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情報処理装置
説明

情報処理装置

【課題】手書入力とソフトキー入力のいずれの場合でも、押下座標を取得する時間間隔が長い期間を設けることができ、かつ、手書入力の場合とソフトキー入力の場合とでユーザーが入力モードを切り換える必要をなくす。
【解決手段】タッチパネル制御部700は割込命令部702及び入力モード切換部703を含む。割込命令部702は、入力認識部501が手書入力を認識できる第1の時間間隔でCPUに割込命令をする手書入力モードと、第1の時間間隔より長い時間間隔であって入力認識部がソフトキー入力を認識できる第2の時間間隔でCPUに割込命令をするソフトキー入力モードとを有する。入力モード切換部703は、タッチパネル部403の押下開始が検知されたとき、割込命令部702のモードをソフトキー入力モードとし、押下開始の検知から押下座標が移動した軌跡の長さが、予め定められた値に到達したことを入力認識部が認識したとき、割込命令部702のモードを手書入力モードに切り換える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネル機能を備えた情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
タッチパネルの入力方式として、入力画面に手書で入力する方式(ドラッグ方式)と、入力画面に表示されたソフトキーに触れる方式(クリック方式)と、がある。手書入力の場合、CPUはタッチパネル座標において、所定の時間間隔で押下座標を取得し、押下座標が移動した軌跡を基にして、入力された文字等を認識する。このため、押下座標を取得する時間間隔が長いと、取得した押下座標の数の不足が原因で、軌跡を誤って認識、すなわち文字等を誤って認識する可能性がある。従って、手書入力の場合、CPUが押下座標を取得する時間間隔を短くしなければならないので、押下座標を取得している期間、CPUが他の処理をできる時間が短くなり、他の処理が遅れる。ここで、押下座標とは、指やペン等で触れられたタッチパネル上の位置をいう。
【0003】
一方、ソフトキー(例えばアイコン)に触れる方式の場合、CPUが押下開始時の押下座標を取得するだけで十分であり、以降、押下座標の取得は必要でないので、押下座標を取得する時間間隔を長くすることができる。
【0004】
CPUが押下座標を取得する時間間隔が短いと、押下座標を取得している期間、他の処理をできる時間が短くなる。一方、CPUが押下座標を取得する時間間隔が長いと、押下座標を取得している期間、他の処理をできる時間を長くできる。CPUは押下座標の取得以外に様々な処理をしなければならないので、CPUを効率的に使用するには、押下座標を取得する時間間隔をできるだけ長くすることが好ましい。
【0005】
そこで、アイコンを選択する入力のための選択入力モードとペン入力モードとを、ユーザーの操作により切り換え可能とし、選択入力モードではCPUが押下座標を取得する時間間隔を長くし、ペン入力モードではCPUが押下座標を取得する時間間隔を短くする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、選択入力モードの場合、CPUが他の処理をできる時間を長くすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−265976号公報(段落0045、0046)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記技術では、ユーザーが選択入力モードとペン入力モードとを選択する操作をしなければならないので煩雑である。また、ペン入力モードを選択した場合、押下座標を取得する時間間隔が短い期間しか存在しないので、ペン入力をする期間中、CPUが押下座標の取得以外の他の処理をできる時間が短くなる。
【0008】
本発明は、手書入力とソフトキー入力のいずれの場合でも、押下座標を取得する時間間隔が長い期間を設けることができ、かつ、手書入力の場合とソフトキー入力の場合とでユーザーが入力モードを切り換える必要がない情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成する本発明に係る情報処理装置は、CPUを用いて情報を処理する情報処理装置であって、入力画面を表示し、タッチされた当該入力表面の追従性を出力するタッチパネル部と、前記タッチパネル部を制御し、手書入力がされる領域とソフトキー入力がされる領域とを含む前記入力画面を、前記タッチパネル部に表示させるタッチパネル制御部と、前記CPUにより実現され、前記CPUに入力認識の割込命令がされると、前記タッチパネル部の押下座標を取得することにより、前記手書入力又は前記ソフトキー入力を認識する処理をする入力認識部と、を備え、前記タッチパネル制御部は、前記タッチパネル部の押下を検知する押下検知部と、前記入力認識部が前記手書入力を認識できる第1の時間間隔で前記CPUに前記割込命令をする手書入力モードと、前記第1の時間間隔より長い時間間隔であって前記入力認識部が前記ソフトキー入力を認識できる第2の時間間隔で前記CPUに前記割込命令をするソフトキー入力モードとを有する割込命令部と、前記押下検知部が前記タッチパネル部の押下開始を検知したとき、前記割込命令部のモードを前記ソフトキー入力モードとし、前記押下開始の検知から前記押下座標が移動した軌跡の長さが、予め定められた値に到達したことを前記入力認識部が認識したとき、前記割込命令部のモードを前記ソフトキー入力モードから前記手書入力モードに切り換える入力モード切換部と、を含む。
【0010】
本発明に係る情報処理装置では、押下開始が検知された後、押下座標が移動した軌跡の長さが予め定められた値(例えば2cm)に到達したことが認識されるまで(以下、「押下座標の所定距離の移動が認識されるまで」と記載する場合がある)、手書入力及びソフトキー入力のいずれの場合も、ソフトキー入力モードにしている。ソフトキー入力モードの場合、CPUが押下座標を取得する時間間隔は、第2の時間間隔である。第2の時間間隔はソフトキー入力を認識できる時間間隔なので、比較的長くできる(第1の時間間隔より長い)。このため、押下座標の所定距離の移動が認識されるまでの期間中は、CPUが他の処理をできる時間を長くすることができる。そして、押下座標の所定距離の移動が認識されると、入力モード切換部によりソフトキー入力モードから手書入力モードに自動的に切り換わる。手書入力モードの場合、CPUが押下座標を取得する時間間隔は第1の時間間隔である。第1の時間間隔は手書入力を認識できる時間間隔なので、押下座標を取得する時間間隔が短く、これにより手書入力の認識を正しくできるようにされている。以上のように、本発明によれば、手書入力とソフトキー入力のいずれの場合でも、押下座標を取得する時間間隔が長い期間(第2の時間間隔の期間)を設けることができ、かつ、手書入力の場合とソフトキー入力の場合とでユーザーが入力モードを切り換える必要をなくすことができる。
【0011】
ここで、押下座標とは、指やペン等で触れられたタッチパネル上の位置をいう。押下座標が移動した軌跡とは、タッチパネル上で指やペン等を動かすことにより、押下座標の位置が変化し、その変化を追跡したものをいう。従って、押下座標が、例えばA点(a1,a2)からB点(b1,b2)、B点からC点(c1,c2)に変化した場合、A点からB点までの距離と、B点からC点までの距離とを加えた値が、押下座標が移動した軌跡の長さとなる。ソフトキーとは、タッチパネル部に表示されたキーをいう。
【0012】
なお、本発明では手書入力の場合、押下開始が検知された後、押下座標が移動した軌跡の長さが予め定められた値に到達したことが認識されるまで、押下座標を取得する時間間隔は比較的長い第2の時間間隔である。このため、手書入力の最初の部分については、十分な押下座標の数を取得できない可能性がある。従って、手書入力の最初の部分を認識できなくても、手書入力を認識可能な比較的単純な文字、図形及び/又は記号を、手書入力の対象とする。上記予め定められた値は、手書入力の対象となる文字、図形及び/又は記号に応じて決めることができる。
【0013】
上記構成において、前記タッチパネル制御部は、前記手書入力がされる領域に前記ソフトキー入力がされる領域が含まれた前記入力画面を、前記タッチパネル部に表示させる制御をし、前記ソフトキー入力がされる領域が押下されることにより、前記入力認識部が前記ソフトキー入力を認識した後、前記押下開始の検知から前記押下座標が移動した軌跡の長さが、前記予め定められた値に到達したことを前記入力認識部が認識したとき、前記入力モード切換部は、前記割込命令部のモードを前記ソフトキー入力モードから前記手書入力モードに切り換える。
【0014】
この構成によれば、手書入力をする場合に、ソフトキー入力がされる領域が最初に押下されてソフトキー入力と認識されても、押下座標が移動した軌跡の長さが予め定められた値に到達したことが認識されれば、手書入力モードに切り換わる。従って、手書入力をする場合に、ソフトキー入力がされる領域が最初に押下されても、手書入力をすることができる。よって、手書入力がされる領域にソフトキー入力がされる領域が含まれた入力画面を、タッチパネル部に表示させることができるので、手書入力がされる領域を広くすることができる。目の不自由な人は、タッチパネル部の入力画面において、手書入力がされる領域とソフトキー入力がされる領域を区別することが難しい場合があるので、目の不自由な人に特に有効である。
【0015】
上記構成において、前記手書入力モードにおいて、前記入力認識部により認識される対象は、一筆書きで描けるものである。
【0016】
上述したように本発明では、手書入力の場合、手書入力の最初の部分については十分な押下座標の数を取得できない。この構成によれば、入力認識部により認識される対象は、一筆書きで描けるもの(一筆書きで描ける文字、図形及び/又は記号等)である。一筆書きで描けるものは、一筆書きで描けないものと比べて、手書入力の最初の部分について十分な押下座標の数を取得できなくても、手書入力を認識が容易である。一筆書きができるものとは、例えば、丸の図形、三角の図形、チェックボックスに入れる記号等をいう。
【0017】
上記構成において、前記手書入力モードにおいて、前記入力認識部が、前記押下座標が予め定められた時間内に変化していないと判断した場合、前記入力モード切換部は、前記割込命令部のモードを前記手書入力モードから前記ソフトキー入力モードに切り換える。
【0018】
この構成によれば、手書入力の場合、押下座標が予め定められた時間内に変化していないと判断された場合、手書入力モードからソフトキー入力モードに切り換わる。従って、タッチパネル部に指が触れていても、予め定められた時間内に指を動かさないと手書入力が終了したとみなされて、ソフトキー入力モードになる。これにより、CPUは他の処理に割り当てる時間を長くすることができるので、タッチパネル部での入力認識が原因で他の処理が遅れるのを防止することが可能となる。
【0019】
上記構成において、情報処理装置は、コピー、ファクシミリ及びスキャナーの機能を有する画像形成装置であり、前記入力認識部が前記手書入力モードにおいて、コピーの選択に割り当てられた入力を認識すれば、前記コピー機能を実行するコピーモードを選択し、ファクシミリの選択に割り当てられた入力を認識すれば、前記ファクシミリ機能を実行するファクシミリモードを選択し、スキャナーの選択に割り当てられた入力を認識すれば、前記スキャナー機能を実行するスキャナーモードを選択する機能モード選択部をさらに備える。
【0020】
この構成によれば、画像形成装置でコピー、ファクシミリ、スキャナーを選択する操作で、上述した本発明による作用効果を得ることができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、手書入力とソフトキー入力のいずれの場合でも、押下座標を取得する時間間隔が長い期間を設けることができ、かつ、手書入力の場合とソフトキー入力の場合とでユーザーが入力モードを切り換える必要をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構造の概略を示す図である。
【図2】本実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係る画像形成装置において、ソフトキー入力モード及び手書入力モードでの入力認識の割込命令と押下座標取得との関係を示すタイミングチャートである。
【図4】本実施形態に係る画像形成装置のタッチパネル部に表示された初期入力画面の一例を示す図である。
【図5】手書入力とその入力により選択される機能の一例を示す図である。
【図6】スキャナー機能を手書入力で選択するために、三角の図形が描かれたタッチパネル部の一例を示す図である。
【図7】スキャナー機能を手書入力で選択するために、三角の図形が描かれたタッチパネル部の他の例を示す図である。
【図8】本実施形態に係る画像形成装置において、ソフトキー入力モード及び手書入力モードの処理を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の内部構造の概略を示す図である。画像形成装置1は本発明に係る情報処理装置を適用した画像形成装置の一例である。画像形成装置1は例えば、コピー、プリンター、スキャナー及びファクシミリの機能を有するデジタル複合機に適用することができる。画像形成装置1は装置本体100、装置本体100の上に配置された原稿読取部200、原稿読取部200の上に配置された原稿給送部300及び装置本体100の上部前面に配置された操作部400を備える。
【0024】
原稿給送部300は自動原稿送り装置として機能し、原稿載置部301に置かれた複数枚の原稿を連続的に原稿読取部200に送ることができる。
【0025】
原稿読取部200は露光ランプ等を搭載したキャリッジ201、ガラス等の透明部材により構成された原稿台203、不図示のCCD(Charge Coupled Device)センサー及び原稿読取スリット205を備える。原稿台203に載置された原稿を読み取る場合、キャリッジ201を原稿台203の長手方向に移動させながらCCDセンサーにより原稿を読み取る。これに対して、原稿給送部300から給送された原稿を読み取る場合、キャリッジ201を原稿読取スリット205と対向する位置に移動させて、原稿給送部300から送られてきた原稿を、原稿読取スリット205を通してCCDセンサーにより読み取る。CCDセンサーは読み取った原稿を画像データとして出力する。
【0026】
装置本体100は用紙貯留部101、画像形成部103及び定着部105を備える。用紙貯留部101は装置本体100の最下部に配置されており、用紙の束を貯留することができる用紙トレイ107を備える。用紙トレイ107に貯留された用紙の束において、最上位の用紙がピックアップローラー109の駆動により、用紙搬送路111へ向けて送出される。用紙は用紙搬送路111を通って、画像形成部103へ搬送される。
【0027】
画像形成部103は搬送されてきた用紙にトナー画像を形成する。画像形成部103は感光体ドラム113、露光部115、現像部117及び転写部119を備える。露光部115は画像データ(原稿読取部200から出力された画像データ、パソコンから送信された画像データ、ファクシミリ受信の画像データ等)に対応して変調された光を生成し、一様に帯電された感光体ドラム113の周面に照射する。これにより、感光体ドラム113の周面には画像データに対応する静電潜像が形成される。この状態で感光体ドラム113の周面に現像部117からトナーを供給することにより、周面には画像データに対応するトナー画像が形成される。このトナー画像は転写部119によって先ほど説明した用紙貯留部101から搬送されてきた用紙に転写される。
【0028】
トナー画像が転写された用紙は定着部105に送られる。定着部105において、トナー画像と用紙に熱と圧力が加えられて、トナー画像は用紙に定着される。用紙はスタックトレイ121又は排紙トレイ123に排紙される。
【0029】
操作部はハードキー部401とタッチパネル部403を備える。タッチパネル部403にはソフトキーを含む画面(入力画面)が表示される。ユーザーは画面を見ながらソフトキーを操作することによって、コピー等の機能の実行に必要な設定等をする。
【0030】
ハードキー部401にはハードキーからなる操作キーが設けられている。具体的にはスタートキー405、テンキー407、ストップキー409、リセットキー411等が設けられている。
【0031】
スタートキー405はコピー、ファクシミリ送信等の動作を開始させるキーである。テンキー407はコピー部数、ファクシミリ番号等の数字を入力するキーである。ストップキー409はコピー動作等を途中で中止させるキーである。リセットキー411は設定された内容を初期設定状態に戻すキーである。
【0032】
図2は図1に示す画像形成装置1の構成を示すブロック図である。画像形成装置1は装置本体100、原稿読取部200、原稿給送部300、操作部400、制御部500、通信部600、タッチパネル制御部700及び音声制御部800がバスによって相互に接続された構成を有する。装置本体100、原稿読取部200、原稿給送部300及び操作部400に関しては既に説明したので、説明を省略する。
【0033】
制御部500はCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び画像メモリ等を備える。CPUは画像形成装置1を動作させるために必要な制御を、装置本体100等の画像形成装置1の上記構成要素に対して実行する。ROMは画像形成装置1の動作の制御に必要なソフトウェアを記憶している。RAMはソフトウェアの実行時に発生するデータの一時的な記憶及びアプリケーションソフトの記憶等に利用される。画像メモリは画像データ(原稿読取部200から出力された画像データ、パソコンから送信された画像データ、ファクシミリ受信の画像データ等)を一時的に記憶する。
【0034】
制御部500は入力認識部501及び機能モード選択部502の機能を有する。入力認識部501は制御部500のCPU、ROM及びRAM等により実現され、そのCPUに入力認識の割込命令がされると、タッチパネル部403の押下座標を取得することにより、タッチパネル部403での手書入力又はソフトキー入力を認識する処理をする。
【0035】
機能モード選択部502は入力認識部501が手書入力モードにおいて、コピーの選択に割り当てられた入力を認識すれば、コピー機能を実行するコピーモードを選択し、ファクシミリの選択に割り当てられた入力を認識すれば、ファクシミリ機能を実行するファクシミリモードを選択し、スキャナーの選択に割り当てられた入力を認識すれば、スキャナー機能を実行するスキャナーモードを選択する。
【0036】
タッチパネル制御部700はタッチパネル部403を制御するコントローラーであり、手書入力がされる領域とソフトキー入力がされる領域とを含む入力画面を、タッチパネル部403に表示させる。タッチパネル部403は入力画面を表示し、タッチされた入力表面の追従性を出力する。タッチパネル制御部700は押下検知部701、割込命令部702及び入力モード切換部703を備える。
【0037】
押下検知部701はタッチパネル部403の押下を検知する。指やペン等(以下、指と記載する)でタッチパネル部403のいずれかの箇所に触れると、押下位置(押下座標)が検知される。押下検知部701はタッチパネル部403のその機能を実現する部分である。
【0038】
割込命令部702は手書入力モードとソフトキー入力モードを有する。手書入力モードでは、入力認識部501が手書入力を認識できる第1の時間間隔で制御部500のCPUに割込命令をする。ソフトキー入力モードでは第1の時間間隔より長い時間間隔であって入力認識部501がソフトキー入力を認識できる第2の時間間隔で制御部500のCPUに割込命令をする。
【0039】
入力モード切換部703は押下検知部701がタッチパネル部403の押下開始を検知したとき、割込命令部702のモードをソフトキー入力モードとし、押下開始の検知から押下座標が移動した軌跡の長さが、予め定められた値に到達したことを入力認識部501が認識したとき、割込命令部702のモードをソフトキー入力モードから手書入力モードに切り換える。
【0040】
ここで、押下座標とは、指で触れられたタッチパネル部403上の位置をいう。押下座標が移動した軌跡とは、タッチパネル部403上で指を動かすことにより、押下座標の位置が変化し、その変化を追跡したものをいう。従って、押下座標が、例えばA点(a1,a2)からB点(b1,b2)、B点からC点(c1,c2)に変化した場合、A点からB点までの距離と、B点からC点までの距離とを加えた値が、押下座標が移動した軌跡の長さとなる。
【0041】
音声制御部800はタッチパネル部403で手書入力により、コピー、ファクシミリ又はスキャナーの機能を選択する操作がされた場合に、選択された機能をスピーカー801により音声で知らせる処理を実行する。
【0042】
通信部600はファクシミリ通信部601及びネットワークI/F部603を備える。ファクシミリ通信部601は相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)及びファクシミリ通信用の信号を変復調する変復調回路を備える。ファクシミリ通信部601は電話回線605に接続される。
【0043】
ネットワークI/F部603はLAN(Local Area Network)607に接続される。ネットワークI/F部603はLAN607に接続されたパソコン等の端末装置との間で通信を実行するための通信インターフェイス回路である。
【0044】
図3は本実施形態に係る画像形成装置1において、ソフトキー入力モード及び手書入力モードでの入力認識の割込命令と押下座標取得との関係の一例を示すタイミングチャートである。図2に示すタッチパネル部403に指が触れると、押下検知部701がそれを検知し、押下信号(例えば、ロウ信号L)を出力する(時刻t0)。押下信号の出力期間(言い換えれば、タッチパネル部403に指が触れている期間)、割込命令部702は第1の時間間隔又は第2の時間間隔で、制御部500のCPUに入力認識の割込命令をする。
【0045】
割込命令部702はソフトキー入力モードにデフォルト設定されているので、割込命令部702は第2の時間間隔で制御部500のCPUに入力認識の割込命令をする。この命令により制御部500のCPUは他の処理を中断して、入力認識部501としてタッチパネル制御部700から送られるタッチパネル部403の押下座標を取得する。
【0046】
押下検知部701により押下開始の検知がされてから(時刻t0)、押下座標が移動した軌跡の長さが、予め定められた値に到達したことを入力認識部501が認識したとき(時刻t1)、入力モード切換部703は、割込命令部702のモードをソフトキー入力モードから手書入力モードに切り換える。これにより、割込命令部702は第1の時間間隔で制御部500のCPUに入力認識の割込命令をする。この命令により、制御部500のCPUは入力認識部501として、タッチパネル制御部700から送られるタッチパネル部403の押下座標を取得する。
【0047】
タッチパネル部403から指を離すと(時刻t2)、押下検知部701は押下信号の出力を停止し、これにより、割込命令部702は制御部500のCPUへの割込命令を止める。そして、入力認識部501は、時刻t0から時刻t2の期間で取得した押下座標を基にして、手書入力を認識する。
【0048】
図4はタッチパネル部403に表示された初期入力画面の一例を示す図である。この入力画面は、タッチパネル部403に表示されたソフトキー11,12,13を含む。ソフトキー11,12,13が表示されている領域は、ソフトキー入力がされる領域となる。ソフトキー11は画像形成装置1のスキャナー機能を選択するキーである。ソフトキー12は画像形成装置1のファクシミリ機能を選択するキーである。ソフトキー13は画像形成装置1のコピー機能を選択するキーである。ソフトキーとしては、以上のようなキーに限らず、例えばアイコンでもよい。
【0049】
タッチパネル部403の入力画面の全体が、手書入力がされる領域14となる。図2に示すタッチパネル制御部700は、手書入力がされる領域14にソフトキー入力がされる領域(ソフトキー11,12,13が表示される領域)が含まれた入力画面を、タッチパネル部403に表示させる制御をする。
【0050】
本実施形態に係る画像形成装置1では、スキャナー機能、ファクシミリ機能、コピー機能を選択する場合、ソフトキー11,12,13を操作して選択することもできるし、手書入力で選択することもできる。
【0051】
図5は手書入力とその入力により選択される機能の一例を示している。タッチパネル部403に丸の図形を描けば、コピー機能が選択される。タッチパネル部403に三角の図形を描けば、スキャナー機能が選択される。タッチパネル部403にチェックボックスに入れるマークを描けば、ファクシミリ機能が選択される。
【0052】
図6はスキャナー機能を手書入力で選択するために、三角の図形が描かれたタッチパネル部403の一例を示す図である。図7はスキャナー機能を手書入力で選択するために、三角の図形が描かれたタッチパネル部403の他の例を示す図である。図6では押下開始時の押下座標P0が、ソフトキーが表示された領域(具体的にはソフトキー13が表示された領域)にある。これに対して、図7では押下開始時の押下座標P0が、ソフトキーが表示された領域にない。後で図8を用いて説明するように、本実施形態では、図6及び図7のいずれの場合も手書入力が正しく認識されるようにしている。
【0053】
入力認識部501(図2)は、押下開始時の押下座標P0から順番に、押下座標P1,P2,P3,・・・,P8,P9を取得する。押下座標が移動した軌跡15は、三角を示している。
【0054】
押下座標P0,P1はソフトキー入力モードで取得された押下座標である。それ以降の押下座標P2〜P9は手書入力モードで取得された押下座標である。ソフトキー入力モードでは押下座標を取得する時間間隔が第2の時間間隔であり、時間間隔が比較的長い。手書入力モードでは押下座標を取得する時間間隔が第1の時間間隔であり、時間間隔が比較的短い。従って、指を等速で動かして描いた場合、隣り合う押下座標のうち、押下座標P0と押下座標Iとの距離が、他の隣り合う押下座標の距離に比べて、長くなっている。
【0055】
次に、本実施形態に係る画像形成装置1において、ソフトキー入力モード及び手書入力モードの処理を、主に図2、図3及び図8を用いて説明する。図8はその処理を説明するフローチャートである。タッチパネル制御部700は、タッチパネル部403において押下が開始されたか判断する(ステップS1)。タッチパネル部403に指が触れると、押下検知部701は押下信号を出力する。タッチパネル制御部700は押下信号が出力されると、タッチパネル部403において押下が開始されたと判断する。
【0056】
タッチパネル制御部700はタッチパネル部403において押下が開始されたと判断しない場合(ステップS1でNo)、ステップS1の処理を繰り返す。タッチパネル制御部700はタッチパネル部403において押下が開始されたと判断した場合(ステップS1でYes)、割込命令部702はソフトキー入力モードで、制御部500のCPUに入力認識の割込命令をする(ステップS2)。
【0057】
この割込命令に従って、入力認識部501はタッチパネル部403の押下座標を取得する処理を実行する(ステップS3)。入力認識部501はソフトキー11,12,13(図4)のいずれかが、ステップS1で押下されたか判断する(ステップS4)。すなわち、入力認識部501はソフトキー11の表示領域に配置されている座標、ソフトキー12の表示領域に配置されている座標、ソフトキー13の表示領域に配置されている座標のうち、いずれかの座標を取得したか判断する。
【0058】
入力認識部501はソフトキー11,12,13のいずれかが、ステップS1で押下されたと判断した場合(ステップS4でYes)、ソフトキー入力の認識処理をして、押下された機能の選択を認識する(ステップS5)。例えば、図4に示すソフトキー13に触れると、入力認識部501はソフトキー13の表示領域に配置されている座標を取得することにより、コピー機能の選択を認識する。
【0059】
入力認識部501は押下座標が移動した軌跡の長さが、予め定められた値(例えば2cm)に到達したか判断する(ステップS6)。予め定められた値は、予め定められた設定値と言い換えることができる。入力認識部501は押下座標が移動した軌跡の長さが、予め定められた値に到達したと判断しない場合(ステップS6でNo)、すなわち、押下座標が移動した軌跡の長さが、予め定められた値に到達する前に、指をタッチパネル部403から離した場合、機能モード選択部502はステップS5で認識された画像形成装置1のモードをその認識された機能のモードに切り換えると共にタッチパネル制御部700はその認識された機能の入力画面をタッチパネル部403に表示させる(ステップS7)。例えば、入力認識部501によりソフトキー13の押下が認識されると、機能モード選択部502は画像形成装置1のモードをコピーモードにすると共にタッチパネル制御部700はコピーモードの入力画面をタッチパネル部403に表示させる。そして、制御部500はステップS7の状態で、操作部400で次の操作がされるまで待機する。
【0060】
一方、例えば図6に示すように、入力認識部501で取得された押下座標がP0からP1に変化し、これにより入力認識部501は押下座標が移動した軌跡15の長さが、予め定められた値に到達したと判断した場合(ステップS6でYes)、入力モード切換部703は、割込命令部702のモードをソフトキー入力モードから手書入力モードに切り換える(ステップS8)。
【0061】
割込命令部702は手書入力モードで、制御部500のCPUに入力認識の割込命令をする(ステップS9)。この割込命令に従って、入力認識部501はタッチパネル部403の押下座標を取得する処理を実行する(ステップS10)。
【0062】
入力認識部501は、押下座標が予め定められた時間(例えば0.5秒)内に変化していないかを判断する(ステップS11)。入力認識部501が、押下座標が予め定められた時間内に変化していないと判断しない場合(ステップS11でNo)、言い換えれば、押下座標が予め定められた時間内に変化したと判断した場合、ステップS9に戻る。
【0063】
入力認識部501により、押下座標が予め定められた時間内に変化していないと判断された場合(ステップS11でYes)、押下検知部701により押下信号が出力されているが(すなわちタッチパネル部403に指が触れているが)、入力モード切換部703は手書入力が終了したものとみなして、割込命令部702のモードを手書入力モードからソフトキー入力モードに切り換える(ステップS12)。
【0064】
そして、入力認識部501は手書入力を認識する処理をする(ステップS13)。詳細に説明すると、入力認識部501は、取得した押下座標に基づいて、入力を認識する。例えば、図6に示すように、三角の図形をタッチパネル部403に描かれ、入力認識部501が押下座標P0〜P9を取得した場合、入力認識部501はスキャナー機能の選択を認識する。
【0065】
入力認識部501により手書入力の認識がされると、機能モード選択部502は画像形成装置1のモードをその認識された機能のモードに切り換え、タッチパネル制御部700はその認識された機能の入力画面をタッチパネル部403に表示させ、音声制御部800はその認識された機能をスピーカー801により音声で報知する(ステップS14)。例えば、入力認識部501により三角の図形が認識されると、機能モード選択部502は画像形成装置1のモードをスキャナーモードに切り換え、タッチパネル制御部700はスキャナーモードの入力画面をタッチパネル部403に表示させ、音声制御部800はスキャナー機能が選択されたことをスピーカー801により音声で報知する。そして、制御部500は操作部400で次の操作がされるまで待機する。
【0066】
入力認識部501はソフトキー11,12,13のいずれかが、ステップS1で押下されたと判断しない場合(ステップS4でNo)、入力認識部501は押下座標が移動した軌跡の長さが、予め定められた値に到達したか判断する(ステップS15)。入力認識部501は押下座標が移動した軌跡の長さが、予め定められた値に到達したと判断しない場合(ステップS15でNo)、ステップS15の処理が繰り返される。
【0067】
一方、例えば図7に示すように、入力認識部501で取得された押下座標がP0からP1に変化し、これにより入力認識部501は押下座標が移動した軌跡15の長さが、予め定められた値に到達したと判断した場合(ステップS15でYes)、ステップS8へ進む。
【0068】
本実施形態の主な効果を説明する。本実施形態では、押下開始が検知された後、押下座標が移動した軌跡15の長さが、予め定められた値(例えば2cm)に到達したことが認識される前は(ステップS6でNo、ステップS15でNo)、手書入力及びソフトキー入力のいずれの場合も、ソフトキー入力モードにしている(ステップS2)。ソフトキー入力モードの場合、制御部500のCPUが押下座標を取得する時間間隔は、第2の時間間隔である。第2の時間間隔はソフトキー入力を認識できる時間間隔なので、比較的長くできる(第1の時間間隔より長い)。このため、押下座標が移動した軌跡15の長さが、予め定められた値に到達したことが認識される前の期間中は、制御部500のCPUが他の処理(例えば、コピーの場合、画像形成動作の処理)をできる時間を長くすることができる。そして、押下座標が移動した軌跡15の長さが、予め定められた値に到達したことが認識されると(ステップS6でYes、ステップS15でYes)、入力モード切換部703によりソフトキー入力モードから手書入力モードに自動的に切り換わる。手書入力モードの場合、制御部500のCPUが押下座標を取得する時間間隔は第1の時間間隔である。第1の時間間隔は手書入力を認識できる時間間隔なので、押下座標を取得する時間間隔が短く、これにより手書入力の認識を正しくできるようにされている。
【0069】
以上のように、本実施形態によれば、手書入力とソフトキー入力のいずれの場合でも、押下座標を取得する時間間隔が長い期間(第2の時間間隔の期間)を設けることができ、かつ、手書入力の場合とソフトキー入力の場合とでユーザーが入力モードを切り換える必要をなくすことができる。そして、手書入力の場合でも、押下座標を取得する時間間隔が長い期間を設けることができるので、制御部500のCPUの性能が良くなくても(言い換えれば安価なCPUであっても)、制御部500のCPUは、入力認識の処理をすることが原因で、他の処理が遅れることを防ぐことが可能となる。
【0070】
なお、本実施形態では手書入力の場合、押下開始が検知された後、押下座標が移動した軌跡の長さが予め定められた値に到達したことが認識されるまで、押下座標を取得する時間間隔は比較的長い第2の時間間隔である。このため、手書入力の最初の部分については十分な押下座標の数を取得できない可能性がある。従って、手書入力の最初の部分を認識できなくても、手書入力を認識可能な比較的単純な文字、図形及び/又は記号を、手書入力の対象とする。上記予め定められた値は、手書入力の対象となる文字、図形及び/又は記号に応じて決めることができる。
【0071】
また、本実施形態では、図6に示すようにソフトキー入力がされる領域(ソフトキー11,12,13の表示領域)が、最初に押下されることにより、入力認識部501がソフトキー入力を認識し(ステップS5)、その後、押下開始の検知から押下座標が移動した軌跡15の長さが、予め定められた値に到達したことを入力認識部501が認識したとき(ステップS6でYes)、入力モード切換部703は、割込命令部702のモードをソフトキー入力モードから手書入力モードに切り換える(ステップS8)。このように本実施形態によれば、手書入力をする場合、ソフトキー入力がされる領域が最初に押下されてソフトキー入力と認識されても、押下座標が移動した軌跡15の長さが予め定められた値に到達したことが認識されれば、手書入力モードに切り換わる。従って、手書入力をする場合に、ソフトキー入力がされる領域が最初に押下されても、手書入力をすることができる。よって、本実施形態では、手書入力がされる領域14にソフトキー入力がされる領域を含めた入力画面を、タッチパネル部403に表示させることができるので、手書入力がされる領域14を広くすることができる。目の不自由な人は、タッチパネル部403の入力画面において、手書入力がされる領域14とソフトキー入力がされる領域を区別することが難しい場合があるので、目の不自由な人に特に有効である。
【0072】
さらに、本実施形態では、図5に示すように、手書入力モードにおいて、入力認識部501により認識される対象を、一筆書きで描けるものにしている。手書入力の場合、押下開始の検知から押下座標が移動した軌跡15の長さが、予め定められた値に到達する前は、ソフトキー入力モードなので(ステップS2)、第2の時間間隔で押下座標が取得される。このため、手書入力の最初の部分については十分な押下座標の数を取得できない。本実施形態によれば、手書入力での認識の対象を一筆書きで描けるものにしている。一筆書きで描けるものは、一筆書きで描けないものと比べて、手書入力の最初の部分について十分な押下座標の数を取得できなくても、手書入力の認識が容易である。また、一筆書きでない場合、最初の一辺が短いと、手書入力でその辺が認識されない可能性がある。複数の字画を有するひとつの文字において、最初に描く字画が短い場合、一文字として認識する処理が複雑となる。
【0073】
本実施形態では、図5に示すように、コピー機能、スキャナー機能又はファクシミリ機能を手書入力で選択する場合に、一筆書きで描ける図形や記号で選択できるようにしている。このような図形や記号をタッチパネル部403に描くのは、目の不自由なユーザーにとって比較的容易なので、それらの機能の選択を間違えないようにさせることができる。
【0074】
本実施形態では、手書入力の場合、押下座標が予め定められた時間内に変化していないと判断された場合(ステップS11でYes)、手書入力モードからソフトキー入力モードに切り換わる(ステップS12)。従って、タッチパネル部403に指が触れていても、予め定められた時間内に指を動かさないと手書入力が終了したとみなされて、ソフトキー入力モードになる。これにより、制御部500のCPUは他の処理(例えば、ステップS14で実行する音声での報知の処理)に割り当てる時間を長くすることができるので、入力認識により他の処理が遅れるのを防止することが可能となる。
【0075】
本実施形態の変形例を説明する。図4で説明したように、本実施形態では手書入力がされる領域14にソフトキー入力がされる領域(ソフトキー11,12,13が表示される領域)が含まれた入力画面を、タッチパネル制御部700がタッチパネル部403に表示させている。第1の変形例では、手書入力がされる領域14とソフトキー入力がされる領域とが分けられた入力画面を、タッチパネル制御部700がタッチパネル部403に表示させる。第1の変形例でも、手書入力がされる場合、押下検知部701による押下開始の検知から、押下座標が移動した軌跡15の長さが予め定められた値に到達するまで、ソフトキーモードで処理される。従って、手書入力とソフトキー入力のいずれの場合でも、押下座標を取得する時間間隔が長い期間(第2の時間間隔の期間)を設けることができ、かつ、手書入力の場合とソフトキー入力の場合とでユーザーが入力モードを切り換える必要をなくすことができる。また、ソフトキーが入力される領域を指で触れると、即座にソフトキーの押下を認識できるので、ステップS6の処理が不要となり、入力認識の処理を簡単にすることができる。
【0076】
第2の変形例では、ユーザーが操作部400を操作して、第1の入力認識と第2の入力認識を切り換えることができるようにしている。第1の入力認識は図8に示す入力認識である。第2の入力認識では、ユーザーが操作部400を操作して、タッチパネル制御部700にソフトキー入力の画面をタッチパネル部403に表示させた場合、ソフトキー入力モードが実行される。一方、ユーザーが操作部400を操作して、タッチパネル制御部700に手書入力の画面をタッチパネル部403に表示させた場合、手書入力モードが実行される。
【0077】
本実施形態では情報処理装置として、画像形成装置1を例に説明した。本発明を適用できる情報処理装置としては、画像形成装置1に限らず、タッチパネルを有するATM、自動券売機、携帯電話、携帯情報端末、カーナビゲーションシステム、携帯ゲーム機等がある。
【符号の説明】
【0078】
1 画像形成装置(情報処理装置の一例)
403 タッチパネル部
501 入力認識部
502 機能モード選択部
700 タッチパネル制御部
701 押下検知部
702 割込命令部
703 入力モード切換部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
CPUを用いて情報を処理する情報処理装置であって、
入力画面を表示し、タッチされた当該入力表面の追従性を出力するタッチパネル部と、
前記タッチパネル部を制御し、手書入力がされる領域とソフトキー入力がされる領域とを含む前記入力画面を、前記タッチパネル部に表示させるタッチパネル制御部と、
前記CPUにより実現され、前記CPUに入力認識の割込命令がされると、前記タッチパネル部の押下座標を取得することにより、前記手書入力又は前記ソフトキー入力を認識する処理をする入力認識部と、を備え、
前記タッチパネル制御部は、
前記タッチパネル部の押下を検知する押下検知部と、
前記入力認識部が前記手書入力を認識できる第1の時間間隔で前記CPUに前記割込命令をする手書入力モードと、前記第1の時間間隔より長い時間間隔であって前記入力認識部が前記ソフトキー入力を認識できる第2の時間間隔で前記CPUに前記割込命令をするソフトキー入力モードとを有する割込命令部と、
前記押下検知部が前記タッチパネル部の押下開始を検知したとき、前記割込命令部のモードを前記ソフトキー入力モードとし、前記押下開始の検知から前記押下座標が移動した軌跡の長さが、予め定められた値に到達したことを前記入力認識部が認識したとき、前記割込命令部のモードを前記ソフトキー入力モードから前記手書入力モードに切り換える入力モード切換部と、を含む情報処理装置。
【請求項2】
前記タッチパネル制御部は、前記手書入力がされる領域に前記ソフトキー入力がされる領域が含まれた前記入力画面を、前記タッチパネル部に表示させる制御をし、
前記ソフトキー入力がされる領域が押下されることにより、前記入力認識部が前記ソフトキー入力を認識した後、前記押下開始の検知から前記押下座標が移動した軌跡の長さが、前記予め定められた値に到達したことを前記入力認識部が認識したとき、前記入力モード切換部は、前記割込命令部のモードを前記ソフトキー入力モードから前記手書入力モードに切り換える請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記手書入力モードにおいて、前記入力認識部により認識される対象は、一筆書きで描けるものである請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記手書入力モードにおいて、前記入力認識部が、前記押下座標が予め定められた時間内に変化していないと判断した場合、前記入力モード切換部は、前記割込命令部のモードを前記手書入力モードから前記ソフトキー入力モードに切り換える請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記情報処理装置は、コピー、ファクシミリ及びスキャナーの機能を有する画像形成装置であり、
前記入力認識部が前記手書入力モードにおいて、コピーの選択に割り当てられた入力を認識すれば、前記コピー機能を実行するコピーモードを選択し、ファクシミリの選択に割り当てられた入力を認識すれば、前記ファクシミリ機能を実行するファクシミリモードを選択し、スキャナーの選択に割り当てられた入力を認識すれば、前記スキャナー機能を実行するスキャナーモードを選択する機能モード選択部をさらに備える請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−230622(P2012−230622A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−99683(P2011−99683)
【出願日】平成23年4月27日(2011.4.27)
【出願人】(000006150)京セラドキュメントソリューションズ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】