説明

情報処理装置

【課題】 情報処理装置を利用可能な全ての利用者に対して、画像読取手段又は画像印刷手段の実行に係るデータを再利用可能とする、使い勝手の良い情報処理装置を提供すること提供すること。
【解決手段】 (a)スキャナ27又は印刷エンジン28の実行に係る履歴情報を記憶する履歴データ記憶部26と、(b)PC13の履歴データ受信要求(M11)に応じて(S12;YES)、履歴データ記憶部26が記憶する複数の履歴情報(M12)を、LAN11を介してPC13に対して送信する通信手段25と、(c)通信手段25が送信した履歴情報のうちから、PC13を介して選択された、特定履歴情報に係るデータ受信要求(M17)を受信する通信手段25と、(d)通信手段25が受信した特定履歴情報に対応して記憶されるデータを取得する(M18)通信手段25を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,画像読取手段と、画像印刷手段の少なくとも1つを備える情報処理装置であって、クライアントPC(以下、単に「PC」という。)及びサーバとネットワークで接続されて使用される情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、画像読取手段と、画像印刷手段を備える情報処理装置(コピー機)であって、PC及びサーバとネットワークで接続されて使用されるコピー機が開示されている。サーバが、画像印刷手段を介した印刷を要求した利用者の識別子であるユーザIDを含む履歴情報とコピーデータとこれらに対応して発行されたジョブIDを関連させて記憶するとともに、サーバは、コピー機にジョブIDを通知し、コピー機は利用者を宛先として、このジョブIDを電子メール送信する。そして、電子メールを受信した利用者がジョブIDに関連するコピーデータを再利用するにあたり、コピー機にジョブIDを入力(ジョブIDを含む電子メール送信)したときに、サーバは、入力されたジョブIDと、履歴情報に記憶されているジョブIDとが一致する場合に、該ジョブIDに対応したコピーデータを、コピー機に送信する。これにより、コピー機は、再利用したいコピーデータをサーバから取得し、印刷することができる。
特許文献1の技術によれば、利用者の意識していないところで、データの蓄積がされるため、利用者が再度同じデータを利用しようとする時に、便利である。
【特許文献1】特開2004−102549号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1の技術には、次のような問題があった。
(1)ジョブID含む電子メールを受信した利用者、すなわち、先に印刷を要求した利用者のみが、そのコピーデータを再利用することができるのであって、その他の利用者は同じコピーデータを利用できない。例えば、会社組織において、同一の部署に属する者が会議等で同一の資料を印刷した場合、履歴情報を用いて印刷することができない。
(2)なお、上記(1)の問題を解決するために、サーバによって管理されるコピーデータに直接アクセスし、コピーデータを再利用するという方法についても、出願人は検討を行った。しかし、近年、個人情報保護法等の規制により、サーバで管理している履歴情報及び印刷データは、許可されている人のみが取得できるようにすべきである場合もある。そのため、コピー機等の情報処理装置の履歴情報及びコピーデータが、サーバに記憶されている場合に、サーバにアクセスする権利を有しない利用者が、自分が入力したコピーデータであるにもかかわらず、再利用しようとするコピーデータを取得するのに、アクセス権を有する管理者の許可等を受けなければならないという問題があり、使い勝手の悪いシステムであった。
(3)また、サーバに履歴情報が記憶されている場合、サーバの履歴情報は通常、複数の情報処理装置全体のものであり、履歴情報を開示すると、第1コピー機(第1情報処理装置)で実行された読取実行処理等が、例えば、第2コピー機(第2情報処理装置)に表示されてしまうため、情報の保護上、問題があった。
【0004】
本発明は、上記問題点を解決して、情報処理装置を利用可能な全ての利用者に対して、画像読取手段又は画像印刷手段の実行に係るデータを再利用可能とする、使い勝手の良い情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題の解決を目的としてなされた本発明の情報処理装置は、次の構成を有している。
(1)画像読取手段と、画像印刷手段の少なくとも1つを備える情報処理装置であって、PCとネットワークで通信可能に接続されて使用される情報処理装置において、(a)画像読取手段又は画像印刷手段の実行に係る履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、(b)履歴取得手段により、取得された複数の履歴情報を、ネットワークを介してPCに対して送信する履歴情報送信手段と、(c)履歴情報送信手段が送信した履歴情報のうちから、PCを介して選択された、特定履歴情報に係るデータの取得要求を受信する履歴情報受信手段と、(d)履歴情報受信手段が受信した特定履歴情報に対応して記憶されるデータを取得するデータ取得手段を有する。
【0006】
(2)(1)に記載する情報処理装置において、自装置における履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段を備え、前記データ取得手段は、前記履歴情報記憶手段に記憶された履歴情報に対応付けられたデータを、前記ネットワークに接続されたサーバから取得することを特徴とする。
(3)(2)に記載する情報処理装置において、前記画像読取手段又は前記画像印刷手段の実行について、利用者毎の利用制限が設定可能であることを特徴とする。
【0007】
(4)(1)乃至(3)に記載する情報処理装置のいずれか1つにおいて、前記データ取得手段が取得したデータの形式が、前記画像読取手段により読み取られた画像ファイル形式である場合には、前記データ取得手段が取得したデータを前記クライアントPCに送信することを特徴とする。
(5)(1)乃至(3)に記載する情報処理装置のいずれか1つにおいて、情報処理装置が、前記画像印刷手段のみ有する場合には、前記データ取得手段が取得したデータの形式が、前記画像印刷手段により印刷された印刷ファイル形式である場合には、、前記データ取得手段が取得したデータを印刷することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の情報処理装置の作用及び効果を説明する。
本発明の情報処理装置は、画像読取手段と、画像印刷手段の少なくとも1つを備える情報処理装置であって、PCとネットワークで通信可能に接続されて使用される情報処理装置において、(a)画像読取手段又は画像印刷手段の実行に係る履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、(b)履歴取得手段により、取得された複数の履歴情報を、ネットワークを介してPCに対して送信する履歴情報送信手段と、(c)履歴情報送信手段が送信した履歴情報のうちから、PCを介して選択された、特定履歴情報に係るデータの取得要求を受信する履歴情報受信手段と、(d)履歴情報受信手段が受信した特定履歴情報に対応して記憶されるデータを取得するデータ取得手段を有するので、履歴情報を情報処理装置自体が記憶していれば、利用者がデータを再利用しようとするときに、当該情報処理装置の履歴情報をPCに表示して、当該利用者が表示されたデータ群から1つのデータを選択させることにより、選択されたデータを特定可能な情報(例えば、ファイル名)に基づき、特定されたデータのみを情報処理装置は取得することができるため、情報処理装置を利用可能な利用者であれば、データを再利用可能とすることが容易となる。
【0009】
また、自装置における履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段を備え、前記データ取得手段は、前記履歴情報記憶手段に記憶された履歴情報に対応付けられたデータを、サーバから取得するので、利用者がデータを再利用しようとするときに、履歴情報をPCに表示して、利用者が表示されたデータ群から1つのデータを選択させることにより、選択されたデータを特定可能な、例えば、ファイル名をサーバに送信して、特定されたファイル名のデータのみをサーバから情報処理装置に送信してもらうことができるため、履歴情報に係るデータがサーバにおいて管理されている場合であっても、情報処理装置を利用可能な全ての利用者が、画像読取手段又は画像印刷手段の実行に係るデータを再利用可能とすることが容易となる。また、サーバが履歴情報を持ち、履歴情報を情報処理装置に送信する場合、複数の情報処理装置が接続したサーバの場合、他の情報処理装置における履歴情報まで送信されるため、情報の保護の面から問題である。本情報処理装置を採用したシステムによれば、1台の情報処理装置に記憶されている履歴情報のみが表示可能とされ、別の情報処理装置の読み取り履歴が表示されることがないため、当該情報処理装置を利用できない者に対する情報の保護を高めることができる。
さらに、前記画像読取手段又は前記画像印刷手段の実行について、利用者毎の利用制限が設定可能であるので、情報処理装置において利用者の利用制限がかかっている場合には、その利用制限の範囲で、利用者は履歴情報を見ることができるため、利用者がデータを再利用するときに、情報の保護上の問題が生じない。
【0010】
また、本発明の情報処理装置は、前記データ取得手段が取得したデータの形式が、前記画像読取手段により読み取られた画像ファイル形式である場合には、前記データ取得手段が取得したデータを前記クライアントPCに送信するので、画像読取手段(スキャナ)で前に読み込んだスキャナデータを再利用するときに、PCにスキャナデータを送信してもらえるため、使い勝手が良い。
また、本発明の情報処理装置は、前記データ取得手段が取得したデータの形式が、前記画像印刷手段により印刷された印刷ファイル形式である場合には、前記データ取得手段が取得したデータを印刷するので、再度印刷指令を出さなくても、印刷できるため、使い勝手が良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下,本発明に係る情報処理装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1にネットワークに接続された情報処理装置である複合機12を示す。図中、複数台の複合機12がネットワークであるLAN11に接続されている。複合機12は、画像印刷手段である印刷エンジン28、画像読取装置であるスキャナ27を備えた複合情報処理装置である。LAN11には、サーバ14、複数台のPC13、複数台の複合機12が接続されている。
図5に、複合機12の制御装置20をブロック図で示す。制御装置20は、CPU21、通信手段25、ROM22、及びRAM24を有している。ROM22には、履歴データ受信処理プログラム23が記憶されている。通信手段25は、LAN11に接続されている。また、制御装置20には、画像読取装置であるスキャナ27、及び画像印刷装置である印刷エンジン28が接続されている。
【0012】
履歴データ受信処理プログラム23の内容を、図3にフローチャートで示す。
履歴データ受信処理S11は、接続待ちを継続しており(S12;NO)、PC13からLAN11を介して接続がされると(S12;YES)、 複合機12内のデータ保存サーバ情報に基づいてサーバ14へLAN11を介して接続する。
サーバ14との接続が成功したときは(S14;YES)、「接続成功」PC13へ送信する(S15)。
指示待ちを継続しており(S17;NO)、PC13からの指示があると(S17;YES)、切断要求がなく(S18;NO)、かつサムネイルデータ要求がなくて(S21;NO)、保存データ要求があれば(S23;YES)、要求が印刷データか確認する(S24)。要求が印刷データであれば(S24;YES)、データ保存サーバ14から、要求された保存データを取得して、印刷出力し(S25)、S17へ戻る。要求が印刷データでなければ(S24;NO)、データ保存サーバ14から、要求された保存データ、すなわち、スキャナデータを取得して、PC13へ送信し(S26)、S17へ戻る。なお、スキャナデータを受信したPC13は、これを自装置の画面に表示する。
【0013】
一方、保存データ要求でなければ(S23;NO)、S17へ戻る。また、サムネイルデータ要求であれば(S21;YES)、データ保存サーバ14から、要求されたサムネイルデータを取得して、PC13へ送信し(S22)、S17へ戻る。
一方、切断要求であれば(S18;YES)、データ保存サーバとの接続を切断する(S19)。そして、PC13との接続も切断し(S20)、S12へ戻る。
【0014】
次に、上記履歴データ受信プログラム23の作用について説明する。図3に、PC14と複合機12との通信方式、及び複合機12とサーバ14との通信方式を時系列データとして示す。
利用者が前に利用したスキャナデータ等を再利用するために、PC13は利用者からのデータを取得する要求を持っている。このときの手順について説明する。
【0015】
(履歴データ取得)
まず、LAN11を介して、PC13を複合機12と接続する。すなわち、PC13から複合機12に対して、TCP/IPプロトコルに基づいた接続要求を送信し(S12;YES)、複合機12がPC13に対して接続を確立する(S14;YES)。
次に、PC13から複合機12に対して、履歴データ受信要求(M11)を送信する(S23;YES)。複合機12は、自機で実行された読取、印刷の履歴データ(M12)をPC13に送信する。
次に、PC13から複合機12に対して、履歴データに関連するスキャナデータ、印刷データに関するサムネイルデータを要求する(M13)。複合機12は、サムネイルデータを有していないので、サーバ14からデータを取得するため、LAN11を介してサーバ14と接続する。すなわち、複合機12は、TCP/IP接続要求を送信し、サーバ14が複合機12に対して接続を確立する。
次に、複合機12からサーバ14に対して、サムネイルデータを要求する(M14、S21;YES)。サーバ14は、要求されたサムネイルデータを複合機12に送信する(M15)。複合機12は、取得したサムネイルデータをPC13に送信する(M16、S22)。図6に、サムネイルデータまで含んだ履歴データの構造を示す。各データは、ID番号、ファイル名、サムネイルファイル名、登録日時のデータを有している。
【0016】
(取得データ選択)
PC13は、サムネイルデータを画面上に表示する。表示された状態を図4に示す。
G1、G2、G4はスキャナデータであり、サムネイルデータが表示されている。サムネイルデータには、スキャナで読み込んだ日時、及びファイル名が表示されている。G3、G5は印刷データであり、サムネイルデータ表示の代わりに、「ドキュメント」であることを表示している。また、印刷した日時、及びファイル名が表示されている。
この画面表示を見ることにより、利用者は、再利用したいデータを選択して、画面上でクリックする。このとき、ファイル名がわからなくても、スキャナデータの場合には、サムネイルデータが表示されているので、利用したいデータを速やかに選択することができる。また、印刷データの場合でも、印刷した日時が表示されているので、ファイル名が分からなくても、利用したいデータを印刷した日時に基づいて選択することができる。
【0017】
取得したいデータを画面上でクリックすることにより、PC13より複合機12に対して、データ受信要求(M17)がなされる。複合機12は、データ要求があると、要求データのファイル名をサーバ14に対して送信する。サーバ14は、要求されたファイル名に対応するデータを複合機12に対して、順次データ送信(M18)する。
そして、データ要求されたデータが印刷データの場合には、複合機12は、印刷指令を待たずに、そのままの印刷する(S25)。また、スキャナデータの場合には、複合機12は、データをPC13に送信して(S26)、PC13の画面に表示する。
【0018】
ここで、サーバ14のデータアクセスに対して、利用制限がかかっていたとしても、特にネットワーク上に存在するPC13(管理権限のないPC)からアクセスされることはないため、情報の保護上、問題となることはない。
さらに、元々のデータの発信元である同じ複合機12からファイル名を特定して要求があれば、データを送信しても、問題はないと考えられる。換言すれば、ネットワーク上に接続された複数のPC13のアクセスではなく、サーバ14が管理するデータを処理した装置である複合機12に対して、そのデータを送信するだけであるので、情報の保護上、問題となることはない。
(データ取得完了)
利用者は、データ取得を完了したら、データ取得完了のキー(例えば、図4において描画せず。)をクリックする。これにより、複合機12は、サーバ14との接続を切断する。また、PC13は、複合機12との接続を切断する。
【0019】
以上詳細に説明したように、本実施例の複合機12によれば、(a)スキャナ又は画像印刷手段の実行に係る履歴情報を記憶する履歴データ記憶部26と、(b)PC13の履歴データ受信要求(M11)に応じて(S12;YES)、履歴データ記憶部26が記憶する複数の履歴情報(M12)を、LAN11を介してPC13に対して送信する通信手段25と、(c)通信手段25が送信した履歴情報のうちから、PC13を介して選択された、特定履歴情報に係るデータ受信要求(M17)を受信する通信手段25と、(d)通信手段25が受信した特定履歴情報に対応して記憶されるデータを取得する(M18)通信手段25を有するので、履歴情報を複合機12の履歴データ記憶部26に記憶していれば、利用者がデータを再利用しようとするときに、履歴情報をPC13に表示して、利用者が表示されたデータ群から1つのデータを選択させることにより、選択されたデータの特定されたファイル名をサーバに送信して、特定されたファイル名のデータのみをサーバから情報処理装置に送信してもらうことができるため、複合機12を利用可能な全ての利用者が、データを再利用可能とすることが容易となる。
【0020】
また、自装置における履歴情報を記憶する履歴データ記憶部26を備え、履歴データ記憶部26に記憶された履歴情報に対応付けられたデータを、サーバ14から取得するので、利用者がデータを再利用しようとするときに、履歴情報をPC13に表示して、利用者が表示されたデータ群から1つのデータを選択させることにより、選択されたデータの特定されたファイル名をサーバに送信して、特定されたファイル名のデータのみをサーバ14から複合機12に送信してもらうことができるため、全ての利用者が、データを再利用可能とすることが容易となる。
また、サーバ14が履歴情報を持ち、履歴情報を複合機12に送信する場合、複数の複合機12が接続したサーバ14の場合、他の複合機12における履歴まで送信されるため、情報の保護の麺から問題である。本実施例のシステムによれば、1台の複合機12に記憶されている履歴情報のみが表示可能とされているため、情報の保護を高めることができる。なお、PC13における表示態様を行う場合において、サーバ14において、履歴情報の要求元である複合機12に対応する履歴情報を抽出可能な構成を採用する必要がない。
さらに、スキャナ27又は印刷エンジン28の実行について、利用者毎の利用制限が設定可能であるので、情報処理装置において利用者の利用制限がかかっている場合には、その利用制限の範囲で、利用者は履歴データを見ることができるため、利用者がデータを再利用するときに、情報の保護上の問題が生じない。
【0021】
また、本実施例の複合機12は、スキャナ27を有する場合には、スキャナ27が取得したデータをPC13に送信するので、スキャナ27で前に読み込んだスキャナデータを再利用するときに、PC13にスキャナデータを送信してもらえるため、使い勝手が良い。
また、本実施例の複合機12は、印刷エンジン28のみ有する場合には、履歴データに対応した印刷データを印刷するので、別に印刷指令を出さなくても、印刷できるため、使い勝手が良い。
【0022】
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,情報処理装置としては複合機に限るものではなく,コピー機,FAX,あるいはスキャナ機能を有するプリンタ等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】LAN11に接続された複合機12、PC13、サーバ14を示す図である。
【図2】履歴データ受信処理プログラム23の内容を示すフローチャートである。
【図3】PC13と複合機12間、及び複合機12とサーバ14間での通信のやりとりを示すタイムチャートである。
【図4】PC13の画面である。
【図5】複合機12の制御装置20をブロック図である。
【図6】履歴データの構造を示す図である。
【符号の説明】
【0024】
11 LAN
12 複合機
13 PC
14 サーバ
23 履歴データ受信処理プログラム
26 履歴データ記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像読取手段と、画像印刷手段の少なくとも1つを備える情報処理装置であって、クライアントPCとネットワークで通信可能に接続されて使用される情報処理装置において、
前記画像読取手段又は前記画像印刷手段の実行に係る履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、
前記履歴取得手段により、取得された複数の履歴情報を、前記ネットワークを介して前記クライアントPCに対して送信する履歴情報送信手段と、
前記履歴情報送信手段が送信した履歴情報のうちから、前記クライアントPCを介して選択された、特定履歴情報に係るデータの取得要求を受信する履歴情報受信手段と、
前記履歴情報受信手段が受信した特定履歴情報に対応して記憶されるデータを取得するデータ取得手段を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載する情報処理装置において、
自装置における履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段を備え、
前記データ取得手段は、前記履歴情報記憶手段に記憶された履歴情報に対応付けられたデータを、前記ネットワークに接続されたサーバから取得することを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載する情報処理装置において、
前記画像読取手段又は前記画像印刷手段の実行について、利用者毎の利用制限が設定可能であることを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3に記載する情報処理装置のいずれか1つにおいて、
前記データ取得手段が取得したデータの形式が、前記画像読取手段により読み取られた画像ファイル形式である場合には、前記データ取得手段が取得したデータを前記クライアントPCに送信することを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
請求項1乃至請求項3に記載する情報処理装置のいずれか1つにおいて、
前記データ取得手段が取得したデータの形式が、前記画像印刷手段により印刷された印刷ファイル形式である場合には、前記データ取得手段が取得したデータを印刷することを特徴とする情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−87233(P2009−87233A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−258892(P2007−258892)
【出願日】平成19年10月2日(2007.10.2)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】