説明

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および、プログラム

【課題】アプリケーション起動時の利便性の向上を図る。
【解決手段】本発明の情報処理装置は、前記情報処理装置の保持状態を検知し、該検知した保持状態を示す保持状態情報を出力する保持状態検知部と、前記情報処理装置の姿勢状態を検知し、該検知した姿勢状態を示す姿勢状態情報を出力する姿勢状態検知部と、前記情報処理装置の備えるアプリケーションの起動条件として、前記アプリケーションに対応させて前記情報処理装置の保持状態および姿勢状態を記憶する記憶部と、所定のイベントを契機として、前記保持状態情報の出力を前記保持状態検知部に要求するとともに、前記姿勢状態情報の出力を前記姿勢状態検知部に要求し、要求に応じて出力された前記保持状態情報および姿勢信号に示される前記情報処理装置本体の保持状態および姿勢状態に対応して前記記憶部に記憶されているアプリケーションを起動させる起動制御部と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの情報処理装置の多くは、複数のアプリケーションを備えている。このような情報処理装置においては、複数のアプリケーションの中から、所望のアプリケーションを選択して起動させるのに手間がかかるという問題がある。
【0003】
そこで、特許文献1(特開2009−289039号公報)には、装置本体の傾斜角を検知するセンサを有する情報処理装置において、情報処理装置が備えるアプリケーションに対応させて傾斜角を記憶し、センサが検知した傾斜角に対応して記憶するアプリケーションを起動させる技術が開示されている。この技術によれば、情報処理装置を傾斜させるだけで、アプリケーションを起動させることができるので、アプリケーションを起動させる際の手間を削減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−289039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
複数のアプリケーションを備える情報処理装置においては、使用するアプリケーションに応じて、ユーザが装置本体を保持する保持状態(装置本体を保持する指の数、位置など)、および、装置本体の姿勢状態(縦向きであるか、横向きであるかなど)が異なることがある。しかし、特許文献1に開示の技術においては、装置本体の傾斜角に応じてアプリケーションを起動させるのみであるため、アプリケーションの起動条件とアプリケーション使用時の装置本体の保持状態および姿勢状態とが一致しないことがある。そのため、特許文献1に開示の技術においては、アプリケーションを起動させた後に、そのアプリケーションを使用するために情報処理装置の持ち替えが必要となることがあり、利便性に欠けるという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、アプリケーション起動時および使用時の利便性の向上を図ることができる情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および、プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明の情報処理装置は、
前記情報処理装置の保持状態を検知し、該検知した保持状態を示す保持状態情報を出力する保持状態検知部と、
前記情報処理装置の姿勢状態を検知し、該検知した姿勢状態を示す姿勢状態情報を出力する姿勢状態検知部と、
前記情報処理装置の備えるアプリケーションの起動条件として、前記アプリケーションに対応させて前記情報処理装置の保持状態および姿勢状態を記憶する記憶部と、
所定のイベントを契機として、前記保持状態情報の出力を前記保持状態検知部に要求するとともに、前記姿勢状態情報の出力を前記姿勢状態検知部に要求し、要求に応じて出力された前記保持状態情報および姿勢信号に示される前記情報処理装置本体の保持状態および姿勢状態に対応して前記記憶部に記憶されているアプリケーションを起動させる起動制御部と、を有する。
【0008】
上記目的を達成するために本発明の情報処理装置の制御方法は、
前記情報処理装置の保持状態を検知し、
前記情報処理装置の姿勢状態を検知し、
前記情報処理装置の備えるアプリケーションの起動条件として、前記アプリケーションに対応させて前記情報処理装置の保持状態および姿勢状態を記憶し、
所定のイベントを契機として、検知した前記情報処理装置の保持状態および姿勢状態に対応して記憶するアプリケーションを起動させる。
【0009】
上記目的を達成するために本発明のプログラムは、
情報処理装置に、
前記情報処理装置の保持状態を検知する処理と、
前記情報処理装置の姿勢状態を検知する処理と、
前記情報処理装置の備えるアプリケーションの起動条件として、前記アプリケーションに対応させて前記情報処理装置の保持状態および姿勢状態を記憶する処理と、
所定のイベントを契機として、検知した前記情報処理装置の保持状態および姿勢状態に対応して記憶するアプリケーションを起動させる処理と、を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、アプリケーション起動時および使用時の利便性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の第1の実施形態の情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す情報処理装置の概観を示す図である。
【図3】図1に示す起動条件記憶部が記憶する起動条件を示す図である。
【図4】図1に示す起動条件記憶部が記憶する起動条件の一例を示す図である。
【図5A】図1に示す情報処理装置が保持されている状態の一例を示す図である。
【図5B】図1に示す情報処理装置が保持されている状態の一例を示す図である。
【図5C】図1に示す情報処理装置が保持されている状態の一例を示す図である。
【図5D】図1に示す情報処理装置が保持されている状態の一例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示す情報処理装置が保持されている状態の一例を示す図である。
【図8A】図6に示す情報処理装置が保持されている状態の一例を示す図である。
【図8B】図6に示す情報処理装置が保持されている状態の一例を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施形態の情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第4の実施形態の情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
【0013】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の情報処理装置100の構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態の情報処理装置100の概観を示す図である。
【0014】
図1に示す情報処理装置100は、感圧センサ101と、感圧センサ動作検知部102と、保持状態管理部103と、加速度センサ104と、加速度センサ動作検知部105と、姿勢状態管理部106と、起動ボタン107と、キー操作検知部108と、アプリケーション部109と、起動条件記憶部110と、起動制御部111と、を有する。なお、保持状態管理部103は、保持状態検知部の一例であり、姿勢状態管理部106は、姿勢状態検知部の一例である。
【0015】
感圧センサ101は、図2に示すように情報処理装置100の装置本体の外周に配置され、ユーザが情報処理装置100を保持する際に装置本体の外周に加わる圧力に応じた信号を出力する。なお、情報処理装置100は、図2に示す情報処理装置100の一方の面に配置された表示部や、他方の面に配置されたカメラなども有しているが、これらの構成は、本発明とは直接関係しないため、図1においては説明を省略する。
【0016】
感圧センサ動作検知部102は、圧力センサ101の出力信号を監視し、出力信号に示される装置本体の外周に加わる圧力に変化が生じると、変化の内容を示す変化情報を保持状態管理部103に出力する。
【0017】
保持状態管理部103は、情報処理装置100の保持状態(情報処理装置100を保持する指の数および位置)を管理する。また、保持状態管理部103は、感圧センサ動作検知部102から変化情報が出力されると、その変化情報に示される内容に応じて管理している保持状態を随時更新する。また、保持状態管理部103は、起動制御部111の要求に応じて、管理している保持状態を示す保持状態情報を起動制御部111に出力する。
【0018】
加速度センサ104は、情報処理装置100に作用する加速度を検知し、検知した加速度に応じた信号を加速度センサ動作検知部105に出力する。
【0019】
加速度センサ動作検知部105は、加速度センサ104の出力信号を監視し、出力信号に示される加速度に変化が生じると、変化の内容を示す変化情報を姿勢状態管理部106に出力する。
【0020】
姿勢状態管理部106は、情報処理装置100の姿勢状態(縦向きであるか、横向きであるか、水平面に対する装置本体の傾きなど)を管理する。また、姿勢状態管理部106は、加速度センサ動作検知部105から変化情報が出力されると、その変化情報に示される内容に応じて管理している姿勢情報を随時更新する。また、姿勢状態管理部106は、起動制御部111の要求に応じて、管理している姿勢状態を示す姿勢状態情報を起動制御部111に出力する。
【0021】
起動ボタン107は、アプリケーションの起動を要求する旨の操作入力時に押下されるボタンである。
【0022】
キー操作検知部108は、起動ボタン107が押下されると、その旨を起動制御部111に通知する。
【0023】
アプリケーション部109は、起動制御部111の制御に従い、情報処理装置100の備える複数のアプリケーションの中から、特定のアプリケーションを起動する。
【0024】
起動条件記憶部110は、アプリケーションの起動条件を記憶する。具体的には、起動条件記憶部110は、図3に示すように、起動条件3として、特定のアプリケーション31に対応させて、情報処理装置100の保持状態32および姿勢状態33を記憶する。また、起動条件記憶部110は、アプリケーションの使用時に、そのアプリケーションにおいて使用を許可する機能である許可機能を記憶する。
【0025】
起動制御部111は、所定のイベントを契機として、保持状態情報の出力を保持状態管理部103に要求するとともに、姿勢状態情報の出力を姿勢状態管理部106に要求する。なお、本実施形態においては、起動制御部111は、起動ボタン107が押下された旨の通知を契機として要求を行う。要求に応じて、保持状態情報および姿勢状態情報が出力されると、起動制御部111は、起動条件記憶部110に記憶されている起動条件のうち、その保持状態情報および姿勢状態情報に示される情報処理装置100の保持状態および姿勢状態に一致する起動条件を検索する。検索の結果、一致するアプリケーションの起動条件が見つかった場合には、起動制御部111は、そのアプリケーションをアプリケーション部109に起動させる。
【0026】
なお、起動制御部111は、情報処理装置100への操作入力を無効とするロック機能を有しており、例えば、ロック機能が有効である状態で、起動ボタン107が押下されると、上述した処理を行う。また、起動制御部111は、起動条件の検索の結果、一致する起動条件が見つからなかった場合には、例えば、ロック機能を解除するためのパスワードの入力画面などを図1においては不図示の表示部に表示させる。
【0027】
なお、起動ボタン107を押下することで起動可能とするアプリケーションとしては、例えば、写真、動画などの撮影を行うためのカメラアプリケーション、音楽再生を行うための音楽再生アプリケーション、動画再生を行うための動画再生アプリケーションなど、第三者への個人情報漏洩あるいは悪用される可能性が低いものが好ましい。
【0028】
ここで、ロック機能が有効である状態で、音楽再生アプリケーションを用いた音楽の再生を停止する場合を考える。この場合、音楽再生アプリケーションの起動条件として記憶されている情報処理装置100の保持状態および姿勢状態とした後に、起動ボタン107を押下することで、音楽再生アプリケーションのうち、音楽の再生と再生を停止する機能は使用できるようになるため、ロック機能を解除することなく、音楽の再生を停止することができ、利便性を向上させることができる。
【0029】
また、上述したように、カメラアプリケーション、音楽再生アプリケーション、動画再生アプリケーションなどはユーザの個人情報が漏洩したり、悪用されたりする可能性が低く、使用可能な機能も制限されていることから、第三者が、アプリケーションを起動させても、個人情報が漏洩したり、悪用されたりする可能性は低い。
【0030】
次に、本実施形態の情報処理装置100の動作について具体例を用いて説明する。
【0031】
なお、以下では、図2に示す情報処理装置100の装置本体の外周の、長手方向に対向する二辺のうち、上側の辺を上部とし、下側の辺を下部とし、短手方向に対向する二辺のうち、左側の辺を左部とし、右側の辺を右部とする。
【0032】
図4は、起動条件記憶部110が記憶する起動条件の一例を示す図である。
【0033】
図4に示すように、起動条件記憶部110は、起動条件4Aにおいては、カメラアプリケーション(撮影機能を許可機能とする)に対応する情報処理装置100の保持状態として、上部および下部には指の接触無し、左部および右部にはそれぞれ指が2本接触する(左部および右部それぞれへの接触点が2点である)旨を記憶する。また、起動条件記憶部110は、カメラアプリケーションに対応する情報処理装置100の姿勢状態として、装置方向が横向き(右に90度傾いた状態)であり、装置本体の傾き(水平面に対する装置本体の傾き)は指定が無い旨を記憶する。
【0034】
また、起動条件記憶部110は、起動条件4Bにおいては、動画再生アプリケーション(動画の再生機能および再生の停止機能を許可機能とする)に対応する情報処理装置100の保持状態として、上部および下部にはそれぞれ指が1本接触し(上部および下部それぞれへの接触点が1点である)、左部に指が1本接触する(左部への接触点が1点である)旨を記憶する。また、起動条件記憶部110は、動画再生アプリケーションに対応する情報処理装置100の姿勢状態として、装置方向が横向き(右に90度傾いた状態)であり、装置本体の傾きは水平面に対して垂直である旨を記憶する。
【0035】
また、起動条件記憶部110は、起動条件4Cにおいては、音楽再生アプリケーション(音楽の再生機能および再生の停止機能を許可機能とする)に対応する情報処理装置100の保持状態として、上部に指が2本接触し(上部への接触点が2点である)、左部および右部にはそれぞれ指が1本接触する(左部および右部それぞれへの接触点が2点である)旨を記憶する。また、起動条件記憶部110は、音楽再生アプリケーションに対応する情報処理装置100の姿勢状態として、装置方向が縦向き(傾きが0度である状態)であり、装置本体の傾きは水平面に対して垂直である旨を記憶する。
【0036】
起動条件4A〜4Cが起動条件記憶部110に記憶されており、情報処理装置100が図5A〜5Dに示すパターンA〜Dで保持されている状態で、起動ボタン107が押下された場合の情報処理装置100の動作について説明する。なお、図5A,5B,5Cの下図、5Dは、情報処理装置100を水平面に対して平行な方向から見た状態を示し、図5Cの上図は、情報処理装置100を水平面に対して直交する方向から見た状態を示す。
【0037】
まず、図5Aに示すパターンAの場合について説明する。
【0038】
パターンAにおいては、情報処理装置100は、装置方向が縦向きで、装置本体の傾きが水平面に対して垂直であり、かつ、上部に指が2本接触し、左部および右部にそれぞれ指が1本接触する状態で保持されている。この状態で、起動ボタン107が押下されると、起動制御部111は、保持状態情報の出力を保持状態管理部103に要求し、姿勢状態情報の出力を姿勢状態管理部106に要求する。
【0039】
起動制御部111からの要求に応じて、保持状態管理部103は、装置本体の外周の上部への接触点が2点であり、左部および右部それぞれへの接触点が1点である旨を示す保持状態情報を出力する。また、姿勢状態管理部106は、装置方向が縦向きであり、装置本体の傾きが水平面に対して垂直である旨を示す姿勢状態情報を出力する。
【0040】
起動制御部111は、起動条件4A〜4Cから、保持状態情報および姿勢状態情報に示される情報処理装置100の保持状態および姿勢状態に一致する起動条件を検索する。上述したように、起動条件4Cにおいては、情報処理装置100の保持状態として、装置本体の外周の上部への接触点が2点であり、左部および右部への接触点がそれぞれ1点である旨が記憶されている。また、起動条件4Cにおいては、情報処理装置100の姿勢状態として、装置方向が縦向き(傾きが0度である状態)であり、装置本体の傾きは水平面に対して垂直である旨が記憶されている。保持状態情報および姿勢状態情報に示される情報処理装置100の保持状態および姿勢状態は、音楽再生アプリケーションの起動条件4Cに一致するため、起動制御部111は、アプリケーション部109に音楽再生アプリケーションを起動させる。ただし、起動条件4Cにおいては、音楽の再生機能および再生の停止機能が許可機能として記憶されているので、起動制御部111は、音楽再生アプリケーションの音楽の再生機能および再生の停止機能のみを使用可能とする。
【0041】
なお、情報処理装置100が、音楽再生アプリケーションの使用時にはパターンAのように保持される場合、パターンAのような保持状態および姿勢状態を音楽再生アプリケーションの起動条件とすることで、ユーザは直感的に音楽再生アプリケーションを起動させることができ、また、音楽再生アプリケーション起動後の情報処理装置100の持ち替えなどが不要となり、アプリケーション起動時および使用時の利便性の向上を図ることができる。
【0042】
次に、図5Bに示すパターンBの場合について説明する。
【0043】
パターンBにおいては、情報処理装置100は、装置方向が横向きで、装置本体の傾きが水平面に対して垂直であり、かつ、装置本体の外周の上部および下部にそれぞれ指が1本接触し、左部に指が1本接触する状態で保持されている。この状態で、起動ボタン107が押下されると、起動制御部111は、保持状態情報の出力を保持状態管理部103に要求し、姿勢状態情報の出力を姿勢状態管理部106に要求する。
【0044】
起動制御部111からの要求に応じて、保持状態管理部103は、装置本体の外周の上部および下部それぞれへの接触点が1点であり、左部への接触点が1点である旨を示す保持状態情報を出力する。また、姿勢状態管理部106は、装置方向が横向きであり、装置本体の傾きが水平面に対して垂直である旨を示す姿勢状態情報を出力する。
【0045】
起動制御部111は、起動条件4A〜4Cから、保持状態情報および姿勢状態情報に示される情報処理装置100の保持状態および姿勢状態に一致する起動条件を検索する。上述したように、起動条件4Bにおいては、情報処理装置100の保持状態として、装置本体の外周の上部および下部それぞれへの接触点が1点であり、左部への接触点が1点である旨が記憶されている。また、起動条件4Bにおいては、情報処理装置100の姿勢状態として、装置方向が横向き(右に90度傾いた状態)であり、装置本体の傾きは水平面に対して垂直である旨が記憶されている。保持状態情報および姿勢状態情報に示される情報処理装置100の保持状態および姿勢状態は、動画再生アプリケーションの起動条件4Bに一致するため、起動制御部111は、動画再生アプリケーションをアプリケーション部109に起動させる。ただし、起動条件4Bにおいては、動画の再生機能および再生の停止機能が許可機能として記憶されているので、起動制御部111は、動画再生アプリケーションの動画の再生機能および再生の停止機能のみを使用可能とする。
【0046】
なお、情報処理装置100が、動画再生アプリケーションの使用時にはパターンBのように保持される場合、パターンBのような保持状態および姿勢状態を動画再生アプリケーションの起動条件とすることで、ユーザは直感的に動画再生アプリケーションを起動させることができ、また、動画再生アプリケーション起動後の情報処理装置100の持ち替えなどが不要となり、アプリケーション起動時および使用時の利便性の向上を図ることができる。
【0047】
次に、図5Cに示すパターンCの場合について説明する。
【0048】
パターンCにおいては、情報処理装置100は、装置方向が縦向きで、装置本体の傾きが水平面に対して水平であり、かつ、装置本体の外周の上部に指が2本接触し、左部および右部にそれぞれ指が1本ずつ接触する状態で保持されている。この状態で、起動ボタン107が押下されると、起動制御部111は、保持状態情報の出力を保持状態管理部103に要求し、姿勢状態情報の出力を姿勢状態管理部106に要求する。
【0049】
起動制御部111からの要求に応じて、保持状態管理部103は、装置本体の外周の上部への接触点が2点であり、左部および右部それぞれへの接触点が1点である旨を示す保持状態情報を出力する。また、姿勢状態管理部106は、装置方向が縦向きであり、装置本体の傾きが水平面に対して水平である旨を示す姿勢状態情報を出力する。
【0050】
起動制御部111は、起動条件4A〜4Cから、保持状態情報および姿勢状態情報に示される情報処理装置100の保持状態および姿勢状態に一致する起動条件を検索する。ここで、起動条件4A〜4Cの中には、情報処理装置100の姿勢状態が、装置方向が縦向きであり、装置本体の傾きが水平面に対して水平である旨を示すものはなく、保持状態情報および姿勢状態情報に示される情報処理装置100の保持状態および姿勢状態に一致するものがない。この場合、起動制御部111は、ロック機能を解除するためのパスワードの入力画面を表示部に表示させる。
【0051】
次に、図5Dに示すパターンDの場合について説明する。
【0052】
パターンDにおいては、情報処理装置100は、装置方向が横向きで、装置本体の傾きが水平面に対して垂直であり、かつ、装置本体の外周の左部および右部にそれぞれ指が2本接触する状態で保持されている。この状態で、起動ボタン107が押下されると、起動制御部111は、保持状態情報の出力を保持状態管理部103に要求し、姿勢状態情報の出力を姿勢状態管理部106に要求する。
【0053】
起動制御部111からの要求に応じて、保持状態管理部103は、装置本体の外周の左部および右部それぞれへの接触点が2点である旨を示す保持状態情報を出力する。また、姿勢状態管理部106は、装置方向が横向きであり、装置本体の傾きが水平面に対して垂直である旨を示す姿勢状態情報を出力する。
【0054】
起動制御部111は、起動条件4A〜4Cから、保持状態情報および姿勢状態情報に示される情報処理装置100の保持状態および姿勢状態に一致する起動条件を検索する。上述したように、起動条件4Aにおいては、情報処理装置100の保持状態として、装置本体の外周の上部および下部への接触点はなく、左部および右部それぞれへの接触点が2点である旨が記憶されている。また、起動条件4Aにおいては、情報処理装置100の姿勢状態として、装置方向が横向き(右に90度傾いた状態)であり、装置本体の傾きが水平面に対して垂直である旨が記憶されている。保持状態情報および姿勢状態情報に示される情報処理装置100の保持状態および姿勢状態は、カメラアプリケーションの起動条件4Aに一致するため、起動制御部111は、カメラアプリケーションをアプリケーション部109に起動させる。ただし、起動条件4Aにおいては、撮影機能が許可機能として記憶されているので、起動制御部111は、カメラアプリケーションの撮影機能のみを使用可能とする。
【0055】
なお、カメラアプリケーションの使用時には、図2に示す情報処理装置100の一方の面とは反対側の面にカメラがあり、カメラの撮影画像が表示部に表示されるため、カメラおよび表示部に指がかからないように、パターンDのように情報処理装置100が保持される。そのため、パターンDのような保持状態および姿勢状態をカメラアプリケーションの起動条件とすることで、ユーザは直感的にカメラアプリケーションを起動させることができ、また、カメラアプリケーション起動後の情報処理装置100の持ち替えなどが不要となり、アプリケーション起動時および使用時の利便性の向上を図ることができる。
【0056】
このように、本実施形態によれば、情報処理装置100は、アプリケーションの起動条件として、アプリケーションに対応させて情報処理装置100の保持状態および姿勢状態を記憶し、情報処理装置100の保持状態および姿勢状態を検知し、検知した保持状態および姿勢状態に対応して記憶するアプリケーションを起動する。
【0057】
情報処理装置100の保持状態および姿勢状態をアプリケーションの起動条件とすることで、そのアプリケーションの使用時の情報処理装置100の保持状態および姿勢状態といった、ユーザにとって直感的に分かりやすい条件を設定することが可能となり、また、カメラアプリケーション起動後の情報処理装置100の持ち替えなどが不要となるので、アプリケーション起動時および使用時の利便性の向上を図ることができる。
【0058】
なお、本実施形態においては、感圧センサ101を使用して装置本体の外周への指の接触を検知する例を説明したが、これに限られるものではなく、例えば、接触センサ、近接センサなどを使用してもよい。
【0059】
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態の情報処理装置200の構成を示すブロック図である。
【0060】
本実施形態の情報処理装置200は、第1の実施形態の情報処理装置100と比較して、感圧センサ101および感圧センサ動作検知部102を削除した点と、タッチパネル201およびタッチパネル動作検知部202を追加した点と、保持状態管理部103を保持状態管理部203に変更した点と、が異なる。その他の構成および動作については、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
【0061】
タッチパネル201は、表示部であり、表示面への指などの入力手段の接触を検知すると、接触点の位置に応じた信号をタッチパネル動作検知部202に出力する。
【0062】
タッチパネル動作検知部202は、タッチパネル201から出力される信号を監視し、タッチパネル201から出力される入力手段の接触状態が変化すると、変化の内容を示す変化情報を保持状態管理部203に出力する。
【0063】
保持状態管理部203は、情報処理装置200の保持状態として、タッチパネル201への入力手段(指)の接触数を管理する。また、保持状態管理部203は、タッチパネル動作検知部202から変化情報が出力されると、その変化情報に示される内容に応じて管理している保持状態を随時更新する。
【0064】
次に、本実施形態の情報処理装置200の動作について説明する。
【0065】
本実施形態においては、起動条件記憶部110は、起動条件として、図7に示す起動条件7A,7Bを記憶しているものとする。
【0066】
具体的には、起動条件記憶部110は、起動条件7Aにおいては、音楽再生アプリケーション(撮影機能を許可機能とする)に対応する情報処理装置200の保持状態として、タッチパネル201への接触点が1点である旨を記憶する。また、起動条件記憶部110は、音楽再生アプリケーションに対応する情報処理装置200の姿勢状態として、装置方向が縦向き(傾きが0である状態)であり、装置本体の傾きが水平面に対して垂直である旨を記憶する。
【0067】
また、起動条件記憶部110は、起動条件7Bにおいては、ゲームアプリケーションに対応する情報処理装置200の保持状態として、タッチパネル201への接触点が2点である旨を記憶する。また、起動条件記憶部110は、ゲームアプリケーションに対応する情報処理装置200の姿勢状態として、装置方向が横向き(右に90度傾いた状態)であり、装置本体の傾きが水平面に対して垂直である旨を記憶する。
【0068】
起動条件7A,7Bが起動条件記憶部110に記憶されており、情報処理装置200が図8A、8Bに示すパターンA,Bで保持されている状態で、起動ボタン107が押下された場合の情報処理装置200の動作について説明する。なお、図8A,8Bは、情報処理装置200を水平面に対して平行な方向から見た状態を示す。
【0069】
まず、図8Aに示すパターンAの場合について説明する。
【0070】
パターンAにおいては、情報処理装置200は、装置方向が縦向きで、装置本体の傾きが水平面に対して垂直であり、かつ、タッチパネル201に指が1本接触する状態で保持されている。この状態で、起動ボタン107が押下されると、起動制御部111は、保持状態情報の出力を保持状態管理部103に要求し、姿勢状態情報の出力を姿勢状態管理部106に要求する。
【0071】
起動制御部111からの要求に応じて、保持状態管理部203は、タッチパネル201への接触点が1点である旨を示す保持状態情報を出力する。また、姿勢状態管理部106は、装置方向が縦向きであり、装置本体の傾きが水平面に対して垂直である旨を示す姿勢状態情報を出力する。
【0072】
起動制御部111は、起動条件7A,7Bから、保持状態情報および姿勢状態情報に示される情報処理装置200の保持状態および姿勢状態に一致する起動条件を検索する。上述したように、起動条件7Aにおいては、情報処理装置200の保持状態として、タッチパネル201への接触点が1点である旨が記憶されている。また、起動条件7Aにおいては、情報処理装置200の姿勢状態として、装置方向が縦向き(傾きが0である状態)であり、装置本体の傾きは水平面に対して垂直である旨が記憶されている。保持状態情報および姿勢状態情報に示される情報処理装置200の保持状態および姿勢状態は、音楽再生アプリケーションの起動条件7Aに一致するため、起動制御部111は、音楽再生アプリケーションをアプリケーション部109に起動させる。ただし、起動条件7Aにおいては、音楽の再生機能および再生の停止機能が許可機能として記憶されているので、起動制御部111は、音楽再生アプリケーションの音楽の再生機能および再生の停止機能のみを使用可能とする。
【0073】
なお、情報処理装置200が、音楽再生アプリケーションの使用時にはパターンAのように保持される場合、パターンAのような保持状態および姿勢状態を音楽再生アプリケーションの起動条件とすることで、ユーザは直感的に音楽再生アプリケーションを起動させることができ、また、音楽再生アプリケーション起動後の情報処理装置200の持ち替えなどが不要となり、アプリケーション起動時および使用時の利便性の向上を図ることができる。
【0074】
次に、図8Bに示すパターンBの場合について説明する。
【0075】
パターンBにおいては、情報処理装置200は、装置方向が横向きで、装置本体の傾きが水平面に対して垂直であり、かつ、タッチパネル201に指が2本接触する状態で保持されている。この状態で、起動ボタン107が押下されると、起動制御部111は、保持状態情報の出力を保持状態管理部103に要求し、姿勢状態情報の出力を姿勢状態管理部106に要求する。
【0076】
起動制御部111からの要求に応じて、保持状態管理部203は、タッチパネル201への接触点が2点である旨を示す保持状態情報を出力する。また、姿勢状態管理部106は、装置方向が横向きであり、装置本体の傾きが水平面に対して垂直である旨を示す姿勢状態情報を出力する。
【0077】
起動制御部111は、起動条件7A,7Bから、保持状態情報および姿勢状態情報に示される情報処理装置200の保持状態および姿勢状態に一致する起動条件を検索する。上述したように、起動条件7Bにおいては、情報処理装置200の保持状態として、タッチパネル201への接触点が2点である旨が記憶されている。また、起動条件7Bにおいては、情報処理装置200の姿勢状態として、装置方向が横向き(右に90度傾いた状態)であり、装置本体の傾きは水平面に対して垂直である旨が記憶されている。保持状態情報および姿勢状態情報に示される情報処理装置200の保持状態および姿勢状態は、ゲームアプリケーションの起動条件7Bに一致するため、起動制御部111は、ゲームアプリケーションをアプリケーション部109に起動させる。
【0078】
なお、情報処理装置200が、ゲームアプリケーションの使用時にはパターンBのように保持される場合、パターンBのような保持状態および姿勢状態をゲームアプリケーションの起動条件とすることで、ユーザは直感的にゲームアプリケーションを起動させることができ、また、ゲームアプリケーション起動後の情報処理装置200の持ち替えなどが不要となり、アプリケーション起動時および使用時の利便性の向上を図ることができる。
【0079】
このように、本実施形態によれば、情報処理装置200は、アプリケーションの起動条件として、タッチパネル201への指の接触数を記憶する。
【0080】
近年の情報処理装置の多くにはタッチパネルが備えられている。そのため、タッチパネル201への指の接触数を情報処理装置200の保持状態とし、アプリケーションの起動条件とすることで、第1の実施形態のように感圧センサなどを設けることなく、情報処理装置200の保持状態に応じてアプリケーションを起動させることができる。
【0081】
なお、上述した第1および第2の実施形態においては、アプリケーションの起動条件として、情報処理装置の1つの保持状態および姿勢状態を用いる例を説明したが、これに限られるものではなく、例えば、複数の保持状態あるいは姿勢状態を組み合わせた起動条件を用いるようにしてもよい。
【0082】
また、上述した第1および第2の実施形態においては、起動ボタン107の押下を契機としてアプリケーションの起動処理を行う例を説明したが、これに限られるものではない。例えば、加速度センサ104の検知結果などに基づき、充電用のクレードルなどに情報処理装置が置かれている状態から持ち上げられた状態への変化の検知を契機として、アプリケーションの起動処理を行うようにしてもよい。また、スリープ状態からの立ち上げの検知を契機として、アプリケーションの起動処理を行うようにしてもよい。
【0083】
(第3の実施形態)
図9は、本発明の第3の実施形態の情報処理装置300の構成を示すブロック図である。
【0084】
本実施形態の情報処理装置300は、第1の実施形態の情報処理装置100と比較して、起動条件編集部301を追加した点が異なる。その他の構成および動作については、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。なお、第2の実施形態の情報処理装置200に起動条件編集部301を追加するようにしてもよい。
【0085】
起動条件編集部301は、ユーザインタフェースを有し、ユーザからの起動条件の変更(追加、変更、削除)などの入力を受け付け、入力内容に応じて、起動条件記憶部110に記憶されている起動条件を編集し、記憶させる。
【0086】
このように本実施形態によれば、情報処理装置300は、ユーザからの入力に応じて起動条件を変更する。
【0087】
そのため、ユーザにとって分かりやすい起動条件を自由に設定することができるようになり、アプリケーション起動時および使用時の利便性の向上を図ることができる。
【0088】
(第4の実施形態)
図10は、本発明の第4の実施形態の情報処理装置400の構成を示すブロック図である。
【0089】
本実施形態の情報処理装置400は、保持状態検知部401と、姿勢状態検知部402と、記憶部403と、起動制御部404と、を有する。
【0090】
保持状態検知部401は、情報処理装置400の保持状態を検知し、検知した保持状態を示す保持状態情報を起動制御部404に出力する。
【0091】
姿勢状態検知部402は、情報処理装置400の姿勢状態を検知し、検知した姿勢状態を示す姿勢状態情報を起動制御部404に出力する。
【0092】
記憶部403は、情報処理装置400の備えるアプリケーションに対応させて情報処理装置400の保持状態および姿勢状態を記憶する。
【0093】
起動制御部404は、所定のイベントを契機として、保持状態情報の出力を保持状態検知部401に要求するとともに、姿勢状態情報の出力を姿勢状態検知部402に要求し、要求に応じて出力された保持状態情報および姿勢状態情報に示される情報処理装置400の保持状態および姿勢状態に対応して記憶部403に記憶されているアプリケーションを起動させる。
【0094】
このように、本実施形態によれば、情報処理装置400は、アプリケーションの起動条件として、アプリケーションに対応させて情報処理装置400の保持状態および姿勢状態を記憶し、情報処理装置400の保持状態および姿勢状態を検知し、検知した保持状態および姿勢状態に対応して記憶するアプリケーションを起動させる。
【0095】
情報処理装置400の保持状態および姿勢状態をアプリケーションの起動条件とすることで、そのアプリケーションの使用時の情報処理装置400の保持状態および姿勢状態といった、ユーザにとって直感的に分かりやすい条件を設定することが可能となるので、アプリケーション起動時および使用時の利便性の向上を図ることができる。
【符号の説明】
【0096】
100,200,300,400 情報処理装置
101 感圧センサ
102 感圧センサ動作検知部
103,203 保持状態管理部
104 加速度センサ
105 加速度センサ動作検知部
106 姿勢状態管理部
107 起動ボタン
108 キー操作検知部
109 アプリケーション部
110,403 起動条件記憶部
111,404 起動制御部
3,4A〜4C,7A,7B 起動条件
201 タッチパネル
202 タッチパネル動作検知部
301 起動条件編集部
401 保持状態検知部
402 姿勢状態検知部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
前記情報処理装置の保持状態を検知し、該検知した保持状態を示す保持状態情報を出力する保持状態検知部と、
前記情報処理装置の姿勢状態を検知し、該検知した姿勢状態を示す姿勢状態情報を出力する姿勢状態検知部と、
前記情報処理装置の備えるアプリケーションの起動条件として、前記アプリケーションに対応させて前記情報処理装置の保持状態および姿勢状態を記憶する記憶部と、
所定のイベントを契機として、前記保持状態情報の出力を前記保持状態検知部に要求するとともに、前記姿勢状態情報の出力を前記姿勢状態検知部に要求し、要求に応じて出力された前記保持状態情報および姿勢信号に示される前記情報処理装置本体の保持状態および姿勢状態に対応して前記記憶部に記憶されているアプリケーションを起動させる起動制御部と、を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
請求項1記載の情報処理装置であって、
前記情報処理装置の装置本体の外周に配置され、前記装置本体の外周に加わる圧力を検知する感圧センサをさらに有し、
前記保持状態検知部は、前記感圧センサの検知結果に基づき、前記情報処理装置の保持状態を検知することを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項1記載の情報処理装置であって、
入力手段の接触を検知するタッチパネルをさらに有し、
前記保持状態検知部は、前記タッチパネルの検知結果に基づき、前記情報処理装置の保持状態を検知することを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
前記情報処理装置に加わる加速度を検知する加速度センサをさらに有し、
前記姿勢検知部は、前記加速度センサの検知結果に基づき、前記情報処理装置の姿勢状態を検知することを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
前記起動制御部は、アプリケーションの起動を要求する旨の操作入力を前記所定のイベントとすることを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
外部からの前記起動条件の変更の入力を受け付け、入力された内容に応じて、前記起動条件を変更して前記記憶部に記憶させる起動条件編集部をさらに有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項7】
情報処理装置の制御方法であって、
前記情報処理装置の保持状態を検知し、
前記情報処理装置の姿勢状態を検知し、
前記情報処理装置の備えるアプリケーションの起動条件として、前記アプリケーションに対応させて前記情報処理装置の保持状態および姿勢状態を記憶し、
所定のイベントを契機として、検知した前記情報処理装置の保持状態および姿勢状態に対応して記憶するアプリケーションを起動させることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項8】
情報処理装置に、
前記情報処理装置の保持状態を検知する処理と、
前記情報処理装置の姿勢状態を検知する処理と、
前記情報処理装置の備えるアプリケーションの起動条件として、前記アプリケーションに対応させて前記情報処理装置の保持状態および姿勢状態を記憶する処理と、
所定のイベントを契機として、検知した前記情報処理装置の保持状態および姿勢状態に対応して記憶するアプリケーションを起動させる処理と、を実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−54513(P2013−54513A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−191739(P2011−191739)
【出願日】平成23年9月2日(2011.9.2)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】