情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム
【課題】 所望する階層を常にアドレスバーに表示することが可能とし、深い階層や名称が長い階層で操作を行っていた場合であっても、所望する階層のユーザによる直接操作を可能とする情報処理装置を提供する。
【解決手段】 階管理されている複数の階層のうち少なくとも現在の階層及び上位階層を含むアドレスバーを表示し、アドレスバーを介して指定された階層に移動可能である情報処理装置であって、アドレスバーにおける任意の階層の表示を固定する固定指示を行う表示退場階層DB制御部1004と、階層の移動により、アドレスバーの表示領域に最上位階層から移動先の階層までに含まれる複数の階層が収まらない場合に、上位の階層の表示を省略し、固定指示が指示された階層の表示を省略しないアドレスバー作成部1003を有する。
【解決手段】 階管理されている複数の階層のうち少なくとも現在の階層及び上位階層を含むアドレスバーを表示し、アドレスバーを介して指定された階層に移動可能である情報処理装置であって、アドレスバーにおける任意の階層の表示を固定する固定指示を行う表示退場階層DB制御部1004と、階層の移動により、アドレスバーの表示領域に最上位階層から移動先の階層までに含まれる複数の階層が収まらない場合に、上位の階層の表示を省略し、固定指示が指示された階層の表示を省略しないアドレスバー作成部1003を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は多階層からなるナビゲーションシステムにおいてアドレスバーを利用して階層を表示する、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、アプリケーションのWeb化が進み、ユーザビリティの向上を目的とした機能の向上は、従来とは異なる傾向を呈している。例えば多階層をナビゲーションするシステムにおいては、従来の複数のナビゲーションシステムを同時に使用して複数の階層を操作する方法よりも、一つのナビゲーションシステム内でより容易に階層を移動する方法が求められている。
【0003】
一例として従来技術には、1階層上の項目を同時に表示して、1つ上の階層だけではなく1つ上の階層の並列する階層へ直接移動できるメニューシステムがある。(特許文献1参照)。それによって従来では2ステップ必要だった階層間の移動を1ステップで行えるようし、操作性を向上させている。また、アドレスバーに表示される各階層をボタン化し、上位階層への直接移動や各階層の子階層への移動を容易にする技術も存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−214905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし従来技術においては、アドレスバーやメニューを表示する領域に限りがあるため、深い階層へ移動していくと上位の階層から省略表示されてしまう。また各階層の名称が長くなると浅い階層であっても上位の階層がすぐ省略表示されてしまう。そのため所望する操作対象の階層が省略表示されてしまい、直接操作できないという問題点があった。
【0006】
本発明では、上記課題を鑑み、所望する階層を常にアドレスバーに表示することが可能とし、深い階層や名称が長い階層で操作を行っていた場合であっても、所望する階層のユーザによる直接操作を可能とする情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するために、管理されている複数の階層のうち少なくとも現在の階層及び該現在の階層の上位階層を含むアドレスバーを表示し、前記アドレスバーを介して指定された階層に移動可能である情報処理装置であって、前記アドレスバーにおける任意の階層の表示を固定する固定指示を行う指示手段と、階層の移動により、前記アドレスバーの表示領域に最上位階層から移動先の階層までに含まれる複数の階層が収まらない場合に、上位の階層の表示を省略する省略手段とを有し、前記省略手段は、前記固定指示が指示された階層の表示を省略しないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、ユーザは操作を所望する階層を常にアドレスバーに表示することが可能となり、深い階層や名称が長い階層で操作を行っていた場合であっても、所望する階層を直接操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施例に適用される情報処理装置の構成を示す図。
【図2】一般的なナビゲーションシステムの外観図の一例を示す図。
【図3】図2のアドレスバーの詳細図。
【図4】階層の操作メニューを表示するためのボタンの一例を示す図。
【図5】アドレスバーの上位階層の省略表示の一例を示す図。
【図6】アドレスバーの階層固定指示メニューの一例を示す図。
【図7】固定表示された階層を含む、アドレスバーの省略表示例。
【図8】固定表示された階層を含む、表示用アドレスバーの生成処理のフローチャート。
【図9】アドレスバーの上位階層の省略表示の一例を示す図。
【図10】アドレスバーの階層固定指示メニューの一例を示す図。
【図11】複数の固定表示された階層を含む、表示用アドレスバーの生成処理のフローチャート。
【図12】複数の固定表示された階層を含む、アドレスバーの省略表示例。
【図13】固定指示のあったフォルダを固定対象フォルダとして登録するときのフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
【実施例1】
【0011】
<概要>
本実施例にかかる情報処理装置が提供するナビゲーションシステムは、アドレスバー上に特定の階層を固定し、常に表示し続けるものである。
【0012】
<システム構成>
図1は本実施例に適用される情報処理装置の提供するナビゲーションシステムの構成を表した図である。本システムはCPU、RAM、ROM、HDD等から構成されるPC等の情報処理装置に提供される。尚、後述するフローチャートで示す手順は、情報処理装置のCPUが、情報処理装置のRAM、ROM、HDDのいずれかの記憶手段に記憶されさている制御プログラムを実行し、ナビゲーションシステム1000の各構成を制御することで実行される。
【0013】
ユーザ操作入力部1001は、ユーザからのUIを通した入力を受け取り、アドレスバー制御部1002にユーザ操作の内容を伝える。アドレスバー制御部1002は、ユーザ操作入力部1001から受け取ったユーザ操作に基づいて、アドレスバー作成部1003に作成するアドレスバーを通知する。また、アドレスバー制御部1002は、出来上がったアドレスバーを、アドレスバー表示制御部1006を通じてユーザに表示する。
【0014】
アドレスバー作成部1003は、アドレスバー制御部1002の指示に従い、表示対象階層DB制御部1004の情報をもとにアドレスバーを生成する。表示対象階層DB制御部1004は、表示対象階層データベース1005とやり取りを行い、アドレスバーに固定する階層の情報の入出力を行う。
【0015】
表示対象階層データベース1005は、表示対象階層DB制御部1004の指示に従いアドレスバーに固定する階層情報の格納・提供を行う。アドレスバー表示制御部1006で、アドレスバー制御部1002の指示に従い、アドレスバー作成部1003にて作成されたアドレスバーを情報処理装置のユーザインタフェース上に表示する。
【0016】
<ナビゲーションシステムの構成>
図2乃至図5を用いて、一般的なナビゲーションシステムの仕組みを説明する。図2は本発明の前提となる、一般的なナビゲーションシステムの外観例である。
【0017】
移動ボタン2001は、直前に表示していた階層への移動を指示するためのボタンである。アドレスバー2002は、ナビゲーションシステムにより管理されている複数の階層のうち、上位階層から現在の階層までの各階層を表示するための領域である。またアドレスバー2002は、階層間の移動機能を備えており、指定された階層に移動可能である。アドレスバー2002の機能詳細については、図3から図5を用いて説明する。
【0018】
ツリービュー表示エリア2003は、システム内の全ての階層構造を、ツリー構造を使用して表示する領域である。コンテンツ表示エリア2004は、アドレスバー2002、またはツリービュー表示エリア2003で選択された階層内のアイテムを表示するエリアである。
【0019】
図3は、アドレスバー2002の詳細を示す図である。アドレスバー2000は、各階層を表示する階層表示エリア3001と、各階層の操作メニューを表示するためのボタン3002からなる。階層表示エリア3001は、ボタンとしての機能も兼ね備え、階層表示エリア3001のクリックにより、コンテンツ表示エリア2004の表示をクリックされた階層の内容に変更することができる。
【0020】
図4は、階層の操作メニューを表示するためのボタン3002の詳細を示す図である。ボタン3002をクリックすると、ボタンに関連する階層(図4では階層2)の子階層の一覧4001が表示される。一覧4001はボタンとしての機能も兼ね備え、子階層の一覧4001の任意の項目をクリックすることでコンテンツ表示エリア2004の表示をクリックされた階層の内容に変更することができる。
【0021】
図5は、アドレスバー2002の省略表示を示す図である。下位の階層へと移動するにつれてアドレスバーに表示すべき階層が長くなり、アドレスバーの幅を超えるとアドレスバーに省略記号5001を表示し、表示しきれなくなった階層の表示を省略する。
【0022】
次に、本実施例における、処理の流れを説明する。
【0023】
<特定階層の固定指示>
図6、図13を用いて、本実施例におけるアドレスバーでの表示を固定する階層の指示方法を説明する。
【0024】
アドレスバー6000は、本実施例においてナビゲーションシステム1000により情報処理装置のユーザインタフェースに表示されるアドレスバーである。本実施例においては、各階層の操作メニューを表示するためのボタン3002を押下することで表示される子階層の一覧4001に固定を指示するメニュー6001を追加する。図6の例では、「階層2」を固定するメニュー「固定」が追加されている。
【0025】
アドレスバー制御部1002は、情報処理装置のユーザインタフェースを介してメニュー6001が押されたことに応じて、ユーザからの「階層2」に対する固定指示を、ユーザ操作入力部1001を通じて受け取る。アドレスバー制御部1002は、受け取った「階層2」と固定指示を、アドレスバー作成部1003を通じて表示対象階層DB制御部1004へ通知する。
【0026】
階層の固定指示を受け取った表示対象階層DB制御部1004は、図13のフローに従って表示対象階層データベース1005に「階層2」が固定対象であることを格納する。ステップ13001において、表示対象階層DB制御部1004は、固定指示のあったフォルダ「階層2」を取得する。次にステップ13002において表示対象階層DB制御部1004は、固定指示のあったフォルダが既に固定対象のフォルダとして登録済みのフォルダかどうか判断する。既に固定対象として登録済みのフォルダであると判断された場合は、表示対象階層DB制御部1004は何もせずに登録処理を終了する。固定対象として登録済みのフォルダでないと判断された場合は、ステップ13003において、表示対象階層DB制御部1004は、表示対象階層データベース1005に「階層2」を固定対象のフォルダとして登録する。
【0027】
<固定された階層の表示>
図7、及び図8を用いて、本実施例におけるアドレスバーの階層固定表示方法を説明する。アドレスバー7000はナビゲーションシステム1000におけるアドレスバーであり、アドレスバー6000にて特定階層の固定指示が行われた後に、さらに下位の階層、「階層5」、「階層6」と移動した場合の表示である。
【0028】
ナビゲーションシステム1000において階層の移動が指示された場合、アドレスバー作成部1003において、図8のフローチャートに従って表示するアドレスバーの生成が行われる。
【0029】
ステップ8001において、アドレスバー作成部1003は、階層の移動の指示に基づいて、移動先の階層のフォルダ名を取得する。例えば、「階層6」への移動が指示された場合、「階層6」というフォルダ名が取得される。
【0030】
ステップ8002において、アドレスバー作成部1003は、アドレスバーの表示に、ステップ8001にて取得したフォルダ名を追加する。ステップ8003において、アドレスバー作成部1003は、フォルダ名が追加されたことにより、生成されたアドレスバーがアドレスバーの表示領域に収まるか否かを判断する。アドレスバーの表示領域に収まると判断された場合は、生成されたアドレスバーを、アドレスバー制御部1002を通じてアドレスバー表示制御部1006に通知し、情報処理装置のユーザインタフェースに表示させるよう制御する。一方、アドレスバーの表示領域に収まらないと判断された場合は、ステップ8004に移行する。
【0031】
ステップ8004からステップ8007にかけて、最上位の階層から、アドレスバーの表示が表示領域に収まりきるまで、繰り返し階層の省略処理が行われる。ステップ8004にて、アドレスバー作成部1003は、最上位の階層を処理対象階層として取得する。ステップ8005において、アドレスバー作成部1003は、処理対象階層が固定指示されている階層か否かを判断する。ここで、固定指示されている階層であると判断された場合は、ステップ8007に移行し、固定指示されていない階層であると判断された場合は、ステップ8006に移行する。
【0032】
ステップ8006において、アドレスバー作成部1003は、処理対象階層のフォルダ名の表示をアドレスバーの表示から削除し、階層の表示を省略する。ステップ8007にて、アドレスバー作成部1003は、アドレスバーの表示領域に収まるまで、ステップ8004からの処理を繰り返す。収まった場合、アドレスバー作成部1003は、生成されたアドレスバーを、アドレスバー制御部1002を通じてアドレスバー表示制御部1006に通知し、情報処理装置のユーザインタフェースに表示させるよう制御する。
【0033】
例えば、「階層1−階層2−階層3−階層4−階層5−階層6」という階層構造で、階層2が固定されている例では、ステップ8004にてもっとも上位階層である階層1が処理対象階層として取得される。そして、階層1は固定指示されていないため、アドレスバーでの表示は省略される。次に階層2が処理対象階層として取得されるが、階層2は固定指示がされているため、そのまま表示される。次に、階層3、階層4が順次処理対象階層として取得され、階層1と同様省略される。ここで、ステップ8007にてアドレスバーの表示領域に収まると判定され、生成されたアドレスバーがユーザインタフェースに表示される。図7では、階層1の表示が上位層の省略記号7001で省略され、階層3、階層4の表示が中間層の省略記号7002で省略された状態のアドレスバーが使用されている。
【0034】
尚、ステップ8004では、全ての階層の最上位階層を取得するのではなく、現在アドレスバーに表示されている階層のうち、最上位階層を取得する構成であってもかまわない。
【0035】
既存技術で同様の階層移動を行った場合は、上位から順に省略されるために図9のような状態となる。この状態でユーザが階層2の子階層「階層3−1」に移動したい場合、一端アドレスバーの省略記号9001をクリックして「階層2」を表示したのち、階層の子階層の一覧4001をクリックして「階層3−1」へ移動しなければならない。
【0036】
一方、本実施例によれば、「階層2」が固定されているため、「階層6」を表示している場合でも「階層2」の階層の子階層の一覧6001を直接開くことが可能で、所望する階層への移動にかかる負荷を低減することができる。
【実施例2】
【0037】
<概要>
本実施例にかかるナビゲーションシステムは、実施例1において表示を固定する階層が指示された場合、上位に既に固定済みの階層があればその上位階層の固定を解除するものである。尚、システム構成は実施例1と同じであるため、説明は省略する。また、処理の説明においても実施例1と同様の処理については同様の付番を用いて説明を省略する。
【0038】
<固定された階層の表示>
図10、図11、図12を用いて、本実施例におけるアドレスバーの階層固定表示方法を説明する。図11は、本実施例における、アドレスバーの生成処理のフローチャートである。尚、図8との差異であるステップ11001及びステップ11002の部分についてのみ説明を行う。
【0039】
ステップ8005において、固定指示されている階層であると判断されると、ステップ11001に移行する。ステップ11001において、アドレスバー作成部1003は、処理対象階層よりも上位に固定指示されている階層があるかどうかを判断する。ここで、上位に固定指示されている階層があると判断された場合は、ステップ11002に移行し、上位に固定指示されている階層がないと判断された場合は、ステップ8007に移行する。
【0040】
ステップ11002において、アドレスバー作成部1003は、上位の固定指示されている階層のフォルダ名の表示をアドレスバーの表示から削除し、階層の表示を省略する。
【0041】
以上の処理を行うことで、図10のアドレスバーにおいて、階層5を固定したのち、階層を階層7、階層8と順に下位階層に移動することで、図12のようなアドレスバーが情報処理装置のユーザインタフェースに表示されることとなる。
【0042】
図10の10000はナビゲーションシステム1000にて表示されるアドレスバーであり、「階層2」に固定表示の指示を行った後、さらに下位の階層、「階層5」、「階層6」と移動した場合の表示である。ユーザはこの状況で、固定を指示するメニュー10001をクリックすることで、「階層5」を固定表示することを指示する。「階層5」を固定表示指示する場合のフローは、実施例1の特定階層の固定指示のフローと同じである。その後、「階層7」、「階層8」と移動すると。図11にて説明した処理により図12に示されるアドレスバー12000が表示される。図12には、固定指示されていた「階層2」の表示が省略され、階層5が固定表示されたアドレスバー12000が示されている。
【0043】
既存技術で同様の階層移動を行った場合は、上位から順に省略されるために図9のような状態となる。この状態でユーザが階層2の子階層「階層3−1」に移動したい場合、一端アドレスバーの省略記号9001をクリックして「階層2」を表示したのち、階層の子階層の一覧4001をクリックして「階層3−1」へ移動しなければならない。
【0044】
本実施例によれば、複数の階層「階層2」、「階層5」が固定されていても、より現在の階層に近い「階層5」だけを固定表示することができ、限られたアドレスバーの表示領域の中でユーザにとって必要な階層のみを表示することができる。
【0045】
以上、本発明の実施例について具体例を挙げて説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではない。また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【符号の説明】
【0046】
1001 ユーザ操作入力部
1002 アドレスバー制御部
1003 アドレスバー作成部
1004 表示対象階層DB制御部
1005 アドレスバー表示制御部
【技術分野】
【0001】
本発明は多階層からなるナビゲーションシステムにおいてアドレスバーを利用して階層を表示する、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、アプリケーションのWeb化が進み、ユーザビリティの向上を目的とした機能の向上は、従来とは異なる傾向を呈している。例えば多階層をナビゲーションするシステムにおいては、従来の複数のナビゲーションシステムを同時に使用して複数の階層を操作する方法よりも、一つのナビゲーションシステム内でより容易に階層を移動する方法が求められている。
【0003】
一例として従来技術には、1階層上の項目を同時に表示して、1つ上の階層だけではなく1つ上の階層の並列する階層へ直接移動できるメニューシステムがある。(特許文献1参照)。それによって従来では2ステップ必要だった階層間の移動を1ステップで行えるようし、操作性を向上させている。また、アドレスバーに表示される各階層をボタン化し、上位階層への直接移動や各階層の子階層への移動を容易にする技術も存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−214905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし従来技術においては、アドレスバーやメニューを表示する領域に限りがあるため、深い階層へ移動していくと上位の階層から省略表示されてしまう。また各階層の名称が長くなると浅い階層であっても上位の階層がすぐ省略表示されてしまう。そのため所望する操作対象の階層が省略表示されてしまい、直接操作できないという問題点があった。
【0006】
本発明では、上記課題を鑑み、所望する階層を常にアドレスバーに表示することが可能とし、深い階層や名称が長い階層で操作を行っていた場合であっても、所望する階層のユーザによる直接操作を可能とする情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するために、管理されている複数の階層のうち少なくとも現在の階層及び該現在の階層の上位階層を含むアドレスバーを表示し、前記アドレスバーを介して指定された階層に移動可能である情報処理装置であって、前記アドレスバーにおける任意の階層の表示を固定する固定指示を行う指示手段と、階層の移動により、前記アドレスバーの表示領域に最上位階層から移動先の階層までに含まれる複数の階層が収まらない場合に、上位の階層の表示を省略する省略手段とを有し、前記省略手段は、前記固定指示が指示された階層の表示を省略しないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、ユーザは操作を所望する階層を常にアドレスバーに表示することが可能となり、深い階層や名称が長い階層で操作を行っていた場合であっても、所望する階層を直接操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施例に適用される情報処理装置の構成を示す図。
【図2】一般的なナビゲーションシステムの外観図の一例を示す図。
【図3】図2のアドレスバーの詳細図。
【図4】階層の操作メニューを表示するためのボタンの一例を示す図。
【図5】アドレスバーの上位階層の省略表示の一例を示す図。
【図6】アドレスバーの階層固定指示メニューの一例を示す図。
【図7】固定表示された階層を含む、アドレスバーの省略表示例。
【図8】固定表示された階層を含む、表示用アドレスバーの生成処理のフローチャート。
【図9】アドレスバーの上位階層の省略表示の一例を示す図。
【図10】アドレスバーの階層固定指示メニューの一例を示す図。
【図11】複数の固定表示された階層を含む、表示用アドレスバーの生成処理のフローチャート。
【図12】複数の固定表示された階層を含む、アドレスバーの省略表示例。
【図13】固定指示のあったフォルダを固定対象フォルダとして登録するときのフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
【実施例1】
【0011】
<概要>
本実施例にかかる情報処理装置が提供するナビゲーションシステムは、アドレスバー上に特定の階層を固定し、常に表示し続けるものである。
【0012】
<システム構成>
図1は本実施例に適用される情報処理装置の提供するナビゲーションシステムの構成を表した図である。本システムはCPU、RAM、ROM、HDD等から構成されるPC等の情報処理装置に提供される。尚、後述するフローチャートで示す手順は、情報処理装置のCPUが、情報処理装置のRAM、ROM、HDDのいずれかの記憶手段に記憶されさている制御プログラムを実行し、ナビゲーションシステム1000の各構成を制御することで実行される。
【0013】
ユーザ操作入力部1001は、ユーザからのUIを通した入力を受け取り、アドレスバー制御部1002にユーザ操作の内容を伝える。アドレスバー制御部1002は、ユーザ操作入力部1001から受け取ったユーザ操作に基づいて、アドレスバー作成部1003に作成するアドレスバーを通知する。また、アドレスバー制御部1002は、出来上がったアドレスバーを、アドレスバー表示制御部1006を通じてユーザに表示する。
【0014】
アドレスバー作成部1003は、アドレスバー制御部1002の指示に従い、表示対象階層DB制御部1004の情報をもとにアドレスバーを生成する。表示対象階層DB制御部1004は、表示対象階層データベース1005とやり取りを行い、アドレスバーに固定する階層の情報の入出力を行う。
【0015】
表示対象階層データベース1005は、表示対象階層DB制御部1004の指示に従いアドレスバーに固定する階層情報の格納・提供を行う。アドレスバー表示制御部1006で、アドレスバー制御部1002の指示に従い、アドレスバー作成部1003にて作成されたアドレスバーを情報処理装置のユーザインタフェース上に表示する。
【0016】
<ナビゲーションシステムの構成>
図2乃至図5を用いて、一般的なナビゲーションシステムの仕組みを説明する。図2は本発明の前提となる、一般的なナビゲーションシステムの外観例である。
【0017】
移動ボタン2001は、直前に表示していた階層への移動を指示するためのボタンである。アドレスバー2002は、ナビゲーションシステムにより管理されている複数の階層のうち、上位階層から現在の階層までの各階層を表示するための領域である。またアドレスバー2002は、階層間の移動機能を備えており、指定された階層に移動可能である。アドレスバー2002の機能詳細については、図3から図5を用いて説明する。
【0018】
ツリービュー表示エリア2003は、システム内の全ての階層構造を、ツリー構造を使用して表示する領域である。コンテンツ表示エリア2004は、アドレスバー2002、またはツリービュー表示エリア2003で選択された階層内のアイテムを表示するエリアである。
【0019】
図3は、アドレスバー2002の詳細を示す図である。アドレスバー2000は、各階層を表示する階層表示エリア3001と、各階層の操作メニューを表示するためのボタン3002からなる。階層表示エリア3001は、ボタンとしての機能も兼ね備え、階層表示エリア3001のクリックにより、コンテンツ表示エリア2004の表示をクリックされた階層の内容に変更することができる。
【0020】
図4は、階層の操作メニューを表示するためのボタン3002の詳細を示す図である。ボタン3002をクリックすると、ボタンに関連する階層(図4では階層2)の子階層の一覧4001が表示される。一覧4001はボタンとしての機能も兼ね備え、子階層の一覧4001の任意の項目をクリックすることでコンテンツ表示エリア2004の表示をクリックされた階層の内容に変更することができる。
【0021】
図5は、アドレスバー2002の省略表示を示す図である。下位の階層へと移動するにつれてアドレスバーに表示すべき階層が長くなり、アドレスバーの幅を超えるとアドレスバーに省略記号5001を表示し、表示しきれなくなった階層の表示を省略する。
【0022】
次に、本実施例における、処理の流れを説明する。
【0023】
<特定階層の固定指示>
図6、図13を用いて、本実施例におけるアドレスバーでの表示を固定する階層の指示方法を説明する。
【0024】
アドレスバー6000は、本実施例においてナビゲーションシステム1000により情報処理装置のユーザインタフェースに表示されるアドレスバーである。本実施例においては、各階層の操作メニューを表示するためのボタン3002を押下することで表示される子階層の一覧4001に固定を指示するメニュー6001を追加する。図6の例では、「階層2」を固定するメニュー「固定」が追加されている。
【0025】
アドレスバー制御部1002は、情報処理装置のユーザインタフェースを介してメニュー6001が押されたことに応じて、ユーザからの「階層2」に対する固定指示を、ユーザ操作入力部1001を通じて受け取る。アドレスバー制御部1002は、受け取った「階層2」と固定指示を、アドレスバー作成部1003を通じて表示対象階層DB制御部1004へ通知する。
【0026】
階層の固定指示を受け取った表示対象階層DB制御部1004は、図13のフローに従って表示対象階層データベース1005に「階層2」が固定対象であることを格納する。ステップ13001において、表示対象階層DB制御部1004は、固定指示のあったフォルダ「階層2」を取得する。次にステップ13002において表示対象階層DB制御部1004は、固定指示のあったフォルダが既に固定対象のフォルダとして登録済みのフォルダかどうか判断する。既に固定対象として登録済みのフォルダであると判断された場合は、表示対象階層DB制御部1004は何もせずに登録処理を終了する。固定対象として登録済みのフォルダでないと判断された場合は、ステップ13003において、表示対象階層DB制御部1004は、表示対象階層データベース1005に「階層2」を固定対象のフォルダとして登録する。
【0027】
<固定された階層の表示>
図7、及び図8を用いて、本実施例におけるアドレスバーの階層固定表示方法を説明する。アドレスバー7000はナビゲーションシステム1000におけるアドレスバーであり、アドレスバー6000にて特定階層の固定指示が行われた後に、さらに下位の階層、「階層5」、「階層6」と移動した場合の表示である。
【0028】
ナビゲーションシステム1000において階層の移動が指示された場合、アドレスバー作成部1003において、図8のフローチャートに従って表示するアドレスバーの生成が行われる。
【0029】
ステップ8001において、アドレスバー作成部1003は、階層の移動の指示に基づいて、移動先の階層のフォルダ名を取得する。例えば、「階層6」への移動が指示された場合、「階層6」というフォルダ名が取得される。
【0030】
ステップ8002において、アドレスバー作成部1003は、アドレスバーの表示に、ステップ8001にて取得したフォルダ名を追加する。ステップ8003において、アドレスバー作成部1003は、フォルダ名が追加されたことにより、生成されたアドレスバーがアドレスバーの表示領域に収まるか否かを判断する。アドレスバーの表示領域に収まると判断された場合は、生成されたアドレスバーを、アドレスバー制御部1002を通じてアドレスバー表示制御部1006に通知し、情報処理装置のユーザインタフェースに表示させるよう制御する。一方、アドレスバーの表示領域に収まらないと判断された場合は、ステップ8004に移行する。
【0031】
ステップ8004からステップ8007にかけて、最上位の階層から、アドレスバーの表示が表示領域に収まりきるまで、繰り返し階層の省略処理が行われる。ステップ8004にて、アドレスバー作成部1003は、最上位の階層を処理対象階層として取得する。ステップ8005において、アドレスバー作成部1003は、処理対象階層が固定指示されている階層か否かを判断する。ここで、固定指示されている階層であると判断された場合は、ステップ8007に移行し、固定指示されていない階層であると判断された場合は、ステップ8006に移行する。
【0032】
ステップ8006において、アドレスバー作成部1003は、処理対象階層のフォルダ名の表示をアドレスバーの表示から削除し、階層の表示を省略する。ステップ8007にて、アドレスバー作成部1003は、アドレスバーの表示領域に収まるまで、ステップ8004からの処理を繰り返す。収まった場合、アドレスバー作成部1003は、生成されたアドレスバーを、アドレスバー制御部1002を通じてアドレスバー表示制御部1006に通知し、情報処理装置のユーザインタフェースに表示させるよう制御する。
【0033】
例えば、「階層1−階層2−階層3−階層4−階層5−階層6」という階層構造で、階層2が固定されている例では、ステップ8004にてもっとも上位階層である階層1が処理対象階層として取得される。そして、階層1は固定指示されていないため、アドレスバーでの表示は省略される。次に階層2が処理対象階層として取得されるが、階層2は固定指示がされているため、そのまま表示される。次に、階層3、階層4が順次処理対象階層として取得され、階層1と同様省略される。ここで、ステップ8007にてアドレスバーの表示領域に収まると判定され、生成されたアドレスバーがユーザインタフェースに表示される。図7では、階層1の表示が上位層の省略記号7001で省略され、階層3、階層4の表示が中間層の省略記号7002で省略された状態のアドレスバーが使用されている。
【0034】
尚、ステップ8004では、全ての階層の最上位階層を取得するのではなく、現在アドレスバーに表示されている階層のうち、最上位階層を取得する構成であってもかまわない。
【0035】
既存技術で同様の階層移動を行った場合は、上位から順に省略されるために図9のような状態となる。この状態でユーザが階層2の子階層「階層3−1」に移動したい場合、一端アドレスバーの省略記号9001をクリックして「階層2」を表示したのち、階層の子階層の一覧4001をクリックして「階層3−1」へ移動しなければならない。
【0036】
一方、本実施例によれば、「階層2」が固定されているため、「階層6」を表示している場合でも「階層2」の階層の子階層の一覧6001を直接開くことが可能で、所望する階層への移動にかかる負荷を低減することができる。
【実施例2】
【0037】
<概要>
本実施例にかかるナビゲーションシステムは、実施例1において表示を固定する階層が指示された場合、上位に既に固定済みの階層があればその上位階層の固定を解除するものである。尚、システム構成は実施例1と同じであるため、説明は省略する。また、処理の説明においても実施例1と同様の処理については同様の付番を用いて説明を省略する。
【0038】
<固定された階層の表示>
図10、図11、図12を用いて、本実施例におけるアドレスバーの階層固定表示方法を説明する。図11は、本実施例における、アドレスバーの生成処理のフローチャートである。尚、図8との差異であるステップ11001及びステップ11002の部分についてのみ説明を行う。
【0039】
ステップ8005において、固定指示されている階層であると判断されると、ステップ11001に移行する。ステップ11001において、アドレスバー作成部1003は、処理対象階層よりも上位に固定指示されている階層があるかどうかを判断する。ここで、上位に固定指示されている階層があると判断された場合は、ステップ11002に移行し、上位に固定指示されている階層がないと判断された場合は、ステップ8007に移行する。
【0040】
ステップ11002において、アドレスバー作成部1003は、上位の固定指示されている階層のフォルダ名の表示をアドレスバーの表示から削除し、階層の表示を省略する。
【0041】
以上の処理を行うことで、図10のアドレスバーにおいて、階層5を固定したのち、階層を階層7、階層8と順に下位階層に移動することで、図12のようなアドレスバーが情報処理装置のユーザインタフェースに表示されることとなる。
【0042】
図10の10000はナビゲーションシステム1000にて表示されるアドレスバーであり、「階層2」に固定表示の指示を行った後、さらに下位の階層、「階層5」、「階層6」と移動した場合の表示である。ユーザはこの状況で、固定を指示するメニュー10001をクリックすることで、「階層5」を固定表示することを指示する。「階層5」を固定表示指示する場合のフローは、実施例1の特定階層の固定指示のフローと同じである。その後、「階層7」、「階層8」と移動すると。図11にて説明した処理により図12に示されるアドレスバー12000が表示される。図12には、固定指示されていた「階層2」の表示が省略され、階層5が固定表示されたアドレスバー12000が示されている。
【0043】
既存技術で同様の階層移動を行った場合は、上位から順に省略されるために図9のような状態となる。この状態でユーザが階層2の子階層「階層3−1」に移動したい場合、一端アドレスバーの省略記号9001をクリックして「階層2」を表示したのち、階層の子階層の一覧4001をクリックして「階層3−1」へ移動しなければならない。
【0044】
本実施例によれば、複数の階層「階層2」、「階層5」が固定されていても、より現在の階層に近い「階層5」だけを固定表示することができ、限られたアドレスバーの表示領域の中でユーザにとって必要な階層のみを表示することができる。
【0045】
以上、本発明の実施例について具体例を挙げて説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではない。また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【符号の説明】
【0046】
1001 ユーザ操作入力部
1002 アドレスバー制御部
1003 アドレスバー作成部
1004 表示対象階層DB制御部
1005 アドレスバー表示制御部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理されている複数の階層のうち少なくとも現在の階層及び該現在の階層の上位階層を含むアドレスバーを表示し、前記アドレスバーを介して指定された階層に移動可能である情報処理装置であって、
前記アドレスバーにおける任意の階層の表示を固定する固定指示を行う指示手段と、
階層の移動により、前記アドレスバーの表示領域に最上位階層から移動先の階層までに含まれる複数の階層が収まらない場合に、上位の階層の表示を省略する省略手段とを有し、
前記省略手段は、前記固定指示が指示された階層の表示を省略しないことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記省略手段は、前記指示手段により複数の階層に対して固定指示が指示されている場合に、固定指示されている複数の階層のうち、上位階層のアドレスバーにおける表示を省略することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
管理されている複数の階層のうち少なくとも現在の階層及び該現在の階層の上位階層を含むアドレスバーを表示し、前記アドレスバーを介して指定された階層に移動可能である情報処理装置の制御方法であって、
前記アドレスバーにおける任意の階層の表示を固定する固定指示を行う指示工程と、
階層の移動により、前記アドレスバーの表示領域に最上位階層から移動先の階層までに含まれる複数の階層が収まらない場合に、上位の階層の表示を省略する省略工程とを有し、
前記省略工程では、前記固定指示が指示された階層の表示を省略しないことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項4】
前記省略工程は、前記指示工程において複数の階層に対して固定指示が指示されている場合に、固定指示されている複数の階層のうち、上位階層のアドレスバーにおける表示を省略することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置の制御方法。
【請求項5】
請求項3または4いずれかに記載の情報処理装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項1】
管理されている複数の階層のうち少なくとも現在の階層及び該現在の階層の上位階層を含むアドレスバーを表示し、前記アドレスバーを介して指定された階層に移動可能である情報処理装置であって、
前記アドレスバーにおける任意の階層の表示を固定する固定指示を行う指示手段と、
階層の移動により、前記アドレスバーの表示領域に最上位階層から移動先の階層までに含まれる複数の階層が収まらない場合に、上位の階層の表示を省略する省略手段とを有し、
前記省略手段は、前記固定指示が指示された階層の表示を省略しないことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記省略手段は、前記指示手段により複数の階層に対して固定指示が指示されている場合に、固定指示されている複数の階層のうち、上位階層のアドレスバーにおける表示を省略することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
管理されている複数の階層のうち少なくとも現在の階層及び該現在の階層の上位階層を含むアドレスバーを表示し、前記アドレスバーを介して指定された階層に移動可能である情報処理装置の制御方法であって、
前記アドレスバーにおける任意の階層の表示を固定する固定指示を行う指示工程と、
階層の移動により、前記アドレスバーの表示領域に最上位階層から移動先の階層までに含まれる複数の階層が収まらない場合に、上位の階層の表示を省略する省略工程とを有し、
前記省略工程では、前記固定指示が指示された階層の表示を省略しないことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項4】
前記省略工程は、前記指示工程において複数の階層に対して固定指示が指示されている場合に、固定指示されている複数の階層のうち、上位階層のアドレスバーにおける表示を省略することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置の制御方法。
【請求項5】
請求項3または4いずれかに記載の情報処理装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2012−93988(P2012−93988A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−241204(P2010−241204)
【出願日】平成22年10月27日(2010.10.27)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年10月27日(2010.10.27)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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