情報処理装置および方法、並びにプログラム
【課題】適切な稼働率を算出できるようにする。
【解決手段】DB登録更新部２９４は、生体情報認識装置２１より順次供給されてくる新人物検知の通知により、遊技者が撮像されたカメラを識別するカメラIDに対応付けて、遊技者毎に行動履歴を顧客管理DB２９５に登録する。潜在遊技者判定部２７５ｅは、顧客管理DB２９５の情報に基づいて、所定のコーナへの滞在時間が所定時間より長く、遊技しない状態の遊技者を、遊技したいが遊技できないでいる潜在遊技者とみなす。そして、注目度DB管理部２９４ｇは、潜在遊技者のそのコーナの滞在時間に比例するポイントを遊技台３６毎に累積的に蓄積することで注目度として注目度DB３０２に登録する。注目度表示制御部２９９は、注目度DB３０２に登録されている遊技者の注目度の情報を表示する。本技術は、台入替をする機種の検討をする際の適切な稼働率の算出技術に適用することができる。
【解決手段】DB登録更新部２９４は、生体情報認識装置２１より順次供給されてくる新人物検知の通知により、遊技者が撮像されたカメラを識別するカメラIDに対応付けて、遊技者毎に行動履歴を顧客管理DB２９５に登録する。潜在遊技者判定部２７５ｅは、顧客管理DB２９５の情報に基づいて、所定のコーナへの滞在時間が所定時間より長く、遊技しない状態の遊技者を、遊技したいが遊技できないでいる潜在遊技者とみなす。そして、注目度DB管理部２９４ｇは、潜在遊技者のそのコーナの滞在時間に比例するポイントを遊技台３６毎に累積的に蓄積することで注目度として注目度DB３０２に登録する。注目度表示制御部２９９は、注目度DB３０２に登録されている遊技者の注目度の情報を表示する。本技術は、台入替をする機種の検討をする際の適切な稼働率の算出技術に適用することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本技術は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、遊技店における遊技台の機種、または島設備に設けられた機種毎の注目度を、その機種を遊技したかったが遊技できなかった潜在遊技者の遊技情報から求めるようにした情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【０００２】
遊技店のおかれている環境は、遊技人口の減少が進み、自店に来店していただいている固定遊技者の維持確保と、来店経験の無い新規遊技者の拡大とを狙った、近隣の遊技店との差別化をはかるべく、遊技台の入れ替えやイベントなどを中心とした熾烈な遊技者獲得競争が繰り広げている状況にある。
【０００３】
その一つの取り組みとして、（１）会員カードなどの媒体を発行する、（２）来店時に会員カードを利用していただく、（３）遊技者の動向を会員カードの利用状況から把握する、（４）遊技者の動向（来店データ）をもとに、イベントの有効性を検討し、従業員のサービスに反映させる、といったことをしている。この取り組みを通じて、固定遊技者の維持や新規遊技者の取り込みを計画している。
【０００４】
しかしながら、こうした媒体による取り組みは、会員カードを発行する部分は進んでいるものの、持参しないまたは持参しても挿入しないなどの実態により、現実には正確な遊技者の動向（来店データ）が把握できず、イベントの有効性や従業員のサービスに反映できていないのが現状である。
【０００５】
この問題を解決するために媒体を用いないバイオメトリクス、特に顔認証システムがある。
【０００６】
近年、携帯電話や入退室ゲートなどのアプリケーションを代表とするように、カメラによる撮像手段の普及や１対１での顔認証システムの性能向上が進み、遊技店においても遊技者一人一人を特定することが可能となった。
【０００７】
これにより会員カードの課題であった媒体を利用するハードルがなくなることで、本人他人を識別し、各遊技台でどんな遊技者が遊技をしているのか、遊技店内および遊技台ごとに設置したカメラを使うことによって遊技者の動向を把握することが可能となっている。
【０００８】
そして、この遊技者の動向（来店データ）を把握することにより、固定遊技者の維持や新規遊技者の取り込みに向けたイベントの有効性や従業員のサービスに反映させることができる。
【０００９】
このような技術として、会員記録媒体を使った遊技台の稼働率を算出する技術が提案されている（特許文献１参照）。
【００１０】
現在の遊技店における遊技台の入れ替えタイミングは、このような技術により求められる、遊技台の機種、または島全体の平均稼働率から決定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【００１１】
【特許文献１】特開２００４−１９５０１３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【００１２】
しかしながら、遊技台の稼働率から入れ替えを決定すると、遊技したくても遊技できなかった遊技者である潜在遊技者については考慮されない状態で入れ替えが決定されてしまうことになるため、実際に入れ替えしてみたものの、遊技客が付かず、その結果、入れ替え後の遊技台の稼働率が下がったりすることがあった。
【００１３】
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、特に、遊技店における各遊技台の稼働率を求めるに当たり、遊技したいと思う遊技台を遊技できなかった潜在遊技者による注目度を求められるようにして、潜在遊技者を考慮した遊技台の入れ替えを検討できるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【００１４】
本技術の一側面の情報処理装置は、遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部と、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部と、前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部と、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部と、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部と、前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部と、前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部と、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部とを含む。
【００１５】
前記入場時刻および前記退場時刻に基づいて、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナの滞在時間を算出する滞在時間算出部をさらに含ませるようにすることができ、前記潜在遊技者判定部には、前記遊技者の前記コーナにおける前記滞在時間が所定時間よりも長く、かつ、前記遊技者の前記コーナにおける前記滞在時間内で遊技開始時刻が登録されていないとき、前記遊技者を潜在遊技者として判定させるようにすることができる。
【００１６】
前記注目度算出部には、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記滞在時間算出部により算出される前記入場時刻、および前記退場時刻の情報により求められる滞在時間の総和を注目度として算出させるようにすることができる。
【００１７】
前記注目度算出部には、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報、並びに、前記遊技台が稼動中であるか否かを示す遊技台稼働情報に基づいて、前記遊技台稼働情報により稼動中である遊技台について、前記滞在時間算出部により算出される前記入場時刻、および前記退場時刻の情報により求められる滞在時間の総和を注目度として算出させるようにすることができる
【００１８】
前記注目度算出部により算出された前記所定の機種となる遊技台の注目度を、前記所定の機種単位で、または、所定のコーナ単位で表示する表示部とを含ませるようにすることができる。
【００１９】
本技術の一側面の情報処理方法は、遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部における、前記遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像ステップと、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部における、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像ステップと、前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部における、前記遊技台撮像ステップの処理、および前記コーナ撮像ステップの処理により撮像された遊技者を登録者と照合する照合ステップと、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理ステップと、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理ステップと、前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部における、前記遊技台撮像ステップの処理により撮像された遊技者の有無により、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理ステップと、前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部における、前記入場管理ステップの処理により入場が管理された、前記照合ステップの処理により照合された遊技者の、前記遊技開始管理ステップの処理により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定ステップと、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部における、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定ステップの処理により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出ステップとを含む。
【００２０】
本技術の一側面のプログラムは、遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部と、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部と、前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部と、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部と、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部と、前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部と、前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部と、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部とを含む情報処理装置を制御するコンピュータに、前記遊技台撮像部における、前記遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像ステップと、前記コーナ撮像部における、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像ステップと、前記照合部における、前記遊技台撮像ステップ、および前記コーナ撮像ステップにより撮像された遊技者を登録者と照合する照合ステップと、前記入場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理ステップと、前記退場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理ステップと、前記遊技開始管理部における、前記遊技台撮像ステップの処理により撮像された遊技者の有無により、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理ステップと、前記潜在遊技者判定部における、前記入場管理ステップの処理により入場が管理された、前記照合ステップの処理により照合された遊技者の、前記遊技開始管理ステップの処理により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定ステップと、前記注目度算出部における、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定ステップの処理により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出ステップとを含む処理を実行させるプログラム。
【００２１】
本技術の一側面においては、遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者が撮像され、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者が撮像され、撮像された遊技者が登録者と照合され、照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻が管理され、照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻が管理され、撮像された遊技者の有無により、照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻が管理され、入場が管理された、照合された遊技者の、管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かが判定され、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度が算出される。
【００２２】
すなわち、本技術の一側面の情報処理装置における、遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部とは、例えば、各台カメラであり、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部とは、例えば、店内カメラであり、前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部とは、例えば、照合部であり、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部とは、例えば、コーナ入場管理部であり、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部とは、例えば、コーナ退場管理部であり、前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部とは、例えば、遊技開始管理部であり、前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部とは、例えば、潜在遊技者判定部であり、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部とは、例えば、注目度DB管理部である。
【００２３】
すなわち、照合部により照合された遊技者毎にコーナ入場管理部およびコーナ退場管理部により、コーナに滞在した滞在時間と、遊技開始管理部により管理されている遊技開始時刻とに基づいて、滞在時間が所定時間よりも長く、滞在時間内に遊技開始時刻の情報がなく、滞在時間内に、そのコーナのいずれかの遊技台で遊技がなされていなる場合、その遊技者を潜在遊技者とみなし、注目度DB管理部が、そのコーナに存在する遊技台のうち遊技中の遊技台を注目台とみなして、その滞在時間を累積的に加算して算出し、遊技台毎の注目度として注目度DBに登録する。
【００２４】
結果として、遊技台の機種毎に、実際に遊技していないが、遊技したいと希望していた可能性の高い潜在遊技者の注目度を求めることが可能となる。すなわち、遊技台を実際に遊技していないが、遊技したいと考えているような潜在遊技者の動向を把握することができるので、遊技台の入れ替え機種を選定するにあたり、適切な選定を行う上で、参考とすることが可能となる。
【発明の効果】
【００２５】
本技術によれば、遊技台の入れ替えを検討するのに適切な遊技台の機種毎の注目度を算出することが可能となり、より適切に入れ替え対象となる遊技台の機種を選定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【００２６】
【図１】本技術を適用した監視システムの一実施の形態の構成を示す図である。
【図２】図１のカメラの設置例を示す図である。
【図３】図１のカメラの設置例を示す図である。
【図４】図１のカメラの設置例を示す図である。
【図５】図１のカメラの設置例を示す図である。
【図６】図１のカメラの設置例を示す図である。
【図７】図１のカメラの設置例を示す図である。
【図８】図１の入口カメラおよび店内カメラの設置例を示す図である。
【図９】図１の画像処理ユニット、生体情報認識装置、および遊技店管理装置の構成例を説明する図である。
【図１０】各台画像処理ユニットによる顔画像検出処理を説明するフローチャートである。
【図１１】画像処理ユニットによる顔画像検出処理を説明するフローチャートである。
【図１２】台割付情報取得処理を説明するフローチャートである。
【図１３】台割付DBの構成例を示す図である。
【図１４】顧客管理DB管理処理を説明するフローチャートである。
【図１５】顧客管理DB管理処理を説明するフローチャートである。
【図１６】顧客管理DBの構成例を示す図である。
【図１７】注目度DBの構成例を示す図である。
【図１８】注目度表示処理を説明するフローチャートである。
【図１９】パーソナルコンピュータの構成例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【００２７】
以下に本技術の実施の形態を説明するが、本技術の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本技術をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本技術の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【００２８】
すなわち、本技術の一側面の情報処理装置は、遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部（例えば、図９の各台カメラ３８）と、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部（例えば、図９の店内カメラ４２）と、前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部（例えば、図９の照合部２９３）と、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部（例えば、図９のコーナ入場管理部２９４ａ）と、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部（例えば、図９のコーナ退場管理部２９４ｂ）と、前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部（例えば、図９の遊技開始管理部２９４ｃ）と、前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部（例えば、図９の潜在遊技者判定部２９４ｅ）と、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部（例えば、図９の注目度DB管理部２９４ｇ）とを含む。
【００２９】
前記入場時刻および前記退場時刻に基づいて、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナの滞在時間を算出する滞在時間算出部（例えば、図９の滞在時間算出部２９４ｆ）をさらに含ませるようにすることができ、前記潜在遊技者判定部には、前記遊技者の前記コーナにおける前記滞在時間が所定時間よりも長く、かつ、前記遊技者の前記コーナにおける前記滞在時間内で遊技開始時刻が登録されていないとき、前記遊技者を潜在遊技者として判定させるようにすることができる。
【００３０】
前記注目度算出部により算出された前記所定の機種となる遊技台の注目度を、前記所定の機種単位で、または、所定のコーナ単位で表示する表示部（例えば、図９の表示部２３）とを含ませるようにすることができる。
【００３１】
本技術の一側面の情報処理方法およびプログラムは、遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部における、前記遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像ステップ（例えば、図１０のステップＳ１１）と、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部における、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像ステップ（例えば、図１１のステップＳ３１）と、前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部における、前記遊技台撮像ステップの処理、および前記コーナ撮像ステップの処理により撮像された遊技者を登録者と照合する照合ステップ（例えば、図１４のステップＳ９４乃至Ｓ１０１）と、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理ステップ（例えば、図１５のステップＳ１０５，Ｓ１０６）と、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理ステップ（例えば、図１５のステップＳ１０７，Ｓ１１２）と、前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部における、前記遊技台撮像ステップの処理により撮像された遊技者の有無により、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理ステップ（例えば、図１５のステップＳ１０４）と、前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部における、前記入場管理ステップの処理により入場が管理された、前記照合ステップの処理により照合された遊技者の、前記遊技開始管理ステップの処理により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定ステップ（例えば、図１５のステップＳ１０８乃至Ｓ１１０）と、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部における、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定ステップの処理により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出ステップ（例えば、図１５のステップＳ１１１）とを含む。
【００３２】
［監視システムの実施の形態の構成例］
図１は、本技術に係る情報処理装置を利用した監視システムの実施の形態の構成例を示す図である。
【００３３】
［監視システムの構成例］
遊技店１−１乃至１−ｎは、いわゆるパチンコ店、パチスロ店、または、カジノ店である。また、これらの遊技店１−１乃至１−ｎは、系列店舗または生体情報管理センタや第３者遊技店管理センタの加盟店であって、複数の店舗を統括的に管理する必要のある店舗である。各遊技店１−１乃至１−ｎは、第３者遊技店管理バス４により接続されており、それらのバスおよびインターネット等に代表される公衆通信回線網５を介して、相互に第３者遊技店管理情報を授受している。尚、以降において、遊技店１−１乃至１−ｎのそれぞれについて、特に区別する必要がない場合、単に、遊技店１と称するものとし、その他の構成についても同様に称するものとする。
【００３４】
第３者遊技店管理バス４は、主に各遊技店１の媒体貸出管理装置２７により管理される媒体貸出管理情報を流通させるための伝送路として機能する。
【００３５】
第３者遊技店管理センタ２は、第３者遊技店管理センタを管理運営する事業者により使用されるサーバであり、第３者遊技店管理データベース（DB）３で管理されている媒体貸出管理情報からなるDBを各遊技店１より供給されてくる情報に基づいて更新すると供に、更新した最新の媒体貸出管理情報を各遊技店１の媒体貸出管理装置２７に対して配信する。
【００３６】
生体情報認識装置２１は、各台カメラ３８−１乃至３８−ｍ、入口カメラ４１−１乃至４１−ｐ、および店内カメラ４２−１乃至４２−ｑにより撮像された画像より各台画像処理ユニット３９−１乃至３９−ｍ、および画像処理ユニット４０−１乃至４０−（ｐ＋ｑ）により抽出されて、生体情報バス３１を介して供給されてくる顔画像の情報に基づいて、生体情報データベース２２に予め登録されている顔画像と照合し、一致する場合、登録遊技者の来店を携帯端末２０に通知したり、有機EL（Electro Luminescence）またはLCD（Liquid Crystal Display）などからなる表示部２３に表示する。
【００３７】
遊技店管理装置２４は、いわゆるホールコンピュータと呼ばれるものであり、遊技店管理情報バス３０を介して、遊技台３６のイン球カウンタ２５１およびアウト球カウンタ２５２の動作を監視している。遊技店管理装置２４は、遊技台３６の出球もしくはメダルの払い出しの情報、入賞口に入賞せずに排出される遊技球の数量であるアウト球数量、各遊技台３６−１乃至３６−ｍの遊技者の呼び出し情報、またはエラーの発生などの監視状況に応じて、所定の処理を実行し、実行結果を有機ELやLCDなどからなる表示部２５に表示する。遊技店管理装置２４は、計数機３５、遊技台３６−１乃至３６−ｍ、および遊技台周辺端末３７−１乃至３７−ｍのそれぞれより供給されてくる情報を、それぞれを識別する識別情報（例えば、遊技台番号）とを対応付けて遊技台管理データベース２６により管理する。
【００３８】
媒体貸出管理装置２７は、精算販売機３３、および貸出機３４からの情報に基づいて、貸し出される遊技媒体の媒体貸出管理情報を媒体貸出管理データベース２９を用いて管理すると供に、媒体貸出管理データベース２９に登録されている媒体貸出管理情報を更新する際、その更新情報を、第３者遊技店管理バス４および公衆通信回線網５を介して第３者遊技店管理センタ２に送る。さらに、媒体貸出管理装置２７は、第３者遊技店管理バス４および公衆通信回線網５を介して第３者遊技店管理センタ２により供給されてくる媒体貸出管理情報を取得し、媒体貸出管理データベース２９に蓄積させる。
【００３９】
貸出機３４は、遊技者が遊技台３６で遊技する際、現金やプリペイドカードなどにより所定の金額を受け付けると、金額に応じた個数の遊技媒体を貸し出す。この際、貸出機３４は、受け付けた現金やプリペイドカードの残数などの情報と供に、貸し出した遊技媒体の個数の情報を媒体貸出管理装置２７に供給する。これにより、媒体貸出管理装置２７は、受け付けた現金やプリペイドカードの残数などの情報と供に、貸し出した遊技媒体の個数の情報を媒体貸出管理データベース２９に登録する。
【００４０】
精算販売機３３は、貸球を借りるための度数をつけてプリペイドカードを販売する。このとき、精算販売機３３は、販売したプリペイドカードの度数と払いうけた金額とを媒体貸出管理装置２７に供給する。また、精算販売機３３は、プリペイドカードなどの度数として貸し出した遊技媒体の残数に基づいて現金を精算して払い出す。このとき、精算販売機３３は、プリペイドカードの残数と払い戻した現金の金額を媒体貸出管理装置２７に供給する。
【００４１】
計数機３５は、遊技者が遊技台３６により遊技することにより獲得した遊技媒体の数を、計数し、計数結果を磁気カードやレシートなどとして出力する。
【００４２】
遊技台３６−１乃至３６−ｍは、遊技者により所定の操作がなされることにより、遊技を実行し、いわゆる小当たりや大当たりに応じて、遊技球、または、メダルを払い出す。
【００４３】
遊技台周辺端末３７−１乃至３７−ｍは、各遊技台３６−１乃至３６−ｍに対応して設けられている、いわゆる台間機であり、台間球貸機（原理的には、貸出機３４と同様のもの）などが設けられている。また、遊技台周辺端末３７は、遊技台３６を遊技する遊技者の顔画像などの生体情報を取得し、遊技台識別情報（遊技台番号）と共に生体情報認識装置２１に送信する。尚、図１においては、生体情報を取得する機能として、遊技台３６毎に遊技者の顔画像を取得する各台カメラ３８−１乃至３８−ｍが設けられている例が示されている。
【００４４】
入口カメラ４１−１乃至４１−ｐおよび店内カメラ４２−１乃至４２−ｑは、遊技店１の店内における出入口および所定の場所に設置され、撮像した画像をそれぞれ画像処理ユニット４０−１乃至４０−（ｐ＋ｑ）に供給する。
【００４５】
各台カメラ３８−１乃至３８−ｍは、例えば、図２で示されるように、各遊技台３６−１乃至３６−４のそれぞれの上部に設けられた台表示ランプ６１−１乃至６１−４の下部に図３で示されるように、読取範囲δ内に遊技者が撮像できるように設け、顔画像を撮像するようにしてもよく、このようにすることにより、各カメラIDは、同時に遊技台IDとして使用することが可能となる。
【００４６】
また、各台カメラ３８−１乃至３８−ｍは、例えば、図４で示されるように、遊技台周辺端末３７−１乃至３７−４に凸部７１−１乃至７１−４を設け、図５で示されるように読取範囲θ内に遊技者の顔画像が撮像できるように設けるようにしてもよい。
【００４７】
さらに、各台カメラ３８−１乃至３８−ｍは、例えば、図６で示されるように、遊技台３６の中央部（遊技台３６の盤面上）に設けるようにして、撮像するようにしてもよい。すなわち、図６の設置部８１に各台カメラ３８が設置されることにより、図７で示されるように、読取範囲φ内に遊技者を撮像する。
【００４８】
［入口カメラおよび店内カメラの設置位置］
入口カメラ４１−１乃至４１−ｐおよび店内カメラ４２−１乃至４２−ｑは、遊技店１の店内における出入口および所定の場所に設置され、撮像した画像をそれぞれ画像処理ユニット４０−１乃至４０−（ｐ＋ｑ）に供給する。
【００４９】
入口カメラ４１−１乃至４１−ｐおよび店内カメラ４２−１乃至４２−ｑは、例えば、図８で示されるように設定される。図８は、遊技店１内の入口カメラ４１−１乃至４１−ｐおよび店内カメラ４２−１乃至４２−ｑの設置例を示している。
【００５０】
すなわち、図８においては、出入口１１２−１乃至１１２−３が設けられており、入口カメラ４１−１乃至４１−３は、それぞれの出入口１１２より入店してくる遊技者を撮像する。また、店内カメラ４２−１乃至４２−１６は、島設備１１１−１乃至１１１−５でそれぞれ設定されるコーナへの遊技者の出入を確認できる位置に設けられている。より具体的には、店内カメラ４２−１乃至４２−４は、島設備１１１−１，１１１−２内のコーナを出入する遊技者を撮像する。すなわち、ここでは、店内カメラ４２−２，４２−３が、島設備１１１−１，１１１−２内のコーナに入場する遊技者を撮像し、店内カメラ４２−１，４２−４が、島設備１１１−１，１１１−２内のコーナから退場する遊技者を撮像する。同様に、店内カメラ４２−５乃至４２−８は、島設備１１１−２，１１１−３内のコーナを出入する遊技者を撮像する。また、店内カメラ４２−９乃至４２−１２は、島設備１１１−３，１１１−４内のコーナを出入する遊技者を撮像し、店内カメラ４２−１３乃至４２−１６は、島設備１１１−４，１１１−５内のコーナを出入する遊技者を撮像する。各台カメラ３８、入口カメラ４１および店内カメラ４２は、いずれにおいてもパンチルトズーム機能を備えているため、図８で示されるように、店内カメラ４２−１乃至４２−１６が配置されることにより、遊技台３６で遊技する全遊技者が、店内カメラ４２−１乃至４２−１６のいずれかで撮像できる。
【００５１】
さらに、店内カメラ４２−ａは、貸出機３４の前に設けられており、店内カメラ４２−ｂは、精算販売機３３の前に設けられており、店内カメラ４２−ｃは、計数機３５の前に設けられており、それぞれ、貸出機３４、精算販売機３３、および計数機３５を利用する遊技者を撮像することができる。
【００５２】
すなわち、図８で示されるように、遊技店１においては、来店する遊技者、遊技台３６で遊技する遊技者、並びに、貸出機３４、精算販売機３３、および計数機３５を利用する遊技者といった、遊技店１において遊技者が取るであろうことが想定される行動のほぼ全てを監視できるように、各台カメラ３８、入口カメラ４１、および店内カメラ４２が設置されている。
【００５３】
［遊技店の設備により実現される機能の構成例］
次に、図９を参照して、遊技店１内の設備により実現される機能の構成例について説明する。
【００５４】
各台画像処理ユニット３９は、画像取得部２１１、顔画像検出部２１２、特徴量抽出部２１３、特徴量データテーブル２１４、照合部２１５、および送信部２１６を備えている。
【００５５】
各台画像処理ユニット３９の画像取得部２１１は、各台カメラ３８により撮像された画像を取得し、顔画像抽出部２１２に供給する。顔画像抽出部２１２は、画像取得部２１１より供給されてきた画像内に、顔を構成する部位の配置などのパターンにより顔画像からなる矩形画像を抽出して特徴量抽出部２１３に供給する。特徴量抽出部２１３は、顔画像を識別するための特徴量を抽出して、顔画像と共に照合部２１５、および特徴量データテーブル２１４に供給する。特徴量データテーブル２１４は、直前のフレームの顔画像より抽出された特徴量をフレーム番号に対応付けて記憶して、照合部２１５に供給する。照合部２１５は、特徴量抽出部２１３より供給される最新のフレームの特徴量と、直前のフレームから得られた特徴量との類似度を求め、所定の閾値との比較により直前のフレームの顔画像と今現在のフレームの顔画像とを照合し、最新のフレームにおいて、新規に顔画像が検出されて、遊技を開始した、同一人物が存在し遊技を継続している、人物が入れ替わって直ぐに遊技が開始された、または、人物が遊技を終了したかを判定し、判定結果と共に特徴量の情報を送信部２１６に供給する。送信部２１６は、顔画像、および照合部２１５の照合結果を生体情報認識装置２１に送信する。送信部２１６は、顔画像、および判定結果を送信する際、各台カメラ３８がどの遊技台３６に設けられたものであるかを識別するカメラIDと共に生体情報認証装置２１に送信する。
【００５６】
画像処理ユニット４０は、画像取得部２３１、顔画像検出部２３２、および送信部２３３を備えている。画像処理ユニット４０の画像取得部２３１は、入口カメラ４１または店内カメラ４２により撮像された画像を取得し、顔画像抽出部２３２に供給する。顔画像抽出部２３２は、画像取得部２３１より供給されてきた画像内に、顔を構成する部位の配置などのパターンにより顔画像からなる矩形画像を抽出して送信部２３３に供給する。送信部２３３は、顔画像を生体情報認識装置２１に送信する。送信部２３３は、顔画像を送信する際、入口カメラ４１または店内カメラ４２がどこに設けられたものであるかを識別するカメラIDと共に生体情報認証装置２１に送信する。
【００５７】
遊技店管理装置２４は、制御部２７１、台割付DB２７２、送受信部２７３、および表示部２５を備えている。
【００５８】
制御部２７１は、遊技店管理装置２４の動作の全体を制御している。台割付DB２７２は、カメラIDに基づいて、設定される遊技台３６の遊技台番号、島設備１１１により設定される、どのコーナの出口、または入口を撮像しているカメラであるかを示す情報が割付けられたデータベースである。制御部２７１は、生体情報認識装置２１より台割付DB２７２が要求された場合、送受信部２７３を制御して、台割付DB２７２を送信する。
【００５９】
生体情報認識装置２１の送受信部２９１は、各台画像処理ユニット３９、および画像処理ユニット４０より供給されてくる顔画像、および、各種の通知を取得すると通知判定部２９２に供給する。通知判定部２９２は、送受信部２９１より供給されてくる通知が、離席検知、同一人物検知、または人物検知のいずれであるかを判定し、離席通知については、その情報をDB登録更新部２９４に供給する。また、通知判定部２９２は、人物検知の場合、人物検知の情報を照合部２９３に供給する。
【００６０】
照合部２９３は、人物検知により供給されてくる顔画像の情報を顧客管理DB２９５に登録すると共に、顧客管理DB２９５に登録されているいずれの人物と一致するか否かを照合し、照合結果である人物IDと共に、DB登録更新部２９４に供給する。より詳細には、照合部２９３は、特徴量抽出部３１１、類似度算出部３１２、類似度計算結果蓄積部３１３、類似度計算結果集計部３１４、および類似度判定部３１５を備えている。特徴量抽出部３１１は、顔画像より顔画像の照合に必要とされる各種の特徴量を抽出し、抽出した特徴量と共に、その顔画像を類似度計算部３１２に供給する。類似度計算部３１２は、データベース管理部２９６より供給されてくる顧客管理DB２９５に登録されている全ての顔画像の特徴量と、特徴量抽出部３１１より供給されてきた特徴量とに基づいて、類似度を算出して類似度計算結果蓄積部３１３に蓄積させる。類似度計算結果集計部３１４は、類似度計算結果蓄積部３１３に蓄積された全ての類似度のうち、最上位となる類似度となった顔画像と、その類似度の情報を類似度判定部３１５に供給する。類似度判定部３１５は、供給されてきた最上位の類似度が、所定の閾値よりも高いものである場合、顧客管理DB２９５に登録されていた顔画像と一致したものとみなし、対応する人物IDと共に供給されてきた通知の情報をDB登録更新部２９４に出力する。また、類似度判定部３１５は、供給されてきた最上位の類似度が、所定の閾値よりも高いものではない場合、顧客管理DB２９５に登録されていた顔画像と一致していないものとみなし、顔画像を登録部３０１に供給して、新たに人物IDを設定して顧客管理DB２９５に登録させると共に、登録した人物IDと共に供給されてきた通知の情報をDB登録更新部２９４に出力する。
【００６１】
DB登録更新部２９４は、通知判定部２９２、または照合部２９３より供給されてくる離席検知、同一人物検知、または人物検知といった情報に基づいて、顧客管理DB２９５および注目度DB３０２を登録する。より詳細には、DB登録更新部２９４は、コーナ入場管理部２９４ａ、コーナ退場管理部２９４ｂ、遊技開始管理部２９４ｃ、遊技終了管理部２９４ｄ、潜在遊技者判定部２９４ｅ、滞在時間算出部２９４ｆ、および注目度DB管理部２９４ｇを備えている。コーナ入場管理部２９４ａは、人物検知の情報に基づいて、供給されてくる認証された遊技者の人物IDに基づいて、カメラIDから所定のコーナの入口の店内カメラ４２により撮像された顔画像の人物のコーナへと入場した時刻の情報を顧客管理DB２９５に登録する。コーナ退場管理部２９４ｂは、人物検知の情報に基づいて、供給されてくる認証された遊技者の人物IDに基づいて、カメラIDから所定のコーナの出口の店内カメラ４２により撮像された顔画像の人物のコーナから退場した時刻の情報を顧客管理DB２９５に登録する。
【００６２】
遊技開始管理部２９４ｃは、人物検知の情報に基づいて、供給されてくる認証された遊技者の人物IDに基づいて、カメラIDから所定の遊技台番号の遊技台３６の各台カメラ３８により撮像された顔画像が検出されたとき、稼働中であるものとみなし、その時刻の情報を遊技開始情報として顧客管理DB２９５に登録する。遊技終了管理部２９４ｄは、離席検知の情報に基づいて、供給されてくるカメラIDから所定の遊技台番号の遊技台３６の各台カメラ３８により撮像された顔画像が検出されなければ、その時刻の情報を遊技終了情報として顧客管理DB２９５に登録する。
【００６３】
潜在遊技者判定部２９４ｅは、カメラIDから所定のコーナの出口の店内カメラ４２により撮像された顔画像の遊技者の顧客管理DB２９５に記憶されている情報に基づいて、滞在時間算出部２９４ｆを制御してコーナの滞在時間を算出させると共に、滞在時間内でそのコーナの遊技台３６を遊技しているか否かに基づいて、その遊技者が、遊技したいと思っているが遊技しない状態でコーナに滞在している潜在遊技者であるか否かを判定する。潜在遊技者である場合、注目度DB管理部２９４ｇは、そのコーナに存在する遊技台３６を注目台とみなして、滞在時間を累積加算することにより注目度を算出して、遊技台３６毎に注目度DB３０２に登録する。
【００６４】
台割付情報管理部２９８は、遊技店１が起動する朝の時間など、所定の間隔で、遊技店管理装置２４に対して台割付DB２７２の情報を要求し、取得した台割付DB２７２の情報で台割付DB２９７を更新させる。
【００６５】
注目度表示制御部２９９は、特定の遊技台３６の機種について注目度を表示するように、キーボードや操作ボタンからなる操作部３００が操作されて、その旨の指示を受けると注目度DB３０２に登録されている注目度の情報のうち、注目度を表示するように求められた遊技台３６についての注目度と潜在遊技者の人数の情報を読み出し、遊技台３６の入替を検討するのに適切な注目度を表示部２３に表示する。この際、注目度表示制御部２９９は、稼働率算出部２９９ａを制御して、注目度の表示が求められた遊技台３６についての対応する稼働率を算出させ、注目度と併せて稼働率を表示部２３に表示させる。
【００６６】
［各台画像処理ユニットによる顔画像検出処理］
次に、図１０のフローチャートを参照して、各台画像処理ユニット３９による顔画像検出処理について説明する。
【００６７】
ステップＳ１１において、各台カメラ３８は、設置された位置から遊技者が存在する方向を撮像し、撮像した画像を各台画像処理ユニット３９に供給する。各台画像処理ユニット３９の画像取得部２１１は、供給されてきた画像を取得し、顔画像検出部２１２に供給する。
【００６８】
ステップＳ１２において、顔画像抽出部２１２は、画像取得部２１１より供給されてきた画像内に、顔を構成する部位の配置などのパターンにより顔画像からなる矩形画像を抽出して特徴量抽出部２１３に供給する。
【００６９】
ステップＳ１３において、顔画像抽出部２１２は、画像より顔画像が抽出できたか否かを判定する。ステップＳ１３において、顔画像が抽出できた場合、処理は、ステップＳ１４に進む。
【００７０】
ステップＳ１４において、特徴量抽出部２１３は、顔画像を識別するための特徴量を抽出して、顔画像と共に照合部２１５、および特徴量データテーブル２１４に供給する。特徴量データテーブル２１４は、直前のフレームの顔画像より抽出された特徴量をフレーム番号に対応付けて記憶して、照合部２１５に供給する。
【００７１】
ステップＳ１５において、照合部２１５は、特徴量抽出部２１３より供給される最新のフレームの特徴量と、直前のフレームから得られた特徴量との類似度を求める。
【００７２】
ステップＳ１６において、照合部２１５は、求められた類似度が所定の閾値よりも高く、直前のフレームの顔画像と今現在のフレームの顔画像とが一致し、直前に撮像されていた遊技者と同一の遊技者が撮像されているとみなされた場合、処理は、ステップＳ１７に進む。
【００７３】
ステップＳ１７において、照合部２１５は、送信部２１６を制御して、顔画像を撮像した各台カメラ３８を識別するカメラID、撮像時刻の情報、および顔画像の情報を含む、直前の遊技者と同一の遊技者が撮像されていることを示す、同一人物検知の通知を生体情報認識装置２１に送信させる。
【００７４】
一方、ステップＳ１６において、類似度が所定の閾値よりも高くなく、直前のフレームで撮像した遊技者とは異なる新たな遊技者の顔画像が撮像されたとみなされた場合、処理は、ステップＳ１８に進む。
【００７５】
ステップＳ１８において、照合部２１５は、送信部２１６を制御して、顔画像を撮像した各台カメラ３８を識別するカメラID、撮像時刻の情報、および顔画像の情報を含む、顔画像の照合がなされていない顔画像が検知されたことを示す、人物検知の通知を生体情報認識装置２１に送信させる。
【００７６】
また、ステップＳ１３において、顔画像が抽出できなかったとみなされた場合、処理は、ステップＳ１９に進む。
【００７７】
ステップＳ１９において、照合部２１５は、特徴量データテーブル２１４に記録されている情報に基づいて、直前のフレームにおいて顔画像が検出されていたか否かを判定し、顔画像が検出されている場合、すなわち、直前まで遊技者が遊技していたことが判っている場合、処理は、ステップＳ２０に進む。
【００７８】
ステップＳ２０において、照合部２１５は、送信部２１６を制御して、顔画像を撮像した各台カメラ３８を識別するカメラID、および撮像時刻の情報を含む、直前に照合されていた顔画像の遊技者が遊技を終了して離席したことを示す、離席検知の通知を生体情報認識装置２１に送信させる。
【００７９】
また、ステップＳ１９において、直前のフレームにおいて顔画像が検出されていない場合、ステップＳ２０の処理がスキップされる。
【００８０】
以上の処理により、各台画像処理ユニット３９は、各台カメラ３８により撮像された遊技者の顔画像に応じて、画像を撮像したカメラID、および撮像時刻、並びに必要に応じて顔画像を含む、同一人物検知、人物検知、および離席検知の三種類の通知を生体情報認識装置２１に送信することが可能となる。
【００８１】
［画像処理ユニットによる顔画像検出処理］
次に、図１１のフローチャートを参照して、画像処理ユニット４０による顔画像検出処理について説明する。
【００８２】
ステップＳ３１において、店内カメラ４２は、設置された位置から島設備１１１により設定されるコーナに入口、または出口付近を撮像し、コーナに入場、または退場する遊技者の存在する方向の画像を撮像し、撮像した画像を画像処理ユニット４０に供給する。画像処理ユニット４０の画像取得部２３１は、供給されてきた画像を取得し、顔画像抽出部２１２に供給する。
【００８３】
ステップＳ３２において、顔画像抽出部２３２は、画像取得部２３１より供給されてきた画像内に、顔を構成する部位の配置などのパターンにより顔画像からなる矩形画像を抽出して送信部２３３に供給する。
【００８４】
ステップＳ３３において、顔画像抽出部２３２は、画像より顔画像が抽出できたか否かを判定する。ステップＳ３３において、顔画像が抽出できた場合、処理は、ステップＳ３４に進む。
【００８５】
ステップＳ３４において、送信部２３３は、顔画像を撮像した店内カメラ４２を識別するカメラID、撮像時刻、および顔画像の情報を含む、顔画像の照合がなされていない顔画像が検知されたことを示す、人物検知の通知を生体情報認識装置２１に送信する。尚。ステップＳ３３において、顔画像が抽出できなかった場合、ステップＳ３４の処理はスキップされる。
【００８６】
以上の処理により、画像処理ユニット４０は、店内カメラ４２により撮像された各コーナに入場、または退場する遊技者の顔画像を抽出して、画像を撮像したカメラID、および撮像時刻、並びに顔画像を含む、人物検知の通知を生体情報認識装置２１に送信することが可能となる。
【００８７】
［台割付情報取得処理］
次に、図１２のフローチャートを参照して、台割付情報取得処理について説明する。
【００８８】
ステップＳ６１において、台割付情報管理部２９８は、生体情報認識装置２１が起動したか否かを判定し、起動したとみなされるまで、同様の処理が繰り返される。ステップＳ６１において、例えば、起動したことが確認された場合、処理は、ステップＳ６２に進む。
【００８９】
ステップＳ６２において、台割付情報管理部２９８は、送受信部２９１を制御して、遊技店管理装置２４に台割付DB２７２の情報を要求する。
【００９０】
ステップＳ７１において、遊技店管理装置２４の制御部２７１は、送受信部２７３を制御して、台割付情報が要求されてきたか否かを判定し、要求されるまで、同様の処理が繰り返される。そして、ステップＳ７１において、上述したステップ６２の処理により、台割付情報が要求されてくると、処理は、ステップＳ７２に進む。
【００９１】
ステップＳ７２において、制御部２７１は、台割付DB２７２の情報を読み出す。台割付DB２７２は、例えば、図１３で示されるようなものである。図１３の台割付DB２７２では、左から、カメラID欄、エリア欄、詳細欄、機種欄、およびコーナ情報欄が設けられている。
【００９２】
図１３の最上段で示されるように、例えば、カメラIDがＣ１のカメラは、１円コーナである第１島設備１１１の入口に設けられた店内カメラ４２であることが示されている。また、２段目は、カメラIDがＣ２のカメラは、１円コーナである第１島設備１１１の出口に設けられた店内カメラ４２であることが示されている。さらに、３段目は、カメラIDがＣ３のカメラは、１円コーナである第１島設備１１１の、機種がＸＸＸＸＸの１番台に設けられた各台カメラ３８であることが示されている。また、４段目は、カメラIDがＣ４のカメラは、１円コーナである第１島設備１１１の、機種がＸＸＸＸＸの２番台に設けられた各台カメラ３８であることが示されている。さらに、５段目は、カメラIDがＣ５のカメラは、４円コーナである第２島設備１１１の入口に設けられた店内カメラ４２であることが示されている。また、６段目は、カメラIDがＣ６のカメラは、４円コーナである第２島設備１１１の出口に設けられた店内カメラ４２であることが示されている。さらに、７段目は、カメラIDがＣ７のカメラは、４円コーナである第２島設備１１１の、機種がＹＹＹＹＹの３番台に設けられた各台カメラ３８であることが示されている。
【００９３】
このように台割付DB２７２における情報により、カメラIDに対応付けてその位置の情報が登録されているので、撮像された画像がどの位置の各台カメラ３８、入口カメラ４１、または店内カメラ４２により撮像された画像であるかを識別することが可能となる。
【００９４】
ステップＳ７３において、制御部２７１が、送受信部２７３を制御して、読み出した台割付DB２７２の情報を生体情報認識装置２１に送信させる。
【００９５】
ステップＳ６３において、生体情報認識装置２１の台割付情報管理部２９８は、送受信部２９１を制御して、ステップＳ７３の処理により送信されてくる台割付DB２７２の情報を受信させて取得する。
【００９６】
ステップＳ６４において、台割付情報管理部２９８は、取得した台割付DB２７２の情報で、台割付DB２９７を更新する。
【００９７】
以上の処理により、生体情報認識装置２１は、起動の度に、台割付DB２９７の情報を、本来その情報を管理する遊技店管理装置２４から取得して、最新の台割付DB２７２と同一の物とすることが可能となる。尚、台割付DB２７２の情報は、頻繁に更新される情報ではないので、起動の度に更新する必要はなく、例えば、１週間に１回、１ヶ月に１回程度、または、各台カメラ３８、入口カメラ４１、および店内カメラ４２の配置を変更したときのみとするようにしてもよい。
【００９８】
［顧客管理DB管理処理］
次に、図１４，図１５のフローチャートを参照して、生体情報認識装置２１による顧客管理DB管理処理について説明する。
【００９９】
ステップＳ９１において、通知判定部２９２は、送受信部２９１を制御して、各台画像処理ユニット３９、または画像処理ユニット４０より人物検知の通知が送信されてきたか否かを判定する。ステップＳ９１において、例えば、図１０のステップＳ１８の処理、または、図１１のステップＳ３４の処理により、各台画像処理ユニット３９、または画像処理ユニット４０より人物検知の通知が送信されてきた場合、処理は、ステップＳ９２に進む。
【０１００】
ステップＳ９２において、通知判定部２９２は、送信されてきた人物検知の通知と共に、そこに含まれるカメラID、撮像時刻、および顔画像の情報を取得し、照合部２９３の特徴量抽出部３１１に供給する。
【０１０１】
ステップＳ９３において、特徴量抽出部３１１は、供給されてきた人物検知の通知に付されている顔画像より特徴量を抽出し、人物検知の情報と共に、類似度計算部３１２に供給する。
【０１０２】
ステップＳ９４において、類似度計算部３１２は、データベース管理部２９６を制御して、顧客管理DB２９５に登録されている遊技者の顔画像のうち、未処理の顔画像を処理対象顔画像に設定して、読み出させる。
【０１０３】
ステップＳ９５において、類似度計算部３１２は、処理対象顔画像の特徴量と、特徴量抽出部３１１より供給されてきた特徴量とを用いて類似度を計算する。
【０１０４】
ステップＳ９６において、類似度計算部３１２は、処理対象顔画像、すなわち、処理対象顔画像を識別する人物IDに対応付けて、計算した類似度の情報を類似度計算結果蓄積部３１３に蓄積させる。
【０１０５】
ステップＳ９７において、類似度計算部３１２は、データベース管理部２９６を制御して、顧客管理DB２９５に登録されている遊技者の顔画像のうち、未処理の顔画像が存在するか否かを判定する。ステップＳ９７において、未処理の顔画像が存在する場合、処理は、ステップＳ９４に戻る。すなわち、顧客管理DB２９５に登録されている全ての遊技者の顔画像との類似度が求められるまで、ステップＳ９４乃至Ｓ９７の処理が繰り返される。そして、ステップＳ９７において、未処理の顔画像が無く、顧客管理DB２９５に登録されている全ての遊技者の顔画像との類似度が求められたとみなされた場合、処理は、ステップＳ９８に進む。
【０１０６】
ステップＳ９８において、類似度計算結果集計部３１４は、類似度計算結果蓄積部３１３に蓄積されている全ての類似度について、類似度の値に応じて順位を求め、類似度判定部３１５に供給する。
【０１０７】
ステップＳ９９において、類似度判定部３１５は、求められた最上位の類似度が所定の閾値よりも高く、顧客管理DB２９５に登録されていた遊技者の顔画像と一致しているか否かを判定する。ステップＳ９９において、例えば、最上位の類似度が所定の閾値よりも高くなく、顧客管理DB２９５に登録されていた遊技者の顔画像と一致しないとみなされた場合、処理は、ステップＳ１００に進む。
【０１０８】
ステップＳ１００において、類似度判定部３１５は、人物検知として供給されてきた顔画像を登録部３０１に供給する。登録部３０１は、新たな人物IDを発行して、例えば、図１６で示されるように、顧客管理DB２９５に登録すると共に、登録した新たな人物IDの情報を類似度判定部３１５に供給する。尚、ここでは、人物IDが新たに設定されて、顔画像のみが登録される。図１６においては、左から人物ID欄、顔画像欄、時刻欄、およびエリア移動履歴欄が設けられている。
【０１０９】
すなわち、最上段においては、人物IDがＰ１の遊技者が、２０１０年１０月１日１０時に第１島設備１１１の入口の店内カメラ４２により撮像され、第１島設備に入場していることが示されている。また、２段目においては、人物IDがＰ１の遊技者が、２０１０年１０月１日１０時６分に第１島設備１１１の出口の店内カメラ４２により撮像され、第１島設備１１１から退場していることが示されている。さらに、３段目においては、人物IDがＰ１の遊技者が、２０１０年１０月１日１０時３０分に第２島設備１１１の入口の店内カメラ４２により撮像され、第２島設備１１１に入場していることが示されている。また、４段目においては、人物IDがＰ１の遊技者が、２０１０年１０月１日１０時５０分に台番号が００１の遊技台３６の各台カメラ３８により撮像され、台番号が００１の遊技台３６において遊技を開始したことが示されている。また、５段目においては、人物IDがＰ１の遊技者が、２０１０年１０月１日１１時５５分に台番号が００１の遊技台３６の各台カメラ３８により撮像されず、台番号が００１の遊技台３６において遊技が終了したことが示されている。
【０１１０】
また、６段目においては、人物IDがＰ２の遊技者が、２０１０年１０月１日１０時５５分に台番号が００２の遊技台３６の各台カメラ３８により撮像され、台番号が００２の遊技台３６において遊技を開始したことが示されている。
【０１１１】
さらに、７段目においては、人物IDがＰ３の遊技者が、２０１０年１０月１日１１時に台番号が００３の遊技台３６の各台カメラ３８により撮像され、台番号が００３の遊技台３６において遊技を開始したことが示されている。
【０１１２】
また、８段目においては、人物IDがＰ４の遊技者が、２０１０年１０月１日１２時に台番号が００４の遊技台３６の各台カメラ３８により撮像され、台番号が００４の遊技台３６において遊技を開始したことが示されている。
【０１１３】
尚、ステップＳ９９において、最上位の類似度が所定の閾値を越えた場合、ステップＳ１００の処理はスキップされる。すなわち、この場合、既に、顧客管理DB２９５に登録済みであるので、登録処理がスキップされる。
【０１１４】
ステップＳ１０１において、類似度判定部３１５は、処理対象となる顔画像の遊技者が、類似度が最上位となる人物IDの顔画像の遊技者、または、新たに人物IDが設定された顔画像の遊技者であることをDB登録更新部２９４に通知する。
【０１１５】
ステップＳ１０２（図１５）において、DB登録更新部２９４は、台割付DB２９７にアクセスし、人物検知に含まれているカメラIDに基づいて、対応する位置を特定する。
【０１１６】
ステップＳ１０３において、遊技開始管理部２９４ｃは、カメラIDから特定された人物検知に含まれる顔画像を撮像したカメラが、遊技台３６のいずれかの各台カメラ３８であるか否かを判定する。
【０１１７】
ステップＳ１０３において、カメラIDから特定された人物検知に含まれる顔画像を撮像したカメラが、遊技台３６のいずれかの各台カメラ３８である場合、顔画像が撮像されたことにより遊技台３６において遊技が開始されたものとみなして、処理は、ステップＳ１０４に進む。
【０１１８】
ステップＳ１０４において、遊技開始管理部２９４ｃは、人物検知に含まれる人物IDに対応付けて、時刻情報、遊技台の台番号、および遊技開始であることを含む情報を顧客管理DB２９５に登録する。
【０１１９】
尚、ステップＳ１０３において、位置が遊技台３６ではない場合、ステップＳ１０４の処理はスキップされる。
【０１２０】
ステップＳ１０５において、コーナ入場管理部２９４ａは、カメラIDにより特定された人物検知に含まれる顔画像を撮像したカメラが、いずれかの島設備１１１により特定される所定のコーナの入口であるか否かを判定する。
【０１２１】
ステップＳ１０５において、カメラIDから特定された人物検知に含まれる顔画像を撮像したカメラが、いずれかの島設備１１１からなる所定のコーナの入口を撮像する店内カメラ４２である場合、処理は、ステップＳ１０６に進む。
【０１２２】
ステップＳ１０６において、コーナ入場管理部２９４ａは、例えば、図１６の最上段で示されるように、コーナ入場管理部２９４ａは、新人物検知に含まれる人物IDに対応付けて、時刻情報、および所定のコーナに進入し、入場したことを含む情報を顧客管理DB２９５に登録する。
【０１２３】
尚、ステップＳ１０５において、カメラIDから特定された人物検知に含まれる顔画像を撮像したカメラが、いずれかの島設備１１１からなる所定のコーナの入口を撮像する店内カメラ４２ではない場合、ステップＳ１０６の処理がスキップされる。
【０１２４】
ステップＳ１０７において、コーナ退場管理部２９４ｂは、カメラIDにより特定された人物検知に含まれる顔画像を撮像したカメラが、いずれかの島設備１１１により特定される所定のコーナの出口であるか否かを判定する。
【０１２５】
ステップＳ１０７において、カメラIDにより特定された新人物検知に含まれる顔画像を撮像したカメラが、いずれかの島設備１１１により特定される所定のコーナの出口である場合、処理は、ステップＳ１０８に進む。
【０１２６】
ステップＳ１０８において、潜在遊技者判定部２９４ｅは、いずれかの島設備１１１により特定される所定のコーナの出口とされるカメラIDのコーナにおいて、人物検知に含まれる人物IDの遊技者が遊技しているか否かを判定する。ステップＳ１０８において、そのコーナにおいて遊技している場合、処理は、ステップＳ１１２に進む。
【０１２７】
また、ステップＳ１０８において、遊技していないとみなされた場合、処理は、ステップＳ１０９に進む。
【０１２８】
ステップＳ１０９において、潜在遊技者判定部２９４ｅは、滞在時間算出部２９４ｆを制御して、顧客管理DB２９５へとアクセスさせ、そのコーナへの入場時刻と、退場時刻との差分から、滞在時間を算出させる。そして、潜在遊技者判定部２９４ｅは、算出された滞在時間が所定時間よりも長いか否かを判定する。ここで、所定時間とは、例えば、通常の人間がそのコーナの歩行により通過するのに必要とされる時間である。すなわち、人物IDで特定される遊技者が、他のコーナへ向かうための、そのコーナを通過するためだけであれば、通行に必要とされる時間以上は、そのコーナには滞在しないことになるので、ただ通過しただけであったか否かが判定されることになる。ステップＳ１０９において、例えば、所定時間以上であった場合、処理は、ステップＳ１１０に進む。
【０１２９】
ステップＳ１１０において、潜在遊技者判定部２９４ｅは、人物IDで特定される遊技者が、そのコーナの遊技台３６に興味を持っているが、自らが遊技したい遊技台３６が空席となっておらず、滞在時間が長い状態となっている潜在遊技者であるものとみなす。そこで、ステップＳ１１１において、注目度DB管理部２９４ｇは、顧客管理DB２９５にアクセスし、該当するコーナに存在する遊技台３６のうち、現在遊技中の遊技台３６を注目台とみなす。すなわち、注目度DB管理部２９４ｇは、顧客管理DB２９５のエリア移動履歴欄より、該当するコーナに存在する遊技台３６のうち、遊技開始時刻の情報があるが、遊技終了時刻の情報の無い遊技台３６を現在遊技中の遊技台３６、すなわち、注目台とみなす。そして、注目度DB管理部２９４ｇは、注目度DB３０２にアクセスし、潜在遊技者とみなされた遊技者の滞在時間に対応するポイントおよび人数の情報を、該当するコーナの注目台とみなされる遊技台３６を識別する遊技台番号の注目度と人数の情報に加算して登録する。
【０１３０】
すなわち、遊技者が、遊技台の設けられたコーナを遊技することなく、同一のコーナに滞在した滞在時間が所定時間よりも長い場合、そのコーナに滞在した理由が、遊技したいと思っていたが、自らの興味ある遊技台３６が空席となっておらず遊技できなかったものとみなし、該当する遊技者が潜在遊技者とみなされる。そして、その潜在遊技者が通過したコーナに存在する遊技台が注目台とされて、滞在時間に対応するポイントが注目度として累積的に注目度DB３０２に蓄積されていく。注目度DB３０２は、例えば、図１７で示されるようなものである。図１７の注目度３０２は、左から日付欄、台番号欄、注目度欄、および人数欄が設けられている。図１７においては、２０１１年１月１日においては、台番号００１の遊技台３６においては、注目度が１５４であり、潜在遊技者の人数が５１であったことが示されている。また、同日、台番号００２の遊技台３６においては、注目度が８４１であり、潜在遊技者の人数が１８０人であったことが示されている。さらに、同日、台番号００３，００４の遊技台３６においては、それぞれ注目度が２５６、３７２であり、潜在遊技者の人数が３９人、および１１９人であったことが示されている。ここで、注目度は、滞在時間がX分間であるとき、Xそのものを累積加算するようにして求めてもよいし、係数Aを乗じたポイントX×A（Aは係数）を累積加算するようにしてもよい。すなわち、滞在時間に比例して加算される注目度により、注目の度合が数値化されることとなるので、稼働率には現れることがない、遊技台３６の集客力の指標とすることができる。
【０１３１】
ステップＳ１１２において、コーナ退場管理部２９４ｂは、例えば、図１６の２段目で示されるように、人物検知に含まれる人物IDに対応付けて、時刻情報、および所定のコーナから出て、退場したことを含む情報を顧客管理DB２９５に登録し、処理は、ステップＳ９１（図１４）に戻る。
【０１３２】
尚、ステップＳ１０７において、所定のコーナの出口ではない場合、ステップＳ１０８乃至Ｓ１１１の処理がスキップされる。
【０１３３】
一方、ステップＳ９１（図１４）において、人物検知ではない場合、処理は、ステップＳ１１３に進む。
【０１３４】
ステップＳ１１３において、DB登録更新部２９４は、離席検知が通知されてきたか否かを判定する。ステップＳ１１３において、例えば、図１０のステップＳ２０の処理により、離席検知が通知されてきた場合、処理は、ステップＳ１１４に進む。
【０１３５】
ステップＳ１１４において、DB登録更新部２９４は、台割付DB２９７にアクセスし、新人物検知に含まれているカメラIDに基づいて、対応する位置を特定する。
【０１３６】
ステップＳ１１５において、遊技終了管理部２９４ｄは、離席検知に含まれる人物IDに対応付けて、時刻情報、遊技台の台番号、および遊技終了であることを含む情報を顧客管理DB２９５に登録する。すなわち、離席検知がなされるということは、顔画像が取得できず、遊技者が存在しない状態であることなので、遊技者が離席したものとみなす。
【０１３７】
尚、ステップＳ１１３において、離席検知ではない場合処理は、ステップＳ９１に戻る。
【０１３８】
以上の処理により、図１６で示されるような顧客管理DB２９５、および図１７で示されるような注目度DB３０２が順次最新の情報により蓄積されていくことになるので、遊技者一人一人が、いつ、どこのコーナに入退場し、どの遊技台３６をいつからいつまで遊技したかを示す情報、並びに、各遊技台３６における潜在遊技者による注目度を累積的に登録させることが可能となる。
【０１３９】
［注目度表示処理］
次に、図１８のフローチャートを参照して、遊技店管理装置２４における注目度表示処理について説明する。
【０１４０】
ステップＳ１６１において、注目度表示制御部２９９は、操作部３００が操作されて、コーナ単位、または、コーナを特定する遊技機種の単位で遊技台の注目度の表示が要求されたか否かを判定し、要求されるまで、同様の処理を繰り返す。ステップＳ１６１において、例えば、注目度の表示が要求された場合、処理は、ステップＳ１６２に進む。
【０１４１】
ステップＳ１６２において、注目度表示制御部２９９は、コーナ、またはコーナを特定する遊技台３６の機種を特定する情報の入力を要求する画像を表示部２３に表示する。
【０１４２】
ステップＳ１６３において、注目度表示制御部２９９は、コーナ、またはコーナを特定する遊技台３６の機種を特定する情報の入力があったか否かを判定し、入力されるまで、同様の処理を繰り返す。ステップＳ１６３において、例えば、操作部３００が操作されて、コーナ、またはコーナを特定する遊技台３６の機種の情報の入力があった場合、処理は、ステップＳ１６４に進む。
【０１４３】
ステップＳ１６４において、注目度表示制御部２９９は、入力されたコーナ、またはコーナを特定する遊技台３６の機種の情報に基づいて、その特定されたコーナに属する遊技台３６を特定する。
【０１４４】
ステップＳ１６５において、注目度表示制御部２９９は、注目度DB３０２にアクセスし、注目度、および潜在遊技者の人数の情報のうち、特定されたコーナに属する遊技台３６の注目度および潜在遊技者の人数の情報を抽出する。
【０１４５】
ステップＳ１６６において、注目度表示制御部２９９は、稼働率算出部２９９ａを制御して、特定されたコーナに属する遊技台３６の遊技開始時刻、および遊技終了時刻を利用して、指定されたコーナに属する全ての遊技台３６の稼働率を算出させる。
【０１４６】
ステップＳ１６７において、注目度表示制御部２９９は、読み出した注目度、潜在遊技者の人数、および算出した稼働率の情報を表示部２３に表示する。
【０１４７】
以上の処理により、遊技台毎の注目度、および潜在遊技者の人数、並びに、稼働率の情報が表示されるので、実際に遊技された遊技台３６の情報である稼働率と、稼働率に現れることのない注目度とを同時に表示して比較検討することが可能となるので、遊技台３６の入れ替え機種を適切に選択することが可能となる。すなわち、例えば、稼働率が若干低めであって、注目度が高い機種である場合、遊技による利益は十分とは言えないまでも、十分な集客力を備えていると考えられるので、遊技店全体としては、他の機種で利益を得られる可能性があるので、そのような機種については、入れ替え対象としないようにするといった判断も可能となる。また、逆に、稼働率はある程度であるが、注目度が低い機種である場合、付近に人気機種があって、人気機種を遊技することができない遊技者が、興味はないが、遊技したい遊技台で遊技できないから遊技しているだけである可能性があるので、入れ替え対象機種として選定するといった判断もできる。
【０１４８】
尚、以上においては、遊技店における遊技台の設けられたコーナにおける、潜在遊技者の滞在時間に基づいて、注目度を求める例について説明してきたが、例えば、遊技店内に設置された遊技台を、空間的に分布した複数個の資源であると捉えると、注目度は次のように定義することもできる。すなわち、所定の資源を利用することなく、他の資源利用者により利用中の所定の資源の近傍領域に滞留する所定の資源利用希望者（潜在遊技者に対応する）の滞留時間を資源毎に累積的に蓄積し、その累積的に蓄積された滞留時間を注目度と考えることもできる。ここで、他の資源利用者により利用中の所定の資源の近傍領域に滞留するとは、資源を利用しない状態で、例えば、所定の頻度以上に調査を行ったり、所定の費用以上のコストを掛けて調査するといった行為を近傍領域に滞留するものと捉えるようにしてもよい。すなわち、注目度とは、遊技台においては、潜在遊技者がその付近において、遊技できる状態を待ち続ける滞在時間が積算されることにより表現されていた。この場合、注目度とは、その遊技台への関心の程度を示すものである。したがって、遊技台に対応する対象が、上述した空間的に分布した複数個の資源であると捉える場合についても、注目度は、他の遊技者により遊技中の遊技台に対応する対象、すなわち、他の資源利用者により利用中の資源に対する利用者の関心の程度を示すものであればよい。このように対象に対する利用者の関心の程度を示すものとして注目度が求められれば、対象は、上述した資源、または遊技台以外のものであってもよい。
【０１４９】
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【０１５０】
図１９は、汎用のパーソナルコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)１００１を内蔵している。CPU１００１にはバス１００４を介して、入出力インタフェース１００５が接続されている。バス１００４には、ROM(Read Only Memory)１００２およびRAM(Random Access Memory)１００３が接続されている。
【０１５１】
入出力インタフェース１００５には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部１００６、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部１００７、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部１００８、LAN（Local Area Network）アダプタなどよりなり、インターネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部１００９が接続されている。また、磁気ディスク（フレキシブルディスクを含む）、光ディスク（CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む）、光磁気ディスク（ＭＤ(Mini Disc)を含む）、もしくは半導体メモリなどのリムーバブルメディア１０１１に対してデータを読み書きするドライブ１０１０が接続されている。
【０１５２】
CPU１００１は、ROM１００２に記憶されているプログラム、または磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等のリムーバブルメディア１０１１から読み出されて記憶部１００８にインストールされ、記憶部１００８からRAM１００３にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM１００３にはまた、CPU１００１が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【０１５３】
尚、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
【０１５４】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【符号の説明】
【０１５５】
１，１−１乃至１−ｎ 遊技店
２ 第３者遊技店管理センタ
３ 第３者遊技店管理データベース
４ 第３者遊技店管理バス
５ 公衆通信回線網
２１ 生体情報認識装置
２２ 生体情報データベース
２４ 遊技店管理装置
２６ 遊技台管理データベース
２７ 媒体貸出管理装置
２９ 媒体貸出管理データベース
３０ 遊技店管理情報バス
３１ 生体情報バス
３３ 精算販売機
３４ 貸出機
３５ 計数機
３６，３６−１乃至３６−ｍ 遊技台
３７，３７−１乃至３７−ｍ 遊技台周辺端末
３８，３８−１乃至３８−ｍ 各台カメラ
３９，３９−１乃至３９−ｍ 各台画像処理ユニット
４０，４０−１乃至４０−（ｐ＋ｑ） 画像処理ユニット
４１，４１−１乃至４１−ｐ 入口カメラ
４２，４２−１乃至４２−ｑ 店内カメラ
【技術分野】
【０００１】
本技術は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、遊技店における遊技台の機種、または島設備に設けられた機種毎の注目度を、その機種を遊技したかったが遊技できなかった潜在遊技者の遊技情報から求めるようにした情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【０００２】
遊技店のおかれている環境は、遊技人口の減少が進み、自店に来店していただいている固定遊技者の維持確保と、来店経験の無い新規遊技者の拡大とを狙った、近隣の遊技店との差別化をはかるべく、遊技台の入れ替えやイベントなどを中心とした熾烈な遊技者獲得競争が繰り広げている状況にある。
【０００３】
その一つの取り組みとして、（１）会員カードなどの媒体を発行する、（２）来店時に会員カードを利用していただく、（３）遊技者の動向を会員カードの利用状況から把握する、（４）遊技者の動向（来店データ）をもとに、イベントの有効性を検討し、従業員のサービスに反映させる、といったことをしている。この取り組みを通じて、固定遊技者の維持や新規遊技者の取り込みを計画している。
【０００４】
しかしながら、こうした媒体による取り組みは、会員カードを発行する部分は進んでいるものの、持参しないまたは持参しても挿入しないなどの実態により、現実には正確な遊技者の動向（来店データ）が把握できず、イベントの有効性や従業員のサービスに反映できていないのが現状である。
【０００５】
この問題を解決するために媒体を用いないバイオメトリクス、特に顔認証システムがある。
【０００６】
近年、携帯電話や入退室ゲートなどのアプリケーションを代表とするように、カメラによる撮像手段の普及や１対１での顔認証システムの性能向上が進み、遊技店においても遊技者一人一人を特定することが可能となった。
【０００７】
これにより会員カードの課題であった媒体を利用するハードルがなくなることで、本人他人を識別し、各遊技台でどんな遊技者が遊技をしているのか、遊技店内および遊技台ごとに設置したカメラを使うことによって遊技者の動向を把握することが可能となっている。
【０００８】
そして、この遊技者の動向（来店データ）を把握することにより、固定遊技者の維持や新規遊技者の取り込みに向けたイベントの有効性や従業員のサービスに反映させることができる。
【０００９】
このような技術として、会員記録媒体を使った遊技台の稼働率を算出する技術が提案されている（特許文献１参照）。
【００１０】
現在の遊技店における遊技台の入れ替えタイミングは、このような技術により求められる、遊技台の機種、または島全体の平均稼働率から決定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【００１１】
【特許文献１】特開２００４−１９５０１３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【００１２】
しかしながら、遊技台の稼働率から入れ替えを決定すると、遊技したくても遊技できなかった遊技者である潜在遊技者については考慮されない状態で入れ替えが決定されてしまうことになるため、実際に入れ替えしてみたものの、遊技客が付かず、その結果、入れ替え後の遊技台の稼働率が下がったりすることがあった。
【００１３】
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、特に、遊技店における各遊技台の稼働率を求めるに当たり、遊技したいと思う遊技台を遊技できなかった潜在遊技者による注目度を求められるようにして、潜在遊技者を考慮した遊技台の入れ替えを検討できるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【００１４】
本技術の一側面の情報処理装置は、遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部と、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部と、前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部と、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部と、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部と、前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部と、前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部と、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部とを含む。
【００１５】
前記入場時刻および前記退場時刻に基づいて、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナの滞在時間を算出する滞在時間算出部をさらに含ませるようにすることができ、前記潜在遊技者判定部には、前記遊技者の前記コーナにおける前記滞在時間が所定時間よりも長く、かつ、前記遊技者の前記コーナにおける前記滞在時間内で遊技開始時刻が登録されていないとき、前記遊技者を潜在遊技者として判定させるようにすることができる。
【００１６】
前記注目度算出部には、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記滞在時間算出部により算出される前記入場時刻、および前記退場時刻の情報により求められる滞在時間の総和を注目度として算出させるようにすることができる。
【００１７】
前記注目度算出部には、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報、並びに、前記遊技台が稼動中であるか否かを示す遊技台稼働情報に基づいて、前記遊技台稼働情報により稼動中である遊技台について、前記滞在時間算出部により算出される前記入場時刻、および前記退場時刻の情報により求められる滞在時間の総和を注目度として算出させるようにすることができる
【００１８】
前記注目度算出部により算出された前記所定の機種となる遊技台の注目度を、前記所定の機種単位で、または、所定のコーナ単位で表示する表示部とを含ませるようにすることができる。
【００１９】
本技術の一側面の情報処理方法は、遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部における、前記遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像ステップと、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部における、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像ステップと、前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部における、前記遊技台撮像ステップの処理、および前記コーナ撮像ステップの処理により撮像された遊技者を登録者と照合する照合ステップと、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理ステップと、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理ステップと、前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部における、前記遊技台撮像ステップの処理により撮像された遊技者の有無により、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理ステップと、前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部における、前記入場管理ステップの処理により入場が管理された、前記照合ステップの処理により照合された遊技者の、前記遊技開始管理ステップの処理により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定ステップと、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部における、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定ステップの処理により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出ステップとを含む。
【００２０】
本技術の一側面のプログラムは、遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部と、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部と、前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部と、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部と、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部と、前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部と、前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部と、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部とを含む情報処理装置を制御するコンピュータに、前記遊技台撮像部における、前記遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像ステップと、前記コーナ撮像部における、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像ステップと、前記照合部における、前記遊技台撮像ステップ、および前記コーナ撮像ステップにより撮像された遊技者を登録者と照合する照合ステップと、前記入場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理ステップと、前記退場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理ステップと、前記遊技開始管理部における、前記遊技台撮像ステップの処理により撮像された遊技者の有無により、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理ステップと、前記潜在遊技者判定部における、前記入場管理ステップの処理により入場が管理された、前記照合ステップの処理により照合された遊技者の、前記遊技開始管理ステップの処理により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定ステップと、前記注目度算出部における、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定ステップの処理により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出ステップとを含む処理を実行させるプログラム。
【００２１】
本技術の一側面においては、遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者が撮像され、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者が撮像され、撮像された遊技者が登録者と照合され、照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻が管理され、照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻が管理され、撮像された遊技者の有無により、照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻が管理され、入場が管理された、照合された遊技者の、管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かが判定され、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度が算出される。
【００２２】
すなわち、本技術の一側面の情報処理装置における、遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部とは、例えば、各台カメラであり、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部とは、例えば、店内カメラであり、前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部とは、例えば、照合部であり、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部とは、例えば、コーナ入場管理部であり、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部とは、例えば、コーナ退場管理部であり、前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部とは、例えば、遊技開始管理部であり、前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部とは、例えば、潜在遊技者判定部であり、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部とは、例えば、注目度DB管理部である。
【００２３】
すなわち、照合部により照合された遊技者毎にコーナ入場管理部およびコーナ退場管理部により、コーナに滞在した滞在時間と、遊技開始管理部により管理されている遊技開始時刻とに基づいて、滞在時間が所定時間よりも長く、滞在時間内に遊技開始時刻の情報がなく、滞在時間内に、そのコーナのいずれかの遊技台で遊技がなされていなる場合、その遊技者を潜在遊技者とみなし、注目度DB管理部が、そのコーナに存在する遊技台のうち遊技中の遊技台を注目台とみなして、その滞在時間を累積的に加算して算出し、遊技台毎の注目度として注目度DBに登録する。
【００２４】
結果として、遊技台の機種毎に、実際に遊技していないが、遊技したいと希望していた可能性の高い潜在遊技者の注目度を求めることが可能となる。すなわち、遊技台を実際に遊技していないが、遊技したいと考えているような潜在遊技者の動向を把握することができるので、遊技台の入れ替え機種を選定するにあたり、適切な選定を行う上で、参考とすることが可能となる。
【発明の効果】
【００２５】
本技術によれば、遊技台の入れ替えを検討するのに適切な遊技台の機種毎の注目度を算出することが可能となり、より適切に入れ替え対象となる遊技台の機種を選定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【００２６】
【図１】本技術を適用した監視システムの一実施の形態の構成を示す図である。
【図２】図１のカメラの設置例を示す図である。
【図３】図１のカメラの設置例を示す図である。
【図４】図１のカメラの設置例を示す図である。
【図５】図１のカメラの設置例を示す図である。
【図６】図１のカメラの設置例を示す図である。
【図７】図１のカメラの設置例を示す図である。
【図８】図１の入口カメラおよび店内カメラの設置例を示す図である。
【図９】図１の画像処理ユニット、生体情報認識装置、および遊技店管理装置の構成例を説明する図である。
【図１０】各台画像処理ユニットによる顔画像検出処理を説明するフローチャートである。
【図１１】画像処理ユニットによる顔画像検出処理を説明するフローチャートである。
【図１２】台割付情報取得処理を説明するフローチャートである。
【図１３】台割付DBの構成例を示す図である。
【図１４】顧客管理DB管理処理を説明するフローチャートである。
【図１５】顧客管理DB管理処理を説明するフローチャートである。
【図１６】顧客管理DBの構成例を示す図である。
【図１７】注目度DBの構成例を示す図である。
【図１８】注目度表示処理を説明するフローチャートである。
【図１９】パーソナルコンピュータの構成例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【００２７】
以下に本技術の実施の形態を説明するが、本技術の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本技術をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本技術の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【００２８】
すなわち、本技術の一側面の情報処理装置は、遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部（例えば、図９の各台カメラ３８）と、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部（例えば、図９の店内カメラ４２）と、前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部（例えば、図９の照合部２９３）と、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部（例えば、図９のコーナ入場管理部２９４ａ）と、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部（例えば、図９のコーナ退場管理部２９４ｂ）と、前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部（例えば、図９の遊技開始管理部２９４ｃ）と、前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部（例えば、図９の潜在遊技者判定部２９４ｅ）と、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部（例えば、図９の注目度DB管理部２９４ｇ）とを含む。
【００２９】
前記入場時刻および前記退場時刻に基づいて、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナの滞在時間を算出する滞在時間算出部（例えば、図９の滞在時間算出部２９４ｆ）をさらに含ませるようにすることができ、前記潜在遊技者判定部には、前記遊技者の前記コーナにおける前記滞在時間が所定時間よりも長く、かつ、前記遊技者の前記コーナにおける前記滞在時間内で遊技開始時刻が登録されていないとき、前記遊技者を潜在遊技者として判定させるようにすることができる。
【００３０】
前記注目度算出部により算出された前記所定の機種となる遊技台の注目度を、前記所定の機種単位で、または、所定のコーナ単位で表示する表示部（例えば、図９の表示部２３）とを含ませるようにすることができる。
【００３１】
本技術の一側面の情報処理方法およびプログラムは、遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部における、前記遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像ステップ（例えば、図１０のステップＳ１１）と、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部における、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像ステップ（例えば、図１１のステップＳ３１）と、前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部における、前記遊技台撮像ステップの処理、および前記コーナ撮像ステップの処理により撮像された遊技者を登録者と照合する照合ステップ（例えば、図１４のステップＳ９４乃至Ｓ１０１）と、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理ステップ（例えば、図１５のステップＳ１０５，Ｓ１０６）と、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理ステップ（例えば、図１５のステップＳ１０７，Ｓ１１２）と、前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部における、前記遊技台撮像ステップの処理により撮像された遊技者の有無により、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理ステップ（例えば、図１５のステップＳ１０４）と、前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部における、前記入場管理ステップの処理により入場が管理された、前記照合ステップの処理により照合された遊技者の、前記遊技開始管理ステップの処理により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定ステップ（例えば、図１５のステップＳ１０８乃至Ｓ１１０）と、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部における、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定ステップの処理により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出ステップ（例えば、図１５のステップＳ１１１）とを含む。
【００３２】
［監視システムの実施の形態の構成例］
図１は、本技術に係る情報処理装置を利用した監視システムの実施の形態の構成例を示す図である。
【００３３】
［監視システムの構成例］
遊技店１−１乃至１−ｎは、いわゆるパチンコ店、パチスロ店、または、カジノ店である。また、これらの遊技店１−１乃至１−ｎは、系列店舗または生体情報管理センタや第３者遊技店管理センタの加盟店であって、複数の店舗を統括的に管理する必要のある店舗である。各遊技店１−１乃至１−ｎは、第３者遊技店管理バス４により接続されており、それらのバスおよびインターネット等に代表される公衆通信回線網５を介して、相互に第３者遊技店管理情報を授受している。尚、以降において、遊技店１−１乃至１−ｎのそれぞれについて、特に区別する必要がない場合、単に、遊技店１と称するものとし、その他の構成についても同様に称するものとする。
【００３４】
第３者遊技店管理バス４は、主に各遊技店１の媒体貸出管理装置２７により管理される媒体貸出管理情報を流通させるための伝送路として機能する。
【００３５】
第３者遊技店管理センタ２は、第３者遊技店管理センタを管理運営する事業者により使用されるサーバであり、第３者遊技店管理データベース（DB）３で管理されている媒体貸出管理情報からなるDBを各遊技店１より供給されてくる情報に基づいて更新すると供に、更新した最新の媒体貸出管理情報を各遊技店１の媒体貸出管理装置２７に対して配信する。
【００３６】
生体情報認識装置２１は、各台カメラ３８−１乃至３８−ｍ、入口カメラ４１−１乃至４１−ｐ、および店内カメラ４２−１乃至４２−ｑにより撮像された画像より各台画像処理ユニット３９−１乃至３９−ｍ、および画像処理ユニット４０−１乃至４０−（ｐ＋ｑ）により抽出されて、生体情報バス３１を介して供給されてくる顔画像の情報に基づいて、生体情報データベース２２に予め登録されている顔画像と照合し、一致する場合、登録遊技者の来店を携帯端末２０に通知したり、有機EL（Electro Luminescence）またはLCD（Liquid Crystal Display）などからなる表示部２３に表示する。
【００３７】
遊技店管理装置２４は、いわゆるホールコンピュータと呼ばれるものであり、遊技店管理情報バス３０を介して、遊技台３６のイン球カウンタ２５１およびアウト球カウンタ２５２の動作を監視している。遊技店管理装置２４は、遊技台３６の出球もしくはメダルの払い出しの情報、入賞口に入賞せずに排出される遊技球の数量であるアウト球数量、各遊技台３６−１乃至３６−ｍの遊技者の呼び出し情報、またはエラーの発生などの監視状況に応じて、所定の処理を実行し、実行結果を有機ELやLCDなどからなる表示部２５に表示する。遊技店管理装置２４は、計数機３５、遊技台３６−１乃至３６−ｍ、および遊技台周辺端末３７−１乃至３７−ｍのそれぞれより供給されてくる情報を、それぞれを識別する識別情報（例えば、遊技台番号）とを対応付けて遊技台管理データベース２６により管理する。
【００３８】
媒体貸出管理装置２７は、精算販売機３３、および貸出機３４からの情報に基づいて、貸し出される遊技媒体の媒体貸出管理情報を媒体貸出管理データベース２９を用いて管理すると供に、媒体貸出管理データベース２９に登録されている媒体貸出管理情報を更新する際、その更新情報を、第３者遊技店管理バス４および公衆通信回線網５を介して第３者遊技店管理センタ２に送る。さらに、媒体貸出管理装置２７は、第３者遊技店管理バス４および公衆通信回線網５を介して第３者遊技店管理センタ２により供給されてくる媒体貸出管理情報を取得し、媒体貸出管理データベース２９に蓄積させる。
【００３９】
貸出機３４は、遊技者が遊技台３６で遊技する際、現金やプリペイドカードなどにより所定の金額を受け付けると、金額に応じた個数の遊技媒体を貸し出す。この際、貸出機３４は、受け付けた現金やプリペイドカードの残数などの情報と供に、貸し出した遊技媒体の個数の情報を媒体貸出管理装置２７に供給する。これにより、媒体貸出管理装置２７は、受け付けた現金やプリペイドカードの残数などの情報と供に、貸し出した遊技媒体の個数の情報を媒体貸出管理データベース２９に登録する。
【００４０】
精算販売機３３は、貸球を借りるための度数をつけてプリペイドカードを販売する。このとき、精算販売機３３は、販売したプリペイドカードの度数と払いうけた金額とを媒体貸出管理装置２７に供給する。また、精算販売機３３は、プリペイドカードなどの度数として貸し出した遊技媒体の残数に基づいて現金を精算して払い出す。このとき、精算販売機３３は、プリペイドカードの残数と払い戻した現金の金額を媒体貸出管理装置２７に供給する。
【００４１】
計数機３５は、遊技者が遊技台３６により遊技することにより獲得した遊技媒体の数を、計数し、計数結果を磁気カードやレシートなどとして出力する。
【００４２】
遊技台３６−１乃至３６−ｍは、遊技者により所定の操作がなされることにより、遊技を実行し、いわゆる小当たりや大当たりに応じて、遊技球、または、メダルを払い出す。
【００４３】
遊技台周辺端末３７−１乃至３７−ｍは、各遊技台３６−１乃至３６−ｍに対応して設けられている、いわゆる台間機であり、台間球貸機（原理的には、貸出機３４と同様のもの）などが設けられている。また、遊技台周辺端末３７は、遊技台３６を遊技する遊技者の顔画像などの生体情報を取得し、遊技台識別情報（遊技台番号）と共に生体情報認識装置２１に送信する。尚、図１においては、生体情報を取得する機能として、遊技台３６毎に遊技者の顔画像を取得する各台カメラ３８−１乃至３８−ｍが設けられている例が示されている。
【００４４】
入口カメラ４１−１乃至４１−ｐおよび店内カメラ４２−１乃至４２−ｑは、遊技店１の店内における出入口および所定の場所に設置され、撮像した画像をそれぞれ画像処理ユニット４０−１乃至４０−（ｐ＋ｑ）に供給する。
【００４５】
各台カメラ３８−１乃至３８−ｍは、例えば、図２で示されるように、各遊技台３６−１乃至３６−４のそれぞれの上部に設けられた台表示ランプ６１−１乃至６１−４の下部に図３で示されるように、読取範囲δ内に遊技者が撮像できるように設け、顔画像を撮像するようにしてもよく、このようにすることにより、各カメラIDは、同時に遊技台IDとして使用することが可能となる。
【００４６】
また、各台カメラ３８−１乃至３８−ｍは、例えば、図４で示されるように、遊技台周辺端末３７−１乃至３７−４に凸部７１−１乃至７１−４を設け、図５で示されるように読取範囲θ内に遊技者の顔画像が撮像できるように設けるようにしてもよい。
【００４７】
さらに、各台カメラ３８−１乃至３８−ｍは、例えば、図６で示されるように、遊技台３６の中央部（遊技台３６の盤面上）に設けるようにして、撮像するようにしてもよい。すなわち、図６の設置部８１に各台カメラ３８が設置されることにより、図７で示されるように、読取範囲φ内に遊技者を撮像する。
【００４８】
［入口カメラおよび店内カメラの設置位置］
入口カメラ４１−１乃至４１−ｐおよび店内カメラ４２−１乃至４２−ｑは、遊技店１の店内における出入口および所定の場所に設置され、撮像した画像をそれぞれ画像処理ユニット４０−１乃至４０−（ｐ＋ｑ）に供給する。
【００４９】
入口カメラ４１−１乃至４１−ｐおよび店内カメラ４２−１乃至４２−ｑは、例えば、図８で示されるように設定される。図８は、遊技店１内の入口カメラ４１−１乃至４１−ｐおよび店内カメラ４２−１乃至４２−ｑの設置例を示している。
【００５０】
すなわち、図８においては、出入口１１２−１乃至１１２−３が設けられており、入口カメラ４１−１乃至４１−３は、それぞれの出入口１１２より入店してくる遊技者を撮像する。また、店内カメラ４２−１乃至４２−１６は、島設備１１１−１乃至１１１−５でそれぞれ設定されるコーナへの遊技者の出入を確認できる位置に設けられている。より具体的には、店内カメラ４２−１乃至４２−４は、島設備１１１−１，１１１−２内のコーナを出入する遊技者を撮像する。すなわち、ここでは、店内カメラ４２−２，４２−３が、島設備１１１−１，１１１−２内のコーナに入場する遊技者を撮像し、店内カメラ４２−１，４２−４が、島設備１１１−１，１１１−２内のコーナから退場する遊技者を撮像する。同様に、店内カメラ４２−５乃至４２−８は、島設備１１１−２，１１１−３内のコーナを出入する遊技者を撮像する。また、店内カメラ４２−９乃至４２−１２は、島設備１１１−３，１１１−４内のコーナを出入する遊技者を撮像し、店内カメラ４２−１３乃至４２−１６は、島設備１１１−４，１１１−５内のコーナを出入する遊技者を撮像する。各台カメラ３８、入口カメラ４１および店内カメラ４２は、いずれにおいてもパンチルトズーム機能を備えているため、図８で示されるように、店内カメラ４２−１乃至４２−１６が配置されることにより、遊技台３６で遊技する全遊技者が、店内カメラ４２−１乃至４２−１６のいずれかで撮像できる。
【００５１】
さらに、店内カメラ４２−ａは、貸出機３４の前に設けられており、店内カメラ４２−ｂは、精算販売機３３の前に設けられており、店内カメラ４２−ｃは、計数機３５の前に設けられており、それぞれ、貸出機３４、精算販売機３３、および計数機３５を利用する遊技者を撮像することができる。
【００５２】
すなわち、図８で示されるように、遊技店１においては、来店する遊技者、遊技台３６で遊技する遊技者、並びに、貸出機３４、精算販売機３３、および計数機３５を利用する遊技者といった、遊技店１において遊技者が取るであろうことが想定される行動のほぼ全てを監視できるように、各台カメラ３８、入口カメラ４１、および店内カメラ４２が設置されている。
【００５３】
［遊技店の設備により実現される機能の構成例］
次に、図９を参照して、遊技店１内の設備により実現される機能の構成例について説明する。
【００５４】
各台画像処理ユニット３９は、画像取得部２１１、顔画像検出部２１２、特徴量抽出部２１３、特徴量データテーブル２１４、照合部２１５、および送信部２１６を備えている。
【００５５】
各台画像処理ユニット３９の画像取得部２１１は、各台カメラ３８により撮像された画像を取得し、顔画像抽出部２１２に供給する。顔画像抽出部２１２は、画像取得部２１１より供給されてきた画像内に、顔を構成する部位の配置などのパターンにより顔画像からなる矩形画像を抽出して特徴量抽出部２１３に供給する。特徴量抽出部２１３は、顔画像を識別するための特徴量を抽出して、顔画像と共に照合部２１５、および特徴量データテーブル２１４に供給する。特徴量データテーブル２１４は、直前のフレームの顔画像より抽出された特徴量をフレーム番号に対応付けて記憶して、照合部２１５に供給する。照合部２１５は、特徴量抽出部２１３より供給される最新のフレームの特徴量と、直前のフレームから得られた特徴量との類似度を求め、所定の閾値との比較により直前のフレームの顔画像と今現在のフレームの顔画像とを照合し、最新のフレームにおいて、新規に顔画像が検出されて、遊技を開始した、同一人物が存在し遊技を継続している、人物が入れ替わって直ぐに遊技が開始された、または、人物が遊技を終了したかを判定し、判定結果と共に特徴量の情報を送信部２１６に供給する。送信部２１６は、顔画像、および照合部２１５の照合結果を生体情報認識装置２１に送信する。送信部２１６は、顔画像、および判定結果を送信する際、各台カメラ３８がどの遊技台３６に設けられたものであるかを識別するカメラIDと共に生体情報認証装置２１に送信する。
【００５６】
画像処理ユニット４０は、画像取得部２３１、顔画像検出部２３２、および送信部２３３を備えている。画像処理ユニット４０の画像取得部２３１は、入口カメラ４１または店内カメラ４２により撮像された画像を取得し、顔画像抽出部２３２に供給する。顔画像抽出部２３２は、画像取得部２３１より供給されてきた画像内に、顔を構成する部位の配置などのパターンにより顔画像からなる矩形画像を抽出して送信部２３３に供給する。送信部２３３は、顔画像を生体情報認識装置２１に送信する。送信部２３３は、顔画像を送信する際、入口カメラ４１または店内カメラ４２がどこに設けられたものであるかを識別するカメラIDと共に生体情報認証装置２１に送信する。
【００５７】
遊技店管理装置２４は、制御部２７１、台割付DB２７２、送受信部２７３、および表示部２５を備えている。
【００５８】
制御部２７１は、遊技店管理装置２４の動作の全体を制御している。台割付DB２７２は、カメラIDに基づいて、設定される遊技台３６の遊技台番号、島設備１１１により設定される、どのコーナの出口、または入口を撮像しているカメラであるかを示す情報が割付けられたデータベースである。制御部２７１は、生体情報認識装置２１より台割付DB２７２が要求された場合、送受信部２７３を制御して、台割付DB２７２を送信する。
【００５９】
生体情報認識装置２１の送受信部２９１は、各台画像処理ユニット３９、および画像処理ユニット４０より供給されてくる顔画像、および、各種の通知を取得すると通知判定部２９２に供給する。通知判定部２９２は、送受信部２９１より供給されてくる通知が、離席検知、同一人物検知、または人物検知のいずれであるかを判定し、離席通知については、その情報をDB登録更新部２９４に供給する。また、通知判定部２９２は、人物検知の場合、人物検知の情報を照合部２９３に供給する。
【００６０】
照合部２９３は、人物検知により供給されてくる顔画像の情報を顧客管理DB２９５に登録すると共に、顧客管理DB２９５に登録されているいずれの人物と一致するか否かを照合し、照合結果である人物IDと共に、DB登録更新部２９４に供給する。より詳細には、照合部２９３は、特徴量抽出部３１１、類似度算出部３１２、類似度計算結果蓄積部３１３、類似度計算結果集計部３１４、および類似度判定部３１５を備えている。特徴量抽出部３１１は、顔画像より顔画像の照合に必要とされる各種の特徴量を抽出し、抽出した特徴量と共に、その顔画像を類似度計算部３１２に供給する。類似度計算部３１２は、データベース管理部２９６より供給されてくる顧客管理DB２９５に登録されている全ての顔画像の特徴量と、特徴量抽出部３１１より供給されてきた特徴量とに基づいて、類似度を算出して類似度計算結果蓄積部３１３に蓄積させる。類似度計算結果集計部３１４は、類似度計算結果蓄積部３１３に蓄積された全ての類似度のうち、最上位となる類似度となった顔画像と、その類似度の情報を類似度判定部３１５に供給する。類似度判定部３１５は、供給されてきた最上位の類似度が、所定の閾値よりも高いものである場合、顧客管理DB２９５に登録されていた顔画像と一致したものとみなし、対応する人物IDと共に供給されてきた通知の情報をDB登録更新部２９４に出力する。また、類似度判定部３１５は、供給されてきた最上位の類似度が、所定の閾値よりも高いものではない場合、顧客管理DB２９５に登録されていた顔画像と一致していないものとみなし、顔画像を登録部３０１に供給して、新たに人物IDを設定して顧客管理DB２９５に登録させると共に、登録した人物IDと共に供給されてきた通知の情報をDB登録更新部２９４に出力する。
【００６１】
DB登録更新部２９４は、通知判定部２９２、または照合部２９３より供給されてくる離席検知、同一人物検知、または人物検知といった情報に基づいて、顧客管理DB２９５および注目度DB３０２を登録する。より詳細には、DB登録更新部２９４は、コーナ入場管理部２９４ａ、コーナ退場管理部２９４ｂ、遊技開始管理部２９４ｃ、遊技終了管理部２９４ｄ、潜在遊技者判定部２９４ｅ、滞在時間算出部２９４ｆ、および注目度DB管理部２９４ｇを備えている。コーナ入場管理部２９４ａは、人物検知の情報に基づいて、供給されてくる認証された遊技者の人物IDに基づいて、カメラIDから所定のコーナの入口の店内カメラ４２により撮像された顔画像の人物のコーナへと入場した時刻の情報を顧客管理DB２９５に登録する。コーナ退場管理部２９４ｂは、人物検知の情報に基づいて、供給されてくる認証された遊技者の人物IDに基づいて、カメラIDから所定のコーナの出口の店内カメラ４２により撮像された顔画像の人物のコーナから退場した時刻の情報を顧客管理DB２９５に登録する。
【００６２】
遊技開始管理部２９４ｃは、人物検知の情報に基づいて、供給されてくる認証された遊技者の人物IDに基づいて、カメラIDから所定の遊技台番号の遊技台３６の各台カメラ３８により撮像された顔画像が検出されたとき、稼働中であるものとみなし、その時刻の情報を遊技開始情報として顧客管理DB２９５に登録する。遊技終了管理部２９４ｄは、離席検知の情報に基づいて、供給されてくるカメラIDから所定の遊技台番号の遊技台３６の各台カメラ３８により撮像された顔画像が検出されなければ、その時刻の情報を遊技終了情報として顧客管理DB２９５に登録する。
【００６３】
潜在遊技者判定部２９４ｅは、カメラIDから所定のコーナの出口の店内カメラ４２により撮像された顔画像の遊技者の顧客管理DB２９５に記憶されている情報に基づいて、滞在時間算出部２９４ｆを制御してコーナの滞在時間を算出させると共に、滞在時間内でそのコーナの遊技台３６を遊技しているか否かに基づいて、その遊技者が、遊技したいと思っているが遊技しない状態でコーナに滞在している潜在遊技者であるか否かを判定する。潜在遊技者である場合、注目度DB管理部２９４ｇは、そのコーナに存在する遊技台３６を注目台とみなして、滞在時間を累積加算することにより注目度を算出して、遊技台３６毎に注目度DB３０２に登録する。
【００６４】
台割付情報管理部２９８は、遊技店１が起動する朝の時間など、所定の間隔で、遊技店管理装置２４に対して台割付DB２７２の情報を要求し、取得した台割付DB２７２の情報で台割付DB２９７を更新させる。
【００６５】
注目度表示制御部２９９は、特定の遊技台３６の機種について注目度を表示するように、キーボードや操作ボタンからなる操作部３００が操作されて、その旨の指示を受けると注目度DB３０２に登録されている注目度の情報のうち、注目度を表示するように求められた遊技台３６についての注目度と潜在遊技者の人数の情報を読み出し、遊技台３６の入替を検討するのに適切な注目度を表示部２３に表示する。この際、注目度表示制御部２９９は、稼働率算出部２９９ａを制御して、注目度の表示が求められた遊技台３６についての対応する稼働率を算出させ、注目度と併せて稼働率を表示部２３に表示させる。
【００６６】
［各台画像処理ユニットによる顔画像検出処理］
次に、図１０のフローチャートを参照して、各台画像処理ユニット３９による顔画像検出処理について説明する。
【００６７】
ステップＳ１１において、各台カメラ３８は、設置された位置から遊技者が存在する方向を撮像し、撮像した画像を各台画像処理ユニット３９に供給する。各台画像処理ユニット３９の画像取得部２１１は、供給されてきた画像を取得し、顔画像検出部２１２に供給する。
【００６８】
ステップＳ１２において、顔画像抽出部２１２は、画像取得部２１１より供給されてきた画像内に、顔を構成する部位の配置などのパターンにより顔画像からなる矩形画像を抽出して特徴量抽出部２１３に供給する。
【００６９】
ステップＳ１３において、顔画像抽出部２１２は、画像より顔画像が抽出できたか否かを判定する。ステップＳ１３において、顔画像が抽出できた場合、処理は、ステップＳ１４に進む。
【００７０】
ステップＳ１４において、特徴量抽出部２１３は、顔画像を識別するための特徴量を抽出して、顔画像と共に照合部２１５、および特徴量データテーブル２１４に供給する。特徴量データテーブル２１４は、直前のフレームの顔画像より抽出された特徴量をフレーム番号に対応付けて記憶して、照合部２１５に供給する。
【００７１】
ステップＳ１５において、照合部２１５は、特徴量抽出部２１３より供給される最新のフレームの特徴量と、直前のフレームから得られた特徴量との類似度を求める。
【００７２】
ステップＳ１６において、照合部２１５は、求められた類似度が所定の閾値よりも高く、直前のフレームの顔画像と今現在のフレームの顔画像とが一致し、直前に撮像されていた遊技者と同一の遊技者が撮像されているとみなされた場合、処理は、ステップＳ１７に進む。
【００７３】
ステップＳ１７において、照合部２１５は、送信部２１６を制御して、顔画像を撮像した各台カメラ３８を識別するカメラID、撮像時刻の情報、および顔画像の情報を含む、直前の遊技者と同一の遊技者が撮像されていることを示す、同一人物検知の通知を生体情報認識装置２１に送信させる。
【００７４】
一方、ステップＳ１６において、類似度が所定の閾値よりも高くなく、直前のフレームで撮像した遊技者とは異なる新たな遊技者の顔画像が撮像されたとみなされた場合、処理は、ステップＳ１８に進む。
【００７５】
ステップＳ１８において、照合部２１５は、送信部２１６を制御して、顔画像を撮像した各台カメラ３８を識別するカメラID、撮像時刻の情報、および顔画像の情報を含む、顔画像の照合がなされていない顔画像が検知されたことを示す、人物検知の通知を生体情報認識装置２１に送信させる。
【００７６】
また、ステップＳ１３において、顔画像が抽出できなかったとみなされた場合、処理は、ステップＳ１９に進む。
【００７７】
ステップＳ１９において、照合部２１５は、特徴量データテーブル２１４に記録されている情報に基づいて、直前のフレームにおいて顔画像が検出されていたか否かを判定し、顔画像が検出されている場合、すなわち、直前まで遊技者が遊技していたことが判っている場合、処理は、ステップＳ２０に進む。
【００７８】
ステップＳ２０において、照合部２１５は、送信部２１６を制御して、顔画像を撮像した各台カメラ３８を識別するカメラID、および撮像時刻の情報を含む、直前に照合されていた顔画像の遊技者が遊技を終了して離席したことを示す、離席検知の通知を生体情報認識装置２１に送信させる。
【００７９】
また、ステップＳ１９において、直前のフレームにおいて顔画像が検出されていない場合、ステップＳ２０の処理がスキップされる。
【００８０】
以上の処理により、各台画像処理ユニット３９は、各台カメラ３８により撮像された遊技者の顔画像に応じて、画像を撮像したカメラID、および撮像時刻、並びに必要に応じて顔画像を含む、同一人物検知、人物検知、および離席検知の三種類の通知を生体情報認識装置２１に送信することが可能となる。
【００８１】
［画像処理ユニットによる顔画像検出処理］
次に、図１１のフローチャートを参照して、画像処理ユニット４０による顔画像検出処理について説明する。
【００８２】
ステップＳ３１において、店内カメラ４２は、設置された位置から島設備１１１により設定されるコーナに入口、または出口付近を撮像し、コーナに入場、または退場する遊技者の存在する方向の画像を撮像し、撮像した画像を画像処理ユニット４０に供給する。画像処理ユニット４０の画像取得部２３１は、供給されてきた画像を取得し、顔画像抽出部２１２に供給する。
【００８３】
ステップＳ３２において、顔画像抽出部２３２は、画像取得部２３１より供給されてきた画像内に、顔を構成する部位の配置などのパターンにより顔画像からなる矩形画像を抽出して送信部２３３に供給する。
【００８４】
ステップＳ３３において、顔画像抽出部２３２は、画像より顔画像が抽出できたか否かを判定する。ステップＳ３３において、顔画像が抽出できた場合、処理は、ステップＳ３４に進む。
【００８５】
ステップＳ３４において、送信部２３３は、顔画像を撮像した店内カメラ４２を識別するカメラID、撮像時刻、および顔画像の情報を含む、顔画像の照合がなされていない顔画像が検知されたことを示す、人物検知の通知を生体情報認識装置２１に送信する。尚。ステップＳ３３において、顔画像が抽出できなかった場合、ステップＳ３４の処理はスキップされる。
【００８６】
以上の処理により、画像処理ユニット４０は、店内カメラ４２により撮像された各コーナに入場、または退場する遊技者の顔画像を抽出して、画像を撮像したカメラID、および撮像時刻、並びに顔画像を含む、人物検知の通知を生体情報認識装置２１に送信することが可能となる。
【００８７】
［台割付情報取得処理］
次に、図１２のフローチャートを参照して、台割付情報取得処理について説明する。
【００８８】
ステップＳ６１において、台割付情報管理部２９８は、生体情報認識装置２１が起動したか否かを判定し、起動したとみなされるまで、同様の処理が繰り返される。ステップＳ６１において、例えば、起動したことが確認された場合、処理は、ステップＳ６２に進む。
【００８９】
ステップＳ６２において、台割付情報管理部２９８は、送受信部２９１を制御して、遊技店管理装置２４に台割付DB２７２の情報を要求する。
【００９０】
ステップＳ７１において、遊技店管理装置２４の制御部２７１は、送受信部２７３を制御して、台割付情報が要求されてきたか否かを判定し、要求されるまで、同様の処理が繰り返される。そして、ステップＳ７１において、上述したステップ６２の処理により、台割付情報が要求されてくると、処理は、ステップＳ７２に進む。
【００９１】
ステップＳ７２において、制御部２７１は、台割付DB２７２の情報を読み出す。台割付DB２７２は、例えば、図１３で示されるようなものである。図１３の台割付DB２７２では、左から、カメラID欄、エリア欄、詳細欄、機種欄、およびコーナ情報欄が設けられている。
【００９２】
図１３の最上段で示されるように、例えば、カメラIDがＣ１のカメラは、１円コーナである第１島設備１１１の入口に設けられた店内カメラ４２であることが示されている。また、２段目は、カメラIDがＣ２のカメラは、１円コーナである第１島設備１１１の出口に設けられた店内カメラ４２であることが示されている。さらに、３段目は、カメラIDがＣ３のカメラは、１円コーナである第１島設備１１１の、機種がＸＸＸＸＸの１番台に設けられた各台カメラ３８であることが示されている。また、４段目は、カメラIDがＣ４のカメラは、１円コーナである第１島設備１１１の、機種がＸＸＸＸＸの２番台に設けられた各台カメラ３８であることが示されている。さらに、５段目は、カメラIDがＣ５のカメラは、４円コーナである第２島設備１１１の入口に設けられた店内カメラ４２であることが示されている。また、６段目は、カメラIDがＣ６のカメラは、４円コーナである第２島設備１１１の出口に設けられた店内カメラ４２であることが示されている。さらに、７段目は、カメラIDがＣ７のカメラは、４円コーナである第２島設備１１１の、機種がＹＹＹＹＹの３番台に設けられた各台カメラ３８であることが示されている。
【００９３】
このように台割付DB２７２における情報により、カメラIDに対応付けてその位置の情報が登録されているので、撮像された画像がどの位置の各台カメラ３８、入口カメラ４１、または店内カメラ４２により撮像された画像であるかを識別することが可能となる。
【００９４】
ステップＳ７３において、制御部２７１が、送受信部２７３を制御して、読み出した台割付DB２７２の情報を生体情報認識装置２１に送信させる。
【００９５】
ステップＳ６３において、生体情報認識装置２１の台割付情報管理部２９８は、送受信部２９１を制御して、ステップＳ７３の処理により送信されてくる台割付DB２７２の情報を受信させて取得する。
【００９６】
ステップＳ６４において、台割付情報管理部２９８は、取得した台割付DB２７２の情報で、台割付DB２９７を更新する。
【００９７】
以上の処理により、生体情報認識装置２１は、起動の度に、台割付DB２９７の情報を、本来その情報を管理する遊技店管理装置２４から取得して、最新の台割付DB２７２と同一の物とすることが可能となる。尚、台割付DB２７２の情報は、頻繁に更新される情報ではないので、起動の度に更新する必要はなく、例えば、１週間に１回、１ヶ月に１回程度、または、各台カメラ３８、入口カメラ４１、および店内カメラ４２の配置を変更したときのみとするようにしてもよい。
【００９８】
［顧客管理DB管理処理］
次に、図１４，図１５のフローチャートを参照して、生体情報認識装置２１による顧客管理DB管理処理について説明する。
【００９９】
ステップＳ９１において、通知判定部２９２は、送受信部２９１を制御して、各台画像処理ユニット３９、または画像処理ユニット４０より人物検知の通知が送信されてきたか否かを判定する。ステップＳ９１において、例えば、図１０のステップＳ１８の処理、または、図１１のステップＳ３４の処理により、各台画像処理ユニット３９、または画像処理ユニット４０より人物検知の通知が送信されてきた場合、処理は、ステップＳ９２に進む。
【０１００】
ステップＳ９２において、通知判定部２９２は、送信されてきた人物検知の通知と共に、そこに含まれるカメラID、撮像時刻、および顔画像の情報を取得し、照合部２９３の特徴量抽出部３１１に供給する。
【０１０１】
ステップＳ９３において、特徴量抽出部３１１は、供給されてきた人物検知の通知に付されている顔画像より特徴量を抽出し、人物検知の情報と共に、類似度計算部３１２に供給する。
【０１０２】
ステップＳ９４において、類似度計算部３１２は、データベース管理部２９６を制御して、顧客管理DB２９５に登録されている遊技者の顔画像のうち、未処理の顔画像を処理対象顔画像に設定して、読み出させる。
【０１０３】
ステップＳ９５において、類似度計算部３１２は、処理対象顔画像の特徴量と、特徴量抽出部３１１より供給されてきた特徴量とを用いて類似度を計算する。
【０１０４】
ステップＳ９６において、類似度計算部３１２は、処理対象顔画像、すなわち、処理対象顔画像を識別する人物IDに対応付けて、計算した類似度の情報を類似度計算結果蓄積部３１３に蓄積させる。
【０１０５】
ステップＳ９７において、類似度計算部３１２は、データベース管理部２９６を制御して、顧客管理DB２９５に登録されている遊技者の顔画像のうち、未処理の顔画像が存在するか否かを判定する。ステップＳ９７において、未処理の顔画像が存在する場合、処理は、ステップＳ９４に戻る。すなわち、顧客管理DB２９５に登録されている全ての遊技者の顔画像との類似度が求められるまで、ステップＳ９４乃至Ｓ９７の処理が繰り返される。そして、ステップＳ９７において、未処理の顔画像が無く、顧客管理DB２９５に登録されている全ての遊技者の顔画像との類似度が求められたとみなされた場合、処理は、ステップＳ９８に進む。
【０１０６】
ステップＳ９８において、類似度計算結果集計部３１４は、類似度計算結果蓄積部３１３に蓄積されている全ての類似度について、類似度の値に応じて順位を求め、類似度判定部３１５に供給する。
【０１０７】
ステップＳ９９において、類似度判定部３１５は、求められた最上位の類似度が所定の閾値よりも高く、顧客管理DB２９５に登録されていた遊技者の顔画像と一致しているか否かを判定する。ステップＳ９９において、例えば、最上位の類似度が所定の閾値よりも高くなく、顧客管理DB２９５に登録されていた遊技者の顔画像と一致しないとみなされた場合、処理は、ステップＳ１００に進む。
【０１０８】
ステップＳ１００において、類似度判定部３１５は、人物検知として供給されてきた顔画像を登録部３０１に供給する。登録部３０１は、新たな人物IDを発行して、例えば、図１６で示されるように、顧客管理DB２９５に登録すると共に、登録した新たな人物IDの情報を類似度判定部３１５に供給する。尚、ここでは、人物IDが新たに設定されて、顔画像のみが登録される。図１６においては、左から人物ID欄、顔画像欄、時刻欄、およびエリア移動履歴欄が設けられている。
【０１０９】
すなわち、最上段においては、人物IDがＰ１の遊技者が、２０１０年１０月１日１０時に第１島設備１１１の入口の店内カメラ４２により撮像され、第１島設備に入場していることが示されている。また、２段目においては、人物IDがＰ１の遊技者が、２０１０年１０月１日１０時６分に第１島設備１１１の出口の店内カメラ４２により撮像され、第１島設備１１１から退場していることが示されている。さらに、３段目においては、人物IDがＰ１の遊技者が、２０１０年１０月１日１０時３０分に第２島設備１１１の入口の店内カメラ４２により撮像され、第２島設備１１１に入場していることが示されている。また、４段目においては、人物IDがＰ１の遊技者が、２０１０年１０月１日１０時５０分に台番号が００１の遊技台３６の各台カメラ３８により撮像され、台番号が００１の遊技台３６において遊技を開始したことが示されている。また、５段目においては、人物IDがＰ１の遊技者が、２０１０年１０月１日１１時５５分に台番号が００１の遊技台３６の各台カメラ３８により撮像されず、台番号が００１の遊技台３６において遊技が終了したことが示されている。
【０１１０】
また、６段目においては、人物IDがＰ２の遊技者が、２０１０年１０月１日１０時５５分に台番号が００２の遊技台３６の各台カメラ３８により撮像され、台番号が００２の遊技台３６において遊技を開始したことが示されている。
【０１１１】
さらに、７段目においては、人物IDがＰ３の遊技者が、２０１０年１０月１日１１時に台番号が００３の遊技台３６の各台カメラ３８により撮像され、台番号が００３の遊技台３６において遊技を開始したことが示されている。
【０１１２】
また、８段目においては、人物IDがＰ４の遊技者が、２０１０年１０月１日１２時に台番号が００４の遊技台３６の各台カメラ３８により撮像され、台番号が００４の遊技台３６において遊技を開始したことが示されている。
【０１１３】
尚、ステップＳ９９において、最上位の類似度が所定の閾値を越えた場合、ステップＳ１００の処理はスキップされる。すなわち、この場合、既に、顧客管理DB２９５に登録済みであるので、登録処理がスキップされる。
【０１１４】
ステップＳ１０１において、類似度判定部３１５は、処理対象となる顔画像の遊技者が、類似度が最上位となる人物IDの顔画像の遊技者、または、新たに人物IDが設定された顔画像の遊技者であることをDB登録更新部２９４に通知する。
【０１１５】
ステップＳ１０２（図１５）において、DB登録更新部２９４は、台割付DB２９７にアクセスし、人物検知に含まれているカメラIDに基づいて、対応する位置を特定する。
【０１１６】
ステップＳ１０３において、遊技開始管理部２９４ｃは、カメラIDから特定された人物検知に含まれる顔画像を撮像したカメラが、遊技台３６のいずれかの各台カメラ３８であるか否かを判定する。
【０１１７】
ステップＳ１０３において、カメラIDから特定された人物検知に含まれる顔画像を撮像したカメラが、遊技台３６のいずれかの各台カメラ３８である場合、顔画像が撮像されたことにより遊技台３６において遊技が開始されたものとみなして、処理は、ステップＳ１０４に進む。
【０１１８】
ステップＳ１０４において、遊技開始管理部２９４ｃは、人物検知に含まれる人物IDに対応付けて、時刻情報、遊技台の台番号、および遊技開始であることを含む情報を顧客管理DB２９５に登録する。
【０１１９】
尚、ステップＳ１０３において、位置が遊技台３６ではない場合、ステップＳ１０４の処理はスキップされる。
【０１２０】
ステップＳ１０５において、コーナ入場管理部２９４ａは、カメラIDにより特定された人物検知に含まれる顔画像を撮像したカメラが、いずれかの島設備１１１により特定される所定のコーナの入口であるか否かを判定する。
【０１２１】
ステップＳ１０５において、カメラIDから特定された人物検知に含まれる顔画像を撮像したカメラが、いずれかの島設備１１１からなる所定のコーナの入口を撮像する店内カメラ４２である場合、処理は、ステップＳ１０６に進む。
【０１２２】
ステップＳ１０６において、コーナ入場管理部２９４ａは、例えば、図１６の最上段で示されるように、コーナ入場管理部２９４ａは、新人物検知に含まれる人物IDに対応付けて、時刻情報、および所定のコーナに進入し、入場したことを含む情報を顧客管理DB２９５に登録する。
【０１２３】
尚、ステップＳ１０５において、カメラIDから特定された人物検知に含まれる顔画像を撮像したカメラが、いずれかの島設備１１１からなる所定のコーナの入口を撮像する店内カメラ４２ではない場合、ステップＳ１０６の処理がスキップされる。
【０１２４】
ステップＳ１０７において、コーナ退場管理部２９４ｂは、カメラIDにより特定された人物検知に含まれる顔画像を撮像したカメラが、いずれかの島設備１１１により特定される所定のコーナの出口であるか否かを判定する。
【０１２５】
ステップＳ１０７において、カメラIDにより特定された新人物検知に含まれる顔画像を撮像したカメラが、いずれかの島設備１１１により特定される所定のコーナの出口である場合、処理は、ステップＳ１０８に進む。
【０１２６】
ステップＳ１０８において、潜在遊技者判定部２９４ｅは、いずれかの島設備１１１により特定される所定のコーナの出口とされるカメラIDのコーナにおいて、人物検知に含まれる人物IDの遊技者が遊技しているか否かを判定する。ステップＳ１０８において、そのコーナにおいて遊技している場合、処理は、ステップＳ１１２に進む。
【０１２７】
また、ステップＳ１０８において、遊技していないとみなされた場合、処理は、ステップＳ１０９に進む。
【０１２８】
ステップＳ１０９において、潜在遊技者判定部２９４ｅは、滞在時間算出部２９４ｆを制御して、顧客管理DB２９５へとアクセスさせ、そのコーナへの入場時刻と、退場時刻との差分から、滞在時間を算出させる。そして、潜在遊技者判定部２９４ｅは、算出された滞在時間が所定時間よりも長いか否かを判定する。ここで、所定時間とは、例えば、通常の人間がそのコーナの歩行により通過するのに必要とされる時間である。すなわち、人物IDで特定される遊技者が、他のコーナへ向かうための、そのコーナを通過するためだけであれば、通行に必要とされる時間以上は、そのコーナには滞在しないことになるので、ただ通過しただけであったか否かが判定されることになる。ステップＳ１０９において、例えば、所定時間以上であった場合、処理は、ステップＳ１１０に進む。
【０１２９】
ステップＳ１１０において、潜在遊技者判定部２９４ｅは、人物IDで特定される遊技者が、そのコーナの遊技台３６に興味を持っているが、自らが遊技したい遊技台３６が空席となっておらず、滞在時間が長い状態となっている潜在遊技者であるものとみなす。そこで、ステップＳ１１１において、注目度DB管理部２９４ｇは、顧客管理DB２９５にアクセスし、該当するコーナに存在する遊技台３６のうち、現在遊技中の遊技台３６を注目台とみなす。すなわち、注目度DB管理部２９４ｇは、顧客管理DB２９５のエリア移動履歴欄より、該当するコーナに存在する遊技台３６のうち、遊技開始時刻の情報があるが、遊技終了時刻の情報の無い遊技台３６を現在遊技中の遊技台３６、すなわち、注目台とみなす。そして、注目度DB管理部２９４ｇは、注目度DB３０２にアクセスし、潜在遊技者とみなされた遊技者の滞在時間に対応するポイントおよび人数の情報を、該当するコーナの注目台とみなされる遊技台３６を識別する遊技台番号の注目度と人数の情報に加算して登録する。
【０１３０】
すなわち、遊技者が、遊技台の設けられたコーナを遊技することなく、同一のコーナに滞在した滞在時間が所定時間よりも長い場合、そのコーナに滞在した理由が、遊技したいと思っていたが、自らの興味ある遊技台３６が空席となっておらず遊技できなかったものとみなし、該当する遊技者が潜在遊技者とみなされる。そして、その潜在遊技者が通過したコーナに存在する遊技台が注目台とされて、滞在時間に対応するポイントが注目度として累積的に注目度DB３０２に蓄積されていく。注目度DB３０２は、例えば、図１７で示されるようなものである。図１７の注目度３０２は、左から日付欄、台番号欄、注目度欄、および人数欄が設けられている。図１７においては、２０１１年１月１日においては、台番号００１の遊技台３６においては、注目度が１５４であり、潜在遊技者の人数が５１であったことが示されている。また、同日、台番号００２の遊技台３６においては、注目度が８４１であり、潜在遊技者の人数が１８０人であったことが示されている。さらに、同日、台番号００３，００４の遊技台３６においては、それぞれ注目度が２５６、３７２であり、潜在遊技者の人数が３９人、および１１９人であったことが示されている。ここで、注目度は、滞在時間がX分間であるとき、Xそのものを累積加算するようにして求めてもよいし、係数Aを乗じたポイントX×A（Aは係数）を累積加算するようにしてもよい。すなわち、滞在時間に比例して加算される注目度により、注目の度合が数値化されることとなるので、稼働率には現れることがない、遊技台３６の集客力の指標とすることができる。
【０１３１】
ステップＳ１１２において、コーナ退場管理部２９４ｂは、例えば、図１６の２段目で示されるように、人物検知に含まれる人物IDに対応付けて、時刻情報、および所定のコーナから出て、退場したことを含む情報を顧客管理DB２９５に登録し、処理は、ステップＳ９１（図１４）に戻る。
【０１３２】
尚、ステップＳ１０７において、所定のコーナの出口ではない場合、ステップＳ１０８乃至Ｓ１１１の処理がスキップされる。
【０１３３】
一方、ステップＳ９１（図１４）において、人物検知ではない場合、処理は、ステップＳ１１３に進む。
【０１３４】
ステップＳ１１３において、DB登録更新部２９４は、離席検知が通知されてきたか否かを判定する。ステップＳ１１３において、例えば、図１０のステップＳ２０の処理により、離席検知が通知されてきた場合、処理は、ステップＳ１１４に進む。
【０１３５】
ステップＳ１１４において、DB登録更新部２９４は、台割付DB２９７にアクセスし、新人物検知に含まれているカメラIDに基づいて、対応する位置を特定する。
【０１３６】
ステップＳ１１５において、遊技終了管理部２９４ｄは、離席検知に含まれる人物IDに対応付けて、時刻情報、遊技台の台番号、および遊技終了であることを含む情報を顧客管理DB２９５に登録する。すなわち、離席検知がなされるということは、顔画像が取得できず、遊技者が存在しない状態であることなので、遊技者が離席したものとみなす。
【０１３７】
尚、ステップＳ１１３において、離席検知ではない場合処理は、ステップＳ９１に戻る。
【０１３８】
以上の処理により、図１６で示されるような顧客管理DB２９５、および図１７で示されるような注目度DB３０２が順次最新の情報により蓄積されていくことになるので、遊技者一人一人が、いつ、どこのコーナに入退場し、どの遊技台３６をいつからいつまで遊技したかを示す情報、並びに、各遊技台３６における潜在遊技者による注目度を累積的に登録させることが可能となる。
【０１３９】
［注目度表示処理］
次に、図１８のフローチャートを参照して、遊技店管理装置２４における注目度表示処理について説明する。
【０１４０】
ステップＳ１６１において、注目度表示制御部２９９は、操作部３００が操作されて、コーナ単位、または、コーナを特定する遊技機種の単位で遊技台の注目度の表示が要求されたか否かを判定し、要求されるまで、同様の処理を繰り返す。ステップＳ１６１において、例えば、注目度の表示が要求された場合、処理は、ステップＳ１６２に進む。
【０１４１】
ステップＳ１６２において、注目度表示制御部２９９は、コーナ、またはコーナを特定する遊技台３６の機種を特定する情報の入力を要求する画像を表示部２３に表示する。
【０１４２】
ステップＳ１６３において、注目度表示制御部２９９は、コーナ、またはコーナを特定する遊技台３６の機種を特定する情報の入力があったか否かを判定し、入力されるまで、同様の処理を繰り返す。ステップＳ１６３において、例えば、操作部３００が操作されて、コーナ、またはコーナを特定する遊技台３６の機種の情報の入力があった場合、処理は、ステップＳ１６４に進む。
【０１４３】
ステップＳ１６４において、注目度表示制御部２９９は、入力されたコーナ、またはコーナを特定する遊技台３６の機種の情報に基づいて、その特定されたコーナに属する遊技台３６を特定する。
【０１４４】
ステップＳ１６５において、注目度表示制御部２９９は、注目度DB３０２にアクセスし、注目度、および潜在遊技者の人数の情報のうち、特定されたコーナに属する遊技台３６の注目度および潜在遊技者の人数の情報を抽出する。
【０１４５】
ステップＳ１６６において、注目度表示制御部２９９は、稼働率算出部２９９ａを制御して、特定されたコーナに属する遊技台３６の遊技開始時刻、および遊技終了時刻を利用して、指定されたコーナに属する全ての遊技台３６の稼働率を算出させる。
【０１４６】
ステップＳ１６７において、注目度表示制御部２９９は、読み出した注目度、潜在遊技者の人数、および算出した稼働率の情報を表示部２３に表示する。
【０１４７】
以上の処理により、遊技台毎の注目度、および潜在遊技者の人数、並びに、稼働率の情報が表示されるので、実際に遊技された遊技台３６の情報である稼働率と、稼働率に現れることのない注目度とを同時に表示して比較検討することが可能となるので、遊技台３６の入れ替え機種を適切に選択することが可能となる。すなわち、例えば、稼働率が若干低めであって、注目度が高い機種である場合、遊技による利益は十分とは言えないまでも、十分な集客力を備えていると考えられるので、遊技店全体としては、他の機種で利益を得られる可能性があるので、そのような機種については、入れ替え対象としないようにするといった判断も可能となる。また、逆に、稼働率はある程度であるが、注目度が低い機種である場合、付近に人気機種があって、人気機種を遊技することができない遊技者が、興味はないが、遊技したい遊技台で遊技できないから遊技しているだけである可能性があるので、入れ替え対象機種として選定するといった判断もできる。
【０１４８】
尚、以上においては、遊技店における遊技台の設けられたコーナにおける、潜在遊技者の滞在時間に基づいて、注目度を求める例について説明してきたが、例えば、遊技店内に設置された遊技台を、空間的に分布した複数個の資源であると捉えると、注目度は次のように定義することもできる。すなわち、所定の資源を利用することなく、他の資源利用者により利用中の所定の資源の近傍領域に滞留する所定の資源利用希望者（潜在遊技者に対応する）の滞留時間を資源毎に累積的に蓄積し、その累積的に蓄積された滞留時間を注目度と考えることもできる。ここで、他の資源利用者により利用中の所定の資源の近傍領域に滞留するとは、資源を利用しない状態で、例えば、所定の頻度以上に調査を行ったり、所定の費用以上のコストを掛けて調査するといった行為を近傍領域に滞留するものと捉えるようにしてもよい。すなわち、注目度とは、遊技台においては、潜在遊技者がその付近において、遊技できる状態を待ち続ける滞在時間が積算されることにより表現されていた。この場合、注目度とは、その遊技台への関心の程度を示すものである。したがって、遊技台に対応する対象が、上述した空間的に分布した複数個の資源であると捉える場合についても、注目度は、他の遊技者により遊技中の遊技台に対応する対象、すなわち、他の資源利用者により利用中の資源に対する利用者の関心の程度を示すものであればよい。このように対象に対する利用者の関心の程度を示すものとして注目度が求められれば、対象は、上述した資源、または遊技台以外のものであってもよい。
【０１４９】
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【０１５０】
図１９は、汎用のパーソナルコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)１００１を内蔵している。CPU１００１にはバス１００４を介して、入出力インタフェース１００５が接続されている。バス１００４には、ROM(Read Only Memory)１００２およびRAM(Random Access Memory)１００３が接続されている。
【０１５１】
入出力インタフェース１００５には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部１００６、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部１００７、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部１００８、LAN（Local Area Network）アダプタなどよりなり、インターネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部１００９が接続されている。また、磁気ディスク（フレキシブルディスクを含む）、光ディスク（CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む）、光磁気ディスク（ＭＤ(Mini Disc)を含む）、もしくは半導体メモリなどのリムーバブルメディア１０１１に対してデータを読み書きするドライブ１０１０が接続されている。
【０１５２】
CPU１００１は、ROM１００２に記憶されているプログラム、または磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等のリムーバブルメディア１０１１から読み出されて記憶部１００８にインストールされ、記憶部１００８からRAM１００３にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM１００３にはまた、CPU１００１が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【０１５３】
尚、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
【０１５４】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【符号の説明】
【０１５５】
１，１−１乃至１−ｎ 遊技店
２ 第３者遊技店管理センタ
３ 第３者遊技店管理データベース
４ 第３者遊技店管理バス
５ 公衆通信回線網
２１ 生体情報認識装置
２２ 生体情報データベース
２４ 遊技店管理装置
２６ 遊技台管理データベース
２７ 媒体貸出管理装置
２９ 媒体貸出管理データベース
３０ 遊技店管理情報バス
３１ 生体情報バス
３３ 精算販売機
３４ 貸出機
３５ 計数機
３６，３６−１乃至３６−ｍ 遊技台
３７，３７−１乃至３７−ｍ 遊技台周辺端末
３８，３８−１乃至３８−ｍ 各台カメラ
３９，３９−１乃至３９−ｍ 各台画像処理ユニット
４０，４０−１乃至４０−（ｐ＋ｑ） 画像処理ユニット
４１，４１−１乃至４１−ｐ 入口カメラ
４２，４２−１乃至４２−ｑ 店内カメラ
【特許請求の範囲】
【請求項１】
遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部と、
前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部と、
前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部と、
前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部と、
前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部と、
前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部と、
前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部と、
前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部と
を含む情報処理装置。
【請求項２】
前記入場時刻および前記退場時刻に基づいて、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナの滞在時間を算出する滞在時間算出部をさらに含み、
前記潜在遊技者判定部は、前記遊技者の前記コーナにおける前記滞在時間が所定時間よりも長く、かつ、前記遊技者の前記コーナにおける前記滞在時間内で遊技開始時刻が登録されていないとき、前記遊技者を潜在遊技者として判定する
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記注目度算出部は、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記滞在時間算出部により算出される前記入場時刻、および前記退場時刻の情報により求められる滞在時間の総和を注目度として算出する
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記注目度算出部は、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報、並びに、前記遊技台が稼動中であるか否かを示す遊技台稼働情報に基づいて、前記遊技台稼働情報により稼動中である遊技台について、前記滞在時間算出部により算出される前記入場時刻、および前記退場時刻の情報により求められる滞在時間の総和を注目度として算出する
請求項３に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記注目度算出部により算出された前記所定の機種となる遊技台の注目度を、前記所定の機種単位で、または、所定のコーナ単位で表示する表示部とを含む
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項６】
遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部における、前記遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像ステップと、
前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部における、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像ステップと、
前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部における、前記遊技台撮像ステップの処理、および前記コーナ撮像ステップの処理により撮像された遊技者を登録者と照合する照合ステップと、
前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理ステップと、
前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理ステップと、
前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部における、前記遊技台撮像ステップの処理により撮像された遊技者の有無により、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理ステップと、
前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部における、前記入場管理ステップの処理により入場が管理された、前記照合ステップの処理により照合された遊技者の、前記遊技開始管理ステップの処理により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定ステップと、
前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部における、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定ステップの処理により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出ステップと
を含む情報処理方法。
【請求項７】
遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部と、
前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部と、
前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部と、
前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部と、
前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部と、
前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部と、
前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部と、
前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部と
を含む情報処理装置を制御するコンピュータに、
前記遊技台撮像部における、前記遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像ステップと、
前記コーナ撮像部における、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像ステップと、
前記照合部における、前記遊技台撮像ステップ、および前記コーナ撮像ステップにより撮像された遊技者を登録者と照合する照合ステップと、
前記入場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理ステップと、
前記退場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理ステップと、
前記遊技開始管理部における、前記遊技台撮像ステップの処理により撮像された遊技者の有無により、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理ステップと、
前記潜在遊技者判定部における、前記入場管理ステップの処理により入場が管理された、前記照合ステップの処理により照合された遊技者の、前記遊技開始管理ステップの処理により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定ステップと、
前記注目度算出部における、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定ステップの処理により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出ステップと
を含む処理を実行させるプログラム。
【請求項１】
遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部と、
前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部と、
前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部と、
前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部と、
前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部と、
前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部と、
前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部と、
前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部と
を含む情報処理装置。
【請求項２】
前記入場時刻および前記退場時刻に基づいて、前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナの滞在時間を算出する滞在時間算出部をさらに含み、
前記潜在遊技者判定部は、前記遊技者の前記コーナにおける前記滞在時間が所定時間よりも長く、かつ、前記遊技者の前記コーナにおける前記滞在時間内で遊技開始時刻が登録されていないとき、前記遊技者を潜在遊技者として判定する
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記注目度算出部は、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記滞在時間算出部により算出される前記入場時刻、および前記退場時刻の情報により求められる滞在時間の総和を注目度として算出する
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記注目度算出部は、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報、並びに、前記遊技台が稼動中であるか否かを示す遊技台稼働情報に基づいて、前記遊技台稼働情報により稼動中である遊技台について、前記滞在時間算出部により算出される前記入場時刻、および前記退場時刻の情報により求められる滞在時間の総和を注目度として算出する
請求項３に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記注目度算出部により算出された前記所定の機種となる遊技台の注目度を、前記所定の機種単位で、または、所定のコーナ単位で表示する表示部とを含む
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項６】
遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部における、前記遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像ステップと、
前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部における、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像ステップと、
前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部における、前記遊技台撮像ステップの処理、および前記コーナ撮像ステップの処理により撮像された遊技者を登録者と照合する照合ステップと、
前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理ステップと、
前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理ステップと、
前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部における、前記遊技台撮像ステップの処理により撮像された遊技者の有無により、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理ステップと、
前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部における、前記入場管理ステップの処理により入場が管理された、前記照合ステップの処理により照合された遊技者の、前記遊技開始管理ステップの処理により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定ステップと、
前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部における、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定ステップの処理により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出ステップと
を含む情報処理方法。
【請求項７】
遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像部と、
前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像部と、
前記遊技台撮像部、および前記コーナ撮像部により撮像された遊技者を登録者と照合する照合部と、
前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理部と、
前記照合部により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理部と、
前記遊技台撮像部により撮像された遊技者の有無により、前記照合部により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理部と、
前記入場管理部により入場が管理された、前記照合部により照合された遊技者の、前記遊技開始管理部により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定部と、
前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定部により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出部と
を含む情報処理装置を制御するコンピュータに、
前記遊技台撮像部における、前記遊技店に設置された遊技台毎に前記遊技台で遊技する遊技者を撮像する遊技台撮像ステップと、
前記コーナ撮像部における、前記遊技台が複数に設けられたコーナ、または、島設備単位で入場、または退場する遊技者を撮像するコーナ撮像ステップと、
前記照合部における、前記遊技台撮像ステップ、および前記コーナ撮像ステップにより撮像された遊技者を登録者と照合する照合ステップと、
前記入場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の入場時刻を管理する入場管理ステップと、
前記退場管理部における、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記コーナ毎の退場時刻を管理する退場管理ステップと、
前記遊技開始管理部における、前記遊技台撮像ステップの処理により撮像された遊技者の有無により、前記照合ステップの処理により照合された遊技者毎に前記遊技台毎の遊技開始時刻を管理する遊技開始管理ステップと、
前記潜在遊技者判定部における、前記入場管理ステップの処理により入場が管理された、前記照合ステップの処理により照合された遊技者の、前記遊技開始管理ステップの処理により管理されている遊技の開始時刻に基づいて、前記遊技者が、前記コーナに設置された遊技台の機種を遊技することを希望していたが遊技できなかった潜在遊技者であるか否かを判定する潜在遊技者判定ステップと、
前記注目度算出部における、前記遊技店に設置された遊技台の所定の機種について、前記潜在遊技者判定ステップの処理により潜在遊技者として判定された遊技者の、前記入場時刻、および前記退場時刻の情報に基づいて、前記所定の機種となる遊技台の注目度を算出する注目度算出ステップと
を含む処理を実行させるプログラム。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【図１３】
【図１４】
【図１５】
【図１６】
【図１７】
【図１８】
【図１９】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【図１３】
【図１４】
【図１５】
【図１６】
【図１７】
【図１８】
【図１９】
【公開番号】特開２０１３−２２０７３（Ｐ２０１３−２２０７３Ａ）
【公開日】平成２５年２月４日（２０１３．２．４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−１５７０３７（Ｐ２０１１−１５７０３７）
【出願日】平成２３年７月１５日（２０１１．７．１５）
【出願人】（０００００２９４５）オムロン株式会社 (3,542)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２５年２月４日（２０１３．２．４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年７月１５日（２０１１．７．１５）
【出願人】（０００００２９４５）オムロン株式会社 (3,542)
【Ｆターム（参考）】
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