情報処理装置、情報処理方法、プログラム
【課題】梱包を要するバラ扱いの品目が含まれる出荷指示がある場合においても二次仕分け作業を無くすことが可能な出荷指示を抽出可能とする。
【解決手段】複数の出荷情報から所定の出荷情報を抽出可能な情報処理装置であって、品目毎に当該の種別を特定する情報が割り当てられている複数の出荷情報を管理する管理手段と、前記管理手段により管理される出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目を1つ含む出荷情報を抽出する第一の抽出手段とを有する。
【解決手段】複数の出荷情報から所定の出荷情報を抽出可能な情報処理装置であって、品目毎に当該の種別を特定する情報が割り当てられている複数の出荷情報を管理する管理手段と、前記管理手段により管理される出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目を1つ含む出荷情報を抽出する第一の抽出手段とを有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ピッキング作業を効率化する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、倉庫からの出荷作業において、多届け先へ多品目の出荷がある場合には、棚から商品別の合計数を一次ピッキングして集め、そこから届け先別に仕分ける二次ピッキングするトータルピッキング方式が多く採用されている。この方法により棚に取りに行く回数は削減されるが、届け先に対して、梱包が必要であるバラ扱いの品目が1品目のみの出荷については、本来二次ピッキングは必要がないため、このような出荷が多い場合は、二次ピッキングをする工数、一次ピッキングを集める集積場所と二次ピッキング開始までの待ち時間が無駄になっていた。
【0003】
特許文献1には、移動車を使用して集約ピッキング作業(一次仕分け作業)を実行する設備において、無駄な二次仕分け作業を無くし、作業効率を改善できるピッキング設備を提供する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−284314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術は、無駄な二次仕分け作業を無くすことを可能とする技術ではあるが、1仕分け先の物品が1物品の場合に限定される技術であって、バラ扱いの品目の場合については、何らの考慮もなされていない。そのため、例えば、インクジェットプリンターのインクのように梱包を要するバラ扱いの品目が1品目でかつ複数あるような場合(赤色のインクを5個、Aさん宛に配送するような場合)については対応することができない。つまり、このような場合には、二次仕分けの作業を無くすことができない。
【0006】
そこで、本発明は、上記課題を解決するものであり、梱包を要するバラ扱いの品目が含まれる出荷指示がある場合においても二次仕分け作業を無くすことが可能な出荷指示を抽出可能とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、複数の出荷情報から所定の出荷情報を抽出可能な情報処理装置であって、品目毎に当該の種別を特定する情報が割り当てられている複数の出荷情報を管理する管理手段と、前記管理手段により管理される出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目を1つ含む出荷情報を抽出する第一の抽出手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、梱包を要するバラ扱いの品目が含まれる出荷指示がある場合においても二次仕分け作業を無くすことが可能な出荷指示が抽出可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施の形態における情報処理システムを示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるサーバの主要なハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態における全体の処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態における抽出処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における倉庫の指定を受け付ける画面の例である。
【図6】本発明の実施の形態における出荷情報画面の例である。
【図7】本発明の実施の形態における検索結果の例である。
【図8】本発明の実施の形態における随時出庫指示画面の例である。
【図9】本発明の実施の形態における出荷情報テーブルの例である。
【図10】本発明の実施の形態における分割された出荷情報テーブルの例である。
【図11】本発明の実施の形態における出荷指示ラベルの例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明する。
【0011】
図1は、本発明の実施の形態における情報処理システムを示すブロック図である。
【0012】
情報処理システムは、サーバ(情報処理装置)101、クライアント端末102、ハンディターミナル103がネットワーク104を介して通信可能に接続されている。ネットワーク104は、LANやインターネットなどの通信回線である。
【0013】
サーバ101は、出荷情報を管理するサーバであって、クライアント端末からの要求に応じて、二次仕分け作業を無くすことが可能な出荷情報を抽出する。クライアント端末に対しては、例えば、ウェブアプリケーションによるウェブサービスとして提供する形態があるが、その他の形態であっても良い。
【0014】
クライアント端末102は、ユーザが操作する端末であって、ユーザは、当該クライアント端末を操作して、サーバ101で管理されている出荷情報の中から、二次仕分け作業を無くすことが可能な出荷情報を抽出するための要求を行う。なお、ウェブアプリケーションを利用する場合は、ウェブブラウザがインストールされているものとする。
【0015】
ハンディターミナル103は、ユーザが操作する携帯型情報端末であって、印刷機構を備えるものである。クライアント端末102で抽出された出荷情報をネットワーク1040もしくはその他の通信回線105(赤外線通信やUSB接続など)により受け取り、記録領域に情報を記録する。記録した出荷情報を用いて、出荷指示書や宛先ラベルの印刷を行う。
【0016】
図2は、サーバ101の主要なハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ101は、CPU21、RAM22、ROM23、通信アダプタ24、ディスプレイアダプタ25、キーボード26、マウス27、HDD(ハードディスク装置)28、DVD−RW29を有し、これらがシステムバス20で接続されている。
【0017】
CPU21は、RAM22やROM23に格納されているプログラムやデータを用いてコンピュータ全体の制御を行うと共に後述の各処理を実行する。
【0018】
RAM22は、HDD28やDVD−RWドライブ29からロードされたプログラムやデータを一時的に記録するエリアを備えている。また、RAM22は、通信アダプタ24を介して外部装置から受信したプログラムやデータ、CPU21が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアも備えている。
【0019】
ROM23は、ブートプログラムやサーバ101を構成する各ハードウェア装置についての設定データなどを格納する。
【0020】
通信アダプタ24は、サーバ101をネットワーク104に接続するためのインタフェース部として機能し、通信アダプタ24を介してサーバ101は、外部機器(例えば、クライアント端末102)とネットワーク104を介してデータ通信を行うことができる。通信アダプタ24の種類は問わない。
【0021】
ディスプレイアダプタ25は、CRTや液晶ディスプレイなどに接続し、CPU21の処理結果を画像や文字などで表示することができる。
【0022】
26、27はそれぞれキーボード、マウスで入力装置の典型例であり、CPU21に対して各種の指示を入力するためのユーザインターフェースとして機能する。なお、入力装置の種類はこれらに限定されない。
【0023】
HDD(ハードディスク装置、記憶部)28は、OS(オペレーティングシステム)、ウェブアプリケーション及び後述するテーブルデータを保存する。
【0024】
DVD−RWドライブ29で、CD−ROM等に記録されたプログラムやデータを読み出して、RAM22やHDD28に出力する。
【0025】
サーバ101は、これらインストールされたオペレーションシステムや各プログラムをRAM22に読み出し、ウェブサービスを提供する。
【0026】
続いて、本発明の実施の形態における梱包を要するバラ扱いの品目が含まれる出荷指示(出荷情報)がある場合においても二次仕分け作業を無くすことが可能な出荷指示を抽出する処理の流れを説明する。
【0027】
なお、本実施の形態では、ウェブアプリケーションの場合を例に説明を行うものとするが、実現方法は、この方法に限られるものではなく、例えば、クライアントサーバタイプのシステムにおいても同様に実現可能である。
【0028】
図3は、本発明の実施の形態における全体の処理の流れを示すフローチャートである。
【0029】
ここでは、一般のユーザがクライアント端末を操作して、サーバから所定の出荷情報を抽出し、その出荷情報を用いてハンディターミナルから出荷ラベルの印刷を行う流れを説明している。
【0030】
まず、ユーザは、クライアント端末を操作してブラウザを起動させた後、サーバが提供するウェブサービスを受けるために所定のURLへアクセスする操作を行う。そしてログイン画面が表示された後に次の処理が始まる。
【0031】
ステップS301において、クライアント端末は、ログイン要求を行う。ここでは、ユーザにより入力されたユーザIDとパスワードとが送信されているものとする。
【0032】
ステップS302において、サーバは、ログイン要求を受け付ける。そして、受け付けたユーザIDとパスワードとを用いてユーザ認証を行う。
【0033】
ステップS303において、サーバは、出荷情報画面データを送信する。なお、本発明の実施の形態では、倉庫が1つであるものとし、ユーザ認証後に直ちに出荷情報画面データを送信する例で説明しているが、複数の出荷倉庫を備える場合、その前にユーザから倉庫の指定を受け付けて、その倉庫についての出荷情報画面データを送信するという実施の形態であってもよい。倉庫を受け付ける画面の例を図5に示す。この倉庫選択画面を介してユーザにより所定の倉庫の選択を受け付けることとなる。
【0034】
ステップS304において、クライアント端末は、出荷情報画面データを受信する。
【0035】
ステップS305において、クライアント端末は、出荷情報画面データを用いて、ブラウザ上に表示する。ここでは、最初に、その倉庫からの全出荷情報が表示されることとなる。出荷情報画面の表示例を図6に示す。
【0036】
なお、本発明の実施の形態においては、倉庫からの出荷については、例えば方面別に運送会社が違う場合もあるため、運送会社別に出荷指示をまとめて、出荷作業を行うことを前提としている。また、運送会社を、「配送モード」と称し、また、まとめた出荷作業を「バッチ」と称することとする。図6の例では、運送会社「ABC便(関東)」と「○○便(関東)」の出荷情報がある。
【0037】
ステップS306において、クライアント端末は、指定された検索条件を用いて、検索要求を行う。ここでは、様々な検索条件の入力が可能である。本発明の実施の形態においては、ユーザにより、所定の運送会社に絞り込みを行うため配送モード欄601に所定のコードが入力された後、検索ボタン603が押下されることにより検索の要求を行ったものとして説明を続ける。
【0038】
ステップS307において、サーバは、検索条件を含む検索要求を受け付ける。そして、受け付けた検索条件を用いて検索処理を行う。
【0039】
ステップS308において、サーバは、検索結果を含む検索結果画面データを送信する。
【0040】
ステップS309において、クライアント端末は、検索結果画面データを受信する。
【0041】
ステップS311において、クライアント端末は、検索結果画面データを用いて、ブラウザ上に表示する。検索結果の表示例を図7に示す。
【0042】
図7では、運送会社「ABC便(関東)」の出荷情報に絞り込まれたことを示している。そして、ユーザは、バッチ組名称欄701を見て、所定のバッチ組名称のオーダ欄702の数値をクリックする。この数値は、ハイパーリンクで次の画面に遷移するようになっている。本発明の実施の形態では、数値「51」703が選択されたものとして説明を続ける。なお、選択された後、クライアントとサーバとの間で画面情報の通信が行われるが、ここでは、その説明を省略する。
【0043】
数値が選択された後、クライアント端末において、図8に示す随時出庫指示画面が表示される。この画面で、ユーザは、抽出したい出荷情報を確定させる。具体的には、閾値欄801において、「重量」と「容積」との数値を入力する。デフォルトでは上限値が入力されているので任意の値を入力することとなる。また、抽出対象区分欄802から「抽出なし」、「バラのみ」、「ケース含む」のいずれかを選択する。ここで「バラのみ」とは、オーダに含まれている品目の引当てされている在庫のケース区分がバラである品目が1品目のみの出荷情報を抽出することを意味している。また、「ケース含む」とは、さらに、ケース在庫から出荷するものも含めて、オーダ内の品目が1品目だけのものを抽出することを意味している。また、専伝出力有無欄803において、「無」、「有」、「全て」のいずれかを選択する。なお、専伝とは、専用伝票のことであり、専用伝票を添付する作業は、作業負荷が大きいことから、バッチ全体の作業効率に影響を与えるものであるため、専用伝票発行区分で抽出する条件を指定可能としている。
【0044】
最後にユーザは、検索ボタン804を押下する。検索ボタン804が押下されることにより、条件テーブル805と結果テーブル806にそれぞれ抽出後の結果が反映される。なお、この間、クライアントとサーバとの間で画面情報の通信が行われるが、ここでは、その説明を省略する。
【0045】
図8では、閾値の重量が上限値、容量が45000(cm3)、専伝出力が「無」、抽出対象区分が「ケース含む」場合の抽出結果が、結果テーブル806に反映されている。ユーザは、この結果テーブルの数値を参考に抽出条件の変更を行い、最終的な抽出条件を確定させる作業を行う。
【0046】
ステップS312において、クライアント端末は、抽出指示を受け付けたか判定する。Yesの場合、S312へ進み、Noの場合、S305へ戻る。図8の例では、ユーザにより、抽出する配送モードに付与するコード番号が807欄に入力され、実行ボタン808が押下された場合、Yesと判定し、戻るボタン809が押下された場合は、Noと判定する。
【0047】
ステップS312において、クライアント端末は、出荷情報を抽出する要求を行う。
【0048】
ステップS313において、サーバは、出荷情報を抽出する要求を受け付ける。
【0049】
ステップS314において、サーバは、抽出処理を行う。抽出処理の詳細な説明は、図4を用いて説明を行う。
【0050】
図4は、本発明の実施の形態における抽出処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
【0051】
ステップS401において、サーバは、管理している出荷情報の中から対象となる全ての出荷情報を取り出して、メモリ等に受け取る。受け取った出荷情報の例を図9に示す。出荷情報テーブルには、出荷受け付けヘッダ901には、「倉庫」、「オーダNO」、「配送モード」が含まれ、出荷受付明細902には、「出荷伝票NO」、「出荷伝票明細NO」、「専伝発光方法区分」、「品目CD」、「出庫数」、「出庫重量(Kg)」、「出庫容積(cm3)」が含まれる。出荷受付在庫引当明細903には、「引当行NO」、「ロケーション」、「ケース区分」が含まれる。なお、ケース区分とは、当該品目に割り当てられている在庫の種別を特定する情報である。ケースは、例えば、インクジェットプリンターのように梱包を要しない品目に割り当てられ、バラは、例えば、インクジェットプリンターのインクのように梱包を要する品目に割り当てられる。ロケーションマスタ904には、「エリア」が含まれる。物流品目マスタ905には、「出荷量ランク」が含まれる。
【0052】
ステップS402において、サーバは、配送モードが指定された配送モードであるかを判定する。Yesの場合、S403へ進み、Noの場合、終了する。本発明の実施の形態においては、配送モード別に配送モード別にバッチを組んでいることとしているため、ここで対象の配送モードを絞り込んでいる。
【0053】
続いて行うステップS403からS409までの処理は、出荷情報テーブルに含まれる全てのオーダについて確認を行って、該当する出荷情報を抽出するものである。
【0054】
ステップS403において、サーバは、オーダに含まれている品目の引当てされている在庫のケース区分がバラである品目が1品目であるかを判定する。Yesの場合、S404へ進み、Noの場合、終了する。例えば、「ORDER001」の場合、ケース区分には、「バラ」が1品目であるため該当するが、「ORDER002」の場合、ケース区分には、「バラ」が1品目もないため該当しない。
【0055】
なお、オーダとは、届け先別に出荷指示をまとめた単位のことをいう。ここで、バラ在庫が1品目のものを抽出するのは、トータルピッキングから分割した方が、効率がよくなるため抽出する対象としている。これにより、インクジェットプリンターのインクのように梱包を要するバラ扱いの品目が1品目でかつ複数あるような場合(赤色のインクを5個、Aさん宛に配送するような場合)についても抽出することが可能となるため、このような場合であっても、二次仕分けの作業を無くすことができるようになる。
【0056】
ステップS404において、サーバは、オーダに含まれているデータの専伝票発行区分が指定された専伝区分に一致するかを判定する。Yesの場合、S405へ進み、Noの場合、終了する。例えば、「ORDER001」の場合、専伝区分は、「無」であるため該当するが、「ORDER002」の場合、専伝区分は、「有」であるため該当しない。
【0057】
なお、専用伝票を添付する作業は、作業負荷が大きいため、バッチ全体の作業効率に影響を与えるものである。そのため、専用伝票発行区分で抽出する、この処理で、作業負荷が大きい専用伝票添付が必要なオーダを除外し、対象分のさらなる効率化を行うためである。
【0058】
ステップS405において、サーバは、オーダに含まれている品目の引当てされている在庫のケース区分が指定されたケース区分に一致しているかを判定する。Yesの場合、S406へ進み、Noの場合、終了する。例えば、「ORDER001」の場合、ケース区分には、「ケース」が含まれ、「ORDER002」の場合、ケース区分には、「ケース」が含まれない。ここでは、図8における抽出対象区分802によって指定された内容に応じて判定がなされる。
【0059】
なお、この条件は、バラ在庫から出荷する品目が1品目だけのものの中から、さらに、ケース在庫から出荷するものも含めて、オーダ内の品目が1品目だけのものを抽出するか判断するものであり、より抽出対象を絞り込むためのものである。
【0060】
ステップS406において、サーバは、引当てされている在庫のケース区分がバラである品目の出荷重量が指定された重量以内であるかを判定する。Yesの場合、S407へ進み、Noの場合、終了する。ここでは、図8における閾値の重量によって指定された値を用いて、バラ出荷する商品の総重量で絞り込んでいる。これは、バラ商品を梱包する際に、非常に大きい梱包になってしまうような出荷が混在していると、例え1品目であっても作業効率が低下してしまうことから抽出対象を絞り込むためである。
【0061】
ステップS407において、サーバは、引当てされている在庫のケース区分がバラである品目の出荷容積が指定された容積以内であるかを判定する。Yesの場合、S408へ進み、Noの場合、終了する。ここでは、図8における閾値の容積によって指定された値を用いて、バラ出荷する商品の総容積で絞り込んでいる。これは、バラ商品を梱包する際に、非常に大きい梱包になってしまうような出荷が混在していると、例え1品目であっても作業効率が低下してしまうことから抽出対象を絞り込むためである。
【0062】
ステップS408において、サーバは、引当てされている在庫のケース区分がバラである品目のエリアが指定されたエリアと一致しているかを判定する。Yesの場合、S409へ進み、Noの場合、終了する。ここでは、不図示の画面を介してユーザにより指定されたエリア情報を用いて、判定を行う。
【0063】
このような判定を行うのは、作業効率の低下を防止するためである。つまり、倉庫では、一般的に、出荷頻度が高い商品を梱包場の近くに保管し、出荷頻度が低い商品を遠くに保管しているため、出荷指示の中に、遠い保管エリアの商品が含まれていると、作業導線が長くなり、作業効率が低下することとなる。そのため、ここでは、作業導線を長くしてしまう遠い場所の保管エリアに格納されている商品が含まれる出荷指示を抽出対象から除外することができるようにしている。
【0064】
ステップS409において、サーバは、引当てされている在庫のケース区分がバラである品目の出荷量ランクが指定された出荷量ランクと一致するかを判定している。Yesの場合、S410へ進み、Noの場合、終了する。ここでは、不図示の画面を介してユーザにより指定されたランク情報を用いて、判定を行う。
【0065】
このような判定を行うのは、S408と同様に作業効率の低下を防止するためである。つまり、上記の通り、倉庫では、一般的に、出荷頻度が高い商品を梱包場の近くに保管し、出荷頻度が低い商品を遠くに保管しているため、この出荷頻度をランク付けし、品目マスタに登録することで、品目の出荷量ランクに基づき、遠い保管エリアにある商品の出荷指示を抽出対象から除外することができるようにしている。
【0066】
ステップS410において、サーバは、配送モード更新する処理を行う。具体的には、出荷情報テーブルから、該当する出荷情報とそれ以外の出荷情報を分割し、該当する出荷情報については配送モードを、図8に示す807欄に入力された値に更新する。
【0067】
図10に分割後の出荷情報テーブルの例を示す。この例では、図9の出荷情報テーブルが、出荷情報テーブル(1)と出荷情報テーブル(2)とに分割されたことを示している。また、出荷情報テーブル(2)は、抽出処理により抽出された出荷情報テーブルであることから、配送モードが「A01」から「A99」に更新されている。ここで、抽出された出荷情報は、バラ出荷が1アイテムのものばかりが抽出されており、梱包サイズも例外のサイズがなくおおよそ均衡している。そのため、これらを、トータルピッキング方式ではなく、複数オーダピッキング方法で出荷する作業を行うこととなる。なお、トータルピッキングは、一次ピッキング作業と二次ピッキング作業とで構成されているのに対し、複数オーダピッキングは、ピッキング作業と検品作業とで構成されている。
【0068】
以上、図4を用いて、本発明の実施の形態における抽出処理の詳細な処理の流れを説明したが、抽出処理は、この方法に限られるものではない。本発明の実施の形態では、ステップS403からステップS409までの判定を行っているが、これらのうちの任意の組合せの判定を行う実施の形態であってもよい。ただし、ステップS403の判定については、本発明の前提であることからかならず行われる。
【0069】
ステップS315において、サーバは、抽出処理により抽出された結果を送信する。ここでは、図10に示す出荷情報テーブル(2)が送信されることとなる。
【0070】
ステップS316において、クライアント端末は、抽出処理により抽出された結果を受信する。ここで、ユーザは受信した出荷情報テーブル(2)を用いて、指示ラベルを印刷する作業を行う。印刷処理は、任意の印刷装置で行うことが可能であるが、本発明の実施の形態では、抽出された出荷情報テーブル(2)をハンティターミナルへ送信して、ハンディターミナルにおいて印刷処理を行う場合について説明を行う。
【0071】
ステップS317において、クライアント端末は、抽出処理により抽出された結果を送信する。
【0072】
ステップS318において、ハンディターミナルは、抽出処理により抽出された結果を受信する。
【0073】
ステップS319において、ハンディターミナルは、抽出処理により抽出された結果を用いて印刷処理を行う。ハンディターミナルを操作するユーザが、出荷情報テーブル(2)に含まれる各種情報を用いることで出荷指示ラベルの印刷を行う。印刷される出荷指示ラベルの例を図11に示す。
【0074】
ここで、複数オーダピッキングでは、まず、出荷指示(ピッキング指示)は、格納ロケーション毎に作成される。具体的には、図9に示す出荷受付在庫引当明細903に含まれるロケーション単位で作成がされるものである。また、抽出された出荷情報は、全て1品目で構成されていることから、例えば、4つの届け先から、商品Aの出荷指示が来ている場合、商品Aが格納されているロケーションへの出荷指示(ピッキング指示)は、図11に示す1枚目のピッキング指示ラベルのように4個のピッキング指示が含まれる。具体的には、届け先番号1101、各数量1102、箱サイズ1103が記載されてある。作業者は、この情報を参考に4つの届け先分の箱を用意して、倉庫へ向かい、箱詰め作業を行うこととなる。そして、図11に示す2枚目以降の届け先別の送り状を4つの箱にそれぞれ貼ることで、ピッキングが終了する。
【0075】
なお、さらに、検品工程を次に加えることで、ミスのない確実な出荷作業が可能となる。梱包されている商品は、全て1品目だけであり、届け先はバラバラであるため、どれから検品に着手しても問題は生じない。具体的には、箱に貼られた送り状をハンディターミナルでスキャンし、中に入れてある商品を一つスキャンする。システムで合致を確認できたら後は封印して作業が終了する。
【0076】
上述した通り、本発明によれば、梱包を要するバラ扱いの品目が含まれる出荷指示がある場合においても二次仕分け作業を無くすことが可能な出荷指示が抽出可能となる。
【0077】
つまり、トータルピッキングの場合は、4個をピッキングした後、作業場に持って行って、同一バッチの他商品が集まるのを待って、届け先別に商品を二次ピッキングして梱包しなければならないため、複数オーダピッキングに比べて、待ち時間が発生することとなる。そのため、待ち時間の発生を防ぐことができる。
【0078】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、
種々の変形・変更が可能である。
【0079】
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(又は記録媒体)を、システム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置の中央演算処理手段(CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0080】
また、システム或いは装置の前記中央演算処理手段が読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、システム或いは装置上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0081】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、前記システム或いは装置に挿入された機能拡張カードや、接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0082】
本発明を前記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体(コンピュータ読み取り可能な記憶媒体)には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【符号の説明】
【0083】
101 サーバ
102 クライアント端末
103 ハンディターミナル
104 ネットワーク
105 通信回線
【技術分野】
【0001】
ピッキング作業を効率化する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、倉庫からの出荷作業において、多届け先へ多品目の出荷がある場合には、棚から商品別の合計数を一次ピッキングして集め、そこから届け先別に仕分ける二次ピッキングするトータルピッキング方式が多く採用されている。この方法により棚に取りに行く回数は削減されるが、届け先に対して、梱包が必要であるバラ扱いの品目が1品目のみの出荷については、本来二次ピッキングは必要がないため、このような出荷が多い場合は、二次ピッキングをする工数、一次ピッキングを集める集積場所と二次ピッキング開始までの待ち時間が無駄になっていた。
【0003】
特許文献1には、移動車を使用して集約ピッキング作業(一次仕分け作業)を実行する設備において、無駄な二次仕分け作業を無くし、作業効率を改善できるピッキング設備を提供する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−284314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術は、無駄な二次仕分け作業を無くすことを可能とする技術ではあるが、1仕分け先の物品が1物品の場合に限定される技術であって、バラ扱いの品目の場合については、何らの考慮もなされていない。そのため、例えば、インクジェットプリンターのインクのように梱包を要するバラ扱いの品目が1品目でかつ複数あるような場合(赤色のインクを5個、Aさん宛に配送するような場合)については対応することができない。つまり、このような場合には、二次仕分けの作業を無くすことができない。
【0006】
そこで、本発明は、上記課題を解決するものであり、梱包を要するバラ扱いの品目が含まれる出荷指示がある場合においても二次仕分け作業を無くすことが可能な出荷指示を抽出可能とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、複数の出荷情報から所定の出荷情報を抽出可能な情報処理装置であって、品目毎に当該の種別を特定する情報が割り当てられている複数の出荷情報を管理する管理手段と、前記管理手段により管理される出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目を1つ含む出荷情報を抽出する第一の抽出手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、梱包を要するバラ扱いの品目が含まれる出荷指示がある場合においても二次仕分け作業を無くすことが可能な出荷指示が抽出可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施の形態における情報処理システムを示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるサーバの主要なハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態における全体の処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態における抽出処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における倉庫の指定を受け付ける画面の例である。
【図6】本発明の実施の形態における出荷情報画面の例である。
【図7】本発明の実施の形態における検索結果の例である。
【図8】本発明の実施の形態における随時出庫指示画面の例である。
【図9】本発明の実施の形態における出荷情報テーブルの例である。
【図10】本発明の実施の形態における分割された出荷情報テーブルの例である。
【図11】本発明の実施の形態における出荷指示ラベルの例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明する。
【0011】
図1は、本発明の実施の形態における情報処理システムを示すブロック図である。
【0012】
情報処理システムは、サーバ(情報処理装置)101、クライアント端末102、ハンディターミナル103がネットワーク104を介して通信可能に接続されている。ネットワーク104は、LANやインターネットなどの通信回線である。
【0013】
サーバ101は、出荷情報を管理するサーバであって、クライアント端末からの要求に応じて、二次仕分け作業を無くすことが可能な出荷情報を抽出する。クライアント端末に対しては、例えば、ウェブアプリケーションによるウェブサービスとして提供する形態があるが、その他の形態であっても良い。
【0014】
クライアント端末102は、ユーザが操作する端末であって、ユーザは、当該クライアント端末を操作して、サーバ101で管理されている出荷情報の中から、二次仕分け作業を無くすことが可能な出荷情報を抽出するための要求を行う。なお、ウェブアプリケーションを利用する場合は、ウェブブラウザがインストールされているものとする。
【0015】
ハンディターミナル103は、ユーザが操作する携帯型情報端末であって、印刷機構を備えるものである。クライアント端末102で抽出された出荷情報をネットワーク1040もしくはその他の通信回線105(赤外線通信やUSB接続など)により受け取り、記録領域に情報を記録する。記録した出荷情報を用いて、出荷指示書や宛先ラベルの印刷を行う。
【0016】
図2は、サーバ101の主要なハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ101は、CPU21、RAM22、ROM23、通信アダプタ24、ディスプレイアダプタ25、キーボード26、マウス27、HDD(ハードディスク装置)28、DVD−RW29を有し、これらがシステムバス20で接続されている。
【0017】
CPU21は、RAM22やROM23に格納されているプログラムやデータを用いてコンピュータ全体の制御を行うと共に後述の各処理を実行する。
【0018】
RAM22は、HDD28やDVD−RWドライブ29からロードされたプログラムやデータを一時的に記録するエリアを備えている。また、RAM22は、通信アダプタ24を介して外部装置から受信したプログラムやデータ、CPU21が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアも備えている。
【0019】
ROM23は、ブートプログラムやサーバ101を構成する各ハードウェア装置についての設定データなどを格納する。
【0020】
通信アダプタ24は、サーバ101をネットワーク104に接続するためのインタフェース部として機能し、通信アダプタ24を介してサーバ101は、外部機器(例えば、クライアント端末102)とネットワーク104を介してデータ通信を行うことができる。通信アダプタ24の種類は問わない。
【0021】
ディスプレイアダプタ25は、CRTや液晶ディスプレイなどに接続し、CPU21の処理結果を画像や文字などで表示することができる。
【0022】
26、27はそれぞれキーボード、マウスで入力装置の典型例であり、CPU21に対して各種の指示を入力するためのユーザインターフェースとして機能する。なお、入力装置の種類はこれらに限定されない。
【0023】
HDD(ハードディスク装置、記憶部)28は、OS(オペレーティングシステム)、ウェブアプリケーション及び後述するテーブルデータを保存する。
【0024】
DVD−RWドライブ29で、CD−ROM等に記録されたプログラムやデータを読み出して、RAM22やHDD28に出力する。
【0025】
サーバ101は、これらインストールされたオペレーションシステムや各プログラムをRAM22に読み出し、ウェブサービスを提供する。
【0026】
続いて、本発明の実施の形態における梱包を要するバラ扱いの品目が含まれる出荷指示(出荷情報)がある場合においても二次仕分け作業を無くすことが可能な出荷指示を抽出する処理の流れを説明する。
【0027】
なお、本実施の形態では、ウェブアプリケーションの場合を例に説明を行うものとするが、実現方法は、この方法に限られるものではなく、例えば、クライアントサーバタイプのシステムにおいても同様に実現可能である。
【0028】
図3は、本発明の実施の形態における全体の処理の流れを示すフローチャートである。
【0029】
ここでは、一般のユーザがクライアント端末を操作して、サーバから所定の出荷情報を抽出し、その出荷情報を用いてハンディターミナルから出荷ラベルの印刷を行う流れを説明している。
【0030】
まず、ユーザは、クライアント端末を操作してブラウザを起動させた後、サーバが提供するウェブサービスを受けるために所定のURLへアクセスする操作を行う。そしてログイン画面が表示された後に次の処理が始まる。
【0031】
ステップS301において、クライアント端末は、ログイン要求を行う。ここでは、ユーザにより入力されたユーザIDとパスワードとが送信されているものとする。
【0032】
ステップS302において、サーバは、ログイン要求を受け付ける。そして、受け付けたユーザIDとパスワードとを用いてユーザ認証を行う。
【0033】
ステップS303において、サーバは、出荷情報画面データを送信する。なお、本発明の実施の形態では、倉庫が1つであるものとし、ユーザ認証後に直ちに出荷情報画面データを送信する例で説明しているが、複数の出荷倉庫を備える場合、その前にユーザから倉庫の指定を受け付けて、その倉庫についての出荷情報画面データを送信するという実施の形態であってもよい。倉庫を受け付ける画面の例を図5に示す。この倉庫選択画面を介してユーザにより所定の倉庫の選択を受け付けることとなる。
【0034】
ステップS304において、クライアント端末は、出荷情報画面データを受信する。
【0035】
ステップS305において、クライアント端末は、出荷情報画面データを用いて、ブラウザ上に表示する。ここでは、最初に、その倉庫からの全出荷情報が表示されることとなる。出荷情報画面の表示例を図6に示す。
【0036】
なお、本発明の実施の形態においては、倉庫からの出荷については、例えば方面別に運送会社が違う場合もあるため、運送会社別に出荷指示をまとめて、出荷作業を行うことを前提としている。また、運送会社を、「配送モード」と称し、また、まとめた出荷作業を「バッチ」と称することとする。図6の例では、運送会社「ABC便(関東)」と「○○便(関東)」の出荷情報がある。
【0037】
ステップS306において、クライアント端末は、指定された検索条件を用いて、検索要求を行う。ここでは、様々な検索条件の入力が可能である。本発明の実施の形態においては、ユーザにより、所定の運送会社に絞り込みを行うため配送モード欄601に所定のコードが入力された後、検索ボタン603が押下されることにより検索の要求を行ったものとして説明を続ける。
【0038】
ステップS307において、サーバは、検索条件を含む検索要求を受け付ける。そして、受け付けた検索条件を用いて検索処理を行う。
【0039】
ステップS308において、サーバは、検索結果を含む検索結果画面データを送信する。
【0040】
ステップS309において、クライアント端末は、検索結果画面データを受信する。
【0041】
ステップS311において、クライアント端末は、検索結果画面データを用いて、ブラウザ上に表示する。検索結果の表示例を図7に示す。
【0042】
図7では、運送会社「ABC便(関東)」の出荷情報に絞り込まれたことを示している。そして、ユーザは、バッチ組名称欄701を見て、所定のバッチ組名称のオーダ欄702の数値をクリックする。この数値は、ハイパーリンクで次の画面に遷移するようになっている。本発明の実施の形態では、数値「51」703が選択されたものとして説明を続ける。なお、選択された後、クライアントとサーバとの間で画面情報の通信が行われるが、ここでは、その説明を省略する。
【0043】
数値が選択された後、クライアント端末において、図8に示す随時出庫指示画面が表示される。この画面で、ユーザは、抽出したい出荷情報を確定させる。具体的には、閾値欄801において、「重量」と「容積」との数値を入力する。デフォルトでは上限値が入力されているので任意の値を入力することとなる。また、抽出対象区分欄802から「抽出なし」、「バラのみ」、「ケース含む」のいずれかを選択する。ここで「バラのみ」とは、オーダに含まれている品目の引当てされている在庫のケース区分がバラである品目が1品目のみの出荷情報を抽出することを意味している。また、「ケース含む」とは、さらに、ケース在庫から出荷するものも含めて、オーダ内の品目が1品目だけのものを抽出することを意味している。また、専伝出力有無欄803において、「無」、「有」、「全て」のいずれかを選択する。なお、専伝とは、専用伝票のことであり、専用伝票を添付する作業は、作業負荷が大きいことから、バッチ全体の作業効率に影響を与えるものであるため、専用伝票発行区分で抽出する条件を指定可能としている。
【0044】
最後にユーザは、検索ボタン804を押下する。検索ボタン804が押下されることにより、条件テーブル805と結果テーブル806にそれぞれ抽出後の結果が反映される。なお、この間、クライアントとサーバとの間で画面情報の通信が行われるが、ここでは、その説明を省略する。
【0045】
図8では、閾値の重量が上限値、容量が45000(cm3)、専伝出力が「無」、抽出対象区分が「ケース含む」場合の抽出結果が、結果テーブル806に反映されている。ユーザは、この結果テーブルの数値を参考に抽出条件の変更を行い、最終的な抽出条件を確定させる作業を行う。
【0046】
ステップS312において、クライアント端末は、抽出指示を受け付けたか判定する。Yesの場合、S312へ進み、Noの場合、S305へ戻る。図8の例では、ユーザにより、抽出する配送モードに付与するコード番号が807欄に入力され、実行ボタン808が押下された場合、Yesと判定し、戻るボタン809が押下された場合は、Noと判定する。
【0047】
ステップS312において、クライアント端末は、出荷情報を抽出する要求を行う。
【0048】
ステップS313において、サーバは、出荷情報を抽出する要求を受け付ける。
【0049】
ステップS314において、サーバは、抽出処理を行う。抽出処理の詳細な説明は、図4を用いて説明を行う。
【0050】
図4は、本発明の実施の形態における抽出処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
【0051】
ステップS401において、サーバは、管理している出荷情報の中から対象となる全ての出荷情報を取り出して、メモリ等に受け取る。受け取った出荷情報の例を図9に示す。出荷情報テーブルには、出荷受け付けヘッダ901には、「倉庫」、「オーダNO」、「配送モード」が含まれ、出荷受付明細902には、「出荷伝票NO」、「出荷伝票明細NO」、「専伝発光方法区分」、「品目CD」、「出庫数」、「出庫重量(Kg)」、「出庫容積(cm3)」が含まれる。出荷受付在庫引当明細903には、「引当行NO」、「ロケーション」、「ケース区分」が含まれる。なお、ケース区分とは、当該品目に割り当てられている在庫の種別を特定する情報である。ケースは、例えば、インクジェットプリンターのように梱包を要しない品目に割り当てられ、バラは、例えば、インクジェットプリンターのインクのように梱包を要する品目に割り当てられる。ロケーションマスタ904には、「エリア」が含まれる。物流品目マスタ905には、「出荷量ランク」が含まれる。
【0052】
ステップS402において、サーバは、配送モードが指定された配送モードであるかを判定する。Yesの場合、S403へ進み、Noの場合、終了する。本発明の実施の形態においては、配送モード別に配送モード別にバッチを組んでいることとしているため、ここで対象の配送モードを絞り込んでいる。
【0053】
続いて行うステップS403からS409までの処理は、出荷情報テーブルに含まれる全てのオーダについて確認を行って、該当する出荷情報を抽出するものである。
【0054】
ステップS403において、サーバは、オーダに含まれている品目の引当てされている在庫のケース区分がバラである品目が1品目であるかを判定する。Yesの場合、S404へ進み、Noの場合、終了する。例えば、「ORDER001」の場合、ケース区分には、「バラ」が1品目であるため該当するが、「ORDER002」の場合、ケース区分には、「バラ」が1品目もないため該当しない。
【0055】
なお、オーダとは、届け先別に出荷指示をまとめた単位のことをいう。ここで、バラ在庫が1品目のものを抽出するのは、トータルピッキングから分割した方が、効率がよくなるため抽出する対象としている。これにより、インクジェットプリンターのインクのように梱包を要するバラ扱いの品目が1品目でかつ複数あるような場合(赤色のインクを5個、Aさん宛に配送するような場合)についても抽出することが可能となるため、このような場合であっても、二次仕分けの作業を無くすことができるようになる。
【0056】
ステップS404において、サーバは、オーダに含まれているデータの専伝票発行区分が指定された専伝区分に一致するかを判定する。Yesの場合、S405へ進み、Noの場合、終了する。例えば、「ORDER001」の場合、専伝区分は、「無」であるため該当するが、「ORDER002」の場合、専伝区分は、「有」であるため該当しない。
【0057】
なお、専用伝票を添付する作業は、作業負荷が大きいため、バッチ全体の作業効率に影響を与えるものである。そのため、専用伝票発行区分で抽出する、この処理で、作業負荷が大きい専用伝票添付が必要なオーダを除外し、対象分のさらなる効率化を行うためである。
【0058】
ステップS405において、サーバは、オーダに含まれている品目の引当てされている在庫のケース区分が指定されたケース区分に一致しているかを判定する。Yesの場合、S406へ進み、Noの場合、終了する。例えば、「ORDER001」の場合、ケース区分には、「ケース」が含まれ、「ORDER002」の場合、ケース区分には、「ケース」が含まれない。ここでは、図8における抽出対象区分802によって指定された内容に応じて判定がなされる。
【0059】
なお、この条件は、バラ在庫から出荷する品目が1品目だけのものの中から、さらに、ケース在庫から出荷するものも含めて、オーダ内の品目が1品目だけのものを抽出するか判断するものであり、より抽出対象を絞り込むためのものである。
【0060】
ステップS406において、サーバは、引当てされている在庫のケース区分がバラである品目の出荷重量が指定された重量以内であるかを判定する。Yesの場合、S407へ進み、Noの場合、終了する。ここでは、図8における閾値の重量によって指定された値を用いて、バラ出荷する商品の総重量で絞り込んでいる。これは、バラ商品を梱包する際に、非常に大きい梱包になってしまうような出荷が混在していると、例え1品目であっても作業効率が低下してしまうことから抽出対象を絞り込むためである。
【0061】
ステップS407において、サーバは、引当てされている在庫のケース区分がバラである品目の出荷容積が指定された容積以内であるかを判定する。Yesの場合、S408へ進み、Noの場合、終了する。ここでは、図8における閾値の容積によって指定された値を用いて、バラ出荷する商品の総容積で絞り込んでいる。これは、バラ商品を梱包する際に、非常に大きい梱包になってしまうような出荷が混在していると、例え1品目であっても作業効率が低下してしまうことから抽出対象を絞り込むためである。
【0062】
ステップS408において、サーバは、引当てされている在庫のケース区分がバラである品目のエリアが指定されたエリアと一致しているかを判定する。Yesの場合、S409へ進み、Noの場合、終了する。ここでは、不図示の画面を介してユーザにより指定されたエリア情報を用いて、判定を行う。
【0063】
このような判定を行うのは、作業効率の低下を防止するためである。つまり、倉庫では、一般的に、出荷頻度が高い商品を梱包場の近くに保管し、出荷頻度が低い商品を遠くに保管しているため、出荷指示の中に、遠い保管エリアの商品が含まれていると、作業導線が長くなり、作業効率が低下することとなる。そのため、ここでは、作業導線を長くしてしまう遠い場所の保管エリアに格納されている商品が含まれる出荷指示を抽出対象から除外することができるようにしている。
【0064】
ステップS409において、サーバは、引当てされている在庫のケース区分がバラである品目の出荷量ランクが指定された出荷量ランクと一致するかを判定している。Yesの場合、S410へ進み、Noの場合、終了する。ここでは、不図示の画面を介してユーザにより指定されたランク情報を用いて、判定を行う。
【0065】
このような判定を行うのは、S408と同様に作業効率の低下を防止するためである。つまり、上記の通り、倉庫では、一般的に、出荷頻度が高い商品を梱包場の近くに保管し、出荷頻度が低い商品を遠くに保管しているため、この出荷頻度をランク付けし、品目マスタに登録することで、品目の出荷量ランクに基づき、遠い保管エリアにある商品の出荷指示を抽出対象から除外することができるようにしている。
【0066】
ステップS410において、サーバは、配送モード更新する処理を行う。具体的には、出荷情報テーブルから、該当する出荷情報とそれ以外の出荷情報を分割し、該当する出荷情報については配送モードを、図8に示す807欄に入力された値に更新する。
【0067】
図10に分割後の出荷情報テーブルの例を示す。この例では、図9の出荷情報テーブルが、出荷情報テーブル(1)と出荷情報テーブル(2)とに分割されたことを示している。また、出荷情報テーブル(2)は、抽出処理により抽出された出荷情報テーブルであることから、配送モードが「A01」から「A99」に更新されている。ここで、抽出された出荷情報は、バラ出荷が1アイテムのものばかりが抽出されており、梱包サイズも例外のサイズがなくおおよそ均衡している。そのため、これらを、トータルピッキング方式ではなく、複数オーダピッキング方法で出荷する作業を行うこととなる。なお、トータルピッキングは、一次ピッキング作業と二次ピッキング作業とで構成されているのに対し、複数オーダピッキングは、ピッキング作業と検品作業とで構成されている。
【0068】
以上、図4を用いて、本発明の実施の形態における抽出処理の詳細な処理の流れを説明したが、抽出処理は、この方法に限られるものではない。本発明の実施の形態では、ステップS403からステップS409までの判定を行っているが、これらのうちの任意の組合せの判定を行う実施の形態であってもよい。ただし、ステップS403の判定については、本発明の前提であることからかならず行われる。
【0069】
ステップS315において、サーバは、抽出処理により抽出された結果を送信する。ここでは、図10に示す出荷情報テーブル(2)が送信されることとなる。
【0070】
ステップS316において、クライアント端末は、抽出処理により抽出された結果を受信する。ここで、ユーザは受信した出荷情報テーブル(2)を用いて、指示ラベルを印刷する作業を行う。印刷処理は、任意の印刷装置で行うことが可能であるが、本発明の実施の形態では、抽出された出荷情報テーブル(2)をハンティターミナルへ送信して、ハンディターミナルにおいて印刷処理を行う場合について説明を行う。
【0071】
ステップS317において、クライアント端末は、抽出処理により抽出された結果を送信する。
【0072】
ステップS318において、ハンディターミナルは、抽出処理により抽出された結果を受信する。
【0073】
ステップS319において、ハンディターミナルは、抽出処理により抽出された結果を用いて印刷処理を行う。ハンディターミナルを操作するユーザが、出荷情報テーブル(2)に含まれる各種情報を用いることで出荷指示ラベルの印刷を行う。印刷される出荷指示ラベルの例を図11に示す。
【0074】
ここで、複数オーダピッキングでは、まず、出荷指示(ピッキング指示)は、格納ロケーション毎に作成される。具体的には、図9に示す出荷受付在庫引当明細903に含まれるロケーション単位で作成がされるものである。また、抽出された出荷情報は、全て1品目で構成されていることから、例えば、4つの届け先から、商品Aの出荷指示が来ている場合、商品Aが格納されているロケーションへの出荷指示(ピッキング指示)は、図11に示す1枚目のピッキング指示ラベルのように4個のピッキング指示が含まれる。具体的には、届け先番号1101、各数量1102、箱サイズ1103が記載されてある。作業者は、この情報を参考に4つの届け先分の箱を用意して、倉庫へ向かい、箱詰め作業を行うこととなる。そして、図11に示す2枚目以降の届け先別の送り状を4つの箱にそれぞれ貼ることで、ピッキングが終了する。
【0075】
なお、さらに、検品工程を次に加えることで、ミスのない確実な出荷作業が可能となる。梱包されている商品は、全て1品目だけであり、届け先はバラバラであるため、どれから検品に着手しても問題は生じない。具体的には、箱に貼られた送り状をハンディターミナルでスキャンし、中に入れてある商品を一つスキャンする。システムで合致を確認できたら後は封印して作業が終了する。
【0076】
上述した通り、本発明によれば、梱包を要するバラ扱いの品目が含まれる出荷指示がある場合においても二次仕分け作業を無くすことが可能な出荷指示が抽出可能となる。
【0077】
つまり、トータルピッキングの場合は、4個をピッキングした後、作業場に持って行って、同一バッチの他商品が集まるのを待って、届け先別に商品を二次ピッキングして梱包しなければならないため、複数オーダピッキングに比べて、待ち時間が発生することとなる。そのため、待ち時間の発生を防ぐことができる。
【0078】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、
種々の変形・変更が可能である。
【0079】
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(又は記録媒体)を、システム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置の中央演算処理手段(CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0080】
また、システム或いは装置の前記中央演算処理手段が読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、システム或いは装置上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0081】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、前記システム或いは装置に挿入された機能拡張カードや、接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0082】
本発明を前記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体(コンピュータ読み取り可能な記憶媒体)には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【符号の説明】
【0083】
101 サーバ
102 クライアント端末
103 ハンディターミナル
104 ネットワーク
105 通信回線
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の出荷情報から所定の出荷情報を抽出可能な情報処理装置であって、
品目毎に当該の種別を特定する情報が割り当てられている複数の出荷情報を管理する管理手段と、
前記管理手段により管理される出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目を1つ含む出荷情報を抽出する第一の抽出手段と
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記第一の抽出手段により抽出された出荷情報のうち、専用伝票を発行する区分が指定された区分と一致する出荷情報を抽出する第二の抽出手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第一または第二の抽出手段により抽出された出荷情報のうち、品目に割り当てられている情報が指定された情報と一致する出荷情報を抽出する第三の抽出手段を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第一乃至第三の抽出手段により抽出された出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目の合計の重量が指定された重量の範囲内である出荷情報を抽出する第四の抽出手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第一乃至第四の抽出手段により抽出された出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目の合計の容積が指定された容積の範囲内である出荷情報を抽出する第五の抽出手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第一乃至第五の抽出手段により抽出された出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目のエリアが指定されたエリアである出荷情報を抽出する第六の抽出手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第一乃至第六の抽出手段により抽出された出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目の出荷量ランクが指定された出荷量ランクである出荷情報を抽出する第七の抽出手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
複数の出荷情報から所定の出荷情報を抽出可能な情報処理装置における情報処理方法であって、
品目毎に当該の種別を特定する情報が割り当てられている複数の出荷情報を管理する管理ステップと、
前記管理ステップにより管理される出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目を1つ含む出荷情報を抽出する第一の抽出ステップと
を有することを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
複数の出荷情報から所定の出荷情報を抽出可能な情報処理装置において実行可能なプログラムであって、
品目毎に当該の種別を特定する情報が割り当てられている複数の出荷情報を管理する管理手段、
前記管理手段により管理される出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目を1つ含む出荷情報を抽出する第一の抽出手段
として前記情報処理装置を機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項1】
複数の出荷情報から所定の出荷情報を抽出可能な情報処理装置であって、
品目毎に当該の種別を特定する情報が割り当てられている複数の出荷情報を管理する管理手段と、
前記管理手段により管理される出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目を1つ含む出荷情報を抽出する第一の抽出手段と
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記第一の抽出手段により抽出された出荷情報のうち、専用伝票を発行する区分が指定された区分と一致する出荷情報を抽出する第二の抽出手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第一または第二の抽出手段により抽出された出荷情報のうち、品目に割り当てられている情報が指定された情報と一致する出荷情報を抽出する第三の抽出手段を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第一乃至第三の抽出手段により抽出された出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目の合計の重量が指定された重量の範囲内である出荷情報を抽出する第四の抽出手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第一乃至第四の抽出手段により抽出された出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目の合計の容積が指定された容積の範囲内である出荷情報を抽出する第五の抽出手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第一乃至第五の抽出手段により抽出された出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目のエリアが指定されたエリアである出荷情報を抽出する第六の抽出手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第一乃至第六の抽出手段により抽出された出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目の出荷量ランクが指定された出荷量ランクである出荷情報を抽出する第七の抽出手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
複数の出荷情報から所定の出荷情報を抽出可能な情報処理装置における情報処理方法であって、
品目毎に当該の種別を特定する情報が割り当てられている複数の出荷情報を管理する管理ステップと、
前記管理ステップにより管理される出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目を1つ含む出荷情報を抽出する第一の抽出ステップと
を有することを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
複数の出荷情報から所定の出荷情報を抽出可能な情報処理装置において実行可能なプログラムであって、
品目毎に当該の種別を特定する情報が割り当てられている複数の出荷情報を管理する管理手段、
前記管理手段により管理される出荷情報のうち、品目の種別を特定する情報として梱包を要する品目であることを示す情報が割り当てられている品目を1つ含む出荷情報を抽出する第一の抽出手段
として前記情報処理装置を機能させることを特徴とするプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2013−80436(P2013−80436A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−221205(P2011−221205)
【出願日】平成23年10月5日(2011.10.5)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年10月5日(2011.10.5)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【Fターム(参考)】
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