情報処理装置、情報処理システム、制御方法、及びプログラム
【課題】情報処理装置で受付けた通達文書の配布を効率良く行うことで、業務の効率を向上させる。
【解決手段】複合機101から送信されたファクシミリ文書(通達文書)をサーバ104において受信する情報処理システム100において、管理者端末102において、通達文書の種別に応じて通達文書の配布先(通達文書の保存先)、スタンプ(コメント)付加等をサーバ104に対して予め設定しておき、サーバ104において受信した通達文書に付加された2次元コードを解析することに依って、通達文書の種別を特定し、当種別から確定される配布先に対して、受信した通達文書を複製して保存を行った後、配布先に対して参照権限の有するユーザが通達文書の閲覧状況を監視する。
【解決手段】複合機101から送信されたファクシミリ文書(通達文書)をサーバ104において受信する情報処理システム100において、管理者端末102において、通達文書の種別に応じて通達文書の配布先(通達文書の保存先)、スタンプ(コメント)付加等をサーバ104に対して予め設定しておき、サーバ104において受信した通達文書に付加された2次元コードを解析することに依って、通達文書の種別を特定し、当種別から確定される配布先に対して、受信した通達文書を複製して保存を行った後、配布先に対して参照権限の有するユーザが通達文書の閲覧状況を監視する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファクシミリ装置で転送された通達文書を電子化して自動で取込を行った後、電子化された通達文書を情報処理端末から確認が可能な技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ファクシミリ装置で通達文書をデータとして受信して紙出力した後、通達文書の仕分け担当者が、当該通達文書の配布を必要とする部署数分のコピーを行って、部署ごとに割り当てられた棚にコピーを行った通達文書を置いておくことで、各部署の担当が、棚に置かれた通達文書を引き取りにいくといった業務が行われている。
【0003】
このような業務に於いては、仕分け担当者が、通達文書が必要とされる部署を特定するにあたり、判断ミスを起し易く、更に、通達文書が増加すると、判断ミスもさることながら、仕分けにかかる手間がかかり、業務効率上、あまり思わしいものではない。
【0004】
更に、出力された紙をコピーすることによって資源の無駄遣いにも繋がり、コスト高となると共に、通達文書が、各部署に適切に引き取られたのかを管理する手間も発生し、本業にも悪影響を与えかねない。
【0005】
そこで、ユーザは、サーバで受付けた文書の配布先を、画面を用いて決定し、当該配布先へメールにて文書が存在する旨を伝え、メールを受け取ったユーザは、文書の参照を望む場合は、受信したメールへの返信メールをサーバへ送信することで、当該文書を送付してもらい、当該文書を参照済みとすることで、文書の配布管理を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平06−104921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、紙の削減や適切に文書が参照されたのかを管理することが可能であるが、文書毎に配布先を手動で設定する運用が発生するため、前述したように、仕分け担当者が、文書毎に配布先を特定する手間が発生し、更に、メールを利用しての文書要求を行う必要もあるため、業務効率といった点では、不十分であると言える。
【0008】
そこで、本発明では、情報処理装置で受付けた通達文書の配布を効率良く行うことで、業務の効率を向上させることが可能な情報処理装置、情報処理システム、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための第一の発明は、ユーザが登録文書を参照するために利用するユーザ端末と、登録文書の配布先を設定するための管理者端末と、前記登録文書を配布先へ配布するサーバと、がネットワークを介して接続された情報処理システムであって、前記管理者端末は、文書を識別する識別情報に対応して前記文書の配布先を設定する配布先設定手段、を備え、前記サーバは、文書を識別する識別情報が付与された文書データを受信する受信手段と、前記配布先設定手段によって設定した識別情報に対応して配布先を記憶する配布先記憶手段と、前記受信した文書データの識別情報を解析して前記配布先記憶手段によって記憶された配布先を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定した配布先に対して前記文書データを保管する配布先文書データ保管手段と、閲覧手段によって閲覧された文書を閲覧済として閲覧状況を記憶する閲覧状況記憶手段と、を備え、前記ユーザ端末は、前記配布先に保管された前記文書データの閲覧を行う閲覧手段、を備えたことを特徴とする情報処理ステムである。
【0010】
上記課題を解決するための第二の発明は、ユーザが登録文書を参照するために利用するユーザ端末と、登録文書の配布先を設定するための管理者端末と、前記登録文書を配布先へ配布するサーバと、がネットワークを介して接続された情報処理システムの制御方法であって、前記管理者端末は、文書を識別する識別情報に対応して前記文書の配布先を設定する配布先設定ステップ、を実行し、前記サーバは、文書を識別する識別情報が付与された文書データを受信する受信ステップと、前記受信した文書データの識別情報を解析して前記配布先設定ステップによって設定した識別情報に対応して配布先を記憶する配布先記憶手段によって記憶された配布先を特定する特定ステップと、前記特定ステップによって特定した配布先に対して前記文書データを保管する配布先文書データ保管ステップと、閲覧ステップによって閲覧された文書を閲覧済として閲覧状況を記憶する閲覧状況記憶ステップと、を実行し、前記ユーザ端末は、前記配布先に保管された前記文書データの閲覧を行う閲覧ステップ、を実行することを特徴とする情報処理ステムの制御方法である。
【0011】
上記課題を解決するための第三の発明は、ユーザが登録文書を参照するために利用するユーザ端末と、登録文書の配布先を設定するための管理者端末と、前記登録文書を配布先へ配布するサーバと、がネットワークを介して接続された情報処理システムで実行されるプログラムあって、前記管理者端末を、文書を識別する識別情報に対応して前記文書の配布先を設定する配布先設定手段、として機能させ、前記サーバを、文書を識別する識別情報が付与された文書データを受信する受信手段と、前記受信した文書データの識別情報を解析して前記配布先設定手段によって設定した識別情報に対応して配布先を記憶する配布先記憶手段によって記憶された配布先を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定した配布先に対して前記文書データを保管する配布先文書データ保管手段と、閲覧手段によって閲覧された文書を閲覧済として閲覧状況を記憶する閲覧状況記憶手段、として機能させ、前記ユーザ端末を、前記配布先に保管された前記文書データの閲覧を行う閲覧手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。
【発明の効果】
【0012】
本発明により、情報処理装置で受信した通達文書の種別に応じて配布先を特定し、当該特定された配布先に対して通達文書を複製して送付することで、通達文書の配布を効率良く行うができ、業務の効率を向上させることが可能となる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態に係る通達文書の配布を行う情報処理システムの概略構成を示す構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係るユーザ端末、管理者端末、及びサーバのハードウェアの概略構成を示す構成図である。
【図3】本発明の実施形態に係る複合機のハードウェアの概略構成を示す構成図である。
【図4】本発明の実施形態に係る情報処理システムにおいて実行されるサーバへの通達文書の登録処理に関するフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係る通達文書をサーバへ本登録を行い、当該通達文書の配布先を決定に関する処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態に係る通達文書をサーバへ本登録を行い、当該通達文書の配布先を決定に関する処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態に係る通達文書をサーバへ本登録を行い、当該通達文書の配布先を決定に関する処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態に係る通達文書をサーバへ本登録を行い、当該通達文書の配布先を決定に関する処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態に係る通達文書をサーバへ本登録を行い、当該通達文書の配布先を決定に関する処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態に係るサーバへ本登録された通達文書の閲覧状況を登録する処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態に係るサーバへ本登録された通達文書の閲覧状況を登録する処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態におけるログイン画面の構成を示す構成図である。
【図13】本発明の実施形態におけるログイン失敗画面の構成を示す構成図である。
【図14】本発明の実施形態におけるメインメニュー画面の構成を示す構成図である。
【図15】本発明の実施形態における仮登録文書一覧画面の構成を示す構成図である。
【図16】本発明の実施形態における仮登録文書未存在画面の構成を示す構成図である。
【図17】本発明の実施形態における仮登録イメージ画面の構成を示す構成図である。
【図18】本発明の実施形態における登録確認画面の構成を示す構成図である。
【図19】本発明の実施形態における検索画面の構成を示す構成図である。
【図20】本発明の実施形態における検索結果一覧画面の構成を示す構成図である。
【図21】本発明の実施形態における検索イメージ画面の構成を示す構成図である。
【図22】本発明の実施形態における更新結果画面の構成を示す構成図である。
【図23】本発明の実施形態における未読本登録文書一覧画面の構成を示す構成図である。
【図24】本発明の実施形態における配布先検索イメージ画面の構成を示す構成図である。
【図25】本発明の実施形態における配布先検索画面の構成を示す構成図である。
【図26】本発明の実施形態に係る情報処理システムに於いて実行されるプログラムによって利用されるテーブルの構成を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施形態における通達文書に関するファクシミリデータを受信して各配布先へ当該通達文書を配布する情報処理システムの構成を示す図である。
【0016】
尚、図1のネットワーク上に接続される各種端末の構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
【0017】
情報処理システム100は、複合機101、管理者端末102、ユーザ端末103、及びサーバ104を備えており、其々、ネットワーク105を介して接続されている。
【0018】
複合機101は、各店舗において通達文書のスキャンを行うための複合機であり、スキャンされた通達文書は、ネットワーク105を介してサーバ104へ送信される。
【0019】
管理者端末102は、情報処理システム100の管理者が利用するための情報処理端末であり、通達文書の種別に依って配布先をサーバ104へ登録したり、配布先の文書に対するユーザの閲覧状況を監視する等に用いている。
【0020】
ユーザ端末103は、通達文書を閲覧するユーザが利用するための情報処理端末であり、サーバ104に蓄積された当該ユーザに配布された通達文書を閲覧することが可能である。
【0021】
サーバ104は、複合機101から送信された通達文書を受信し、通達文書の種別に応じて配布先を特定し、当該配布先へ受信した通達文書を送信する。
【0022】
次に、図1に示すサーバ104のハードウェア構成について、図2を用いて説明する。
【0023】
図2は、本発明の実施形態における各種端末のハードウェア構成を示す図である。
【0024】
CPU201は、システムバス204に接続される後述の各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、サーバ104に後述する各種の処理を実行させるために必要な各種プログラムやデータ等が記憶されている。RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0025】
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM202にロードして、プログラムを実行することで後述する各種処理を実現するものである。また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボードやポインティングデバイス等で構成される入力部209からの入力を制御する。
【0026】
ビデオコントローラ(VC)206は、表示部210等の表示装置への表示を制御する。表示部210は、例えばCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等で構成される。
【0027】
メモリコントローラ(MC)207は、文書データに記載された内容をOCR認識して解析するソフトウェア、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピーディスク(登録商標 FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0028】
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
【0029】
なお、CPU201は、例えばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、表示部210上での表示を可能としている。また、CPU201は、表示部210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0030】
以上が、サーバ104のハードウェア構成の説明であるが、後述する各種の処理を実行可能であれば、必ずしも図2に記載のハードウェア構成を有していなくとも構わないことは言うまでもない。
【0031】
また、情報処理端末である管理者端末102、及びユーザ端末103は、サーバ104と、ほぼ同様な構成を有するため説明は省略し、同一の機能については、同一符号を用いて説明を行う。
【0032】
次に、図3を用いて、図1に示した複合機101を制御するコントローラユニットのハードウェア構成について説明する。
【0033】
図3は、図1に示した複合機101のコントローラユニットのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0034】
図3において、316はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ部314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部312と接続する一方、LAN(例えば、図1に示したネットワーク105)や公衆回線(WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
【0035】
コントローラユニット316において、301はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。302はRAMで、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
【0036】
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。304はハードディスクドライブ(HDD)で、システムを制御するための各種プログラム,画像データ等を格納する。
【0037】
307は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部(キーボード)308とのインタフェース部である。また、操作部I/F307は、操作部308から入力したキー情報(例えば、スタートボタンの押下)をCPU301に伝える役割をする。
【0038】
305はネットワークインタフェース(Network
I/F)で、ネットワーク(LAN)600に接続し、データの入出力を行う。306はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
【0039】
318は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394,プリンタポート,RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態においては認証で必要となる携帯端末のICカード(記憶媒体)の読み取り用のカードリーダ319が外部I/F部318に接続されている。
【0040】
そして、CPU301は、この外部I/F部318を介してカードリーダ319による携帯端末のICカードからの情報読み取りを制御し、該携帯端末のICカードから読み取られた情報を取得可能である。以上のデバイスがシステムバス309上に配置される。
【0041】
320は、イメージバスインタフェース(IMAGE
BUS I/F)であり、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
【0042】
画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
【0043】
310は、ラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。311はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ部312とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、313はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ部314とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
【0044】
317は、画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
【0045】
スキャナ部314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部308から読み取り起動指示することにより、CPU301がスキャナ部314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
【0046】
プリンタ部312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、CPU301からの指示によって開始する。なお、プリンタ部312には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
【0047】
操作部308は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F307を介してCPU301に伝える。また、操作部308は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
【0048】
尚、表示部は、プリンタによって表示性能がことなり、タッチパネルを介して操作をできるプリンタ、単に液晶画面を備え文字列を表示(印刷状態や印刷している文書名の表示)させるだけのプリンタによって本発明は構成されている。
【0049】
ここで、操作部308のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部308のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。
【0050】
また、操作部308のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
【0051】
カードリーダ319は、CPU301からの制御により、携帯端末内に備えられたICカードに記憶されている情報を読み取り、該読み取った情報を外部I/F部318を介してCPU301へ通知する。
【0052】
以上のような構成によって、複合機101は、スキャナ部314から読み込んだ画像データをネットワーク105上に送信したり、ネットワーク105から受信した印刷データをプリンタ部312により印刷出力することができる。
【0053】
また、スキャナ部314から読み込んだ画像データをモデム306により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ部312により出力することできる。
【0054】
次に、本発明の実施形態に係る情報処理システムにおいて、複合機101から受信した通達文書を登録する処理について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。尚、本処理におけるステップS100及びステップS101は、複合機101のCPU301の制御の下、処理が実行され、他各ステップは、サーバ104のCPU201の制御の下、処理が実行される。
【0055】
ステップS100では、ユーザが複合機101を用いて通達文書をスキャナ部314でスキャンを行い、ステップS101では、ステップS100においてスキャンして得られた通達文書の電子データをサーバ104へ送信する。
【0056】
ステップS103では、サーバ104は、複合機101から送信された通達文書を受信し、ステップS104では、サーバ104は、ステップS103で受信した通達文書を、サーバ104の外部メモリ211等の記憶媒体に設定された特定のフォルダに電子データとして記憶する。
【0057】
ステップS105では、特定のフォルダに格納されている通達文書の電子データを、一定間隔で取得する。この際、フォルダ内に通達文書の電子データが存在する場合は、ステップS106の通達文書の識別情報を取得する処理に進める。フォルダ内に通達文書が存在しない場合は、次の間隔まで処理を行わない。
【0058】
ステップS106では、特定のフォルダに存在した通達文書の電子データに付与された2次元コード(例えば、QRコード(登録商標)等)をOCR認識して、解析して得られた書類区分に該当する図26に示す書類区分マスタテーブル(詳細後述)の書類区分を取得する。尚、2次元コードには、通達文書の種別を示す書類区分が記録されているが、2次元コードに限らず、通達文書の種別を識別可能な情報を記憶可能なものであれば、バーコード等のコード情報といった他の態様でもよい。
【0059】
OCR認識して得られた書類区分が書類区分マスタテーブルに存在しない場合は、スタンプ区分、スタンプ位置、配布先課の指定などは行わず、ステップ108へ処理を進め、ステップS108では、通達文書の電子データを予め定められた保存先へ保存する。尚、書類区分のない通達文書の保存先については、予めどこの保存先へ登録を行うのかをROM203や外部メモリ211へ記憶させておく。
【0060】
文書テーブル(図26)の文書IDを一意となるようにIDを発行し、文書IDには、発行したID、イメージ保存パスには、通達文書の電子データの保存先、書類区分はブランク、仮登録フラグ及び既読フラグには0を設定する。
【0061】
また、配布先課には、ブランクを設定し、ページには、通達文書のページ数、受付日には、文書テーブルへデータを登録する日付を設定し、スタンプフラグには、0を設定する。
【0062】
ステップS107において、OCR認識した書類区分が書類区分マスタテーブルに存在している場合は、ステップS109へ処理を進め、ステップS109では、ステップS107において取得した書類区分を確定区分とし、当該書類区分に対応する書類区分マスタテーブルのスタンプ区分、配布先、スタンプ位置情報のリストを作成する。
【0063】
尚、ステップS106、ステップS107、及びステップS109における各処理は、通達文書の電子データに複数の2次元コードが存在する場合は、各々の2次元コードをOCR認識して書類区分を取得して、各書類区分の書類区分マスタテーブルへの存在チェック、書類区分の確定、書類区分に対応する書類区分マスタテーブルのスタンプ区分、配布先、スタンプ位置情報のリストを作成する。
【0064】
ステップS110では、通達文書の電子データに複数の2次元コードが付与されている場合は、2次元コードが印字された通達文書のページに於いて電子データを分割し、分割された各通達文書の電子データに対応させてスタンプ区分、配布先、及びスタンプ位置情報を一時的にRAM202へ記憶し、通達文書の電子データに単数の2次元コードしか付与されていない場合、分割を行わずに、通達文書の電子データに対応させてスタンプ区分、配布先、及びスタンプ位置情報を一時的にRAM202へ記憶する。
【0065】
ステップS111では、通達文書の電子データを保存先へ登録する。尚、どこの保存先へ登録を行うのかをROM203や外部メモリ211へ予め記憶させておく。
【0066】
そして、通達文書の電子データ其々を、文書テーブル(図26)の文書IDが一意となるようにIDを発行して登録するが、イメージ保存パスには、登録文書の保存先、書類区分には、ステップS110においてRAM202へ記憶した書類区分を設定する。
【0067】
また、仮登録フラグ及び既読フラグには、0を設定し、配布先課には、ステップS110においてRAM202へ記憶した配布先、ページには、通達文書のページ数、受付日には、文書テーブルへデータを登録する日付を設定する。
【0068】
更に、スタンプフラグには、ステップS110においてRAM202へ記憶したスタンプ位置情報に設定がなされている場合、1を設定し、ステップS110においてRAM202へ記憶したスタンプ位置情報に設定がなされていない場合、0を設定する。
【0069】
次に図5から図9には、本発明の実施形態に係る情報処理システムにおいて、複合機から受信した通達文書を本登録するための処理を示すフローチャートである。
【0070】
尚、各図面のフローチャートの上部には、管理者端末及びサーバと記載されているが、当記載は、各フローチャートの各ステップが実行される機器を示している。例えば、ステップS200については、フローチャートの上部に管理者端末が記載されているため管理者端末102のCPU201の制御の下、処理が実行され、ステップS201、ステップS202については、フローチャートの上部にサーバが記載されているためサーバ104のCPU201の制御の下、処理が実行されていることを示している。
【0071】
ステップS200では、管理者端末102からサーバ104にログインするために、図12に示すログイン画面400の表示要求を送信し、ステップS201では、サーバ104は、管理者端末102から送信されたログイン画面400の表示要求を受信する。
【0072】
ステップS202では、サーバ104は、管理者端末102にログイン画面400を送信し、ステップS204では、管理者端末102は、サーバ104から送信されたログイン画面400を受信し、ログイン画面400を表示する。尚、ログイン画面400は、管理者を一意に識別するためのIDを入力するユーザID欄401、管理者に割り当てられたパスワードを入力するためのパスワード欄402、サーバへのログイン指示を行うためのログインボタン403、ログイン画面を閉じるための終了ボタン404で構成される。
【0073】
ステップ205では、管理者端末102の表示部210に表示されているログイン画面400のログインボタン403が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ユーザID欄401及びパスワード欄402に対して入力されたユーザID及びパスワードを取得する。
【0074】
ステップS206では、ステップS205で取得したユーザID及びパスワードを含むユーザ情報をサーバ104へ送信する。
【0075】
ステップS207では、サーバ104は、管理者端末102から送信されたユーザ情報を受信し、ステップS208では、ステップS207において受信したユーザ情報のユーザID及びパスワードの組合せが、図26に示すユーザテーブルのユーザID及びパスワードの組合せと照合する。
【0076】
ステップ209では、ステップS208において、ステップS207において受信したユーザ情報のユーザID及びパスワードの組合せがユーザテーブルに存在しない場合は、ステップS210へ進め、ステップS207において受信したユーザ情報のユーザID及びパスワードの組合せがユーザテーブルに存在する場合は、ステップS212へ処理を進める。
【0077】
ステップS210では、管理者端末102へ図12に示すログイン失敗画面500を送信し、ステップS211では、ステップS210において送信されたログイン失敗画面500を管理者端末102の表示部210へ表示する。そして、ログイン失敗画面500のOKボタン501が押下されると、ステップS205へ処理を進める。
【0078】
ステップS212では、認証OKとして、管理者端末102へ図14に示すメインメニュー画面600を送信し、ステップS213では、ステップS212において送信されたメインメニュー画面600を受信し、ステップS214では、ステップS213において受信したメインメニュー画面600を管理者端末102の表示部210へ表示する。
【0079】
尚、メインメニュー画面600は、仮登録された通達文書を本登録する際に押下するための登録ボタン601、すでに登録された文書のうち、ユーザが閲覧状況を監視する際に押下するための検索ボタン602を備えている。
【0080】
ステップS215では、メインメニュー画面600の登録ボタン601が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップS216へ処理を進め、登録ボタン601が押下されず、ステップS291において検索ボタン602が押下されたと判定した場合は、ステップS262へ処理を進める。
【0081】
ステップS216では、図15に示す仮登録文書一覧画面700の表示要求をサーバ104に送信し、ステップS217では、ステップS216において送信されたユーザ情報及び仮登録文書一覧画面700の表示要求を受信する。
【0082】
仮登録文書一覧画面700は、仮登録文書の情報をリスト表示する仮登録文書情報表示領域701、表示ボタン702、戻るボタン703を含んで構成されており、仮登録文書情報表示領域701にリスト表示された仮登録文書情報のなかから参照したい仮登録文書を選択し、表示ボタン702を押下することで、仮登録文書を閲覧することが可能となる。また戻るボタン703を押下することで、仮登録文書一覧画面700を閉じ、メインメニュー画面600に遷移する。
【0083】
ステップS218では、仮登録文書を文書テーブルから取得するが、文書テーブルの配布先課に対応する仮登録フラグが0の情報を取得する。
【0084】
ステップS219では、ステップS218において仮登録文書が存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合は、ステップS220へ処理を進め、存在しないと判定した場合は、ステップS224へ処理を進める。
【0085】
ステップS220では、ステップS218において取得した仮登録文書に関する情報をリスト生成するが、その際に、仮登録文書に含まれる書類区分に該当する書類区分マスタテーブルの書類区分に対応するスタンプ区分を取得してリスト生成する。
【0086】
ステップS221では、仮登録文書一覧画面700の仮登録文書情報表示領域701の構成にステップS220においてリスト生成した仮登録文書情報を合わせた後、管理者端末102へ送信する。
【0087】
ステップS222では、ステップS221において送信された仮登録文書一覧画面700を受信し、ステップS223では、ステップS222において受信した仮登録文書一覧画面700を管理者端末102の表示部210へ表示する。
【0088】
ステップS224では、図16に示す仮登録文書未存在画面800を送信し、ステップS225では、ステップS224において送信された仮登録文書未存在画面800を受信し、管理者端末102の表示部210に表示される。尚、仮登録文書未存在画面800には、OKボタン801が備えられているが、本ステップに於いて、OKボタン801が押下されると、ステップS214へ処理を進める。
【0089】
ステップS226では、管理者端末102の表示部210に表示された仮登録文書一覧画面700の仮登録文書情報表示領域701から、仮登録文書情報が選択された状態で、表示ボタン702が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップS227へ処理を進める。
【0090】
ステップS227では、管理者端末102から図17に示す仮登録イメージ画面900の表示要求をサーバ104に送信する。この要求を行う際に、選択された仮登録文書情報を一意に示す文書IDを含む情報も合わせて送信する。
【0091】
ステップS228では、ステップS227において送信された仮登録イメージ画面900の表示要求を受信し、ステップS229では、ステップS228において受信した表示要求に含まれる仮登録文書情報を一意に示す文書IDを有する文書テーブルの仮登録文書情報を取得する。
【0092】
ステップS230では、ステップS229において取得した仮登録文書情報の書類区分を有する書類区分マスタテーブルのスタンプ区分、スタンプ位置縦、及びスタンプ位置横をスタンプ位置情報として取得する。
【0093】
ステップS231では、ステップS229において取得した仮登録文書情報の書類区分を有する書類区分マスタテーブルの配布先0、配布先1、配布先2、・・・配布先32を取得し、更に、配布先マスタテーブルより、配布先0、配布先1、配布先2、・・・配布先32に対応する配布先名を配布先情報として取得する。
【0094】
書類区分マスタテーブルの配布先0、配布先1、配布先2、・・・配布先32については、配布先マスタテーブルの配布先コードを示しており、配布先0、配布先1、配布先2、・・・配布先32は、配布先マスタテーブルの配布先コードの0、1、2・・・32に対応している。
【0095】
ステップS232では、ステップS229からステップS231において取得した仮登録文書情報、スタンプ位置情報、及び配布先情報を仮登録イメージ画面900の構成に合わせる。
【0096】
仮登録イメージ画面900は、仮登録文書のイメージを表示するための仮登録文書表示領域901、仮登録文書にスタンプ(定常的なコメント等)等の付加情報を付加する際にチェック印を入力表示するためのスタンプ指定欄902、仮登録文書のページ数を入力表示するためのページ欄903、仮登録文書を本システムで受信した日を入力表示するための受付日蘭904、仮登録文書の書類区分を入力表示するための書類区分欄905、仮登録文書に付加するスタンプの内容を入力表示するためのスタンプ欄906を備えている。
【0097】
また、仮登録イメージ画面900は、仮登録文書にスタンプを貼り付ける際に押下する貼付ボタン907、スタンプが貼り付けられた仮登録文書を記憶し直すために押下する保存ボタン908、貼り付けられたスタンプを取り消す際に押下する取消ボタン909、仮登録文書に対する備考の内容を示す備考910、仮登録文書の配布先を選択するためのチェックボックス等の選択形式の機能が備えられた配布先表示領域911を備えている。
【0098】
配布先表示領域911には、書類区分マスタテーブルに登録された全ての配布先を表示し、書類区分に対応する配布先には既に選択されたことを示すチェック印をチェックボックス等に表示しても良いし、書類区分に対応する配布先のみを表示して、その配布先からチェックボックス等へのチェック印を入力し選択する態様でも良い。
【0099】
更に、仮登録イメージ画面900は、仮登録文書を本登録する際に押下するための登録ボタン912、仮登録文書を本登録する際に分割登録を行う際に押下する分割登録ボタン913を備えている。
【0100】
分割登録とは、前述した図4に示すステップS110において、2次元コードが付与された通達文書のページで分割を行ったが、更に、仮登録文書表示領域901に表示された複数ページからなる仮登録文書の分割が必要となった場合、仮登録文書表示領域901に現在表示されているページの前ページの仮登録文書を1纏めとして分割を行い、スタンプ指定欄902から配布先表示領域911の情報を仮登録文書に関する情報として登録する。
【0101】
また、現在表示されているページの後ページの仮登録文書に対しては、現在表示されているページの前ページの本登録が行われた後、続けて、登録を行うことが可能であり、この場合、現在表示されているページの前ページに対して表示されていたスタンプ指定欄902からスタンプ欄906、備考910、及び配布先表示領域911の情報を引き継いで表示することで、各作業の削減と、配布先での通達文書の管理とを効率化することも可能である。
【0102】
仮登録イメージ画面900は、仮登録文書の本登録を行わないと判断した場合、戻るボタン914を押下することで、仮登録イメージ画面900を閉じ、仮登録文書一覧画面700に遷移する。
【0103】
本ステップに於いて、仮登録イメージ画面900の生成が終了後、管理者端末102へ仮登録イメージ画面900を送信し、ステップS233では、ステップS232においてサーバ104から送信された仮登録イメージ画面900を受信し、ステップS234では、ステップS233において受信した仮登録イメージ画面900を管理者端末102の表示部210へ表示する。
【0104】
ステップS235では、仮登録イメージ画面900の書類区分欄905が変更されたか否かを判定し、変更されたと判定しない場合は、ステップS236へ処理を進め、変更されたと判定した場合は、ステップS237へ処理を進める。
【0105】
ステップS236では、ステップS230で取得したスタンプ位置情報に基づいて、仮登録イメージ画面900の仮登録文書表示領域901に表示された仮登録文書に対して、スタンプを付加する。
【0106】
ステップS237では、スタンプ指定欄902にチェック印がなされたか否かを判定し、チェック印がなされたと判定した場合は、ステップS238へ処理を進め、ステップS238では、スタンプ欄906を入力可能状態として当フィールドの属性を変更する。
【0107】
ステップS239では、ステップS238においてスタンプ欄906に入力されているスタンプの位置を確定するため、仮登録文書表示領域901の所定位置にポインタを表示し、ステップS240では、ステップS239で表示されたポインタをマウス等の入力部209を用いてスタンプを押下したい場所へ移動させた後、ポインタにおいてクリック等の押下が発生したことを検知したか否かを判定し、検知したと判定した場合は、ステップS241へ処理を進め、検知したと判定しない場合は、ステップS244へ処理を進める。
【0108】
ステップS241では、ポインタが押下された仮登録文書表示領域901に対する座標位置を取得し、スタンプを付加する位置を確定する。尚、座標位置については、仮登録文書表示領域901の左下端を原点として設け、当該原点に対するポインタの位置座標を取得する。
【0109】
ステップS242では、仮登録イメージ画面900の貼付ボタン907が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップS241において確定したスタンプを付加する位置にスタンプ欄906に入力されたスタンプを付加し、ステップS243へ処理を進め、ステップS243では、取消ボタン909が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップS242へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、ステップS244へ処理を進める。
【0110】
ステップS244では、仮登録イメージ画面900の保存ボタン908が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、仮登録文書表示領域901に表示された仮登録文書を記憶し直し、押下されたと判定しない場合は、ステップS242へ処理を進める。尚、保存ボタン908を押下した後、取消ボタン909は、押下不可とする。
【0111】
尚、ステップS235において、書類区分が変更されたと判定した場合、ステップS235の後のステップにおいて、ステップS236の前のステップ(不図示)あるいはステップS244の後のステップ(不図示)において変更された書類区分を用いて、書類区分マスタテーブルより配布先を取得して、配布先表示領域911に表示する態様をとっても良い。
【0112】
ステップS245では、仮登録イメージ画面900の登録ボタン912が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定しない場合、ステップS246へ処理を進め、押下されたと判定した場合、仮登録文書表示領域901に表示された仮登録文書の本登録を行うため、ステップS247へ処理を進める。
【0113】
ステップS246では、仮登録イメージ画面900の分割登録ボタン913が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定しない場合、ステップS245へ処理を進め、押下されたと判定した場合、仮登録文書表示領域901に表示された仮登録文書のページまでの本登録を行うため、ステップS247へ処理を進める。
【0114】
ステップS247では、図18に示す登録確認画面1000の表示要求をサーバ104へ送信し、ステップS248では、ステップS247において管理者端末102から送信された登録確認画面1000の表示要求を受信し、ステップS249では、登録確認画面1000を管理者端末102へ送信する。登録確認画面1000は、仮登録文書を本登録する際に押下するためのはいボタン1001、本登録を行うことを拒否する際に押下するためのいいえボタン1002を備えている。
【0115】
ステップS250では、ステップS249において送信した登録確認画面1000を受信し、ステップS251では、ステップS250において受信した登録確認画面1000を管理者端末102の表示部210へ表示する。
【0116】
ステップS252では、登録確認画面1000のはいボタン1001が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップS253へ処理を進め、押下されたと判定しない場合、ステップS226へ処理を進める。
【0117】
ステップS253では、仮登録文書表示領域901に表示された仮登録文書の登録を行うため、仮登録イメージ画面900に表示された情報(スタンプ指定欄902から配布先表示領域911の情報、つまり仮登録文書情報、スタンプ位置情報、及び配布先情報)、及び分割登録か否かを示す情報を含めて登録要求をサーバ104へ送信する。
【0118】
ステップS254では、ステップS253において送信された登録要求を受信し、ステップS255では、ステップS254において受信した登録要求に含まれる仮登録文書情報の文書IDを有する文書テーブルの各項目に対して、登録要求に含まれる仮登録文書情報、スタンプ位置情報、及び配布先情報を用いて更新する。
【0119】
但し、分割登録を行う場合、文書テーブルに対して新たな文書IDを発行し、登録要求に含まれる仮登録文書情報、スタンプ位置情報、及び配布先情報を用いて登録するが、登録時には、仮登録フラグを1に設定する。
【0120】
更に、分割登録時には、既に仮登録されていた仮文書情報に対して、本登録対象となる仮登録文書のページ数を文書テーブルのページから減算して記憶し、イメージ保存パスに保存されている通達文書を本登録対象となる仮登録文書のページを基準に分割して保存する。
【0121】
ステップS256では、配布先情報に含まれる配布先の数だけ、仮登録文書情報を複製して、文書テーブルへ登録するが、スタンプフラグについては、スタンプ位置情報からスタンプを付加することが確定される場合は、1を設定するし、付加しないと確定した場合は、0を設定し、また、文書テーブルの配布先課については、配布先情報に含まれる配布先名を設定する。
【0122】
ステップS257では、ステップS256において登録を行った仮登録文書情報に含まれるイメージ保存パスから仮登録文書を取得し、文書テーブルの配布先課から特定される保存先に対して、取得した仮登録文書の複製を本登録文書として保存する。
【0123】
尚、配布先から特定される保存先については、ROM203やRAM202に予め配布先と保存先に関する情報(パスに関する情報等)を対応付けて記憶させておき、当情報を用いて、複製した仮登録文書を本登録文書として保存する。
【0124】
本特許では、サーバ104の予め設定しておいた保存先(フォルダ等)に送信したい文書を複製して保管するため、通達文書を閲覧する保存先を特定することで、自身が閲覧可能な保存先にある通達文書を確認するという形式をとる。
【0125】
保存の際に、文書テーブルのイメージ保存パスに対して、当該保存先を登録するが、イメージ保存パスについては、ステップS256において仮登録文書情報を複製する際に、当該保存先をイメージ保存パスに設定しておき、本ステップでは、イメージ保存パスに設定された保管先に複製した仮登録文書を本登録文書として保存しても良い。
【0126】
ステップS258では、本登録を行った文書が分割されて登録されたか否かを判定し、分割登録されたと判定した場合、ステップS259へ処理を進め、分割登録されたと判定しない場合、ステップS226へ処理を進める。
【0127】
ステップS259では、分割されて本登録されていない仮登録文書に関する仮登録文書情報、スタンプ位置情報、及び配布先情報を仮登録イメージ画面900に合わせて管理者端末102に送信し、ステップS260では、ステップS259においてサーバ104から送信された仮登録イメージ画面900を受信する。
【0128】
ステップS261では、ステップS260において受信した仮登録イメージ画面900を管理者端末102の表示部210へ表示し、ステップS235へ処理を進める。
【0129】
ステップS262では、図19に示す検索画面1100の表示要求をサーバ104へ送信し、ステップS263では、ステップS262において送信された検索画面1100の表示要求を受信し、ステップS264では、検索画面1100を管理者端末102へ送信する。
【0130】
尚、検索画面1100は、本登録文書のページを入力するためのページ欄1101、本システムに於いて通達文書を受信した日を入力するための受付日1102、本登録文書の書類区分を入力するための書類区分1103、本登録文書に付加されるスタンプを入力するためのスタンプ欄1104、本登録文書の備考欄1105、本登録文書の配布先を入力するための配布先課欄1106、及び本登録文書が既読であるか否かを入力するための既読フラグ欄1107を備えている。
【0131】
また、検索画面1100には、ページ欄1101から既読フラグ欄1107に入力された情報を検索条件として、本登録文書の検索を行う際に押下するための検索ボタン1108、検索画面1100を閉じて、メインメニュー画面600へ遷移する際に押下するための戻るボタン1109を備えている。
【0132】
ステップS265では、ステップS264においてサーバ104から送信された検索画面1100を受信し、ステップS266では、ステップS265において受信した検索画面1100を管理者端末102の表示部210へ表示する。
【0133】
ステップS267では、検索ボタン1108が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、検索画面1100のページ欄1101から既読フラグ欄1107に入力された情報を検索条件として取得し、ステップS268では、ステップS267において取得した検索条件をサーバ104へ送信する。
【0134】
ステップS269では、ステップS268において管理者端末102から送信された検索条件を受信し、ステップS270では、ステップS269において受信した検索条件を満たし、すでに本登録された通達文書に関する情報を取得するため、仮登録フラグが1である文書テーブルのレコードを本登録文書として取得する。
【0135】
ステップS271では、ステップS270で取得した本登録文書情報をリスト生成し、図20に示す検索結果一覧画面1200の構成に合わせる。検索結果一覧画面1200は、本登録文書情報を表示するための検索結果表示領域1201、検索結果表示領域1201に表示された本登録文書情報を選択し、選択された本登録文書情報に対応する本登録文書を表示する際に押下するための表示ボタン1202、検索結果一覧画面1200を閉じて、検索画面1100へ遷移するために押下するための戻るボタン1203を備えている。
【0136】
ステップS272では、ステップS271において本登録文書情報が合わされた検索結果一覧画面1200を管理者端末102へ送信し、ステップS273では、ステップS272においてサーバ104から送信された検索結果一覧画面1200を受信する。
【0137】
ステップS274では、本登録文書が検索できたか否かを判定し(本登録文書情報に1件以上のレコードが存在するか否かを判定)、検索できた場合、ステップS275へ処理を進め、検索できなかった場合、処理を終了する。
【0138】
ステップS275では、ステップS273において受信した検索結果一覧画面1200を管理者端末102の表示部210へ表示し、ステップS276では、検索結果一覧画面1200の検索結果表示領域1201の1レコードが選択された状態で表示ボタン1202が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップS277へ処理を進め、押下されたと判定しない場合、ステップS266へ処理を進める。
【0139】
ステップS277では、ステップS276において選択されたレコードの本登録文書を一意に示す文書IDを含めて図21に示す検索イメージ画面1300の表示要求をサーバ104へ送信し、ステップS278では、ステップS277において管理者端末102から送信された検索イメージ画面1300の表示要求を受信する。
【0140】
ステップS279では、ステップS278において受信した表示要求に含まれる本登録文書情報を一意に示す文書IDを有する文書テーブルのイメージ保存パスから本登録文書の保存先を取得し、当該保存先から本登録文書を取得する。
【0141】
検索イメージ画面1300は、本登録文書のイメージを表示するための本文書表示領域1301、本文書表示領域1301に表示された本登録文書に関する本登録文書情報を表示及び変更するための本文書情報領域1302、検索イメージ画面1300を閉じて、検索画面1100を表示する際に押下するための再検索ボタン1303、本文書情報領域1302に表示された本登録文書情報を変更する際に押下するための更新ボタン1304、検索イメージ画面1300を閉じて、検索結果一覧画面1200を表示する際に押下するための戻るボタン1305を備えている。
【0142】
本ステップでは、取得した本登録文書を本文書表示領域1301に合わせ、本登録文書情報を本文書情報領域1302に合わせた後、ステップS280では、検索イメージ画面1300を管理者端末102へ送信する。
【0143】
ステップS281では、ステップS280においてサーバ104から送信された検索イメージ画面1300を受信し、ステップS282では、ステップS281において受信した検索イメージ画面1300を管理者端末102の表示部210に表示する。
【0144】
ステップS283では、検索イメージ画面1300の更新ボタン1304が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップS284へ処理を進め、押下されたと判定しない場合、処理を終了する(あるいは、再検索ボタン1303が押下されたらステップS266へ処理を進め、戻るボタン1305が押下されたらステップS275へ処理を進める。)。
【0145】
ステップS284では、本文書表示領域1301に表示された情報を含めた本登録文書情報を更新条件として取得し、サーバ104へ送信し、ステップS285では、ステップS284において送信された更新条件を受信する。
【0146】
ステップS286では、ステップS285で受信した更新条件に含まれる文書IDを有する文書テーブルの本登録文書情報を、更新条件を用いて更新し、ステップS287では、更新結果情報を生成し、図22に示す更新結果画面1400の構成に合わせる。
【0147】
更新結果画面1400は、更新した本登録文書情報を表示する更新結果表示領域1401、更新結果表示領域1401に表示された本登録文書情報に対応する本登録文書を表示する際に押下するための表示ボタン1402、更新結果画面1400を閉じ、検索イメージ画面1300を表示する際に押下するための戻るボタン1403を備えている。
【0148】
本ステップでは、更新結果画面1400の更新結果表示領域1401に更新を行った本登録文書情報を合わせた後、ステップS288では、更新結果画面1400を管理者端末102へ送信する。
【0149】
ステップS289では、ステップS288においてサーバ104から送信された更新結果画面1400を受信し、ステップS290では、管理者端末102の表示部210に更新結果画面1400を表示する。
【0150】
次に図10及び図11には、本発明の実施形態に係る情報処理システムにおいて、本登録された通達文書を閲覧するための処理を示すフローチャートである。
【0151】
尚、各図面のフローチャートの上部には、ユーザ端末及びサーバと記載されているが、当記載は、各フローチャートの各ステップが実行される機器を示している。例えば、ステップS300については、フローチャートの上部にユーザ端末が記載されているためユーザ端末103のCPU201の制御の下、処理が実行され、ステップS301、ステップS302については、フローチャートの上部にサーバが記載されているためサーバ104のCPU201の制御の下、処理が実行されていることを示している。
【0152】
ステップS300では、図12に示すログイン画面400の表示要求をサーバ104へ送信し、ステップS301では、ステップS300において送信されたログイン画面400の表示要求を受信し、ステップS302では、ログイン画面400をユーザ端末103に送信する。
【0153】
ステップS303では、ステップS302において送信されたログイン画面400を受信し、ステップS304では、ステップS303において受信したログイン画面400をユーザ端末103の表示部210へ表示する。
【0154】
ステップS305では、ログイン画面400のログインボタン403が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ユーザID欄401及びパスワード欄402に対して入力されたユーザID及びパスワードを取得する。
【0155】
ステップS306では、ステップS305で取得したユーザID及びパスワードを含むユーザ情報をサーバ104へ送信する。
【0156】
ステップS307では、サーバ104は、管理者端末102から送信されたユーザ情報を受信し、ステップS308では、ステップS307において受信したユーザ情報のユーザID及びパスワードの組合せが、図26に示すユーザテーブルのユーザID及びパスワードの組合せと照合する。
【0157】
ステップ309では、ステップS308において、ステップS307において受信したユーザ情報のユーザID及びパスワードの組合せがユーザテーブルに存在しない場合は、ステップS310へ進め、ステップS307において受信したユーザ情報のユーザID及びパスワードの組合せがユーザテーブルに存在する場合は、ステップS312へ処理を進める。
【0158】
ステップS310では、管理者端末102へ図13に示すログイン失敗画面500を送信し、ステップS311では、ステップS310において送信されたログイン失敗画面500をユーザ端末103の表示部210へ表示する。そして、ログイン失敗画面500のOKボタン501が押下されると、ステップS305へ処理を進める。
【0159】
ステップS312では、認証OKとして、ステップS307において受信したユーザ情報に基づいて、未読の本登録文書情報を取得する。本ステップでは、ユーザ情報に含まれるユーザIDを有するユーザテーブルのレコードの権限を取得し、取得した権限を有する文書テーブルのレコードのうち、仮登録フラグが1、既読フラグが0の本登録文書情報を取得する。
【0160】
ステップS313では、ステップS312において取得した本登録文書情報をリスト生成し、ステップS314では、ステップS313においてリスト生成した本登録文書情報を図23に示す未読本登録文書一覧画面1500の構成に合わせてユーザ端末103へ送信する。
【0161】
未読本登録文書一覧画面1500は、未読の本登録文書情報を表示する未読本登録文書情報表示領域1501、未読本登録文書情報表示領域1501に表示された未読の本登録文書情報に対応する本登録文書を表示する際に押下するための表示ボタン1502、未読本登録文書一覧画面1500を閉じ、ログイン画面400を表示する際に押下するための戻るボタン1503を備えている。
【0162】
本ステップでは、未読本登録文書一覧画面1500の未読本登録文書情報表示領域1501に未読の本登録文書情報を合わせた後、ステップS314では、未読本登録文書一覧画面1500をユーザ端末103へ送信する。
【0163】
ステップS315では、ステップS314において送信された未読本登録文書一覧画面1500を受信し、ステップS316では、未読の本登録文書が検索できたか否かを判定し(未読の本登録文書情報に1件以上のレコードが存在するか否かを判定)、検索できた場合、ステップS317へ処理を進めて未読本登録文書一覧画面1500をユーザ端末103の表示部210へ表示し、検索できなかった場合、処理を終了する。
【0164】
ステップS318では、未読本登録文書情報表示領域1501の未読の本登録文書情報のレコードが選択された状態で、表示ボタン1502が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップS319へ処理を進める。
【0165】
ステップS319では、ステップS318において選択されたレコードの未読の本登録文書を一意に示す文書IDを含めて図24に示す配布先検索イメージ画面1600の表示要求をサーバ104へ送信し、ステップS320では、ステップS319においてユーザ端末103から送信された配布先検索イメージ画面1600の表示要求を受信する。
【0166】
配布先検索イメージ画面1600は、本登録文書のイメージを表示するための本文書表示領域1601、本文書表示領域1601に表示された本登録文書に関する本登録文書情報を表示及び変更するための本文書情報領域1602、配布先検索イメージ画面1600を閉じて、検索画面1100を表示する際に押下するための再検索ボタン1603、配布先検索イメージ画面1600を閉じて、未読本登録文書一覧画面1500を表示する際に押下するための戻るボタン1604を備えている。
【0167】
ステップS321では、ステップS320で受信した表示要求に含まれる文書IDを有する文書テーブルのレコードの既読フラグを1に設定し、ステップS322では、ステップS321において未読から既読へ変更したレコードの本登録文書情報を文書テーブルから取得して、本文書情報領域1602に合わせる。
【0168】
ステップS323では、ステップS322において取得した本登録文書情報のイメージ保存パスに設定された本登録文書の保存先を用いて、本登録文書を取得し、本文書表示領域1601に合わせる。
【0169】
ステップS324では、配布先検索イメージ画面1600をユーザ端末103へ送信し、ステップS325では、ステップS324において送信された配布先検索イメージ画面1600を受信し、ステップS326では、ステップS325において受信した配布先検索イメージ画面1600をユーザ端末103の表示部210へ表示する。
【0170】
ステップS327では、配布先検索イメージ画面1600の再検索ボタン1603が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップS328へ処理を進め、押下されたお判定しない場合、処理を終了する(あるいは、戻るボタン1604が押下された場合、配布先検索イメージ画面1600を閉じて、ステップS317へ処理を進める。)。
【0171】
ステップS328では、図25に示す配布先検索画面1700の表示要求をサーバ104へ送信し、ステップS329では、ステップS328において送信された配布先検索画面1700の表示要求を受信し、ステップS330では、配布先検索画面1700をユーザ端末103へ送信する。
【0172】
尚、配布先検索画面1700は、本登録文書のページを入力するためのページ欄1701、本システムに於いて通達文書を受信した日を入力するための受付日1702、本登録文書の書類区分を入力するための書類区分1703、本登録文書に付加されるスタンプを入力するためのスタンプ欄1704、本登録文書の備考欄1705を備えている。
【0173】
また、配布先検索画面1700には、ページ欄1701から備考欄1705に入力された情報を検索条件として、本登録文書の検索を行う際に押下するための検索ボタン1706、配布先検索画面1700を閉じて、配布先検索イメージ画面1600へ遷移する際に押下するための戻るボタン1707を備えている。
【0174】
ステップS331では、ステップS330においてサーバ104から送信された配布先検索画面1700を受信し、ステップS332では、ステップS331において受信した配布先検索画面1700をユーザ端末103の表示部210に表示する。
【0175】
ステップS333では、検索ボタン1706が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、配布先検索画面1700のページ欄1701から備考欄1705に入力された情報を検索条件として取得し、ステップS334では、ステップS333において取得した検索条件をサーバ104へ送信する。
【0176】
ステップS335では、ステップS334においてユーザ端末103から送信された検索条件を受信し、ステップS336では、ステップS307において受信したユーザ情報に基づいて、ステップS335において受信した検索条件を満たす未読の本登録文書情報を取得するため、仮登録フラグが1、既読フラグが0である文書テーブルのレコードを未読の本登録文書として取得する。
【0177】
本ステップでは、ユーザ情報に含まれるユーザIDを有するユーザテーブルのレコードの権限を取得し、取得した権限を有する文書テーブルのレコードのうち、検索条件を満たず仮登録フラグが1、既読フラグが0の本登録文書情報を取得する。
【0178】
ステップS337では、ステップS336において取得した未読の本登録文書情報をリスト生成し、ステップS338では、ステップS337においてリスト生成した未読の本登録文書情報を図23に示す未読本登録文書一覧画面1500の構成に合わせてユーザ端末103へ送信する。
【0179】
本ステップでは、未読本登録文書一覧画面1500の未読本登録文書情報表示領域1501に未読の本登録文書情報を合わせた後、ステップS338では、未読本登録文書一覧画面1500をユーザ端末103へ送信する。
【0180】
ステップS339では、ステップS338において送信された未読本登録文書一覧画面1500を受信し、ステップS340では、未読の本登録文書が検索できたか否かを判定し(未読の本登録文書情報に1件以上のレコードが存在するか否かを判定)、検索できた場合、ステップS341へ処理を進めて未読本登録文書一覧画面1500をユーザ端末103の表示部210へ表示し、検索できなかった場合、処理を終了する。ステップS341の処理の後は、ステップS318へ処理を進める。
【0181】
従って、本発明では、通達文書を閲覧したかどうかの確認については、何らかの応対を必要とはせず、通達文書を閲覧した時点で、自動で閲覧済という状態となる。
【0182】
これにより、管理者は確認して欲しい通達文書が閲覧されたかどうかを確認でき、閲覧されていない受信者に対して、催促するなどの行動が容易となる。また、従来技術としてあげられているようなメールにより閲覧の要求等を送信する方法をとらないため、より高いセキュリティを実現することができる。
【0183】
以上、本発明に依れば、情報処理装置で受信した通達文書の種別に応じて配布先を特定し、当該特定された配布先に対して通達文書を複製して送付することで、通達文書の配布を効率良く行うができ、業務の効率を向上させることが可能となる。
【0184】
また、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0185】
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法をコンピュータが実行可能(読み取り可能)なプログラムであり、本発明の記憶媒体は、各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
【0186】
なお、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0187】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0188】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0189】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0190】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータで稼働しているOS等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0191】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0192】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。
【0193】
この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0194】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステム、あるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0195】
101 複合機
102 管理者端末
103 ユーザ端末
104 サーバ
105 ネットワーク
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/Fコントローラ
209 入力部
210 表示部
211 外部メモリ
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファクシミリ装置で転送された通達文書を電子化して自動で取込を行った後、電子化された通達文書を情報処理端末から確認が可能な技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ファクシミリ装置で通達文書をデータとして受信して紙出力した後、通達文書の仕分け担当者が、当該通達文書の配布を必要とする部署数分のコピーを行って、部署ごとに割り当てられた棚にコピーを行った通達文書を置いておくことで、各部署の担当が、棚に置かれた通達文書を引き取りにいくといった業務が行われている。
【0003】
このような業務に於いては、仕分け担当者が、通達文書が必要とされる部署を特定するにあたり、判断ミスを起し易く、更に、通達文書が増加すると、判断ミスもさることながら、仕分けにかかる手間がかかり、業務効率上、あまり思わしいものではない。
【0004】
更に、出力された紙をコピーすることによって資源の無駄遣いにも繋がり、コスト高となると共に、通達文書が、各部署に適切に引き取られたのかを管理する手間も発生し、本業にも悪影響を与えかねない。
【0005】
そこで、ユーザは、サーバで受付けた文書の配布先を、画面を用いて決定し、当該配布先へメールにて文書が存在する旨を伝え、メールを受け取ったユーザは、文書の参照を望む場合は、受信したメールへの返信メールをサーバへ送信することで、当該文書を送付してもらい、当該文書を参照済みとすることで、文書の配布管理を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平06−104921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、紙の削減や適切に文書が参照されたのかを管理することが可能であるが、文書毎に配布先を手動で設定する運用が発生するため、前述したように、仕分け担当者が、文書毎に配布先を特定する手間が発生し、更に、メールを利用しての文書要求を行う必要もあるため、業務効率といった点では、不十分であると言える。
【0008】
そこで、本発明では、情報処理装置で受付けた通達文書の配布を効率良く行うことで、業務の効率を向上させることが可能な情報処理装置、情報処理システム、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための第一の発明は、ユーザが登録文書を参照するために利用するユーザ端末と、登録文書の配布先を設定するための管理者端末と、前記登録文書を配布先へ配布するサーバと、がネットワークを介して接続された情報処理システムであって、前記管理者端末は、文書を識別する識別情報に対応して前記文書の配布先を設定する配布先設定手段、を備え、前記サーバは、文書を識別する識別情報が付与された文書データを受信する受信手段と、前記配布先設定手段によって設定した識別情報に対応して配布先を記憶する配布先記憶手段と、前記受信した文書データの識別情報を解析して前記配布先記憶手段によって記憶された配布先を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定した配布先に対して前記文書データを保管する配布先文書データ保管手段と、閲覧手段によって閲覧された文書を閲覧済として閲覧状況を記憶する閲覧状況記憶手段と、を備え、前記ユーザ端末は、前記配布先に保管された前記文書データの閲覧を行う閲覧手段、を備えたことを特徴とする情報処理ステムである。
【0010】
上記課題を解決するための第二の発明は、ユーザが登録文書を参照するために利用するユーザ端末と、登録文書の配布先を設定するための管理者端末と、前記登録文書を配布先へ配布するサーバと、がネットワークを介して接続された情報処理システムの制御方法であって、前記管理者端末は、文書を識別する識別情報に対応して前記文書の配布先を設定する配布先設定ステップ、を実行し、前記サーバは、文書を識別する識別情報が付与された文書データを受信する受信ステップと、前記受信した文書データの識別情報を解析して前記配布先設定ステップによって設定した識別情報に対応して配布先を記憶する配布先記憶手段によって記憶された配布先を特定する特定ステップと、前記特定ステップによって特定した配布先に対して前記文書データを保管する配布先文書データ保管ステップと、閲覧ステップによって閲覧された文書を閲覧済として閲覧状況を記憶する閲覧状況記憶ステップと、を実行し、前記ユーザ端末は、前記配布先に保管された前記文書データの閲覧を行う閲覧ステップ、を実行することを特徴とする情報処理ステムの制御方法である。
【0011】
上記課題を解決するための第三の発明は、ユーザが登録文書を参照するために利用するユーザ端末と、登録文書の配布先を設定するための管理者端末と、前記登録文書を配布先へ配布するサーバと、がネットワークを介して接続された情報処理システムで実行されるプログラムあって、前記管理者端末を、文書を識別する識別情報に対応して前記文書の配布先を設定する配布先設定手段、として機能させ、前記サーバを、文書を識別する識別情報が付与された文書データを受信する受信手段と、前記受信した文書データの識別情報を解析して前記配布先設定手段によって設定した識別情報に対応して配布先を記憶する配布先記憶手段によって記憶された配布先を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定した配布先に対して前記文書データを保管する配布先文書データ保管手段と、閲覧手段によって閲覧された文書を閲覧済として閲覧状況を記憶する閲覧状況記憶手段、として機能させ、前記ユーザ端末を、前記配布先に保管された前記文書データの閲覧を行う閲覧手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。
【発明の効果】
【0012】
本発明により、情報処理装置で受信した通達文書の種別に応じて配布先を特定し、当該特定された配布先に対して通達文書を複製して送付することで、通達文書の配布を効率良く行うができ、業務の効率を向上させることが可能となる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態に係る通達文書の配布を行う情報処理システムの概略構成を示す構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係るユーザ端末、管理者端末、及びサーバのハードウェアの概略構成を示す構成図である。
【図3】本発明の実施形態に係る複合機のハードウェアの概略構成を示す構成図である。
【図4】本発明の実施形態に係る情報処理システムにおいて実行されるサーバへの通達文書の登録処理に関するフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係る通達文書をサーバへ本登録を行い、当該通達文書の配布先を決定に関する処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態に係る通達文書をサーバへ本登録を行い、当該通達文書の配布先を決定に関する処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態に係る通達文書をサーバへ本登録を行い、当該通達文書の配布先を決定に関する処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態に係る通達文書をサーバへ本登録を行い、当該通達文書の配布先を決定に関する処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態に係る通達文書をサーバへ本登録を行い、当該通達文書の配布先を決定に関する処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態に係るサーバへ本登録された通達文書の閲覧状況を登録する処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態に係るサーバへ本登録された通達文書の閲覧状況を登録する処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態におけるログイン画面の構成を示す構成図である。
【図13】本発明の実施形態におけるログイン失敗画面の構成を示す構成図である。
【図14】本発明の実施形態におけるメインメニュー画面の構成を示す構成図である。
【図15】本発明の実施形態における仮登録文書一覧画面の構成を示す構成図である。
【図16】本発明の実施形態における仮登録文書未存在画面の構成を示す構成図である。
【図17】本発明の実施形態における仮登録イメージ画面の構成を示す構成図である。
【図18】本発明の実施形態における登録確認画面の構成を示す構成図である。
【図19】本発明の実施形態における検索画面の構成を示す構成図である。
【図20】本発明の実施形態における検索結果一覧画面の構成を示す構成図である。
【図21】本発明の実施形態における検索イメージ画面の構成を示す構成図である。
【図22】本発明の実施形態における更新結果画面の構成を示す構成図である。
【図23】本発明の実施形態における未読本登録文書一覧画面の構成を示す構成図である。
【図24】本発明の実施形態における配布先検索イメージ画面の構成を示す構成図である。
【図25】本発明の実施形態における配布先検索画面の構成を示す構成図である。
【図26】本発明の実施形態に係る情報処理システムに於いて実行されるプログラムによって利用されるテーブルの構成を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施形態における通達文書に関するファクシミリデータを受信して各配布先へ当該通達文書を配布する情報処理システムの構成を示す図である。
【0016】
尚、図1のネットワーク上に接続される各種端末の構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
【0017】
情報処理システム100は、複合機101、管理者端末102、ユーザ端末103、及びサーバ104を備えており、其々、ネットワーク105を介して接続されている。
【0018】
複合機101は、各店舗において通達文書のスキャンを行うための複合機であり、スキャンされた通達文書は、ネットワーク105を介してサーバ104へ送信される。
【0019】
管理者端末102は、情報処理システム100の管理者が利用するための情報処理端末であり、通達文書の種別に依って配布先をサーバ104へ登録したり、配布先の文書に対するユーザの閲覧状況を監視する等に用いている。
【0020】
ユーザ端末103は、通達文書を閲覧するユーザが利用するための情報処理端末であり、サーバ104に蓄積された当該ユーザに配布された通達文書を閲覧することが可能である。
【0021】
サーバ104は、複合機101から送信された通達文書を受信し、通達文書の種別に応じて配布先を特定し、当該配布先へ受信した通達文書を送信する。
【0022】
次に、図1に示すサーバ104のハードウェア構成について、図2を用いて説明する。
【0023】
図2は、本発明の実施形態における各種端末のハードウェア構成を示す図である。
【0024】
CPU201は、システムバス204に接続される後述の各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、サーバ104に後述する各種の処理を実行させるために必要な各種プログラムやデータ等が記憶されている。RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0025】
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM202にロードして、プログラムを実行することで後述する各種処理を実現するものである。また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボードやポインティングデバイス等で構成される入力部209からの入力を制御する。
【0026】
ビデオコントローラ(VC)206は、表示部210等の表示装置への表示を制御する。表示部210は、例えばCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等で構成される。
【0027】
メモリコントローラ(MC)207は、文書データに記載された内容をOCR認識して解析するソフトウェア、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピーディスク(登録商標 FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0028】
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
【0029】
なお、CPU201は、例えばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、表示部210上での表示を可能としている。また、CPU201は、表示部210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0030】
以上が、サーバ104のハードウェア構成の説明であるが、後述する各種の処理を実行可能であれば、必ずしも図2に記載のハードウェア構成を有していなくとも構わないことは言うまでもない。
【0031】
また、情報処理端末である管理者端末102、及びユーザ端末103は、サーバ104と、ほぼ同様な構成を有するため説明は省略し、同一の機能については、同一符号を用いて説明を行う。
【0032】
次に、図3を用いて、図1に示した複合機101を制御するコントローラユニットのハードウェア構成について説明する。
【0033】
図3は、図1に示した複合機101のコントローラユニットのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0034】
図3において、316はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ部314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部312と接続する一方、LAN(例えば、図1に示したネットワーク105)や公衆回線(WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
【0035】
コントローラユニット316において、301はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。302はRAMで、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
【0036】
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。304はハードディスクドライブ(HDD)で、システムを制御するための各種プログラム,画像データ等を格納する。
【0037】
307は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部(キーボード)308とのインタフェース部である。また、操作部I/F307は、操作部308から入力したキー情報(例えば、スタートボタンの押下)をCPU301に伝える役割をする。
【0038】
305はネットワークインタフェース(Network
I/F)で、ネットワーク(LAN)600に接続し、データの入出力を行う。306はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
【0039】
318は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394,プリンタポート,RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態においては認証で必要となる携帯端末のICカード(記憶媒体)の読み取り用のカードリーダ319が外部I/F部318に接続されている。
【0040】
そして、CPU301は、この外部I/F部318を介してカードリーダ319による携帯端末のICカードからの情報読み取りを制御し、該携帯端末のICカードから読み取られた情報を取得可能である。以上のデバイスがシステムバス309上に配置される。
【0041】
320は、イメージバスインタフェース(IMAGE
BUS I/F)であり、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
【0042】
画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
【0043】
310は、ラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。311はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ部312とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、313はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ部314とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
【0044】
317は、画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
【0045】
スキャナ部314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部308から読み取り起動指示することにより、CPU301がスキャナ部314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
【0046】
プリンタ部312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、CPU301からの指示によって開始する。なお、プリンタ部312には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
【0047】
操作部308は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F307を介してCPU301に伝える。また、操作部308は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
【0048】
尚、表示部は、プリンタによって表示性能がことなり、タッチパネルを介して操作をできるプリンタ、単に液晶画面を備え文字列を表示(印刷状態や印刷している文書名の表示)させるだけのプリンタによって本発明は構成されている。
【0049】
ここで、操作部308のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部308のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。
【0050】
また、操作部308のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
【0051】
カードリーダ319は、CPU301からの制御により、携帯端末内に備えられたICカードに記憶されている情報を読み取り、該読み取った情報を外部I/F部318を介してCPU301へ通知する。
【0052】
以上のような構成によって、複合機101は、スキャナ部314から読み込んだ画像データをネットワーク105上に送信したり、ネットワーク105から受信した印刷データをプリンタ部312により印刷出力することができる。
【0053】
また、スキャナ部314から読み込んだ画像データをモデム306により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ部312により出力することできる。
【0054】
次に、本発明の実施形態に係る情報処理システムにおいて、複合機101から受信した通達文書を登録する処理について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。尚、本処理におけるステップS100及びステップS101は、複合機101のCPU301の制御の下、処理が実行され、他各ステップは、サーバ104のCPU201の制御の下、処理が実行される。
【0055】
ステップS100では、ユーザが複合機101を用いて通達文書をスキャナ部314でスキャンを行い、ステップS101では、ステップS100においてスキャンして得られた通達文書の電子データをサーバ104へ送信する。
【0056】
ステップS103では、サーバ104は、複合機101から送信された通達文書を受信し、ステップS104では、サーバ104は、ステップS103で受信した通達文書を、サーバ104の外部メモリ211等の記憶媒体に設定された特定のフォルダに電子データとして記憶する。
【0057】
ステップS105では、特定のフォルダに格納されている通達文書の電子データを、一定間隔で取得する。この際、フォルダ内に通達文書の電子データが存在する場合は、ステップS106の通達文書の識別情報を取得する処理に進める。フォルダ内に通達文書が存在しない場合は、次の間隔まで処理を行わない。
【0058】
ステップS106では、特定のフォルダに存在した通達文書の電子データに付与された2次元コード(例えば、QRコード(登録商標)等)をOCR認識して、解析して得られた書類区分に該当する図26に示す書類区分マスタテーブル(詳細後述)の書類区分を取得する。尚、2次元コードには、通達文書の種別を示す書類区分が記録されているが、2次元コードに限らず、通達文書の種別を識別可能な情報を記憶可能なものであれば、バーコード等のコード情報といった他の態様でもよい。
【0059】
OCR認識して得られた書類区分が書類区分マスタテーブルに存在しない場合は、スタンプ区分、スタンプ位置、配布先課の指定などは行わず、ステップ108へ処理を進め、ステップS108では、通達文書の電子データを予め定められた保存先へ保存する。尚、書類区分のない通達文書の保存先については、予めどこの保存先へ登録を行うのかをROM203や外部メモリ211へ記憶させておく。
【0060】
文書テーブル(図26)の文書IDを一意となるようにIDを発行し、文書IDには、発行したID、イメージ保存パスには、通達文書の電子データの保存先、書類区分はブランク、仮登録フラグ及び既読フラグには0を設定する。
【0061】
また、配布先課には、ブランクを設定し、ページには、通達文書のページ数、受付日には、文書テーブルへデータを登録する日付を設定し、スタンプフラグには、0を設定する。
【0062】
ステップS107において、OCR認識した書類区分が書類区分マスタテーブルに存在している場合は、ステップS109へ処理を進め、ステップS109では、ステップS107において取得した書類区分を確定区分とし、当該書類区分に対応する書類区分マスタテーブルのスタンプ区分、配布先、スタンプ位置情報のリストを作成する。
【0063】
尚、ステップS106、ステップS107、及びステップS109における各処理は、通達文書の電子データに複数の2次元コードが存在する場合は、各々の2次元コードをOCR認識して書類区分を取得して、各書類区分の書類区分マスタテーブルへの存在チェック、書類区分の確定、書類区分に対応する書類区分マスタテーブルのスタンプ区分、配布先、スタンプ位置情報のリストを作成する。
【0064】
ステップS110では、通達文書の電子データに複数の2次元コードが付与されている場合は、2次元コードが印字された通達文書のページに於いて電子データを分割し、分割された各通達文書の電子データに対応させてスタンプ区分、配布先、及びスタンプ位置情報を一時的にRAM202へ記憶し、通達文書の電子データに単数の2次元コードしか付与されていない場合、分割を行わずに、通達文書の電子データに対応させてスタンプ区分、配布先、及びスタンプ位置情報を一時的にRAM202へ記憶する。
【0065】
ステップS111では、通達文書の電子データを保存先へ登録する。尚、どこの保存先へ登録を行うのかをROM203や外部メモリ211へ予め記憶させておく。
【0066】
そして、通達文書の電子データ其々を、文書テーブル(図26)の文書IDが一意となるようにIDを発行して登録するが、イメージ保存パスには、登録文書の保存先、書類区分には、ステップS110においてRAM202へ記憶した書類区分を設定する。
【0067】
また、仮登録フラグ及び既読フラグには、0を設定し、配布先課には、ステップS110においてRAM202へ記憶した配布先、ページには、通達文書のページ数、受付日には、文書テーブルへデータを登録する日付を設定する。
【0068】
更に、スタンプフラグには、ステップS110においてRAM202へ記憶したスタンプ位置情報に設定がなされている場合、1を設定し、ステップS110においてRAM202へ記憶したスタンプ位置情報に設定がなされていない場合、0を設定する。
【0069】
次に図5から図9には、本発明の実施形態に係る情報処理システムにおいて、複合機から受信した通達文書を本登録するための処理を示すフローチャートである。
【0070】
尚、各図面のフローチャートの上部には、管理者端末及びサーバと記載されているが、当記載は、各フローチャートの各ステップが実行される機器を示している。例えば、ステップS200については、フローチャートの上部に管理者端末が記載されているため管理者端末102のCPU201の制御の下、処理が実行され、ステップS201、ステップS202については、フローチャートの上部にサーバが記載されているためサーバ104のCPU201の制御の下、処理が実行されていることを示している。
【0071】
ステップS200では、管理者端末102からサーバ104にログインするために、図12に示すログイン画面400の表示要求を送信し、ステップS201では、サーバ104は、管理者端末102から送信されたログイン画面400の表示要求を受信する。
【0072】
ステップS202では、サーバ104は、管理者端末102にログイン画面400を送信し、ステップS204では、管理者端末102は、サーバ104から送信されたログイン画面400を受信し、ログイン画面400を表示する。尚、ログイン画面400は、管理者を一意に識別するためのIDを入力するユーザID欄401、管理者に割り当てられたパスワードを入力するためのパスワード欄402、サーバへのログイン指示を行うためのログインボタン403、ログイン画面を閉じるための終了ボタン404で構成される。
【0073】
ステップ205では、管理者端末102の表示部210に表示されているログイン画面400のログインボタン403が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ユーザID欄401及びパスワード欄402に対して入力されたユーザID及びパスワードを取得する。
【0074】
ステップS206では、ステップS205で取得したユーザID及びパスワードを含むユーザ情報をサーバ104へ送信する。
【0075】
ステップS207では、サーバ104は、管理者端末102から送信されたユーザ情報を受信し、ステップS208では、ステップS207において受信したユーザ情報のユーザID及びパスワードの組合せが、図26に示すユーザテーブルのユーザID及びパスワードの組合せと照合する。
【0076】
ステップ209では、ステップS208において、ステップS207において受信したユーザ情報のユーザID及びパスワードの組合せがユーザテーブルに存在しない場合は、ステップS210へ進め、ステップS207において受信したユーザ情報のユーザID及びパスワードの組合せがユーザテーブルに存在する場合は、ステップS212へ処理を進める。
【0077】
ステップS210では、管理者端末102へ図12に示すログイン失敗画面500を送信し、ステップS211では、ステップS210において送信されたログイン失敗画面500を管理者端末102の表示部210へ表示する。そして、ログイン失敗画面500のOKボタン501が押下されると、ステップS205へ処理を進める。
【0078】
ステップS212では、認証OKとして、管理者端末102へ図14に示すメインメニュー画面600を送信し、ステップS213では、ステップS212において送信されたメインメニュー画面600を受信し、ステップS214では、ステップS213において受信したメインメニュー画面600を管理者端末102の表示部210へ表示する。
【0079】
尚、メインメニュー画面600は、仮登録された通達文書を本登録する際に押下するための登録ボタン601、すでに登録された文書のうち、ユーザが閲覧状況を監視する際に押下するための検索ボタン602を備えている。
【0080】
ステップS215では、メインメニュー画面600の登録ボタン601が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップS216へ処理を進め、登録ボタン601が押下されず、ステップS291において検索ボタン602が押下されたと判定した場合は、ステップS262へ処理を進める。
【0081】
ステップS216では、図15に示す仮登録文書一覧画面700の表示要求をサーバ104に送信し、ステップS217では、ステップS216において送信されたユーザ情報及び仮登録文書一覧画面700の表示要求を受信する。
【0082】
仮登録文書一覧画面700は、仮登録文書の情報をリスト表示する仮登録文書情報表示領域701、表示ボタン702、戻るボタン703を含んで構成されており、仮登録文書情報表示領域701にリスト表示された仮登録文書情報のなかから参照したい仮登録文書を選択し、表示ボタン702を押下することで、仮登録文書を閲覧することが可能となる。また戻るボタン703を押下することで、仮登録文書一覧画面700を閉じ、メインメニュー画面600に遷移する。
【0083】
ステップS218では、仮登録文書を文書テーブルから取得するが、文書テーブルの配布先課に対応する仮登録フラグが0の情報を取得する。
【0084】
ステップS219では、ステップS218において仮登録文書が存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合は、ステップS220へ処理を進め、存在しないと判定した場合は、ステップS224へ処理を進める。
【0085】
ステップS220では、ステップS218において取得した仮登録文書に関する情報をリスト生成するが、その際に、仮登録文書に含まれる書類区分に該当する書類区分マスタテーブルの書類区分に対応するスタンプ区分を取得してリスト生成する。
【0086】
ステップS221では、仮登録文書一覧画面700の仮登録文書情報表示領域701の構成にステップS220においてリスト生成した仮登録文書情報を合わせた後、管理者端末102へ送信する。
【0087】
ステップS222では、ステップS221において送信された仮登録文書一覧画面700を受信し、ステップS223では、ステップS222において受信した仮登録文書一覧画面700を管理者端末102の表示部210へ表示する。
【0088】
ステップS224では、図16に示す仮登録文書未存在画面800を送信し、ステップS225では、ステップS224において送信された仮登録文書未存在画面800を受信し、管理者端末102の表示部210に表示される。尚、仮登録文書未存在画面800には、OKボタン801が備えられているが、本ステップに於いて、OKボタン801が押下されると、ステップS214へ処理を進める。
【0089】
ステップS226では、管理者端末102の表示部210に表示された仮登録文書一覧画面700の仮登録文書情報表示領域701から、仮登録文書情報が選択された状態で、表示ボタン702が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップS227へ処理を進める。
【0090】
ステップS227では、管理者端末102から図17に示す仮登録イメージ画面900の表示要求をサーバ104に送信する。この要求を行う際に、選択された仮登録文書情報を一意に示す文書IDを含む情報も合わせて送信する。
【0091】
ステップS228では、ステップS227において送信された仮登録イメージ画面900の表示要求を受信し、ステップS229では、ステップS228において受信した表示要求に含まれる仮登録文書情報を一意に示す文書IDを有する文書テーブルの仮登録文書情報を取得する。
【0092】
ステップS230では、ステップS229において取得した仮登録文書情報の書類区分を有する書類区分マスタテーブルのスタンプ区分、スタンプ位置縦、及びスタンプ位置横をスタンプ位置情報として取得する。
【0093】
ステップS231では、ステップS229において取得した仮登録文書情報の書類区分を有する書類区分マスタテーブルの配布先0、配布先1、配布先2、・・・配布先32を取得し、更に、配布先マスタテーブルより、配布先0、配布先1、配布先2、・・・配布先32に対応する配布先名を配布先情報として取得する。
【0094】
書類区分マスタテーブルの配布先0、配布先1、配布先2、・・・配布先32については、配布先マスタテーブルの配布先コードを示しており、配布先0、配布先1、配布先2、・・・配布先32は、配布先マスタテーブルの配布先コードの0、1、2・・・32に対応している。
【0095】
ステップS232では、ステップS229からステップS231において取得した仮登録文書情報、スタンプ位置情報、及び配布先情報を仮登録イメージ画面900の構成に合わせる。
【0096】
仮登録イメージ画面900は、仮登録文書のイメージを表示するための仮登録文書表示領域901、仮登録文書にスタンプ(定常的なコメント等)等の付加情報を付加する際にチェック印を入力表示するためのスタンプ指定欄902、仮登録文書のページ数を入力表示するためのページ欄903、仮登録文書を本システムで受信した日を入力表示するための受付日蘭904、仮登録文書の書類区分を入力表示するための書類区分欄905、仮登録文書に付加するスタンプの内容を入力表示するためのスタンプ欄906を備えている。
【0097】
また、仮登録イメージ画面900は、仮登録文書にスタンプを貼り付ける際に押下する貼付ボタン907、スタンプが貼り付けられた仮登録文書を記憶し直すために押下する保存ボタン908、貼り付けられたスタンプを取り消す際に押下する取消ボタン909、仮登録文書に対する備考の内容を示す備考910、仮登録文書の配布先を選択するためのチェックボックス等の選択形式の機能が備えられた配布先表示領域911を備えている。
【0098】
配布先表示領域911には、書類区分マスタテーブルに登録された全ての配布先を表示し、書類区分に対応する配布先には既に選択されたことを示すチェック印をチェックボックス等に表示しても良いし、書類区分に対応する配布先のみを表示して、その配布先からチェックボックス等へのチェック印を入力し選択する態様でも良い。
【0099】
更に、仮登録イメージ画面900は、仮登録文書を本登録する際に押下するための登録ボタン912、仮登録文書を本登録する際に分割登録を行う際に押下する分割登録ボタン913を備えている。
【0100】
分割登録とは、前述した図4に示すステップS110において、2次元コードが付与された通達文書のページで分割を行ったが、更に、仮登録文書表示領域901に表示された複数ページからなる仮登録文書の分割が必要となった場合、仮登録文書表示領域901に現在表示されているページの前ページの仮登録文書を1纏めとして分割を行い、スタンプ指定欄902から配布先表示領域911の情報を仮登録文書に関する情報として登録する。
【0101】
また、現在表示されているページの後ページの仮登録文書に対しては、現在表示されているページの前ページの本登録が行われた後、続けて、登録を行うことが可能であり、この場合、現在表示されているページの前ページに対して表示されていたスタンプ指定欄902からスタンプ欄906、備考910、及び配布先表示領域911の情報を引き継いで表示することで、各作業の削減と、配布先での通達文書の管理とを効率化することも可能である。
【0102】
仮登録イメージ画面900は、仮登録文書の本登録を行わないと判断した場合、戻るボタン914を押下することで、仮登録イメージ画面900を閉じ、仮登録文書一覧画面700に遷移する。
【0103】
本ステップに於いて、仮登録イメージ画面900の生成が終了後、管理者端末102へ仮登録イメージ画面900を送信し、ステップS233では、ステップS232においてサーバ104から送信された仮登録イメージ画面900を受信し、ステップS234では、ステップS233において受信した仮登録イメージ画面900を管理者端末102の表示部210へ表示する。
【0104】
ステップS235では、仮登録イメージ画面900の書類区分欄905が変更されたか否かを判定し、変更されたと判定しない場合は、ステップS236へ処理を進め、変更されたと判定した場合は、ステップS237へ処理を進める。
【0105】
ステップS236では、ステップS230で取得したスタンプ位置情報に基づいて、仮登録イメージ画面900の仮登録文書表示領域901に表示された仮登録文書に対して、スタンプを付加する。
【0106】
ステップS237では、スタンプ指定欄902にチェック印がなされたか否かを判定し、チェック印がなされたと判定した場合は、ステップS238へ処理を進め、ステップS238では、スタンプ欄906を入力可能状態として当フィールドの属性を変更する。
【0107】
ステップS239では、ステップS238においてスタンプ欄906に入力されているスタンプの位置を確定するため、仮登録文書表示領域901の所定位置にポインタを表示し、ステップS240では、ステップS239で表示されたポインタをマウス等の入力部209を用いてスタンプを押下したい場所へ移動させた後、ポインタにおいてクリック等の押下が発生したことを検知したか否かを判定し、検知したと判定した場合は、ステップS241へ処理を進め、検知したと判定しない場合は、ステップS244へ処理を進める。
【0108】
ステップS241では、ポインタが押下された仮登録文書表示領域901に対する座標位置を取得し、スタンプを付加する位置を確定する。尚、座標位置については、仮登録文書表示領域901の左下端を原点として設け、当該原点に対するポインタの位置座標を取得する。
【0109】
ステップS242では、仮登録イメージ画面900の貼付ボタン907が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップS241において確定したスタンプを付加する位置にスタンプ欄906に入力されたスタンプを付加し、ステップS243へ処理を進め、ステップS243では、取消ボタン909が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、ステップS242へ処理を進め、押下されたと判定しない場合は、ステップS244へ処理を進める。
【0110】
ステップS244では、仮登録イメージ画面900の保存ボタン908が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、仮登録文書表示領域901に表示された仮登録文書を記憶し直し、押下されたと判定しない場合は、ステップS242へ処理を進める。尚、保存ボタン908を押下した後、取消ボタン909は、押下不可とする。
【0111】
尚、ステップS235において、書類区分が変更されたと判定した場合、ステップS235の後のステップにおいて、ステップS236の前のステップ(不図示)あるいはステップS244の後のステップ(不図示)において変更された書類区分を用いて、書類区分マスタテーブルより配布先を取得して、配布先表示領域911に表示する態様をとっても良い。
【0112】
ステップS245では、仮登録イメージ画面900の登録ボタン912が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定しない場合、ステップS246へ処理を進め、押下されたと判定した場合、仮登録文書表示領域901に表示された仮登録文書の本登録を行うため、ステップS247へ処理を進める。
【0113】
ステップS246では、仮登録イメージ画面900の分割登録ボタン913が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定しない場合、ステップS245へ処理を進め、押下されたと判定した場合、仮登録文書表示領域901に表示された仮登録文書のページまでの本登録を行うため、ステップS247へ処理を進める。
【0114】
ステップS247では、図18に示す登録確認画面1000の表示要求をサーバ104へ送信し、ステップS248では、ステップS247において管理者端末102から送信された登録確認画面1000の表示要求を受信し、ステップS249では、登録確認画面1000を管理者端末102へ送信する。登録確認画面1000は、仮登録文書を本登録する際に押下するためのはいボタン1001、本登録を行うことを拒否する際に押下するためのいいえボタン1002を備えている。
【0115】
ステップS250では、ステップS249において送信した登録確認画面1000を受信し、ステップS251では、ステップS250において受信した登録確認画面1000を管理者端末102の表示部210へ表示する。
【0116】
ステップS252では、登録確認画面1000のはいボタン1001が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップS253へ処理を進め、押下されたと判定しない場合、ステップS226へ処理を進める。
【0117】
ステップS253では、仮登録文書表示領域901に表示された仮登録文書の登録を行うため、仮登録イメージ画面900に表示された情報(スタンプ指定欄902から配布先表示領域911の情報、つまり仮登録文書情報、スタンプ位置情報、及び配布先情報)、及び分割登録か否かを示す情報を含めて登録要求をサーバ104へ送信する。
【0118】
ステップS254では、ステップS253において送信された登録要求を受信し、ステップS255では、ステップS254において受信した登録要求に含まれる仮登録文書情報の文書IDを有する文書テーブルの各項目に対して、登録要求に含まれる仮登録文書情報、スタンプ位置情報、及び配布先情報を用いて更新する。
【0119】
但し、分割登録を行う場合、文書テーブルに対して新たな文書IDを発行し、登録要求に含まれる仮登録文書情報、スタンプ位置情報、及び配布先情報を用いて登録するが、登録時には、仮登録フラグを1に設定する。
【0120】
更に、分割登録時には、既に仮登録されていた仮文書情報に対して、本登録対象となる仮登録文書のページ数を文書テーブルのページから減算して記憶し、イメージ保存パスに保存されている通達文書を本登録対象となる仮登録文書のページを基準に分割して保存する。
【0121】
ステップS256では、配布先情報に含まれる配布先の数だけ、仮登録文書情報を複製して、文書テーブルへ登録するが、スタンプフラグについては、スタンプ位置情報からスタンプを付加することが確定される場合は、1を設定するし、付加しないと確定した場合は、0を設定し、また、文書テーブルの配布先課については、配布先情報に含まれる配布先名を設定する。
【0122】
ステップS257では、ステップS256において登録を行った仮登録文書情報に含まれるイメージ保存パスから仮登録文書を取得し、文書テーブルの配布先課から特定される保存先に対して、取得した仮登録文書の複製を本登録文書として保存する。
【0123】
尚、配布先から特定される保存先については、ROM203やRAM202に予め配布先と保存先に関する情報(パスに関する情報等)を対応付けて記憶させておき、当情報を用いて、複製した仮登録文書を本登録文書として保存する。
【0124】
本特許では、サーバ104の予め設定しておいた保存先(フォルダ等)に送信したい文書を複製して保管するため、通達文書を閲覧する保存先を特定することで、自身が閲覧可能な保存先にある通達文書を確認するという形式をとる。
【0125】
保存の際に、文書テーブルのイメージ保存パスに対して、当該保存先を登録するが、イメージ保存パスについては、ステップS256において仮登録文書情報を複製する際に、当該保存先をイメージ保存パスに設定しておき、本ステップでは、イメージ保存パスに設定された保管先に複製した仮登録文書を本登録文書として保存しても良い。
【0126】
ステップS258では、本登録を行った文書が分割されて登録されたか否かを判定し、分割登録されたと判定した場合、ステップS259へ処理を進め、分割登録されたと判定しない場合、ステップS226へ処理を進める。
【0127】
ステップS259では、分割されて本登録されていない仮登録文書に関する仮登録文書情報、スタンプ位置情報、及び配布先情報を仮登録イメージ画面900に合わせて管理者端末102に送信し、ステップS260では、ステップS259においてサーバ104から送信された仮登録イメージ画面900を受信する。
【0128】
ステップS261では、ステップS260において受信した仮登録イメージ画面900を管理者端末102の表示部210へ表示し、ステップS235へ処理を進める。
【0129】
ステップS262では、図19に示す検索画面1100の表示要求をサーバ104へ送信し、ステップS263では、ステップS262において送信された検索画面1100の表示要求を受信し、ステップS264では、検索画面1100を管理者端末102へ送信する。
【0130】
尚、検索画面1100は、本登録文書のページを入力するためのページ欄1101、本システムに於いて通達文書を受信した日を入力するための受付日1102、本登録文書の書類区分を入力するための書類区分1103、本登録文書に付加されるスタンプを入力するためのスタンプ欄1104、本登録文書の備考欄1105、本登録文書の配布先を入力するための配布先課欄1106、及び本登録文書が既読であるか否かを入力するための既読フラグ欄1107を備えている。
【0131】
また、検索画面1100には、ページ欄1101から既読フラグ欄1107に入力された情報を検索条件として、本登録文書の検索を行う際に押下するための検索ボタン1108、検索画面1100を閉じて、メインメニュー画面600へ遷移する際に押下するための戻るボタン1109を備えている。
【0132】
ステップS265では、ステップS264においてサーバ104から送信された検索画面1100を受信し、ステップS266では、ステップS265において受信した検索画面1100を管理者端末102の表示部210へ表示する。
【0133】
ステップS267では、検索ボタン1108が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、検索画面1100のページ欄1101から既読フラグ欄1107に入力された情報を検索条件として取得し、ステップS268では、ステップS267において取得した検索条件をサーバ104へ送信する。
【0134】
ステップS269では、ステップS268において管理者端末102から送信された検索条件を受信し、ステップS270では、ステップS269において受信した検索条件を満たし、すでに本登録された通達文書に関する情報を取得するため、仮登録フラグが1である文書テーブルのレコードを本登録文書として取得する。
【0135】
ステップS271では、ステップS270で取得した本登録文書情報をリスト生成し、図20に示す検索結果一覧画面1200の構成に合わせる。検索結果一覧画面1200は、本登録文書情報を表示するための検索結果表示領域1201、検索結果表示領域1201に表示された本登録文書情報を選択し、選択された本登録文書情報に対応する本登録文書を表示する際に押下するための表示ボタン1202、検索結果一覧画面1200を閉じて、検索画面1100へ遷移するために押下するための戻るボタン1203を備えている。
【0136】
ステップS272では、ステップS271において本登録文書情報が合わされた検索結果一覧画面1200を管理者端末102へ送信し、ステップS273では、ステップS272においてサーバ104から送信された検索結果一覧画面1200を受信する。
【0137】
ステップS274では、本登録文書が検索できたか否かを判定し(本登録文書情報に1件以上のレコードが存在するか否かを判定)、検索できた場合、ステップS275へ処理を進め、検索できなかった場合、処理を終了する。
【0138】
ステップS275では、ステップS273において受信した検索結果一覧画面1200を管理者端末102の表示部210へ表示し、ステップS276では、検索結果一覧画面1200の検索結果表示領域1201の1レコードが選択された状態で表示ボタン1202が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップS277へ処理を進め、押下されたと判定しない場合、ステップS266へ処理を進める。
【0139】
ステップS277では、ステップS276において選択されたレコードの本登録文書を一意に示す文書IDを含めて図21に示す検索イメージ画面1300の表示要求をサーバ104へ送信し、ステップS278では、ステップS277において管理者端末102から送信された検索イメージ画面1300の表示要求を受信する。
【0140】
ステップS279では、ステップS278において受信した表示要求に含まれる本登録文書情報を一意に示す文書IDを有する文書テーブルのイメージ保存パスから本登録文書の保存先を取得し、当該保存先から本登録文書を取得する。
【0141】
検索イメージ画面1300は、本登録文書のイメージを表示するための本文書表示領域1301、本文書表示領域1301に表示された本登録文書に関する本登録文書情報を表示及び変更するための本文書情報領域1302、検索イメージ画面1300を閉じて、検索画面1100を表示する際に押下するための再検索ボタン1303、本文書情報領域1302に表示された本登録文書情報を変更する際に押下するための更新ボタン1304、検索イメージ画面1300を閉じて、検索結果一覧画面1200を表示する際に押下するための戻るボタン1305を備えている。
【0142】
本ステップでは、取得した本登録文書を本文書表示領域1301に合わせ、本登録文書情報を本文書情報領域1302に合わせた後、ステップS280では、検索イメージ画面1300を管理者端末102へ送信する。
【0143】
ステップS281では、ステップS280においてサーバ104から送信された検索イメージ画面1300を受信し、ステップS282では、ステップS281において受信した検索イメージ画面1300を管理者端末102の表示部210に表示する。
【0144】
ステップS283では、検索イメージ画面1300の更新ボタン1304が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップS284へ処理を進め、押下されたと判定しない場合、処理を終了する(あるいは、再検索ボタン1303が押下されたらステップS266へ処理を進め、戻るボタン1305が押下されたらステップS275へ処理を進める。)。
【0145】
ステップS284では、本文書表示領域1301に表示された情報を含めた本登録文書情報を更新条件として取得し、サーバ104へ送信し、ステップS285では、ステップS284において送信された更新条件を受信する。
【0146】
ステップS286では、ステップS285で受信した更新条件に含まれる文書IDを有する文書テーブルの本登録文書情報を、更新条件を用いて更新し、ステップS287では、更新結果情報を生成し、図22に示す更新結果画面1400の構成に合わせる。
【0147】
更新結果画面1400は、更新した本登録文書情報を表示する更新結果表示領域1401、更新結果表示領域1401に表示された本登録文書情報に対応する本登録文書を表示する際に押下するための表示ボタン1402、更新結果画面1400を閉じ、検索イメージ画面1300を表示する際に押下するための戻るボタン1403を備えている。
【0148】
本ステップでは、更新結果画面1400の更新結果表示領域1401に更新を行った本登録文書情報を合わせた後、ステップS288では、更新結果画面1400を管理者端末102へ送信する。
【0149】
ステップS289では、ステップS288においてサーバ104から送信された更新結果画面1400を受信し、ステップS290では、管理者端末102の表示部210に更新結果画面1400を表示する。
【0150】
次に図10及び図11には、本発明の実施形態に係る情報処理システムにおいて、本登録された通達文書を閲覧するための処理を示すフローチャートである。
【0151】
尚、各図面のフローチャートの上部には、ユーザ端末及びサーバと記載されているが、当記載は、各フローチャートの各ステップが実行される機器を示している。例えば、ステップS300については、フローチャートの上部にユーザ端末が記載されているためユーザ端末103のCPU201の制御の下、処理が実行され、ステップS301、ステップS302については、フローチャートの上部にサーバが記載されているためサーバ104のCPU201の制御の下、処理が実行されていることを示している。
【0152】
ステップS300では、図12に示すログイン画面400の表示要求をサーバ104へ送信し、ステップS301では、ステップS300において送信されたログイン画面400の表示要求を受信し、ステップS302では、ログイン画面400をユーザ端末103に送信する。
【0153】
ステップS303では、ステップS302において送信されたログイン画面400を受信し、ステップS304では、ステップS303において受信したログイン画面400をユーザ端末103の表示部210へ表示する。
【0154】
ステップS305では、ログイン画面400のログインボタン403が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ユーザID欄401及びパスワード欄402に対して入力されたユーザID及びパスワードを取得する。
【0155】
ステップS306では、ステップS305で取得したユーザID及びパスワードを含むユーザ情報をサーバ104へ送信する。
【0156】
ステップS307では、サーバ104は、管理者端末102から送信されたユーザ情報を受信し、ステップS308では、ステップS307において受信したユーザ情報のユーザID及びパスワードの組合せが、図26に示すユーザテーブルのユーザID及びパスワードの組合せと照合する。
【0157】
ステップ309では、ステップS308において、ステップS307において受信したユーザ情報のユーザID及びパスワードの組合せがユーザテーブルに存在しない場合は、ステップS310へ進め、ステップS307において受信したユーザ情報のユーザID及びパスワードの組合せがユーザテーブルに存在する場合は、ステップS312へ処理を進める。
【0158】
ステップS310では、管理者端末102へ図13に示すログイン失敗画面500を送信し、ステップS311では、ステップS310において送信されたログイン失敗画面500をユーザ端末103の表示部210へ表示する。そして、ログイン失敗画面500のOKボタン501が押下されると、ステップS305へ処理を進める。
【0159】
ステップS312では、認証OKとして、ステップS307において受信したユーザ情報に基づいて、未読の本登録文書情報を取得する。本ステップでは、ユーザ情報に含まれるユーザIDを有するユーザテーブルのレコードの権限を取得し、取得した権限を有する文書テーブルのレコードのうち、仮登録フラグが1、既読フラグが0の本登録文書情報を取得する。
【0160】
ステップS313では、ステップS312において取得した本登録文書情報をリスト生成し、ステップS314では、ステップS313においてリスト生成した本登録文書情報を図23に示す未読本登録文書一覧画面1500の構成に合わせてユーザ端末103へ送信する。
【0161】
未読本登録文書一覧画面1500は、未読の本登録文書情報を表示する未読本登録文書情報表示領域1501、未読本登録文書情報表示領域1501に表示された未読の本登録文書情報に対応する本登録文書を表示する際に押下するための表示ボタン1502、未読本登録文書一覧画面1500を閉じ、ログイン画面400を表示する際に押下するための戻るボタン1503を備えている。
【0162】
本ステップでは、未読本登録文書一覧画面1500の未読本登録文書情報表示領域1501に未読の本登録文書情報を合わせた後、ステップS314では、未読本登録文書一覧画面1500をユーザ端末103へ送信する。
【0163】
ステップS315では、ステップS314において送信された未読本登録文書一覧画面1500を受信し、ステップS316では、未読の本登録文書が検索できたか否かを判定し(未読の本登録文書情報に1件以上のレコードが存在するか否かを判定)、検索できた場合、ステップS317へ処理を進めて未読本登録文書一覧画面1500をユーザ端末103の表示部210へ表示し、検索できなかった場合、処理を終了する。
【0164】
ステップS318では、未読本登録文書情報表示領域1501の未読の本登録文書情報のレコードが選択された状態で、表示ボタン1502が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップS319へ処理を進める。
【0165】
ステップS319では、ステップS318において選択されたレコードの未読の本登録文書を一意に示す文書IDを含めて図24に示す配布先検索イメージ画面1600の表示要求をサーバ104へ送信し、ステップS320では、ステップS319においてユーザ端末103から送信された配布先検索イメージ画面1600の表示要求を受信する。
【0166】
配布先検索イメージ画面1600は、本登録文書のイメージを表示するための本文書表示領域1601、本文書表示領域1601に表示された本登録文書に関する本登録文書情報を表示及び変更するための本文書情報領域1602、配布先検索イメージ画面1600を閉じて、検索画面1100を表示する際に押下するための再検索ボタン1603、配布先検索イメージ画面1600を閉じて、未読本登録文書一覧画面1500を表示する際に押下するための戻るボタン1604を備えている。
【0167】
ステップS321では、ステップS320で受信した表示要求に含まれる文書IDを有する文書テーブルのレコードの既読フラグを1に設定し、ステップS322では、ステップS321において未読から既読へ変更したレコードの本登録文書情報を文書テーブルから取得して、本文書情報領域1602に合わせる。
【0168】
ステップS323では、ステップS322において取得した本登録文書情報のイメージ保存パスに設定された本登録文書の保存先を用いて、本登録文書を取得し、本文書表示領域1601に合わせる。
【0169】
ステップS324では、配布先検索イメージ画面1600をユーザ端末103へ送信し、ステップS325では、ステップS324において送信された配布先検索イメージ画面1600を受信し、ステップS326では、ステップS325において受信した配布先検索イメージ画面1600をユーザ端末103の表示部210へ表示する。
【0170】
ステップS327では、配布先検索イメージ画面1600の再検索ボタン1603が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップS328へ処理を進め、押下されたお判定しない場合、処理を終了する(あるいは、戻るボタン1604が押下された場合、配布先検索イメージ画面1600を閉じて、ステップS317へ処理を進める。)。
【0171】
ステップS328では、図25に示す配布先検索画面1700の表示要求をサーバ104へ送信し、ステップS329では、ステップS328において送信された配布先検索画面1700の表示要求を受信し、ステップS330では、配布先検索画面1700をユーザ端末103へ送信する。
【0172】
尚、配布先検索画面1700は、本登録文書のページを入力するためのページ欄1701、本システムに於いて通達文書を受信した日を入力するための受付日1702、本登録文書の書類区分を入力するための書類区分1703、本登録文書に付加されるスタンプを入力するためのスタンプ欄1704、本登録文書の備考欄1705を備えている。
【0173】
また、配布先検索画面1700には、ページ欄1701から備考欄1705に入力された情報を検索条件として、本登録文書の検索を行う際に押下するための検索ボタン1706、配布先検索画面1700を閉じて、配布先検索イメージ画面1600へ遷移する際に押下するための戻るボタン1707を備えている。
【0174】
ステップS331では、ステップS330においてサーバ104から送信された配布先検索画面1700を受信し、ステップS332では、ステップS331において受信した配布先検索画面1700をユーザ端末103の表示部210に表示する。
【0175】
ステップS333では、検索ボタン1706が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、配布先検索画面1700のページ欄1701から備考欄1705に入力された情報を検索条件として取得し、ステップS334では、ステップS333において取得した検索条件をサーバ104へ送信する。
【0176】
ステップS335では、ステップS334においてユーザ端末103から送信された検索条件を受信し、ステップS336では、ステップS307において受信したユーザ情報に基づいて、ステップS335において受信した検索条件を満たす未読の本登録文書情報を取得するため、仮登録フラグが1、既読フラグが0である文書テーブルのレコードを未読の本登録文書として取得する。
【0177】
本ステップでは、ユーザ情報に含まれるユーザIDを有するユーザテーブルのレコードの権限を取得し、取得した権限を有する文書テーブルのレコードのうち、検索条件を満たず仮登録フラグが1、既読フラグが0の本登録文書情報を取得する。
【0178】
ステップS337では、ステップS336において取得した未読の本登録文書情報をリスト生成し、ステップS338では、ステップS337においてリスト生成した未読の本登録文書情報を図23に示す未読本登録文書一覧画面1500の構成に合わせてユーザ端末103へ送信する。
【0179】
本ステップでは、未読本登録文書一覧画面1500の未読本登録文書情報表示領域1501に未読の本登録文書情報を合わせた後、ステップS338では、未読本登録文書一覧画面1500をユーザ端末103へ送信する。
【0180】
ステップS339では、ステップS338において送信された未読本登録文書一覧画面1500を受信し、ステップS340では、未読の本登録文書が検索できたか否かを判定し(未読の本登録文書情報に1件以上のレコードが存在するか否かを判定)、検索できた場合、ステップS341へ処理を進めて未読本登録文書一覧画面1500をユーザ端末103の表示部210へ表示し、検索できなかった場合、処理を終了する。ステップS341の処理の後は、ステップS318へ処理を進める。
【0181】
従って、本発明では、通達文書を閲覧したかどうかの確認については、何らかの応対を必要とはせず、通達文書を閲覧した時点で、自動で閲覧済という状態となる。
【0182】
これにより、管理者は確認して欲しい通達文書が閲覧されたかどうかを確認でき、閲覧されていない受信者に対して、催促するなどの行動が容易となる。また、従来技術としてあげられているようなメールにより閲覧の要求等を送信する方法をとらないため、より高いセキュリティを実現することができる。
【0183】
以上、本発明に依れば、情報処理装置で受信した通達文書の種別に応じて配布先を特定し、当該特定された配布先に対して通達文書を複製して送付することで、通達文書の配布を効率良く行うができ、業務の効率を向上させることが可能となる。
【0184】
また、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0185】
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法をコンピュータが実行可能(読み取り可能)なプログラムであり、本発明の記憶媒体は、各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
【0186】
なお、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0187】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0188】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0189】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0190】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータで稼働しているOS等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0191】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0192】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。
【0193】
この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0194】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステム、あるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0195】
101 複合機
102 管理者端末
103 ユーザ端末
104 サーバ
105 ネットワーク
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/Fコントローラ
209 入力部
210 表示部
211 外部メモリ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが登録文書を参照するために利用するユーザ端末と、登録文書の配布先を設定するための管理者端末と、前記登録文書を配布先へ配布するサーバと、がネットワークを介して接続された情報処理システムであって、 前記管理者端末は、 文書を識別する識別情報に対応して前記文書の配布先を設定する配布先設定手段、 を備え、 前記サーバは、 文書を識別する識別情報が付与された文書データを受信する受信手段と、 前記配布先設定手段によって設定した識別情報に対応して配布先を記憶する配布先記憶手段と、 前記受信した文書データの識別情報を解析して前記配布先記憶手段によって記憶された配布先を特定する特定手段と、 前記特定手段によって特定した配布先に対して前記文書データを保管する配布先文書データ保管手段と、 閲覧手段によって閲覧された文書を閲覧済として閲覧状況を記憶する閲覧状況記憶手段と、 を備え、 前記ユーザ端末は、 前記配布先に保管された前記文書データの閲覧を行う閲覧手段、 を備えたことを特徴とする情報処理ステム。
【請求項2】
前記管理者端末は、 前記特定手段によって特定した配布先に対応して文書データを記憶する文書データ記憶手段と、 前記文書データ記憶手段によって記憶した文書データを表示した際に、前記文書データに対応する配布先を表示する配布先表示手段と、 前記配布先表示手段によって表示された文書データに対応する配布先の選択を行う配布先確定手段と、 前記配布先文書データ保管手段は、前記配布先確定手段によって選択した配布先に対して前記文書データを保管することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記配布先表示手段は、前記文書データ記憶手段によって記憶した文書データを表示した際に、配布先記憶手段に記憶された全ての配布先を表示するとともに、前記文書データに対応する配布先を識別表示することを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記配布先表示手段によって表示された複数のページからなる文書データに対して分割を行う文書データ分割手段と、 前記配布先確定手段は、前記配布先表示手段によって表示された前記分割したページに対する前ページの文書データと後ページの文書データに対して続けて、配布先を変更することを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記配布先確定手段は、前記配布先表示手段によって表示された文書データに対応する識別情報の変更を行うことで、前記変更された識別情報に対応する配布先を配布先記憶手段から取得して、前記配布先表示手段に表示する請求項2乃至4の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記配布先設定手段は、前記識別情報に対応して前記文書に対して付加する付加情報の位置を設定し、 前記配布先記憶手段は、前記配布先設定手段によって設定した識別情報に対応して前記文書に対して付加する付加情報の位置を記憶し、 前記特定手段は、前記受信した文書データの識別情報を解析して前記配布先記憶手段によって記憶された付加情報の位置を用いて、前記文書データに対して付加情報を付加することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理ステム。
【請求項7】
ユーザが登録文書を参照するために利用するユーザ端末と、登録文書の配布先を設定するための管理者端末と、前記登録文書を配布先へ配布するサーバと、がネットワークを介して接続された情報処理システムの制御方法であって、 前記管理者端末は、 文書を識別する識別情報に対応して前記文書の配布先を設定する配布先設定ステップ、 を実行し、 前記サーバは、 文書を識別する識別情報が付与された文書データを受信する受信ステップと、 前記受信した文書データの識別情報を解析して前記配布先設定ステップによって設定した識別情報に対応して配布先を記憶する配布先記憶手段によって記憶された配布先を特定する特定ステップと、 前記特定ステップによって特定した配布先に対して前記文書データを保管する配布先文書データ保管ステップと、 閲覧ステップによって閲覧された文書を閲覧済として閲覧状況を記憶する閲覧状況記憶ステップと、 を実行し、 前記ユーザ端末は、 前記配布先に保管された前記文書データの閲覧を行う閲覧ステップ、
を実行することを特徴とする情報処理ステムの制御方法。
【請求項8】
ユーザが登録文書を参照するために利用するユーザ端末と、登録文書の配布先を設定するための管理者端末と、前記登録文書を配布先へ配布するサーバと、がネットワークを介して接続された情報処理システムで実行されるプログラムあって、 前記管理者端末を、 文書を識別する識別情報に対応して前記文書の配布先を設定する配布先設定手段、 として機能させ、 前記サーバを、 文書を識別する識別情報が付与された文書データを受信する受信手段と、 前記受信した文書データの識別情報を解析して前記配布先設定手段によって設定した識別情報に対応して配布先を記憶する配布先記憶手段によって記憶された配布先を特定する特定手段と、 前記特定手段によって特定した配布先に対して前記文書データを保管する配布先文書データ保管手段と、 閲覧手段によって閲覧された文書を閲覧済として閲覧状況を記憶する閲覧状況記憶手段、 として機能させ、 前記ユーザ端末を、 前記配布先に保管された前記文書データの閲覧を行う閲覧手段、 として機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項1】
ユーザが登録文書を参照するために利用するユーザ端末と、登録文書の配布先を設定するための管理者端末と、前記登録文書を配布先へ配布するサーバと、がネットワークを介して接続された情報処理システムであって、 前記管理者端末は、 文書を識別する識別情報に対応して前記文書の配布先を設定する配布先設定手段、 を備え、 前記サーバは、 文書を識別する識別情報が付与された文書データを受信する受信手段と、 前記配布先設定手段によって設定した識別情報に対応して配布先を記憶する配布先記憶手段と、 前記受信した文書データの識別情報を解析して前記配布先記憶手段によって記憶された配布先を特定する特定手段と、 前記特定手段によって特定した配布先に対して前記文書データを保管する配布先文書データ保管手段と、 閲覧手段によって閲覧された文書を閲覧済として閲覧状況を記憶する閲覧状況記憶手段と、 を備え、 前記ユーザ端末は、 前記配布先に保管された前記文書データの閲覧を行う閲覧手段、 を備えたことを特徴とする情報処理ステム。
【請求項2】
前記管理者端末は、 前記特定手段によって特定した配布先に対応して文書データを記憶する文書データ記憶手段と、 前記文書データ記憶手段によって記憶した文書データを表示した際に、前記文書データに対応する配布先を表示する配布先表示手段と、 前記配布先表示手段によって表示された文書データに対応する配布先の選択を行う配布先確定手段と、 前記配布先文書データ保管手段は、前記配布先確定手段によって選択した配布先に対して前記文書データを保管することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記配布先表示手段は、前記文書データ記憶手段によって記憶した文書データを表示した際に、配布先記憶手段に記憶された全ての配布先を表示するとともに、前記文書データに対応する配布先を識別表示することを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記配布先表示手段によって表示された複数のページからなる文書データに対して分割を行う文書データ分割手段と、 前記配布先確定手段は、前記配布先表示手段によって表示された前記分割したページに対する前ページの文書データと後ページの文書データに対して続けて、配布先を変更することを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記配布先確定手段は、前記配布先表示手段によって表示された文書データに対応する識別情報の変更を行うことで、前記変更された識別情報に対応する配布先を配布先記憶手段から取得して、前記配布先表示手段に表示する請求項2乃至4の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記配布先設定手段は、前記識別情報に対応して前記文書に対して付加する付加情報の位置を設定し、 前記配布先記憶手段は、前記配布先設定手段によって設定した識別情報に対応して前記文書に対して付加する付加情報の位置を記憶し、 前記特定手段は、前記受信した文書データの識別情報を解析して前記配布先記憶手段によって記憶された付加情報の位置を用いて、前記文書データに対して付加情報を付加することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理ステム。
【請求項7】
ユーザが登録文書を参照するために利用するユーザ端末と、登録文書の配布先を設定するための管理者端末と、前記登録文書を配布先へ配布するサーバと、がネットワークを介して接続された情報処理システムの制御方法であって、 前記管理者端末は、 文書を識別する識別情報に対応して前記文書の配布先を設定する配布先設定ステップ、 を実行し、 前記サーバは、 文書を識別する識別情報が付与された文書データを受信する受信ステップと、 前記受信した文書データの識別情報を解析して前記配布先設定ステップによって設定した識別情報に対応して配布先を記憶する配布先記憶手段によって記憶された配布先を特定する特定ステップと、 前記特定ステップによって特定した配布先に対して前記文書データを保管する配布先文書データ保管ステップと、 閲覧ステップによって閲覧された文書を閲覧済として閲覧状況を記憶する閲覧状況記憶ステップと、 を実行し、 前記ユーザ端末は、 前記配布先に保管された前記文書データの閲覧を行う閲覧ステップ、
を実行することを特徴とする情報処理ステムの制御方法。
【請求項8】
ユーザが登録文書を参照するために利用するユーザ端末と、登録文書の配布先を設定するための管理者端末と、前記登録文書を配布先へ配布するサーバと、がネットワークを介して接続された情報処理システムで実行されるプログラムあって、 前記管理者端末を、 文書を識別する識別情報に対応して前記文書の配布先を設定する配布先設定手段、 として機能させ、 前記サーバを、 文書を識別する識別情報が付与された文書データを受信する受信手段と、 前記受信した文書データの識別情報を解析して前記配布先設定手段によって設定した識別情報に対応して配布先を記憶する配布先記憶手段によって記憶された配布先を特定する特定手段と、 前記特定手段によって特定した配布先に対して前記文書データを保管する配布先文書データ保管手段と、 閲覧手段によって閲覧された文書を閲覧済として閲覧状況を記憶する閲覧状況記憶手段、 として機能させ、 前記ユーザ端末を、 前記配布先に保管された前記文書データの閲覧を行う閲覧手段、 として機能させることを特徴とするプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【公開番号】特開2013−106092(P2013−106092A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−246826(P2011−246826)
【出願日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【Fターム(参考)】
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