説明

情報処理装置及び情報処理プログラム

【課題】第2の情報処理装置を介して第3の情報処理装置に情報を送信する場合に、第2の情報処理装置と第3の情報処理装置のそれぞれにおいて、その情報を削除するための条件を付加するようにした情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置の収集手段は、第2の情報処理装置を介して第3の情報処理装置に送信するための情報を収集し、生成手段は、前記収集手段によって収集された情報を第2の情報処理装置において削除するための条件である第1の削除条件と第3の情報処理装置において削除するための条件である第2の削除条件を該情報の種類に応じて生成し、付加手段は、前記収集手段によって収集された情報に前記生成手段によって生成された第1の削除条件と第2の削除条件を付加し、送信手段は、前記付加手段によって第1の削除条件と第2の削除条件が付加された情報を第2の情報処理装置に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
情報の削除に関する技術がある。
これに関連する技術として、例えば、特許文献1には、データ受信装置に蓄積された通信データをデータ送信装置で管理することができ、特にデータ受信装置で何の操作も行わせずに、データ送信装置で指定した消去日時に、データ受信装置に蓄積した通信データを自動的に消去させることができるデータ処理方法を提供することを課題とし、データ送信装置で通信データに対して通信データの消去日時を指定した消去操作を付加し、ついでデータ送信装置から公衆回線を通してデータ受信装置へ通信データを送信し、通信データをデータ受信装置で受信して蓄積し、データ受信装置で消去操作により消去日時になったときに通信データを消去することができることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−275117号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、第2の情報処理装置を介して第3の情報処理装置に情報を送信する場合に、第2の情報処理装置と第3の情報処理装置のそれぞれにおいて、その情報を削除するための条件を付加するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、第2の情報処理装置を介して第3の情報処理装置に送信するための情報を収集する収集手段と、前記収集手段によって収集された情報を第2の情報処理装置において削除するための条件である第1の削除条件と第3の情報処理装置において削除するための条件である第2の削除条件を該情報の種類に応じて生成する生成手段と、前記収集手段によって収集された情報に前記生成手段によって生成された第1の削除条件と第2の削除条件を付加する付加手段と、前記付加手段によって第1の削除条件と第2の削除条件が付加された情報を第2の情報処理装置に送信する送信手段を備える第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置の送信手段によって送信された情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報を第3の情報処理装置に送信する送信手段と、前記記憶手段に記憶された情報に付加されている第1の削除条件に基づいて、前記記憶手段から該情報を削除する削除手段を備える第2の情報処理装置と、前記第2の情報処理装置の送信手段によって送信された情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報に付加されている第2の削除条件に基づいて、前記記憶手段から該情報を削除する削除手段を備える第3の情報処理装置を具備することを特徴とする情報処理装置である。
【0006】
請求項2の発明は、第2の情報処理装置を介して第3の情報処理装置に送信するための情報を収集する収集手段と、前記収集手段によって収集された情報を第2の情報処理装置において削除するための条件である第1の削除条件と第3の情報処理装置において削除するための条件である第2の削除条件を該情報の種類に応じて生成する生成手段と、前記収集手段によって収集された情報に前記生成手段によって生成された第1の削除条件と第2の削除条件を付加する付加手段と、前記付加手段によって第1の削除条件と第2の削除条件が付加された情報を第2の情報処理装置に送信する送信手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
【0007】
請求項3の発明は、第1の情報処理装置の送信手段によって送信された情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された情報には、少なくとも2つ以上の削除条件が付加されており、該情報を、第3の情報処理装置で適用される第2の削除条件を削除した第1の情報と本情報処理装置で適用される第1の削除条件を削除した第2の情報に加工する加工手段と、前記加工手段によって加工された第1の情報を記憶する記憶手段と、前記加工手段によって加工された第2の情報を第3の情報処理装置に送信する送信手段と、前記記憶手段に記憶された第1の情報に付加されている第1の削除条件に基づいて、前記記憶手段から該第1の情報を削除する削除手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
【0008】
請求項4の発明は、コンピュータを、第2の情報処理装置を介して第3の情報処理装置に送信するための情報を収集する収集手段と、前記収集手段によって収集された情報を第2の情報処理装置において削除するための条件である第1の削除条件と第3の情報処理装置において削除するための条件である第2の削除条件を該情報の種類に応じて生成する生成手段と、前記収集手段によって収集された情報に前記生成手段によって生成された第1の削除条件と第2の削除条件を付加する付加手段と、前記付加手段によって第1の削除条件と第2の削除条件が付加された情報を第2の情報処理装置に送信する送信手段として機能させるための情報処理プログラムである。
【0009】
請求項5の発明は、コンピュータを、第1の情報処理装置の送信手段によって送信された情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された情報には、少なくとも2つ以上の削除条件が付加されており、該情報を、第3の情報処理装置で適用される第2の削除条件を削除した第1の情報と本コンピュータで適用される第1の削除条件を削除した第2の情報に加工する加工手段と、前記加工手段によって加工された第1の情報を記憶する記憶手段と、前記加工手段によって加工された第2の情報を第3の情報処理装置に送信する送信手段と、前記記憶手段に記憶された第1の情報に付加されている第1の削除条件に基づいて、前記記憶手段から該第1の情報を削除する削除手段として機能させるための情報処理プログラムである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1と請求項2の情報処理装置によれば、第2の情報処理装置を介して第3の情報処理装置に情報を送信する場合に、第2の情報処理装置と第3の情報処理装置のそれぞれにおいて、その情報を削除するための条件を付加することができる。
【0011】
請求項3の情報処理装置によれば、本情報処理装置において第3の情報処理装置で適用されるべき削除条件が適用されてしまうこと、そして、第3の情報処理装置において本情報処理装置で適用されるべき削除条件が適用されてしまうことを防止することができる。
【0012】
請求項4の情報処理プログラムによれば、第2の情報処理装置を介して第3の情報処理装置に情報を送信する場合に、第2の情報処理装置と第3の情報処理装置のそれぞれにおいて、その情報を削除するための条件を付加することができる。
【0013】
請求項5の情報処理プログラムによれば、本コンピュータにおいて第3の情報処理装置で適用されるべき削除条件が適用されてしまうこと、そして、第3の情報処理装置において本コンピュータで適用されるべき削除条件が適用されてしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
【図2】本実施の形態を具現化する場合のシステム構成例を示す説明図である。
【図3】情報収集装置の処理例を示すフローチャートである。
【図4】情報配信装置の処理例を示すフローチャートである。
【図5】情報処理端末の処理例を示すフローチャートである。
【図6】情報収集装置、情報配信装置、情報処理端末における情報の状態例を示す説明図である。
【図7】削除条件テーブルのデータ構造例を示す説明図である。
【図8】本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。
【0016】
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
【0017】
本実施の形態である情報処理装置は、情報収集装置110から情報配信装置130を介して情報処理端末150へ情報を送信するものであって、図1の例に示すように、情報収集装置110、情報配信装置130、情報処理端末150を有している。
【0018】
情報収集装置110は、情報収集モジュール112、情報記憶モジュール114、削除条件生成モジュール116、削除条件記憶モジュール118、削除条件付加モジュール120、送信モジュール122を有している。情報収集装置110は、通信回線129を介して情報配信装置130と接続されている。
【0019】
情報収集モジュール112は、情報配信装置130を介して情報処理端末150に送信するための情報を収集する。ここでの情報は、情報処理端末150の所有者が利用するものであればよい。例えば、情報処理端末150の所有者が顧客のところにある機械(PC(Personal Computer)、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)等)を修理するための技術者である場合には、その修理対象となる機械に関する情報が該当する。より具体的には、修理対象となる機械のマニュアル、過去の修理履歴、その機械がある会社への地図等が該当する。これらの情報の収集は、主に会社内にあるデータベース等から収集するが、社外にある情報を含めてもよい。また、会社内にあるデータベース等は、情報収集装置110とイントラネット(通信プロトコルTCP/IPを初めとするインターネットにおける標準の技術を用いて構築された企業内ネットワーク)で接続されたものである。そして、イントラネットがインターネットなどの外部ネットワークと接続する場合には、ファイアウォール(Firewall)が中間に設置されることが多い。この場合は、外部のインターネット側との接続は、セキュリティなどの観点から、利用サービス(ポート番号)や接続先コンピュータが制限される。この場合、情報収集装置110はファイアウォールの内にあるが、情報配信装置130と情報処理端末150はファイアウォールの外にある。したがって、通信回線129内には、ファイアウォールが含まれていることになる。
また、情報の収集は、ポーリング、イベント通知等によるタイミングで行う。その情報を利用する担当者毎に収集してもよい。
【0020】
情報記憶モジュール114は、情報収集モジュール112によって収集された情報を記憶する。また、削除条件生成モジュール116、削除条件付加モジュール120、送信モジュール122のモジュールからもアクセスされ得る。
【0021】
削除条件生成モジュール116は、削除条件記憶モジュール118と接続されている。削除条件生成モジュール116は、情報収集モジュール112によって収集された情報(情報記憶モジュール114内にある情報)を情報配信装置130において削除するための条件である第1の削除条件と情報処理端末150において削除するための条件である第2の削除条件をその情報の種類に応じて生成する。
【0022】
削除条件記憶モジュール118は、削除条件生成モジュール116と接続されている。情報の種類に対応させて、その情報を情報配信装置130において削除するための条件である第1の削除条件と情報処理端末150において削除するための条件である第2の削除条件を記憶している。例えば、削除条件テーブル700を記憶している。図7は、削除条件テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。削除条件テーブル700は、お客様訪問情報欄710、マニュアル欄720、機密情報欄730、定期情報欄740、期限付き情報欄750等は、情報種類欄702、情報配信装置での削除条件欄704、情報処理端末での削除条件欄706の3つの情報を含んでいる。例えば、「お客様訪問情報」は、第1の削除条件として「訪問後レポート到着後」があり、第2の削除条件として「訪問後レポート送信後」がある。「マニュアル」は、第1の削除条件として「次のバージョン(版)を受信(又は送信)するまで」があり、第2の削除条件として「情報配信装置130と同期する」がある。「機密情報」は、第1の削除条件として「情報処理端末150への転送後」があり、第2の削除条件として「1度表示したら」がある。「定期情報」は、第1の削除条件として「転送後1か月」があり、第2の削除条件として「受信後1か月」がある。「期限付き情報」は、第1の削除条件として「2011.12.1」があり、第2の削除条件として「2011.12.1」がある。「手動情報」は、第1の削除条件として「削除指示を受信するまで」があり、第2の削除条件として「情報配信装置130と同期する」がある。なお、削除条件テーブル700は、図7に例示した条件以外の条件を記憶していてもよいし、図7に例示した条件の1つ以上を選択して用いてもよい。
情報収集モジュール112によって収集された情報が、削除条件テーブル700内の情報種類欄702のどれに対応しているかについては、情報と情報の種類を対応付けた表を用いて判断するようにしてもよいし、各情報にその情報の種類が付加されていてもよいし、その情報が格納されていたDB名等で情報の種類を判断するようにしてもよい。
【0023】
削除条件付加モジュール120は、情報収集モジュール112によって収集された情報に削除条件生成モジュール116によって生成された第1の削除条件と第2の削除条件を付加する。
送信モジュール122は、削除条件付加モジュール120によって第1の削除条件と第2の削除条件が付加された情報を情報配信装置130に送信する。
【0024】
情報配信装置130は、受信モジュール132、削除条件削除モジュール134、情報記憶モジュール136、情報削除モジュール138、送信モジュール140を有している。情報配信装置130は、通信回線129を介して情報収集装置110と、通信回線149を介して情報処理端末150と接続されている。
【0025】
受信モジュール132は、情報収集装置110の送信モジュール122によって送信された情報を受信する。
削除条件削除モジュール134は、情報記憶モジュール136と接続されている。削除条件削除モジュール134は、受信モジュール132によって受信された情報には、少なくとも2つ以上の削除条件が付加されており、その情報を、情報処理端末150で適用される第2の削除条件を削除した第1の情報と情報配信装置130で適用される第1の削除条件を削除した第2の情報に加工する。つまり、第1の情報は、情報収集モジュール112によって収集された情報に第1の削除条件が付加されており、第2の情報は、情報収集モジュール112によって収集された情報に第2の削除条件が付加されている。第1の情報は情報記憶モジュール136によって記憶され、第2の情報は情報処理端末150へ送信されることになる。
なお、削除条件削除モジュール134は、第2の削除条件が「情報配信装置130と同期する」である場合は、情報配信装置130は、情報配信装置130内から削除したことを情報処理端末150に通知する。そのために、第2の削除条件が「情報配信装置130と同期する」であるか否かを判断し、「情報配信装置130と同期する」である場合は、その第2の削除条件を削除した第1の情報を生成するときに、第1の削除条件に、「第1の削除条件を満たした場合(又は情報配信装置130がその情報を削除した場合)は、その旨を情報処理端末150に通知すること」の指示を加える。そして、その指示が第1の削除条件内に含まれていた場合、情報配信装置130は、情報配信装置130内から削除したことを情報処理端末150に通知する。
【0026】
情報記憶モジュール136は、削除条件削除モジュール134、情報削除モジュール138と接続されている。情報記憶モジュール136は、受信モジュール132によって受信された情報(情報収集モジュール112によって収集された情報に第1の削除条件と第2の削除条件が付加されている情報)を記憶する。また、情報記憶モジュール136は、削除条件削除モジュール134によって加工された第1の情報を記憶するようにしてもよい。
【0027】
情報削除モジュール138は、情報記憶モジュール136と接続されている。情報削除モジュール138は、情報記憶モジュール136に記憶された情報に付加されている第1の削除条件に基づいて、情報記憶モジュール136からその情報を削除する。また、情報削除モジュール138は、情報記憶モジュール136に記憶された第1の情報に付加されている第1の削除条件に基づいて、情報記憶モジュール136からその第1の情報を削除するようにしてもよい。また、第1の削除条件に、「第1の削除条件を満たした場合(又は情報配信装置130がその情報を削除した場合)は、その旨を情報処理端末150に通知すること」の指示がある場合は、その指示にしたがって、その旨を情報処理端末150に通知する。
例えば、第1の削除条件として「訪問後レポート到着後」である場合は、情報処理端末150から顧客の機械を修理した後に、その修理結果を報告する「訪問後レポート」が送信され、その「訪問後レポート」を情報収集装置110等(「訪問後レポート」管理用のサーバー等であってもよい)が受信し、その情報収集装置110等は情報配信装置130にその旨を通知し、情報削除モジュール138は、その通知を受信したならば、対応する情報を情報記憶モジュール136から削除する。
また、第1の削除条件として「次のバージョンを受信(又は送信)するまで」である場合は、情報記憶モジュール136内のマニュアルのバージョンと受信(又は送信)したマニュアルのバージョンとを比較し、バージョンが更新されていた場合、情報削除モジュール138は、情報記憶モジュール136内の古いマニュアルを削除する。
また、第1の削除条件として「情報処理端末150への転送後」である場合は、その情報を情報処理端末150へ転送した後に、情報削除モジュール138は、情報記憶モジュール136内の対応する情報を削除する。
また、第1の削除条件として「転送後1か月」である場合は、その情報の転送時(月、日の他に、年、時、秒等を含んでいてもよい)を記憶しておき、その転送時から現在は「転送後1か月」以上であるか否かを判断し、「転送後1か月」以上であるならば、情報削除モジュール138は、情報記憶モジュール136内の対応する情報を削除する。
また、第1の削除条件として「2011.12.1」である場合は、現在は「2011.12.1」であるか否かを判断し、「2011.12.1」であるならば、情報削除モジュール138は、情報記憶モジュール136内の対応する情報を削除する。
また、第1の削除条件として「削除指示を受信するまで」である場合は、情報収集装置110等から「削除指示」を受信したならば、情報削除モジュール138は、情報記憶モジュール136内の対応する情報を削除する。
【0028】
送信モジュール140は、情報記憶モジュール136に記憶された情報を情報処理端末150に送信する。また、送信モジュール140は、削除条件削除モジュール134によって加工された第2の情報を情報処理端末150に送信するようにしてもよい。
【0029】
情報処理端末150は、受信モジュール152、情報記憶モジュール154、情報削除モジュール156を有している。情報処理端末150は、通信回線149を介して情報配信装置130と接続されている。
【0030】
受信モジュール152は、情報記憶モジュール154と接続されている。受信モジュール152は、情報配信装置130の送信モジュール140によって送信された情報を受信する。
情報記憶モジュール154は、受信モジュール152、情報削除モジュール156と接続されている。情報記憶モジュール154は、受信モジュール152によって受信された情報を記憶する。
【0031】
情報削除モジュール156は、情報記憶モジュール154と接続されている。情報削除モジュール156は、情報記憶モジュール154に記憶された情報に付加されている第2の削除条件に基づいて、情報記憶モジュール154からその情報を削除する。
例えば、第2の削除条件として「訪問後レポート送信後」である場合は、情報処理端末150から顧客の機械を修理した後に、その修理結果を報告する「訪問後レポート」が情報収集装置110等に送信され、情報削除モジュール156は、対応する情報を情報記憶モジュール154から削除する。
また、第2の削除条件として「情報配信装置130と同期」である場合は、情報配信装置130から削除したことの通知を受信した場合に、情報削除モジュール156は、対応する情報を情報記憶モジュール154から削除する。
また、第2の削除条件として「1度表示したら」である場合は、その情報を情報処理端末150の表示装置に表示した場合に、情報削除モジュール156は、情報記憶モジュール154内の対応する情報を削除する。
また、第2の削除条件として「受信後1か月」である場合は、その情報の受信時(月、日の他に、年、時、秒等を含んでいてもよい)を記憶しておき、その受信時から現在は「受信後1か月」以上であるか否かを判断し、「受信後1か月」以上であるならば、情報削除モジュール156は、情報記憶モジュール154内の対応する情報を削除する。
また、第2の削除条件として「2011.12.1」である場合は、現在は「2011.12.1」であるか否かを判断し、「2011.12.1」であるならば、情報削除モジュール156は、情報記憶モジュール154内の対応する情報を削除する。
【0032】
図2は、本実施の形態を具現化する場合のシステム構成例を示す説明図である。このシステムは、情報提供装置200、情報収集装置210、情報配信装置230、情報処理端末250等を有している。情報提供装置200、情報収集装置210は、イントラネット内(ファイアウォールの内)にある装置であり、情報配信装置230、情報処理端末250は、インターネット(ファイアウォールの外)にある装置である。
また、情報収集装置210は図1に例示の情報収集装置110に該当し、情報配信装置230は図1に例示の情報配信装置130に該当し、情報処理端末250は図1に例示の情報処理端末150に該当する。
【0033】
情報提供装置200は、スケジュール管理/イベント管理モジュール201、DB1:202、DB2:203、DBn:204、文書管理サーバー205等を有している。これらは、情報を記憶しているものであり、情報収集装置210に対して情報を送信する。
スケジュール管理/イベント管理モジュール201は、情報処理端末250の操作者のスケジュールを記憶しており、そのスケジュールにしたがって、情報収集装置210の情報収集モジュール212Aに情報を収集させるイベントを発生させる。例えば、記憶しているスケジュールとして、顧客Aに訪問する日時等に関する情報があり、その日時前(その日時よりも予め定められた期間前の日時)に顧客Aに設置されている機械の情報を情報収集装置210の情報収集モジュール212Aに収集させて、情報配信装置230に情報を送信するイベントを発生させる。
DB202、203、204、文書管理サーバー205は、収集される情報を記憶しているDB、サーバー等である。具体的には、DB202、203、204等は、顧客に関する情報(訪問履歴等)を記憶しており、文書管理サーバー205は、機械のマニュアルを記憶している。
【0034】
情報収集装置210は、情報収集装置210A、情報収集装置210Bを有している。
情報収集装置210Aは、情報収集モジュール212A、情報記憶モジュール214A、ファイル転送モジュール222を有している。情報収集モジュール212Aは図1に例示の情報収集モジュール112に該当し、情報記憶モジュール214Aは図1に例示の情報記憶モジュール114、削除条件生成モジュール116、削除条件記憶モジュール118、削除条件付加モジュール120に該当し、ファイル転送モジュール222は図1に例示の送信モジュール122に該当する。なお、情報記憶モジュール214A内は、情報処理端末250の操作者毎に情報を記憶、管理する。
【0035】
情報収集装置210Bは、情報登録モジュール212B、登録情報記憶モジュール214B、ファイル転送モジュール222を有している。
ファイル転送モジュール222は、情報配信装置230から送信されてきた情報を受信する。例えば、受信する情報として、前述の「訪問後レポート」等が該当する。
登録情報記憶モジュール214Bは、ファイル転送モジュール222が受信した情報を、情報処理端末250の操作者毎に記憶、管理する。
情報登録モジュール212Bは、登録情報記憶モジュール214Bに記憶されている情報をDB202、203、204等に送信し、記憶させる。
【0036】
情報配信装置230は、情報配信装置230A、情報配信装置230Bを有している。
情報配信装置230Aは、ファイル転送モジュール232、情報記憶モジュール236A、ファイル転送モジュール240を有している。ファイル転送モジュール232は、図1に例示の受信モジュール132に該当し、情報記憶モジュール236Aは図1に例示の削除条件削除モジュール134、情報記憶モジュール136、情報削除モジュール138に該当し、ファイル転送モジュール240は図1に例示の送信モジュール140に該当する。なお、情報記憶モジュール236A内は、情報処理端末250の操作者毎に情報を記憶、管理する。
【0037】
情報配信装置230Bは、ファイル転送モジュール232、登録情報記憶モジュール236B、ファイル転送モジュール240を有している。
ファイル転送モジュール240は、情報処理端末250から送信されてきた情報を受信する。例えば、受信する情報として、前述の「訪問後レポート」等が該当する。
登録情報記憶モジュール236Bは、ファイル転送モジュール240が受信した情報を、情報処理端末250の操作者毎に記憶、管理する。
ファイル転送モジュール232は、登録情報記憶モジュール236Bに記憶されている情報を情報収集装置210に送信し、記憶させる。
【0038】
情報処理端末250は各担当者が所有しており、通信機能を有しており、通信回線249(例えば、無線通信回線、携帯電話網等)を介して情報配信装置230と通信を行う。また、表示装置、記憶装置を有しており、レポート作成機能等も有している。例えば、通信機能を有するノートパソコン、通信機能を有するタブレット型パソコン携帯電話(特にスマートフォンと言われている携帯電話)等が該当する。動作例として、担当者がスケジュールにしたがって顧客Aに訪問する前に、その担当者が所有している情報処理端末250内には、その顧客Aに関する情報が記憶されている。その記憶されている情報は、情報収集装置210が情報提供装置200から収集して、情報配信装置230が転送してきたものである。そして、その訪問後に、修理結果等を記載したレポートを作成し、情報配信装置230に送信する。情報配信装置230は、情報収集装置210に送信し、情報提供装置200内のDB1:202等に格納されることとなる。
【0039】
図3は、情報収集装置110の処理例を示すフローチャートである。
ステップS302では、情報収集モジュール112が、情報を収集する。
ステップS304では、削除条件生成モジュール116が、情報の種類を判断する。
ステップS306では、削除条件付加モジュール120が、情報に対して2つ以上の削除条件を付加する。
ステップS308では、送信モジュール122が、削除条件を付加した情報を転送する。
【0040】
図4は、情報配信装置130の処理例を示すフローチャートである。
ステップS402では、受信モジュール132が、情報を受信する。
ステップS404では、削除条件削除モジュール134が、情報を加工する。前述したように、第1の削除条件が付加された第1の情報を情報記憶モジュール136に記憶し、第2の削除条件が付加された第2の情報をステップS406で送信するようにしてもよい。
ステップS406では、送信モジュール140が、情報を送信する。
ステップS408では、情報削除モジュール138が、第1の削除条件を調べ、第1の削除条件に合致している場合はステップS410へ進み、それ以外の場合は第1の削除条件に合致するまで待機する。
ステップS410では、情報削除モジュール138が、情報記憶モジュール136内の情報を削除する。
【0041】
図5は、情報処理端末150の処理例を示すフローチャートである。
ステップS502では、受信モジュール152が、情報を受信する。
ステップS504では、情報削除モジュール156が、第2の削除条件を調べ、第2の削除条件に合致している場合はステップS506へ進み、それ以外の場合は第2の削除条件に合致するまで待機する。
ステップS506では、情報削除モジュール156が、情報記憶モジュール154内の情報を削除する。
【0042】
図6は、情報収集装置110、情報配信装置130、情報処理端末150における情報の状態例を示す説明図である。
情報収集装置110は、情報としてのファイル610を生成する。なお、情報収集装置110は、イントラネット680に接続されている装置である。
ファイル610は、情報収集モジュール112が収集した情報データ612と、情報データ属性614をデータ領域として有している。情報データ属性614内には、情報データ612の情報種類と情報配信装置130での削除条件と情報処理端末150での削除条件がある。
【0043】
情報配信装置130は、情報記憶モジュール136が情報としてのファイル630を記憶し、削除プログラム636を有している。なお、情報配信装置130は、インターネット690に接続されている装置である。
ファイル630は、情報データ612と、情報データ属性634をデータ領域として有している。情報データ属性634内には、情報種類と情報配信装置130での削除条件がある。削除プログラム636は、ファイル630内のデータ領域にある情報データ属性634の「(2)情報配信装置130での削除条件」を満たした場合に情報データ612と情報データ属性634を削除するように制御するプログラムである。なお、図6に例示する情報データ属性634には情報種類も含まれているが、この情報種類は含まれていなくてもよい。また、情報データ属性634には「(3)情報処理端末150での削除条件」が含まれていてもよい。その場合であっても、削除プログラム636は、「(2)情報配信装置130での削除条件」にしたがって、情報データ612と情報データ属性634を削除する。
【0044】
情報処理端末150は、情報記憶モジュール154が情報としてのファイル650を記憶し、削除プログラム656を有している。なお、情報処理端末150は、インターネット690に接続されている装置である。
ファイル650は、情報データ612と、情報データ属性654をデータ領域として有している。情報データ属性654内には、情報種類と情報処理端末150での削除条件がある。削除プログラム656は、ファイル650内のデータ領域にある情報データ属性654の「(3)情報処理端末150での削除条件」を満たした場合に情報データ612と情報データ属性654を削除するように制御するプログラムである。なお、図6に例示する情報データ属性654には情報種類も含まれているが、この情報種類は含まれていなくてもよい。また、情報データ属性634には「(2)情報配信装置130での削除条件」が含まれていてもよい。その場合であっても、削除プログラム656は、「(3)情報処理端末150での削除条件」にしたがって、情報データ612と情報データ属性654を削除する。
【0045】
なお、本実施の形態内の情報収集装置110、情報配信装置130、情報処理端末150としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図8に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU801を用い、記憶装置としてRAM802、ROM803、HD804を用いている。HD804として、例えばハードディスクを用いてもよい。情報収集モジュール112、削除条件生成モジュール116、削除条件付加モジュール120、削除条件削除モジュール134、情報削除モジュール138、情報削除モジュール156等のプログラムを実行するCPU801と、そのプログラムやデータを記憶するRAM802と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM803と、補助記憶装置であるHD804と、キーボード、マウス、タッチパネル等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置806と、CRT、液晶ディスプレイ等の出力装置805と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース807、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス808により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
【0046】
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図8に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図8に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図8に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機などに組み込まれていてもよい。
【0047】
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
【符号の説明】
【0048】
110…情報収集装置
112…情報収集モジュール
114…情報記憶モジュール
116…削除条件生成モジュール
118…削除条件記憶モジュール
120…削除条件付加モジュール
122…送信モジュール
129…通信回線
130…情報配信装置
132…受信モジュール
134…削除条件削除モジュール
136…情報記憶モジュール
138…情報削除モジュール
140…送信モジュール
149…通信回線
150…情報処理端末
152…受信モジュール
154…情報記憶モジュール
156…情報削除モジュール
200…情報提供装置
201…スケジュール管理/イベント管理モジュール
202…DB1
203…DB2
204…DBn
205…文書管理サーバー
210…情報収集装置
210A…情報収集装置
210B…情報収集装置
212A…情報収集モジュール
212B…情報登録モジュール
214A…情報記憶モジュール
214B…登録情報記憶モジュール
222…ファイル転送モジュール
230…情報配信装置
230A…情報配信装置
230B…情報配信装置
232…ファイル転送モジュール
236A…情報記憶モジュール
236B…登録情報記憶モジュール
240…ファイル転送モジュール
249…通信回線
250…情報処理端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第2の情報処理装置を介して第3の情報処理装置に送信するための情報を収集する収集手段と、
前記収集手段によって収集された情報を第2の情報処理装置において削除するための条件である第1の削除条件と第3の情報処理装置において削除するための条件である第2の削除条件を該情報の種類に応じて生成する生成手段と、
前記収集手段によって収集された情報に前記生成手段によって生成された第1の削除条件と第2の削除条件を付加する付加手段と、
前記付加手段によって第1の削除条件と第2の削除条件が付加された情報を第2の情報処理装置に送信する送信手段
を備える第1の情報処理装置と、
前記第1の情報処理装置の送信手段によって送信された情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された情報を第3の情報処理装置に送信する送信手段と、
前記記憶手段に記憶された情報に付加されている第1の削除条件に基づいて、前記記憶手段から該情報を削除する削除手段
を備える第2の情報処理装置と、
前記第2の情報処理装置の送信手段によって送信された情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された情報に付加されている第2の削除条件に基づいて、前記記憶手段から該情報を削除する削除手段
を備える第3の情報処理装置
を具備することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
第2の情報処理装置を介して第3の情報処理装置に送信するための情報を収集する収集手段と、
前記収集手段によって収集された情報を第2の情報処理装置において削除するための条件である第1の削除条件と第3の情報処理装置において削除するための条件である第2の削除条件を該情報の種類に応じて生成する生成手段と、
前記収集手段によって収集された情報に前記生成手段によって生成された第1の削除条件と第2の削除条件を付加する付加手段と、
前記付加手段によって第1の削除条件と第2の削除条件が付加された情報を第2の情報処理装置に送信する送信手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
第1の情報処理装置の送信手段によって送信された情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された情報には、少なくとも2つ以上の削除条件が付加されており、該情報を、第3の情報処理装置で適用される第2の削除条件を削除した第1の情報と本情報処理装置で適用される第1の削除条件を削除した第2の情報に加工する加工手段と、
前記加工手段によって加工された第1の情報を記憶する記憶手段と、
前記加工手段によって加工された第2の情報を第3の情報処理装置に送信する送信手段と、
前記記憶手段に記憶された第1の情報に付加されている第1の削除条件に基づいて、前記記憶手段から該第1の情報を削除する削除手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
コンピュータを、
第2の情報処理装置を介して第3の情報処理装置に送信するための情報を収集する収集手段と、
前記収集手段によって収集された情報を第2の情報処理装置において削除するための条件である第1の削除条件と第3の情報処理装置において削除するための条件である第2の削除条件を該情報の種類に応じて生成する生成手段と、
前記収集手段によって収集された情報に前記生成手段によって生成された第1の削除条件と第2の削除条件を付加する付加手段と、
前記付加手段によって第1の削除条件と第2の削除条件が付加された情報を第2の情報処理装置に送信する送信手段
として機能させるための情報処理プログラム。
【請求項5】
コンピュータを、
第1の情報処理装置の送信手段によって送信された情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された情報には、少なくとも2つ以上の削除条件が付加されており、該情報を、第3の情報処理装置で適用される第2の削除条件を削除した第1の情報と本コンピュータで適用される第1の削除条件を削除した第2の情報に加工する加工手段と、
前記加工手段によって加工された第1の情報を記憶する記憶手段と、
前記加工手段によって加工された第2の情報を第3の情報処理装置に送信する送信手段と、
前記記憶手段に記憶された第1の情報に付加されている第1の削除条件に基づいて、前記記憶手段から該第1の情報を削除する削除手段
として機能させるための情報処理プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2013−41359(P2013−41359A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−176612(P2011−176612)
【出願日】平成23年8月12日(2011.8.12)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】