情報処理装置及び情報処理方法
【課題】ユーザが操作した複数のオブジェクトの位置関係に基づいて当該ユーザの嗜好に沿った情報を提供する。
【解決手段】ユーザの操作に基づく前記オブジェクトの配置を変更する旨の操作信号を受信し、前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定し、前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を記憶部から読み出し、前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索し、前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知する。
【解決手段】ユーザの操作に基づく前記オブジェクトの配置を変更する旨の操作信号を受信し、前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定し、前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を記憶部から読み出し、前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索し、前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本件は、ユーザに適した情報を推奨する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット等のネットワークの普及に伴い、ユーザは容易に種々の情報にアクセス可能となった。このネットワークを介して、文書に限らず、映像や音楽、ゲームといった多様な情報が利用可能となっている。
【0003】
ユーザは、携帯電話やパーソナルコンピュータ(PC)等の端末を操作し、例えば取得したい情報のURL等を指定することにより、コンテンツ配信サーバに当該情報を要求し、コンテンツ配信サーバから当該情報を受信して利用する。
ここで、ユーザが取得したい情報のURLを知らない場合には、所謂検索サイトやポータルサイトで情報を探してアクセスするのが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−250581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のような検索サイトやポータルサイトで情報を探す場合、検索キーワードを入力して検索し、検索結果を見て取得したい情報を選択する。
【0006】
しかし、このようなキーワードによる検索は、取得したい情報に含まれる言葉が明確な場合には有効であるが、「何か面白い動画が見たい」「美味しいものが食べたい」といった漠然とした希望を満たす情報を得ることはできなかった。特に「面白い」「美味しい」等のユーザの嗜好に左右されるものは、キーワードとして用いても適切な検索結果を得ることができない。この場合、ユーザが料理の名称や素材、予算、店舗の場所などの条件を具体的に入力しなくてはならず非常に面倒であった。また、ユーザの嗜好自体は、頻繁に変わるものではないため、検索する毎に似たキーワードを入力することになり煩わしいという問題があった。
【0007】
また、天気予報や、電車の路線を検索する場合、ユーザの現住所や勤務地等の特定の情報を指定することが多いが、これも検索の度に繰り返し入力することになり煩わしいという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、ユーザが操作した複数のオブジェクトの位置関係に基づいて当該ユーザの嗜好に沿った情報を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
開示の技術の一側面は、次の情報処理装置の構成によって例示される。すなわち、本情報処理装置は、
複数のオブジェクトのそれぞれと対応する属性情報を記憶する記憶部と、
ユーザの操作に基づく前記オブジェクトを移動させる旨の操作信号を受信する操作受付部と、
前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定する位置関係判定部と、
前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を前記記憶部から読み出す属性情報取得部と、
前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索する検索部と、
前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知する検索結果通知部と、
を備えた。
【0010】
また、本発明の一形態である入力処理方法は、
ユーザの操作に基づく前記オブジェクトを移動させる旨の操作信号を受信するステップと、
前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定するステップと、
前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を記憶部から読み出すステップと、
前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索するステップと、
前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知するステップと、
をコンピュータが実行する。
【0011】
また、本発明は、上記情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであっても良い。更に、前記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていても良い。
【0012】
ここで、コンピュータが読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体の内コンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
【0013】
また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、ユーザが操作した複数のオブジェクトの位置関係に基づいて当該ユーザの嗜好に沿った情報を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、本実施形態1に係る情報処理システムの一例を示す図
【図2】アプリケーション管理サーバ1、コンテンツ管理サーバ2、及びコンテンツ配信サーバ3のハードウェア構成を例示する図
【図3】ユーザ端末9のハードウェア構成を例示する図
【図4】アプリケーション管理サーバ1の機能ブロック図
【図5】コンテンツ管理サーバ2の機能ブロック図
【図6】コンテンツ配信サーバ3の機能ブロック図
【図7】コンテンツ管理データベースを例示する図
【図8】アイコン管理データベースを例示する図
【図9】コンテンツ配信サーバが提供するコンテンツの表示例を示す図
【図10】アイコンの操作例を示す図
【図11】アプリケーション管理サーバ1による処理の説明図
【図12】コンテンツ管理サーバ2による処理の説明図
【図13】コンテンツが選択された場合のコンテンツ管理サーバの処理の説明図
【図14】属性情報の更新処理の例を示す図
【図15】変形例1の具体例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。以下の実施の形態の構成は例示であり、本発明は実施の形態の構成に限定されない。
【0017】
〈実施形態1〉
図1は、本実施形態1に係る情報処理システムの一例を示す。図1に例示するように、本実施形態1の情報処理システム10は、アプリケーション管理サーバ1や、コンテンツ管理サーバ2、コンテンツ配信サーバ3を備えている。情報処理システム10は、ポータルサイトやASP(Application Service Provider)、SNS(Social Networking Service)などのサービスをユーザの端末9に対し、インターネット等のネットワークを介し
て提供するシステムである。
【0018】
アプリケーション管理サーバ1は、ユーザ端末9で利用されているアプリケーションに対するユーザの操作状況を監視し、特定の操作が行われた場合、本例ではオブジェクト(アイコン)のドラッグが行われた場合、これを検出してコンテンツ管理サーバ2へ通知する。
【0019】
コンテンツ管理サーバ2は、オブジェクトと対応する属性情報(タグ、タグポイント)を管理し、アプリケーション管理サーバ1から特定の操作が行われた旨の通知を受けた場合に、操作されたオブジェクトの属性情報に基づいてユーザに推薦する情報(コンテンツ)を検索してコンテンツ配信サーバ3に通知する。
【0020】
コンテンツ配信サーバ3は、ネットワークを介してユーザ端末9へコンテンツを提供するサーバであり、コンテンツ管理サーバ2からユーザに推薦するコンテンツが通知された場合に、当該コンテンツをユーザ端末9に配信する。
【0021】
なお、本実施形態1では、アプリケーション管理サーバ1、コンテンツ管理サーバ2、及びコンテンツ配信サーバ3を別体としたが、これらを一体的に構成しても良い。
【0022】
<ハードウェアの構成>
図2は、アプリケーション管理サーバ1、コンテンツ管理サーバ2、及びコンテンツ配信サーバ3のハードウェア構成を例示する図である。
【0023】
アプリケーション管理サーバ1は、CPU11、メモリ12、通信制御部13、ドライブ装置14、HDD(ハードディスク駆動装置)15、表示制御部16を有する。さらに、アプリケーション管理サーバ1には、表示装置17、入力装置18等を接続可能である。
【0024】
CPU11は、メモリ12に実行可能に展開された管理プログラムを実行し、アプリケーション管理サーバ1の機能を提供する。メモリ12は、主記憶装置ということもできる。メモリ12は、例えば、CPU11が実行する管理プログラム、通信制御部13を介して受信したデータ、HDD15或いはドライブ装置14から読み出したデータ、その他の管理データ等を記憶する。
【0025】
通信制御部13は、ネットワークを介して他のコンピュータと通信可能なインターフェースである。ドライブ装置14は、着脱可能な記憶媒体の入出力装置であり、例えば、フラッシュメモリカードの入出力装置、USBメモリを接続するUSBのアダプタ等である。また、着脱可能な記憶媒体は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Vers
atile Disk)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)等のディスク媒体であってもよい。ドライブ装置14は、着脱可能な記憶媒体から管理プログラムを読み出し、HDD15に格納する。
【0026】
HDD15は、外部記憶装置ということもできる。外部記憶装置としては、SSD(Solid State Drive)等であってもよい。HDD15は、ドライブ装置14との間で、デー
タを授受する。例えば、HDD15は、ドライブ装置14からインストールされる管理プログラム等を記憶する。また、HDD15は、管理プログラムを読み出し、メモリ12に引き渡す。
【0027】
表示制御部16は、表示装置17の制御回路を有し、CPU11が処理した結果のデータ等を表示装置17に表示する。表示装置17及び入力装置18は、他のサーバと共用のコンソールであっても良い。
【0028】
コンテンツ管理サーバ2は、CPU21、メモリ22、通信制御部23、ドライブ装置24、HDD(ハードディスク駆動装置)25、表示制御部26を有する。さらに、コンテンツ管理サーバ2には、表示装置27、入力装置28等を接続可能である。
【0029】
CPU21は、メモリ22に実行可能に展開された管理プログラムを実行し、コンテンツ管理サーバ2の機能を提供する。メモリ22は、主記憶装置ということもできる。メモリ22は、例えば、CPU21が実行する管理プログラム、通信制御部23を介して受信したデータ、HDD25或いはドライブ装置24から読み出したデータ、その他の管理データ等を記憶する。
【0030】
通信制御部23は、ネットワークを介して他のコンピュータと通信可能なインターフェースである。通信制御部23は、通信部の一例である。ドライブ装置24は、着脱可能な記憶媒体の入出力装置であり、例えば、フラッシュメモリカードの入出力装置、USBメモリを接続するUSBのアダプタ等である。また、着脱可能な記憶媒体は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)等のディスク媒体であってもよい。ドライブ装置24は、着脱可能な記憶媒体から管理プログラムを読み出し、HDD25に格納する。
【0031】
HDD25は、外部記憶装置ということもできる。外部記憶装置としては、SSD(Solid State Drive)等であってもよい。HDD25は、ドライブ装置24との間で、デー
タを授受する。例えば、HDD25は、ドライブ装置24からインストールされる管理プログラム等を記憶する。また、HDD25は、管理プログラムを読み出し、メモリ22に引き渡す。また、HDD25は、タグ管理データベースやコンテンツ管理データベース等のデータベースを格納する。即ち、HDD25は、複数のオブジェクトのそれぞれと対応する属性情報を記憶する記憶部として機能する。
【0032】
表示制御部26は、表示装置27の制御回路を有し、CPU21が処理した結果のデータ等を表示装置27に表示する。表示装置27及び入力装置28は、他のサーバと共用のコンソールであっても良い。
【0033】
コンテンツ配信サーバ3は、CPU31、メモリ32、通信制御部33、ドライブ装置34、HDD(ハードディスク駆動装置)35、表示制御部36を有する。さらに、コンテンツ配信サーバ3には、表示装置37、入力装置38等を接続可能である。
【0034】
CPU31は、メモリ32に実行可能に展開された管理プログラムを実行し、コンテンツ配信サーバ3の機能を提供する。メモリ32は、主記憶装置ということもできる。メモ
リ32は、例えば、CPU31が実行する管理プログラム、通信制御部33を介して受信したデータ、HDD35或いはドライブ装置34から読み出したデータ、その他の管理データ等を記憶する。
【0035】
通信制御部33は、ネットワークを介して他のコンピュータと通信可能なインターフェースである。通信制御部33は、通信部の一例である。ドライブ装置34は、着脱可能な記憶媒体の入出力装置であり、例えば、フラッシュメモリカードの入出力装置、USBメモリを接続するUSBのアダプタ等である。また、着脱可能な記憶媒体は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)等のディスク媒体であってもよい。ドライブ装置34は、着脱可能な記憶媒体から管理プログラムを読み出し、HDD35に格納する。
【0036】
HDD35は、外部記憶装置ということもできる。外部記憶装置としては、SSD(Solid State Drive)等であってもよい。HDD35は、ドライブ装置34との間で、デー
タを授受する。例えば、HDD35は、ドライブ装置34からインストールされる管理プログラム等を記憶する。また、HDD35は、管理プログラムを読み出し、メモリ32に引き渡す。また、HDD35は、通信制御部33および中継器2を介して取得された各電源接続機器1で検出された検出値、その他の管理データをメモリ32から受け取り、不揮発性データとして保持する。表示制御部36は、表示装置37の制御回路を有し、CPU31が処理した結果のデータ等を表示装置37に表示する。表示装置37及び入力装置38は、他のサーバと共用のコンソールであっても良い。
【0037】
図3は、ユーザ端末9のハードウェア構成を例示する図である。ユーザ端末9は、CPU91、メモリ92、通信制御部93、ドライブ装置94、外部記憶装置95、表示制御部96を有する。さらに、ユーザ端末9には、表示装置97、入力装置98等を接続可能である。
【0038】
CPU91は、メモリ92に実行可能に展開されたプログラムを実行し、ユーザ端末9の機能を提供する。メモリ92は、主記憶装置ということもできる。メモリ92は、例えば、CPU91が実行するプログラム、通信制御部93を介して受信したデータ、外部記憶装置95或いはドライブ装置94から読み出したデータ、その他の管理データ等を記憶する。
【0039】
通信制御部93は、ネットワークを介して他のコンピュータと通信可能なインターフェースである。通信制御部93は、通信部の一例である。ドライブ装置94は、着脱可能な記憶媒体の入出力装置であり、例えば、フラッシュメモリカードの入出力装置、USBメモリを接続するUSBのアダプタ等である。また、着脱可能な記憶媒体は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)等のディスク媒体であってもよい。ドライブ装置94は、着脱可能な記憶媒体から管理プログラムを読み出し、外部記憶装置95に格納する。
【0040】
外部記憶装置95は、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、ハードディ
スクドライブ等であってもよい。外部記憶装置95は、ドライブ装置94との間で、データを授受する。例えば、外部記憶装置95は、ドライブ装置94からインストールされるプログラム等を記憶する。また、外部記憶装置95は、プログラムを読み出し、メモリ32に引き渡す。
【0041】
表示制御部96は、表示装置97の制御回路を有し、CPU91が処理した結果のデータ等を表示装置97に表示する。表示装置97は、例えば、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスパネル等である。
【0042】
入力装置は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス等を含む。ポインティングデバイスとしては、マウス、タッチパネル等を例示できる。
【0043】
図1では、ユーザ端末9としてパーソナルコンピュータや携帯電話の例を図示したが、これに限らず、ユーザ端末9は、スマートフォン、電子ブック、テレビ、タブレット型情報処理端末等であっても良い。
【0044】
図4に、アプリケーション管理サーバ1の機能ブロック図を例示する。アプリケーション管理サーバ1は、操作受付部101、位置関係判定部102の各機能部を有し、本情報処理システム10のアプリケーション管理機能を提供する。以上の各機能部は、アプリケーション管理サーバ1が主記憶装置上に実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行することで提供される。
【0045】
操作受付部101は、ユーザの操作に基づく操作情報をユーザ端末9から受信する。例えば、ユーザがユーザ端末9の入力装置98を操作して表示装置97上に表示されたオブジェクトを選択(例えばダブルクリック)すると、ユーザ端末9は、当該オブジェクトに対応するコンテンツの表示を要求する旨の操作信号として、当該コンテンツのURLをアプリケーション管理サーバ1に送信する。このURLを受信したアプリケーションサーバ1の操作受付部101は、コンテンツ管理サーバ2を介してコンテンツ配信サーバ3へ当該URLを通知し、当該URLによって特定されるコンテンツをユーザ端末9へ配信させる。
【0046】
また、ユーザがユーザ端末9の入力装置98を操作して表示装置97上に表示されたオブジェクトをドラッグした場合、ユーザ端末9はドラッグを行った旨の情報とドラッグしたオブジェクトの識別情報とを操作信号としてアプリケーション管理サーバ1に送信する。更に、ユーザが、ドラッグしたオブジェクトを他のオブジェクトの上にドロップした場合、ユーザ端末9は、ドロップされたオブジェクトの識別情報をドロップされた旨の情報とを操作信号としてアプリケーション管理サーバ1に送信する。この他、オブジェクトの削除、作成、移動等の操作が行われた場合に、ユーザ端末9は、この操作に応じた操作信号をアプリケーション管理サーバ1へ送信する。更に、ユーザ端末9は、ユーザがオブジェクトに対して入力を行った場合に、この入力情報等を操作信号としてアプリケーション管理サーバ1へ送信する。アプリケーション管理サーバ1の操作受付部101は、これらの操作信号を受信する。
【0047】
位置関係判定部102は、ユーザ端末9から受信した操作信号に基づいて、所定の位置関係にある複数のオブジェクトを特定し、コンテンツ管理サーバ2へ通知する。ここで所定の位置関係にある複数のオブジェクトとは、例えば、或るオブジェクトを他のオブジェクトの上にドロップした場合のドロップしたオブジェクトとドロップされたオブジェクトや、オブジェクトを移動した場合に移動したオブジェクトと隣接したオブジェクト、基準とするオブジェクトと隣接したオブジェクトなどである。
【0048】
図5にコンテンツ管理サーバ2の機能ブロック図を例示する。コンテンツ管理サーバ2は、属性情報取得部201、コンテンツ検索部202、検索結果通知部203、属性情報更新部204の各機能部を有し、本情報処理システム10のコンテンツ管理機能を提供する。以上の各機能部は、コンテンツ管理サーバ2が主記憶装置上に実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行することで提供される。
【0049】
また、コンテンツ管理サーバ2は、以上の機能部が参照し、あるいは、管理するデータの格納先として、アイコン管理データベース211、コンテンツ管理データベース212
を有する。以上の各データベースは、例えば、コンテンツ管理サーバ2の外部記憶装置、あるいは、ネットワーク上のデータベース機能を提供する他のサーバの外部記憶装置等に構築される。
【0050】
属性情報取得部201は、アプリケーション管理サーバ1から通知された所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を記憶部、例えば本実施形態1ではアイコン管理データベース211から読み出す。
【0051】
コンテンツ検索部202は、属性情報取得部201が読み出した属性情報に基づいてコンテンツ管理データベース212を検索し、該当する属性情報を有するコンテンツのリストを検索結果として求める。なお、本実施形態1では、コンテンツのリストを検索結果としたが、これに限らず索出したコンテンツのリストのうち、一つ或いは複数のコンテンツを特定し、この特定したコンテンツをコンテンツデータベースから索出して検索結果としても良い。ここでコンテンツを特定する手法としては、後述のように属性情報(タグポイント)に基づいて決定するのが望ましいが、これに限らず、ランダムに選択することとしても良い。
【0052】
検索結果通知部203は、コンテンツ検索部202で求めた検索結果を表示データとしてユーザ端末9宛てに送信することにより、前記ユーザに対して通知する。なお、本実施形態1では、この検索結果をウェブページとしてユーザ端末9に表示したが、これに限らず例えば電子メール等、他の手段で通知しても良い。
【0053】
属性情報更新部204は、検索結果通知部203で通知した検索結果に基づいてユーザがコンテンツを選択した場合に、この選択した結果に基づいてコンテンツ管理データベースの属性情報を更新する。例えば本実施形態1では、選択されたコンテンツと対応するタグのタグポイントを増加させる。これにより、同じタグによって検索した場合でも、当該コンテンツが上位に索出されるようにし、より的確にユーザの嗜好が反映されるようにする。
【0054】
また、図6にコンテンツ配信サーバ3の機能ブロック図を例示する。コンテンツ配信サーバ3は、コンテンツ読出部301、コンテンツ配信部302の各機能部を有し、本情報処理システム10のコンテンツ配信機能を提供する。以上の各機能部は、コンテンツ配信サーバ3が主記憶装置上に実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行することで提供される。
【0055】
また、コンテンツ配信サーバ3は、以上の機能部が管理するコンテンツの格納先として、コンテンツデータベース311を有する。このコンテンツデータベース311は、例えば、コンテンツ配信サーバ3の外部記憶装置、あるいは、ネットワーク上のデータベース機能を提供する他のサーバの外部記憶装置等に構築される。
【0056】
コンテンツ読出部301は、アプリケーション管理サーバ1を介してユーザ端末9からコンテンツを要求する旨の操作信号を受けた場合に、この操作信号に含まれるURLなどによって識別されるコンテンツをコンテンツデータベース311から読み出す。従ってコンテンツデータベース311は、URL等の識別情報と対応付けてコンテンツを格納しておく。
【0057】
コンテンツ配信部302は、コンテンツ読出部301で読み出したコンテンツをネットワークを介してユーザ端末9宛てに送信する。
【0058】
図7はコンテンツ管理データベースを例示する図である。コンテンツ管理データベース
212は、コンテンツの推薦情報と属性情報とを対応付けて格納する。ここでコンテンツの推薦情報とは、コンテンツのタイトルやサマリー等、コンテンツのリストとしてユーザに通知する情報である。コンテンツの推薦情報は、コンテンツのタイトルやサマリーのほか、コンテンツの一部、説明文、スクリーンショット、翻訳文、また、これらの組み合わせであっても良い。
【0059】
属性情報は、コンテンツのURL、タグ、タグポイントを有している。URLはコンテンツを要求する際の識別情報である。タグは、コンテンツを検索するためのキーワードである。タグポイントは、タグ毎の重みを示す情報であり、例えば検索でヒットしたコンテンツのうち、タグポイントの高い順にコンテンツのリストを作成する。図7の例では、タグポイント1がタグ1のポイント(重み)、タグポイント2がタグ2のポイントのように、それぞれ対応している。なお、タグやタグポイントは、ユーザやアプリケーション管理サーバ1の管理者等が任意にして良い。例えば、ユーザにアンケート形式で各コンテンツに関連するキーワードとその重要度を入力させ、これを各コンテンツのタグとタグポイントとして登録しても良い。また、各コンテンツを言語解析してキーワードを抽出してタグとし、各キーワードの出現数や出現箇所による重要度をタグポイントとしても良い。更に、天気予報や路線検索などのコンテンツに対して、横浜の天気の表示や横浜駅から東京駅への路線検索を要求した際に入力した”横浜駅””東京駅”等の情報をタグとし、入力回数をタグポイントとしても良い。
【0060】
図8はアイコン管理データベースを例示する図である。アイコン管理データベース211は、アイコンの識別情報(アイコンID)と属性情報を対応付けて格納する。アイコンIDは、各アイコンを一意に識別するための識別情報である。属性情報は、アイコンのタグ及びタグポイントを有している。タグは、各アイコンを選択した際に提供されるコンテンツ(サービス)と関連したワードであり、タグポイントは、タグ毎の重みを示す情報である。なお、各アイコンのタグやタグポイントは、ユーザやアプリケーション管理サーバ1の管理者等が任意にして良い。
【0061】
図9は、コンテンツ配信サーバが提供するコンテンツの表示例を示す図である。図9では、コンテンツ配信サーバ3か提供するSNSのホームページを例示している。図9のホームページは、HTMLやXML等のマークアップ言語で記述されたウェブページであり、このページデータがコンテンツ配信サーバ3からユーザ端末9に送信され、ユーザ端末9によって表示装置97上に表示される。図9の例では、表示欄110にアイコン(オブジェクト)#01〜#06を表示し、表示欄111に推薦情報、例えばコンテンツ管理サーバ2が索出したコンテンツのリストを表示している。
【0062】
このアイコン#01〜#06の配置は、ユーザが任意に操作可能であり、例えば、各アイコン#01〜#06をドラッグすることで、アイコンを任意の位置に移動させることができる。図10はアイコン#06をアイコン#01上に移動させた例を示している。例えば、ユーザがマウスカーソルをアイコン#06に重ねてマウスの左ボタンを押し続けると、ユーザ端末9は対応するスクリプトを実行してアイコン#06を移動(ドラッグ)可能な状態とすると共にアプリケーション管理サーバ1にドラッグの開始を通知する。そして、マウスカーソルと共にアイコン#06を所望の位置(図10の例ではアイコン#01の上)まで移動させ、マウスの左ボタンを離すと、ユーザ端末9は、その位置にアイコン#06をドロップすると共に、その位置情報やドロップされたアイコンの識別情報(アイコンID)をアプリケーション管理サーバ1に通知する。ドロップ後は、アイコン#06を元の位置に表示し直しても良いし、アイコン#06とアイコン#01を入れ替えて表示しても良い。また、ドロップされたアイコン#01の隣、例えばアイコン#01とアイコン#02の間にアイコン#06を挿入しても良い。
【0063】
また、アイコン#01〜#06の配置はアイコンの削除や追加によっても変更される。例えば、各アイコン#01〜#06の削除ボタンD1〜D6をクリック(選択)することにより、当該アイコンを削除することができる。具体的には、この削除ボタンD1〜D6をクリックした際に、ユーザ端末9は、対応するスクリプトを実行し、当該アイコンを削除して表示し直すと共に、当該アイコンを削除した旨の信号を操作信号としてアプリケーション管理サーバ1に送信する。アイコンを削除した場合、そのままアイコンが無い状態としても良いし、たのアイコンを詰めて配置し直して表示しても良い。
【0064】
更に、追加ボタンT1をクリックすることにより、コンテンツのリスト(不図示)が表示され、このリストから選択したコンテンツと対応するアイコンが表示欄110に追加して表示される。例えば、この追加ボタンT1をクリックした際に、ユーザ端末9が、対応するスクリプトを実行してコンテンツのリストを表示し、選択されたコンテンツ示す情報を操作信号としてアプリケーション管理サーバ1に通知する。アプリケーションサーバ1は、当該アイコンのデータをユーザ端末9へ送信し、ユーザ端末9が当該データに基づいてアイコンを追加して表示する。
【0065】
〈処理方法〉
次に図11〜図13を用いて本情報処理システム10が実行する情報処理方法について説明する。図11は、アプリケーション管理サーバ1による処理の説明図である。
【0066】
先ず、アプリケーション管理サーバ1は、ユーザ端末9からの操作信号に基づいて、ユーザがアイコンの配置を変更する操作を行っているか否かを判定する。ここで、アイコンの配置を変更する操作とは、例えば、アイコンをドラッグ(移動)する操作や、アイコンを削除する操作、アイコンを追加する操作である。
【0067】
そして、配置を変更したアイコン、例えばドラッグしたアイコンが他のアイコンと所定の位置関係にあるか否かを判定する(S20)。ここで所定の位置関係とは、ドラッグしたアイコン他のアイコンと一定距離以内としたか、他のアイコンの上にドロップしたか、追加したアイコンと隣接しているか、アイコンの削除により新たに隣接したアイコンはどれかなど、任意に設定してよい。
【0068】
ステップS20で、所定の位置関係にあると判定したアイコンの識別情報をコンテンツ管理サーバ2へ送信する(S30)。
【0069】
図12は、コンテンツ管理サーバ2による処理の説明図である。コンテンツ管理サーバ2は、アイコンが所定の位置関係を満たしたか否か、即ちアプリケーション管理サーバ1からアイコンIDを受信したか否かを判定する(S40)。
【0070】
アイコンIDを受信した場合、コンテンツ管理サーバ2は、これらのアイコンIDと対応する属性情報(タグ)をアイコン管理データベース211から索出し、索出したタグを含むコンテンツの推薦情報をコンテンツ管理データベース212から索出する(S50)。
【0071】
そして、コンテンツ管理サーバ2は、索出した推薦情報をユーザ端末9に送信する。例えば、コンテンツ管理サーバ2は、所定の表示領域、図9の例では表示欄111のリンク先の情報を当該推薦情報とするようにコンテンツ配信サーバ3に通知し、コンテンツ配信サーバ3から当該推薦情報をユーザ端末9に配信することで、図9の表示欄111に当該推薦情報を表示させる。
【0072】
ユーザがこの推薦情報からコンテンツを選択した場合、ユーザ端末9は、この操作信号
をアプリケーション管理サーバ1を介してコンテンツ配信サーバ3に送り、コンテンツ配信サーバ3が対応するコンテンツをコンテンツデータベース311から読出し、読み出したコンテンツをユーザ端末9へ送信する。
【0073】
なお、図11,図12の例では、アイコンの配置を変更した際に推薦情報を提供する例を示したが、推薦情報を提供するタイミングは、これに限らず、前述の位置関係が維持されている期間、即ち次にアイコンの配置が変更されるまでの期間であれば如何なるタイミングとしても良い。例えばコンテンツ管理サーバ2は、定期的にステップS50,S60の処理を繰り返すことで、定期的に推薦情報を検索してユーザ端末9に配信しても良い。
【0074】
図13は、コンテンツが選択された場合のコンテンツ管理サーバの処理の説明図である。
先ず、コンテンツ管理サーバ2は、操作信号に基づきユーザがコンテンツを選択したか否かを判定し(S70)、ユーザがコンテンツを選択した場合、即ち推薦情報を選択した旨の操作信号を受信した場合に、アイコン管理データベース211及びコンテンツ管理データベース212を参照し、所定の位置関係にあったアイコンに設定されているタグについて、同じタグが選択されたコンテンツに設定させているか否かを判定する(S80)。
【0075】
そして、コンテンツ管理サーバ2は、アイコンに設定されているタグとコンテンツに設定されているタグとが一致した場合、コンテンツに設定されているタグのタグポイントに一致したアイコンのタグのタグポイントを加算する(S90)。
【0076】
一方、アイコンに設定されたタグが、コンテンツに設定されているタグと一致しなかった場合(S80,No)、このアイコンのタグ及びこのタグポイントをコンテンツのタグ及びタグポイントとして追加する(S100)。
【0077】
そして、コンテンツ管理サーバ2は、アイコンに設定されている全てのタグについてステップS80〜S100の処理を繰り返す(S110)。
【0078】
これにより、ユーザが選択したコンテンツのタグポイント或いはタグが増加し、より的確にユーザの嗜好に沿った推薦情報を索出できるようになる。
【0079】
図9の例において、アイコン#06をアイコン#01に近付けた場合、図8に例示するアイコン管理データベース211から、アイコン#01,#06のタグとして、横浜、グルメ、SNS、天気、傘が索出される。
【0080】
そして、このタグをキーワードとして、図7に例示するコンテンツ管理データベース212からコンテンツA−Cが索出される。
【0081】
この場合、コンテンツAのタグポイントは、アイコンのタグと一致した傘の3となる。
また、コンテンツBのタグポイントは、アイコンのタグと一致した横浜とグルメの合計で、7となる。
【0082】
更に、コンテンツCのタグポイントは、アイコンのタグと一致したグルメの5となる。
コンテンツ管理データベース2は、このタグポイントに基づき、コンテンツB、コンテンツC、コンテンツAの順にコンテンツのリストを作成し、推薦情報としてユーザ端末9へ送信し、例えば図9の表示欄111に表示させる。
【0083】
そして、ユーザによってコンテンツBが選択された場合、アイコン#01,#06に設定されているタグとコンテンツBに設定されているタグとを比較してコンテンツBに設定
されていないタグとそのタグポイントを追加する。
【0084】
図14は、選択されたコンテンツBに設定されていなかったタグとタグポイントを追加した例を示す図である。選択前のコンテンツBは、図7に示すように横浜、グルメ、神奈川を有するものであり、アイコン#01,#06のタグと比較するとSNS、天気、傘を有していない。そこで、コンテンツBの選択後は、図14に示すようにコンテンツBにSNS、天気、傘のタグとそのタグポイント1、3、2を追加する。これにより、選択されたコンテンツBの属性情報が更新されるので、コンテンツの選択に伴ってユーザの嗜好に沿った的確な推薦情報を提供できるようになる。
【0085】
なお、アイコン#01,#06と比べ、コンテンツBが有していないタグを単に全て追加するのではなく、条件を設定し、この条件を満たしたタグとそのタグポイントを追加しても良い。例えば、タグポイントの高い順に所定数のタグを追加する。また、タグポイントをそのまま追加するのではなく、アイコン#01,#06のタグポイントに基づき所定関数に従って算出した値を追加しても良い。例えば各タグポイントを1/2にする、或いは各タグポイントから所定のポイントを減算する。
【0086】
以上のように、本実施形態1によれば、ユーザがアイコンの配置を任意に変更することで、推薦情報をユーザに提供できる。特に、アイコンのドラッグやアイコンの削除、アイコンの追加といった簡単な操作で推薦情報をユーザに提供できる。
【0087】
また、ユーザの選択に応じてコンテンツの属性情報が更新されるので、ユーザの嗜好を反映させた的確な情報の提供ができる。
〈変形例1〉
上記実施形態では、配置を変更したアイコンに基づいて位置関係を判定したが、本変形例1では、基準となるアイコン(以下基準アイコンと称す)を設定し、この基準アイコンと他のアイコンとの位置関係を判定する構成としても良い。
図15は、本変形例1の具体例を示す図である。まずユーザは、基準アイコンを選択してコンテンツ管理サーバ2に通知し、コンテンツ管理サーバ2は、ユーザ毎に、この基準アイコンの情報を記憶部25に記憶しておく。
そしてコンテンツ管理サーバ2は、所定のタイミングで基準アイコンと他のアイコンとの位置関係を判定し、所定の位置関係にあるアイコンのタグを用いて前述と同様に推薦情報を提供する。図15の例では、アイコン#01を基準アイコンとし、この基準アイコンと隣接するアイコン、即ち図15において破線61で囲んだアイコン#02,#04,#05を所定関係にあるアイコンとし、これらのアイコンのタグを用いて検索して推薦情報をユーザ端末9に提供する。なお、この推薦情報を検索するタイミングは、前述の実施形態と同じくアイコンの配置を変更した場合であっても良いし、定期的に行うものであっても良い。
以上のように本変形例1によれば、ユーザがドラッグ等の検索のための操作を行わなくても、基準となるアイコンに基づいて推薦情報を検索してユーザ端末に提供できる。、
【0088】
〈その他〉
本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、以下に付記した構成であっても上述の実施形態と同様の効果が得られる。また、これらの構成要素は可能な限り組み合わせることができる。
【0089】
(付記1)
複数のオブジェクトのそれぞれと対応する属性情報を記憶する記憶部と、
ユーザの操作に基づく前記オブジェクトの配置を変更する旨の操作信号を受信する操作
受付部と、
前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定する位置関係判定部と、
前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を前記記憶部から読み出す属性情報取得部と、
前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索する検索部と、
前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知する検索結果通知部と、
を備えた情報処理装置。
【0090】
(付記2)
前記属性情報が、キーワードと重み情報であり、前記検索部が当該キーワードに該当する情報を索出し、索出した情報を当該重み情報に基づいてソートしたリストを推薦情報として検索結果通知部がユーザに通知する付記1に記載の情報処理装置。
【0091】
(付記3)
前記推薦情報に含まれる情報をユーザが選択した旨の操作情報を受信した場合、当該情報の重み情報の重みを所定値増加させる付記2に記載の情報処理装置。
【0092】
(付記4)
ユーザの操作に基づく前記オブジェクトの配置を変更する旨の操作信号を受信するステップと、
前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定するステップと、
前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を記憶部から読み出すステップと、
前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索するステップと、
前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知するステップと、
をコンピュータが実行する情報処理方法。
【0093】
(付記5)
前記属性情報が、キーワードと重み情報であり、当該キーワードに該当する情報を索出し、索出した情報を当該重み情報に基づいてソートしたリストを推薦情報としてユーザに通知する付記4に記載の情報処理方法。
【0094】
(付記6)
前記推薦情報に含まれる情報をユーザが選択した旨の操作情報を受信した場合、当該情報の重み情報の重みを所定値増加させる付記5に記載の情報処理方法。
【0095】
(付記7)
ユーザの操作に基づく前記オブジェクトの配置を変更する旨の操作信号を受信するステップと、
前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定するステップと、
前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を記憶部から読み出すステップと、
前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索するステップと、
前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0096】
(付記8)
前記属性情報が、キーワードと重み情報であり、当該キーワードに該当する情報を索出し、索出した情報を当該重み情報に基づいてソートしたリストを推薦情報としてユーザに通知する付記7に記載の情報処理方法。
【0097】
(付記9)
前記推薦情報に含まれる情報をユーザが選択した旨の操作情報を受信した場合、当該情報の重み情報の重みを所定値増加させる付記8に記載の情報処理方法。
【符号の説明】
【0098】
10 情報処理システム
1 アプリケーション管理サーバ
2 コンテンツ管理サーバ
3 コンテンツ配信サーバ
【技術分野】
【0001】
本件は、ユーザに適した情報を推奨する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット等のネットワークの普及に伴い、ユーザは容易に種々の情報にアクセス可能となった。このネットワークを介して、文書に限らず、映像や音楽、ゲームといった多様な情報が利用可能となっている。
【0003】
ユーザは、携帯電話やパーソナルコンピュータ(PC)等の端末を操作し、例えば取得したい情報のURL等を指定することにより、コンテンツ配信サーバに当該情報を要求し、コンテンツ配信サーバから当該情報を受信して利用する。
ここで、ユーザが取得したい情報のURLを知らない場合には、所謂検索サイトやポータルサイトで情報を探してアクセスするのが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−250581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のような検索サイトやポータルサイトで情報を探す場合、検索キーワードを入力して検索し、検索結果を見て取得したい情報を選択する。
【0006】
しかし、このようなキーワードによる検索は、取得したい情報に含まれる言葉が明確な場合には有効であるが、「何か面白い動画が見たい」「美味しいものが食べたい」といった漠然とした希望を満たす情報を得ることはできなかった。特に「面白い」「美味しい」等のユーザの嗜好に左右されるものは、キーワードとして用いても適切な検索結果を得ることができない。この場合、ユーザが料理の名称や素材、予算、店舗の場所などの条件を具体的に入力しなくてはならず非常に面倒であった。また、ユーザの嗜好自体は、頻繁に変わるものではないため、検索する毎に似たキーワードを入力することになり煩わしいという問題があった。
【0007】
また、天気予報や、電車の路線を検索する場合、ユーザの現住所や勤務地等の特定の情報を指定することが多いが、これも検索の度に繰り返し入力することになり煩わしいという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、ユーザが操作した複数のオブジェクトの位置関係に基づいて当該ユーザの嗜好に沿った情報を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
開示の技術の一側面は、次の情報処理装置の構成によって例示される。すなわち、本情報処理装置は、
複数のオブジェクトのそれぞれと対応する属性情報を記憶する記憶部と、
ユーザの操作に基づく前記オブジェクトを移動させる旨の操作信号を受信する操作受付部と、
前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定する位置関係判定部と、
前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を前記記憶部から読み出す属性情報取得部と、
前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索する検索部と、
前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知する検索結果通知部と、
を備えた。
【0010】
また、本発明の一形態である入力処理方法は、
ユーザの操作に基づく前記オブジェクトを移動させる旨の操作信号を受信するステップと、
前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定するステップと、
前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を記憶部から読み出すステップと、
前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索するステップと、
前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知するステップと、
をコンピュータが実行する。
【0011】
また、本発明は、上記情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであっても良い。更に、前記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていても良い。
【0012】
ここで、コンピュータが読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体の内コンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
【0013】
また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、ユーザが操作した複数のオブジェクトの位置関係に基づいて当該ユーザの嗜好に沿った情報を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、本実施形態1に係る情報処理システムの一例を示す図
【図2】アプリケーション管理サーバ1、コンテンツ管理サーバ2、及びコンテンツ配信サーバ3のハードウェア構成を例示する図
【図3】ユーザ端末9のハードウェア構成を例示する図
【図4】アプリケーション管理サーバ1の機能ブロック図
【図5】コンテンツ管理サーバ2の機能ブロック図
【図6】コンテンツ配信サーバ3の機能ブロック図
【図7】コンテンツ管理データベースを例示する図
【図8】アイコン管理データベースを例示する図
【図9】コンテンツ配信サーバが提供するコンテンツの表示例を示す図
【図10】アイコンの操作例を示す図
【図11】アプリケーション管理サーバ1による処理の説明図
【図12】コンテンツ管理サーバ2による処理の説明図
【図13】コンテンツが選択された場合のコンテンツ管理サーバの処理の説明図
【図14】属性情報の更新処理の例を示す図
【図15】変形例1の具体例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。以下の実施の形態の構成は例示であり、本発明は実施の形態の構成に限定されない。
【0017】
〈実施形態1〉
図1は、本実施形態1に係る情報処理システムの一例を示す。図1に例示するように、本実施形態1の情報処理システム10は、アプリケーション管理サーバ1や、コンテンツ管理サーバ2、コンテンツ配信サーバ3を備えている。情報処理システム10は、ポータルサイトやASP(Application Service Provider)、SNS(Social Networking Service)などのサービスをユーザの端末9に対し、インターネット等のネットワークを介し
て提供するシステムである。
【0018】
アプリケーション管理サーバ1は、ユーザ端末9で利用されているアプリケーションに対するユーザの操作状況を監視し、特定の操作が行われた場合、本例ではオブジェクト(アイコン)のドラッグが行われた場合、これを検出してコンテンツ管理サーバ2へ通知する。
【0019】
コンテンツ管理サーバ2は、オブジェクトと対応する属性情報(タグ、タグポイント)を管理し、アプリケーション管理サーバ1から特定の操作が行われた旨の通知を受けた場合に、操作されたオブジェクトの属性情報に基づいてユーザに推薦する情報(コンテンツ)を検索してコンテンツ配信サーバ3に通知する。
【0020】
コンテンツ配信サーバ3は、ネットワークを介してユーザ端末9へコンテンツを提供するサーバであり、コンテンツ管理サーバ2からユーザに推薦するコンテンツが通知された場合に、当該コンテンツをユーザ端末9に配信する。
【0021】
なお、本実施形態1では、アプリケーション管理サーバ1、コンテンツ管理サーバ2、及びコンテンツ配信サーバ3を別体としたが、これらを一体的に構成しても良い。
【0022】
<ハードウェアの構成>
図2は、アプリケーション管理サーバ1、コンテンツ管理サーバ2、及びコンテンツ配信サーバ3のハードウェア構成を例示する図である。
【0023】
アプリケーション管理サーバ1は、CPU11、メモリ12、通信制御部13、ドライブ装置14、HDD(ハードディスク駆動装置)15、表示制御部16を有する。さらに、アプリケーション管理サーバ1には、表示装置17、入力装置18等を接続可能である。
【0024】
CPU11は、メモリ12に実行可能に展開された管理プログラムを実行し、アプリケーション管理サーバ1の機能を提供する。メモリ12は、主記憶装置ということもできる。メモリ12は、例えば、CPU11が実行する管理プログラム、通信制御部13を介して受信したデータ、HDD15或いはドライブ装置14から読み出したデータ、その他の管理データ等を記憶する。
【0025】
通信制御部13は、ネットワークを介して他のコンピュータと通信可能なインターフェースである。ドライブ装置14は、着脱可能な記憶媒体の入出力装置であり、例えば、フラッシュメモリカードの入出力装置、USBメモリを接続するUSBのアダプタ等である。また、着脱可能な記憶媒体は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Vers
atile Disk)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)等のディスク媒体であってもよい。ドライブ装置14は、着脱可能な記憶媒体から管理プログラムを読み出し、HDD15に格納する。
【0026】
HDD15は、外部記憶装置ということもできる。外部記憶装置としては、SSD(Solid State Drive)等であってもよい。HDD15は、ドライブ装置14との間で、デー
タを授受する。例えば、HDD15は、ドライブ装置14からインストールされる管理プログラム等を記憶する。また、HDD15は、管理プログラムを読み出し、メモリ12に引き渡す。
【0027】
表示制御部16は、表示装置17の制御回路を有し、CPU11が処理した結果のデータ等を表示装置17に表示する。表示装置17及び入力装置18は、他のサーバと共用のコンソールであっても良い。
【0028】
コンテンツ管理サーバ2は、CPU21、メモリ22、通信制御部23、ドライブ装置24、HDD(ハードディスク駆動装置)25、表示制御部26を有する。さらに、コンテンツ管理サーバ2には、表示装置27、入力装置28等を接続可能である。
【0029】
CPU21は、メモリ22に実行可能に展開された管理プログラムを実行し、コンテンツ管理サーバ2の機能を提供する。メモリ22は、主記憶装置ということもできる。メモリ22は、例えば、CPU21が実行する管理プログラム、通信制御部23を介して受信したデータ、HDD25或いはドライブ装置24から読み出したデータ、その他の管理データ等を記憶する。
【0030】
通信制御部23は、ネットワークを介して他のコンピュータと通信可能なインターフェースである。通信制御部23は、通信部の一例である。ドライブ装置24は、着脱可能な記憶媒体の入出力装置であり、例えば、フラッシュメモリカードの入出力装置、USBメモリを接続するUSBのアダプタ等である。また、着脱可能な記憶媒体は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)等のディスク媒体であってもよい。ドライブ装置24は、着脱可能な記憶媒体から管理プログラムを読み出し、HDD25に格納する。
【0031】
HDD25は、外部記憶装置ということもできる。外部記憶装置としては、SSD(Solid State Drive)等であってもよい。HDD25は、ドライブ装置24との間で、デー
タを授受する。例えば、HDD25は、ドライブ装置24からインストールされる管理プログラム等を記憶する。また、HDD25は、管理プログラムを読み出し、メモリ22に引き渡す。また、HDD25は、タグ管理データベースやコンテンツ管理データベース等のデータベースを格納する。即ち、HDD25は、複数のオブジェクトのそれぞれと対応する属性情報を記憶する記憶部として機能する。
【0032】
表示制御部26は、表示装置27の制御回路を有し、CPU21が処理した結果のデータ等を表示装置27に表示する。表示装置27及び入力装置28は、他のサーバと共用のコンソールであっても良い。
【0033】
コンテンツ配信サーバ3は、CPU31、メモリ32、通信制御部33、ドライブ装置34、HDD(ハードディスク駆動装置)35、表示制御部36を有する。さらに、コンテンツ配信サーバ3には、表示装置37、入力装置38等を接続可能である。
【0034】
CPU31は、メモリ32に実行可能に展開された管理プログラムを実行し、コンテンツ配信サーバ3の機能を提供する。メモリ32は、主記憶装置ということもできる。メモ
リ32は、例えば、CPU31が実行する管理プログラム、通信制御部33を介して受信したデータ、HDD35或いはドライブ装置34から読み出したデータ、その他の管理データ等を記憶する。
【0035】
通信制御部33は、ネットワークを介して他のコンピュータと通信可能なインターフェースである。通信制御部33は、通信部の一例である。ドライブ装置34は、着脱可能な記憶媒体の入出力装置であり、例えば、フラッシュメモリカードの入出力装置、USBメモリを接続するUSBのアダプタ等である。また、着脱可能な記憶媒体は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)等のディスク媒体であってもよい。ドライブ装置34は、着脱可能な記憶媒体から管理プログラムを読み出し、HDD35に格納する。
【0036】
HDD35は、外部記憶装置ということもできる。外部記憶装置としては、SSD(Solid State Drive)等であってもよい。HDD35は、ドライブ装置34との間で、デー
タを授受する。例えば、HDD35は、ドライブ装置34からインストールされる管理プログラム等を記憶する。また、HDD35は、管理プログラムを読み出し、メモリ32に引き渡す。また、HDD35は、通信制御部33および中継器2を介して取得された各電源接続機器1で検出された検出値、その他の管理データをメモリ32から受け取り、不揮発性データとして保持する。表示制御部36は、表示装置37の制御回路を有し、CPU31が処理した結果のデータ等を表示装置37に表示する。表示装置37及び入力装置38は、他のサーバと共用のコンソールであっても良い。
【0037】
図3は、ユーザ端末9のハードウェア構成を例示する図である。ユーザ端末9は、CPU91、メモリ92、通信制御部93、ドライブ装置94、外部記憶装置95、表示制御部96を有する。さらに、ユーザ端末9には、表示装置97、入力装置98等を接続可能である。
【0038】
CPU91は、メモリ92に実行可能に展開されたプログラムを実行し、ユーザ端末9の機能を提供する。メモリ92は、主記憶装置ということもできる。メモリ92は、例えば、CPU91が実行するプログラム、通信制御部93を介して受信したデータ、外部記憶装置95或いはドライブ装置94から読み出したデータ、その他の管理データ等を記憶する。
【0039】
通信制御部93は、ネットワークを介して他のコンピュータと通信可能なインターフェースである。通信制御部93は、通信部の一例である。ドライブ装置94は、着脱可能な記憶媒体の入出力装置であり、例えば、フラッシュメモリカードの入出力装置、USBメモリを接続するUSBのアダプタ等である。また、着脱可能な記憶媒体は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)等のディスク媒体であってもよい。ドライブ装置94は、着脱可能な記憶媒体から管理プログラムを読み出し、外部記憶装置95に格納する。
【0040】
外部記憶装置95は、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、ハードディ
スクドライブ等であってもよい。外部記憶装置95は、ドライブ装置94との間で、データを授受する。例えば、外部記憶装置95は、ドライブ装置94からインストールされるプログラム等を記憶する。また、外部記憶装置95は、プログラムを読み出し、メモリ32に引き渡す。
【0041】
表示制御部96は、表示装置97の制御回路を有し、CPU91が処理した結果のデータ等を表示装置97に表示する。表示装置97は、例えば、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスパネル等である。
【0042】
入力装置は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス等を含む。ポインティングデバイスとしては、マウス、タッチパネル等を例示できる。
【0043】
図1では、ユーザ端末9としてパーソナルコンピュータや携帯電話の例を図示したが、これに限らず、ユーザ端末9は、スマートフォン、電子ブック、テレビ、タブレット型情報処理端末等であっても良い。
【0044】
図4に、アプリケーション管理サーバ1の機能ブロック図を例示する。アプリケーション管理サーバ1は、操作受付部101、位置関係判定部102の各機能部を有し、本情報処理システム10のアプリケーション管理機能を提供する。以上の各機能部は、アプリケーション管理サーバ1が主記憶装置上に実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行することで提供される。
【0045】
操作受付部101は、ユーザの操作に基づく操作情報をユーザ端末9から受信する。例えば、ユーザがユーザ端末9の入力装置98を操作して表示装置97上に表示されたオブジェクトを選択(例えばダブルクリック)すると、ユーザ端末9は、当該オブジェクトに対応するコンテンツの表示を要求する旨の操作信号として、当該コンテンツのURLをアプリケーション管理サーバ1に送信する。このURLを受信したアプリケーションサーバ1の操作受付部101は、コンテンツ管理サーバ2を介してコンテンツ配信サーバ3へ当該URLを通知し、当該URLによって特定されるコンテンツをユーザ端末9へ配信させる。
【0046】
また、ユーザがユーザ端末9の入力装置98を操作して表示装置97上に表示されたオブジェクトをドラッグした場合、ユーザ端末9はドラッグを行った旨の情報とドラッグしたオブジェクトの識別情報とを操作信号としてアプリケーション管理サーバ1に送信する。更に、ユーザが、ドラッグしたオブジェクトを他のオブジェクトの上にドロップした場合、ユーザ端末9は、ドロップされたオブジェクトの識別情報をドロップされた旨の情報とを操作信号としてアプリケーション管理サーバ1に送信する。この他、オブジェクトの削除、作成、移動等の操作が行われた場合に、ユーザ端末9は、この操作に応じた操作信号をアプリケーション管理サーバ1へ送信する。更に、ユーザ端末9は、ユーザがオブジェクトに対して入力を行った場合に、この入力情報等を操作信号としてアプリケーション管理サーバ1へ送信する。アプリケーション管理サーバ1の操作受付部101は、これらの操作信号を受信する。
【0047】
位置関係判定部102は、ユーザ端末9から受信した操作信号に基づいて、所定の位置関係にある複数のオブジェクトを特定し、コンテンツ管理サーバ2へ通知する。ここで所定の位置関係にある複数のオブジェクトとは、例えば、或るオブジェクトを他のオブジェクトの上にドロップした場合のドロップしたオブジェクトとドロップされたオブジェクトや、オブジェクトを移動した場合に移動したオブジェクトと隣接したオブジェクト、基準とするオブジェクトと隣接したオブジェクトなどである。
【0048】
図5にコンテンツ管理サーバ2の機能ブロック図を例示する。コンテンツ管理サーバ2は、属性情報取得部201、コンテンツ検索部202、検索結果通知部203、属性情報更新部204の各機能部を有し、本情報処理システム10のコンテンツ管理機能を提供する。以上の各機能部は、コンテンツ管理サーバ2が主記憶装置上に実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行することで提供される。
【0049】
また、コンテンツ管理サーバ2は、以上の機能部が参照し、あるいは、管理するデータの格納先として、アイコン管理データベース211、コンテンツ管理データベース212
を有する。以上の各データベースは、例えば、コンテンツ管理サーバ2の外部記憶装置、あるいは、ネットワーク上のデータベース機能を提供する他のサーバの外部記憶装置等に構築される。
【0050】
属性情報取得部201は、アプリケーション管理サーバ1から通知された所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を記憶部、例えば本実施形態1ではアイコン管理データベース211から読み出す。
【0051】
コンテンツ検索部202は、属性情報取得部201が読み出した属性情報に基づいてコンテンツ管理データベース212を検索し、該当する属性情報を有するコンテンツのリストを検索結果として求める。なお、本実施形態1では、コンテンツのリストを検索結果としたが、これに限らず索出したコンテンツのリストのうち、一つ或いは複数のコンテンツを特定し、この特定したコンテンツをコンテンツデータベースから索出して検索結果としても良い。ここでコンテンツを特定する手法としては、後述のように属性情報(タグポイント)に基づいて決定するのが望ましいが、これに限らず、ランダムに選択することとしても良い。
【0052】
検索結果通知部203は、コンテンツ検索部202で求めた検索結果を表示データとしてユーザ端末9宛てに送信することにより、前記ユーザに対して通知する。なお、本実施形態1では、この検索結果をウェブページとしてユーザ端末9に表示したが、これに限らず例えば電子メール等、他の手段で通知しても良い。
【0053】
属性情報更新部204は、検索結果通知部203で通知した検索結果に基づいてユーザがコンテンツを選択した場合に、この選択した結果に基づいてコンテンツ管理データベースの属性情報を更新する。例えば本実施形態1では、選択されたコンテンツと対応するタグのタグポイントを増加させる。これにより、同じタグによって検索した場合でも、当該コンテンツが上位に索出されるようにし、より的確にユーザの嗜好が反映されるようにする。
【0054】
また、図6にコンテンツ配信サーバ3の機能ブロック図を例示する。コンテンツ配信サーバ3は、コンテンツ読出部301、コンテンツ配信部302の各機能部を有し、本情報処理システム10のコンテンツ配信機能を提供する。以上の各機能部は、コンテンツ配信サーバ3が主記憶装置上に実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行することで提供される。
【0055】
また、コンテンツ配信サーバ3は、以上の機能部が管理するコンテンツの格納先として、コンテンツデータベース311を有する。このコンテンツデータベース311は、例えば、コンテンツ配信サーバ3の外部記憶装置、あるいは、ネットワーク上のデータベース機能を提供する他のサーバの外部記憶装置等に構築される。
【0056】
コンテンツ読出部301は、アプリケーション管理サーバ1を介してユーザ端末9からコンテンツを要求する旨の操作信号を受けた場合に、この操作信号に含まれるURLなどによって識別されるコンテンツをコンテンツデータベース311から読み出す。従ってコンテンツデータベース311は、URL等の識別情報と対応付けてコンテンツを格納しておく。
【0057】
コンテンツ配信部302は、コンテンツ読出部301で読み出したコンテンツをネットワークを介してユーザ端末9宛てに送信する。
【0058】
図7はコンテンツ管理データベースを例示する図である。コンテンツ管理データベース
212は、コンテンツの推薦情報と属性情報とを対応付けて格納する。ここでコンテンツの推薦情報とは、コンテンツのタイトルやサマリー等、コンテンツのリストとしてユーザに通知する情報である。コンテンツの推薦情報は、コンテンツのタイトルやサマリーのほか、コンテンツの一部、説明文、スクリーンショット、翻訳文、また、これらの組み合わせであっても良い。
【0059】
属性情報は、コンテンツのURL、タグ、タグポイントを有している。URLはコンテンツを要求する際の識別情報である。タグは、コンテンツを検索するためのキーワードである。タグポイントは、タグ毎の重みを示す情報であり、例えば検索でヒットしたコンテンツのうち、タグポイントの高い順にコンテンツのリストを作成する。図7の例では、タグポイント1がタグ1のポイント(重み)、タグポイント2がタグ2のポイントのように、それぞれ対応している。なお、タグやタグポイントは、ユーザやアプリケーション管理サーバ1の管理者等が任意にして良い。例えば、ユーザにアンケート形式で各コンテンツに関連するキーワードとその重要度を入力させ、これを各コンテンツのタグとタグポイントとして登録しても良い。また、各コンテンツを言語解析してキーワードを抽出してタグとし、各キーワードの出現数や出現箇所による重要度をタグポイントとしても良い。更に、天気予報や路線検索などのコンテンツに対して、横浜の天気の表示や横浜駅から東京駅への路線検索を要求した際に入力した”横浜駅””東京駅”等の情報をタグとし、入力回数をタグポイントとしても良い。
【0060】
図8はアイコン管理データベースを例示する図である。アイコン管理データベース211は、アイコンの識別情報(アイコンID)と属性情報を対応付けて格納する。アイコンIDは、各アイコンを一意に識別するための識別情報である。属性情報は、アイコンのタグ及びタグポイントを有している。タグは、各アイコンを選択した際に提供されるコンテンツ(サービス)と関連したワードであり、タグポイントは、タグ毎の重みを示す情報である。なお、各アイコンのタグやタグポイントは、ユーザやアプリケーション管理サーバ1の管理者等が任意にして良い。
【0061】
図9は、コンテンツ配信サーバが提供するコンテンツの表示例を示す図である。図9では、コンテンツ配信サーバ3か提供するSNSのホームページを例示している。図9のホームページは、HTMLやXML等のマークアップ言語で記述されたウェブページであり、このページデータがコンテンツ配信サーバ3からユーザ端末9に送信され、ユーザ端末9によって表示装置97上に表示される。図9の例では、表示欄110にアイコン(オブジェクト)#01〜#06を表示し、表示欄111に推薦情報、例えばコンテンツ管理サーバ2が索出したコンテンツのリストを表示している。
【0062】
このアイコン#01〜#06の配置は、ユーザが任意に操作可能であり、例えば、各アイコン#01〜#06をドラッグすることで、アイコンを任意の位置に移動させることができる。図10はアイコン#06をアイコン#01上に移動させた例を示している。例えば、ユーザがマウスカーソルをアイコン#06に重ねてマウスの左ボタンを押し続けると、ユーザ端末9は対応するスクリプトを実行してアイコン#06を移動(ドラッグ)可能な状態とすると共にアプリケーション管理サーバ1にドラッグの開始を通知する。そして、マウスカーソルと共にアイコン#06を所望の位置(図10の例ではアイコン#01の上)まで移動させ、マウスの左ボタンを離すと、ユーザ端末9は、その位置にアイコン#06をドロップすると共に、その位置情報やドロップされたアイコンの識別情報(アイコンID)をアプリケーション管理サーバ1に通知する。ドロップ後は、アイコン#06を元の位置に表示し直しても良いし、アイコン#06とアイコン#01を入れ替えて表示しても良い。また、ドロップされたアイコン#01の隣、例えばアイコン#01とアイコン#02の間にアイコン#06を挿入しても良い。
【0063】
また、アイコン#01〜#06の配置はアイコンの削除や追加によっても変更される。例えば、各アイコン#01〜#06の削除ボタンD1〜D6をクリック(選択)することにより、当該アイコンを削除することができる。具体的には、この削除ボタンD1〜D6をクリックした際に、ユーザ端末9は、対応するスクリプトを実行し、当該アイコンを削除して表示し直すと共に、当該アイコンを削除した旨の信号を操作信号としてアプリケーション管理サーバ1に送信する。アイコンを削除した場合、そのままアイコンが無い状態としても良いし、たのアイコンを詰めて配置し直して表示しても良い。
【0064】
更に、追加ボタンT1をクリックすることにより、コンテンツのリスト(不図示)が表示され、このリストから選択したコンテンツと対応するアイコンが表示欄110に追加して表示される。例えば、この追加ボタンT1をクリックした際に、ユーザ端末9が、対応するスクリプトを実行してコンテンツのリストを表示し、選択されたコンテンツ示す情報を操作信号としてアプリケーション管理サーバ1に通知する。アプリケーションサーバ1は、当該アイコンのデータをユーザ端末9へ送信し、ユーザ端末9が当該データに基づいてアイコンを追加して表示する。
【0065】
〈処理方法〉
次に図11〜図13を用いて本情報処理システム10が実行する情報処理方法について説明する。図11は、アプリケーション管理サーバ1による処理の説明図である。
【0066】
先ず、アプリケーション管理サーバ1は、ユーザ端末9からの操作信号に基づいて、ユーザがアイコンの配置を変更する操作を行っているか否かを判定する。ここで、アイコンの配置を変更する操作とは、例えば、アイコンをドラッグ(移動)する操作や、アイコンを削除する操作、アイコンを追加する操作である。
【0067】
そして、配置を変更したアイコン、例えばドラッグしたアイコンが他のアイコンと所定の位置関係にあるか否かを判定する(S20)。ここで所定の位置関係とは、ドラッグしたアイコン他のアイコンと一定距離以内としたか、他のアイコンの上にドロップしたか、追加したアイコンと隣接しているか、アイコンの削除により新たに隣接したアイコンはどれかなど、任意に設定してよい。
【0068】
ステップS20で、所定の位置関係にあると判定したアイコンの識別情報をコンテンツ管理サーバ2へ送信する(S30)。
【0069】
図12は、コンテンツ管理サーバ2による処理の説明図である。コンテンツ管理サーバ2は、アイコンが所定の位置関係を満たしたか否か、即ちアプリケーション管理サーバ1からアイコンIDを受信したか否かを判定する(S40)。
【0070】
アイコンIDを受信した場合、コンテンツ管理サーバ2は、これらのアイコンIDと対応する属性情報(タグ)をアイコン管理データベース211から索出し、索出したタグを含むコンテンツの推薦情報をコンテンツ管理データベース212から索出する(S50)。
【0071】
そして、コンテンツ管理サーバ2は、索出した推薦情報をユーザ端末9に送信する。例えば、コンテンツ管理サーバ2は、所定の表示領域、図9の例では表示欄111のリンク先の情報を当該推薦情報とするようにコンテンツ配信サーバ3に通知し、コンテンツ配信サーバ3から当該推薦情報をユーザ端末9に配信することで、図9の表示欄111に当該推薦情報を表示させる。
【0072】
ユーザがこの推薦情報からコンテンツを選択した場合、ユーザ端末9は、この操作信号
をアプリケーション管理サーバ1を介してコンテンツ配信サーバ3に送り、コンテンツ配信サーバ3が対応するコンテンツをコンテンツデータベース311から読出し、読み出したコンテンツをユーザ端末9へ送信する。
【0073】
なお、図11,図12の例では、アイコンの配置を変更した際に推薦情報を提供する例を示したが、推薦情報を提供するタイミングは、これに限らず、前述の位置関係が維持されている期間、即ち次にアイコンの配置が変更されるまでの期間であれば如何なるタイミングとしても良い。例えばコンテンツ管理サーバ2は、定期的にステップS50,S60の処理を繰り返すことで、定期的に推薦情報を検索してユーザ端末9に配信しても良い。
【0074】
図13は、コンテンツが選択された場合のコンテンツ管理サーバの処理の説明図である。
先ず、コンテンツ管理サーバ2は、操作信号に基づきユーザがコンテンツを選択したか否かを判定し(S70)、ユーザがコンテンツを選択した場合、即ち推薦情報を選択した旨の操作信号を受信した場合に、アイコン管理データベース211及びコンテンツ管理データベース212を参照し、所定の位置関係にあったアイコンに設定されているタグについて、同じタグが選択されたコンテンツに設定させているか否かを判定する(S80)。
【0075】
そして、コンテンツ管理サーバ2は、アイコンに設定されているタグとコンテンツに設定されているタグとが一致した場合、コンテンツに設定されているタグのタグポイントに一致したアイコンのタグのタグポイントを加算する(S90)。
【0076】
一方、アイコンに設定されたタグが、コンテンツに設定されているタグと一致しなかった場合(S80,No)、このアイコンのタグ及びこのタグポイントをコンテンツのタグ及びタグポイントとして追加する(S100)。
【0077】
そして、コンテンツ管理サーバ2は、アイコンに設定されている全てのタグについてステップS80〜S100の処理を繰り返す(S110)。
【0078】
これにより、ユーザが選択したコンテンツのタグポイント或いはタグが増加し、より的確にユーザの嗜好に沿った推薦情報を索出できるようになる。
【0079】
図9の例において、アイコン#06をアイコン#01に近付けた場合、図8に例示するアイコン管理データベース211から、アイコン#01,#06のタグとして、横浜、グルメ、SNS、天気、傘が索出される。
【0080】
そして、このタグをキーワードとして、図7に例示するコンテンツ管理データベース212からコンテンツA−Cが索出される。
【0081】
この場合、コンテンツAのタグポイントは、アイコンのタグと一致した傘の3となる。
また、コンテンツBのタグポイントは、アイコンのタグと一致した横浜とグルメの合計で、7となる。
【0082】
更に、コンテンツCのタグポイントは、アイコンのタグと一致したグルメの5となる。
コンテンツ管理データベース2は、このタグポイントに基づき、コンテンツB、コンテンツC、コンテンツAの順にコンテンツのリストを作成し、推薦情報としてユーザ端末9へ送信し、例えば図9の表示欄111に表示させる。
【0083】
そして、ユーザによってコンテンツBが選択された場合、アイコン#01,#06に設定されているタグとコンテンツBに設定されているタグとを比較してコンテンツBに設定
されていないタグとそのタグポイントを追加する。
【0084】
図14は、選択されたコンテンツBに設定されていなかったタグとタグポイントを追加した例を示す図である。選択前のコンテンツBは、図7に示すように横浜、グルメ、神奈川を有するものであり、アイコン#01,#06のタグと比較するとSNS、天気、傘を有していない。そこで、コンテンツBの選択後は、図14に示すようにコンテンツBにSNS、天気、傘のタグとそのタグポイント1、3、2を追加する。これにより、選択されたコンテンツBの属性情報が更新されるので、コンテンツの選択に伴ってユーザの嗜好に沿った的確な推薦情報を提供できるようになる。
【0085】
なお、アイコン#01,#06と比べ、コンテンツBが有していないタグを単に全て追加するのではなく、条件を設定し、この条件を満たしたタグとそのタグポイントを追加しても良い。例えば、タグポイントの高い順に所定数のタグを追加する。また、タグポイントをそのまま追加するのではなく、アイコン#01,#06のタグポイントに基づき所定関数に従って算出した値を追加しても良い。例えば各タグポイントを1/2にする、或いは各タグポイントから所定のポイントを減算する。
【0086】
以上のように、本実施形態1によれば、ユーザがアイコンの配置を任意に変更することで、推薦情報をユーザに提供できる。特に、アイコンのドラッグやアイコンの削除、アイコンの追加といった簡単な操作で推薦情報をユーザに提供できる。
【0087】
また、ユーザの選択に応じてコンテンツの属性情報が更新されるので、ユーザの嗜好を反映させた的確な情報の提供ができる。
〈変形例1〉
上記実施形態では、配置を変更したアイコンに基づいて位置関係を判定したが、本変形例1では、基準となるアイコン(以下基準アイコンと称す)を設定し、この基準アイコンと他のアイコンとの位置関係を判定する構成としても良い。
図15は、本変形例1の具体例を示す図である。まずユーザは、基準アイコンを選択してコンテンツ管理サーバ2に通知し、コンテンツ管理サーバ2は、ユーザ毎に、この基準アイコンの情報を記憶部25に記憶しておく。
そしてコンテンツ管理サーバ2は、所定のタイミングで基準アイコンと他のアイコンとの位置関係を判定し、所定の位置関係にあるアイコンのタグを用いて前述と同様に推薦情報を提供する。図15の例では、アイコン#01を基準アイコンとし、この基準アイコンと隣接するアイコン、即ち図15において破線61で囲んだアイコン#02,#04,#05を所定関係にあるアイコンとし、これらのアイコンのタグを用いて検索して推薦情報をユーザ端末9に提供する。なお、この推薦情報を検索するタイミングは、前述の実施形態と同じくアイコンの配置を変更した場合であっても良いし、定期的に行うものであっても良い。
以上のように本変形例1によれば、ユーザがドラッグ等の検索のための操作を行わなくても、基準となるアイコンに基づいて推薦情報を検索してユーザ端末に提供できる。、
【0088】
〈その他〉
本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、以下に付記した構成であっても上述の実施形態と同様の効果が得られる。また、これらの構成要素は可能な限り組み合わせることができる。
【0089】
(付記1)
複数のオブジェクトのそれぞれと対応する属性情報を記憶する記憶部と、
ユーザの操作に基づく前記オブジェクトの配置を変更する旨の操作信号を受信する操作
受付部と、
前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定する位置関係判定部と、
前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を前記記憶部から読み出す属性情報取得部と、
前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索する検索部と、
前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知する検索結果通知部と、
を備えた情報処理装置。
【0090】
(付記2)
前記属性情報が、キーワードと重み情報であり、前記検索部が当該キーワードに該当する情報を索出し、索出した情報を当該重み情報に基づいてソートしたリストを推薦情報として検索結果通知部がユーザに通知する付記1に記載の情報処理装置。
【0091】
(付記3)
前記推薦情報に含まれる情報をユーザが選択した旨の操作情報を受信した場合、当該情報の重み情報の重みを所定値増加させる付記2に記載の情報処理装置。
【0092】
(付記4)
ユーザの操作に基づく前記オブジェクトの配置を変更する旨の操作信号を受信するステップと、
前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定するステップと、
前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を記憶部から読み出すステップと、
前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索するステップと、
前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知するステップと、
をコンピュータが実行する情報処理方法。
【0093】
(付記5)
前記属性情報が、キーワードと重み情報であり、当該キーワードに該当する情報を索出し、索出した情報を当該重み情報に基づいてソートしたリストを推薦情報としてユーザに通知する付記4に記載の情報処理方法。
【0094】
(付記6)
前記推薦情報に含まれる情報をユーザが選択した旨の操作情報を受信した場合、当該情報の重み情報の重みを所定値増加させる付記5に記載の情報処理方法。
【0095】
(付記7)
ユーザの操作に基づく前記オブジェクトの配置を変更する旨の操作信号を受信するステップと、
前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定するステップと、
前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を記憶部から読み出すステップと、
前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索するステップと、
前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0096】
(付記8)
前記属性情報が、キーワードと重み情報であり、当該キーワードに該当する情報を索出し、索出した情報を当該重み情報に基づいてソートしたリストを推薦情報としてユーザに通知する付記7に記載の情報処理方法。
【0097】
(付記9)
前記推薦情報に含まれる情報をユーザが選択した旨の操作情報を受信した場合、当該情報の重み情報の重みを所定値増加させる付記8に記載の情報処理方法。
【符号の説明】
【0098】
10 情報処理システム
1 アプリケーション管理サーバ
2 コンテンツ管理サーバ
3 コンテンツ配信サーバ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のオブジェクトのそれぞれと対応する属性情報を記憶する記憶部と、
ユーザの操作に基づく前記オブジェクトの配置を変更する旨の操作信号を受信する操作受付部と、
前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定する位置関係判定部と、
前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を前記記憶部から読み出す属性情報取得部と、
前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索する検索部と、
前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知する検索結果通知部と、
を備えた情報処理装置。
【請求項2】
前記属性情報が、キーワードと重み情報であり、前記検索部が当該キーワードに該当する情報を索出し、索出した情報を当該重み情報に基づいてソートしたリストを推薦情報として検索結果通知部がユーザに通知する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記推薦情報に含まれる情報をユーザが選択した旨の操作情報を受信した場合、当該情報の重み情報の重みを所定値増加させる請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
ユーザの操作に基づく前記オブジェクトの配置を変更する旨の操作信号を受信するステップと、
前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定するステップと、
前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を記憶部から読み出すステップと、
前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索するステップと、
前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知するステップと、
をコンピュータが実行する情報処理方法。
【請求項5】
ユーザの操作に基づく前記オブジェクトの配置を変更する旨の操作信号を受信するステップと、
前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定するステップと、
前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を記憶部から読み出すステップと、
前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索するステップと、
前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項1】
複数のオブジェクトのそれぞれと対応する属性情報を記憶する記憶部と、
ユーザの操作に基づく前記オブジェクトの配置を変更する旨の操作信号を受信する操作受付部と、
前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定する位置関係判定部と、
前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を前記記憶部から読み出す属性情報取得部と、
前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索する検索部と、
前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知する検索結果通知部と、
を備えた情報処理装置。
【請求項2】
前記属性情報が、キーワードと重み情報であり、前記検索部が当該キーワードに該当する情報を索出し、索出した情報を当該重み情報に基づいてソートしたリストを推薦情報として検索結果通知部がユーザに通知する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記推薦情報に含まれる情報をユーザが選択した旨の操作情報を受信した場合、当該情報の重み情報の重みを所定値増加させる請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
ユーザの操作に基づく前記オブジェクトの配置を変更する旨の操作信号を受信するステップと、
前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定するステップと、
前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を記憶部から読み出すステップと、
前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索するステップと、
前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知するステップと、
をコンピュータが実行する情報処理方法。
【請求項5】
ユーザの操作に基づく前記オブジェクトの配置を変更する旨の操作信号を受信するステップと、
前記操作信号に基づき、所定の位置関係にある前記複数のオブジェクトを判定するステップと、
前記所定の位置関係にある複数のオブジェクトと対応する属性情報を記憶部から読み出すステップと、
前記読み出した属性情報に基づいて情報を検索するステップと、
前記検索結果を推薦情報として前記ユーザに対して通知するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2012−208656(P2012−208656A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−72881(P2011−72881)
【出願日】平成23年3月29日(2011.3.29)
【出願人】(591117192)ニフティ株式会社 (144)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年3月29日(2011.3.29)
【出願人】(591117192)ニフティ株式会社 (144)
【Fターム(参考)】
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