説明

情報処理装置の冷却システムおよび空調機

【課題】 圧縮空気を用いて情報処理装置内の発熱部品を効率的に冷却する冷却技術を提供する。
【解決手段】
情報処理装置内の発熱部品に取り付けられ、支持体から延びる複数の放熱フィンを備えたヒートシンクと、ヒートシンクに対向する開口部から圧縮空気を放熱フィンの前記支持体を含む領域に吹付ける圧縮空気吹付け機構とを有することを特徴とし、とくに、発熱部品とヒートシンクの界面を集中的に冷却することを特徴とする情報処理装置の冷却システムに関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置の冷却システムおよび空調機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化に伴い、全ての業種に渡ってエネルギー削減の機運が高まっており、年々増加するデータセンターにおいても例外ではなく、この電力削減が重要な課題となっている。
【0003】
データセンターの消費電力の約3割は、空調に伴う電力が占めている。データセンターのように複数のサーバが設置されている場合に、その中の最も温度が高いサーバに合わせて空調温度を設定する必要がある。その結果、他の低温のサーバに対しては過剰な冷却となり、電力が必要以上に消費されてしまう。
【0004】
また、データセンターで用いられるサーバは、高性能化に伴い、使用するCPUの消費電力が増大傾向にあり、これまでのファンの送風によりCPU(Central Processing Unit)に取り付けたヒートシンクで冷却する方法では不十分な状況にある。
【0005】
さらに、空冷に十分な風量を確保できない場合には、空冷の温度を下げる必要がある。これではサーバ室全体の空調設定温度を下げるということになって空調にともなう電力が増大する、等の問題を抱えている。
【0006】
これに対し、個々のサーバに備わる排気ファンの他に全体を冷却する大容量ファンを備え、サーバの発熱量に応じて風量を制御して、空調の省エネルギー化を図る技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2009−258837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、近年、サーバはますます高性能化し、サーバ内の部品の高密度実装化が図られている。この高密度実装に伴い、空冷のファンの送風の抵抗が大きくなり冷却に十分な風量を確保できなくなっている。また、サーバの小型化が進み、空冷のための空気導入に用いることができる面積は減少することから、十分な風量の確保が困難となっている。こうしたサーバの高性能化、小型化に対し、従来技術のようなファンの送風による冷却方法では、風量の確保は難しく、結果的に、サーバルーム全体の空調設定温度を下げるということになり、空調にともなう電力が増大するという問題を抱える。
【0009】
そこで、本発明では、圧縮空気を用いてサーバ内の発熱部品を効率的に冷却する冷却技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様は、情報処理装置内の発熱部品に取り付けられ、支持体から延びる複数の放熱フィンを備えたヒートシンクと、前記ヒートシンクに対向する開口部から圧縮空気を前記放熱フィンの前記支持体を含む領域に吹付ける圧縮空気吹付け機構と、を有することを特徴とする情報処理装置の冷却システムに関する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ヒートシンクに対向する開口部から圧縮空気を放熱フィンの支持体を含む領域に吹付ける圧縮空気の吹付け機構をヒートシンクの下部に取り付けことによって、高密度実装基板にも適用可能な小型の冷却システムが実現される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施の形態になる情報処理装置の冷却システムの一基本構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態になる圧縮空気の導入による冷却構成例(その1:ヒートシンク全体への送風冷却)を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態になる圧縮空気の導入による冷却構成例(その2:ヒートシンク下部への圧縮空気吹付け機構の取付)を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態になる圧縮空気吹付け機構の構造を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態になる冷却効果の実験に供する冷却構成を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態になる実験結果を表す図(その1)である。
【図7】本発明の実施の形態になる実験結果を表す図(その2)である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の情報処理装置の冷却システムの一基本構成を示す。なお、以下の実施例では、情報処理装置は、サーバを例として説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0015】
サーバ室1内には、稼働時に発熱するCPU、メモリなどの発熱部品4を有するサーバ3が収納された複数のラック2(図では1台を図示)が設置されている。サーバ室1内の温度は、空調機100により一定に維持される。
【0016】
サーバ3の冷却システムは、サーバ3内の発熱部品4に取り付けられ、支持体から延びる複数の放熱フィンを備えたヒートシンク5、放熱フィンから放出される熱で高温となった空気を排気するファン6、およびヒートシンク5の下部に取り付けられ、ヒートシンク5に対向する開口部(スリット状の開口部)を介して圧縮空気を放熱フィンの支持体を含む領域に吹付ける圧縮空気吹付け機構10を有する。
【0017】
また、サーバ3の冷却システムは、ヒートシンク5(または発熱部品4)の温度を検出する温度センサ7、および温度センサ7で検出される温度にしたがって圧縮空気の噴射量を制御する制御部8を有する。制御部8は、ヒートシンク5の温度センサ7の検出温度が予め設定された設定値を超えたか否かを判断し、電磁弁30を開閉することによって、圧縮空気吹付け機構10からの圧縮空気の噴射量を制御する。
【0018】
ここで、圧縮空気は、サーバ室1の外に設置されたコンプレッサ(圧縮機)40から配管を介してサーバ3内に供給される。圧縮空気の供給量は、ヒートシンク5に取り付けた温度センサ7の検出温度にしたがって電磁弁30を開閉することで調整される。また、好適には、圧縮空気は、冷却部20で冷却してサーバ3内に供給されることがさらに効果的となる。
【0019】
この場合、冷却部20に適用する圧縮空気の冷却技術は、高圧の圧縮空気をより低圧あるいは常圧にしたときの圧力差による断熱膨張を利用するもので、すでに、一般に製品(例えば、ジェットクーラ(登録商標)など)として供されている。本発明の冷却部20においても、この従来技術を適用している。
【0020】
また、サーバ3内に設けられたファン6は、温度センサ7の検出温度にしたがって、発熱部品4の温度が設定値よりも高くなると回転を開始しサーバ3内の冷気をラック2内に取り込むと同時に、ヒートシンク14等から放散された熱により高温となった空気をラック2外に排出する。こうしたファン6による排気は、ヒートシンク5の放熱フィン間における圧縮空気吹付け機構10からの圧縮空気の流れをスムーズにさせている。
【0021】
以下、吹付け機構10の具体例について述べる。
【0022】
図2は、本発明の圧縮空気の導入による冷却構成例(その1:ヒートシンク全体への送風冷却)を示す。本実施例は、圧縮空気を導入する吹付け機構の最もシンプルな例を示したものである。
【0023】
パイプ状ノズル12は、圧縮空気を導入する配管用の金属パイプを兼ね、冷却対象の発熱部品4に近接して取り付けられている。冷却対象としての発熱部品4は、支持体51上に所定間隔で一体に配置された放熱フィン52を備えている。パイプ状ノズル12は、図2に示すように、ヒートシンク5の近傍(ファンによる空気の流れの上流側)に配置され、コンプレッサ40からフレキシブルパイプ(例えば、樹脂チューブ)13による配管を通して供給される圧縮空気は、フレキシブルパイプ13と締結された金属パイプ(ノズル兼用)12を介してヒートシンク5に向けて噴射される。
【0024】
図1で説明したように、ヒートシンク5の温度センサ7の検出温度が設定値より高いとき、電磁弁30がオンとなって、パイプ状ノズル12から圧縮空気が噴射し、検出温度が設定値より低いときは、電磁弁30がオフとなって圧縮空気の噴射が停止する。
【0025】
以上のように、ヒートシンク5(または発熱部品4)の温度が設定値よりも高くなると圧縮空気を噴射して発熱部品4を冷却する構成によって、空調機100の設定温度を高くしてもサーバ3の故障や誤動作の回避が可能となり、空調機100での消費電力を削減することが可能となる。
【0026】
しかしながら、実際のサーバでヒートシンク5に圧縮空気を吹きつけるとなると、ヒートシンク5前面にパイプ状ノズル12を設置するスペースが必要となる。一方、サーバ3の基板は、高密度実装されているため、パイプ状ノズル12を設置するスペースを確保するのが難しい。また、冷気を吹きつけると冷却効果は高まるが期待できるが、ノズル部分が結露しやすいという問題がある。
【0027】
また、ヒートシンク5の下部は発熱部品4と接しているため最も高温になるが、ヒートシンク5を流れる空気とヒートシンク5の間の界面が最も空気の流速が低い。つまり、温度の高い部分の空気の流速が最も遅く、冷却の効率が低下する。
【0028】
こうした欠点を補うために、ヒートシンク5の下部において、圧縮空気を放熱フィン52に吹きつけて発熱部品4を効率よく冷却する吹付け機構を、以下のように考案した。
【0029】
図3は、本発明の圧縮空気の導入による冷却構成例(その2:ヒートシンク下部への圧縮空気吹付け機構の取付)を示す。図3(a)は、ヒートシンク下部への取付構造の概念図を三次元的に示したものであり、また、図3(b)は、ヒートシンクのフィン側に設けた圧縮空気吹付け用開口部の配置を概念的に示したものである。
【0030】
本実施例の圧縮空気吹付け機構10は、所定のピッチで複数並置された放熱フィン52を支持体51に備えるヒートシンク5の下部に取り付けられ、側面に設けた開口部11を介して、締結する金属パイプ12から供給される圧縮空気を放熱フィン52に吹きつける構造を有する。
【0031】
開口部11は、ヒートシンク5の端まで空気を送り込めるように、ヒートシンク5の幅のスリット状となっている。以降、開口部11は、スリット状ノズル11と表現する。このようなスリット状ノズル11を有する圧縮空気吹付け機構10は、図1のパイプ状ノズルに比較して、ヒートシンク5前面に大きなスペースを必要とせず、高密度実装基板に好適となる。
【0032】
図4は、本発明の圧縮空気吹付け機構の取付構造を示す。図4(a)は、圧縮空気吹付け機構の発熱部品への取付構造の側面図を示し、図4(b)は、図4(a)の側面図のa−a’断面における上面図を示している。
【0033】
圧縮空気吹付け機構10の側面に設けられたスリット状ノズル11から噴射する圧縮空気は、図に示すように、ヒートシンク5下部に取り付ける構造を有することによって、ヒートシンク5の支持体51上面に一体化して複数並置された放熱フィンの隙間を通過し、かつ、高温となる発熱部品4との境界部分を集中的に吹き付けられこととなり、効率的な冷却システムが実現する。
【0034】
また、圧縮空気吹付け機構10をヒートシンク5と接触するように取り付けることによって、ヒートシンク5の熱がスリット状ノズル11に伝わるため、空気噴出時にスリット状ノズル11に結露が生じることを防ぐことが可能となる。したがって、従来できなかった冷気の吹付けが可能となる。
【0035】
また、圧縮空気吹付け機構10は、ヒートシンク5と一体型とすることが好ましい。一体型であれば、高密度実装の妨げにならず、かつ、結露する懸念がなくなる。
さらに、ヒートシンク5の下部は、ヒートシンク5下部と空気の間に境界層があり流速が小さい。本発明によれば、ヒートシンク5下部に圧縮空気を吹きつけるため、ヒートシンク5下部に乱流が生じ流速が大きくなって冷却効率が向上する。
【0036】
図5は、本発明の冷却効果の実験に供する冷却構成を示す。これまで述べてきた本発明の冷却システムの冷却効果を検証する実験に供した構成例を以下に説明する。
(a)比較例
発熱部品4に幅100mm×奥行き100mm×高さ30mmのヒートシンク5を取り付け、ファン6のみで空冷した。
(b)ファン+パイプ状ノズル構成
パイプ状ノズル12を取り付ける場所が基板上に確保できる場合に、ファン6のみの空冷に加えて、ヒートシンク5前面からパイプ状ノズル12によって圧縮空気を吹きつけた。
(c)ファン+下部取付スリットノズル構成
スリットギャップ0.5mmでヒートシンク5と同じ幅100mmのスリット状ノズル11を有する圧縮空気吹付け機構10をヒートシンク5下部に取り付け、ファン6の空冷に加えて、図3の構成になるスリット状ノズル11からヒートシンク5に圧縮空気を吹きつけた。
(c’)上記(c)の構成に冷気化圧縮空気を付加
上記(c)の構成において、さらに、圧縮空気を冷却する冷却部20を用いた場合の効果についても検証実験を試みた。この場合、圧縮空気の圧力を下げることを利用して約10℃の冷気を作り出した。そして、ファン6の空冷に加えて、スリット状ノズル11からヒートシンク5に圧縮空気の冷気を吹きつけた。
(d)ファン+パイプノズル+下部取付スリットノズル構成
パイプ状ノズル12を取り付ける場所が基板上に確保できる場合に、スリットギャップ0.5mmでヒートシンク5と同じ幅100mmのスリット状ノズル11を有する圧縮空気吹付け機構10をヒートシンク5下部に取り付けた。ファン6の空冷、ヒートシンク5前面からパイプ状ノズル12によって圧縮空気を吹きつけることに加えて、図3の構成になるスリット状ノズル11からヒートシンク5に圧縮空気を吹きつけた。
【0037】
図6は、本発明の実験結果を表す図(その1)である。図6では、パイプ状ノズル12を取り付ける場所が基板上に確保できる場合に適用可能な構成として、上記(a)、(b)、および(d)について実験した結果を示している。なお、実験は、サーバ起動後、発熱部品4の発熱量が約100Wの時に、10分後の発熱部品4の温度によって評価した。
【0038】
比較例(a)では、ヒートシンク5の後方50mmの地点での風速は0.5m/sであった。また、発熱部品4の温度は、83.9℃となった。これに対し、(b)では、発熱部品4の温度は66.7℃となった。さらに、(d)では、発熱部品4の温度は62.6℃となった。
【0039】
この結果より、比較例と比べて、(d)において21.3℃大きな冷却効果が得られた。このことから、比較例の場合の空調の設定温度20℃よりも21.3℃高くすることが可能となり、空調を用いずに外気のみでサーバを冷却することが可能となった。
【0040】
図7は、本発明の実験結果を表す図(その2)である。図7では、パイプ状ノズル12を取り付ける場所が基板上に確保できない場合に適用可能な構成として、上記(a)、(c)、および(c’)について実験した結果を示している。
【0041】
比較例(a)では、ヒートシンク5の後方50mmの地点での風速は0.5m/sであった。また、発熱部品4の温度は、83.9℃となった。これに対し、(c)では、発熱部品4の温度は75.7℃となった。また、冷却した圧縮空気利用する(c’)の場合、発熱部品4の温度は70.1℃となった。このとき、ノズル部に結露はみられなかった。
【0042】
この結果より、(c’)の場合に、比較例と比べて13.8℃と大きな冷却効果が得られた。このことから、比較例の場合の空調の設定温度20℃よりも13.8℃高くすることが可能となり、空調を用いずに外気のみでサーバを冷却することが可能となった。
【0043】
以上述べてきたように、本発明によれば、従来の冷却に比べて大きな冷却効果が得られることが分かった。これによって、空調の設定温度を高く設定することが可能となり、あるいは、外気を導入する時間が増加し、さらに、空調を運転しなくても外気のみで情報処理装置の冷却が可能となる。
【0044】
その結果、データセンターなどの情報処理装置を扱う施設における空調に伴う電力を大幅に削減し、地球温暖化防止に大きく寄与する。
【0045】
なお、以上の実施例では、データセンター、サーバを例に述べてきたが、本発明の主旨に沿う限り他のいかなる情報処理装置あるいは空調に関しても同様に有効な方法であり本発明が適用可能であることは云うまでもない。
【符号の説明】
【0046】
1 サーバ室
2 ラック
3 サーバ
4 発熱部品
5 ヒートシンク
6 ファン
10 圧縮空気吹付け機構
11 開口部(スリット状ノズル)
12 パイプ状ノズル(金属パイプ)
13 フレキシブルパイプ
20 冷却部
30 電磁弁
40 コンプレッサ
51 支持体
52 放熱フィン
100 空調機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置内の発熱部品に取り付けられ、支持体から延びる複数の放熱フィンを備えたヒートシンクと、
前記ヒートシンクに対向する開口部から圧縮空気を前記放熱フィンの前記支持体を含む領域に吹付ける圧縮空気吹付け機構と、
を有することを特徴とする情報処理装置の冷却システム。
【請求項2】
前記圧縮空気吹付け機構は、前記ヒートシンクの下部に一体的に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置の冷却システム。
【請求項3】
前記圧縮空気吹付け機構の前記開口部は、対向する前記ヒートシンクと同一の幅を有するスリット形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置の冷却システム。
【請求項4】
前記圧縮空気吹付け機構は、さらに、前記圧縮空気を冷却する冷却部を備え、高圧の圧縮空気をより低圧あるいは常圧にする際の圧力差によって冷却された圧縮空気を前記ヒートシンクに吹きつけることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置の冷却システム。
【請求項5】
前記冷却システムは、さらに、前記ヒートシンクまたは前記発熱部品の温度を検出する温度センサと、前記温度センサで検出される温度にしたがって前記圧縮空気の噴射量を制御する制御部とを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理装置の冷却システム。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかの冷却システムを備えた情報処理装置が複数設置された室内を空調する空調機であって、
外気を導入する配管を備え、室内温度または発熱部温度が予め規定された温度よりも低くなったときに外気を導入することを特徴とする空調機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−113507(P2012−113507A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−261821(P2010−261821)
【出願日】平成22年11月24日(2010.11.24)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】