説明

情報処理装置、情報処理方法、記録媒体、およびプログラム、並びに情報処理システム

【課題】簡単に電子機器を登録できるようにする。
【解決手段】
取得部は、接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDを取得する。通信部は、取得部により取得されたMACアドレスおよび個体識別IDをサーバに送信し、登録させる。本技術は、例えばテレビジョン受像機に適用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は情報処理装置、情報処理方法、記録媒体、およびプログラム、並びに情報処理システムに関し、特に、簡単に電子機器を登録するようにした情報処理装置、情報処理方法、記録媒体、およびプログラム、並びに情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、ネットワーク接続機能を有する様々な電子機器が家庭内に存在している。ネットワーク接続機能を有する電子機器は、インターネットを介してサーバに接続し、サーバから提供されるコンテンツを利用することができる。また、この時ユーザ登録が実行される(例えば特許文献1)。
【0003】
これにより、サーバは、登録されたユーザに対して、コンテンツ等のサービスを提供することができる。
【0004】
また、サーバは、コンテンツを提供する電子機器を制限するために、予め記録したMAC(Media Access Control)アドレスと、電子機器から送信されたMACアドレスとを比較し、一致する場合にコンテンツを送信するようにすることができる(例えば特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2000−148853号公報
【特許文献2】特開2004−206158号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1,2の発明では、ユーザが管理する電子機器の数が増えると、電子機器ごとにユーザ登録をしなければならず、登録するのに時間がかかってしまう。
【0007】
また、キーボード等の入力インタフェースを持たない電子機器、例えば音楽プレイヤでは、ユーザIDやパスワードを入力するのにも時間がかかってしまい、ユーザが簡単に電子機器を登録することができなかった。
【0008】
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、簡単に電子機器を登録できるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本技術の第1の側面の情報処理装置は、接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDを取得する取得部と、前記取得部により取得された前記MACアドレスおよび前記個体識別IDをサーバに送信し、登録させる通信部とを備える。
【0010】
前記取得部は、前記サーバに未登録の状態であり、且つ前記ルータの通信範囲内にある場合、前記ルータの通信範囲内にある既登録の他の情報処理装置からセッションキーをさらに取得し、前記通信部は、前記MACアドレス、前記個体識別ID、および前記セッションキーを前記サーバに送信することができる。
【0011】
前記セッションキーを生成する生成部をさらに備え、前記生成部は、前記サーバに既登録の状態である場合、前記ルータの通信範囲内にある未登録の前記他の情報処理装置の要求に応じて、前記セッションキーを生成し、前記通信部は、未登録の前記他の情報処理装置に前記セッションキーを送信するとともに、前記サーバに前記MACアドレスおよび前記セッションキーを送信することができる。
【0012】
前記取得部は、前記サーバに既登録の状態である場合、前記サーバから仮登録情報を取得し、前記通信部は、前記取得部により取得された前記仮登録情報に含まれる前記ルータの通信範囲内にある前記他の情報処理装置の登録状態が仮登録である場合、ユーザの入力に基づいて、前記他の情報処理装置を本登録にするための情報、または仮登録を削除するための情報を前記サーバに送信することができる。
【0013】
本技術の第1の側面の情報処理方法は、接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDを取得する取得ステップと、前記取得ステップの処理により取得された前記MACアドレスおよび前記個体識別IDをサーバに送信し、登録させる通信ステップとを含む。
【0014】
本技術の第1の側面の記録媒体、またはプログラムは、コンピュータに、接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDを取得する取得ステップと、前記取得ステップの処理により取得された前記MACアドレスおよび前記個体識別IDをサーバに送信し、登録させる通信ステップとを実行させるためのプログラムが記録されている第1の記録媒体、または第1のプログラムである。
【0015】
本技術の第1の側面においては、接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDが取得され、取得されたMACアドレスおよび個体識別IDの少なくとも一方がサーバに送信され、登録される。
【0016】
本技術の第2の側面の情報処理装置は、ネットワーク機器から前記ネットワーク機器が接続されているルータのMACアドレス、および前記ネットワーク機器の個体識別IDを取得する取得部と、前記MACアドレスおよび前記個体識別IDを対応付けたデータベースを生成するデータベース制御部とを備え、前記データベース制御部は、前記取得部により取得された前記MACアドレスが前記データベースに記録されている場合、前記MACアドレスが記録された前記データベースに前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたレコードを記録する。
【0017】
前記取得部は、既登録の前記ネットワーク機器から前記MACアドレスおよびセッションキーを取得するとともに、未登録の前記ネットワーク機器から前記MACアドレス、未登録の前記ネットワーク機器の前記個体識別ID、および前記セッションキーを取得し、前記データベース制御部は、前記取得部により取得された既登録の前記ネットワーク機器および未登録の前記ネットワーク機器の前記MACアドレスおよび前記セッションキーが一致する場合、前記MACアドレスが記録された前記データベースに前記MACアドレスと未登録の前記ネットワーク機器の前記個体識別IDを対応付けた前記レコードを記録することができる。
【0018】
前記データベース処理部は、前記取得部により取得された未登録の前記ネットワーク機器の前記個体識別IDに対応する前記レコードの登録状態を仮登録に設定することができる。
【0019】
前記ネットワーク機器に情報を送信する通信部と、前記データベースを検索する検索部とをさらに備え、前記検索部は、前記取得部により既登録の前記ネットワーク機器から前記MACアドレスおよび前記個体識別IDが取得された場合、前記MACアドレスと前記個体識別IDが対応付けられた前記レコードを含む前記データベースを検索し、前記通信部は、前記検索部により検索された前記データベースに前記登録状態として仮登録が設定された前記レコードが存在する場合、前記レコードの前記個体識別IDを仮登録情報として既登録の前記ネットワーク機器に送信し、前記取得部は、既登録の前記ネットワーク機器から仮登録の前記ネットワーク機器を本登録にするための情報、または仮登録を削除するための情報を取得し、前記データベース制御部は、前記取得部により取得された前記ネットワーク機器を本登録にするための情報、または仮登録を削除するための情報に基づいて、前記データベースを更新することができる。
【0020】
前記データベース制御部は、前記取得部により取得された既登録の前記ネットワーク機器の前記MACアドレスおよび前記個体識別IDの対応関係が、前記データベースに記録されている前記MACアドレスおよび前記個体識別IDの対応関係と異なる場合、前記データベースに記録されている前記MACアドレスを、前記取得部により取得された前記MACアドレスに更新することができる。
【0021】
前記取得部は、前記ネットワーク機器からユーザIDをさらに取得し、前記データベース制御部は、前記取得部により取得された前記MACアドレスおよび前記ユーザIDのうち、前記MACアドレスが前記データベースに記録されている場合、前記MACアドレスを含む前記データベースを削除するとともに、前記取得部により取得された前記MACアドレスと前記ユーザIDを対応付けた前記データベースを生成することができる。
【0022】
前記取得部は、前記ネットワーク機器からコンテンツIDおよび前記個体識別IDを取得し、前記検索部は、前記個体識別IDに対応する前記ネットワーク機器の登録状態を検索し、前記通信部は、前記検索部により検索された前記ネットワーク機器の登録状態が仮登録である場合、前記ネットワーク機器に提供する前記コンテンツIDに対応するコンテンツを制限することができる。
【0023】
本技術の第2の側面の情報処理方法は、ネットワーク機器から前記ネットワーク機器が接続されているルータのMACアドレス、および前記ネットワーク機器の個体識別IDを取得する取得ステップと、前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたデータベースを生成するデータベース制御ステップとを含み、前記データベース制御ステップの処理は、前記取得ステップの処理により取得された前記MACアドレスが前記データベースに記録されている場合、前記MACアドレスが記録された前記データベースに前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたレコードを記録する。
【0024】
本技術の第2の側面の記録媒体、またはプログラムは、コンピュータに、ネットワーク機器から前記ネットワーク機器が接続されているルータのMACアドレス、および前記ネットワーク機器の個体識別IDを取得する取得ステップと、前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたデータベースを生成するデータベース制御ステップとを実行させるプログラムであって、前記データベース制御ステップの処理は、前記取得ステップの処理により取得された前記MACアドレスが前記データベースに記録されている場合、前記MACアドレスが記録された前記データベースに前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたレコードを記録するプログラムが記録されている第2の記録媒体、または第2のプログラムである。
【0025】
本技術の第2の側面においては、ネットワーク機器から前記ネットワーク機器が接続されているルータのMACアドレス、および前記ネットワーク機器の個体識別IDが取得され、MACアドレスと個体識別IDを対応付けたデータベースが生成される。そして、取得されたMACアドレスがデータベースに記録されている場合、MACアドレスが記録されたデータベースにMACアドレスと個体識別IDを対応付けたレコードが記録される。
【0026】
本技術の第3の側面の情報処理システムは、第1の情報処理装置と前記第1の情報処理装置を登録する第2の情報処理装置から構成される情報処理システムにおいて、前記第1の情報処理装置は、接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDを取得する第1の取得部と、前記第1の取得部により取得された前記MACアドレスおよび前記個体識別IDを前記第2の情報処理装置に送信し、登録させる通信部とを備え、前記第2の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置から前記第1の情報処理装置が接続されている前記ルータの前記MACアドレス、および前記第1の情報処理装置の前記個体識別IDを取得する第2の取得部と、前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたデータベースを生成するデータベース制御部とを備える。
【0027】
本技術の第3の側面においては、第1の情報処理装置により、接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDが取得され、取得されたMACアドレスおよび個体識別IDが第2の情報処理装置に送信され、登録される。第2の情報処理装置により、第1の情報処理装置から第1の情報処理装置が接続されているルータのMACアドレス、および第1の情報処理装置の個体識別IDが取得され、MACアドレスと個体識別IDを対応付けたデータベースが生成される。
【発明の効果】
【0028】
本技術の側面によれば、簡単に電子機器を登録することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本技術の情報処理システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本技術を適用したパーソナルコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
【図3】パーソナルコンピュータのCPUの機能的構成例を示すブロック図である。
【図4】ネットワーク機器の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図5】ネットワーク機器のCPUの機能的構成例を示すブロック図である。
【図6】ホームルータの一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図7】サーバの一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図8】サーバのCPUの機能的構成例を示すブロック図である。
【図9】ネットワーク機器のネットワーク機器登録処理を説明するフローチャートである。
【図10】ホームルータのMACアドレス提供処理を説明するフローチャートである。
【図11】サーバのネットワーク機器登録処理を説明するフローチャートである。
【図12】フィールドの例を示す図である。
【図13】ユーザDBの例を示す図である。
【図14】ネットワーク機器のネットワーク機器登録処理を説明するフローチャートである。
【図15】サーバのネットワーク機器登録処理を説明するフローチャートである。
【図16】フィールドとユーザDBの例を示す図である。
【図17】ネットワーク機器登録処理の概要を示す図である。
【図18】未登録のネットワーク機器のネットワーク機器登録処理を説明するフローチャートである。
【図19】既登録のネットワーク機器の登録セッションキー提供処理を説明するフローチャートである。
【図20】サーバのネットワーク機器登録処理を説明するフローチャートである。
【図21】フィールドとユーザDBの例を示す図である。
【図22】仮登録のネットワーク機器の登録状態確認処理を説明するフローチャートである。
【図23】サーバの登録状態通知処理を説明するフローチャートである。
【図24】既登録のネットワーク機器の本登録設定処理を説明するフローチャートである。
【図25】サーバの本登録設定処理を説明するフローチャートである。
【図26】ユーザDBの例を示す図である。
【図27】ホームネットワークの概要を示す図である。
【図28】ホームネットワークの概要を示す図である。
【図29】サーバのユーザDB更新処理を説明するフローチャートである。
【図30】ネットワーク機器の登録情報変更処理を説明するフローチャートである。
【図31】レコードの例を示す図である。
【図32】ユーザDBの例を示す図である。
【図33】ネットワーク機器のネットワーク機器登録処理を説明するフローチャートである。
【図34】サーバのネットワーク機器登録処理を説明するフローチャートである。
【図35】サーバのユーザDB更新処理を説明するフローチャートである。
【図36】ネットワーク機器の登録情報変更処理を説明するフローチャートである。
【図37】ユーザDBの例を示す図である。
【図38】ネットワーク機器のコンテンツ取得処理を説明するフローチャートである。
【図39】サーバのコンテンツ提供処理を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
<第1の実施の形態>
1.情報処理システムの構成
2.パーソナルコンピュータの構成
3.ネットワーク機器の構成
4.ホームルータの構成
5.サーバの構成
6.ネットワーク機器登録処理1
<第2の実施の形態>
7.ネットワーク機器登録処理2
<第3の実施の形態>
8.ネットワーク機器登録処理3
9.登録状態確認処理
10.本登録設定処理
<第4の実施の形態>
11.ホームルータの変更
12.登録情報変更処理1
13.ネットワーク機器登録処理4
<第5の実施の形態>
14.コンテンツ取得処理
15.その他
【0031】
<第1の実施の形態>
【0032】
[情報処理システムの構成]
【0033】
図1は、本技術が適用される情報処理システム1の一実施の形態の構成を示す図である。図1の情報処理システム1は、ホームネットワーク11、インターネット12、およびサーバ13から構成される。
【0034】
ホームネットワーク11は、パーソナルコンピュータ21、ネットワーク機器22−1乃至22−N(Nは自然数)、およびホームルータ23から構成される。
【0035】
なお、ネットワーク機器22−1乃至22−Nを個々に区別する必要がない場合、以下単に、ネットワーク機器22と記述する。他の構成要素についても同様とする。
【0036】
ホームネットワーク11は、インターネット12を介してサーバ13と相互に接続される。インターネット12は、種々の有線および/または無線のネットワークと併用または代用可能である。
【0037】
[パーソナルコンピュータの構成]
【0038】
図2は、パーソナルコンピュータ21のハードウェアの構成例を示すブロック図である。
【0039】
情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ21において、CPU(Central Processing Unit)41,ROM(Read Only Memory)42,RAM(Random Access Memory)43は、バス44により相互に接続されている。
【0040】
CPU41は、パーソナルコンピュータ21の動作を制御する。図3を参照して、CPU41の構成について説明する。
【0041】
図3は、CPU41の機能的構成例を示すブロック図である。CPU41は、プログラムに従って各種の動作を制御する。
【0042】
このプログラムにより、CPU41は実質的に、通信部61、取得部62、判定部63、および出力部64の機能ブロックを有している。なおCPU41の各ブロックは、必要に応じて相互に信号、データを授受することが可能とされている。
【0043】
通信部61は、各種の情報を通信する。取得部62は、各種の情報を取得する。判定部63は、各種の判定処理を実行する。出力部64は、各種の情報を出力する。
【0044】
図2に戻り、バス44には、さらに、入出力インタフェース45が接続されている。入出力インタフェース45には、入力部46、出力部47、記憶部48、通信部49、およびドライブ50が接続されている。
【0045】
入力部46は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどにより構成される。出力部47は、ディスプレイ、スピーカなどにより構成される。記憶部48は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどにより構成される。
【0046】
通信部49は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ50は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア51を駆動する。
【0047】
以上のように構成されるパーソナルコンピュータ21においては、CPU41が、例えば、記憶部48に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース45及びバス44を介して、RAM43にロードして実行することにより、各種の処理が行われる。
【0048】
CPU41が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア51に記録して提供される。
【0049】
なお、パッケージメディアとしては、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどが用いられる。
【0050】
また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
【0051】
パーソナルコンピュータ21においては、プログラムは、リムーバブルメディア51をドライブ50に装着することにより、入出力インタフェース45を介して、記憶部48にインストールすることができる。
【0052】
また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部49で受信し、記憶部48にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM42や記憶部48に、予めインストールしておくことができる。
【0053】
なお、パーソナルコンピュータ21が実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われる処理であっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
【0054】
[ネットワーク機器の構成]
【0055】
図4は、情報処理装置としてのネットワーク機器22の構成を示すブロック図である。図4の例では、代表してネットワーク機器22−1について説明する。ネットワーク機器22は、ネットワーク接続機能を有する電子機器である。
【0056】
ネットワーク機器22−1は、CPU101、メモリ102、I/O処理部103、ネットワークI/F(インタフェース)104、入力部105、出力部106、記憶部107から構成される。
【0057】
CPU101は、ネットワーク機器22の動作を制御する。図5を参照して、CPU101の構成について説明する。
【0058】
図5は、CPU101の機能的構成例を示すブロック図である。CPU101は、プログラムに従って各種の動作を制御する。
【0059】
このプログラムにより、CPU101は実質的に、通信部121、取得部122、判定部123、出力部124、および生成部125の機能ブロックを有している。なおCPU101の各ブロックは、必要に応じて相互に信号、データを授受することが可能とされている。
【0060】
通信部121は、各種の情報を通信する。取得部122は、各種の情報を取得する。判定部123は、各種の判定処理を実行する。出力部124は、各種の情報を出力する。生成部125は、各種の情報を生成する。
【0061】
図4に戻り、メモリ102は、ROM、およびRAM等により構成される。ROMは、ネットワーク機器22において実行される各種の処理プログラムや処理に必要なデータ等を記録する。RAMは、各種処理において得られたデータを一時的に記録保持する等、各種の作業領域として用いられる。
【0062】
I/O処理部103は、CPU101およびメモリ102、並びにネットワークI/F104、入力部105、出力部106、および記憶部107と相互に接続し、各種の情報の入力および出力を処理する。
【0063】
ネットワークI/F104は、ホームルータ23およびインターネット12を介して、サーバ13と各種の情報を送受信する。また、他のネットワーク機器22−2乃至22−Nと各種の情報を送受信する。
【0064】
入力部105は、カメラ、キーボード、マウスなどのユーザインタフェースにより構成され、所定の情報を入力するときユーザにより操作される。出力部106は、例えば、画像や音楽を出力するディスプレイ、スピーカなどにより構成される。
【0065】
記憶部107は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどより構成され、各種の情報を記憶する。
【0066】
[ホームルータの構成]
【0067】
図6は、ホームルータ23の構成を示すブロック図である。ホームルータ23は、CPU141、メモリ142、I/O処理部143、ネットワークI/F144−1,144−2、LED(Light Emitting Diode)ランプ145、スイッチ146から構成される。
【0068】
CPU141は、ホームルータ23の動作を制御する。CPU141は、プログラムに従って各種の動作を制御する。このプログラムにより、CPU141は実質的に、取得部161および通信部162の機能ブロックを有している。
【0069】
なおCPU141の各ブロックは、必要に応じて相互に信号、データを授受することが可能とされている。取得部161は、各種の情報を取得する。通信部162は、各種の情報を通信する。
【0070】
メモリ142は、ROM、およびRAM等により構成される。ROMは、ホームルータ23において実行される各種の処理プログラムや処理に必要なデータ等を記録する。RAMは、各種処理において得られたデータを一時的に記録保持する等、各種の作業領域として用いられる。
【0071】
I/O処理部143は、CPU141およびメモリ142、並びにネットワークI/F144−1,144−2、LEDランプ145、スイッチ146と相互に接続し、各種の情報の入力および出力を処理する。
【0072】
ネットワークI/F144−1は、WAN(Wide Area Network)側に配置されており、インターネット12を介して、サーバ13と各種の情報を送受信する。
【0073】
ネットワークI/F144−2は、LAN(Local Area Network)側に配置されており、ホームネットワーク11内のパーソナルコンピュータ21、およびネットワーク機器22−1乃至22−Nと各種の情報を送受信する。
【0074】
LEDランプ145は、ホームルータ23の起動状態、およびインターネット12等との接続状態を示すように、点灯、消灯が切り替えられる。スイッチ146は、電源およびインターネット12等との接続を切り替えるように、オン、オフが制御される。
【0075】
[サーバの構成]
【0076】
図7は、情報処理装置としてのサーバ13の構成を示すブロック図である。サーバ13は、CPU181、メモリ182、I/O処理部183、ネットワークI/F184、入力部185、出力部186、記憶部187から構成される。
【0077】
CPU181は、サーバ13の動作を制御する。図8を参照して、CPU181の構成について説明する。
【0078】
図8は、CPU181の機能的構成例を示すブロック図である。CPU181は、プログラムに従って各種の動作を制御する。
【0079】
このプログラムにより、CPU181は実質的に、取得部201、認証部202、判定部203、記録部204、DB(データベース)制御部205、通信部206、および検索部207の機能ブロックを有している。なおCPU181の各ブロックは、必要に応じて相互に信号、データを授受することが可能とされている。
【0080】
取得部201は、各種の情報を取得する。認証部202は、認証処理を実行する。判定部203は、各種の判定処理を実行する。記録部204は、各種の情報を記録する。DB制御部205は、ユーザDBを制御する。通信部206は、各種の情報を通信する。検索部207は、ユーザDBから各種の情報を検索する。
【0081】
図7に戻り、メモリ182は、ROM、およびRAM等により構成される。ROMは、サーバ13において実行される各種の処理プログラムや処理に必要なデータ等を記録する。RAMは、各種処理において得られたデータを一時的に記録保持する等、各種の作業領域として用いられる。
【0082】
I/O処理部183は、CPU181およびメモリ182、並びにネットワークI/F184、入力部185、出力部186、および記憶部187と相互に接続し、各種の情報の入力および出力を処理する。
【0083】
ネットワークI/F184は、インターネット12を介して、ホームネットワーク11と各種の情報を送受信する。
【0084】
入力部185は、カメラ、キーボード、マウスなどのユーザインタフェースにより構成され、所定の情報を入力するときユーザにより操作される。出力部186は、例えば、画像や音楽を出力するディスプレイ、スピーカなどにより構成される。
【0085】
記憶部187は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどより構成され、各種の情報を記憶する。
【0086】
[ネットワーク機器登録処理1]
【0087】
図9乃至図13を参照して、ネットワーク機器登録処理1について説明する。
【0088】
図9は、ネットワーク機器22のネットワーク機器登録処理1を説明するフローチャートである。図10は、ホームルータ23のMACアドレス提供処理を説明するフローチャートである。図11は、サーバ13のネットワーク機器登録処理1を説明するフローチャートである。
【0089】
なお、ネットワーク機器登録処理の前に、パーソナルコンピュータ22を用いて、ユーザにより予めユーザID(Identification)とパスワードが作成され、サーバ13に登録されている。
【0090】
図9のネットワーク機器登録処理は、ユーザに指示されたときに実行される。
【0091】
ステップS1において、ネットワーク機器22の通信部121は、ホームルータ23にMACアドレスの要求を通知する。この要求は、ネットワーク機器22のI/O処理部103、ネットワークI/F104を介して、ホームルータ23に供給される。
【0092】
図10のステップS21において、ホームルータ23の取得部161は、MACアドレスの要求を取得する。すなわち、図9のステップS1の処理により、ネットワーク機器22から通知されたMACアドレスの要求が、ネットワークI/F144−2、I/O処理部143を介して取得される。
【0093】
ステップS22において、ホームルータ23の取得部161は、MACアドレスを取得する。例えば、メモリ142に記憶されているMACアドレスとしてMAC10が取得される。
【0094】
ステップS23において、ホームルータ23の通信部162は、ネットワーク機器22にMACアドレスを送信する。このMACアドレスは、ホームルータ23のI/O処理部143、ネットワークI/F144−2を介してネットワーク機器22に送信される。
【0095】
ステップS23の処理の後、図10のホームルータ23のMACアドレス提供処理は終了する。
【0096】
図9に戻り、ステップS2において、ネットワーク機器22の取得部122は、ホームルータ23のMACアドレスを取得する。すなわち、図10のステップS23の処理により、ホームルータ23から送信されたMACアドレスが、ネットワークI/F104、I/O処理部103を介して取得される。
【0097】
ステップS3において、ネットワーク機器22の取得部122は、ユーザID(Identification)およびパスワードを取得する。すなわち、入力部105を介して、ユーザにより入力されたユーザIDおよびパスワードが取得される。例えば、ユーザIDとしてUID1が取得される。
【0098】
ステップS4において、ネットワーク機器22の取得部122は、個体識別IDを取得する。すなわち、メモリ102に記憶されているネットワーク機器22自身に固有に設定されたIDが取得される。例えば、個体識別IDとしてMID1が取得される。
【0099】
ステップS5において、ネットワーク機器22の通信部121は、サーバ13にMACアドレス、ユーザID、パスワード、および個体識別IDを送信する。
【0100】
すなわち、MAC10、UID1、パスワード、およびMID1が、ネットワーク機器22のI/O処理部103、ネットワークI/F104、ホームルータ23のネットワークI/F144−2、ネットワークI/F144−1、インターネット12を介してサーバ13に送信される。
【0101】
図11のステップS41において、サーバ13の取得部201は、MACアドレス、ユーザID、パスワード、および個体識別IDを取得する。
【0102】
すなわち、図9のステップS5の処理により、ネットワーク機器22から送信されたMAC10、UID1、パスワード、およびMID1が、ネットワークI/F184、I/O処理部183を介して取得される。
【0103】
ステップS42において、サーバ13の認証部202は、ユーザを認証する。すなわち、取得されたユーザIDおよびパスワードと、予め登録されているユーザIDおよびパスワードが比較される。
【0104】
ステップS43において、サーバ13の判定部203は、認証に成功したかを判定する。
すなわち、ステップS41の処理で取得されたユーザIDおよびパスワードと、予め登録されているユーザIDおよびパスワードが一致するかが判定される。
【0105】
ステップS43において、認証に失敗したと判定された場合、ステップS44において、サーバ13の通信部206は、登録結果として認証失敗を通知する。
【0106】
一方、ステップS43において、認証に成功したと判定された場合、ステップS45において、サーバ13の記録部204は、MACアドレスおよび個体識別IDを記録する。例えば、メモリ182のユーザDBの各フィールドにMAC10およびMID1が記録される。
【0107】
図12を参照して、ユーザDBのMACアドレスおよび個体識別IDを記録するフィールドについて説明する。
【0108】
図12は、ユーザDBのフィールドの例を示す図である。図12Aには、ユーザIDフィールド241の例が示されている。ユーザIDフィールド241には、予め記録されたUID1を含む複数のユーザIDが記録されている。
【0109】
図12Bには、MACアドレスフィールド242−1の例が示されている。図12Bに示すように、取得されたMACアドレスであるMAC10は、MACアドレスフィールド242−1に記録される。
【0110】
図12Cには、個体識別IDフィールド243−1の例が示されている。図12Cに示すように、取得された個体識別IDであるMID1は、個体識別IDフィールド243−1に記録される。これらのフィールドの各要素を対応付けることで、ユーザDBが生成される。
【0111】
図11に戻り、ステップS46において、サーバ13のDB制御部205は、ユーザIDとMACアドレスを対応付ける。すなわち、ユーザIDとMACアドレスが対応付けられて、ユーザDBに登録される。図13を参照して、ユーザDBについて説明する。
【0112】
図13は、ユーザDB261の例を示す図である。図13Aには、MACアドレスとユーザIDを対応付けたユーザDB261−1の例が示されている。
【0113】
このユーザDB261−1には、ユーザIDフィールド241のUID1と、MACアドレスフィールド242−1のMAC10とが対応付けられたレコードが生成されている。
【0114】
図11のステップS47において、サーバ13のDB制御部205は、MACアドレスと個体識別IDを対応付ける。図13Bは、MACアドレスと個体識別IDを対応付けたユーザDB261−2の例が示されている。
【0115】
このユーザDB261−2には、MACアドレスフィールド242−1のMAC10と、個体識別IDフィールド243−1のMID1とが対応付けられたレコードが生成されている。
【0116】
図11のステップS48において、サーバ13の通信部206は、登録結果として登録成功を通知する。
【0117】
この通知は、サーバ13のI/O処理部183、ネットワークI/F184、インターネット12、ホームルータ23のネットワークI/F144−1、ネットワークI/F144−2を介してネットワーク機器22に送信される。
【0118】
なお、以下説明を簡略化するため、機器間の信号の経路の説明は省略する。
【0119】
ステップS44,S48の処理の後、サーバ13のネットワーク機器登録処理は終了する。
【0120】
図9に戻り、ステップS6において、ネットワーク機器22の取得部122は、登録結果を取得する。すなわち、図10のステップS44,S48のいずれかの処理により、サーバ13から通知された登録結果が取得される。
【0121】
ステップS7において、ネットワーク機器22の判定部123は、登録に成功したかを判定する。ステップS7において、登録に成功しなかった(すなわち、登録に失敗した)と判定された場合、ステップS8において、ネットワーク機器22の出力部124は、認証失敗を出力する。
【0122】
すなわち、図11のステップS44の処理により、登録結果として認証失敗が通知された場合、出力部106に認証失敗が出力される。ユーザはこれを確認する。
【0123】
一方、ステップS7において、登録に成功したと判定された場合、ステップS9において、ネットワーク機器22の出力部124は、登録成功を出力する。
【0124】
すなわち、図11のステップS48の処理により、登録結果として登録成功が通知された場合、出力部106を用いて登録成功が出力される。ユーザはこれを確認する。
【0125】
ステップS8,S9の処理の後、ネットワーク機器22のネットワーク機器登録処理は終了する。登録に成功すると、以後、ユーザが有するネットワーク機器22を用いて、サーバ13から提供されるサービスを利用することができる。
【0126】
なお、ネットワーク機器登録処理1は、ネットワーク機器22により実行されるとしたが、パーソナルコンピュータ21が実行するようにしてもよい。
【0127】
この場合、処理はネットワーク機器22のCPU101の通信部121、取得部122、判定部123、および出力部124の代わりに、パーソナルコンピュータ21のCPU41の通信部61、取得部62、判定部63、および出力部64により実行される。
【0128】
ネットワーク機器22としてのテレビジョン受像機や音楽プレイヤでは、キーボード等の入力インタフェースが無いので、パーソナルコンピュータ21の方がユーザIDおよびパスワードの入力等の操作を良好に実行できる。
【0129】
<第2の実施の形態>
【0130】
[ネットワーク機器登録処理2]
【0131】
次に、図14乃至図16を参照して、自動的にネットワーク機器22を登録するネットワーク機器登録処理2について説明する。
【0132】
図14は、ネットワーク機器22のネットワーク機器登録処理2を説明するフローチャートである。図15は、サーバ13のネットワーク機器登録処理2を説明するフローチャートである。図16は、個体識別IDフィールド243とユーザDB261の例を示す図である。
【0133】
なお、ネットワーク機器登録処理2は、少なくとも1台のネットワーク機器22がサーバ13に登録されている場合に実行される。
【0134】
すなわち、このネットワーク機器登録処理2は、図9乃至図11のネットワーク機器登録処理1が少なくとも1度実行されており、2台目以降の未登録のネットワーク機器22を登録する場合に実行される。
【0135】
図14において、ステップS61乃至S63,S65乃至S68の処理は、図9のステップS1,S2,S4,S6乃至S9の処理に対応する処理である。従って、これらの処理は繰り返しになるので簡単に説明する。
【0136】
図14のネットワーク機器登録処理2は、通信可能な状態の未登録のネットワーク機器22がホームネットワーク11内、すなわち、ホームルータ23の通信範囲内に存在するときに自動的に実行される。
【0137】
ステップS61において、未登録のネットワーク機器22の通信部121は、ホームルータ23にMACアドレスの要求を通知する。
【0138】
図10のステップS21において、ホームルータ23の取得部161は、MACアドレスの要求を取得する。ステップS22において、ホームルータ23の取得部161は、MACアドレスを取得する。例えば、MACアドレスとしてMAC10が取得される。
【0139】
ステップS23において、ホームルータ23の通信部162は、ネットワーク機器22にMACアドレスを送信する。ステップS23の処理の後、図10のホームルータ23のMACアドレス提供処理は終了する。
【0140】
図14に戻り、ステップS62において、ネットワーク機器22の取得部122は、ホームルータ23のMACアドレスを取得する。例えば、MAC10が取得される。
【0141】
ステップS63において、ネットワーク機器22の取得部122は、個体識別IDを取得する。すなわち、ネットワーク機器22自身に固有に設定されたIDが取得される。例えば、個体識別IDとしてMID2が取得される。
【0142】
ステップS64において、ネットワーク機器22の通信部121は、サーバ13にMACアドレスおよび個体識別IDを送信する。例えば、ホームルータ23およびインターネット12を介して、サーバ13にMAC10およびMID2が送信される。
【0143】
図15のステップS81において、サーバ13の取得部201は、MACアドレスおよび個体識別IDを取得する。すなわち、図14のステップS64の処理により、ネットワーク機器22から送信されたMACアドレスおよび個体識別IDが取得される。
【0144】
ステップS82において、サーバ13の検索部207は、MACアドレスが登録されているレコードを検索する。
【0145】
ステップS83において、サーバ13の判定部203は、取得されたMACアドレスが登録されているレコード281が存在するかを判定する。例えば、MAC10が登録されているレコード281(図13参照)が存在するかが判定される。
【0146】
ステップS83において、取得されたMACアドレスが登録されているレコード281が存在しないと判定された場合、ステップS84において、サーバ13の通信部206は、登録結果として登録失敗を通知する。
【0147】
一方、ステップS83において、取得されたMACアドレスが登録されているレコード281が存在すると判定された場合、処理はステップS85に進む。図13の例では、MAC10が登録されているレコード281−1,281−21が存在する。
【0148】
ステップS85において、サーバ13の記録部204は、個体識別IDを記録する。例えば、図12Cの個体識別IDフィールド243−1にMID2が記録され、図16Aの個体識別IDフィールド243−11のようになる。
【0149】
ステップS86において、サーバ13のDB制御部205は、MACアドレスと個体識別IDを対応付ける。
【0150】
例えば、図12BのMACアドレスフィールド242−1のMAC10と、図16Aの個体識別IDフィールド243−11のMID2とが対応付けられる。これにより、図16Bのレコード281−22が生成され、ユーザDB261−11に記録される。
【0151】
ステップS87において、サーバ13の通信部206は、登録結果として登録成功を通知する。ステップS84,S87の処理の後、サーバ13のネットワーク機器登録処理2は終了する。
【0152】
図14に戻り、ステップS65において、ネットワーク機器22の取得部122は、登録結果を取得する。ステップS66において、ネットワーク機器22の判定部123は、登録に成功したかを判定する。
【0153】
ステップS66において、登録に失敗したと判定された場合、ステップS67において、ネットワーク機器22の出力部124は、出力部106に登録失敗を出力する。
【0154】
一方、ステップS66において、登録に成功したと判定された場合、ステップS68において、ネットワーク機器22の出力部124は、出力部106に登録成功を出力する。
【0155】
なお、ステップS67,S68の処理において、出力部106に含まれるディスプレイの表示がオフにされている場合、ディスプレイの表示がオンにされてから出力(表示)することができる。他の実施の形態についても同様とする。
【0156】
ステップS67,S68の処理の後、ネットワーク機器22のネットワーク機器登録処理2は終了する。これにより、ユーザが煩雑な操作をすることなく、自動的にネットワーク機器22をサーバ13に登録することができる。
【0157】
しかし、このようなネットワーク機器登録処理2では、ホームネットワーク11内の全てのネットワーク機器22が自動的に登録される。
【0158】
従って、ユーザ宅に友人が音楽プレイヤ等のネットワーク機器22を持って来た場合、友人の音楽プレイヤもユーザのネットワーク機器22として自動的にサーバ13に登録されてしまう。
【0159】
<第3の実施の形態>
【0160】
[ネットワーク機器登録処理3]
【0161】
図17乃至図21を参照して、ユーザの意図に反する登録を防ぐ機能を有する、ネットワーク機器登録処理3について説明する。
【0162】
図17は、ネットワーク機器登録処理3の概要を示す図である。図17の例には、既登録のネットワーク機器22−1、未登録のネットワーク機器22−3、およびサーバ13が示されている。
【0163】
なお、図17の例では、説明を簡単にするため、ホームルータ23およびインターネット12は示されていない。
【0164】
図18は、未登録のネットワーク機器22−3のネットワーク機器登録処理3を説明するフローチャートである。図19は、既登録のネットワーク機器22−1の登録セッションキー提供処理を説明するフローチャートである。
【0165】
図20は、サーバ13のネットワーク機器登録処理3を説明するフローチャートである。図21は、登録結果の例を示す図である。
【0166】
図18において、ステップS105乃至S107,S109の処理は、図9のステップS4,S1,S2,S6の処理に対応する処理である。また図19において、ステップS126,S127の処理は、図9のステップS1,S2の処理に対応する処理である。従って、これらの処理は繰り返しになるので簡単に説明する。
【0167】
図18のネットワーク機器登録処理3は、通信可能な状態の未登録のネットワーク機器22がホームネットワーク11内に存在するときに実行される。
【0168】
ステップS101において、未登録のネットワーク機器22−3の通信部121は、既登録のネットワーク機器22−1に登録セッションキーの要求を通知する(図17参照)。
【0169】
図19のステップS121において、既登録のネットワーク機器22−1の取得部122は、登録セッションキーの要求を取得する。すなわち、図18のステップS101の処理により、未登録のネットワーク機器22−3から通知された登録セッションキーの要求が取得される。
【0170】
ステップS122において、既登録のネットワーク機器22−1の判定部123は、登録セッションキーを送信するかを判定する。すなわち、登録セッションキーの送信が許可されているかが判定される。登録セッションキーの送信の許可または不許可は、ユーザにより予め設定される。
【0171】
ステップS122において、登録セッションキーを送信しないと判定された場合、ステップS123において、既登録のネットワーク機器22−1の通信部121は、未登録のネットワーク機器22にエラーを通知する。
【0172】
一方、ステップS122において、登録セッションキーを送信すると判定された場合、ステップS124において、既登録のネットワーク機器22−1の生成部125は、登録セッションキーを生成する。
【0173】
登録セッションキーは、自動でユーザを登録するための自動登録キーであり、ランダムな文字列により構成される。図17には、登録セッションキーがRAND1として示されている。
【0174】
ステップS125において、既登録のネットワーク機器22−1の通信部121は、未登録のネットワーク機器22に登録セッションキーを送信する。
【0175】
すなわち、図17に示されるように、既登録のネットワーク機器22−1により、未登録のネットワーク機器22−3に登録セッションキーRAND1が送信される。
【0176】
ステップS126において、既登録のネットワーク機器22−1の通信部121は、ホームルータ23にMACアドレスの要求を通知する。
【0177】
図10のステップS21において、ホームルータ23の取得部161は、MACアドレスの要求を取得する。ステップS22において、ホームルータ23の取得部161は、MACアドレスを取得する。例えば、MACアドレスとしてMAC10が取得される。
【0178】
ステップS23において、ホームルータ23の通信部162は、既登録のネットワーク機器22−1にMACアドレスを送信する。ステップS23の処理の後、図10のホームルータ23のMACアドレス提供処理は終了する。
【0179】
図19に戻り、ステップS127において、既登録のネットワーク機器22−1の取得部122は、ホームルータ23のMACアドレスを取得する。例えば、MACアドレスとしてMAC10が取得される。
【0180】
なお、登録時に取得した(例えば図9のステップS2の処理で取得された)MACアドレスを記録しておき、記録されたMACアドレスが取得されるようにしてもよい。
【0181】
ステップS128において、既登録のネットワーク機器22−1の通信部121は、サーバ13にMACアドレスおよび登録セッションキーを送信する。
【0182】
図17の例では、既登録のネットワーク機器22−1により、サーバ13にMACアドレスMAC10および登録セッションキーRAND1が送信される。
【0183】
ステップS123,S128の処理の後、図19のネットワーク機器22の登録セッションキー提供処理は終了する。
【0184】
図18に戻り、ステップS102において、未登録のネットワーク機器22−3の判定部123は、登録セッションキーを受信したかを判定する。
【0185】
すなわち、図19のステップS125の処理により登録セッションキーが送信されたか、または図19のステップS123の処理によりエラーが通知されたかが判定される。
【0186】
ステップS102において、登録セッションキーを受信していないと判定された場合、すなわち、図19のステップS123の処理によりエラーが通知された場合、ステップS103において、未登録のネットワーク機器22−3の出力部124は、エラーを出力する。
【0187】
一方、ステップS102において、登録セッションキーを受信したと判定された場合、ステップS104において、未登録のネットワーク機器22−3の取得部122は、登録セッションキーを取得する。例えば、登録セッションキーとしてRAND1が取得される。
【0188】
ステップS105において、未登録のネットワーク機器22−3の取得部122は、個体識別IDを取得する。ステップS106において、未登録のネットワーク機器22−3の通信部121は、ホームルータ23にMACアドレスの要求を通知する。
【0189】
図10のステップS21において、ホームルータ23の取得部161は、MACアドレスの要求を取得する。ステップS22において、ホームルータ23の取得部161は、MACアドレスを取得する。例えば、MACアドレスとしてMAC10が取得される。
【0190】
ステップS23において、ホームルータ23の通信部162は、未登録のネットワーク機器22−3にMACアドレスを送信する。ステップS23の処理の後、図10のホームルータ23のMACアドレス提供処理は終了する。
【0191】
図18に戻り、ステップS107において、未登録のネットワーク機器22−3の取得部122は、ホームルータ23のMACアドレスを取得する。例えば、MACアドレスとしてMAC10が取得される。
【0192】
ステップS108において、未登録のネットワーク機器22−3の通信部121は、サーバ13に登録セッションキー、個体識別ID、およびMACアドレスを送信する。
【0193】
すなわち、ステップS104,S105,S107の処理により取得された登録セッションキー、MACアドレス、および個体識別IDがサーバ13に送信される。
【0194】
図20のステップS141において、サーバ13の取得部201は、既登録のネットワーク機器22−1からMACアドレスおよび登録セッションキーを取得する。
【0195】
すなわち、図19のステップS128の処理により送信されたMACアドレスおよび登録セッションキーが取得される。図17の例では、MACアドレスMAC10および登録セッションキーRAND1が取得される。
【0196】
ステップS142において、サーバ13の取得部201は、未登録のネットワーク機器22−3からMACアドレス、登録セッションキー、および個体識別IDを取得する。
【0197】
すなわち、図18のステップS108の処理により未登録のネットワーク機器22−3から送信されたMACアドレス、登録セッションキー、および個体識別IDが取得される。図17の例では、MAC10,RAND1,およびMID3が取得される。
【0198】
ステップS143において、サーバ13の判定部203は、MACアドレスおよび登録セッションキーが一致しているかを判定する。すなわち、未登録のネットワーク機器22−3が既登録のネットワーク機器22−1と同じホームネットワーク11に存在するかが判定される。
【0199】
ステップS143において、MACアドレスおよび登録セッションキーのうち少なくとも一方が一致していないと判定された場合、すなわち、未登録のネットワーク機器22−3が既登録のネットワーク機器22−1と同じホームネットワーク11に存在しないと判定された場合、処理はステップS144に進む。
【0200】
ステップS144において、サーバ13の通信部206は、登録結果として登録失敗を通知する。すなわち、未登録のネットワーク機器22−3に登録失敗が通知される。
【0201】
一方、ステップS143において、MACアドレスおよび登録セッションキーが一致していると判定された場合、すなわち、未登録のネットワーク機器22−3が既登録のネットワーク機器22−1と同じホームネットワーク11に存在していると判定された場合、処理はステップS145に進む。
【0202】
ステップS145において、サーバ13の記録部204は、個体識別IDを記録する。例えば、図16Aの個体識別IDフィールド243−11に、新たに「MID3」が記録され、図21Aの個体識別IDフィールド243−21のようになる。
【0203】
ステップS146において、サーバ13のDB制御部205は、MACアドレスと個体識別IDを対応付ける。例えば、図16のユーザDB261−11に、MACアドレス「MAC10」、個体識別ID「MID3」のレコードが新たに記録される。
【0204】
ステップS147において、サーバ13のDB制御部205は、登録状態として仮登録を設定する。登録状態は、個体識別IDごとに対応付けられている。
【0205】
ステップS146,S147の処理により、例えば図21BのユーザDB261−21が生成される。
【0206】
登録状態には仮登録と本登録がある。本登録は、サーバ13から提供されるコンテンツ等のサービスを全て利用できる権限があることを示している。仮登録は、サーバ13から提供されるコンテンツ等のサービスの一部に利用の制限があることを示している。
【0207】
図20に戻り、ステップS148において、サーバ13の通信部206は、未登録のネットワーク機器22−3に対して登録結果として仮登録成功を通知する。ステップS144,S148の処理の後、サーバ13のネットワーク機器登録処理3は終了する。
【0208】
図18に戻り、ステップS109において、未登録のネットワーク機器22−3の取得部122は、登録結果を取得する。すなわち、図20のステップS144,S148のいずれかの処理により、サーバ13から通知された登録結果が取得される。
【0209】
ステップS110において、未登録のネットワーク機器22−3の判定部123は、仮登録に成功したかを判定する。ステップS110において、仮登録に失敗したと判定された場合、ステップS111において、未登録のネットワーク機器22−3の出力部124は、登録失敗を出力する。
【0210】
すなわち、図20のステップS144の処理により、登録結果として認証失敗が通知された場合、出力部106に認証失敗が出力される。ユーザはこれを確認する。
【0211】
一方、ステップS110において、登録に成功したと判定された場合、ステップS112において、未登録のネットワーク機器22−3の出力部124は、登録成功を出力する。
【0212】
すなわち、図20のステップS148の処理により、登録結果として登録成功が通知された場合、出力部106に登録成功が出力される。ユーザはこれを確認する。
【0213】
ステップS111,S112の処理の後、未登録のネットワーク機器22−3のネットワーク機器登録処理3は終了する。
【0214】
以上のようにして、ユーザが煩雑な操作をすることなく、自動的に未登録のネットワーク機器22−3をサーバ13に登録することができる。また、ユーザが意図しない未登録のネットワーク機器22−3が自動的に登録されてしまうことを抑制することができる。
【0215】
[登録状態確認処理]
【0216】
次に、図22と図23を参照して、仮登録のネットワーク機器22の登録状態確認処理について説明する。
【0217】
図22は、仮登録のネットワーク機器22の登録状態確認処理を説明するフローチャートである。図23は、サーバ13の登録状態通知処理を説明するフローチャートである。
【0218】
図22の登録状態確認処理は、仮登録された状態のネットワーク機器22(例えば、ネットワーク機器22−3)により定期的に、またはユーザにより指示された時に実行される。
【0219】
ステップS161において、仮登録のネットワーク機器22−3の取得部122は、個体識別IDを取得する。図17の例では、個体識別IDとしてMID3が取得される。
【0220】
ステップS162において、仮登録のネットワーク機器22−3の通信部121は、個体識別IDを送信する。すなわち、ステップS161の処理により取得された個体識別IDがサーバ13に送信される。
【0221】
図23のステップS181において、サーバ13の取得部201は、個体識別IDを取得する。すなわち、図22のステップS162の処理により送信された個体識別ID(例えばMID3)が取得される。
【0222】
ステップS182において、サーバ13の検索部207は、個体識別IDが登録されているレコード281を検索する。例えば、図21BのユーザDB261−21からMID3が登録されているレコート281が検索される。
【0223】
ステップS183において、サーバ13の判定部203は、ステップS181で取得された個体識別IDが登録されているレコード281が存在するかを判定する。
【0224】
ステップS183において、個体識別IDが登録されているレコード281が存在しないと判定された場合、処理はステップS184に進む。
【0225】
ステップS184において、サーバ13の通信部206は、仮登録のネットワーク機器22−3に対して登録情報として登録なしを通知する。
【0226】
一方、ステップS183において、ステップS181で取得された個体識別IDが登録されているレコード281が存在すると判定された場合、ステップS185において、サーバ13の判定部203は、レコード281の登録状態が本登録であるかを判定する。
【0227】
すなわち、登録状態が本登録であるか、または仮登録であるかが判定される。
【0228】
ステップS185において、レコード281の登録状態が本登録ではないと判定された場合、すなわち、登録状態が仮登録であると判定された場合、ステップS186において、サーバ13の通信部206は、仮登録のネットワーク機器22−3に対して登録情報として仮登録を通知する。
【0229】
例えば、個体識別IDがMID3である場合、検索結果として図21Bのレコード281−43が出力される。レコード281−43の登録状態は仮登録であるので、登録情報として仮登録が通知される。
【0230】
一方、ステップS185において、レコードの登録状態が本登録であると判定された場合、ステップS187において、サーバ13の通信部206は、仮登録のネットワーク機器22−3に対して登録情報として本登録を通知する。
【0231】
ステップS184,S186,S187の処理の後、サーバ13の登録状態通知処理は終了する。
【0232】
図22に戻り、ステップS163において、仮登録のネットワーク機器22−3の取得部122は、登録情報を取得する。すなわち、図23のステップS184,S186,S187のいずれかの処理により通知された登録情報が取得される。
【0233】
ステップS164において、仮登録のネットワーク機器22−3の判定部123は、個体識別IDが登録されているかを判定する。
【0234】
ステップS164において、個体識別IDが登録されていなかったと判定された場合、ステップS165において、仮登録のネットワーク機器22−3の出力部124は、登録なしを出力する。
【0235】
すなわち、仮登録が取り消されたことが出力される(例えば後述する図25のステップS250の処理参照)。
【0236】
ステップS164において、個体識別IDが登録されていると判定された場合、ステップS166において、ネットワーク機器22の判定部123は、登録情報が本登録であるかを判定する。
【0237】
ステップS166において、登録情報が本登録ではないと判定された場合、すなわち、登録情報が仮登録である場合、ステップS167において、仮登録のネットワーク機器22−3の出力部124は、仮登録を出力する。
【0238】
すなわち、登録情報に変更がないことが出力される。ユーザはこれを確認する。
【0239】
一方、ステップS166において、登録情報が本登録であると判定された場合、ステップS168において、ネットワーク機器22の出力部124は、本登録を出力する。すなわち、仮登録から本登録に変更されたことが出力される。ユーザはこれを確認する。
【0240】
ステップS165,S167,S168の処理の後、仮登録のネットワーク機器22−3の登録状態確認処理は終了する。これにより、ユーザが登録情報をいつでも確認することができる。
【0241】
[本登録設定処理]
【0242】
次に、図24乃至図26を参照して、登録状態を仮登録から本登録に変更する処理について説明する。
【0243】
図24は、既登録のネットワーク機器22(例えばネットワーク機器22−1)の本登録設定処理を説明するフローチャートである。図25は、サーバ13の本登録設定処理を説明するフローチャートである。図26は、ユーザDB261の例を示す図である。
【0244】
図24において、ステップS201乃至S204の処理は、図14のステップS61乃至S64の処理に対応する処理である。従って、これらの処理は繰り返しになるので簡単に説明する。
【0245】
図24の本登録設定処理は、既登録のネットワーク機器22−1により、定期的に、またはユーザにより指示された時に実行される。
【0246】
ステップS201において、既登録のネットワーク機器22−1の通信部121は、ホームルータ23にMACアドレスの要求を通知する。
【0247】
図10のステップS21において、ホームルータ23の取得部161は、MACアドレスの要求を取得する。ステップS22において、ホームルータ23の取得部161は、MACアドレスを取得する。例えば、MACアドレスとしてMAC10が取得される。
【0248】
ステップS23において、ホームルータ23の通信部162は、既登録のネットワーク機器22−1にMACアドレスを送信する。ステップS23の処理の後、図10のホームルータ23のMACアドレス提供処理は終了する。
【0249】
図24に戻り、ステップS202において、既登録のネットワーク機器22−1の取得部122は、ホームルータ23のMACアドレスを取得する。例えば、MAC10が取得される。
【0250】
ステップS203において、既登録のネットワーク機器22−1の取得部122は、個体識別IDを取得する。すなわち、既登録のネットワーク機器22−1自身に固有に設定されたIDが取得される。例えば、個体識別IDとしてMID1が取得される。
【0251】
ステップS204において、既登録のネットワーク機器22−1の通信部121は、サーバ13にMACアドレスおよび個体識別IDを送信する。例えば、ホームルータ23およびインターネット12を介して、サーバ13にMAC アドレスMAC10および個体識別IDMID1が送信される。
【0252】
図25のステップS241において、サーバ13の取得部201は、MACアドレスおよび個体識別IDを取得する。
【0253】
すなわち、図24のステップS204の処理により、既登録のネットワーク機器22−1から送信されたMAC アドレスMAC10および個体識別IDMID1が取得される。
【0254】
ステップS242において、サーバ13の検索部207は、MACアドレスおよび個体識別IDが登録されているレコード281を検索する。
【0255】
ステップS243において、サーバ13の判定部203は、MACアドレスおよび個体識別IDが登録されているレコード281が存在するかを判定する。すなわち、個体識別IDに対応する既登録のネットワーク機器22−1が登録されているかが判定される。
【0256】
ステップS243において、MACアドレスおよび個体識別IDが登録されているレコードが存在しないと判定された場合、処理はステップS244に進む。
【0257】
ステップS244において、サーバ13のCPU181は、ユーザDB更新処理1を実行する。
【0258】
ユーザDB更新処理1は、例えば、ホームネットワーク11内のホームルータ23が変更された場合、または既登録のネットワーク機器22−1が他のホームルータ23を介してサーバ13に接続した場合に実行される。ユーザDB更新処理1の詳細は、図29を参照して後述する。
【0259】
一方、ステップS243において、MACアドレスおよび個体識別IDが登録されているレコード281が存在すると判定された場合、ステップS245において、サーバ13の判定部203は、対応するユーザDB261に仮登録のレコード281が存在するかを判定する。
【0260】
ステップS245において、対応するユーザDB261に仮登録のレコード281が存在しないと判定された場合、ステップS246において、サーバ13の通信部206は、仮登録情報として仮登録なしを通知する。
【0261】
一方、ステップS245において、対応するユーザDB261に仮登録のレコード281が存在すると判定された場合、ステップS247において、サーバ13の通信部206は、仮登録情報として本登録の判定情報を通知する。
【0262】
本登録の判定情報は、例えば、「仮登録のネットワーク機器を本登録にしますか?」等、ユーザの許可を求める情報である。
【0263】
図21の例では、MACアドレス「MAC10」および個体識別ID「MID1」が登録されたレコード281−41が存在するので、レコード281−41に対応するユーザDB261−21に仮登録のレコードが存在するかが判定される。
【0264】
ユーザDB261−21には、登録状態が仮登録のレコード281−43が存在するので、既登録のネットワーク機器22−1に対して、本登録の判定情報が通知される。
【0265】
図24のステップS205において、既登録のネットワーク機器22−1の判定部123は、仮登録情報を受信したかを判定する。
【0266】
すなわち、ステップS244のユーザDB更新処理1が実行されたか(すなわち、仮登録情報が通知されなかったか)、またはステップS246,S247のいずれかの処理により仮登録情報が通知されたかが判定される。
【0267】
ステップS205において、仮登録情報を受信していないと判定された場合、すなわち、ステップS244のユーザDB更新処理1が実行された場合、ステップS206において、ネットワーク機器22のCPU101は、登録情報変更処理1を実行する。登録情報変更処理1の詳細は、図30を参照して後述する。
【0268】
一方、ステップS205において、仮登録情報を受信したと判定された場合、すなわち、図25のステップS246,S247のいずれかの処理により仮登録情報が通知された場合、ステップS207において、既登録のネットワーク機器22−1の取得部122は、仮登録情報を取得する。
【0269】
ステップS208において、既登録のネットワーク機器22−1の判定部123は、仮登録のネットワーク機器22−3が存在するかを判定する。
【0270】
ステップS208において、仮登録のネットワーク機器22−3が存在しないと判定された場合、ステップS209において、既登録のネットワーク機器22−1の出力部124は、仮登録なしを出力する。
【0271】
すなわち、図25のステップS246の処理により通知された仮登録なしが出力される。ユーザはこれを確認する。
【0272】
一方、ステップS208において、仮登録のネットワーク機器22−3が存在すると判定された場合、ステップS210において、既登録のネットワーク機器22−1の出力部124は、本登録の判定情報を出力する。
【0273】
すなわち、図25のステップS247の処理により通知された本登録の判定情報が出力される。ユーザはこれを確認する。
【0274】
ステップS211において、既登録のネットワーク機器22−1の取得部122は、本登録の判定結果を取得する。すなわち、ユーザにより入力された仮登録のネットワーク機器22−3の本登録が許可または非許可が取得される。
【0275】
ステップS212において、既登録のネットワーク機器22−1の判定部123は、判定結果が本登録であるかを判定する。
【0276】
ステップS212において、判定結果が本登録ではないと判定された場合、すなわち、本登録が許可されなかった場合、ステップS213において、既登録のネットワーク機器22−1の通信部121は、サーバ13に対して登録判定情報として仮登録削除を通知する。
【0277】
一方、ステップS212において、判定結果が本登録であると判定された場合、すなわち、本登録が許可された場合、ステップS214において、既登録のネットワーク機器22−1の通信部121は、サーバ13に対して登録判定情報として本登録を通知する。
【0278】
図25のステップS248において、サーバ13の取得部201は、登録判定情報を取得する。すなわち、図24のステップS213,S214のいずれかの処理により、ネットワーク機器22から送信された登録判定情報が取得される。
【0279】
ステップS249において、サーバ13の判定部203は、登録判定情報が本登録であるかを判定する。
【0280】
ステップS249において、登録判定情報が本登録ではないと判定された場合、すなわち、図24のステップS213の処理により仮登録削除が通知された場合、ステップS250において、サーバ13のDB制御部205は、仮登録のレコード281を削除する。
【0281】
例えば、図21BのユーザDB261−21において、仮登録のレコード281−43が削除される。これによりユーザDBは、図26AのユーザDB261−31のようになる。
【0282】
ステップS251において、サーバ13の通信部206は、既登録のネットワーク機器22−1に対して登録結果情報として仮登録削除を通知する。
【0283】
一方、ステップS249において、登録判定情報が本登録であると判定された場合、すなわち、図24のステップS214の処理により本登録が通知された場合、ステップS252において、サーバ13のDB制御部205は、レコード281の登録状態を本登録に更新する。
【0284】
例えば、図21BのユーザDB261−21において、レコード281−43の登録状態が仮登録から本登録に更新されると、図26BのユーザDB261−41のようになる。
【0285】
ステップS253において、サーバ13の通信部206は、既登録のネットワーク機器22−1に対して登録結果情報として本登録成功を通知する。
【0286】
図24に戻り、ステップS215において、既登録のネットワーク機器22−1の取得部122は、登録結果情報を取得する。ステップS216において、既登録のネットワーク機器22−1の判定部123は、登録結果情報が本登録かを判定する。
【0287】
ステップS216において、登録結果情報が本登録ではないと判定された場合、ステップS217において、既登録のネットワーク機器22−1の出力部124は、仮登録削除を出力する。
【0288】
すなわち、図25のステップS251の処理により通知された仮登録削除が出力される。ユーザはこれを確認する。
【0289】
一方、ステップS216において、登録結果情報が本登録であると判定された場合、ステップS218において、既登録のネットワーク機器22−1の出力部124は、本登録成功を出力する。
【0290】
すなわち、図25のステップS253の処理により通知された本登録成功が出力される。ユーザはこれを確認する。
【0291】
ステップS206,S209,S217,S218の処理の後、既登録のネットワーク機器22−1の本登録設定処理は終了する。これにより、ユーザの意図を反映したネットワーク機器22の登録を実現することができる。
【0292】
<第4の実施の形態>
【0293】
[ホームルータの変更]
【0294】
次に、図27と図28を参照して、ホームネットワーク11のホームルータ23が変更された場合について説明する。
【0295】
図27は、ホームネットワーク11の変更前の状態を示す図である。
【0296】
図27Aには、変更前のユーザAのホームネットワーク11−1の状態が示されている。図27Aに示すように、ホームネットワーク11−1は、ネットワーク機器22−1乃至22−3、およびホームルータ23−1から構成されている。
【0297】
ネットワーク機器22−1は、個体識別IDとしてMID1を有している。ネットワーク機器22−2は、個体識別IDとしてMID2を有している。ネットワーク機器22−3は、個体識別IDとしてMID3を有している。ホームルータ23−1は、MACアドレスとしてMAC10を有している。
【0298】
なお、ネットワーク機器22−1乃至22−13は、サーバ13に登録済みである。すなわち、ネットワーク機器22−1乃至22−13は、既登録のネットワーク機器22である。
【0299】
図27Bには、変更前のユーザBのホームネットワーク11−2の状態が示されている。図27Bに示すように、ホームネットワーク11−2には、ネットワーク機器22−11,22−12が配置されている。
【0300】
ネットワーク機器22−11は、個体識別IDとしてMID11を有している。ネットワーク機器22−12は、個体識別IDとしてMID12を有している。
【0301】
ホームネットワーク11−2には、ホームルータ23が配置されていない。すなわち、ネットワーク機器22−11,22−12は、未登録のネットワーク機器22である。
【0302】
このような状態で、ユーザAがホームルータ23−1をホームルータ23−2に変更し、変更前のホームルータ23−1をユーザBに譲渡した状態を図28に示す。
【0303】
図28は、ホームネットワーク11の変更後の状態を示す図である。
【0304】
図28Aには、変更後のユーザAのホームネットワーク11−1の状態が示されている。図28Aに示すように、ホームネットワーク11−1は、ネットワーク機器22−1乃至22−3、およびホームルータ23−2から構成されている。
【0305】
すなわち、ホームルータ23−2を有する点が図27Aと異なり、他の構成は図27Aと同じとなる。ホームルータ23−2は、MACアドレスとしてMAC20を有している。
【0306】
図28Bには、変更後のユーザBのホームネットワーク11−2の状態が示されている。図28Bに示すように、ホームネットワーク11−2は、ネットワーク機器22−11,22−12、およびホームルータ23−1から構成されている。
【0307】
すなわち、図27Aのホームネットワーク11−1内に配置されていたホームルータ23−1が、ホームネットワーク11−2内に配置されている。
【0308】
このような場合、サーバ13に登録されている登録情報を更新する必要がある。登録情報の更新方法は、ユーザAが先にサーバ13にアクセスする場合と、ユーザBが先にサーバ13にアクセスする場合で異なる。
【0309】
すなわち、先にネットワーク機器22−1乃至22−3のいずれかがホームルータ23−2を介してサーバ13にアクセスする場合と、先にネットワーク機器22−11,22−12のいずれか一方がホームルータ23−1を介してサーバ13にアクセスする場合で異なる。
【0310】
[登録情報変更処理1]
【0311】
まず、図29乃至図32を参照して、ユーザAが先にサーバ13にアクセスする場合の登録情報変更処理1について説明する。
【0312】
図29は、サーバ13のユーザDB更新処理1を説明するフローチャートである。このユーザDB更新処理1は、図25のステップS244で実行される処理である。
【0313】
図30は、既登録のネットワーク機器22−1の登録情報変更処理1を説明するフローチャートである。この登録情報変更処理1は、図24のステップS206で実行される処理である。
【0314】
図31は、レコード281の例を示す図である。図32は、更新されたユーザDB261の例を示す図である。
【0315】
なお、詳細な説明は省略するが、図29と図30の処理に先立ち実行される図24のステップS201乃至S205、および図25のステップS241乃至S243の処理により、既登録のネットワーク機器22−1およびサーバ13が、MACアドレスMAC20と、個体識別IDMID1を取得する。
【0316】
ステップS261において、サーバ13の判定部203は、図25のステップS241で取得された個体識別IDが記録されているかを判定する。
【0317】
すなわち、個体識別IDフィールド243に個体識別IDが記録されているかが判定される。例えば、図25のステップS241で取得されたMID1が記録されているかが判定される。
【0318】
ステップS261において、個体識別IDが記録されていないと判定された場合、ステップS262において、サーバ13の通信部206は、既登録のネットワーク機器22−1に更新結果としてエラーを通知する。
【0319】
一方、ステップS261において、個体識別IDが記録されていると判定された場合、ステップS263において、サーバ13の通信部206は、既登録のネットワーク機器22−1にMACアドレス変更許可情報を通知する。
【0320】
MACアドレス変更許可情報は、MACアドレスの変更の許可を求めるための情報である。このMACアドレス変更許可情報は、例えば「MACアドレスを変更しますか。」といったメッセージとすることができる。
【0321】
いま、既登録のネットワーク機器22−1は、図24のステップS205において、仮登録情報を受信していないと判定された状態にある。
【0322】
図30のステップS281において、既登録のネットワーク機器22−1の取得部122は、MACアドレス変更許可情報を取得する。すなわち、図29のステップS263の処理により通知されたMACアドレス変更許可情報が取得される。
【0323】
ステップS282において、既登録のネットワーク機器22−1の出力部124は、MACアドレス変更許可情報を出力する。ユーザはこれを確認する。すなわち、ユーザは出力されたMACアドレス変更許可情報を見て、許可または不許可を入力する。
【0324】
ステップS283において、既登録のネットワーク機器22−1の判定部123は、MACアドレスの変更を許可するかを判定する。すなわち、ユーザがMACアドレスの変更を許可したか否かが判定される。
【0325】
ステップS283において、MACアドレスの変更を許可しないと判定された場合、ステップS284において、既登録のネットワーク機器22−1の通信部121は、サーバ13に対して変更情報として変更不許可を通知する。
【0326】
例えば、図27Aのホームネットワーク11−1の既登録のネットワーク機器22−1が他のホームネットワーク11(図示せず)内に移動された場合、ホームネットワーク11−1のホームルータ23−1は変更されていないので、ユーザからの入力に基づいて変更情報として変更不許可がサーバ13に通知される。
【0327】
一方、ステップS283において、MACアドレスの変更を許可すると判定された場合、ステップS285において、既登録のネットワーク機器22−1の通信部121は、サーバ13に変更情報として変更許可を通知する。
【0328】
図29のステップS264において、サーバ13の取得部201は、変更情報を取得する。すなわち、図30のステップS284,S285のいずれかの処理により通知された変更情報が取得される。
【0329】
ステップS265において、サーバ13の判定部203は、取得された変更情報に基づいて、変更が許可されたかを判定する。
【0330】
ステップS265において、変更が許可されなかったと判定された場合、ステップS262において、サーバ13の通信部は、既登録のネットワーク機器22−1に、更新結果としてエラーを通知する。
【0331】
一方、ステップS265において、変更が許可されたと判定された場合、ステップS266において、サーバ13の取得部201は、個体識別IDに対応するレコード281を取得する。
【0332】
例えば、個体識別IDがMID1である場合、図31Aに示すように、図21BのユーザDB261−21から個体識別IDであるMID1を含むレコード281−41が取得される。
【0333】
ステップS267において、サーバ13の取得部201は、取得されたレコード281のMACアドレスに対応するレコード281を取得する。図31Aの例では、レコード281−41は、MACアドレス「MAC10」を有している。
【0334】
従って、図31Bと図31Cに示すように、図13AのユーザDB261−1および図21BのユーザDB261−21からMACアドレス「MAC10」を有するレコード281−1,281−42,281−43が取得される。
【0335】
ステップS268において、サーバ13のDB制御部205は、取得されたレコード281のMACアドレスを更新する。
【0336】
例えば、登録されているMACアドレス「MAC10」が、図25のステップS241で取得された現在のホームルータ23のMACアドレス「MAC20」に更新される。
【0337】
これにより、図32に示すユーザDB261−61,261−71が生成される。レコード281−101,281−121乃至281−123は、MACアドレスが「MAC10」から「MAC20」に変更されたものである
【0338】
図29のステップS269において、サーバ13の通信部206は、既登録のネットワーク機器22−1に、更新結果として更新成功を通知する。ステップS262,S269の処理の後、サーバ13のユーザDB更新処理1は終了し、図25の本登録設定処理に戻る。
【0339】
ユーザDB261が更新されることで、更新後にユーザBがサーバ13にアクセスしても不都合が発生しなくなる。
【0340】
図30のステップS286において、既登録のネットワーク機器22−1の取得部122は、更新結果を取得する。すなわち、図29のステップS262,S269のいずれかの処理により、サーバ13から通知された更新結果が取得される。
【0341】
ステップS287において、既登録のネットワーク機器22−1の判定部123は、更新が成功したかを判定する。ステップS287において、更新が失敗したと判定された場合、ステップS288において、既登録のネットワーク機器22−1の出力部124は、エラーを出力する。
【0342】
すなわち、図29のステップS262の処理により、更新結果としてエラーが通知された場合、出力部106に更新失敗が出力される。ユーザはこれを確認する。
【0343】
一方、ステップS287において、更新が成功したと判定された場合、ステップS289において、既登録のネットワーク機器22−1の出力部124は、更新成功を出力する。
【0344】
すなわち、図29のステップS269の処理により、更新結果として更新成功が通知された場合、出力部106に更新成功が出力される。ユーザはこれを確認する。
【0345】
ステップS288,S289の処理の後、既登録のネットワーク機器22−1の登録情報変更処理1は終了する。これにより、ユーザが煩雑な操作をすることなく、変更された登録情報を自動的に更新することができる。
【0346】
[ネットワーク機器登録処理4]
【0347】
次に、図33乃至図37を参照して、ユーザBが先にサーバ13にアクセスする場合のネットワーク機器登録処理4について説明する。
【0348】
図33は、未登録のネットワーク機器22−11のネットワーク機器登録処理4を説明するフローチャートである。図34は、サーバ13のネットワーク機器登録処理4を説明するフローチャートである。
【0349】
図35は、サーバ13のユーザDB更新処理2を説明するフローチャートである。図36は、未登録のネットワーク機器22−11の登録情報変更処理2を説明するフローチャートである。図37は、更新されたユーザDB261の例を示す図である。
【0350】
なお、ユーザBのユーザID「UID2」およびパスワードは、サーバ13に登録済みとする。また、ユーザBのネットワーク機器22−11はまだ登録されていない。
【0351】
図33において、ステップS301乃至S305,S308乃至S311の処理は、図9のステップS1乃至S9の処理に対応する処理である。
【0352】
また、図34において、ステップS321乃至324,S326,S328乃至S330の処理は、図11のステップS41乃至S48に対応する処理である。従って、これらの処理は繰り返しになるので簡単に説明する。
【0353】
図33のネットワーク機器登録処理4は、ユーザにより指示されたときに実行される。
【0354】
ステップS301において、未登録のネットワーク機器22−11の通信部121は、ホームルータ23にMACアドレスの要求を通知する。
【0355】
図10のステップS21において、ホームルータ23の取得部161は、MACアドレスの要求を取得する。ステップS22において、ホームルータ23の取得部161は、MACアドレスを取得する。
【0356】
例えば、図28Bのホームネットワーク11−2のホームルータ23−1のMAC10が取得される。
【0357】
ステップS23において、ホームルータ23の通信部162は、未登録のネットワーク機器22−11にMACアドレスを送信する。ステップS23の処理の後、図10のホームルータ23のMACアドレス提供処理は終了する。
【0358】
図33に戻り、ステップS302において、未登録のネットワーク機器22−11の取得部122は、送信されてきたホームルータ23のMACアドレスを取得する。
【0359】
ステップS303において、未登録のネットワーク機器22−11の取得部122は、ユーザIDおよびパスワードを取得する。これらはユーザBにより入力されたものである。例えば、ユーザIDとしてUID2が取得される。
【0360】
ステップS304において、未登録のネットワーク機器22−11の取得部122は、個体識別IDを取得する。例えば、MID11が取得される。
【0361】
ステップS305において、未登録のネットワーク機器22−11の通信部121は、サーバ13にMACアドレス、ユーザID、パスワード、および個体識別IDを送信する。
【0362】
図34のステップS321において、サーバ13の取得部201は、送信されてきたMACアドレス、ユーザID、パスワード、および個体識別IDを取得する。
【0363】
ステップS322において、サーバ13の認証部202は、ユーザを認証する。ステップS323において、サーバ13の判定部203は、認証に成功したかを判定する。
【0364】
ステップS323において、認証に失敗したと判定された場合、ステップS324において、サーバ13の通信部206は、未登録のネットワーク機器22−11に、登録結果として認証失敗を通知する。
【0365】
一方、ステップS323において、認証に成功したと判定された場合、ステップS325において、サーバ13の判定部203は、MACアドレスフィールド242に、取得されたMACアドレスが記録されているかを判定する。
【0366】
例えば、ステップS321で取得されたMACアドレスMAC10がMACアドレスフィールド242(図12B)に記録されているかが判定される。
【0367】
ステップS325において、MACアドレスフィールド242に、取得されたMACアドレスが記録されていなかったと判定された場合、ステップS326において、サーバ13の記録部204は、ステップS321で取得されたMACアドレスおよび個体識別IDを記録する。
【0368】
一方、ステップS325において、MACアドレスフィールド242に、取得されたMACアドレスが記録されていたと判定された場合、ステップS327において、サーバ13のCPU181は、ユーザDB更新処理2を実行する。図35を参照して、ユーザDB更新処理2について説明する。
【0369】
図35のステップS341において、サーバ13の通信部206は、MACアドレス変更許可情報を通知する。
【0370】
図33のステップS306において、未登録のネットワーク機器22−11の判定部123は、サーバ13からMACアドレス変更許可情報を受信したかを判定する。すなわち、図35のユーザDB更新処理2が実行されたかが判定される。
【0371】
ステップS306において、MACアドレス変更許可情報を受信しなかったと判定された場合、ステップS307の処理はスキップし、処理はステップS308に進む。
【0372】
一方、ステップS306において、MACアドレス変更許可情報を受信したと判定された場合、ステップS307において、未登録のネットワーク機器22−11のCPU101は、登録情報変更処理2を実行する。図36を参照して、登録情報変更処理2について説明する。
【0373】
図36のステップS361において、未登録のネットワーク機器22−11の取得部122は、MACアドレス変更許可情報を取得する。すなわち、図35のステップS341の処理によりサーバ13から通知されたMACアドレス変更許可情報が取得される。
【0374】
ステップS362において、未登録のネットワーク機器22−11の出力部124は、MACアドレス変更許可情報を出力する。ユーザBは、この出力を見て、MACアドレスの変更を許可するか否かを入力する。
【0375】
ステップS363において、未登録のネットワーク機器22−11の判定部123は、MACアドレスの変更を許可するかを判定する。すなわち、ユーザBの入力が判定される。
【0376】
ステップS363において、MACアドレスの変更を許可しないと判定された場合、ステップS364において、未登録のネットワーク機器22−11の通信部121は、サーバ13に対して変更情報として変更不許可を通知する。
【0377】
一方、ステップS363において、MACアドレスの変更を許可すると判定された場合、ステップS365において、未登録のネットワーク機器22−11の通信部121は、サーバ13に対して変更情報として変更許可を通知する。
【0378】
図35のステップS342において、サーバ13の取得部201は、変更情報を取得する。すなわち、図36のステップS364,S365のいずれかの処理により通知された変更情報が取得される。
【0379】
ステップS343において、サーバ13の判定部203は、変更が許可されたかを判定する。ステップS343において、変更が許可されなかったと判定された場合、ステップS344において、サーバ13の通信部206は、未登録のネットワーク機器22−11にエラーを通知する。
【0380】
ステップS344の処理の後、サーバ13のユーザDB更新処理2および図34のネットワーク機器登録処理4は終了する。
【0381】
図36のステップS366において、未登録のネットワーク機器22−11の判定部123は、エラーを受信したかを判定する。ステップS366において、エラーを受信しなかったと判定された場合、処理は図33のステップS308に戻る。
【0382】
一方、ステップS366において、エラーを受信したと判定された場合、ステップS367において、未登録のネットワーク機器22−11の出力部124は、エラーを出力する。ユーザBはこれを確認する。
【0383】
ステップS367の処理の後、未登録のネットワーク機器22−11の登録情報変更処理2および図33のネットワーク機器登録処理4は終了する。
【0384】
一方、図35のステップS343において、変更が許可されたと判定された場合、ステップS345において、サーバ13の取得部201は、MACアドレスに対応するレコード281を取得する。
【0385】
例えば、図34のステップS321で取得されたMACアドレスがMAC10である場合、MACアドレスMAC10を含む図13Aのレコード281−1、および図21Bのレコード281−41乃至281−43が取得される。
【0386】
ステップS346において、サーバ13のDB制御部205は、取得されたレコード281を削除する。すなわち、図13Aのレコード281−1、および図21Bのレコード281−41乃至281−43が削除される。
【0387】
ステップS347において、サーバ13の記録部204は、図34のステップS321で取得された個体識別IDを記録する。
【0388】
例えば、図16Aの個体識別IDフィールド243−11にMID11が記録される。ステップS347の処理の後、サーバ13のユーザDB更新処理2は終了し、処理は図34のステップS328に進む。
【0389】
図34のステップS326またはステップS327の処理の後、ステップS328において、サーバ13のDB制御部205は、ユーザIDとMACアドレスを対応付ける。例えば、図37AのユーザDB261−81に示すように、UID2とMAC10とが対応付けられたレコード281−141が生成される。
【0390】
ステップS329において、サーバ13のDB制御部205は、MACアドレスと個体識別IDを対応付ける。例えば、図37BのユーザDB261−91に示すように、MAC10とMID11とが対応付けられたレコード281−161が生成される。
【0391】
ステップS330において、サーバ13の通信部206は、未登録のネットワーク機器22−11に、登録結果として登録成功を通知する。ステップS324,S330の処理の後、サーバ13のネットワーク機器登録処理4は終了する。
【0392】
図33のステップS306でMACアドレス変更許可情報が受信されなかったと判定された場合、およびステップS307の登録情報変更処理2の後、ステップS308において、未登録のネットワーク機器22の取得部122−11は、登録結果を取得する。
【0393】
すなわち、図34のステップS324,S330のいずれかの処理により、サーバ13から通知された登録結果が取得される。
【0394】
ステップS309において、未登録のネットワーク機器22−11の判定部123は、登録に成功したかを判定する。
【0395】
ステップS309において、登録に失敗したと判定された場合、ステップS310において、未登録のネットワーク機器22−11の出力部124は、認証失敗を出力する。ユーザBはこれを確認する。
【0396】
一方、ステップS309において、登録に成功したと判定された場合、ステップS311において、未登録のネットワーク機器22−11の出力部124は、登録成功を出力する。ユーザBはこれを確認する。
【0397】
ステップS310,S311の処理の後、未登録のネットワーク機器22−11のネットワーク機器登録処理4は終了する。これにより、ユーザBがユーザAから取得したホームルータ23−1を用いて、サーバ13から提供されるサービスを利用することができる状態になる。
【0398】
なお、ユーザAに関する情報は削除されたので、ユーザAは再度登録をし直すことになる。すなわち、再度図9のネットワーク機器22のネットワーク機器登録処理1が実行される。
【0399】
<第5の実施の形態>
【0400】
[コンテンツ取得処理]
【0401】
次に、図38と図39を参照して、ネットワーク機器22がサーバ13のサービスを利用する場合について説明する。
【0402】
図38は、ネットワーク機器22のコンテンツ取得処理を説明するフローチャートである。図39は、サーバ13のコンテンツ提供処理を説明するフローチャートである。
【0403】
図38のネットワーク機器22のコンテンツ取得処理は、ユーザの指示により実行される。
【0404】
ステップS381において、ネットワーク機器22の取得部122は、ユーザが入力したコンテンツIDを取得する。コンテンツIDは、サーバ13が提供するコンテンツごとに設定されている。
【0405】
ステップS382において、ネットワーク機器22の取得部122は、個体識別IDを取得する。ステップS383において、ネットワーク機器22の取得部122は、サーバ13に個体識別IDおよびコンテンツIDを送信する。
【0406】
図39のステップS401において、サーバ13の取得部201は、個体識別IDおよびコンテンツIDを取得する。すなわち、図38のステップS383の処理により、ネットワーク機器22から送信された個体識別IDおよびコンテンツIDが取得される。
【0407】
ステップS402において、サーバ13の検索部207は、個体識別IDが登録されているレコード281を検索する。ステップS403において、サーバ13の判定部203は、個体識別IDが登録されているレコード281(図21B参照)が存在するかを判定する。
【0408】
ステップS403において、個体識別IDが登録されているレコード281が存在しないと判定された場合、ステップS404において、サーバ13の通信部206は、ネットワーク機器22にコンテンツ情報としてエラーを通知する。
【0409】
一方、ステップS403において、個体識別IDが登録されているレコード281が存在すると判定された場合、ステップS405において、サーバ13の判定部203は、レコード281の登録状態が本登録であるかを判定する。
【0410】
ステップS405において、レコード281の登録状態が本登録でないと判定された場合、すなわち、レコード281の登録状態が仮登録である場合、ステップS406において、サーバ13の通信部206は、コンテンツ情報として本登録推薦情報を通知する。
【0411】
本登録推薦情報は、「コンテンツを利用する場合、本登録して下さい。」等、仮登録の状態の変更を促すメッセージ等である。
【0412】
一方、ステップS405において、レコードの登録状態が本登録であると判定された場合、ステップS407において、サーバ13の取得部201は、コンテンツIDに対応するコンテンツを取得する。
【0413】
例えば、図21のユーザDB261−21が記録されているとき、個体識別IDとしてMID1が取得された場合、MID1が登録されたレコード281−41の登録状態は本登録であり、コンテンツが取得される。
【0414】
ステップS408において、サーバ13の通信部206は、コンテンツ情報としてコンテンツを送信する。
【0415】
ステップS404,S406,S408の処理の後、図39のサーバ13のコンテンツ提供処理は終了する。
【0416】
図38に戻り、ステップS384において、ネットワーク機器22の取得部122は、コンテンツ情報を取得する。すなわち、図39のステップS404,S406,S408のいずれかの処理により、サーバ13から通知または送信されたコンテンツ情報が取得される。
【0417】
ステップS385において、ネットワーク機器22の判定部123は、コンテンツを取得したかを判定する。
【0418】
ステップS385において、コンテンツを取得しなかったと判定された場合、ステップS386において、ネットワーク機器22の判定部123は、エラーが通知されたかを判定する。
【0419】
ステップS386において、エラーが通知されていなかったと判定された場合、ステップS387において、ネットワーク機器22の出力部124は、本登録推薦情報を出力する。すなわち、図39のステップS406の処理により通知された本登録推薦情報が出力される。
【0420】
一方、図39のステップS404の処理により、コンテンツ情報としてエラーが通知された場合、ネットワーク機器22は、出力部106を用いてエラーを出力する。すなわち、図39のステップS404の処理により通知されたエラーが出力される。
【0421】
ステップS385において、コンテンツを取得したと判定された場合、ステップS389において、ネットワーク機器22の出力部124は、コンテンツを出力する。
【0422】
すなわち、図39のステップS408の処理により送信されたコンテンツが出力部106に出力される。
【0423】
ステップS387乃至S389の処理の後、ネットワーク機器22のコンテンツ取得処理は終了する。このように、ユーザはサーバ13により提供されるサービスを利用することができる。
【0424】
なお、図39のステップS406において、本登録推薦情報を通知するとしたが、仮登録用のコンテンツを取得し、送信してもよい。
【0425】
例えば、仮登録用のコンテンツは、例えば、読み込み専用で、書き込み不可能に設定された画像や、所定時間だけ再生可能な動画等とすることができる。
【0426】
また、本登録用のコンテンツは、例えば、読み込みおよび書き込み可能に設定された画像や、全編再生可能な動画等とすることができる。
【0427】
[その他]
【0428】
本明細書において、システムの用語は、複数の装置、手段などより構成される全体的な装置を意味するものとする。
【0429】
本技術の実施の形態は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。また、本技術の実施の形態は、一部の機能を他の装置が有していても良い。
【0430】
なお、本技術は以下のような構成をとることができる。
(1)接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDを取得する取得部と、前記取得部により取得された前記MACアドレスおよび前記個体識別IDをサーバに送信し、登録させる通信部とを備える情報処理装置。
(2)前記取得部は、前記サーバに未登録の状態であり、且つ前記ルータの通信範囲内にある場合、前記ルータの通信範囲内にある既登録の他の情報処理装置からセッションキーをさらに取得し、前記通信部は、前記MACアドレス、前記個体識別ID、および前記セッションキーを前記サーバに送信する前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)前記セッションキーを生成する生成部をさらに備え、前記生成部は、前記サーバに既登録の状態である場合、前記ルータの通信範囲内にある未登録の前記他の情報処理装置の要求に応じて、前記セッションキーを生成し、前記通信部は、未登録の前記他の情報処理装置に前記セッションキーを送信するとともに、前記サーバに前記MACアドレスおよび前記セッションキーを送信する前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)前記取得部は、前記サーバに既登録の状態である場合、前記サーバから仮登録情報を取得し、前記通信部は、前記取得部により取得された前記仮登録情報に含まれる前記ルータの通信範囲内にある前記他の情報処理装置の登録状態が仮登録である場合、ユーザの入力に基づいて、前記他の情報処理装置を本登録にするための情報、または仮登録を削除するための情報を前記サーバに送信する前記(1)から(3)のいずれかに記載の情報処理装置。
(5)接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDを取得する取得ステップと、前記取得ステップの処理により取得された前記MACアドレスおよび前記個体識別IDをサーバに送信し、登録させる通信ステップとを含む情報処理方法。
(6)コンピュータに、接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDを取得する取得ステップと、前記取得ステップの処理により取得された前記MACアドレスおよび前記個体識別IDをサーバに送信し、登録させる通信ステップとを実行させるためのプログラムが記録されている記録媒体。
(7)コンピュータに、接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDを取得する取得ステップと、前記取得ステップの処理により取得された前記MACアドレスおよび前記個体識別IDをサーバに送信し、登録させる通信ステップとを実行させるためのプログラム。
(8)ネットワーク機器から前記ネットワーク機器が接続されているルータのMACアドレス、および前記ネットワーク機器の個体識別IDを取得する取得部と、前記MACアドレスおよび前記個体識別IDを対応付けたデータベースを生成するデータベース制御部とを備え、前記データベース制御部は、前記取得部により取得された前記MACアドレスが前記データベースに記録されている場合、前記MACアドレスが記録された前記データベースに前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたレコードを記録する情報処理装置。
(9)前記取得部は、既登録の前記ネットワーク機器から前記MACアドレスおよびセッションキーを取得するとともに、未登録の前記ネットワーク機器から前記MACアドレス、未登録の前記ネットワーク機器の前記個体識別ID、および前記セッションキーを取得し、前記データベース制御部は、前記取得部により取得された既登録の前記ネットワーク機器および未登録の前記ネットワーク機器の前記MACアドレスおよび前記セッションキーが一致する場合、前記MACアドレスが記録された前記データベースに前記MACアドレスと未登録の前記ネットワーク機器の前記個体識別IDを対応付けた前記レコードを記録する前記(8)に記載の情報処理装置。
(10)前記データベース処理部は、前記取得部により取得された未登録の前記ネットワーク機器の前記個体識別IDに対応する前記レコードの登録状態を仮登録に設定する前記(8)または(9)に記載の情報処理装置。
(11)前記ネットワーク機器に情報を送信する通信部と、前記データベースを検索する検索部とをさらに備え、前記検索部は、前記取得部により既登録の前記ネットワーク機器から前記MACアドレスおよび前記個体識別IDが取得された場合、前記MACアドレスと前記個体識別IDが対応付けられた前記レコードを含む前記データベースを検索し、前記通信部は、前記検索部により検索された前記データベースに前記登録状態として仮登録が設定された前記レコードが存在する場合、前記レコードの前記個体識別IDを仮登録情報として既登録の前記ネットワーク機器に送信し、前記取得部は、既登録の前記ネットワーク機器から仮登録の前記ネットワーク機器を本登録にするための情報、または仮登録を削除するための情報を取得し、前記データベース制御部は、前記取得部により取得された前記ネットワーク機器を本登録にするための情報、または仮登録を削除するための情報に基づいて、前記データベースを更新する前記(10)に記載の情報処理装置。
(12)前記データベース制御部は、前記取得部により取得された既登録の前記ネットワーク機器の前記MACアドレスおよび前記個体識別IDの対応関係が、前記データベースに記録されている前記MACアドレスおよび前記個体識別IDの対応関係と異なる場合、前記データベースに記録されている前記MACアドレスを、前記取得部により取得された前記MACアドレスに更新する前記(8)から(11)のいずれかに記載の情報処理装置。
(13)前記取得部は、前記ネットワーク機器からユーザIDをさらに取得し、前記データベース制御部は、前記取得部により取得された前記MACアドレスおよび前記ユーザIDのうち、前記MACアドレスが前記データベースに記録されている場合、前記MACアドレスを含む前記データベースを削除するとともに、前記取得部により取得された前記MACアドレスと前記ユーザIDを対応付けた前記データベースを生成する前記(8)から(12)のいずれかに記載の情報処理装置。
(14)前記取得部は、前記ネットワーク機器からコンテンツIDおよび前記個体識別IDを取得し、前記検索部は、前記個体識別IDに対応する前記ネットワーク機器の登録状態を検索し、前記通信部は、前記検索部により検索された前記ネットワーク機器の登録状態が仮登録である場合、前記ネットワーク機器に提供する前記コンテンツIDに対応するコンテンツを制限する前記(8)から(13)のいずれかに記載の情報処理装置。
(15)ネットワーク機器から前記ネットワーク機器が接続されているルータのMACアドレス、および前記ネットワーク機器の個体識別IDを取得する取得ステップと、前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたデータベースを生成するデータベース制御ステップとを含み、前記データベース制御ステップの処理は、前記取得ステップの処理により取得された前記MACアドレスが前記データベースに記録されている場合、前記MACアドレスが記録された前記データベースに前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたレコードを記録する情報処理方法。
(16)コンピュータに、ネットワーク機器から前記ネットワーク機器が接続されているルータのMACアドレス、および前記ネットワーク機器の個体識別IDを取得する取得ステップと、前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたデータベースを生成するデータベース制御ステップとを実行させるプログラムであって、前記データベース制御ステップの処理は、前記取得ステップの処理により取得された前記MACアドレスが前記データベースに記録されている場合、前記MACアドレスが記録された前記データベースに前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたレコードを記録するプログラムが記録されている記録媒体。
(17)コンピュータに、ネットワーク機器から前記ネットワーク機器が接続されているルータのMACアドレス、および前記ネットワーク機器の個体識別IDを取得する取得ステップと、前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたデータベースを生成するデータベース制御ステップとを実行させるプログラムであって、前記データベース制御ステップの処理は、前記取得ステップの処理により取得された前記MACアドレスが前記データベースに記録されている場合、前記MACアドレスが記録された前記データベースに前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたレコードを記録するプログラム。
(18)第1の情報処理装置と前記第1の情報処理装置を登録する第2の情報処理装置から構成される情報処理システムにおいて、前記第1の情報処理装置は、接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDを取得する第1の取得部と、前記第1の取得部により取得された前記MACアドレスおよび前記個体識別IDを前記第2の情報処理装置に送信し、登録させる通信部とを備え、前記第2の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置から前記第1の情報処理装置が接続されている前記ルータの前記MACアドレス、および前記第1の情報処理装置の前記個体識別IDを取得する第2の取得部と、前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたデータベースを生成するデータベース制御部とを備える情報処理システム。
【符号の説明】
【0431】
1 情報処理システム, 13 サーバ, 22 ネットワーク機器, 23 ホームルータ, 121 通信部, 122 取得部, 124 出力部, 125 生成部, 201 取得部, 205 DB制御部, 206 通信部, 207 検索部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDを取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記MACアドレスおよび前記個体識別IDをサーバに送信し、登録させる通信部と
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記取得部は、前記サーバに未登録の状態であり、且つ前記ルータの通信範囲内にある場合、前記ルータの通信範囲内にある既登録の他の情報処理装置からセッションキーをさらに取得し、
前記通信部は、前記MACアドレス、前記個体識別ID、および前記セッションキーを前記サーバに送信する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記セッションキーを生成する生成部をさらに備え、
前記生成部は、前記サーバに既登録の状態である場合、前記ルータの通信範囲内にある未登録の前記他の情報処理装置の要求に応じて、前記セッションキーを生成し、
前記通信部は、未登録の前記他の情報処理装置に前記セッションキーを送信するとともに、前記サーバに前記MACアドレスおよび前記セッションキーを送信する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記取得部は、前記サーバに既登録の状態である場合、前記サーバから仮登録情報を取得し、
前記通信部は、前記取得部により取得された前記仮登録情報に含まれる前記ルータの通信範囲内にある前記他の情報処理装置の登録状態が仮登録である場合、ユーザの入力に基づいて、前記他の情報処理装置を本登録にするための情報、または仮登録を削除するための情報を前記サーバに送信する
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDを取得する取得ステップと、
前記取得ステップの処理により取得された前記MACアドレスおよび前記個体識別IDをサーバに送信し、登録させる通信ステップと
を含む情報処理方法。
【請求項6】
コンピュータに、
接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDを取得する取得ステップと、
前記取得ステップの処理により取得された前記MACアドレスおよび前記個体識別IDをサーバに送信し、登録させる通信ステップと
を実行させるためのプログラムが記録されている記録媒体。
【請求項7】
コンピュータに、
接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDを取得する取得ステップと、
前記取得ステップの処理により取得された前記MACアドレスおよび前記個体識別IDをサーバに送信し、登録させる通信ステップと
を実行させるためのプログラム。
【請求項8】
ネットワーク機器から前記ネットワーク機器が接続されているルータのMACアドレス、および前記ネットワーク機器の個体識別IDを取得する取得部と、
前記MACアドレスおよび前記個体識別IDを対応付けたデータベースを生成するデータベース制御部と
を備え、
前記データベース制御部は、前記取得部により取得された前記MACアドレスが前記データベースに記録されている場合、前記MACアドレスが記録された前記データベースに前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたレコードを記録する
情報処理装置。
【請求項9】
前記取得部は、既登録の前記ネットワーク機器から前記MACアドレスおよびセッションキーを取得するとともに、未登録の前記ネットワーク機器から前記MACアドレス、未登録の前記ネットワーク機器の前記個体識別ID、および前記セッションキーを取得し、
前記データベース制御部は、前記取得部により取得された既登録の前記ネットワーク機器および未登録の前記ネットワーク機器の前記MACアドレスおよび前記セッションキーが一致する場合、前記MACアドレスが記録された前記データベースに前記MACアドレスと未登録の前記ネットワーク機器の前記個体識別IDを対応付けた前記レコードを記録する
請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記データベース処理部は、前記取得部により取得された未登録の前記ネットワーク機器の前記個体識別IDに対応する前記レコードの登録状態を仮登録に設定する
請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記ネットワーク機器に情報を送信する通信部と、
前記データベースを検索する検索部と
をさらに備え、
前記検索部は、前記取得部により既登録の前記ネットワーク機器から前記MACアドレスおよび前記個体識別IDが取得された場合、前記MACアドレスと前記個体識別IDが対応付けられた前記レコードを含む前記データベースを検索し、
前記通信部は、前記検索部により検索された前記データベースに前記登録状態として仮登録が設定された前記レコードが存在する場合、前記レコードの前記個体識別IDを仮登録情報として既登録の前記ネットワーク機器に送信し、
前記取得部は、既登録の前記ネットワーク機器から仮登録の前記ネットワーク機器を本登録にするための情報、または仮登録を削除するための情報を取得し、
前記データベース制御部は、前記取得部により取得された前記ネットワーク機器を本登録にするための情報、または仮登録を削除するための情報に基づいて、前記データベースを更新する
請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記データベース制御部は、前記取得部により取得された既登録の前記ネットワーク機器の前記MACアドレスおよび前記個体識別IDの対応関係が、前記データベースに記録されている前記MACアドレスおよび前記個体識別IDの対応関係と異なる場合、前記データベースに記録されている前記MACアドレスを、前記取得部により取得された前記MACアドレスに更新する
請求項11に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記取得部は、前記ネットワーク機器からユーザIDをさらに取得し、
前記データベース制御部は、前記取得部により取得された前記MACアドレスおよび前記ユーザIDのうち、前記MACアドレスが前記データベースに記録されている場合、前記MACアドレスを含む前記データベースを削除するとともに、前記取得部により取得された前記MACアドレスと前記ユーザIDを対応付けた前記データベースを生成する
請求項12に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記取得部は、前記ネットワーク機器からコンテンツIDおよび前記個体識別IDを取得し、
前記検索部は、前記個体識別IDに対応する前記ネットワーク機器の登録状態を検索し、
前記通信部は、前記検索部により検索された前記ネットワーク機器の登録状態が仮登録である場合、前記ネットワーク機器に提供する前記コンテンツIDに対応するコンテンツを制限する
請求項13に記載の情報処理装置。
【請求項15】
ネットワーク機器から前記ネットワーク機器が接続されているルータのMACアドレス、および前記ネットワーク機器の個体識別IDを取得する取得ステップと、
前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたデータベースを生成するデータベース制御ステップと
を含み、
前記データベース制御ステップの処理は、前記取得ステップの処理により取得された前記MACアドレスが前記データベースに記録されている場合、前記MACアドレスが記録された前記データベースに前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたレコードを記録する
情報処理方法。
【請求項16】
コンピュータに、
ネットワーク機器から前記ネットワーク機器が接続されているルータのMACアドレス、および前記ネットワーク機器の個体識別IDを取得する取得ステップと、
前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたデータベースを生成するデータベース制御ステップと
を実行させるプログラムであって、
前記データベース制御ステップの処理は、前記取得ステップの処理により取得された前記MACアドレスが前記データベースに記録されている場合、前記MACアドレスが記録された前記データベースに前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたレコードを記録する
プログラムが記録されている記録媒体。
【請求項17】
コンピュータに、
ネットワーク機器から前記ネットワーク機器が接続されているルータのMACアドレス、および前記ネットワーク機器の個体識別IDを取得する取得ステップと、
前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたデータベースを生成するデータベース制御ステップと
を実行させるプログラムであって、
前記データベース制御ステップの処理は、前記取得ステップの処理により取得された前記MACアドレスが前記データベースに記録されている場合、前記MACアドレスが記録された前記データベースに前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたレコードを記録する
プログラム。
【請求項18】
第1の情報処理装置と前記第1の情報処理装置を登録する第2の情報処理装置から構成される情報処理システムにおいて、
前記第1の情報処理装置は、
接続されているルータのMACアドレス、および自身の個体識別IDを取得する第1の取得部と、
前記第1の取得部により取得された前記MACアドレスおよび前記個体識別IDを前記第2の情報処理装置に送信し、登録させる通信部と
を備え、
前記第2の情報処理装置は、
前記第1の情報処理装置から前記第1の情報処理装置が接続されている前記ルータの前記MACアドレス、および前記第1の情報処理装置の前記個体識別IDを取得する第2の取得部と、
前記MACアドレスと前記個体識別IDを対応付けたデータベースを生成するデータベース制御部と
を備える情報処理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【公開番号】特開2012−252618(P2012−252618A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−125967(P2011−125967)
【出願日】平成23年6月6日(2011.6.6)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】