファイルのアクセスを行うことを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
【請求項15】
前記制御部は、
前記後発データ説明情報として、後発データの取得または生成日を含む日付情報を生成して前記記憶部に記録する処理を実行し、
後発データ説明情報の表示処理として、前記日付情報を含む表示データを生成して表示部に表示する処理を実行することを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
【請求項16】
前記制御部は、
前記後発データ説明情報として、後発データの取得または生成ユーザのユーザ識別子を含むデータを生成して前記記憶部に記録する処理を実行し、
後発データ説明情報の表示処理として、前記ユーザ識別子を含む表示データを生成して表示部に表示する処理を実行することを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
【請求項17】
前記制御部は、
前記後発データ説明情報として、後発データのサイズ情報を含むデータを生成して前記記憶部に記録する処理を実行し、
後発データ説明情報の表示処理として、前記サイズ情報を含む表示データを生成して表示部に表示する処理を実行することを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
【請求項18】
前記制御部は、
前記後発データ説明情報として、後発データの種類情報を生成して前記記憶部に記録する処理を実行し、
後発データ説明情報の表示処理として、前記種類情報を含む表示データを生成して表示部に表示する処理を実行することを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
【請求項19】
情報処理装置において、メディア格納コンテンツに対応するデータとして後発的に取得または生成する後発データの管理処理を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
制御部に、後発データの管理処理として、
記憶部に対する後発データ記録処理に際して、後発データに対応するメディア識別情報、およびタイトル識別情報を含む後発データ説明情報を生成して記録する処理と、
前記後発データ説明情報に基づく表示データの生成処理と、
前記後発データ説明情報に基づく表示データに対するユーザ指定情報の入力に基づく、指定後発データの再生または削除処理を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2008−310379(P2008−310379A)
【公開日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−154750(P2007−154750)
【出願日】平成19年6月12日(2007.6.12)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】