説明

情報処理装置、その制御方法、および、表示制御プログラム

【課題】アイコンの表示位置をユーザーの利便性に基づいて決定することにより、情報処理装置の利便性を向上させる。
【解決手段】画面に表示された複数のアイコンのいずれかがタッチ操作されると、画面表示は、タッチ操作されたアイコンに、当該アイコンに関連する機能やデータに対応したアイコンが近づくように更新される。アイコン207がタッチ操作されると、アイコン207に対応する機能の関連するデータに関連するアイコン151〜154が、アイコン207近傍に表示されるようになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置における表示態様の制御に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、種々の携帯可能な小型のタッチデバイスの登場により、タッチパネル上で各種のアイコンを直感的な操作で扱うことが一般的となっている。そして、このような流れを受けて、一般消費者は、携帯可能な小型のデバイスに限らず、種々の機器に対しても同様の操作性を求めるようになっている。
【0003】
このような操作に関し、パーソナルコンピューターについて、たとえば特許文献1(特開2009−205597号公報)には、使用者からの操作入力に応じた操作信号に基づいて、当該操作信号によって指定される領域中の目的位置へ、動的にアイコンを移動させる技術が開示されている。
【0004】
また、特許文献2(特開2008−204186号公報)には、マウスやキーボードを備えるコンピューターにおいて、複数のアイコンの間で主従関係を設定し、主となるアイコンの移動に伴って従となるアイコンを移動させる技術が開示されている。
【0005】
また、特許文献3(特開2001−195415号公報)には、パーソナルコンピューターなどで実現される情報検索装置において、画面上に表示される表示される画像に関し、当該画像の特徴量を表すアイコンを生成し、アイコンによって示される特徴量についての各画像の類似度に応じて各画像の表示位置を決定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−205597号公報
【特許文献2】特開2008−204186号公報
【特許文献3】特開2001−195415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のように、近年の情報処理装置では、多くのアイコンが表示されるようになってきている。そして、特許文献1および特許文献2に記載の技術は、アイコンの移動に関するものであり、また、特許文献3に記載の技術は、画面上に表示される画像の特徴量をアイコンにより表示するとともに画像同士の表示位置を画像の類似度に応じて決定するものである。
【0008】
ここで、情報処理装置において表示されるアイコンの本来の目的は、ユーザーが当該アイコンを操作することにより、当該アイコンにアサインされた処理のための複雑な操作をすることを免れるようにすることであると考えられる。したがって、アイコンの表示に関し、その移動や他の画像の説明として利用される点も重要であるとは考えられるが、アイコン自体の表示位置をユーザーの利便性を考慮して決定することについても重要であると考えられる。しかし、従来、このような点について特に検討は見られなかった。
【0009】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、アイコンの表示位置をユーザーの利便性に基づいて決定することにより、情報処理装置の利便性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に従った情報処理装置は、1以上のアイコンのそれぞれを機能またはデータに関連付ける情報を記憶するための記憶手段と、1以上のアイコンのうち少なくとも1つを表示装置に表示させるための表示制御手段と、表示手段によって表示されたアイコンの選択を受け付けるための受付手段とを備え、表示制御手段は、受付手段がアイコンの選択を受け付けた場合に、選択されたアイコンに関連付けられた機能またはデータに対応する機能またはデータに、記憶手段において関連付けられたアイコンである関連アイコンを、選択されたアイコンの近傍に表示させるように、表示装置における表示を更新する。
【0011】
好ましくは、機能を設定する情報を生成するための生成手段をさらに備え、生成手段は、受付手段が所定のアイコンを特定のアイコンに重ねるように移動させる情報の入力を受け付けた場合に、所定のアイコンと特定のアイコンの機能が連携して動作するように、機能を生成する情報を生成する。
【0012】
好ましくは、表示制御手段は、選択されたアイコンを再度選択する操作がなされた場合には、関連アイコンを選択されたアイコンから離れるように、表示装置における表示を更新する。
【0013】
好ましくは、表示制御手段は、受付手段が、関連アイコンのうちの一部のアイコンの選択を受け付けた場合に、関連アイコンのうちの他のアイコンを選択されたアイコンから離れるように、表示装置における表示を更新する。
【0014】
好ましくは、記憶手段は、各アイコンの受付手段における選択の受付回数を記憶し、表示制御手段は、関連アイコンのうち、受付回数が多いアイコンほど選択されたアイコンに近い位置に表示させる。
【0015】
好ましくは、記憶手段は、各アイコンの受付手段における選択の履歴を記憶し、表示制御手段は、関連アイコンのうち、履歴の新しいアイコンほど選択されたアイコンに近い位置に表示させる。
【0016】
好ましくは、アイコンは、データ送信の宛先を特定する情報またはデータの保存場所を特定する情報にリンクされているアイコンを含む。
【0017】
本発明に従った情報処理装置の制御方法は、1以上のアイコンのそれぞれを機能またはデータに関連付ける情報を記憶するための記憶手段を備えた情報処理装置の制御方法であって、1以上のアイコンのうち少なくとも1つを表示装置に表示させるステップと、表示手段によって表示されたアイコンの選択を受け付けるステップと、アイコンの選択を受け付けた場合に、選択されたアイコンに関連付けられた機能またはデータに対応する機能またはデータに、記憶手段において関連付けられたアイコンである関連アイコンを、選択されたアイコンの近傍に表示させるように、表示装置における表示を更新するステップとを備える。
【0018】
本発明に従った制御プログラムは、1以上のアイコンのそれぞれを機能またはデータに関連付ける情報を記憶するための記憶手段を備えた情報処理装置を制御するためのプログラムであって、情報処理装置に、1以上のアイコンのうち少なくとも1つを表示装置に表示させるステップと、表示手段によって表示されたアイコンの選択を受け付けるステップと、アイコンの選択を受け付けた場合に、選択されたアイコンに関連付けられた機能またはデータに対応する機能またはデータに、記憶手段において関連付けられたアイコンである関連アイコンを、選択されたアイコンの近傍に表示させるように、表示装置における表示を更新するステップとを実行させる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、表示装置に表示されたアイコンが選択されると、当該選択されたアイコンに関連付けられた機能またはデータに対応する機能またはデータに、記憶手段において関連付けられたアイコンである関連アイコンが、選択されたアイコンの近傍に表示させるように、表示が更新される。
【0020】
これにより、ユーザーがアイコンを選択すると、表示装置の表示態様が、上記した関連アイコンを選択しやすい状態に切り替わる。したがって、ユーザーに対して、上記した関連アイコンを続けて選択しやすくなるという利便性を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の第1の実施の形態である画像処理装置を含む情報処理システムの概略構成を示す図である。
【図2】図1の画像処理装置のハードウェア構成を模式的に示す図である。
【図3】図1の画像処理装置の機能構成を模式的に示す図である。
【図4】操作パネル(表示部)の表示画面の一例を示す図である。
【図5】図4の画面においてボタンが操作されたときの画面を示す図である。
【図6】図5の画面においてアイコンがタッチ操作された際の表示画面を示す図である。
【図7】図6の画面において、アイコンがタッチ操作されたときの表示画面を示す図である。
【図8】図6の画面において、アイコンがタッチ操作されたときの表示画面を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態の画像処理装置においてボタンが操作されたときの画面表示の一例である。
【図10】図9の画面においてアイコンがタッチ操作されたときの画面表示の一例である。
【図11】図9の画面においてアイコンがタッチ操作されたときの画面表示の一例である。
【図12】図11のアイコンに対する操作内容を説明するための図である。
【図13】図11の画面が更新される様子を説明するための図である。
【図14】図11の画面が更新される様子を説明するための図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態において表示される画面を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態において表示される画面を示す図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態において表示される画面を示す図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態を説明するための図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態を説明するための図である。
【図20】画像処理装置におけるファックス送信の送信先設定画面である。
【図21】図20の更新後の画面を示す図である。
【図22】画像処理装置における、ボックスを選択するための画面である。
【図23】図22の更新後の画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同一の機能および作用を有する要素については、同じ符号を付し、重複する説明を繰返さない。
【0023】
[第1の実施の形態]
<システムの概略構成>
図1は、本発明の一実施の形態である画像処理装置を含む情報処理システムの概略構成を示す図である。
【0024】
情報処理システムでは、画像処理装置1とアプリケーションダウンロード用サーバー(以下、単に「サーバー」という)2とが、ネットワークを介して接続されている。画像処理装置1は、サーバー2からアプリケーションをダウンロードする。この場合、ダウンロードしたアプリケーションを起動させるためのアイコンをダウンロードするとともに、当該アイコンに関連付けて、対応するアプリケーションの機能に関する情報をダウンロードし、後述する管理テーブルとして格納する。
【0025】
<画像処理装置のハードウェア構成>
図2は、画像処理装置1のハードウェア構成を模式的に示す図である。
【0026】
図2を参照して、画像処理装置1は、たとえば汎用のコンピュータによって実現され、当該画像処理装置1の動作を全体的に制御するCPU(Central Processing Unit)10、CPU10のワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)等のメモリー12、画像処理装置1に対して情報を入力するためのキーボードなどの操作部およびモニターなどの表示部を構成する操作パネル24、他の装置との通信を行なうネットワークインターフェース(I/F)14、プログラムやファイルを記憶するハードディスクを備えるハードディスク装置(HDD)16、原稿の画像データを生成するスキャナー20、スキャナー20において原稿を搬送する原稿搬送機構18、カメラ26、および、記録用紙等の上に画像データに基づいた画像を形成するプリントエンジン22を含む。
【0027】
CPU10は、操作パネル24に対する操作によって情報の入力を受付け、また、操作パネル24に当該画像処理装置1において処理されている情報等を表示させる。
【0028】
CPU10が実行するプログラムは、HDD16のハードディスクに記憶されていてもよいし、CPU10がアクセスでき、画像処理装置1に対して着脱可能な記憶媒体に記憶されていてもよいし、または、CPU10がネットワークI/F14を介してアクセスする外部の記憶装置に記憶されているものであってもよい。
【0029】
上記の記憶媒体としては、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリーカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリーカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの、不揮発的にプログラムを格納する媒体が挙げられる。
【0030】
また、HDD16のハードディスクには、上記記憶媒体に記憶されたファイルや、ネットワークI/F14を介してアクセス可能となる外部の記憶装置に記憶されたファイルが当該ハードディスクに記憶(インストール)され、これがCPU10によって実行されてもよい。
【0031】
<画像処理装置の機能構成>
図3は、図1の画像処理装置1の機能構成を模式的に示す図である。なお、図3には、画像処理装置1の機能の一部であって、本実施の形態において説明される機能に関連を有する部分が記載されている。
【0032】
図3を参照して、画像処理装置1は、システム制御部50と、記憶装置51と、アイコン管理テーブル52と、システムI/F53と、表示部54と、ネットワークI/F55とを含む。
【0033】
システム制御部50は、プリントエンジン22やスキャナー20、原稿搬送機構18を用いた画像形成動作を制御し、たとえば、CPU10が適切なプログラムを実行することにより実現される。
【0034】
システムI/F53は、図3中の要素間のデータの流れを制御し、たとえば、CPU10が適切なプログラムを実行することにより実現される。
【0035】
表示部54は、システム制御部50等の指示に基づいて情報を表示し、たとえば、操作パネル24を構成する表示装置により実現される。
【0036】
記憶装置51は、種々のプログラムやデータを記憶し、たとえばHDD16により実現される。
【0037】
アイコン管理テーブルは、後述する第1アイコン管理テーブルおよび第2アイコン管理テーブルとして、アイコンごとに、機能に関する情報を記憶するものであり、たとえば、HDD16に格納され、CPU10により適宜更新される。
【0038】
ネットワークI/F55は、画像処理装置1と外部の装置との間の情報の送受信を制御し、たとえばネットワークI/F14により実現される。
【0039】
本実施の形態では、画像処理装置1は外部の装置(サーバー2)からアプリケーションをダウンロードする。アプリケーションのプログラム等のデータは、ネットワークI/F55を介して画像処理装置1に入力され、システムI/F53により、記憶装置51等に格納される。
【0040】
<第1アイコン管理テーブル>
画像処理装置1では、表示部54に、アプリケーションを実行させるためのアイコンや印刷モードなどの設定情報を登録するためのアイコン等の、種々のアイコンが表示される。そして、各アイコンの機能に関する情報が、テーブル形式で記憶されている。
【0041】
表1に、第1の種類のアイコンについての管理テーブル(第1アイコン管理テーブル)に登録されている情報の一例を示す。
【0042】
【表1】

【0043】
表1を参照して、第1アイコン管理テーブルは、各アイコンについて、IDと、当該アイコンに関連付けられた機能の名称(機能名称)と、設定機能と、関連機能とを含む。設定機能とは、当該アイコンに対応する機能が利用する機能である。関連機能とは、当該アイコンに対応する機能またはデータを利用する機能である。
【0044】
表1には、IDが151〜157を付された7つのアイコンの情報が示されている。
IDが151のアイコンは、濃度を設定するためのデータに関連付けられたアイコンである。設定機能は有さず、関連機能として「印刷設定(1)」が登録されている。
【0045】
IDが152のアイコンは、印刷に際しての画像処理の設定(ネガポジ反転設定)に関するデータを設定するためのデータに関連付けられたアイコンである。設定機能は有さず、関連機能として「印刷設定(2)」が登録されている。
【0046】
IDが153のアイコンは、印刷に際しての画像処理の設定(カラー設定)に関するデータを設定するためのデータに関連付けられたアイコンである。設定機能は有さず、関連機能として「印刷設定(1)」が登録されている。
【0047】
IDが154のアイコンは、画像形成された用紙の後処理の設定(ステープル設定)に関するデータに関連付けられたアイコンである。設定機能は有さず、関連機能として「印刷設定(2)」が登録されている。
【0048】
IDが155のアイコンは、画像のサイズを設定するためのデータに関連付けられたアイコンである。設定機能は有さず、関連機能として「サイズ設定」が登録されている。
【0049】
IDが156のアイコンは、表示の際の画面のサイズ等を設定するためのデータに関連付けられたアイコンである。設定機能は有さず、関連機能として「画面設定」が登録されている。
【0050】
IDが157のアイコンは、メールやファイルの生成に際しての件名を設定するためのデータに関連付けられたアイコンである。設定機能は有さず、関連機能として「件名設定」が登録されている。
【0051】
第1アイコン管理テーブルには、主に、設定用のデータに対応するアイコンの情報が登録される。つまり、本実施の形態では、第1の種類のアイコンは、主に、設定用のデータに対応するアイコンを含む。
【0052】
表2に、第2の種類のアイコンについての管理テーブル(第2アイコン管理テーブル)に登録されている情報の一例を示す。
【0053】
【表2】

【0054】
表2を参照して、第2アイコン管理テーブルは、第1アイコン管理テーブルと同様に、各アイコンについて、IDと、当該アイコンに関連付けられた機能の名称(機能名称)と、設定機能と、関連機能とを含む。設定機能とは、当該アイコンに対応する機能が利用する機能である。
【0055】
IDが201のアイコンは、カレンダーを閲覧するためのアプリケーションに関連付けられたアイコンである。設定機能として「文字入力設定」が登録され、関連機能は有さない。
【0056】
IDが202のアイコンは、天気予報を閲覧するためのアプリケーションに関連付けられたアイコンである。設定機能として「印刷設定(1)」が登録され、関連機能は有さない。
【0057】
IDが203のアイコンは、ネットワーク上の第1のサイトを閲覧するためのアプリケーションに関連付けられたアイコンである。設定機能として「画面設定」が登録され、関連機能は有さない。
【0058】
IDが204のアイコンは、ネットワーク上のコンテンツを販売する第2のサイトにアクセスするためのアプリケーションに関連付けられたアイコンである。設定機能および関連機能のいずれも登録されていない。
【0059】
IDが205のアイコンは、画像処理装置1の機能を設定するためのアプリケーションに関連付けられたアイコンである。設定機能および関連機能のいずれも登録されていない。
【0060】
IDが206のアイコンは、天気予報を閲覧するためのアプリケーションに関連付けられたアイコンである。設定機能として「印刷設定(1)」が登録され、関連機能として「撮影機能」が登録されている。
【0061】
IDが207のアイコンは、地図を閲覧するためのアプリケーションに関連付けられたアイコンである。設定機能として「印刷設定(1)」「印刷設定(2)」が登録され、関連機能は有さない。
【0062】
IDが208のアイコンは、住所録のアプリケーションに関連付けられたアイコンである。設定機能として「サイト閲覧(2)」「メール」「通話機能」「件名設定」「ファイル閲覧機能」「サイズ設定」が登録され、関連機能としては「住所録機能」が登録されている。
【0063】
IDが209のアイコンは、ネットワーク上の第2のサイトを閲覧するためのアプリケーションに関連付けられたアイコンである。設定機能として「画面設定」が登録され、関連機能として「サイト閲覧(2)」が登録されている。
【0064】
IDが210のアイコンは、メーラーに関連付けられたアイコンである。設定機能として「住所録機能」「撮影機能」「印刷設定(2)」が登録され、関連機能として「メール」が登録されている。
【0065】
IDが211のアイコンは通話のアプリケーションに関連付けられたアイコンである。設定機能として「住所録機能」が登録され、関連機能として「通話機能」が登録されている。
【0066】
IDが212のアイコンは、PDF(Portable Document Format)ファイルを閲覧するためのアプリケーションに関連付けられたアイコンである。設定機能は有さず、関連機能として「ファイル閲覧機能」が登録されている。
【0067】
上記した機能の登録内容(設定機能および/または関連機能)は、ユーザーが手動で入力しても良いし、CPU10が各アプリケーションの公開された属性を編集して作成しても良いし、各アプリケーションを提供するメーカーが作成したものをそのままダウンロードされても良い。
【0068】
<表示制御処理>
図4は、操作パネル24(表示部54)の表示画面の一例を示す図である。
【0069】
図4の画面100Aには、画像処理装置1における画像形成動作および当該動作に関連する動作(用紙の後処理等)の設定のためのアイコン121〜127を含む、種々の情報が表示されている。
【0070】
また、画面100Aには、画像処理装置1にインストールされているアプリケーションのアイコンを表示させるためのボタン101が表示されている。図5は、図4の画面においてボタン101が操作されたときの画面を示す図である。
【0071】
図5を参照して、図5の画面100Bでは、画面100Aに、さらにアイコン201〜210が表示されている。アイコン201〜210は、第2アイコン管理テーブルに登録されたアイコンのうち、予め選択されたアイコンである。当該選択情報は、たとえば、HDD16に格納され、操作パネル24を介して設定/更新が可能に構成されている。
【0072】
画面100Bにおいて、アイコン201〜210のいずれかがタッチ操作されると、画面表示は、タッチ操作されたアイコンに関連する機能やデータに対応したアイコンが当該アイコン207に近づくように更新される。図6は、図5の画面100Bにおいてアイコン207がタッチ操作された際の表示画面を示す図である。
【0073】
図6の画面100Cでは、図4の画面100Aでボタン101が操作されることによって表示されたアイコン201〜210のうち、タッチ操作されたアイコン207以外のアイコンの表示が消去され、それに代わって、アイコン151〜154が表示されている。
【0074】
アイコン151〜154は、それぞれ第1アイコン管理テーブルのID151〜154のアイコンである。これらのアイコンの関連機能は、アイコン207の設定機能(表2の第2アイコン管理テーブルのID207の設定機能)である印刷設定(1)または印刷設定(2)である。CPU10は、画面100Bにアイコン201〜210を表示させた後、これらのアイコンのうち、タッチ操作の対象となったアイコンを特定する。そして、特定されたアイコンについて、第1アイコン管理テーブルおよび第2アイコン管理テーブルから、当該特定されたアイコンの設定機能として登録されている機能を抽出する。次に、第1アイコン管理テーブルおよび第2アイコン管理テーブルから、抽出した機能を関連機能として有するアイコンを抽出する。そして、CPU10は、図6の画面100Cに示すように、アイコン201〜210のうち、選択された以外のアイコンの表示を消去し、さらに、抽出したアイコンを画面に表示させる。
【0075】
なお、図6において、矢印A1〜A4は、アイコン151〜154のそれぞれが図6に示された表示位置に移動するまでの軌跡を示す。CPU10が、このような軌跡に沿って移動させながらアイコン151〜154を表示させることにより、ユーザーは、アイコン207に関連する機能またはデータに対応するアイコン151〜154が、アイコン207に引き寄せられるようにして画面に表示されるようになったような印象を受ける。
【0076】
図6の画面100Cにおいて、ユーザーは、アイコン207およびアイコン151〜154に対して操作することにより、各アイコンが対応する機能の設定を行なうことができる。図7は、図6の画面100Cにおいて、アイコン151がタッチ操作されたときの表示画面を示す図である。
【0077】
図7の画面100Dでは、アイコン151の近傍に、アイコン151に対応した機能、つまり、印刷濃度を設定するためのウィンドウ151Aが表示されている。
【0078】
CPU10は、ウィンドウ151Aを表示させた後、さらに、当該ウィンドウ151Aに対する設定内容の入力を受け付ける。設定内容の入力受け付けが完了すると、CPU10は、図8の画面100Eに示すように、ウィンドウ151Aの表示を終了させる。その後、表示部54においてアイコン151をアイコン207にドラッグする操作がなされると、アイコン207の機能のデフォルト設定として、アイコン151に対して設定されているデータに対応した設定内容を登録する。具体的には、CPU10は、アイコン151がアイコン207にドラッグされることにより、図7に示されたウィンドウ151Aに対してなされた印刷濃度設定の内容を、アイコン207が対応する地図閲覧アプリケーションの印刷設定として登録する。
【0079】
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、アイコンをタッチすることにより当該アイコンを選択すると、当該アイコンの機能またはデータに関連する機能またはデータに関連付けられたアイコンが、最初にタッチされたアイコンの近傍に位置するように、画面表示が更新される。
【0080】
本実施の形態では、そのような画面表示の更新によって最初にタッチされたアイコンの近傍に集められた第2のアイコンに対して、タッチ操作がなされると、当該第2のアイコンの機能またはデータに関連する機能またはデータに関連付けられた第3のアイコンが、上記第2のアイコンの近傍に位置するように、さらに画面表示が更新される。なお、第3のアイコンには、最初にタッチされたアイコンが含まれる場合もある。
【0081】
以下、図面を参照して説明する。
図9は、本実施の形態の画像処理装置1においてボタン101(図4参照)が操作されたときの画面表示の一例である。図9の画面100Fには、図4の画面100Bと同様に、アイコン201〜210が表示されている。あの、画面100Fでは、アイコン201〜210は、画面100Bでの表示に対して一部の配列が変更されて表示されている。
【0082】
図10は、図9の画面100Fにおいてアイコン210がタッチ操作されたときの画面表示の一例である。図10の画面100Gでは、アイコン210の近傍に、アイコン206,152,208,154が表示されている。矢印A6,A7,A8,A9は、アイコン206,152,208,154のそれぞれの移動表示される軌跡を示す。
【0083】
なお、タッチ操作されたアイコン210は、第2アイコン管理テーブル(表2)のID210に対応するアイコンである。ID210のアイコンの設定機能は、「住所録機能」「撮影機能」「印刷設定(2)」である。そして、第1アイコン管理テーブル(表1)および第2アイコン管理テーブルを参照すると、アイコン206の関連機能は「撮影機能」であり、アイコン152の関連機能は「印刷設定(2)」であり、アイコン208の関連機能は「住所録機能」であり、アイコン154の関連機能は「印刷設定(2)」である。つまり、画面100Gでは、タッチ操作されたアイコン210の設定機能を関連機能として備えるアイコンが、アイコン210の近傍に表示されている。以下の説明では、このようにアイコン210の近傍に集められたアイコン206,152,208,154を、まとめて「第2のアイコン」という。
【0084】
次に、第2のアイコンに対して2種類の操作がなされた場合のそれぞれについて、画面の表示例を説明する。
【0085】
図11は、図10を、矢印A6〜A9を削除されて標記された図である。図11の画面100Hに対して、第2のアイコンの1つであるアイコン208が、ドラッグされてアイコン210上にドロップされた場合について説明する。図12は、図11のアイコン208に対するこのような操作内容を説明するための図である。図12において、矢印A10は、アイコン208がこの操作によって移動表示される軌跡を示す。
【0086】
アイコン208がドラッグされてアイコン210上にドロップされると、アイコン208が対応する機能(アプリケーション)またはデータにおける設定内容が、アイコン210に対応する機能またはデータの内容に反映される。アイコン208は、第2アイコン管理テーブルに示されたように、住所録アプリケーションのアイコンである。また、アイコン210は、メーラーのアイコンである。CPU10は、アイコン208がドラッグされてアイコン210上にドロップされると、メーラーを起動するとともに、住所録アプリケーションにおいて登録されたメールアドレスを読み出し、メーラーにおいて新規作成する送信用メールのアドレスに読み出されたメールアドレスのすべてを登録する。
【0087】
一方、図11の画面100Hに対して、アイコン208が長押し操作されると、アイコン208の設定機能を関連機能とするアイコンがアイコン208の近傍に集まるように、画面表示が更新される。図13および図14は、図11の画面100Hがこのように更新される様子を説明するための図である。
【0088】
図14の画面100Mは、更新後の画面である。更新後の画面には、アイコン208の近傍に、アイコン212,157,209,211,155,210が表示されている。これらのアイコンは、アイコン208に対応するID208のアイコンの設定機能を、関連機能とするアイコンである。
【0089】
これらのアイコンのうち、アイコン210は、図11の画面100Hでも表示されている。このことから、図14の画面100Mに切り替わるために、まず、図11の画面100Hから、アイコン206,152,154が消去される。図13では、この状態が示されている。矢印A11,A12,A13は、アイコン206,154,152のそれぞれがアイコン210から離れるように移動する軌跡を示している。離れるように移動した後、アイコン206,154,152は、画面から消される。その後、図14に示されるように、アイコン212,157,209,211,155が画面上に出現し、矢印A14,A15,A16,A17,A18に示されるような経路で移動するように表示されることにより、アイコン208に近づくように表示される。
【0090】
以上説明した本実施の形態では、アプリケーションに対応するアイコン201〜211および設定用のデータに対応するアイコン151〜157が、対応する階層が異なっても、画面表示に関して同様に扱われる。
【0091】
また、これらのアイコンが操作されることにより、ドラッグとドロップの操作により、操作されたアイコンが対応する設定内容が、他のアイコンが対応するアプリケーションの設定内容として反映される。つまり、所定のアイコン(アイコン208)を特定のアイコン(アイコン210)に重ねるように移動する操作がなされると、当該所定のアイコンと当該特定のアイコンの機能が連携して動作するように、機能を生成する情報が生成される(アイコン210のメーラーが起動し、アイコン208の住所録アプリケーションに登録されたメールアドレスを宛先に設定された送信メールが生成される)。
【0092】
[第3の実施の形態]
図15〜図17は、本実施の形態において表示される画面を示す。
【0093】
図15の画面100Nは、図6の画面100Cと同様に、アイコン207がタッチ操作されたことによってアイコン207の近傍にアイコン151〜154が表示されるように図5の画面100Bから更新された画面である。本実施の形態では、このような更新の後、上記のようにタッチ操作されたアイコンが他の態様で操作されると、画面表示は画面100Bに戻される。
【0094】
つまり、アイコン207に対して、タッチ操作とは異なる操作、たとえば長押し操作がなされると、アイコン151〜154は、それぞれ、図16の矢印A19〜A22に示されるようにアイコン207から離れるように移動した後、画面から消える。
【0095】
その後、図5の画面100Bに戻るために、一時的に画面から消えていたアイコン201〜206,208〜210が、画面に出現し、矢印A23〜A31に移動しながら、画面100Bにおける配置に戻る。
【0096】
以上説明した本実施の形態では、画面上のアイコンに対して第1の種類の操作を行なうことにより、操作されたアイコンに関連する機能等に対応するアイコンを表示されるように画面が更新されるが、最初に操作されたアイコンに対して第2の種類の操作がなされると、画面表示は元に戻される。
【0097】
[第4の実施の形態]
CPU10は、各アイコンがタッチ操作された回数をカウントし、たとえば第1アイコン管理テーブル(表1)や第2アイコン管理テーブル(表2)に、各アイコンについてのカウント値を登録していても良い。
【0098】
そして、CPU10は、本実施の形態では、以上説明した各実施の形態において、操作されたアイコンに関連するアイコンを操作されたアイコンの近傍に表示する際、操作されたアイコンとそれに関連するアイコンとの距離を、上記カウント値に応じて決定しても良い。具体的には、たとえば、アイコンのカウント値が大きいものほど、操作されたアイコンとの距離が近くなるように、上記した「関連するアイコン」が配置される。
【0099】
図18の画面100Rには、アイコン208に関連するアイコンとしアイコン212,157,209,211,155,210が表示されている。図中の両矢印は、各アイコンのアイコン208との距離を示している。そして、これらの距離は、アイコン212,157,209,211,155,210がこれまで操作された回数(上記カウント値)が多いほど短くなっている。
【0100】
これにより、使用頻度(操作される頻度)の高いアイコンを、操作されたアイコン(図18のアイコン208)のより近くに、つまり、ユーザーの目のつきやすい位置に表示し、ユーザーが選択しやすくしている。
【0101】
[第5の実施の形態]
CPU10は、各アイコンがタッチ操作された履歴(操作時刻等)を、たとえば第1アイコン管理テーブル(表1)や第2アイコン管理テーブル(表2)に、各アイコンについてのカウント値を登録していても良い。
【0102】
そして、CPU10は、本実施の形態では、以上説明した各実施の形態において、操作されたアイコンに関連するアイコンを操作されたアイコンの近傍に表示する際、操作されたアイコンとそれに関連するアイコンとの距離を、操作履歴が新しさに応じて決定しても良い。具体的には、たとえば、アイコンの操作履歴が新しい(各アイコンの最新の操作履歴の時刻が現在に近い)ものほど、操作されたアイコンとの距離が近くなるように、上記した「関連するアイコン」が配置される。
【0103】
図19の画面100Sには、アイコン208に関連するアイコンとしアイコン212,157,209,211,155,210が表示されている。図中の両矢印は、各アイコンのアイコン208との距離を示している。そして、これらの距離は、アイコン212,157,209,211,155,210が操作履歴が新しいものほど短くなっている。
【0104】
これにより、操作履歴が新しいアイコンを、操作されたアイコン(図19のアイコン208)のより近くに、つまり、ユーザーの目のつきやすい位置に表示し、ユーザーが選択しやすくしている。
【0105】
[第6の実施の形態]
本実施の形態では、アイコンは、ファックス送信の宛名を設定するための機能(または、データ)に関連する。
【0106】
図20は、画像処理装置1におけるファックス送信の送信先設定画面である。画面100Tには、各送信先に対応するアイコンが表示されている。送信先に対応するアイコンとは、特定の操作(たとえばタッチ操作)をされることにより対応する送信先をファックス送信の宛先に設定するアイコンである。図20に表示されたアイコンのうち、1の送信先に対応するアイコン(アイコン300)が長押し操作(上記したタッチ操作とは異なる操作)をされると、画面が、当該アイコン300に対応する送信先と同じグループとして登録された宛先のアイコンを抜き出して表示するように更新される。図21は、更新後の画面を示す図である。
【0107】
なお、送信先の登録情報の一例を表3に示す。表3の登録情報は、たとえばHDD16に格納される。
【0108】
【表3】

【0109】
図20のアイコン300は、表3中の送信先の1つである名称「株式会社シオニカ」に対応するアイコンである。当該登録情報では、上記送信先が登録されるグループ(グループA)と同じグループとして、あと4つの送信先が登録されている。
【0110】
図21の画面100Uでは、これらの4つの送信先のそれぞれのアイコン301〜304が、最初に長押し操作されたアイコン300の近傍に集まるように表示される。矢印A31〜A34は、アイコン301〜304が移動して表示される軌跡である。
【0111】
[第7の実施の形態]
本実施の形態では、アイコンは、ファックス等によって受信したデータを保存する、HDD16内のボックスを特定する情報(データ)に関連する。
【0112】
図22は、画像処理装置1における、ボックスを選択するための画面である。図22の画面100Xには、各ボックスに対応するアイコンが表示されている。ボックスに対応するアイコンとは、特定の操作(たとえばタッチ操作)をされることにより対応するボックスを(たとえば、ファックス受信したデータの保存先として)選択するアイコンである。図22に表示されたアイコンのうち、1のボックスに対応するアイコン(アイコン310)が長押し操作(上記したタッチ操作とは異なる操作)をされると、画面が、当該アイコン310に対応するボックスと同じグループとして登録されたボックスのアイコンを抜き出して表示するように更新される。図23は、更新後の画面を示す図である。
【0113】
なお、ボックスに関する登録情報の一例を表4に示す。表4の登録情報は、たとえばHDD16に格納される。
【0114】
【表4】

【0115】
図22のアイコン310は、表4中の1つのボックスの名称「アドレス」に対応するアイコンである。当該登録情報では、上記ボックスが登録されるグループ(グループN)と同じグループとして、あと4つのボックスが登録されている。
【0116】
図23の画面100Yでは、これらの4つのボックスのそれぞれのアイコン311〜314が、最初に長押し操作されたアイコン310の近傍に集まるように表示される。矢印A41〜A44は、アイコン301〜304が移動して表示される軌跡である。
【0117】
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することを意図される。
【符号の説明】
【0118】
1 画像処理装置、2 サーバー、10 CPU、12 メモリー、18 原稿搬送機構、20 スキャナー、22 プリントエンジン、24 操作パネル、26 カメラ、50 システム制御部、51 記憶装置、52 アイコン管理テーブル、54 表示部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上のアイコンのそれぞれを機能またはデータに関連付ける情報を記憶するための記憶手段と、
前記1以上のアイコンのうち少なくとも1つを表示装置に表示させるための表示制御手段と、
前記表示手段によって表示されたアイコンの選択を受け付けるための受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記受付手段がアイコンの選択を受け付けた場合に、前記選択されたアイコンに関連付けられた機能またはデータに対応する機能またはデータに、前記記憶手段において関連付けられたアイコンである関連アイコンを、前記選択されたアイコンの近傍に表示させるように、前記表示装置における表示を更新する、情報処理装置。
【請求項2】
機能を設定する情報を生成するための生成手段をさらに備え、
前記生成手段は、前記受付手段が所定のアイコンを特定のアイコンに重ねるように移動させる情報の入力を受け付けた場合に、前記所定のアイコンと前記特定のアイコンの機能が連携して動作するように、機能を生成する情報を生成する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記選択されたアイコンを再度選択する操作がなされた場合には、前記関連アイコンを前記選択されたアイコンから離れるように、前記表示装置における表示を更新する、請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、前記受付手段が、前記関連アイコンのうちの一部のアイコンの選択を受け付けた場合に、前記関連アイコンのうちの他のアイコンを前記選択されたアイコンから離れるように、前記表示装置における表示を更新する、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記記憶手段は、各アイコンの前記受付手段における選択の受付回数を記憶し、
前記表示制御手段は、前記関連アイコンのうち、前記受付回数が多いアイコンほど前記選択されたアイコンに近い位置に表示させる、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記記憶手段は、各アイコンの前記受付手段における選択の履歴を記憶し、
前記表示制御手段は、前記関連アイコンのうち、前記履歴の新しいアイコンほど前記選択されたアイコンに近い位置に表示させる、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記アイコンは、データ送信の宛先を特定する情報またはデータの保存場所を特定する情報にリンクされているアイコンを含む、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項8】
1以上のアイコンのそれぞれを機能またはデータに関連付ける情報を記憶するための記憶手段を備えた情報処理装置の制御方法であって、
前記1以上のアイコンのうち少なくとも1つを表示装置に表示させるステップと、
前記表示手段によって表示されたアイコンの選択を受け付けるステップと、
アイコンの選択を受け付けた場合に、前記選択されたアイコンに関連付けられた機能またはデータに対応する機能またはデータに、前記記憶手段において関連付けられたアイコンである関連アイコンを、前記選択されたアイコンの近傍に表示させるように、前記表示装置における表示を更新するステップとを備える、情報処理装置の制御方法。
【請求項9】
1以上のアイコンのそれぞれを機能またはデータに関連付ける情報を記憶するための記憶手段を備えた情報処理装置を制御するためのプログラムであって、
前記情報処理装置に、
前記1以上のアイコンのうち少なくとも1つを表示装置に表示させるステップと、
前記表示手段によって表示されたアイコンの選択を受け付けるステップと、
アイコンの選択を受け付けた場合に、前記選択されたアイコンに関連付けられた機能またはデータに対応する機能またはデータに、前記記憶手段において関連付けられたアイコンである関連アイコンを、前記選択されたアイコンの近傍に表示させるように、前記表示装置における表示を更新するステップとを実行させる、表示制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2013−20363(P2013−20363A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−151986(P2011−151986)
【出願日】平成23年7月8日(2011.7.8)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】