説明

情報処理装置、情報処理装置の制御方法および制御プログラム

【課題】 ユーザの手間を増加することなく、ユーザの希望に添ったプレイリストを自動的に選択して再生を行う。
【解決手段】 移動体に搭載され、設定された目的地に向けて移動体の経路案内を行うナビゲーション装置10の情報記憶部21は、複数の楽曲で構成されるプレイリストに対応するプレイリストデータを記憶する。ユーザが指示入力部17を介して目的を設定すると、制御部20は、設定された目的地に基づいて再生すべきプレイリストデータを選択し、音楽再生部41がプレイリストに対応する楽曲を再生する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法および制御プログラムに係り、特に移動体(例えば、車両)の経路案内を行いつつ、楽曲の再生を行う情報処理装置、情報処理装置の制御方法および制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、車両に搭載されるナビゲーション装置として、目的地までの経路案内を行うものが知られている。
このようなナビゲーション装置において、経路案内機能に加えて、車両の現在位置に応じて音楽を再生するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなナビゲーション装置においては、ユーザはハードディスク装置などの外部記憶装置に記憶された地点データベースを利用して、あるいは、ユーザが任意に設定する地図上の地点から目的地設定を行い経路計算を行って、得られた誘導経路およびジャイロスコープや車速パルスを用いた自立航法により得られる自車位置あるいはGPS(Global Positioning System)やFM多重放送を利用した電波航法から推定した自車位置とを、マップマッチングしながらディスプレイ画面上に表示して経路誘導を行う。
【0003】
さらにナビゲーション装置は、ハードディスク装置に記憶されたディジタルオーディオデータや、CDプレーヤなどのオーディオ再生装置により再生されたディジタルオーディオデータを用いて楽曲を再生するようになっていた。
【特許文献1】特開平11−30526号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の構成において、複数の楽曲である楽曲群(以下、プレイリストという。)を予め登録し、ユーザが登録済みのプレイリストからいずれかのプレイリストを選択して再生を行いたい場合がある。
このようなプレイリストの再生を行うためには、所望のプレイリストを指定して、その再生を指示する必要があった。
このような指示を運転中に行うことは好ましくないとともに、プレイリストが大量に登録されている場合には、ユーザ自身もその選択が煩わしくなってしまうという不具合があった。
そこで、本発明の目的は、ユーザの手間を増加することなく、ユーザの希望に添ったプレイリストを自動的に選択して再生を行うことが可能な情報処理装置、情報処理装置の制御方法および制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述課題を解決するため、移動体に搭載され、設定された目的地に向けて移動体の経路案内を行う情報処理装置において、複数の楽曲で構成される楽曲群に対応する楽曲群データを記憶する楽曲記憶部と、前記楽曲データに対応する複数の楽曲データに基づいて楽曲を再生する再生部と、前記目的地をユーザが設定するための目的地設定部と、
設定された前記目的地に基づいて再生すべき前記楽曲群データを選択する楽曲群選択部と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、楽曲記憶部は、複数の楽曲で構成される楽曲群に対応する楽曲群データを記憶する。
一方、ユーザは、目的地設定部を介して目的地を設定する。
これらの結果、楽曲群選択部は、設定された目的地に基づいて再生すべき楽曲群データを選択し、再生部は、選択された楽曲群テータに対応する複数の楽曲データに基づいて楽曲を再生する。
【0006】
この場合において、前記楽曲群データを前記目的地あるいは前記目的地が属する目的地種別に対応づけた対応テーブルを記憶するテーブル記憶部を備え、前記楽曲群選択部は、前記対応テーブルに基づいて再生すべき前記楽曲群データを選択するようにしてもよい。
また、前記対応テーブルは、一の前記目的地あるいは前記目的地種別に対し、複数の前記楽曲群データが対応づけられており、前記楽曲群選択部は、一の前記目的地あるいは前記目的地種別に対応づけられた前記複数の楽曲群データの一または複数を選択するようにしてもよい。
【0007】
また、前記目的地設定部において、新たな目的地が設定された場合に、当該新たな目的地に対応づける前記楽曲群データの候補となる前記楽曲群データをユーザに提示する候補データ提示部と、ユーザが前記楽曲群データの候補のうち、いずれか一または複数の前記楽曲群データを指示する候補データ指示部と、前記候補データ指示部において指示された前記楽曲群データを前記新たな目的地に対応づけて前記対応テーブルに記憶させる対応付記憶制御部と、を備えるようにしてもよい。
【0008】
また、移動体に搭載され、設定された目的地に向けて移動体の経路案内を行うとともに、複数の楽曲で構成される楽曲群に対応する楽曲群データを記憶する楽曲記憶部および前記楽曲データに対応する複数の楽曲データに基づいて楽曲を再生する再生部と、を備えた情報処理装置の制御方法において、ユーザが前記目的地を設定する目的地設定過程と、設定された前記目的地に基づいて再生すべき前記楽曲群データを選択する楽曲群選択過程と、を備えたことを特徴としている。
【0009】
この場合において、一の前記目的地あるいは前記目的地種別に対し、複数の前記楽曲群データが対応づけられており、前記楽曲群選択過程は、一の前記目的地あるいは前記目的地種別に対応づけられた前記複数の楽曲群データの一または複数を選択するようにしてもよい。
【0010】
また、移動体に搭載され、設定された目的地に向けて移動体の経路案内を行うとともに、複数の楽曲で構成される楽曲群に対応する楽曲群データを記憶する楽曲記憶部および前記楽曲データに対応する複数の楽曲データに基づいて楽曲を再生する再生部と、を備えた情報処理装置をコンピュータにより制御する制御プログラムにおいて、ユーザに前記目的地を設定させ、前記設定された前記目的地に基づいて再生すべき前記楽曲群データを選択させる、ことを特徴としている。
この場合において、一の前記目的地あるいは前記目的地種別に対し、複数の前記楽曲群データが対応づけられており、
一の前記目的地あるいは前記目的地種別に対応づけられた前記複数の楽曲群データの一または複数を選択させるようにしてもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、目的地が設定されれば、目的地に対応するプレイリストを自動的に選択して、再生を開始することができるので、ユーザの操作の手間を軽減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、実施形態のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
ナビゲーション装置10は、車両に搭載され、車両の経路案内を行うナビゲーション機能や施設検索機能を有する装置である。
ナビゲーション装置10は、絶対位置方位検出機能を有するGPS(Global Positioning System)ユニット11と、相対方位検出機能を有するジャイロユニット12と、車速検出部13と、FM受信部14と、ビーコン受信部15と、表示部16と、指示入力部17と、ユーザインタフェース部18と、音声認識部19と、制御部20と、情報記憶部21と、外部記録装置制御部22と、通信制御部23と、音楽再生部41と、を備えている。
【0013】
GPSユニット11は、GPSアンテナ(レシーバでも良い)11Aを介してGPS衛星からのGPS電波を受信し、GPS電波に重畳されたGPS信号から、車両の現在地を示す位置座標と進行方向とを演算により取得すると共に、GPS信号に含まれる日時情報と車両の現在地の時差とから車両の現在地における日時情報(年、月、日、時、分等)を演算により取得し、これら情報を制御部20に出力する。
ジャイロユニット12は、ジャイロセンサにより車両の相対的な方位を検出して制御部20に出力し、車速検出部13は、車両の車速パルスPSに基づいて車両の速度を演算により求め、制御部20に出力する。
【0014】
FM受信部14は、FMアンテナ14Aを介してFM多重放送波を受信し、FM多重放送波に重畳された交通情報(VICS(Vehicle Information and Communication System)情報)を取得し、所定の処理を施して制御部20に出力する。また、ビーコン受信部15は、ビーコン用アンテナ15Aを介してビーコン情報を受信し、所定の処理を施して制御部20に出力する。
【0015】
表示部16は、例えば、タッチパネル付きの液晶表示装置が適用され、制御部20の制御の下、各種情報を表示する。指示入力部17は、ナビゲーション装置10が備える各種操作子やタッチパネルの操作を検出する操作検出部と、リモートコントローラ(図示せず)からの送信信号を受信する受信部等から構成され、ユーザからの各種指示を制御部20に出力する。ユーザインタフェース部18は、I/O制御回路やドライバ等であり、表示部16及び指示入力部17と、制御部20とを接続するインターフェースである。
音声認識部19は、マイク(図示せず)を介して入力した音声を音声認識し、その認識結果を制御部20に出力する。すなわち、このナビゲーション装置10は、指示入力部17及び音声認識部19を介してユーザ指示を入力可能に構成されている。
【0016】
制御部20は、このナビゲーション装置10全体を制御するものであり、CPU及びその周辺回路から構成され、CPUは、ROM30に記憶された制御プログラム等の各種データを読み出し、指示入力部17及び音声認識部19を介して入力されたユーザ指示に応じて、ナビゲーション装置10の各部の制御処理を行う。また、DRAM31は、CPUのワークエリアに使用されるメモリであり、SRAM32は、揮発性メモリであるが、車両のアクセサリ電源等の本装置のメイン電源がオフの間も、電池等でバックアップされてメモリ内容を保持するようにされている。また、VRAM33は、表示部16の表示用データが格納されるメモリである。
【0017】
情報記憶部21は、地図データ、楽曲データ、複数の楽曲データの組合せの情報であるプレイリストデータ、特定の地点(例えば、目的地)と当該地点に関連する情報(対応するプレイリストデータ、目的地の種別など)を関連づけた地点データベースなどを記憶する記憶手段であり、具体的には、ハードディスク装置、CD−ROMやDVD−ROM等のディスク状記録媒体に記憶された上記各データを読み出し可能な読取装置等が適用される。
外部記録装置制御部22は、制御部20の制御の下、このナビゲーション装置10に接続された外部記録媒体に対してデータの記録・読み出しを行うものであり、外部記録媒体は、例えば、メモリースティック(登録商標)、メモリカード、CFカード(登録商標)が適用される。
通信制御部23は、制御部20の制御の下、このナビゲーション装置10に接続された無線通信機器(例えば、携帯電話機)40を介して情報センターやインターネットに
アクセスし、無線通信ネットワークを介して各種情報を受信する。
【0018】
制御部20は、ユーザにより動作モードとしてナビゲーションモードへの移行が指示されると、CPUによりナビゲーションプログラムを実行し、表示部16に地図等を表示する。より具体的には、制御部20は、GPSユニット11とジャイロユニット12との検出結果に基づき車両の現在地及び進行方向を特定し、現在地周辺の地図を表示させる。また、制御部20は、目的地が設定された場合、目的地までの最適経路を計算し、表示地図中に表示して目的地まで経路案内処理を実行する経路案内手段として機能する。
【0019】
このナビゲーションモード中、制御部20は、FM受信部14やビーコン受信部15から各種交通情報を入力すると、その情報を表示する処理(例えば、渋滞情報等を文字表示、簡易図形表示或いは地図表示する処理)を行う。
また、制御部20は、ユーザにより動作モードとして検索モードへの移行が指示されると、検索用の制御プログラムを実行し、ユーザの希望する条件に適合する施設(観光名所、観光地、温泉、コンビニエンスストア、駐車場等)を検索する検索処理を実行する。
音楽再生部41は、スピーカ装置、アンプなどを有し、制御部20の制御下で各種楽曲の再生出力を行う。
【0020】
次に実施形態の動作について説明する。
図2は、実施形態の処理フローチャートである。
まず、制御部20は、指示入力部17を介してナビゲーション対象の目的地が設定されているか否かを判別する(ステップS11)。
ステップS11の判別において、ナビゲーション対象の目的地が設定されていない場合には(ステップS11;No)、待機状態となる。
【0021】
ステップS11の判別において、目的地が設定されている場合には(ステップS12;Yes)、制御部20は、予め複数の目的地について各目的地に関連する情報が登録された地点データベースを用いて目的地の選択がなされ、設定されたのか否かを判別する(ステップS12)。
ステップS12の判別において、目的地の選択は、地点データベースを用いてなされたのではない場合には(ステップS12;No)、予め別途ユーザが登録した一または複数の地点(登録地点)が目的地として選択されたのか否かを判別する(ステップS13)。
【0022】
ステップS13の判別において、登録地点からの目的地の選択である場合には(ステップS13;Yes)、処理をステップS14に移行する。
ステップS13の判別において、登録地点からの目的地の選択ではない場合には(ステップS13;No)、例えば、地図画面上での目的地点の設定がなされた場合には、複数の楽曲である楽曲群(以下、プレイリストという。)の自動再生処理を行わずに処理を終了する(ステップS20)。
ステップS12の判別において、地点データベースから目的地の選択がなされ、設定された場合には(ステップS12;Yes)、制御部20は、当該目的地は、目的地に関連する情報として、プレイリストが登録されている目的地であるか、あるいは、目的地の種別(以下、目的地のジャンルという。)が登録されている目的地であるか否かを判別する(ステップS14)。
【0023】
ステップS14の判別において、プレイリストが登録されている目的地である場合、あるいは、目的地のジャンルが登録されている目的地である場合には(ステップS14;Yes)、登録されたプレイリストあるいは目的地のジャンルに対応づけられたプレイリストに基づいて楽曲の再生を行うこととなる(ステップS19)。
ステップS14の判別において、プレイリストが登録されておらず、かつ、目的地のジャンルも登録されていない目的地である場合には(ステップS14;No)、制御部20は、ユーザインタフェース部18を介して表示部16に、ユーザに対し、新たにプレイリストを設定し、登録するか否かを確認するための確認画面を表示する(ステップS15)。
【0024】
図3は確認画面の一例の説明図である。
図3に示すように、表示部16の表示画面の中央には、プレイリストの設定、登録を確認するメッセージがメッセージボックス45として表示され、その下方には、承認するか否かを指示するためのボタンである「はい」ボタン46および「いいえ」ボタン47が表示される。したがって、ユーザは「はい」ボタン46あるいは「いいえ」ボタン47を押圧操作することにより、承認するか否かを指示することとなる。
続いて制御部20は、指示入力部17およびユーザインタフェース部18を介して、ユーザが設定を行う旨の承認をしたか否かを判別する(ステップS16)。
【0025】
ステップS16の判別において、ユーザによる設定承認がなされなかった場合には(ステップS16;No)、制御部20は、プレイリストの自動再生処理を行わずに処理を終了する(ステップS20)。
ステップS16の判別において、ユーザによる設定承認がなされた場合には、制御部20は、ユーザに既に登録したプレイリストあるいは新たなプレイリストを作成させるためのプレイリスト設定画面を表示部16に表示し、プレイリストの選択あるいは設定処理を行わせる(ステップS17)。この場合において、必要に応じ目的地のジャンルが未定の目的地である場合には、目的地のジャンルについてもユーザに選択あるいは新規ジャンルの設定を促すこととなる。
【0026】
図4は、プレイリスト設定画面の一例である。
プレイリスト設定画面50は、各種情報を表示するための情報表示部51と、表示している楽曲情報(曲名など)をスクロール操作するための複数のスクロールボタンを表示するスクロールボタン表示部52と、プレイリストを表示するプレイリスト表示部53と、表示内容を前回の表示内容に戻すための戻りボタン54と、プレイリストを所望の条件で検索するための図示しない検索画面に遷移させるための検索ボタン55と、現在表示しているアルバム(楽曲群)よりもアルバム管理番号の小さなアルバムについて楽曲情報を表示させるための前のアルバム表示ボタン56と、現在表示しているアルバム(楽曲群)よりもアルバム管理番号の大きなアルバムについて楽曲情報を表示させるための次のアルバム表示ボタン57と、プレイリストを編集するための編集画面に遷移させるための編集ボタン58と、プレイリスト表示部53に各プレイリストを構成する楽曲のリストを表示させるためのリスト表示ボタン59と、ユーザに対する操作ガイドを表示するための操作ガイド表示部60と、操作終了を指示するための終了ボタン61と、を備えており、上述した各ボタンの表示位置を操作することにより対応する処理がなされる。
【0027】
プレイリストの選択あるいは設定処理がなされると、制御部20は、当該目的地(登録地点)あるいは目的地のジャンルに、選択あるいは設定されたプレイリストを登録し(ステップS18)、当該登録されたプレイリストに基づいて、楽曲の再生を行うこととなる(ステップS19)。
【0028】
以上の説明のように、本実施形態によれば、目的地の選択、設定操作を行うだけで、各目的地に対応づけられたプレイリストに基づいて自動再生を行うことができ、楽曲再生のための設定、選択操作を行う必要がなく、使い勝手が向上する。
以上の説明においては、対応テーブルとしての地点データベースとしては、一の目的地あるいは目的地種別(目的地のジャンル)に対し、一のプレイリストが対応している場合について説明したが、複数のプレイリストを対応づけ、制御部20が、一の目的地あるいは目的地種別に対応づけられた複数のプレイリストを選択するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本実施の形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態の処理フローチャートである。
【図3】確認画面の一例の説明図である。
【図4】プレイリスト選択画面の一例の説明図である。
【符号の説明】
【0030】
1 ナビゲーション装置
11 GPSユニット
12 ジャイロユニット
16 表示部
17 指示入力部(目的地設定部)
20 制御部(楽曲群選択部)
21 情報記憶部(楽曲記憶部)
23 通信制御部
40 無線通信機器
41 音楽再生部(再生部)
50 プレイリスト設定画面


【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動体に搭載され、設定された目的地に向けて移動体の経路案内を行う情報処理装置において、
複数の楽曲で構成される楽曲群に対応する楽曲群データを記憶する楽曲記憶部と、
前記楽曲データに対応する複数の楽曲データに基づいて楽曲を再生する再生部と、
前記目的地をユーザが設定するための目的地設定部と、
設定された前記目的地に基づいて再生すべき前記楽曲群データを選択する楽曲群選択部と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
請求項1記載の情報処理装置において、
前記楽曲群データを前記目的地あるいは前記目的地が属する目的地種別に対応づけた対応テーブルを記憶するテーブル記憶部を備え、
前記楽曲群選択部は、前記対応テーブルに基づいて再生すべき前記楽曲群データを選択することを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項2記載の情報処理装置において、
前記対応テーブルは、一の前記目的地あるいは前記目的地種別に対し、複数の前記楽曲群データが対応づけられており、
前記楽曲群選択部は、一の前記目的地あるいは前記目的地種別に対応づけられた前記複数の楽曲群データの一または複数を選択することを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
前記目的地設定部において、新たな目的地が設定された場合に、当該新たな目的地に対応づける前記楽曲群データの候補となる前記楽曲群データをユーザに提示する候補データ提示部と、
ユーザが前記楽曲群データの候補のうち、いずれか一または複数の前記楽曲群データを指示する候補データ指示部と、
前記候補データ指示部において指示された前記楽曲群データを前記新たな目的地に対応づけて前記対応テーブルに記憶させる対応付記憶制御部と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
移動体に搭載され、設定された目的地に向けて移動体の経路案内を行うとともに、複数の楽曲で構成される楽曲群に対応する楽曲群データを記憶する楽曲記憶部および前記楽曲データに対応する複数の楽曲データに基づいて楽曲を再生する再生部と、を備えた情報処理装置の制御方法において、
ユーザが前記目的地を設定する目的地設定過程と、
設定された前記目的地に基づいて再生すべき前記楽曲群データを選択する楽曲群選択過程と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項6】
請求項5記載の情報処理装置の制御方法において、
一の前記目的地あるいは前記目的地種別に対し、複数の前記楽曲群データが対応づけられており、
前記楽曲群選択過程は、一の前記目的地あるいは前記目的地種別に対応づけられた前記複数の楽曲群データの一または複数を選択することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項7】
移動体に搭載され、設定された目的地に向けて移動体の経路案内を行うとともに、複数の楽曲で構成される楽曲群に対応する楽曲群データを記憶する楽曲記憶部および前記楽曲データに対応する複数の楽曲データに基づいて楽曲を再生する再生部と、を備えた情報処理装置をコンピュータにより制御する制御プログラムにおいて、
ユーザに前記目的地を設定させ、
前記設定された前記目的地に基づいて再生すべき前記楽曲群データを選択させる、
ことを特徴とする制御プログラム。
【請求項8】
請求項7記載の制御プログラムにおいて、
一の前記目的地あるいは前記目的地種別に対し、複数の前記楽曲群データが対応づけられており、
一の前記目的地あるいは前記目的地種別に対応づけられた前記複数の楽曲群データの一または複数を選択させる、ことを特徴とする制御プログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−266807(P2006−266807A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−83956(P2005−83956)
【出願日】平成17年3月23日(2005.3.23)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】