情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム

【課題】インターネットを利用した商品の販売について、商品を販売する主体が、商品を販売する機会を拡充できるようにする。
【解決手段】サービス提供サーバー10は、装置からの所定のWebページへのアクセスに応じて、当該装置の表示部において当該Webページが表示される表示領域とは独立した表示領域に電子ショッピングカートを表示させるカート表示部99と、電子ショッピングカートを利用して購入可能な商品を管理する商品管理部81と、電子ショッピングカートに1の商品が入れられた場合、商品管理部81が管理する商品のうち、当該1の商品と関連する商品を選択し、選択した商品の情報を電子ショッピングカートが表示された表示領域内に表示させる関連商品選択部94と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示部を有する装置にネットワークを介して接続された情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、情報処理装置を制御するためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネット上に仮想的に構築されたショッピングモールである電子モールが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−230365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、電子モール等のインターネットを利用した商品の売買システムを利用して商品を販売する主体には、できるだけ商品を販売する機会を拡充したいとするニーズがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、インターネットを利用した商品の売買に係るシステムにおいて、商品を販売する機会を拡充したいという商品を販売する側のニーズに適切に応えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、表示部を有する装置にネットワークを介して接続され、前記装置からの所定のWebページへのアクセスに応じて、前記装置の前記表示部において当該Webページが表示される表示領域とは独立した表示領域に電子ショッピングカートを表示させるカート表示部と、前記電子ショッピングカートを利用して購入可能な商品であって、異なる複数の主体が販売する商品を管理する商品管理部と、前記電子ショッピングカートに1の商品が入れられた場合、当該1の商品を販売する主体と、当該1の商品と関連する商品を販売する主体とが同一か否かにかかわらず、前記商品管理部が管理する商品の中から当該1の商品と関連する商品を選択し、選択した商品の情報を前記電子ショッピングカートが表示された表示領域内に表示させる関連商品選択部と、を備えることを特徴とする。
【0006】
また、本発明は、前記装置からの所定のWebページへのアクセスに応じて前記表示部に前記電子ショッピングカートが表示された後、前記電子ショッピングカートは、当該Webページの変移にかかわらず、当該Webページとは異なるWebページにおいて販売される商品を入れることができる状態で、前記表示部に継続して表示されることを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、前記商品管理部は、それぞれ個別に商品販売用のWebページを開設している、異なる主体が販売する商品を、統括的に管理し、前記関連商品選択部は、前記電子ショッピングカートに1の商品が入れられた場合、当該1の商品を販売する主体と、当該1の商品と関連する商品を販売する主体とが同一か否かにかかわらず、前記商品管理部が管理する商品の中から当該1の商品と関連する商品を選択し、選択した商品の情報を前記電子ショッピングカートが表示された表示領域内に表示させること、を特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記関連商品選択部は、前記電子ショッピングカートに1の商品が入れられた場合、当該1の商品と同時に購入される可能性がある他の商品を、当該1の商品と関連する商品として選択することを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、前記関連商品選択部は、前記電子ショッピングカートに1の商品が入れられた場合、過去の前記電子ショッピングカートを利用した商品の購入の実態から、当該1の商品と同時に購入される傾向がある他の商品を特定し、特定した商品を、当該1の商品と関連する商品として選択することを特徴とする。
【0010】
また、上記目的を達成するために、本発明は、表示部を有する装置にネットワークを介して接続された情報処理装置の制御方法であって、電子ショッピングカートを利用して購入可能な商品であって、異なる複数の主体が販売する商品を管理すると共に、前記装置からの所定のWebページへのアクセスに応じて、前記装置の前記表示部において当該Webページが表示される表示領域とは独立した表示領域に前記電子ショッピングカートを表示し、前記電子ショッピングカートに1の商品が入れられた場合、当該1の商品を販売する主体と、当該1の商品と関連する商品を販売する主体とが同一か否かにかかわらず、管理する商品の中から当該1の商品と関連する商品を選択し、選択した商品の情報を前記電子ショッピングカートが表示された表示領域内に表示することを特徴とする。
【0011】
また、上記目的を達成するために、本発明は、表示部を有する装置にネットワークを介して接続された情報処理装置を制御するコンピューターにより実行されるプログラムであって、前記コンピューターを、前記装置からの所定のWebページへのアクセスに応じて、前記装置の前記表示部において当該Webページが表示される表示領域とは独立した表示領域に電子ショッピングカートを表示させるカート表示部と、前記電子ショッピングカートを利用して購入可能な商品であって、異なる複数の主体が販売する商品を管理する商品管理部と、前記電子ショッピングカートに1の商品が入れられた場合、当該1の商品を販売する主体と、当該1の商品と関連する商品を販売する主体とが同一か否かにかかわらず、前記商品管理部が管理する商品の中から当該1の商品と関連する商品を選択し、選択した商品の情報を前記電子ショッピングカートが表示された表示領域内に表示させる関連商品選択部と、として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、商品を販売する機会を拡充するという商品を販売する側のニーズに適切に応えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】クロスセールシステムの構成を示す図である。
【図2】サービス提供サーバーの機能的構成を示すブロック図である。
【図3】ジュース販売ページ、及び、電子ショッピングカートを示す図である。
【図4】電子ショッピングカートを示す図である。
【図5】酒販売ページ、及び、電子ショッピングカートを示す図である。
【図6】(A)は電子ショッピングカートを、(B)は購入者情報入力ページを、(C)は内容確認ページをそれぞれ示す図である。
【図7】会社情報入力ページを示す図である。
【図8】(A)は会社DBのデータ構造を、(B)は商品DBのデータ構造を、(C)は商品属性DBのデータ構造を、(D)は在庫DBのデータ構造をそれぞれ示す図である。
【図9】商品登録ページを示す図である。
【図10】関連性データを示す図である。
【図11】<具体例>におけるサービス提供サーバー、その他の装置の動作を示すフローチャートである。
【図12】選択処理の詳細を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るクロスセールシステム1の構成を示す図である。
図1に示すように、クロスセールシステム1は、サービス提供サーバー10(情報処理装置)を備えている。
サービス提供サーバー10は、サービス提供会社11が開発、保守、運営するサーバーである。サービス提供会社11は、後述するクロスセールサービスを提供する主体である。後に詳述するクロスセールサービスは、サービス提供サーバー10の機能により実現される。
サービス提供サーバー10は、インターネット12に接続されており、このインターネット12を介して、後述するジュース販売会社サーバー13や、酒販売会社サーバー14等のサーバー装置と通信可能である。
サービス提供サーバー10と、他のサーバー装置との間では、所定の暗号化プロトコルに準じた通信や、仮想専用線等の既存の技術によりセキュアな通信が実現されている。サービス提供サーバー10と、他のサーバー装置(例えばジュース販売会社サーバー13)との間を専用線で接続し、当該専用線を介してこれら装置間で通信するようにしてもよいことは勿論である。
【0015】
図1に示すように、インターネット12には、個人端末15(装置)、ジュース販売会社サーバー13、酒販売会社サーバー14、及び、クレジットカードシステム17が接続されている。
【0016】
個人端末15は、個人である閲覧者P1が所有するパーソナルコンピューターであり、インターネット12に接続可能に構成されると共に、少なくともWebページを表示可能な表示パネル20と、マウスやキーボード等の入力デバイス21と、を備えている。
なお、図1の個人端末15は、インターネット12に無数に接続された端末のうちの1台を例示的に示すものであり、本実施形態の例ではパーソナルコンピューターの形態であるが、インターネット12に接続可能に構成されており、かつ、所定のブラウザーがインストールされ、Webページを表示可能な端末であれば、その形態を問わない。例えば、携帯電話や、インターネット12に接続可能なゲーム機等であってもよい。
【0017】
ジュース販売会社サーバー13は、ジュースを販売するジュース販売会社26が管理するサーバーである。このジュース販売会社26は、少なくとも、ジュースJ1、及び、ジュースJ2の2種類のジュースを販売しており、ジュース販売会社サーバー13上に、当該2種類のジュースを販売するための専用のWebサイト(以下、「ジュース販売サイト」という。)を開設している。
上述した個人端末15を所有する閲覧者P1は、ジュース販売サイトのURLを把握しており、個人端末15からジュース販売サイトにアクセスし、ジュース販売サイトのWebページであるジュース販売ページ27(図3参照)を表示パネル20に表示させることが可能である。
【0018】
酒販売会社サーバー14は、酒を販売する酒販売会社28が管理するサーバーである。この酒販売会社28は、少なくとも、酒S1、及び、酒S2の2種類の酒を販売しており、酒販売会社サーバー14上に、当該2種類の酒を販売するための専用のWebサイト(以下、「酒販売サイト」という。)を開設している。
酒販売会社28は、上述したジュース販売会社26とは、何ら関係のない会社であり、従って、これら会社の間で、ジュース販売サイトと、酒販売サイトとの間でのデータの送受信を前提とした取り決め(送受信するデータのフォーマットや、プロトコル等に関する取り決め)は、何ら行われていない。
上述した個人端末15を所有する閲覧者P1は、酒販売サイトのURLを把握しておらず、従って、意図して、酒販売サイトにアクセスし、酒販売サイトのWebページである酒販売ページ29(図5参照)を表示パネル20に表示させることはできない。
【0019】
クレジットカードシステム17は、クレジットカードの発行会社や、クレジットカードの加盟店を管理する加盟店管理会社によって提供されるシステムのことであり、少なくとも、クレジットカードを利用した決済機能と、クレジットカード番号やその他の情報に基づいて本人確認及び信用照会を実行する機能と、を有している。
【0020】
また、図1に示すように、本実施形態の例では、ジュース販売会社26、及び、酒販売会社28とは別に、お茶販売会社30が存在している。
このお茶販売会社30は、少なくとも、お茶T1、及び、お茶T2の2種類のお茶を販売している。そして、お茶販売会社30は、上述したジュース販売会社26、及び、酒販売会社28と異なり、サーバーを所有しておらず、かつ、お茶の販売に係るサイトを何ら開設していない。つまり、お茶販売会社30は、お茶T1、お茶T2という商品を業として販売する一方、インターネット12を利用した販売手段を持たない会社である。
【0021】
図2は、サービス提供サーバー10の機能的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、サービス提供サーバー10は、制御部33と、表示部34と、入力部35と、記憶部36と、インターフェイス部37と、を備えている。
制御部33は、サービス提供サーバー10の各部を中枢的に制御するものであり、演算実行部としてのCPUや、このCPUに実行される各種プログラムを不揮発的に記憶するROM、CPUに実行されるプログラムやこのプログラムに係るデータ等を一時的に記憶するRAM、その他の周辺回路等を備えている。制御部33が備える各機能ブロックについては後述する。これら機能ブロックのそれぞれは、CPUがプログラムを実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
表示部34は、液晶表示パネル等の表示パネルを備え、制御部33の制御の下、表示パネルに各種情報を表示する。
入力部35は、所定の入力デバイスに接続され、入力デバイスに対する操作を検出し、制御部33に出力する。
記憶部36は、ハードディスク等の不揮発性の記憶装置を備え、各種データを書き換え可能に記憶する。記憶部36に記憶された各データについては後述する。
インターフェイス部37は、制御部33の制御の下、インターネット12を介して、各種装置と通信規格に準拠した通信を行う。
なお、サービス提供サーバー10の構成は、図2に示すものに限らず、例えば、複数のサーバー装置が連係した構成であってもよく、また、集中型システム、分散型システムの一部の機能であってもよい。すなわち、後述するクロスセールサービスに係る各種機能を実現可能な構成であれば、その形態を問わない。
【0022】
次いで、クロスセールサービスについて詳述する。
以下、まず、クロスセールサービスの概要について具体例を挙げて説明し、その次に、クロスセールサービスがサービス提供サーバー10の機能によりどのようにして実現されているのかを詳細に説明する。
【0023】
まず、クロスセールサービスの概要について、具体例を挙げて説明する。
【0024】
<クロスセールサービスの具体例>
図3は、閲覧者P1が個人端末15を利用してジュース販売サイトにアクセスし、ブラウザーの機能により、ジュース販売ページ27が、個人端末15の表示パネル20のウインドウに表示されている様子を示す図である。説明の便宜のため、以下、ジュース販売ページ27が表示されているウインドウのことを、単に、ジュース販売ページ27と表現する。
上述したように、ジュース販売ページ27は、ジュース販売会社26が、ジュースJ1と、ジュースJ2とを販売するために開設したページである。
図3に示すように、ジュース販売ページ27には、ジュース商品表示エリア40が形成され、このジュース商品表示エリア40には、商品としてのジュースJ1を紹介するジュースJ1紹介エリア41と、ジュースJ2を紹介するジュースJ2紹介エリア42とが形成されている。
ジュースJ1紹介エリア41について詳述すると、当該エリアでは、ジュースJ1の商品画像43J1が表示され、その右側には、ジュースJ1の名称、価格、及び、ジュースJ1を紹介する文章を含む商品情報44J1が表示されている。さらに、商品画像43J1の下には、購入を検討している商品として、ジュースJ1の情報を後述するカート専用ウインドウ45に表示された電子ショッピングカート46の検討商品一覧エリア47に表示させるためのカートボタン48J1が表示されている。以下、説明の便宜のため、購入を検討している商品として、当該商品の情報を後述する電子ショッピングカート46内の検討商品一覧エリア47に表示させることを、「商品をショッピングカートに入れる」という。ショッピングカートに入れられた商品の情報は、サービス提供サーバー10側で保持される。
【0025】
図3に示すように、ジュース販売ページ27が表示されると、これと併せて、自動で、サービス提供サーバー10の機能により、カート専用ウインドウ45が新たに開かれ、このカート専用ウインドウ45内に電子ショッピングカート46が表示される。電子ショッピングカート46は、ジュース販売ページ27と、別の独立したウインドウに表示されており、ジュース販売ページ27から独立して、その大きさを変動したり、その位置を変えたりすることが可能である。
この電子ショッピングカート46は、オンラインショッピングで広く普及しているショッピングカートと同様、閲覧者P1が購入を検討している商品の情報を保持し、一覧的に表示する機能のほか、商品推奨機能という本願特有の機能を有している。商品推奨機能については後述する。
図3に示すように、電子ショッピングカート46には、検討商品一覧エリア47と、推奨商品表示エリア50とが形成されている。
検討商品一覧エリア47は、ジュース販売ページ27等のクロスセールサービスを利用する商品販売用のページにおいて、カートボタン48が押された商品の情報を累積的に一覧表示するエリアである。商品の情報には、商品の名称、価格、及び、購入数量が含まれている。また、検討商品一覧エリア47には、合計金額欄51が形成されている。合計金額欄51は、検討商品一覧エリア47に表示されている商品の全てを、指定された購入数量ずつ買った場合の合計金額が表示される欄である。
推奨商品表示エリア50については、後に詳述する。
電子ショッピングカート46において、推奨商品表示エリア50の下には、購入手続開始ボタン52が設けられている。閲覧者P1によって、この購入手続開始ボタン52が選択されたことをトリガーとして、電子ショッピングカート46に係るショッピングカートに入っている商品の購入手続へ移行する。
【0026】
図4(A)は、図3のジュース販売ページ27において、閲覧者P1により、ジュースJ1に係るカートボタン48J1が選択された後の電子ショッピングカート46の状態を示す図である。
図4(A)に示すように、ジュースJ1に係るカートボタン48J1が選択されると、検討商品一覧エリア47に、ジュースJ1の名称、価格、及び、購入数量が対応付けられたジュースJ1の情報が追加される。また、ジュースJ1の情報と対応付けて削除ボタン53が表示される。この削除ボタン53は、ジュースJ1をショッピングカートから取り出すためのボタンである。ジュースJ1をショッピングカートから取り出すとは、購入を検討している対象からジュースJ1を外すことを言う。例えば、閲覧者P1は、ジュースJ1を電子ショッピングカート46に入れた後、ジュースJ1を購入するか否か検討した結果、ジュースJ1を購入しないことに決めた場合、削除ボタン53を選択して、ジュースJ1をショッピングカートから取り出す。
【0027】
さらに、図4(A)に示すように、ジュースJ1に係るカートボタン48J1が選択され、ジュースJ1がショッピングカートに入れられると、これと併せて、推奨商品表示エリア50に、ジュースJ1と関連した商品であって、電子ショッピングカート46を利用して購入可能な商品の情報が表示される。
ここで、本実施形態では、ジュースJ1はウーロン茶であり、酒S1はウーロン茶を利用した酒であり、また、お茶T1はウーロン茶の茶葉であり、これらジュースJ1、酒S1、及び、お茶T1が、後述する手段により関連した商品であるものとされているものとする。1の商品と、他の商品とが関連しているとは、当該1の商品を購入した場合に当該他の商品を同時に購入する傾向があること言い、本実施形態では、詳細は後述するが、互いに関連する商品が、クロスセールサービスを利用した商品の購入の実績に基づいて適切に設定される。
なお、「1の商品と、他の商品とが同時に購入される」とは、当該1の商品、及び、当該他の商品が、同一のショッピングカートに入れられ、同一の購入手続で購入されることを言う。
また、商品間の関連づけは、サービス提供サーバー10の機能によって行われるが、これについては後に詳述する。
【0028】
そして、図4(A)に示すように、ジュースJ1がショッピングカートに入れられると、これと併せて、推奨商品表示エリア50に、ジュースJ1と関連する商品である酒S1の情報が表示された酒S1推奨エリア55と、ジュースJ1と関連する商品であるお茶T1の情報が表示されたお茶T1推奨エリア56とが形成される。
酒S1推奨エリア55について詳述すると、当該エリアには、酒S1の商品画像57S1が表示され、その右側には酒S1の名称、価格、及び、酒S1を紹介する文章を含む推奨商品情報58S1が表示される。この推奨商品情報58S1の下には、リンク59S1が表示される。このリンク59S1は、酒S1を販売する酒販売会社28の酒販売サイトにアクセスするためのハイパーリンクであり、当該サイトへリンクすることが明記されている。当該リンク59S1が選択されると、ブラウザーは、酒販売サイトにアクセスし、ジュース販売ページ27から酒販売ページ29へとウインドウ内に表示していたページを遷移する。
酒S1推奨エリア55における酒S1の商品画像57S1の下には、推奨商品カートボタン60S1が表示されている。この推奨商品カートボタン60S1を選択することにより、酒S1をショッピングカートに入れることが可能である。
お茶T1推奨エリア56は、酒S1推奨エリア55と同様の構成のため、その説明を省略する。
【0029】
このように、本実施形態では、ジュースJ1がショッピングカートに入れられ、検討商品一覧エリア47に、ジュースJ1の情報が表示されると、これと併せて、電子ショッピングカート46内に形成された推奨商品表示エリア50に、ジュースJ1と関連する商品である酒S1と、お茶T1とが自動で表示され、かつ、推奨商品表示エリア50に表示された推奨商品カートボタン60を選択するという簡易な操作のみにより、これら酒S1及びお茶T1のいずれをもショッピングカートに入れることが可能である。
これにより、以下のメリットがある。
【0030】
すなわち、酒S1及びお茶T1は、ジュースJ1と関連した商品であり、従って、ジュースJ1を購入しようとしている閲覧者P1は、酒S1及びお茶T1を購入できるのであれば、ジュースJ1と同時に購入する可能性がある。そして、本実施形態では、ジュースJ1がショッピングカートに入れられたことをトリガーとして、自動で、電子ショッピングカート46内の推奨商品表示エリア50に、ジュースJ1と関連する酒S1及びお茶T1の情報が表示され、かつ、簡易な手段でこれら酒S1及びお茶T1をショッピングカートに入れることが可能であるため、酒S1を販売する酒販売会社28、及び、お茶T1を販売するお茶販売会社30にとっては、商品を販売する機会を拡充でき、好適に商機を得ることができる。特に、お茶販売会社30は、自身では商品を販売するサイトを持っていないが、このような会社であっても、インターネット12を利用して、商品を販売する機会を拡充でき、好適に商機を得ることができることとなる。また、酒販売会社28はジュース販売会社26と何ら関係のない会社であり、かつ、閲覧者P1は酒販売会社28の酒販売サイトのURLを把握しておらず、従って、閲覧者P1は、酒販売サイトに意図的にアクセスできないが、このような会社であっても、閲覧者P1に対して、自身が販売する商品を紹介することが可能となり、商品を販売する機会を拡充でき、好適に商機を得ることができる。
さらに、本実施形態では、独立したウインドウであるカート専用ウインドウ45の電子ショッピングカート46に形成された推奨商品表示エリア50に、ショッピングカートに入れられた商品と関連する商品の情報が、自動で、表示される。このため、閲覧者P1は、推奨商品表示エリア50に表示された商品が、自身がショッピングカートに入れた商品と関連のある商品であることを、直感的に把握できる。さらに、電子ショッピングカート46において、閲覧者P1が購入を検討している商品の情報と、当該商品に関連する商品の情報とが近接して表示されるため、閲覧者P1を関連する商品の情報に注目させることができ、これら関連する商品の購入の検討を促すことができる。
さらに、ショッピングカートに商品が入れられた場合、当該商品と関連する商品の情報が、自動で、表示される構成のため、閲覧者P1は、所定のサイトにおいて、カートボタン48を選択し(カートボタン48の選択に類する操作を含む)、自身が購入を希望する商品をショッピングカートに入れる、という単純な作業を行うだけで、関連する商品の情報という非常に有益な情報を得ることができる。このことは、閲覧者P1の利便性の向上につながり、閲覧者P1の満足度の向上、及び、閲覧者P1によるジュース販売サイトに対する評価の向上へとつながる。
【0031】
図4(B)は、図4(A)の電子ショッピングカート46において、閲覧者P1がお茶T1に係る推奨商品カートボタン60T1を選択し、お茶T1をショッピングカートに入れた後の様子を示す図である。
上述したように、閲覧者P1は、電子ショッピングカート46の推奨商品表示エリア50に自動で表示されたお茶T1の推奨商品カートボタン60T1を選択する、という非常に簡易な操作によりお茶T1をショッピングカートに入れることが可能である。そして、お茶T1をショッピングカートに入れると、図4(B)に示すように、検討商品一覧エリア47にお茶T1の情報が表示され、お茶T1が購入を検討している商品の対象となる。
お茶T1がショッピングカートに入れられると、推奨商品表示エリア50からお茶T1の情報が消去されると共に、お茶T1と関連する商品の情報が、さらに、推奨商品表示エリア50に表示される。ただし、図4(B)の例では、お茶T1と関連する商品は、ジュースJ1以外では、酒S1しかなく、従って、推奨商品表示エリア50には、酒S1の情報が表示された状態となる。
【0032】
図5は、図4(B)の電子ショッピングカート46において、さらに、酒S1推奨エリア55のリンク59S1が選択された場合における表示パネル20の様子を示す図である。
上述したように、ハイパーリンクたるリンク59S1が選択されると、酒販売サイトへのアクセスが実行され、ジュース販売ページ27が酒販売ページ29へと遷移する。なお、ブラウザーの設定や、ブラウザーに対する明示の指示により、ジュース販売ページ27とは別のウインドウに酒販売ページ29が表示されてもよく、また、タブごとにWebページを表示可能なブラウザーの場合は、新しいタブにおける表示領域に酒販売ページ29が表示されてもよい。
図4(B)と、図5との比較により明らかなように、ジュース販売ページ27から酒販売ページ29へとWebページが遷移した場合であっても、電子ショッピングカート46の状態は不変であり、ジュースJ1、及び、お茶T1が購入を検討している商品としてショッピングカートに入った状態が維持される。
このように、本実施形態では、何らかの商品がショッピングカートに入れられ、電子ショッピングカート46の検討商品一覧エリア47に当該商品の情報が表示されている場合は、当該商品の販売用のページの変動にかかわらず、電子ショッピングカート46の状態が維持される。より具体的に言えば、ジュースJ1がショッピングカートに入れられている場合は、ジュースJ1を販売するためのジュース販売ページ27が他のページに遷移したり、ジュース販売ページ27が閉じられたり、ジュース販売ページ27以外のページが別の新しいウインドウで新たに開かれたり、また、ジュース販売ページ27以外のページが新しいタブにおいて新たに表示されたりした場合であっても、電子ショッピングカート46は、その状態が維持されたまま表示され続ける。なお、カート専用ウインドウ45が最小化されている状態も、電子ショッピングカート46が表示されている状態であるものとする。
以上のような構成のため、以下のようなメリットがある。
【0033】
すなわち、他のウインドウの状況にかかわらず、電子ショッピングカート46が表示され続けるため、購入を検討している商品(ショッピングカートに入れた商品)が常に視認できる状態となり、閲覧者P1の利便性が向上する。例えば、閲覧者P1が商品の購入の検討を一旦中断し、商品の購入とは関係のないWebページを閲覧したり、個人端末15にインストールされた別のソフトウェアを起動して音楽を聴いたりゲームをしたりする等の行為を行った場合であっても、既にショッピングカートに入れた商品についてはショッピングカートに入った状態が維持され、かつ、電子ショッピングカート46の検討商品一覧エリア47を確認することにより購入を検討している商品が何であったかを、いつでも、認識可能となり、閲覧者P1の利便性が向上する。
さらに、閲覧者P1が商品の購入の検討を一旦中断し、上述したような商品の購入とは別の行為を行った場合であっても、商品をショッピングカートに入れた状態がリセットされることがなく、閲覧者P1が同一の商品について再びショッピングカートに入れる作業を行う必要がなくなるため、閲覧者P1の利便性が向上する。
さらに、他のウインドウの状況にかかわらず、電子ショッピングカート46が表示され続けるため、購入を検討している商品がショッピングカートに継続して入っているということを閲覧者P1に確実に認識させることができる。
さらに、上記構成によれば、異なる複数のWebページを移動しつつ、各Webページにおいて販売されている商品を、同一のカート専用ウインドウ45(電子ショッピングカート46)を利用して、一括して、購入可能である。特に、本実施形態では、ジュース販売会社26のジュース販売サイトと、酒販売会社28の酒販売サイトとは、例えば、共通の電子商店街(いわゆる電子モール)に属していたり、また、これらサイト間でのデータの送受信を前提とした取り決め(送受信するデータのフォーマットや、通信のプロトコル等に関する取り決め)が行われていたりしているわけではなく、何ら関係のないサイトである。そして、クロスセールサービスは、このように、何ら関係のない複数のWebページ、すなわち、それぞれ独自の手法により独立して開設されたWebページ間を移動しつつ、各Webページにおいて販売されている商品を、同一のカート専用ウインドウ45(電子ショッピングカート46)を利用して、一括して、購入可能である。
なお、所定の時間以上、カート専用ウインドウ45がアクティブとならなかったり、所定の操作がなされなかったりした場合に、一旦、電子ショッピングカート46によって保持している商品の情報(購入を検討している商品の情報)をクリアするような構成としても良いことは勿論である。
【0034】
図6(A)は、図5の状態において、さらに、閲覧者P1が酒S2をショッピングカートに入れた後の様子を示す図である。
閲覧者P1は、酒販売ページ29の酒S2に係るカートボタン48S2を選択することにより酒S2をショッピングカートに入れることができる。なお、酒販売ページ29は、酒S1、酒S2を販売する酒販売会社28が開設したサイトのページであり、従って、酒販売ページ29には酒S1、酒S2に関する情報がより多く含まれているため、閲覧者P1にとって酒販売ページ29を開くメリットがある。
図6(A)に示すように、酒S2がショッピングカートに入ると、検討商品一覧エリア47に酒S2の情報が表示され、酒S2が購入を検討している商品の対象となる。
また、酒S2がショッピングカートに入ると、図6(A)に示すように、検討商品一覧エリア47に表示された商品のそれぞれ(ジュースJ1、お茶T1、及び、酒S2)に関連する商品の情報が、推奨商品表示エリア50に表示される。具体的には、ジュースJ1と、お茶T1に関連する商品である酒S1、及び、酒S2に関連する商品であるジュースJ2、お茶T2の情報が推奨商品表示エリア50に表示される。
【0035】
図6(B)は、図6(A)の電子ショッピングカート46の購入手続開始ボタン52を選択した場合のカート専用ウインドウ45の様子を示す図である。
購入手続開始ボタン52が選択されると、ショッピングカートに入っている商品の購入手続へ移行し、カート専用ウインドウ45内に表示されたページが、電子ショッピングカート46から購入者情報入力ページ62へと遷移する。
図6(B)に示すように、購入者情報入力ページ62には、購入者情報入力エリア63が形成されており、閲覧者P1は、この購入者情報入力エリア63に、商品の購入者たる閲覧者P1の名前、電話番号、住所、メールアドレス、クレジットカード種類、クレジットカード番号、及び、有効期限が入力可能である。閲覧者P1は、全ての入力欄への入力を完了した後、注文内容確認ボタン64を選択する。なお、購入者情報入力エリア63に形成された各入力欄について、必要な入力チェックや、入力制限を行うようにしてもよいことは勿論である。
【0036】
図6(C)は、図6(B)の購入者情報入力ページ62において、購入者情報入力エリア63の各入力欄への入力が完了した後、注文内容確認ボタン64が選択された場合のカート専用ウインドウ45の様子を示す図である。
購入者情報入力ページ62において注文内容確認ボタン64が選択されると、カート専用ウインドウ45内に表示されたページが、購入者情報入力ページ62から内容確認ページ65へと遷移する。
この内容確認ページ65では、閲覧者P1がカート専用ウインドウ45に係るショッピングカートを利用して購入しようとしている商品の情報、代金に関する情報、及び、購入者を示す情報が表示される。
閲覧者P1は、内容確認ページ65の内容を確認した後、内容に誤りがなければ、確定ボタン66を選択する。
【0037】
確定ボタン66が選択されると、閲覧者P1がカート専用ウインドウ45に係るショッピングカートを利用して購入した商品についての決済が実行される。
すなわち、閲覧者P1からジュース販売会社26にジュースJ1の代金が支払われ、酒販売会社28に酒S2の代金が支払われ、かつ、お茶販売会社30にお茶T1の代金が支払われる。決済に係る処理は、サービス提供サーバー10の機能により、過不足なく、かつ、確実に行われるが、これについては後述する。
決済後、ジュース販売会社26から閲覧者P1にジュースJ1が所定の手段により送付され、酒販売会社28から閲覧者P1に酒S2が送付され、お茶販売会社30から閲覧者P1にお茶T1が送付され、一連と取引が終了する。
【0038】
<クロスセールサービスを実現するサービス提供サーバー10の機能>
次いで、具体例で説明したクロスセールサービスを実現するサービス提供サーバー10の機能について、詳述する。
【0039】
まず、クロスセールサービスの実現にあたり、ジュース販売会社26、酒販売会社28、及び、お茶販売会社30は、それぞれ、サービス提供会社11とクロスセールサービスの利用に関する契約(以下、「クロスセール契約」)を結ぶことが前提となる。
商品を販売する会社(ジュース販売会社26、酒販売会社28、及び、お茶販売会社)と、サービス提供会社11との間で結ばれるクロスセール契約には、クロスセールサービスを利用する対価の支払いの態様に関する契約が含まれている。
クロスセールサービスを利用する対価の支払いの態様としては、商品を販売する会社からサービス提供会社11に対して、定期的に定額の料金を支払うタイプと、電子ショッピングカート46を利用して商品が購入される度に、商品を販売する会社からサービス提供会社11に対して、所定の割合のマージンを支払うタイプとが用意されている。いずれにしても、商品を販売する会社は、クロスセールサービスを利用する契約を結び、クロスセールサービスを利用することにより、上述したように、商品の販売機会の拡充等の大きなメリットを享受できることとなる。
なお、クロスセールサービスを利用する対価の支払いの態様は、例に挙げた態様に限らず、例えば、上記2つのタイプの支払い方法をミックスさせた態様であってもよい。すなわち、商品を販売する会社からサービス提供会社11に対して、クロスセールサービスの利用に伴って販売機会を拡充できる対価が支払われればよい。
【0040】
クロスセール契約を結んだ会社(以下、「契約会社」という。本実施形態では、ジュース販売会社26、酒販売会社28、及び、お茶販売会社30のことである。)には、各会社の情報を入力するための会社情報入力ページ70(図7)にアクセスするためのURLが通知される。
クロスセール契約を結んだ後、契約会社のそれぞれは、会社が所有する端末(インターネット12に接続可能な端末であればよい)を利用して、会社情報入力ページ70にアクセスし、会社情報入力ページ70に必要な会社情報を入力する。
【0041】
図7は、会社情報入力ページ70の一例を示す図である。
この会社情報入力ページ70を表示させる機能は、サービス提供サーバー10の制御部33の会社DB生成部71の機能により実現される。会社DB生成部71は、会社情報入力ページ70へのアクセスに応じて、所定の通信プロトコル(http)に準拠して、HTMLファイル等によって構成される描画データを出力し、会社情報入力ページ70を表示させる。
なお、会社DB生成部71の機能は、制御部33のCPUがプログラムを実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
【0042】
図7に示すように、会社情報入力ページ70には、会社情報入力エリア73と、振込先情報入力エリア74と、支払方法入力エリア75とが形成されている。
会社情報入力エリア73には、会社名、住所、電話番号、及び、代表者名を入力する欄が形成されている。
振込先情報入力エリア74は、クロスセールサービスを介して契約会社の商品が購入された場合に、購入代金を振り込むべき契約会社の口座の情報を入力するエリアである。詳細は後述するが、サービス提供サーバー10の機能により、クロスセールサービスを利用して1の会社に係る商品が購入された場合、当該1の会社の口座に、過不足なく確実に購入代金が振り込まれる。
支払方法入力エリア75は、契約会社からサービス提供会社へ、クロスセールサービスを利用する対価の支払方法に関する情報を入力するエリアである。説明の便宜のため、本実施形態では、定額を定期的に支払う支払方法Aと、商品が購入される度に購入代金の所定の割合の額のマージンを支払う支払方法Bの2つの支払方法のみが存在するものとする。契約会社は、ラジオボタン76を利用して、支払方法Aと、支払方法Bのうち、いずれの支払方法を利用するかを選択する。
【0043】
契約会社は、会社情報入力ページ70に情報を入力した後、確定ボタン66を選択する。確定ボタン66が選択されると、会社情報入力ページ70に入力された情報が、インターネット12を介して、会社DB生成部71に出力される。
会社DB生成部71は、会社情報入力ページ70に入力された情報に基づいて、会社DB77に1件のレコードを生成する。
【0044】
図8(A)は、会社DB77のデータ構造を示す図である。
会社DB77は、契約会社ごとにレコードが形成されたリレーショナルデータベースであり、図8に示すように、1件のレコードには、会社IDフィールド77aと、会社情報フィールド77bと、振込先情報フィールド77cと、支払方法情報フィールド77dと、が含まれている。
会社IDフィールド77aには、会社IDが格納される。会社IDとは、契約会社ごとに一意に付与される識別番号のことである。会社DB生成部71は、1の契約会社のレコードを生成する際、所定のアルゴリズムで契約会社ごとにユニークな会社IDを生成し、会社IDフィールド77aに格納する。なお、生成された会社IDは、所定の方法で、契約会社に通知される。
会社情報フィールド77bには、会社情報が格納される。会社情報には、少なくとも、会社名、住所、電話番号、及び、代表者名が含まれている。会社DB生成部71は、会社情報入力ページ70の会社情報入力エリア73に入力された情報に基づいて、会社情報を生成し、会社情報フィールド77bに格納する。
振込先情報フィールド77cには、振込先情報が格納される。振込先情報とは、購入代金を振り込むべき契約会社の口座の情報のことであり、会社DB生成部71は、振込先情報入力エリア74に入力された情報に基づいて、振込先情報を生成し、振込先情報フィールド77cに格納する。
支払方法情報フィールド77dには、支払方法として、支払方法A、及び、支払方法Bのうちのいずれかを示す情報が格納される。
【0045】
なお、お茶販売会社30は、インターネット12を利用した商品の販売手段をもたない会社であるが、このような会社では、社内にインターネット12の知識を持ったものがおらず、従って、会社情報入力ページ70を利用した会社情報の入力ができない可能性もある。
このような場合も踏まえ、以下のような手段によっても会社DB77のレコードの生成が可能となっている。
すなわち、サービス提供サーバー10は、表示部34の表示パネルに各種会社情報を入力するための専用の画面を表示する機能を有している。そして、サービス提供会社11の担当者は、郵送による書類の送受信、FAX、電話その他の手段により、契約会社から各種会社情報を取得すると共に、取得した情報を上記専用の画面に入力する。会社DB生成部71は、上記専用の画面に入力された内容に基づいて、会社DB77に当該契約会社のレコードを生成する。
【0046】
さらに、契約会社は、クロスセールサービスの利用にあたり、クロスセールサービスを利用した販売を希望する商品の登録を行う。
以下、商品の登録について説明する。
【0047】
契約会社には、商品を登録するための商品登録ページ80にアクセスするためのURLが予め通知される。
商品の登録に際し、契約会社のそれぞれは、会社が所有する端末を利用して、商品登録ページ80にアクセスし、商品登録ページ80に必要な情報を入力することにより、商品を登録する。
【0048】
図9は、商品登録ページ80の一例を示す図である。
この商品登録ページ80を表示させる機能は、サービス提供サーバー10の制御部33の商品管理部81の機能により実現される。商品管理部81は、商品登録ページ80へのアクセスに応じて、所定の通信プロトコル(http)に準拠して、HTMLファイル等によって構成される描画データを出力し、商品登録ページ80を表示させる。
なお、商品管理部81の機能は、制御部33のCPUがプログラムを実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
【0049】
図9に示すように、商品登録ページ80には、会社ID入力欄82と、商品名入力欄83と、価格入力欄84と、紹介文入力欄85と、商品画像入力欄86と、リンク先URL入力欄87と、所属商品属性入力欄88と、が形成されている。
商品の登録にあたり、契約会社は、会社ID入力欄82に会社IDを入力し、商品名入力欄83に商品名を入力し、価格入力欄84に商品の価格を入力し、紹介文入力欄85に紹介文を入力する。また、契約会社は、商品の画像データ(例えば、JPEGの画像データ)のルートディレクトリーからのパス名を商品画像入力欄86に入力することにより、商品画像を入力する。なお、商品画像の入力は必須ではなく、商品の画像データが無い場合は、入力しなくてもよい。また、契約会社は、商品を紹介するWebページのURLをリンク先URL入力欄87に入力する。商品を紹介するWebページとは、登録しようとしている商品をより詳しく紹介するWebページであれば何でもよく、契約会社における当該商品の販売用のページであってもよく、また、当該商品を紹介するために専用的に設けられたページであってもよい。
【0050】
また、契約会社は、商品属性を入力する欄である所属商品属性入力欄88に、登録しようとしている商品の商品属性を入力する。商品属性の入力は、プルダウンメニューからの選択により行う。
商品属性とは、商品の特徴や、性質に応じた分類のことであり、例えば、「ウーロン茶」、「緑茶」、「蟹」、「洗濯機」等である。選択可能な商品属性は、サービス提供会社11によって予め用意されており、所属商品属性入力欄88において、プルダウンメニューに一覧的に表示される。サービス提供会社11は、クロスセールサービスにおいて取り扱われる商品のそれぞれに、適切な商品属性が存在するよう、十分に、選択可能な商品属性を用意し、また、必要に応じて、随時、商品属性を追加する。契約会社は、プルダウンして表示されるリストの中から、登録商品の商品属性として適切だと考えられる任意の商品属性を選択することにより、商品属性入力欄への入力を実行する。
契約会社は、商品登録ページ80に情報を入力した後、入力確定ボタン89を選択する。入力確定ボタン89が選択されると、商品登録ページ80に入力された情報が、インターネット12を介して、商品管理部81に出力される。
商品管理部81は、商品登録ページ80に入力された情報に基づいて、商品DB90に1件のレコードを生成する。
【0051】
図8(B)は、商品DB90のデータ構造を示す図である。
商品DB90は、登録された商品ごとにレコードが形成されたリレーショナルデータベースであり、図8(B)に示すように、1件のレコードには、商品IDフィールド90aと、商品名フィールド90bと、価格フィールド90cと、紹介文フィールド90dと、商品画像フィールド90eと、リンク先URLフィールド90fと、会社IDフィールド90gと、所属商品属性IDフィールド90hと、が含まれている。
商品IDフィールド90aには、商品IDが格納される。商品IDとは、商品ごとに一意に付与される識別番号のことである。商品管理部81は、1の商品のレコードを生成する際、所定のアルゴリズムで商品ごとにユニークな商品IDを生成し、商品IDフィールド90aに格納する。ここで生成された商品IDは、各契約会社に所定の方法により通知される。
商品名フィールド90bには商品名を示す情報が、価格フィールド90cには価格を示す情報が、紹介文フィールド90dには商品の紹介文を示す情報が、商品画像フィールド90eには商品の画像データ(画像データが記憶された記憶領域のアドレスであってもよい)が、リンク先URLフィールド90fには商品を紹介するWebページのURLを示す情報が、会社IDフィールド90gには商品を販売する会社の会社IDが、それぞれ格納される。商品管理部81は、商品登録ページ80に入力された情報に基づいて、これら各フィールドに格納すべき情報を生成し、格納する。
【0052】
また、所属商品属性IDフィールド90hには、商品登録ページ80の所属商品属性入力欄88に入力された(選択された)商品属性の商品属性IDが格納される。
商品属性IDとは、商品属性ごとに一意に付与される識別番号のことであり、商品管理部81は、後述する商品属性DB92を参照して、商品登録ページ80の所属商品属性入力欄88に入力された(選択された)商品属性を、商品属性IDに変換し、所属商品属性IDフィールド90hに入力する。
【0053】
図8(C)は、商品属性DB92のデータ構造を示す図である。
図8(C)に示すように、商品属性DB92の1件のレコードは、商品属性IDフィールド92aと、商品属性フィールド92bと、を含んでいる。
上述したように、商品登録ページ80の所属商品属性入力欄88において選択可能な商品属性は、サービス提供会社11によって予め複数用意されているが、商品属性DB92には、商品属性ごとにレコードが存在する。
商品属性IDフィールド92aには、商品属性IDが格納される。商品属性IDとは、商品属性ごとに、一意に付与される識別番号のことである。
商品属性フィールド92bには、商品属性の名称を示す情報が格納される。
商品管理部81は、商品DB90のレコードの所属商品属性IDフィールド90hに商品属性IDを格納する際、商品属性DB92の各レコードの商品属性IDフィールド92aと、商品属性フィールド92bとを参照して、所属商品属性入力欄88に入力された(選択された)商品属性を、商品属性IDに変換した上で、所属商品属性IDフィールド90hに商品属性IDを格納する。
【0054】
このように、商品管理部81は、商品DB90を利用して、電子ショッピングカート46を利用して購入可能な商品であって、異なる複数の主体(上記具体例では、ジュース販売会社26、酒販売会社28、及び、お茶販売会社30)が販売する商品を管理する。特に、ジュース販売会社26、及び、酒販売会社28については、それぞれが個別に商品販売用のWebページ(ジュース販売ページ27、酒販売ページ29)を開設している、全く関係のない主体であり、商品管理部は、このようなそれぞれ個別に商品販売用のWebページを開設している、異なる主体が販売する商品を、統括的に管理していることとなる。
【0055】
さて、上述した具体例で説明したように、本実施形態では、1の商品がショッピングカートに入れられたことをトリガーとして、自動で、電子ショッピングカート46内の推奨商品表示エリア50に、当該1の商品と関連する商品の情報が表示される構成となっている。
そして、推奨商品表示エリア50に表示する関連商品の選択は、関連商品選択部94(後述)が、関連性データ生成部95により生成された関連性データ96の内容に基づいて行う。
以下、関連性データ96、及び、当該関連性データ96を生成する関連性データ生成部95について説明する。
【0056】
図10は、関連性データ96の内容の一例を模式的に示す図である。
関連性データ96とは、選択可能な商品属性のうち、任意の2つの商品属性の組み合わせについて、組み合わせごとに、関連性ポイントを対応付けて記憶するデータである。
図10は、商品属性ID:SZ001から商品属性ID:SZ500の500種類の商品属性が存在する場合の関連性データ96の内容の一例を示している。図10に示すように、関連性データ96を参照することにより、任意の1の商品属性と、任意の他の商品属性とに対応する関連性ポイントの値を取得可能である。例えば、関連性データ96を参照することにより、商品属性ID:SZ001の商品属性と、商品属性ID:SZ002の商品属性とに対応する関連性ポイントの値を取得可能である。
1の商品属性と、他の商品属性とに対応する関連性ポイントは、当該1の商品属性に属する商品と、当該他の商品属性に属する商品の関連性が高いほど、換言すれば、当該1の商品属性に属する商品を購入した場合に、当該他の商品属性に属する商品を同時に購入する傾向が強ければ強いほど、その値が大きくなるように、関連性データ生成部95により適切にその値が設定される。
なお、上述したように、「1の商品と、他の商品とが同時に購入される」とは、当該1の商品、及び、当該他の商品が、同一のショッピングカートに入れられ、同一の購入手続で購入されることを言う。
【0057】
本実施形態では、関連性データ生成部95は、以下のような単純な方法により、1の商品属性と、他の商品属性とに対応する関連性ポイントを設定する。
すなわち、関連性ポイントの値は、初期値が値「0」の整数である。そして、関連性データ生成部95は、1の商品属性に属する商品、及び、他の商品属性に属する商品が同時に購入された場合、当該1の商品属性と、当該他の商品属性とに対応する関連性ポイントをインクリメントする。例えば、商品属性Aに属する商品Aと、商品属性Bに属する商品Bと、商品属性Cに属する商品Cとが同一のショッピングカートに入れられ、同一の購入手続で購入されたとする。この場合、関連性データ生成部95は、関連性データ96において、商品属性Aと商品属性Bとに対応する関連性ポイントをインクリメントし、商品属性Aと商品属性Cとに対応する関連性ポイントをインクリメントし、さらに、商品属性Bと商品属性Cとに対応する関連性ポイントをインクリメントする。このように関連性ポイントが設定されることにより、1の商品属性に属する商品と、他の商品属性に属する商品とが、実際に、同時に購入された回数が多ければ多いほど、当該1の商品属性と当該他の商品属性とに対応する関連性ポイントの値が大きくなる。ここで、1の商品属性に属する商品と、他の商品属性に属する商品とについて、同時に購入された実際の回数が多ければ多いほど、当該1の商品属性に属する商品を購入した場合に、当該他の商品属性に属する商品を同時に購入する傾向が強いと言うことができるため、1の商品属性に属する商品を購入した場合に、他の商品属性に属する商品を同時に購入する傾向が強ければ強いほど、当該1の商品属性と、当該他の商品属性とに対応する関連性ポイントの値は大きくなる。
なお、関連性ポイントの設定の方法は、上述した方法に限らない。
例えば、関連性データ生成部95により、1の商品属性に属する商品と、他の商品属性に属する商品とが同時に購入されたタイミングが、時間的に新しければ新しいほど、関連性ポイントの値に反映されるように重み付けをした上で、関連性ポイントを設定するようにしたり、また、平均、分散、その他の統計的手法を用いて関連性ポイントを設定したりするようにしてもよい。すなわち、1の商品属性に属する商品を購入した場合に、他の商品属性に属する商品を同時に購入する傾向が強ければ強いほど、当該1の商品属性と、当該他の商品属性とに対応する関連性ポイントの値が大きくなるように、関連性ポイントが設定されればよく、その方法は問わない。
【0058】
また、サービス提供サーバー10の制御部33の在庫管理部97は、在庫DB98を利用して、登録された各商品の在庫を管理する。
【0059】
図8(D)は、在庫DB98のデータ構造を示す図である。
在庫DB98は、登録された商品ごとにレコードが形成されたリレーショナルデータベースであり、図8(D)に示すように、1件のレコードには、商品IDフィールド98aと、在庫数フィールド98bと、が含まれている。
商品IDフィールド98aには、商品IDが格納される。
在庫数フィールド98bには、対応する商品の在庫数を示す情報が格納される。
在庫管理部97は、以下のようにして、在庫数フィールド98bに格納された情報が示す在庫数を更新することにより、各商品の在庫数を管理する。
すなわち、例えば、ジュース販売会社26のジュース販売会社サーバー13上には、自社が販売する商品の在庫を管理する在庫管理システムが稼働しているとする。この場合において、在庫管理部97は、インターネット12を介して、所定のタイミングで、予め定められた所定のプロトコルに準拠して、当該在庫管理システムと通信し、ジュース販売会社26が登録した各商品の在庫数を示す情報を取得し、取得した情報に基づいて、在庫DB98の在庫数フィールド98bの内容を更新する。
また、在庫管理部97は、所定のURLへのアクセスに応じて、各商品の在庫数を入力するためのWebページを表示させる機能を有している。当該URLは、各契約会社に事前に通知される。当該Webページは、少なくとも、商品を特定する情報(商品IDや、会社IDと商品名との組み合わせ等)と、特定した商品の在庫数を入力可能な構成となっている。そして、契約会社は、在庫の変動に応じて、当該URLにアクセスして、当該Webページを開き、在庫の変動があった商品について、当該商品を特定する情報と、当該商品の在庫数を入力する。在庫管理部97は、インターネット12を介して当該ページに入力された情報を取得することにより、1の商品の商品IDと、当該1の商品の在庫数を示す情報とを取得し、取得した情報に基づいて、在庫DB98の在庫数フィールド98bの内容を更新する。上述した通信による在庫DBの自動更新機能を利用しない場合、適宜、契約会社の担当者が商品の在庫に係る情報を入力するためのページにアクセスし、当該ページに商品の在庫に係る情報を入力する。
なお、在庫管理部97による在庫DB98を利用した在庫管理方法は、上述した方法に限らない。例えば、契約会社に対して、在庫DB98へのアクセス権を付与し、契約会社自体が在庫DB98によって各商品の在庫を管理するようにしてもよく、また、サービス提供会社11の担当者が、電話やFAX等の手段によって契約会社と連絡して各商品の在庫の状況を管理し、適宜、在庫DB98を更新するようにしてもよい。
【0060】
次いで、<具体例>で例示したクロスセールサービスの提供時におけるサービス提供サーバー10の動作について、個人端末15、ジュース販売会社サーバー13、酒販売会社サーバー14、及び、クレジットカードシステム17の動作と共に説明する。
【0061】
図11は、<具体例>で例示したクロスセールサービスの提供時における各装置の動作を示すシーケンス図であり、(A)は個人端末15の動作を、(B)はジュース販売会社サーバー13の動作を、(C)は酒販売会社サーバー14の動作を、(D)はサービス提供サーバー10の動作を、そして、(E)はクレジットカードシステム17の動作をそれぞれ示している。
まず、閲覧者P1が、個人端末15において、所定のブラウザーを立ち上げて、ジュース販売会社26のジュース販売サイトへアクセスする(ステップSA1)。
ジュース販売会社サーバー13は、個人端末15のブラウザーとの間で所定のプロトコルに準じた通信を行い、個人端末15の表示パネル20にジュース販売ページ27を表示させる(ステップSB1)。
ステップSB1では、ジュース販売会社サーバー13から、個人端末15のブラウザーに対して、ジュース販売ページ27に係るHTMLファイルが出力される。そして、このHTMLファイルには、以下の機能を有するプログラム(以下、「カート関連プログラム」という。)がジャバスクリプト等のスクリプト言語により記述されている。
すなわち、機能1:ジュース販売ページ27が表示されるウインドウとは、独立した別のウインドウ(カート専用ウインドウ45)を新たに開く機能、機能2:サービス提供サーバー10の、電子ショッピングカート46のWebページにアクセスし、カート専用ウインドウ45に電子ショッピングカート46を表示する機能、の2つの機能である。
カート関連プログラムのソースは、サービス提供会社11から契約会社に対して、事前に通知される。各契約会社は、商品販売用のWebページを作成する際に、当該Webページに、所定の規則に従って、カート関連プログラムのソースを記述する。なお、サービス提供会社11の担当者が、サービスの一環として、各契約会社の商品販売用のWebページのHTMLファイルに、カート関連プログラムのソースが記述するようにしてもよい。
【0062】
ジュース販売会社サーバー13から、ジュース販売ページ27のHTMLファイルが入力されると、個人端末15では、ブラウザーの機能により、カート関連プログラムが実行され(ステップSA2)、このカート関連プログラムの機能により、ジュース販売ページ27のウインドウとは独立して、カート専用ウインドウ45が開かれる(ステップSA3)。
さらに、個人端末15は、カート関連プログラムの機能により、サービス提供サーバー10の電子ショッピングカート46のWebページにアクセスする(ステップSA4)。
個人端末15からサービス提供サーバー10の電子ショッピングカート46のWebページにアクセスがあると、サービス提供サーバー10のカート表示部99は、HTMLファイル等によって構成される電子ショッピングカート46の描画データを生成して出力し、個人端末15の表示パネル20のカート専用ウインドウ45に電子ショッピングカート46を表示させる(ステップSD1)。このカート表示部99の機能は、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現される。
これにより、図3に示すように、表示パネル20上に、ジュース販売ページ27が表示されると共に、当該ジュース販売ページ27と独立した表示領域に電子ショッピングカート46が表示される。
【0063】
このように、本実施形態では、ジュース販売ページ27等の所定のWebページにアクセスがあると、これと併せて、ほぼ同時に、サービス提供サーバー10のカート表示部99の機能により、電子ショッピングカート46が表示されるが、所定のWebページへのアクセスに「応じて」、電子ショッピングカート46を表示させる際の態様は、これに限らない。例えば、所定のWebページにおいて、商品の選択が行われたり(例:カートボタン48J1が選択される)、また、電子ショッピングカート46を表示させるボタンがある場合は、当該ボタンが選択されたりする等の何らかのアクションがあった場合に、サービス提供サーバー10のカート表示部99の機能により、電子ショッピングカート46が表示されるようにしてもよい。
【0064】
さらに、閲覧者P1により、ジュースJ1に係るカートボタン48J1が選択されると(ステップSX1)、個人端末15のブラウザーは、カートボタン48J1が選択された旨を示すデータを、サービス提供サーバー10に出力する(ステップSA5)。
なお、サービス提供サーバー10に出力される上記データには、ジュースJ1の商品IDを示す情報が含まれる。ジュース販売ページ27のHTMLファイルには、カートボタン48J1が操作されたことをトリガーとして、ジュースJ1の商品IDを示す情報を含む上記データを生成し、サービス提供サーバー10に出力する機能を有するプログラムが実装されている。商品IDは、事前に契約会社(この場合はジュース販売会社26)に通知されているため、契約会社は、事前に通知された商品IDに基づいて、カートボタン48と、商品IDとを対応付けし、HTMLファイルに上述した機能を有するプログラムを実装する。
なお、サービス提供サーバー10は、個人端末15から入力される通知に基づいて、ショッピングカートに入れられた商品IDについて常に管理し、現時点でショッピングカートに入れられている全ての商品の商品IDを過不足なく保持する。
カートボタン48J1が選択された旨を示すデータが入力されると、サービス提供サーバー10は、選択処理を実行する(ステップSD2)。
【0065】
図12は、ステップSD2の選択処理の詳細を示すフローチャートである。
選択処理において、まず、サービス提供サーバー10の関連商品選択部94は、ステップSA5において通知された商品ID(上記例では、ジュースJ1の商品ID)を取得する(ステップSF1)。以下の図12のフローチャートの説明では、ステップSF1で取得された商品IDの商品のことを「処理対象商品」と表現するものとする。この関連商品選択部94の機能は、CPUがプログラムを実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
次いで、関連商品選択部94は、商品DB90を参照し(ステップSF2)、処理対象商品が属する商品属性の商品属性ID(所属商品属性ID)を特定する(ステップSF3)。
次いで、関連商品選択部94は、関連性データ96を参照する(ステップSF4)。
次いで、関連商品選択部94は、関連性データ96の内容に基づいて、処理対象商品が属する商品属性と、関連性の高い商品属性の商品属性IDを特定する(ステップSF5)。
【0066】
ステップSF5の処理について詳述すると、図10を例として説明したように、関連性データ96では、任意の2つの商品属性の組み合わせについて、組み合わせごとに、関連性ポイントが対応付けて記憶されている。これを踏まえ、関連商品選択部94は、関連性データ96の内容に基づいて、処理対象商品が属する商品属性以外の全ての商品属性を、処理対象商品が属する商品属性との関連性ポイントの値の大きさによって順位付けし、上位3つの商品属性を、処理対象商品が属する商品属性と関連性の高い商品属性と判別する。
【0067】
次いで、関連商品選択部94は、商品DB90を参照し(ステップSF6)、ステップSF5で特定した商品属性ID(=処理対象商品が属する商品属性と関連性の高い商品属性の商品属性ID)に属する商品の商品IDを特定する(ステップSF7)。その際、関連商品選択部94は、商品を販売する会社が同一であるか否かを考慮することなく商品を特定する。すなわち、関連商品選択部94は、処理対象商品と、販売会社が同一であるか否かにかかわらず、商品の商品IDを特定する。ここで特定された商品IDの商品は、その商品属性が、処理対象商品が属する商品属性と高い関連性を有しており、従って、処理対象商品に関連する商品であると言える。
本例では、ステップSD2に係るステップSF7において、関連商品選択部94は、処理対象商品たるジュースJ1に関連する商品として、酒S1、及び、お茶T1を特定する。
【0068】
さて、前掲図11に戻り、ステップSD2において選択処理を実行した後、サービス提供サーバー10のカート表示部99は、ジュースJ1に係るカートボタン48J1が選択された後の電子ショッピングカート46(図4(A)参照)の描画データを生成する(ステップSD3)。具体的には、図4(A)に示すように、検討商品一覧エリア47に、ジュースJ1の名称、価格、及び、購入数量が対応付けられたジュースJ1の情報が表示され、かつ、推奨商品表示エリア50に、酒S1、及び、お茶T1の情報が表示された電子ショッピングカート46を表示するための描画データを生成する。商品DB90には、図4(A)における電子ショッピングカート46に表示される各商品の情報が不足なく格納されているため、カート表示部99は、商品DB90を参照した上で、所定のアルゴリズムに基づいて、図4(A)に示すレイアウトで各情報が表示されるような電子ショッピングカート46の描画データを生成する。
次いで、サービス提供サーバー10のカート表示部99は、個人端末15のブラウザーとの間で所定のプロトコルに準拠した通信を行い、ステップSD3で生成した描画データを個人端末15に出力することにより、個人端末15の表示パネル20のカート専用ウインドウ45に、図4(A)の電子ショッピングカート46を表示する(ステップSD4)。
【0069】
電子ショッピングカート46が図4(A)に示す状態のときに、さらに、閲覧者P1により、お茶T1に係る推奨商品カートボタン60T1が選択されると(ステップSX2)、個人端末15のブラウザーは、推奨商品カートボタン60T1が選択された旨を示すデータを、サービス提供サーバー10に出力する(ステップSA6)。当該データには、お茶T1の商品IDを示す情報が含まれている。これは、ステップSD3で生成された描画データを構成するHTMLファイル上に、推奨商品カートボタン60T1が選択されたことをトリガーとして、お茶T1の商品IDを含むデータを出力する機能を有するプログラムが実装されることにより実現されている。
当該データが入力されると、サービス提供サーバー10の関連商品選択部94は、入力されたデータに含まれるお茶T1の商品IDに基づいて、お茶T1を処理対象商品として、上述した選択処理を実行し、お茶T1に関連する商品を特定する(ステップSD5)。このステップSD5においてお茶T1に関連する商品として特定された商品は、ステップSD2で特定された商品と合わせて推奨商品表示エリア50にその情報が表示されるものとされる。これにより、検討商品一覧エリア47に表示されている商品のそれぞれに関連する商品の情報が、過不足なく、推奨商品表示エリア50に表示された状態とすることができる。なお、本実施形態の例では、お茶T1と関連する商品は、ジュースJ1、及び、酒S1であるため、これら2つの商品が、お茶T1と関連する商品として特定される。
【0070】
次いで、サービス提供サーバー10のカート表示部99は、ステップSD2の処理結果、及び、ステップSD5の処理結果に基づいて、図4(B)の電子ショッピングカート46の画面を表示させる描画データを生成する(ステップSD6)。その際、カート表示部99は、検討商品一覧エリア47に表示されている商品は、推奨商品表示エリア50に表示しないようにする。
次いで、カート表示部99は、ステップSD6で生成した描画データを、個人端末15に出力し、カート専用ウインドウ45に新たな電子ショッピングカート46を表示する(ステップSD7)。この結果、図4(B)に示すように、検討商品一覧エリア47に、ステップSX1でショッピングカートに入れられたジュースJ1、及び、ステップSX2でショッピングカートに入れられたお茶T1の情報が表示されると共に、推奨商品表示エリア50にジュースJ1とお茶T1とのそれぞれに共通して関連する商品である酒S1の情報が表示される。
【0071】
電子ショッピングカート46が図4(B)に示す状態のときに、さらに、閲覧者P1により、酒S1推奨エリア55のリンク59S1が選択されると(ステップSX3)、ステップSD6で生成された描画データに実装されたプログラムの機能により、個人端末15のブラウザーは、ジュース販売ページ27を、リンク59S1の酒販売ページ29へと遷移させるべく、酒販売サイトへアクセスする(ステップSA7)。当該アクセスに応じて、酒販売会社サーバー14は、個人端末15のブラウザーと通信し、ジュース販売ページ27を酒販売ページ29に遷移させる(ステップSC1)。
この結果図5に示すように、個人端末15の表示パネル20において、酒販売ページ29が表示されると共に、この酒販売ページ29が表示されたウインドウから独立したウインドウであるカート専用ウインドウ45に電子ショッピングカート46が表示される。
このように、ステップSD6でカート表示部99により生成された描画データには、リンク59S1が選択されたことをトリガーとして、リンク59S1のリンク先にアクセスし、電子ショッピングカート46が開かれているカート専用ウインドウ45「以外の」既設のウインドウのページを遷移させる機能を有するプログラムが実装されており、これにより、リンク59S1が操作された場合であっても、電子ショッピングカート46が表示された状態が維持される。電子ショッピングカート46の表示が維持されることのメリットについては上述したとおりである。
なお、リンク59S1が操作された場合の動作は、「カート専用ウインドウ45以外の既設のウインドウのページを遷移させる」ことに限らず、例えば、カート専用ウインドウ45を表示したまま、新たなウインドウを立ち上げ、当該ウインドウに酒販売ページ29を表示するようにしてもよく、また、タブごとにWebページを表示可能なブラウザーの場合は、新しいタブに酒販売ページ29が表示されてもよく、閲覧者P1が自由に設定できるようにしてもよい。すなわち、リンク59S1が操作された場合であっても、カート専用ウインドウ45に電子ショッピングカート46が表示された状態が維持されつつ、リンク59S1のリンク先の酒販売ページ29が表示されれば、どのような動作を行うようにしてもよい。
【0072】
電子ショッピングカート46が図5に示す状態のときに、さらに、閲覧者P1により、酒販売ページ29の酒S2に係るカートボタン48S2が選択されると(ステップSX4)、個人端末15のブラウザーは、カートボタン48S2が選択された旨を示すデータを、サービス提供サーバー10に出力する(ステップSA8)。
なお、サービス提供サーバー10に出力される上記データには、酒S2の商品IDを示す情報が含まれる。酒販売ページ29のHTMLファイルには、カートボタン48S2が操作されたことをトリガーとして、酒S2の商品IDを示す情報を含む上記データを生成し、サービス提供サーバー10に出力する機能を有するプログラムが実装されている。
当該データが入力されると、サービス提供サーバー10の関連商品選択部94は、入力されたデータに含まれる酒S2の商品IDに基づいて、酒S2を処理対象商品として、上述した選択処理を実行し、酒S2に関連する商品を特定する(ステップSD8)。このステップSD8において酒S2に関連する商品として特定された商品は、ステップSD2、及び、ステップSD5で特定された商品と合わせて推奨商品表示エリア50にその情報が表示される。これにより、検討商品一覧エリア47に表示されている商品のそれぞれに関連する商品の情報が、過不足なく、推奨商品表示エリア50に表示された状態とすることができる。なお、本実施形態の例では、酒S2と関連する商品は、ジュースJ2、及び、お茶T2であるため、これら2つの商品が、酒S2と関連する商品として特定される。
【0073】
次いで、サービス提供サーバー10のカート表示部99は、ステップSD2、SD5、及び、SD8の処理結果に基づいて、図6(A)の電子ショッピングカート46の画面を表示させる描画データを生成する(ステップSD9)。その際、カート表示部99は、検討商品一覧エリア47に表示されている商品は、推奨商品表示エリア50に表示しないようにする。
次いで、カート表示部99は、ステップSD9で生成した描画データを、個人端末15に出力し、カート専用ウインドウ45に新たな電子ショッピングカート46を表示する(ステップSD10)。この結果、図6(A)に示すように、検討商品一覧エリア47に、ステップSX1、SX2、及び、SX3でショッピングカートに入れられたジュースJ1、お茶T1、及び、酒S2が表示され、さらに、推奨商品表示エリア50に、ジュースJ1とお茶T1とのそれぞれに共通して関連する商品である酒S1、及び、酒S2に関連する商品であるジュースJ2、お茶T2の情報が表示される。
【0074】
電子ショッピングカート46が図6(A)に示す状態のときに、さらに、閲覧者P1により、購入手続開始ボタン52が選択されると(ステップSX5)、個人端末15のブラウザーと、サービス提供サーバー10のカート表示部99とが通信して、図6(B)の購入者情報入力ページ62の描画データが、カート表示部99からブラウザーに出力され、図6(B)に示すように、カート専用ウインドウ45内に表示されたページが、電子ショッピングカート46から購入者情報入力ページ62へと遷移する(ステップSA9、SD11)。
さらに、閲覧者P1による購入者情報入力エリア63の各入力欄への入力が完了し、注文内容確認ボタン64が選択されると(ステップSX6)、個人端末15のブラウザーと、サービス提供サーバー10のカート表示部99とが通信して、図6(C)の内容確認ページ65の描画データが、カート表示部99からブラウザーに出力され、図6(C)に示すように、カート専用ウインドウ45内に表示されたページが、購入者情報入力ページ62から内容確認ページ65へと遷移する(ステップSA10、SD12)。
さらに、閲覧者P1による内容確認ページ65の内容の確認が終了し、確定ボタン66が選択されると(ステップSX7)、個人端末15のブラウザーは、サービス提供サーバー10と通信し、確定ボタン66が選択された旨、通知する(ステップSA11)。
【0075】
確定ボタン66が選択された旨の通知がくると、サービス提供サーバー10の決済部100は、決済データを生成する(ステップSD13)。
この決済データは、クレジットカードシステム17に出力されるデータであって、クレジットカードシステム17によって閲覧者P1の本人確認、信用照会を行うための情報や、クレジットカードシステム17から商品を販売した契約会社に対して商品の購入に応じた支払い(アクワイアラーによる立て替え払い)をするための情報(契約会社ごとの伝票情報)が不足なく含まれたデータである。
決済データに含まれる情報のうち、閲覧者P1の本人確認や信用照会を行うための情報は、購入者情報入力エリア63に入力された情報に基づいて、決済部100により生成される。
また、クレジットカードシステム17から商品を販売した契約会社に対して商品の購入に応じた支払いをするための情報は、電子ショッピングカート46が利用されて購入された商品の情報に基づいて、決済部100により生成される。より詳細には、決済部100は、電子ショッピングカート46を利用して購入された各商品について、商品DBを参照して、各商品を販売する契約会社を特定し、契約会社ごとに、購入された商品の代金を算出する。そして、決済部100は、クレジットカードシステム17との間で予め定められたフォーマットに準じて、少なくとも、クレジットカードシステム17が立て替え払いをすべき契約会社のそれぞれを特定する情報と、各契約会社の振込口座を示す情報と、各契約会社に支払うべき金額を示す情報とを含んだ決済データを生成する。本例のように、ジュースJ1、お茶T1、及び、酒S2が電子ショッピングカート46によって購入された場合、決済部100は、商品DBを参照して、各商品を販売する契約会社として、ジュース販売会社26、酒販売会社28、及び、お茶販売会社30を特定し、ジュース販売会社26に係る購入代金としてジュースJ1の代金を算出し、酒販売会社28に係る購入代金として酒S2の代金を算出し、お茶販売会社30に係る購入代金としてお茶T1の代金を算出する。
この決済部100の機能は、CPUがプログラムを実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
【0076】
次いで、決済部100は、決済データをクレジットカードシステム17に送信する(ステップSD14)。
クレジットカードシステム17は、入力された決済データに基づいて、決済処理を実行し、閲覧者1の本人確認や、信用照会、また、商品を販売した各契約会社への代金の立て替え払いや、閲覧者P1への代金請求、その他の決済に必要な処理を実行する(ステップSE1)。
【0077】
また、決済部100により決済データを送信した後、サービス提供サーバー10の取引情報通知部101は、電子ショッピングカート46を利用した商品の販売を行った各契約会社に対して、電子ショッピングカート46を利用して成立した取引の内容を示す取引情報を通知する(ステップSD15)。取引情報には、少なくとも、契約会社の商品を購入した購入者の情報、及び、購入された商品を示す情報が含まれている。契約会社の商品を購入した購入者の情報とは、購入者情報入力ページ62に入力された各情報のうち名前、電話番号、住所、及び、メールアドレスのことであり、また、購入された商品を示す情報とは、商品ID等の商品を特定する情報と購入された数量とを少なくとも含む情報のことである。
取引情報通知部101が各契約会社に取引情報を通知する手段はどのようなものであってもよい。例えば、取引の内容が記載された電子メールを生成して送信するようにしてもよく、各契約会社の所定のシステムと通信し、当該所定のシステムに対して取引情報を示すデータを出力するようにしてもよく、紙媒体の伝票を出力し、サービス提供会社11の担当者が紙媒体として出力された伝票を郵送その他の手段により送信するようにしてもよく、サービス提供サーバー10の表示部34等に契約情報を表示し、サービス提供会社11の担当者が表示パネル20に表示された情報に基づいて、電話等の手段により各契約会社に通知するようにしてもよい。
取引情報を取得した各契約会社は、取引情報の内容に基づいて、商品購入者に対して、商品を郵送したり、郵送のスケジュールをメールしたり等、必要な処理を実行する。
【0078】
次いで、関連性データ生成部95は、電子ショッピングカート46によって購入された商品の実績に応じて、関連性データ96の内容を更新する(ステップSD16)。具体的には、本実施形態の例では、ジュースJ1、お茶T1、及び、酒S2が電子ショッピングカート46を利用して同時に購入されたが、この場合、関連性データ生成部95は、商品DB90を参照することにより各商品が属する商品属性を特定すると共に、ジュースJ1が属する商品属性と、お茶T1が属する商品属性とに対応する関連性ポイントをインクリメントし、お茶T1が属する商品属性と、酒S2が属する商品属性とに対応する関連性ポイントをインクリメントし、さらに、ジュースJ1が属する商品属性と、酒S2が属する商品属性とに対応する関連性ポイントをインクリメントする。
【0079】
以上説明したように、本実施形態によれば、情報処理装置たるサービス提供サーバー10は、装置たる個人端末15からの所定のWebページ(例えば、ジュース販売ページ27)へのアクセスに応じて、個人端末15の表示パネル20において当該Webページが表示される表示領域とは独立した表示領域(別のウインドウ)に電子ショッピングカート46を表示させるカート表示部99と、電子ショッピングカート46を利用して購入可能な商品を管理する商品管理部81と、電子ショッピングカート46に1の商品が入れられた場合、商品管理部81が管理する商品のうち、当該1の商品と関連する商品を選択し、選択した商品の情報を電子ショッピングカート46が表示された表示領域内に形成された推奨商品表示エリア50に表示させる関連商品選択部94と、を備えている。
この構成によれば、電子ショッピングカート46に1の商品が入れられた場合、当該1の商品と関連する商品が自動で推奨商品表示エリア50に表示されるため、商品を販売する会社にとっては、商品を販売する機会を拡充できる。また、電子ショッピングカート46は、Webページとは独立した表示領域に表示され、当該Webページを開設する会社(主体)とは関係のない会社(主体)のWebページでも電子ショッピングカート46を利用して商品の購入ができるため、閲覧者P1にとっては、従来のように、共通のショッピングモールに属する会社の商品のみが同一の電子ショッピングカート46で購入できる、といった制限を受けることなく、高い自由度で商品の購入が可能となる。
さらに、個人端末15から所定のWebページ(例えば、ジュース販売ページ27)へのアクセスがあると、カート表示部99の機能により、当該アクセスに応じて、自動で、個人端末15の表示パネル20に電子ショッピングカート46が表示されるため、ユーザーは、アクセスした所定のWebページに記載された商品について、電子ショッピングカート46を利用して、購入できることを直感的に把握でき、かつ、例えば、電子ショッピングカート46を表示するための特別な作業(例えば、電子ショッピングカート46を表示させるために、所定のサーバーにアクセスする)を行う必要が無く、ユーザーの利便性が高い。なお、上述したように、上述した実施形態では、ジュース販売ページ27等の所定のWebページにアクセスがあると、これと併せて、ほぼ同時に、サービス提供サーバー10のカート表示部99の機能により、電子ショッピングカート46が表示されるが、所定のWebページへのアクセスに「応じて」、電子ショッピングカート46を表示させる際の態様は、これに限らない。例えば、所定のWebページにおいて、商品の選択が行われたり(例:カートボタン48J1が選択される)、また、電子ショッピングカート46を表示させるボタンがある場合は、当該ボタンが選択されたりする等の何らかのアクションがあった場合に、サービス提供サーバー10のカート表示部99の機能により、電子ショッピングカート46が表示されるようにしてもよい。
【0080】
また、本実施形態では、個人端末15からの所定のWebページへのアクセスに応じて表示パネル20に電子ショッピングカート46が表示された後、電子ショッピングカート46は、当該Webページの変移にかかわらず、当該Webページとは異なるWebページにおいて販売される商品を入れることができる状態で、表示パネル20に継続して表示される。
この構成によれば、他のウインドウの状況にかかわらず、電子ショッピングカート46が表示され続けるため、購入を検討している商品(ショッピングカートに入れた商品)が常に視認できる状態となり、閲覧者P1の利便性が向上する。例えば、閲覧者P1が商品の購入の検討を一旦中断し、商品の購入とは関係のないWebページを閲覧したり、個人端末15にインストールされた別のソフトウェアを起動して音楽を聴いたりゲームをしたりする等の行為を行った場合であっても、既にショッピングカートに入れた商品についてはショッピングカートに入った状態が維持され、かつ、電子ショッピングカート46の検討商品一覧エリア47を確認することにより購入を検討している商品が何であったかを、いつでも、認識可能であるため、閲覧者P1の利便性が向上する。さらに、閲覧者P1が商品の購入の検討を一旦中断し、上述したような商品の購入とは別の行為を行った場合であっても、商品をショッピングカートに入れた状態がリセットされることがなく、閲覧者P1が同一の商品について再びショッピングカートに入れる作業を行う必要がなくなるため、閲覧者P1の利便性が向上する。さらに、他のウインドウの状況にかかわらず、電子ショッピングカート46が表示され続けるため、購入を検討している商品がショッピングカートに継続して入っているということを閲覧者P1に確実に認識させることができる。さらに、上記構成によれば、異なる複数のWebページを移動しつつ、各Webページにおいて販売されている商品を、同一のカート専用ウインドウ45(電子ショッピングカート46)を利用して、一括して、購入可能である。特に、本実施形態では、ジュース販売会社26のジュース販売サイトと、酒販売会社28の酒販売サイトとは、例えば、共通の電子商店街(いわゆるサイバーモール)に属していたり、また、これらサイト間でのデータの送受信を前提とした取り決め(送受信するデータのフォーマットや、通信のプロトコル等に関する取り決め)が行われていたりしているわけではなく、何ら関係のないサイトである。そして、クロスセールサービスは、このように、何ら関係のない複数のWebページ、すなわち、それぞれ独自の手法により独立して開設されたWebページ間を移動しつつ、各Webページにおいて販売されている商品を、同一のカート専用ウインドウ45(電子ショッピングカート46)を利用して、一括して、購入可能である。
【0081】
また、本実施形態では、商品管理部81は、異なる複数の主体(ジュース販売会社26、酒販売会社28、及び、お茶販売会社30)が販売する商品を管理し、関連商品選択部94は、電子ショッピングカートに1の商品が入れられた場合において、当該1の商品と関連する商品を選択する際、当該1の商品を販売する主体と、当該1の商品と関連する商品を販売する主体とが同一か否かにかかわらず、当該1の商品と関連する商品を選択する。
この構成によれば、例えば、1の商品がショッピングカートに入れられた場合において、推奨商品表示エリア50には、当該1の商品を販売する会社と何ら関係のない会社(例えば、同一の電子モールに属しているといった関係を有していない会社)の商品を、推奨商品表示エリア50に表示することが可能となり、クロスセール契約を結んだ個々の契約会社は、より一層、商品を販売する機会を拡充することが可能となる。
【0082】
また、本実施形態では、関連商品選択部94は、電子ショッピングカート46に1の商品が入れられた場合、関連性データ96の内容に基づいて、過去の電子ショッピングカート46を利用した商品の購入の実態から、当該1の商品と同時に購入される傾向がある他の商品を特定し、特定した商品を、当該1の商品と関連する商品として選択する。
この構成によれば、電子ショッピングカート46に1の商品が入れられた場合において、電子ショッピングカート46の推奨商品表示エリア50には、過去の電子ショッピングカート46を利用した商品の購入の実態から、当該1の商品と同時に購入される傾向があると判別される他の商品が表示されるため、他の商品を販売する契約会社にとっては、効果的、かつ、効率的に商品を販売する機会を拡充することが可能となる。
【0083】
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、商品を販売するWebページにアクセスがあった後、最初に電子ショッピングカート46を表示する場合、推奨商品表示エリア50には商品の情報が表示されていない状態であったが(図3参照)、商品を販売するWebページの内容に応じて推奨商品表示エリア50に商品の情報を表示するようにしてもよい。
また、推奨商品表示エリア50に表示される商品の数に上限を設けるようにしてもよい。推奨される商品があまりにも多いと、選択肢の過度の増加へとつながり、顧客満足度の低下につながる可能性があるからである。
また、上述した実施形態では、クレジットカードによる決済が行われていたが、決済の手段はこれに限らず、例えば、電子マネーを利用した決済等の既存の種々の決済の手段を利用することができる。
また、関連商品選択部94による1の商品と関連する商品の選択方法は、上述した実施形態において例を挙げて説明したものに限らず、既存のデータマイニングの手法をすべからく適用可能である。関連する商品の選択は、例えば、特定の商品と、特定の商品とを対応付けて記憶しておき、ある1の商品がショッピングカートに入れられたときに、当該1の商品と対応付けて記憶された他の商品を、当該1の商品に関連する商品としてもよい。また例えば、閲覧者がWebサイトへアクセスした経路、アクセスに用いた検索キーワード、Webサイト上でのページ遷移状況から、閲覧者の興味を引く分野を推測し、該当の分野に関連する商品を選択してもよい。また例えば、Webサイト上で頻出するキーワードを自動抽出し、そのキーワードに関連付いた商品を選択してもよい。すなわち、同時に購入される可能性のある商品を関連する商品として適切に選択できれば、どのような手法であってもよい。
【符号の説明】
【0084】
1 クロスセールシステム
10 サービス提供サーバー(情報処理装置)
12 インターネット(ネットワーク)
15 個人端末(装置)
26 ジュース販売会社(主体)
27 ジュース販売ページ(Webページ)
28 酒販売会社(主体)
29 酒販売ページ(Webページ)
30 茶販売会社(主体)
45 カート専用ウインドウ(独立した表示領域)
46 電子ショッピングカート
81 商品管理部
94 関連商品選択部
101 取引情報通知部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部を有する装置にネットワークを介して接続され、
前記装置からの所定のWebページへのアクセスに応じて、前記装置の前記表示部において当該Webページが表示される表示領域とは独立した表示領域に電子ショッピングカートを表示させるカート表示部と、
前記電子ショッピングカートを利用して購入可能な商品であって、異なる複数の主体が販売する商品を管理する商品管理部と、
前記電子ショッピングカートに1の商品が入れられた場合、当該1の商品を販売する主体と、当該1の商品と関連する商品を販売する主体とが同一か否かにかかわらず、前記商品管理部が管理する商品の中から当該1の商品と関連する商品を選択し、選択した商品の情報を前記電子ショッピングカートが表示された表示領域内に表示させる関連商品選択部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記装置からの所定のWebページへのアクセスに応じて前記表示部に前記電子ショッピングカートが表示された後、前記電子ショッピングカートは、当該Webページの変移にかかわらず、当該Webページとは異なるWebページにおいて販売される商品を入れることができる状態で、前記表示部に継続して表示されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記商品管理部は、
それぞれ個別に商品販売用のWebページを開設している、異なる主体が販売する商品を、統括的に管理し、
前記関連商品選択部は、
前記電子ショッピングカートに1の商品が入れられた場合、当該1の商品を販売する主体と、当該1の商品と関連する商品を販売する主体とが同一か否かにかかわらず、前記商品管理部が管理する商品の中から当該1の商品と関連する商品を選択し、選択した商品の情報を前記電子ショッピングカートが表示された表示領域内に表示させること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記関連商品選択部は、
前記電子ショッピングカートに1の商品が入れられた場合、当該1の商品と同時に購入される可能性がある他の商品を、当該1の商品と関連する商品として選択することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記関連商品選択部は、
前記電子ショッピングカートに1の商品が入れられた場合、過去の前記電子ショッピングカートを利用した商品の購入の実態から、当該1の商品と同時に購入される傾向がある他の商品を特定し、特定した商品を、当該1の商品と関連する商品として選択することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
表示部を有する装置にネットワークを介して接続された情報処理装置の制御方法であって、
電子ショッピングカートを利用して購入可能な商品であって、異なる複数の主体が販売する商品を管理すると共に、
前記装置からの所定のWebページへのアクセスに応じて、前記装置の前記表示部において当該Webページが表示される表示領域とは独立した表示領域に前記電子ショッピングカートを表示し、
前記電子ショッピングカートに1の商品が入れられた場合、当該1の商品を販売する主体と、当該1の商品と関連する商品を販売する主体とが同一か否かにかかわらず、管理する商品の中から当該1の商品と関連する商品を選択し、選択した商品の情報を前記電子ショッピングカートが表示された表示領域内に表示することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項7】
表示部を有する装置にネットワークを介して接続された情報処理装置を制御するコンピューターにより実行されるプログラムであって、
前記コンピューターを、
前記装置からの所定のWebページへのアクセスに応じて、前記装置の前記表示部において当該Webページが表示される表示領域とは独立した表示領域に電子ショッピングカートを表示させるカート表示部と、
前記電子ショッピングカートを利用して購入可能な商品であって、異なる複数の主体が販売する商品を管理する商品管理部と、
前記電子ショッピングカートに1の商品が入れられた場合、当該1の商品を販売する主体と、当該1の商品と関連する商品を販売する主体とが同一か否かにかかわらず、前記商品管理部が管理する商品の中から当該1の商品と関連する商品を選択し、選択した商品の情報を前記電子ショッピングカートが表示された表示領域内に表示させる関連商品選択部と、
として機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−101421(P2013−101421A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−243498(P2011−243498)
【出願日】平成23年11月7日(2011.11.7)
【出願人】(511269657)情報力株式会社 (1)
【Fターム(参考)】