説明

情報処理装置、情報処理方法、及び情報提示プログラム

【課題】例えばカラオケ店舗における同室の複数の利用者が共通に楽しむことを可能とする情報処理装置、情報処理方法、及び情報提示プログラムを提供する。
【解決手段】カラオケ装置により演奏されるカラオケ曲の候補として、複数のカラオケ曲リストに共通して含まれるカラオケ曲の情報と、複数のカラオケ曲リストに共通して含まれないカラオケ曲の情報とを区分して特定ユーザに選択可能に表示部に表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラオケ曲を演奏するカラオケ装置と、携帯機器がネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるカラオケシステムの技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
カラオケシステムにおいて、利用者がカラオケ曲を選曲する方法として、一曲ずつ予約する通常予約の他に、一括予約が知られている(例えば、特許文献1参照)。一括予約では、利用者は所望する複数のカラオケ曲を一括して選曲指示することができる。複数の利用者により一括予約が行われる場合、各利用者により選曲指示されたカラオケ曲は、順次あるいは交互に並べられて予約リストに登録される。この予約リストは、演奏予約されたカラオケ曲の情報を指定された順序で登録するためのリストである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−8993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したように、各利用者により選曲指示されたカラオケ曲が、単に、順次あるいは交互に並べられる予約リストでは、利用者それぞれが演奏させたいカラオケ曲が順次又は交互に予約されるのみであるため、例えばカラオケ店舗における同室の複数の利用者が共通に楽しむことができないことがある。
【0005】
そこで、本発明は、以上の点等に鑑みてなされたものであり、例えばカラオケ店舗における同室の複数の利用者が共通に楽しむことを可能とする情報処理装置、情報処理方法、及び情報提示プログラムを提供すること等を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、カラオケ曲を演奏するカラオケ装置と、前記カラオケ装置により演奏される前記カラオケ曲の情報を有する複数の携帯機器がネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるカラオケシステムにおける情報処理装置であって、前記情報処理装置は、複数の前記携帯機器から、少なくとも一つの前記カラオケ曲の情報を含むカラオケ曲リストを受信する第1受信手段と、前記第1受信手段により受信される複数の前記カラオケ曲リストに共通して含まれる前記カラオケ曲の情報を特定する第1特定手段と、前記カラオケ装置により演奏されるカラオケ曲の候補として、前記第1特定手段により特定された前記カラオケ曲の情報と、前記第1特定手段により特定されなかった他の前記カラオケ曲の情報とを区分して、前記携帯機器の特定ユーザに選択可能に、前記カラオケ装置または前記携帯機器のいずれかの表示部に表示させる制御を行う表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記情報処理装置は、ユーザによる指示に基づき、前記携帯機器において選択又は再生された曲に関する情報を取得する第1取得手段と、前記第1受信手段により受信される複数の前記カラオケ曲リストのうち、一部の前記カラオケ曲リストに含まれる前記カラオケ曲の情報から、前記カラオケ曲の情報を含む前記カラオケ曲リストを送信した前記携帯機器以外の他の前記携帯機器から取得した前記曲に関する情報と対応する前記カラオケ曲の情報を特定する第2特定手段と、を更に備え、前記表示制御手段は、前記カラオケ装置により演奏されるカラオケ曲の候補として、前記第2特定手段により特定された前記カラオケ曲の情報と、前記第2特定手段により特定されなかった他の前記カラオケ曲の情報とを区分して、前記携帯機器の特定ユーザに選択可能に、前記カラオケ装置または前記携帯機器のいずれかの表示部に表示させる制御を行うことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記カラオケ曲の情報には、一般ユーザの属性を示す一般属性情報が付与されており、前記情報処理装置は、前記カラオケ曲リストを送信する複数の前記携帯機器から、前記携帯機器の特定ユーザの属性を示す特定属性情報を取得する第2取得手段と、前記第1受信手段により受信される一部の前記カラオケ曲リストに含まれる前記カラオケ曲の情報から、前記特定属性情報と一致する前記一般属性情報が付与された前記カラオケ曲の情報を特定する第3特定手段と、を更に備え、前記表示制御手段は、前記カラオケ装置により演奏されるカラオケ曲の候補として、前記第3特定手段により特定された前記カラオケ曲の情報と、前記第3特定手段により特定されなかった他の前記カラオケ曲の情報とを区分して、前記携帯機器の特定ユーザに選択可能に、前記カラオケ装置または前記携帯機器のいずれかの表示部に表示させる制御を行うことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報処理装置において、前記情報処理装置は、前記表示制御手段の制御により、前記カラオケ装置または前記携帯機器のいずれかの表示部に表示される前記カラオケ曲の情報から、前記カラオケ装置により演奏されるカラオケ曲の情報として前記特定ユーザにより選択される前記カラオケ曲の情報を取得する第3取得手段と、前記第3取得手段により取得された前記カラオケ曲の情報に従って、前記カラオケ装置により演奏させる前記カラオケ曲の予約を示す予約リストを作成する作成手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報処理装置において、前記第1特定手段は、予め設定された待機時間内に受信される複数の前記カラオケ曲リストに共通して含まれる前記カラオケ曲の情報を特定することを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、カラオケ曲を演奏するカラオケ装置と、前記カラオケ装置により演奏される前記カラオケ曲の情報を有する複数の携帯機器がネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるカラオケシステムにおける情報処理装置により実行される情報処理方法であって、複数の前記携帯機器から、少なくとも一つの前記カラオケ曲の情報を含むカラオケ曲リストを受信するステップと、前記受信される複数の前記カラオケ曲リストに共通して含まれる前記カラオケ曲の情報を特定するステップと、前記カラオケ装置により演奏されるカラオケ曲の候補として、前記特定された前記カラオケ曲の情報と、前記特定されなかった他の前記カラオケ曲の情報とを区分して、前記携帯機器の特定ユーザに選択可能に、前記カラオケ装置または前記携帯機器のいずれかの表示部に表示させる制御を行うステップと、を含むことを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の情報提示プログラムの発明は、カラオケ曲を演奏するカラオケ装置と、前記カラオケ装置により演奏される前記カラオケ曲の情報を有する複数の携帯機器がネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるカラオケシステムにおける前記携帯機器に含まれるコンピュータにより実行される情報提示プログラムであって、少なくとも一つの前記カラオケ曲の情報を含むカラオケ曲リストを前記カラオケシステムにおける情報処理装置へ送信するステップと、前記カラオケ曲リストを受信する前記情報処理装置により特定される前記カラオケ曲の情報であって、複数の携帯機器から受信される複数の前記カラオケ曲リストに共通して含まれる前記カラオケ曲の情報を、前記情報処理装置から受信するステップと、前記カラオケ装置により演奏されるカラオケ曲の候補として、前記情報処理装置により特定された前記カラオケ曲の情報と、前記情報処理装置により特定されなかった他の前記カラオケ曲の情報とを区分して、前記携帯機器の特定ユーザに選択可能に表示部に表示させる制御を行うステップと、を前記コンピュータに実行させる特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1、6、7に記載の発明によれば、複数のカラオケ曲リストに共通して含まれるカラオケ曲の情報と、複数のカラオケ曲リストに共通して含まれないカラオケ曲の情報と、を区別してユーザに提示することができる。そのため、ユーザは、複数のカラオケ曲リストに共通して含まれるカラオケ曲を一見して把握し選択し易くなる。その結果、例えばカラオケ店舗における同室の複数のユーザが共通に楽しむことができる。
【0014】
請求項2に記載の発明によれば、一部のユーザのカラオケ曲リストに含まれるカラオケ曲のうち、他のユーザの曲に関する情報と対応するカラオケ曲の情報と、その曲に関する情報と対応しないカラオケ曲の情報とを区別してユーザに提示することができる。
【0015】
請求項3に記載の発明によれば、一部のユーザのカラオケ曲リストに含まれるカラオケ曲のうち、他のユーザの一致する属性が付与されたカラオケ曲の情報と、一致する属性が付与されていないカラオケ曲の情報とを区別してユーザに提示することができる。
【0016】
請求項4に記載の発明によれば、カラオケ装置により演奏させるカラオケ曲の予約を示す予約リストを効率良く作成することができる。
【0017】
請求項5に記載の発明によれば、待機時間を設定することで予約リストを迅速に作成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本実施形態に係るカラオケシステムSの概要構成例を示す図である。
【図2】(A)は、リモコン1の概要構成例を示すブロック図である。(B)は、コマンダ2の概要構成例を示すブロック図である。(C)は、管理サーバ3の概要構成例を示すブロック図である。(D)は、携帯端末T1の概要構成例を示すブロック図である。
【図3】(A)は、管理サーバ3の制御部31におけるカラオケ曲候補提示処理を示すフローチャートであり、(B)は、リモコン1の制御部11における予約リスト作成処理を示すフローチャートである。
【図4】ユーザA〜Cのカラオケ曲リスト及び曲に関する情報に基づいて作成される予約候補リストの内容を示す図である。
【図5】(A)は、予約候補リストに含まれるカラオケ曲の情報の表示画面の一例を示す図であり、(B)は、予約リストに含まれるカラオケ曲の情報の表示画面の一例を示す図である。
【図6】予約候補リストに含まれるカラオケ曲の情報の表示画面の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、例えばカラオケ店舗において利用されるカラオケシステムに対して、本発明を適用した場合の実施形態である。
【0020】
[1.カラオケシステムの構成及び動作の概要]
始めに、図1を参照して、本実施形態に係るカラオケシステムの構成の概要について説明する。図1は、本実施形態のカラオケシステムSの概要構成例を示す図である。なお、図1に示す例では、説明の便宜上、カラオケ店舗のカラオケルーム(客室)を1室のみ示し、リモコン1及びカラオケ装置2をそれぞれ1台ずつ示している。なお、カラオケ装置を、以下、「コマンダ」という。
【0021】
図1に示すように、カラオケシステムSは、リモコン1、コマンダ2、及び管理サーバ3を含んで構成される。管理サーバ3には、カラオケ店舗の利用者であるユーザにより所有される携帯端末T1〜T3が携帯基地局B及びネットワークNWを介して接続可能になっている。ユーザAは、携帯端末T1を所有する。ユーザBは、携帯端末T2を所有する。ユーザCは、携帯端末T3を所有する。なお、リモコン1、コマンダ2、及び管理サーバ3のうちの何れかが本発明の情報処理装置を構成する。また、以下では、携帯端末T1〜T3を代表して、携帯端末T1について説明する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、携帯通信網、及びゲートウェイ等により構成される。
【0022】
リモコン1は、コマンダ2に演奏させるカラオケ曲の予約を要求する専用の選曲装置である。また、リモコン1は、ナビ端末又は検索端末ともいう。リモコン1には、リモコンIDが付与されている。リモコンIDは、リモコン1を識別するための識別情報である。また、リモコン1は、無線LANのアクセスポイントAP及び有線LANを介してコマンダ2と通信を行うことができる。これにより、リモコン1は、ユーザにより選曲されたカラオケ曲の予約指令をコマンダ2へ送信することができる。つまり、選曲されたカラオケ曲の予約指令は、無線LAN及び有線LANを介して、リモコン1と対応付け状態にあるコマンダ2へ送信される。この予約指令には、予約対象のカラオケ曲のカラオケ曲番号が含まれる。カラオケ曲番号は、カラオケ曲を特定するための情報である。カラオケ曲番号は、カラオケ曲ごとに付与される。カラオケ曲番号は、カラオケ曲を識別するための識別情報である。また、カラオケ曲番号は、曲IDともいう。
【0023】
ここで、リモコン1は、同じカラオケルーム内に設置されたコマンダ2との間で対応付けが行われている。なお、対応付けは、くくり付け、又はペアリングとも呼ばれる。また、リモコン1は、赤外線通信によりコマンダ2へ各種指令を送信することができる。例えば、ユーザにより選曲されたカラオケ曲の予約指令が送信される。更に、リモコン1は、無線LAN、有線LAN、ルータR及びインターネットを介して管理サーバ3へアクセスし、通信することができる。
【0024】
コマンダ2は、カラオケ曲を演奏する演奏装置である。コマンダ2には、コマンダIDが付与されている。コマンダIDは、コマンダ2を識別するための識別情報である。また、コマンダ2は、赤外線通信によりリモコン1からの各種指令を受信することができる。例えば、コマンダ2は、リモコン1から予約指令を受信すると、カラオケ曲の予約を受け付ける。また、コマンダ2は、無線LAN及び有線LANを介して、コマンダ2と対応付け状態にあるリモコン1からカラオケ曲の予約指令を受け付けることもできる。また、コマンダ2は、有線LAN、ルータR及びインターネットを介して管理サーバ3へアクセスし、通信することができる。
【0025】
管理サーバ3は、本発明のサーバ装置の一例である。管理サーバ3は、インターネットに接続されており、Webサーバとしての機能を有する。携帯端末T1は、本発明における携帯機器の一例である。携帯端末T1は、コマンダ2により演奏されるカラオケ曲の情報を有する。
【0026】
ここで、本実施形態におけるカラオケシステムSの動作概要を説明する。
【0027】
カラオケルームにおいて、リモコン1は、ユーザAによりリモコン1を用いて行われるログイン指示に応じて、リモコンログイン要求を管理サーバ3へ送信する。リモコンログイン要求には、ユーザAによりリモコン1に入力されたカラオケ用ユーザID及びパスワードと、リモコン1と対応付け状態にあるコマンダ2のコマンダIDとが含まれる。カラオケ用ユーザIDは、ユーザを識別するための識別情報である。カラオケ用ユーザIDは、例えばカラオケシステムSを利用するために会員登録を行ったユーザに対して発行される識別情報である。
【0028】
次に、管理サーバ3は、リモコン1からリモコンログイン要求を受信すると、リモコンログイン要求に含まれるユーザID及びコマンダIDを対応付けて、リモコンログインリストに登録する。リモコンログインリストは、リモコンからログインしたユーザのユーザIDを登録するリストである。
【0029】
一方、携帯端末T1は、ユーザAにより携帯端末T1を用いて行われるログイン指示に応じて、携帯ログイン要求を管理サーバ3へ送信する。携帯ログイン要求には、ユーザAにより携帯端末T1に入力された携帯端末用ユーザID及びパスワードが含まれる。携帯端末用ユーザIDは、ユーザを識別するための識別情報である。携帯端末用ユーザIDは、例えば携帯端末T1からアクセス可能な楽曲提供サイトで会員登録を行ったユーザに対して発行される識別情報である。
【0030】
次に、管理サーバ3は、携帯端末T1から携帯ログイン要求を受信すると、ログイン要求に含まれる携帯端末用ユーザIDに対応するカラオケ用ユーザIDが、コマンダIDに対応付けられてリモコンログインリストに登録されているかを判定する。そして、カラオケ用ユーザIDがコマンダIDに対応付けられている場合、管理サーバ3は、携帯端末T1とコマンダ2とを対応付ける対応付け処理を実行する。この対応付け処理では、携帯端末T1から受信された携帯ログイン要求に含まれる携帯端末用ユーザIDとコマンダIDとが対応付けられて携帯端末ログインリストに登録される。携帯端末ログインリストは、携帯端末からログインしたユーザの携帯端末用ユーザIDを登録するリストであり、携帯端末とコマンダとが対応付けられている。この登録によりユーザAの携帯端末T1からのログインが完了し、携帯端末T1とコマンダ2とが対応付けられる。続いて、管理サーバ3は、携帯端末T1とコマンダ2とが対応付けられたことを示す対応付け情報を携帯端末T1へ送信する。
【0031】
次に、携帯端末T1は、ユーザAによるカラオケ曲の予約指示に応じて、カラオケ曲の予約要求を管理サーバ3へ送信する。この予約要求には、少なくとも一つのカラオケ曲の情報を含むカラオケ曲リスト、及びログインしたユーザAのユーザIDが含まれる。このカラオケ曲リストは、ユーザが歌唱したい曲として選曲したカラオケ曲の情報を含むリストである。カラオケ曲リストは、例えばユーザAによるカラオケルームへの入室前または入室後に作成される。カラオケ曲の情報には、例えば、カラオケ曲番号、曲名及びアーティスト名等が含まれる。なお、この予約要求は、ユーザAにより携帯端末T1において行われるログイン指示に応じて、携帯ログイン要求と共に管理サーバ3へ送信されるように構成してもよい。
【0032】
次に、管理サーバ3は、コマンダ2により演奏されるカラオケ曲の候補をユーザへ提示するカラオケ曲候補提示処理を実行する。このカラオケ曲候補提示処理では、管理サーバ3は、携帯端末T1から送信されたカラオケ曲リスト等を含む予約要求を受信する。なお、管理サーバ3は、携帯端末T2及びT3からも予約要求を受信する。そして、管理サーバ3は、携帯端末T1〜T3から受信したカラオケ曲リストに基づいて、コマンダ2により演奏されるカラオケ曲の候補をユーザへ提示する処理を行う。この処理では、管理サーバ3は、先ず、受信した複数のカラオケ曲リストに共通して含まれるカラオケ曲の情報を特定する。例えば、カラオケルームを利用しているユーザA〜Cのカラオケ曲リストの全てに含まれるカラオケ曲の情報が特定される。次に、管理サーバ3は、コマンダ2により演奏されるカラオケ曲の候補として、特定されたカラオケ曲の情報と、特定されなかった他のカラオケ曲の情報とを区分して、例えば特定ユーザに選択可能にリモコン1、コマンダ2、または携帯端末T1〜T3のいずれかの表示部に表示させる制御を行う。ここで、特定ユーザとは、携帯端末T1〜T3のユーザA〜Cのうち、全部又は一部のユーザを指す。
【0033】
次に、リモコン1は、カラオケ曲候補提示処理により表示部に表示されたカラオケ曲の情報から、コマンダ2により演奏されるカラオケ曲の情報として特定ユーザにより選択されたカラオケ曲の情報を取得する。続いて、リモコン1は、取得したカラオケ曲の情報に従って、コマンダ2により演奏させるカラオケ曲の予約を示す予約リストを作成する。そして、リモコン1は、作成した予約リストを含む予約指令をコマンダ2へ送信する。
【0034】
次に、コマンダ2は、リモコン1からの予約指令を受信すると、予約リストに含まれるカラオケ曲の予約を受け付ける。こうして予約されたカラオケ曲がコマンダ2により演奏される。
【0035】
[2.各装置の構成]
次に、図2を参照して、カラオケシステムSに含まれる各装置の構成について説明する。図2は、本実施形態におけるカラオケシステムSに含まれる各装置の概要構成例を示す。
【0036】
図2(A)は、リモコン1の概要構成例を示すブロック図である。図2(A)に示すように、リモコン1は、制御部11、記憶部12、ビデオRAM13、映像制御部14、表示部15、操作部16、操作処理部17、赤外線送信部18、及び無線LAN(Local Area Network)通信部19等を備えて構成される。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等により構成される。記憶部12は、例えば、不揮発性半導体メモリ等により構成される。記憶部12には、OS(Operating System)及びリモコン処理プログラムが記憶されている。また、制御部11は、OS及びリモコン処理プログラムを実行することにより、リモコン1全体を統括制御する。また、制御部11は、本発明における第1受信手段、第2受信手段、第1特定手段、第2特定手段、第3特定手段、第1取得手段、第2取得手段、第3取得手段、及び表示制御手段等として機能し、後述する処理を行う。また、制御部11は、ユーザによる操作部16からの指示を、操作処理部17を介して受け付ける。ユーザによる指示としては、ユーザID等の入力指示、ログイン指示、カラオケ曲の選曲指示、音量調整指示等がある。また、赤外線送信部18は、コマンダ2との間で赤外線通信を行うためのものである。また、無線LAN通信部19は、例えばIEEE 802.11の諸規格に準拠する無線LANの通信を行うためのものである。また、記憶部12には、選曲可能なカラオケ曲の情報を登録する選曲候補リストが記憶されている。カラオケ曲の曲名等は、制御部11により、ビデオRAM13及び映像制御部14を介して表示部15に選択可能に表示される。また、記憶部12には、リモコン1のリモコンIDと、このリモコン1に対応付け状態にあるコマンダ2のコマンダIDとが対応付けられて記憶されている。なお、記憶部12には、管理サーバ3のIPアドレスも記憶されている。
【0037】
図2(B)は、コマンダ2の概要構成例を示すブロック図である。図2(B)に示すように、コマンダ2は、制御部21、記憶部22、ビデオRAM23、映像再生部24、映像制御部25、マイク制御部26、シンセサイザ27、ミキシングアンプ28、操作部29a、操作処理部29b、赤外線受信部29c、及びLAN通信部29d等を備えて構成される。制御部21は、CPU、ROM、及びRAM等により構成される。記憶部22は、例えば、ハードディスク等により構成される。記憶部22には、OS及びコマンダ処理プログラムが記憶されている。制御部21は、OS及びコマンダ処理プログラムを実行することにより、コマンダ2全体を統括制御する。また、記憶部22には、予約されたカラオケ曲の情報を含む演奏待ちリストが記憶されている。この演奏待ちリストには、例えば、カラオケ曲番号が予約順に登録される。また、記憶部22には、カラオケ曲に対応する楽曲データ及び映像データ等が記憶される。シンセサイザ27は、楽曲データを用いてカラオケ曲の演奏を行い、演奏信号をミキシングアンプ28へ出力する。また、マイク制御部26は、マイクにより集音されたユーザの歌唱音声信号をミキシングアンプ28へ出力する。ミキシングアンプ28は、演奏信号と歌唱音声信号とをミキシングしてスピーカへ出力する。また、映像データ等はビデオRAM23及び映像再生部24により再生される。そして、映像制御部25は、再生された映像信号をディスプレイへ出力する。このディスプレイは、コマンダ2の表示部の一例である。また、制御部21は、ユーザによる操作部29aからの指示を、操作処理部29bを介して受け付ける。赤外線受信部29cは、リモコン1との間で赤外線通信を行うためのものである。また、記憶部22には、コマンダ2のコマンダIDと、このコマンダ2と対応付け状態にあるリモコン1のリモコンIDとが対応付けられて記憶されている。なお、記憶部22には、管理サーバ3のIPアドレスも記憶されている。
【0038】
図2(C)は、管理サーバ3の概要構成例を示すブロック図である。図2(C)に示すように、管理サーバ3は、制御部31、記憶部32、及び通信部33等を備えて構成される。制御部31は、CPU、ROM、及びRAM等により構成される。記憶部32は、例えば、ハードディスク等により構成される。記憶部32には、OS及びサーバプログラム等が記憶されている。制御部31は、OS及びサーバプログラムを実行することにより、管理サーバ3全体を制御する。また、制御部31は、本発明における第1受信手段、第2受信手段、第1特定手段、第2特定手段、第3特定手段、第1取得手段、第2取得手段、第3取得手段、及び表示制御手段等として機能し、後述する処理を行う。なお、制御部31は、時計機能及びタイマ機能を有する。
【0039】
また、記憶部32には、選曲候補リスト、登録ユーザリスト、リモコンログインリスト、及び携帯端末ログインリストが記憶されている。選曲候補リストには、選曲可能なカラオケ曲の情報が登録されている。また、この選曲候補リストに登録されたカラオケ曲の情報には、一般ユーザの属性を示す一般属性情報が付与されている。一般属性情報には、これが付与されたカラオケ曲を好む性別、及び年齢層(世代)等が含まれる。登録ユーザリストは、例えばカラオケシステムSを利用するために会員登録されたユーザのユーザ情報を登録するリストである。このユーザ情報には、カラオケ用ユーザID、携帯端末用ユーザID、パスワード、氏名、性別、年齢、及びメールアドレス等が含まれる。ここで、カラオケ用ユーザIDと携帯端末用ユーザIDとが同一の場合もある。以下の説明では、カラオケ用ユーザIDと携帯端末用ユーザIDとを特に区別されることなくユーザIDとする。また、性別及び年齢は、特定属性情報の一例である。なお、ユーザ情報は、例えば携帯端末T1からの会員登録要求に応じて登録される。
【0040】
また、登録ユーザリストには、ユーザのお気に入りの曲を示すお気に入り曲情報がユーザIDに対応付けられて登録される。お気に入り曲情報は、例えば、携帯端末T1からアクセスした楽曲提供サイトで、ユーザAが携帯端末T1においてお気に入り曲を選択することで登録することができる。お気に入り曲情報には、例えば、曲名及びアーティスト名等が含まれる。更に、登録ユーザリストには、ユーザの歌唱履歴を示す歌唱履歴情報がユーザIDに対応付けられて登録される。歌唱履歴情報には、カラオケシステムSにおいて、過去にユーザが歌唱したカラオケ曲の情報が含まれる。ここで、「ユーザが歌唱した」とは、「ユーザの選曲に応じてコマンダ2により演奏された」ことを意味する。
【0041】
また、リモコンログインリストには、上述したように、カラオケ用ユーザIDとコマンダIDとが対応付けられて登録される。一方、携帯端末ログインリストには、上述したように、携帯端末用ユーザIDとコマンダIDとが対応付けられて登録される。なお、ユーザがログアウトした場合、リモコンログインリストにおけるカラオケ用ユーザIDとコマンダIDの対応付けは解除される。また、ユーザがログアウトした場合、携帯端末ログインリストにおける携帯端末用ユーザIDとコマンダIDの対応付けは解除される。
【0042】
図2(D)は、携帯端末T1の概要構成例を示すブロック図である。図2(D)に示すように、携帯端末T1は、制御部41、記憶部42、表示部43、操作部44、スピーカ45、マイク46、及び携帯無線通信部47等を備えて構成される。なお、携帯端末T1の例としては、スマートフォン、携帯電話機、又はタブレット等が挙げられる。制御部41は、CPU、ROM、及びRAM等により構成される。記憶部42は、例えば、不揮発性半導体メモリ等により構成される。記憶部42には、OS及び端末処理プログラム等が記憶されている。なお、端末処理プログラムは、例えば、所定のサーバからネットワークNWを介してダウンロードされるようにしても良いし、CD−ROM等の記録媒体に記録されてドライブを介して読み込まれるようにしても良い。制御部41は、OS及び端末処理プログラムを実行することにより、携帯端末T1全体を制御する。端末処理プログラムには、カラオケ用アプリケーションプログラム、及び楽曲再生アプリケーションプログラム(本発明の情報提示プログラムを含む)が含まれる。制御部41は、カラオケ用アプリケーションプログラムに従って、管理サーバ3へのログイン要求、カラオケ曲リストの作成、及び管理サーバ3への予約要求等を行う。また、制御部41は、楽曲再生アプリケーションプログラムに従って、楽曲提供サイトからの楽曲のダウンロード、楽曲のプレイリストの作成、及び楽曲の再生等を行う。また、制御部41は、ユーザによる操作部44からの指示を受け付ける。ユーザによる指示としては、ユーザID等の入力指示、ログイン指示、カラオケ曲の選曲指示、予約指示等がある。なお、記憶部42には、管理サーバ3のIPアドレスも記憶されている。
【0043】
[3.カラオケシステムSにおけるカラオケ曲の予約動作]
次に、図3等を参照して、カラオケシステムSにおけるカラオケ曲の予約動作について説明する。図3(A)は、管理サーバ3の制御部31におけるカラオケ曲候補提示処理を示すフローチャートである。また、図3(B)は、リモコン1の制御部11における予約リスト作成処理を示すフローチャートである。
【0044】
なお、以下に説明する動作では、携帯端末T1を例にとるが他の携帯端末T2〜T3でも同様の処理となる。また、以下に説明する動作の前提として、同じカラオケルームに設置されているリモコン1とコマンダ2との対応付けは既に行われているものとする。
【0045】
図3(A)に示す処理は、例えば、携帯端末T1〜T3から管理サーバ3へのログイン要求によりユーザA〜Cのログインがなされた場合に開始される。図3(A)に示す処理が開始されると、管理サーバ3の制御部31は、経過時間タイマを初期化する(ステップS1)。この経過時間タイマの初期化により、経過時間タイマのカウント値が0からカウントが開始される。
【0046】
次いで、制御部31は、携帯端末T1〜T3の何れかから予約要求を受信したか否かを判定する(ステップS2)。そして、制御部31は、予約要求を受信したと判定すると(ステップS2:YES)、受信した予約要求からカラオケ曲リスト及びユーザIDを取得する(ステップS3)。次いで、制御部31は、経過時間タイマのカウント値が、待機時間内であるか否かを判定する(ステップS4)。この待機時間は、カラオケルームを共用するユーザ全員のカラオケ曲リストを取得できる時間が考慮されて設定される。例えば待機時間は、180秒程度に設定される。このように、待機時間を設定することで予約リストを迅速に作成することが可能となる。そして、経過時間タイマのカウント値が待機時間以内であると判定された場合には(ステップS4:YES)、ステップS2に戻る。一方、経過時間タイマのカウント値が待機時間内でないと判定された場合には(ステップS4:NO)、ステップS5に進む。
【0047】
ステップS5では、制御部31は、上記ステップS3で取得された複数のカラオケ曲リストに共通して含まれるカラオケ曲の情報をカラオケ曲リストから特定する。例えば、ユーザA〜Cの3つのカラオケ曲リストのうち全てのカラオケ曲リストに共通して含まれるカラオケ曲の情報が特定される。なお、全てのカラオケ曲リストではなく、取得された複数のカラオケ曲リストのうちの例えば90%以上のカラオケ曲リストに含まれるカラオケ曲の情報が特定されるように構成してもよい。そして、制御部31は、上記ステップS5で特定されたカラオケ曲の情報を含む共通リストを作成する(ステップS6)。
【0048】
次いで、制御部31は、上記ステップS3で取得された一部のカラオケ曲リストに共通して含まれるカラオケ曲の情報をカラオケ曲リストから特定する(ステップS7)。例えば、ユーザA〜Cの3つのカラオケ曲リストのうち2つのカラオケ曲リストに含まれるカラオケ曲の情報が特定される。そして、制御部31は、上記ステップS7で特定されたカラオケ曲の情報を含む一部共通リストを作成する(ステップS8)。
【0049】
次いで、制御部31は、上記ステップS5又はS7で特定されなかったカラオケ曲の情報を上記カラオケ曲リストから特定する(ステップS9)。そして、制御部31は、上記ステップS9で特定されたカラオケ曲の情報を含む共通無しリストを作成する(ステップS10)。
【0050】
次いで、制御部31は、上記ステップS3で取得されたユーザIDに対応付けられたお気に入り曲情報と歌唱履歴情報の少なくとも何れか一つをユーザIDごとに登録ユーザリストから取得する(ステップS11)。このステップS11において、制御部31は、携帯端末の記憶部42に記憶されている楽曲情報と再生履歴情報の少なくとも何れか一つを、各携帯端末T1〜T3から取得するように構成してもよい。ここで、楽曲情報は、例えばプレイリストに登録されている楽曲を示す情報である。一方、再生履歴情報は、各携帯端末T1〜T3において再生された楽曲の再生履歴を示す情報である。楽曲情報及び再生履歴情報には、それぞれ、曲名及びアーティスト名等が含まれる。楽曲情報及び再生履歴情報は、ユーザによる送信許可指示があった場合に管理サーバ3へ送信されるように構成されることが望ましい。
【0051】
なお、制御部31は、上記ステップS9で特定されたカラオケ曲の情報を含むカラオケ曲リストを送信した携帯端末以外の、他の携帯端末から取得した曲に関する情報と対応するカラオケ曲の情報をカラオケ曲リストから特定するように構成してもよい。例えば、ユーザAのカラオケ曲リストのみに含まれるカラオケ曲の情報が、ユーザBが所有する携帯端末T2が有する曲に関する情報と対応する場合、このカラオケ曲はユーザBにも関心があるとして特定される。ここで、曲に関する情報には、例えば、上記ステップS11で取得されたお気に入り曲情報又は歌唱履歴情報に示される曲名及びアーティスト名を含む情報である。或いは、曲に関する情報には、例えば、上記ステップS11で取得されたお気に入り曲情報、歌唱履歴情報、楽曲情報、及び再生履歴情報のうち、少なくとも何れか一つの情報に示される曲名及びアーティスト名を含むものであってもよい。また、上記「曲に関する情報と対応するカラオケ曲の情報」としては、例えば、曲に関する情報に含まれる曲名及びアーティスト名と一致する曲名及びアーティスト名を含むカラオケ曲の情報が該当する。そして、制御部31は、このように特定されたカラオケ曲の情報を、上記ステップS10で作成された共通無しリストではなく、上記ステップS8で作成された一部共通リストに追加するように構成してもよい。
【0052】
以上のように、カラオケ曲リストに含まれるカラオケ曲の情報が、共通リスト、一部共通リスト、及び共通無しリストに区分される。これらのリストに含まれる各々のカラオケ曲の情報には、各々のカラオケ曲の情報を表示する際の優先度が設定される。この優先度が高いカラオケ曲の情報ほど、ユーザが優先して選択できるように表示される。例えば、共通リストに含まれるカラオケ曲の情報には最も高い優先度が設定され、一部共通リストに含まれるカラオケ曲の情報には次に高い優先度が設定される。そして、共通無しリストに含まれるカラオケ曲の情報には最も低い優先度が設定される。なお、優先度は例えば数値で表され、数値が小さいほど優先度が高くなる。また、「優先して選択できるように表示」させる例としては、カラオケ曲の情報が表示される画面の例えば上方等の目立つ位置に表示させることが挙げられる。また、例えば画面がユーザによる画面切換指示に応じて切り換えられる構成の場合、「優先して選択できるように表示」させるには、例えば切り換えられる複数の画面のうち、より早く表示される画面に表示させることが挙げられる。
【0053】
更に、各リストに含まれる各々のカラオケ曲の情報には、そのカラオケ曲の情報が含まれるカラオケ曲リストの数、及びそのカラオケ曲の情報に対応する上記曲に関する情報の数が設定される。
【0054】
そして、制御部31は、共通リスト、一部共通リスト、及び共通無しリストを含む予約候補リストを作成する(ステップS12)。この予約候補リストは、コマンダ2により演奏されるカラオケ曲の候補の情報を登録するリストである。図4に、ユーザA〜Cのカラオケ曲リスト及び曲に関する情報に基づいて作成される予約候補リストの内容を示す。
【0055】
なお、共通無しリストに含まれるカラオケ曲の情報は、ユーザの属性に基づいて区分されるように構成してもよい。この場合、制御部31は、上記ステップS3で取得されたユーザIDに対応付けられた特定属性情報をユーザIDごとに登録ユーザリストから取得する。そして、制御部31は、例えば共通無しリストに含まれるカラオケ曲の情報から、上記取得された特定属性情報と一致する一般属性情報が付与されたカラオケ曲の情報を特定する。例えば、ユーザの性別及び年齢層等の属性と一致する属性が付与されたカラオケ曲の情報が特定される。そして、制御部31は、このように特定されたカラオケ曲の情報と、特定されなかったカラオケ曲の情報とに異なる優先度を設定し、共通無しリストにおいて区分する。ここで、このように特定されたカラオケ曲の情報に設定された優先度は、特定されなかったカラオケ曲の情報に設定された優先度よりも高く設定される。なお、一部共通リストについても、ユーザの属性に基づいて区分されるように構成してもよい。
【0056】
次いで、制御部31は、上記ステップS12で作成された予約候補リストを、携帯端末T1に対応付けられたコマンダ2、及びこのコマンダ2に対応付けられたリモコン1へ送信する(ステップS13)。これにより、予約候補リストにおける各リストに含まれるカラオケ曲の情報が上述した優先度に応じて区分されて、コマンダ2の表示部及びリモコン1の表示部に同期して表示される。なお、制御部31は、上記予約候補リストを携帯端末T1〜T3へ送信することにより、各リストに含まれるカラオケ曲の情報を上述した優先度に応じて区分して表示させるように構成してもよい。
【0057】
なお、図3(A)に示す処理は、リモコン1の制御部11により行われるように構成してもよい。この場合、図3(A)に示す処理は、例えば、管理サーバ3からユーザA〜Cのログインがなされたことを示す情報を受信した場合に開始される。また、この場合、予約要求は、携帯端末T1〜T3から、例えば管理サーバ3を介してリモコン1へ送信される。そして、リモコン1の制御部11は、図3(A)に示すステップS1で携帯端末T1〜T3の何れかから予約要求を受信すると(ステップS2:YES)、ステップS3〜ステップS10の処理を行う。次いで、制御部11は、上記ステップS3で取得されたユーザIDに対応付けられたお気に入り曲情報と歌唱履歴情報の少なくとも何れか一つをユーザIDごとに管理サーバ3から取得する(ステップS11)。このステップS11において、制御部11は、携帯端末の記憶部42に記憶されている楽曲情報と再生履歴情報の少なくとも何れか一つを、各携帯端末T1〜T3から例えば管理サーバ3を介して取得するように構成してもよい。次いで、制御部11は、ステップS12の処理を行う。なお、この場合も、一部共通リスト又は共通無しリストに含まれるカラオケ曲の情報は、ユーザの属性に基づいて区分されるように構成してもよい。この場合、制御部11は、上記ステップS3で取得されたユーザIDに対応付けられた特定属性情報をユーザIDごとに管理サーバ3から取得する。そして、制御部11は、上記作成された予約候補リストを、携帯端末T1に対応付けられたコマンダ2へ送信する(ステップS13)。
【0058】
一方、リモコン1は、管理サーバ3から予約候補リストを受信するか、又は予約候補リストを作成すると、図3(B)に示す処理を開始する。図3(B)に示す処理が開始されると、リモコン1の制御部11は、受信した予約候補リストに含まれるカラオケ曲の情報を表示部15に表示する(ステップS21)。なお、図3(B)に示す処理において、リモコン1の表示部15に表示されるカラオケ曲の情報等は、コマンダ2の表示部にも同期して表示されることになる。
【0059】
図5(A)は、予約候補リストに含まれるカラオケ曲の情報の表示画面の一例を示す図である。図5(A)に示す例では、コマンダ2により演奏されるカラオケ曲の候補として、共通リストに含まれるカラオケ曲の情報51と、一部共通リストに含まれるカラオケ曲の情報52,53と、共通無しリストに含まれるカラオケ曲の情報54〜56とが区分されて、ユーザに選択可能に表示されている。図5(A)に示す例では、カラオケ曲の情報として曲名が表示されている。また、図5(A)に示す例では、各カラオケ曲の曲名に対応付けられて、カラオケ曲の情報が含まれるカラオケ曲リストの数61、カラオケ曲の情報が含まれるお気に入り曲情報の数62、及び選択ボタン63が表示されている。選択ボタン63は、ユーザが演奏を予約したいカラオケ曲を選択指示するためのボタンである。なお、図5(A)に示す次へボタン64は、予約リストを作成指示するためのボタンである。また、図5(A)に示す例では、各カラオケ曲の情報はそれぞれに設定された優先度に応じた位置に表示されている。例えば、優先度が最も高い共通リストに含まれるカラオケ曲の情報51は、一部共通リスト及び共通無しリストに含まれるカラオケ曲の情報52,53よりもユーザが優先して選択できるように画面の上方に表示されている。そのため、ユーザA〜Cは、共通リストに含まれるカラオケ曲の情報51を最も優先して選択することができる。また、優先度が次に高い一部共通リストに含まれるカラオケ曲の情報52,53は、共通無しリストに含まれるカラオケ曲の情報54〜56よりもユーザが優先して選択できるように画面の上方に表示されている。そのため、ユーザA〜Cは、一部共通リストに含まれるカラオケ曲の情報52,53を、共通無しリストに含まれるカラオケ曲の情報54〜56よりも優先して選択することができる。なお、共通無しリストに含まれるカラオケ曲の情報54〜56がユーザの属性に基づいて区分される場合、この共通無しリストに含まれるカラオケ曲の情報54〜56は、上述した特定属性情報と一致する一般属性情報が付与されたカラオケ曲の情報と、特定属性情報と一致する一般属性情報が付与されていないカラオケ曲の情報とに例えば上下に区分されて表示されるように構成してもよい。
【0060】
そして、図5(A)に示すような表示画面において、ユーザA〜Cの何れかが操作部16を操作することにより、演奏を予約したいカラオケ曲に対応する選択ボタン63を指定すると、リモコン1の制御部11は、カラオケ曲の選択指示を受け付け(ステップS22:YES)、選択されたカラオケ曲の情報を取得する(ステップS23)。このとき、選択されたカラオケ曲の情報に対して選択順を示す情報が付与される。そして、ユーザA〜Cの何れかが、次へボタン64を指定すると、リモコン1の制御部11は、予約リストの作成指示を受け付け(ステップS24:YES)、上記ステップS23で取得されたカラオケ曲の情報を含む予約リストを作成する(ステップS25)。次いで、リモコン1の制御部11は、作成した予約リストに含まれるカラオケ曲の情報を表示部15に表示する(ステップS26)。
【0061】
図5(B)は、予約リストに含まれるカラオケ曲の情報の表示画面の一例を示す図である。図5(B)に示す例では、図5(A)に示すような表示画面において、カラオケ曲が選択された選択順で表示されている。この選択順は、演奏の予約順を示す。また、図5(B)に示す予約ボタン65は、予約リストを送信指示するためのボタンである。なお、この予約順は、ユーザによる並べ替え指示により並べ替えられるように構成してもよい。また、図5(A)に示すような表示画面に、予約ボタン65を設けるように構成してもよい。この場合、ユーザは、表示部に表示されたカラオケ曲の情報のうち、演奏を予約したいカラオケ曲を選択せずに、予約リストの送信指示を行うことができる。
【0062】
そして、ユーザA〜Cの何れかが、予約ボタン65を指定すると、リモコン1の制御部11は、予約リストの送信指示を受け付け(ステップS27:YES)、最終的に確定した予約リストを含む予約指令をコマンダ2へ送信する(ステップS28)。これにより、コマンダ2は、予約リストに含まれるカラオケ曲の情報を演奏待ちリストに登録し、その予約順に演奏することになる。
【0063】
なお、上記処理においては、ステップS4で判定される待機時間内に受信されたカラオケ曲リストに基づいて予約リストが作成されるように構成したが、これに限定されるものではない。例えば、上記作成された予約リストに示されるカラオケ曲がコマンダ2により演奏され始めたあとに、例えばコマンダ2又は管理サーバ3が、例えば新たな第4の携帯端末からカラオケ曲リストを受信した場合、コマンダ2により未だ演奏されていない、予約リストのうちの演奏待ちのカラオケ曲の情報を含むカラオケ曲リスト(既に演奏されたカラオケ曲の情報を除く)と、第4の携帯端末から受信されたカラオケ曲リストを用いて、上記図3(A)と同様の処理により新たな予約候補リストを作成するように構成してもよい。この場合、図3(B)と同様の処理により、新たな予約候補リストが提示され、新たな予約リストが再度作成され、作成された予約リストがコマンダ2に送信される。
【0064】
図6は、予約候補リストに含まれるカラオケ曲の情報の表示画面の他の例を示す図である。図6に示す例では、共通リストに含まれるカラオケ曲の情報51の表示画面(A)と、一部共通リストに含まれるカラオケ曲の情報52,53の表示画面(B)と、共通無しリストに含まれるカラオケ曲の情報54〜56の表示画面(C)とが、切り換え表示されるようになっている。この切り換え表示は、それぞれのカラオケ曲の情報に設定された優先度に応じた表示順で行われる。つまり、図3(B)に示す処理の開始により、表示画面(A)が最初に表示され、ユーザにより画面切換ボタン71が指定されると次の表示画面(B)が表示される。さらに画面切換ボタン72が指定されると次の表示画面(C)が表示されることになる。さらに画面切換ボタン73が指定されると次の表示画面(A)に戻ることになる。これにより、優先度が最も高い共通リストに含まれるカラオケ曲の情報51は、一部共通リスト及び共通無しリストに含まれるカラオケ曲の情報52,53よりもユーザが優先して選択できるように表示される。そのため、ユーザA〜Cは、共通リストに含まれるカラオケ曲の情報51を最も優先して選択することができる。また、優先度が次に高い一部共通リストに含まれるカラオケ曲の情報52,53は、共通無しリストに含まれるカラオケ曲の情報54〜56よりもユーザが優先して選択できるように表示される。そのため、ユーザA〜Cは、一部共通リストに含まれるカラオケ曲の情報52,53を、共通無しリストに含まれるカラオケ曲の情報54〜56よりも優先して選択することができる。
【0065】
なお、共通無しリストに含まれるカラオケ曲の情報54〜56がユーザの属性に基づいて区分される場合、この共通無しリストに含まれるカラオケ曲の情報54〜56の表示画面(C)は、上述した特定属性情報と一致する一般属性情報が付与されたカラオケ曲の情報の表示画面と、特定属性情報と一致する一般属性情報が付与されていないカラオケ曲の情報の表示画面とに分割されて切り換え表示されるように構成してもよい。
【0066】
なお、図3(B)に示す処理は、管理サーバ3により行われるように構成してもよい。この場合、図3(B)に示すステップS21では、管理サーバ3の制御部31は、予約候補リストを携帯端末T1〜T3に送信することにより、例えば図5(A)に示すように、予約候補リストに含まれるカラオケ曲の情報を表示部43に表示させる。そして、例えばユーザAが操作部44を操作することにより選択ボタン63を指定すると、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末T1からのカラオケ曲の選択指示を受け付け(ステップS22:YES)、選択されたカラオケ曲の情報を取得する(ステップS23)。そして、ユーザA〜Cの何れかが、次へボタン64を指定すると、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末T1からの予約リストの作成指示を受け付け(ステップS24:YES)、上記ステップS23で取得されたカラオケ曲の情報を含む予約リストを作成する(ステップS25)。次いで、管理サーバ3の制御部31は、作成した予約リストを携帯端末T1〜T3に送信することにより、図5(B)に示すように、予約リストに含まれるカラオケ曲の情報を表示部43に表示させる(ステップS26)。そして、ユーザA〜Cの何れかが、予約ボタン65を指定すると、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末T1からの予約リストの送信指示を受け付け(ステップS27:YES)、最終的に確定した予約リストを含む予約指令をコマンダ2へ送信する(ステップS28)。
【0067】
以上説明したように、上記実施形態によれば、コマンダ2により演奏されるカラオケ曲の候補として、複数のカラオケ曲リストに共通して含まれるカラオケ曲の情報と、複数のカラオケ曲リストに共通して含まれないカラオケ曲の情報とを区分して、例えば特定ユーザに選択可能に表示部に表示させるように構成したので、複数のカラオケ曲リストに共通して含まれるカラオケ曲の情報と、複数のカラオケ曲リストに共通して含まれないカラオケ曲の情報と、を区別してユーザに提示することができる。そのため、ユーザは、複数のカラオケ曲リストに共通して含まれるカラオケ曲を一見して把握し選択し易くなる。その結果、例えばカラオケ店舗における同室の複数のユーザが共通に楽しむことができる。
【0068】
また、上記実施形態によれば、一部のユーザのカラオケ曲リストに含まれるカラオケ曲のうち、他のユーザのお気に入りのカラオケ曲の情報と、お気に入りでないカラオケ曲の情報とを区別してユーザに提示することができる。そのため、ユーザは自身のカラオケ曲リストに含まれるカラオケ曲が他のユーザのカラオケ曲リストに含まれない場合であっても、自身のカラオケ曲リストに含まれるカラオケ曲が他のユーザのお気に入りであるかを一見して把握することができる。その結果、ユーザ自身のカラオケ曲リストに含まれるカラオケ曲をユーザに選択し易くさせることができる。
【0069】
また、上記実施形態によれば、一部のユーザのカラオケ曲リストに含まれるカラオケ曲のうち、他のユーザの性別及び年齢層等の属性と一致する属性が付与されたカラオケ曲の情報と、一致する属性が付与されていないカラオケ曲の情報とを区別してユーザに提示することができる。そのため、ユーザは、自身のカラオケ曲リストに含まれるカラオケ曲が他のユーザのカラオケ曲リストに含まれない場合であっても、自身のカラオケ曲リストに含まれるカラオケ曲が他のユーザの属性と合致するかを一見して把握することができる。その結果、ユーザ自身のカラオケ曲リストに含まれるカラオケ曲をユーザに選択し易くさせることができる。
【0070】
なお、上記実施形態においては、図3(A),(B)に示す処理は、リモコン1又は管理サーバ3により行われるように構成したが、別の例として、コマンダ2により行われるように構成してもよい。
【符号の説明】
【0071】
1 リモコン
2 コマンダ
3 管理サーバ
T1〜T3 携帯端末
S カラオケシステム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カラオケ曲を演奏するカラオケ装置と、前記カラオケ装置により演奏される前記カラオケ曲の情報を有する複数の携帯機器がネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるカラオケシステムにおける情報処理装置であって、
前記情報処理装置は、
複数の前記携帯機器から、少なくとも一つの前記カラオケ曲の情報を含むカラオケ曲リストを受信する第1受信手段と、
前記第1受信手段により受信される複数の前記カラオケ曲リストに共通して含まれる前記カラオケ曲の情報を特定する第1特定手段と、
前記カラオケ装置により演奏されるカラオケ曲の候補として、前記第1特定手段により特定された前記カラオケ曲の情報と、前記第1特定手段により特定されなかった他の前記カラオケ曲の情報とを区分して、前記携帯機器の特定ユーザに選択可能に、前記カラオケ装置または前記携帯機器のいずれかの表示部に表示させる制御を行う表示制御手段と、 を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記情報処理装置は、
ユーザによる指示に基づき、前記携帯機器において選択又は再生された曲に関する情報を取得する第1取得手段と、
前記第1受信手段により受信される複数の前記カラオケ曲リストのうち、一部の前記カラオケ曲リストに含まれる前記カラオケ曲の情報から、前記カラオケ曲の情報を含む前記カラオケ曲リストを送信した前記携帯機器以外の他の前記携帯機器から取得した前記曲に関する情報と対応する前記カラオケ曲の情報を特定する第2特定手段と、
を更に備え、
前記表示制御手段は、前記カラオケ装置により演奏されるカラオケ曲の候補として、前記第2特定手段により特定された前記カラオケ曲の情報と、前記第2特定手段により特定されなかった他の前記カラオケ曲の情報とを区分して、前記携帯機器の特定ユーザに選択可能に、前記カラオケ装置または前記携帯機器のいずれかの表示部に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記カラオケ曲の情報には、一般ユーザの属性を示す一般属性情報が付与されており、
前記情報処理装置は、
前記カラオケ曲リストを送信する複数の前記携帯機器から、前記携帯機器の特定ユーザの属性を示す特定属性情報を取得する第2取得手段と、
前記第1受信手段により受信される一部の前記カラオケ曲リストに含まれる前記カラオケ曲の情報から、前記特定属性情報と一致する前記一般属性情報が付与された前記カラオケ曲の情報を特定する第3特定手段と、
を更に備え、
前記表示制御手段は、前記カラオケ装置により演奏されるカラオケ曲の候補として、前記第3特定手段により特定された前記カラオケ曲の情報と、前記第3特定手段により特定されなかった他の前記カラオケ曲の情報とを区分して、前記携帯機器の特定ユーザに選択可能に、前記カラオケ装置または前記携帯機器のいずれかの表示部に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記情報処理装置は、
前記表示制御手段の制御により、前記カラオケ装置または前記携帯機器のいずれかの表示部に表示される前記カラオケ曲の情報から、前記カラオケ装置により演奏されるカラオケ曲の情報として前記特定ユーザにより選択される前記カラオケ曲の情報を取得する第3取得手段と、
前記第3取得手段により取得された前記カラオケ曲の情報に従って、前記カラオケ装置により演奏させる前記カラオケ曲の予約を示す予約リストを作成する作成手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第1特定手段は、予め設定された待機時間内に受信される複数の前記カラオケ曲リストに共通して含まれる前記カラオケ曲の情報を特定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
カラオケ曲を演奏するカラオケ装置と、前記カラオケ装置により演奏される前記カラオケ曲の情報を有する複数の携帯機器がネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるカラオケシステムにおける情報処理装置により実行される情報処理方法であって、
複数の前記携帯機器から、少なくとも一つの前記カラオケ曲の情報を含むカラオケ曲リストを受信するステップと、
前記受信される複数の前記カラオケ曲リストに共通して含まれる前記カラオケ曲の情報を特定するステップと、
前記カラオケ装置により演奏されるカラオケ曲の候補として、前記特定された前記カラオケ曲の情報と、前記特定されなかった他の前記カラオケ曲の情報とを区分して、前記携帯機器の特定ユーザに選択可能に、前記カラオケ装置または前記携帯機器のいずれかの表示部に表示させる制御を行うステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項7】
カラオケ曲を演奏するカラオケ装置と、前記カラオケ装置により演奏される前記カラオケ曲の情報を有する複数の携帯機器がネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるカラオケシステムにおける前記携帯機器に含まれるコンピュータにより実行される情報提示プログラムであって、
少なくとも一つの前記カラオケ曲の情報を含むカラオケ曲リストを前記カラオケシステムにおける情報処理装置へ送信するステップと、
前記カラオケ曲リストを受信する前記情報処理装置により特定される前記カラオケ曲の情報であって、複数の携帯機器から受信される複数の前記カラオケ曲リストに共通して含まれる前記カラオケ曲の情報を、前記情報処理装置から受信するステップと、
前記カラオケ装置により演奏されるカラオケ曲の候補として、前記情報処理装置により特定された前記カラオケ曲の情報と、前記情報処理装置により特定されなかった他の前記カラオケ曲の情報とを区分して、前記携帯機器の特定ユーザに選択可能に表示部に表示させる制御を行うステップと、
を前記コンピュータに実行させる特徴とする情報提示プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−73102(P2013−73102A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−213179(P2011−213179)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】