説明

情報処理装置用制御装置

【課題】電源部を構成要素としてシャーシ(筐体フレーム)内に搭載した情報処理装置用制御装置では、各構成要素が配線によって接続され、且つ、ネジによって固定されているため、取り付け、取り外しに手間が掛かっていた。
【解決手段】本情報処理装置用制御装置は、シャーシに搭載される構成要素のうち、少なくとも電源部をネジ無しでシャーシに取り付ける構造を備えた情報処理装置用制御装置が得られる。電源部は、支持プレート上に設けられた電源固定用支持部及び舌片を利用して仮固定を行い、仮固定後に押圧プレートによって固定される。押圧プレートには、下方に延びる脚部が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置用制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
通常、この種の情報処理装置用制御装置には、ディスプレイ、プリンタ、マウス、キーボード等の周辺機器が接続されている。また、情報処理装置用制御装置のうち、POS装置用制御装置には、上記した周辺機器に加えて、バーコードリーダ、カードリーダ等の周辺機器も接続されている。このため、情報処理装置用制御装置には、これら周辺機器を接続するための各種周辺機器用コネクタが設置されている。また、コネクタの種類は、標準的に備えられているコネクタの外に、拡張用コネクタが設けられる場合も多い。
【0003】
ここで、情報処理装置用制御装置として、POS装置用制御装置を例にとって説明すると、当該POS装置用制御装置には、CPU等を搭載したマザーボードの外、電源部、及び、各種のデータを格納するハードディスクドライブ(HDD部)等がシャーシ内に設けられている。これらマザーボード、電源部、及びHDD部は、通常、ワイヤ、ケーブルによって、周辺機器用コネクタと電気的に接続されると共に、マザーボード、電源部、及びHDD部は、個別にシャーシ(筐体プレート)にネジ止めされているのが普通である。
【0004】
一方、特許文献1には、小型機器を収納するために使用できるネジ止め不要な筐体が開示されている。具体的に説明すると、特許文献1に示された筐体は、アッパーカバーとロアカバーに2分割された筐体部を、ネジを用いないで、爪、爪受け、及び係止部材によって組み立てることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−110253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
周辺機器の数が多くなり、周辺機器用コネクタの数が多くなると、配線が複雑になると共に、前述したように、マザーボード、電源部、及びHDD部は、シャーシ内に設けられた支持プレート等に、ネジによって固定されているが、このように、ネジによって固定した場合、これらマザーボード、電源部、及びHDD部を組み立て、保守、修理等の際に、これら互いに異なる機能部品のネジも個別に外す必要があり、組立、保守、修理等に非常に時間が掛かってしまう。
【0007】
また、特許文献1は、2分割できる筐体をネジ無しで固定することを開示しているが、マザーボード、電源部、及びHDD部等、互いに機能の異なる部品を内部に内蔵した筐体については何ら示唆していない。
【0008】
本発明の課題は、情報処理装置用制御装置を構成する構成部品を簡単に取り付け、或いは、取り外しを簡単に行うことができ、保守等が容易な情報処理装置用制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、電源部を内蔵したシャーシを備え、前記電源部は、前記シャーシに設けられた支持プレートに、ネジを使用することなく固定される情報処理装置用制御装置であって、前記支持プレートに設けられた電源部固定用支持部に前記電源部を仮固定し、仮固定後の前記電源部を固定するための押圧プレートを、前記電源部固定用支持部とは別体に設け、前記押圧プレートの一端部には舌片状の係止部が設けられ、対向する他端部には突起を有する係止部が設けられ、前記一端部と前記他端部との間の側部には、下方に延びる脚部が設けられ、前記押圧プレートの前記舌片状の係止部を前記電源部固定用支持部に設けられた開口部に挿入した後、前記押圧プレートの前記係止部の突起を前記支持プレートに設けられた孔に係合させることにより、前記電源部が固定される情報処理装置用制御装置が得られる。
【0010】
本発明によればさらに、前記情報処理装置用制御装置の前面を覆う、前記シャーシと係合する上部係合爪と下部係合爪を有するフロントカバーと、前記情報処理装置用制御装置の上面と左右側面を覆う、前記シャーシの係合部と係合する係合爪を有するトップカバーとをさらに有し、前記トップカバーは、背面に設けられたロックレバーを操作して前記トップカバーの前記係合爪と前記シャーシの係合部との係合を解除して取り外す構成であり、前記トップカバーが前記情報処理装置用制御装置に取り付けられると、前記押圧プレートの上方への動きが規制されることを特徴とする前記情報処理装置用制御装置が得られる。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、構成品の交換時間を短縮することができ、また、専門の保守員ではないユーザでも保守が可能となると言う利点を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報処理装置用制御装置の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示された情報処理装置用制御装置のリアカバーを説明する斜視図であり、(A)は斜視図、(B)および(C)は部分的に拡大して示した斜視図である。
【図3】(A)及び(B)は、図1に示されたフロントカバーを具体的に説明する斜視図である。
【図4】図1に示された情報処理装置用制御装置のシャーシカバーを取り除いた状態を示す斜視図であり、(A)はフロントカバーが取り付けられた状態、(B)はフロントカバーを取り除いた状態を示し、(C)、(D)、及び(E)は、フロントカバー取付動作を説明する拡大図である。
【図5】フロントカバーを取り除いた状態における支持プレートをより具体的に説明する図であり、(A)は斜視図、(B)は支持プレートの平面図、及び、(C)は使用される部品を拡大して示す図である。
【図6】(A)、(B)、(C)、及び(D)は、それぞれマザーボードを取り付けた状態、電源部を取り付けた状態、電源部に押圧カバーを取り付けた状態、及び、押圧カバーを示す斜視図であり、(E)は押圧カバーの一部を拡大して示す図である。
【図7】(A)、(B)、及び(C)は、それぞれマザーボードの斜視図、正面図、及び裏面図であり、(D)はマザーボードに使用される部品を拡大して示す図である。
【図8】(A)、(B)、及び(C)は、それぞれHDDの取り付け位置を示す斜視図、HDD部の外観を示す斜視図、HDDのガイド部を示す斜視図、(D)はシャーシ側の抑え構造を説明する拡大図であり、(E)はHDD部の一部を拡大して示す図である。
【図9】(A)、(B)、(C)、及び(D)は、外部接続機器用接続部の取り付け位置、外部接続機器用接続部の概略構成、取り付け後の状態、及び、ライザボードを示す斜視図である。
【図10】(A)、(B)、(C)、及び(D)は、外部接続機器用接続部を示す斜視図、上面図、底面図、及びレバー部材を示す拡大図である。
【図11】(A)、(B)、(C)、(D)及び(E)は、外部接続機器用接続部をシャーシに取り付ける構造を説明する図であり、(C)、(D)、及び(E)は図11(A)及び(B)の一部を拡大して示す拡大図である。
【図12】(A)、(B)、及び(C)は、外部接続機器用接続部を構成する3種類のパネルを示す図である。
【図13】(A)、(B)、(C)、及び(D)は、トップカバーの取付構造を説明するための図である。
【図14】フロントカバーの取付構造を説明するための図であり、(A)は前方、下方および右方から見た情報処理装置用制御装置の斜視図であり、(B)はスライド部単体を示す斜視図である。
【図15】マザーボードの搭載構造を説明するための図であり、(A)はシャーシにおける取付孔の平面図、(B)はシャーシにおける取付孔の断面図、(C)はスペーサを介してシャーシに搭載されたマザーボードの部分的な断面図である。
【図16】(A)、(B)、(C)及び(D)は、トップカバーの取付構造を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1を参照すると、本発明の実施形態に係る情報処理装置用制御装置100の全体構成が示されている。ここでは、情報処理装置用制御装置100として、POS制御装置が示されている。図示された情報処理装置用制御装置100はシャーシ(即ち、筐体フレーム)102、シャーシ102の前面側に設けられたフロントカバー104、及びシャーシ102の背面側に設けられたリアカバー106によって構成されている。ここで、フロントカバー104及びリアカバー106といずれもネジ無しでシャーシ102に固定されている。また、シャーシ102は、図の下側に設けられたシャーシ本体1021とシャーシカバー(トップカバー)105とによって構成されており、シャーシ102とシャーシカバー(トップカバー)105もネジ無しで互いに嵌合する形で組み立てられている。トップカバー105の取り付け構造については後述する。尚、リアカバー106は、ケーブルの接続部を覆う目的で取り付けるものであるため、必ずしも備える必要はない。
【0014】
図2を参照すると、リアカバー106の内側の構成が示されており、リアカバー106の内側上部には、4つの係合爪1061a〜1061dが設けられており、リアカバー106の内側下部には、3つの係合爪1062a〜1062cが設けられている。係合爪1061a〜1061dならびに係合爪1062a〜1062cを、対応するシャーシ102の開口部1028a〜1028dならびに開口部1029a〜1029c(図12(A)に示す)に挿入し、リアカバー106を図1の右側方向にスライドさせることにより、リアカバー106をシャーシ102に装着することができる。一方、リアカバー106を左側にスライドさせることにより、リアカバー106をシャーシ102から取り外すことができる。図示されたリアカバー106は非導電性の樹脂によって形成されている。このように、リアカバー106は、横方向にスライドすることによって取り外すことができるため、リアカバー106を掴んで持ち上げても、リアカバー106が外れるおそれはない。
【0015】
尚、係合爪1061a、係合爪1062aに対応する開口部1028a、開口部1029aは、シャーシ本体1021に形成されている。一方、係合爪1061b〜1061dに対応する開口部1028b〜1028dは、金属板161(図13(C)に示す)に形成されている。金属板161は、マザーボード122にネジで組み付けられ、マザーボード122を情報処理装置用制御装置100に装着したとき、情報処理装置用制御装置100の外面の一部を構成するようになっている。他方、係合爪1062bおよび係合爪1062cは、外部接続機器用I/Oボード160を情報処理装置用制御装置100に装着したとき、情報処理装置用制御装置100の外面の一部を構成するブラケット175に形成されている。
【0016】
ミシン目状の切り欠き部1063a〜1063d(図2(A)に示す)の一つを切り欠くことにより、情報処理装置用制御装置100に取り付けられるケーブルが通される。
【0017】
図3(A)及び(B)を参照すると、フロントカバー104は、その内側上部に3つの上部爪1041、また、内側下部に3つの下部爪1042を備えている。図示されたリアカバー106と同様に非導電性の樹脂によって形成されており、フロントカバー104の上部爪1041、下部爪1042をシャーシ102の背面側に設けられた開口部に嵌合スライドさせることにより、フロントカバー104を着脱することができる。また、図3(A)及び(B)に示すように、フロントカバー104の内側には、静電気防止用金属板1043が貼り付けられており、当該静電気防止用金属板1043には、シャーシ102と電気的に接触を取るための舌片1044が複数個設けられている。静電気防止用金属板1043を設けることにより、フロントカバー104からの静電気は、フレームグランドに放電されるため、フロントカバー104の内側に搭載される部品等が静電気によって破壊されるのを防止できる。
【0018】
いずれにしても、フロントカバー104及びリアカバー106はネジ無しでシャーシ102に固定することができる。
【0019】
図4(A)を参照すると、フロントカバー104をシャーシ102に取り付けた状態が示されている。図示されたフロントカバー104の前面には、保守用のUSBポート1041が設けられているため、保守用の機器を情報処理装置用制御装置100の前面に接続して保守を行うことができる。よって、保守用機器を情報処理装置用制御装置100の裏面や側面に接続できない場合に極めて有効である。
【0020】
一方、図4(B)に示されているように、シャーシ102の下部シャーシを構成するシャーシ本体1021は、矩形形状の内部空間(挿入口)を規定すると共に、前面側に前面プレート1022が固定されている。この例では、シャーシ本体1021と前面プレート1022は板金加工により一体成形されていても良い。
【0021】
前面プレート1022の上部には、フロントカバー104の上部爪1041を受ける3つの穴1023が設けられ、また、下部にはフロントカバー104の下部爪1042を受け、下部爪1042を固定するスライド部1024及びスライドガイド1026が設けられている。スライドガイド1026は、スライド部1024に連結されている。図4(B)に示すように、前面プレート1022によって、シャーシ本体1021の空間は、2つの導入口に分けられている。
【0022】
図4(C)、(D)、(E)は、シャーシ本体1021に設けられるスライド部1024及びスライドボタン1025の動作を拡大して説明するものであり、シャーシ本体1021の底部には、図4(C)および図14(A)に示すように、スライドボタン1025が設けられている。図14(B)を参照すると、スライド部1024は、3箇所のネジ穴1024aにネジを装着してシャーシ本体1021にスライド可能に止められており、3箇所の凹部1024bにより、フロントカバー104の下部爪1042を受けるようになっている。スライド部1024はまた、図4(B)に示されるようにバネ1024Sによって図中左方向に付勢されている。
【0023】
スライド部1024に取り付けられたスライドボタン1025をバネ1024Sの付勢力に抗ってスライドさせると、スライドボタン1025に連動して、シャーシ本体1021の空間側に設けられたスライド部1024及びスライドガイド1026は図4(D)及び(E)に示すように、右に移動し、更に、スライド部1024に設けられた押出部1027が図4(D)から(E)に示すように、フロントカバー104の下部爪1042の挿入孔に進出する。この結果、フロントカバー104に設けられ、且つ、係止板1027によって押圧されていた下部爪1042の押圧状態が、解除され、フロントカバー104の下辺のロック状態は解除される。また、スライド部1024は、フロントカバー104の下部に設けられたリブを押圧する。この例では、スライドボタン1025をスライドさせ、フロントカバー104の下部爪1042の係合を解除しても、上部爪1041の係合は解除されないため、フロントカバー104の落下を防止した状態で、取り外しができる。
【0024】
図4(B)に戻ると、シャーシ本体1021の上部には、導電性の金属によって形成された支持プレート110がシャーシ本体1021に嵌め込まれている。このため、図示されたシャーシ102内部の空間は、支持プレート110によって、上下2つの空間に分けられている。この例では、支持プレート110及びシャーシ102は同一の金属材料、例えば、亜鉛メッキ鋼板を板金加工することによって構成されている。
【0025】
図5(A)及び(B)を参照すると、支持プレート110の上面部は、電源部取付部分1101とマザーボード取付部分1102とに区分されており、電源部取付部分1101には、電源支持用バネ1105が設けられ、他方、マザーボード取付部分1102には、マザーボードとの電気的な接続をとるための舌片1107が複数個配置されている。図5(C)には、舌片1107が拡大して示されている。また、支持プレート110のマザーボード取付部分1102には、図5(B)に示すように、取付孔1103が複数個設けられている。図15(A)および(B)を併せ参照すると、支持プレート110上の孔1103は、左側に直径の大きい円形形状孔と、当該円形形状孔の右側に連続した溝とによって形成されている。当該取付孔1103には、図7を参照して説明するマザーボード122のスペーサ140が嵌入され、マザーボード122を図5の右方向にスライドさせて固定するために使用される。なお、大きい円形形状孔(一部は円形ではない)は、スペーサ140の台座1401より大きく、連続する溝の幅は、スペーサ140の台座1401と円形台部1402間の軸よりもわずかに大きい。
【0026】
図5(A)に示すように、支持プレート110の背面側(リアカバー側)には、電源固定用支持部1108が設置されており、他方、マザーボード取付部分1102の側面には、コネクタ取付部1109が設けられている。更に、シャーシ102の背面側は支持プレート110によって、単一の下部空間が規定され、他方、支持プレート110の上部には、標準コネクタ群を取り付けることができるコネクタ取付部が規定されている。
【0027】
図6(A)、(B)、(C)、(D)、及び(E)を参照して、シャーシ102の上部に配置された支持プレート110に、マザーボード、電源部を固定する動作について説明する。尚、図6では、支持プレート110の下部に設けられた空間に、拡張用コネクタパネルが既に取り付けられている場合が示されている。
【0028】
図6(A)では、支持プレート110のマザーボード取付部分1102上に、マザーボード122がネジ無しで取り付けられている。ここで、図7(A)、(B)、(C)、及び(D)をも参照すると、マザーボード122上には、DRAM1221、ヒートシンク1223、CPU1225、マザーボードコネクタ1227、RTCバッテリ1229等が配置されている。マザーボードコネクタ1227は、支持プレート110の側面に設けられた後述するライザボードと電気的に接続される。更に、図示されたマザーボード122には、ハンドル130が取り付けられると共に、標準コネクタを配列した標準コネクタ群120も配置されている。
【0029】
尚、図6(A)、(B)、(D)では、マザーボード122にネジで組み付けられ、マザーボード122を情報処理装置用制御装置100に装着したとき、情報処理装置用制御装置100の外面の一部を構成する金属板161(図13(C)に示す)は図示していない。
【0030】
図7(C)に示すように、マザーボード122の裏面には、絶縁材料によって形成されたスペーサ140が複数個所(この例では6箇所)設けられると共に、マザーボード122上のデバイスを接地端子に電気的に接続された電極144が複数個所(6箇所)に配置されている。
【0031】
スペーサ140は図7(D)に示すように、台座1401、円形台部1402、当該円形台部1402上に搭載された支持部1403、及び、支持部1403上に取り付けられた傘型部材1404によって構成されている。当該スペーサ140を用いることによって支持プレート110と、マザーボード122とを連結することができる。即ち、図7(D)の右側に示しているように、マザーボード122は、スペーサ140の傘型部材1404と支持部1403の間に嵌入され、他方、支持プレート110は台座1401と円形台部1402との間に嵌入されている。マザーボード122を支持プレート110に固定する場合、支持プレート110上に形成されている取付孔1103の円形形状の孔部分にスペーサ140の台座1401を挿入した後、取付孔1103の溝部分にスライドさせることによって、台座1401と円形台座1402との間に、支持プレート110を挟み込むことにより、マザーボード122を支持プレート110に固定することができる。換言すれば、スペーサ140の二重フランジ部を取付孔の丸孔部分に差し込んだ後、マザーボード122を漏斗形状の狭小部分が終わる位置までスライドさせて、マザーボード122を固定する。図15(C)は、マザーボード122をスペーサ140を介して支持プレート110に固定した状態を示す部分的な断面図である。
【0032】
マザーボード122を固定する場合、マザーボード122のハンドル130を使用して、図6(A)の左から右方向に支持プレート110上をスライドさせ、マザーボードコネクタ1227を他のデバイスに接続されるライザコネクタと電気的に接続固定することができる。前述したように、支持プレート110に設けられた漏斗状の孔1103に、マザーボード122のスペーサ140を差し込んでマザーボード122をスライドさせて固定することができる。
【0033】
この結果、マザーボード122のマザーボードコネクタ1227がライザプレートのコネクタに接続され固定されると、マザーボード122の裏面の電極144は支持プレート110上の舌片1107と電気的に接続された状態となるように構成されている。
【0034】
前述したように、図6及び図7に示されたマザーボード122は、スライドさせることにより、マザーボードコネクタ1227を他の回路に接続することによって固定でき、ネジ無しでシャーシ102上に固定される。
【0035】
図6(B)を参照すると、支持プレート110上には、電源部(電源ユニット)132が装着されている。電源部132の装着の際、まず、電源支持用バネ1105及び電源固定用支持部材1108(図5(B))に電源部132を接触させた状態で仮固定を行う。
【0036】
次に、図6(C)に示すような押圧プレート134で電源部132を覆い、マザーボード122の規制と電源部132の固定を行う。この場合、押圧プレート134の係止部1342と係止部1343は、支持プレート110に設けられたそれぞれに対応する開口に挿入され、図6(D)に示すように、固定される。このため、電源部132もネジ無しで支持プレート110上に固定される。具体的に説明すると、押圧プレート134の係止部1342は、2つの舌片によって構成されており、これら舌片を支持プレート110に設けられた孔に係合させ、その後、係止部1343を支持プレート110に設けられた孔に係合させることにより、押圧プレート134を支持プレート110上に固定し、この結果、電源部132も固定される。この時、押圧プレート134の脚部1341は、マザーボード122の横方向への移動を規制する。なお、押圧プレート134の脚部1341は、バネ性を有している。
【0037】
より具体的には、押圧プレート134の舌片状の係止部1342を、電源固定用支持部1108に形成されている孔部1108a(図6(A)に示す)と切り欠き部1108b(図6(A)に示す)に挿入して係止し、その後、係止箇所を支点として回動させて、係止部1343をシャーシ本体1021に形成されている孔部1108c(図6(A)に示す)に挿入して係止部1343の半球状突起1343a(図6(C)に示す)を超えて押し込んで係合させることにより固定し、この結果、電源部132が固定される。係止部1343は、バネ性を有している。
【0038】
尚、電源固定用支持部1108に形成されている孔部1108a、1108cと、切り欠き部1108bは、両方とも孔部であってもよいし、両方とも切り欠き部であってもよい。即ち、両方が、開口部(孔部や切り欠き部)が設けてあればよい。
【0039】
また、押圧プレート134の係止部1343の半球状突起は、電源固定用支持部1108側に係合可能でありさえすれば、押圧プレート134の外側もしくは内側どちらに向かって突出する形状であってもよい。
【0040】
本実施例では、押圧プレート134を固定することによって、電源部132を固定し、マザーボード122の横方向への移動を規制しているが、押圧プレート134は電源部132を固定するだけとし、同様の機構を別に設けて、もしくは、他のネジ無しで固定するプレートを別に設けて、マザーボード122の横方向への移動を規制するようにしてもよい。
【0041】
図8(A)、(B)、(C)、(D)、及び(E)を参照して、情報格納記録媒体としてのハードディスクドライブ(HDD)部150を情報処理装置用制御装置100に取り付ける構造について説明する。この例に示されたHDD部150は、シャーシ本体102のフロントカバー104を取り外し、シャーシ102の支持プレート110の下部に形成される空間に、挿入される。具体的に説明すると、図示されたHDD部150はHDD本体1501と、当該HDD本体1501をガイドするガイド部1503とによって構成されている。ガイド部1503は、図8(B)に示すように、HDD本体1501を両側面から支持する2本のガイドバー152と、両ガイドバーを連結する連結部154とによって構成されている。2本のガイドバー152の先端部1521は、HDD本体1501側に曲げられてツマミを構成しており、ガイドバー152の先端部は互いに離隔している。このように、ガイドバー152の先端が互いに離隔している構成のHDD部150では、HDD本体1501の前面に記載された表示を直視することができる。また、ガイドバー152の先端部1521の近傍には、図8(E)に示すような爪1523が設けられており、この爪1523が支持プレート110に設けられた孔と係合して固定される。なお、爪1523は、他方の先端部にも設けられている。
【0042】
尚、ガイド部1503は、例えばPC/ABS、ポリマーアロイ等の弾性を有し、かつ、例えばユーザが視認しやすい色の樹脂材料を射出成形して形成されている。
【0043】
2本のガイドバー152の内側面には、HDD本体1501の側面のネジ孔部に対応して、4個の金属スタッド155(図8(B)に示す)が取り付けられている。
【0044】
ユーザは、2本のガイドバー152を引っ張り拡げ、2本のガイドバー152間に、HDD本体1501の各ネジ孔部が各金属スタッドに一致するように導入し、ガイドバー152間の拡大を解除すると、金属スタッドがネジ孔部に挿入され、HDD本体1501は、ガイド部1503に固定される。そして、ユーザは、マザーボード122から導出されているケーブルコネクタを、HDD本体1501のコネクタ1501a(図8(A)に示す)に挿入する。
【0045】
シャーシ本体1021の支持プレート110の下部に形成された空間(開口部)の両側には、図8(D)に示すように、HDD部150の飛び出しを抑える押さえ1505が設けられている。開口部にHDD部150を装着する場合、ガイド部1503のガイドバー152をシャーシ102内のレールと嵌合させることにより、HDD部150はシャーシ102内に装着される。他方、HDD部150をシャーシ102から取り外す場合、ガイドバー152の先端部の間隔が狭くなるように力を加えることにより、シャーシ102からHDD部150を取り外すことができる。
【0046】
上記したことからも明らかな通り、本発明に係る情報処理装置用制御装置は、マザーボード122、電源部132、及びHDD部150をネジ無しで支持プレート110或いはシャーシ本体1021に固定することができる。
【0047】
図9(A)、(B)、(C)、及び(D)を参照して、拡張用コネクタを複数配列した外部接続機器用I/Oボード160を、シャーシ102のシャーシ本体1021の背面に設けられた挿入口162に挿入する場合について説明する。ここでは、図9(A)に示されたシャーシ本体1021の挿入口162に、図9(B)に示された外部接続機器用I/Oボード160を図9(C)に示すように、挿入する例が示される。この場合にも、外部接続機器用I/Oボード160は、ネジ無しでシャーシ本体1021の挿入口162に挿入され、固定される。シャーシ本体1021の側面(右側面)には、図9(D)に拡大して示すライザボード164が設けられており、当該ライザボード164は、外部接続機器用I/Oボード160と電気的に接続される第1のコネクタ166と、支持プレート110上に取り付けられるマザーボード122のマザーボードコネクタ1227と接続される第2のコネクタ167とを備えている。図示されたライザボード164はスタッド168によって支持プレート110に固定されている。
【0048】
ライザボード164のスタッド168は、マザーボード122のスペーサ140と同様のものであり、支持プレート110の壁面部に設けられた溝部に挿入してスライドさせることにより、支持プレート110に固定されている。したがって、ライザボード164も、ネジ無しで支持プレート110に固定することができる。
【0049】
図10(A)及び(B)は、それぞれ、図9(B)に示された外部接続機器用I/Oボード160の斜視図及び上面図である。図示された外部接続機器用I/Oボード160は、外部接続機器用接続部としての機能を有し、水平方向に延びるプレート部172と当該プレート部に対して垂直なボード部174とを有しているブラケット175と、外部接続用端子183と複数種類のコネクタ176を有するインターフェース基板とで構成されている。外部接続機器用I/Oボード160に配置されるコネクタ176の具体例については後述する。
【0050】
図10(A)及び(B)に示されているように、ブラケット175のボード部174上部には、回動可能なレバー部材180、引出用ハンドル182、及び外部接続用端子183が設けられている。この例では、外部接続用端子183は、図の右端部に形成されている。他方、ブラケット175の底面には、図10(C)に示すような略L字状の2本の開口185が設けられている。
【0051】
図10(D)に示すように、レバー部材180は、ブラケット175の上部に結合された回転軸1801を有し、回転軸1801を中心として回転することができる。また、レバー部材180は、先端部に間隔を置いて配置された2本のアーム1803、1805と、他端に設けられたレバー1807とを有している。図示されたレバー部材180では、2本のアーム1803、1805との間に、後述するシャーシ本体1201側に設けられた円柱状突起192と連結される。
【0052】
シャーシ本体1021の挿入口162内の下辺部には、図11(D)及び(E)に拡大して示すように、釘状の突起190が設けられており、当該釘状の突起190に、外部接続機器用I/Oボード160のプレート部に設けられた略L字状の2本の開口185内に位置付けられる。
【0053】
また、シャーシ本体1021の挿入口162内の上辺部には、図11(C)に拡大して示すように、下方向に延びる円柱状突起192が、レバー部材180のアーム1803、1805間の溝内に位置付けられる。
【0054】
装着する場合、外部接続機器用I/Oボード160のレバー部材180の溝の位置を挿入口内の突起192の位置に合わせ、且つ、プレート部の略L字状の開口185を挿入口内下辺の釘状突起190の位置に合わせた状態で、挿入口に挿入して突き当てた後、レバー部材180を反時計方向に90度回転すると、外部接続機器用I/Oボード160は略L字状の開口185に沿って移動した後、右方向にスライドして最終的に固定された状態になる。固定された状態で、外部接続用端子183は、ライザボード164(図9(D))の第1のコネクタ166に電気的に接触される。
【0055】
この構成により、拡張用コネクタ群を配置した外部接続機器用I/Oボード160をもネジ無しで、シャーシ102に固定することができる。
【0056】
ここで、外部接続機器用I/Oボード160に配置される拡張用コネクタは、ユーザ毎に異なっている。ユーザ毎に異なる拡張用コネクタに対する要望に対応できることが望ましい。そこで、ユーザのニーズに対応して異なる拡張用コネクタ配列を有する外部接続機器用I/Oボード160を用意しておき、ユーザ毎に簡単に取り替え可能にしておくことが望ましい。
【0057】
図12(A)、(B)、及び(C)を参照すると、本発明に係る外部接続機器用I/Oボード160の具体例が示されている。図12(A)に示された外部接続機器用I/Oボード160は、2個のキャッシュドロアー用ポート、2個のUSBポート、2個のシリアルポート、及び、一個のパラレルポートを備えた標準的な拡張コネクタ用パネルAであり、図12(B)に示された外部接続機器用I/Oボード160は、2個のキャッシュドロアー用ポート、5個のUSBポート、及び一個のパラレルポートを備えたパネルBである。更に、図12(C)に示された外部接続機器用I/Oボード160は、2個のキャッシュドロアー用ポート、1個のUSBポート、2個の電源ポート、2個のシリアルポート、及び1個のパラレルポートを備えたパネルCである。これらパネルA、B、及びCは、当該パネルに搭載されるコネクタと共に、外部接続機器用接続部を構成している。
【0058】
図13(A)〜(D)ならびに図16(A)〜(D)を参照して、図1に示されたトップカバー105の取付構造を説明する。トップカバー105は、主面部と当該主面部の両側に、下方向に伸びる側面部を有し、片側の側面部の背面側には、図13(B)に示すような係止部1051が設けられ、係止部1051の先端は側面側に曲げられている。他方、シャーシ102の背面には、図16(A)〜(D)に示されるような金具であるシャーシ側係止部1054が、上下動可能に取り付けられている。シャーシ側係止部1054には、図13(D)に拡大して示すように、シャーシ側係止部1054の上下動を操作するためのツマミ1055が取り付けられている。尚、図16(A)〜(D)において、シャーシ側係止部1054は、説明の便宜上、シャーシ102を図示せずに描かれている。図16(B)に示されるように、シャーシ側係止部1054は、トップカバー105の係止部1051に係合することにより、トップカバー105をシャーシ102に固定することができる。このため、この実施形態では、トップカバー105もネジなしでシャーシ102に固定することができると共に、ネジを外す操作無しで取り外すことができる。ツマミ1055は、バネ性を有するシャーシ側係止部1054に設けられた2つの孔1054a(1つは係止位置で、他の1つは係止解除位置)のいずれかを、シャーシ102に設けられた半球状突起(図示せず)に係合させることによって、係止位置、もしくは係止解除位置でシャーシ102に保持される。
【0059】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の最小の構成は、電源ユニット、マザーボード(メインボード)、及び筐体フレーム(即ち、シャーシ)であるから、種々の変形例が考えられる。例えば、マザーボードにすべての外部接続コネクタを設ければ、外部接続機器用接続部は不要である。また、外部接続機器用接続部を中継コネクタで接続せず、ケーブルによって接続するようにすれば、中継基板は不要である。この場合、マザーボードの外部接続機器用接続部との接続端子も不要になる。更に、マザーボードにすべての記憶部を設ければ、HDD部は不要になる。いずれにしても、本発明は、構成品の交換時間を短縮することができ、また、専門の保守員ではないユーザでも保守が可能となると言う利点を備えている。
【0060】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0061】
(付記1)
電源部を内蔵したシャーシを備え、前記電源部は、前記シャーシに設けられた支持プレートに、ネジを使用することなく固定される情報処理装置用制御装置であって、前記支持プレートに設けられた電源部固定用支持部に前記電源部を仮固定し、仮固定後の前記電源部を固定するための押圧プレートを、前記電源部固定用支持部とは別体に設け、前記押圧プレートの一端部には舌片状の係止部が設けられ、対向する他端部には突起を有する係止部が設けられ、前記一端部と前記他端部との間の側部には、下方に延びる脚部が設けられ、前記押圧プレートの前記舌片状の係止部を前記電源部固定用支持部に設けられた開口部に挿入した後、前記押圧プレートの前記係止部の突起を前記支持プレートに設けられた孔に係合させることにより、前記電源部が固定されることを特徴とする情報処理装置用制御装置。
【0062】
(付記2)
付記1において、前記情報処理装置用制御装置の前面を覆う、前記シャーシと係合する上部係合爪と下部係合爪を有するフロントカバーと、前記情報処理装置用制御装置の上面と左右側面を覆う、前記シャーシの係合部と係合する係合爪を有するトップカバーとをさらに有し、前記トップカバーは、背面に設けられたロックレバーを操作して前記トップカバーの前記係合爪と前記シャーシの係合部との係合を解除して取り外す構成であり、前記トップカバーが前記情報処理装置用制御装置に取り付けられると、前記押圧プレートの上方への動きが規制されることを特徴とする情報処理装置用制御装置。
【0063】
(付記3)
付記1または2のいずれか一項において、前面に保守用機器の接続端子を備えていることを特徴とする情報処理装置用制御装置。
【0064】
(付記4)
付記1乃至3のいずれか一項において、前記シャーシは、導電性材料を板金加工することによって構成されていることを特徴とする情報処理装置用制御装置。
【符号の説明】
【0065】
100 情報処理装置用制御装置
102 シャーシ(筐体フレーム)
1021 シャーシ本体
1022 前面プレート
1023 長穴
1024 スライド部
1025 スライドボタン
1026 スライドガイド
1027 押出部
104 フロントカバー
105 トップカバー
1051 係止部
1054 シャーシ側係止部
1054a 孔
1055 ツマミ
1041 上部爪
1042 下部爪
1043 静電気防止用金属板
1044 舌片
106 リアカバー
1061a〜1061d 係合爪
1062a〜1062c 係合爪
110 支持プレート
1101 電源取付部分
1102 マザーボード取付部分
1103 取付孔
1105 電源支持用バネ
1107 舌片
1108 電源固定用支持部
1109 コネクタ取付部
120 標準コネクタ群
122 マザーボード(メインボード)
1221 DRAM
1223 ヒートシンク
1225 CPU
1227 マザーボードコネクタ
1229 RTCバッテリ
130 ハンドル
132 電源部
134 押圧プレート
1341 脚部
140 スペーサ
1401 台座
1402 円形台部
1403 支持部
1404 傘型部材
144 電極
150 HDD
1501 HDD本体
1503 ガイド部
1505 押さえ
152 ガイドバー
1521 先端部
1523 爪
160 外部接続機器用I/Oボード(外部接続機器用接続部)
162 挿入口
164 ライザボード
166 第1のコネクタ
167 第2のコネクタ
168 スタッド
172 プレート部
174 ボード部
175 ブラケット
176 複数種類のコネクタ
180 レバー部材
1801 回転軸
1803、1805 アーム
182 引出用ハンドル
183 外部接続用端子
185 略L字状開口
190 釘状突起
192 円柱状突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源部を内蔵したシャーシを備え、前記電源部は、前記シャーシに設けられた支持プレートに、ネジを使用することなく固定される情報処理装置用制御装置であって、
前記支持プレートに設けられた電源部固定用支持部に前記電源部を仮固定し、
仮固定後の前記電源部を固定するための押圧プレートを、前記電源部固定用支持部とは別体に設け、
前記押圧プレートの一端部には舌片状の係止部が設けられ、対向する他端部には突起を有する係止部が設けられ、前記一端部と前記他端部との間の側部には、下方に延びる脚部が設けられ、
前記押圧プレートの前記舌片状の係止部を前記電源部固定用支持部に設けられた開口部に挿入した後、前記押圧プレートの前記係止部の突起を前記支持プレートに設けられた孔に係合させることにより、前記電源部が固定されることを特徴とする情報処理装置用制御装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記情報処理装置用制御装置の前面を覆う、前記シャーシと係合する上部係合爪と下部係合爪を有するフロントカバーと、
前記情報処理装置用制御装置の上面と左右側面を覆う、前記シャーシの係合部と係合する係合爪を有するトップカバーとをさらに有し、
前記トップカバーは、背面に設けられたロックレバーを操作して前記トップカバーの前記係合爪と前記シャーシの係合部との係合を解除して取り外す構成であり、
前記トップカバーが前記情報処理装置用制御装置に取り付けられると、前記押圧プレートの上方への動きが規制されることを特徴とする情報処理装置用制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2013−34008(P2013−34008A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−241947(P2012−241947)
【出願日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【分割の表示】特願2012−135650(P2012−135650)の分割
【原出願日】平成24年6月15日(2012.6.15)
【出願人】(000227205)NECインフロンティア株式会社 (1,047)
【Fターム(参考)】