説明

情報処理装置、電子帳票管理システム、サーバ装置、帳票検索方法並びにプログラム

【課題】本発明は、複数の帳票データを検索する際に、ユーザの負荷を軽減し、検索をし易くする情報処理装置を提供する。
【解決手段】帳票データと当該帳票データ内に検索対象として設定された領域の文字列と設定された領域の領域識別情報とを含む領域情報とを対応させて記憶するサーバ装置に通信可能に接続された情報処理装置であって、検索対象となる帳票データの指定を受け付け、当該指定された少なくとも1つの帳票データに対応する領域情報を取得する。そして、取得された領域情報に従って、複数の帳票データに対応する領域と1つの帳票データに対応する領域とに分類し、分類した各領域を識別可能に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の帳票データを検索することが可能な情報処理装置、電子帳票管理システムおよびその帳票検索方法、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電子帳票管理システムでは、紙媒体である帳票を電子帳票(帳票データ)として保存・管理することにより、大量の帳票から必要な帳票のみを検索することが簡単且つ高速に可能となる。例えば、帳票データを検索する際に、電子帳票情報で検索したい領域(検索対象領域)を指定し、その検索対象領域に合致する条件を入力した上で所望の帳票データを検索する電子帳票システムが提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
また、電子帳票管理システムでは、業務の多様化や企業合併などで生じた様々な種類の帳票が順次電子化された結果、特定の目的に必要な情報が複数の帳票データ間に重複して保存されてしまう場合が起こる。そのため、複数の帳票データを突き合わせてチェックするような業務も増加している。例えば、銀行業務において、特定の顧客の住所と預金残高を同時に電子帳票システムから検索するには、顧客台帳と普通預金残高情報という2つの帳票データを検索する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−179201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の電子帳票管理システムを利用して複数の帳票データを検索する場合、通常の検索よりも検索対象となる帳票データが多くなってしまうため、検索に時間を要してしまい、業務が滞るという問題がある。
【0006】
また、従来の電子帳票管理システムでは、サーバ装置から電子帳票の基となるテキストデータがクライアント端末に送信され、クライアント端末が受信したテキストデータを基に電子帳票を生成している。この電子帳票は、テキストデータのテキストファイルと、そのテキストデータをどの位置に配置するのかといった位置ファイルと、帳票におけるフォーム(罫線や図)などの位置を定めるフォームファイルといった複数のファイルを用いて構成されている。
【0007】
上記特許文献1に記載された技術を用いて帳票データの検索を行う場合、表示画面上で選択された検索対象領域から、位置ファイルを参照し、その検索対象領域にあるテキストデータからテキストファイルを取得し、取得したテキストファイルから検索するといった処理を行わなければならない。そのため、検索機能を有するアプリケーション(例えば、Microsoft社製の「MSOffice」)とは異なり、検索に時間がかかるという問題がある。
【0008】
また、複数の帳票データを検索する場合、ユーザが帳票検索を行うたびに帳票上で検索対象領域を設定し、検索を実行しなければならず、検索に手間がかかってしまう。そこで、管理者がよく検索する検索対象領域を予め設定しておき、検索するユーザがこの検索対象領域を利用して検索するようにしてもよいが、検索するユーザが、管理者が意図しない帳票から検索をかけようとした場合には、この管理者が設定した検索対象領域を用いることができず、検索するユーザが帳票上で検索対象領域を設定しなければならない。
【0009】
さらに、大量の種類の帳票が存在し、帳票を作成した時期・部門等が異なっている場合には、帳票の項目が異なっていることが多く、例えば、顧客名でも帳票のオーバレイ上では、「氏名」、「顧客氏名」、「顧客名」等の様々な名称が見出し名となっている。この場合、管理者が検索対象領域を設定する時期も異なるため、本来、検索対象領域は1つのグループで管理され、検索する際にはこのグループに対して同じ検索が行われなければならないにも関わらず、検索対象領域を設定する時期の違いや見出し名が異なることにより、管理者が検索対象領域を以前設定した検索対象領域とは別領域として設定してしまうという問題がある。例えば、同じ種別の内容が記載される項目にも関わらず、「コウザバンゴウ」、「バンゴウ」、「No」といったように名称が異なる場合がある。その結果、設定された領域は別領域として管理され、複数の帳票を検索するときには、それぞれの帳票毎に、または設定されている検索対象領域毎に、それぞれ検索条件を設定しなければならず、煩雑な作業が発生してしまう。
【0010】
また、検索するユーザは、どの帳票にどの検索対象領域が設定されているのかを把握しなければならず、検索する際の負荷が高い。
【0011】
そこで、本発明は、複数の帳票データを検索する際に、ユーザの負荷を軽減し、検索をし易くする情報処理装置、電子帳票管理システムおよびその帳票検索方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、請求項1記載の情報処理装置は、帳票データと当該帳票データ内を検索するために設定される領域の領域情報とを対応させて記憶するサーバ装置と通信可能に接続される情報処理装置であって、検索対象となる帳票データの指定を受け付ける帳票データ指定手段と、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに対応する領域情報を取得する領域情報取得手段と、前記領域情報取得手段で取得された領域情報に従って、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに設定される領域を複数の帳票データに対応する領域と1つの帳票データに対応する領域とに分類する分類手段と、前記分類手段で分類された領域を識別可能に表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するために、請求項8記載の電子帳票管理システムは、帳票データと当該帳票データ内を検索するために設定される領域の領域情報とを対応させて記憶する電子帳票管理システムであって、検索対象となる帳票データの指定を受け付ける帳票データ指定手段と、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに対応する領域情報を取得する領域情報取得手段と、前記領域情報取得手段で取得された領域情報に従って、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに設定される領域を複数の帳票データに対応する領域と1つの帳票データに対応する領域とに分類する分類手段と、前記分類手段で分類された各領域を識別可能に表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
上記目的を達成するために、請求項9記載の情報処理装置の帳票検索方法は、帳票データと当該帳票データ内を検索するために設定される領域の領域情報とを対応させて記憶するサーバ装置と通信可能に接続される情報処理装置の帳票検索方法であって、検索対象となる帳票データの指定を受け付ける帳票データ指定工程と、前記帳票データ指定工程で指定された帳票データに対応する領域情報を前記サーバ装置から取得する領域情報取得工程と、前記領域情報取得工程で取得された領域情報に従って、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに設定される領域を複数の帳票データに対応する領域と1つの帳票データに対応する領域とに分類する分類工程と、前記分類工程で分類された領域を前記情報処理装置の表示手段に識別可能に表示する表示工程とを備えることを特徴とする。
【0015】
上記目的を達成するために、請求項16記載の電子帳票管理システムの帳票検索方法は、帳票データと当該帳票データ内を検索するために設定される領域の領域情報とを対応させて記憶する電子帳票管理システムの帳票検索方法であって、検索対象となる帳票データの指定をユーザから受け付ける帳票データ指定工程と、前記帳票データ指定工程で指定された帳票データに対応する領域情報を取得する領域情報取得工程と、前記領域情報取得工程で取得された領域情報に従って、前記帳票データ指定工程で指定された帳票データに設定される領域を複数の帳票データに対応する領域と1つの帳票データに対応する領域とに分類する分類工程と、前記分類工程で分類された各領域を識別可能に表示する表示工程とを備えることを特徴とする。
【0016】
上記目的を達成するために、請求項18記載の情報処理装置は、帳票データと当該帳票データ内を検索するために設定される領域の領域情報とを対応させて記憶するサーバ装置と通信可能に接続される情報処理装置であって、検索対象となる帳票データの指定を受け付ける帳票データ指定手段と、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに対応する領域情報を取得する領域情報取得手段と、前記領域情報取得手段で取得された領域情報に従って、領域一覧を表示する表示手段と、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データ内を検索するために、前記表示手段で表示された領域一覧から領域を指定する領域指定手段と、前記領域指定手段で指定された領域が前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに設定されていない場合、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データのうち、当該指定された領域が設定されていない帳票データに一時的に領域を設定する領域設定手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
上記目的を達成するために、請求項19記載の電子帳票管理システムは、帳帳票データと当該帳票データ内を検索するために設定される領域の領域情報とを対応させて記憶する電子帳票管理システムであって、検索対象となる帳票データの指定を受け付ける帳票データ指定手段と、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに対応する領域情報を取得する領域情報取得手段と、前記領域情報取得手段で取得された領域情報に従って、領域一覧を表示する表示手段と、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データ内を検索するために、前記表示手段で表示された領域一覧から領域を指定する領域指定手段と、前記領域指定手段で指定された領域が前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに設定されていない場合、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データのうち、当該指定された領域が設定されていない帳票データに一時的に領域を設定する領域設定手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
上記目的を達成するために、請求項20記載の情報処理装置の帳票検索方法は、帳票データと当該帳票データ内を検索するために設定される領域の領域情報とを対応させて記憶するサーバ装置と通信可能に接続される情報処理装置の帳票検索方法であって、検索対象となる帳票データの指定を受け付ける帳票データ指定工程と、前記帳票データ指定工程で指定された帳票データに対応する領域情報を取得する領域情報取得工程と、前記領域情報取得工程で取得された領域情報に従って、領域一覧を表示する表示工程と、前記帳票データ指定工程で指定された帳票データ内を検索するために、前記表示工程で表示された領域一覧から領域を指定する領域指定工程と、前記領域指定工程で指定された領域が前記帳票データ指定工程で指定された帳票データに設定されていない場合、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データのうち、当該指定された領域が設定されていない帳票データに一時的に領域を設定する領域設定工程とを実行することを特徴とする。
【0019】
上記目的を達成するために、請求項21記載の電子帳票管理システムの帳票検索方法は、帳票データと当該帳票データ内を検索するために設定される領域の領域情報とを対応させて記憶する電子帳票管理システムの帳票検索方法であって、検索対象となる帳票データの指定を受け付ける帳票データ指定工程と、前記帳票データ指定工程で指定された帳票データに対応する領域情報を取得する領域情報取得工程と、前記領域情報取得工程で取得された領域情報に従って、領域一覧を表示する表示工程と、前記帳票データ指定工程で指定された帳票データ内を検索するために、前記表示工程で表示された領域一覧から領域を指定する領域指定工程と、前記領域指定工程で指定された領域が前記帳票データ指定工程で指定された帳票データに設定されていない場合、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データのうち、当該指定された領域が設定されていない帳票データに一時的に領域を設定する領域設定工程とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、複数の帳票データを検索する際に、ユーザの負荷を軽減し、検索をし易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明に実施形態に係る電子帳票管理システムの概略構成を示す図である。
【図2】図1における帳票サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図3】帳票サーバの機能部分の概略構成を示すブロック図である。
【図4】クライアントPCの機能部分の概略構成を示すブロック図である。
【図5】帳票ファイルの構成例を示す図である。
【図6】インデックスファイルの構成例を示す図である。
【図7】インデックス領域管理情報の構成例を示す図である。
【図8】図1の電子帳票管理システムにおける複数帳票検索の流れを示すフローチャートである。
【図9】図8のステップS101におけるインデックス情報取得処理の詳細を示すフローチャートである。
【図10】図8のステップS103におけるインデックス領域表示処理の詳細を示すフローチャートである。
【図11】図8のステップS106の新規グループインデックス領域追加処理の詳細を示すフローチャートである。
【図12】図8のステップS107における検索対象帳票追加(仮想インデックス追加)処理の詳細を示すフローチャートである。
【図13】図8のステップS109における検索実行処理の詳細を示すフローチャートである。
【図14】複数帳票検索画面の一例を示す図である。
【図15】帳票選択画面の一例を示す図である。
【図16】複数帳票検索画面における選択帳票リスト表示欄の表示例を示す図である。
【図17】複数帳票検索画面における検索条件の入力例を示す図である。
【図18】帳票検索時に対象領域設定欄の表示例を示す図である。
【図19】対象領域設定欄に表示されたインデックス名の選択時に表示されるメニュー画面例を示す図である。
【図20】選択したインデックス名をグループ化する際に表示されるグループインデックス画面を示す図である。
【図21】グルーピング時のグループインデックス画面の表示例を示す図である。
【図22】仮想インデックス領域の指定時に表示される画面の表示例を示す図である。
【図23】グループインデックス情報マスタの一例を示す図である。
【図24】インデックス領域管理情報マスタの一例を示す図である。
【図25】クライアントPC内のRAM上に設定されたインデックス情報バッファに格納される情報の一例を示す図である。
【図26】インデックス情報バッファに格納された情報に仮想インデックスが付加された情報の一例を示す図である。
【図27】検索対象領域選択後にインデックス情報バッファに格納された情報の一例を示す図である。
【図28】クライアントPC内のRAM上に設定された選択帳票バッファに格納される情報の一例を示す図である。
【図29】表示用インデックスリスト情報の一例を示す図である。
【図30】クライアントPCに表示される検索結果一覧の部分的な画面を示す図である。
【図31】検索結果一覧画面と検索位置の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施形態に係る電子帳票管理システムの概略構成を示す図である。
【0024】
図1において、帳票サーバ100は、電子帳票管理装置として、複数種類の電子帳票(以下、単に「帳票」と称す)のデータ(以下、「帳票データ」または「帳票ファイル」と称す)を記憶、管理し、ネットワーク103を介してクライアントPC101,102に対して、帳票ファイルの閲覧や検索等のサービスを提供する。
【0025】
クライアントPC101,102は、ユーザが利用するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。クライアントPC101,102は、ネットワーク103を介して帳票サーバ100に通信可能に構成され、帳票サーバ100に対して帳票ファイルの検索要求や検索結果の閲覧等が可能である。
【0026】
ネットワーク103は、例えば、LAN(Local Area Network)やインターネット等で構成される。なお、ネットワーク103に接続される各種装置については、図示例に限らず、用途や目的に応じて様々な装置が接続されていてもよい。
【0027】
図2は、図1における帳票サーバ100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0028】
図2において、CPU(中央演算装置)201は、システムバス204に接続される各デバイスを統括的に制御するとともに、各種プログラムを実行することで様々な機能を実現する。RAM202は、CPU201の主メモリであり、ワークエリア、一時退避領域等として機能する。ROM203或いは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるオペレーティングシステム(OS)や、帳票サーバ100において様々な機能を実現するためのプログラム212が記憶されている。CPU201は、これらのプログラムを必要に応じてRAM202にロードして実行する。プログラム212の実行時に用いられる帳票ファイル213およびインデックスファイル214は、外部メモリ211に格納されている。これらについての詳細な説明は後述する。DB(データベース)215には、図24に示すインデックス領域管理情報マスタ2400や図23に示すグループインデックス情報マスタ2300が記憶されている。これらについては後述する。
【0029】
入力コントローラ205は、例えば、キーボードやマウス等で構成された入力部209からの操作入力を制御する。表示コントローラ206は、表示部210の表示を制御する。表示部210は、例えば、CRTや液晶ディスプレイ等で構成される。
【0030】
外部メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、ユーザファイル、編集ファイルを記憶する外部メモリ211へのアクセスを制御する。加えて、サーバ或いは各クライアントPCの各種機能を実現するための各種テーブル、パラメータが記憶されている。外部メモリ211は、ハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)、磁気テープドライブ等で構成される。
【0031】
通信I/Fコントローラ208は、ネットワーク103を介して行われる、クライアントPC等の外部機器との通信を制御する。
【0032】
クライアントPC101,102は、帳票サーバ100と略同様のハードウェア構成を有するので、その説明は省略する。なお、インデックスファイル214、DB215については保持されていない。帳票ファイル213については、クライアントPCが、表示するために必要な部分のみを帳票サーバ100から受信するので、クライアントPC101,102が予め保持することない。クライアントPC101,102は、帳票ファイル213を表示するためのクライアントモジュールを保持し、帳票サーバ100内のプログラム212とは異なるプログラムを保持する。また、クライアントPC101,102では、帳票ファイル213の表示若しくは任意の帳票ファイル213に対する検索条件の指定等が可能である。
【0033】
次に、帳票サーバ100、クライアントPC101,102の機能について説明する。
【0034】
図3は、帳票サーバ100の機能部分の概略構成を示すブロック図である。
【0035】
図3において、帳票サーバ100は、帳票データ記憶制御部3401と、領域情報記憶制御部3402と、検索部3403と、通信制御部3404とを有する。
【0036】
帳票データ記憶制御部3401は、帳票ファイル213の読出し、書き込みの制御を行う。また、帳票データ記憶制御部3401は、クライアントPC101,102からの要求に応じて、帳票ファイル213の読み出しを行い、通信制御部3404を介してクライアントPC101,102へ送信する。通信制御部3404は、ネットワーク103上のクライアントPC101,102との通信を制御し、帳票ファイル213の送信以外に各種データの送受信のための制御を行う。
【0037】
領域情報記憶制御部3402は、図7に示すインデックス領域管理情報と図6に示すインデックスファイル214の読み出し、書き込みの制御を行う。また、領域情報記憶制御部3402は、クライアントPC101,102からインデックスファイル214の作成指示がなされると、インデックス領域管理情報とインデックスファイル214を作成する。そして、作成したインデックス領域管理情報を外部メモリ211(またはDB215)に、作成したインデックスファイル214を外部メモリ211にそれぞれ記憶させる。
【0038】
検索部3403は、クライアントPC101,102からインデックスファイル214を用いた帳票検索の指示があった場合、当該指示に従って検索を実行する。具体的には、検索部3403は、クライアントPC101,102から検索条件を取得し、この取得した検索条件の対象領域設定欄1301に従って領域情報記憶制御部3402が読み出したインデックスファイル214から、取得した検索条件(種別、条件、比較)に一致する文字列の検索を行う。検索条件は、図17に示す対象領域設定欄(インデックス名、グループインデックス名、仮想インデックス名)1301、種別設定欄1302、条件設定欄1303、比較設定欄1304で設定されたものである。検索された結果は、通信制御部3404により、検索の指示を出したクライアントPCへ送信される。
【0039】
なお、帳票サーバ100内の外部メモリ211には、帳票制御プログラムが記憶されている。帳票制御プログラムが実行されることで、帳票データ記憶制御部3401、領域情報記憶制御部3402、検索部3403、および通信制御部3404の各機能が実現される。
【0040】
図4は、クライアントPC101,102の機能部分の概略構成を示すブロック図である。なお、クライアントPC101と102は同一の構成であることから、以下の説明ではクライアントPC101について説明する。
【0041】
クライアントPC101は、通信制御部3405と、表示制御部3406と、領域識別情報取得部3407と、領域分類部3408と、検索制御部3409とを備える。通信制御部3405は、ネットワーク103を介して帳票サーバ100との通信を制御する。また、通信制御部3405は、帳票サーバ100から帳票ファイル213を受信して表示制御部3406へ渡す。
【0042】
表示制御部3406は、帳票サーバ100より受信した帳票ファイル213の表示や後述する画面表示の制御を行う。表示制御部3406は、例えば、図14に示す複数帳票検索画面500上で帳票ファイルを指定可能にすべく表示を制御する。
【0043】
クライアントPC101は、複数帳票検索画面500上で選択された帳票ファイル213のインデックス領域管理情報を、通信制御部3405により帳票サーバ100内のインデックス領域管理情報マスタ2400から取得する。領域識別情報取得部3407は、通信制御部3405を介して帳票サーバ100から取得したインデックス領域管理情報からインデックス名を取得する。
【0044】
領域識別情報取得部3407により取得されたインデックス名が、領域分類部3408により、複数帳票検索画面500で指定された帳票ファイル213のうち複数の帳票ファイル213に設定されたインデックス領域の名称と、複数帳票検索画面500で指定された帳票ファイル213のうち1つの帳票ファイル213にしか設定されていないインデックス領域の名称とに分類される。分類されたインデックス名は、図17に示すように、表示制御部3406により対象領域設定欄1301にインデックスリスト1305として表示される。
【0045】
インデックスリスト1305から所望のインデックス名が指定されると共に他の検索条件(種別、条件、比較)が入力され、検索実行がなされると、検索制御部3409は、検索条件情報を生成し、通信制御部3405を介して帳票サーバ100へ検索の実行指示を行う。検索条件情報とは、図17に示す検索条件表示欄502の対象領域設定欄1301、種別設定欄1302、条件設定欄1303、比較設定欄1304で設定または入力された情報である。
【0046】
表示制御部3406による表示制御は、クライアントPC側のプログラムにより行われる。例えば、Active−Xが帳票サーバ100からクライアントPCにダウンロードされ、実行される。
【0047】
本実施の形態では、帳票ファイル213を表示させる際に、Active−Xが帳票サーバ100からクライアントPCにダウンロードされ、クライアントPC上のブラウザにより帳票ファイル213が表示される。また、インデックスを用いた検索を行うための各種表示制御をActive−Xを用いて制御するように構成しているが、これに限定されない。例えば、ブラウザを用いることなく、クライアントサーバ型のシステムで構成してもよい。この場合、クライアントPC側に、帳票ファイル213を表示、検索することができる独自のプログラムを予めインストールさせて実現させることも可能である。また、検索部3403をクライントPC側に機能を持たせることも可能である。
【0048】
なお、クライアントPC101内の外部メモリには、帳票表示制御プログラムが記憶されている。帳票表示制御プログラムが実行されることで、通信制御部3405、表示制御部3406、領域識別情報取得部3407、領域分類部3408、および検索制御部3409の各機能が実現される。この帳票表示制御プログラムは、クライアントPC101内の外部メモリに記憶されたブラウザ(インターネット閲覧プログラム)で制御可能なプログラム(HTMLを含む)であっても、独自に組まれたプログラムであってもよい。
【0049】
図5は、帳票ファイル213の構成例を示す図である。
【0050】
帳票ファイル213は、帳票における罫線や図などのレイアウトを定めるフォーム情報3301と、帳票に含まれる文字に関する帳票テキストデータ3302と、帳票における行ピッチや文字のフォントなどを定める帳票レイアウト定義情報3303と、帳票において帳票テキストデータの配置を定める帳票テキスト配置情報3304とで構成されている。
【0051】
クライアントPC101が帳票(帳票イメージ)を表示する場合、帳票サーバ100で図示の4つの情報ファイルから表示用の帳票データを生成し、その帳票データをダウンロードした後にハードディスクに一時保存し、ワークメモリに読み込んだ後にディスプレイに帳票として表示する。なお、例えば、クライアントサーバ型のシステムである場合には、4つの情報ファイルを帳票サーバ100からダウンロードし、クライアントPC101で表示用の帳票データを生成して、ディスプレイに帳票として表示するように構成してもよい。帳票レイアウト定義情報3303には、帳票レイアウトに関する情報が含まれており、この情報から帳票の各行の高さが定義される。
【0052】
また、帳票ファイル213は、1つまたは複数のファイルによって構成され、1または複数のページを含有している。帳票サーバ100は、複数の帳票ファイル213のうちの同じ種類のものをグループ化して管理しており、それぞれの帳票ファイル213はそのグループの中の世代と呼ばれる。例えば、営業日報のように、日時が異なる同じ種類の帳票が世代として管理される。
【0053】
図6は、インデックスファイル214の構成例を示す図である。
【0054】
図6に示すように、インデックスファイル214は、キーファイル301と位置ファイル302とで構成されている。これら2つのファイルが帳票上の1つの領域のデータを持っている。インデックスファイル214は、帳票ファイル213からユーザが指定した領域に関するデータと当該データの位置(座標)とを抜き出して蓄えられたファイルであり、帳票ファイル213の検索処理専用のファイルである。なお、インデックスファイル214と帳票ファイル213は後述する図7を用いて関連付けされている。
【0055】
キーファイル301には、ユーザが指定した帳票上のある領域(後述するインデックス領域管理情報における矩形座標欄に指定される領域)の中から抜き出された文字列がキー文字列301aとして保存されている。また、キーファイル301には、開始レコード位置301bと終了レコード位置301cが保存されている。レコード位置とは、キーファイル301とリンクしている位置ファイル302のレコード番号を示している。
【0056】
位置ファイル302は、キー文字列が見つかったページ番号と、帳票上の開始位置(座標)と終了位置(座標)がレコードとして保存されている。データは、キー文字列の昇順にソートされている。
【0057】
図示例は、キー文字列が日付の場合であり、帳票上の領域の中から抜き出された日付データが昇順にソートされ、キーファイル301のキー文字列301aに格納されている。また、開始レコード位置301b、終了レコード位置301cに格納されているレコード番号により、位置ファイルの対応するレコード位置に保存されている位置情報に日付データが存在していることがわかる。例えば、検索処理によって「20000105」(2000年1月5日)と一致するデータを検索する場合、キーファイル301のキー文字列301aを走査し、データの存在を確認することができる。そして、当該レコードに格納されている開始レコード位置301b、終了レコード位置301cより、位置ファイルの対応するレコード番号3の位置情報により、帳票の1ページ目の座標120から130の範囲に、また、レコード番号4の位置情報により、帳票の2ページ目の座標50から60の範囲に「20000105」が存在すると判定できる。
【0058】
一方、検索対象が「20000104」の場合は、帳票の1ページ目の座標50から60の範囲、65から75の範囲、80から90の範囲の3つに存在することになる。
【0059】
本実施の形態では、インデックスファイル214を作成する際には、図5の4つのファイルから生成された表示用の帳票データをクライアントPCのディスプレイ上で、例えば、管理者により領域(図22(a)に示す画面上で指定された検索対象領域)を設定させる。この管理者により設定された領域の位置情報を帳票サーバ100へ送信することで、帳票ファイル213に含まれる帳票テキスト配置情報3304や帳票テキストデータ3302、帳票レイアウト定義情報3303を利用して、設定された領域内にある文字列を抽出する。具体的には、クライアントPC101は、帳票テキスト配置情報3304から帳票テキストデータ3302が帳票イメージ上のどの座標位置に配置されているのかを取得し、テキストデータの配置座標とインデックス領域の位置情報の相対関係を基に、位置情報で特定される行およびその行の有効範囲に含まれる文字列を抽出する。この抽出された文字列と、その文字列が電子帳票上でどの位置にあるかという座標位置から、図6に示すキーファイル301と位置ファイル302が生成される。このキーファイル301とインデックスの位置ファイル302がインデックスファイル214となる。
【0060】
次に、インデックスファイル214の作成方法について説明する。
【0061】
本実施の形態では、複数の帳票ファイル213を検索する際に、複数の帳票ファイル213にインデックス領域管理情報の設定をする必要がある。設定されたインデックス領域管理情報に基づいて、インデックスファイル214が作成される。インデックスファイル214が作成されるタイミングは、インデックス領域管理情報が設定された帳票ファイルに新たな世代の帳票ファイルが登録されるタイミングである。また、インデックスファイル214が存在しない帳票ファイル213に対して、インデックス検索を行うようにすることが必要になった場合には、この帳票ファイルに管理者の操作に応じてインデックス領域が設定され、この設定されたインデックス領域のインデックス領域管理情報が登録(記憶)されたタイミングでインデックスファイル214を作成することも可能である。
【0062】
新たな世代の帳票が登録されると、既に他の世代の帳票のインデックス領域管理情報の矩形座標を用いて、登録された新たな世代の帳票のインデックスファイル214が生成される。インデックスファイル214が作成されると、他の世代の帳票のインデックス領域管理情報が外部メモリ211(DB215でも可)に複製され、複製されたインデックス領域管理情報の世代IDが新たな世代として登録された帳票の世代IDに書き換えられる。
【0063】
なお、新たな世代の帳票が登録された際のインデックスファイル214或いはインデックス領域管理情報の生成は、上述の方法に限ることはない。例えば、新たな世代の帳票が登録されると、他の世代で記憶されているインデックス領域管理情報が外部メモリ211(DB215でも可)に複製され、複製されたインデックス領域管理情報の世代IDが、今回新たな世代として登録された帳票の世代IDに書き換えられる。その書き換えられたインデックス領域管理情報に従って、インデックスファイル214が作成される。
【0064】
次に、帳票ファイル213に対して、管理者がインデックスファイル214を作成するための領域(インデックス領域)を指定し、そのインデックス領域に対する設定を行う流れを図22(a)、図22(b)を参照して説明する。
【0065】
インデックスファイル214は、管理者が、予め帳票サーバ100に登録(記憶)されている帳票ファイル213を図22(a)に示すようにクライアントPC上に表示させ、表示された帳票ファイル213上にインデックス領域を指定することで作成される。管理者は、マウスやキーボードなどの入力部209を用いて、表示された帳票ファイル213上の文字列等が配置されるインデックス領域を指定する。インデックス領域が指定されると、図22(b)に示すインデックス矩形(インデックス領域)情報(インデックス領域管理情報)の設定ダイアログ1002が表示される。インデックス領域管理情報は、図7に示すように、インデックスファイル214を管理するための情報であって、インデックスファイル214と共に作成され、例えば、インデックスID等によりインデックスファイル214と紐付けがなされている。
【0066】
表示された設定ダイアログ1002上では、インデックス領域管理情報として、数値、文字、日付の3種類の種別(種別情報)1004が選択可能である。日付が選択された場合は、日付表現形式1005も指定することができる。インデックス名入力領域1003に入力される名称は、管理者がインデックス領域を指定した後、当該領域に任意に与える名称である。なお、複数の帳票ファイル213をグループ化した際につけたグループインデックスの名称もインデックス名として保持される。
【0067】
図示例では、帳票の日付データ(取扱日時)上に領域1001が指定されている。そして、設定ダイアログ1002に対して、インデックス名として「取扱日付」という任意の文字列(文字列情報)がインデックス名入力領域1003に入力され、種別として「日付」がチェックボックス1004に設定されている。また、種別が日付であるので、日付表示形式として「YY/MM/DD」がドロップダウンリストにより設定されている。
【0068】
上記設定操作によって、インデックスファイル214を作成するためのインデックス領域管理情報が外部メモリ211等に保存される。
【0069】
図7は、インデックス領域管理情報の構成例を示す図である。
【0070】
帳票IDは、帳票毎に付与される識別用のIDである。世代IDは、ある種類の帳票の世代毎に付与される識別用のIDである。本実施の形態では、同一種類の帳票で内容が異なるものを世代として管理することが可能である。例えば、1月の月報と2月の月報を別世代(別の世代IDで管理)で管理し、帳票は同一帳票(同じ帳票IDで管理)でする。なお、本実施の形態では、世代IDが異なっている帳票であっても、同一の帳票IDであれば、全ての世代の帳票にインデックス領域管理情報を記憶しているため、図26で世代IDは不図示である。
【0071】
インデックスIDは、インデックス領域管理情報を特定する一意のIDである。なお、インデックスIDはインデックスファイル214を生成する際に帳票サーバ100で付与される。インデックス名は、管理者により任意に指定される名称である。矩形座標(検索位置)には、座標情報(X座標、y座標、)・高さ・幅が記憶される。矩形種別(属性情報)には、矩形の種別が記憶される。本実施形態においては、「文字」、「数値」、「日付」の3種類である。日付表現形式は、yy|mm|dd|yymm|mmdd|yymmdd|mmddyyのいずれかの形式をとる。
【0072】
インデックス領域管理情報は、インデックス領域管理情報マスタ2400としてDB215に登録される。
【0073】
次に、図1の電子帳票管理システムにおける複数帳票検索の流れについて説明する。
【0074】
図8は、図1の電子帳票管理システムにおける複数帳票検索の流れを示すフローチャートである。
【0075】
図8において、ユーザがクライアントPC101を利用して複数の帳票データを検索する場合、まずクライアントPC101と帳票サーバ100との間でインデックス情報(検索情報)の取得処理が行われる(ステップS101)。インデックス情報は、帳票検索に必要な情報であって、帳票サーバ100内のDB215で保存管理されている図24に示すインデックス領域管理情報マスタ2400から、クライアントPC上で選択された帳票に応じて取得される情報である。インデックス情報取得処理の詳細については後述する。
【0076】
インデックス情報取得処理が終了した後、複数帳票検索画面500上でユーザにより対象領域設定欄1301が押下されると、インデックス領域表示処理により図17に示すようにインデックスリスト1305(領域一覧)が表示される(ステップS103)。インデックス領域表示処理により、検索対象となる複数種類の帳票に対応するインデックスリスト1305がプルダウン表示され、選択されたインデックスに基づき検索処理を実施することが可能となる。インデックス領域表示処理の詳細については後述する。
【0077】
クライアントPC101上に表示されたインデックス一覧から任意のインデックスが選択された後、ユーザによりマウスの右ボタンがクリックされた場合、図19に示すメニュー画面が表示され、ステップS105メニュー選択処理に遷移する。またマウスの左ボタンをクリックした場合、ステップS108に進む。
【0078】
ステップS105メニュー選択により、グループインデックス作成(図19の1001)を選択した場合、ステップS106で新規グループインデックスの追加処理を行う。例えばインデックス名の「バンゴウ」と「No」と「コウザバンゴウ」が同じ内容で、同一インデックスとして複数検索処理を実施したい場合、ステップS106の新規グループインデックスの処理となる。またインデックスが存在しない帳票を検索対象として追加する場合は、ステップS107の検索対象帳票の追加処理(仮想インデックス作成処理)を行う。例えば口座番号に対応するインデックスは存在しないが、複数帳票検索として、帳票内の口座番号のエリアを検索する場合、この処理を実行する。
【0079】
次に、選択した複数の帳票のうち、口座番号に対応するインデックスが存在しない場合、ステップS107の検索対象帳票の追加処理(仮想インデックス作成処理)を行う。この処理はステップS105のメニュー選択(図19のメニュー画面1900)より遷移される。
【0080】
一方、ステップS103以降で入力が行われた後に、ユーザにより検索実行ボタン508が押下された場合には、クライアントPC101と帳票サーバ100との間で検索実行処理を行う(ステップS109)。なお、ステップS109の検索実行処理については、ステップS103以降で、検索条件がセットされた後に行う必要があるが、内部処理で制御するのではなく、ユーザ操作により実行するものとする。
【0081】
ステップS108では、クライアントPC101は、検索条件の設定処理を行う。検索条件は、検索条件指定欄504における対象領域設定欄1301を選択することにより、検索対象のインデックスを選択すると、インデックス名に対応する検索種別が表示される。
【0082】
検索種別は、インデックス作成時に既に区別されており、文字・数値・日付が種別として存在する。条件設定欄1303には、実際に検索する値を入力する。入力はセルに直接入力をしても、一度ダイアログが表示され、ダイアログから入力してもいいものとする。
【0083】
比較設定欄1304が選択されると、比較の条件がリスト1306として表示される。リスト1306に表示される条件は、検索種別が文字・数値によりことなり、文字の場合“含む”“を含まない”“で始まる”“で終わる”“と一致する”“と一致しない”という比較条件が表示される。数値の場合、“と等しい”・”以上”・“以下”・“より大きい”・“より小さい”・“と異なる”という比較条件が表示され、日付の場合、“と同じ日付”・“以降の日付”・“以前の日付”・“より後の日付”・“より前の日付”・“と異なる日付”という比較条件が表示される。
【0084】
ステップS108の検索条件の設定が完了し、検索実行ボタンが押下されると(ステップS102で検索実行ボタン押下)、クライアントPC101は、ステップS109の検索実行処理を行う。例として、図26に示す仮想インデックス付加後にインデックス情報バッファ(インデックス情報を記憶するために確保されたRAM上の領域)に格納された情報2600より“口座番号”を今回の検索の対象となるインデックスとする。この場合、仮想インデックス付加後にインデックス情報バッファに格納された情報より今回の検索の対象となるインデックスのインデックス情報を取得する。例えば、口座番号の場合、取得されたインデックス情報は、図27に示す検索対象領域選択後の情報2700となる。
【0085】
図9は、図8のステップS101におけるインデックス情報取得処理の詳細を示すフローチャートである。
【0086】
ステップS201では、クライアントPC101は、図14に示す複数帳票検索画面500を表示部に表示する。画面表示には、例えば、クライアントPC101が備えるブラウザを用いて行われるが、これに限定されるものではない。
【0087】
複数帳票検索画面500は、選択帳票リスト表示欄501と検索条件表示欄502とを備える。選択帳票リスト表示欄501には、帳票ID表示欄505、帳票名表示欄506、ディレクトリ表示欄507が配置されている。検索条件表示欄502には、検索条件指定欄504として、対象領域設定欄1301、種別設定欄1302、条件設定欄1303、および比較設定欄1304が配置されている。
【0088】
複数帳票検索画面500上で帳票追加ボタン503がクリックされると、図15に示す帳票選択画面600が表示される。帳票選択画面600上のID欄601には、ディレクトリID、帳票IDが表示される。名称欄602には、ディレクトリ名、帳票名が表示される。
【0089】
ID欄601に表示されたIDがディレクトリか帳票かの判断は、表示されているIDの脇のアイコンにより行う。帳票用のアイコン604は、ディレクトリ用のアイコン603とは異なるデザインである。
【0090】
帳票選択画面600上で帳票が選択されたときは、ID欄601の帳票部分604が、複数帳票検索画面500上の帳票ID表示欄505に表示される。帳票名表示欄506には、帳票用のアイコン604の名称606が表示される。複数帳票検索画面500上のディレクトリ表示欄507には、名称表示欄605に表示されている名称を用いてディレクトリが表示される。
【0091】
このように、帳票選択画面600に表示されている帳票一覧からユーザの指示に従って帳票が選択されると、図16のように帳票が追加され、一覧表示される。
【0092】
この帳票選択画面600上で検索対象とする帳票データを順次選択することで、図16に示すように、選択帳票リスト表示欄501に追加した帳票データが表示される。帳票選択画面600で帳票データが選択され、選択帳票リスト表示欄501に帳票データが追加されるたびに、追加された帳票データに対応する帳票IDがクライアントPC101から帳票サーバ100に送信される。帳票サーバ100は、受信した帳票IDに対応するインデックス領域管理情報をDB215(内のインデックス領域管理情報マスタ2400)から取得して、クライアントPC101へ送信する。このように、帳票データが選択された後に、検索条件指定欄504の「対象領域」が押下されると、受信したインデックス領域管理情報のインデックス名を取得して、図17に示すようにインデックス名をリスト表示させる。
【0093】
ステップS202では、クライアントPC101は、帳票サーバ100に対して、帳票選択画面600の表示指示の送信(帳票選択画面600を表示するための表示情報の取得要求)を行う。
【0094】
ステップS203では、帳票サーバ100は、クライアントPC101より送信された表示指示を受信する。
【0095】
ステップS204では、帳票サーバ100は、プログラム212を実行し、帳票ファイル213に基づいて、DB215から帳票一覧情報を取得する。
【0096】
ステップS205では、帳票サーバ100は、ステップS204で取得した帳票一覧情報からクライアントPC101で表示するための表示情報を生成する。
【0097】
ステップS206では、帳票サーバ100は、クライアントPC101に対し、ステップS205で生成した表示情報の送信を行う。
【0098】
ステップS207では、クライアントPC101は、帳票サーバ100から送信された表示情報の受信を行う。
【0099】
ステップS208では、クライアントPC101は、ステップS207で受信した表示情報を元に、例えば、ブラウザで帳票選択画面600を表示する。帳票選択画面600では、帳票データが階層構造で表示される。
【0100】
クライアントPC101で表示されている帳票選択画面600上で、ユーザが手動で検索を実施する対象の帳票を選択すると(ステップS209)、選択された帳票が、クライアントPC101内のRAM上に設定された選択帳票バッファに図28に示す情報2800として格納される。
【0101】
次に、ステップS210では、クライアントPC101は、帳票サーバ100に対し、ステップS209で選択された検索対象帳票の情報(例えば、帳票ID)を送信する。
【0102】
ステップS211では、帳票サーバ100は、クライアントPC101より送信された検索対象帳票情報(帳票ID)を受信する。
【0103】
ステップS212では、帳票サーバ100は、クライアントPC101より送信された検索対象帳票情報(帳票ID)と、DB215内のインデックス領域管理情報マスタ2400より、検索対象帳票(帳票ID)に該当するインデックス情報を取得する(領域情報取得)。また、取得したインデックス情報のインデックスIDと図23に示すグループインデックス情報マスタ2300とを比較して、一致するインデックスIDを持つレコードがグループインデックス情報マスタ2300にあったら、そのレコードのグループIDを取得する。取得したグループIDを持つレコードのグループインデックス情報(グループID、グループインデックス名、インデックスID、インデックス名)を取得する。グループインデックス情報は、インデックス領域をグループ化させた際に帳票サーバ100で保持される情報であり、グループ化したインデックス領域のインデックス情報が記憶される。
【0104】
ステップS213では、帳票サーバ100は、クライアントPC101に対して、ステップS212で取得したインデックス情報とグループインデックス情報を送信する。
【0105】
ステップS214では、クライアントPC101は、帳票サーバ100から送信されたインデックス情報とグループインデックス情報を受信(領域情報取得)し、RAM上に設定されたインデックス情報バッファに図25に示す情報2500として格納する。
【0106】
ステップS215では、クライアントPC101は、インデックス情報バッファに格納された情報2500に基づいて、帳票選択画面600を表示する。その後、ユーザの操作により再度帳票選択が可能になる。対象帳票を追加する場合(ステップS215でNO)、ステップS209に戻る一方、帳票選択が終了した場合、クライアントPC101は、帳票選択画面600から複数帳票検索画面500に表示を切り替えて、リターンする。
【0107】
図10は、図8のステップS103におけるインデックス領域表示処理の詳細を示すフローチャートである。
【0108】
ステップS301では、クライアントPC101は、図8のステップS101で取得し、RAM上のインデックス情報バッファに格納されている情報2500からインデックス情報の読み込みを1レコードずつ行う。
【0109】
ステップS302では、クライアントPC101は、インデックス情報バッファ内にインデックス情報の存在確認を行い、バッファ内のインデックス情報がなくなった場合、本処理を終了する。一方、そうでない場合は、ステップS303へ進む。
【0110】
ステップS303では、クライアントPC101は、対象のインデックス情報が(ステップS301で読み込んだインデックス情報)にグループIDが存在するか否かの判断を行い、グループIDが存在しない場合、ステップS307以降の処理を行う一方、グループIDが存在している場合、ステップS304以降の処理を行う。
【0111】
ステップS304では、クライアントPC101は、ステップS303でグループIDが存在していると判断され、その存在するグループIDが既に表示処理用の検索対象リスト(インデックスリスト1305)にセットされているか判断を行い、既に処理されているグループID場合、特に処理を実行しないため、ステップS301に移り、インデックス情報バッファ内の次のインデックス情報の読み込みを行う。一方、まだ処理されていないグループIDの場合、ステップS305に移行する。
【0112】
ステップS305では、クライアントPC101は、図23に示すグループインデックス情報を参照し、グループIDに対応するグループインデックス名を取得する。
【0113】
ステップS306では、クライアントPC101は、ステップS305で取得したグループインデックス名を検索対象リスト(インデックスリスト)にセットする。セットは、図29に示す表示用インデックスリスト情報2900に対して行われる。また、グループインデックスは共通インデックスとしての判断が行われるので、表示用インデックスリスト情報2900における共通インデックスフラグ(FLG)がONされる。共通インデックスとは、複数帳票に存在するインデックスを示す。
【0114】
ステップS307では、クライアントPC101は、処理対象のインデックスが既に処理済のインデックス名か否かの判断を行い、まだ未処理のインデックス名の場合、ステップS308へ移行する一方、既に処理済のインデックスの場合、ステップS309へ移行する。
【0115】
ステップS308では、クライアントPC101は、インデックス名を検索対象リストへセットする。この処理はグループインデックスでない通常インデックスのリストへのセットの処理となる。
【0116】
ステップS309では、クライアントPC101は、RAM上に設定されたインデックス情報バッファに格納されている表示用インデックスリスト情報2900の共通インデックスフラグ(FLG)をONにし、このインデックスが共通インデックスであることの判断を行うものとする。2つ以上の帳票で共通のインデックス名をもつ場合に、フラグをONとしたが、選択されている帳票全てに同じインデックス名を持つ場合にフラグをONとするように構成してもよい。
【0117】
ステップS302の判別の結果、全てのインデックス情報に対する処理が完了したときは、インデックスリストの表示を実施する(ステップS310)。表示には、表示用インデックスリスト情報2900が使用される。表示用インデックスリスト情報2900は、図18(b)でグループインデックスを作成している場合、インデクスリスト1202である。共通インデックスのフラグがONの場合、通常に表示させるが(例えば、図18(a)に示す901)、共通インデックスで無い場合、表示文字をグレーにさせる(例えば、図18(a)に示す902)等、リスト上で共通インデックスと区別をつける。区別は、表示文字列の色の変化以外に、フォントの種別により区別でも対応等、区別であればなんでもいいものとする。これにより、ユーザはインデックスを確認せずに、共通のインデックスか否かの識別を可能とし、ユーザ処理を軽減させるものとする。
【0118】
図11は、図8のステップS106の新規グループインデックス領域追加処理の詳細を示すフローチャートである。
【0119】
ステップS401では、ユーザが図18(b)に示すインデックスリスト1201から、グルーピングしたい複数のインデックス名の選択を行う(複数領域選択)。選択された後、マウスの右ボタンがクリックされることにより、クライアントPC101は、図19に示すメニュー画面を表示部に表示する。
【0120】
ステップS402では、クライアントPC101は、図20に示すグループインデックス画面の表示を行う。
【0121】
ステップS403では、表示されたグループインデックス画面上でユーザがグループ化するインデックス名(例えば、「バンゴウ」、「No.」、「コウザバンゴウ」)の入力を行い、OKボタンをクリックすると、クライアントPC101は、帳票サーバ100に対して、グループインデックス情報(少なくとも、グループ化するインデックス名のインデックスIDとグループ化した際のグループインデックス名)を送信する。図示例では、グループインデックス名として「口座番号」が入力されている。
【0122】
ステップS404では、帳票サーバ100は、クライアントPC101からグループインデックス情報を受信し、DB215に新規グループ情報として登録する。このとき、帳票サーバ100は、グループIDなど登録に必要な情報を生成するか、或いは図24に示すインデックス領域管理情報マスタ2400を参照して、登録に必要な情報を取得する。登録した際のグループインデックス情報を図23に示す。なお、図20に示すグループインデックス画面の“共通インデックスに設定”のチェックボックスにチェックされていた場合、帳票サーバ100は、DB215(内の図23に示すグループインデックス情報)に新規グループ情報の登録を行う。一方、“共通インデックスに設定”のチェックボックスにチェックされていなかった場合、DB215に登録を行うことなく、ローカルエリア内のみ実施する。
【0123】
ステップS405では、クライアントPC101は、グループ化するためにユーザにより入力されたインデックス名をインデックスリストから削除し、ステップS403で新規に作成されたグループインデックス名をインデックスリストに追加する。例えば、図18(b)に示すように、表示されたインデックスリスト1201がインデックスリスト1202に切り替わる。インデックスリスト1202では、インデックスリスト1201上の「コウザバンゴウ」、「バンゴウ」、「No.」が削除され、グループインデックス名「口座番号」がインデックス名として追加されている。新規グループ領域追加の処理を実施した場合は、図18(b)に示すように、インデックスリスト1201からインデックスリスト1202に表示が切り替わる。なお、表示の切り替えは、ステップS103の処理を再度実行されることによりなされる。
【0124】
ステップS406では、クライアントPC101は、対象領域設定欄1301に表示するために、表示用インデックスリスト情報2900からインデックス名を取得して表示処理を実施する。
【0125】
上記処理により、例えば、3つのインデックス名「コウザバンゴウ」、「バンゴウ」、「No.」が、1つのグループインデックス名「口座番号」として扱うことが可能となる。この結果、既存のインデックス情報を変更することなく、複数のインデックス情報を1つのインデックス情報として取り扱うことができる。また、新たなインデックス情報の設定を行うことなく、既存のインデックス情報を流用することが可能となり、ユーザの負担を減らすことを可能となる。
【0126】
図12は、図8のステップS107における検索対象帳票追加(仮想インデックス追加)処理の詳細を示すフローチャートである。
【0127】
ステップS501では、クライアントPC101は、ユーザ操作に応じて図21(a)に示すインデックス使用帳票の追加・削除画面2100を表示部に表示する。インデックス使用帳票の追加・削除画面2100は、図17に示す対象領域設定欄1301のインデックスリスト1305から検索対象となるインデックス名が選択され、マウスの右ボタンクリック操作により図19に示すメニュー画面1900が表示された後、インデックス使用帳票の追加・削除欄1002が選択されると表示される。インデックス使用帳票の追加・削除画面2100を表示する際、クライアントPC101は、ユーザにより選択されたインデックス名に対応する図25に示す情報2500をインデックス情報バッファから読み取り、選択されたインデックス名が存在する帳票IDを取得する。そして、インデックス名が存在する帳票IDが使用帳票表示欄1401に表示される。一方、インデックス名が存在しない帳票IDについては、未使用帳票表示欄1402に表示される。
【0128】
なお、本実施の形態では、インデックス使用帳票の追加・削除画面2100を表示することでインデックスがどの帳票に存在するかを確認できるように構成したが、インデックスリスト1305上でインデックスが存在する帳票数を表示させ、ユーザにとって、インデックスの変更をしやすくするように構成してもよい。この場合、インデックスごとにいくつの帳票に使われているかをカウントし、このカウントされた数を表示用インデックスリスト情報2900に保持することで実現可能である。この保持された数を対象領域設定欄1301に表示されたインデックスリスト1305の各インデックス名の横に表示させる(例えば、「口座番号(4)」)。
【0129】
ステップS502では、ユーザにより使用帳票表示欄1401および未使用帳票表示欄1402で帳票の選択が行われ、矢印ボタン1403が押下されることにより、クライアントPC101は、検索対象帳票の追加・削除を行う。図21(a)に示すインデックス使用帳票の追加・削除画面2100では、次へボタン1404がグレイアウトされ、選択不可の状態であるが、矢印ボタン1403が押下されて検索対象帳票の追加・削除が発生した場合、図21(b)に示すように、次へボタン1404が使用可能となる。次へボタン1404がクリックされることにより検索対象の追加処理が行われる。
【0130】
ステップS503では、クライアントPC101は、図22(a)に示す仮想インデックス領域指定画面(検索対象領域を指定するための画面)を表示部に表示する。仮想インデックス領域指定画面には、追加された帳票のイメージが表示される。具体的には、図21(a)に示すインデックス使用帳票の追加・削除画面2100が表示され、未使用帳票表示欄1402に表示されている帳票ID(図示例では、「ジュウタクローンヒョウ」)が、左向きの矢印ボタン1403が押下されることで、使用帳票表示欄1401に追加される。このように、未使用帳票表示欄1402に表示された帳票IDが使用帳票表示欄1401に追加された場合、次へボタン1404が押下されると、使用帳票表示欄1401に追加された帳票ID(図示例では、「ジュウタクローンヒョウ」)をクライアントPC101から帳票サーバ100に送信する。帳票サーバ100は、受信した帳票IDに従って、帳票ファイル213を検索する。検索された結果、取得された帳票は、帳票サーバ100からクライアントPC101へ送信され、クライアントPC101の表示部に表示される。
【0131】
ステップS504では、クライアントPC101は、ユーザによる仮想インデックス領域指定画面上の検索対象領域の指定を受け付ける(指定領域設定)。検索対象領域の指定は、マウスをドラックした状態で範囲指定することにより検索対象領域が指定され、ドロップすることにより範囲の指定が完了する。この指定された検索対象領域を仮想インデックスとする。なお、仮想インデックスとは、インデックスファイル214を用いずに検索対象領域の座標から図5の帳票ファイル213を参照して検索する領域であり、一時的に設定される領域である。
【0132】
ステップS505では、クライアントPC101は、ステップS504で指定した検索対象領域を元に、検索対象領域の位置情報等を取得する。例えば、図22(a)の画面で1001の領域と同じように、口座番号の領域が検索対象領域として指定されると、検索対象領域を決定して、不図示の適応ボタンが押下されることにより、クライアントPC101内のRAM上のインデックス情報バッファに図26に示す情報2600が格納される。情報2600には、検索フラグ項目が存在し、G=グループインデックス、N=通常インデックス(インデックスファイル214を用いた検索するためのフラグ)、I=仮想インデックス(インデックスファイル214を用いずに検索対象領域の座標から図5の帳票ファイル213を参照して検索するためのフラグ)とフラグによりインデックスの内容を判別させる。また、本処理によりインデックス情報バッファに格納する情報は、検索フラグ以外にインデックス名、帳票ID、検索位置である。インデックス名は他の帳票で使用されているインデックス名(例えば、「口座番号」)を、帳票IDは現在表示している帳票の帳票IDを、検索位置は指定された検索対象領域(仮想インデックス領域)の位置情報(例えば、座標)を、検索種別は他の帳票で使用されている種別(例えば、「文字」)を使用してインデックス情報バッファに格納される(指定領域設定)。
【0133】
本処理により、インデックス情報が無い帳票データに対しても、一時的に仮想インデックス領域を作成し、複数帳票データの検索を可能にするので、ユーザにとって利便性が向上する。なお、作成された仮想インデックス領域(その領域の情報含む)については、検索が終了した後、ユーザがログアウトすると削除されるように構成されている。これにより、ユーザがログインしている間は、作成された仮想インデックス領域が残っているので、際に、ユーザが再度仮想インデックス領域を設定することなく仮想インデックス領域が設定された帳票データを検索することでき、検索作業の効率があがる。
【0134】
図13は、図8のステップS109における検索実行処理の詳細を示すフローチャートである。
【0135】
ステップS601では、クライアントPC101は、検索対象として選択された帳票データの帳票IDを、選択帳票情報バッファに格納された図28に示す情報2800から読み込む。
【0136】
ステップS602では、クライアントPC101は、検索対象として選択された帳票データの帳票IDに対する処理が全て終了したか否かを判定する。例えば、図28に示す情報2800の帳票IDごとに、ステップS603以降の処理を行ったか否かを判定する。選択された帳票IDに対する処理が全て終了した場合、検索は完了したものとしてリターンする。
【0137】
ステップS603では、クライアントPC101は、RAM上のインデックス情報バッファから、検索対象として選択された帳票データの帳票IDに対応するインデックス情報を取得する。
【0138】
ステップS604では、クライアントPC101は、検索対象として選択された帳票データの帳票IDに対応するインデックス情報が取得できたか否かの判定を行う。具体的には、クライアントPC101のCPUは、図28に示す情報2800の帳票IDごとに、図27に示す検索対象領域選択後の情報2700に同じ帳票IDが存在するかを判定する。ステップS604の判定の結果、インデックス情報が存在しない場合、ステップS605へ進む一方、インデックス情報が存在する場合、ステップS606へ進む。
【0139】
ステップS605では、クライアントPC101は、検索対象として選択された帳票データのインデックス情報が存在しない旨のメッセージを検索結果として表示部210に表示し、次の帳票の検索を実施するため、ステップS601の処理に戻る。
【0140】
ステップS606では、クライアントPC101は、検索対象として選択された帳票データのインデックス情報の種類の判定を行う。種類の判定は、検索対象領域選択後の情報2700の検索フラグを用いて判断する。インデックス情報の種類が通常インデックス(検索フラグN)の場合、ステップS607の処理に移る。インデックス情報の種類がグループインデックス(検索フラグがG)の場合、ステップS608の処理に移る。インデックス情報の種類が新たに追加された検索対象(仮想インデックス、つまり検索フラグがI)の場合、ステップS609の処理に移る。例えば、図27に示す検索対象領域選択後の情報2700の場合、インデックスIDがIDX0001,0006,0008の帳票データに対してステップS608の処理が実施され、帳票IDが「ジュウタクローンヒョウ」の帳票データに対してステップS609の処理が実施される。
【0141】
ステップS607では、クライアントPC101は、通常のインデックス情報を検索条件にセットする。セットする内容は、インデックスID、帳票IDである。また、図8のステップS108で設定された検索条件(検索種別、検索値、比較情報)も検索条件にセットされる(検索条件入力)。
【0142】
ステップS608では、クライアントPC101は、RAM上のインデックス情報バッファより、インデックスIDおよび帳票IDを検索条件にセットする。なお、グループIDは表示用のため、検索条件にはセットされない。ステップS108で設定された検索条件(検索種別、検索値、比較情報)も検索条件にセットされる(検索条件入力)。
【0143】
ステップS609では、クライアントPC101は、インデックスIDの情報を検索条件にセットせず、図8のステップS107で得られた図27に示す検索対象領域選択後の情報2700の検索位置と帳票IDを検索条件にセットする(検索条件入力)。また、図8のステップS108で設定された検索条件(検索種別、検索値、比較情報)も検索条件にセットされる(検索条件入力)。
【0144】
ステップS610では、クライアントPC101は、ステップS607またはステップS608またはステップS609でセットされた検索条件を帳票サーバ100に送信する(検索指示)。
【0145】
ステップS611では、帳票サーバ100は、クライアントPC101より送信された検索条件の受信を行う。次に、ステップS612では、帳票サーバ100は、受信した検索条件を元に検索処理を実行する。ステップS612では、検索条件が通常のインデックス情報またはグループインデックス情報である場合と、仮想インデックスである場合とでは、実行される検索処理の内容が異なる。通常のインデックス情報およびグループインデックス情報である場合は、受信した検索条件内のインデックスIDに基づいて、対応するインデックスファイル214を取得し、このインデックスファイル内を検索種別、検索値、比較情報で検索を行う。
【0146】
仮想インデックスは、実際にインデックスファイル214を保持していないため、受信した検索条件の帳票IDに従って、帳票ファイル213より対応する帳票ファイルを取得する。帳票サーバ100は、取得した帳票ファイルの帳票テキスト配置情報3304から帳票テキストデータ3302が帳票イメージ上のどの座標位置に配置されているのかを示す情報を取得し、この帳票テキストデータ3302の配置座標と受信した検索条件の位置情報の相対関係を基に、位置情報で特定される行およびその行の有効範囲に含まれる文字列を抽出する。これにより、インデックス情報が設定されていない帳票に対してもインデックス情報がある帳票と同じように検索が行える。つまり、インデックス情報のない帳票についてもユーザにとってはインデックス情報があるかのように検索ができるので、従来はインデックス情報がなければ管理者に作成依頼を行うか或いはインデックス情報がない帳票については同時に検索できないという問題を生じさせることなく、検索が可能となる。
【0147】
ステップS613では、帳票サーバ100は、ステップS612で実施された検索処理の検索結果一覧をクライアントPC101に送信する。
【0148】
ステップS614では、クライアントPC101は、帳票サーバ100より送信された検索結果一覧を受信する。
【0149】
ステップS615では、クライアントPC101は、図30および図31に示すように検索結果一覧の表示を行う。また、検索結果一覧で例えば3101をマウスで指定(例えばダブルクリック)すると、検索条件に一致した帳票のページをクライアントPC101のディスプレイに表示させ、その表示したページで検索条件に一致した箇所のレコードを他のレコードと識別可能に表示させる(例えば、ハイライト表示等)。クライアントPC101は、検索結果一覧を表示した後、次の帳票の検索を実施するため、ステップS601の処理に移る。
【0150】
上記処理により、異なるインデックス名やインデックスが存在しない帳票に対しても複数帳票の検索を可能とする。
【0151】
上記実施形態によれば、複数の帳票データを検索する際に、ユーザの負荷を軽減し、検索をし易くする。
【0152】
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードおよび該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0153】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0154】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0155】
さらに、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
【0156】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現する場合も含まれる。この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、またはインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
【符号の説明】
【0157】
100 帳票サーバ
101,102 クライアントPC
103 ネットワーク
201 CPU
202 RAM
211 外部メモリ
212 プログラム
213 帳票ファイル
214 インデックスファイル
215 DB

【特許請求の範囲】
【請求項1】
帳票データと当該帳票データ内を検索するために設定される領域の領域情報とを対応させて記憶するサーバ装置と通信可能に接続される情報処理装置であって、
検索対象となる帳票データの指定を受け付ける帳票データ指定手段と、
前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに対応する領域情報を取得する領域情報取得手段と、
前記領域情報取得手段で取得された領域情報に従って、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに設定される領域を複数の帳票データに対応する領域と1つの帳票データに対応する領域とに分類する分類手段と、
前記分類手段で分類された領域を識別可能に表示する表示手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記帳票データ指定手段で指定された帳票データ内を検索するために、前記表示手段で表示された領域を指定する領域指定手段と、
前記領域指定手段で指定された領域に対して検索条件を入力する検索条件入力手段と、
前記検索条件入力手段で入力された条件に従って、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データのうち、前記領域指定手段で指定した領域が対応している帳票データを検索する検索指示手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記領域指定手段は、複数の領域を選択する複数領域選択手段と、前記選択された複数の領域をグループ化するグループ化手段とを備えることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記領域指定手段で指定された領域を、当該指定された領域が対応していない帳票データに設定する指定領域設定手段をさらに備え、
前記表示手段は、前記領域指定手段で指定された領域に対応する帳票データ一覧を表示することを特徴とする請求項2または3記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記検索指示手段は、前記指定領域設定手段で領域が指定された場合、指定された領域の位置情報に従って、前記領域指定手段で指定された領域が対応していない帳票データの検索させることを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記グループ化手段でグループ化された領域にグループ領域識別情報を入力する入力手段をさらに備え、
前記表示手段は、前記入力手段で入力されたグループ領域識別情報を表示することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記検索指示手段は、前記検索条件入力手段で入力された検索条件を前記サーバ装置に送信することで帳票データ内を検索することを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
帳票データと当該帳票データ内を検索するために設定される領域の領域情報とを対応させて記憶する電子帳票管理システムであって、
検索対象となる帳票データの指定を受け付ける帳票データ指定手段と、
前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに対応する領域情報を取得する領域情報取得手段と、
前記領域情報取得手段で取得された領域情報に従って、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに設定される領域を複数の帳票データに対応する領域と1つの帳票データに対応する領域とに分類する分類手段と、 前記分類手段で分類された各領域を識別可能に表示する表示手段とを備えることを特徴とする電子帳票管理システム。
【請求項9】
帳票データと当該帳票データ内を検索するために設定される領域の領域情報とを対応させて記憶するサーバ装置と通信可能に接続される情報処理装置の帳票検索方法であって、
検索対象となる帳票データの指定を受け付ける帳票データ指定工程と、
前記帳票データ指定工程で指定された帳票データに対応する領域情報を前記サーバ装置から取得する領域情報取得工程と、
前記領域情報取得工程で取得された領域情報に従って、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに設定される領域を複数の帳票データに対応する領域と1つの帳票データに対応する領域とに分類する分類工程と、
前記分類工程で分類された領域を前記情報処理装置の表示手段に識別可能に表示する表示工程とを備えることを特徴とする帳票検索方法。
【請求項10】
前記帳票データ指定工程で指定された帳票データ内を検索するために、前記表示手段に表示された領域の指定を受け付ける領域指定工程と、
前記領域指定工程で指定された領域に対して検索条件の入力を受け付ける検索条件入力工程と、
前記検索条件入力工程で入力された条件に従って、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データのうち、前記領域指定工程で指定した領域が対応している帳票データの検索を前記サーバ装置に指示する検索指示工程とをさらに備えることを特徴とする請求項9記載の帳票検索方法。
【請求項11】
前記領域指定工程は、複数の領域を選択する複数領域選択工程と、前記選択された複数の領域をグループ化するグループ化工程とを備えることを特徴とする請求項10記載の帳票検索方法。
【請求項12】
前記領域指定工程で指定された領域を、当該指定された領域が対応していない帳票データに設定する指定領域設定工程をさらに備え、
前記表示工程は、前記領域指定工程で指定された領域に対応する帳票データ一覧を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項10または11記載の帳票検索方法。
【請求項13】
前記検索指示工程は、前記指定領域設定工程で領域が指定された場合、指定された領域の位置情報に従って、前記領域指定工程で指定された領域が対応していない帳票データの検索させることを特徴とする請求項12記載の帳票検索方法。
【請求項14】
前記グループ化工程でグループ化された領域にグループ領域識別情報を入力する入力工程をさらに実行し、
前記表示工程は、前記入力工程で入力されたグループ領域識別情報を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の帳票検索方法。
【請求項15】
前記検索指示工程は、前記検索条件入力工程で入力された検索条件を前記サーバ装置に送信することで帳票データ内を検索することを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載の帳票検索方法。
【請求項16】
帳票データと当該帳票データ内を検索するために設定される領域の領域情報とを対応させて記憶する電子帳票管理システムの帳票検索方法であって、
検索対象となる帳票データの指定をユーザから受け付ける帳票データ指定工程と、
前記帳票データ指定工程で指定された帳票データに対応する領域情報を取得する領域情報取得工程と、 前記領域情報取得工程で取得された領域情報に従って、前記帳票データ指定工程で指定された帳票データに設定される領域を複数の帳票データに対応する領域と1つの帳票データに対応する領域とに分類する分類工程と、
前記分類工程で分類された各領域を識別可能に表示する表示工程とを備えることを特徴とする帳票検索方法。
【請求項17】
請求項9乃至16のいずれか1項に記載の帳票検索方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータに読み取り可能なプログラム。
【請求項18】
帳票データと当該帳票データ内を検索するために設定される領域の領域情報とを対応させて記憶するサーバ装置と通信可能に接続される情報処理装置であって、
検索対象となる帳票データの指定を受け付ける帳票データ指定手段と、
前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに対応する領域情報を取得する領域情報取得手段と、
前記領域情報取得手段で取得された領域情報に従って、領域一覧を表示する表示手段と、
前記帳票データ指定手段で指定された帳票データ内を検索するために、前記表示手段で表示された領域一覧から領域を指定する領域指定手段と、
前記領域指定手段で指定された領域が前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに設定されていない場合、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データのうち、当該指定された領域が設定されていない帳票データに一時的に領域を設定する領域設定手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項19】
帳票データと当該帳票データ内を検索するために設定される領域の領域情報とを対応させて記憶する電子帳票管理システムであって、
検索対象となる帳票データの指定を受け付ける帳票データ指定手段と、
前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに対応する領域情報を取得する領域情報取得手段と、
前記領域情報取得手段で取得された領域情報に従って、領域一覧を表示する表示手段と、
前記帳票データ指定手段で指定された帳票データ内を検索するために、前記表示手段で表示された領域一覧から領域を指定する領域指定手段と、
前記領域指定手段で指定された領域が前記帳票データ指定手段で指定された帳票データに設定されていない場合、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データのうち、当該指定された領域が設定されていない帳票データに一時的に領域を設定する領域設定手段とを備えることを特徴とする電子帳票管理システム。
【請求項20】
帳票データと当該帳票データ内を検索するために設定される領域の領域情報とを対応させて記憶するサーバ装置と通信可能に接続される情報処理装置の帳票検索方法であって、
検索対象となる帳票データの指定を受け付ける帳票データ指定工程と、
前記帳票データ指定工程で指定された帳票データに対応する領域情報を取得する領域情報取得工程と、
前記領域情報取得工程で取得された領域情報に従って、領域一覧を表示する表示工程と、
前記帳票データ指定工程で指定された帳票データ内を検索するために、前記表示工程で表示された領域一覧から領域を指定する領域指定工程と、
前記領域指定工程で指定された領域が前記帳票データ指定工程で指定された帳票データに設定されていない場合、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データのうち、当該指定された領域が設定されていない帳票データに一時的に領域を設定する領域設定工程とを実行することを特徴とする帳票検索方法。
【請求項21】
帳票データと当該帳票データ内を検索するために設定される領域の領域情報とを対応させて記憶する電子帳票管理システムの帳票検索方法であって、
検索対象となる帳票データの指定を受け付ける帳票データ指定工程と、
前記帳票データ指定工程で指定された帳票データに対応する領域情報を取得する領域情報取得工程と、
前記領域情報取得工程で取得された領域情報に従って、領域一覧を表示する表示工程と、
前記帳票データ指定工程で指定された帳票データ内を検索するために、前記表示工程で表示された領域一覧から領域を指定する領域指定工程と、
前記領域指定工程で指定された領域が前記帳票データ指定工程で指定された帳票データに設定されていない場合、前記帳票データ指定手段で指定された帳票データのうち、当該指定された領域が設定されていない帳票データに一時的に領域を設定する領域設定工程とを備えることを特徴とする帳票検索方法。
【請求項22】
請求項21に記載の帳票検索方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータに読み取り可能なプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate

【図29】
image rotate

【図30】
image rotate

【図31】
image rotate


【公開番号】特開2013−65314(P2013−65314A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−239150(P2012−239150)
【出願日】平成24年10月30日(2012.10.30)
【分割の表示】特願2008−169343(P2008−169343)の分割
【原出願日】平成20年6月27日(2008.6.27)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(301015956)キヤノンソフトウェア株式会社 (364)
【Fターム(参考)】