説明

情報処理装置

【課題】パスワードの管理が容易な情報処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】入力要求部112は、ATAインタフェース17に記憶装置18が接続されていることを確認し、ユーザIDおよびパスワードの入力を要求する。ユーザ情報管理部111は、ユーザIDおよびパスワードをユーザ情報21として保持し、ユーザ情報21にデバイスパスワード種別情報23を対応付けている。ユーザ情報管理部111は、入力されたユーザIDおよびパスワードに一致するユーザ情報21がある場合、一致するユーザ情報21に対応するデバイスパスワード種別情報23をロック解除部113に通知する。ロック解除部113は、通知されたデバイスパスワード種別情報23に対応するデバイスパスワード22を記憶装置18に入力し、記憶装置18のパスワードロックを解除する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハードディスク装置などの記憶装置にデータを保存する情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、1台でコピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、FAX機能などの様々な機能を備えるネットワーク複合機がオフィスなどで用いられている。上述の機能の他にも、ハードディスク装置などの記憶装置を内蔵することでストレージ機能を実現したネットワーク複合機がある。記憶装置には、スキャナが原稿を読み取って作成した画像データ、あるいはFAX通信によって受信した画像データなどが記録される。
【0003】
特許文献1に、ハードディスク装置を内蔵するコンピュータが開示されている。特許文献1に係るコンピュータは、ハードディスク装置を使用するための複数の登録パスワードを保持し、登録パスワードごとにアクセス権を設定している。特許文献1に係るコンピュータは、入力されたパスワードが登録パスワードと一致する場合、登録パスワードに対応するアクセス権に基づいてハードディスク装置の利用を許可する。
【0004】
【特許文献1】特開平7−93241号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、特許文献1に係るコンピュータにおいて、ユーザは、内蔵されたハードディスク装置を利用するためにパスワードを入力する必要がある。これにより、特許文献1に係るコンピュータは、ハードディスク装置を使用するユーザを制限することができる。
【0006】
しかしながら、特許文献1に係るコンピュータがユーザ管理機能を有している場合、ユーザは、特許文献1に係るコンピュータにログインするためのパスワードと、ハードディスク装置のパスワードとを入力しなければならない。つまり、一つの機器を操作するために、ユーザは複数のパスワードを管理しなければならず、ユーザにとって負担となっていた。
【0007】
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、パスワードの管理が容易な情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、アクセスをロックする機能を有する記憶装置に接続された情報処理装置であって、自装置を使用するユーザに関するユーザ情報とともに、前記ユーザ情報と前記記憶装置のデバイスパスワードとの対応情報を管理するユーザ情報管理部と、前記記憶装置がロックされているかどうかを確認し、前記記憶装置がロックされている場合、前記ユーザ情報の入力を要求する入力要求部と、入力された入力情報に一致する前記ユーザ情報を特定し、特定された前記ユーザ情報に対応する前記デバイスパスワードを前記記憶装置に入力して前記記憶装置のロックを解除するロック解除部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記入力要求部は、前記ロック解除部が前記入力情報に一致するユーザ情報を特定できない場合、前記入力情報の入力を再び要求することを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の情報処理装置において、前記入力要求部は、前記入力情報の入力回数をカウントするカウント部、を含み、前記入力要求部は、前記入力回数が所定回数を超えた場合、前記入力情報の入力の再要求を中断することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る情報処理装置は、ユーザが入力した入力情報に一致するユーザ情報を特定し、特定したユーザ情報に対応するデバイスパスワードを記憶装置に入力して、記憶装置のロックを解除する。これにより、本発明に係る情報処理装置のユーザは、デバイスパスワードを知らなくても、記憶装置のロックを解除することができる。
【0012】
また、本発明に係る情報処理装置は、ユーザ情報を特定できない場合、ユーザ情報の再入力を要求する。これにより、本発明に係る情報処理装置は、ユーザ情報の誤入力に伴って、記憶装置のロックが継続されることを防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るネットワーク複合機1の構成を示す図である。図1に示すネットワーク複合機1は、ユーザ管理機能を有している。このため、ユーザがネットワーク複合機1のコピー機能、ファクシミリ(FAX)機能などの各種機能を利用する場合、ユーザは、ネットワーク複合機1にログインする必要がある。このようなネットワーク複合機1が、オフィスなどに設置される。
【0014】
まず、ネットワーク複合機1の構成について説明する。図1に示すネットワーク複合機1は、制御部11と、操作部12と、タッチパネル式ディスプレイ13と、スキャナ部14と、プリンタ部15と、FAX部16と、ATA(AT Attachment)インタフェース17と、記憶装置18とを備える。
【0015】
制御部11は、ユーザ情報管理部111と、入力要求部112と、ロック解除部113と、マイクロプロセッサ(図示省略)とを備える。マイクロプロセッサは、ネットワーク複合機1の全体制御を行う。
【0016】
ユーザ情報管理部111は、ユーザ管理情報20を管理しており、ネットワーク複合機1を利用するユーザの認証を行う。図2に示すように、ユーザ管理情報20は、ユーザ情報21とデバイスパスワード種別情報23とを備えている。ユーザ情報21は、ネットワーク複合機1を利用するユーザの認証に用いられ、ユーザIDおよびパスワードにより構成される。デバイスパスワード種別情報23は、記憶装置18のロック解除に用いられるデバイスパスワード22の種別を示す情報である。
【0017】
入力要求部112は、ATAインタフェース17を介して接続する記憶装置18を検出し、記憶装置18のマウントに必要なパスワードなどの入力をユーザに要求する。ロック解除部113は、ユーザ情報管理部111の指示に基づいて、記憶装置18のパスワードロックを解除する。
【0018】
操作部12は、ネットワーク複合機1に各種の操作指示を行うためのハードウェアキーなどで構成される。タッチパネル式ディスプレイ13は、ネットワーク複合機1に関する情報、および各種の操作メニューを表示する。ユーザは、操作部12およびタッチパネル式ディスプレイ13を利用して、ネットワーク複合機1の各種操作をすることが可能である。
【0019】
スキャナ部14は、オートドキュメントフィーダなどに設置された原稿を読み取り、原稿の各ページに対応する画像データを出力する。プリンタ部15は、スキャナ部14が作成した画像データ、あるいはローカルエリアネットワークを介して受信した印刷データなどを、指定された印刷条件に基づいて印刷用紙に印刷する。FAX部16は、図示しない公衆回線網を介して、ファクシミリの送受信を行う。ATAインタフェース17は、ATAバスを介して接続する記憶装置18とデータの送受信を行う。
【0020】
記憶装置18は、ATA規格に対応したハードディスク装置であり、ネットワーク複合機1に内蔵されている。記憶装置18は、パスワード管理部181と、ストレージ部182とを備えている。
【0021】
パスワード管理部181は、入力されたパスワードに基づいて、記憶装置18のパスワードロックを解除するかどうかを判定する。ストレージ部182は、スキャナ部14が作成した画像データ、FAX部16が受信したFAXデータなどを記憶する。なお、記憶装置18は、ハードディスク装置に限られず、コンパクトフラッシュ(登録商標)であってもよい。
【0022】
以下、上述のような構成を有するネットワーク複合機1の動作について、図2〜図4を用いて説明する。
【0023】
最初に、記憶装置18のパスワードロックに関する設定が行われる。記憶装置18のパスワードロックを解除するためのデバイスパスワード22が、パスワード管理部181に登録される。デバイスパスワード22として、ユーザデバイスパスワード221およびマスタデバイスパスワード222の二つのパスワードが設定されている。
【0024】
パスワード管理部181に対するデバイスパスワード22の設定後、デバイスパスワード22がロック解除部113に記録され、デバイスパスワード種別情報23がユーザ管理情報20に記録される。デバイスパスワード種別情報23は、ユーザデバイスパスワード221とマスタデバイスパスワード222との区分を示す情報である。パスワードロックに関する設定は、ネットワーク複合機1がメーカから出荷される前に行われる。
【0025】
次に、ネットワーク複合機1の管理者が、ユーザ管理情報20にユーザ情報21を登録し、新たに登録したユーザ情報21とデバイスパスワード種別情報23とを対応付ける。図2は、ユーザ情報管理部111が管理するユーザ管理情報20の一例を示す図である。ユーザ管理情報20では、複数のユーザ情報21が記録されており、各ユーザ情報21にデバイスパスワード種別情報23が対応付けられている。デバイスパスワード種別情報23において、「ユーザ」はユーザデバイスパスワード221を示し、「マスタ」はマスタデバイスパスワード222を示している。
【0026】
図2に示すユーザ管理情報20において、ユーザID「Suzuki」、「Tanaka」には、デバイスパスワード種別情報23として「ユーザ」が対応付けられている。一方、ユーザID「root」には、デバイスパスワード種別情報23として「マスタ」が対応付けられている。このように、複数のユーザ情報21のうち少なくとも一つに、デバイスパスワード種別情報23のそれぞれの区分が対応付けられる。
【0027】
なお、ユーザID「root」は、ネットワーク複合機1の管理者用のIDである。また、マスタデバイスパスワード222は、ユーザデバイスパスワード221が使用できない緊急時などに用いられる。このため、マスタデバイスパスワード222は、管理者用のユーザ情報21のみに対応付けられていることが望ましい。
【0028】
次に、ネットワーク複合機1が記憶装置18をマウントする動作について説明する。図3は、記憶装置18をマウントする際のネットワーク複合機1の動作の流れを示すフローチャートである。
【0029】
まず、ユーザが、ネットワーク複合機1の電源をONにする。これにより、図3に示す処理が開始される。なお、ネットワーク複合機1の電源がONとなった時点で、記憶装置18はパスワードロックがかけられている。
【0030】
入力要求部112は、ATAインタフェース17が記憶装置18に接続していることを確認する(ステップS1)。具体的には、入力要求部112は、ATA規格で規定されているコマンドを記憶装置18に送信し、送信したコマンドの応答を受信することで記憶装置18が接続されていることを確認する。ユーザ情報21の入力回数が0に設定される。
【0031】
入力要求部112は、ステップS1で受信した応答の内容に基づいて、記憶装置18がパスワードロックされているかどうかを確認する(ステップS2)。記憶装置18がパスワードロックされていない場合(ステップS2においてNo)、ロック解除部113が記憶装置18をマウントする処理を実行して(ステップS12)、図3に示す処理を終了する。一方、記憶装置18がパスワードロックされている場合(ステップS2においてYes)、入力要求部112は、ユーザ情報入力画面131をタッチパネル式ディスプレイ13に表示して、ユーザIDおよびパスワードの入力を要求する(ステップS3)。
【0032】
図4は、ユーザ情報入力画面131の一例を示す図である。ユーザは、操作部12およびタッチパネル式ディスプレイ13を操作して、ユーザ情報入力画面131にユーザIDおよびパスワードを入力する。入力完了ボタン132が押されることにより、ユーザIDおよびパスワードの入力が完了する。入力要求部112は、入力されたユーザIDおよびパスワードを入力情報24としてユーザ情報管理部111に出力する。
【0033】
なお、ユーザ情報入力画面131は記憶装置18のパスワードロックを解除するために表示される。このため、ユーザは、ユーザ情報入力画面131にユーザIDおよびパスワードを入力しても、ネットワーク複合機1にログインできない。ネットワーク複合機1へのログインは、図3に示す処理が終了した後で可能になる。ユーザは、ネットワーク複合機1にログインすることにより、ネットワーク複合機1のコピー機能などの各種機能を利用することができる。
【0034】
ユーザIDおよびパスワードが入力された場合(ステップS4においてYes)、入力要求部112は、入力回数をカウントする(ステップS5)。ユーザ情報管理部111は、ユーザ管理情報20を参照して、入力情報24と一致するユーザ情報21があるかどうかを確認する(ステップS6)。
【0035】
入力情報24と一致するユーザ情報21がない場合(ステップS6においてNo)、入力要求部112は、入力回数が所定の回数に達しているかどうかを確認する(ステップS10)。入力回数が所定の回数以下の場合(ステップS10においてYes)、入力要求部112は、ユーザ情報入力画面131を表示し、ユーザIDおよびパスワードの再入力を要求する。なお、所定の回数を示すしきい値は、入力要求部112に予め設定されているが、管理者が変更できるようにしてもよい。
【0036】
一方、入力回数が所定の回数以上の場合(ステップS10においてNo)、入力要求部112は、記憶装置18をマウントできないことを示すエラー画面を表示し(ステップS11)、図3に示す処理を終了する。この結果、ネットワーク複合機1は、記憶装置18をマウントしない状態で起動するため、ユーザは、記憶装置18を用いたネットワーク複合機1の機能を利用することができない。なお、ユーザは、ネットワーク複合機1の電源を再投入することで、図3に示す処理をネットワーク複合機1に再び実行させることができる。
【0037】
ここで、ステップS6の説明に戻る。入力情報24に一致するユーザ情報21がある場合(ステップS6においてYes)、ユーザ情報管理部111は、一致するユーザ情報21に対応するデバイスパスワード種別情報23を確認する(ステップS7)。ユーザ情報管理部111は、確認したデバイスパスワード種別情報23をロック解除部113に通知する。ロック解除部113は、通知されたデバイスパスワード種別情報23に対応するデバイスパスワード22を、ATAコマンドを用いて記憶装置18に入力する(ステップS8)。
【0038】
たとえば、ユーザID「Tanaka」と、「Tanaka」に対応するパスワードとが入力された場合、ユーザ情報管理部111は、デバイスパスワード種別情報23が「ユーザ」であることをロック解除部113に通知する。ロック解除部113は、ユーザデバイスパスワード221を記憶装置18に入力する。
【0039】
記憶装置18のパスワード管理部181は、ロック解除部113によって入力されたパスワードがユーザデバイスパスワード221またマスタデバイスパスワード222に一致することを確認して、記憶装置18のパスワードロックを解除する。パスワード管理部181は、パスワードロックを解除したことをロック解除部113に通知する。
【0040】
ロック解除部113は、記憶装置18からパスワードロックの解除通知を受信した場合(ステップS9においてYes)、記憶装置18をマウントするための処理を実行して(ステップS12)、図3に示す処理を終了する。
【0041】
図3に示す処理の後で、ユーザは、ネットワーク複合機1にログインして、ネットワーク複合機1の各種機能を利用することができる。なお、ユーザは、ネットワーク複合機1にログインする際に、ユーザ情報入力画面131に入力したユーザ情報21と同一のユーザ情報21を入力しなくてもよい。これは、ユーザ情報管理部111が、ユーザ情報入力画面131に入力されたユーザIDおよびパスワードに基づいて、ログインに関する認証処理を実行しないためである。
【0042】
以上説明したように、本実施の形態に係るネットワーク複合機1は、入力されたユーザIDおよびパスワードに一致するユーザ情報21がある場合、一致するユーザ情報21に対応するデバイスパスワード22を記憶装置18に入力する。これにより、ネットワーク複合機1のユーザは、デバイスパスワード22を知らなくても、記憶装置18のパスワードロックを解除することができる。
【0043】
また、本実施の形態に係るネットワーク複合機1のユーザは、デバイスパスワード22を管理する必要がない。このため、デバイスパスワード22の流出を防止することができる。また、デバイスパスワード22がユーザによって安易に書き換えられることを防ぐことができる。
【0044】
また、本実施の形態において、記憶装置18の数が一つである例について説明したが、これに限られず、記憶装置18の数は二つ以上であってもよい。この場合、ユーザ情報管理部111は、ユーザ情報21と各記憶装置18のデバイスパスワード種別情報23とを対応付けたユーザ管理情報20を保持する。ロック解除部113は、各記憶装置18のデバイスパスワード22を保持する。
【0045】
また、本実施の形態において、記憶装置18がネットワーク複合機1に内蔵されている例について説明したが、これに限られない。たとえば、記憶装置18がUSB(Universal Serial Bus)インタフェースなどを介してネットワーク複合機1に外付けされてもよい。この場合、記憶装置18がネットワーク複合機1に接続された時に、図3に示す処理が開始される。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワーク複合機の構成を示す図である。
【図2】ユーザ管理情報の一例を示す図である。
【図3】記憶装置をマウントするネットワーク複合機の動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】ユーザ情報入力画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0047】
1 ネットワーク複合機
11 制御部
12 操作部
13 タッチパネル式ディスプレイ
17 ATAインタフェース
18 記憶装置
111 ユーザ情報管理部
112 入力要求部
113 ロック解除部
181 パスワード管理部
182 ストレージ部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセスをロックする機能を有する記憶装置に接続された情報処理装置であって、
自装置を使用するユーザに関するユーザ情報とともに、前記ユーザ情報と前記記憶装置のデバイスパスワードとの対応情報を管理するユーザ情報管理部と、
前記記憶装置がロックされているかどうかを確認し、前記記憶装置がロックされている場合、前記ユーザ情報の入力を要求する入力要求部と、
入力された入力情報に一致する前記ユーザ情報を特定し、特定された前記ユーザ情報に対応する前記デバイスパスワードを前記記憶装置に入力して前記記憶装置のロックを解除するロック解除部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記入力要求部は、
前記ロック解除部が前記入力情報に一致するユーザ情報を特定できない場合、前記入力情報の入力を再び要求することを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記入力要求部は、
前記入力情報の入力回数をカウントするカウント部、
を含み、
前記入力要求部は、前記入力回数が所定回数を超えた場合、前記入力情報の入力の再要求を中断することを特徴とする情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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