説明

情報処理装置、ディスプレイ装置、および制御方法

【課題】情報処理装置とディスプレイ装置間のセキュリティを向上させる。
【解決手段】ユーザによって設定された第1のパスワード情報とディスプレイ装置から受信した前記第2のパスワード情報とを比較し、第1のディスプレイ装置情報とディスプレイ装置から受信した第2のディスプレイ装置情報とを比較し、前記第1のパスワード情報と前記第2のパスワード情報とが一致し且つ記第1のディスプレイ装置情報と第2のディスプレイ装置情報とが一致した場合、オペレーティングシステムを起動する処理を有する制御方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイ装置と無線通信で接続可能な情報処理装置、ディスプレイ装置、および情報処理装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、無線通信が普及し、電子機器本体と表示装置とを無線通信によって接続することが行われるようになっている。
無線通信による接続では、セキュリティを強固にすることが望まれている。
【0003】
従来技術では、親機に表示されたパスワードとMedia Access Control(MAC)アドレスを用いて、親機と子機の接続認証を行っていた。また、パスワードは出荷時にメーカーによって予め設定されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−191403号公報
【特許文献2】特開2007−328534号公報
【特許文献3】特開2007−96765号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、親機に表示されたパスワードを用いる場合、不特定多数の人がいる環境では、親機に表示されたパスワードは、第三者に読み取られてしまうため、セキュリティが弱いという問題があった。
【0006】
また、パスワードは出荷時にメーカーによって予め設定されており、同じメーカーの機器または同じ機種では、パスワードが共通である場合があり、セキュリティが弱いという問題があった。
【0007】
また、MACアドレスは、専門家であれば容易に読み取ることができるため、セキュリティが弱いという問題があった。
本発明の課題は、情報処理装置とディスプレイ装置間のセキュリティを向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施の形態の情報処理装置は、ディスプレイ装置と無線通信で接続可能な情報処理装置であって、記憶部と処理部とを備える。
前記記憶部は、第1のパスワード情報と第1のディスプレイ装置情報を格納する。
【0009】
前記処理部は、前記第1のパスワード情報が未設定の場合にユーザにパスワードを入力させ、入力されたパスワードを前記第1のパスワード情報として設定する。前記処理部は、第2のパスワード情報および第2のディスプレイ装置情報を前記ディプレイ装置から受信する。前記処理部は、前記第1のパスワード情報と前記第2のパスワード情報とを比較し、前記第1のディスプレイ装置情報と前記第2のディスプレイ装置情報とを比較する。前記処理部は、前記第1のパスワード情報と前記第2のパスワード情報とが一致し且つ前記第1のディスプレイ装置情報と前記第2のディスプレイ装置情報とが一致した場合、オペレーティングシステムを起動する。
【発明の効果】
【0010】
実施の形態の情報システムによれば、情報処理装置とディスプレイ装置間のセキュリティが向上する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】実施の形態に係る情報処理システムの構成図である。
【図2】実施の形態に係るPCの詳細な構成図である。
【図3】実施の形態に係るディスプレイ装置の詳細な構成図である。
【図4A】実施の形態に係る情報処理装置の処理のフローチャートである。
【図4B】実施の形態に係る情報処理装置の処理のフローチャートである。
【図5】実施の形態に係るディスプレイ装置の処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態に係る情報処理システムの構成図である。
情報処理システム101は、パーソナルコンピュータ(PC)201およびディスプレイ装置301を備える。
【0013】
PC201は、各種情報を処理する情報処理装置である。
PC201は、情報処理装置の一例であり、チューナーボックスや携帯電話、携帯端末などでもよい。
【0014】
ディスプレイ装置301は、ディスプレイ装置301の情報やPC201から受信した情報を表示する表示装置である。ディスプレイ装置は、例えば、液晶ディスプレイである。
【0015】
PC201とディスプレイ装置301は、無線LANで接続している。無線LANは、無線通信の一例であり、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wireless USB、Wireless Display(WiDi)などでも良い。
【0016】
図2は、実施の形態に係るPCの詳細な構成図である。
PC201は、Central Processing Unit(CPU)211、無線通信部212、アンテナ213、BIOS ROM214、Random Access Memory(RAM)215、BIOS設定RAM216、電池217、I/O Controller Hub(ICH)218、およびI/O219を備える。
【0017】
CPU211は、各種処理を行う処理部である。CPU211は、BIOS ROM214からBIOSを読み出して実行する。
無線通信部212は、アンテナ213を用いて、無線通信によりディスプレイ装置301と通信を行う。
【0018】
BIOS ROM214は、BIOSを格納する。BIOSは、後述するBIOSパスワードやディスプレイ装置情報の照合や設定、無線通信の制御等を行うプログラムである。
RAM215は、CPU211で用いられる各種情報を格納する記憶手段である。
【0019】
BIOS設定RAM216は、BIOSパスワード(PW)221およびディスプレイ装置情報222を格納する。
電池217は、BIOS設定RAM216に電力を供給する。それにより、BIOS設定RAM216は、PC201の電源がオフとなっても、データを保持することができる。
【0020】
ICH218は、I/O219の制御を行う。
I/O219は、PC201へのデータの入力またはPC201からのデータの出力を行う。I/O219は、例えば、Serial ATA、USB、シリアルポート、またはパラレルポート等である。
【0021】
また、PC201は、さらに磁気ディスク装置等の記憶部(不図示)を有し、該記憶部にはオペレーティングシステム(OS)がインストールされている。
【0022】
図3は、実施の形態に係るディスプレイ装置の詳細な構成図である。
ディスプレイ装置301は、CPU311、無線通信部312、アンテナ313、Read Only Memory(ROM)314、フラッシュROM315、Random Access Memory(RAM)316、電池317、ビデオRAM318、表示制御部319、および表示部320を備える。
【0023】
CPU311、各種処理を行う処理部である。CPU311は、ROM314からプログラムを読み出して実行する。
無線通信部312は、アンテナ313を用いて、無線通信によりPC201と通信を行う。
【0024】
ROM314は、後述する各種処理を行うプログラムを格納する。
フラッシュROM315は、書き換え可能な記憶手段であり、ディスプレイ装置情報322を格納する。ディスプレイ装置情報322は、ディスプレイ装置301に割り当てられた固有の識別情報である。ディスプレイ装置情報322は、例えば、ディスプレイ装置301のシリアル番号または製造番号である。ディスプレイ装置情報322は、読み取り方法が一般、すなわち情報処理システム101の製造元以外には公開されていない。すなわち、MACアドレスのように、第三者がディスプレイ装置情報322を容易に読み取ることは出来ない。
【0025】
RAM316は、CPU311で用いられる各種情報を格納する記憶手段である。RAM316は、BIOSパスワード321を格納する。
尚、BIOSパスワード321は、フラッシュROM315に格納されても良い。
【0026】
電池317は、RAM316に電力を供給する。それにより、RAM316は、ディスプレイ装置301の電源がオフとなっても、データを保持することができる。
ビデオRAM318、表示部320に表示されるデータを格納する記憶手段である。
表示制御部319は、表示部320にデータを表示する制御を行う。
表示部320は、データを表示する。
【0027】
図4A、4Bは、実施の形態に係る情報処理装置の処理のフローチャートである。
最初にユーザによりPC201の電源が投入される。そして、CPU211は、BIOS ROM214からBIOSを読み出し、BIOSを実行する。
ステップS501において、CPU211は、BIOSパスワード221が未設定、すなわち空白であるか判定する。BIOSパスワード221が未設定である場合、制御はステップS509へ進み、BIOSパスワード221が未設定で無い場合、制御はステップS502へ進む。
【0028】
ステップS502において、CPU211は、無線LANを用いて、接続可能なディスプレイ装置を検索する。ここでは、ディスプレイ装置301が検出されたとする。
ステップS503において、CPU211は、検出されたディスプレイ装置301にBIOSパスワード221およびディスプレイ装置情報222を送信し、さらに接続要求を送信する。ここで、送信されるBIOSパスワード221およびディスプレイ装置情報222はBIOS設定RAM216に格納されている情報である。
【0029】
ステップS504において、CPU211は、接続要求を送信してから所定の期間の間にディスプレイ装置301から応答が無いか判定する。所定の期間の間に応答が無い場合、制御はステップS502に戻り、所定の期間の間に応答が有った場合、制御はステップS505へ進む。
【0030】
ステップS505において、CPU211は、ディスプレイ装置301からディスプレイ装置情報322およびBIOSパスワード321を受信する。
ステップS506において、CPU211は、受信されたディスプレイ情報332が空白であるか判定する。受信されたディスプレイ情報332が空白であるの場合、制御はステップS513へ進み、受信されたディスプレイ情報332が空白で無い場合、制御はステップS507へ進む。
【0031】
ステップS507において、CPU211は、受信されたBIOSパスワード321とBIOS設定RAM216に格納されているBIOSパスワード221とを比較して一致するか否か判定し、受信されたディスプレイ装置情報322とBIOS設定RAM216に格納されているディスプレイ装置情報222とを比較して一致するか否か判定する。受信されたBIOSパスワード321とBIOS設定RAM216に格納されているBIOSパスワード221が一致し、且つ受信されたディスプレイ装置情報322とBIOS設定RAM216に格納されているディスプレイ装置情報222一致する場合、制御はステップS508へ進み、受信されたBIOSパスワード321とBIOS設定RAM216に格納されているBIOSパスワード221が一致せず、または受信されたディスプレイ装置情報322とBIOS設定RAM216に格納されているディスプレイ装置情報222とが一致しない場合、制御はステップS502へ戻る。このように、PC201は、受信されたBIOSパスワード321とBIOS設定RAM216に格納されているBIOSパスワード221が一致するか判定し、さらに受信されたディスプレイ装置情報322とBIOS設定RAM216に格納されているディスプレイ装置情報222一致するか判定することによって、適切なディスプレイ装置301と接続しているかの認証を行う。
【0032】
ステップS508において、CPU211は、ディスプレイ装置301との接続を認証し、PC201にインストールされているOSを起動する。
ステップS509において、CPU211は、BIOSの初期設定を開始する。
【0033】
ステップS510において、CPU211は、無線LANを用いて、接続可能なディスプレイ装置を検索する。ここでは、ディスプレイ装置301が検出されたとする。
ステップS511において、CPU211は、検出されたディスプレイ装置301にBIOSパスワード221およびディスプレイ装置情報222を送信し、さらに接続要求を送信する。ここで、送信されるBIOSパスワード221およびディスプレイ装置情報222は空白とする。
【0034】
ステップS512において、CPU211は、接続要求に対して応答があったディスプレイ装置301と無線LANにより接続する。接続に際して、セキュリティ情報(BIOSパスワードおよびディスプレイ装置情報)は、情報処理システム101で共通の予め設定された情報を使用する。
【0035】
ステップS513において、CPU211は、BIOS初期化処理を開始する。
ステップS514において、CPU211は、BIOSパスワード221が未設定、すなわち空白であるか判定する。BIOSパスワード221が未設定である場合、制御はステップS515へ進み、BIOSパスワード221が未設定で無い場合、制御はステップS517へ進む。
【0036】
ステップS515において、CPU211は、BIOSパスワード登録メニューをディスプレイ表示装置301に表示させる。BIOSパスワード登録メニューは、BIOSパスワードを入力させる画面である。BIOSパスワード登録メニューが表示されるとユーザは、パスワードを入力する。尚、ユーザが入力するパスワードはユーザが任意に決めることできる。
【0037】
ステップS516において、CPU211は、パスワードが入力されたか判定する。CPU211は、パスワードが入力されるまで待機し、パスワードが入力された場合、CPU211は、入力されたパスワードをBIOSパスワード221としてBIOS設定RAM216に格納し、制御はステップS517へ進む。
【0038】
ステップS517において、CPU211は、BIOS設定RAM216に格納されているディスプレイ装置情報222が空白であるか判定する。ディスプレイ装置情報222が空白である場合、制御はステップS518へ進み、ディスプレイ装置情報222が空白でない場合、制御はステップS501へ戻る。
【0039】
ステップS518において、CPU211は、BIOSの初期化メニューをディスプレイ表示装置301に表示させる。初期化メニューは、BIOSの初期化を開始するかユーザに選択させるメニューである。
【0040】
ステップS519において、CPU211は、初期化が開始されたか判定する。実施の形態において、初期化の開始する旨がユーザによって入力された場合に、初期化が開始されたと判定する。CPU211は、初期化が開始されるまで待機し、初期化が開始されると制御はステップS520へ進む。
【0041】
ステップS520において、CPU211は、BIOSパスワード221およびBIOSパスワードの登録依頼をディスプレイ装置301に送信する。
ステップS521において、CPU211は、ディスプレイ装置301からディスプレイ装置情報322を受信し、受信したディスプレイ装置情報322をディスプレイ装置情報222としてBIOS設定RAM216に格納する。
【0042】
図5は、実施の形態に係るディスプレイ装置の処理のフローチャートである。
最初にユーザによりディスプレイ装置301の電源が投入される。そして、CPU311は、ROM314からプログラムを読み出して実行する。そして、ディスプレイ装置301は、待機状態となっている。
【0043】
ステップS531において、CPU311は、PC201からディスプレイ装置情報222およびBIOSパスワード221を受信する。
ステップS532において、CPU311は、ディスプレイ装置情報222およびBIOSパスワード221の送信元であるPC201以外のPC(以下、他のPC)と接続中であるか、すなわち通信中であるか判定する。他のPCと接続中である場合、CPU311は応答せずに処理を終了し、他のPCと接続中でない場合、制御はステップS533へ進む。
【0044】
ステップS533において、CPU311は、RAM316に格納されているBIOSパスワード321が空白、すなわち未設定であるか判定する。BIOSパスワード321が空白である場合、制御はステップS536へ進み、BIOSパスワード321が空白でない場合、制御はステップS534へ進む。
【0045】
ステップS534において、CPU311は、受信されたBIOSパスワード221が空白であるか判定する。受信されたBIOSパスワード221が空白である場合、制御はステップS536へ進み、受信されたBIOSパスワード221が空白でない場合、制御はステップS535へ進む。
【0046】
ステップS535において、CPU311は、受信されたBIOSパスワード221とRAM316に格納されているBIOSパスワード321とを比較して一致するか否か判定し、受信されたディスプレイ装置情報222とフラッシュROM315に格納されているディスプレイ装置情報322とを比較して一致するか否か判定する。受信されたBIOSパスワード221とRAM316に格納されているBIOSパスワード321とが一致し、且つ受信されたディスプレイ装置情報222とフラッシュROM315に格納されているディスプレイ装置情報322とが一致する場合、制御はステップS540へ進む。受信されたBIOSパスワード221とRAM316に格納されているBIOSパスワード321とが一致せず、または受信されたディスプレイ装置情報222とフラッシュROM315に格納されているディスプレイ装置情報322とが一致しない場合、CPU311は応答せずに処理を終了する。
【0047】
ステップS536において、CPU311は、PC201に空白のディスプレイ情報および空白のBIOSパスワードを送信する。
ステップS537において、CPU311は、PC201からBIOSパスワード221およびBIOSパスワードの登録依頼を受信したか判定する。CPU311は、BIOSパスワード221およびBIOSパスワードの登録依頼を受信するまで待機し、BIOSパスワード221およびBIOSパスワードの登録依頼を受信した場合、制御はステップステップS538へ進む。
【0048】
ステップS538において、CPU311は、受信されたBIOSパスワード221をBIOSパスワード321としてRAM316に格納する。
ステップS539において、CPU311は、PC201にディスプレイ装置情報322を送信する。
【0049】
ステップS540において、CPU311は、ディスプレイ送信情報322およびBIOSパスワード321をPC201に送信する。
ステップS541において、CPU311は、PC201との接続を許可する。すなわち、ディスプレイ装置301は、PC201からの接続要求に応じて、無線通信によりPC201と接続し、PC201から送信されるデータを表示するようにする。
【0050】
実施の形態の情報処理システムによれば、認証に用いるパスワードをユーザが設定できるので、パスワードを他人に知られる可能性が低くなり、セキュリティが向上する。
また、実施の形態の情報処理システムによれば、読み取り方法が一般に公開されていないディスプレイ装置情報を用いることにより、他人がディスプレイ装置情報を読み取ることができず、セキュリティが向上する。
【0051】
また、実施の形態の情報処理システムによれば、修理等によりBIOSパスワードまたはディスプレイ装置情報が未設定の場合に、BIOSパスワードまたはディスプレイ装置情報の設定を行うことができる。
【符号の説明】
【0052】
101 情報処理システム
201 PC
301 ディスプレイ装置
211 CPU
212 無線通信部
213 アンテナ
214 BIOS ROM
215 RAM
216 BIOS設定RAM
217 電池
218 ICH
219 I/O
221 BIOSパスワード
222 ディスプレイ装置情報
311 CPU
312 無線通信部
313 アンテナ
314 ROM
315 フラッシュROM
316 RAM
317 電池
318 ビデオRAM
319 表示制御部
320 表示部
321 BIOSパスワード
322 ディスプレイ装置情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ装置と無線通信で接続可能な情報処理装置であって、
前記情報処理装置は、
第1のパスワード情報と第1のディスプレイ装置情報を格納する記憶部と、
前記第1のパスワード情報が未設定の場合にユーザにパスワードを入力させ、入力されたパスワードを前記第1のパスワード情報として設定し、第2のパスワード情報および第2のディスプレイ装置情報を前記ディプレイ装置から受信し、前記第1のパスワード情報と前記第2のパスワード情報とを比較し、前記第1のディスプレイ装置情報と前記第2のディスプレイ装置情報とを比較し、前記第1のパスワード情報と前記第2のパスワード情報とが一致し且つ前記第1のディスプレイ装置情報と前記第2のディスプレイ装置情報とが一致した場合、オペレーティングシステムを起動する処理部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記第2のディスプレイ装置情報は、前記ディスプレイ装置のシリアル番号または製造番号であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記処理部は、前記第1のディスプレイ装置情報が未設定の場合、前記ディスプレイ装置に前記第1のパスワード情報および前記第1のパスワード情報の登録依頼を送信することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記処理部は、前記第1のディスプレイ装置情報が未設定の場合、前記ディスプレイ装置から前記第2のディスプレイ装置情報を受信し、前記第2のディスプレイ装置情報を前記第1のディスプレイ装置情報として設定することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
【請求項5】
情報処理装置と無線通信で接続可能なディスプレイ装置であって、
前記ディスプレイ装置は、
第2のパスワード情報および第2のディスプレイ装置情報を格納する記憶部と、
第1のパスワード情報および第1のディスプレイ装置情報を前記情報処理装置から受信し、前記第1のパスワード情報と前記第2のパスワード情報とを比較し、前記第1のディスプレイ装置情報と前記第2のディスプレイ装置情報とを比較し、前記第1のパスワード情報と前記第2のパスワード情報とが一致し且つ前記第1のディスプレイ装置情報と前記第2のディスプレイ装置情報とが一致した場合、前記第2のパスワード情報および前記第2のディスプレイ装置情報を前記情報処理装置に送信する処理部と、
を備えることを特徴とするディスプレイ装置。
【請求項6】
前記第2のディスプレイ装置情報は、前記ディスプレイ装置のシリアル番号または製造番号であることを特徴とする請求項5記載のディスプレイ装置。
【請求項7】
ディスプレイ装置と無線通信で接続可能な第1のパスワード情報と第1のディスプレイ装置情報を格納する記憶部を有する情報処理装置が実行する制御方法であって、
前記第1のパスワード情報が未設定の場合にユーザにパスワードを入力させ、
入力されたパスワードを前記第1のパスワード情報として設定し、
第2のパスワード情報および第2のディスプレイ装置情報を前記ディプレイ装置から受信し、
前記第1のパスワード情報と前記第2のパスワード情報とを比較し、
前記第1のディスプレイ装置情報と前記第2のディスプレイ装置情報とを比較し、
前記第1のパスワード情報と前記第2のパスワード情報とが一致し、且つ前記第1のディスプレイ装置情報と前記第2のディスプレイ装置情報とが一致した場合、オペレーティングシステムを起動する、
ことを特徴とする制御方法。

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図5】
image rotate

【図1】
image rotate